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JPH0836207A - 閃光発光器内蔵カメラ - Google Patents

閃光発光器内蔵カメラ

Info

Publication number
JPH0836207A
JPH0836207A JP17097194A JP17097194A JPH0836207A JP H0836207 A JPH0836207 A JP H0836207A JP 17097194 A JP17097194 A JP 17097194A JP 17097194 A JP17097194 A JP 17097194A JP H0836207 A JPH0836207 A JP H0836207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
flash light
camera
light emitting
emitting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP17097194A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Fujii
貴史 藤井
Satoshi Kawakami
智 川上
Hisaaki Ishimaru
寿明 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP17097194A priority Critical patent/JPH0836207A/ja
Publication of JPH0836207A publication Critical patent/JPH0836207A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Lens Barrels (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ズームレンズの長焦点側にズーミングを行なっ
た場合や、被写体距離が大きい場合の、閃光発光器を使
用する写真撮影時に発生しやすい赤目現象の軽減に寄与
することができる閃光発光器内蔵カメラを提供する。 【構成】閃光発光器内蔵カメラにおいて、撮影を行なう
ためのズームレンズを有する鏡枠7と、このズームレン
ズをズーミング動作させるズーム駆動手段6と、閃光発
光器9と、ズーム駆動手段6に連動し、ズームレンズの
ズーミング量に応じて、撮影レンズ光軸と閃光発光器9
との間の距離を変化させる発光器移動手段11とを具備
することを特徴とし、発光器移動手段11は、ズームレ
ンズを短焦点側から長焦点側にズーミングするに従い、
撮影レンズ光軸と閃光発光器9との間の距離を大きくす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、閃光発光器内蔵カメ
ラ、詳しくはカメラ本体内に閃光発光器を内蔵し、必要
に応じて閃光発光器を移動させるようにした閃光発光器
内蔵カメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、35mmロールフィルム等を使用
する、例えば、コンパクトカメラやオートフォーカス
(AF)一眼レフレックスカメラ等の小型カメラにおい
て、カメラ本体の内部に閃光発光器を内蔵させた閃光発
光器内蔵カメラが、一般的に実用化されている。このよ
うな閃光発光器内蔵カメラにおいて、写真用カラーフィ
ルムを使用して人物撮影等を行なった際に、人物の瞳が
赤く写ってしまう、いわゆる赤目現象が発生してしまう
場合がある。
【0003】この赤目現象は一般的に、図13に示すよ
うに、閃光発光器101と撮影レンズ102のそれぞれ
の中心点から被写体103上の点(図13において、人
物の瞳を例示している。)に対して引いた2本の線に挟
まれて形成される角度θが小さくなる程、発生しやすく
なると考えられている。
【0004】また、上記閃光発光器101と撮影レンズ
102との間の距離Dが一定である場合において、上記
撮影レンズ102と被写体103との間の距離、即ち、
被写体距離Lが大きくなる程、上記角度θは小さくなる
ことから、上記撮影レンズ102から遠距離に位置する
被写体ほど、赤目現象が発生しやすくなると考えられて
いる。
【0005】従って、近年、ますます小型化がなされて
いる上記コンパクトカメラ等の閃光発光器内蔵カメラに
おいては、上記閃光発光器101と撮影レンズ102と
の間の距離Dを大きくとることができないために、上記
赤目現象が発生しやすくなってしまうという問題点があ
る。
【0006】そこで、上記閃光発光器を使用して写真撮
影を行なう際に発生する赤目現象を軽減、または防止す
るために、従来より種々の提案がなされており、また実
用化がなされている。例えば、特公昭58−20021
号公報によって開示されているエレクトロニックフラッ
シュ内蔵カメラにおいては、閃光発光器内部に配設され
た発光菅の中心と、撮影レンズ光軸との間の距離Dが、 4.5cm≦D≦6.5cm となるように閃光発光器を配置し、また、例えば写真感
度ISO100の写真用フィルムにおける上記閃光発光
器のガイドナンバー(GN)が、
【数1】 となるように設定して、上記閃光発光器を使用した際の
写真撮影時における赤目現象の軽減、または防止するよ
うにしたものである。
【0007】また、先に本出願人が特願平5−2788
7号によって提案したポップアップストロボは、カメラ
が電源オフ(OFF)状態にある場合には、閃光発光器
部(ストロボ)はカメラ本体内に収納されており、上記
カメラの電源がオン(ON)となった際に、撮影レンズ
が撮影領域に繰り出すときの動作に連動して、上記閃光
発光器がカメラ本体内からポップアップ(突出)するよ
うに構成したものであり、また、カメラの電源をオフ
(OFF)とした際には、上記撮影レンズの沈胴動作に
連動して、上記閃光発光器がカメラ本体内に収納される
ようにしたものである。これによって、上記閃光発光器
と撮影レンズとの間の距離を確保すると共に、カメラ本
体内における上記閃光発光器の配置の自由度を高め、カ
メラの小型化に寄与するようにしたものである。
【0008】一方、撮影レンズの焦点距離を変更するこ
とのできる変倍(ズーム)レンズ付きカメラにおいては
一般的に、被写体と撮影レンズとの間の距離が大きい場
合には、上記撮影レンズは長焦点側にズーミングが行な
われて写真撮影が行われる。従って、ズームレンズ付き
カメラにおいては、撮影レンズの焦点距離が長焦点側に
おける写真撮影において、赤目現象が発生しやすくな
り、また、このときの撮影レンズを長焦点側にズーミン
グした際に撮影された写真では、等距離にある同じ被写
体を、撮影レンズを短焦点側にズーミングして撮影され
た写真に比べて、被写体が大きく写るため、撮影された
写真上の赤目現象が目立ちやすくなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特公昭
58−20021号公報に開示されている手段によれ
ば、カメラ本体内において閃光発光器の配置が制限され
てしまうために、デザイン上の自由度がなく、また、カ
メラの小型化にも支障となってしまうという問題点があ
る。
【0010】また、上記特願平5−27887号によっ
て提案されている手段によれば、撮影レンズが撮影域に
繰り出される際の動作に連動して、閃光発光器(ストロ
ボ)をカメラ本体内よりポップアップ(突出)させるだ
けであるので、上記閃光発光器のポップアップ量(突出
量)は、撮影レンズから被写体までの距離に関わらず一
定である。このとき、例えば、カメラの撮影レンズがズ
ームレンズである場合においては、上記閃光発光器のポ
ップアップ量(突出量)、即ち、撮影レンズと閃光発光
器との間の距離Dは、上記ズームレンズの短焦点側にお
ける撮影であるか、長焦点側における撮影であるかに関
わらず一定であるので、そのポップアップ量の設定によ
っては、上記閃光発光器を使用して被写体距離の長い場
合の撮影や、閃光発光器を使用して長焦点側にズーミン
グを行なった場合の撮影において、赤目現象が発生しや
すいという問題点は解消されていない。
【0011】本発明の目的は、上述の従来の問題点を解
消し、ズームレンズにおいて長焦点側にズーミングを行
なった場合や、被写体距離が大きい場合の、閃光発光器
を使用する写真撮影時に発生しやすい赤目現象の軽減に
寄与し、または防止することができる閃光発光器内蔵カ
メラを提供するにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による閃光発光器
内蔵カメラは、閃光発光器内蔵カメラにおいて、撮影を
行なうためのズームレンズと、上記ズームレンズをズー
ミング動作させるズーム駆動手段と、閃光発光器と、上
記ズーム駆動手段に連動し、上記ズームレンズのズーミ
ング量に応じて、撮影レンズ光軸と上記閃光発光器との
間の距離を変化させる発光器移動手段とを具備すること
を特徴とし、上記発光器移動手段は、上記ズームレンズ
を短焦点側から長焦点側にズーミングするに従い、上記
撮影レンズ光軸と閃光発光器との間の距離を大きくする
ことを特徴とする。また、閃光発光器内蔵カメラにおい
て、撮影レンズと、上記撮影レンズをフォーカシング動
作させるレンズ駆動手段と、閃光発光器と、上記レンズ
駆動手段に連動し、上記撮影レンズのフォーカシング量
に応じて、撮影レンズ光軸と上記閃光発光器との間の距
離を変化させる発光器移動手段とを具備することを特徴
とする。
【0013】そして、本発明の概念図を示す図1のブロ
ック構成図に示すように、撮影レンズが組み込まれた鏡
枠7と、該鏡枠7を駆動する鏡枠駆動手段6と、閃光発
光器9と、該閃光発光器9を発光させる閃光発光回路1
0と、上記鏡枠7の動作に連動して閃光発光器9を移動
させる閃光発光器移動手段11と、上記鏡枠駆動手段6
と上記閃光発光回路10とを制御するCPU5とから構
成されている。
【0014】
【作用】図2(a)(b)(c)のカメラの概略構成図
に示すように、カメラ本体1の略中央部に配設された鏡
枠7のカメラ本体1内における外周部にはギアー部7a
が設けられており、このギアー部7aは、上記鏡枠7の
上方に配設され、ラックギアー部16aと噛合してい
る。このラックギアー部16aの一端部には閃光発光器
9が配設されている。
【0015】図2(a)においては、カメラの電源スイ
ッチ(パワースイッチ(SW);図示せず)がオフ(O
FF)の状態であり、上記鏡枠7はカメラ本体1内に沈
胴された状態にあり、閃光発光器9もカメラ本体1内に
収納された状態、即ち、沈胴状態を示してる。この沈胴
状態において、カメラ本体1に配設されたパワーSWが
オン(ON)状態とされると、上記鏡枠駆動手段6によ
って、上記鏡枠7が図2(a)において時計方向に回転
され、撮影レンズは撮影域まで繰り出される。
【0016】このとき、上記鏡枠7の外周部のギアー部
7aと、ラックギアー部16aの噛合によって、図2
(b)に示すように、該ラックギアー部16aはカメラ
の側方に向けて移動され、これにより、上記ラックギア
ー部16aの一端部に設けられた閃光発光器9は、カメ
ラ本体1の外部側方に突出される。
【0017】上記閃光発光器9の突出量は、例えば、撮
影レンズが単焦点である場合においては、上記鏡枠7の
回動量によってフォーカシング(焦点調節)量を制御す
ることで、被写体距離に応じて上記撮影レンズと閃光発
光器9との間の距離を変化させる。
【0018】また、上記閃光発光器9の突出量は、例え
ば、撮影レンズがズームレンズである場合においては、
上記鏡枠7の回動量によってズーミング量を制御するこ
とで、図2(c)に示すように、上記閃光発光器9の突
出量をさらに大きくし、上記撮影レンズと閃光発光器9
との間の距離をさらに変化させる。
【0019】そして、上記撮影レンズをカメラ本体1内
に繰り込む場合には、上記鏡枠駆動手段6によって、上
記鏡枠7を図2(c)において反時計方向に回転させる
ことで、該鏡枠7をカメラ本体1内に沈胴させると同時
に、これに連動させて上記閃光発光器9をカメラ本体1
内に収納する。
【0020】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
る。図3は、本発明の第1実施例のカメラの要部を示す
図であって、閃光発光器周りの概略を示す斜視図であ
る。図3に示すように、この第1実施例のカメラの前面
側には、撮影レンズを有する鏡枠7が配設されている。
この鏡枠7は、写真撮影が行われない際には、沈胴され
ることでカメラ本体内に収納されており、また、写真撮
影の際のフォーカシング(焦点調節)動作、またはズー
ミング(変倍)動作に伴って回動されるようになってい
る。
【0021】上記鏡枠7のカメラ本体内における外周部
には、ギアー部7aが設けられており、このギアー部7
aには遊星ギアー12が噛合している。この遊星ギアー
12は、上記鏡枠7の回動動作に伴って、上記鏡枠7の
外周部のギアー部7aに沿って、カメラ本体に設けられ
たガイド溝18に沿って回動するようになっている。ま
た、上記鏡枠7の上方側には、カメラ本体内の側方に向
けて摺動され、直進移動可能に支持された移動部材であ
るラック部材17が設けられ、このラック部材17に軸
支された支軸14を支点として回動自在に設けられたシ
ーソー部材16と、上記ラック部材17に軸支された支
軸15を支点として回動自在に閃光発光器9が配設され
ている。
【0022】そして、上記シーソー部材16の下側面に
はラックギアー部16aが設けられており、上記遊星ギ
アー12が上記鏡枠7の外周部のギアー部7aに沿って
回動し、上記遊星ギアー12がシーソー部材16の一端
部と当接することにより、該シーソー部材16を上記支
軸14を支点として、図3において時計方向に回動させ
る。これと同時に、上記遊星ギアー12とラックギアー
部16aとが噛合するようになっており、該遊星ギアー
12の回転は、上記ラック部材17をカメラ本体1の側
方に移動させるようになっている。
【0023】さらにまた、これと同時に、上記シーソー
部材16の他端部は、上述のように、上記閃光発光器9
の一端部と当接し、上記閃光発光器9を上記支軸15を
支点として回動させるようになっている。これによっ
て、上記シーソー部材16が回動することで、上記閃光
発光器9はカメラ本体1の上方へと突出すると共に、上
記ラック部材17が側方へ移動されることによって、上
記閃光発光器9をカメラ本体1の側方へと突出させるよ
うになっている。
【0024】図4は、本発明の第1実施例のカメラの各
制御機構を示すブロック構成図である。図4に示すよう
に、カメラ本体内には、カメラ全体を制御するためのC
PU5が配設されており、このCPU5には、撮影レン
ズを駆動してズーミングを行なうための鏡枠駆動手段で
あるズーム駆動手段6、撮影レンズを駆動してフォーカ
シングを行なうためのレンズ駆動手段19、フィルムを
露光するためにシャッタを駆動するためのシャッタ駆動
手段20、フィルムの給送を行なうためのフィルム給送
手段21、および閃光発光回路10を介して閃光発光器
9等の各部材が電気的に接続されており、また、上記ズ
ーム駆動手段6は、上記閃光発光器9と連動して動作す
るようになっている。
【0025】また、シャッターレリーズを行なうための
レリーズスイッチ(SW)22、ズーミングを行なうた
めのズームダウン(DOWN)スイッチ(SW)23お
よびズームアップ(UP)スイッチ(SW)24、カメ
ラ本体の電源のオン(ON)/オフ(OFF)の切り換
えを行なうパワースイッチ(SW)25等の各スイッチ
類が電気的に接続されている。
【0026】このように構成された上記第1実施例のカ
メラにおける閃光発光器9の動作について、図5〜7の
カメラの概略図および、図8のフローチャートによって
以下に説明する。なお、図5は、鏡枠7および上記閃光
発光器9がカメラ本体1内に収納されている状態、即
ち、沈胴状態を示しており、図6は、上記鏡枠7が撮影
域に繰り出され、上記閃光発光器9がカメラ本体1内よ
りポップアップ(突出)された状態、図7は、上記図6
の状態からさらに閃光発光器9がカメラ本体1の側方に
移動した状態を、それぞれ示している。また、図8は、
上記第1実施例のカメラにおいて、写真撮影が行われる
際の一連の動作を示すフローチャートである。なお、上
記図5〜7については図面の繁雑化を避けるために、例
えば、上記図3において説明した鏡枠7の外周側のギア
ー部7a、シーソー部材16のラックギアー部16a等
の詳細部については簡略化して図示している。
【0027】まず、図5に示すように、カメラ本体1の
初期状態は、上記パワーSW25がオフ(OFF)状態
であり、上記鏡枠7は沈胴されてカメラ本体1内に収納
されており、上記閃光発光器9もまたカメラ本体1内に
収納された状態である。この状態、即ち、沈胴状態にお
いて、図8に示すように、ステップS1の処理が行わ
れ、カメラ本体に設けられたパワーSW25の信号が確
認される。
【0028】ここで、上記パワーSW25がオン(O
N)されることにより、ステップS2の処理によって、
上記鏡枠7が駆動されて沈胴状態から撮影域まで繰り出
され、カメラ本体1の前面側に突出されて撮影待機状態
となる。
【0029】即ち、上記鏡枠7が図6において反時計方
向に回動されることによって、沈胴状態から撮影域に繰
り出されると共に、上記遊星ギアー12が上記鏡枠7の
回転に伴って、該鏡枠7の外周部に沿ってカメラ本体1
の上方に移動し、上記シーソー部材16の一端部に当接
して、これを支軸14を支点として回動させることで、
上方へと押し上げる。これによって、上記シーソー部1
6の他端部が上記閃光発光器9の一端部を押し下げるの
で、該閃光発光器9は、その支軸15を支点として回動
し、カメラ本体1の上方に突出される。このときの状態
が、図6に示す状態である。
【0030】次に、ステップS3の処理において、上記
ズームアップSW24の状態が確認され、該ズームアッ
プSW24がオン(ON)であると判断されるとステッ
プS5の処理に進み、上記ズーム駆動手段6によって鏡
枠7が駆動され、所望のズームアップ動作が行われた
後、ステップS7の処理に進む。なお、ここで、上記ズ
ームアップ動作が行われると、上記鏡枠7のズーミング
のための回動動作に連動して、図7に示すように、上記
遊星ギアー12と上記シーソー部材16の下面側のラッ
クギアー部16aとが噛合されているために、上記シー
ソー部材16はカメラ本体1の側方に向けて摺動しよう
とするが、このシーソー部材16は、上記閃光発光器9
と共に、カメラ本体1に摺動自在に配設されている上記
ラック部材17に固定されているので、該ラック部材1
7は、上記シーソー部材16、閃光発光器9と共に、カ
メラ本体1の側方に向けて移動される。
【0031】一方、上述のステップS3の処理におい
て、上記ズームアップSW24がオフ(OFF)であれ
ると判断されるとステップS4の処理に進み、上記ズー
ムダウンSW23の状態が確認される。このとき、上記
ズームダウンSW23がオフ(OFF)であれば、ステ
ップS7の処理に進み、上記ズームダウンSW23がオ
ン(ON)であると判断されると、ステップS6の処理
に進み、上記ズーム駆動手段6によって鏡枠7が駆動さ
れ、ズームダウン動作が行われて、ステップS7の処理
に進む。
【0032】ステップS7の処理において、巻戻し(リ
ワインド)SWの状態が確認され、この巻戻しSWがオ
ン(ON)であると判断されると、ステップS14の処
理に進み、上記フィルム給送手段21によってフィルム
の巻戻し動作が行なわれる一方、上記巻戻しSWがオフ
(OFF)であると判断されると、次のステップS8の
処理に進む。
【0033】ステップS8の処理において、上記レリー
ズSW22の状態が確認され、このレリーズSW22が
押し下げられていない、つまりオフ(OFF)であると
判断された場合には、上述のステップS3の処理に戻る
一方、上記レリーズSW22が押し下げられた、つまり
オン(ON)であると判断された場合には、次のステッ
プS9の処理に進み、このステップS9の処理におい
て、上記レンズ駆動手段19によって、フォーカシング
(焦点調節)のための撮影レンズの繰り出し動作が行わ
れた後、ステップS10の処理において、上記シャッタ
駆動手段20によって、シャッタが駆動されることによ
り、フィルム面への露光が行われ、ステップS11の処
理において鏡枠7の状態がリセット(初期化)される。
【0034】そして、ステップS12の処理において、
次の写真撮影のために、上記フィルム給送手段21によ
って1駒分のフィルム巻き上げが行われ、ステップS1
3の処理において、フィルムエンドの検出、つまりフィ
ルムが最終駒であるか否かの確認が行われる。
【0035】このステップS13の処理において、フィ
ルムエンドが検出されることで、フィルムが最終駒であ
ると判断された場合には、ステップS14の処理に進
み、フィルム給送手段21によるフィルム巻戻し動作が
行われる一方、フィルムエンドではないと判断された場
合には、ステップS15の処理に進み、上記パワーSW
25の状態が確認される。
【0036】なお、上記フィルムエンドの検出手段につ
いては、種々の方法が従来より提案され、また実用化さ
れているので、ここでは詳細な説明を省略するが、本発
明においては、上記フィルムエンド検出手段として、ど
のような手段を適用してもよいものとする。
【0037】そして、ステップS15の処理において、
上記パワーSW25がオン(ON)であると判断される
と、上述のステップS3の処理に戻り、上記パワーSW
25がオフ(OFF)であると判断されると、次のステ
ップS16の処理に進み、鏡枠7をカメラ本体1内の収
納状態位置まで繰り込み動作が行われた後、上述のステ
ップS1の処理へと戻り、再び一連の写真撮影のための
処理が繰り返されることとなる。
【0038】以上説明したように上記第1実施例によれ
ば、上記鏡枠7の沈胴状態から撮影域に繰り出す際の動
作に連動して、上記閃光発光器9をカメラ本体1内から
突出させるようにし、上記鏡枠7のズーミング動作に連
動して、上記閃光発光器9をカメラ本体1の側方に向け
て摺動させるようにしたので、ズームレンズにおけるズ
ーミング量に応じて、閃光発光器9と撮影レンズとの間
の距離を変更することができる。従って、長焦点側にズ
ーミングを行なった際には、短焦点側にズーミングを行
なう際よりも、上記閃光発光器9と撮影レンズとの距離
を大きく確保するようにして、長焦点側にズーミングを
行なった際の、閃光発光器を使用する写真撮影時に発生
する赤目現象を軽減、または防止することができる。
【0039】図9は、本発明の第2実施例のカメラの要
部を示す図であって、閃光発光器周りの概略を示す斜視
図である。この第2実施例においては、上述の第1実施
例のカメラの構成と基本的に同様であり、閃光発光器9
Aのポップアップ機構が多少異なるのみである。従っ
て、上述の第1実施例において説明した、同様の部材に
ついての説明は省略し、異なる部分について、以下に説
明する。
【0040】図9に示すように、この第2実施例のカメ
ラの閃光発光器9Aは、撮影レンズに連動して直進移動
する移動部材であるラック部材26と、2つのレバー部
材27,28とから形成される発光器移動手段によって
構成されている。
【0041】即ち、上記閃光発光器9Aの一端部をレバ
ー部材28と連結されてカメラ本体1Aの側壁に回動自
在に支持されており、また、上記閃光発光器9Aの他の
一端部は、レバー部材27によってカメラ本体1A内に
配設されているラック部材26の一端部に回動自在に連
結されている。このラック部材26の下面側に設けられ
たラックギアー部26aが、上述の第1実施例と同様
に、カメラ本体1Aの略中央部に配設された撮影レンズ
を有する鏡枠7のカメラ本体1A内における外周部に設
けられたギアー部7Aaと噛合して、上記鏡枠7Aの回
動動作に連動して、上記ラック部材26をカメラ本体1
Aの側方に移動させるようになっている。
【0042】このように構成された上記第2実施例にお
ける上記閃光発光器9Aの動作について、図10〜12
のカメラの概略図によって以下に説明する。なお、図1
0は、上記閃光発光器9Aがカメラ本体1A内に収納さ
れている状態、即ち、沈胴状態を示しており、図11
は、閃光発光器9Aがカメラ本体1A内よりポップアッ
プ(突出)された状態を示し、図12は、上記図11の
状態からさらに閃光発光器9Aがカメラ本体1Aの上方
に移動された状態を、それぞれ示している。なお、上記
図10〜12については、図面の繁雑化を避けるため
に、本発明に直接関係のない部材については省略してい
る。
【0043】まず、図10に示すように、カメラ本体1
Aの初期状態は、カメラのパワーSWがオフ(OFF)
状態であり、上記鏡枠7Aは沈胴されてカメラ本体1A
内に収納されており、上記閃光発光器9Aもまたカメラ
本体1A内に収納された状態である。この状態、即ち、
沈胴状態において、上述の第1実施例と同様に、カメラ
本体1A内に設けられたパワーSWの信号がオン(O
N)されることにより、上記鏡枠7Aが駆動されて沈胴
状態から撮影域まで繰り出され、カメラ本体1の前面側
に突出されて撮影待機状態となる。
【0044】つまり、上記鏡枠7Aが、図10において
時計方向に回動されることによって、沈胴状態から撮影
域に繰り出されると共に、上記鏡枠7の回転に伴って、
図11に示すように、該鏡枠7Aの外周部のギアー部7
Aaと上記ラック部材26のラックギアー部26aとが
噛合しているために、上記ラック部材26がカメラ本体
1Aの側方に移動されると共に、このラック部材26の
側方へ向かう力量は、上記レバー部材27、28によっ
て、上方に向かう力量へと変換せられる。これによっ
て、上記閃光発光器9Aは上方に移動し、カメラ本体1
Aの外部上方へと突出する。
【0045】続けて、上記撮影レンズのズーミング動作
に連動して、上記鏡枠7がさらに回転されると、上記ラ
ック部材26はさらにカメラ本体1Aの側方に向けて移
動され、上記閃光発光器9Aも、さらにカメラ本体1A
の上方に向けて移動する。
【0046】以上説明したように上記第2実施例によれ
ば、上述の第1実施例と同様に、上記鏡枠7Aの沈胴状
態から撮影域に繰り出す際の動作、および上記鏡枠7の
ズーミング動作に連動して、上記閃光発光器9をカメラ
本体1の上方に向けて移動させるようにしたので、ズー
ムレンズにおけるズーミング量に応じて、閃光発光器9
Aと撮影レンズとの間の距離を変更することができる。
従って、長焦点側にズーミングを行なった際には、短焦
点側にズーミングを行なう際よりも、上記閃光発光器9
Aと撮影レンズとの距離を大きく確保するようにして、
長焦点側にズーミングを行なった際の、閃光発光器9A
を使用する写真撮影時に発生する赤目現象を軽減、また
は防止することができる。
【0047】なお、上記第1、第2実施例のカメラにお
いては、撮影レンズのズーミング動作に連動して、閃光
発光器9、9Aを移動するようにしているが、撮影レン
ズのフォーカシング動作に連動して、上記閃光発光器
9,9Aを移動させるようにしても、同様の効果を得る
ことができる。つまり、この場合においては、撮影レン
ズのフォーカシング動作に連動して、被写体距離に応じ
て閃光発光器を移動させるので、被写体距離が長くなる
場合において、閃光発光器9,9Aを使用した写真撮影
時の赤目現象を軽減、または防止することができるとい
う効果を得ることができる。
【0048】[付記] (1) 閃光発光器内蔵カメラにおいて、撮影レンズ
と、上記撮影レンズをフォーカシング動作させるレンズ
駆動手段と、閃光発光器と、上記レンズ駆動手段に連動
し、上記撮影レンズを近距離側から遠距離側の被写体に
フォーカシングを行なうに従い、撮影レンズ光軸と上記
閃光発光器との間の距離を大きくなる方向に変化させる
発光器移動手段と、を具備する閃光発光器内蔵カメラ。
【0049】(2) 閃光発光器内蔵カメラにおいて、
撮影レンズと、上記撮影レンズの少なくとも一部を、レ
ンズ光軸の方向に移動させるレンズ駆動手段と、閃光発
光器と、上記レンズ駆動手段に連動し、上記撮影レンズ
の移動に応じて、上記レンズ光軸と上記閃光発光器との
間の距離を変化させる発光器移動手段と、を具備する閃
光発光器内蔵カメラ。
【0050】(3) 付記第2に記載の閃光発光器内蔵
カメラにおいて、上記発光器移動手段は、上記撮影レン
ズを、レンズ光軸方向に移動させるレンズ駆動手段に連
動して回動移動する遊星ギアーと、この遊星ギアーの回
動移動により係合回動し、さらに噛合するギアーを有す
るシーソー部材と、上記シーソー部材と閃光発光器とが
係合するように、それぞれ回動可能に軸支すると共に、
直進移動可能に支持されたラック部材と、を具備する閃
光発光器内蔵カメラ。
【0051】(4) 付記第2に記載の閃光発光器内蔵
カメラにおいて、上記発光器移動手段は、上記撮影レン
ズに連動し、直進移動する移動部材と、上記閃光発光器
の両側にそれぞれ回動自在に設けられた2つのレバー部
材とを有し、上記一方のレバー部材の他端をカメラ本体
に回動自在に支持し、上記他方のレバー部材の他端を上
記移動部材に回動自在に結合した構成とする閃光発光器
内蔵カメラ。
【0052】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ズー
ムレンズにおいて長焦点側にズーミングした場合や、被
写体距離が大きい場合の、閃光発光器を使用する写真撮
影時に発生しやすい赤目現象の軽減に寄与し、または防
止することができる閃光発光器内蔵カメラを提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示すブロック構成図。
【図2】本発明の概念を示すカメラの概略構成図であっ
て、(a)は、沈胴状態を示し、(b)は、閃光発光器
がカメラ本体の外部側方に突出された状態を示し、
(c)は、上記(b)から、さらに閃光発光器の突出量
を大きくした場合を示す図。
【図3】本発明の第1実施例のカメラの要部を示す図で
あって、閃光発光器周りの概略を示す斜視図。
【図4】上記図3のカメラの各制御機構を示すブロック
構成図。
【図5】上記図3のカメラにおける閃光発光器の動作を
説明する概略図であって、沈胴状態を示す図。
【図6】上記図3のカメラにおける閃光発光器の動作を
説明する概略図であって、閃光発光器がカメラ本体内よ
りポップアップ(突出)された状態を示す図。
【図7】上記図3のカメラにおける閃光発光器の動作を
説明する概略図であって、上記図6の状態からさらに閃
光発光器がカメラ本体の側方に移動された状態を示す
図。
【図8】上記図3のカメラにおいて、写真撮影が行われ
る際の一連の動作を示すフローチャート。
【図9】本発明の第2実施例のカメラの要部を示す図で
あって、閃光発光器周りの概略を示す斜視図。
【図10】上記図9のカメラにおける閃光発光器の動作
を説明する概略図であって、沈胴状態を示す図。
【図11】上記図9のカメラにおける閃光発光器の動作
を説明する概略図であって、閃光発光器がカメラ本体内
よりポップアップ(突出)された状態を示す図。
【図12】上記図9のカメラにおける閃光発光器の動作
を説明する概略図であって、上記図11の状態からさら
に閃光発光器がカメラ本体の上方に移動された状態を示
す図。
【図13】従来の閃光発光器内蔵カメラにおいて発生す
る赤目現象について説明する図。
【符号の説明】
5……CPU 6……鏡枠駆動手段(ズーム駆動手段) 7,7A……鏡枠 7a,7Aa……ギアー部 9,9A……閃光発光器 10……閃光発光回路 11……閃光発光器移動手段 12……遊星ギアー 16……シーソー部材 16a,26a……ラックギアー部 17,26……ラック部材(移動部材) 19……レンズ駆動手段 20……シャッタ駆動手段 21……フィルム給送手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光発光器内蔵カメラにおいて、 撮影を行なうためのズームレンズと、 上記ズームレンズをズーミング動作させるズーム駆動手
    段と、 閃光発光器と、 上記ズーム駆動手段に連動し、上記ズームレンズのズー
    ミング量に応じて、撮影レンズ光軸と上記閃光発光器と
    の間の距離を変化させる発光器移動手段と、 を具備することを特徴とする閃光発光器内蔵カメラ。
  2. 【請求項2】 上記発光器移動手段は、上記ズームレ
    ンズを短焦点側から長焦点側にズーミングするに従い、
    上記撮影レンズ光軸と閃光発光器との間の距離を大きく
    することを特徴とする、請求項1に記載の閃光発光器内
    蔵カメラ。
  3. 【請求項3】 閃光発光器内蔵カメラにおいて、 撮影レンズと、 上記撮影レンズをフォーカシング動作させるレンズ駆動
    手段と、 閃光発光器と、 上記レンズ駆動手段に連動し、上記撮影レンズのフォー
    カシング量に応じて、撮影レンズ光軸と上記閃光発光器
    との間の距離を変化させる発光器移動手段と、 を具備することを特徴とする閃光発光器内蔵カメラ。
JP17097194A 1994-07-22 1994-07-22 閃光発光器内蔵カメラ Withdrawn JPH0836207A (ja)

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Cited By (2)

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