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JPH08504819A - フロルフェニコール、チアンフェニコール、クロラムフェニコールおよびオキサゾリン中間体の不整製造方法 - Google Patents

フロルフェニコール、チアンフェニコール、クロラムフェニコールおよびオキサゾリン中間体の不整製造方法

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Publication number
JPH08504819A
JPH08504819A JP6515232A JP51523294A JPH08504819A JP H08504819 A JPH08504819 A JP H08504819A JP 6515232 A JP6515232 A JP 6515232A JP 51523294 A JP51523294 A JP 51523294A JP H08504819 A JPH08504819 A JP H08504819A
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JP
Japan
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acid
florfenicol
oxazoline
alkali metal
formula
Prior art date
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Granted
Application number
JP6515232A
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JP3428016B2 (ja
Inventor
ウー,コアン−ツォン
トーモス,ワンダ・アイ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck Sharp and Dohme Corp
Original Assignee
Schering Corp
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Publication of JP3428016B2 publication Critical patent/JP3428016B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、フロルフェニコール、チアンフェニコールまたはクロラムフェニコールの不整合成方法よりなる。別の具体例においては、本発明は、(i)低級アルキルスルホニル塩化物および第3アミン塩基;(ii)硫酸および水;(iii)アルカリ金属水酸化物で順次処理することによって、フロルフェニコールのS,S−異性体をR,S−異性体(I)に異性化する方法よりなる。本発明はさらに、エポキシドを部位選択的に開環してトレオ−オキサゾリンを形成する方法よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】フロルフェニコール、チアンフェニコール、クロラムフェニコールおよびオキサ ゾリン中間体の不整製造方法 本発明は、アキラル出発物質から真の相対的および絶対的立体化学を有するフ ロルフェニコール、チアンフェニコールおよびクロラムフェニコールを製造する 立体特異的方法に関する。本発明はまた、フロルフェニコールのS,S−光学的 対掌体を真のR,S−立体化学を有するフロルフェニコールに異性化する方法に 関する。さらに、本発明はフロルフェニコール、チアンフェニコール、クロラム フェニコールおよび関連抗生物質の合成に有用なオキサゾリン中間体を製造する 立体特異的方法に関する。発明の背景 米国特許第4,235,892号に記載のように、フロルフェニコール(I) はグラム陽性、グラム陰性およびチアンフェニコール耐性バクテリアに対する活 性を有する広範囲な抗生物質である。 チアンフェニコール(IX)およびクロラムフェニコール(X)は当業界で公知 の抗生物質と構造的に関係がある。 フロルフェニコルの合成法のいくつかは、例えばタイソン、Chem.Ind (1988)、pp.118−122;および米国特許第4,743,700 号に報告されている。しかしながら、これらの方法は一般に全体収率が低く、分 割段階または高価なキラル出発物質を必要とする欠点を有する。 シューマッハー等、J.Org.Chem.55、18(1990)、pp .5291−5294には、市販のキラル出発物質、例えは化合物(1)から出 発するフロルフェニコールの合成が記載されている。化合物(1)は第2ヒドロ キシル基を保護するためにオキサゾリン(2)に変換し、そして(2)を弗化物 (3)に変える。オキサゾリン保護基は酸での処理により除去し、得られるアミ ノ−アルコール(4)をフロルフェニコールIに変える。しかしながら、シュー マッハー等の方法はやはり高価なキラル出発物質の使用を必要とする。 クラーク等はSynthesis、(1991)、pp.891−894に、 酵素を用いて塩酸エチルD,L−トレオ−3−(4−メチルチオフェニル)−セ リネート(5)の立体選択的加水分解を行って、(2S,3R)−3−(4−メ チル−チオフェニル)セリン(7)および未反応エステルである塩酸エチル(2 R,3S)−3−(4−メチル−チオフェニル)セリネート(6)を得ることに よる、フロルフェニコールの合成方法を記している。酸(7)およびエステル( 6)を次に別の多段階手順によりR,R−オキサゾリン(2)に変える。次いで 、化合物(2)を上記のシューマッハー等の方法によってフロルフェニコールに 変える。 クラーク等の方法は、高価なキラル出発物質の使用を避けているが、化学的に 非効率的であり、キラルエステル(6)および酸(7)の混合物を生じ、これら を別々に(2)に変えなければならない。従って、従来法は、高価なキラル先駆 体の使用を避ける、化学的に効率のよいフロルフェニコールの立体選択的合成方 法を教示するものではない。発明の概要 本発明は下記の段階からなるフロルフェニコール、チアンフェニコールおよび クロラムフェニコールの不整合成方法よりなる: (c) 強塩基、ルイス酸およびジクロロアセトニトリルで順次処理するこ とによって、式 (式中、Rはニトロまたはメタンスルホニルである) のキラルエポキシドを部位選択的に開環して、式 (式中、Rは上記の通りである) のオキサゾリンを形成し; (d) (i)低級アルキルスルホニル塩化物および第3アミン塩基;(i i)水性酸;および(iii)アルカリ金属水酸化物で順次処理することにより 、段階(c)のオキサゾリンの立体選択的反転/異性化を行って、式 (式中、Rは上記の通りである) のオキサゾリンを形成し;そして (e) (i) Rがメタンスルホニルであるときは、段階(d)のオキサ ゾリンを弗素化剤で処理し、次に、オキサゾリンを酸で加水分解してフロルフェ ニコールを得るか、または (ii) 段階(d)のオキサゾリンを酸で加水分解して次のもの を得る (a) Rがメタンスルホニルであるときは、チアンフェ ニコール;または (b) Rがニトロであるときは、クロラムフェニコール 。 好ましくは段階(c)のキラルエポキシドは式 (式中、Rはニトロまたはメタンスルホニルである) のトランス桂皮酸誘導体から、 (a) 酸を塩素化剤を使用して酸塩化物に変え、そして酸塩化物を還元剤 でトランスアリル系(allylic)アルコールに還元し; (b) チタン(IV)イソプロポキシドおよびL−ジイソプロピル酒石酸か ら製造したキラルエポキシ化触媒の存在下、t−ブチルヒドロペルオキシドと反 応させることによって、段階(a)のアリル系アルコールを不整エポキシ化して 、式 (式中、Rは上記の通りである) のキラルエポキシドを形成する、 ことによって製造する。 好ましいのは、段階(a)の塩素化剤が塩化チオニルであり、段階(a)の還 元剤がNaBH4であり、段階(d)の低級アルキルスルホニル塩化物がMsC lであり、段階(d)の第3アミン塩基がトリエチルアミンであり、段階(d) の水性酸が硫酸であり、段階(d)のアルカリ金属水酸化物がNaOHであり、 段階(e)の弗素化剤がCF3CH(F)CF2N(C252であり、そして段 階(e)の酸がAcOHである上記の方法である。 さらに好ましいのは、段階(c)の強塩基がアルカリ金属水素化物、好ましく は水素化ナトリウムであり、そして段階(c)のルイス酸が塩化亜鉛である上記 の方法である。 別の具体例では、本発明の方法は、(i)低級アルキルスルホニル塩化物およ び第3アミン塩基;(ii)水性酸;(iii)アルカリ金属水酸化物で順次処 理することにより、フロルフェニコールのS,S−異性体をR,S−異性体(I )に異性化することよりなる。 第3の具体例では、本発明の方法は、強塩基、ルイス酸およびジクロロアセト ニトリルで順次処理することによって式 (式中、R1はメタンスルホニル、ニトロまたは水素である) のエポキシドを部位選択的に開環して、それぞれ式 (式中、R1は上記の通りである) のトレオ−オキサゾリンを形成する方法よりなる。エポキシド開環方法はキラル (図示のような)またはラセミ出発物質で行うことができる。キラル出発物質を 使用する場合、反応は部位選択的および立体選択的にキラルオキサゾリンを生成 するものである。 好ましいのは、強塩基がアルカリ金属水素化物、好ましくは水素化ナトリウム であり、そしてルイス酸が塩化亜鉛である、上記のようなオキサゾリンの製造方 法である。 本発明の方法は従来法の欠点を持たないものである。それは化学的に効率的で あり、高収率で進行し、そして光学活性を生じる再使用可能なキラル補助物質を 用いることにより高価なキラル出発物質に関する問題を回避するものである。詳細な説明 本明細書において使用する用語を説明する 「弗素化剤」は、第1アルコールを類似弗素化物に変えることができる試薬ま たは試薬の組み合わせである。好ましい弗素化剤には、米国特許第4,876, 352号に記載のα,α−ジフルオロアルキルアミン弗素化剤、例えばN−(1 ,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル)ジエチルアミン;HF;弗化 燐;2−クロロ−1,1,2−トリフルオロトリエチルアミン;およびポリオー ル溶剤中の無機弗化物、例えばLiFがある。最も好ましいのは、N−(1,1 ,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル)ジエチルアミンである; 「低級アルキル」は、炭素原子数1−6の飽和炭化水素鎖を意味し、鎖は直鎖 または分枝鎖である; 「アルカリ金属水酸化物」は水酸化ナトリウム、リチウムまたはカリウムを意 味し、好ましくはNaOHである; 「強塩基」は、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アルコキシドおよび低級 アルキルリチウムよりなる群から選ばれる強非水性塩基を意味する; 「アルカリ金属水素化物」は、水素化ナトリウム、リチウムまたはカリウムを 意味し、好ましくは水素化ナトリウムである; 「アルカリ金属アルコキシド」は、低級アルキルアルコールのアルカリ金属塩 を意味する。好ましいアルカリ金属アルコキシドはアルカリ金属メトキシド、エ トキシド、イソ−プロポキシドおよびt−ブトキシドである。最も好ましいのは カリウムt−ブトキシド、カリウムメトキシド、ナトリウムメトキシドおよびナ トリウムエトキシドである; 「低級アルキルリチウム」はn−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウムお よびt−ブチルリチウムから選ばれるアルキルリチウムである; 「水性酸」は、H2SO4またはHClのような無機酸およびAcOHのような 有機酸から選ばれるプロトン性の酸の水中の溶液を意味する; 「ルイス酸」は、塩化亜鉛、塩化マグネシウムおよび塩化マンガンよりなる群 から選ばれる無機塩を意味する; 「塩素化剤」は、カルボン酸を類似の酸塩化物に変えることができる試薬、例 えばSOCl2または塩化オキサリルであり、好ましくはSOCl2である;そし て 「還元剤」は、共役酸塩化物をアリル系アルコールに変える試薬、例えばNa BH4またはシアノ硼水素化ナトリウムであり、好ましくはNaBH4である。 本明細書においては試薬は次のように略記する:ジメチルスルフィド(DMS );ジイソプロピルL−酒石酸(L−DIPT);テトラヒドロフラン(THF );酢酸エチル(EtOAc);メチルイソブチルケトン(MIBK);塩化メ タンスルホニル(MsCl);エタノール(EtOH);酢酸(AcOH)。 方法Aと称する1つの態様では、本発明の方法は、反応経路AによるE−桂皮 酸のパラ−R−置換誘導体(置換基Rはニトロまたはメタンスルホニルである) のフロルフェニコール、チアンフェニコールまたはクロラムフェニコールへの変 換に関する。このプロセスは立体特異的なものであり、必要な絶対立体化学を有 するフロルフェニコール、チアンフェニコールまたはクロラムフェニコール、例 えばフロルフェニコールに対してはR,S、そしてチアンフェニコールおよびク ロラムフェニコールに対してはR,Rを生成する。反応経路A 方法A、段階A1では、E−桂皮酸誘導体IIを塩素化剤、例えばSOCl2と 、適当な溶剤、例えばCH2Cl2中、還流温度にて30−90分間、好ましくは 約1時間反応させて、類似の酸塩化物を形成する。酸塩化物は還元剤、例えばN aBH4でアルコール溶剤、例えばEtOH中、−10ないし+25℃、好まし くは−5ないし+10℃で、30−90分間、好ましくは約1時間処理し、次に 、氷/水および適当な酸、例えばHClの混合物中で急冷し、そしてCH2Cl2 で抽出することによって生成物であるE−アリル系アルコールIIIを単離する。 段階A2では、段階A1のE−アリル系アルコール(III)を、シャープレス 等がJ.Amer.Chem.Soc.、102、(1980)5974に記載 したような、いわゆる「シャープレスエポキシ化」を用いてエポキシ化する。シ ャープレス触媒は、等モル量のL−DIPTおよびチタン(IV)イソプロポキシ ドを4A分子ふるいの存在下で混ぜ、そして約−20℃で約1/2時間撹拌する ことによって製造される。CH2Cl2中の溶液としての段階A1のアリル系アル コールおよび2,2,4−トリメチルペンタン中のt−ブチルヒドロペルオキシ ドの3M溶液を約−20℃の触媒混合物へ、好ましくは滴状に、徐々に加え、そ して2−6時間、好ましくは約4時間反応させる。DMSを加えることによって 混 合物を急冷し、次に、濾過し、濾液を水中のNaFの飽和溶液で室温にて約16 時間処理し、セライト(商標)のような濾過助剤を用いて第2の濾過を行い、そ して濾液をCH2Cl2で抽出して、光学純粋度が高いエポキシド生成物のR,R −異性体(VI)を単離する。 あるいは、キラルエポキシドIVを当業者に周知の方法によって製造してもよい 。 段階A3では、段階A2のエポキシドIVをTHFのような適当な溶剤中の溶液 として、THF中のNaHの懸濁液へ、−10℃ないし20℃、好ましくは0℃ ないし10℃、最も好ましくは約5℃で、好ましくは滴状に、徐々に加え、そし て約1/2時間反応させる。このようにして得た冷たい混合物に、THF中の無 水ZnCl2の溶液を加える。−10℃ないし20℃、好ましくは0℃ないし1 0℃、最も好ましくは約5℃で約1/2時間後、THF中のジクロロアセトニト リルの溶液を4Å分子ふるいと共に加え、混合物を約15分間撹拌し、次に、3 0ないし80℃、好ましくは50−60℃、最も好ましくは約55℃に約16時 間加熱する。得られる混合物を室温に冷却し、NaHCO3の水溶液を加えるこ とによって急冷し、そしてEtOAcのような適当な溶剤で抽出して粗生成物を 得る。これをイソプロパノール中でスラリーにし、次に、濾過し、乾燥してキラ ルオキサゾリンVを単離する。 段階A4では、段階A3のオキサゾリンVをトリアルキルアミン、好ましくは トリエチルアミン、およびピリジンと室温で混合する。混合物を−20℃ないし 20℃、好ましくは0℃ないし10℃、最も好ましくは約5℃に冷却し、アルキ ルスルホニル塩化物、好ましくはMsClを混合物に徐々に加え(好ましくは滴 状に)、これを約2時間撹拌する。混合物のpHは、水性酸、好ましくはH2S O4、最も好ましくは約3.0N H2SO4を加えることによって、1.9−4 .0、好ましくは約2.0に調整する。THFを加えて均質な混合物を得る。室 温まで10分間温めた後、混合物をアルカリ金属水酸化物、好ましくはNaOH 、最も好ましくは50%NaOH(水性)で処理して、pHを>9.5、好まし くは約12.5にする。混合物を濃縮し、EtOAcのような適当な溶剤で抽出 して異性化オキサゾリン生成物VIを得る。 フロルフェニコールを製造するための段階A5(i)では、段階A4のRがメ タンスルホニルである異性化オキサゾリンVIを米国特許第4,876,352号 に記載の方法によって弗素化し、次に、酸で処理することによって加水分解する 。弗素化は、オキサゾリンVIをボンベ内でCH2Cl2のような適当な溶剤中、約 110℃の温度にてN−(1,1,1,2,3,3−ヘキサフルオロプロピル) −ジエチルアミンで処理することによって行うのが好ましい。得られるフルオロ −オキサゾリン中間体の加水分解は、1N H2SO4(水性)を加えてpHを6 .5−6.0に、次に混合物をさらに酸性にするためにAcOHを加えてpHを 約5.5−5.0にすることによって行うのが好ましい。 それぞれチアンフェニコールまたはクロラムフェニコールを製造するための段 階A5(iia)およびA5(iib)では、段階A4の異性化オキサゾリンVI を酸で処理することにより加水分解して、(a)Rがメタンスルホニルであると きは、チアンフェニコール、または(b)Rがニトロであるときは、クロラムフ ェニコールを生成する。オキサゾリンの加水分解は1N H2SO4(水性)を加 えてpHを6.5−6.0に、次に混合物をさらに酸性にするためにAcOHを 加えてpHを約5.5−5.0にすることによって行うのが好ましい。 式IIの出発化合物は当業者に周知の方法、例えば製造例1(下記)の手順によ り製造することができる。 別の態様である方法Bでは、本発明は、反応経路Bにおおまかに記したように 、フロルフェニコール(VII)のS,S−異性体[クラーク等、Synthes is ,(1991)、pp.891−894に記載の中間体から公知の方法によ って容易に製造される]を真のR,S−異性体Iに変えるための方法である。異 性化は立体特異的であり、オキサゾリン中間体VIIIを経て進み、これを単離せず 、直接フロルフェニコールIに変える。反応経路B 方法Bの異性化は方法A、段階A4に記載の手順と同様な手順を用いて行う。 フロルフェニコールのS,S−異性体をトリアルキルアミン、好ましくはトリエ チルアミン、およびピリジンと室温で混合する。混合物は−20℃ないし20℃ 、好ましくは0℃ないし10℃、最も好ましくは約5℃に冷却し、アルキルスル ホニル塩化物、好ましくはMsClを混合物に徐々に加え(好ましくは滴状で) 、これを約2時間撹拌する。混合物をアルカリ金属水酸化物、好ましくはNaO H、最も好ましくは50%NaOH(水性)で処理してpHを約12.5にし、 オキサゾリン中間体VIIIを形成する。オキサゾリンVIIIをHOAcのような酸の 水溶液で室温にて処理すると、フロルフェニコールIの真のR,S−異性体が得 られる。 第3の態様である方法Cでは、本発明は、反応経路Cにおおまかに記したよう に、R1が上記の通りである式XIのエポキシドを部位選択的に開環して、R1が上 記の通りである式XIIのオキサゾリンを形成するための方法である。この方法は 部 位特異的にオキサゾリン生成物を生成するものである。これに対して、従来法は 、ベンジルの炭素原子を攻撃することによって生じるエポキシドXIの開環を教示 するものである。反応経路C (化合物XIIに示される立体化学は、相対的な立体化学のみを示すものである。 しかしながら、キラルエポキシド、例えばXIaまたはXIbを用いる場合、オキサ ゾリン立体化学は化合物XIIaおよびXIIbに示すように相対的および絶対的立体 化学の両方を表す。) 方法Cのエポキシド開環は、方法A、段階A3に記載の手順により行う。 次の製造例および実施例は本発明の方法を例示するものである製造例1 312g(2.99mol)のマロン酸、596mlのピリジン、30mlのピペリ ジンおよび300g(1.49mol)のp−メチルスルホニルベンズアルデヒド を混ぜ、そして混合物を95−100℃に4時間加熱する。混合物を室温に冷却 し、HCl、水および氷の混合物3リットルに徐々に注ぐ。得られる沈殿物を濾 過により集め、固体を乾燥すると、340g(収率83%)のE−桂皮酸誘導体 、融点294−296℃が得られる。1H NMR(DMSO−d6、ppm): 7.96(s,4H);7.78(d,J=16Hz,1H);6.71(d, J=16Hz,1H);3.5(br,s,1H);3.25(s,3H)。実施例1 段階A 96ml(1.35mol)のSOCl2および50g(0.225mol)の製造例 1の生成物を混ぜ、混合物を1時間還流加熱する。過剰のSOCl2を留去し、 次に、100mlのCH2Cl2を加える。得られる溶液を42g(1.1mol)の NaBH4および500mlのEtOHの予備冷却(−5℃)混合物に加える(滴 状に)。混合物を1時間、10℃で混合し、次に、混合物をHCl、水および氷 の混合物に注ぐことによって急冷する。CH2Cl2(3×300ml)で抽出し、 抽出物を合わせ、濃縮し、濾過すると、28g(収率74%)の生成物アリル系 アルコール、融点126−127℃が得られる。1H NMR(CDCl3、pp m):7.85(d,J=9Hz,2H);6.52(tのd,J=16Hz, 5H z,1H);4.38(dのd,J=5Hz,1Hz,2H);3.05(s, 3H);1.93(br,s,1H)。段階B 8gの4Å分子ふるい、1.74g(7.4mmol)のL−DIPTおよび2. 16g(7.4mmol)のチタン(IV)イソプロポキシドを−20℃にて無水条件 下で混ぜ、30分間撹拌する。500mlのCH2Cl2中の段階Aのアリル系アル コール8.1g(37mmol)の溶液および2,2,4−トリメチルペンタン中の t−ブチルヒドロペルオキシドの3.0M溶液13.4mlを加える(滴状に)。 混合物を−20℃で4時間撹拌し、次に、6.0mlのDMSを加えることによっ て急冷する。混合物を濾過し、次に、250mlの飽和NaF(水性)を濾液に加 え、16時間、25℃で撹拌する。セライト(商標)に通して濾過し、濾液をC H2Cl2(3×100ml)で抽出する。抽出物を合わせ、水(2×100m1)で 洗浄し、次いで、抽出物を濃縮し、濾過すると、光学的純度97%e.e.およ び融点104−106℃のS,S−エポキシドが7.15g(収率82%)得ら れる。1H NMR(CDCl3):7.92(d,J=8Hz,2H);7.4 9(d,J=8Hz,2H);4.10(dのd,J=17Hz,3Hz,1H );4.04(s,1H);3.85(dのd,J=17Hz,3Hz,1H) ;3.20−3.17(m,1H);3.05(s,3H);1.88(br, s,1H)。エポキシドの光学的純度は、キラルHPLC(キラセル(商標)O J 25cm×4.6mm idカラム、25℃、1%のアセトニトリルを含有 する1:1ヘキサン/イソプロパノール)によって測定する。段階C 6.1g(153mmol)のNaH(60%の油中分散液)および90mlのTH Fを混ぜ、得られる懸濁液を5℃に冷却する。300mlのTHF中の段階Bのエ ポキシド30g(128mmol)の溶液を加え(滴状に)、次に、混合物を5℃で 30分間撹拌する。17.8g(128mmol)の無水ZnCl2を250mlのT HF中の溶液として加え(滴状に)、5℃で30分間撹拌する。17.0g(1 53mmol)のCHCl2CNを10mlのTHF中の溶液として加え(滴状に)、 次に、1gの4A分子ふるいを加え、撹拌を5℃で15分間続ける。混合物を5 5℃に加熱し、16時間撹拌し、次に、室温に冷却し、NaHCO3(水性)で 急冷する。EtOAc(4×400ml)で抽出し、抽出物を合わせ、濃縮して残 留物を得る。残留物をイソプロパノール中でスラリーにし、濾過し、固体を乾燥 すると、16.0gのオキサゾリンが得られる。オキサゾリンをMIBKから再 結晶すると、精製されたオキサゾリンが得られる(純度97%)、融点156. 5−157.5℃。1H NMR(CDCl3):7.93(d,J=8.4Hz ,2H);7.60(d,J=8.4Hz,2H);6.26(s,1H);5 .14(d,J=4Hz,1H);4.57(dのd,J=8.7Hz,7.9 Hz,4.0Hz,1H);4.46(dのd,J=9.7Hz,7.9Hz, 1H);4.28(dのd,J=9.7Hz,8.7Hz,1H);3.05( s,3H);2.60(br,s,1H)。段階D 3.5g(10mmol)の段階Cのオキサゾリン、5mlのピリジンおよび2.8 mlのトリエチルアミンを25℃で混ぜ、混合物を5℃に冷却し、0.95ml(1 2mmol)のMsClを加える(滴状に)。混合物を5℃で2時間撹拌し、次に、 3.0N H2SO4(水性)を加えてpHを2に調整する。5mlのTHFを加え 、混合物を室温に温め、10分間撹拌する。50%NaOH(水性)を加えてp Hを12.5に調整する。混合物を濃縮し、EtOAc(3×40ml)で抽出す る。抽出物を合わせ、濃縮すると、光学的純度が>99.9%の生成物が得られ る。生成物をシリカゲル上でクロマトグラフィーすると、精製された生成物、融 点144−145℃が得られる。1H NMR(DMSO−d6):8.00(d ,J=8.3Hz,2H);7.26(s,1H);7.60(d,J=8.3 Hz,2H);5.75(d,J=6.4Hz,1H);5.18(t,J=5 .6Hz,1H);4.10−4.05(m,1H);3.75−3.65(m ,1H);3.60−3.55(m,.1H);3.23(s,3H)。オキサ ゾリンの光学的純度は、キラルHPLC(キラセル(商標) OJ 25cm× 4.6mm id カラム、25℃、69:30:1ヘキサン/イソプロパノー ル/アセトニトリル)によって測定する。段階E 段階Dのオキサゾリンを米国特許第4,876,352号に記載の方法により 弗素化する。次に、得られるフルオロオキサゾリンを、実施例2の手順を用いて 、1N H2SO4で、次いで、HOAcで処理することにより加水分解する。実施例2 3.0g(8.4mmol)のフロルフェニコールのS,S−異性体、3mlのTH F、3mlのピリジンおよび2.3mlのトリエチルアミンを混ぜ、次に、10−1 5℃に冷却しながら撹拌する。2mlのTHF中の1.9g(16.8mmol)のM sClの溶液を撹拌混合物に徐々に加え(滴状に)、温度を10−15℃に維持 する。得られる混合物を10℃で30分間撹拌し、次に、室温に温め、1時間撹 拌する。この時点でメシレート中間体の形成が完了する。10mlの水を混合物に 加え、10℃に冷却し、次に、5mlの水中の2.7gの50%NaOH(水性) の溶液を徐々に加える(滴状に)。10℃で10分間撹拌し、さらに0.5gの 50%NaOHを加え、さらに10分間撹拌し続け、オキサゾリン中間体の形成 を完了する。1.0N H2SO4(水性)を混合物に加えてpHを6.5−6. 0に調整し、そして沈殿物が形成されるpH5.5−5.0に達するまでHOA cを加えることによってさらに酸性にする。アセトンを加えて沈殿物を溶解し、 混合物を室温で16時間撹拌する。混合物を真空中で濃縮して、THF、ピリジ ンおよびアセトンを除去し、得られる混合物を30分間、室温で撹拌する。固体 を濾過し、乾燥すると、真の相対および絶対立体化学を有する生成物フロルフェ ニコール2.5gが得られる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月4日 【補正内容】 差し替え用紙第3頁の翻訳文:原翻訳文第3頁と差し替える クラーク等はSynthesis、(1991)、pp.891−894に、 酵素を用いて塩酸エチルD,L−トレオ−3−(4−メチルチオフェニル)−セ リネート(5)の立体選択的加水分解を行って、(2S,3R)−3−(4−メ チル−チオフェニル)セリン(7)および未反応エステルである塩酸エチル(2 R,3S)−3−(4−メチル−チオフェニル)セリネート(6)を得ることに よる、フロルフェニコールの合成方法を記している。酸(7)およびエステル( 6)を次に別の多段階手順によりR,R−オキサゾリン(2)に変える。次いで 、化合物(2)を上記のシューマッハー等の方法によってフロルフェニコールに 変える。差し替え用紙第7頁の翻訳文:原翻訳文第7頁第4行〜第8頁第3行と差し替え の水性酸が硫酸であり、段階(d)のアルカリ金属水酸化物がNaOHであり、 段階(e)の弗素化剤がCF3CH(F)CF2N(C252であり、そして段 階(e)の酸がAcOHである上記の方法である。 さらに好ましいのは、段階(c)の強塩基がアルカリ金属水素化物、好ましく は水素化ナトリウムてあり、そして段階(c)のルイス酸が塩化亜鉛である上記 の方法である。 別の具体例では、本発明の方法は、(i)低級アルキルスルホニル塩化物およ び第3アミン塩基;(ii)アルカリ金属水酸化物;(iii)水性酸で順次処 理することにより、フロルフェニコールのS,S−異性体をR,S−異性体(I )に異性化することよりなる。 第3の具体例では、本発明の方法は、強塩基、ルイス酸およびジクロロアセト ニトリルで順次処理することによって式 (式中、R1はメタンスルホニル、ニトロまたは水素である) のエポキシドを部位選択的に開環して、それぞれ式 (式中、R1は上記の通りである) のトレオ−オキサゾリンを形成する方法よりなる。エポキシド開環方法はキラル (図示のような)またはラセミ出発物質で行うことができる。キラル出発物質を 使用する場合、反応は部位選択的および立体選択的にキラルオキサゾリンを生成 するものである。差し替え用紙第25頁の翻訳文:原翻訳文第25頁第2行〜最終行と差し替える 8. 強塩基がアルカリ金属水素化物であり、ルイス酸が塩化亜鉛である、請求 項1、2、3、4、5、6または7の方法。 9. アルカリ金属水素化物がNaHである、請求項8の方法。 10. (i)低級アルキルスルホニル塩化物および第3アミン塩基;(ii) アルカリ金属水酸化物;および(iii)水性酸で順次処理することによって、 フロルフェニコールのS,S−異性体をR,S−異性体に異性化することよりな る、フロルフェニコールの製造方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C07D 303/08 7329−4C 303/34 7329−4C // C07M 7:00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KR,KZ,LK,LV,M G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD ,SK,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 下記の段階よりなるフロルフェニコール、チアンフェニコールまたはクロ ラムフェニコールの不整合成方法: (c) 強塩基、ルイス酸およびシクロロアセトニトリルで順次処理するこ とによって、式 (式中、Rはニトロまたはメタンスルホニルである) のキラルエポキシドを部位選択的に開環して、式 (式中、Rは上記の通りである) のオキサゾリンを形成し; (d) (i)低級アルキルスルホニル塩化物および第3アミン塩基;(i i)水性酸;および(iii)アルカリ金属水酸化物で順次処理することにより 、段階(c)のオキサゾリンの立体選択的反転/異性化を行って、式 (式中、Rは上記の通りである) のオキサゾリンを形成し;そして (e) (i) Rがメタンスルホニルであるときは、段階(d)のオキサ ゾリンを弗素化剤で処理し、次に、オキサゾリンを酸で加水分解してフロルフェ ニコールを得るか;または (ii) 段階(d)のオキサゾリンを酸で加水分解して次のもの を得る (a) Rがメタンスルホニルであるときは、チアンフェ ニコール;または (b) Rがニトロであるときは、クロラムフェニコール 。 2. 段階(c)のキラルエポキシドを式 (式中、Rはニトロまたはメタンスルホニルである) のトランス桂皮酸誘導体から、 (a) 酸を塩素化剤を使用して酸塩化物に変え、そして酸塩化物を還元剤 でトランスアリル系アルコールに還元し;そして (b) 段階(a)のアリル系アルコールを不整エポキシ化して、式 (式中、Rは上記の通りである) のキラルエポキシドを形成する、 ことによって製造する、請求項1の方法。 3. 段階(b)において、アリル系アルコールを、チタン(IV)イソプロポキ シドおよびL−ジイソプロピル酒石酸から製造したキラルエポキシ化触媒の存在 下で、t−ブチルヒドヒドロペルオキシドと反応させることによってエポキシ化 して、キラルエポキシドを形成する、請求項2の方法。 4. 段階(a)の塩素化剤が塩化チオニルであり;段階(a)の還元剤がNa BH4である、請求項2または3の方法。 5. 段階(d)の低級アルキルスルホニル塩化物がMsClであり、段階(d )の第3アミン塩基がトリエチルアミンであり、段階(d)の水性酸が硫酸であ り、段階(d)のアルカリ金属水酸化物がNaOHであり、段階(e)の弗素化 剤がCF3CH(F)CF2N(C252であり、そして段階(e)の酸がAc OHである、請求項1、2、3または4の方法。 6. 段階(d)において、十分な水性酸を用いてpHを1.9−4.0に調整 し、そして十分なアルカリ金属水酸化物を用いてpHを>9.5に調整する、請 求項1、2、3、4または5の方法。 7. 強塩基、ルイス酸およびジクロロアセトニトリルで順次処理することによ って、式 (式中、R1はメタンスルホニル、ニトロまたは水素である) のエポキシドを部位選択的に開環して、式 (式中、R1は上記の通りである) のトレオ相対的立体化学を有するオキサゾリンを形成する方法。 8. 強塩基がアルカリ金属水素化物であり、ルイス酸が塩化亜鉛である、請求 項1、2、3、4、5、6または7の方法。 9. アルカリ金属水素化物がNaHである、請求項8の方法。 10. (i)低級アルキルスルホニル塩化物および第3アミン塩基;(ii) 水性酸;および(iii)アルカリ金属水酸化物で順次処理することによって、 フロルフェニコールのS,S−異性体をR,S−異性体に異性化することよりな る、フロルフェニコールの製造方法。
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