JP3255678B2 - カメラ - Google Patents
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Description
可能なカメラ、詳しくは、ノーマルサイズの撮影画面と
該ノーマルサイズより小さい撮影画面とを切換える撮影
画面切換え可能なカメラに関する。
り、その1つとして撮影画面サイズの切換えがある。特
に、けられ,光量不足,収差等の問題がない通常のノー
マルサイズの撮影画面サイズ(24mm×36mm)を
有するカメラにおける、パノラマサイズの撮影画面と上
記ノーマルサイズの撮影画面との切換え手段は種々提案
されており、パノラマ時にアダプターを装着するもの
や、手動にて切換えができるタイプのものが知られてい
る。これらの撮影画面サイズの切換え時には、ファイン
ダーも切換えることにより撮影範囲を認識できるように
構成されている。
関しては、実公昭35−25058号公報に、上記ノー
マルサイズの撮影画面とハーフサイズの撮影画面(24
mm×18mm)とを手動により切換える切換え機構が
開示されている。さらに、本出願人は、特願平2−40
9234号において、上記ノーマルサイズの撮影画面と
パノラマサイズの撮影画面との切換えを電動により可能
とした装置を提案している。
ー等を装着してパノラマサイズの撮影画面を得るととも
に、通常の撮影範囲の他にパノラマサイズの撮影画面に
おいてもズーミングを可能にしたカメラも提案されてい
る。
ラでは、撮影画面サイズをパノラマモードにして、かつ
ズームをワイド側端に設定することにより、パノラマ効
果をより強く発揮することを可能としている。
用する撮影者の間では、より広範囲での写真撮影、すな
わち、より広角での写真撮影を行いたいというニーズが
生じてきた。ところが、一般に、ズームカメラは通常の
ズーム範囲内でレンズ外径およびレンズ系の移動量をで
きる限り小さくなるように設計されており、単純により
広角側に焦点距離を広げると、撮影レンズ系によって
は、けられ,光量不足,収差が生じる等の問題により上
記ノーマルサイズの撮影画面サイズにおける該撮影画面
の周辺部の光学的性能を満足できなくなる虞があった。
はf=35〜70mmやf=35〜105mmが一般的
に使用されており、望遠側の使用頻度も高いため、単純
に広角側に焦点距離を広げるとズーム比が高くなり、レ
ンズ自体が大型化してしまい、近年の小型化されること
が望まれている傾向にあるカメラにおいては大きなマイ
ナス材料となってしまう。
のであり、上記問題点を解消し、小型でありながら、通
常のズーミング範囲におけるような通常焦点距離領域の
他に、例えば通常焦点距離領域のワイド端より広角側で
の写真撮影を、光学的性能を損なうことなく実行可能な
カメラを提供することを目的とする。
めに本発明による第1のカメラは、ノーマルサイズの撮
影画面サイズと該ノーマルサイズより小さい撮影画面サ
イズとを切り換え可能な撮影画面サイズ切換機構と、通
常焦点距離と該通常焦点距離とは異なる超広角焦点距離
とに選択駆動される撮影光学系と、上記撮影光学系が上
記通常焦点距離にある際には、操作に応じて上記撮影画
面サイズ切換機構を作動させることにより、上記2つの
撮影画面サイズのうちから所望の撮影画面サイズを選択
して設定可能な撮影画面サイズ切換操作手段と、操作さ
れることによって、上記撮影光学系を上記通常焦点距離
から上記超広角焦点距離に変更駆動すると共に、上記撮
影画面サイズを上記ノーマルサイズより小さい撮影画面
サイズに切り換える超広角焦点モード設定操作手段と、
を具備することを特徴とする。上記の目的を達成するた
めに本発明による第2のカメラは、ノーマルサイズの撮
影画面サイズと該ノーマルサイズより小さい撮影画面サ
イズとを切り換え可能な撮影画面サイズ切換手段と、少
なくとも第1の焦点距離と第2の焦点距離とを有する通
常焦点距離領域と、該通常焦点距離領域より広角側の超
広角焦点距離領域とに選択設定可能な撮影光学系と、上
記撮影光学系が上記通常焦点距離領域にある際には、操
作に応じて上記撮影画面サイズ切換手段を作動させるこ
とにより、上記2つの撮影画面サイズのうちから所望の
撮影画面サイズを選択して設定可能な撮影画面サイズ切
換操作手段と、操作されることにより、上記撮影光学系
を上記通常焦点距離領域から上記超広角焦点距離領域に
変更駆動すると共に、上記撮影画面サイズを上記ノーマ
ルサイズより小さい撮影画面サイズに切り換える超広角
焦点モード設定操作手段と、を具備することを特徴とす
る。上記の目的を達成するために本発明による第3のカ
メラは、第1の画面範囲と該第1の画面範囲より小さい
第2の画面範囲とに、使用される撮影画面範囲を切り換
え可能な画面範囲切換手段と、上記第1の画面範囲をカ
バー可能な第1イメージサークルを有する通常焦点距離
領域と、上記第2の画面範囲をカバー可能であって上記
第1イメージサークルより小さい第2イメージサークル
を有し該通常焦点距離領域より広角側の超広角焦点距離
領域とを有していて、上記通常焦点距離領域と上記超広
角焦点距離領域との間で移動可能な撮影光学系と、上記
第1の画面範囲に対応する第1のファインダ視野範囲指
示と、上記第2の画面範囲に対応する第2のファインダ
視野範囲指示とにファインダ視野を切り換えるファイン
ダ視野切換手段と、上記撮影光学系が上記通常焦点距離
領域にある際には、操作に応じて上記ファインダ視野切
換手段を作動させることにより、上記第1及び第2のフ
ァインダ視野範囲指示から所望のファインダ視野範囲指
示を選択して設定可能なファインダ視野切換操作手段
と、操作されることにより、上記撮影光学系を上記通常
焦点距離領域から上記超広角焦点距離領域に移動すると
共に、撮影画面範囲を上記画面範囲切換手段により上記
第2の画面範囲に、ファインダ視野を上記ファインダ視
野切換手段により第2のファインダ視野範囲指示に切り
換える超広角焦点モード設定操作手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
明する。
用される撮影レンズのイメージサークルを示した線図で
ある。
イズの撮影画面(24mm×36mm)で写真撮影を行
うとすると、図中、点AF−点BF−点CF−点DFで
示される撮影画面をカバーするイメージサークルφFが
必要である。しかしながら、上記ノーマルサイズより小
さい撮影画面である、たとえば、パノラマサイズの撮影
画面(たとえば、13mm×36mm)を、同図に示す
ように、点AP−点BP−点CP−点DPで示される大
きさに設定すると、該撮影画面をカバーするイメージサ
ークルは、φPで示されるイメージサークルでよいこと
になる。さらに、たとえばハーフサイズの撮影画面(2
4mm×18mm)を、同図に示すように、点AH−点
BH−点CH−点DHで示される大きさに設定すると、
該撮影画面をカバーするイメージサークルは、φHで示
されるイメージサークルでよいことになる。
画面より小さいサイズの撮影画面による写真撮影の際に
は、必ずしも上記イメージサークルφFを必要としない
ことを鑑みれば、上記ノーマルサイズの撮影画面で使用
される焦点距離範囲を超える領域での写真撮影も可能と
なる。すなわち、上記ノーマルサイズの撮影画面での撮
影においては、上記焦点距離範囲を越えてしまうと撮影
光学系の性能が周辺にて劣化する、たとえば、けられ,
光量不足,収差等が生じてしまう撮影レンズであって
も、上述したパノラマサイズやハーフサイズの撮影画面
をカバーするイメージサークルφPあるいはφHを有し
ていれば、上記ノーマルサイズの撮影画面での写真撮影
は困難であっても、上記パノラマサイズやハーフサイズ
の撮影画面での写真撮影は可能となる。
なされたものであり、以下、本発明を具体的に実現する
実施例を図面を参照して説明する。
カメラにおける撮影光学系を示した側面図である。
f=35〜105mm,FNo.4.5〜6.5の3倍
ズームレンズであり、10群12枚のレンズにより構成
されている。また、該撮影光学系のズーミングは3群形
式であり、各群は第1レンズ群Le1が正、第2レンズ
群Le2が正、第3レンズ群Le3が負のパワーを有す
るタイプとなっている。なお、フォーカシングは上記第
2レンズ群Le2により行なわれ、最短撮影距離は、た
とえば、0.8mとなっている。
の状態は、ワイドの無限遠状態(以下、ワイド状態とい
う)であり、図2(b)のTELEで示す該撮影光学系
の状態がテレの無限遠状態(以下、テレ状態という)で
ある。上記各図において、右端の一点鎖線が結像面60
であり、実際には、フィルムが位置する所である。上記
第2レンズ群前方(第1レンズ群側)に矢印で示された
部位は、シャッター部61であり、上記第2レンズ群と
一体に移動するセクターを表わしている。また、図中、
符号Lw ,Ltは、それぞれ上記ワイド状態,テレ状
態での最至近までのフォーカシング繰り出し量を示して
いる。
ンズ群と第2レンズ群との間隔をさらに狭くしていく
と、焦点距離はよりワイド側に変化していく。このとき
の該撮影光学系の状態を示したのが図2(c)のOVE
R WIDEである。この状態を以下、オーバーワイド
状態という。
撮影光学系とファインダ光学系および撮影画面切換機構
とファインダ視野枠切換機構の概要について説明する。
分解斜視図である。
筒部と、ファインダユニットと、ズームモータユニット
10と、撮影画面切換機構部とによって構成されてい
る。なお、撮影画面の切換えとしては、通常のノーマル
サイズ(以下、Nサイズという)の撮影画面での撮影
(以下N撮影と称する)モード時の撮影画面から、ハー
フサイズの撮影画面、あるいは、パノラマサイズ(以下
Pサイズという)の撮影画面(たとえば、13mm×3
6mm)での撮影(以下P撮影と称する)モード時の撮
影画面への切換えがあるが、本第1実施例の場合、N撮
影時のノーマルサイズの撮影画面からP撮影時のパノラ
マサイズの撮影画面への切換えを行うものとして説明す
る。
4に支持されるものであって、ズームモータ10aとギ
ヤー列10bで構成され、カム環6を駆動するものであ
る。
の変倍駆動機構を構成するものであって固定枠5に回転
自在に支持されるカム環6と、図示されない撮影レン
ズ、および、カム環6の回転位相を検出するエンコーダ
によって構成されている。上記カム環6の外周に第1,
第2領域を有するファインダカム7がピン6a,6bに
案内されて周方向に回動自在に配設されている。また、
カム環6には上記ギヤー列10bに噛合するギヤー9が
固着されている。更に、カム環6の外周端部には後述す
るPリング3を操作する当接面6c,6dが設けられて
いる。なお、ファインダカム7は、カム環6に対して、
N撮影とP撮影モードに対応する2つの相対位置に、後
述する相対位置保持機構を介して保持される。その相対
位置の切り換えは本体4のストッパ4i,4kに該カム
7の端面7d,7eを付き当てて保持位置をずらして行
う。カム環6の外周には接片26が摺接するエンコーダ
パターンのフレキシブル基板25が配設されている。
と、本体8に支持されるガイド軸29と、該軸29に摺
動自在に支持されるファインダレンズ用のF枠11,1
2と、該枠11,12に保持されるファインダ変倍レン
ズ11b,12bと、視野枠切換機構を構成する視野マ
スク操作用の切換レバー13と、該枠11,12に互い
に懸架されるF枠ばね14と、図示しないポロプリズ
ム、視野マスク、接眼レンズ等によって構成されてい
る。そして、上記ファインダ本体8はカメラ本体4に取
り付けられる。
準マスク開口部4dの前面部に配設されており、撮影画
面切り換え用の可動のマスクA1,マスクB2と、該マ
スクを操作するPリング3とで構成される。なお、マス
クA1,マスクB2はそのガイドピン1b,2bが本体
4の直進案内溝4cに案内されてそれぞれの画面切り換
え位置に移動可能とする。
時に、ズームモータ10aを駆動源として、カム環6の
当接面6c,6dによって操作腕3fを押圧して所定の
位置まで回動する。そして、その回動により、その内周
に設けられる切り欠き溝3a,3bに嵌合するマスクA
1,マスクB2の駆動ピン1a,2aを介して上記マス
クA.Bをそれぞれの画面サイズを与える位置に移動さ
せる。
ームカメラの動作について説明すると、まず、カメラの
ズーム動作は、ズーム制御信号に基づいてズームモータ
10aによりカム環6が回動され、ズーミング動作が実
施される。また、そのズーム動作に基づいてファインダ
ユニットのF枠11,12は、ファインダカム7によっ
て軸方向に駆動され、ファインダ像のズーミングを行
う。
ムモータ10aでカム環6を介してPリング3を回動す
ることによって行うが、N撮影モード切り換え時にはP
リング3を反時計回り(以下CCWと称する)に回動さ
せて、マスクA1,マスクB2を上下に開きNサイズに
対応した結像部開口とする。P撮影モード切り換え時に
はPリング3を時計回り(以下CWと称する)に回動さ
せて、マスクA1,マスクB2を互いに接近するように
移動し、Pサイズに対応した結像部開口とする。その切
り換え動作に連動して駆動腕3gは、上記ファインダユ
ニットの視野マスクの切換レバー13の操作腕13aを
押圧し、ファインダ視野枠切換機構を操作して上記撮影
画面サイズに対応したファインダ視野枠を与える。
ム環6とファインダカム7の相対位置も切り換えられ
る。即ち、カム環6をCCW、CW方向に回動させる
と、ストッパ4i,4kにファインダカム7が当接し、
更に回動させるとカム環6とファインダカム7の相対位
置は変化する。従って、ファインダユニットのF枠1
1.12のカムピン11a,12aが、ファインダカム
7のカム面7a,7bに摺接する領域が画面の切り換え
に応じて相違することになる。そして、その領域は、N
撮影時には第1領域、また、P撮影時には第2領域とす
る。但し、第1および第2領域はカム面7a,7b上で
連続して形成される。
撮影とP撮影での撮影画面サイズの切り換えに応じてフ
ァインダ視野枠サイズを切り換えると同時にファインダ
の変倍率の値も変更され、特にP撮影時に倍率を上げて
ファインダが見辛くなることを防止することができる。
例えば、図8に示されるようにP撮影時でのファインダ
視野枠は従来のように視野枠Fp1ではなくFp2となる。
1実施例の撮影光学系を示すことは述べたが、次に、上
記図3には不図示の内部構成について簡単に説明する。
回動自在なカム環6が配設されている。固定枠5には直
進溝5aが設けられており、カム環6のカム溝とにより
1群枠51,2群枠52,3群枠53をそれぞれ支持し
ている。尚、カム溝、直進溝は、円周方向にほぼ等分な
3ヵ所に設けられている。
ワイド状態のときは、各群のピンが図中の実線位置に存
在する。カム環6は図中の矢印方向に回動され、回動範
囲θ1 により、ワイド状態からテレ状態までのズームを
可能としている。該カム環には通常の回動範囲の延長線
上にオーバーワイド位置が設けられており、ワイド端か
らθ2 の回動により、オーバーワイド光学系を形成す
る。
枠内にはシャッタ機構を司るモータやセクター類とフォ
ーカシング機構を司るモーターや繰り出し機構が含まれ
ている。また、光学系のワイド状態とはf=35mm,
テレ状態とはf=105mmであるが、オーバーワイド
状態は、f=28mmに設定されている。
り、第2群,第3群を変倍レンズ群とする実像式ファイ
ンダである。図中、A,Bは、それぞれ最大倍率と最小
倍率の時の該ファインダ光学系の状態を表しており、最
小倍率は0.40,最大は1.56倍である。但し、画
面切換に応じ、その変倍率中の使用範囲を限定する構成
となっている。ノーマルモードでは35〜105mmで
使用するため0.40〜1.20を、パノラマモードで
は0.42〜1.56倍を使用するものである。これに
より、パノラマ撮影時には、上述した図8に示したFP2
の視野を得るわけである。
構成について図10に基づいて説明を行う。このファイ
ンダユニットは、主にファインダ光学系レンズと、ポロ
プリズム15と、視野枠切換機構である視野マスク16
および切換レバー13とで構成されている。
持つポロプリズム15を左右2体に分離し、その中間に
ファインダ結像系の結像面を位置させる。ファインダの
視野マスク16は2枚で構成され、長穴部16aがポロ
プリズム15の突起15aに係合し、摺動自在に保持さ
れている。また、視野切換レバー13はファインダ本体
8(図3参照)に回動可能に保持されており、視野バネ
17によりCCW方向に付勢されている。前記図3に示
すPリング3がP撮影切り換え動作によりCW方向に回
動すると、Pリング3の腕部3gが視野切換レバ13の
腕部13aを押圧し、視野バネ17に抗して視野切換レ
バー13をCW方向に回転させる。このとき視野枠切換
レバー13のU溝13bは視野マスク16の突起16b
と係合しているので視野マスク16は長穴16aの長手
方向に移動し、視野枠サイズの切り換えが行われる。
て、図4〜図7にて詳説する。
ものであり、他の構成はすべて図3に示したものと同等
である。また、図4における断面AA′を図5に、図7
における断面BB′を図6に示している。ここで図4は
ノーマルモード時の被写体側から見た状態を、図7はパ
ノラマモード時の状態をそれぞれ表わしている。
マスク部4dの表面4fと、固定枠5の端面5a間に配
設されている。そして、上記切換機構は、P撮影時の実
撮影画面サイズを決定するマスクA1,マスクB2,マ
スク位置を切り換えるPリング33、N撮影時の実画面
のNサイズを与える本体4の開口部4dとで構成され
る。Pリング33とマスクA1とマスクB2とは、固定
枠5の端面5aと本体4のPリング受け面4eとにより
軸方向は規制される。そして、Pリング33は外周受け
部4aによって回動可能に保持される。また、Pリング
33の回転駆動はその操作腕33fをカム環6の当接部
6cあるいは6dにより押圧することによって行われ
る。
ガイド用のピン1b,2bを持ち、直進ガイド溝4cに
嵌合している。それらのマスクに設けられた駆動用ピン
1a,2aは、Pリング33の切欠溝33a,33bに
嵌合している。更に、Pリング33は当接面33e,3
3dを有し、その当接面に本体4のストッパ4bが当接
して、N撮影位置、P撮影位置が決定される。そして、
Pリング33のクリック突起33cが、本体4のクリッ
ク溝4g、または、4hに嵌入しクリック保持力を有し
て位置決めされる。
N撮影位置ではオフ,P撮影位置ではオンとなる画面サ
イズ検知用のリーフスイッチ(図示せず)が設けられて
いる。
明する。
とマスクB2は互いに離間しており、本体4のマスク開
口部4dの範囲外に位置する状態であるので、その開口
部4dにより実画面のNサイズ(ノーマルサイズ)が決
まることになる。また、その状態ではPリングの当接面
33dがストッパー4bに当接しており、クリック突起
33cがクリック溝4gに嵌入している。この位置から
カム環6の当接部6dを操作腕33fに当接させてPリ
ングをCW方向に回転させると、Pリング33の切り欠
き溝33a,33bによりマスクA1,B2のピン1
a,2aを駆動し、マスクA1,B2は本体4のガイド
溝4cに沿って下方向にあるいは上方向に移動する。さ
らに、回転させると、当接面33eがストッパー4bに
当接し、図7に示されるP撮影モード位置にPリング3
3が位置しクリック突起33cがクリック溝4hに嵌入
する。この状態において、マスクA1,B2は互いに接
近した状態となり、それぞれの端面1d,2dによりP
サイズ(パノラマサイズ)の実画面サイズのエリアを形
成する。
Pリング33の操作腕33fをカム環6の当接部6cに
よりCCW方向に押圧して回動させ、図4の状態に戻す
ことができる。また、本実施例においては、Pリング3
3の中央の開口部33hの形状は本体開口部4dより小
さくない必要最小限の寸法を有しており、不要光をでき
る限り遮光するようにしている。
ミングおよび画面切り換え動作に連動するファインダ光
学系の変倍機構について説明する。
イド状態でのファインダカム7とカム環6部の縦断面
図、および、その展開図を示す。また、図15,図16
はP撮影モードにおけるテレ状態での縦断面図、およ
び、その展開図を示す。回動可能なファインダカム7は
カム環6の外周に後述する相対位置保持機構を介して2
つの位置のいずれかに保持されて配設されている。その
保持状態のもとにカム環6のズーミングの回転範囲θに
ついてファインダカム7とカム環6は一体となって回動
する。なお、図13,図11において、カム環6の回動
角θ1はガイドピン6aで示されるワイド位置θA から
テレ位置θB の範囲で示される角度である。
N撮影モードにおいては、ファインダのF枠11のカム
ピン11aとF枠12のカムピン12aはF枠バネ14
(図3参照)の付勢力により、それぞれファインダカム
7のカム面7aと7bに当接している。なお、ピン位置
11a(W/N),12a(W/N)は、N撮影時のワ
イド状態のピン位置を示している。そして、ズーム操作
でカム環6がテレ位置まで回動すると、 F枠11,1
2のカムピン11a,12aはファインダカム7のカム
面7a,7bに当接しながら摺動し、ピン位置11a
(T/N),12a(T/N)に到達する。ピン11
a,12a(W/N)位置から(T/N)位置の範囲
が、N撮影時に使用されるファインダカム7の第1領域
RN であり、ファインダ倍率としては0.40倍〜1.
20倍となっている。
モードに切り換えるためには図13のカム環6をワイド
端を超えてP撮影モードへの切り換え回動位置θC (ピ
ン6a位置)までの角度θ2 だけ回動する。このとき、
ファインダカムの端面7eがカメラ本体のストッパ4k
に当接し、さらに、押圧するのでファインダカム7は前
記相対位置保持機構の保持力に抗してピン6aに対して
略角度θ2 だけ回動移動させられ、P撮影モード状態の
相対位置に位置決めされる。但し、この状態はワイド状
態である。
ているが、この状態からカム環6がワイド側へ回動する
と、F枠1,2のカムピンは11a(T/P),12a
(T/P)位置から11a(W/P),12a(W/
P)位置までカム面7a,7bに当接しながら移動す
る。この範囲がP撮影でズームの可能なファインダカム
7の第2領域Rp である。ファインダ倍率としては0.
52倍〜1.56倍となる。また、P撮影時には、さら
に回動することにより倍率0.42倍のオーバーワイド
状態に移行することも可能である。そして、図14で明
確な通り、ファインダカム7の第2領域Rp は第1領域
RN を延長する形状で形成されている。
5に示すようにカム環6をテレ端を超えて、N撮影切り
換え角θR だけ、即ち、ピン6aの位置に対して回動位
置θD まで回動させる。この動作によりファインダカム
7の端面7dが本体のストッパ4iに当接し、更に、フ
ァインダカム7はカム環6に対して相対的にCW方向に
回動し、N撮影状態の相対位置に位置するようになる。
但し、そのときの位置はテレ位置であって、図13に示
される状態はワイド位置までカム環6を駆動した状態を
示している。
ンダは、撮影画面サイズの切換えに連動してカムの使用
領域を変化させるため、これによって見易いファインダ
とすることができるのである。
との相対位置保持機構について詳細に説明する。
ックストップ機構を用いたものであって、図13,図1
5に示されるようにファインダカム7にはクリック溝7
g,7fが形成され、また、カム環6にはクリックバネ
30を保持するるための凹部6eが形成されている。更
に、クリックバネ30にはクリック溝7g,7fに落ち
込むための凸状突起30aが形成されている。なお、図
示されていないがファインダカム7は、カム環6の外周
上を摺動可能とするように半径方向の規制はなされてお
り、ガイドピン6a,6bに沿って周方向に回動するこ
とを可能にする。
起30aはクリック溝7gに落ち込んでいるため、この
状態でカム環6とファインダカム7は一体的に回動でき
る。そして、ガイドピン6aに注目すると角度θ1の範
囲でピン6aを移動すればN撮影状態におけるワイドと
テレ状態を設定できることがわかる。図の状態からCW
方向にカム環6を角度θ2 を回動させるとファインダカ
ム7の端面7eは本体ストッパ4kに当接した後、更
に、回動して突起30aがクリック溝7fに落ち込み、
その嵌入位置が切り換えられる。この切り換え動作によ
りカム環6とファインダカム7との相対位置関係はP撮
影用のカム設定状態となり、その後、カム環6のガイド
ピン6aの位置をθC からθA に戻すとP撮影時のワイ
ド状態に設定される。
しておけばオーバーワイド状態での撮影が可能となる。
て、カム環6をCCW方向に角度θR 回動させると、カ
ム7の端面7dは本体ストッパ4iに当接し、更にカム
環6が回動するので、ファインダカム7はカム環6に対
し相対的に回動し、バネ30の突起30aはクリック溝
7fから溝7gに切り換って落ち込み、カム環6とファ
インダカム7との相対位置関係はN撮影モード用のカム
設定状態となる。その後、上記カム環6を逆方向にθR
程回動させればN撮影のテレ状態となるわけである。
構成として表した場合について、図17に示すブロック
構成図を参照して説明する。
知の全自動カメラであり、カメラ全体の駆動制御を行う
演算制御部101(以下、CPU101という)と、該
ズームカメラの外部に設けられたレリーズ釦(図示せ
ず)の押圧に連動してオンするレリーズスイッチ102
と、同じく、該カメラの外部に設けられ、パノラマモー
ド(ワイド状態〜テレ状態の範囲)を選定するパノラマ
切換スイッチ103と、同じく、該カメラの外部に設け
られ、オーバーワイド状態を指定するオーバーワイド切
換スイッチ104と、図示しないボタンやレバーにより
構成されたスイッチであって、操作信号を上記CPU1
01に送信することでズーム駆動機構109を制御する
ズームスイッチ105と、被写体に対し、測距,測光を
行い必要なデータを測定して該CPU101に伝達する
測距部106,測光部107と、上記ズーム駆動機構1
09のモニターを行い、該駆動機構109の情報を上記
CPU101に伝達するズームエンコーダ108と、撮
影画面サイズを検知する画面サイズ検知手段110と、
CPU101に制御され動作する露光系111および合
焦系112とが、それぞれ上記CPU101に接続され
て主要部が構成されている。
ズの切換えはカム環動力によることは前述したとおりだ
が、上記パノラマ切換スイッチ103やオーバーワイド
切換スイッチ104の入力によっても上記ズーム駆動機
構109が制御されるようになっている。
カメラにおける、撮影画面サイズの切換えの動作を上記
CPU101の動作として図18に示すフローチャート
により説明する。
ド切換えスイッチ(以下、O.W.スイッチという)1
04の設定状態を確認し(ステップS1)、該O.W.
スイッチ104がオンされている場合にはステップS4
にジャンプし、現状ズーム位置がオーバーワイド状態
(O.W.)の位置にない場合には、カム環を回動し、
オーバーワイド位置にて停止する(ステップS5)。上
記ステップS4において、既にそれ以前にオーバーワイ
ド状態に設定されている場合には、何ら駆動する必要は
ないためリターンする。
W.スイッチ104がオフであるなら、現状ズーム位置
を確認し(ステップS2)、オーバーワイド状態に設定
されているときはカム環をワイド位置(W位置)まで回
動させた(ステップS6)後ステップS3に移る。ま
た、上記ステップS2においてオーバーワイド状態に設
定されていなければ、上記パノラマ切換スイッチ(以
下、Pスイッチという)103の設定状態を確認し(ス
テップS2)、該Pスイッチ103がオフされている、
すなわちノーマルモード(以下、Nモードという)に設
定されているならば、ステップS7にて現状のマスク状
態がパノラマモード(以下、Pモードという)であるか
否かを確認する。このステップS7において、現状のマ
スク状態と上記Pスイッチ103の状態が一致、すなわ
ち、この場合、PモードでなくNモードであるならばそ
のままリターンに移行できる。しかし、モード設定が現
状と異なる場合、すなわち、この場合、Pモードである
ならば、以下の動作が必要となる。
ているが、マスク状態がパノラマ状態にある時に上記ス
テップS7から移行するものであり、マスク状態をパノ
ラマから解除する必要が生じている。しかしながら、一
般的使用状態を考えた場合、ある焦点距離で、モードを
変更するということは、その焦点距離での撮影を所望し
ている場合が多い。よって本第1実施例では、マスク切
換え後再び、モード変更時のズーム状態に復帰し得るよ
う構成されている。すなわち、上記ステップS8では現
状のズーム位置をメモリーする。次いでステップS9に
より、既述した機構のもとカム環をリセット位置まで回
動し停止させる。この状態で、マスク状態の切換えおよ
びファインダーの視野の切換えは完全に終了している。
そして、ステップS10によりカム環を逆転し、上記ス
テップS8によりメモリーしたズーム位置へ復帰させ
る。これにより、撮影者はモード変更前の焦点状態で、
撮影を行なうことが可能となる。
103がオンされている場合、すなわちPモードに設定
されているならば、ステップS11にて現状のマスク状
態がNモードであるか否かを確認する。このステップS
11において、現状のマスク状態と上記Pスイッチ10
3の状態が一致、すなわち、この場合、Nモードでなく
Pモードであるならばそのままリターンに移行できる。
しかし、モード設定が現状と異なる場合、すなわち、こ
の場合、Nモードであるならば、上述した場合同様以下
の動作が必要となる。
ラマからノーマルへの変更の場合について述べたが、そ
の逆も考え方は同等であり、上記ステップS11におい
てNモードである場合についても、ステップS12〜ス
テップS14によりメモリー,O.W.位置でのマスク
状態およびファインダーの切換えメモリー位置までのカ
ム環復帰が順次行なわれる。
ば、通常の撮影範囲よりもより広角の写真をパノラマ撮
影時に得ることが可能でありながら、そのために撮影光
学系を大型化する必要がなく、またその切換えはモード
切換えのみで自動的に行なえるというズームカメラを得
ることが可能である。
に示したような撮影光学系においては、第1レンズ群,
第2レンズ群の間隔を狭くしていくことでオーバーワイ
ド光学系を構成することを述べたが、より広角化を実現
しようとした場合、撮影光学系によっては、第2レンズ
群のフォーカシング繰り出し量が確保できなくなる場合
が考えられるが、一般の撮影シーンを考えた場合、広角
パノラマ撮影を撮影者が所望するシーンとしては、風景
や多数の人物等が大部分であり、広角パノラマ撮影時に
は、撮影距離は比較的遠距離側となっているので、本第
1実施例の如く、オーバーワイド時には図2(a),図
2(b)に示した撮影光学系の状態のように0.8mの
最短撮影距離を有さなくても、大きな障害とはならない
ことが多い。
した場合、近距離に焦点を合わせると、第1レンズ群と
第2レンズ群との間が狭くなり、レンズ同士が干渉する
可能性が高くなる。このことを考慮するとオーバーワイ
ドの撮影範囲を3m〜∞に設定しても良い。
離側、たとえば3m以下も撮影したいというニーズがあ
るときには、広角レンズでは、絞り込むことにより被写
界深度が大きくなることを利用して、開放FNO. を規制
してもよい。これは、広角パノラマ撮影時は、比較的明
るい野外での撮影が多いためである。これにより、撮影
レンズの繰り出し量が確保できなくとも近距離でのオー
バーワイド状態が可能となる。
の表1に示す。
る焦点距離よりも広角側では、利用しない範囲の性能が
いかに劣化しても問題ないように、ズーム範囲の一部分
をパノラマ専用の領域とするタイプを示す。
を通常撮影範囲とする撮影レンズに対し、f=28mm
のオーバーワイド位置を一点のみ使用する機構を示した
が、撮影者にとっては28mm〜35mmまでの途中範
囲でも撮影が可能となったほうがより有用であることは
言うまでもない。よって、パノラマ撮影時には周辺光束
部を利用しないことを活用すれば、たとえばf=35m
m以下の範囲はパノラマモードの時のみ使用可能な領域
とすることにより、第1実施例の撮影光学系ほど小型化
はできないものの、通常域をf=28〜105mmとす
る撮影光学系よりは、はるかに小型な撮影光学系を得る
ことが可能である。
におけるカム環の展開図である。なお、不図示の撮影光
学系は上記第1実施例同様、3群構成であり、また枠の
概略構成パノラママスク部の切換機構ファインダー部の
切換機構等はすべて既述の実施例と同等である。
カム環6とほぼ同等な機能を有するものである。カム環
306には1〜3群のレンズ枠をそれぞれ移動させるカ
ムが、1群用として306f,2群用として306g,
3群用として306hとして設けられている。該カム環
は、不図示の駆動系により、図中の上下方向に移動され
る訳であるが、その領域は以下のように分類される。
イズはノーマルでもパノラマでも利用可能な領域であ
る。このθ1 に連続に設けられているθ2 がパノラマ専
用の範囲であり、ここではf=28〜35mmの領域で
ある。上記第1実施例では、θ2 の終端に相当するオー
バーワイド端ではマスクの切換動作も完了していた訳で
もあるが、本実施例ではθ2 範囲をすべて撮影に使用す
るため、パノラママスクのセット用の領域θS とマスク
のリセット用の領域:θR が設けられている。
d,306cは上記第1実施例同様、例えば図3におけ
るPリング3の3f部を回動するために設けられてい
る。
図を示す。
ッチの操作により、マスク切換も可能となっているた
め、上記第1実施例のようにパノラマ切換スイッチや、
オーバーワイド切換スイッチを設けることなく所望の操
作を行なうことが可能である。具体的には、本ズームス
イッチはワイド端やテレ端にて、所定の時間スイッチを
オンしつづけることによりマスク切換領域への移動が可
能となるように構成されている。
フローチャートにより説明する。
短くなる方向への移動を意味し、UP方向とは焦点距離
の長くなる方向への移動を意味している。
(Zdown方向)にスイッチがオンされたと仮定する
とステップS101からステップS102へ移行し、図
20における、ズーム駆動機構209がカム環を回動す
る。Down側に回動中はワイドもしくはオーバーワイ
ド位置にカム環がこない限り、スイッチがオンされてい
る間はステップS101,ステップS102,ステップ
S103,ステップS121,ステップS101のルー
プにより駆動が継続される。カム環がワイド位置まで駆
動されると、ステップS103,ステップS104によ
り、カム環はすみやかに停止する。そして、ステップS
105には現在のマスクサイズを判定する。これによ
り、ノーマルマスクの場合にはステップS106以降
へ、また、パノラママスクの場合にはステップS101
に戻り、パノラマ専用範囲へのズーミングが可能とな
る。ノーマルモードと判定され、ステップS106に移
行した場合にはタイマーがスタートする。具体的には、
本機は4秒のタイマーを有しており、すなわち、約4秒
間、ワイド端でズームダウンスイッチをオンされ続けた
時マスク切換が行なわれる。
するが、ステップS107はスイッチが継続しているか
の判定で有り、ステップS108は規程値に達するまで
ループさせるためのものである。オン時間がリミッター
値に達すると、ステップS109によりカム環は図19
におけるθ2 ,θS の回動角を移動し停止する。これに
より、マスクのパノラマ切換、ファインダーの視野切換
が完了したこととなる。
できない領域である。よって、ステップS110によ
り、マスクセット後はすみやかにカム環を逆転させ、カ
ムをオーバーワイド位置で停止させ、撮影可能とする。
使用域で、任意にズーミング撮影が可能な訳である。
続けた場合について説明する。
テップS112によりカム環はUP方向へ回動していく
ステップS113にてテレ端が判定されると、カム環は
ステップS114によりすみやかに停止する。
態を判定する。すなわち、UP側の回動は図19におい
てθR 範囲にて、マスクをリセットする動作を有する訳
であるからステップS115において、Pスイッチがオ
フすなわち、ノーマルマスクであればステップS116
以降の動作は不要である。パノラマモードである場合に
は、ステップS116によりタイマーがスタートする。
ここでのタイマーも本実施例では上記ステップS106
同様4秒のタイマーである。
確認し、ステップS118にて規程時間の判定が行なわ
れると、カム環はステップS119により図19におけ
るマスクリセット位置まで回動され停止する。この状態
で、マスク、およびファインダー系は、パノラマ状態か
らノーマル状態に完全に復帰したことになる。このリセ
ット位置は、光学的には撮影不可な領域なため、ステッ
プS120にて、カム環はテレ端まで逆方向に回動し、
一連のフローは終了する。
テレ端にて所定の時間ズームスイッチをオンし続けるこ
とにより、パノラマとノーマルの画面切換を可能とし、
かつワイドからオーバーワイドの範囲も通常の撮影範囲
に対して、パノラマモードの時のみ、連続的に使用可能
としたため、極めて利用範囲の広いカメラを提供するこ
とが可能となる。
関しては、3群タイプのズームレンズについて説明して
きたが、レンズタイプはこれに限定されたものではな
く、3群以外のズームタイプや2焦点レンズにおいても
応用可能である。例えば、通常焦点距離領域として第1
の単一の焦点距離と、別に超焦点距離領域として第2の
単一の焦点距離とを有するような、2つの焦点距離に切
り換え可能なカメラにも、容易に適用でき、同様な効果
を得ることができる。また、フォーカス群もインナーフ
ォーカスタイプに限定されたものではない。さらに、レ
ンズシャッター方式ではなく、一眼レフレックス方式の
場合であっても、同様な効果を得ることが可能である。
常の焦点距離領域よりも広角側である超広角焦点距離領
域にも対応する撮影光学系を設け、この撮影光学系を超
広角焦点距離領域に設定した場合には、同時に、その光
学性能確保の範囲を考慮して、使用する撮影画面範囲や
ファインダ視野範囲が切り換わるようにして規定するこ
とで、通常の焦点距離領域外である超広角焦点距離領域
での写真撮影を、小型でありながら光学的性能を損なう
ことなく、簡単な操作により自動的に切り換えて実行可
能なカメラを提供することができる。
線図。
る撮影光学系を示した側面図。
斜視図。
部を、ノーマルモード時の被写体側から見た状態を示し
た拡大正面図。
図。
図。
部を、パノラマモード時の被写体側から見た状態を示し
た拡大正面図。
す正面図。
念を示す側面図。
の光学系の構成を示す分解斜視図。
図。
側断面図。
けるワイド状態でのファインダカムとカム環とを示した
縦断面図。
けるワイド状態でのファインダカムとカム環とを示した
展開図。
けるテレ状態でのファインダカムとカム環とを示した縦
断面図。
けるテレ状態でのファインダカムとカム環とを示した展
開図。
て表したブロック構成図。
影画面サイズの切換えの動作を示したフローチャート。
展開図。
て表したブロック構成図。
影画面サイズの切換えの動作を示したフローチャート。
Claims (3)
- 【請求項1】ノーマルサイズの撮影画面サイズと該ノー
マルサイズより小さい撮影画面サイズとを切り換え可能
な撮影画面サイズ切換機構と、 通常焦点距離と該通常焦点距離とは異なる超広角焦点距
離とに選択駆動される撮影光学系と、 上記撮影光学系が上記通常焦点距離にある際には、操作
に応じて上記撮影画面サイズ切換機構を作動させること
により、上記2つの撮影画面サイズのうちから所望の撮
影画面サイズを選択して設定可能な撮影画面サイズ切換
操作手段と、 操作されることによって、上記撮影光学系を上記通常焦
点距離から上記超広角焦点距離に変更駆動すると共に、
上記撮影画面サイズを上記ノーマルサイズより小さい撮
影画面サイズに切り換える超広角焦点モード設定操作手
段と、 を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】ノーマルサイズの撮影画面サイズと該ノー
マルサイズより小さい撮影画面サイズとを切り換え可能
な撮影画面サイズ切換手段と、 少なくとも第1の焦点距離と第2の焦点距離とを有する
通常焦点距離領域と、該通常焦点距離領域より広角側の
超広角焦点距離領域とに選択設定可能な撮影光学系と、 上記撮影光学系が上記通常焦点距離領域にある際には、
操作に応じて上記撮影画面サイズ切換手段を作動させる
ことにより、上記2つの撮影画面サイズのうちから所望
の撮影画面サイズを選択して設定可能な撮影画面サイズ
切換操作手段と、 操作されることにより、上記撮影光学系を上記通常焦点
距離領域から上記超広角焦点距離領域に変更駆動すると
共に、上記撮影画面サイズを上記ノーマルサイズより小
さい撮影画面サイズに切り換える超広角焦点モード設定
操作手段と、を具備することを特徴とするカメラ。 - 【請求項3】第1の画面範囲と該第1の画面範囲より小
さい第2の画面範囲とに、使用され る撮影画面範囲を切
り換え可能な画面範囲切換手段と、 上記 第1の画面範囲をカバー可能な第1イメージサーク
ルを有する通常焦点距離領域と、上記第2の画面範囲を
カバー可能であって上記第1イメージサークルより小さ
い第2イメージサークルを有し該通常焦点距離領域より
広角側の超広角焦点距離領域とを有していて、上記通常
焦点距離領域と上記超広角焦点距離領域との間で移動可
能な撮影光学系と、 上記第1の画面範囲に対応する第1のファインダ視野範
囲指示と、上記第2の画面範囲に対応する第2のファイ
ンダ視野範囲指示とにファインダ視野を切り換えるファ
インダ視野切換手段と、 上記撮影光学系が上記通常焦点距離領域にある際には、
操作に応じて上記ファインダ視野切換手段を作動させる
ことにより、上記第1及び第2のファインダ視野範囲指
示から所望のファインダ視野範囲指示を選択して設定可
能なファインダ視野切換操作手段と、 操作されることにより、上記撮影光学系を上記通常焦点
距離領域から上記超広角焦点距離領域に移動すると共
に、撮影画面範囲を上記画面範囲切換手段により上記第
2の画面範囲に、ファインダ視野を上記ファインダ視野
切換手段により第2のファインダ視野範囲指示に切り換
える超広角焦点モード設定操作手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
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