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JPH0661522A - 反射型光結合装置 - Google Patents

反射型光結合装置

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JPH0661522A
JPH0661522A JP20794992A JP20794992A JPH0661522A JP H0661522 A JPH0661522 A JP H0661522A JP 20794992 A JP20794992 A JP 20794992A JP 20794992 A JP20794992 A JP 20794992A JP H0661522 A JPH0661522 A JP H0661522A
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JP
Japan
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pattern
patterns
circuit board
printed circuit
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Osamu Ichikawa
治 市川
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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】面実装を可能にし、薄肉で実装面積も小さくて
すむ反射型光結合装置を得る。 【構成】プリント基板11の上面に搭載用パターン12
a,12bと結線用パターン13a,13bが下面に電
極用パターン14a,14b,15a,15bが形成さ
れスルーホール16を介して上下のパターンが接続され
ている。発光側搭載用パターン12aに発光素子19を
マウントし受光側搭載用パターン12bに受光素子21
をマウントし、各素子を金線20,22を介して結線用
パターン13a,13bに接続する。そのマウント用凹
所18a,18b内に透光性封止樹脂23a,23bを
充填してある。そのマウント用凹所18a,18bを形
成するのに、プリント基板11に対して、貫通孔17
a,17bが形成された凹所形成用基板17を重ね合わ
せて一体化してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光素子から出射した
光が被検出物体での反射を介して受光素子に入射するか
否かにより、被検出物体の有無を無接触で検出する反射
型光結合装置(フォトセンサ)に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の一般的な反射型光結合装置
の構造を示す斜視図、図10はその断面図である。図に
おいて、1は発光素子、2は受光素子、3a,3bは金
線、4a,4bは素子搭載用リードフレーム、5a,5
bは結線用リードフレーム、6はパッケージ、6aはパ
ッケージ6における仕切り壁、7a,7bはパッケージ
6によって形成されたマウント用凹所、8a,8bはマ
ウント用凹所7a,7bに充填された透光性封止樹脂で
ある。
【0003】図9,図10の反射型光結合装置の製造工
程を説明する。インサート成形などによりリードフレー
ム4a,4b,5a,5b上に仕切り壁6aを有するパ
ッケージ6を形成する。パッケージ6のマウント用凹所
7a内において素子搭載用リードフレーム4aに発光素
子1をダイボンドするとともに、マウント用凹所7b内
において素子搭載用リードフレーム4bに受光素子2を
ダイボンドする。これらのダイボンドには銀ペーストが
用いられる。次に、電気的導通を図るため、発光素子1
を金線3aを介して対向する結線用リードフレーム5a
に接続するとともに、受光素子2を金線3bを介して対
向する結線用リードフレーム5bに接続する。これらの
ワイヤボンディングもマウント用凹所7a,7b内で行
われる。
【0004】マウント用凹所7a,7bにエポキシ樹脂
などの透光性封止樹脂8a,8bを注入して発光素子1
と金線3aおよび受光素子2と金線3bを封止する。リ
ードフレーム4a,4b,5a,5bをL字状に折り曲
げる。
【0005】図11に示すように、リードフレーム4
a,4b,5a,5bを鉤状に折り曲げて面実装タイプ
とした反射型光結合装置も知られている。また、図12
に示すように、リードフレーム4a,4b,5a,5b
を2段に折り曲げてパッケージ6の裏側に巻き込んだタ
イプの反射型光結合装置も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記いずれの従来例に
あっても、リードフレーム4a,4b,5a,5bを包
み込むようにしてパッケージ6をリードフレーム上で形
成しているため、強度上あるいは成形樹脂の流れ性の関
係上、パッケージ6の底板部6bの肉厚をある値以下に
することができず、薄肉化するのに一定の限界があっ
た。特に、図9,図10の場合は、リードフレームがL
字状であるため、プリント基板への実装状態で高さが大
きくなる欠点があった。
【0007】図11の場合、プリント基板に対して面実
装できるが、リードフレーム4a,4b,5a,5bが
横外方に延在しているため、実装面積が大きくなる欠点
があった。図12の場合には実装面積が少なくてすむ
が、全体の厚みが大きくなる。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであって、面実装ができ、しかも、薄肉で実装
面積も小さくてすむ反射型光結合装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第一の反射
型光結合装置は、発光素子及び受光素子が光学的に結合
されるようプリント基板上に並置されてなる反射型光結
合装置において、前記プリント基板上面に発光側の搭載
用パターンと結線用パターンおよび受光側の搭載用パタ
ーンと結線用パターンが形成され下面において前記各搭
載用パターンと各結線用パターンのそれぞれに対応して
電極用パターンが形成されスルーホールを介して各搭載
用パターンと各電極用パターンとが電気的に接続される
とともにスルーホールを介して各結線用パターンと各電
極用パターンとが電気的に接続されており、仕切り壁を
隔てて前記発光側の搭載用パターンと結線用パターンと
に対応した貫通孔と前記受光側の搭載用パターンと結線
用パターンとに対応した貫通孔とを有する遮光性の凹所
形成用基板を前記各貫通孔が受発光側それぞれのマウン
ト用凹所を形成するように前記プリント基板に重ね合わ
せて一体化してなることを特徴とするものである。
【0010】本発明に係る第二の反射型光結合装置は、
発光素子及び受光素子が光学的に結合されるようプリン
ト基板上に並置されてなる反射型光結合装置において、
前記プリント基板上面に発光側の搭載用パターンと結線
用パターンおよび受光側の搭載用パターンと結線用パタ
ーンが形成され下面において前記各搭載用パターンと各
結線用パターンのそれぞれに対応して電極用パターンが
形成されスルーホールを介して各搭載用パターンと各電
極用パターンとが電気的に接続されるとともにスルーホ
ールを介して各結線用パターンと各電極用パターンとが
電気的に接続されており、遮光性の樹脂を前記プリント
基板上で成形することにより前記発光側の搭載用パター
ンと結線用パターンとに対応したマウント用凹所と前記
受光側の搭載用パターンと結線用パターンとに対応した
マウント用凹所とを有し両マウント用凹所間が仕切り壁
で隔てられたパッケージがプリント基板に一体化されて
なることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】上面の各搭載用パターンと結線用パターンとが
スルーホールを介して下面の各電極用パターンと電気的
に接続されているから、面実装ができるのはもちろん、
プリント基板の外形の大きさがそのまま実装面積とな
り、実装面積の縮小を図れる。マウント用凹所を形成す
るために、第一の反射型光結合装置ではプリント基板に
凹所形成用基板を重ね合わせ、あるいは、第二の反射型
光結合装置ではプリント基板上にパッケージを一体成形
しているが、マウント用凹所の下側の肉厚はパターン厚
を含んでプリント基板の肉厚だけであり、充分な薄肉化
を図れる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る反射型光結合装置(フォ
トセンサ)の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】第1実施例 図1は第1実施例に係る反射型光結合装置の組み立て途
中段階の斜視図、図2は組み立て後の構造を示す断面図
である。
【0014】プリント基板11において、その上面に発
光側の搭載用パターン12aと結線用パターン13aお
よび受光側の搭載用パターン12bと結線用パターン1
3bとが形成されているとともに、その下面に各搭載用
パターン12a,12bおよび各結線用パターン13
a,13bのそれぞれに対応して電極用パターン14
a,14b,15a,15bが形成され、互いに上下で
対応する発光側の搭載用パターン12aと電極用パター
ン14a、受光側の搭載用パターン12bと電極用パタ
ーン14b、発光側の結線用パターン13aと電極用パ
ターン15a、受光側の結線用パターン13bと電極用
パターン15bとがそれぞれスルーホール16を介して
電気的に接続されている。
【0015】凹所形成用の貫通孔17a,17bが仕切
り壁17cを隔てる状態で形成された遮光性の凹所形成
用基板17が2枚用意されている。これら2枚の凹所形
成用基板17は全く同じ形状をしている。発光側の貫通
孔17aは発光側の搭載用パターン12aと結線用パタ
ーン13aとに対応し、受光側の貫通孔17bは受光側
の搭載用パターン12bと結線用パターン13bとに対
応している。これら2枚の凹所形成用基板17を互いに
積層接合するとともに、プリント基板11の上面に対し
ても積層接合している。それにより、貫通孔17aが発
光側のマウント用凹所18aを形成し、貫通孔17bが
受光側のマウント用凹所18bを形成することになる。
なお、1枚の凹所形成用基板17で所定深さのマウント
用凹所18a,18bを形成できるときは、2層目の凹
所形成用基板17はもちろん省略してよい。又、凹所形
成用基板が薄い場合は、多数枚積層すれば良い。
【0016】発光側のマウント用凹所18a内におい
て、発光側の搭載用パターン12a上に銀ペーストなど
を介して発光素子19をダイボンドするとともに、発光
素子19と結線用パターン13aとを金線20を介して
電気的に接続してある。同様に、受光側のマウント用凹
所18b内において、受光側の搭載用パターン12b上
に銀ペーストなどを介して受光素子21をダイボンドす
るとともに、受光素子21と結線用パターン13bとを
金線22を介して電気的に接続してある。
【0017】そして、両マウント用凹所18a,18b
内にエポキシ樹脂などの透光性封止樹脂23a,23b
が充填固化されることにより、反射型光結合装置Aが作
られている。
【0018】従来例の構造では、リードフレーム4a,
4b,5a,5bの厚さは強度面から薄い方で0.15
mm程度が限界であり、また、リードフレーム下部のパ
ッケージ6の底板部6bの肉厚も成形時の樹脂の流れ性
や強度面から薄い方で0.3mm程度が限界であり、凹
所7a,7bの下方の厚みは0.45mm程度が薄さの
限界となっていた。しかるに、本発明の構造の場合に
は、プリント基板11が例えばガラスエポキシ基板であ
るとき、パターン厚を含んでプリント基板11の薄さは
0.1mm程度が可能であり、マウント用凹所18a,
18bの下方の厚みは0.1mm程度となって、従来例
に比べて1/5〜1/4と相当な薄肉化を図ることがで
きる。
【0019】そして、プリント基板11の下面にはスル
ーホール16を介して導通される電極用パターン14
a,14b,15a,15bが形成されているから、面
実装が可能であるのはいうまでもなく、プリント基板1
1の外形の大きさがそのまま実装面積となり、リードフ
レームを有する従来例に比べて実装面積を縮小すること
ができる。さらに、リードフレームがないことから、リ
ードフレームの曲げや切断などの工程が不要となり、そ
の分だけコストダウンを図ることができる。
【0020】図3,図4は上記実施例の応用として、反
射型光結合装置Aを複数個一括製造する場合の実施例を
示すもので、透光性封止樹脂23a,23bの充填後、
図示の一点鎖線に沿って例えばダイシングマシンなどで
カッティングするようにしたものである。この多量生産
方式の採用により、生産上の合理化が図れる。
【0021】第2実施例 図5は第2実施例に係る反射型光結合装置の断面図、図
6は斜視図である。プリント基板11の構造は第1実施
例と同様である。遮光性樹脂をプリント基板11上でト
ランスファモールド成形または射出成形することにより
パッケージ31をプリント基板11に一体化してある。
パッケージ31には、発光側の搭載用パターン12aと
結線用パターン13aとに対応したマウント用凹所31
aと、受光側の搭載用パターン12bと結線用パターン
13bとに対応したマウント用凹所31bとが、仕切り
壁31cで隔てられた状態で形成されている。なお、プ
リント基板11としては、硬質基板でもよいし、フレキ
シブル基板でもよい。その他の構成は第1実施例と同様
であるので、対応または相当する部分に同一符号を付す
にとどめ、説明を省略する。
【0022】第3実施例 図7は第3実施例に係る反射型光結合装置の断面図、図
8はプリント基板の斜視図である。この実施例は、第2
実施例においてプリント基板11の材質とパッケージ3
1の材質とが互いに接着性の悪いものである場合の対策
として考えられたものである。
【0023】プリント基板11上で成形する樹脂がプリ
ント基板11に接する箇所において、搭載用パターン1
2a,12bと結線用パターン13a,13bを残す状
態でプリント基板11の一部分に貫通孔11aを形成
し、パッケージ31を形成するに当たって樹脂を貫通孔
11a内にまわり込ませ、パターンを包み込むように成
形することでプリント基板11とパッケージ31との接
合強度を高めるようにしたものである。その他の構成は
第1実施例と同様であるので、対応または相当する部分
に同一符号を付すにとどめ、説明を省略する。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、リード
フレームを用いず、プリント基板の下面にスルーホール
を介して電極用パターンを形成しているから、面実装が
可能であるとともに、実装面積の削減を図ることができ
る。また、リードフレームの曲げ工程や切断工程が不要
化となり、その分のコストダウンを図ることができる。
【0025】さらに、マウント用凹所の下側の肉厚を充
分に薄くでき、上記の実装面積の削減との相乗で大幅な
小型化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の反射型光結合装置の
組み立て途中段階の斜視図である。
【図2】第1実施例の反射型光結合装置の組み立て後の
構造を示す断面図である。
【図3】第1実施例の応用例に係る反射型光結合装置の
組み立て途中段階の斜視図である。
【図4】第1実施例の応用例に係る反射型光結合装置の
組み立て後の構造を示す断面図である。
【図5】本発明に係る第2実施例の反射型光結合装置の
構造を示す断面図である。
【図6】第2実施例の反射型光結合装置の斜視図であ
る。
【図7】本発明に係る第3実施例の反射型光結合装置の
構造を示す断面図である。
【図8】第3実施例の反射型光結合装置におけるプリン
ト基板を示す斜視図である。
【図9】従来の一般的な反射型光結合装置の構造を示す
斜視図である。
【図10】従来の一般的な反射型光結合装置の構造を示
す断面図である。
【図11】従来の平面実装タイプの反射型光結合装置の
構造を示す断面図である。
【図12】従来のリードフレーム折り返しタイプの反射
型光結合装置の構造を示す正面図である。
【符号の説明】
11 プリント基板 11a 貫通孔 12a 発光側の搭載用パターン 12b 受光側の搭載用パターン 13a 発光側の結線用パターン 13b 受光側の結線用パターン 14a 発光側の電極用パターン 14b 受光側の電極用パターン 15a 発光側の電極用パターン 15b 受光側の電極用パターン 16 スルーホール 17 凹所形成用基板 17a 発光側の貫通孔 17b 受光側の貫通孔 17c 仕切り壁 18a 発光側のマウント用凹所 18b 受光側のマウント用凹所 19 発光素子 20 金線 21 受光素子 22 金線 23a 発光側の透光性封止樹脂 23b 受光側の透光性封止樹脂 31 パッケージ 31a 発光側のマウント用凹所 31b 受光側のマウント用凹所 31c 仕切り壁 31d 嵌合樹脂部分

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子及び受光素子が光学的に結合さ
    れるようプリント基板上に並置されてなる反射型光結合
    装置において、 前記プリント基板上面に発光側の搭載用パターンと結線
    用パターンおよび受光側の搭載用パターンと結線用パタ
    ーンが形成され下面において前記各搭載用パターンと各
    結線用パターンのそれぞれに対応して電極用パターンが
    形成されスルーホールを介して各搭載用パターンと各電
    極用パターンとが電気的に接続されるとともにスルーホ
    ールを介して各結線用パターンと各電極用パターンとが
    電気的に接続されており、仕切り壁を隔てて前記発光側
    の搭載用パターンと結線用パターンとに対応した貫通孔
    と前記受光側の搭載用パターンと結線用パターンとに対
    応した貫通孔とを有する遮光性の凹所形成用基板を前記
    各貫通孔が受発光側それぞれのマウント用凹所を形成す
    るように前記プリント基板に重ね合わせて一体化してな
    ることを特徴とする反射型光結合装置。
  2. 【請求項2】 発光素子及び受光素子が光学的に結合さ
    れるようプリント基板上に並置されてなる反射型光結合
    装置において、 前記プリント基板上面に発光側の搭載用パターンと結線
    用パターンおよび受光側の搭載用パターンと結線用パタ
    ーンが形成され下面において前記各搭載用パターンと各
    結線用パターンのそれぞれに対応して電極用パターンが
    形成されスルーホールを介して各搭載用パターンと各電
    極用パターンとが電気的に接続されるとともにスルーホ
    ールを介して各結線用パターンと各電極用パターンとが
    電気的に接続されており、遮光性の樹脂を前記プリント
    基板上で成形することにより前記発光側の搭載用パター
    ンと結線用パターンとに対応したマウント用凹所と前記
    受光側の搭載用パターンと結線用パターンとに対応した
    マウント用凹所とを有し両マウント用凹所間が仕切り壁
    で隔てられたパッケージがプリント基板に一体化されて
    なることを特徴とする反射型光結合装置。
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