JPH0746424A - 陰極線管スクリーン保護回路 - Google Patents
陰極線管スクリーン保護回路Info
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- JPH0746424A JPH0746424A JP3128511A JP12851191A JPH0746424A JP H0746424 A JPH0746424 A JP H0746424A JP 3128511 A JP3128511 A JP 3128511A JP 12851191 A JP12851191 A JP 12851191A JP H0746424 A JPH0746424 A JP H0746424A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
- H04N3/20—Prevention of damage to cathode-ray tubes in the event of failure of scanning
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- Signal Processing (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向機能喪失時のCRTスクリーン保護回路
を提供する。 【構成】 CRTスクリーン保護回路は電子ビーム用偏
向信号に関係する信号(HOR)に結合され入力を持
ち、電圧源(V1)に結合された半導体スイッチ装置
(106)と、このスイッチ装置と陰極線管(10)の
制御グリッド(G1)に接続された電荷蓄積手段(11
0)を含む。スイッチ装置の制御入力に偏向信号に関係
する信号がある時電圧源からスイッチ装置を通して電荷
蓄積手段が充電され、上記信号がない時スイッチ装置が
電圧源を電荷蓄積手段から切離しこの電荷蓄積手段に現
れた負のブランキング電圧を制御グリッドに印加して陰
極線管のビーム電流を遮断する。
を提供する。 【構成】 CRTスクリーン保護回路は電子ビーム用偏
向信号に関係する信号(HOR)に結合され入力を持
ち、電圧源(V1)に結合された半導体スイッチ装置
(106)と、このスイッチ装置と陰極線管(10)の
制御グリッド(G1)に接続された電荷蓄積手段(11
0)を含む。スイッチ装置の制御入力に偏向信号に関係
する信号がある時電圧源からスイッチ装置を通して電荷
蓄積手段が充電され、上記信号がない時スイッチ装置が
電圧源を電荷蓄積手段から切離しこの電荷蓄積手段に現
れた負のブランキング電圧を制御グリッドに印加して陰
極線管のビーム電流を遮断する。
Description
【0001】
【発明の利用分野】この発明はビデオ表示装置に、特
に、複数陰極線管を有する投射型ビデオ表示装置に関
し、さらに詳しくは、偏向機能の喪失に応答して動作す
る陰極線管(CRT)保護回路に関するものである。
に、複数陰極線管を有する投射型ビデオ表示装置に関
し、さらに詳しくは、偏向機能の喪失に応答して動作す
る陰極線管(CRT)保護回路に関するものである。
【0002】
【発明の背景】テレビジョン受像機などの投射型ビデオ
表示装置は通常、それぞれが赤、緑及び青の画像を生成
する3本の単色陰極線管を含んでいる。通常は、陰極線
管の各々に拡大レンズ構体が設けられており、これが管
からの光を1乃至それ以上のミラーに伝送し、そこから
光は投射スクリーンの観察領域に反射される。これが後
部投射型(リアプロジェクション)受像機である。スク
リーンは、陰極線管の各々からの重畳された画像から形
成された拡大画像がスクリーンの前面の位置から見える
ように、光の一部分を透過させる。このスクリーンは、
スクリーンの前方を中心とした観賞可能領域を大きくす
るために、管からの光を拡散させて、視聴者の観察角を
いくらか拡げるように働く。
表示装置は通常、それぞれが赤、緑及び青の画像を生成
する3本の単色陰極線管を含んでいる。通常は、陰極線
管の各々に拡大レンズ構体が設けられており、これが管
からの光を1乃至それ以上のミラーに伝送し、そこから
光は投射スクリーンの観察領域に反射される。これが後
部投射型(リアプロジェクション)受像機である。スク
リーンは、陰極線管の各々からの重畳された画像から形
成された拡大画像がスクリーンの前面の位置から見える
ように、光の一部分を透過させる。このスクリーンは、
スクリーンの前方を中心とした観賞可能領域を大きくす
るために、管からの光を拡散させて、視聴者の観察角を
いくらか拡げるように働く。
【0003】普通の部屋の照明下でも充分観察できるに
充分な明るさの最終的な拡大画像を形成するためには、
個々の陰極線管が電子ビーム密度の高レベルに対応する
高い明るさレベルで動作する必要がある。陰極線管の電
子ビームの1本、2本または全ての水平または垂直偏向
または走査が行われなくなったり、あるいは減少する
と、1またはそれ以上の陰極線管の蛍光体表示スクリー
ンの小部分上に電子ビームエネルギが集中してしまうこ
とがある。走査の消失あるいは減少状態がほんの僅かな
時間でも続くと、特に、水平走査機能が失われて垂直の
線あるいは点がCRTのスクリーン上にあらわれる。
(垂直または水平偏向機能の喪失)ときは、表示スクリ
ーンが永久的な損傷を受けることがある。従って、電子
ビーム偏向の喪失または減少を素早く検出して、適切な
形、例えば、1本またはそれ以上の電子ビームをブラン
キングさせるような形で応答して、陰極線管の損傷を防
止する、何らかの形の保護回路を設けることが重要であ
る。
充分な明るさの最終的な拡大画像を形成するためには、
個々の陰極線管が電子ビーム密度の高レベルに対応する
高い明るさレベルで動作する必要がある。陰極線管の電
子ビームの1本、2本または全ての水平または垂直偏向
または走査が行われなくなったり、あるいは減少する
と、1またはそれ以上の陰極線管の蛍光体表示スクリー
ンの小部分上に電子ビームエネルギが集中してしまうこ
とがある。走査の消失あるいは減少状態がほんの僅かな
時間でも続くと、特に、水平走査機能が失われて垂直の
線あるいは点がCRTのスクリーン上にあらわれる。
(垂直または水平偏向機能の喪失)ときは、表示スクリ
ーンが永久的な損傷を受けることがある。従って、電子
ビーム偏向の喪失または減少を素早く検出して、適切な
形、例えば、1本またはそれ以上の電子ビームをブラン
キングさせるような形で応答して、陰極線管の損傷を防
止する、何らかの形の保護回路を設けることが重要であ
る。
【0004】米国特許第4,642,532号には、垂
直及び水平偏向電流を表わす信号が検出される投射型T
V偏向喪失保護回路が開示されている。水平または垂直
偏向信号の一方が消失した場合には、映像管駆動回路を
不働化して、CRTスクリーンを消去する信号が生成さ
れる。
直及び水平偏向電流を表わす信号が検出される投射型T
V偏向喪失保護回路が開示されている。水平または垂直
偏向信号の一方が消失した場合には、映像管駆動回路を
不働化して、CRTスクリーンを消去する信号が生成さ
れる。
【0005】偏向機能の喪失が起こった時、ビデオ駆動
回路あるいは増幅器の1またはそれ以上のものが短絡、
例えば、コレクタからエミッタへの短絡が起こって、C
RTの陰極が接地レベル及びグリッド電圧に非常に接近
したような場合にでも、CRTのスクリーンが蛍光体焼
けを起こさないようにする保護回路を提供することが望
ましい。
回路あるいは増幅器の1またはそれ以上のものが短絡、
例えば、コレクタからエミッタへの短絡が起こって、C
RTの陰極が接地レベル及びグリッド電圧に非常に接近
したような場合にでも、CRTのスクリーンが蛍光体焼
けを起こさないようにする保護回路を提供することが望
ましい。
【0006】さらに、最大ビデオ信号範囲を与え得る、
即ち、ビデオ信号に従って、CRTが生成し得る最大ビ
ーム電流を供給できるようにCRTグリッドを充分陰極
電位に近い電圧レベルに置くことが出来、しかも、走査
機能が消失した時に直ちにCRTのブランキングが出来
るような保護回路を提供することが望ましい。
即ち、ビデオ信号に従って、CRTが生成し得る最大ビ
ーム電流を供給できるようにCRTグリッドを充分陰極
電位に近い電圧レベルに置くことが出来、しかも、走査
機能が消失した時に直ちにCRTのブランキングが出来
るような保護回路を提供することが望ましい。
【0007】また、トランジスタなどの機能素子を出来
るだけ少なくしたCRT保護回路を得ることが望まし
い。
るだけ少なくしたCRT保護回路を得ることが望まし
い。
【0008】さらには、このような保護回路が、電源の
ターンオフの直後のCRTの陰極に対する電源からの引
出しを最小とするようなものであることが望ましい。
ターンオフの直後のCRTの陰極に対する電源からの引
出しを最小とするようなものであることが望ましい。
【0009】また、水平掃引機能の喪失が起きた時、冗
長性を持った(2重、3重の)CRT保護を与えられる
ようなCRT保護回路が望まれる。
長性を持った(2重、3重の)CRT保護を与えられる
ようなCRT保護回路が望まれる。
【0010】さらに、テレビジョン受像機のCRTの陰
極用の供給電圧以外の付加された直流低電圧電源によっ
て付勢する必要がないCRT保護回路が望まれる。
極用の供給電圧以外の付加された直流低電圧電源によっ
て付勢する必要がないCRT保護回路が望まれる。
【0011】また、受像機のターンオフ後、かなりの時
間CRTスクリーンをブランキング状態に保ち、また、
テレビジョン受像機のターンオン直後であっても、走査
機能の喪失が起きれば、すぐにCRTスクリーンのブラ
ンキングが出来るようなCRT保護回路が望まれる。
間CRTスクリーンをブランキング状態に保ち、また、
テレビジョン受像機のターンオン直後であっても、走査
機能の喪失が起きれば、すぐにCRTスクリーンのブラ
ンキングが出来るようなCRT保護回路が望まれる。
【0012】
【発明の概要】この発明の一態様によれば、陰極線管の
陰極により放出される電子ビームによって陰極線管のス
クリーンが損傷を受けないように保護する回路は、電子
ビーム用偏向信号に関係付けられた信号の供給源に結合
されるようにされた制御入力を有し、電圧源に結合され
るスイッチ手段と、このスイッチ手段と陰極線管の制御
グリッドとに結合された電荷蓄積手段とを含んでいる。
電荷蓄積手段は、偏向信号がスイッチ手段の制御入力に
存在している時は上記電圧源から上記スイッチ手段を流
れる電流によって充電され、また、上記スイッチ手段
は、偏向信号が存在しない時は上記電圧源を上記電荷蓄
積手段から切離して、上記偏向信号に関係した信号が存
在しない時に電荷蓄積手段に現れるブランキング電圧を
上記制御グリッドに供給して、陰極線管の電子ビーム電
流を遮断させる。
陰極により放出される電子ビームによって陰極線管のス
クリーンが損傷を受けないように保護する回路は、電子
ビーム用偏向信号に関係付けられた信号の供給源に結合
されるようにされた制御入力を有し、電圧源に結合され
るスイッチ手段と、このスイッチ手段と陰極線管の制御
グリッドとに結合された電荷蓄積手段とを含んでいる。
電荷蓄積手段は、偏向信号がスイッチ手段の制御入力に
存在している時は上記電圧源から上記スイッチ手段を流
れる電流によって充電され、また、上記スイッチ手段
は、偏向信号が存在しない時は上記電圧源を上記電荷蓄
積手段から切離して、上記偏向信号に関係した信号が存
在しない時に電荷蓄積手段に現れるブランキング電圧を
上記制御グリッドに供給して、陰極線管の電子ビーム電
流を遮断させる。
【0013】この発明の一実施例においては、スイッチ
手段はPNPバイポーラトランジスタを含み、偏向信号
を表わす信号はテレビジョン受像機の水平偏向信号を表
わす信号からなる。ブランキング電圧はキャパシタを含
む電荷蓄積手段の両端間に現れる負の電圧からなる。
手段はPNPバイポーラトランジスタを含み、偏向信号
を表わす信号はテレビジョン受像機の水平偏向信号を表
わす信号からなる。ブランキング電圧はキャパシタを含
む電荷蓄積手段の両端間に現れる負の電圧からなる。
【0014】
【実施例の説明】図1と図2を参照して説明する。投射
型ビデオ表示装置、例えば、テレビジョン受像機は単色
のCRT、即ち映像管10、11及び12を含んでいる
(図2)。例えば、映像管10は赤画像、映像管11は
緑色の画像、映像管12は青色の画像を生成する。これ
ら3つの画像は光学系によって観察スクリーン上で組合
わされて視聴者に対して表示される。
型ビデオ表示装置、例えば、テレビジョン受像機は単色
のCRT、即ち映像管10、11及び12を含んでいる
(図2)。例えば、映像管10は赤画像、映像管11は
緑色の画像、映像管12は青色の画像を生成する。これ
ら3つの画像は光学系によって観察スクリーン上で組合
わされて視聴者に対して表示される。
【0015】それぞれ端子RV−RV′間、GV−G
V′間及びBV−BV′間に結合された垂直偏向巻線1
4、15、16が垂直偏向回路13の出力端子13aと
端子13b(図1)の間に直列に接続されている。巻線
14、15及び16と直列に、端子13bと接地点との
間に直流阻止キャパシタCV と電流サンプリング抵抗R
S が接続されている。垂直偏向回路13は、キャパシタ
CV を流れて、端子13bに通常動作中は放物線電圧成
分を含む垂直周波数信号VERTを発生させる鋸歯状垂
直偏向電流iV を生成する。例えば、巻線14、15及
び16の1つが開路した時のような垂直走査機能の喪失
が起きると、放物線信号VERTが生成されなくなる。
V′間及びBV−BV′間に結合された垂直偏向巻線1
4、15、16が垂直偏向回路13の出力端子13aと
端子13b(図1)の間に直列に接続されている。巻線
14、15及び16と直列に、端子13bと接地点との
間に直流阻止キャパシタCV と電流サンプリング抵抗R
S が接続されている。垂直偏向回路13は、キャパシタ
CV を流れて、端子13bに通常動作中は放物線電圧成
分を含む垂直周波数信号VERTを発生させる鋸歯状垂
直偏向電流iV を生成する。例えば、巻線14、15及
び16の1つが開路した時のような垂直走査機能の喪失
が起きると、放物線信号VERTが生成されなくなる。
【0016】線周波数、即ち、水平偏向回路122が端
子RH−RH′、GH−GH′及びBH−BH′に水平
駆動信号を生成し、これらの信号は水平偏向巻線20、
21及び22(図2)に供給されてその巻線に、水平偏
向電流を発生させる。水平偏向回路122はフライバッ
ク変成器、即ち高電圧変成器111(図1)の1次巻線
121に結合されている。高電圧変成器111は負荷回
路供給巻線31を含み、この巻線31は整流段のダイオ
ードD3を介して端子32に電圧レベル+V1を生じさ
せる。電圧レベル+V1 は、例えば、+225V程度と
することができる。電圧レベル+V1 は、後述するよう
に、CRT10、11及び12の陰極に直流結合され
る。
子RH−RH′、GH−GH′及びBH−BH′に水平
駆動信号を生成し、これらの信号は水平偏向巻線20、
21及び22(図2)に供給されてその巻線に、水平偏
向電流を発生させる。水平偏向回路122はフライバッ
ク変成器、即ち高電圧変成器111(図1)の1次巻線
121に結合されている。高電圧変成器111は負荷回
路供給巻線31を含み、この巻線31は整流段のダイオ
ードD3を介して端子32に電圧レベル+V1を生じさ
せる。電圧レベル+V1 は、例えば、+225V程度と
することができる。電圧レベル+V1 は、後述するよう
に、CRT10、11及び12の陰極に直流結合され
る。
【0017】偏向サイクルのトレース期間中、公知のよ
うな形で、フライバック変成器111の巻線31の両端
間にトレース電圧V31が現れる。トレース電圧V31は、
例えば、−28Vである。トレース期間中に導通するよ
うな極性で接続されたダイオードD2が巻線31の端子
31bと共通導体または接地点との間に結合されてい
る。ダイオードD2はトレース電圧V31をフィルタキャ
パシタC5の両端間に結合して、このキャパシタC5の
両端間、巻線31の端子31aに、垂直偏向回路13を
付勢する正の電圧レベル+V2 を生じさせる。電圧レベ
ル+V2 は約26Vである。
うな形で、フライバック変成器111の巻線31の両端
間にトレース電圧V31が現れる。トレース電圧V31は、
例えば、−28Vである。トレース期間中に導通するよ
うな極性で接続されたダイオードD2が巻線31の端子
31bと共通導体または接地点との間に結合されてい
る。ダイオードD2はトレース電圧V31をフィルタキャ
パシタC5の両端間に結合して、このキャパシタC5の
両端間、巻線31の端子31aに、垂直偏向回路13を
付勢する正の電圧レベル+V2 を生じさせる。電圧レベ
ル+V2 は約26Vである。
【0018】高電圧変成器111はまた、偏向信号水平
偏向回路122の通常動作時に、水平線周波数のリトレ
ースパルス信号HORを発生する巻線42を含んでい
る。水平偏向機能の喪失が起きた場合、信号HORが発
生されなくなると仮定する。
偏向回路122の通常動作時に、水平線周波数のリトレ
ースパルス信号HORを発生する巻線42を含んでい
る。水平偏向機能の喪失が起きた場合、信号HORが発
生されなくなると仮定する。
【0019】高電圧変成器111は、さらに、陰極線管
の陽極に対する高電圧、即ち、アルタ電圧Uを生成する
巻線43を有する。アルタ電圧を整流するために、ダイ
オードD1が設けられている。アルタ電圧Uは、通常
は、集束制御のために分圧回路(図示せず)を介してC
RTの集束電極に、また、分圧器を通してCRTのスク
リーングリッドにも供給される。
の陽極に対する高電圧、即ち、アルタ電圧Uを生成する
巻線43を有する。アルタ電圧を整流するために、ダイ
オードD1が設けられている。アルタ電圧Uは、通常
は、集束制御のために分圧回路(図示せず)を介してC
RTの集束電極に、また、分圧器を通してCRTのスク
リーングリッドにも供給される。
【0020】垂直放物線信号VERTはキャパシタC7
を介して故障検出器70のダイオードD5の陰極に供給
される。ダイオードD5の陽極は直流電圧VREF に結合
されている。従って、ほぼ電圧VREF のレベルにクラン
プされた放物線電圧VERT1がダイオードD5の陰極
に現れる。電圧VERT1は、ダイオードD6を含むピ
ーク整流器を介して比較器72の非反転入力端子に結合
される。増幅器72の反転入力端子は電圧VREF に結合
されている。信号VERTが通常の垂直偏向状態を示す
通常動作レベルにある時は、比較器72の出力電圧V72
は約12Vである。垂直偏向が行われなくなると、出力
電圧V72はほぼ0Vになる。
を介して故障検出器70のダイオードD5の陰極に供給
される。ダイオードD5の陽極は直流電圧VREF に結合
されている。従って、ほぼ電圧VREF のレベルにクラン
プされた放物線電圧VERT1がダイオードD5の陰極
に現れる。電圧VERT1は、ダイオードD6を含むピ
ーク整流器を介して比較器72の非反転入力端子に結合
される。増幅器72の反転入力端子は電圧VREF に結合
されている。信号VERTが通常の垂直偏向状態を示す
通常動作レベルにある時は、比較器72の出力電圧V72
は約12Vである。垂直偏向が行われなくなると、出力
電圧V72はほぼ0Vになる。
【0021】通常水平走査状態を示す信号HORが整流
ダイオードD4を介して故障検出器70のトランジスタ
Q1のエミッタに供給される。キャパシタC6がトラン
ジスタQ1のコレクタと比較器71の非反転入力端子に
結合されている。比較器71の反転入力端子は分圧器を
通して基準電圧VREF に結合されている。通常水平走査
状態を示す信号HORが生成されると、比較器71の出
力端子71aに現れる出力電圧V71は約+12Vより大
きくなる。一方、信号HORが失われて、水平走査が行
われなくなったことを示すと、電圧V71はほぼ0Vにな
る。
ダイオードD4を介して故障検出器70のトランジスタ
Q1のエミッタに供給される。キャパシタC6がトラン
ジスタQ1のコレクタと比較器71の非反転入力端子に
結合されている。比較器71の反転入力端子は分圧器を
通して基準電圧VREF に結合されている。通常水平走査
状態を示す信号HORが生成されると、比較器71の出
力端子71aに現れる出力電圧V71は約+12Vより大
きくなる。一方、信号HORが失われて、水平走査が行
われなくなったことを示すと、電圧V71はほぼ0Vにな
る。
【0022】電圧V71とV72はそれぞれ対をなすトラン
ジスタQ3とQ2のベースに供給される。トランジスタ
Q2とQ3のエミッタは接続端子70aにおいて相互接
続されている。端子70aはバイパスキャパシタC10
と並列に接続された抵抗R10を通して、例えば+12
Vの電圧レベル+V3 に結合されている。トランジスタ
Q2とQ3のコレクタはそれぞれの抵抗73と74とを
介して接地されている。水平走査機能喪失または垂直偏
向機能喪失のいずれかが生じると、0Vに近い電圧SW
EEP−LOSSが端子70aに現れる。通常動作中は
電圧SWEEP−LOSSは約+12Vである。
ジスタQ3とQ2のベースに供給される。トランジスタ
Q2とQ3のエミッタは接続端子70aにおいて相互接
続されている。端子70aはバイパスキャパシタC10
と並列に接続された抵抗R10を通して、例えば+12
Vの電圧レベル+V3 に結合されている。トランジスタ
Q2とQ3のコレクタはそれぞれの抵抗73と74とを
介して接地されている。水平走査機能喪失または垂直偏
向機能喪失のいずれかが生じると、0Vに近い電圧SW
EEP−LOSSが端子70aに現れる。通常動作中は
電圧SWEEP−LOSSは約+12Vである。
【0023】アンテナあるいは他の信号源8(図2)か
らの低レベルビデオ信号がビデオプロセッサ9によって
映像管駆動段55に供給される。ビデオプロセッサ9
は、例えば、アンテナまたは他の信号源8からの入力信
号を受取る投射型テレビジョン受像機の通常のビデオ処
理段を含んでいる。駆動段55は、共通ベース増幅器ト
ランジスタ51とカスコード増幅器構成に配置された共
通エミッタ増幅器トランジスタ50を有する。処理段9
により生成されるビデオ信号はトランジスタ50のベー
ス入力に結合される。+12Vのトランジスタ51のベ
ース電圧は、通常の偏向動作時に電圧SWEEP−LO
SSから抵抗25を通して供給される。
らの低レベルビデオ信号がビデオプロセッサ9によって
映像管駆動段55に供給される。ビデオプロセッサ9
は、例えば、アンテナまたは他の信号源8からの入力信
号を受取る投射型テレビジョン受像機の通常のビデオ処
理段を含んでいる。駆動段55は、共通ベース増幅器ト
ランジスタ51とカスコード増幅器構成に配置された共
通エミッタ増幅器トランジスタ50を有する。処理段9
により生成されるビデオ信号はトランジスタ50のベー
ス入力に結合される。+12Vのトランジスタ51のベ
ース電圧は、通常の偏向動作時に電圧SWEEP−LO
SSから抵抗25を通して供給される。
【0024】トランジスタ51を含む段と同様のトラン
ジスタ段が、図示のように、投射型テレビジョンシステ
ムのCRTの各々に設けられており、そのエミッタが各
増幅器段50のコレクタ出力に接続される。この接続の
詳細は図示しない。
ジスタ段が、図示のように、投射型テレビジョンシステ
ムのCRTの各々に設けられており、そのエミッタが各
増幅器段50のコレクタ出力に接続される。この接続の
詳細は図示しない。
【0025】駆動段55の出力回路は、インダクタL
1、ダイオードD10、インダクタL2、抵抗27及び
28からなる直列構成29を含んでいる。高レベルの増
幅されたビデオ信号がトランジスタ51のコレクタに現
れる。駆動段55の出力回路は、B級増幅器を構成する
逆導電型のエミッタホロワトランジスタ30と81を含
み、これらのトランジスタのベース入力はダイオードD
10と並列にトランジスタ51のコレクタに接続されて
いる。トランジスタ81のエミッタ出力はトランジスタ
30のエミッタ出力に結合されている。高レベルの増幅
されたビデオ信号がPNPフォロワトランジスタ30ま
たはNPNフォロワトランジスタ81のエミッタ出力、
これは駆動段55の出力端子に相当するが、これから画
像再生映像管、即ち、CRT10の陰極56に、映像管
アーク電流制限抵抗33と、抵抗35とインダクタ36
を含むピ−キング回路とを通して供給される。トランジ
スタ30に結合されたコレクタ抵抗30aが映像管アー
ク電流制限抵抗として作用する。
1、ダイオードD10、インダクタL2、抵抗27及び
28からなる直列構成29を含んでいる。高レベルの増
幅されたビデオ信号がトランジスタ51のコレクタに現
れる。駆動段55の出力回路は、B級増幅器を構成する
逆導電型のエミッタホロワトランジスタ30と81を含
み、これらのトランジスタのベース入力はダイオードD
10と並列にトランジスタ51のコレクタに接続されて
いる。トランジスタ81のエミッタ出力はトランジスタ
30のエミッタ出力に結合されている。高レベルの増幅
されたビデオ信号がPNPフォロワトランジスタ30ま
たはNPNフォロワトランジスタ81のエミッタ出力、
これは駆動段55の出力端子に相当するが、これから画
像再生映像管、即ち、CRT10の陰極56に、映像管
アーク電流制限抵抗33と、抵抗35とインダクタ36
を含むピ−キング回路とを通して供給される。トランジ
スタ30に結合されたコレクタ抵抗30aが映像管アー
ク電流制限抵抗として作用する。
【0026】直列構成29と抵抗34の間の段55の端
子28aに、映像管供給電圧レベル+V1 は、フィルタ
キャパシタC8に結合された抵抗R24と自己バイアス
ダイオード60とを介して端子28aに結合される。ダ
イオード60を設ける目的は後で詳述する。段55と同
様の構成(図示せず)がCRT11と12の各々に設け
られている。
子28aに、映像管供給電圧レベル+V1 は、フィルタ
キャパシタC8に結合された抵抗R24と自己バイアス
ダイオード60とを介して端子28aに結合される。ダ
イオード60を設ける目的は後で詳述する。段55と同
様の構成(図示せず)がCRT11と12の各々に設け
られている。
【0027】例えば、使用者によりテレビジョン受像機
への電力供給が、例えば、主電源電圧116(図1)を
遮断することにより、ターンオフされると、偏向機能の
喪失が生じ、電圧SWEEP−LOSSは0Vレベルに
近いレベルをとる。0Vに近いレベルの電圧SWEEP
−LOSSはトランジスタ51を非導通にする。電圧レ
ベル+V1 が(例えば、受像機のフィルタキャパシタC
4に蓄積された電荷などにより)生成される限り、CR
T10の陰極電圧VK はほぼ+225Vに維持される
(この時、ビデオ信号は存在しないものとする)。CR
T10の制御グリッドに現れるグリッド電圧VG は+2
7Vより正でない電圧に維持される。CRT10の陰極
とグリッドの間のこの大きな電圧差によって、CRT1
0に、CRT10の陰極におけるビーム電流iBEAMが0
近くになる遮断状態が生じる。電圧SWEEP−LOS
Sが0Vになることにより、たとえアルタ電圧Uが大ビ
ーム電流を生じさせるほど大きい場合でも、CRT10
の表示スクリーンが損傷を受けることがないように保護
される。これは、テレビジョン受像機がまだオンの状態
である時にSWEEP−LOSSが生じた場合でも同じ
である。
への電力供給が、例えば、主電源電圧116(図1)を
遮断することにより、ターンオフされると、偏向機能の
喪失が生じ、電圧SWEEP−LOSSは0Vレベルに
近いレベルをとる。0Vに近いレベルの電圧SWEEP
−LOSSはトランジスタ51を非導通にする。電圧レ
ベル+V1 が(例えば、受像機のフィルタキャパシタC
4に蓄積された電荷などにより)生成される限り、CR
T10の陰極電圧VK はほぼ+225Vに維持される
(この時、ビデオ信号は存在しないものとする)。CR
T10の制御グリッドに現れるグリッド電圧VG は+2
7Vより正でない電圧に維持される。CRT10の陰極
とグリッドの間のこの大きな電圧差によって、CRT1
0に、CRT10の陰極におけるビーム電流iBEAMが0
近くになる遮断状態が生じる。電圧SWEEP−LOS
Sが0Vになることにより、たとえアルタ電圧Uが大ビ
ーム電流を生じさせるほど大きい場合でも、CRT10
の表示スクリーンが損傷を受けることがないように保護
される。これは、テレビジョン受像機がまだオンの状態
である時にSWEEP−LOSSが生じた場合でも同じ
である。
【0028】例えば、テレビジョン受像機への電力供給
が既にオンとされている時、あるいは、使用者がテレビ
ジョン受像機への電力供給をオフにした時に、電圧レベ
ル+Vが通常動作時より、大幅に低く、例えば0Vにな
ってしまい、一方、アルタ電圧Uは依然として通常のレ
ベル、即ちかなり高いレベルにあるというような故障状
態を想定する。例えば、使用者がテレビジョン受像機を
ターンオフすると、水平及び垂直偏向が停止し、前述の
ように電圧SWEEP−LOSSが0になる。その結
果、トランジスタ51と30が非導通になる。
が既にオンとされている時、あるいは、使用者がテレビ
ジョン受像機への電力供給をオフにした時に、電圧レベ
ル+Vが通常動作時より、大幅に低く、例えば0Vにな
ってしまい、一方、アルタ電圧Uは依然として通常のレ
ベル、即ちかなり高いレベルにあるというような故障状
態を想定する。例えば、使用者がテレビジョン受像機を
ターンオフすると、水平及び垂直偏向が停止し、前述の
ように電圧SWEEP−LOSSが0になる。その結
果、トランジスタ51と30が非導通になる。
【0029】電圧+V1 が通常動作時よりも大幅に低く
なると、ダイオード60は逆バイアスされ、例えば、端
子32(図1)における電源中のキャパシタC4を介し
て接地点にビーム電流iBEAMが流れることを妨げる。従
って、ビーム電流、即ち陰極電流iBEAMはCRT10の
陰極に形成される陰極容量CP を充電して、自己バイア
ス態様で大きな陰極電圧VK が現れる。電圧VK はCR
T10が実質的に遮断されるようにするという利点をも
つ。この結果、ビーム電流iBEAMは負帰還的に0に近く
なる。CRT10の陰極電圧は、陰極容量CP が約15
pfと小さい値であるために、急速に増加するという利
点がある。従って、ダイオード60は、CRT10の陰
極に、接地点に対して、ビデオ駆動段55の高出力イン
ピーダンスを生じさせる。容量CP により決まる高出力
インピーダンスは、ビーム電流iBEAMを遮断させるよう
な自己バイアスをCRT10に与える。
なると、ダイオード60は逆バイアスされ、例えば、端
子32(図1)における電源中のキャパシタC4を介し
て接地点にビーム電流iBEAMが流れることを妨げる。従
って、ビーム電流、即ち陰極電流iBEAMはCRT10の
陰極に形成される陰極容量CP を充電して、自己バイア
ス態様で大きな陰極電圧VK が現れる。電圧VK はCR
T10が実質的に遮断されるようにするという利点をも
つ。この結果、ビーム電流iBEAMは負帰還的に0に近く
なる。CRT10の陰極電圧は、陰極容量CP が約15
pfと小さい値であるために、急速に増加するという利
点がある。従って、ダイオード60は、CRT10の陰
極に、接地点に対して、ビデオ駆動段55の高出力イン
ピーダンスを生じさせる。容量CP により決まる高出力
インピーダンスは、ビーム電流iBEAMを遮断させるよう
な自己バイアスをCRT10に与える。
【0030】キャパシタC4とC8が、ダイオード60
のようなスイッチを介して段55の端子28aに結合さ
れていなければ、電圧レベル+V1 の大きな低下によっ
てビーム電流iBEAMが接地点に流れてしまうであろう。
電流iBEAMは、トランジスタ81のエミッタ−ベース間
PN接合のアバランシェあるいは降服状態のために、こ
のPN接合を含む主電流路を通り、また、キャパシタC
4の端子に接続されている他の供給負荷を通って流れ
る。従って、CRT10の陰極電圧は小さすぎてビーム
電流iBEAMのブランキングを行うことができない。従っ
て、(後述する回路777に実施したこの発明による保
護回路の動作を考慮に入れない場合は)、小さい陰極−
グリッド間電圧差しかCRT10に生じさせない。CR
T10のこの小さな陰極−グリッド間電圧差は、偏向機
能がなくなった時に、CRT10のスクリーンを損傷す
るようなビーム電流iBEAMを生じさせる。キャパシタン
スCP の値が小さいために、CRT10に遮断(カット
オフ)状態を発生させる応答時間が短くなるという利点
がある。
のようなスイッチを介して段55の端子28aに結合さ
れていなければ、電圧レベル+V1 の大きな低下によっ
てビーム電流iBEAMが接地点に流れてしまうであろう。
電流iBEAMは、トランジスタ81のエミッタ−ベース間
PN接合のアバランシェあるいは降服状態のために、こ
のPN接合を含む主電流路を通り、また、キャパシタC
4の端子に接続されている他の供給負荷を通って流れ
る。従って、CRT10の陰極電圧は小さすぎてビーム
電流iBEAMのブランキングを行うことができない。従っ
て、(後述する回路777に実施したこの発明による保
護回路の動作を考慮に入れない場合は)、小さい陰極−
グリッド間電圧差しかCRT10に生じさせない。CR
T10のこの小さな陰極−グリッド間電圧差は、偏向機
能がなくなった時に、CRT10のスクリーンを損傷す
るようなビーム電流iBEAMを生じさせる。キャパシタン
スCP の値が小さいために、CRT10に遮断(カット
オフ)状態を発生させる応答時間が短くなるという利点
がある。
【0031】この発明の一態様によれば、SWEEP−
LOSS信号と、自己バイアスダイオード60を含む回
路とに冗長性を与えて、付加的なCRT保護を与えるた
めに、グリッドバイアス・遮断回路777が設けられ
る。回路777は通常動作時はグリッド電圧VG を約2
7Vに保ち、通常の水平偏向を表わす信号HORが生成
されていない時は、電圧VG を約−200Vにする。種
々の故障状態で、回路777はCRT10をブランキン
グすることのできる付加的な保護を与える。
LOSS信号と、自己バイアスダイオード60を含む回
路とに冗長性を与えて、付加的なCRT保護を与えるた
めに、グリッドバイアス・遮断回路777が設けられ
る。回路777は通常動作時はグリッド電圧VG を約2
7Vに保ち、通常の水平偏向を表わす信号HORが生成
されていない時は、電圧VG を約−200Vにする。種
々の故障状態で、回路777はCRT10をブランキン
グすることのできる付加的な保護を与える。
【0032】上述したように、走査がなくなったと時に
CRTスクリーンを保護するための回路は、特に投射型
テレビジョン受像機で重要である。なぜなら、投射型テ
レビジョン受像機では、そのビーム電流密度が高いから
である。CRTスクリーン損傷の問題を扱う回路は、ど
の構成素子が故障した場合にも、CRTスクリーンが焼
けることがないようにするために、冗長度を持たねばな
らない。
CRTスクリーンを保護するための回路は、特に投射型
テレビジョン受像機で重要である。なぜなら、投射型テ
レビジョン受像機では、そのビーム電流密度が高いから
である。CRTスクリーン損傷の問題を扱う回路は、ど
の構成素子が故障した場合にも、CRTスクリーンが焼
けることがないようにするために、冗長度を持たねばな
らない。
【0033】しかし、走査機能の喪失が起きた場合に、
CRTスクリーンの付加的保護を与えることが重要な場
合がある。例えば、故障が生じて、垂直走査が行われな
くなった時に、電圧SWEEP−LOSSが0V近くで
生成されない場合がある。また、ビデオ増幅器の1つ、
例えば、トランジスタ51の1つがコレクタ−エミッタ
間の短絡を起こして、走査機能が停止してしまったよう
な場合、CRTの陰極は接地電位に非常に近いレベルに
押しやられ、偏向機能の停止のその時にビーム電流を発
生させる。偏向機能の喪失あるいは停止は、例えば、使
用者がテレビジョン受像機をターンオフした時などに生
じる。
CRTスクリーンの付加的保護を与えることが重要な場
合がある。例えば、故障が生じて、垂直走査が行われな
くなった時に、電圧SWEEP−LOSSが0V近くで
生成されない場合がある。また、ビデオ増幅器の1つ、
例えば、トランジスタ51の1つがコレクタ−エミッタ
間の短絡を起こして、走査機能が停止してしまったよう
な場合、CRTの陰極は接地電位に非常に近いレベルに
押しやられ、偏向機能の停止のその時にビーム電流を発
生させる。偏向機能の喪失あるいは停止は、例えば、使
用者がテレビジョン受像機をターンオフした時などに生
じる。
【0034】図2に示すこの発明の一態様を実施した回
路777は、図1に示す水平偏向段と供給電圧+V1 と
に結合された入力と、CRTの制御グリッドに結合され
た出力とを備えている。即ち、投射型テレビジョン受像
機のCRTの各々に対して、回路777が設けられてお
り、各回路777の入力は信号HORと供給電圧+V1
に結合されており、出力はそれぞれのCRTグリッドに
結合されている。回路777は、受像機のターンオフ時
に、掃引がなくなった上に、別の素子の故障、例えば、
ビデオ増幅器の短絡等が生じた場合に、SWEEP−L
OSS信号ではCRTスクリーンを保護するのに不充分
であるというような場合に、ある程度の冗長性を与える
ものである。
路777は、図1に示す水平偏向段と供給電圧+V1 と
に結合された入力と、CRTの制御グリッドに結合され
た出力とを備えている。即ち、投射型テレビジョン受像
機のCRTの各々に対して、回路777が設けられてお
り、各回路777の入力は信号HORと供給電圧+V1
に結合されており、出力はそれぞれのCRTグリッドに
結合されている。回路777は、受像機のターンオフ時
に、掃引がなくなった上に、別の素子の故障、例えば、
ビデオ増幅器の短絡等が生じた場合に、SWEEP−L
OSS信号ではCRTスクリーンを保護するのに不充分
であるというような場合に、ある程度の冗長性を与える
ものである。
【0035】この発明による回路は3本のCRTを有す
る投射型テレビジョン受像機に使用された形で示されて
いるが、勿論、この発明は、CRTを1本しか使用せ
ず、高ビーム電流により蛍光体の損傷や偏向機能の喪失
を生じさせるような受像機にも等しく適用できる。
る投射型テレビジョン受像機に使用された形で示されて
いるが、勿論、この発明は、CRTを1本しか使用せ
ず、高ビーム電流により蛍光体の損傷や偏向機能の喪失
を生じさせるような受像機にも等しく適用できる。
【0036】図2を参照すると、図1に示す水平偏向段
から供給され、通常の水平偏向動作を示す信号HORが
抵抗100とこれに直列接続されたキャパシタ102に
供給される。信号HORは普通は−5Vと+25Vの範
囲にあって、+25Vのピークは水平リトレース期間に
生じ、−5Vレベルは水平リトレース期間に生じる。キ
ャパシタ102は信号HORに対する直流阻止交流結合
キャパシタとして働き、信号HORを電圧レベル+V1
の225Vから分離する。抵抗100は、例えば、映像
管のアーク時に、225V電源と線路HORとの間に約
2000Vの差が生じた場合などに生じる大電流を制御
するための電流制限抵抗である。線路HORはCRTフ
ィラメントに対するヒータ用電源としても用いられる。
キャパシタ102はダイオード104の陽極の波形で示
すように、直流成分を接地レベルから約200Vにシフ
トさせる。ダイオード104は整流器及びピ−ククラン
プ装置として働く。
から供給され、通常の水平偏向動作を示す信号HORが
抵抗100とこれに直列接続されたキャパシタ102に
供給される。信号HORは普通は−5Vと+25Vの範
囲にあって、+25Vのピークは水平リトレース期間に
生じ、−5Vレベルは水平リトレース期間に生じる。キ
ャパシタ102は信号HORに対する直流阻止交流結合
キャパシタとして働き、信号HORを電圧レベル+V1
の225Vから分離する。抵抗100は、例えば、映像
管のアーク時に、225V電源と線路HORとの間に約
2000Vの差が生じた場合などに生じる大電流を制御
するための電流制限抵抗である。線路HORはCRTフ
ィラメントに対するヒータ用電源としても用いられる。
キャパシタ102はダイオード104の陽極の波形で示
すように、直流成分を接地レベルから約200Vにシフ
トさせる。ダイオード104は整流器及びピ−ククラン
プ装置として働く。
【0037】「グリッド・キッカ」回路とも呼ばれる偏
向機能喪失保護回路の能動素子は、キャパシタ102と
抵抗108の相互接続点に現れる信号HORの負部分の
期間中、オンにバイアスされるベース−エミッタを有す
るPNPトランジスタ106で構成されている。抵抗1
08はトランジスタ106へのベース電流を制限する。
このトランジスタのオン時に、電圧レベル+V1 の22
5V電源から抵抗R24及びトランジスタ106のエミ
ッタ−コレクタ接合を通っても電流が流れる。キャパシ
タ110はわずか数サイクルにわたって、トランジスタ
106、ツェナーダイオード112、ダイオード114
及び抵抗116を通して充電される。ツェナーダイオー
ド112はCRTのグリッドを、この充電過程で図示の
実施例では約27Vの最大値にクランプする。信号HO
Rの数サイクルの後、キャパシタ110の両端間の電圧
は200Vに近い値に達し、トランジスタ106のコレ
クタ電圧はほぼ+225Vとなる。この時点において、
ツェナーダイオード112は導通を停止する。なぜな
ら、抵抗118と120からなる分圧器(計算上は抵抗
116は無視し得る)はCRTグリッドに27Vのツェ
ナー値より低い約25Vを与えるように選択されてい
る。これは、通常の受像機動作時のツェナーダイオード
中での雑音の発生を防止するために行われる。トランジ
スタ106が飽和して、約0.5Vのコレクタ−エミッ
タ間電圧が設定される。この発明の一態様によれば、キ
ャパシタ122がトランジスタ106のベースをコレク
タに緊密に交流結合することによってこのトランジスタ
のターンオフを遅くする正帰還ミラー装置として、トラ
ンジスタ106のコレクタ−ベース接合間に接続されて
いる、コレクタ電圧が低下しようとすると、ベースがよ
り強くターンオンされて、その減少を防止する。このよ
うにして、キャパシタ122は、HOR波形の正の部分
でトランジスタ106がターンオフすることを防止し、
一方、HOR波形が存在しない時には、トランジスタ1
06が急速にターンオフできるようにする。
向機能喪失保護回路の能動素子は、キャパシタ102と
抵抗108の相互接続点に現れる信号HORの負部分の
期間中、オンにバイアスされるベース−エミッタを有す
るPNPトランジスタ106で構成されている。抵抗1
08はトランジスタ106へのベース電流を制限する。
このトランジスタのオン時に、電圧レベル+V1 の22
5V電源から抵抗R24及びトランジスタ106のエミ
ッタ−コレクタ接合を通っても電流が流れる。キャパシ
タ110はわずか数サイクルにわたって、トランジスタ
106、ツェナーダイオード112、ダイオード114
及び抵抗116を通して充電される。ツェナーダイオー
ド112はCRTのグリッドを、この充電過程で図示の
実施例では約27Vの最大値にクランプする。信号HO
Rの数サイクルの後、キャパシタ110の両端間の電圧
は200Vに近い値に達し、トランジスタ106のコレ
クタ電圧はほぼ+225Vとなる。この時点において、
ツェナーダイオード112は導通を停止する。なぜな
ら、抵抗118と120からなる分圧器(計算上は抵抗
116は無視し得る)はCRTグリッドに27Vのツェ
ナー値より低い約25Vを与えるように選択されてい
る。これは、通常の受像機動作時のツェナーダイオード
中での雑音の発生を防止するために行われる。トランジ
スタ106が飽和して、約0.5Vのコレクタ−エミッ
タ間電圧が設定される。この発明の一態様によれば、キ
ャパシタ122がトランジスタ106のベースをコレク
タに緊密に交流結合することによってこのトランジスタ
のターンオフを遅くする正帰還ミラー装置として、トラ
ンジスタ106のコレクタ−ベース接合間に接続されて
いる、コレクタ電圧が低下しようとすると、ベースがよ
り強くターンオンされて、その減少を防止する。このよ
うにして、キャパシタ122は、HOR波形の正の部分
でトランジスタ106がターンオフすることを防止し、
一方、HOR波形が存在しない時には、トランジスタ1
06が急速にターンオフできるようにする。
【0038】例えば、水平走査が消失したことを示して
信号HORがなくなって、トランジスタ106がターン
オフすると、コレクタ電圧は抵抗124によって接地電
位に引寄せられる。キャパシタ110は依然として約2
00Vの電圧をもっている。CRTのグリッドとダイオ
ード114の陽極の電圧は、トランジスタ106のコレ
クタにおける225Vの変化に追随し、約+25Vから
約−200Vまで低下する。これによって、ダイオード
114は逆バイアスされる。ついで、CRTのグリッド
の電圧は、この推奨実施例では抵抗120とキャパシタ
110によって実質的に決まる約12.7秒の時定数で
接地電位に向かって徐々に増加する。その間、トランジ
スタ106と51はターンオフされているので、電圧+
V1 の225V電源からはいかなる電流も引出されな
い。水平偏向が行われないために信号SWEEP−LO
SSはほぼ0Vになり、トランジスタ106も非導通で
あるために、電圧レベル+V1 の225V電源からはい
かなる電流路も存在しない。通常状態では、この状態に
より、225V電源のフィルタキャパシタC4が浮遊リ
ークによって数秒で放電するまで225V電源がCRT
の陰極に維持されるという利点がある。抵抗116が映
像管アーク時にツェナーダイオード112とダイオード
114を流れる電流を制限する。キャパシタ126はC
RTの陰極回路とグリッドとの間のビデオバイパスであ
る。キャパシタ126、キャパシタ110及びキャパシ
タ122の組合わせは、映像管のアーク電流をトランジ
スタ106を迂回するようにバイパスして、このトラン
ジスタの損傷を防止する。
信号HORがなくなって、トランジスタ106がターン
オフすると、コレクタ電圧は抵抗124によって接地電
位に引寄せられる。キャパシタ110は依然として約2
00Vの電圧をもっている。CRTのグリッドとダイオ
ード114の陽極の電圧は、トランジスタ106のコレ
クタにおける225Vの変化に追随し、約+25Vから
約−200Vまで低下する。これによって、ダイオード
114は逆バイアスされる。ついで、CRTのグリッド
の電圧は、この推奨実施例では抵抗120とキャパシタ
110によって実質的に決まる約12.7秒の時定数で
接地電位に向かって徐々に増加する。その間、トランジ
スタ106と51はターンオフされているので、電圧+
V1 の225V電源からはいかなる電流も引出されな
い。水平偏向が行われないために信号SWEEP−LO
SSはほぼ0Vになり、トランジスタ106も非導通で
あるために、電圧レベル+V1 の225V電源からはい
かなる電流路も存在しない。通常状態では、この状態に
より、225V電源のフィルタキャパシタC4が浮遊リ
ークによって数秒で放電するまで225V電源がCRT
の陰極に維持されるという利点がある。抵抗116が映
像管アーク時にツェナーダイオード112とダイオード
114を流れる電流を制限する。キャパシタ126はC
RTの陰極回路とグリッドとの間のビデオバイパスであ
る。キャパシタ126、キャパシタ110及びキャパシ
タ122の組合わせは、映像管のアーク電流をトランジ
スタ106を迂回するようにバイパスして、このトラン
ジスタの損傷を防止する。
【0039】走査機能の喪失時は、前述したように、図
1に示す走査機能喪失検出器が、垂直または水平走査の
消失が検出されるとほぼ0VのSWEEP−LOSS信
号を供給する。トランジスタ51は通常は小さなベース
電流と12Vに近いベース電圧で動作する。トランジス
タ51の1つに、コレクタ開路のような故障が発生する
と、故障したトランジスタのベースに余分な電流が引込
まれ、そにれよって他の2つの増幅器のバイアスを低下
させてオフ状態にしてしまう。走査機能喪失ラインと1
2V電源との間に接続されているキャパシタC10は、
カスコード増幅器を構成する3つのベース接地された上
側のトランジスタ51に対するビデオ信号バイパスとし
て働く。
1に示す走査機能喪失検出器が、垂直または水平走査の
消失が検出されるとほぼ0VのSWEEP−LOSS信
号を供給する。トランジスタ51は通常は小さなベース
電流と12Vに近いベース電圧で動作する。トランジス
タ51の1つに、コレクタ開路のような故障が発生する
と、故障したトランジスタのベースに余分な電流が引込
まれ、そにれよって他の2つの増幅器のバイアスを低下
させてオフ状態にしてしまう。走査機能喪失ラインと1
2V電源との間に接続されているキャパシタC10は、
カスコード増幅器を構成する3つのベース接地された上
側のトランジスタ51に対するビデオ信号バイパスとし
て働く。
【0040】例えば、掃引、特に水平掃引の消失してい
る間、あるいはその前に、CRTのいずれかのものの陰
極回路に故障が生じた場合に、回路777が付加的な保
護を行う。例えば、トランジスタ51にエミッタ−コレ
クタ間の短絡が生じると、トランジスタ51のコレクタ
は接地レベルになり、トランジスタ30をオンに駆動
し、CRTの陰極に低い電圧を供給する。グリッド電圧
が約25Vで陰極電圧が接地電位に近いと、大きなビー
ム電流が生じる。受像機のターンオフ期間中の水平掃引
機能の喪失により、CRTの中央付近に垂直の線が現
れ、回路777がなければ蛍光体が焼けてしまう。しか
し、回路777は、水平偏向が停止するとすぐに、トラ
ンジスタ106のベースに対する信号HORの供給が停
止されるために、CRTに対するいかなる損傷も防止で
きる。信号HORが消失すると、トランジスタ106が
ターンオフされ、キャパシタ110の正に充電された端
子が抵抗124を通して接地点に結合される。従って、
抵抗128を介してCRTのグリッドに結合されている
キャパシタ110の負に充電されている端子が接地点に
対して約−200Vに達する。水平掃引が消失する前
は、キャパシタ110の負端子は接地点に対してほぼ+
25Vにある。従って、CRTのグリッドはCRTをカ
ットオフしかついかなるビーム電流も流れないようにす
るに充分に負にバイアスされ、従って、CRTの蛍光体
を損傷しないようにする。
る間、あるいはその前に、CRTのいずれかのものの陰
極回路に故障が生じた場合に、回路777が付加的な保
護を行う。例えば、トランジスタ51にエミッタ−コレ
クタ間の短絡が生じると、トランジスタ51のコレクタ
は接地レベルになり、トランジスタ30をオンに駆動
し、CRTの陰極に低い電圧を供給する。グリッド電圧
が約25Vで陰極電圧が接地電位に近いと、大きなビー
ム電流が生じる。受像機のターンオフ期間中の水平掃引
機能の喪失により、CRTの中央付近に垂直の線が現
れ、回路777がなければ蛍光体が焼けてしまう。しか
し、回路777は、水平偏向が停止するとすぐに、トラ
ンジスタ106のベースに対する信号HORの供給が停
止されるために、CRTに対するいかなる損傷も防止で
きる。信号HORが消失すると、トランジスタ106が
ターンオフされ、キャパシタ110の正に充電された端
子が抵抗124を通して接地点に結合される。従って、
抵抗128を介してCRTのグリッドに結合されている
キャパシタ110の負に充電されている端子が接地点に
対して約−200Vに達する。水平掃引が消失する前
は、キャパシタ110の負端子は接地点に対してほぼ+
25Vにある。従って、CRTのグリッドはCRTをカ
ットオフしかついかなるビーム電流も流れないようにす
るに充分に負にバイアスされ、従って、CRTの蛍光体
を損傷しないようにする。
【0041】CRT保護回路777は多くの利点を持っ
ている。PNP106を使用すると、このトランジスタ
は水平偏向の消失が生じた時にターンオフされ、このこ
とは、キャパシタ110の電荷が抵抗120の値によっ
て決まる比較的長い期間維持されることを意味する。図
示の実施例では、時定数は約12.7秒で、1つのRC
時定数において、グリッドは約−80Vに維持される。
ている。PNP106を使用すると、このトランジスタ
は水平偏向の消失が生じた時にターンオフされ、このこ
とは、キャパシタ110の電荷が抵抗120の値によっ
て決まる比較的長い期間維持されることを意味する。図
示の実施例では、時定数は約12.7秒で、1つのRC
時定数において、グリッドは約−80Vに維持される。
【0042】PNPトランジスタ106は、キャパシタ
110がグリッドを実質的に負の電圧に維持している時
は、オフである。従って、好ましいことには、グリッド
が実質的に負の電圧に維持されている時は、電圧レベル
+V1 の225V電源に非常に僅かしか負荷がかからな
い。陰極回路には故障がなく、水平偏向機能の消失のみ
が起きた場合には、掃引がなくなったことによりビデオ
増幅回路中のトランジスタ51と共にトランジスタ10
6もターンオフされる。225V電源を数秒の時定数で
放電させる、接地点に達するいかなる電路も225V電
源に対しては存在しない。
110がグリッドを実質的に負の電圧に維持している時
は、オフである。従って、好ましいことには、グリッド
が実質的に負の電圧に維持されている時は、電圧レベル
+V1 の225V電源に非常に僅かしか負荷がかからな
い。陰極回路には故障がなく、水平偏向機能の消失のみ
が起きた場合には、掃引がなくなったことによりビデオ
増幅回路中のトランジスタ51と共にトランジスタ10
6もターンオフされる。225V電源を数秒の時定数で
放電させる、接地点に達するいかなる電路も225V電
源に対しては存在しない。
【0043】保護回路777は設計が簡単で、能動素子
はトランジスタ106が1つだけである。他にはいかな
る能動素子も要せず、信号HORによって直接制御され
るので、回路は1つの電源、即ち電圧レベル+V1 の2
25V電源に接続するだけでよく、動作用として他にい
かなる低電圧電源も必要としない。
はトランジスタ106が1つだけである。他にはいかな
る能動素子も要せず、信号HORによって直接制御され
るので、回路は1つの電源、即ち電圧レベル+V1 の2
25V電源に接続するだけでよく、動作用として他にい
かなる低電圧電源も必要としない。
【0044】ミラーキャパシタンス122を用いること
によって、水平パルスの検出が簡単になる。キャパシタ
122は、水平波形のHORのリトレースパルス部分で
トランジスタ106を飽和状態に維持するために用いら
れている。キャパシタ122と抵抗124の非ミラーR
C積は約1.6μ秒である。図示の実施例では、トラン
ジスタ106のトランジスタ電流利得βは50を越え、
280μ秒の最小ミラー時定数を与える。これにより、
リトレース期間中のコレクタ電圧のサグが100分の1
以下になり、水平掃引がなくなった時のPNPトランジ
スタのターンオフ時間が10水平線分の時間より短くな
る。従って、ミラーキャパシタンス122を用いること
により、信号HORの存在の検出が簡単になり、同時に
信号HORが存在しないことをすばやく検出でき、グリ
ッド制御を通してCRTスクリーンの急速なブランキン
グが行われる。
によって、水平パルスの検出が簡単になる。キャパシタ
122は、水平波形のHORのリトレースパルス部分で
トランジスタ106を飽和状態に維持するために用いら
れている。キャパシタ122と抵抗124の非ミラーR
C積は約1.6μ秒である。図示の実施例では、トラン
ジスタ106のトランジスタ電流利得βは50を越え、
280μ秒の最小ミラー時定数を与える。これにより、
リトレース期間中のコレクタ電圧のサグが100分の1
以下になり、水平掃引がなくなった時のPNPトランジ
スタのターンオフ時間が10水平線分の時間より短くな
る。従って、ミラーキャパシタンス122を用いること
により、信号HORの存在の検出が簡単になり、同時に
信号HORが存在しないことをすばやく検出でき、グリ
ッド制御を通してCRTスクリーンの急速なブランキン
グが行われる。
【0045】回路777は3つ設けられる。1つのCR
Tに対する1つの回路777しか示されていないが、当
業者には明らかなように、他のCRT11と12のグリ
ッドの各々にも同様の回路が設けられる。
Tに対する1つの回路777しか示されていないが、当
業者には明らかなように、他のCRT11と12のグリ
ッドの各々にも同様の回路が設けられる。
【0046】保護回路777の別の利点は、通常動作
中、グリッドが接地電位に対してほぼ+25Vに維持さ
れるようにすることである。これにより、トランジスタ
51を飽和させることなく最大ビーム電流を発生させる
ことができる。CRTの最大ビーム電流はグリッド電圧
レベルが陰極電圧レベルに達した時に得られる。
中、グリッドが接地電位に対してほぼ+25Vに維持さ
れるようにすることである。これにより、トランジスタ
51を飽和させることなく最大ビーム電流を発生させる
ことができる。CRTの最大ビーム電流はグリッド電圧
レベルが陰極電圧レベルに達した時に得られる。
【0047】CRTの損傷を防止するためには、偏向消
失時にビーム電流を遮断するためにグリッドがすばやく
高い負の電圧に切換えられることができなければならな
い。これは、回路777においては、分圧器を構成する
抵抗118と120と共に、ツェナーダイオード112
とダイオード114とによって達成される。トランジス
タ106を介するキャパシタ110の充電の初期におい
て、ツェナーダイオード112は最初導通状態にあり、
ほぼ+27Vの電圧を抵抗118の両端間に生じさせ
て、キャパシタ110の急速充電を可能にする。キャパ
シタが充電されると、ツェナーダイオードは、分圧器の
抵抗118と120の相対的な値の選択(抵抗118の
両端間に約25Vが得られるような値の選択)により非
導通となり、キャパシタ110に蓄積された電荷は、実
質的に、相対的に高抵抗の抵抗120にかかる。水平掃
引が消失すると、失われた水平掃引信号の数サイクル以
内に、トランジスタ106がターンオフし、キャパシタ
110に蓄積された電荷はCRTのグリッドに作用し
て、CRTスクリーンのブランキングを行う。
失時にビーム電流を遮断するためにグリッドがすばやく
高い負の電圧に切換えられることができなければならな
い。これは、回路777においては、分圧器を構成する
抵抗118と120と共に、ツェナーダイオード112
とダイオード114とによって達成される。トランジス
タ106を介するキャパシタ110の充電の初期におい
て、ツェナーダイオード112は最初導通状態にあり、
ほぼ+27Vの電圧を抵抗118の両端間に生じさせ
て、キャパシタ110の急速充電を可能にする。キャパ
シタが充電されると、ツェナーダイオードは、分圧器の
抵抗118と120の相対的な値の選択(抵抗118の
両端間に約25Vが得られるような値の選択)により非
導通となり、キャパシタ110に蓄積された電荷は、実
質的に、相対的に高抵抗の抵抗120にかかる。水平掃
引が消失すると、失われた水平掃引信号の数サイクル以
内に、トランジスタ106がターンオフし、キャパシタ
110に蓄積された電荷はCRTのグリッドに作用し
て、CRTスクリーンのブランキングを行う。
【0048】回路777は入力信号として、走査機能喪
失検出回路からのSWEEP−LOSSの代わりに、水
平偏向信号HORのみを用いる。一方、SWEEP−L
OSS信号は水平または垂直走査機能がなくなった時に
生成される。ある冗長度を与えるということの外に、こ
の点は、ビデオ増幅器回路と垂直偏向回路の両方に異常
が生じた場合において特に重要である。
失検出回路からのSWEEP−LOSSの代わりに、水
平偏向信号HORのみを用いる。一方、SWEEP−L
OSS信号は水平または垂直走査機能がなくなった時に
生成される。ある冗長度を与えるということの外に、こ
の点は、ビデオ増幅器回路と垂直偏向回路の両方に異常
が生じた場合において特に重要である。
【0049】水平偏向機能が消失し、ビデオ増幅器トラ
ンジスタ51の1つが短絡したと仮定する。前述のよう
に、回路777がなければ、故障したトランジスタ51
を含む陰極回路を通って接地点へビーム電流が流れる。
垂直掃引機能の喪失が生じると、故障したトランジスタ
51はビーム電流が接地点へ流れることを許容する。垂
直走査が行われなくなった時にCRTのグリッドに充分
に大きな負の電圧を発生させるために回路777と同様
の回路が設けられており、その回路が垂直または水平偏
向のいずれかの消失が生じた時に図1の回路で生成され
るSWEEP−LOSS信号と同様の信号によって(信
号HORのみによってではなく)動作し、また、キャパ
シタ110と同様のキャパシタが充電されて上記の充分
に大きな負の電圧を生成するようにされているなら、そ
のキャパシタ上の電荷は、いくつかの時定数の短い期間
後に放出されるであろう。これは、垂直偏向が消失する
ことによってキャパシタが放電されるからである。従っ
て、水平線がいくつかの時定数後にCRTスクリーン上
に現れる。その後、使用者がテレビジョン受像機をター
ンオフさせ(通常は、水平の線は垂直の線または水スポ
ットほど急速に蛍光体を焼くことはない)、水平掃引が
消失すると、キャパシタ110と同様のキャパシタは既
に放電してしまっているので、制御グリッドの負の電圧
はそれ以上発生されない。従って、短い時間、スクリー
ンの中央にビームスポットが形成されるが、このスポッ
トはそのスポットの位置にCRTの蛍光体に損傷を与え
ることがしばしばである。
ンジスタ51の1つが短絡したと仮定する。前述のよう
に、回路777がなければ、故障したトランジスタ51
を含む陰極回路を通って接地点へビーム電流が流れる。
垂直掃引機能の喪失が生じると、故障したトランジスタ
51はビーム電流が接地点へ流れることを許容する。垂
直走査が行われなくなった時にCRTのグリッドに充分
に大きな負の電圧を発生させるために回路777と同様
の回路が設けられており、その回路が垂直または水平偏
向のいずれかの消失が生じた時に図1の回路で生成され
るSWEEP−LOSS信号と同様の信号によって(信
号HORのみによってではなく)動作し、また、キャパ
シタ110と同様のキャパシタが充電されて上記の充分
に大きな負の電圧を生成するようにされているなら、そ
のキャパシタ上の電荷は、いくつかの時定数の短い期間
後に放出されるであろう。これは、垂直偏向が消失する
ことによってキャパシタが放電されるからである。従っ
て、水平線がいくつかの時定数後にCRTスクリーン上
に現れる。その後、使用者がテレビジョン受像機をター
ンオフさせ(通常は、水平の線は垂直の線または水スポ
ットほど急速に蛍光体を焼くことはない)、水平掃引が
消失すると、キャパシタ110と同様のキャパシタは既
に放電してしまっているので、制御グリッドの負の電圧
はそれ以上発生されない。従って、短い時間、スクリー
ンの中央にビームスポットが形成されるが、このスポッ
トはそのスポットの位置にCRTの蛍光体に損傷を与え
ることがしばしばである。
【0050】この問題は、回路777に対する入力とし
て、SWEEP−LOSS信号のような信号の代わり
に、水平掃引信号HORを用いることによって解決でき
る。ビーム増幅器トランジスタの1つがショートしたと
同時に垂直掃引の消失が起きた場合は、水平掃引はその
まま維持されていると仮定しているから、CRTスクリ
ーン上の表示は崩壊して1本の水平線となる。使用者
が、例えば、故障に気付いて、テレビジョン受像機をタ
ーンオフすると、水平偏向信号HORがなくなることに
よりトランジスタ106がターンオフされ、キャパシタ
110の負の電圧がCRTのグリッドに印加されて、ビ
ーム電流が流れることが防止され、従って、水平フィー
ルドの崩壊にもかかわらず、CRTスクリーンの中央に
スポットが現れることが防止される。
て、SWEEP−LOSS信号のような信号の代わり
に、水平掃引信号HORを用いることによって解決でき
る。ビーム増幅器トランジスタの1つがショートしたと
同時に垂直掃引の消失が起きた場合は、水平掃引はその
まま維持されていると仮定しているから、CRTスクリ
ーン上の表示は崩壊して1本の水平線となる。使用者
が、例えば、故障に気付いて、テレビジョン受像機をタ
ーンオフすると、水平偏向信号HORがなくなることに
よりトランジスタ106がターンオフされ、キャパシタ
110の負の電圧がCRTのグリッドに印加されて、ビ
ーム電流が流れることが防止され、従って、水平フィー
ルドの崩壊にもかかわらず、CRTスクリーンの中央に
スポットが現れることが防止される。
【図1】この発明を実施した保護回路を備えた投射型ビ
デオ表示装置の一部のブロック概略図である。
デオ表示装置の一部のブロック概略図である。
【図2】図1の投射型ビデオ表示装置の一部と関連した
他の一部のブロック概略図である。
他の一部のブロック概略図である。
【符号の説明】 10、11、12 陰極線管 106 スイッチ手段 110 電荷蓄積手段 V1 電圧供給源 G1 制御グリッド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】普通の部屋の照明下でも充分観察できるに
充分な明るさの最終的な拡大画像を形成するためには、
個々の陰極線管が電子ビーム密度の高レベルに対応する
高い明るさレベルで動作する必要がある。陰極線管の電
子ビームの1本、2本または全ての水平または垂直偏向
または走査が行われなくなったり、あるいは減少する
と、1またはそれ以上の陰極線管の蛍光体表示スクリー
ンの小部分上に電子ビームエネルギが集中してしまうこ
とがある。走査の消失あるいは減少状態がほんの僅かな
時間でも続くと、特に、水平走査機能が失われて垂直の
線あるいは点がCRTのスクリーン上にあらわれる(垂
直または水平偏向機能の喪失)ときは、表示スクリーン
が永久的な損傷を受けることがある。従って、電子ビー
ム偏向の喪失または減少を素早く検出して、適切な形、
例えば、1本またはそれ以上の電子ビームをブランキン
グさせるような形で応答して、陰極線管の損傷を防止す
る、何らかの形の保護回路を設けることが重要である。
充分な明るさの最終的な拡大画像を形成するためには、
個々の陰極線管が電子ビーム密度の高レベルに対応する
高い明るさレベルで動作する必要がある。陰極線管の電
子ビームの1本、2本または全ての水平または垂直偏向
または走査が行われなくなったり、あるいは減少する
と、1またはそれ以上の陰極線管の蛍光体表示スクリー
ンの小部分上に電子ビームエネルギが集中してしまうこ
とがある。走査の消失あるいは減少状態がほんの僅かな
時間でも続くと、特に、水平走査機能が失われて垂直の
線あるいは点がCRTのスクリーン上にあらわれる(垂
直または水平偏向機能の喪失)ときは、表示スクリーン
が永久的な損傷を受けることがある。従って、電子ビー
ム偏向の喪失または減少を素早く検出して、適切な形、
例えば、1本またはそれ以上の電子ビームをブランキン
グさせるような形で応答して、陰極線管の損傷を防止す
る、何らかの形の保護回路を設けることが重要である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、トランジスタなどの能動素子を出来
るだけ少なくしたCRT保護回路を得ることが望まし
い。
るだけ少なくしたCRT保護回路を得ることが望まし
い。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】高電圧変成器111はまた、水平偏向回路
122の通常動作時に、水平線周波数のリトレースパル
ス信号HORを発生する巻線42を含んでいる。水平偏
向機能の喪失が起きた場合、信号HORが発生されなく
なると仮定する。
122の通常動作時に、水平線周波数のリトレースパル
ス信号HORを発生する巻線42を含んでいる。水平偏
向機能の喪失が起きた場合、信号HORが発生されなく
なると仮定する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】垂直放物線信号VERTはキャパシタC7
を介して故障検出器70のダイオードD5の陰極に供給
される。ダイオードD5の陽極は直流電圧VREFに結
合されている。従って、ほぼ電圧VREFのレベルにク
ランプされた放物線電圧VERT1がダイオードD5の
陰極に現れる。電圧VERT1は、ダイオードD6を含
むピーク整流器を介して比較器72の非反転入力端子に
結合される。比較器72の反転入力端子は電圧VREF
に結合されている。信号VERTが通常の垂直偏向状態
を示す通常動作レベルにある時は、比較器72の出力電
圧V72は約12Vである。垂直偏向が行われなくなる
と、出力電圧V72はほぼ0Vになる。
を介して故障検出器70のダイオードD5の陰極に供給
される。ダイオードD5の陽極は直流電圧VREFに結
合されている。従って、ほぼ電圧VREFのレベルにク
ランプされた放物線電圧VERT1がダイオードD5の
陰極に現れる。電圧VERT1は、ダイオードD6を含
むピーク整流器を介して比較器72の非反転入力端子に
結合される。比較器72の反転入力端子は電圧VREF
に結合されている。信号VERTが通常の垂直偏向状態
を示す通常動作レベルにある時は、比較器72の出力電
圧V72は約12Vである。垂直偏向が行われなくなる
と、出力電圧V72はほぼ0Vになる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】駆動段55の出力回路は、インダクタL
1、ダイオードD10、インダクタL2、抵抗27及び
28からなる直列構成29を含んでおり、この直列構成
29がトランジスタ51のコレクタ負荷を形成してい
る。高レベルの増幅されたビデオ信号がトランジスタ5
1のコレクタに現れる。駆動段55の出力回路は、B級
増幅器を構成する逆導電型のエミッタホロワトランジス
タ30と81を含み、これらのトランジスタのベース入
力はダイオードD10と並列にトランジスタ51のコレ
クタに接続されている。トランジスタ81のエミッタ出
力はトランジスタ30のエミッタ出力に結合されてい
る。高レベルの増幅されたビデオ信号がPNPフォロワ
トランジスタ30またはNPNフォロワトランジスタ8
1のエミッタ出力(これは駆動段55の出力端子に相当
する)から画像再生映像管、即ち、CRT00の陰極5
6に、映像管アーク電流制限抵抗33と、抵抗35とイ
ンダクタ36を含むピーキング回路とを通して供給され
る。トランジスタ30に結合されたコレクタ抵抗30a
が映像管アーク電流制限抵抗として作用する。
1、ダイオードD10、インダクタL2、抵抗27及び
28からなる直列構成29を含んでおり、この直列構成
29がトランジスタ51のコレクタ負荷を形成してい
る。高レベルの増幅されたビデオ信号がトランジスタ5
1のコレクタに現れる。駆動段55の出力回路は、B級
増幅器を構成する逆導電型のエミッタホロワトランジス
タ30と81を含み、これらのトランジスタのベース入
力はダイオードD10と並列にトランジスタ51のコレ
クタに接続されている。トランジスタ81のエミッタ出
力はトランジスタ30のエミッタ出力に結合されてい
る。高レベルの増幅されたビデオ信号がPNPフォロワ
トランジスタ30またはNPNフォロワトランジスタ8
1のエミッタ出力(これは駆動段55の出力端子に相当
する)から画像再生映像管、即ち、CRT00の陰極5
6に、映像管アーク電流制限抵抗33と、抵抗35とイ
ンダクタ36を含むピーキング回路とを通して供給され
る。トランジスタ30に結合されたコレクタ抵抗30a
が映像管アーク電流制限抵抗として作用する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】直列構成29と抵抗34との間の段55の
端子28aに映像管供給電圧レベル+V1が供給され
る。この映像管供給電圧レベル+V1は、フィルタキャ
パシタC8に結合された抵抗R24と自己バイアスダイ
オード60とを介して端子28aに結合される。ダイオ
ード60を設ける目的は後で詳述する。段55と同様の
構成(図示せず)がCRT11と12の各々に設けられ
ている。
端子28aに映像管供給電圧レベル+V1が供給され
る。この映像管供給電圧レベル+V1は、フィルタキャ
パシタC8に結合された抵抗R24と自己バイアスダイ
オード60とを介して端子28aに結合される。ダイオ
ード60を設ける目的は後で詳述する。段55と同様の
構成(図示せず)がCRT11と12の各々に設けられ
ている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】キャパシタC4とC8が、ダイオード60
のようなスイッチを介して段55の端子28aに結合さ
れていなければ、電圧レベル+V1の大きな低下によっ
てビーム電流iBEAMが接地点に流れてしまうであろ
う。電流iBEAMは、トランジスタ81のエミッタ−
ベース間PN接合のアバランシェあるいは降服状態のた
めに、このPN接合を含む主電流路を通り、また、例え
ばキャパシタC4およびC8を通って、あるいはキャパ
シタC4の端子に接続されている他の供給負荷を通って
流れる。従って、CRT10の陰極電圧は小さすぎてビ
ーム電流iBEAMのブランキングを行うことができな
い。従って、(後述する回路777に実施したこの発明
による保護回路の動作を考慮に入れない場合は)、小さ
い陰極−グリッド間電圧差しかCRT10に生じさせな
い。CRT10のこの小さな陰極−グリッド間電圧差
は、偏向機能がなくなった時に、CRT10のスクリー
ンを損傷するようなビーム電流iBEAMを生じさせ
る。キャパシタンスCPの値が小さいために、CRT1
0に遮断(カットオフ)状態を発生させる応答時間が短
くなるという利点がある。
のようなスイッチを介して段55の端子28aに結合さ
れていなければ、電圧レベル+V1の大きな低下によっ
てビーム電流iBEAMが接地点に流れてしまうであろ
う。電流iBEAMは、トランジスタ81のエミッタ−
ベース間PN接合のアバランシェあるいは降服状態のた
めに、このPN接合を含む主電流路を通り、また、例え
ばキャパシタC4およびC8を通って、あるいはキャパ
シタC4の端子に接続されている他の供給負荷を通って
流れる。従って、CRT10の陰極電圧は小さすぎてビ
ーム電流iBEAMのブランキングを行うことができな
い。従って、(後述する回路777に実施したこの発明
による保護回路の動作を考慮に入れない場合は)、小さ
い陰極−グリッド間電圧差しかCRT10に生じさせな
い。CRT10のこの小さな陰極−グリッド間電圧差
は、偏向機能がなくなった時に、CRT10のスクリー
ンを損傷するようなビーム電流iBEAMを生じさせ
る。キャパシタンスCPの値が小さいために、CRT1
0に遮断(カットオフ)状態を発生させる応答時間が短
くなるという利点がある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】図2を参照すると、図1に示す水平偏向段
から供給され、通常の水平偏向動作を示す信号HORが
抵抗100とこれに直列接続されたキャパシタ102に
供給される。信号HORは普通は−5Vと+25Vの範
囲にあって、+25Vのピークは水平リトレース期間に
生じ、−5Vレベルは水平トレース期間に生じる。キャ
パシタ102は信号HORに対する直流阻止交流結合キ
ャパシタとして働き、信号HORを電圧レベル+V1の
225Vから分離する。抵抗100は、例えば、映像管
のアーク時に、225V電源と線路HORとの間に約2
000Vの差が生じた場合などに生じる大電流を制御す
るための電流制限抵抗である。線路HORはCRTフィ
ラメントに対するヒータ用電源としても用いられる。キ
ャパシタ102はダイオード104の陽極の波形で示す
ように、直流成分を接地レベルから約200Vにシフト
させる。ダイオード104は整流器及びピーククランプ
装置として働く。
から供給され、通常の水平偏向動作を示す信号HORが
抵抗100とこれに直列接続されたキャパシタ102に
供給される。信号HORは普通は−5Vと+25Vの範
囲にあって、+25Vのピークは水平リトレース期間に
生じ、−5Vレベルは水平トレース期間に生じる。キャ
パシタ102は信号HORに対する直流阻止交流結合キ
ャパシタとして働き、信号HORを電圧レベル+V1の
225Vから分離する。抵抗100は、例えば、映像管
のアーク時に、225V電源と線路HORとの間に約2
000Vの差が生じた場合などに生じる大電流を制御す
るための電流制限抵抗である。線路HORはCRTフィ
ラメントに対するヒータ用電源としても用いられる。キ
ャパシタ102はダイオード104の陽極の波形で示す
ように、直流成分を接地レベルから約200Vにシフト
させる。ダイオード104は整流器及びピーククランプ
装置として働く。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】「グリッド・キッカ」回路とも呼ばれる偏
向機能喪失保護回路の能動素子は、キャパシタ102と
抵抗108の相互接続点に現れる信号HORの負部分の
期間中、オンにバイアスされるベース−エミッタを有す
るPNPトランジスタ106で構成されている。抵抗1
08はトランジスタ106へのベース電流を制限する。
このトランジスタのオン時に、電圧レベル+V1の22
5V電源から抵抗R24及びトランジスタ106のエミ
ッタ−コレクタ接合を通っても電流が流れる。キャパシ
タ110はわずか数サイクルにわたって、トランジスタ
106、ツェナーダイオード112、ダイオード114
及び抵抗115を通して充電される。ツェナーダイオー
ド112はCRTのグリッドを、この充電過程で図示の
実施例では約27Vの最大値にクランプする。信号HO
Rの数サイクルの後、キャパシタ110の両端間の電圧
は200Vに近い値に達し、トランジスタ106のコレ
クタ電圧はほぼ+225Vとなる。この時点において、
ツェナーダイオード112は導通を停止する。なぜな
ら、抵抗118と119からなる分圧器(計算上は抵抗
115は無視し得る)はCRTグリッドに27Vのツェ
ナー値より低い約25Vを与えるように選択されてい
る。これは、通常の受像機動作時のツェナーダイオード
中での雑音の発生を防止するために行われる。トランジ
スタ106が飽和して、約0.5Vのコレクタ−エミッ
タ間電圧が設定される。この発明の一態様によれば、キ
ャパシタ123がトランジスタ106のベースをコレク
タに緊密に交流結合することによってこのトランジスタ
のターンオフを遅くする正帰還ミラー装置として、トラ
ンジスタ106のコレクタ−ベース接合間に接続されて
いる。コレクタ電圧が低下しようとすると、ベースがよ
り強くターンオンされて、その減少を防止する。このよ
うにして、キャパシタ123は、HOR波形の正の部分
でトランジスタ106がターンオフすることを防止し、
一方、HOR波形が存在しない時には、トランジスタ1
06が急速にターンオフできるようにする。
向機能喪失保護回路の能動素子は、キャパシタ102と
抵抗108の相互接続点に現れる信号HORの負部分の
期間中、オンにバイアスされるベース−エミッタを有す
るPNPトランジスタ106で構成されている。抵抗1
08はトランジスタ106へのベース電流を制限する。
このトランジスタのオン時に、電圧レベル+V1の22
5V電源から抵抗R24及びトランジスタ106のエミ
ッタ−コレクタ接合を通っても電流が流れる。キャパシ
タ110はわずか数サイクルにわたって、トランジスタ
106、ツェナーダイオード112、ダイオード114
及び抵抗115を通して充電される。ツェナーダイオー
ド112はCRTのグリッドを、この充電過程で図示の
実施例では約27Vの最大値にクランプする。信号HO
Rの数サイクルの後、キャパシタ110の両端間の電圧
は200Vに近い値に達し、トランジスタ106のコレ
クタ電圧はほぼ+225Vとなる。この時点において、
ツェナーダイオード112は導通を停止する。なぜな
ら、抵抗118と119からなる分圧器(計算上は抵抗
115は無視し得る)はCRTグリッドに27Vのツェ
ナー値より低い約25Vを与えるように選択されてい
る。これは、通常の受像機動作時のツェナーダイオード
中での雑音の発生を防止するために行われる。トランジ
スタ106が飽和して、約0.5Vのコレクタ−エミッ
タ間電圧が設定される。この発明の一態様によれば、キ
ャパシタ123がトランジスタ106のベースをコレク
タに緊密に交流結合することによってこのトランジスタ
のターンオフを遅くする正帰還ミラー装置として、トラ
ンジスタ106のコレクタ−ベース接合間に接続されて
いる。コレクタ電圧が低下しようとすると、ベースがよ
り強くターンオンされて、その減少を防止する。このよ
うにして、キャパシタ123は、HOR波形の正の部分
でトランジスタ106がターンオフすることを防止し、
一方、HOR波形が存在しない時には、トランジスタ1
06が急速にターンオフできるようにする。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】例えば、水平走査が消失したことを示して
信号HORがなくなって、トランジスタ106がターン
オフすると、コレクタ電圧は抵抗124によって接地電
位に引寄せられる。キャパシタ110は依然として約2
00Vの電圧をもっている。CRTのグリッドとダイオ
ード114の陽極の電圧は、トランジスタ106のコレ
クタにおける225Vの変化に追随し、約+25Vから
約−200Vまで低下する。これによって、ダイオード
114は逆バイアスされる。ついで、CRTのグリッド
の電圧は、この推奨実施例では抵抗119とキャパシタ
110によって実質的に決まる約12.7秒の時定数で
接地電位に向かって徐々に増加する。その間、トランジ
スタ106と51はターンオフされているので、電圧+
V1の225V電源からはいかなる電流も引出されな
い。水平偏向が行われないために信号SWEEP−LO
SSはほぼ0Vになり、トランジスタ106も非導通で
あるために、電圧レベル+V1の225V電源からはい
かなる電流路も存在しない。通常状態では、この状態に
より、225V電源のフィルタキャパシタC4が浮遊リ
ークによって数秒で放電するまで225V電源がCRT
の陰極に維持されるという利点がある。抵抗115が映
像管アーク時にツェナーダイオード112とダイオード
114を流れる電流を制限する。キャパシタ126はC
RTの陰極回路とグリッドとの間のビデオバイパスであ
る。キャパシタ126、キャパシタ110及びキャパシ
タ123の組合わせは、映像管のアーク電流をトランジ
スタ106を迂回するようにバイパスして、このトラン
ジスタの損傷を防止する。
信号HORがなくなって、トランジスタ106がターン
オフすると、コレクタ電圧は抵抗124によって接地電
位に引寄せられる。キャパシタ110は依然として約2
00Vの電圧をもっている。CRTのグリッドとダイオ
ード114の陽極の電圧は、トランジスタ106のコレ
クタにおける225Vの変化に追随し、約+25Vから
約−200Vまで低下する。これによって、ダイオード
114は逆バイアスされる。ついで、CRTのグリッド
の電圧は、この推奨実施例では抵抗119とキャパシタ
110によって実質的に決まる約12.7秒の時定数で
接地電位に向かって徐々に増加する。その間、トランジ
スタ106と51はターンオフされているので、電圧+
V1の225V電源からはいかなる電流も引出されな
い。水平偏向が行われないために信号SWEEP−LO
SSはほぼ0Vになり、トランジスタ106も非導通で
あるために、電圧レベル+V1の225V電源からはい
かなる電流路も存在しない。通常状態では、この状態に
より、225V電源のフィルタキャパシタC4が浮遊リ
ークによって数秒で放電するまで225V電源がCRT
の陰極に維持されるという利点がある。抵抗115が映
像管アーク時にツェナーダイオード112とダイオード
114を流れる電流を制限する。キャパシタ126はC
RTの陰極回路とグリッドとの間のビデオバイパスであ
る。キャパシタ126、キャパシタ110及びキャパシ
タ123の組合わせは、映像管のアーク電流をトランジ
スタ106を迂回するようにバイパスして、このトラン
ジスタの損傷を防止する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】CRT保護回路777は多くの利点を持っ
ている。PNPトランジスタ106を使用すると、この
トランジスタは水平偏向の消失が生じた時にターンオフ
され、このことは、キャパシタ110の電荷が抵抗11
9の値によって決まる比較的長い期間維持されることを
意味する。図示の実施例では、時定数は約12.7秒
で、1つのRC時定数において、グリッドは約−80V
に維持される。
ている。PNPトランジスタ106を使用すると、この
トランジスタは水平偏向の消失が生じた時にターンオフ
され、このことは、キャパシタ110の電荷が抵抗11
9の値によって決まる比較的長い期間維持されることを
意味する。図示の実施例では、時定数は約12.7秒
で、1つのRC時定数において、グリッドは約−80V
に維持される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】ミラーキャパシタンス123を用いること
によって、水平パルスの検出が簡単になる。キャパシタ
123は、水平走査を表わす信号HORのリトレースパ
ルス部分でトランジスタ106を飽和状態に維持するた
めに用いられている。キャパシタ123と抵抗124の
非ミラーRC積は約1.6μ秒である。図示の実施例で
は、トランジスタ106のトランジスタ電流利得βは5
0を越え、280μ秒の最小ミラー時定数を与える。こ
れにより、リトレース期間中のコレクタ電圧のサグが1
00分の1以下になり、水平掃引がなくなった時のPN
Pトランジスタ106のターンオフ時間が10水平線分
の時間より短くなる。従って、ミラーキャパシタンス1
23を用いることにより、信号HORの存在の検出が簡
単になり、同時に信号HORが存在しないことをすばや
く検出でき、グリッド制御を通してCRTスクリーンの
急速なブランキングが行われる。
によって、水平パルスの検出が簡単になる。キャパシタ
123は、水平走査を表わす信号HORのリトレースパ
ルス部分でトランジスタ106を飽和状態に維持するた
めに用いられている。キャパシタ123と抵抗124の
非ミラーRC積は約1.6μ秒である。図示の実施例で
は、トランジスタ106のトランジスタ電流利得βは5
0を越え、280μ秒の最小ミラー時定数を与える。こ
れにより、リトレース期間中のコレクタ電圧のサグが1
00分の1以下になり、水平掃引がなくなった時のPN
Pトランジスタ106のターンオフ時間が10水平線分
の時間より短くなる。従って、ミラーキャパシタンス1
23を用いることにより、信号HORの存在の検出が簡
単になり、同時に信号HORが存在しないことをすばや
く検出でき、グリッド制御を通してCRTスクリーンの
急速なブランキングが行われる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】CRTの損傷を防止するためには、偏向消
失時にビーム電流を遮断するためにグリッドがすばやく
高い負の電圧に切換えられることができなければならな
い。これは、回路777においては、分圧器を構成する
抵抗118と119と共に、ツェナーダイオード112
とダイオード114とによって達成される。トランジス
タ106を介するキャパシタ110の充電の初期におい
て、ツェナーダイオード112は最初導通状態にあり、
ほぼ+27Vの電圧を抵抗118の両端間に生じさせ
て、キャパシタ110の急速充電を可能にする。キャパ
シタが充電されると、ツェナーダイオードは、分圧器の
抵抗118と119の相対的な値の選択(抵抗118の
両端間に約25Vが得られるような値の選択)により非
導通となり、キャパシタ110に蓄積された電荷は、実
質的に、相対的に高抵抗の抵抗119にかかる。水平掃
引が消失すると、失われた水平掃引信号の数サイクル以
内に、トランジスタ106がターンオフし、キャパシタ
110に蓄積された電荷はCRTのグリッドに作用し
て、CRTスクリーンのブランキングを行う。
失時にビーム電流を遮断するためにグリッドがすばやく
高い負の電圧に切換えられることができなければならな
い。これは、回路777においては、分圧器を構成する
抵抗118と119と共に、ツェナーダイオード112
とダイオード114とによって達成される。トランジス
タ106を介するキャパシタ110の充電の初期におい
て、ツェナーダイオード112は最初導通状態にあり、
ほぼ+27Vの電圧を抵抗118の両端間に生じさせ
て、キャパシタ110の急速充電を可能にする。キャパ
シタが充電されると、ツェナーダイオードは、分圧器の
抵抗118と119の相対的な値の選択(抵抗118の
両端間に約25Vが得られるような値の選択)により非
導通となり、キャパシタ110に蓄積された電荷は、実
質的に、相対的に高抵抗の抵抗119にかかる。水平掃
引が消失すると、失われた水平掃引信号の数サイクル以
内に、トランジスタ106がターンオフし、キャパシタ
110に蓄積された電荷はCRTのグリッドに作用し
て、CRTスクリーンのブランキングを行う。
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (1)
- 【請求項1】 電圧供給源に結合されており、電子ビー
ム電流の遮断が要求される時それを表わしかつ電子ビー
ムに対する偏向信号に関係付けられた信号に応動する制
御入力を有し、電子ビームの遮断に関連した電流を選択
的に導通するスイッチ手段と、このスイッチ手段と陰極
線管の制御グリッドとに結合されている手段であって、
これに電子ビームブランキング電圧を発生させるために
電荷を蓄積する電荷蓄積手段とを含み、 上記スイッチ手段は、電子ビーム電流の遮断が要求され
ていない時は上記電子ビーム遮断に関係付けられた電流
を導通し、電子ビーム電流の遮断が要求されている時は
上記電子ビーム遮断に関係付けられた電流の導通を不能
にし、 上記電荷蓄積手段は、電子ビーム電流の遮断が要求され
ていない時に、上記スイッチ手段を流れ、上記電圧供給
源によって供給される上記電子ビーム遮断に関係付けら
れた電流から充電され、 上記スイッチ手段は、電子ビーム電流の遮断が要求され
る時に、上記電圧供給源を上記電荷蓄積手段から切離
し、上記電荷蓄積手段に現れた上記電子ビームブランキ
ング電圧を上記制御グリッドに印加して、上記陰極線管
の電子ビーム電流を遮断する、 陰極線管の陰極によって放出される電子ビームによる損
傷から陰極線管のスクリーンを保護するための回路。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/515,513 US5089754A (en) | 1990-04-30 | 1990-04-30 | Protection circuit for a cathode ray tube |
US515513 | 1995-08-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0746424A true JPH0746424A (ja) | 1995-02-14 |
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Family
ID=24051677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3128511A Expired - Fee Related JP3061069B2 (ja) | 1990-04-30 | 1991-04-30 | 陰極線管スクリーン保護回路 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5089754A (ja) |
JP (1) | JP3061069B2 (ja) |
KR (1) | KR100236509B1 (ja) |
CA (1) | CA2041228C (ja) |
DE (1) | DE4113812B4 (ja) |
GB (1) | GB2243752B (ja) |
MY (1) | MY105388A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5821924A (en) * | 1992-09-04 | 1998-10-13 | Elonex I.P. Holdings, Ltd. | Computer peripherals low-power-consumption standby system |
US5389952A (en) * | 1992-12-02 | 1995-02-14 | Cordata Inc. | Low-power-consumption monitor standby system |
JP3460878B2 (ja) * | 1995-01-19 | 2003-10-27 | ソニー株式会社 | 増幅回路および表示装置 |
JP3361909B2 (ja) * | 1995-03-03 | 2003-01-07 | エヌイーシー三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社 | ディスプレイ装置 |
KR0144781B1 (ko) * | 1995-06-24 | 1998-07-15 | 김광호 | 음극선관의 잔상제거회로 |
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JP3250785B2 (ja) * | 1996-08-09 | 2002-01-28 | アルプス電気株式会社 | テレビチューナ |
KR100371379B1 (ko) * | 1997-10-09 | 2003-03-26 | 주식회사 엘지이아이 | 영상표시기기의씨알티전면vlf방사전계차폐장치 |
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US6894445B2 (en) * | 2001-08-31 | 2005-05-17 | Thomson Licensing S.A. | Cathode ray tube phosphor protection |
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-
1990
- 1990-04-30 US US07/515,513 patent/US5089754A/en not_active Expired - Lifetime
-
1991
- 1991-04-25 GB GB9108858A patent/GB2243752B/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-25 CA CA002041228A patent/CA2041228C/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-25 KR KR1019910006655A patent/KR100236509B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1991-04-27 MY MYPI91000723A patent/MY105388A/en unknown
- 1991-04-29 DE DE4113812A patent/DE4113812B4/de not_active Expired - Fee Related
- 1991-04-30 JP JP3128511A patent/JP3061069B2/ja not_active Expired - Fee Related
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DE4113812B4 (de) | 2006-09-07 |
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CA2041228C (en) | 1994-07-19 |
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CA2041228A1 (en) | 1991-10-31 |
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DE4113812A1 (de) | 1991-11-14 |
GB2243752B (en) | 1994-05-25 |
GB9108858D0 (en) | 1991-06-12 |
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