JPH04280226A - 薄膜トランジスタ素子アレイおよびその駆動方法 - Google Patents
薄膜トランジスタ素子アレイおよびその駆動方法Info
- Publication number
- JPH04280226A JPH04280226A JP3043113A JP4311391A JPH04280226A JP H04280226 A JPH04280226 A JP H04280226A JP 3043113 A JP3043113 A JP 3043113A JP 4311391 A JP4311391 A JP 4311391A JP H04280226 A JPH04280226 A JP H04280226A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bus line
- gate bus
- thin film
- film transistor
- element array
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000010409 thin film Substances 0.000 title claims description 51
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 19
- 239000010408 film Substances 0.000 claims description 75
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 17
- 229910021417 amorphous silicon Inorganic materials 0.000 description 17
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 11
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 11
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 11
- 229910052581 Si3N4 Inorganic materials 0.000 description 9
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 9
- HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N silicon nitride Chemical compound N12[Si]34N5[Si]62N3[Si]51N64 HQVNEWCFYHHQES-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 239000011651 chromium Substances 0.000 description 8
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- XPDWGBQVDMORPB-UHFFFAOYSA-N Fluoroform Chemical compound FC(F)F XPDWGBQVDMORPB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 6
- 238000005268 plasma chemical vapour deposition Methods 0.000 description 6
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 6
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 5
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- 230000003071 parasitic effect Effects 0.000 description 5
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 description 4
- 238000001312 dry etching Methods 0.000 description 3
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 2
- 229910052804 chromium Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 2
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 2
- VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N Chromium Chemical compound [Cr] VYZAMTAEIAYCRO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000001844 chromium Chemical class 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000005669 field effect Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 1
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 description 1
- 238000001039 wet etching Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/133—Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
- G02F1/136—Liquid crystal cells structurally associated with a semi-conducting layer or substrate, e.g. cells forming part of an integrated circuit
- G02F1/1362—Active matrix addressed cells
- G02F1/136218—Shield electrodes
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリックス
型液晶ディスプレイに関し、特に対角20インチ以上の
大画面の液晶ディスプレイにおいて遅延なく走査するた
めの配線に関するものである。
型液晶ディスプレイに関し、特に対角20インチ以上の
大画面の液晶ディスプレイにおいて遅延なく走査するた
めの配線に関するものである。
【0002】
【従来の技術】壁掛けカラーテレビジョンに代表される
薄型パネルディスプレイとして、薄膜電界効果型トラン
ジスタを一方のガラス基板に一つ一つの画素のスイッチ
としてアレイ化したアクティブマトリックス型液晶ディ
スプレイの研究開発が活発に行われている。このアクテ
ィブマトリックス型液晶ディスプレイは、フルカラー表
示が可能であり、表示品質に優れている事から、対角5
0インチ以上の壁掛けハイビジョンテレビジョンの実現
が期待されている。
薄型パネルディスプレイとして、薄膜電界効果型トラン
ジスタを一方のガラス基板に一つ一つの画素のスイッチ
としてアレイ化したアクティブマトリックス型液晶ディ
スプレイの研究開発が活発に行われている。このアクテ
ィブマトリックス型液晶ディスプレイは、フルカラー表
示が可能であり、表示品質に優れている事から、対角5
0インチ以上の壁掛けハイビジョンテレビジョンの実現
が期待されている。
【0003】従来実現されている最大の大きさは、14
インチである。この程度の大きさのパネルにおいても、
配線遅延時間が問題になる。たとえば走査線数480本
をノンインタレース駆動するためには1走査線当たり3
0μsの時間で画素に信号を書き込む必要がある。この
書き込み時間内に、外部から入力した走査信号がゲート
バスラインを伝搬し、書き込み画素部の薄膜トランジス
タをONさせる。一方、直交するドレインバスラインか
ら画像信号が伝搬し、薄膜トランジスタを通して表示画
素に画像信号を書き込まなければならない。この時ゲー
トバスラインはドレインバスラインに比べ配線が長く、
しかもトランジスタの部分の寄生容量が大きいため、走
査信号の配線遅延が問題になる。
インチである。この程度の大きさのパネルにおいても、
配線遅延時間が問題になる。たとえば走査線数480本
をノンインタレース駆動するためには1走査線当たり3
0μsの時間で画素に信号を書き込む必要がある。この
書き込み時間内に、外部から入力した走査信号がゲート
バスラインを伝搬し、書き込み画素部の薄膜トランジス
タをONさせる。一方、直交するドレインバスラインか
ら画像信号が伝搬し、薄膜トランジスタを通して表示画
素に画像信号を書き込まなければならない。この時ゲー
トバスラインはドレインバスラインに比べ配線が長く、
しかもトランジスタの部分の寄生容量が大きいため、走
査信号の配線遅延が問題になる。
【0004】従来は、走査線に抵抗の小さい材料を使用
することにより配線遅延を低減している。たとえば、小
型ディスプレイでは、プロセスに適しているクロミウム
が配線材料に使われているがその抵抗率は26μΩ・c
mと大きい。このクロミウムを14インチパネルに使用
すると25μsの遅延時間が生じる。従って、10イン
チ以上の大型ディスプレイには、Al(アルミニウム)
やCu等の3μΩ・cm程度の低抵抗材料を用いること
により、信号遅延は3μsが実現でき、クロストークの
ない良好な画像表示が得られている。
することにより配線遅延を低減している。たとえば、小
型ディスプレイでは、プロセスに適しているクロミウム
が配線材料に使われているがその抵抗率は26μΩ・c
mと大きい。このクロミウムを14インチパネルに使用
すると25μsの遅延時間が生じる。従って、10イン
チ以上の大型ディスプレイには、Al(アルミニウム)
やCu等の3μΩ・cm程度の低抵抗材料を用いること
により、信号遅延は3μsが実現でき、クロストークの
ない良好な画像表示が得られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】50インチの大画面を
実現するためには、走査線の信号遅延が大きくなる。単
純には配線遅延は配線長の2乗に比例する。ハイビジョ
ンの場合走査線数は約1000本になり、かつ60Hz
インタレース駆動するとすると、1走査線当たりの書き
込み時間は約24μsになる。従って、アルミニウムや
Cu等の低抵抗配線材料を使用したとしても配線遅延は
約38μsになり、書き込み時間より長くなってしまう
。
実現するためには、走査線の信号遅延が大きくなる。単
純には配線遅延は配線長の2乗に比例する。ハイビジョ
ンの場合走査線数は約1000本になり、かつ60Hz
インタレース駆動するとすると、1走査線当たりの書き
込み時間は約24μsになる。従って、アルミニウムや
Cu等の低抵抗配線材料を使用したとしても配線遅延は
約38μsになり、書き込み時間より長くなってしまう
。
【0006】配線遅延時間は、配線抵抗と配線容量の積
で決まる。配線容量は、設計ルールや、アレイの開口率
などの制限があり、配線容量は大幅に変える事ができな
い。一方、配線抵抗は形状的には、配線幅が開口率の制
限から大きくできないので、膜厚を大きくするか、低抵
抗の材料を用いるしかない。ところが、膜厚は余り厚く
すると、段差が大きくなり、絶縁層を挟んで上方を配線
するドレインバスラインが断線する可能性が強くなる。 前述したように配線材料はもっとも抵抗率の小さいAl
やCuを用いているので、材料面からは改善できる余地
がない。
で決まる。配線容量は、設計ルールや、アレイの開口率
などの制限があり、配線容量は大幅に変える事ができな
い。一方、配線抵抗は形状的には、配線幅が開口率の制
限から大きくできないので、膜厚を大きくするか、低抵
抗の材料を用いるしかない。ところが、膜厚は余り厚く
すると、段差が大きくなり、絶縁層を挟んで上方を配線
するドレインバスラインが断線する可能性が強くなる。 前述したように配線材料はもっとも抵抗率の小さいAl
やCuを用いているので、材料面からは改善できる余地
がない。
【0007】本発明の目的は、走査線1000本の50
インチ大画面ディスプレイを駆動できる遅延の少ない配
線構造と駆動方法を提供する事にある。
インチ大画面ディスプレイを駆動できる遅延の少ない配
線構造と駆動方法を提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明の薄膜ト
ランジスタ素子アレイは、透明絶縁性基板上に設けられ
たゲートバスラインと、前記ゲートバスラインに交差す
るように設けられたドレインバスラインと、前記ゲート
バスラインと前記ドレインバスラインが交差する部分に
設けられた薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジス
タ素子アレイにおいて、前記ゲートバスライン上に絶縁
膜をはさんで前記ゲートバスラインを覆うシールド電極
が設けられ、かつ前記ゲートバスラインと前記シールド
電極とが信号入力側端部で前記絶縁膜に形成されたスル
ーホールにより接続されているというものである。
ランジスタ素子アレイは、透明絶縁性基板上に設けられ
たゲートバスラインと、前記ゲートバスラインに交差す
るように設けられたドレインバスラインと、前記ゲート
バスラインと前記ドレインバスラインが交差する部分に
設けられた薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジス
タ素子アレイにおいて、前記ゲートバスライン上に絶縁
膜をはさんで前記ゲートバスラインを覆うシールド電極
が設けられ、かつ前記ゲートバスラインと前記シールド
電極とが信号入力側端部で前記絶縁膜に形成されたスル
ーホールにより接続されているというものである。
【0009】本願第2の発明の薄膜トランジスタアレイ
は、透明絶縁性基板上に設けられたゲートバスラインと
、前記ゲートバスラインに交差するように設けられたド
レインバスラインと、前記ゲートバスラインと前記ドレ
インバスラインが交差する部分に設けられた薄膜トラン
ジスタとを有する薄膜トランジスタ素子アレイにおいて
、前記ゲートバスライン上に絶縁膜をはさんで前記ゲー
トバスラインを覆うシールド電極が設けられ、かつ前記
ゲートバスラインと前記シールド電極が信号入力側端部
及び反対側端部の2箇所で前記絶縁膜に形成されたスル
ーホールにより接続されているというものである。
は、透明絶縁性基板上に設けられたゲートバスラインと
、前記ゲートバスラインに交差するように設けられたド
レインバスラインと、前記ゲートバスラインと前記ドレ
インバスラインが交差する部分に設けられた薄膜トラン
ジスタとを有する薄膜トランジスタ素子アレイにおいて
、前記ゲートバスライン上に絶縁膜をはさんで前記ゲー
トバスラインを覆うシールド電極が設けられ、かつ前記
ゲートバスラインと前記シールド電極が信号入力側端部
及び反対側端部の2箇所で前記絶縁膜に形成されたスル
ーホールにより接続されているというものである。
【0010】本願第3の発明の薄膜トランジスタ素子ア
レイは、透明絶縁性基板上に設けられたゲートバスライ
ンと、前記ゲートバスラインに交差するように設けられ
たドレインバスラインと、前記ゲートバスラインと前記
ドレインバスラインが交差する部分に設けられた薄膜ト
ランジスタとを有する薄膜トランジスタ素子アレイにお
いて、前記ゲートバスライン上に絶縁膜をはさんで第2
のゲートバスラインが設けられ、かつ前記ゲートバスラ
インと前記第2のゲートバスラインが前記絶縁膜に形成
されたコンタクトホールを介して複数の箇所で接続され
ているというものである。
レイは、透明絶縁性基板上に設けられたゲートバスライ
ンと、前記ゲートバスラインに交差するように設けられ
たドレインバスラインと、前記ゲートバスラインと前記
ドレインバスラインが交差する部分に設けられた薄膜ト
ランジスタとを有する薄膜トランジスタ素子アレイにお
いて、前記ゲートバスライン上に絶縁膜をはさんで第2
のゲートバスラインが設けられ、かつ前記ゲートバスラ
インと前記第2のゲートバスラインが前記絶縁膜に形成
されたコンタクトホールを介して複数の箇所で接続され
ているというものである。
【0011】本願第4の発明の薄膜トランジスタ素子ア
レイの駆動方法は、前述の第2,第3の発明の薄膜トラ
ンジスタ素子アレイの前記ゲートバスラインの走査信号
を前記薄膜トランジスタ素子アレイのゲートバスライン
の両側から同時に入力するというものである。
レイの駆動方法は、前述の第2,第3の発明の薄膜トラ
ンジスタ素子アレイの前記ゲートバスラインの走査信号
を前記薄膜トランジスタ素子アレイのゲートバスライン
の両側から同時に入力するというものである。
【0012】
【作用】ゲート線の配線遅延は、配線の抵抗と配線にぶ
ら下がっている寄生容量の大きさできまる。図7にゲー
ト線の等価回路を示す。1画素分を一つの等価回路で表
している。図においてゲートバスライン2の配線抵抗を
Rgl、ゲートバスライン2とドレインバスライン3と
の交点の容量をCcrs、薄膜トランジスタTFTのゲ
ート電極とドレイン電極またはソース電極との容量をそ
れぞれCgd,Cgsとする。ゲートバスラインと対向
電極との容量をCgcとする。画素電極と対向電極間の
容量をClcとする。配線抵抗Rglは単純に配線材料
で決まる抵抗率とTFTアレイ設計で決められる配線幅
と膜厚で決まる。しかし、前述したように金属の中でも
最も抵抗率の小さいアルミニウムや銅を用い、配線幅や
膜厚をできるだけ大きくしても、50インチ程度の大画
面液晶ディスプレイではゲートバスラインの遅延は大き
い。従って、配線抵抗Rglを減らすことはできない。
ら下がっている寄生容量の大きさできまる。図7にゲー
ト線の等価回路を示す。1画素分を一つの等価回路で表
している。図においてゲートバスライン2の配線抵抗を
Rgl、ゲートバスライン2とドレインバスライン3と
の交点の容量をCcrs、薄膜トランジスタTFTのゲ
ート電極とドレイン電極またはソース電極との容量をそ
れぞれCgd,Cgsとする。ゲートバスラインと対向
電極との容量をCgcとする。画素電極と対向電極間の
容量をClcとする。配線抵抗Rglは単純に配線材料
で決まる抵抗率とTFTアレイ設計で決められる配線幅
と膜厚で決まる。しかし、前述したように金属の中でも
最も抵抗率の小さいアルミニウムや銅を用い、配線幅や
膜厚をできるだけ大きくしても、50インチ程度の大画
面液晶ディスプレイではゲートバスラインの遅延は大き
い。従って、配線抵抗Rglを減らすことはできない。
【0013】一方寄生容量を小さくできれば、ゲートバ
スラインの遅延時間を小さくすることができる。寄生容
量は図の等価回路からわかるようにCcrs,Cgd,
Cgs,Ggcの並列容量に相当する。画素ピッチを0
.3mm×0.1mmと仮定した場合、各容量の大きさ
はそれぞれ28,20,20,28fFと見積もられる
。よって、ゲートバスライン2と対向電極との寄生容量
Cgcが無視できるようになれば、ゲート遅延時間は約
3割減らすことができる。本願第1の発明は、ゲートバ
スラインと対向電極との間にシールド電極を形成し、こ
のシールド電極をゲートバスラインの信号入力部に接続
する。すると、シールド電極の配線抵抗がゲートバスラ
インの抵抗の3倍以下ならばCgcによる遅延時間は無
視できるようになる。実際シールド電極の低抵抗化は容
易である。
スラインの遅延時間を小さくすることができる。寄生容
量は図の等価回路からわかるようにCcrs,Cgd,
Cgs,Ggcの並列容量に相当する。画素ピッチを0
.3mm×0.1mmと仮定した場合、各容量の大きさ
はそれぞれ28,20,20,28fFと見積もられる
。よって、ゲートバスライン2と対向電極との寄生容量
Cgcが無視できるようになれば、ゲート遅延時間は約
3割減らすことができる。本願第1の発明は、ゲートバ
スラインと対向電極との間にシールド電極を形成し、こ
のシールド電極をゲートバスラインの信号入力部に接続
する。すると、シールド電極の配線抵抗がゲートバスラ
インの抵抗の3倍以下ならばCgcによる遅延時間は無
視できるようになる。実際シールド電極の低抵抗化は容
易である。
【0014】第2の発明は、第1の発明のシールド電極
をゲートバスラインの信号入力部と反対側の薄膜トラン
ジスタ素子アレイの端部でゲートバスラインと接続する
ものである。この構造では、対向電極との間の容量Cg
cの補償効果に加え、ゲートバスラインの反対側からも
走査信号が入力されるのでさらに遅延時間は小さくなる
。ここでシールド電極は基本的には段差の問題がないの
で膜厚を厚くできる利点がある。この構造においてシー
ルド電極の抵抗を十分小さくすることにより、従来の単
独ゲートバスラインに比較して配線遅延を1/5程度ま
で小さくできる。
をゲートバスラインの信号入力部と反対側の薄膜トラン
ジスタ素子アレイの端部でゲートバスラインと接続する
ものである。この構造では、対向電極との間の容量Cg
cの補償効果に加え、ゲートバスラインの反対側からも
走査信号が入力されるのでさらに遅延時間は小さくなる
。ここでシールド電極は基本的には段差の問題がないの
で膜厚を厚くできる利点がある。この構造においてシー
ルド電極の抵抗を十分小さくすることにより、従来の単
独ゲートバスラインに比較して配線遅延を1/5程度ま
で小さくできる。
【0015】第3の発明は、ゲートバスラインとは別に
低抵抗な第2のバスラインを設け、実効的に配線抵抗を
下げることができる構造である。ゲートバスラインと第
2のバスラインとは複数の場所でコンタクトホールを介
して両バスラインを電気的に接続し、ゲートバスライン
で信号遅延が生じないようになっている。第2のバスラ
インはドレインバスラインより上に設けることにより段
差問題がないため十分膜厚を厚くすることができる。た
とえば、補助バスラインの膜厚を1ミクロン形成できれ
ば抵抗を数分の一にでき、配線遅延を小さくすることが
できる。
低抵抗な第2のバスラインを設け、実効的に配線抵抗を
下げることができる構造である。ゲートバスラインと第
2のバスラインとは複数の場所でコンタクトホールを介
して両バスラインを電気的に接続し、ゲートバスライン
で信号遅延が生じないようになっている。第2のバスラ
インはドレインバスラインより上に設けることにより段
差問題がないため十分膜厚を厚くすることができる。た
とえば、補助バスラインの膜厚を1ミクロン形成できれ
ば抵抗を数分の一にでき、配線遅延を小さくすることが
できる。
【0016】第4の発明は、信号を薄膜トランジスタ素
子アレイの両側から入力するものである。これは従来の
14インチ程度の比較的中程度の大きさのLCDにおい
て、ゲートバスライン単独時に対し両側から入力し、ゲ
ート遅延を防止することができることが知られている。 この従来例では遅延時間は片側入力時に比べ1/4に減
少する。
子アレイの両側から入力するものである。これは従来の
14インチ程度の比較的中程度の大きさのLCDにおい
て、ゲートバスライン単独時に対し両側から入力し、ゲ
ート遅延を防止することができることが知られている。 この従来例では遅延時間は片側入力時に比べ1/4に減
少する。
【0017】一方、本第4の発明を第2の発明に適用し
た場合においては、両側から入力すると、シールド電極
が形成されている場合、従来のゲートバスライン単独時
に比べ、遅延時間を17%にまで減らすことができる。 さらに、第3の発明に適用し、十分低抵抗の第2のゲー
トバスラインを形成すると、容易に従来の一本のゲート
の片側入力の場合に比べゲートバスラインの遅延時間を
10%以下にする事ができる。よって、第2,第3の発
明の構造に対する信号の両側入力は、画像遅延を小さく
するのに特に有効である。
た場合においては、両側から入力すると、シールド電極
が形成されている場合、従来のゲートバスライン単独時
に比べ、遅延時間を17%にまで減らすことができる。 さらに、第3の発明に適用し、十分低抵抗の第2のゲー
トバスラインを形成すると、容易に従来の一本のゲート
の片側入力の場合に比べゲートバスラインの遅延時間を
10%以下にする事ができる。よって、第2,第3の発
明の構造に対する信号の両側入力は、画像遅延を小さく
するのに特に有効である。
【0018】
【実施例】本願第1の発明の一実施例について述べる。
アレイ構造の平面図を図1に示す。図2は図1のX−X
線断面図である。
線断面図である。
【0019】まず透明絶縁性基板1としてガラス基板を
用いた。この上にスパッタ法により、アルミニウム膜を
厚さ200nm,Cr膜を厚さ100nm形成する。こ
こではアルミニウム膜の保護膜としてCr膜を用いてい
る。このCr膜とアルミニウム膜をウェットエッチング
によりパターニングし、2層構造のゲートバスライン2
を形成する。なお、図1においては蓄積容量は省略して
いるが、形成した方が画質がよい。
用いた。この上にスパッタ法により、アルミニウム膜を
厚さ200nm,Cr膜を厚さ100nm形成する。こ
こではアルミニウム膜の保護膜としてCr膜を用いてい
る。このCr膜とアルミニウム膜をウェットエッチング
によりパターニングし、2層構造のゲートバスライン2
を形成する。なお、図1においては蓄積容量は省略して
いるが、形成した方が画質がよい。
【0020】次に、プラズマCVD法で窒化シリコン膜
,ノンドープa−Si膜(a−Siはアモルファスシリ
コンの意),高濃度n型a−Si膜を連続成長した。 窒化シリコン膜の膜厚は400nmである。ここで、高
濃度n型a−Si膜とノンドープa−Si膜の2層膜の
ドライエッチングを行い、アイランド化する。ドレイン
バスライン及びソース電極を形成してからこれらをマス
クにして高濃度n型a−Si膜のエッチングを行い薄膜
トランジスタ4を形成する。さらに、膜厚40nmのI
TOのスパッタを行い、パターニングし、画素電極5を
形成する。以上までは通常の薄膜トランジスタを用いた
アクティブマトリックスLCDのパネルの製造工程と同
等である。
,ノンドープa−Si膜(a−Siはアモルファスシリ
コンの意),高濃度n型a−Si膜を連続成長した。 窒化シリコン膜の膜厚は400nmである。ここで、高
濃度n型a−Si膜とノンドープa−Si膜の2層膜の
ドライエッチングを行い、アイランド化する。ドレイン
バスライン及びソース電極を形成してからこれらをマス
クにして高濃度n型a−Si膜のエッチングを行い薄膜
トランジスタ4を形成する。さらに、膜厚40nmのI
TOのスパッタを行い、パターニングし、画素電極5を
形成する。以上までは通常の薄膜トランジスタを用いた
アクティブマトリックスLCDのパネルの製造工程と同
等である。
【0021】さて、ここでプラズマCVD法で層間絶縁
膜として窒化シリコン膜を膜厚400nm形成する。次
に信号入力部にスルーホール12を形成する。エッチン
グはトリフルオロメタンによるドライエッチング法を用
いた。さらに、再びアルミニウムをスパッタ法により膜
厚1μm形成し、ウエット法によりパターニングし、シ
ールド電極11が完成する。
膜として窒化シリコン膜を膜厚400nm形成する。次
に信号入力部にスルーホール12を形成する。エッチン
グはトリフルオロメタンによるドライエッチング法を用
いた。さらに、再びアルミニウムをスパッタ法により膜
厚1μm形成し、ウエット法によりパターニングし、シ
ールド電極11が完成する。
【0022】このようにして作成したTFT基板と対向
電極とをギャップ厚5μmにしてセルの組立を行い、最
後に液晶を注入してパネルが完成する。この状態でゲー
トバスラインの配線遅延時間を測定したところ、対角2
5インチの場合9μsであった。これは走査線1000
本程度のHDTV表示が可能な値である。
電極とをギャップ厚5μmにしてセルの組立を行い、最
後に液晶を注入してパネルが完成する。この状態でゲー
トバスラインの配線遅延時間を測定したところ、対角2
5インチの場合9μsであった。これは走査線1000
本程度のHDTV表示が可能な値である。
【0023】次に、第2の発明の一実施例について述べ
る。薄膜トランジスタ素子アレイの構造の平面図を図3
に示す。図4は図3のX−X線断面図である。まず透明
絶縁性基板1としてガラス基板を用いた。この上にスパ
ッタ法により、Ta/Cr/Taの3層膜を形成するた
めそれぞれ100nm,200nm,100nmのTa
膜,Cr膜,Ta膜を被着する。ここでは下層のTa膜
はガラス基板との密着性強化のため、また上部Ta膜は
アルミニウム膜の保護膜として用いている。この3層膜
をパターニングし、3層構造のゲートバスライン2を形
成する。なお、図3,図4においては蓄積容量は省略し
ているが、形成した方が画質がよい。
る。薄膜トランジスタ素子アレイの構造の平面図を図3
に示す。図4は図3のX−X線断面図である。まず透明
絶縁性基板1としてガラス基板を用いた。この上にスパ
ッタ法により、Ta/Cr/Taの3層膜を形成するた
めそれぞれ100nm,200nm,100nmのTa
膜,Cr膜,Ta膜を被着する。ここでは下層のTa膜
はガラス基板との密着性強化のため、また上部Ta膜は
アルミニウム膜の保護膜として用いている。この3層膜
をパターニングし、3層構造のゲートバスライン2を形
成する。なお、図3,図4においては蓄積容量は省略し
ているが、形成した方が画質がよい。
【0024】次に、プラズマCVD法で窒化シリコン膜
,ノンドープa−Si膜,高濃度n型a−Si膜を連続
成長した。窒化シリコン膜の膜厚は400nmである。 ここで、高濃度n型a−Si膜とノンドープa−Si膜
の2層膜のドライエッチングを行い、アイランド化する
。ドレインバスライン及びソース電極を形成してからこ
れらをマスクにして高濃度n型a−Si膜のエッチング
を行い薄膜トランジスタ4を形成する。さらに、膜厚4
0nmのITOのスパッタを行い、パターニングし、画
素電極5を形成する。以上までは通常の薄膜トランジス
タを用いたアクティブマトリックスLCDのパネル工程
と同等である。
,ノンドープa−Si膜,高濃度n型a−Si膜を連続
成長した。窒化シリコン膜の膜厚は400nmである。 ここで、高濃度n型a−Si膜とノンドープa−Si膜
の2層膜のドライエッチングを行い、アイランド化する
。ドレインバスライン及びソース電極を形成してからこ
れらをマスクにして高濃度n型a−Si膜のエッチング
を行い薄膜トランジスタ4を形成する。さらに、膜厚4
0nmのITOのスパッタを行い、パターニングし、画
素電極5を形成する。以上までは通常の薄膜トランジス
タを用いたアクティブマトリックスLCDのパネル工程
と同等である。
【0025】さて、ここでプラズマCVD法で層間絶縁
膜として窒化シリコン膜を膜厚400nm形成する。次
に信号入力部及び薄膜トランジスタ素子アレイの端部に
スルーホール22を形成する。従ってスルーホール21
は、1つのゲートバスラインに対して2箇所形成される
。エッチングはトリフルオロメタンによるドライエッチ
ング法を用いた。さらに、再びアルミニウム膜をスパッ
タ法により膜厚1μm形成し、ウエット法によりパター
ニングし、シールド電極11が完成する。
膜として窒化シリコン膜を膜厚400nm形成する。次
に信号入力部及び薄膜トランジスタ素子アレイの端部に
スルーホール22を形成する。従ってスルーホール21
は、1つのゲートバスラインに対して2箇所形成される
。エッチングはトリフルオロメタンによるドライエッチ
ング法を用いた。さらに、再びアルミニウム膜をスパッ
タ法により膜厚1μm形成し、ウエット法によりパター
ニングし、シールド電極11が完成する。
【0026】このようにして作成したTFT基板と対向
電極とをギャップ厚5μmにしてセルの組立を行い、最
後に液晶を注入してパネルが完成する。この状態で走査
パルスの幅を変えて画素の透過率測定により、ゲートバ
スラインの配線遅延時間を測定したところ、対角50イ
ンチの場合12μsであった。これは走査線1000本
程度のHDTV表示が可能な値であり、本発明の有効性
が示された。
電極とをギャップ厚5μmにしてセルの組立を行い、最
後に液晶を注入してパネルが完成する。この状態で走査
パルスの幅を変えて画素の透過率測定により、ゲートバ
スラインの配線遅延時間を測定したところ、対角50イ
ンチの場合12μsであった。これは走査線1000本
程度のHDTV表示が可能な値であり、本発明の有効性
が示された。
【0027】次に、第3の発明の一実施例について述べ
る。薄膜トランジスタ素子アレイの構造を図5,図6に
示す。図5,図6において、ゲートバスライン2にはア
ルミニウム膜とCr膜の2層配線を用いた。その膜厚は
それぞれ200nm,100nmである。この積層膜を
ウエット法によりパターニングしゲートバスラインを形
成する。
る。薄膜トランジスタ素子アレイの構造を図5,図6に
示す。図5,図6において、ゲートバスライン2にはア
ルミニウム膜とCr膜の2層配線を用いた。その膜厚は
それぞれ200nm,100nmである。この積層膜を
ウエット法によりパターニングしゲートバスラインを形
成する。
【0028】次に、プラズマCVD法で窒化シリコン膜
,ノンドープa−Si膜,高濃度n型a−Si膜を連続
成長した。窒化シリコン膜の膜厚は400nmである。 ここで、高濃度n型a−Si膜,ノンドープa−Si膜
の2層膜のドライエッチングを行い、アイランド化する
。ドレインバスライン及びソース電極を形成してからこ
れらをマスクにして高濃度n型a−Si膜のエッチング
を行い薄膜トランジスタ4を形成する。さらに、膜厚4
0nmのITOのスパッタを行い、パターニングし、画
素を形成する。以上までは通常の薄膜トランジスタを用
いたアクティブマトリックスLCDのパネル工程と同等
である。
,ノンドープa−Si膜,高濃度n型a−Si膜を連続
成長した。窒化シリコン膜の膜厚は400nmである。 ここで、高濃度n型a−Si膜,ノンドープa−Si膜
の2層膜のドライエッチングを行い、アイランド化する
。ドレインバスライン及びソース電極を形成してからこ
れらをマスクにして高濃度n型a−Si膜のエッチング
を行い薄膜トランジスタ4を形成する。さらに、膜厚4
0nmのITOのスパッタを行い、パターニングし、画
素を形成する。以上までは通常の薄膜トランジスタを用
いたアクティブマトリックスLCDのパネル工程と同等
である。
【0029】さて、ここでプラズマCVD法で層間絶縁
膜として窒化シリコン膜を膜厚400nm形成する。次
にこの後工程で形成する第2のバスラインと既に形成し
てあるゲートバスラインとを電気的に接続するためのス
ルーホール32を形成する。スルーホールを形成する位
置は、本実施例では信号入力端部、各ドレインバスライ
ンでしきられた1セルに対して中間部及び薄膜トランジ
スタ素子アレイの端部である。なお、このスルーホール
は複数セルに対して1カ所、あるいは1セルに対して複
数個のコンタクトホールを形成しても良い。このコンタ
クトホールのエッチングはトリフルオロメタンによるド
ライエッチング法を用いた。さらに、再びアルミニウム
膜をスパッタ法により膜厚1.2μm形成し、ウエット
法によりパターニングし、第2のゲートバスライン31
が完成する。
膜として窒化シリコン膜を膜厚400nm形成する。次
にこの後工程で形成する第2のバスラインと既に形成し
てあるゲートバスラインとを電気的に接続するためのス
ルーホール32を形成する。スルーホールを形成する位
置は、本実施例では信号入力端部、各ドレインバスライ
ンでしきられた1セルに対して中間部及び薄膜トランジ
スタ素子アレイの端部である。なお、このスルーホール
は複数セルに対して1カ所、あるいは1セルに対して複
数個のコンタクトホールを形成しても良い。このコンタ
クトホールのエッチングはトリフルオロメタンによるド
ライエッチング法を用いた。さらに、再びアルミニウム
膜をスパッタ法により膜厚1.2μm形成し、ウエット
法によりパターニングし、第2のゲートバスライン31
が完成する。
【0030】このようにして作成したTFT基板と対向
電極とをギャップ厚5μmにしてセルの組立を行い、最
後に液晶を注入してパネルが完成する。この状態で走査
パルスの幅を変えて画素の透過率測定により、ゲートバ
スラインの配線遅延時間を測定したところ、対角50イ
ンチの場合8μsであった。これは走査線1000本程
度のHDTV表示が可能な値であり、本発明の有効性が
示された。
電極とをギャップ厚5μmにしてセルの組立を行い、最
後に液晶を注入してパネルが完成する。この状態で走査
パルスの幅を変えて画素の透過率測定により、ゲートバ
スラインの配線遅延時間を測定したところ、対角50イ
ンチの場合8μsであった。これは走査線1000本程
度のHDTV表示が可能な値であり、本発明の有効性が
示された。
【0031】次に、本願第4の発明の薄膜トランジスタ
素子アレイの駆動方法の一実施例について述べる。液晶
ディスプレイの走査側の駆動は、LSIで形成された駆
動ICの出力端子とガラス基板上に形成されているゲー
トバスラインとを1本ずつ接続し、走査信号を薄膜トラ
ンジスタ素子アレイに印加している。接続は異方性導電
ゴムやタブを用いた方法が知られている。通常、この走
査用駆動ICはゲートバスラインの片方の側にのみ接続
されている。
素子アレイの駆動方法の一実施例について述べる。液晶
ディスプレイの走査側の駆動は、LSIで形成された駆
動ICの出力端子とガラス基板上に形成されているゲー
トバスラインとを1本ずつ接続し、走査信号を薄膜トラ
ンジスタ素子アレイに印加している。接続は異方性導電
ゴムやタブを用いた方法が知られている。通常、この走
査用駆動ICはゲートバスラインの片方の側にのみ接続
されている。
【0032】本発明では、1つのゲートバスラインに対
して両側にそれぞれ駆動ICを接続する。この2つのI
Cを同期させて駆動することにより、ゲートバスライン
の両側から同時に走査信号を入力することができる。
して両側にそれぞれ駆動ICを接続する。この2つのI
Cを同期させて駆動することにより、ゲートバスライン
の両側から同時に走査信号を入力することができる。
【0033】本願の第2の発明であるシールド電極を設
けた薄膜トランジスタ素子アレイに対して、両側に走査
用駆動ICを接続し同時に駆動した。この状態で走査パ
ルスの幅を変えて画素の透過率測定により、ゲートバス
ラインの配線遅延時間を測定したところ、対角50イン
チの場合10μmであった。これは走査線1000本程
度のHDTV表示において十分小さい値であり、本発明
の有効性が示された。
けた薄膜トランジスタ素子アレイに対して、両側に走査
用駆動ICを接続し同時に駆動した。この状態で走査パ
ルスの幅を変えて画素の透過率測定により、ゲートバス
ラインの配線遅延時間を測定したところ、対角50イン
チの場合10μmであった。これは走査線1000本程
度のHDTV表示において十分小さい値であり、本発明
の有効性が示された。
【0034】本願の第3の発明である第2のゲートバス
ラインを設けた薄膜トランジスタ素子アレイに対して、
両側に走査用駆動ICを接続し同時に駆動した。この状
態で走査パルスの幅を変えて画素の透過率測定により、
ゲートバスラインの配線遅延時間を測定したところ、対
角50インチの場合3μsであった。これは走査線10
00本程度のHDTV表示において十分小さい値であり
、本発明の有効性が示された。
ラインを設けた薄膜トランジスタ素子アレイに対して、
両側に走査用駆動ICを接続し同時に駆動した。この状
態で走査パルスの幅を変えて画素の透過率測定により、
ゲートバスラインの配線遅延時間を測定したところ、対
角50インチの場合3μsであった。これは走査線10
00本程度のHDTV表示において十分小さい値であり
、本発明の有効性が示された。
【0035】
【発明の効果】20インチ以上50インチ程度の大画面
液晶ディスプレイにおいて、ゲートバスラインを覆うよ
うにシールド電極や補助バスラインを設けることにより
、ゲートバスラインの遅延時間を短縮できる。また、こ
の構造の薄膜トランジスタ素子アレイにおいて、走査信
号をゲートバスラインの両側から入力することによりさ
らに遅延時間は短縮し、ハイビジョンの表示が可能な遅
延時間が実現できた。
液晶ディスプレイにおいて、ゲートバスラインを覆うよ
うにシールド電極や補助バスラインを設けることにより
、ゲートバスラインの遅延時間を短縮できる。また、こ
の構造の薄膜トランジスタ素子アレイにおいて、走査信
号をゲートバスラインの両側から入力することによりさ
らに遅延時間は短縮し、ハイビジョンの表示が可能な遅
延時間が実現できた。
【図1】本願第1の発明の一実施例を示す平面図である
。
。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】本願第2の発明の一実施例を示す平面図である
。
。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】本願第3の発明の一実施例を示す平面図である
。
。
【図6】図6のX−X線断面図である。
【図7】薄膜トランジスタ素子アレイを用いた液晶表示
装置の等価回路図である。
装置の等価回路図である。
1 透明絶縁性基板
2 ゲートバスライン
3 ドレインバスライン
4 薄膜トランジスタ
5 画素電極
11,21 シールド電極 12,22,32
スルーホール 31 第2のゲートバスライン
スルーホール 31 第2のゲートバスライン
Claims (4)
- 【請求項1】 透明絶縁性基板上に設けられたゲート
バスラインと、前記ゲートバスラインに交差するように
設けられたドレインバスラインと、前記ゲートバスライ
ンと前記ドレインバスラインが交差する部分に設けられ
た薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジスタ素子ア
レイにおいて、前記ゲートバスライン上に絶縁膜をはさ
んで前記ゲートバスラインを覆うシールド電極が設けら
れ、かつ前記ゲートバスラインと前記シールド電極とが
信号入力側端部で前記絶縁膜に形成されたスルーホール
により接続されていることを特徴とする薄膜トランジス
タ素子アレイ。 - 【請求項2】 透明絶縁性基板上に設けられたゲート
バスラインと、前記ゲートバスラインに交差するように
設けられたドレインバスラインと、前記ゲートバスライ
ンと前記ドレインバスラインが交差する部分に設けられ
た薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジスタ素子ア
レイにおいて、前記ゲートバスライン上に絶縁膜をはさ
んで前記ゲートバスラインを覆うシールド電極が設けら
れ、かつ前記ゲートバスラインと前記シールド電極が信
号入力側端部及び反対側端部の2箇所で前記絶縁膜に形
成されたスルーホールにより接続されていることを特徴
とする薄膜トランジスタ素子アレイ。 - 【請求項3】 透明絶縁性基板上に設けられたゲート
バスラインと、前記ゲートバスラインに交差するように
設けられたドレインバスラインと、前記ゲートバスライ
ンと前記ドレインバスラインが交差する部分に設けられ
た薄膜トランジスタとを有する薄膜トランジスタ素子ア
レイにおいて、前記ゲートバスライン上に絶縁膜をはさ
んで第2のゲートバスラインが設けられ、かつ前記ゲー
トバスラインと前記第2のゲートバスラインが前記絶縁
膜に形成されたコンタクトホールを介して複数の箇所で
接続されていることを特徴とする薄膜トランジスタ素子
アレイ。 - 【請求項4】 請求項2または3に記載の薄膜トラン
ジスタ素子アレイの前記ゲートバスラインの走査信号を
前記薄膜トランジスタ素子アレイの前記ゲートバスライ
ンの両側から同時に入力することを特徴とする薄膜トラ
ンジスタ素子アレイの駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3043113A JPH04280226A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 薄膜トランジスタ素子アレイおよびその駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3043113A JPH04280226A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 薄膜トランジスタ素子アレイおよびその駆動方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04280226A true JPH04280226A (ja) | 1992-10-06 |
Family
ID=12654778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3043113A Pending JPH04280226A (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 薄膜トランジスタ素子アレイおよびその駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04280226A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10293286A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-11-04 | Toshiba Corp | 液晶表示装置の駆動方法 |
JP2002530719A (ja) * | 1998-11-20 | 2002-09-17 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 能動マトリックス液晶ディスプレイデバイス |
KR100330096B1 (ko) * | 1998-11-27 | 2002-10-25 | 삼성전자 주식회사 | 액정표시장치 |
KR100507280B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2005-08-09 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 프린지 필드 구동 액정 표시 장치 |
KR100798316B1 (ko) * | 2001-12-31 | 2008-01-28 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시소자 |
JP2011258907A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Samsung Mobile Display Co Ltd | 薄膜トランジスター、それを備えた表示装置およびその製造方法 |
CN102736332A (zh) * | 2012-02-22 | 2012-10-17 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种阵列基板、液晶显示面板及液晶显示器 |
JP2013530416A (ja) * | 2010-06-02 | 2013-07-25 | アップル インコーポレイテッド | 液晶ディスプレイのためのゲート遮蔽 |
JP2018116227A (ja) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS595229A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-12 | Asahi Glass Co Ltd | 画像表示装置 |
JPS63208896A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-08-30 | 日本電信電話株式会社 | 薄膜トランジスタアレイ |
JPH02150822A (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マトリックス装置 |
JPH02214817A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-27 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置およびその駆動方法 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP3043113A patent/JPH04280226A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS595229A (ja) * | 1982-07-01 | 1984-01-12 | Asahi Glass Co Ltd | 画像表示装置 |
JPS63208896A (ja) * | 1987-02-25 | 1988-08-30 | 日本電信電話株式会社 | 薄膜トランジスタアレイ |
JPH02150822A (ja) * | 1988-12-01 | 1990-06-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マトリックス装置 |
JPH02214817A (ja) * | 1989-02-16 | 1990-08-27 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置およびその駆動方法 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10293286A (ja) * | 1997-02-21 | 1998-11-04 | Toshiba Corp | 液晶表示装置の駆動方法 |
JP2002530719A (ja) * | 1998-11-20 | 2002-09-17 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 能動マトリックス液晶ディスプレイデバイス |
KR100330096B1 (ko) * | 1998-11-27 | 2002-10-25 | 삼성전자 주식회사 | 액정표시장치 |
KR100507280B1 (ko) * | 2001-08-29 | 2005-08-09 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 프린지 필드 구동 액정 표시 장치 |
KR100798316B1 (ko) * | 2001-12-31 | 2008-01-28 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시소자 |
JP2013530416A (ja) * | 2010-06-02 | 2013-07-25 | アップル インコーポレイテッド | 液晶ディスプレイのためのゲート遮蔽 |
JP2011258907A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Samsung Mobile Display Co Ltd | 薄膜トランジスター、それを備えた表示装置およびその製造方法 |
US8906719B2 (en) | 2010-06-04 | 2014-12-09 | Samsung Display Co., Ltd. | Thin film transistor and display device using the same and method for manufacturing the same |
CN102736332A (zh) * | 2012-02-22 | 2012-10-17 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种阵列基板、液晶显示面板及液晶显示器 |
JP2018116227A (ja) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社ジャパンディスプレイ | 表示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2616160B2 (ja) | 薄膜電界効果型トランジスタ素子アレイ | |
KR100846464B1 (ko) | 비정질실리콘 박막 트랜지스터-액정표시장치 및 그 제조방법 | |
JP2952744B2 (ja) | 薄膜トランジスター集積装置 | |
JP5351498B2 (ja) | 液晶表示装置、及びその駆動方法 | |
TWI403812B (zh) | 薄膜電晶體陣列面板及包含該薄膜電晶體陣列面板之液晶顯示器 | |
JPH0814669B2 (ja) | マトリクス型表示装置 | |
JPH1010548A (ja) | アクティブマトリクス基板およびその製造方法 | |
JP3765203B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2000227611A (ja) | 液晶表示装置とその製造方法 | |
JPH1144893A (ja) | 液晶表示装置及びその製造方法 | |
US4990460A (en) | Fabrication method for thin film field effect transistor array suitable for liquid crystal display | |
JP3258768B2 (ja) | マトリックス型表示装置 | |
JPH04280226A (ja) | 薄膜トランジスタ素子アレイおよびその駆動方法 | |
JPH0728089A (ja) | 液晶表示パネル | |
JPH0213928A (ja) | 薄膜トランジスタアレイ | |
JP3645667B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
KR20010079729A (ko) | 액티브 매트릭스 방식의 액정표시장치 및 그 제조방법 | |
JP2003149674A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3251391B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JPH06294972A (ja) | アクティブ・マトリクス液晶ディスプレイ | |
JP2004004558A (ja) | 液晶表示装置用基板及びそれを備えた液晶表示装置及びその製造方法 | |
JP3488649B2 (ja) | アクティブマトリクス基板 | |
JPH0444014A (ja) | アクティブマトリクス型液晶表示装置 | |
JP4468626B2 (ja) | 表示装置用基板及びそれを備えた表示装置 | |
JPH10133234A (ja) | 液晶表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980224 |