JPH07273502A - ローパスフィルタ - Google Patents
ローパスフィルタInfo
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- JPH07273502A JPH07273502A JP6059085A JP5908594A JPH07273502A JP H07273502 A JPH07273502 A JP H07273502A JP 6059085 A JP6059085 A JP 6059085A JP 5908594 A JP5908594 A JP 5908594A JP H07273502 A JPH07273502 A JP H07273502A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/20—Frequency-selective devices, e.g. filters
- H01P1/201—Filters for transverse electromagnetic waves
- H01P1/203—Strip line filters
- H01P1/2039—Galvanic coupling between Input/Output
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/01—Frequency selective two-port networks
- H03H7/0115—Frequency selective two-port networks comprising only inductors and capacitors
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H2001/0021—Constructional details
- H03H2001/0085—Multilayer, e.g. LTCC, HTCC, green sheets
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- Filters And Equalizers (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】フィルタ通過後の高周波帯域の減衰量を高く保
つ小型のローパスフィルタを提供する。 【構成】表面にマイクロストリップライン１，２が形成
された誘電体基板３と、表面にコンデンサ電極４，５，
６が形成された誘電体基板７とで、表面にシールド電極
３１が形成された誘電体基板３２を挟持し、さらに、そ
の上下面が、表面にグランド電極８，９が形成された誘
電体基板１０，１１により挟持され、表層の誘電体基板
１０の表面に誘電体シート１２が載置され一体に積層さ
れている。そして、長辺側の両側面に、誘電体基板３，
７，１０，１１，３２と誘電体シート１２に渡って、外
部電極１３〜２０が形成されている。
つ小型のローパスフィルタを提供する。 【構成】表面にマイクロストリップライン１，２が形成
された誘電体基板３と、表面にコンデンサ電極４，５，
６が形成された誘電体基板７とで、表面にシールド電極
３１が形成された誘電体基板３２を挟持し、さらに、そ
の上下面が、表面にグランド電極８，９が形成された誘
電体基板１０，１１により挟持され、表層の誘電体基板
１０の表面に誘電体シート１２が載置され一体に積層さ
れている。そして、長辺側の両側面に、誘電体基板３，
７，１０，１１，３２と誘電体シート１２に渡って、外
部電極１３〜２０が形成されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波回路に用いられ
るローパスフィルタに関するものである。
るローパスフィルタに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のローパスフィルタを、図４及び図
５に示す。図４において、３は表面に折り返し形状をし
たマイクロストリップライン１，２が形成された第１の
誘電体基板、７は表面にコンデンサ電極４，５，６が形
成された第２の誘電体基板であり、第１の誘電体基板３
と第２の誘電体基板７とが、表面にグランド電極８，９
が形成された第３及び第４の誘電体基板１０，１１によ
り挟持され、表層の第３の誘電体基板１０の表面に誘電
体シート１２が載置され一体に積層されている。そし
て、長辺側の両側面に、第１乃至第４の誘電体基板３，
７，１０，１１と誘電体シート１２に渡って、マイクロ
ストリップライン１，２、コンデンサ電極４，５，６及
びグランド電極８，９と導通する、外部電極１３，１
４，１５，１６，１７，１８，１９，２０が形成され、
ローパスフィルタ３０が構成されている。
５に示す。図４において、３は表面に折り返し形状をし
たマイクロストリップライン１，２が形成された第１の
誘電体基板、７は表面にコンデンサ電極４，５，６が形
成された第２の誘電体基板であり、第１の誘電体基板３
と第２の誘電体基板７とが、表面にグランド電極８，９
が形成された第３及び第４の誘電体基板１０，１１によ
り挟持され、表層の第３の誘電体基板１０の表面に誘電
体シート１２が載置され一体に積層されている。そし
て、長辺側の両側面に、第１乃至第４の誘電体基板３，
７，１０，１１と誘電体シート１２に渡って、マイクロ
ストリップライン１，２、コンデンサ電極４，５，６及
びグランド電極８，９と導通する、外部電極１３，１
４，１５，１６，１７，１８，１９，２０が形成され、
ローパスフィルタ３０が構成されている。
【０００３】このうち、第１の誘電体基板３のマイクロ
ストリップライン１，２は、その両端が第１の誘電体基
板３の長辺側の両端部まで引き出され、そのうちの一端
は外部電極１４，１５に接続されるとともに、他端は外
部電極１７，２０に接続されている。なお、マイクロス
トリップライン１，２は、インダクタンスＬ１，Ｌ２を
有するものである。
ストリップライン１，２は、その両端が第１の誘電体基
板３の長辺側の両端部まで引き出され、そのうちの一端
は外部電極１４，１５に接続されるとともに、他端は外
部電極１７，２０に接続されている。なお、マイクロス
トリップライン１，２は、インダクタンスＬ１，Ｌ２を
有するものである。
【０００４】また、第２の誘電体基板７のコンデンサ電
極４，５，６のうち、コンデンサ電極４は外部電極１７
に接続され、コンデンサ電極５は外部電極２０に接続さ
れ、コンデンサ電極６は外部電極１４，１５に接続され
ている。なお、第２の誘電体基板７には、コンデンサ電
極４，５，６と第４の誘電体基板１１のグランド電極９
との間に、コンデンサＣ１，Ｃ２，Ｃ３が形成される。
極４，５，６のうち、コンデンサ電極４は外部電極１７
に接続され、コンデンサ電極５は外部電極２０に接続さ
れ、コンデンサ電極６は外部電極１４，１５に接続され
ている。なお、第２の誘電体基板７には、コンデンサ電
極４，５，６と第４の誘電体基板１１のグランド電極９
との間に、コンデンサＣ１，Ｃ２，Ｃ３が形成される。
【０００５】また、第３及び第４の誘電体基板１０，１
１のグランド電極８，９は、外部電極１３，１６，１
８，１９に接続されている。また、誘電体シート１２
は、第３の誘電体基板１０のグランド電極８を保護する
ためのものである。
１のグランド電極８，９は、外部電極１３，１６，１
８，１９に接続されている。また、誘電体シート１２
は、第３の誘電体基板１０のグランド電極８を保護する
ためのものである。
【０００６】このように構成されたローパスフィルタ３
０は、外部電極１７が入力部となり、外部電極２０が出
力部となり、外部電極１３，１６，１８，１９がアース
部となる。また、その等価回路は、図６に示すように、
２つのインダクタンスＬ１，Ｌ２と３つのコンデンサＣ
１，Ｃ２，Ｃ３により表される。
０は、外部電極１７が入力部となり、外部電極２０が出
力部となり、外部電極１３，１６，１８，１９がアース
部となる。また、その等価回路は、図６に示すように、
２つのインダクタンスＬ１，Ｌ２と３つのコンデンサＣ
１，Ｃ２，Ｃ３により表される。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のローパスフ
ィルタ３０の伝送特性は、図７に示すように、フィルタ
効果により一旦減衰した後、高周波帯域で上昇する。こ
の高周波帯域での上昇は、マイクロストリップライン
１，２のそれぞれの両端に発生する浮遊容量により、高
周波信号がマイクロストリップラインをバイパスするた
めであり、そのため、ローパスフィルタ３０の効果が弱
まり、不要な高周波信号が除去できないという問題があ
った。
ィルタ３０の伝送特性は、図７に示すように、フィルタ
効果により一旦減衰した後、高周波帯域で上昇する。こ
の高周波帯域での上昇は、マイクロストリップライン
１，２のそれぞれの両端に発生する浮遊容量により、高
周波信号がマイクロストリップラインをバイパスするた
めであり、そのため、ローパスフィルタ３０の効果が弱
まり、不要な高周波信号が除去できないという問題があ
った。
【０００８】また、ローパスフィルタ３０の通過帯域を
低周波側にシフトするためには、ローパスフィルタ３０
の共振周波数を低下させる必要がある。この場合、マイ
クロストリップライン１，２の長さを長くして、インダ
クタンスＬ１，Ｌ２を大きくするか、若しくは、コンデ
ンサ電極４，５，６の表面積を大きくして、コンデンサ
Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３を大きくする必要があり、その結果、
ローパスフィルタ３０の形状が大きくなるという問題が
あった。
低周波側にシフトするためには、ローパスフィルタ３０
の共振周波数を低下させる必要がある。この場合、マイ
クロストリップライン１，２の長さを長くして、インダ
クタンスＬ１，Ｌ２を大きくするか、若しくは、コンデ
ンサ電極４，５，６の表面積を大きくして、コンデンサ
Ｃ１，Ｃ２，Ｃ３を大きくする必要があり、その結果、
ローパスフィルタ３０の形状が大きくなるという問題が
あった。
【０００９】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであり、マイクロストリップラインを有
する第１の誘電体基板と、コンデンサ電極を有する第２
の誘電体基板との間に、表面にシールド電極を有する第
５の誘電体基板を挿入し、マイクロストリップラインに
発生する浮遊容量を低下させて、ローパスフィルタ通過
後の高周波帯域の減衰量を高く保つ小型のローパスフィ
ルタを提供することを目的とするものである。
になされたものであり、マイクロストリップラインを有
する第１の誘電体基板と、コンデンサ電極を有する第２
の誘電体基板との間に、表面にシールド電極を有する第
５の誘電体基板を挿入し、マイクロストリップラインに
発生する浮遊容量を低下させて、ローパスフィルタ通過
後の高周波帯域の減衰量を高く保つ小型のローパスフィ
ルタを提供することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明においては、表面にマイクロストリップラ
インを有する誘電体基板と、表面にコンデンサ電極を有
する誘電体基板とを、誘電体シートと表面にグランド電
極を有する誘電体基板とで挟持して積層し、側面に前記
マイクロストリップライン，コンデンサ電極及びグラン
ド電極と導通する外部電極を形成したローパスフィルタ
において、前記マイクロストリップラインを有する誘電
体基板と、前記コンデンサ電極を有する誘電体基板との
間に、表面に前記グランド電極と導通したシールド電極
を有する誘電体基板を挿入したことを特徴とするもので
ある。
めに、本発明においては、表面にマイクロストリップラ
インを有する誘電体基板と、表面にコンデンサ電極を有
する誘電体基板とを、誘電体シートと表面にグランド電
極を有する誘電体基板とで挟持して積層し、側面に前記
マイクロストリップライン，コンデンサ電極及びグラン
ド電極と導通する外部電極を形成したローパスフィルタ
において、前記マイクロストリップラインを有する誘電
体基板と、前記コンデンサ電極を有する誘電体基板との
間に、表面に前記グランド電極と導通したシールド電極
を有する誘電体基板を挿入したことを特徴とするもので
ある。
【００１１】
【作用】上記の構成によれば、マイクロストリップライ
ンを有する誘電体基板と、コンデンサ電極を有する誘電
体基板との間に、表面にグランド電極と導通するシール
ド電極を有する誘電体基板を挿入することにより、マイ
クロストリップラインの両端に発生する浮遊容量を低下
させることができる。また、コンデンサ電極とシールド
電極間で新たなコンデンサが発生し、コンデンサ電極と
グランド電極間のコンデンサに並列に付加されるため、
コンデンサの総合静電容量が２倍になり、共振周波数を
低下させることができる。
ンを有する誘電体基板と、コンデンサ電極を有する誘電
体基板との間に、表面にグランド電極と導通するシール
ド電極を有する誘電体基板を挿入することにより、マイ
クロストリップラインの両端に発生する浮遊容量を低下
させることができる。また、コンデンサ電極とシールド
電極間で新たなコンデンサが発生し、コンデンサ電極と
グランド電極間のコンデンサに並列に付加されるため、
コンデンサの総合静電容量が２倍になり、共振周波数を
低下させることができる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明によるローパスフィルタの実施
例を図面を用いて説明する。なお、従来例と同一若しく
は相当する部分には、同一符号を付しその説明を省略す
る。本発明は、マイクロストリップラインが形成された
誘電体基板と、コンデンサ電極が形成された誘電体基板
との間に、表面にグランドと導通するシールド電極が形
成された誘電体基板が挿入されたことを特徴とするもの
である。
例を図面を用いて説明する。なお、従来例と同一若しく
は相当する部分には、同一符号を付しその説明を省略す
る。本発明は、マイクロストリップラインが形成された
誘電体基板と、コンデンサ電極が形成された誘電体基板
との間に、表面にグランドと導通するシールド電極が形
成された誘電体基板が挿入されたことを特徴とするもの
である。
【００１３】ここで、本発明の第一の実施例によるロー
パスフィルタを図１に示す。図１に示すように、折り返
し形状をしたマイクロストリップライン１，２が形成さ
れた第１の誘電体基板１と、コンデンサ電極４，５，６
が形成された第２の誘電体基板２との間に、表面にシー
ルド電極３１が形成された第５の誘電体基板３２が挿入
されて、ローパスフィルタ３３が構成されている。な
お、シールド電極３１は、外部電極１３，１６，１８，
１９を介して、第３，第４の誘電体基板１０，１１のグ
ランド電極８，９と接続される。
パスフィルタを図１に示す。図１に示すように、折り返
し形状をしたマイクロストリップライン１，２が形成さ
れた第１の誘電体基板１と、コンデンサ電極４，５，６
が形成された第２の誘電体基板２との間に、表面にシー
ルド電極３１が形成された第５の誘電体基板３２が挿入
されて、ローパスフィルタ３３が構成されている。な
お、シールド電極３１は、外部電極１３，１６，１８，
１９を介して、第３，第４の誘電体基板１０，１１のグ
ランド電極８，９と接続される。
【００１４】このように構成されたローパスフィルタ３
３は、マイクロストリップライン１，２のそれぞれの両
端に発生する浮遊容量を低下させることができ、その結
果、ローパスフィルタ３３を通過した後の高周波帯域の
減衰量を高く保つことができる。また、第２の誘電体基
板７のコンデンサ電極４，５，６による、コンデンサＣ
１，Ｃ２，Ｃ３は、第３の誘電体基板１１のグランド電
極９との間の他に、第５の誘電体基板３２のシールド電
極３１との間でも形成され、それぞれのコンデンサが並
列に接続されるため、コンデンサＣ１，Ｃ２，Ｃ３の静
電容量が２倍になる。したがって、ローパスフィルタ３
３の共振周波数を低下させることができる。
３は、マイクロストリップライン１，２のそれぞれの両
端に発生する浮遊容量を低下させることができ、その結
果、ローパスフィルタ３３を通過した後の高周波帯域の
減衰量を高く保つことができる。また、第２の誘電体基
板７のコンデンサ電極４，５，６による、コンデンサＣ
１，Ｃ２，Ｃ３は、第３の誘電体基板１１のグランド電
極９との間の他に、第５の誘電体基板３２のシールド電
極３１との間でも形成され、それぞれのコンデンサが並
列に接続されるため、コンデンサＣ１，Ｃ２，Ｃ３の静
電容量が２倍になる。したがって、ローパスフィルタ３
３の共振周波数を低下させることができる。
【００１５】図２に、本発明によるローパスフィルタの
フィルタ特性を実線で示し、従来のローパスフィルタの
フィルタ特性を破線で示す。図２より、減衰量が例えば
-20dB の点で比較した場合、従来のローパスフィルタで
は、6.5GHzまでしか-20dB の減衰量を確保できないが、
本発明のローパスフィルタでは、10.5GHz まで-20dBの
減衰量を確保することができる。また、共振周波数は、
従来のローパスフィルタの2.2 GHz に対して、本発明の
ローパスフィルタでは1.8 GHz となり、18% 低下してい
る。なお、グランド電極８が形成された第４の誘電体基
板１０は、外来ノイズのシールド用であるため、省略す
ることも可能である。
フィルタ特性を実線で示し、従来のローパスフィルタの
フィルタ特性を破線で示す。図２より、減衰量が例えば
-20dB の点で比較した場合、従来のローパスフィルタで
は、6.5GHzまでしか-20dB の減衰量を確保できないが、
本発明のローパスフィルタでは、10.5GHz まで-20dBの
減衰量を確保することができる。また、共振周波数は、
従来のローパスフィルタの2.2 GHz に対して、本発明の
ローパスフィルタでは1.8 GHz となり、18% 低下してい
る。なお、グランド電極８が形成された第４の誘電体基
板１０は、外来ノイズのシールド用であるため、省略す
ることも可能である。
【００１６】次に、本発明の第二の実施例によるローパ
スフィルタを図３に示す。図３において、４３は表面に
折り返し形状をしたマイクロストリップライン４１，４
２が形成された第６の誘電体基板、４７は表面にコンデ
ンサ電極４４，４５，４６が形成された第７の誘電体基
板であり、第６の誘電体基板４３と第７の誘電体基板４
７とで、表面にシールド電極４８が形成された第８の誘
電体基板４９を挟持し、さらに、その上下面が、表面に
グランド電極５０，５１が形成された第９及び第１０の
誘電体基板５２，５３により挟持され、表層の第９の誘
電体基板５２の表面に誘電体シート５４が載置され一体
に積層されている。そして、長辺側の両側面に、第６乃
至第１０の誘電体基板４３，４７，４９，５２，５３と
誘電体シート５４に渡って、マイクロストリップライン
４１，４２、グランド電極５１と導通する、外部電極５
５，５６，５７，５８，５９，６０，６１，６２が形成
され、ローパスフィルタ７０が構成されている。
スフィルタを図３に示す。図３において、４３は表面に
折り返し形状をしたマイクロストリップライン４１，４
２が形成された第６の誘電体基板、４７は表面にコンデ
ンサ電極４４，４５，４６が形成された第７の誘電体基
板であり、第６の誘電体基板４３と第７の誘電体基板４
７とで、表面にシールド電極４８が形成された第８の誘
電体基板４９を挟持し、さらに、その上下面が、表面に
グランド電極５０，５１が形成された第９及び第１０の
誘電体基板５２，５３により挟持され、表層の第９の誘
電体基板５２の表面に誘電体シート５４が載置され一体
に積層されている。そして、長辺側の両側面に、第６乃
至第１０の誘電体基板４３，４７，４９，５２，５３と
誘電体シート５４に渡って、マイクロストリップライン
４１，４２、グランド電極５１と導通する、外部電極５
５，５６，５７，５８，５９，６０，６１，６２が形成
され、ローパスフィルタ７０が構成されている。
【００１７】このうち、第６の誘電体基板４３のマイク
ロストリップライン４１，４２は、その一端が第６の誘
電体基板４３の長辺側の一端部まで引き出され、外部電
極５９，６２に接続されるとともに、第６の誘電体基板
４３及び第８の誘電体基板４９を貫通するビアホール６
３で、第７の誘電体基板４７のコンデンサ電極４４，４
５と接続されている。一方、マイクロストリップライン
４１，４２の他端は、第６の誘電体基板４３及び第８の
誘電体基板４９を貫通するビアホール６４で、第７の誘
電体基板４７のコンデンサ電極４６と接続されている。
マイクロストリップライン４１，４２は、第一の誘電体
基板３のマイクロストリップライン１，２と同様にイン
ダクタンスＬ１，Ｌ２を有するものである。なお、第８
の誘電体基板４９のシールド電極４８には、ビアホール
６３，６４と絶縁するため、切り欠き６５が設けられて
いる。
ロストリップライン４１，４２は、その一端が第６の誘
電体基板４３の長辺側の一端部まで引き出され、外部電
極５９，６２に接続されるとともに、第６の誘電体基板
４３及び第８の誘電体基板４９を貫通するビアホール６
３で、第７の誘電体基板４７のコンデンサ電極４４，４
５と接続されている。一方、マイクロストリップライン
４１，４２の他端は、第６の誘電体基板４３及び第８の
誘電体基板４９を貫通するビアホール６４で、第７の誘
電体基板４７のコンデンサ電極４６と接続されている。
マイクロストリップライン４１，４２は、第一の誘電体
基板３のマイクロストリップライン１，２と同様にイン
ダクタンスＬ１，Ｌ２を有するものである。なお、第８
の誘電体基板４９のシールド電極４８には、ビアホール
６３，６４と絶縁するため、切り欠き６５が設けられて
いる。
【００１８】また、第７の誘電体基板４７のコンデンサ
電極４４，４５，４６と、第８の誘電体基板４９のシー
ルド電極４８、及び、第１０の誘電体基板５３のグラン
ド電極５１との間には、並列接続されたコンデンサＣ
１，Ｃ２，Ｃ３が形成される。
電極４４，４５，４６と、第８の誘電体基板４９のシー
ルド電極４８、及び、第１０の誘電体基板５３のグラン
ド電極５１との間には、並列接続されたコンデンサＣ
１，Ｃ２，Ｃ３が形成される。
【００１９】また、第９の誘電体基板５２のグランド電
極５０は、第６の誘電体基板４３、第８の誘電体基板４
９及び第７の誘電体基板４７を貫通するビアホール６６
で、第１０の誘電体基板５３のグランド電極５１と接続
されている。そして、第１０の誘電体基板５３のグラン
ド電極５１は、外部電極５５〜５８，６０，６１に接続
されている。また、誘電体シート５４は、第９の誘電体
基板５２のグランド電極５０を保護するためのものであ
る。
極５０は、第６の誘電体基板４３、第８の誘電体基板４
９及び第７の誘電体基板４７を貫通するビアホール６６
で、第１０の誘電体基板５３のグランド電極５１と接続
されている。そして、第１０の誘電体基板５３のグラン
ド電極５１は、外部電極５５〜５８，６０，６１に接続
されている。また、誘電体シート５４は、第９の誘電体
基板５２のグランド電極５０を保護するためのものであ
る。
【００２０】このように構成されたローパスフィルタ７
０は、外部電極５９が入力部となり、外部電極６２が出
力部となり、外部電極５５〜５８，６０，６１がアース
部となり、ローパスフィルタ３３と同様の作用、効果を
有するものである。なお、グランド電極５０が形成され
た第９の誘電体基板５２は、外来ノイズのシールド用で
あるため、省略することも可能である。
０は、外部電極５９が入力部となり、外部電極６２が出
力部となり、外部電極５５〜５８，６０，６１がアース
部となり、ローパスフィルタ３３と同様の作用、効果を
有するものである。なお、グランド電極５０が形成され
た第９の誘電体基板５２は、外来ノイズのシールド用で
あるため、省略することも可能である。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるロ
ーパスフィルタによれば、マイクロストリップラインを
有する誘電体基板と、コンデンサ電極を有する誘電体基
板との間に、表面にグランド電極と導通するシールド電
極を有する誘電体基板を挿入することにより、マイクロ
ストリップラインの両端に発生する浮遊容量を低下させ
ることができるため、ローパスフィルタを通過した後の
高周波帯域の減衰量を高く保つことができ、不要な高周
波信号を除去することができる。
ーパスフィルタによれば、マイクロストリップラインを
有する誘電体基板と、コンデンサ電極を有する誘電体基
板との間に、表面にグランド電極と導通するシールド電
極を有する誘電体基板を挿入することにより、マイクロ
ストリップラインの両端に発生する浮遊容量を低下させ
ることができるため、ローパスフィルタを通過した後の
高周波帯域の減衰量を高く保つことができ、不要な高周
波信号を除去することができる。
【００２２】また、コンデンサ電極とシールド電極間で
新たなコンデンサが発生し、コンデンサ電極とグランド
電極間のコンデンサに並列に付加されるため、コンデン
サの総合静電容量が２倍になる。その結果、形状を変更
することなくローパスフィルタの共振周波数を低下させ
ることができ、また、共振周波数が一定の場合では、ロ
ーパスフィルタの形状を小型にすることができる。
新たなコンデンサが発生し、コンデンサ電極とグランド
電極間のコンデンサに並列に付加されるため、コンデン
サの総合静電容量が２倍になる。その結果、形状を変更
することなくローパスフィルタの共振周波数を低下させ
ることができ、また、共振周波数が一定の場合では、ロ
ーパスフィルタの形状を小型にすることができる。
【図１】本発明の第一の実施例によるローパスフィルタ
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図２】図１のローパスフィルタの伝送特性図である。
【図３】本発明の第二の実施例によるローパスフィルタ
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図４】従来のローパスフィルタの分解斜視図である。
【図５】図４の斜視図である。
【図６】図４のローパスフィルタの等価回路図である。
【図７】図４のローパスフィルタの伝送特性図である。
１，２，４１，４２ マイクロストリップラ
イン ３，７，１０，１１，３２ 誘電体基板 ４３，４７，４９，５２，５３ 誘電体基板 ４，５，６，４４，４５，４６ コンデンサ電極 ８，９，５０，５１ グランド電極 １２，５４ 誘電体シート １３〜２０，５５〜６２ 外部電極 ３１，４８ シールド電極 ３３，７０ ローパスフィルタ
イン ３，７，１０，１１，３２ 誘電体基板 ４３，４７，４９，５２，５３ 誘電体基板 ４，５，６，４４，４５，４６ コンデンサ電極 ８，９，５０，５１ グランド電極 １２，５４ 誘電体シート １３〜２０，５５〜６２ 外部電極 ３１，４８ シールド電極 ３３，７０ ローパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｈ０３Ｈ 7/075 Ａ 8321−5Ｊ
Claims (1)
- 【請求項１】 表面にマイクロストリップラインを有す
る誘電体基板と、表面にコンデンサ電極を有する誘電体
基板とを、誘電体シートと表面にグランド電極を有する
誘電体基板とで挟持して積層し、側面に前記マイクロス
トリップライン，コンデンサ電極及びグランド電極と導
通する外部電極を形成したローパスフィルタにおいて、
前記マイクロストリップラインを有する誘電体基板と、
前記コンデンサ電極を有する誘電体基板との間に、表面
に前記グランド電極と導通したシールド電極を有する誘
電体基板を挿入したことを特徴とするローパスフィル
タ。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP6059085A JPH07273502A (ja) | 1994-03-29 | 1994-03-29 | ローパスフィルタ |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07273502A true JPH07273502A (ja) | 1995-10-20 |
Family
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|---|---|---|---|
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