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JPH08197002A - 紙葉類の区分装置 - Google Patents

紙葉類の区分装置

Info

Publication number
JPH08197002A
JPH08197002A JP812795A JP812795A JPH08197002A JP H08197002 A JPH08197002 A JP H08197002A JP 812795 A JP812795 A JP 812795A JP 812795 A JP812795 A JP 812795A JP H08197002 A JPH08197002 A JP H08197002A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
conveyor
paper sheet
transfer
vertical distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP812795A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Toyoda
武人 豊田
Kazuo Akiyama
和夫 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP812795A priority Critical patent/JPH08197002A/ja
Publication of JPH08197002A publication Critical patent/JPH08197002A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送する媒体にストレスを与えずにかつ媒体
を効率的に搬送する紙葉類の区分装置を提供する。 【構成】 上下方向に段組みされた複数の区分け箱28
の上方にそれぞれ配置され媒体2を横方向に搬送する移
送コンベア群30と、媒体投入コンベア12から投入さ
れる媒体2を受け取る複数の縦分配コンベア20と、移
送コンベア群30を構成する入端側の移送コンベア32
に媒体2を搬出させるために縦分配コンベア20を巡回
移動させる巡回リフト22と、を有し、所定の区分け箱
28に媒体2を区分けする場合、移送コンベア32を傾
斜させて落し込む。移送中、媒体2に折り曲げ等のスト
レスを与えないよう全てのコンベア12、20、32は
いずれも上側がオープンになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、葉書や封書等の郵便物
である紙葉類を配送先毎等に自動的に区分する区分装
置、特に紙葉類の媒体を搬送する機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実用化されている郵便物自動区分
装置として、特公昭59−48149号公報(名称:郵
便番号自動読取区分機)に示されているように、郵便物
に記載された郵便番号を自動的に読み取り、郵便物を複
数の段に複数配置された区分箱のうち指定された区分箱
まで搬送路を通して搬送するものがある。なお、上記公
報では郵便番号を自動的に読取り区分箱を指定する方式
を採用しているが、オペレータが郵便番号をキーボード
等により入力する方式も実用化されている。
【0003】図17は、郵便物の各段への搬送をベルト
駆動方式(上下のベルトで挟み込み搬送する方式)で行
なっている従来の区分装置のうち郵便物の搬送路の一部
分を示した図である。図17には、封書、葉書等の媒体
2を搬送する搬送ベルト4と、搬送ベルト4を駆動させ
るローラ6と、媒体1の搬送方向を切り換えるための選
択弁8と、が示されている。郵便番号が読み取られた媒
体2を上方にある所定の区分箱まで搬送したい場合は、
図17(a)に示したように、選択弁8は上方向に設け
られた搬送ベルト4の方へ媒体2を送り込む。一方、媒
体2を横方向にある所定の区分箱まで搬送したい場合
は、図17(b)に示したように、選択弁8は横方向に
設けられた搬送ベルト4の方へ媒体2を送り込む。図1
7に示したように、媒体2を左右又は上下の搬送ベルト
4で挟み、駆動源(図示せず)によリローラ6を回転さ
せ搬送を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置における搬送路は、図から明らかなように分岐点で
屈曲しており、搬送される媒体が折り曲げられストレス
がかかるという欠点を有している。このため、郵便葉書
のように多少の折り曲りが許容される媒体の楊合は間題
はないものの、剛性のある内容物(例えば、クレジット
カード、印鑑等)を収容した封書を搬送しようとする
と、内容物に損傷を与えるのみならず搬送機構にも劣化
を与えてしまうという間題点があった。
【0005】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、紙葉類の媒体にス
トレスを与えずにかつ媒体を効率的に搬送する紙葉類の
区分装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、横方向に並設され
上下方向に段をなして配置された複数の収容部に紙葉類
の媒体を区分けする紙葉類の区分装置において、各段に
おける収容部の上方にそれぞれ配置され媒体を横方向に
搬送する移送コンベア群と、媒体を積載する複数の縦分
配コンベアを担持し、各縦分配コンベアを各段の移送コ
ンベア入端に順次臨ませる巡回リフトと、前記縦分配コ
ンベアに媒体を投入する媒体投入コンベアと、を設け、
媒体を積載したままの状態で所定の収容部まで搬送する
ことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の紙
葉類の区分装置において、前記各移送コンベアは、傾動
制御されることにより積載している媒体を所定の収容部
に投入することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の紙
葉類の区分装置において、前記巡回リフトは、前記縦分
配コンベアを媒体の前記移送コンベアへの搬出方向と垂
直な面上で巡回移動させることを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項3記載の紙
葉類の区分装置において、前記移送コンベア群は、前記
巡回リフトの昇方向辺かつ降方向辺に隣設されているこ
とを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1記載の紙
葉類の区分装置において、前記巡回リフトは、前記縦分
配コンベアを前記移送コンベア群の配置間隔より狭い間
隔で配設することを特徴とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1記載の紙
葉類の区分装置において、前記各移送コンベア群は、そ
れぞれ独立して駆動制御され、いずれかの前記移送コン
ベア群で移送エラーが発生した場合、当該移送コンベア
群及び前記媒体投入コンベアのみの駆動を停止すること
を特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項2記載の紙
葉類の区分装置において、前記移送コンベアの下方に、
その直前の前記移送コンベアから投入される媒体との接
触を防止するガイドを設けることを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項2記載の紙
葉類の区分装置において、前記移送コンベアは、直前の
前記移送コンベアが傾動し媒体を投入する際に停止又は
搬送方向とは逆に駆動されることを特徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1記載の紙
葉類の区分装置において、前記巡回リフトは、前記縦分
配コンベアを前記移送コンベア入端より高い位置に停止
させて媒体を搬出することを特徴とする。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
紙葉類の区分装置において、前記巡回リフトは、前記各
縦分配コンベアを前記媒体投入コンベアより低い位置に
停止させて媒体を搬入させることを特徴とする。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
紙葉類の区分装置において、前記縦分配コンベアに媒体
を投入する前に一定の厚さ以上の媒体の投入を阻止する
ゲートを設けたことを特徴とする。
【0017】請求項12記載の発明は、請求項1記載の
紙葉類の区分装置において、前記縦分配コンベアに媒体
を投入する前に媒体の搬送方向の長さを検出する手段を
設け、規定値以上の長さを有する媒体の投入を防止する
ことを特徴とする。
【0018】請求項13記載の発明は、請求項1記載の
紙葉類の区分装置において、媒体に記載された区分け先
情報と各媒体を収容する少なくとも1つの収容部とを対
応させる媒体収容先特定手段と、いずれかの収容部が媒
体で満杯になったことを検出する満杯検出手段と、を設
け、前記媒体収容先特定手段は、複数の収容部が割り当
てられた区分け先情報を記載した媒体によっていずれか
の割り当てられた収容部が満杯になったとき、当該区分
け先情報を記載した媒体の今後の収容先を他の割り当て
られた収容部に切り替えることを特徴とする。
【0019】請求項14記載の発明は、請求項1記載の
紙葉類の区分装置において、前記媒体投入コンベアの媒
体の投入口に設置され媒体の記載内容を撮像する撮像手
段と、前記撮像手段が撮像した画像を表示する表示手段
と、を設けることを特徴とする。
【0020】
【作用】以上のような構成を有する請求項1記載の発明
においては、媒体投入コンベアは、巡回している縦分配
コンベアに媒体を投入する。巡回リフトは、縦分配コン
ベアを順次移送コンベア入端まで移動させ所定の収容部
に対応した移送コンベア群に媒体を投入する。そして、
移送コンベア群は、媒体を移送し所定の収容部に投入す
る。特に、請求項2記載の発明においては、所定の収容
部の直前に位置する移送コンベアを傾動させて積載した
媒体を所定の収容部に投入させる。このように、媒体
は、各搬送機構に積載されたままの状態で移送されるの
で、折り曲げ等のストレスを受けることがない。
【0021】請求項3記載の発明においては、縦分配コ
ンベアを媒体の移送コンベアへの搬出方向と垂直な面上
で巡回移動させるようにしたので、区分装置の長さを短
くすることができる。
【0022】請求項4記載の発明においては、移送コン
ベア群を巡回リフトの昇方向辺かつ降方向辺に隣設す
る。すなわち、段組みされた移送コンベア群を隣設して
設け、巡回リフトによる縦分配コンベアの上方向への移
動中のみならず下方向への移動中にも媒体を受け取るこ
とができるようにしたので、区分処理速度を向上させる
ことができる。
【0023】請求項5記載の発明においては、縦分配コ
ンベアを段組みされた移送コンベア群の配置間隔より狭
い間隔で巡回リフトに配設することで、移送コンベア入
端に次の縦分配コンベアが到達するまでの移動時間を短
縮することができるので、より処理速度を向上させるこ
とができる。
【0024】請求項6記載の発明においては、各移送コ
ンベア群をそれぞれ独立して駆動制御することで、ある
移送コンベア群で移送エラーが発生した場合、その移送
コンベア群と媒体投入コンベアの駆動のみを停止させれ
ば、それ以外の移送コンベア群及びすでに縦分配コンベ
アに積載された媒体の区分処理は継続して行うことがで
きる。このため、移送エラーの発生した移送コンベア群
のみの媒体を除去して移送エラーを復旧すればよいの
で、エラー復旧持のオペレータの処理を軽減させること
ができる。
【0025】請求項7記載の発明においては、移送コン
ベアとその直前の移送コンベアとの間にガイドを設けた
ので、直前の移送コンベアから投入される媒体と接触す
ることがなく、媒体を収容部に確実に落し込むことがで
きる。
【0026】請求項8記載の発明においては、移送コン
ベアを直前の移送コンベアが媒体を投入する際に停止又
は搬送方向とは逆に駆動するようにしたので、直前の移
送コンベアから投入される媒体を収容部に確実に落し込
むことができる。
【0027】請求項9、10記載の発明においては、巡
回リフトは、媒体を移送先となるコンベアの高さを相対
的に低くなるように停止させる。すなわち、媒体投入コ
ンベアから縦分配コンベアに媒体を受け取るとき、また
縦分配コンベアからいずれかの移送コンベア群に媒体を
送り出すときに段差を形成するようにしたので、媒体の
受け渡しを確実に行わせることができる。
【0028】請求項11記載の発明においては、縦分配
コンベアに媒体を投入する前に一定の厚さ以上の媒体の
投入を阻止するゲートを設けたので、厚みが規格外の媒
体による搬送トラブルを未然に防止することができる。
【0029】請求項12記載の発明においては、縦分配
コンベアに媒体を投入する前に媒体の搬送方向の長さを
検出する手段を設けたので、規定値以上の長さを有する
媒体の投入を防止することができる。
【0030】請求項13記載の発明においては、満杯検
出手段は、同じ区分け先情報が記載された媒体がいずれ
かの収容部に収容され、その収容部が満杯になったこと
を検出する。そのとき、媒体収容先特定手段は、その区
分け先情報を記載した媒体の収容先を他の割り当てられ
た収容部に切り替えるようにしたので、収容部が満杯に
なったことによる区分装置の停止から未然に防止するこ
とができる。
【0031】請求項14記載の発明においては、撮像手
段は、区分けされる媒体を撮像し記載されている郵便番
号を表示手段に表示するようにしたので、郵便番号の入
力作業の効率を向上させることができる。
【0032】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施
例を説明する。
【0033】実施例1.図1は、本発明に係る紙葉類の
区分装置の第1実施例を側面から見た概略図である。本
区分装置は、大きく媒体投入機構、垂直搬送機降及び水
平搬送機構から構成されている。
【0034】まず、媒体投入機構は、区分けされる紙葉
類である媒体2を積載するホツパー10と、ホツパー1
0から取り出された媒体2を後述する縦分配コンベアに
投入する媒体投入コンベア12と、本区分装置の動作を
制御するコンピユータ14と、コンピュータ14に接続
された表示手段としてのCRTディスプレイ16と、キ
ーボード18と、で構成される。
【0035】垂直搬送機構は、媒体投入機構から投入さ
れる媒体2を受け取り水平搬送機構に送り出す。これ
は、媒体2を積載する縦分配コンベア20と、複数の縦
分配コンベア20を担持し、各縦分配コンベア20を後
述する各段の移送コンベア入端に順次臨ませる巡回リフ
ト22と、を有する。巡回リフト22は、複数のチェー
ン24と、チェーン24を回転させて縦分配コンベア2
0を巡回移動させる複数の駆動用ギア26と、を有す
る。縦分配コンベア20は等間隔で配設される。
【0036】水平搬送機構は、垂直搬送機構から受け取
った媒体2を所定の区分け箱に投入することで区分けを
行う。この水平搬送機構には、横方向に並設され上下方
向に段をなして複数の収容部である区分け箱28が配置
されている。この各段における区分け箱28の上方にそ
れぞれ配置され媒体2を横方向に搬送する移送コンベア
群30が設けられている。図1においては、それぞれ5
個の区分け箱28が並設された段が4段設けられ、各段
に対応して4つの移送コンベア群30が設置されてい
る。各移送コンベア群30は、傾動制御されることによ
り積載している媒体2を所定の区分け箱28に投入する
複数の移送コンベア32を有している。本実施例におけ
る各移送コンベア群30に含まれる移送コンベア32の
数は、各段に設けられている区分け箱28の個数と一致
しており、所定の区分け箱28の直前の移送コンベア3
2が傾動することにより媒体2が落とし込まれる構造に
なっている。
【0037】次に、図1を参照して、本実施例における
動作の概要を説明する。
【0038】ホッパー10に積載された媒体2は、一通
ずつ取り出され媒体投入コンベア12に移送される。媒
体投入コンベア12に移送された媒体2は、巡回リフト
22の縦分配コンベア20に搬入される。媒体2が搬入
されると、巡回リフト22は縦分配コンベア20を移送
コンベア群30の一段分だけ移動する。ここで、媒体2
の収容先を特定するための区分け先情報は、媒体投入コ
ンベア12に投入された際に郵便番号等、区分けのキー
になる情報を読取機(図示しない)で読み取るか、又は
オペレータが媒体2を見て、キーボード18から入力す
るか、いずれかの方法でコンピュータ14に与えられ
る。このようにして、区分け先情報が読み取られた媒体
2は、順次縦分配コンベア20に投入される。縦分配コ
ンベア20は、複数のチェーン24で上下方向に巡回移
動する構造となっている。媒体2が積載された縦分配コ
ンベア20は、その媒体2が収容されるべき区分け箱2
8のある段に到達した時、媒体をその段の移送コンベア
群30の入端にある移送コンベア32に搬出する。移送
コンベア群30に搬出された媒体2は、各移送コンベア
32上を搬送され、その媒体2が格納されるべき区分け
箱28の手前に到達した時、媒体2を積載したコンベア
を下方に傾斜させて媒体2を区分け箱28の中に滑リ込
ませる。
【0039】例えば、図1に示した区分け箱28aに媒
体2を収容する場合、媒体2を積載した縦分配コンベア
20は、区分け箱28aのある段に対応した移送コンベ
ア群30aに到達すると、その媒体2を移送コンベア群
30aの入端にある移送コンベア32aに搬出する。縦
分配コンベア20から搬出された媒体2は、移送コンベ
ア32a、32b上を搬送され、所定の区分け箱28a
の直前の移送コンベア32c上に到達すると、移送コン
ベア32cは、図1に示したように傾動する。これによ
り、媒体2が区分け箱28aに収容される。移送コンベ
ア32cは、媒体2を区分け箱28aに収容し終えると
元の位置に戻る。
【0040】このようにして、次々に搬送されてくる媒
体2の区分けを行なうことができる。なお、上記動作に
おいて、縦分配コンベア20の駆動制御、媒体2を搬出
すべき移送コンベア群30の特定、移送コンベア32の
駆動傾動制御、また媒体2を収容すべき区分け箱28の
特定等は、各媒体2から読み取られた区分け情報に基づ
いてコンピュータ16によって行われる。
【0041】以上のように、本実施例においては、媒体
2を積載したままの状態で所定の区分け箱28まで搬送
することを特徴としている。すなわち、媒体2を各種コ
ンベア12、20、32に積載し搬送して所定の区分け
箱28まで移送することができるので、媒体2に上方か
らストレスを全く与えることはない。従って、搬送持に
おいて媒体の内容物に損傷を与えることはなく、また搬
送機構にも損傷を与えることはない。
【0042】次に、垂直搬送機構の構成を詳細に説明す
る。図2は、垂直搬送機構の斜視図である。本実施例に
おける巡回リフト22は、それぞれの駆動ギア26によ
り回転する4本のチェーン24a、24b、24c、2
4dで複数の縦分配コンベア20を巡回移動させる。各
縦分配コンベア20は、いずれか3本のチェーン24で
吊り下げられ巡回する構造となっている。縦分配コンベ
ア20が図2の奥側、(図1における媒体投入機構側)
にあるときはチェーン24a、24b及び24cで支持
され、縦分配コンベア20が図2の手前側(図1におけ
る水平搬送機構側)にあるときはチェーン24a、24
b及び24dで支持される。チェーン24aは、縦分配
コンベア20の手前側前部を、チェーン24bは、縦分
配コンベア20の奥側後部を常に保持している。
【0043】一方、チェーン24cは、縦分配コンベア
20が奥側にある時にのみチェーン24bで保持し、チ
ェーン24dは、縦分配コンベア20が手前側にある時
にのみ前端部を保持する。
【0044】次に、縦分配コンベア20をチェーン24
で保持する機構及び巡回リフト22が縦分配コンベア2
0を巡回移動させる動作について詳述する。図3は、縦
分配コンベア20が奥側にある状態を示している。縦分
配コンベア20は、図3における前後に所定間隔で配設
したフレーム40a、40bを備えており、ベアリング
42を介して2本のローラ44a、44bで固定されて
いる。図3における手前側のフレーム40aの左端部及
ぴ後側のフレーム40bの右端部には、それぞれ回動可
能にブラケット46a、46bが取り付けられ、それぞ
れ常にチェーン24a、24bを保持している。また、
フレーム40aの右端部及びフレーム40bの左端部に
はそれぞれ突き出たノブ48a、ノブ48b(ノブ48
bは図示せず)が取り付けられている。ところで、チェ
ーン24cには、切り欠いた部分が水平方向搬送機構側
を向いた半円形切り欠き部50aを有するブラケツト5
0が複数固定されている。ブラケット50の数及び間隔
は、縦分配コンベア20の台数に依存する。媒体投入側
に移動した縦分配コンベア20のノブ48aが半円形切
り欠き部50aに嵌入することにより、その縦分配コン
ベア20が3本のチェーン24a、24b及び24cに
より保持されることになる。
【0045】また、縦分配コンベア20は、2本のロー
ラ44a、44bにベルト52を掛け、ローラ44aを
駆動することでベルト52を矢印A方向に回転させる。
このローラ44aの一端には突出した位置にギア54が
取り付けられている。縦分配コンベア20が移動し、外
部の所定の位置に固定された駆動ギア56とギア54と
が噛み合って駆動ギア56が駆動したときにベルト52
が回転するように構成されている。
【0046】この状態において、縦分配コンベア20は
駆動ギア26a、26b、26cにより下降し最下部に
到達すると、水平搬送機構側に水平移動することにな
る。この水平移動により、縦分配コンベア20のノブ4
8aは、ブラケット50から外れ、縦分配コンベア20
はチェーン24a、24bの回転に合わせて手前側(水
平搬送機構側)まで移動する。このとき、縦分配コンベ
ア20の2角は、回動可能なブラケット46a、46b
でチェーン24a、24bに固定され、他の2角は、ノ
ブ48a又はノブ48bがチェーン24a、24b上を
移動するので安定して水平移動することになる。
【0047】図4は、縦分配コンベア20が手前側にあ
る状態を示している。縦分配コンベア20は、3本のチ
ェーン24a、24b、及び24dで支持されている。
チェーン24dには、チェーン24cと同様に切り欠い
た部分が今度は媒体投入機構側を向いた半円形切り欠き
部を有するブラケツト58が複数固定されている。
【0048】この状態において、縦分配コンベア20は
駆動ギア26a、26b、26dにより上昇し最上部に
到達すると、媒体投入機構側に水平移動することにな
る。このようにして、巡回リスト22は、上記構成を有
する複数の縦分配コンベア20を巡回移動させる。
【0049】次に、水平搬送機構の構成を詳細に説明す
る。図5は、移送コンベア32の構造を示した図であ
り、媒体2を隣設された移送コンベア32に搬送すると
きの状態を示した図である。図6は、この移送コンベア
32の搬送方向側を下方に傾斜させたときの状態を示し
た図である。移送コンベア32は、図5における前後に
所定間隔で配設したシャーシ60a、60bを備えてお
り、ベアリング62を介して固定された2本のローラ6
4a、64bにベルト55を掛けた構造となっている。
ローラ64aの軸上の突出した部分にプーリ66が取り
付けられている。プーリ66は、ベルト68により駆動
源(図示しない)に連結されており、ベルト68が回転
することによりローラ64aが回動することになる。こ
れにより、ベルト55を矢印A方向に回転させることが
できるので、ベルト55の上に積載された媒体を矢印A
方向に搬送することができる。
【0050】また、ローラ64b側にはギア70と一体
となったクランク状シャフト72が取り付けられてい
る。ローラ64aのシャフト74及びクランク状シャフ
ト72の図面奥側の端部は、それぞれベアリング76を
介してフレーム78に保持されており、手前側の端部も
同様にプーリ66及びギア70の軸と図示しないベアリ
ングを介して図示しないフレームに保持されている。
【0051】ギア70は、モータ80の軸に取り付けら
れたウォームギア82と結合している。モータ80が回
転するとウォームギア82を介してギア70が回転し、
クランク状シャフト72が回転する。クランク状シャフ
ト72は、図5に示したように移送コンベア32を支持
する部分が回転軸から偏芯している。従って、クランク
状シャフト72を回転させることにより、図6に示した
ように移送コンベア32を支持する部分が回転軸より低
くなり、かつローラ64a側の回転軸の位置は固定され
ているので、移送コンベア32のローラ64b側は下方
に傾斜する。更に、モータ80を回転させることにより
クランク状シャフト72は図5の状態に戻る。なお、図
示していないが、クランク状シャフト72のギア70の
外側部分に軸に直角方向に金属片を取り付け、フォトダ
イオードとフォトカップラで構成されたセンサをこの金
属片が移送コンベア32の傾動持に遮るように配置する
ことによりクランク状シャフト72の状態、すなわち移
送コンベア32の傾斜の状態を検出することができる。
【0052】本実施例における移送コンベア32は、以
上のような構造を有しており、搬送されてきた媒体が所
定の区分け箱の直前の移送コンベア32に到達したこと
を、例えば、マイクロスイツチ等により検出しモータ8
0を回転させ媒体の落し込みを行なう。マイクロスイッ
チの取り付けについては図示していないが、例えば移送
コンベア32のベルト55を2分割し、搬送方向に媒体
の搬送に支障のない程度のギャップを設け、このギヤッ
プ部に取り付けることができる。
【0053】このようにして、垂直搬送機構から渡され
た媒体を所定の移動コンベア32を傾動制御することで
所定の区分け箱に投入することができる。各移送コンベ
ア32は、媒体が直前の移送コンベア32から送られて
きたときのみ、または直前の移送コンベア32から送ら
れてくるときからのみベルト55を回転させてもよい。
また、媒体の投入時に回転させれば、媒体を区分け箱に
確実に落とし込むことができる。
【0054】また、本実施例では区分けされた媒体の取
扱いを便利にするために区分け箱を設けているが、これ
は必ずしも必須ではなく単なる棚であってもよい。
【0055】実施例2.以下、本発明に係る第2実施例
について説明する。
【0056】図7は、本実施例における垂直搬送機構を
水平搬送機構側から見た斜視図である。本実施例におけ
る巡回リフト122は、それぞれの駆動ギア126によ
り回転する4本のチェーン124a、124b、124
c、124dで複数の縦分配コンベア120を巡回移動
させる。各縦分配コンベア120は、いずれか3本のチ
ェーン124で吊り下げられ巡回する構造となってい
る。縦分配コンベア120が図7の右側にあるときはチ
ェーン124a、124b及び124cで支持され、縦
分配コンベア120が図7の左側にあるときはチェーン
124a、124b及び124dで支持される。
【0057】本実施例において特徴的なことは、縦分配
コンベア120を媒体の移送コンベア群30への搬出方
向と垂直な面上で巡回移動させることである。これによ
り、縦分配コンベア120の媒体搬送方向の長さを短縮
することができる。
【0058】図8は、本実施例における縦分配コンベア
120の構造を示した図であり、この縦分配コンベア1
20をチェーン124で保持する機構について説明す
る。なお、図3に示した縦分配コンベア20の各構成要
素と対応する要素には100を加えた符号を付ける。
【0059】本実施例における縦分配コンベア120を
保持する機構は、第1実施例を90度回転させたような
構造を有している。すなわち、縦分配コンベア120側
に固定されたブラケット146a、146bは常にチェ
ーン124a、124bを保持し、図8に示したように
縦分配コンベア120の下降時には、ノブ148aをチ
ェーン124cに固定されたブラケット150の半円形
切り欠き部に嵌入することで保持する。この状態におい
て、縦分配コンベア120を下方向に移動させることが
できる。
【0060】なお、本実施例における縦分配コンベア1
20の上方向の移動は、上記構成の相違以外第1実施例
とほぼ同様なので説明を省略する。また、縦分配コンベ
ア120の巡回移動の構成要素とベルト152を回転す
る構成要素とは独立して設けてあり、ベルト152を矢
印A方向に回転させる構成に関しては第1実施例と同様
である。
【0061】以上のように、本実施例によれば、縦分配
コンベア120を媒体の移送コンベア群30への搬出方
向と垂直な面上で巡回移動させることにより、垂直搬送
機構の搬送方向の長さを短縮することができる。
【0062】実施例3.以下、本発明に係る第3実施例
について説明する。
【0063】図9は、本実施例における区分装置を上か
ら見たときの概念図である。図9には、媒体投入コンベ
ア12と巡回リフト122と段をなして形成され隣設さ
れた移送コンベア群130a、130bと、が示されて
いる。
【0064】本実施例において特徴的なことは、移送コ
ンベア群が巡回リフト122の昇方向辺かつ降方向辺に
隣設されていることである。
【0065】上記第1実施例では、全ての移送コンベア
群を縦1列に並べて段組みさせていたので、各移送コン
ベア群は、上方向に移動する縦分配コンベアからのみ媒
体を受け取っていた。つまり、縦分配コンベアの下方向
の移動は、単に媒体投入コンベア12に次の媒体を受け
取るための移動であった。そこで、本実施例では、段組
みされた移送コンベア群を2基用意し巡回リフト122
の昇方向辺かつ降方向辺に対応した位置に配置するよう
にした。すなわち、本実施例における移送コンベア群1
30aは、巡回リフト122による縦分配コンベア12
0の上方向への移動中に媒体を受け取ることができるよ
うにし、更に移送コンベア群130bは、巡回リフト1
22による縦分配コンベア120の下方向への移動中に
媒体を受け取ることができるようにした。
【0066】これにより、本実施例によれば、第1実施
例及び第2実施例と比較して同じ時間内に2倍の処理を
行なうことができる。なお、媒体を搬送する各コンベア
の動作は、第1実施例と同様なので省略する。
【0067】なお、各移送コンベア群130a、130
bの段数は、巡回リフト122の昇方向辺及び降方向辺
が同じ長さであるから同数であることが望ましいが、区
分け箱の配置や他の装置との関係で必ずしも同数にする
必要はない。
【0068】また、上記実施例では、2基隣設する例で
説明したが、媒体投入機構、水平搬送機構の処理能力及
びそのバランスにより2基に限られるわけではない。こ
の場合、巡回リフト122は、1つの長方形状の搬送路
ではなく2つ以上の長方形状の搬送路を形成し、縦分配
コンベア120を巡回移動させることになる。
【0069】実施例4.以下、本発明に係る第4実施例
について説明する。
【0070】図10は、本実施例における紙葉類の区分
装置の要部を側面から見た概略図である。本実施例にお
ける媒体投入機構及び水平搬送機構は、第1実施例と同
様である。
【0071】本実施例において特徴的なことは、巡回リ
フト222に担持させる縦分配コンベア20の数を増や
したことである。つまり、第1実施例では、移送コンベ
ア群30の配置間隔と各縦分配コンベア20の間隔とが
同じであったが、本実施例においては、移送コンベア群
30の配置間隔より狭い間隔、図10によれば縦分配コ
ンベア20の数を2倍にする、換言すれば各縦分配コン
ベア20を巡回リフト222に取り付ける間隔を半分に
することで、巡回リフト222の縦分配コンベア20の
移動速度が同じであれば同じ時間内に第1実施例の2倍
の量の媒体を媒体投入コンベア12からいずれかの移送
コンベア群30に渡すことができる。
【0072】従って、巡回リフト222は、移送コンベ
ア群30の配置間隔の1/2だけ毎回縦分配コンベア2
0を移動させ停止させることで縦分配コンベア20を移
送コンベア32入端の高さに合わせることになる。な
お、媒体2を搬送する各コンベア12、20、32の動
作は、第1実施例と同様なので省略する。
【0073】本実施例においては、各縦分配コンベア2
0を巡回リフト222に取り付ける間隔を半分にするよ
うにしたが、これに限らずその取付間隔を1/3にすれ
ば3倍にすることができる。この間隔は、媒体投入機
構、水平搬送機構の処理能力及びそのバランスにより決
めることができる。
【0074】実施例5.以下、本発明に係る第5実施例
について説明する。なお、本実施例における区分装置の
構成は図1に示した第1実施例と同様である。
【0075】本実施例において特徴的なことは、各移送
コンベア群30をそれぞれ独立して駆動制御することを
可能にしたことである。
【0076】本実施例における動作について説明する。
【0077】いずれかの移送コンベア群30、例えば移
送コンベア群30aで移送エラー(ジャム)が発生した
場合、移送コンベア群30a及び媒体投入コンベア12
のみの駆動を停止する。つまり、移送コンベア群30a
以外の移送コンベア群30及び巡回リフト22は区分処
理を継続して行う。継続して行われることにより、移送
エラーが発生していない移送コンベア群30と縦分配コ
ンベア20とに積載されていた媒体2は、移送コンベア
群30aへの区分けでなければ、正常に区分けされてい
るはずである。その後、オペレータが装置全体を停止さ
せ、移送エラーの発生した移送コンベア群30aに残っ
ている媒体2のみ除去すればよい。
【0078】このように、本実施例によれば、移送エラ
ーの発生した移送コンベア群30aに残っている媒体2
のみ除去すればよく、直ちに装置全体を停止させ装置内
の媒体2を全て除去する場合に比較してオペレータの負
担が著しく軽減される。
【0079】実施例6.以下、本発明に係る第6実施例
について説明する。
【0080】図11は、本実施例における移送コンベア
群の要部を側面から見た概略図である。その他の構成
は、第1実施例と同様である。
【0081】本実施例において特徴的なことは、移送コ
ンベア32bとその直前の移送コンベア32a側の下方
に、移送コンベア32aから投入される媒体2が移送コ
ンベア32bと接触することを防止するためのガイド8
4bを設けたことである。これにより、媒体2を区分け
箱28に確実に落し込むことができる。本実施例におけ
るガイド84bは、傾動した移送コンベア32aと移送
コンベア32bとの間の移送コンベア32bの近傍にロ
ーラに沿って設ける。本実施例においてはすべての移送
コンベア32にガイド84を設ける。
【0082】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0083】区分箱28に媒体2を落し込む場合、前述
したように一つ手前の移送コンベア32aを傾斜させて
滑り込ませる。ところで、媒体2を落し込むべき区分箱
28の上部の移送コンベア32bが回転しているため媒
体2によってはその落し込みに支障か生じる場合があ
る。つまり、媒体2の質量が小さいと落下の際、浮き上
がってしまい移送コンベア32bに接触する可能性があ
る。移送コンベア32bのベルトは、媒体2を図面の左
方向に送る向きに回転しているため浮き上がった媒体2
を引き上げ、その結果、媒体2が移送コンベア32bに
乗り上げてしまうおそれがある。そこで、本実施例にお
いては、前述したガイド84bを移送コンベア32bに
取り付けることにより媒体2が移送コンベア32bに接
触することなく区分箱28に確実に滑りこませることが
できる。これにより、装置の信頼性を向上させることが
できる。
【0084】ガイド84は、区分け箱28に滑り込む媒
体2の通路に形成されるため、極力移送コンベア32b
の近傍に設けることが望ましい。
【0085】実施例7.以下、本発明に係る第7実施例
について説明する。
【0086】図12は、本実施例における移送コンベア
群の要部を側面から見た概略図である。その他の構成
は、第1実施例と同様である。
【0087】本実施例において特徴的なことは、移送コ
ンベア32bは、その直前に配置された移送コンベア3
2aから媒体2を投入する際に停止又は通常の媒体2の
搬送方向とは逆に駆動されることである。これにより、
媒体2を区分け箱28に確実に落し込むことができる。
【0088】本実施例は、上記第6実施例の別の方法と
して媒体2の乗り上げを防止するために、移送コンベア
32aが傾動し媒体2を区分け箱28に落し込む間、移
送コンベア32bの回転を停止させれば、仮に媒体2が
移送コンベア32bに接触しても乗り上げてしまうおそ
れはない。また、移送コンベア32bを逆回転させれ
ば、よりスムーズに媒体2を区分け箱28に落し込むこ
とができる。
【0089】実施例8.以下、本発明に係る第8実施例
について説明する。
【0090】図13は、本実施例における垂直搬送機構
の要部と移送コンベア入端と媒体投入コンベア12とを
側面から見た概略図である。その他の構成は、第1実施
例と同様である。
【0091】本実施例において特徴的なことは、巡回リ
フト22は、縦分配コンベア20を移送コンベア32入
端より高い位置に停止させて媒体を搬出することであ
る。また、各縦分配コンベア20を媒体投入コンベア1
2より低い位置に停止させて媒体2を搬入させることで
ある。すなわち、巡回リフト22は、媒体2の搬出側の
コンベアが搬入側のコンベアより若干高い位置になるよ
うに縦分配コンベア20の停止位置を制御することであ
り、これにより、媒体2のコンベア間の移動をスムーズ
に行なうことができる。
【0092】以下、本実施例における動作について、縦
分配コンベア20と媒体投入コンベア12との場合で説
明する。
【0093】図13に示したように、巡回リフト22を
制御することによって縦分配コンベア20の停止位置を
媒体投入コンベア12より若干低くなるようにする。媒
体投入コンベア12と縦分配コンベア20との間には多
少のギャップがあり、このギャップを媒体2が越えて縦
分配コンベア20に移動することになる。この移動の
際、媒体2の搬送方向側の先端部分がこのギャツプを通
過するまでは、搬出側にある媒体投入コンベア12の搬
送力でのみ移動することになる。
【0094】しかし、これらのコンベア12、20が同
じ高さにある場合、媒体2の先端部分にかかる重さ、あ
るいは媒体2の先端部分が予め下方に曲がっていた場
合、媒体2の先端部分が縦分配コンベア20の上にうま
く乗らない可能性がある。
【0095】そこで、本実施例によれば、上記のように
高低差を設けることにより、前段の媒体投入コンベア1
2から媒体2が送リ出される際、媒体2の先端部分が縦
分配コンベア20の側面部に当接することはなく、また
媒体2の先端が重力により下方に傾きながら移動し縦分
配コンベア20の上に確実に搬出することができるの
で、スムーズな受け渡しができる。
【0096】なお、各縦分配コンベア20と各移送コン
ベア32との場合でも同じ関係となるので、説明を省略
する。
【0097】実施例9.以下、本発明に係る第9実施例
について説明する。
【0098】図14は、本実施例における媒体投入コン
ベア12と垂直搬送機構の要部のみを示した概略図であ
る。その他の構成は、第1実施例と同様である。図14
において、媒体投入コンベア12から縦分配コンベア2
0への媒体2の投入口には、一定の厚さ以上の媒体2の
投入を阻止するゲート86が設けられている。
【0099】本実施例において特徴的なことは、縦分配
コンベア20に媒体2を投入する前に上記ゲート86を
設けたことにより、規格外の厚さを持つ媒体2による搬
送トラブルを未然に防止することができる。
【0100】上記実施例で説明したように、本実施例に
おける移送コンベア群は、所定の移送コンベアを傾動さ
せて所定の区分け箱に媒体を投入する。この区分け箱へ
の投入口の大きさは、移送コンベアの傾動量により決定
され、前方の移送コンベアと傾動した移送コンベアの先
端部分との間隔幅が投入可能な媒体の厚さとなる。従っ
て、この間隔幅より厚い媒体が移送されてきたとしても
区分け箱に投入することはできなく、移送エラー(ジャ
ム)の原因となってしまう。
【0101】そこで、本実施例においては、前述の間隔
幅を本区分装置における媒体の規格の厚さとし、上記ガ
イド86を設けることで規格以上の厚さの媒体があれば
縦分配コンベア20に投入する前に未然に排除し、規格
以内の厚みの媒体2のみが通過できるようになってい
る。
【0102】以上のように、本実施例によれば、一定の
厚さ、すなわち規格以上の厚さの媒体を縦分配コンベア
20に投入する前に未然に排除することができるので、
厚みが規格外の媒体による搬送トラブルを未然に防止す
ることができる。
【0103】なお、本実施例におけるガイド86は、縦
分配コンベア20に媒体2を投入する直前に設けたが、
この位置に限られたわけでなく、縦分配コンベア20に
媒体2を投入する前であればどこでもよい。
【0104】また、媒体投入コンベア12上の媒体2を
排除するには、ゲート86に設けたスイッチ、センサ等
の作動により動作する媒体排除手段を設ければよい。
【0105】実施例10.以下、本発明に係る第10実
施例について説明する。
【0106】図15は、本実施例における媒体投入コン
ベア12と垂直搬送機構の要部のみを示した概略図であ
る。その他の構成は、第1実施例と同様である。図15
において、媒体投入コンベア12の媒体積載面に媒体2
の搬送方向の長さを検出する手段としてマイクロスイッ
チ88a、88bが設けられている。マイクロスイッチ
88a、88bの設置間隔は、任意であるが予め計測さ
れている。
【0107】本実施例において特徴的なことは、縦分配
コンベア20に媒体2を投入する前にマイクロスイッチ
88a、88bにより媒体2の搬送方向の長さを検出
し、規定値以上の長さを有する媒体2であれば、縦分配
コンベア20への投入を未然に阻止することである。こ
れにより、規格外の媒体による搬送トラブルを未然に防
止することができる。
【0108】すなわち、上記実施例で説明したように、
本実施例における移送コンベア群は、所定の移送コンベ
アを傾動させて所定の区分け箱に媒体を投入する。通
常、区分け箱には媒体2が積層状態で収容されるので、
区分け箱に収容可能な媒体の大きさ、つまり収容可能な
媒体の一辺の長さは、区分け箱の一辺の長さにより決定
される。従って、この長さより長い媒体2が移送されて
きたとしても区分け箱に整然と収容できなく移送エラー
(ジャム)の原因となってしまう。
【0109】そこで、本実施例においては、前述したマ
イクロスイッチ88a、88bの設置した間隔幅を本区
分装置における媒体の規格の長さとし、規格以上の長さ
の媒体2があれば縦分配コンベア20に投入する前に未
然に排除し、規格以内の長さの媒体2のみが通過できる
ようになっている。なお、本実施例においては、媒体2
の長い辺が搬送方向となるように媒体投入コンベア12
に積載される必要があることは明らかである。
【0110】以下、本実施例における動作について説明
する。
【0111】媒体2が媒体投入コンベア12に積載され
その上を移動されると、マイクロスイッチ23a、そし
て若干の時間をおいてマイクロスイッチ23bの上を通
過する。この通過する時間差を検出する。媒体投入コン
ベア12における媒体2の搬送速度を一定にすることに
より検出した時間差から媒体2の長さを検出することが
できる。この検出した長さが規格以上であれば、その媒
体2は縦分配コンベア20に投入する前に未然に排除さ
れ、規格以内の長さの媒体2のみが通過できるようにな
っている。このようにして、規格以外の長さを有する媒
体2を縦分配コンベア20に投入する前に予め排除可能
としたので、本区分装置で移送される媒体2を区分け箱
に確実に収容することができる。
【0112】なお、媒体2の搬送方向の長さを検出する
手段は、上記実施例で用いたマイクロスイッチ23a、
23bに限らず、フォトダイオード、フォトセンサを組
み合わせた光学センサでもよい。
【0113】また、本実施例においては、マイクロスイ
ッチ23a、23bを媒体投入コンベア12に取り付け
たが、この位置に限られたわけでなく、縦分配コンベア
20に媒体2を投入する前であればどこでもよい。
【0114】実施例11.以下、本発明に係る第11実
施例について説明する。本実施例における区分装置は、
図1で示した装置構成と同じなので、この図を用いて説
明する。
【0115】ところで、区分装置において、媒体は記載
された郵便番号等の区分け先情報に対応した区分け箱に
収容されるが、同じ郵便番号に対応する媒体の数が多い
とすぐにその区分け箱が満杯となってしまう。そして、
満杯となった区分け箱を取り出し、空の区分け箱と取り
替える。つまり、いずれかの区分け箱が満杯となるたび
に本区分装置を停止させる必要が生じてしまい、区分け
の能率が低下してしまう。
【0116】そこで、本実施例によれば、このような場
合、同じ郵便番号に対する区分け箱を予め複数の区分け
箱の中から2個以上割り当ててしておき、最初の区分け
箱が満杯となった後、次の区分け箱に収容すれば、満杯
となるたびに本区分装置を停止させる必要はない。つま
り、順次、媒体を割り当てされた区分け箱に収容するこ
とにより装置を停止させることなく区分けが継続可能と
なる。区分け箱の割り当て方法は、隣り合った区分け箱
を同じ郵便番号に対して割り当てる方法が分かりやすい
が、必ずしもこれに限る必要はなく、例えば一番奥の列
の区分け箱を割り当てるようにしてもよい。
【0117】本実施例においては、媒体に記載された郵
便番号とその郵便番号が記載された媒体を収容する区分
け箱を対応させて記憶する媒体収容先特定手段としてコ
ンピュータ14を用いる。各郵便番号には1つ以上の区
分け箱を割り当てておけばよい。また、満杯検出手段と
して、各区分け箱の上部対向面に小さな穴を開け、その
穴を光が貰通する位置に配置されたフォトダイオード
と、それに対向する位置に配置されたフォトセンサと
が、設けられている(共に図示せず)。
【0118】以下、本実施例における動作について説明
すると、本区分装置において、各媒体は、媒体に記載さ
れた郵便番号に基づいて所定の区分け箱に区分けされ、
区分け箱に媒体が次々と投入され満杯になると、フォト
ダイオードの光を遮ることになる。これをフォトセンサ
が検出し、コンピュータ14に通知する。この通知によ
り、コンピュータ14は、満杯になった区分け箱に対応
する郵便番号に他に割り当てられた区分け箱を特定し、
その郵便番号を記載した媒体の今後の収容先を他の割り
当てられた区分け箱に切り替える。切り替え後に満杯に
なった区分け箱を取り出し、空の区分け箱と取り替え
る。
【0119】このようにして、区分け箱が満杯になった
としても他の予め割り当てていた区分け箱に切り替える
ことができるので、満杯になるたびに本区分装置を停止
させることなく継続して区分処理を行うことができる。
【0120】実施例12.以下、本発明に係る第12実
施例について説明する。
【0121】図16は、本実施例における媒体投入機構
と垂直搬送機構の要部のみを示した概略図である。その
他の構成は、第1実施例と同様である。図16におい
て、媒体投入機構には、更に、媒体投入コンベア12の
入端に設置され媒体投入コンベア12上の媒体2の区分
け先情報等の記載内容を撮像する撮像手段としてのビデ
オカメラ90が設置されている。このビデオカメラ90
が撮像した画像は、CRTディスプレイ16に表示され
る。
【0122】本実施例において特徴的なことは、媒体2
の記載内容をCRTディスプレイ16に表示するように
したので、オペレータは、媒体2を直接見なくてもCR
Tディスプレイ16のみを注視しておけばよく、従っ
て、オペレータの負荷を軽減することができる。
【0123】すなわち、オペレータが郵便番号を入力す
る方式の場合、媒体2に記載された郵便番号を見て、キ
ーボード18等から入力していたが、本実施例において
は、媒体投入コンベア12に移送された媒体2を撮像
し、ビデオ信号をコンピュータ14に取り込む。コンピ
ュータ14において、ビデオ信号を接続されたA/D変
換器(図示せず)によリディジタル信号に変換し、メモ
リに蓄積し、これをCRTディスプレイ16の表示タイ
ミングにより読み出し、そして郵便番号の画像をCRT
ディスプレイ16上に表示することで確認し、当該郵便
番号をキーボード18から入力する。また、キーボード
18から入力した郵便番号もCRTディスプレイ16に
表示させれば、撮像された郵便番号と入力郵便番号との
確認をもCRTディスプレイ16の画面のみを見ること
で行うことができる。
【0124】このように、本実施例によれば、郵便番号
を撮像しCRTディスプレイ16に表示するようにした
ので、オペレータは、媒体を直接見なくともCRTディ
スプレイ16のみ注視することにより郵便番号の確認が
できる。これにより、郵便番号の入力処理の効率化を図
ることができる。
【0125】なお、上記実施例ではコンピュータ14用
のCRTディスプレイ16に画像を表ホするようにして
いるが、表示手段はこれに限定されるものではなく、N
TSC信号が表示できるモニタにビデオカメラを直接接
続してもよい。
【0126】なおまた、上記実施例に、郵便番号の画像
から郵便番号を読み取る認識機能を追加すれば、キーボ
ード18からの郵便番号の入力作業を誤認識分の修正だ
けと大幅に軽減させることが可能になる。
【0127】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、搬送され
る媒体は、収容部に収容されるまでの間に上側がオープ
ンになった各種コンベア上を水平方向に移動するのみで
あるので、折り曲げ等のストレスを受けることがない。
更に、請求項2記載の発明によれば、媒体を収容部に落
し込む際にも移送コンベア上を滑り降ろすため折り曲げ
等によるストレスを与えることはない。また、媒体の搬
送機構にも損傷を与えることはない。
【0128】更に、請求項3記載の発明によれば、縦分
配コンベアを媒体の移送コンベア群への搬出方向と垂直
な面上で巡回移動させることができるので、巡回リフト
の縦分配コンベアの媒体搬送方向の長さを短縮すること
が可能となる。
【0129】請求項4記載の発明によれば、移送コンベ
ア群を巡回リフトの昇方向辺かつ降方向辺に隣設し、巡
回リフトによる縦分配コンベアの上方向への移動中のみ
ならず下方向への移動中においても媒体を受け取ること
ができるようにしたので、媒体の区分処理速度を向上さ
せることが可能となる。
【0130】請求項5記載の発明によれば、段組みされ
た移送コンベア群の配置間隔より狭い間隔で縦分配コン
ベアを巡回リフトに配設するようにしたので、移送コン
ベア入端に次の縦分配コンベアが到達するまでの移動時
間を短縮することができる。従って、媒体の区分処理速
度を向上させることが可能となる。
【0131】請求項6記載の発明によれば、各移送コン
ベア群をそれぞれ独立して駆動制御できるようにし、い
ずれかの移送コンベア群で移送エラーが発生した場合、
その移送コンベア群及び媒体投入コンベアのみの駆動を
停止するようにしたので、オペレータは、移送エラーが
発生した移送コンベア群に残った媒体のみを除去されす
ればすぐに区分装置の運行を再開させることができる。
すなわち、媒体の移送エラーが発生した後の復旧処理が
容易となる。
【0132】請求項7記載の発明によれば、移送コンベ
アのその直前の移送コンベア側の下方にガイドを設けた
ので、媒体を確実に落し込むことが可能となる。これに
より、装置の信頼性を向上させることが可能となる。
【0133】請求項8記載の発明によれば、移送コンベ
アを、その直前に配置された移送コンベアから媒体を投
入する際に停止又は搬送方向とは逆に駆動するようにし
たので、媒体を収容部に確実に落し込むことが可能とな
る。これにより、装置の信頼性を向上させることが可能
となる。
【0134】請求項9、10記載の発明によれば、巡回
リフトは、媒体の搬出側のコンベアが搬入側のコンベア
より若干高い位置になるように縦分配コンベアの停止位
置を制御するので、媒体のコンベア間の移動をスムーズ
に行なうことが可能となる。
【0135】請求項11記載の発明によれば、縦分配コ
ンベアに媒体を投入する前に一定の厚さ以上の媒体の投
入を阻止するゲートを設けたので、規格以上の厚さの媒
体を縦分配コンベアに投入する前に未然に排除すること
が可能となる。これにより、厚みが規格外の媒体による
搬送トラブルを未然に防止することが可能となる。
【0136】請求項12記載の発明によれば、縦分配コ
ンベアに媒体を投入する前に媒体の長さを検出し一定の
長さ以上の媒体の投入を阻止するようにしたので、規格
以上の長さの媒体を縦分配コンベアに投入する前に未然
に排除することが可能となる。これにより、長さが規格
外の媒体による搬送トラブルを未然に防止することが可
能となる。
【0137】請求項13記載の発明によれば、所定の区
分け先情報の区分け箱が満杯になったことを検出可能と
し、満杯になったときにその区分け先情報が記載された
媒体の収容先を他の予め割り当てていた区分け箱に切り
替えるようにしたので、満杯による本区分装置の停止を
未然に防止することが可能となり、継続して区分処理を
行うことが可能となる。
【0138】請求項14記載の発明によれば、区分け先
情報を撮像し表示手段に表示するようにしたので、オペ
レータは、媒体を直接見なくとも表示手段のみ注視する
ことにより区分け先情報の確認が可能となる。これによ
り、区分け先情報の入力処理の効率化を図ることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第1実施例
を側面から見たときの概略図である。
【図2】 第1実施例における垂直搬送機構を説明する
ための斜視図である。
【図3】 第1実施例における縦分配コンベアの構造を
示した図であり、縦分配コンベアが媒体投入機構側にあ
る状態を示した図である。
【図4】 第1実施例における縦分配コンベアの構造を
示した図であり、縦分配コンベアが水平搬送機構側にあ
る状態を示した図である。
【図5】 第1実施例における移送コンベアの構造を示
した図であり、隣接する次の移送コンベアに媒体を搬送
するときの状態を示した図である。
【図6】 第1実施例における移送コンベアの構造を示
した図であり、媒体を区分け箱に投入するときの状態を
示した図である。
【図7】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第2実施例
における垂直搬送機構を水平搬送機構側から見た斜視図
である。
【図8】 第2実施例における縦分配コンベアの構造を
示した図である。
【図9】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第3実施例
を上から見たときの概念図である。
【図10】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第4実施
例の要部を側面から見た概略図である。
【図11】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第6実施
例における移送コンベア群の要部を側面から見た概略図
である。
【図12】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第7実施
例における移送コンベア群の要部を側面から見た概略図
である。
【図13】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第8実施
例における垂直搬送機構の要部と移送コンベア入端と媒
体投入コンベアとを側面から見た概略図である。
【図14】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第9実施
例における媒体投入コンベアと垂直搬送機構の要部のみ
を示した概略図である。
【図15】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第10実
施例における媒体投入コンベアと垂直搬送機構の要部の
みを示した概略図である。
【図16】 本発明に係る紙葉類の区分装置の第12実
施例における媒体投入機構と垂直搬送機構の要部のみを
示した概略図である。
【図17】 従来の紙葉類の区分装置の搬送路の一部を
示した図である。
【符号の説明】
2 媒体、10 ホッパー、12 媒体投入コンベア、
14 コンピュータ、16 CRTディスプレイ、18
キーボード、20 縦分配コンベア、22巡回リフ
ト、24,24a,24b,24c,24d チェー
ン、26,26a,26b,26c,26d 駆動用ギ
ア、28,28a 区分け箱、30,30a 移送コン
ベア群、32,32a,32b,32c,32d 移送
コンベア、40a,40b,78 フレーム、42,6
2,76 ベアリング、44a,44b,64a,64
b ローラ、46a,46b,50,58 ブラケッ
ト、48a,48b ノブ、50a 半円形切り欠き
部、52,55,68 ベルト、54,70 ギア、5
6 駆動ギア、60a,60b シャーシ、66 プー
リ、72 クランク状シャフト、74 シャフト、80
モータ、82 ウォームギア、84,84a,84b
ガイド、86 ゲート、88a,88b マイクロス
イッチ、90 ビデオカメラ。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に並設され上下方向に段をなして
    配置された複数の収容部に紙葉類の媒体を区分けする紙
    葉類の区分装置において、 各段における収容部の上方にそれぞれ配置され媒体を横
    方向に搬送する移送コンベア群と、 媒体を積載する複数の縦分配コンベアを担持し、各縦分
    配コンベアを各段の移送コンベア入端に順次臨ませる巡
    回リフトと、 前記縦分配コンベアに媒体を投入する媒体投入コンベア
    と、 を有し、 媒体を積載したままの状態で所定の収容部まで搬送する
    ことを特徴とする紙葉類の区分装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の紙葉類の区分装置におい
    て、 前記各移送コンベアは、傾動制御されることにより積載
    している媒体を所定の収容部に投入することを特徴とす
    る紙葉類の区分装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の紙葉類の区分装置におい
    て、 前記巡回リフトは、前記縦分配コンベアを媒体の前記移
    送コンベアへの搬出方向と垂直な面上で巡回移動させる
    ことを特徴とする紙葉類の区分装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の紙葉類の区分装置におい
    て、 前記移送コンベア群は、前記巡回リフトの昇方向辺かつ
    降方向辺に隣設されていることを特徴とする紙葉類の区
    分装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の紙葉類の区分装置におい
    て、 前記巡回リフトは、前記縦分配コンベアを前記移送コン
    ベア群の配置間隔より狭い間隔で配設することを特徴と
    する紙葉類の区分装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の紙葉類の区分装置におい
    て、 前記各移送コンベア群は、それぞれ独立して駆動制御さ
    れ、いずれかの前記移送コンベア群で移送エラーが発生
    した場合、当該移送コンベア群及び前記媒体投入コンベ
    アのみの駆動を停止することを特徴とする紙葉類の区分
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の紙葉類の区分装置におい
    て、 前記移送コンベアの下方に、その直前の前記移送コンベ
    アから投入される媒体との接触を防止するガイドを設け
    ることを特徴とする紙葉類の区分装置。
  8. 【請求項8】 請求項2記載の紙葉類の区分装置におい
    て、 前記移送コンベアは、直前の前記移送コンベアが傾動し
    媒体を投入する際に停止又は搬送方向とは逆に駆動され
    ることを特徴とする紙葉類の区分装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の紙葉類の区分装置におい
    て、 前記巡回リフトは、前記縦分配コンベアを前記移送コン
    ベア入端より高い位置に停止させて媒体を搬出すること
    を特徴とする紙葉類の区分装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の紙葉類の区分装置にお
    いて、 前記巡回リフトは、前記各縦分配コンベアを前記媒体投
    入コンベアより低い位置に停止させて媒体を搬入させる
    ことを特徴とする紙葉類の区分装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の紙葉類の区分装置にお
    いて、 前記縦分配コンベアに媒体を投入する前に一定の厚さ以
    上の媒体の投入を阻止するゲートを設けたことを特徴と
    する紙葉類の区分装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の紙葉類の区分装置にお
    いて、 前記縦分配コンベアに媒体を投入する前に媒体の搬送方
    向の長さを検出する手段を設け、規定値以上の長さを有
    する媒体の投入を防止することを特徴とする紙葉類の区
    分装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の紙葉類の区分装置にお
    いて、 媒体に記載された区分け先情報と各媒体を収容する少な
    くとも1つの収容部とを対応させる媒体収容先特定手段
    と、 いずれかの収容部が媒体で満杯になったことを検出する
    満杯検出手段と、 を有し、 前記媒体収容先特定手段は、複数の収容部が割り当てら
    れた区分け先情報を記載した媒体によっていずれかの割
    り当てられた収容部が満杯になったとき、当該区分け先
    情報を記載した媒体の今後の収容先を他の割り当てられ
    た収容部に切り替えることを特徴とする紙葉類の区分装
    置。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の紙葉類の区分装置にお
    いて、 前記媒体投入コンベアの媒体の投入口に設置され媒体の
    記載内容を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段が撮像した画像を表示する表示手段と、 を有することを特徴とする紙葉類の区分装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012245490A (ja) * 2011-05-30 2012-12-13 Japan Post Service Co Ltd 区分処理装置、区分処理方法及び区分処理プログラム
CN110562569A (zh) * 2019-08-22 2019-12-13 成都诚至诚商务物流有限责任公司 烟箱包装回收系统
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