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JPH067077B2 - 圧力検出器 - Google Patents

圧力検出器

Info

Publication number
JPH067077B2
JPH067077B2 JP26612187A JP26612187A JPH067077B2 JP H067077 B2 JPH067077 B2 JP H067077B2 JP 26612187 A JP26612187 A JP 26612187A JP 26612187 A JP26612187 A JP 26612187A JP H067077 B2 JPH067077 B2 JP H067077B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
sensing body
pressure
pressure detector
diameter
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP26612187A
Other languages
English (en)
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JPH01109230A (ja
Inventor
実 西田
芳康 安藤
服部  正
洋一 小丹枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP26612187A priority Critical patent/JPH067077B2/ja
Publication of JPH01109230A publication Critical patent/JPH01109230A/ja
Publication of JPH067077B2 publication Critical patent/JPH067077B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、圧力検出器に関し、特に高圧流体の圧力を検
出するのに適した精度の良い圧力検出器に関する。
[従来の技術] この種の圧力検出器としては、筒状の検出器ハウジング
内に一端閉鎖の筒体よりなるセンシングボディを挿通配
設し、該センシングボディの閉鎖端を受圧ダイヤフラム
となし、その裏面に半導体歪ゲージを密着固定したもの
が一般的である。
そして、上記センシングボディの開口から内部へ導入さ
れ、上記受圧ダイヤフラムに作用する圧力は、上記ダイ
ヤフラムの歪量を歪ゲージで検出することにより測定さ
れる。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記センシングボディとハウジングの接触部
は、通常、溶接により密着固定されている。しかしなが
ら、溶接部の腐食によりシール性が低下したり、あるい
は、特に高圧流体を測定する場合にはセンシングボディ
全体に高圧がかかるため、溶接部が破損してセンシング
ボディのずれや、甚しだい場合にはセンシングボディの
抜けが生ずるおそれがあり、シール性、安全性等の面で
高い信頼性が要求される高圧用圧力検出器として満足で
きるものとは言えなかった。
本発明はかかる現状に鑑みてなされたものであり、セン
シングボディをハウジングに確実に密着固定し、高圧用
として高い信頼性を有する圧力検出器を提供することを
目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明の構成を説明すると、筒状ハウジング1内に挿入
配設され、一端閉鎖の筒体内部を圧力導入部となしてそ
の閉鎖端に薄肉の受圧ダイヤフラム21を形成した耐圧
合金製センシングボディ2と、上記ダイヤフラム21の
受圧面と反対側の端面に密着固定された半導体歪ゲージ
3とを有する圧力検出器において、上記ハウジング1の
筒内周を異径として段付きに突出するストッパー部11
を形成するとともに、上記センシングボディ2は閉鎖端
側を段付きに小径として、その段部22を上記ストッパ
ー部11に当接密着せしめるとともに、上記段部22よ
り閉鎖端に至る外周は少なくとも一部の全周を、ハウジ
ング1の小径内周面との間に間隙Sを形成するように凹
陥せしめてある。
[作用効果] かかる構造の圧力検出器において、センシングボディ2
外周には段落22を設けてハウジング1内周面に突設し
たストッパー部11に当接密着せしめてあるから、圧力
導入部より高圧が導入されてもセンシングボディ2のず
れが生ずるおそれがない。
この時、高圧の印加による圧縮荷重により、ストッパー
部11に当接するセンシングボディ2の段部22に歪み
が生じ、これが閉鎖端のダイヤフラム21に伝達するお
それがあるが、ここに至る外周でハウジング1の内周面
との間に間隙Sを形成してあるから、この部分で歪みは
吸収され、ダイヤフラム21に伝達することはない。か
くして、高圧用として高い信頼性を有する圧力検出器が
実現できる。
[実施例] 第1図において、圧力検出器のハウジング1は中央部に
貫通孔を有する筒体であり、大径の上半部外周を六角面
となすとともに下半部外周には取付用ネジ部12が形成
してある。
上記ハウジング1の貫通孔内にはセンシングボディ2が
挿通配設してある。センシングボディ2は上端閉鎖の筒
体で下端は開口しており、筒体内部は圧力導入路として
ある。センシングボディ2外周には、中央部付近に段部
22を設けてセンシングボディ2上半部、即ち閉鎖端側
を下半部より小径となしてある。また、上記ハウジング
1には、上端部内周にはストッパー部11を突設してあ
り、該ストッパー部11に上記段部22を当該密着せし
めてある。そして、大径とした上記センシングボディ2
下半部は、外周をニッケルロウ層5を介することにより
上記ハウジング1内周に密着固定してある。また、小径
のセンシングボディ2上半部は、その外周全周がハウジ
ング1内周面に対して後退して、内周面との間に所定の
間隙Sを形成している。
上記センシングボディ2は、熱膨張率が小さく、耐圧性
に優れたFe−Ni−Co系合金で構成され、その上端
面は中心部を薄肉として受圧用ダイヤフラム21として
ある(第2図)。ダイヤフラム21の上面は全面を酸化
して酸化層23が形成してある。そして、該酸化層23
上に低融点ガラス層24を介して半導体歪ゲージ3が接
合してある。
半導体ゲージ3は、これを囲むようにハウジング1の上
面に設けたリング状セラミック基板4上の電極にワイヤ
6で接続してある。半導体歪ゲージ3の上方には信号処
理用のIC回路を形成したセラミック基板7が配設さ
れ、信号処理回路は基板7を支持するピン71を介して
上記基板4上の電極に接続されている。
ハウジング1の上面外周縁には筒状カバー8が接合さ
れ、該カバー8の上方開口にはリードホルダ81が密嵌
してある。そして、上記基板7より延出するリード線7
2が上記ホルダ81を貫通して検出器外へ延びている。
なお、第1図中、82はシールリングであり、83はシ
ール樹脂である。
半導体歪ゲージ3はSi基板面の4ヶ所にボロン(B)
をドープして、第3図に示す如く、P型半導体歪ゲージ
素子31、32、33、34を形成したものであり、素
子31、33は上記ダイヤフラム21の中心部直上に位
置し、素子33、34はダイヤフラム21の周縁部直上
に位置している。そして、これら素子31〜34はSi
基板上に形成した電極リード(図略)により互いに接続
されて、第4図に示す如きフルブリッジを構成してい
る。
上記センシングボディ2とハウジング1および半導体歪
ゲージ3との接合は大略第5図に示す手順で行なわれ
る。まず、センシングボディ2表面を酸洗浄して脱脂を
行ない、次にセンシングボディ2の外周にニッケルメッ
キを行なう。
センシングボディ2の脱炭処理はHとNを混合した
還元性ないし弱還元性雰囲気中に水蒸気を供給して行な
い、800℃〜1100℃で1時間程度行なう。
次にセンシングボディ2をハウジング1内に挿通配設
し、これらの接触部をロウ付けする。ロウ付けはニッケ
ルロウをセンシングボディ2とハウジング1の間に挟
み、真空中で、1000℃〜1100℃で行なう。
ロウ付けによりハウジング1と一体となしたセンシング
ボデイ2について、次いで酸化処理を行なう。酸化処理
はO雰囲気に800℃で10分間、あるいは1000
℃で0.5分間さらし、1.5μm〜5.5μmの深さ
で酸化層23を形成する。
ガラス層24の形成は上記酸化層23上にガラスペース
トを印刷し、これを仮焼(約450℃)することにより
行ない、ガラスの厚みを仕上りで40μm〜60μmと
する。上記ガラスペーストはガラス粉を有機溶材中に混
入して得る。仮焼した上記ガラス層24に半導体歪ゲー
ジ3を載せ、本焼成(約450℃)すると上記半導体歪
ゲージ3はセンシングボディ2上に強固に接合される。
かかる構造の圧力検出器において、導入圧によりダイヤ
フラム21が変形するとこれに一体に接合された半導体
歪ゲージ3に歪応力が生じ、該歪ゲージ3上の歪ゲージ
素子31、33の抵抗値が大きく変化して測定圧力に応
じたリニヤかつ高感度の出力信号が得られる。この時、
上記センシングボディ2とハウジング1との接合部には
高圧流体により大きな負荷がかかるが、上記構造の圧力
検出器によれば、上記センシングボディ2はロウ付けに
よりハウジング1に強固に密着固定されており、しかも
センシングボディ2は段部22によりハウジング1のス
トッパー部11に支持されているので、センシングボデ
ィ2のずれや抜けを防止できる。
また、ロウ付けにより接合するため、センシングボディ
2をハウジング1の圧力導入路入口まで延長する必要が
なく、センシングボディの小型化によるコスト低減が図
れる。
高圧流体の圧力により、センシングボディ2の段部22
には大きな圧縮荷重が印加し、ここに生じた歪みが上方
のダイヤフラム21に向けて伝達するが、センシングボ
ディ2の上半部外周には間隙Sが形成されているから、
歪みはここで吸収されてダイヤフラム21には至らな
い。
第6図には本発明の第2の実施例を示す。図において、
センシングボディ2の上端部には、外周に段部22を設
けて閉鎖端側を小径としてあり、該段部22は、上記ハ
ウジング1内周に突設したストッパー部11に嵌合せし
めてある。
上記センシングボディ2外周には溝25が形成してあ
り、該溝25にはOリング26が配設されて、上記セン
シングボディ2とハウジング1をシールしている。上記
センシングボディ2の下端は、上記ハウジング1開口端
まで延びてこれと一致せしめてある。上記センシングボ
ディ2は、下端開口周縁を突出せしめてフランジ27と
してあり、該フランジ27をハウジング1の開口周縁に
設けたフランジ13に溶接固定してある。
上記構造によれば、センシングボディ2とハウジング1
とを、Oリング26と溶接とで2重にシールしたから、
万一溶接部が損なわれた場合でもOリング26によるシ
ールが作用し高い信頼性が確保できる。
第7図〜第8図には本発明の第3の実施例を示す。第7
図において、センシングボディ2は上端閉鎖の筒体であ
り、外周に段部22を設けて閉鎖端側を小径としてあ
る。この小径部は大部分の外周面がハウジング1内周面
と接するとともに、ダイヤフラム21に近い閉鎖端外周
は全周がテーパ断面をなして更に小径となって、ハウジ
ング1内周面との間に間隙Sを形成している。上記セン
シングボディ2の下端部28はテーパ状としてあり、該
テーパ部28には、一端が図略の被検出体に接続され、
外周に締付け用のナットフレア91(第8図)を配した
圧力導入パイプ9の他端を、上記テーパ部28に沿うテ
ーパ状となして嵌合せしめる。上記ハウジング1下端部
内周には、上記ナットフレア91のねじ込み用のねじが
切ってあり、上記ナットフレア91を上記ハウジング1
下端開口より螺挿せしめて、センシングボディ2を上記
パイプ9を介して締付け固定する。同時に、上記センシ
ングボディ2とハウジング1の間がシールされる。
上記構造によれば、センシングボディ2とハウジング1
とがパイプ9およびナットフレア91により強固に密着
固定せしめられるので、センシングボディ2とハウジン
グ1を溶接等で接合する必要がなく、構造が簡単でしか
も高いシール性を確保することができる。
高圧流体の圧力印加時に段部22に生じる歪みは、閉鎖
端外周に形成された間隙Sにより吸収されて、ダイヤフ
ラム21にた伝達されない。
このように、歪み吸収用の間隙Sは必ずしもセンシング
ボディ2の小径上半部の外周全体に形成する必要はな
く、段部22とダイヤフラム21を設けた閉鎖端との間
の一部に全周に亙って形成すれば同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示し、第1図は圧
力検出器の全体断面図、第2図はセンシングボディと半
導体歪ゲージ素子の接合構造を示す要部断面図、第3図
は半導体歪ゲージの平面図、第4図は半導体歪ゲージ素
子の接続図、第5図は接合方法を示す概略図であり、第
6図は本発明の第2の実施例を示す圧力検出器の全体断
面図であり、第7図〜第8図は本発明の第3の実施例を
示し、第7は圧力検出器の全体断面図、第8図はセンシ
ングボディとハウジングとの接合構造を示す要部断面図
である。 1…ハウジング 2…センシングボディ 3…半導体歪ゲージ 9…圧力導入パイプ 11…ストッパー部 21…受圧ダイヤフラム 22…段部 26…Oリング 28…テーパ部 91…ナットフレア S…間隙
フロントページの続き (72)発明者 小丹枝 洋一 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭52−143786(JP,A)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状ハウジング内に挿入配設され、一端閉
    鎖の筒体内部を圧力導入部となしてその閉鎖端に薄肉の
    受圧ダイヤフラムを形成した耐圧合金製センシングボデ
    ィと、上記ダイヤフラムの受圧面と反対側の端面に密着
    固定された半導体型歪ゲージとを有する圧力検出器にお
    いて、上記ハウジングの筒内周を異径として段付きに突
    出するストッパー部を形成するとともに、上記センシン
    グボディは閉鎖端側を段付きに小径として、その段部を
    上記ストッパー部に当接密着せしめるとともに、上記段
    部より閉鎖端に至る外周は少なくとも一部の全周を、ハ
    ウジングの小径内周面との間で所定の間隙を形成するよ
    うに凹陥せしめたことを特徴とする圧力検出器。
  2. 【請求項2】上記センシングボディの大径外周をロウ付
    けによって上記ハウジング内周に固定せしめた特許請求
    の範囲第1項記載の圧力検出器。
  3. 【請求項3】上記センシングボディの開口端を上記ハウ
    ジングに溶接固定するとともに、上記センシングボディ
    の大径外周にはOリングを配して上記センシングボディ
    と上記ハウジングとの間をシールした特許請求の範囲第
    1項記載の圧力検出器。
  4. 【請求項4】上記センシングボデイの開口端部外周をテ
    ーパ状となし、一端が被検出体に接続する圧力導入パイ
    プの他端を、上記テーパ部に沿うテーパ状となして上記
    テーパ部に嵌合せしめ、上記パイプ外周に配したナット
    フレアをハウジング内に螺挿して、上記パイプを介して
    上記センシングボディを上記ハウジングに締付け固定し
    た特許請求の範囲第1項記載の圧力検出器。
JP26612187A 1987-10-21 1987-10-21 圧力検出器 Expired - Lifetime JPH067077B2 (ja)

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JPH01109230A JPH01109230A (ja) 1989-04-26
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