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JPH07103086B2 - 殺虫性のn−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−n’−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキシフェニル尿素、その製造方法及びそれを含有する殺虫剤組成物 - Google Patents

殺虫性のn−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−n’−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキシフェニル尿素、その製造方法及びそれを含有する殺虫剤組成物

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JPH07103086B2
JPH07103086B2 JP62316397A JP31639787A JPH07103086B2 JP H07103086 B2 JPH07103086 B2 JP H07103086B2 JP 62316397 A JP62316397 A JP 62316397A JP 31639787 A JP31639787 A JP 31639787A JP H07103086 B2 JPH07103086 B2 JP H07103086B2
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chloro
trifluoromethoxy
trifluoro
difluorobenzoyl
ethoxy
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JP62316397A
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ピエトロ・マッサルド
フランコ・ラマ
パオロ・ピカルデイ
ヴインセンゾ・カプリオリ
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イステイテユート・グイド・ドネガニ・エス・ピイ・エイ
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C275/00Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C275/46Derivatives of urea, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atoms not being part of nitro or nitroso groups containing any of the groups, X being a hetero atom, Y being any atom, e.g. acylureas
    • C07C275/48Y being a hydrogen or a carbon atom
    • C07C275/54Y being a carbon atom of a six-membered aromatic ring, e.g. benzoylureas
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
    • A01N47/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having one or more single bonds to nitrogen atoms
    • A01N47/28Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N<
    • A01N47/34Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N< containing the groups, e.g. biuret; Thio analogues thereof; Urea-aldehyde condensation products

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は殺虫剤化合物に関するものであり、さらに正確
には、強力な殺虫活性を有し、農業、林業、土木、獣医
の分野において害虫防止に有効な化合物N−(2,6−ジ
フルオロベンゾイル)−N′−3−クロロ−4−[1,1,
2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エト
キシ]フェニル尿素に関するものである。
従来の技術 我等により欧州特許出願EPO第203618号に、一般式: [式中、R=Cl、F;R1=H、Cl、F;R2及びR5は同じか又
は異なり、H、ハロゲン原子、C1‐C4アルキル基;R3
びR4は同じか又は異なり、H、ハロゲン原子、アルキ
ル、ハロアルキル、ハロアルケニロキシ又はアルキニル
基;Z=0、S又はNR7基(R7はC1‐C3アルキル基又は
H);Y=C1‐C4アルキレン、ハロエチレン又はハロエテ
ニル;R6=C1‐C4アルキル、C1‐C4ハロアルキル、C3
C4アルケニル、C3‐C4ハロアルケニル、C3‐C4シクロア
ルキル、C3‐C4ハロシクロアルキル又はC3‐C4シクロア
ルケニル基] を持つ1−ベンゾイル−3−アリール−尿素をもととす
る殺虫剤化合物が記載されている。
問題点を解決するための手段 上記イタリア国特許出願において開示した化合物を試験
し、式(I)の化合物の中で、N−(2,6−ジフルオロ
ベンゾイル)−N′−3−クロロ−4−[1,1,2−トリ
フルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキシ]フ
ェニル尿素が、驚くほどに決定的な高度の殺虫活性を付
与されていることを我等は知った。従って、式: を持つ化合物N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−
N′−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−
(トリフルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素が本
発明の目的である。
化合物(II)は特に強い殺虫活性を持ち、上述のイタリ
ア国特許出願明細書記載の同類の化合物(I)の持つ殺
虫活性よりはるかに強力である。
式(II)の化合物は害虫駆除に用いるとき、それだけ単
独で用いることもできるし、又は適当な組成物の形で用
いることが出来る。
従って、化合物(II)の害虫駆除への使用及び化合物
(II)を有効成分として含有する殺虫剤組成物は本発明
のもうひとつの目的である。
化合物(II)の調製は、上記イタリア国特許出願明細書
で以前に概説したように、ベンゾイルイソシアネートと
芳香族アミンの間の反応、特に2,6−ジフルオロベンゾ
イルイソシアネート(III)と3−クロロ−4−[1,1,2
−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキ
シ]アニリン(IV)とを以下の反応式: により反応させて行う。
本反応は触媒の存在を要せず、不活性の溶剤中で0℃と
混合物の沸騰点との間の温度で行われる 式(III)のベンゾイルイソシアネートは公知の化合物
であり公知の方法で作られる。式(IV)のアミンは公知
の方法で入手できるが、もっと正確には上述のイタリア
国特許出願明細書に記載の方法、好ましくは式: の2−クロロ−4−アミノフェノールのナトリウム塩又
はカリウム塩(V)と式CF2=CF-OCF3のペルフルオロビ
ニル−ペルフルオロメチルエーテル(VI)とを双極性非
プロトン性溶媒中、0℃と常温の間の温度において反応
させて作られる。
式(II)の化合物の合成に関する別法は、2,6−ジフル
オロベンズアミド(VII)と3−クロロ−4−[1,1,2−
トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキ
シ]フェニルイソシアネート(VIII)とを、以下の式: により反応させるというものである。
このような反応は、式(III)のベンゾイルイソシアネ
ートと式(IV)のアミンとの反応に於いて述べたのと同
様の条件下で行われる。
発明の効果 上述のように、N−(2,6ジフルオロベンゾイル)−
N′−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−
(トリフルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素(I
I)は強力な殺虫活性を持ち、主として虫類の卵及び幼
虫に対して適している。
虫類の中では特に鱗翅目、双翅目、鞘翅目に属するもの
に対し式(II)の化合物の使用は有効である。
これらの目には、農業、林業、土木及び獣医の分野にお
いて有害なものとして重要ないくつかの種が含まれる。
従って、N−(2,6ジフルオロベンゾイル)−N′−3
−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフ
ルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素(II)は、例
えば農業栽培が草食性虫により荒らされるのを防止、環
境から蚊や蠅の虫害を排除、寄生虫害から家畜の飼育を
保護するなど数々の用途に適していることが示される。
実際の適用では、N−(2,6ジフルオロベンゾイル)−
N′−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−
(トリフルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素(I
I)はそのまま単独でか、又はさらに便利に、この有効
成分の他に固体又は液体のキャリアー及び任意に他の添
加剤を含有し組成物の形でも用いることができる。組成
物は通常の手法どおり水和剤、可乳化濃縮物等の形で作
ることができる。
組成物中のN−(2,6ジフルオロベンゾイル)−N′−
3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリ
フルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素(II)の量
は、高範囲にわたる(1〜95重量%)。それは組成物の
型や組成物にあてられた用途によって異なる。さらに殺
虫処理に散布される有効成分量は種々の要素によって変
わるが、例えば、虫害の種類、虫害発生の環境条件(農
業栽培、くぼ地、水路、各種の生物基質)、使用組成物
のタイプ、天候及び環境情況、用いる使用手段などに応
じて異なる。一般に、有効成分の量は0.01〜1kg/haで充
分な防虫効果をあげる。
実施例 本発明は、次掲の実施例によりさらに例示される。
実施例1 N−(2,6ジフルオロベンゾイル)−N′−3−クロロ
−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメ
トキシ)エトキシ]フェニル尿素(II)の調製。
3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリ
フルオロメトキシ)エトキシ]アニリン22.7gを無水ク
ロロベンゼン60mlに溶解、冷却器、温度計、滴下漏斗及
びマグネチックスターラー付き容量500mlの三つ口フラ
スコに、窒素雰囲気のもと導入する。
次に、2,6−ジフルオロベンゾイル−イソシアネート13.
4gを無水クロロベンゼン40ml中に溶解し常温で滴下す
る。攪拌しながら1時間100℃に混合物を加熱し、それ
から0℃に冷却、窒素中で過し、沈澱物は冷却n−ヘ
キサンで洗浄、最後に窒素下で乾燥する。
ベンゾイル尿素30.5g(84%)を得た。融点172℃−174
℃。
実施例2 3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリ
フルオロメトキシ)エトキシ]アニリンの調製。
2−クロロ−4−アミノフェノール1.44gをトルエンと
ジメチルスルホキシドの1:1比混合物40mlに溶解、温度
計、貫通可能の延伸じゃま板、ペルフルオロビニルペル
フルオロメチルエーテルのガス状の保留物との連結部及
びマグネチックスターラー付き容量100mlの三つ口フラ
スコに、窒素雰囲気のもと導入する。微細に粉砕したKO
H85%を添加後、混合物を0℃に冷却、同システムを排
出する。ペルフルオロビニルペルフルオロメチルエーテ
ル1.66gをガス状保留物から導入する。
全体を0℃で3.5時間反応させ、次いで反応混合物を水1
00mlに注いだ後、エチルエーテルにより抽出。硫酸ナト
リウムで脱水し、濃縮して3−クロロ−4−[1,1,2−
トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキ
シ]アニリン3.0gを入手した。
1H NMR7.28-6.4(m,3H,arom);6.3-5.69(dt,1H,−CFH
−);3.58(sb,2H,−NH2). 実施例3 殺虫活性度の測定。
テスト1 スポドプテラリットラリスSPODOPTERA LITTORALIS(鱗
翅目)の幼虫に対する活性。
界面活性剤を含有しアセトン10容量%のN−(2,6−ジ
フルオロベンゾイル)−N′−3−クロロ−4−[1,1,
2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エト
キシ]フェニル尿素の水−アセトン溶液をタバコ葉に機
械的に散布する。
溶剤が完全に蒸発してから、タバコ葉に該幼虫(2歳)
をたからせる。
幼虫のついたタバコ葉はテストの所要時間中、一定条件
の環境下に維持した。
比較するため(比較テスト)界面活性剤を含有するアセ
トン10%の水−アセトン溶液だけで処理したタバコ葉を
同様に幼虫をつけ維持した。
10日後そして少なくとも1回は処理基質を取替えた後、
比較テストのものと比べつつ死んだ幼虫の数をかぞえ
た。
テスト2 エデスエジプチAEDES AEGYPTI(双翅目)の幼虫に対す
る活性。
泉水(297ml)にN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−
N′−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−
(トリフルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素を適
切な濃度で含有するアセトン溶液(3ml)を混入する。
飼養された該幼虫(年齢4日)25匹を入手した溶液に入
れる。比較テストのため、有効物質のない水−アセトン
溶液(泉水297ml、アセトン3ml)中に別の幼虫を入れ
る。
比較テストにおいて昆虫が全て現れ出てくるまで、2〜
3日ごとに死んだ幼虫と蛹の数及び正常に出現した成虫
の数を記録する。
活性度は処理された個体全数に対し死んだ個体数の百分
率で表わされた。
テスト3 レプテイノタルサデセンリネアタCOLEOPTERA(鞘目)に
対する活性。
界面活性剤を含有しアセトン10容量%のN−(2,6−ジ
フルオロベンゾイル)−N′−3−クロロ−4−[1,1,
2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エト
キシ]フェニル尿素の水−アセトン分散溶液の中にポテ
ト苗(高さ約10cm)を浸液処理する。
乾燥の後、苗を該幼虫(年齢10秒)の群にたからせ、そ
の後苗は適当に分けられる。
被験材料は一定環境下に維持されテスト中連続して照明
される。
72〜96時間後、全部の幼虫に新しい植物を供するため未
処理の苗を与える。
死んだ個体の百分率で表される活性度は比較テストで修
正を受けながら、テスト開始後8日ごとに、各試料にあ
る死んだ幼虫及び不完全だが生きている幼虫の数を数え
て検分された(繰返し2回、各試料は苗1本幼虫10匹か
ら成る)。
殺虫活性度(死亡百分率)のデータは別掲の第1表に報
告される。本発明による化合物(II)の有効物質を百分
率により表した各投与量ごとの結果を、欧州特許出願EP
O第203618号記載の類似の引用化合物4種(Ref.1,Ref.
2,Ref.3,Ref.4)のものと比較評価したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴインセンゾ・カプリオリ イタリー国、パヴイア、エス・マル テイ ノ・シコマリオ 28028、ヴイア・ロリガ、 8番 (54)【発明の名称】 殺虫性のN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−N’−3−クロロ−4−[1,1,2−トリ フルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素、その製造方法及びそれを含 有する殺虫剤組成物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】N−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−
    N′−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−
    (トリフルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素なる
    化合物。
  2. 【請求項2】不活性溶剤中において0℃と反応混合物の
    沸点の間の温度で、2,6−ジフルオロベンゾイルイソシ
    アネートと3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−
    2−(トリフルオロメトキシ)エトキシ]アニリンとを
    反応させることからなるN−(2,6−ジフルオロベンゾ
    イル)−N′−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオ
    ロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキシ]フェニル
    尿素の製造方法。
  3. 【請求項3】固体又は液体不活性キャリアー及び任意に
    他の添加剤と共にN−(2,6−ジフルオロベンゾイル)
    −N′−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2
    −(トリフルオロメトキシ)エトキシ]フェニル尿素を
    有効成分として含有する殺虫剤組成物。
JP62316397A 1986-12-19 1987-12-16 殺虫性のn−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−n’−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキシフェニル尿素、その製造方法及びそれを含有する殺虫剤組成物 Expired - Lifetime JPH07103086B2 (ja)

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JPS63165356A JPS63165356A (ja) 1988-07-08
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JP62316397A Expired - Lifetime JPH07103086B2 (ja) 1986-12-19 1987-12-16 殺虫性のn−(2,6−ジフルオロベンゾイル)−n’−3−クロロ−4−[1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキシフェニル尿素、その製造方法及びそれを含有する殺虫剤組成物

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