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JPH0896958A - エレクトロルミネッセンス素子とその製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネッセンス素子とその製造方法

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Publication number
JPH0896958A
JPH0896958A JP6254393A JP25439394A JPH0896958A JP H0896958 A JPH0896958 A JP H0896958A JP 6254393 A JP6254393 A JP 6254393A JP 25439394 A JP25439394 A JP 25439394A JP H0896958 A JPH0896958 A JP H0896958A
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JP
Japan
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group
light emitting
emitting layer
ionic radius
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Application number
JP6254393A
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English (en)
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JP2795194B2 (ja
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Kazuhiko Sugiura
和彦 杉浦
Masayuki Katayama
片山  雅之
Nobue Ito
信衛 伊藤
Tadashi Hattori
服部  正
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
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Priority to US08/531,384 priority patent/US5712051A/en
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/10Apparatus or processes specially adapted to the manufacture of electroluminescent light sources
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
    • C09K11/08Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials
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    • C09K11/7715Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals containing cerium
    • C09K11/7716Chalcogenides
    • C09K11/7718Chalcogenides with alkaline earth metals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09K11/7728Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials containing inorganic luminescent materials containing rare earth metals containing europium
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    • C09K11/7731Chalcogenides with alkaline earth metals
    • HELECTRICITY
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    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • H05B33/12Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces
    • H05B33/14Light sources with substantially two-dimensional radiating surfaces characterised by the chemical or physical composition or the arrangement of the electroluminescent material, or by the simultaneous addition of the electroluminescent material in or onto the light source
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S428/917Electroluminescent

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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】EL素子の発光輝度を向上させること。 【構成】絶縁性基板であるガラス基板11上に、光学的
に透明な酸化亜鉛(ZnO)から成る第一透明電極(第一電
極)12、五酸化タンタル(Ta2O5) から成る第一絶縁層
13、4硫化2ガリウムカルシウム(CaGa2S4) を母体材
料としセリウム(Ce)を発光中心とし母体材料を構成する
II族元素であるカルシウム(Ca)と異なるイオン半径を持
つII族元素としてマグネシウム(Mg)が添加された発光層
14、五酸化タンタル(Ta2O5) から成る第二絶縁層1
5、光学的に透明な酸化亜鉛(ZnO) から成る第二透明電
極(第二電極)16が順次積層されることによりEL素
子100が構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば計器類の自発光
型のセグメント表示やマトリックス表示、或いは各種情
報端末機器のディスプレイなどに使用されるエレクトロ
ルミネッセンス(Electroluminescence )素子(以下E
L素子と記す)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、EL素子は、硫化亜鉛(ZnS )等
のII−VI族化合物に発光中心元素を添加した発光層に電
界を印加したときに発光する現象を利用したもので、自
発光型の平面ディスプレイを構成するものとして注目さ
れている。図3は、従来のEL素子10の断面構造を示
したものである。EL素子10は、絶縁性基板であるガ
ラス基板1上に、光学的に透明なITO(Indium Tin O
xide)膜等から成る第一透明電極(第一電極)2、五酸
化タンタル(Ta2O5 )等から成る第一絶縁層3、発光層
4、五酸化タンタル(Ta2O5 )等から成る第二絶縁層5
及び光学的に透明なITO膜等から成る第二透明電極
(第二電極)6を順次積層して形成されている。
【0003】ITO膜は、酸化インジウム(In2O3 )に
錫(Sn)をドープした透明導電性膜で、従来より透明電
極として広く使用されている。発光層4は、硫化亜鉛
(ZnS )を母体材料とし、発光中心としてマンガン(M
n)、テルビウム(Tb)、サマリウム(Sm)を添加した
ものや、硫化ストロンチウム(SrS )を母体材料とし発
光中心としてセリウム(Ce)を添加したものが使用され
る。
【0004】EL素子10の発光色は、母体材料と発光
中心として添加される元素の組み合わせで決まり、硫化
亜鉛(ZnS )を母体材料とし、発光中心としてマンガン
(Mn)を添加した場合には黄橙色、テルビウム(Tb)を
添加した場合には緑色、サマリウム(Sm)を添加した場
合には赤色、硫化ストロンチウム(SrS )を母体材料と
し発光中心としてセリウム(Ce)を添加した場合には青
緑色、4硫化2ガリウムカルシウム(CaGa2S4 )、4硫
化2ガリウムストロンチウム(SrGa2S4 )、4硫化2ガ
リウムバリウム(BaGa2S4 )にセリウム(Ce)を添加し
た場合には青色が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、4硫化
2ガリウムカルシウム(CaGa2S4 )、4硫化2ガリウム
ストロンチウム(SrGa2S4 )を用いた青色EL素子は、
例えば特開平5−65478号によれば、発光層中のセ
リウム(Ce)濃度及び硫化ガリウム(Ga2S3 )の添加量
による発光輝度の向上効果について記載されているが、
これらの効果は非常に小さいという問題がある。EL素
子は、発光層の両端にある電極に交流電圧を印加したと
きに、発光層中または発光層と絶縁層の界面から電子が
注入され、その電子が加速された後に発光中心と衝突す
ることによって発光する。そのためEL素子の発光輝度
を向上させるためには、より多くの電子を加速し、発光
中心を励起する必要がある。
【0006】従って、本発明の目的は、4硫化2ガリウ
ムカルシウム(CaGa2S4 )、4硫化2ガリウムストロン
チウム(SrGa2S4 )、4硫化2ガリウムバリウム(BaGa
2S4)等のII−III −VI族化合物を母体材料にしたEL
素子の発光層中に添加しやすい発光層の母体材料構成元
素と同族の元素を添加することによって、発光層中の電
子濃度を増大させ、EL素子の発光輝度の向上を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明の構成は、少なくとも光取り出し側の材料を光
学的に透明なものにして順次積層したEL素子であっ
て、II−III −VI族化合物を母体材料とし発光中心元素
を添加した発光層中に、母体材料を構成しているII族元
素のイオン半径と異なるイオン半径を持つII族元素を添
加することを特徴とする。
【0008】また、第二の発明の構成は、母体材料を構
成しているII族元素のイオン半径と異なるイオン半径を
持つII族元素の添加量が、母体材料を構成しているII族
元素に対して0.01at%以上5at%以下であるこ
とを特徴とする。
【0009】第三の発明の構成は、発光層中の発光中心
元素の添加量と母体材料を構成しているII族元素のイオ
ン半径と異なるイオン半径を持つII族元素の添加量との
比、すなわち、(発光層中の発光中心元素の添加量)/
(発光層に添加するイオン半径の異なるII族元素の添加
量)の値が0.01以上40以下であることを特徴とす
る。
【0010】第四の発明の構成は、II−III −VI族化合
物がアルカリ土類チオガレート、例えば、4硫化2ガリ
ウムカルシウム(CaGa2S4 )、4硫化2ガリウムストロ
ンチウム(SrGa2S4 )、4硫化2ガリウムバリウム(Ba
Ga2S4 )であることを特徴とすることである。
【0011】第五の発明の構成は、母体材料を構成して
いるII族元素のイオン半径と異なるイオン半径を持つII
族元素が、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ス
トロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)のうち、母体材料
の構成元素ではない1種類もしくは2種類以上であるこ
とを特徴とする。
【0012】第六の発明の構成は、発光層が発光中心元
素を添加した4硫化2ガリウムカルシウム(CaGa2S4
であり、母体材料を構成しているII族元素のイオン半径
と異なるイオン半径を持つII族元素が、マグネシウム
(Mg)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)のう
ち、1種類もしくは2種類以上であることを特徴とす
る。
【0013】第七の発明の構成は、発光層が発光中心元
素を添加した4硫化2ガリウムストロンチウム(SrGa2S
4 )であり、母体材料を構成しているII族元素のイオン
半径と異なるイオン半径を持つII族元素が、マグネシウ
ム(Mg)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)のうち、
1種類もしくは2種類以上であることを特徴とする。
【0014】第八の発明の構成は、発光中心元素がセリ
ウム(Ce)またはユーロピウム(Eu)であることを特徴
とする。
【0015】第九の発明の構成は、少なくとも光取り出
し側の材料を光学的に透明なものにして順次積層したE
L素子の製造方法であって、発光中心元素及び母体材料
を構成しているII族元素のイオン半径と異なるイオン半
径を持つII族元素を母体材料粉末に添加し、熱処理を施
した後に、その粉末もしくはその粉末を焼成した焼成体
を用いてスパッタ法または蒸着法で発光層を形成するこ
とを特徴とする。
【0016】第十の発明の構成は、発光中心元素及び母
体材料を構成しているII族元素のイオン半径と異なるイ
オン半径を持つII族元素を、母体材料もしくは母体材料
の構成元素とは別の供給源から供給して発光層を形成す
ることを特徴とする。
【0017】第十一の発明の構成は、発光層を形成する
方法が多元スパッタ法、多元蒸着法、有機金属気相成長
法、原子層エピタキシャル成長法であることを特徴とす
る。
【0018】
【作用】EL素子の発光層中に母体材料を構成している
II族元素のイオン半径と異なるイオン半径を持つII族元
素を添加することによって、母体材料のバンドギャップ
中に等電子トラップを形成する。
【0019】
【発明の効果】EL素子の発光層に電界をかけると等電
子トラップから伝導帯に電子が放出されるため、発光層
中の電子濃度が著しく高くなり、加速された電子による
発光中心の励起効率が向上するため、EL素子の発光輝
度、発光効率を大幅に向上させることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説
明する。図1は、本発明に係わるEL素子100の断面
構造を示したものである。尚、図1のEL素子100で
は矢印方向に光を取り出している。EL素子100で
は、絶縁性基板であるガラス基板11上に順次、以下に
示す薄膜が形成され、構成されている。尚、各層の膜厚
は、その中央部分を基準としている。
【0021】ガラス基板11上に、第一透明電極(第一
電極)12として光学的に透明な酸化亜鉛(ZnO )、第
一絶縁層13として五酸化タンタル(Ta2O5 )を順次積
層し、その上に発光層14としてセリウム(Ce)を発光
中心として添加した4硫化2ガリウムカルシウム(CaGa
2S4 )をスパッタ法で成膜する。その後、第二絶縁層1
5として五酸化タンタル(Ta2O5 )、第二透明電極(第
二電極)16として光学的に透明な酸化亜鉛(ZnO )を
積層してEL素子100を構成する。
【0022】次に、EL素子100の製造方法について
説明する。まず、ガラス基板11上に第一透明電極12
を成膜する。蒸着材料としては、酸化亜鉛(ZnO )粉末
に酸化ガリウム(Ga2O3 )を加えて混合し、ペレット状
に成形したものを用い、成膜装置としてはイオンプレー
ティング装置内を真空に排気した後、アルゴン(Ar)ガ
スを導入して圧力を一定に保ち、成膜速度が6〜18n
m/minの範囲となるようなビーム電力及び高周波電
力を調整し、成膜する。
【0023】次に、上記第一透明電極12上に、五酸化
タンタル(Ta2O5 )等から成る第一絶縁層13をスパッ
タ法により形成する。具体的には、ガラス基板11の温
度を一定に保持し、スパッタ装置内にアルゴン(Ar)と
酸素(O2)の混合ガスを導入し、1kWの高周波電力で
成膜を行う。上記第一絶縁層13上に、4硫化2ガリウ
ムカルシウム(CaGa2S4 )を母体材料とし、発光中心と
してセリウム(Ce)、母体材料を構成しているII族元素
のイオン半径と異なるイオン半径を持つII族元素として
マグネシウム(Mg)を添加した4硫化2ガリウムカルシ
ウム:セリウム(CaGa2S4:Ce)発光層14をスパッタ法
により形成する。ここで、II族元素のイオン半径を表1
に示す。単位はÅである。
【0024】
【表1】
【0025】具体的には、ガラス基板11の基板温度を
室温に保持し、スパッタ装置内にアルゴン(Ar)に20
%の割合で硫化水素(H2S )を混合した混合ガスを導入
し、100Wの高周波電力で成膜する。
【0026】このとき、4硫化2ガリウムカルシウム
(CaGa2S4 )粉末にフッ化セリウム(CeF3)、硫化マグ
ネシウム(MgS )を添加し、硫化水素(H2S )雰囲気中
で900°C、3.5時間の熱処理を施した粉末をター
ゲットとして用いた。熱処理を施した粉末を用いること
によって、発光中心元素及び母体材料を構成しているII
族元素のイオン半径と異なるイオン半径を持つII族元素
が母体材料である4硫化2ガリウムカルシウム(CaGa2S
4 )中のカルシウム(Ca)と置換し、効率よく添加する
ことができる。また、スパッタ法では、スパッタ率の違
いから、ターゲット中にセリウム(Ce)及びマグネシウ
ム(Mg)を所定量添加しても、薄膜形成後の膜中に同様
の比率で添加できるとは限らないため、ターゲット添加
量を制御して膜中濃度を調整する。
【0027】その後、4硫化2ガリウムカルシウム:セ
リウム(CaGa2S4:Ce)発光層14を650°C、30分
の熱処理を行い、結晶化させる。4硫化2ガリウムカル
シウム:セリウム(CaGa2S4:Ce)発光層14は、室温で
成膜した直後は、非晶質状態である。熱処理後、発光層
14中のセリウム(Ce)及びマグネシウム(Mg)の濃度
を電子プローブX線マイクロアナライザー(EPMA)
で分析した結果、セリウム(Ce)が0.26at%、マ
グネシウム(Mg)が0.26at%であった。よって、
このときの発光中心元素と母体材料を構成しているII族
元素のイオン半径と異なるイオン半径を持つII族元素の
添加量との比は1.0でる。
【0028】上記発光層14上に、五酸化タンタル(Ta
2O5 )から成る第二絶縁層15を上述の第一絶縁層13
と同様の方法で形成し、酸化亜鉛(ZnO )膜から成る第
二透明電極12と同様の方法により、第二絶縁層15上
に形成する。各層の膜厚は、第一透明電極12、第二透
明電極16が300nm、第一絶縁層13、第二絶縁層
15が400nm、発光層14が1000nmである。
【0029】図2は、発光層14中にマグネシウム(M
g)を添加したEL素子100の発光輝度−電圧特性で
る。このときのEL素子100の駆動条件は、1kH
z、40μsのパルス波駆動である。図中の比較品と
は、発光層14中のセリウム(Ce)濃度は同じにして、
発光層14中にマグネシウム(Mg)を添加していない素
子のことである。図2の結果より、本発明を用い、発光
層14の母体材料を構成しているII族元素のイオン半径
と異なるイオン半径を持つII族元素を発光層14中に添
加することによって、EL素子100の発光輝度、発光
効率が大幅に向上した。
【0030】発光層14中の発光中心元素の添加量は、
少なすぎると発光輝度が低下し、多すぎると濃度消光に
よって発光輝度、発光効率が低下するため、0.01a
t%〜10at%が好ましい。より好ましくは、発光輝
度、発光効率が特に優れている0.05at%〜5at
%がよい。発光層14中の母体材料を構成しているII族
元素のイオン半径と異なるイオン半径を持つII族元素の
添加量についても、少なすぎると本発明の効果は得られ
ず、多すぎると発光層14の結晶性の低下が生じるた
め、0.01at%〜10at%が好ましい。より好ま
しくは、発光輝度、発光効率が特に大きい0.05at
%〜5at%がよい。
【0031】よって、特に本発明の効果を顕著に得られ
る発光層14中の発光中心元素の添加量と母体材料を構
成しているII族元素のイオン半径と異なるイオン半径を
持つII族元素の発光層14中への添加量との比、すなわ
ち、(発光層14中の発光中心元素の添加量)/(発光
層14に添加するイオン半径の異なるII族元素の添加
量)の値は0.01以上100以下であるが、より好ま
しくは0.01以上40以下である。本実施例では、発
光層14中のセリウム(Ce)及びマグネシウム(Mg)の
添加量をターゲットへの添加量で調整したが、セリウム
(Ce)及びマグネシウム(Mg)を別のターゲットから供
給する多元スパッタ法を用いてもよい。
【0032】次に、第二実施例について説明する。第二
実施例では、発光中心としてセリウム(Ce)を添加した
4硫化2ガリウムストロンチウム(SrGa2S4 )発光層1
4を蒸着法にて形成する。その他は、第一実施例と同様
の方法で第一透明電極12、第一絶縁層13、第二絶縁
層15、第二透明電極16を形成する。このとき、4硫
化2ガリウムストロンチウム(SrGa2S4 )粉末にフッ化
セリウム(CeF3)、硫化カルシウム(CaS )、硫化バリ
ウム(BaS )を添加し、硫化水素(H2S )雰囲気中で9
00°C、3.5時間の熱処理を施した粉末をペレット
状に焼成したものを用いて、電子ビーム蒸着法で発光層
14を形成する。
【0033】蒸着法の場合においても同様に、セリウム
(Ce)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)を添加し、
熱処理を施した粉末もしくはその粉末を焼成して作成す
るペレット状の焼成体蒸発源を用いることによって、効
率よく発光層14中にセリウム(Ce)、カルシウム(C
a)、バリウム(Ba)を添加することができる。また、
蒸着法の場合でも粉末もしくはペレット中のセリウム
(Ce)、カルシウム(Ca)、バリウム(Ba)の添加量を
制御して発光層14中の添加量を制御する。
【0034】その後、4硫化2ガリウムストロンチウ
ム:セリウム(SrGa2S4:Ce)発光層14を650°C、
30分の熱処理を行い、結晶化させる。4硫化2ガリウ
ムストロンチウム:セリウム(SrGa2S4:Ce)発光層14
は、成膜直後は非晶質状態である。熱処理後の発光層1
4中のセリウム(Ce)、カルシウム(Ca)、バリウム
(Ba)の添加量を電子プローブX線マイクロアナライザ
ー(EPMA)で分析した結果、セリウム(Ce)が0.
15at%、カルシウム(Ca)が0.10at%、バリ
ウム(Ba)が0.10at%であった。よって、このと
きの発光中心元素と添加された母体材料を構成している
II族元素のイオン半径と異なるイオン半径を持つII族元
素との比、すなわち、(セリウム(Ce))/(カルシウ
ム(Ca)+バリウム(Ba))の値は0.75である。
【0035】このように本発明を用いて成膜した4硫化
2ガリウムストロンチウム:セリウム(SrGa2S4:Ce)E
L素子は、バリウム(Ba)を添加していない素子に比べ
て、1kHz、40μs、パルス波駆動の駆動条件で発
光輝度が3倍に向上した。本実施例では、蒸着ペレット
に発光中心元素及び母体材料を構成しているII族元素の
イオン半径と異なるイオン半径を持つII族元素を添加し
たが、これらを別の供給源から供給する多元蒸着法を用
いてもよい。
【0036】第三実施例について説明する。第三実施例
では、発光層14の成膜方法として有機金属気相成長法
(MOCVD法)を用い、その他は第一実施例と同様の
方法で第一透明電極12、第一絶縁層13、第二絶縁層
15、第二透明電極16を形成する。また、母体材料を
構成しているII族元素のイオン半径と異なるイオン半径
を持つII族元素として、バリウム(Ba)を添加する。
【0037】具体的には、上記第一透明電極12及び第
一絶縁層13を形成したガラス基板11を回転数制御可
能なサセプタに取り付けて5rpmで回転させ、500
°Cの一定温度に保持し、成膜室内を減圧雰囲気になる
ように圧力調節器にてコントロールする。
【0038】その後、カルシウム(Ca)原料ガスとして
アルゴン(Ar)キャリアガスを用いたビスジピバロイル
メタン化カルシウム(Ca(C11H19O22 )を、硫黄(S
)原料ガスとして硫化水素(H2S )を反応炉内に同時
に導入する。この硫黄(S )原料ガスには、アルゴン
(Ar)キャリアガスを用いたジエチル硫黄( S(C2H5
2)を用いてもよい。また、発光中心原料には、トリジ
ピバロイルメタン化セリウム(Ce(C11H19O23 )、バ
リウム(Ba)の原料にはビスジピバロイルメタン化バリ
ウム(Ba(C11H19O22 )を使用し、これをアルゴン
(Ar)キャリアガスを用いて反応炉内に導入し、セリウ
ム(Ce)及びバリウム(Ba)を添加した4硫化2ガリウ
ムカルシウム(CaGa2S4 )発光層14を形成する。
【0039】発光層14の成膜後、発光層14中のセリ
ウム(Ce)及びバリウム(Ba)の濃度を電子プローブX
線マイクロアナライザー(EPMA)で分析した結果、
セリウム(Ce)が0.25at%、バリウム(Ba)が
0.15at%であった。よって、このときの発光中心
元素と添加された母体材料を構成しているII族元素のイ
オン半径と異なるイオン半径を持つII族元素との比は
1.7である。このように本発明を用いて成膜した4硫
化2ガリウムカルシウム(CaGa2S4 )EL素子100
は、バリウム(Ba)を添加しない素子に比べて1kH
z、40μs、パルス波駆動の駆動条件で発光輝度が
2.5倍に向上した。
【0040】第四実施例について説明する。第四実施例
では、発光層14の成膜方法として原子層エピタキシャ
ル成長法(ALE法)を用いて、4硫化2ガリウムカル
シウム(CaGa2S4 )を母体材料とし、発光中心としてセ
リウム(Ce)を添加した4硫化2ガリウムカルシウム:
セリウム(CaGa2S4:Ce)発光層14を形成する。このと
き、母体材料を構成しているII族元素のイオン半径と異
なるイオン半径を持つII族元素としてストロンチウム
(Sr)とバリウム(Ba)を添加する。その他は、第一実
施例と同様の方法で第一透明電極12、第一絶縁層1
3、第二絶縁層15、第二透明電極16を形成する。
【0041】具体的には、第一透明電極12及び第一絶
縁層13を形成したガラス基板11を回転数制御可能な
サセプタに取り付けて5rpmで回転させ、500°C
の一定温度に保持し、成膜室内を5Torrの減圧雰囲気に
なるように圧力調節器にて排気量をコントロールする。
その後、ストロンチウム(Sr)原料ガスとして、アルゴ
ン(Ar)キャリアガスを用いたビスジピバロイルメタン
化カルシウム(Ca(C11H19O22 )を、硫黄(S )原料
ガスとして硫化水素(H2S )を反応炉内に一層づつ成長
させるために交互に導入する。
【0042】また、発光中心原料には、トリジピバロイ
ルメタン化セリウム(Ce(C11H19O23 )、ストロンチ
ウム(Sr)の原料にはビスジピバロイルメタン化ストロ
ンチウム(Sr(C11H19O22 )、バリウム(Ba)の原料
にはビスジピバロイルメタン化バリウム(Ba(C11H
19O22 )を使用し、これをアルゴン(Ar)キャリアガ
スを用いてカルシウム(Ca)と同じタイミングで反応炉
内に導入し、セリウム(Ce)、ストロンチウム(Sr)及
びバリウム(Ba)を添加した4硫化2ガリウムカルシウ
ム:セリウム(CaGa2S4:Ce)発光層14を形成する。
【0043】発光層14の成膜後、発光層14中のセリ
ウム(Ce)、ストロンチウム(Sr)及びバリウム(Ba)
の濃度を電子プローブX線マイクロアナライザー(EP
MA)で分析した結果、セリウム(Ce)が0.20at
%、ストロンチウム(Sr)が0.10at%、バリウム
(Ba)が0.10at%であった。よって、このときの
発光中心元素と母体材料を構成しているII族元素のイオ
ン半径と異なるイオン半径を持つII族元素の添加量との
比は1.0である。このように本発明を用いて成膜した
4硫化2ガリウムカルシウム:セリウム(CaGa2S4:Ce)
EL素子100は、ストロンチウム(Sr)、バリウム
(Ba)を添加しない素子に比べて1kHz、40μs、
パルス波駆動の駆動条件で発光輝度が3倍に向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるEL素子の断面構造を示す模式
図。
【図2】本発明の第一実施例に係わる発光層にマグネシ
ウムを添加した場合のEL素子の電圧と発光輝度との関
係を示した測定図。
【図3】従来のEL素子の断面構造を示す模式図。
【符号の説明】
1、11 ガラス基板(絶縁性基板) 2、12 第一透明電極(第一電極) 3、13 第一絶縁層 4、14 発光層 5、15 第二絶縁層 6、16 第二透明電極(第二電極) 10、100 EL素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 正 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも光取り出し側の材料を光学的に
    透明なものにして順次積層したエレクトロルミネッセン
    ス素子であって、 II−III −VI族化合物を母体材料とし発光中心元素を添
    加した発光層中に、前記母体材料を構成しているII族元
    素のイオン半径と異なるイオン半径を持つII族元素が添
    加されることを特徴とするエレクトロルミネッセンス素
    子。
  2. 【請求項2】前記母体材料を構成しているII族元素のイ
    オン半径と異なるイオン半径を持つII族元素の添加量
    が、前記母体材料を構成しているII族元素に対して0.
    01at%以上5at%以下であることを特徴とする請
    求項1に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
  3. 【請求項3】前記発光層中の発光中心元素の添加量と前
    記母体材料を構成しているII族元素のイオン半径と異な
    るイオン半径を持つII族元素の添加量との比、 すなわち、(前記発光層中の発光中心元素の添加量)/
    (前記発光層に添加するイオン半径の異なるII族元素の
    添加量)の値が0.01以上40以下であることを特徴
    とする請求項1に記載のエレクトロルミネッセンス素
    子。
  4. 【請求項4】前記II−III −VI族化合物がアルカリ土類
    チオガレート、例えば、4硫化2ガリウムカルシウム
    (CaGa2S4 )、4硫化2ガリウムストロンチウム(SrGa
    2S4 )、4硫化2ガリウムバリウム(BaGa2S4 )である
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレクトロルミネッ
    センス素子。
  5. 【請求項5】前記母体材料を構成しているII族元素のイ
    オン半径と異なるイオン半径を持つII族元素が、マグネ
    シウム(Mg)、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(S
    r)、バリウム(Ba)のうち、母体材料の構成元素では
    ない1種類もしくは2種類以上であることを特徴とする
    請求項1に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
  6. 【請求項6】前記発光層が発光中心元素を添加した4硫
    化2ガリウムカルシウム(CaGa2S4 )であり、 母体材料を構成しているII族元素のイオン半径と異なる
    イオン半径を持つII族元素が、マグネシウム(Mg)、ス
    トロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)のうち、1種類も
    しくは2種類以上であることを特徴とする請求項1に記
    載のエレクトロルミネッセンス素子。
  7. 【請求項7】前記発光層が発光中心元素を添加した4硫
    化2ガリウムストロンチウム(SrGa2S4 )であり、 母体材料を構成しているII族元素のイオン半径と異なる
    イオン半径を持つII族元素が、マグネシウム(Mg)、カ
    ルシウム(Ca)、バリウム(Ba)のうち、1種類もしく
    は2種類以上であることを特徴とする請求項1に記載の
    エレクトロルミネッセンス素子。
  8. 【請求項8】前記発光中心元素がセリウム(Ce)または
    ユーロピウム(Eu)であることを特徴とする請求項1か
    ら請求項7に記載のエレクトロルミネッセンス素子。
  9. 【請求項9】少なくとも光取り出し側の材料を光学的に
    透明なものにして順次積層したエレクトロルミネッセン
    ス素子の製造方法であって、 発光中心元素及び母体材料を構成しているII族元素のイ
    オン半径と異なるイオン半径を持つII族元素を母体材料
    粉末に添加し、熱処理を施した後に、前記粉末もしくは
    前記粉末を焼成した焼成体を用いてスパッタ法または蒸
    着法で発光層を形成することを特徴とするエレクトロル
    ミネッセンス素子の製造方法。
  10. 【請求項10】少なくとも光取り出し側の材料を光学的
    に透明なものにして順次積層したエレクトロルミネッセ
    ンス素子の製造方法であって、 発光中心元素及び母体材料を構成しているII族元素のイ
    オン半径と異なるイオン半径を持つII族元素を、母体材
    料もしくは母体材料の構成元素とは別の供給源から供給
    して発光層を形成することを特徴とするエレクトロルミ
    ネッセンス素子の製造方法。
  11. 【請求項11】前記発光層を形成する方法が多元スパッ
    タ法、多元蒸着法、有機金属気相成長法、原子層エピタ
    キシャル成長法であることを特徴とする請求項10に記
    載のエレクトロルミネッセンス素子の製造方法。
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