JPH0812135A - シ−ト材搬送装置及び画像形成装置並びに画像読み取り装置 - Google Patents
シ−ト材搬送装置及び画像形成装置並びに画像読み取り装置Info
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- JPH0812135A JPH0812135A JP6171593A JP17159394A JPH0812135A JP H0812135 A JPH0812135 A JP H0812135A JP 6171593 A JP6171593 A JP 6171593A JP 17159394 A JP17159394 A JP 17159394A JP H0812135 A JPH0812135 A JP H0812135A
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- Japan
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- sheet material
- size
- width
- posture
- image forming
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Abstract
(57)【要約】
【目的】安価な構成で搬送スピードの低下を引き起こさ
ずにシート材の斜行、横ズレを検知するシート材搬送装
置及びこれを具備した画像形成装置並びに画像読み取り
装置を提供する。 【構成】シート材の姿勢及び位置を合わせる手段の検知
手段としてのフォトセンサ2の待機位置を、前記複数の
カセットに収納されたシート材のサイズの幅の最大と最
小に合わせて移動し待機する第1の待機位置(図3
(a))と、搬送が開始した後に搬送されているシート
材のサイズに合わせて該検知手段の待機位置を前記第1
の待機位置から、搬送されているシート材の幅方向の端
部より少し外側又は内側に移動し待機する第2の待機位
置(図3(b))を設ける。
ずにシート材の斜行、横ズレを検知するシート材搬送装
置及びこれを具備した画像形成装置並びに画像読み取り
装置を提供する。 【構成】シート材の姿勢及び位置を合わせる手段の検知
手段としてのフォトセンサ2の待機位置を、前記複数の
カセットに収納されたシート材のサイズの幅の最大と最
小に合わせて移動し待機する第1の待機位置(図3
(a))と、搬送が開始した後に搬送されているシート
材のサイズに合わせて該検知手段の待機位置を前記第1
の待機位置から、搬送されているシート材の幅方向の端
部より少し外側又は内側に移動し待機する第2の待機位
置(図3(b))を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材の搬送装置及
びこれを具備する電子複写機等の画像形成装置または画
像読み取り装置に関する。
びこれを具備する電子複写機等の画像形成装置または画
像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より複写機、プリンタ、スキャナな
どの画像形成、画像読み取りを行う装置では、その画像
形成、読み取り部の直前に記録材または原稿としてのシ
ート材の姿勢及び位置を合わせるためのレジストレーシ
ョン装置が使用されている。
どの画像形成、画像読み取りを行う装置では、その画像
形成、読み取り部の直前に記録材または原稿としてのシ
ート材の姿勢及び位置を合わせるためのレジストレーシ
ョン装置が使用されている。
【0003】図12,13において、レジストレーショ
ン装置を具備した電子複写機を例にとって、従来例とし
て説明する。
ン装置を具備した電子複写機を例にとって、従来例とし
て説明する。
【0004】図13は一般的な電子複写機の要部説明図
であり、感光ドラム10’上のトナー像とそれが転写さ
れるシート材1’との転写のタイミングを合せるため、
またシート材1’の斜行を防ぐため、シート材1’の搬
送をするレジストローラ対7’が設けられている。
であり、感光ドラム10’上のトナー像とそれが転写さ
れるシート材1’との転写のタイミングを合せるため、
またシート材1’の斜行を防ぐため、シート材1’の搬
送をするレジストローラ対7’が設けられている。
【0005】図13において、シート材1’はスリップ
ローラ対40’により搬送され、ガイド部41’を通過
し、レジストローラ対7’のニップに突き当てられる。
その後レジストローラ対7’により転写ガイド42’に
搬送される。その際、レジストローラ対7’によりシー
ト材1’の搬送方向の位置が調整される。転写ガイド4
2’を通過したシート材1’には感光ドラム10’及び
転写帯電器11’によりトナー像が転写される。
ローラ対40’により搬送され、ガイド部41’を通過
し、レジストローラ対7’のニップに突き当てられる。
その後レジストローラ対7’により転写ガイド42’に
搬送される。その際、レジストローラ対7’によりシー
ト材1’の搬送方向の位置が調整される。転写ガイド4
2’を通過したシート材1’には感光ドラム10’及び
転写帯電器11’によりトナー像が転写される。
【0006】前記搬送方向の位置の調整について、次に
詳しく説明する。
詳しく説明する。
【0007】シート材の搬送方向の位置の調整とは、シ
ート材がななめに送られる(斜行)と、シート材の搬送
方向と直交する方向(軸方向)のズレ(横ズレ)の2つ
の調整を行うことである。
ート材がななめに送られる(斜行)と、シート材の搬送
方向と直交する方向(軸方向)のズレ(横ズレ)の2つ
の調整を行うことである。
【0008】図13は、シート材1’がレジストローラ
対7’のニップに先端を突き当て、たわみ(ループ)を
作り、シート材1’の弾性によって、シート材1’の先
端をレジストローラ対7’のニップに添わせて斜行を矯
正している状態である。これをループレジ方式と呼んで
いる。
対7’のニップに先端を突き当て、たわみ(ループ)を
作り、シート材1’の弾性によって、シート材1’の先
端をレジストローラ対7’のニップに添わせて斜行を矯
正している状態である。これをループレジ方式と呼んで
いる。
【0009】また、シート材1’の横ズレの矯正は、シ
ート材1’の搬送方向と直交する方向の端部位置を検出
する横ズレ検知センサ2’により、シート材1’の軸方
向の端部の位置を検出し、電気信号を図示しない回路に
伝え、シート材1’の横ズレ量を計算し、横ズレを矯正
する機構を動かし、横ズレを制御する。この横ズレを矯
正する機構として主に次の2つがある。
ート材1’の搬送方向と直交する方向の端部位置を検出
する横ズレ検知センサ2’により、シート材1’の軸方
向の端部の位置を検出し、電気信号を図示しない回路に
伝え、シート材1’の横ズレ量を計算し、横ズレを矯正
する機構を動かし、横ズレを制御する。この横ズレを矯
正する機構として主に次の2つがある。
【0010】第1の方式を図12にて説明する。図12
は、図13のレジストローラ対7’を感光ドラム10’
側から見た図である。図12において、レジストローラ
対7’にシート材を少し噛ませた状態でレジストローラ
対7’を矢印A(シート材の横ズレ方向)のように軸方
向に移動してシート材の横ズレを矯正する。
は、図13のレジストローラ対7’を感光ドラム10’
側から見た図である。図12において、レジストローラ
対7’にシート材を少し噛ませた状態でレジストローラ
対7’を矢印A(シート材の横ズレ方向)のように軸方
向に移動してシート材の横ズレを矯正する。
【0011】横ズレ検知センサ2’によって検出された
搬送途中のシート材1’の横ズレ量の情報は演算回路を
通って図示してないステッピングモータを制御し、その
動力がピニオン17’に伝わり、レジストローラ対7’
の片方の軸に結合されているブロック15’の下面のラ
ック15a’とのかみ合いによって、レジストローラ対
7’は、軸方向(矢印A)に動かされる。それによりシ
ート材1’は所定位置まで移動させられ、横ズレの矯正
をする。
搬送途中のシート材1’の横ズレ量の情報は演算回路を
通って図示してないステッピングモータを制御し、その
動力がピニオン17’に伝わり、レジストローラ対7’
の片方の軸に結合されているブロック15’の下面のラ
ック15a’とのかみ合いによって、レジストローラ対
7’は、軸方向(矢印A)に動かされる。それによりシ
ート材1’は所定位置まで移動させられ、横ズレの矯正
をする。
【0012】第2の方式は、最近のデジタル技術の進歩
によってなされたものである。原稿の読み取り及び画像
形成がデジタル化されることによって原稿を1度読み取
った後、その画像情報は電気的に符号化され、メモリに
蓄えられる。画像形成時はメモリ内の画像情報を読みだ
してレーザ光、LEDアレイなどの露光装置によって感
光体上に画像情報に対応する画像を形成する。その際に
横ズレセンサで検知した情報をフィードバックし、感光
体上に形成する画像位置をシート材の横ズレに合わせて
形成することで横ズレを矯正できる。
によってなされたものである。原稿の読み取り及び画像
形成がデジタル化されることによって原稿を1度読み取
った後、その画像情報は電気的に符号化され、メモリに
蓄えられる。画像形成時はメモリ内の画像情報を読みだ
してレーザ光、LEDアレイなどの露光装置によって感
光体上に画像情報に対応する画像を形成する。その際に
横ズレセンサで検知した情報をフィードバックし、感光
体上に形成する画像位置をシート材の横ズレに合わせて
形成することで横ズレを矯正できる。
【0013】以上のようにしてシート材の斜行及び横ズ
レの矯正を行っている。上記の従来例では、シート材の
横ズレ量の検出は、レジストローラ対のニップにシート
材先端が突き当った時(一瞬シート材が停止している場
所)で行うのが一般的である。(図13の状態)その検
知手段としてもいくつかの方式が考え出されており、主
な従来例を図11の(a),(b)に示す。
レの矯正を行っている。上記の従来例では、シート材の
横ズレ量の検出は、レジストローラ対のニップにシート
材先端が突き当った時(一瞬シート材が停止している場
所)で行うのが一般的である。(図13の状態)その検
知手段としてもいくつかの方式が考え出されており、主
な従来例を図11の(a),(b)に示す。
【0014】図11の(a),(b)は図13の断面E
Eを示している。
Eを示している。
【0015】図11のシート材1’は、図13のレジス
トローラ対7’に突き当っている状態のシート材1’の
ドラム方向から見た断面である。2”は横ズレを検知す
るセンサ、9’はシート材の搬送路と搬送路外の境とな
る搬送方向と直交する方向の位置を示した線で、境界線
であり、境界線9’より図の左側はシート材が搬送でき
ない所である。ここで言う搬送路とは、シート材の搬送
方向と直交する方向(以下軸方向と言う)のズレ(横ズ
レ)を考慮に入れたものである。
トローラ対7’に突き当っている状態のシート材1’の
ドラム方向から見た断面である。2”は横ズレを検知す
るセンサ、9’はシート材の搬送路と搬送路外の境とな
る搬送方向と直交する方向の位置を示した線で、境界線
であり、境界線9’より図の左側はシート材が搬送でき
ない所である。ここで言う搬送路とは、シート材の搬送
方向と直交する方向(以下軸方向と言う)のズレ(横ズ
レ)を考慮に入れたものである。
【0016】図11(a)は、横ズレ検知センサとし
て、フォトセンサを用いた場合である。フォトセンサ
2”は、シート材の来るまでの間、待機位置(以下HP
(ホームポジション)と言う)にいる。シート材1’が
図13の状態になったとき、HPにあるフォトセンサ
2”はシート材1’の軸方向の端部を検知しに矢印Bの
方向に移動し、シート材1’の端部を検知する。その間
の移動距離はl1 である。ここで矢印Aはシート材の横
ズレ方向(軸方向と同じ)を示している。
て、フォトセンサを用いた場合である。フォトセンサ
2”は、シート材の来るまでの間、待機位置(以下HP
(ホームポジション)と言う)にいる。シート材1’が
図13の状態になったとき、HPにあるフォトセンサ
2”はシート材1’の軸方向の端部を検知しに矢印Bの
方向に移動し、シート材1’の端部を検知する。その間
の移動距離はl1 である。ここで矢印Aはシート材の横
ズレ方向(軸方向と同じ)を示している。
【0017】フォトセンサ2”は一般に発光部2a’と
受光部2b’とから構成されていてその間をさえぎると
電気信号を出力する構成となっている。フォトセンサが
シート材の端を検出し電気信号を出力すると、図示しな
い移動手段はセンサ2”を移動させるのを止め、移動量
を演算回路に伝え、そこで始めてシート材1’の横ズレ
量が分かる。その横ズレ量を矯正するために前記2つの
方式等により横ズレを矯正する。
受光部2b’とから構成されていてその間をさえぎると
電気信号を出力する構成となっている。フォトセンサが
シート材の端を検出し電気信号を出力すると、図示しな
い移動手段はセンサ2”を移動させるのを止め、移動量
を演算回路に伝え、そこで始めてシート材1’の横ズレ
量が分かる。その横ズレ量を矯正するために前記2つの
方式等により横ズレを矯正する。
【0018】したがってこの検出方式ではシート材の幅
(搬送方向を長交する方向の長さ)の大小によってl1
が変るので、検出に要する時間にバラツキが生じる。
(搬送方向を長交する方向の長さ)の大小によってl1
が変るので、検出に要する時間にバラツキが生じる。
【0019】図11(b)は図11(a)のフォトセン
サの代りに、ラインセンサ20’を用いた検知手段であ
る。ラインセンサ20’は発光部20a’と受光部20
b’がL1 の間で連続的にあり、l2 のシート材のある
部分と無い部分とでは出力が異なる。それによりシート
材の端部を検出することができ、検出した情報を基にし
て横ズレを矯正する制御を行う。そのためラインセンサ
を用いた場合は、図11(a)の従来例のようなセンサ
の移動手段を用いなくてよくなる。
サの代りに、ラインセンサ20’を用いた検知手段であ
る。ラインセンサ20’は発光部20a’と受光部20
b’がL1 の間で連続的にあり、l2 のシート材のある
部分と無い部分とでは出力が異なる。それによりシート
材の端部を検出することができ、検出した情報を基にし
て横ズレを矯正する制御を行う。そのためラインセンサ
を用いた場合は、図11(a)の従来例のようなセンサ
の移動手段を用いなくてよくなる。
【0020】また図11(b)のラインセンサの代りに
フォトセンサを多数設けたものもある。
フォトセンサを多数設けたものもある。
【0021】以上、複写機におけるシート材の斜行、横
ズレの矯正方法を説明したが、次にその動作フローを述
べる。図10は上記従来例の動作フローを示したもので
ある。カセットにセットされているシート材としての用
紙のサイズは予めサイズ検知センサで検知されており、
(901)スタートをする前の段階では、横ズレセンサ
は、搬送路外の待機位置(HP)にて待機している(9
02)。スタートすると(903)原稿読み取り手段が
原稿を走査し、(904)原稿にあった用紙をカセット
から給紙する(905)。用紙が検知位置まで搬送され
ると(906)センサを用紙の端部を検知するまで移動
し横ズレを検知し(907)、矯正し(908)、以下
画像形成部へと用紙は搬送され(909)、定着器を通
り排紙トレイへと搬送されてコピーは終了する。
ズレの矯正方法を説明したが、次にその動作フローを述
べる。図10は上記従来例の動作フローを示したもので
ある。カセットにセットされているシート材としての用
紙のサイズは予めサイズ検知センサで検知されており、
(901)スタートをする前の段階では、横ズレセンサ
は、搬送路外の待機位置(HP)にて待機している(9
02)。スタートすると(903)原稿読み取り手段が
原稿を走査し、(904)原稿にあった用紙をカセット
から給紙する(905)。用紙が検知位置まで搬送され
ると(906)センサを用紙の端部を検知するまで移動
し横ズレを検知し(907)、矯正し(908)、以下
画像形成部へと用紙は搬送され(909)、定着器を通
り排紙トレイへと搬送されてコピーは終了する。
【0022】他の画像形成、画像読み取り装置において
も同様な方式によってシート材の斜行、横ズレの矯正を
行っている。
も同様な方式によってシート材の斜行、横ズレの矯正を
行っている。
【0023】ところで、シート材の送る方法は主に片側
を基準にするものと、中央を基準にするものがある。
を基準にするものと、中央を基準にするものがある。
【0024】片側基準とはサイズによらずシート材を、
シート材の進行方向と直交する端部のどちらか一方を、
常に基準にとりシート材を送る方法である。図14
(b)のようにサイズの大小によらずシート材の片側を
基準として送る。この方法は光学系の構成がシンプルな
上、シート材が詰まる(ジャム)した時の処理性がすぐ
れている。
シート材の進行方向と直交する端部のどちらか一方を、
常に基準にとりシート材を送る方法である。図14
(b)のようにサイズの大小によらずシート材の片側を
基準として送る。この方法は光学系の構成がシンプルな
上、シート材が詰まる(ジャム)した時の処理性がすぐ
れている。
【0025】しかし、ローラの中央と端での圧バランス
の違いによりシート材の搬送性が安定しないなどの欠点
がある。より安定した搬送性能にするために考えだされ
たのが、中央基準である。そのため最近の動向では、シ
ート材の中央基準での送りが標準的になりつつある。中
央基準の送り方法は、図14(a)のようにローラの中
央を基準にシート材を送るものである。
の違いによりシート材の搬送性が安定しないなどの欠点
がある。より安定した搬送性能にするために考えだされ
たのが、中央基準である。そのため最近の動向では、シ
ート材の中央基準での送りが標準的になりつつある。中
央基準の送り方法は、図14(a)のようにローラの中
央を基準にシート材を送るものである。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のシート材の斜行、横ズレを検出するセンサの待機
位置HPは、搬送スピードのアップをするのに一つの障
害になる。一旦レジストローラ対でシート材を停止さ
せ、その間に横ズレの検知をするため、従来の方式では
シート材のサイズによって検知を行う時間に差が生じ
る。これは横ズレの検知手段が移動する時間(距離)
が、シート材のサイズ(幅)によって異なるためであ
る。したがってシート材の幅方向のサイズが小さいほど
この移動量が増えることになる。(中央基準のシート材
搬送の場合) 特に最近では一つの機種で使用できるシート材の種類が
増えているので、横ズレの検知時間の影響が増加傾向に
あると言える。
来例のシート材の斜行、横ズレを検出するセンサの待機
位置HPは、搬送スピードのアップをするのに一つの障
害になる。一旦レジストローラ対でシート材を停止さ
せ、その間に横ズレの検知をするため、従来の方式では
シート材のサイズによって検知を行う時間に差が生じ
る。これは横ズレの検知手段が移動する時間(距離)
が、シート材のサイズ(幅)によって異なるためであ
る。したがってシート材の幅方向のサイズが小さいほど
この移動量が増えることになる。(中央基準のシート材
搬送の場合) 特に最近では一つの機種で使用できるシート材の種類が
増えているので、横ズレの検知時間の影響が増加傾向に
あると言える。
【0027】また、CCDや多数のフォトセンサを用い
たラインセンサによって連続した範囲を検出できるよう
にした場合、上記の移動時間の問題は解決されるが、コ
ストが高くなり一般に高価な装置にしか使用できないの
が現状である。
たラインセンサによって連続した範囲を検出できるよう
にした場合、上記の移動時間の問題は解決されるが、コ
ストが高くなり一般に高価な装置にしか使用できないの
が現状である。
【0028】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、安価
な構成で搬送スピードの低下を引き起こさずにシート材
の斜行、横ズレを検知するシート材搬送装置及びこれを
具備した画像形成装置並びに画像読み取り装置を提供す
ることにある。
ためになされたもので、その目的とするところは、安価
な構成で搬送スピードの低下を引き起こさずにシート材
の斜行、横ズレを検知するシート材搬送装置及びこれを
具備した画像形成装置並びに画像読み取り装置を提供す
ることにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、シート材を供給する複数のカセッ
トに収納されたシート材のサイズを検知する手段と、シ
ート材の姿勢及び位置を合わせる手段が設けられている
シート材搬送装置において、前記シート材の姿勢及び位
置を合わせる手段の検知手段の待機位置を、前記複数の
カセットに収納されたシート材のサイズの幅の最大と最
小に合わせて移動し待機する第1の待機位置と、搬送が
開始した後に搬送されているシート材のサイズに合わせ
て該検知手段の待機位置を前記第1の待機位置から、搬
送されているシート材の幅方向の端部より少し外側又は
内側に移動し待機する第2の待機位置を設ける。
に本発明にあっては、シート材を供給する複数のカセッ
トに収納されたシート材のサイズを検知する手段と、シ
ート材の姿勢及び位置を合わせる手段が設けられている
シート材搬送装置において、前記シート材の姿勢及び位
置を合わせる手段の検知手段の待機位置を、前記複数の
カセットに収納されたシート材のサイズの幅の最大と最
小に合わせて移動し待機する第1の待機位置と、搬送が
開始した後に搬送されているシート材のサイズに合わせ
て該検知手段の待機位置を前記第1の待機位置から、搬
送されているシート材の幅方向の端部より少し外側又は
内側に移動し待機する第2の待機位置を設ける。
【0030】また、上記第2の待機位置を常にシート材
が横切る位置とし、シート材のあり、無しの検知を同時
に行える様にしてもよい。
が横切る位置とし、シート材のあり、無しの検知を同時
に行える様にしてもよい。
【0031】さらに、前記第1と第2の2つの待機位置
を持つ検知手段を2つ以上設けてもよい。
を持つ検知手段を2つ以上設けてもよい。
【0032】画像形成装置及び画像読み取り装置におい
て、前記のシート材搬送装置を具備する構成とすること
もできる。
て、前記のシート材搬送装置を具備する構成とすること
もできる。
【0033】
【作用】上記のように構成されたシート材搬送装置にお
いては、複数のカセットに収納されたシート材のサイズ
の幅の最大と最小のものに合わせてシート材の姿勢及び
位置を合わせる手段の検知手段を移動することで、複数
のカセットに収納されたシート材のうちどのシート材が
搬送されてきても検知手段の移動のための時間が最適化
されている。
いては、複数のカセットに収納されたシート材のサイズ
の幅の最大と最小のものに合わせてシート材の姿勢及び
位置を合わせる手段の検知手段を移動することで、複数
のカセットに収納されたシート材のうちどのシート材が
搬送されてきても検知手段の移動のための時間が最適化
されている。
【0034】搬送が開始した後に搬送されているシート
材のサイズに合わせて該検知手段の待機位置を前記第1
の待機位置から、搬送されているシート材の幅方向の端
部より少し外側又は内側に移動し待機する第2の待機位
置を設けることにより、シート材の姿勢及び位置を検知
するために移動する検知手段の移動量が少なくなる。ま
た、上記第2の待機位置を常にシート材が横切る位置と
し、シート材のあり、無しの検知を同時に行えば既存の
検知手段を多機能化することができる。
材のサイズに合わせて該検知手段の待機位置を前記第1
の待機位置から、搬送されているシート材の幅方向の端
部より少し外側又は内側に移動し待機する第2の待機位
置を設けることにより、シート材の姿勢及び位置を検知
するために移動する検知手段の移動量が少なくなる。ま
た、上記第2の待機位置を常にシート材が横切る位置と
し、シート材のあり、無しの検知を同時に行えば既存の
検知手段を多機能化することができる。
【0035】さらに、前記第1と第2の2つの待機位置
を持つ検知手段を2つ以上設ければシート材の姿勢が複
数の検知手段の検知動作でより正確に検知できる。
を持つ検知手段を2つ以上設ければシート材の姿勢が複
数の検知手段の検知動作でより正確に検知できる。
【0036】画像形成装置及び画像読み取り装置におい
て、前記のシート材搬送装置を具備すれば、搬送スピー
ドの低下を引き起こすことなくシート材の姿勢及び位置
を合わせることができる。
て、前記のシート材搬送装置を具備すれば、搬送スピー
ドの低下を引き起こすことなくシート材の姿勢及び位置
を合わせることができる。
【0037】
【実施例】図1に本発明の第1実施例を示す。図1は本
発明を適用したシート材搬送装置におけるレジストロー
ラ対7のニップにシート材が突き当ったときの状態を示
したもので、今仮りにカセット内のシート材サイズの最
大幅にA4、最小幅にA4Rの場合を考え、そのサイズ
をかさね合わせた図である。検知手段としてのフォトセ
ンサ2はセンサ移動部材5の先端に付いており、他端の
ラック5aが図示しないステッピングモータからの動力
を伝えるピニオン4とかみ合って、矢印Bの方向に移動
可能になっている。ここでCは搬送方向である。
発明を適用したシート材搬送装置におけるレジストロー
ラ対7のニップにシート材が突き当ったときの状態を示
したもので、今仮りにカセット内のシート材サイズの最
大幅にA4、最小幅にA4Rの場合を考え、そのサイズ
をかさね合わせた図である。検知手段としてのフォトセ
ンサ2はセンサ移動部材5の先端に付いており、他端の
ラック5aが図示しないステッピングモータからの動力
を伝えるピニオン4とかみ合って、矢印Bの方向に移動
可能になっている。ここでCは搬送方向である。
【0038】図2の本発明の動作フローにしたがって図
1を説明していくと、コピーのスタートボタンが押され
る前までに、シート材を収納しているカセット内のシー
ト材サイズを検知する(201)。次にその中で軸方向
の大きさ(幅)の最大のものと最小のものを捜し出す
(202)。(ここではA4(最大幅)とA4R(最小
幅)を例に挙げている。)フォトセンサ2を図1の
{(A4の幅)−(A4Rの幅)}÷2=la =lb の
ような位置(第1のHP)に移動させ、スタートするま
で待機する(203)。
1を説明していくと、コピーのスタートボタンが押され
る前までに、シート材を収納しているカセット内のシー
ト材サイズを検知する(201)。次にその中で軸方向
の大きさ(幅)の最大のものと最小のものを捜し出す
(202)。(ここではA4(最大幅)とA4R(最小
幅)を例に挙げている。)フォトセンサ2を図1の
{(A4の幅)−(A4Rの幅)}÷2=la =lb の
ような位置(第1のHP)に移動させ、スタートするま
で待機する(203)。
【0039】lb とは、A4サイズのシート材が横ズレ
せずに(正規の搬送位置)搬送したときのフォトセンサ
2の検知に要する移動距離である。la も同様にA4R
のサイズのときの移動距離である。すなわち、A4(最
大幅)のときも、A4R(最小幅)のときも同じ移動距
離となるのが第1のHPである。
せずに(正規の搬送位置)搬送したときのフォトセンサ
2の検知に要する移動距離である。la も同様にA4R
のサイズのときの移動距離である。すなわち、A4(最
大幅)のときも、A4R(最小幅)のときも同じ移動距
離となるのが第1のHPである。
【0040】次にコピーボタンが押され(204)、ス
タートされると、原稿読み取り装置が原稿を走査し(2
05)、原稿に合ったシート材がカセットから給紙され
る(206)。すなわち、搬送されて来るシート材サイ
ズがこの時点でわかっている。そこで、前記フォトセン
サ2を図3(b)のように第2のHPに移動させる。第
2のHPとは、シート材の軸方向(幅)の端部が横ズレ
してないときの位置より搬送路の内側(もしくは外側)
にフォトセンサ2の待機位置(HP)をすることであ
る。
タートされると、原稿読み取り装置が原稿を走査し(2
05)、原稿に合ったシート材がカセットから給紙され
る(206)。すなわち、搬送されて来るシート材サイ
ズがこの時点でわかっている。そこで、前記フォトセン
サ2を図3(b)のように第2のHPに移動させる。第
2のHPとは、シート材の軸方向(幅)の端部が横ズレ
してないときの位置より搬送路の内側(もしくは外側)
にフォトセンサ2の待機位置(HP)をすることであ
る。
【0041】もし仮りに、横ズレのしてない正規な位置
にフォトセンサの待機位置をもってくると、フォトセン
サの読み取りの感度にもよるが、図8のようにフォトセ
ンサ自身の読み取り幅L2 の間にシート材が来ると正確
な検知ができなくなるおそれがある。通常はこの幅は誤
差範囲であるが、図8のように読み取り幅L2 の間にシ
ート材1が来ると、矢印Bのどちらの側にフォトセンサ
2を移動してよいのかわからなくなってしまう。
にフォトセンサの待機位置をもってくると、フォトセン
サの読み取りの感度にもよるが、図8のようにフォトセ
ンサ自身の読み取り幅L2 の間にシート材が来ると正確
な検知ができなくなるおそれがある。通常はこの幅は誤
差範囲であるが、図8のように読み取り幅L2 の間にシ
ート材1が来ると、矢印Bのどちらの側にフォトセンサ
2を移動してよいのかわからなくなってしまう。
【0042】そのためにあらかじめ図8のようにならな
いように第2のHPをシート材の内側(もしくは外側)
に小さくずらしておくものである。
いように第2のHPをシート材の内側(もしくは外側)
に小さくずらしておくものである。
【0043】またその位置は正規のときの位置より内側
(外側)で(例えば10mm以下)装置の横ズレの性能
に応じて設定され、さらに小さくもできる。
(外側)で(例えば10mm以下)装置の横ズレの性能
に応じて設定され、さらに小さくもできる。
【0044】今、仮りにA4サイズのシート材を例にし
て図3(a)で説明する。図3(a)は第1のHPにフ
ォトセンサ2が待機している状態で、スタートをした後
に、図3(b)の第2のHPにフォトセンサ2が移動
し、待機している状態である。図3(b)の第2のHP
よりフォトセンサ2は矢印Bsの方向に、シート材の端
部があるまで移動し、検知する。そのときの状態が図3
(c)である。検知した後移動が止まり、その後、連続
コピーでは第2のHPに再びもどり待機し、コピーが終
了する最後の用紙のときは第1のHPにもどり待機す
る。
て図3(a)で説明する。図3(a)は第1のHPにフ
ォトセンサ2が待機している状態で、スタートをした後
に、図3(b)の第2のHPにフォトセンサ2が移動
し、待機している状態である。図3(b)の第2のHP
よりフォトセンサ2は矢印Bsの方向に、シート材の端
部があるまで移動し、検知する。そのときの状態が図3
(c)である。検知した後移動が止まり、その後、連続
コピーでは第2のHPに再びもどり待機し、コピーが終
了する最後の用紙のときは第1のHPにもどり待機す
る。
【0045】次にA4Rのサイズのときの説明を図4で
行う。A4サイズのときと同様にスタート開始から第2
のHPに移動し待機する。その状態が図4(a)であ
る。しかしA4サイズのときと異なりA4Rのシート材
がフォトセンサ2を横切らない位置が第2のHPとな
る。すなわち第2のHPは第1のHPの位置から外側
(Bs方向)に移動のときはシート材サイズ内に待機
し、内側(Bv方向)に移動のときはシート材サイズ外
に待機することで常に移動距離が同じになる。これはサ
イズによらずフォトセンサ2の移動量の変動を最小限に
している。以下A4サイズと同様、シート材が来たら矢
印Buの方向にフォトセンサ2が移動してシート材の端
部まで動いていくものである。(図4(b)) また、シート材がフォトセンサ2を横切るか、横切らな
いかで検出方法が少し違って来るので次にそれを説明す
る。
行う。A4サイズのときと同様にスタート開始から第2
のHPに移動し待機する。その状態が図4(a)であ
る。しかしA4サイズのときと異なりA4Rのシート材
がフォトセンサ2を横切らない位置が第2のHPとな
る。すなわち第2のHPは第1のHPの位置から外側
(Bs方向)に移動のときはシート材サイズ内に待機
し、内側(Bv方向)に移動のときはシート材サイズ外
に待機することで常に移動距離が同じになる。これはサ
イズによらずフォトセンサ2の移動量の変動を最小限に
している。以下A4サイズと同様、シート材が来たら矢
印Buの方向にフォトセンサ2が移動してシート材の端
部まで動いていくものである。(図4(b)) また、シート材がフォトセンサ2を横切るか、横切らな
いかで検出方法が少し違って来るので次にそれを説明す
る。
【0046】図5は従来例の図11と同様な状態に本発
明を適用したものである。
明を適用したものである。
【0047】図5(a)ではシート材1が検知位置に搬
送された時に、シート材1がフォトセンサ2を横切らな
かった場合(A4Rのとき)である。この場合はBuの
方向にフォトセンサ2を移動し、シート材の端部を検出
する。すなわち図2の図示しないステッピングモータを
回し、ピニオン4からラック5aに動力を伝えフォトセ
ンサ2を移動させて、シート材の端部を検知した時にス
テッピングモータを止め、その時の移動量をステッピン
グモータの回転数から計算し、横ズレの矯正をする制御
を行う。以下従来どおりの手順で矯正される。
送された時に、シート材1がフォトセンサ2を横切らな
かった場合(A4Rのとき)である。この場合はBuの
方向にフォトセンサ2を移動し、シート材の端部を検出
する。すなわち図2の図示しないステッピングモータを
回し、ピニオン4からラック5aに動力を伝えフォトセ
ンサ2を移動させて、シート材の端部を検知した時にス
テッピングモータを止め、その時の移動量をステッピン
グモータの回転数から計算し、横ズレの矯正をする制御
を行う。以下従来どおりの手順で矯正される。
【0048】図5(b)は図5(a)と逆にフォトセン
サ2をシート材1が横切った場合(A4のとき)がある
が、シート材1の端部を検出するまでの電気信号の初期
値が逆なだけでそのほかは同様な手順で横ズレの矯正の
制御をする。
サ2をシート材1が横切った場合(A4のとき)がある
が、シート材1の端部を検出するまでの電気信号の初期
値が逆なだけでそのほかは同様な手順で横ズレの矯正の
制御をする。
【0049】(第2実施例)図6に本発明を用いた第2
の実施例を示す。
の実施例を示す。
【0050】第2の実施例はシート材のサイズによらず
常に第1の実施例の第2のHPをシート材の横切る位置
に設けることで、シート材のある,無しの検知を同時に
行い、画像形成等のタイミングを合せるのに用いるもの
である。
常に第1の実施例の第2のHPをシート材の横切る位置
に設けることで、シート材のある,無しの検知を同時に
行い、画像形成等のタイミングを合せるのに用いるもの
である。
【0051】具体的には第1の実施例のA4Rの横ズレ
を検知するための第2のHP(図4(a))を図6のよ
うにすることである。これにより第1の実施例では横ズ
レ検知専用であったフォトセンサ2が2つの役目を行う
ことができる。シート材が搬送されてまず、第2の実施
例では必ずフォトセンサ2を横切り、シート材の先端を
検知する。その次に第1の実施例と同様に横ズレを検知
し矯正する。またシート材がフォトセンサ2の位置を搬
送されている内に再び第2のHPにフォトセンサ2を移
動することでシート材の後端も検知できる。
を検知するための第2のHP(図4(a))を図6のよ
うにすることである。これにより第1の実施例では横ズ
レ検知専用であったフォトセンサ2が2つの役目を行う
ことができる。シート材が搬送されてまず、第2の実施
例では必ずフォトセンサ2を横切り、シート材の先端を
検知する。その次に第1の実施例と同様に横ズレを検知
し矯正する。またシート材がフォトセンサ2の位置を搬
送されている内に再び第2のHPにフォトセンサ2を移
動することでシート材の後端も検知できる。
【0052】(第3実施例)図7に第3の実施例を示
す。
す。
【0053】第1の実施例の連続コピーを行う場合等、
第2のHPに再びもどる場合、すなわち図3(c)から
図3(b)にもどるときは図3(c)で一度シート材の
外にフォトセンサ2は移動してから、再びシート材内の
第2のHP(図3(b))にもどることになる。
第2のHPに再びもどる場合、すなわち図3(c)から
図3(b)にもどるときは図3(c)で一度シート材の
外にフォトセンサ2は移動してから、再びシート材内の
第2のHP(図3(b))にもどることになる。
【0054】そこで連続コピーなどの第2のHPに再び
もどる場合は、第2のHPから検知するために移動する
方向に第2のHPを設けることにする。
もどる場合は、第2のHPから検知するために移動する
方向に第2のHPを設けることにする。
【0055】具体的には図3(b)の第2のHPからフ
ォトセンサ2が矢印Bsに移動し、シート材の幅方向の
端部を検知した後、図7の位置を次のシート材が来るま
での第2のHPとすることである。
ォトセンサ2が矢印Bsに移動し、シート材の幅方向の
端部を検知した後、図7の位置を次のシート材が来るま
での第2のHPとすることである。
【0056】図7は第1の実施例のシート材の外側でフ
ォトセンサが待機する場合と同じである。以下シート材
が来るたびに第2のHPがシート材の内と外をくりかえ
すことで、連続コピー時の処理スピードのアップをす
る。
ォトセンサが待機する場合と同じである。以下シート材
が来るたびに第2のHPがシート材の内と外をくりかえ
すことで、連続コピー時の処理スピードのアップをす
る。
【0057】(第4実施例)また第4の実施例として
は、第1〜3の実施例の検知手段をシート材の搬送方向
に沿って横に複数個並べるように取り付けて斜行の検知
に用いることもできる。その際はレジストローラ対での
斜行の矯正をしないで、レーザーの書き出し位置で対応
することも可能である。
は、第1〜3の実施例の検知手段をシート材の搬送方向
に沿って横に複数個並べるように取り付けて斜行の検知
に用いることもできる。その際はレジストローラ対での
斜行の矯正をしないで、レーザーの書き出し位置で対応
することも可能である。
【0058】この場合には、用紙の搬送状態が明確にわ
かっているため感光ドラム上への画像形成を用紙に合致
させて行う。その制御例を第9図に示す。
かっているため感光ドラム上への画像形成を用紙に合致
させて行う。その制御例を第9図に示す。
【0059】図中においては説明を簡単にするために簡
略化して画像形成プロセスを示してあり、用紙が真直ぐ
帆走された場合の画像形成状態が図9(a)にしめされ
ている。これは用紙の搬送に合わせ感光ドラム上にか
らまで、画像露光手段であるレーザーによる露光照射
が成され、それが用紙に転写された状態である。
略化して画像形成プロセスを示してあり、用紙が真直ぐ
帆走された場合の画像形成状態が図9(a)にしめされ
ている。これは用紙の搬送に合わせ感光ドラム上にか
らまで、画像露光手段であるレーザーによる露光照射
が成され、それが用紙に転写された状態である。
【0060】これに対し、図9(b)には用紙が斜行し
た場合の画像形成状態が示されている。用紙の斜行量、
横レジ量がすでに、先に述べた用紙端部の検知手段によ
りわかっているため、感光ドラム上に露光照射されるレ
ーザー光は→→→→→→→→の順で
照射を行い、それが用紙に転写された状態が図9(b)
で示された状態である。
た場合の画像形成状態が示されている。用紙の斜行量、
横レジ量がすでに、先に述べた用紙端部の検知手段によ
りわかっているため、感光ドラム上に露光照射されるレ
ーザー光は→→→→→→→→の順で
照射を行い、それが用紙に転写された状態が図9(b)
で示された状態である。
【0061】感光ドラム上に照射する画像の順番の並べ
換えは画像形成装置本体に設けられている情報記憶装置
(メモリー)内の情報を演算処理する事で容易に可能で
ある。これらの処理を行った結果、たとえ用紙が斜行し
ていようとも横ズレがあろうとも常に用紙と相対的に位
置が正しく合致した画像形成が可能となる。
換えは画像形成装置本体に設けられている情報記憶装置
(メモリー)内の情報を演算処理する事で容易に可能で
ある。これらの処理を行った結果、たとえ用紙が斜行し
ていようとも横ズレがあろうとも常に用紙と相対的に位
置が正しく合致した画像形成が可能となる。
【0062】
【発明の効果】本発明は以上の構成および作用を有する
もので、複数のカセットに収納されたシート材のサイズ
の幅の最大と最小のものに合わせてシート材の姿勢及び
位置を合わせる手段の検知手段を移動し第1の待機位置
とすることで、複数のカセットに収納されたシート材の
うちどのシート材が搬送されてきても検知手段の移動の
ための時間が最適化され、それと共に搬送されてくるシ
ート材のサイズに合わせて第2の待機位置へと移動さ
せ、その位置からシート材の姿勢及び位置を検知するた
めに検知手段を移動させることで、検知時間を短縮で
き、高価なラインセンサやまた複数のフォトセンサを使
わずに搬送スピードのアップを実現でき、その結果、ジ
ョブ時間の短縮につながる。
もので、複数のカセットに収納されたシート材のサイズ
の幅の最大と最小のものに合わせてシート材の姿勢及び
位置を合わせる手段の検知手段を移動し第1の待機位置
とすることで、複数のカセットに収納されたシート材の
うちどのシート材が搬送されてきても検知手段の移動の
ための時間が最適化され、それと共に搬送されてくるシ
ート材のサイズに合わせて第2の待機位置へと移動さ
せ、その位置からシート材の姿勢及び位置を検知するた
めに検知手段を移動させることで、検知時間を短縮で
き、高価なラインセンサやまた複数のフォトセンサを使
わずに搬送スピードのアップを実現でき、その結果、ジ
ョブ時間の短縮につながる。
【0063】それとともに検知手段の移動量が減ったの
で、検知手段の移動手段に費やされる電力の節約にな
る。さらにデジタル機の場合、搬送スピードを変えなく
てもシート材の間隔をつめることが、検知手段の移動時
間の短縮により達成できるので、単位時間内の処理枚数
を増やすことが出来、生産性を向上させることが可能と
なる。
で、検知手段の移動手段に費やされる電力の節約にな
る。さらにデジタル機の場合、搬送スピードを変えなく
てもシート材の間隔をつめることが、検知手段の移動時
間の短縮により達成できるので、単位時間内の処理枚数
を増やすことが出来、生産性を向上させることが可能と
なる。
【0064】また、第2の待機位置を常にシート材が横
切る位置とすることでシート材のあり,無しを同時に検
知できるため、従来、そのために設けていたセンサを削
除でき、コストを下げることにもなる。
切る位置とすることでシート材のあり,無しを同時に検
知できるため、従来、そのために設けていたセンサを削
除でき、コストを下げることにもなる。
【0065】第1と第2の2つの待機位置を持つ検知手
段を2つ以上設ければシート材の姿勢(斜行)が複数の
検知手段の検知動作で同時に検知でき、姿勢不良をシー
ト材の位置検知と同時に行える。
段を2つ以上設ければシート材の姿勢(斜行)が複数の
検知手段の検知動作で同時に検知でき、姿勢不良をシー
ト材の位置検知と同時に行える。
【0066】さらに検知したシート材の姿勢て合わせて
レーザーの照射位置を変えることで、簡単で低コストの
横ズレ、斜行補正手段の提供し、シート材の搬送スピー
ドのアップも可能となる。
レーザーの照射位置を変えることで、簡単で低コストの
横ズレ、斜行補正手段の提供し、シート材の搬送スピー
ドのアップも可能となる。
【0067】画像形成装置及び画像読み取り装置におい
て、前記のシート材搬送装置を具備すれば、搬送スピー
ドの低下を引き起こすことなくシート材の姿勢及び位置
を検知し、ジョブ時間の短縮を図れる。
て、前記のシート材搬送装置を具備すれば、搬送スピー
ドの低下を引き起こすことなくシート材の姿勢及び位置
を検知し、ジョブ時間の短縮を図れる。
【図1】図1は第1の実施例の第1のHPの図。
【図2】図2は本発明の動作フロー図。
【図3】図3はA4を例にして第1の実施例の第2のH
P及び動作順を示した図。
P及び動作順を示した図。
【図4】図4は第1の実施例のA4Rを例にした図。
【図5】図5はフォトセンサの検知の方法を示した図。
【図6】図6は第2の実施例の図。
【図7】図7は第3の実施例の図。
【図8】図8はフォトセンサの読み取り部の拡大図。
【図9】図9は第4の実施例の図。
【図10】図10は従来例の動作フロー図。
【図11】図11は従来例のフォトセンサ及びラインセ
ンサの検知の方法を示した図。
ンサの検知の方法を示した図。
【図12】図12は従来例の横ズレ矯正機構。
【図13】図13は従来例の画像形成部の図。
【図14】図14は搬送方法の異なる場合を説明した
図。
図。
1,1’ シート材 2,2’,2” フォトセンサ(検知手段) 4 ピニオン 5 センサ移動部材 7,7’ レジストローラ対 矢印A 横ズレ方向 矢印B 横ズレ検知センサの移動方向 矢印C シート材搬送方向
Claims (5)
- 【請求項1】 シート材を供給する複数のカセットに収
納されたシート材のサイズを検知する手段と、シート材
の姿勢及び位置を合わせる手段が設けられているシート
材搬送装置において、 前記シート材の姿勢及び位置を合わせる手段の検知手段
の待機位置を、前記複数のカセットに収納されたシート
材のサイズの幅の最大と最小に合わせて移動し待機する
第1の待機位置と、 搬送が開始した後に搬送されているシート材のサイズに
合わせて該検知手段の待機位置を前記第1の待機位置か
ら、搬送されているシート材の幅方向の端部より少し外
側又は内側に移動し待機する第2の待機位置を設けたこ
とを特徴とするシート材搬送装置。 - 【請求項2】 前記第2の待機位置を常にシート材が横
切る位置とし、シート材のあり、無しの検知を同時に行
えることを特徴とした請求項1に記載のシート材搬送装
置。 - 【請求項3】 前記第1と第2の2つの待機位置を持つ
検知手段を2つ以上設けたことを特徴とする請求項1及
び2に記載のシート材搬送装置。 - 【請求項4】 シート材を供給する複数のカセットに収
納されたシート材のサイズを検知する手段と、シート材
の姿勢及び位置を合わせる手段が画像形成部より前に設
けられているシート材搬送装置を具備する画像形成装置
において、該シート材搬送装置が請求項1,2または3
からなる画像形成装置。 - 【請求項5】 シート材を供給する複数のカセットに収
納されたシート材のサイズを検知する手段と、シート材
の姿勢及び位置を合わせる手段が画像読み取り部より前
に設けられているシート材搬送装置を具備する画像読み
取り装置において、該シート材搬送装置が請求項1,2
または3からなる画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171593A JPH0812135A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | シ−ト材搬送装置及び画像形成装置並びに画像読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6171593A JPH0812135A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | シ−ト材搬送装置及び画像形成装置並びに画像読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0812135A true JPH0812135A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15926043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6171593A Withdrawn JPH0812135A (ja) | 1994-07-01 | 1994-07-01 | シ−ト材搬送装置及び画像形成装置並びに画像読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0812135A (ja) |
Cited By (14)
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---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-07-01 JP JP6171593A patent/JPH0812135A/ja not_active Withdrawn
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