JPH06131104A - デジタイザ - Google Patents
デジタイザInfo
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- JPH06131104A JPH06131104A JP30491292A JP30491292A JPH06131104A JP H06131104 A JPH06131104 A JP H06131104A JP 30491292 A JP30491292 A JP 30491292A JP 30491292 A JP30491292 A JP 30491292A JP H06131104 A JPH06131104 A JP H06131104A
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- JP
- Japan
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- resonance
- scanner
- amplifier
- loop
- tablet
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Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 64
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims abstract description 11
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 abstract description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 5
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 3
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自己発振型のデジタイザにおいて、位置指示
器の構成を簡単にする。大型のデジタイザにおいても、
座標位置決定速度を向上させる。 【構成】 多数の導体群が順次配設されたタブレットに
おいて、自己発振に必要な導体にコンデンサを付加し共
振導体ループとして構成した。
器の構成を簡単にする。大型のデジタイザにおいても、
座標位置決定速度を向上させる。 【構成】 多数の導体群が順次配設されたタブレットに
おいて、自己発振に必要な導体にコンデンサを付加し共
振導体ループとして構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数の導体がXYそ
れぞれの方向に配設され、これらのうち所望の一対の導
体を選択し増幅器で接続可能となしたタブレットと位置
指示器とから構成され、位置指示器をタブレットに近接
して位置づけた時、この位置指示器と上記タブレットの
選択された一対の導体及び増幅器とが自己発振系を構成
するデジタイザに関する。特に、位置指示器の構成を簡
易なものとしたものである。
れぞれの方向に配設され、これらのうち所望の一対の導
体を選択し増幅器で接続可能となしたタブレットと位置
指示器とから構成され、位置指示器をタブレットに近接
して位置づけた時、この位置指示器と上記タブレットの
選択された一対の導体及び増幅器とが自己発振系を構成
するデジタイザに関する。特に、位置指示器の構成を簡
易なものとしたものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の装置としては、自己発振
型のデジタイザがあった。この自己発振型デジタイザの
タブレット上には、例えば、X方向に順次配設された導
体としてのX方向ループコイル群とY方向に順次配設さ
れた導体としてのY方向ループコイル群が設けられてい
る。X方向ループコイル群はX軸スキャナを介していず
れかのX方向ループコイルが増幅器の入力側に選択的に
接続され、Y方向ループコイル群はY軸スキャナを介し
ていずれかのY方向ループコイルが上記増幅器の出力側
に選択的に接続される。
型のデジタイザがあった。この自己発振型デジタイザの
タブレット上には、例えば、X方向に順次配設された導
体としてのX方向ループコイル群とY方向に順次配設さ
れた導体としてのY方向ループコイル群が設けられてい
る。X方向ループコイル群はX軸スキャナを介していず
れかのX方向ループコイルが増幅器の入力側に選択的に
接続され、Y方向ループコイル群はY軸スキャナを介し
ていずれかのY方向ループコイルが上記増幅器の出力側
に選択的に接続される。
【0003】位置指示器をタブレットの面上に位置づけ
たとすると、位置指示器のコイルに近接した位置に配設
されているX側ループコイルとY側ループコイルとがそ
れぞれX側スキャナ及びY側スキャナを介して増幅器の
入力側及び出力側に接続した時、周囲の雑音電波等をき
っかけとして位置指示器のコイルと増幅器及びこの増幅
器に接続されたX側ループコイル及びY側ループコイル
とが自己発振系を構成し、固有の自己発振周波数で発振
する。この時の増幅器の出力が利用回路に入力されて位
置決定に供される。このような自己発振系を、X軸スキ
ャナ及びY軸スキャナによりそれぞれのループコイル群
を次々と切り換えて順次構成し、その個々の自己発振系
毎に上記増幅器の出力を順次測定記憶していく。このよ
うに、各自己発振系毎すなわち、各X側、Y側ループコ
イルの順位とともにその発振出力を記憶格納するので、
各側ループコイルの順位に対応した出力分布を得ること
ができる。利用回路は、この出力分布結果から位置指示
器のX方向及びY方向の位置を演算して決定している。
たとすると、位置指示器のコイルに近接した位置に配設
されているX側ループコイルとY側ループコイルとがそ
れぞれX側スキャナ及びY側スキャナを介して増幅器の
入力側及び出力側に接続した時、周囲の雑音電波等をき
っかけとして位置指示器のコイルと増幅器及びこの増幅
器に接続されたX側ループコイル及びY側ループコイル
とが自己発振系を構成し、固有の自己発振周波数で発振
する。この時の増幅器の出力が利用回路に入力されて位
置決定に供される。このような自己発振系を、X軸スキ
ャナ及びY軸スキャナによりそれぞれのループコイル群
を次々と切り換えて順次構成し、その個々の自己発振系
毎に上記増幅器の出力を順次測定記憶していく。このよ
うに、各自己発振系毎すなわち、各X側、Y側ループコ
イルの順位とともにその発振出力を記憶格納するので、
各側ループコイルの順位に対応した出力分布を得ること
ができる。利用回路は、この出力分布結果から位置指示
器のX方向及びY方向の位置を演算して決定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
自己発振系を利用したデジタイザにおいては、自己発振
を容易に行わせるように、位置指示器内の電気回路をコ
イルとコンデンサを使用したLC共振回路としていた。
このため、位置指示器を、例えばペン形状にする場合な
どLC共振回路を設けていたため構成が限定される欠点
があった。この発明は、この欠点を改善するためになさ
れたもので、位置指示器の構成の自由度を向上させたも
のである。
自己発振系を利用したデジタイザにおいては、自己発振
を容易に行わせるように、位置指示器内の電気回路をコ
イルとコンデンサを使用したLC共振回路としていた。
このため、位置指示器を、例えばペン形状にする場合な
どLC共振回路を設けていたため構成が限定される欠点
があった。この発明は、この欠点を改善するためになさ
れたもので、位置指示器の構成の自由度を向上させたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、タブレットに配設された複数の導体が選択可能
になされこれら複数の導体のうち所望の一対の導体が増
幅器により接続され、これらと上記タブレットに載置さ
れた位置指示器の電気導体により自己発振系が構成され
当該自己発振が行われているとき上記タブレット上の上
記位置指示器の指示位置座標を検出するよう構成された
デジタイザにおいて、上記増幅器に接続される所望の一
対の導体のうち少なくとも一方の導体についてはコイル
形状とするとともに所定の共振周波数をもつLC共振回
路とするコンデンサが付加されていることを特徴とする
デジタイザ。
いては、タブレットに配設された複数の導体が選択可能
になされこれら複数の導体のうち所望の一対の導体が増
幅器により接続され、これらと上記タブレットに載置さ
れた位置指示器の電気導体により自己発振系が構成され
当該自己発振が行われているとき上記タブレット上の上
記位置指示器の指示位置座標を検出するよう構成された
デジタイザにおいて、上記増幅器に接続される所望の一
対の導体のうち少なくとも一方の導体についてはコイル
形状とするとともに所定の共振周波数をもつLC共振回
路とするコンデンサが付加されていることを特徴とする
デジタイザ。
【0006】
【作用】図6は、この発明の自己発振系の原理を示す模
式図である。位置指示器2にはLC共振回路を設ける代
わりに電気導体SPを設けている。この電気導体SPと
しては、コイルでも、あるいは単なる導電性材料の円盤
でもよい。タブレットに設けられた導体をL1、L2と
して示したように、コイルとして構成し、コンデンサC
1またはC2を付加してLC共振回路を形成する。この
LC共振回路を増幅器Aを介して接続する。位置指示器
2がタブレットに位置づけられることにより位置指示器
2の電気導体SPと共振回路で構成されたコイルL1、
L2と増幅器Aとが自己発振系を構成する。そして、こ
の系は周囲の雑音電波等をきっかけとして、この系固有
の周波数で発振する。増幅器Aの出力信号は位置情報を
含んでいるので、増幅器Aの出力信号を出力処理して位
置指示器2の指示座標を決定する。
式図である。位置指示器2にはLC共振回路を設ける代
わりに電気導体SPを設けている。この電気導体SPと
しては、コイルでも、あるいは単なる導電性材料の円盤
でもよい。タブレットに設けられた導体をL1、L2と
して示したように、コイルとして構成し、コンデンサC
1またはC2を付加してLC共振回路を形成する。この
LC共振回路を増幅器Aを介して接続する。位置指示器
2がタブレットに位置づけられることにより位置指示器
2の電気導体SPと共振回路で構成されたコイルL1、
L2と増幅器Aとが自己発振系を構成する。そして、こ
の系は周囲の雑音電波等をきっかけとして、この系固有
の周波数で発振する。増幅器Aの出力信号は位置情報を
含んでいるので、増幅器Aの出力信号を出力処理して位
置指示器2の指示座標を決定する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を説明する。図
1〜図3は本発明の第1の実施例装置、図4〜図6は本
発明の第2の実施例装置をそれぞれ示すものである。図
1は第1実施例装置のタブレット上の導体構成とこれら
に関する電気的結線構成を示す正面図、図2は位置決定
に関する動作タイミングを表すタイミング図、図3は座
標決定の演算方法を示す説明図であり、図4は第2実施
例装置のタブレット上の導体構成とこれらに関する電気
的結線を表す正面図、図5は第2実施例装置の位置決定
に関する動作タイミングを表すタイミング図、図6は第
2実施例装置の座標決定の演算方法を示す説明図であ
る。
1〜図3は本発明の第1の実施例装置、図4〜図6は本
発明の第2の実施例装置をそれぞれ示すものである。図
1は第1実施例装置のタブレット上の導体構成とこれら
に関する電気的結線構成を示す正面図、図2は位置決定
に関する動作タイミングを表すタイミング図、図3は座
標決定の演算方法を示す説明図であり、図4は第2実施
例装置のタブレット上の導体構成とこれらに関する電気
的結線を表す正面図、図5は第2実施例装置の位置決定
に関する動作タイミングを表すタイミング図、図6は第
2実施例装置の座標決定の演算方法を示す説明図であ
る。
【0008】まず、図1、図2及び図3を用いて、本発
明の第1実施例装置について説明する。図1を参照す
る。タブレット1には、ループコイルとして形成された
導体群が複数配置されている。タブレット1のX方向に
はループコイルx1、x2、・・・、xnが順次配設さ
れ、タブレット1のY方向にはループコイルy1、y
2、・・・、ymが順次配設されている。これらX方向
及びY方向の各ループコイルは、図7に示すように同様
な形状及び結線形態を有しているので、以下の説明では
X方向の各要素について主として行うことにする。各ル
ープコイル(x1、x2、・・・、xn)の一端がX1
スキャナ141の第1接点に他端が接地に接続されると
ともに、これらの各ループコイルにはコンデンサCx
1、Cx2、・・・、Cxnがそれぞれ付加されLC共
振回路が形成されている。この明細書では、このように
コンデンサが付加され共振回路構成とされたループコイ
ルを共振導体ループと呼ぶことにする。これらの各共振
導体ループの一端側の導線部には分岐出力B1、B2、
・・・、Bnが形成されX2スキャナ142のそれぞれ
対応する接点に接続されている。
明の第1実施例装置について説明する。図1を参照す
る。タブレット1には、ループコイルとして形成された
導体群が複数配置されている。タブレット1のX方向に
はループコイルx1、x2、・・・、xnが順次配設さ
れ、タブレット1のY方向にはループコイルy1、y
2、・・・、ymが順次配設されている。これらX方向
及びY方向の各ループコイルは、図7に示すように同様
な形状及び結線形態を有しているので、以下の説明では
X方向の各要素について主として行うことにする。各ル
ープコイル(x1、x2、・・・、xn)の一端がX1
スキャナ141の第1接点に他端が接地に接続されると
ともに、これらの各ループコイルにはコンデンサCx
1、Cx2、・・・、Cxnがそれぞれ付加されLC共
振回路が形成されている。この明細書では、このように
コンデンサが付加され共振回路構成とされたループコイ
ルを共振導体ループと呼ぶことにする。これらの各共振
導体ループの一端側の導線部には分岐出力B1、B2、
・・・、Bnが形成されX2スキャナ142のそれぞれ
対応する接点に接続されている。
【0009】今、位置指示器2がタブレット1上の任意
の位置に位置づけられているとする。図示しない利用回
路からのアドレス信号により、まずX1スキャナ141
の右端の接点(共振導体ループx1)が選択接続される
とともにX2スキャナ142の下端の接点(共振導体ル
ープx2)が選択接続される。X2スキャナ142によ
って選択された共振導体ループx2の出力(x2に生じ
た電流)は電圧増幅器15、電流増幅器16を介してX
1スキャナ141によって選択接続された共振導体ルー
プx1に導入される。位置指示器2がこれらの共振導体
ループx1及びx2の近傍に位置づけられていたとする
と、この位置指示器2の電気導体(コイル21)と共振
導体ループx1、x2及びこれらの共振導体ループを結
合する増幅器(電圧増幅器15、電流増幅器16)とが
所定の周波数(この自己発振系固有の周波数)で発振す
る。そして、電圧増幅器15から分岐された信号が利用
回路に入力され位置決定等に利用される。
の位置に位置づけられているとする。図示しない利用回
路からのアドレス信号により、まずX1スキャナ141
の右端の接点(共振導体ループx1)が選択接続される
とともにX2スキャナ142の下端の接点(共振導体ル
ープx2)が選択接続される。X2スキャナ142によ
って選択された共振導体ループx2の出力(x2に生じ
た電流)は電圧増幅器15、電流増幅器16を介してX
1スキャナ141によって選択接続された共振導体ルー
プx1に導入される。位置指示器2がこれらの共振導体
ループx1及びx2の近傍に位置づけられていたとする
と、この位置指示器2の電気導体(コイル21)と共振
導体ループx1、x2及びこれらの共振導体ループを結
合する増幅器(電圧増幅器15、電流増幅器16)とが
所定の周波数(この自己発振系固有の周波数)で発振す
る。そして、電圧増幅器15から分岐された信号が利用
回路に入力され位置決定等に利用される。
【0010】このような測定動作を、図2に示すよう
に、次々とその選択する共振導体ループを変更しながら
実行する。すなわち、共振導体ループ対 (x1、x
2)、(x2、x3)、(x3、x4)、・・・、(x
n−1、xn)を順次選択し、異なる自己発振系を構成
して次々とその出力を測定していく。図3はこの測定結
果を模式的に示したものである。X2スキャナ142の
選択する共振導体ループxi−3、・・、xi、・・、
xi+3に対して上述のようにして構成された各自己発
振系における電圧増幅器15の出力電圧を描いたもので
ある。位置指示器2が最も近接している導体ループコイ
ルxiを中心として対称に分布する。これらの出力電圧
値を適当な演算式を用いて演算して、X方向の位置指示
器2の指示位置座標を決定する。Y方向についても、こ
れと同様すなわち、共振導体ループ対(y1、y2)、
(y2、y3)、(y3、y4)、・・・、(ym−
1、xm)をY1スキャナ111、Y2スキャナ112
を用いて順次選択し、異なる自己発振系を構成して次々
とその出力を測定していく。そして、図3と同様な電圧
出力値について演算して、Y方向の指示位置座標を決定
する。
に、次々とその選択する共振導体ループを変更しながら
実行する。すなわち、共振導体ループ対 (x1、x
2)、(x2、x3)、(x3、x4)、・・・、(x
n−1、xn)を順次選択し、異なる自己発振系を構成
して次々とその出力を測定していく。図3はこの測定結
果を模式的に示したものである。X2スキャナ142の
選択する共振導体ループxi−3、・・、xi、・・、
xi+3に対して上述のようにして構成された各自己発
振系における電圧増幅器15の出力電圧を描いたもので
ある。位置指示器2が最も近接している導体ループコイ
ルxiを中心として対称に分布する。これらの出力電圧
値を適当な演算式を用いて演算して、X方向の位置指示
器2の指示位置座標を決定する。Y方向についても、こ
れと同様すなわち、共振導体ループ対(y1、y2)、
(y2、y3)、(y3、y4)、・・・、(ym−
1、xm)をY1スキャナ111、Y2スキャナ112
を用いて順次選択し、異なる自己発振系を構成して次々
とその出力を測定していく。そして、図3と同様な電圧
出力値について演算して、Y方向の指示位置座標を決定
する。
【0011】なお、この場合において、X方向及びY方
向のそれぞれの測定は、それぞれ独立した動作であるの
で、別々(X方向の位置決定とY方向の位置決定とを別
々の時点)に行ってもよく、また同時(X方向の位置決
定とY方向の位置決定とを同時)に行ってもよい。さら
に、この実施例装置においては、位置指示器2のコイル
21にスイッチ23の操作に応じて付加される抵抗22
1を設けている。この抵抗221の付加により各測定時
に形成される自己発振系の回路定数を異ならせることが
でき、その発振周波数を異ならせることができる。した
がって、位置決定時における出力電圧の周波数を測定す
る事によりスイッチ23の状態を知ることができる。
向のそれぞれの測定は、それぞれ独立した動作であるの
で、別々(X方向の位置決定とY方向の位置決定とを別
々の時点)に行ってもよく、また同時(X方向の位置決
定とY方向の位置決定とを同時)に行ってもよい。さら
に、この実施例装置においては、位置指示器2のコイル
21にスイッチ23の操作に応じて付加される抵抗22
1を設けている。この抵抗221の付加により各測定時
に形成される自己発振系の回路定数を異ならせることが
でき、その発振周波数を異ならせることができる。した
がって、位置決定時における出力電圧の周波数を測定す
る事によりスイッチ23の状態を知ることができる。
【0012】次に、図4〜図5を用いて、この発明の第
2の実施例について説明する。図4を参照する。図4に
示すタブレット1には、X方向に順次配置された共振導
体ループ群(x1、x2、・・・、xn)と、Y方向に
順次配置された導体ループ群(y1、y2、・・・、y
m)と、同じくY方向に配置された共振導体ループ群か
らなる第3グリッド群13が設けられている。この第3
グリッド群13の各共振導体ループの一端は接地接続さ
れ、他端は加算器14により和出力が得られるよう結線
されている。そして、この加算器14の出力は、電圧増
幅器15、電流増幅器16を介してY軸スキャナ11に
よって選択された導体ループに供給される。なお、X方
向の各共振導体ループx1、x2、・・・、xnは、X
軸スキャナ12によって順次切り換え接続されて増幅器
17を介して介して利用回路に導入されて位置決定に用
いられる。図5に示すように、Y軸スキャナ11は、所
定時間間隔でその導体ループy1、y2、・・・、yn
を順次切り換えていく。今、位置指示器2が導体ループ
y1に近接した位置に位置づけられているとすると、位
置指示器の電気導体(コイル21)と、導体ループy
1、第3グリッド群13、加算器14、電圧増幅器15
及び電流増幅器16が自己発振系を構成し、固有の周波
数で発振する。したがって、位置指示器2の電気導体
(コイル21)からは所定の磁界がタブレット1に向け
て発せられている。この磁界は、X方向に配置された各
共振導体ループに位置指示器2との距離に応じた電圧を
誘導させる。
2の実施例について説明する。図4を参照する。図4に
示すタブレット1には、X方向に順次配置された共振導
体ループ群(x1、x2、・・・、xn)と、Y方向に
順次配置された導体ループ群(y1、y2、・・・、y
m)と、同じくY方向に配置された共振導体ループ群か
らなる第3グリッド群13が設けられている。この第3
グリッド群13の各共振導体ループの一端は接地接続さ
れ、他端は加算器14により和出力が得られるよう結線
されている。そして、この加算器14の出力は、電圧増
幅器15、電流増幅器16を介してY軸スキャナ11に
よって選択された導体ループに供給される。なお、X方
向の各共振導体ループx1、x2、・・・、xnは、X
軸スキャナ12によって順次切り換え接続されて増幅器
17を介して介して利用回路に導入されて位置決定に用
いられる。図5に示すように、Y軸スキャナ11は、所
定時間間隔でその導体ループy1、y2、・・・、yn
を順次切り換えていく。今、位置指示器2が導体ループ
y1に近接した位置に位置づけられているとすると、位
置指示器の電気導体(コイル21)と、導体ループy
1、第3グリッド群13、加算器14、電圧増幅器15
及び電流増幅器16が自己発振系を構成し、固有の周波
数で発振する。したがって、位置指示器2の電気導体
(コイル21)からは所定の磁界がタブレット1に向け
て発せられている。この磁界は、X方向に配置された各
共振導体ループに位置指示器2との距離に応じた電圧を
誘導させる。
【0013】利用回路は、第3グリッド群13の加算出
力をY方向の選択された導体ループ毎に記憶格納すると
ともにX方向の選択された共振導体ループ毎にその誘導
電圧レベルを記憶する。したがって、X方向及びY方向
ともに、図3に示したような出力分布を得ることがで
き、適当な演算式を用いて正確な座標位置決定を行う。
力をY方向の選択された導体ループ毎に記憶格納すると
ともにX方向の選択された共振導体ループ毎にその誘導
電圧レベルを記憶する。したがって、X方向及びY方向
ともに、図3に示したような出力分布を得ることがで
き、適当な演算式を用いて正確な座標位置決定を行う。
【0014】なお、これらの実施例装置において、共振
導体ループとして、各導体ループにそれぞれコンデンサ
を付加した例を示したが、各ループコイル毎ではなく各
スキャナの後段にコンデンサを付加して共振導体ループ
を構成してもよい。このような構成によりコンデンサの
節減及び取り付け作業の軽減を計ることができる。
導体ループとして、各導体ループにそれぞれコンデンサ
を付加した例を示したが、各ループコイル毎ではなく各
スキャナの後段にコンデンサを付加して共振導体ループ
を構成してもよい。このような構成によりコンデンサの
節減及び取り付け作業の軽減を計ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上、この発明によれば、位置指示器2
を単なる電気導体として構成することができるので、そ
の構成を簡単にすることができる。このことは、ペン型
の位置指示器において、電気導体球あるいは電気導体円
盤を備え付けるだけで位置決定を行うことができ特にそ
の利用効果が大きい。
を単なる電気導体として構成することができるので、そ
の構成を簡単にすることができる。このことは、ペン型
の位置指示器において、電気導体球あるいは電気導体円
盤を備え付けるだけで位置決定を行うことができ特にそ
の利用効果が大きい。
【図1】図1は、本発明の第1の実施例装置に関わるタ
ブレットを示す説明図である。
ブレットを示す説明図である。
【図2】図2は、図1の装置の位置決定動作を説明する
タイミングチャートである。
タイミングチャートである。
【図3】図3は、図1の装置の位置決定の演算を説明す
るための模式図である。
るための模式図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施例装置に関わるタ
ブレットを示す説明図である。
ブレットを示す説明図である。
【図5】図5は、図4に示した装置の測定動作を表すタ
イミング図である。
イミング図である。
【図6】図6は、この種のデジタイザの動作原理を説明
するための模式図である。
するための模式図である。
【図7】図7は、この発明のタブレットに配置すべき導
体群の1例を示したものである。
体群の1例を示したものである。
1:タブレット 2:位置指示器
Claims (1)
- 【請求項1】タブレットに配設された複数の導体が選択
可能になされこれら複数の導体のうち所望の一対の導体
が増幅器により接続され、これらと上記タブレットに載
置された位置指示器の電気導体により自己発振系が構成
され当該自己発振が行われているとき上記タブレット上
の上記位置指示器の指示位置座標を検出するよう構成さ
れたデジタイザにおいて、 上記増幅器に接続される所望の一対の導体のうち少なく
とも一方の導体についてはコイル形状とするとともに所
定の共振周波数をもつLC共振回路とするコンデンサが
付加されていることを特徴とするデジタイザ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30491292A JPH06131104A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | デジタイザ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30491292A JPH06131104A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | デジタイザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06131104A true JPH06131104A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17938801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30491292A Pending JPH06131104A (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | デジタイザ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06131104A (ja) |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP30491292A patent/JPH06131104A/ja active Pending
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