JPH0637435U - 床免振構造 - Google Patents
床免振構造Info
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- JPH0637435U JPH0637435U JP7450892U JP7450892U JPH0637435U JP H0637435 U JPH0637435 U JP H0637435U JP 7450892 U JP7450892 U JP 7450892U JP 7450892 U JP7450892 U JP 7450892U JP H0637435 U JPH0637435 U JP H0637435U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】フリーアクセス床の免振効果を向上させること
を目的としている。 【構成】上下動免振ユニット6は、空気バネ8と流体ダ
ンパーとから構成されていて、免振床部材5を構成する
大梁1上部から側方に突設された突設板10に、その上
部を固定し配置されている。上下動免振ユニット6の下
部は、上下面が水平な水平部材11に固定されている。
水平部材11の下面には、その中央部で下方に突設した
滑り支承部材12が取付けられ、その滑り支承部材12
の下面が、建物躯体側床13面に固定された滑り板14
へ、摺動可能に当接している。上記滑り板14及び支承
部材12によって滑り支承ユニット16が構成されて、
その滑り支承ユニット16によって、免振床部材5が支
承された状態となっている。
を目的としている。 【構成】上下動免振ユニット6は、空気バネ8と流体ダ
ンパーとから構成されていて、免振床部材5を構成する
大梁1上部から側方に突設された突設板10に、その上
部を固定し配置されている。上下動免振ユニット6の下
部は、上下面が水平な水平部材11に固定されている。
水平部材11の下面には、その中央部で下方に突設した
滑り支承部材12が取付けられ、その滑り支承部材12
の下面が、建物躯体側床13面に固定された滑り板14
へ、摺動可能に当接している。上記滑り板14及び支承
部材12によって滑り支承ユニット16が構成されて、
その滑り支承ユニット16によって、免振床部材5が支
承された状態となっている。
Description
【0001】
本考案は、電子機器等の精密機器が載置されるフリーアクセス床に入力される 、上下方向及び水平方向の三次元振動を免振可能な床免振構造に関する。
【0002】
一般に、コンピュータ等の精密機器を設置する床構造は、一般の事務所と少々 異なった構造となっている。即ち、フリーアクセス床と呼ばれるもので、建物躯 体側の床の上にもう一つ床を配設する二重床構造である。二重床構造は、機器に 必要な空調の冷風用空間となり、またコンピュータに接続する電源ケーブルの配 線スペースともなる。
【0003】 ところが、フリーアクセス床は、支持脚の上に床パネルを設置しただけである ため、地震発生時に、パネルのずれ、はね上がりによる落下、支持脚接着部の剥 離・転倒などが生じ易い。また、機器が移動して、フリーアクセス床のケーブル 穴に機器のキャスタ及びスクリュージャッキが落ち込み転倒したり、機器同士が 衝突したり、ケーブルが切断したりする等の損傷の発生が考えられる。
【0004】 従って、地震発生時に、コンピュータ等の機器が、転倒及び移動等による致命 的な損傷を受けないようにするためには、フリーアクセス床表面への入力振動の 低減対策をとる必要があり、従来、種々の床免振構造が提案されている。 その従来の床免振構造としては、例えば,特開平2−171463号公報等に 記載されているものがある。
【0005】 これは、免振床部材の外周を囲繞するように囲繞床部材が形成され、該囲繞床 部材の一部は、免振床部材とコンクリート床との間に挿入された状態で介在して いる。上下方向で対向する免振床部材と囲繞床部材との間には、作用軸を上下に 向けた,コイルバネ等の弾性体と流体ダンパとの組合せからなる上下動免振ユニ ットが配設されている。また、囲繞床部材と建物躯体側のコンクリート床との間 には、水平振動を吸収可能な積層ゴム等からなる水平バネと、該囲繞床部材を支 承するボールベアリングが介装されている。
【0006】 そして、該囲繞床部材及び免振床部材の上に、床パネルが敷設されてフリーア クセス床が形成され、コンクリート床を介して入力される上下振動は、免振ユニ ットによって緩衝減衰され、また、水平振動は、囲繞床部材とコンクリート床面 に介装された水平バネで減衰吸収する。このとき、免振床部材及び囲繞床部材を 支承するボールベアリングの回転ないしすべりによって、コンクリート床面に対 する摩擦抵抗を小さくして、上部・囲繞床部材の相対変位を容易にしている。
【0007】 これによって、免振床部材上に載置された機器等に対しては、地震の上下振動 及び水平振動は大幅に減衰されて伝達されて、その機器等を地震から保護してい る。 また、免振床部材側面と囲繞床部材側面にボールベアリングを介装することに よって、囲繞床部材に対して相対的に、免振床部材がスムーズに上下動できるよ うにしている。
【0008】
しかしながら、上記のような床免振構造では、ボールベアリングでコンクリー ト床面に対する摩擦力をできるだけ小さくして、入力した水平振動を、高減衰性 を持つ積層ゴム等の水平バネで低減吸収しようとしているため、支承のためのボ ールベアリングとは別に水平バネを設置する必要があり、免振のための設置スペ ースが広くなると共に、水平動減衰のために特定の周期をもつといった問題があ る。
【0009】 また、免振床部材側面は、囲繞床部材側面にボールベアリングを介して接して いるので、免振床部材は、該囲繞床部材に対して上下方向ばかりが左右方向にも 自由に移動可能となり、4つの側面全てにボールベアリングを設置する必要があ ると共に、免振床部材が上下動する際に不要な左右方向の振れが床に入力される 恐れがある。
【0010】 さらに、免振床部材上への積載物が重いと、該免振床部材が沈んで該免振床部 材上の床面とその周りの囲繞床部材上の床面との間に段差が発生するが、これを 回避する手段がないという問題もある。 本考案は、上記のような問題点に着目してなされたもので、フリーアクセス床 の免振効果を向上させることを目的としている。
【0011】
上記目的を達成するために、本考案の床免振構造は、建物躯体側床面の上方に 所定間隔をあけて配置される免振床部材と、建物躯体側床面と免振床部材との間 に介在し水平な水平部材と、免振床部材と上記水平部材との間に介装され、空気 バネ及び流体ダンパーからなる上下動免振ユニットと、水平部材と建物躯体側床 面との間に介装されて上記免振床部材を支承する滑り支承ユニット若しくは転が り支承ユニットとを備えたことを特徴としている。
【0012】 上記空気バネとしては、ダイヤフラム形式を使用するとよい。 また、上記水平部材と一体に接続されて上記免振床部材の外周を囲繞し且つ建 物躯体側床面の上方に所定間隔をあけて配置される囲繞床部材を備える。 このとき、免振床部材側面と囲繞床部材側面との間に介装され、免振床部材を 、囲繞床部材に対して相対的に上下方向にのみ移動可能に拘束する安定装置、又 は、上記水平部材と免振床部材との間に介装される水平リンク構造を備えるとよ い。
【0013】 また、 空気バネに連通管を介してエア予備タンクを接続したことを特徴とし ている。 このとき、上記エア予備タンクにコンプレッサを接続してもよいし、更に、空 気バネに連通管を介して直接コンプレッサを接続してもよい。 また、連通管の途中に、空気バネの上下伸縮に追従して作動する調整コックを設 けてもよい。
【0014】
建物躯体側床に入力された上下振動は、支承ユニットを介して上下動免振ユ ニットに伝達され、該免振ユニットによって減衰吸収される。このため、免振床 部材に入力される上下動が低減される。 即ち、上下動免振ユニットを構成する空気バネの固有周期(長周期)を、免振 装置に入力される上下振動の卓越周期(単周期)と共振しない領域に設定すると ことで免振効果を図り、また、空気バネと併設される流体ダンパーによって減衰 効果を図っている。
【0015】 空気バネにエア予備タンク若しくはコンプレッサを接続した場合には、エア予 備タンクの容量を変化させることにより空気圧を変化させて、空気バネのバネ定 数を任意に調節可能となる。 また、コンプレッサの連通管に調整コックを設けると、床への積載物の変更に 対応して空気バネの空気圧が調節可能となって、通常時の床面の高さを、常時一 定に維持可能となる。
【0016】 建物躯体側床に入力された水平振動に対しては、支承ユニットの支承部材が水 平方向に移動することによって、その滑り摩擦抵抗以上の水平地震力を免振床部 材に伝達しないようにして、水平方向の振動を低減する。 上記水平振動を、減衰装置によって積極的に減衰させることを実施していない が、これは、地震の開始時には大きな振動力が建物に作用して、建物躯体側の床 に対して床免振構造物が滑り始めるが、摩擦減衰により振動とは逆方向の力がた だちに作用して上記振動力が次第に減衰されるからである。
【0017】 また、免振床部材を囲繞床部材で囲繞することで、フリーアクセス床が、3次 元免振エリアと2次元免振エリアとに区画されて、特に振動に弱い機器の設置部 分のみを、3次元免振エリアにできる。 囲繞床部材も水平部材を介して支承ユニットで支承された状態のため、免振床 部材と共に水平移動して水平振動の入力が低減されて、該囲繞床部材上部が2次 元免振エリアを形成する。
【0018】 躯体側床面に入力した上下振動に対して、囲繞床部材は、該躯体側の上下動に 追従して上下動するが、免振床部材は、上下動免振ユニットによって吸収されて あまり上下動しない、このため、免振床部材は、囲繞床部材に対して相対的に上 下動するが、安定装置若を設けることで、スムーズな相対的上下動運動が可能と なる。
【0019】 また、平行リンク機構を設置することで、免振床部材のロッキングが防止され て免振床部材上面の平行状態が常時維持される。
【0020】
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 まず構成を説明すると、図2に示すように、大梁1が井桁形状に配設され、そ の大梁1間に複数の小梁2が架設されていて、該小梁2から立設するペデスタル 3を介して床パネル4が敷設され、もって免振床部材5が構成されて3次元免振 エリアとなっている。そして、その免振床部材5の上に電子計算機7が載置され る。その免振床部材5の少なくとも4隅には、それぞれ作動軸を上下に向けた上 下動免振ユニット6が取付けられている。
【0021】 その免振床部材5の外周を囲繞するように、囲繞床部材7が配設される。囲繞 床部材7は、平行に配設された大梁1間に複数の小梁2が架設され、その小梁2 及び大梁1から立設するペデスタル3を介して床パネル4が敷設されて構成され 、2次元免振エリアを形成している。 上記上下動免振ユニット6は、図1に示すように、ダイヤフラム式の空気バネ 8と、その空気バネ8の中央部に配設された流体ダンパーとから構成されていて 、免振床部材5を構成する大梁1上部から側方に突設された突設板10に、その 上部を固定し、作用軸を上下に向けて配置されている。その上下動免振ユニット 6の下部は上下面が水平な水平部材11に固定されている。その水平部材11の 下面には、その中央部で下方に突設したテフロン製の滑り支承部材12が取付け られ、その滑り支承部材12の下面が、建物躯体側床13面であるコンクリート 床13面に固定されたステンレス製の滑り板14へ、摺動可能に当接している。
【0022】 なお、15はリング状のストッパであり、その内周面に緩衝材15aが固着さ れている。 そして、上記滑り板14及び支承部材12によって滑り支承ユニット16が構 成されて、その滑り支承ユニット16によって、免振床部材5がコンクリート床 13に支承された状態となっている。
【0023】 また、上記水平部材11、囲繞床部材7下部とも一体的に接続されて、上記滑 り支承ユニット16は、該囲繞床部材7も支承している。 また、上記突設板10の外端部下面には、安定装置取付け板17が取付けられ ていて、その安定装置取付け板17側面が、囲繞床部材7側面と左右に対向して いる。その安定装置取付け板17に、軸を水平にして回動可能なローラ18が取 付けられていて、そのローラ18面が囲繞床部材7に当接されて安定装置が形成 されて、囲繞床部材7に対して免振床部材5が、相対的に上下方向にのみ自由移 動可能に拘束している。
【0024】 以上のような構成の床免振構造では、コンクリート床13に水平振動が入力さ れると、滑り板14に対して滑り支承部材12が水平に滑り、その滑り摩擦抵抗 力以上の水平力を上に伝えないようにして、該支承ユニット16で支承されてい る免振床部材5及び囲繞床部材7へ伝達される水平振動を低減する。 また、コンクリート床13に上下振動が入力されると、その振動は、支承部材 12を介して上方に伝達される。このとき、免振床部材5に対しては、上下動免 振ユニット6にて上記振動が吸収されて、該免振床部材5へ入力される振動が低 減される。
【0025】 このとき、空気バネ8は、その固有周期を長く設定できるので、上下振動に対 する免振床部材5上の応答を小さくすることができる。空気バネ8をダイヤフラ ム形式にしたのは、ベロー型に比べて許容変位が大きいためである。 上記実施例では、上下動免振ユニット6を構成するダンパー9を、空気バネ8 内に配設しているが、図3及び図4に示すように、空気バネ8の外周の四方に、 軸を斜めにして配設してもよい。勿論、上記ダンパー9を軸を上下にして配設し ても構わない。
【0026】 また、上記実施例では、安定装置としてローラ18式の装置を例示しているが 、図3及び図5に示すように、平常時に軸を水平にしたロッドアンカー19の端 部を、それぞれ免振床部材5及び囲繞床部材7の側面に取付けて安定装置を構成 してもよい。 また、図6に示すように、免振床部材5から囲繞床部材7に向けて突設する突 設部20を、囲繞床部材7から免振部材に向けて突設して左右に対向している一 対のガイド板21が挟んで左右方向に揺動を抑止し、突設部20とガイド板21 との間にボールベアリング22を介装して上下方向には自由に移動可能にして安 定装置を形成してもよい。
【0027】 さらには、図7及び図8に示すように、免振床部材5側面と囲繞床部材7側面 に、上下方向にのみ移動可能なガイド25及びレール24からなるガイド機構を 介装させて安定装置を設置してもよい。 なお、以上の各安定装置は一例であるので、上下方向にのみ自由に移動可能に 拘束する機構であれば、他の公知の機構を安定装置として採用してもよい。
【0028】 また、図9及び図10に示すように、水平部材11と免振床部材5の上部との 間に水平リンク機構26を介装させてもよい。 水平リンク機構26を設置することで、上下振動に対して、免振床部材5に発 生るロッキングが抑止されて、該免振床部材5上面を、水平状態に維持可能とな る。
【0029】 また、図11に示すように、フリーアクセス床の内の重要なエリアAのみを3 次元免振構造とすると、構築費用が安価になる。なお、図11中,Bエリアが2 次元免振構造になっている。 また、上記上下動免振ユニット6を構成する空気バネ8に対して、図12に示 すように、連通管27を介してエア予備タンク28に接続してもよい。エア予備 タンク28の容量を変化させることによって、空気バネ8内の空気圧を変化させ ずに空気バネ8のバネ定数を調整できるようになり、バネ定数を小さくすること で空気バネ8の固有周期を長周期化して免振効果を高めることができるようにな る。
【0030】 このとき、連通管27の途中に絞りを形成して、空気の移動抵抗によって上下 方向の減衰を調整してもよい。 また、図13及び14に示すように、空気バネ8に直接、或いはエア予備タン ク28に対して連通管27を介してコンプレッサ29を接続してもよい。 上記連通管27の途中には調整コック30を接続する。調整コック30は、図 15に示すように、空気バネ8上部8aの上下動に追従してレバー30aの先端 が上下して、作動するようになっている。
【0031】 例えば、免振床部材5上の積載荷重が重くなって、空気バネ8の上部8aが下 方に移動すると、調整コック30のレバー30aも下がって開き、コンプレッサ からの圧縮空気が空気バネに注入されて、空気バネ8の空気圧を高め、上記空気 バネ8上部を元の位置に戻す。免振床部上の積載荷重が軽くなった場合には、連 通管を閉じると共に、排気孔を開くことで排気して、空気バネ8上部を元の位置 に戻す。
【0032】 このように、免振床部材5上の積載荷重に追従して空気バネ8の空気圧が調整 されて、積載荷重の変化に対応して免振床部材5上面の水平度が維持されると共 に、その床面とその床面を囲繞する床面との段差発生を抑止する。 なお、上記実施例の支承部材12に高減衰性をもつ積層ゴム等を採用して、滑 りが発生しないような水平振動に対する免振効果を持たせるようにしてもよい。
【0033】 また、上記実施例では、支承ユニット16として滑り支承で説明しているが、 ボールベアリングで支承する転がり支承ユニット16を採用しても構わない。 また、支承ユニット16と一緒に剛性の低い水平バネを、支承部材12上部と 滑り板若しくは転がり板間に介装してもよい。
【0034】
以上説明してきたように、本考案の床免振構造では、従来に比べて免振効果を 向上できると共に、静止時及び振動時の床の挙動の安定性を向上させるという効 果が得られる。
【図1】本考案に係る実施例の床免振構造を示す側面図
である。
である。
【図2】本考案に係る実施例の床免振構造を示す斜視図
である。
である。
【図3】本考案に係る第2実施例の床免振構造を示す側
面図である。
面図である。
【図4】本考案に係る第2実施例の床免振構造を示す平
面図である。
面図である。
【図5】本考案に係る第2実施例の安定装置を示す側面
図である。
図である。
【図6】本考案に係る実施例の第3の安定装置を示す図
である。
である。
【図7】本考案に係る実施例の第4の安定装置を示す側
面図である。
面図である。
【図8】本考案に係る実施例の第4の安定装置を示す平
面図である。
面図である。
【図9】本考案に係る第3実施例の床免振構造を示す平
面図である。
面図である。
【図10】本考案に係る第3実施例の床免振構造を示す
平面図である。
平面図である。
【図11】本考案に係る実施例の3次元免振エリアを示
す図である。
す図である。
【図12】本考案に係る第2実施例の空気バネを示す側
面図である。
面図である。
【図13】本考案に係る第3実施例の空気バネを示す側
面図である。
面図である。
【図14】本考案に係る第4実施例の空気バネを示す側
面図である。
面図である。
【図15】調整コックの作動を示す図である。
5 免振床部材 6 上下動免振ユニット 7 囲繞床部材 8 空気バネ 9 ダンパー 11 水平部材 16 滑り支承ユニット 18 ローラ 25 平行リンク機構 28 予備タンク 29 コンプレッサ 30 調整コック
Claims (8)
- 【請求項1】 建物躯体側床面の上方に所定間隔をあけ
て配置される免振床部材と、建物躯体側床面と免振床部
材との間に介在し上下面が水平な水平部材と、免振床部
材と上記水平部材との間に介装され、空気バネ及び流体
ダンパーからなる上下動免振ユニットと、水平部材と建
物躯体側床面との間に介装されて上記免振床部材を支承
する滑り支承ユニット若しくは転がり支承ユニットとを
備えたことを特徴とする床免振構造。 - 【請求項2】 上記水平部材と一体に接続されて上記免
振床部材の外周を囲繞し且つ建物躯体側床面の上方に所
定間隔をあけて配置される囲繞床部材を備えたことを特
徴とする請求項1記載の床免振構造。 - 【請求項3】 免振床部材側面と囲繞床部材側面との間
に介装され、免振床部材を、囲繞床部材に対して相対的
に上下方向にのみ移動可能に拘束する安定装置を備えた
ことを特徴とする請求項2記載の床免振構造。 - 【請求項4】 上記水平部材と免振床部材との間に介装
され、地震発生時に免振床部材を水平に維持する平行リ
ンク構造を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項
2記載の床免振構造。 - 【請求項5】 空気バネに連通管を介してエア予備タン
クを接続したことを特徴とする請求項1記載の床免振構
造。 - 【請求項6】 上記エア予備タンクに、連通管を介して
コンプレッサを接続したことを特徴とする請求項5記載
の床免振構造。 - 【請求項7】 空気バネに連通管を介してコンプレッサ
を接続したことを特徴とする請求項1,請求項2,請求
項3,請求項4,又は請求項5記載の床免振構造。 - 【請求項8】 連通管の途中に、空気バネの上下伸縮に
追従して作動する調整コックを設けたことを特徴とする
請求項6又は請求項7記載の床免振構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7450892U JPH0637435U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 床免振構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7450892U JPH0637435U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 床免振構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0637435U true JPH0637435U (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=13549340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7450892U Pending JPH0637435U (ja) | 1992-10-26 | 1992-10-26 | 床免振構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637435U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010175053A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Ihi Infrastructure Systems Co Ltd | すべり支承装置 |
JP2014047914A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-17 | Hitachi Metals Techno Ltd | 免震床構造 |
JP2019127704A (ja) * | 2018-01-22 | 2019-08-01 | 大成建設株式会社 | 床免震システム |
-
1992
- 1992-10-26 JP JP7450892U patent/JPH0637435U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010175053A (ja) * | 2009-02-02 | 2010-08-12 | Ihi Infrastructure Systems Co Ltd | すべり支承装置 |
JP2014047914A (ja) * | 2012-09-04 | 2014-03-17 | Hitachi Metals Techno Ltd | 免震床構造 |
JP2019127704A (ja) * | 2018-01-22 | 2019-08-01 | 大成建設株式会社 | 床免震システム |
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