JP7501319B2 - 服薬支援装置 - Google Patents
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Description
しかしながら、当該服薬支援装置の格納部の上部に開口部があり、吸着装置が薬剤一包化パックを格納部の上側から取り出しているため、格納部内に残っている薬剤一包化パックを取り出しやすくするために薬剤一包化パックを上方に持ち上げるリフターが必要であった。したがって、装置の構造が複雑化してしまう問題点があった。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る服薬支援装置200は、格納部10と、配薬トレー30と、取出し部50と、移送部90と、第1出入り口部41、第2出入り口部42、第3出入り口部43と、第4出入り口部44と、を備えている。
図1において、服薬支援装置200の左右方向ないしは横方向(幅方向でもある)をX方向と、前後方向ないしは奥行方向をY方向と、上下方向ないしは縦方向(鉛直方向でもある)をZ方向とする。
ここで、「段積みで格納する」とは、パックを略水平状態ないしは平積み状態で格納することを意味する。
移送部90は、取出し部50により格納部10から取り出したパックを移送する移送手段として機能する。
配薬トレー用の第2出入り口部42、第3出入り口部43も配薬トレー毎に設けているため、他の配薬トレーに配薬動作を行っているときでも別な配薬トレーを取り出すことも可能である。
図3に示すように、配薬トレー30は、特定のパックを配置するための複数の仕切りとしての仕切り部材である仕切り壁31を有し、それぞれ4つの立設した仕切り壁31によって仕切られている。配薬トレー30は、同図の例では複数の仕切り壁31によって区分けされた計20箇所の区画33を備えている。即ち、配薬トレー30は、複数の仕切りによって仕切られた所定の位置としての所定(特定)の区画33に特定のパックを配置するものである。
図4を参照して格納部に係る実施例1について説明する。図4(a)は実施例1を示す格納部の下面図、図4(b)は図4(a)の格納部の縦断面図である。なお、図4(b)の縦断面図では、図面の簡明化を図るため、格納部10内に格納されているパック2の圧着部4の部分の図示を故意に省略してパック2を模式的に拡大誇張して示す(以下説明する実施例の縦断面図でも同じ)。また、同様の趣旨から支持部(支持部左12、支持部右13等)の断面ハッチング表示も省略する。
ケース部11は、複数のパック2を格納する機能を有する。ケース部11は、例えば樹脂を用いて一体的もしくは別体的に形成されている。
フタ部14は、パック2の出し入れを可能にする機能を有する。
パック取出し開口部17は、取出し部50(図1等参照、詳細構成及び動作は後述する)により格納部10から取出されるパック2を通過させる機能を有する。
パック姿勢保持部15は、パック2の姿勢を保持する機能を有する。
支持部左12及び支持部右13は、ケース部11内のパック2を支持ないしは保持する機能を有する。
支持部左12及び支持部右13は、例えば樹脂又は金属等で形成されている。
具体的には、支持部左12の回転軸12aと左底壁端部との間には所定範囲の付勢力を持つねじりコイルバネが装着されている。この付勢力は、取出し部50で格納部10からパック2を取り出しするときには、支持部左12がパック2の通過を許容するように、格納部10からパック2を取り出ししないときには、ケース部11内に格納される最大個数のパック2及び可動板16を格納保持しておくように設定されている。
可動板16は、上記機能を発揮すべく、自らの自重によってケース部11内をZ方向下向きに移動することで、ケース部11内に残された少なくとも1つのパック2をパック取出し開口部17付近に確実に移動させるように設定されている。
図4(b)に示すように、ケース部11の側壁には、X方向に所定の幅でZ方向に延びた長溝11aが形成されている。可動板16の一側端部には、フランジ付きの軸16aが長溝11aから突出して設けられている。可動板16は、軸16aが長溝11aに沿ってZ方向に案内されることで、パック2の姿勢をZ方向の下向きに沿って整然と略水平状態に保持することができる。
格納部10内へパック2を補充するタイミングは、例えば介護施設などの服薬者(入居者)の診察タイミング(通常2週間)や格納部10内のパック2が無くなったタイミングでよい。補充するときにパック2が格納部10内に残っている場合は、残っているパック2の後ろから続けて補充する。
上記例に限らず、例えば服薬者(人)毎に設定された単一の格納部10でもよく、格納部10のパック取出し方向となるパック取出し開口部17から上に向かって順に1日目の朝→昼→夕方→寝る前→2日目の朝→昼→夕方・・・のようにしてもよい。
図5を参照して格納部に係る実施例2について説明する。図5(a)は実施例2を示す格納部の下面図、図5(b)は図5(a)の縦断面図である。
図5に示す実施例2の格納部10は、図4に示した実施例1の格納部10と比較して、支持部左12と同様に支持部右13をフラップ機構にすることで、取出し部50により取り出されるパック2の取り出しをスムーズに行えるようにしたことのみ相違する。支持部右13は、ケース部11の底壁に開口したパック取出し開口部17の右底壁端部に開閉可能に設けられている。支持部右13は、パック取出し開口部17の右底壁端部に設けられた回転軸13aを中心として揺動することで開閉可能に設けられている。
具体的には、支持部右13の回転軸13aと右底壁端部との間には所定範囲の付勢力を持つねじりコイルバネが装着されている。この付勢力は、取出し部50で格納部10からパック2を取り出しするときには、支持部右13が支持部左12との協働作用によって、パック2の通過を許容するように、格納部10からパック2を取り出ししないときには、ケース部11内に格納される最大個数のパック2及び可動板16を格納保持しておくように設定されている。
第2に、単一の格納部に支持部を複数有し、それら支持部の少なくとも一方が、可動することにより、薬剤一包化パックの取り出しをスムーズに行うことが可能となる。
図6を参照して格納部に係る実施例3について説明する。図6(a)は実施例3を示す格納部の下面図、図6(b)は図6(a)の縦断面図である。
図6に示す実施例3の格納部10は、図4に示した実施例1の格納部10と比較して、フラップ機構で可動する支持部左12に代えて、弾性変形可能な弾性部材で形成された支持部左12Aを有することのみ相違する。
弾性部材としては、例えば弾性変形可能な樹脂板材や、弾性変形可能なステンレススチールやアルミニウムなどの金属板材などが用いられる。
第2に、フラップ機構で可動する支持部左を用いなくても、支持部左が弾性変形することにより、薬剤一包化パックの取り出しをスムーズに行うことが可能となるので、構造の簡略化が可能となる。
図7を参照して格納部に係る実施例4について説明する。図7(a)は実施例4を示す格納部の下面図、図7(b)は図7(a)の縦断面図である。
図7に示す実施例4の格納部10は、図4に示した実施例1の格納部10と比較して、不動部材である支持部右13に代えて、弾性変形可能な弾性部材で形成された支持部右13Aを有することのみ相違する。
弾性部材としては、実施例3と同様の弾性変形可能な樹脂や金属などの板材が用いられる。
第2に、支持部右が弾性変形することにより、薬剤一包化パックの取り出しをスムーズに行うことが可能となるので、構造の簡略化が可能となる。
図8を参照して格納部に係る実施例5について説明する。図8(a)は実施例5を示す格納部の下面図、図8(b)は図8(a)の縦断面図である。
図8に示す実施例5の格納部10は、図4に示した実施例1の格納部10と比較して、支持部左12及び支持部右13に代えて、単一の支持部18を有することのみ相違する。
単一の支持部18としては、パック2の取り出しをスムーズにするために弾性部材を用いるのがよい。
第2に、支持部が弾性変形することにより、薬剤一包化パックの取り出しをスムーズに行うことが可能となるので、構造の簡略化が可能となる。
図9を参照して格納部に係る実施例6について説明する。図9(a)は実施例6を示す格納部の下面図、図9(b)は図9(a)の縦断面図である。
図9に示す実施例6の格納部10は、図4に示した実施例1の格納部10と比較して、複数の支持部左12及び支持部右13に代えて、フラップ機構で可動する単一の支持部19を有することのみ相違する。
支持部19は、図5に示した実施例2と同様に、パック取出し開口部17の右底壁端部に設けられた回転軸19aを中心として揺動することで開閉可能に設けられている。
具体的には、支持部19の回転軸19aと右底壁端部との間には所定範囲の付勢力を持つねじりコイルバネが装着されている。この付勢力は、取出し部50で格納部10からパック2を取り出しするときには、支持部19がパック2の通過を許容するように、格納部10からパック2を取り出ししないときには、ケース部11内に格納される最大個数のパック2及び可動板16を格納保持しておくように設定されている。
第2に、薬剤一包化パックの取り出しをスムーズに行うことが可能となる。
図10に一例を示すように、引出し部21は、複数の格納部10を着脱可能に構成している。このように着脱可能に構成された格納部10は、一般的に「カートリッジ」とも呼ばれる。引出し部21のケース部22の左右外側壁面には、スライドレール24がそれぞれ備わっており、各スライドレール24は本体フレーム199(図1参照)側に配設されている本体レール28と摺動可能になっている。これにより、引出し部21は、スライドレール24と本体レール28との係合を介して、本体フレーム199(図1参照)内から引き出して着脱を行うことができる。
上述の例では、凹凸部の嵌め合いないしは係合を介して着脱可能にしているが、これに限らず、ケース部22の内壁面とケース部11の外壁面との隙間に弾性材を設けておくことや、磁力を用いた構成や、スナップフィット構造でも上記と同様の効果を得ることができる。
なお、LED25a~25hなどの案内表示部では格納部10の着脱を行う作業者であるスタッフ等が間違える可能性があるため、例えばセンサやスイッチなどで電子的に格納部10の有無を識別する方法でもよい。
図12に示すように、取出し部50は、格納部10からパック2を取り出し保持する吸着部51を備えている。吸着部51は、エア式の吸引ポンプ48(後述する図21のブロック図にのみ示す)を有し、吸引ポンプ48により負圧状態にしてパック2を吸着する。
吸引ポンプ48は、取出し部50に配設されていてもよいし、装置内の他の部位に配設されていても構わない。前記吸引ポンプが装置内に配設されている場合は、エアチューブなどの連通部材を介して前記吸引ポンプに接続する。
吸着パッド52の一端である図12(a)における上端は、上記したようにパック2を吸着すべく配設されている。吸着パッド52の他端である図12(a)における下端は、吸着ダクト53の一端である図12(a)における上端に取り付け固定されている。吸着ダクト53の他端である図12(a)における下端は、回動ベース部材54に取り付け固定されている。吸着パッド52及び吸着ダクト53は、Y方向に一対設けられている。
固定部材57は、固定部材57の右端部に固設されたベルト掴み部62aでベルト62に結合され固定されている。
ガイドロッド58は、Z方向に延びてY方向に一対設けられ、それらの下端部は取出し部50に設けられた取出しフレーム50aの底フレーム50bに固設されている。
固定部材57の右端部側には、ガイドロッド58に挿入される被ガイド穴57aが形成されている。
駆動プーリ60と従動プーリ61とは、それぞれ図示を省略したプーリ軸が取出しフレーム50a側の不動部材に回動可能に支持されている。吸着部上下移動モータ63は、取出し部50の取出しフレーム50a側の不動部材に固設されている。吸着部上下移動モータ63は、前記吸着部上下移動部の制御対象駆動部材である(後述の図21参照)。
なお、前記吸着部上下移動部は、上記したベルト駆動による上下往復運動機構に限らず、ラックアンドピニオンなどを用いた往復直線運動機構等であってもよい。
ガイド部材59は、吸着部51のY方向の両側に回動ベース部材54を挟んで一対設けられ、その下端部が底フレーム50bに固設されている。
ガイド軸56は、回動ベース部材54のY方向の両端部に突出して設けられ、ガイド部材59のガイド溝59aに常に嵌入して回動ベース部材54を案内するよう設けられている。ガイド軸56は、図12(a)に示すように、回動ベース部材54の回転軸55のZ方向の下側に、回転軸55と一定の距離を持って設けられている。
特有形状のガイド溝59aは、ガイド軸56の案内によって、略水平状態の回動ベース部材54を介して図12(a)に実線で示すように吸着パッド52の姿勢を上向きに保持するように、Z方向に比較的長く延びて形成された第1のガイド溝部分と、この第1のガイド溝部分に連通し接続し、下側に行くに従い徐々に右側に緩く円弧を描くように形成され、回動ベース部材54及び吸着パッド52の姿勢を略90度回転させる第2のガイド溝部分とからなる。
図13(a)に示すように、図1の移送部90による動作によって取出し部50が格納部10の下側に移動して移動停止状態にある。この際、前記吸着部上下移動部の吸着部上下移動モータ63が停止されていて、吸着パッド52が取出し部上面位置(筐体状をなす取出し部50の取出しフレーム50aの上面位置を意味する)よりも下に位置している。その後、図13(b)に示すように、吸着部上下移動モータ63の作動により、吸着パッド52が上方向に移動し、フラップ機構の支持部左12と弾性部材の支持部右13Aとの間のパック取出し開口部17から進入して格納部10の最下部に位置するパック2に接触すると同時にパック2を吸着する。その際には予め前記吸引ポンプが駆動されていて吸着動作が可能な状態にある。
図13(a)~図13(c)に示したように、パック2を格納手段10から取り出す際には、取出し部50を当該格納部10の下側に配置させることで行われる。
図13(c)に示したように、支持部左12及び支持部右13Aは吸着パッド52の引出し動作によって開閉するため、別途開閉用の駆動源を用意する必要はなく、格納部10からパック2を確実に取出すことができると共に、装置の簡素化、省電力化が可能となる。
図14に示すように、格納部10内のパック2がパック取出し開口部17から落下しないよう、フラップ機構の支持部左12と支持部右13とで格納部10内のパック2を支持している。図4を参照して実施例1の格納部10を説明した通り、特に支持部左12については、中央部が凸形状部12bとなっており、この凸形状部12bにてパック2を支持している。
そして、格納部10内の最下部のパック2を吸着パッド52にて吸着しながら取出す際、凸形状部12bを挟んだY方向の2箇所の吸着パッド位置において吸着パッド52にてパック2を吸着する位置関係となっている。換言すれば、格納部10から最下部のパック2を吸着パッド52にて取り出す際、2つの吸着パッド52が支持部左12の凸形状部12bの両端近傍を通過してパック2を吸着し保持することとなる。
図14では、支持部左12の凸形状部12bとして四角形状としているが、これに限らず、図17に示すような三角形や、図18に示すような半円の形状でもよく、図14で説明したと同様の効果を得ることができる。つまり、支持部の凸形状は、薬剤一包化パックの一部に引っかかっている形状、換言すれば薬剤一包化パックの一部に重なる形状であればよい。
なお、上記した支持部の凸形状部の別の例は、図4~図7に示した実施例1~実施例4等にも適用できることは無論である。
図1の服薬支援装置200の構成のように、各格納部10は配薬トレー30を挟んでZ方向の上下部の平面上に並んでおり、また、配薬トレー30は最下部の格納部10の上部にあるため、取出し部50はX方向、Y方向、Z方向の3方向に動くようにしている。このように、移送部90は、取出し部50によって格納部10から取出したパック2を配薬トレー30に受け渡すべく移送するために、取出し部50をX方向、Y方向及びZ方向に移動させる構成を有する。
Xアダプタ96には、3個のローラ98(3個のうち2個は取出し部50に隠れていて見えない)がXガイド部材97を挟み付ける状態で転動可能に取付けられている。また、Xアダプタ96は、ベルト掴み部(図示せず)を介して無端ベルト94に結合され固定されている。
Yアダプタ106には、3個のローラ108がYガイド部材107を挟み付ける状態で転動可能に取付けられている。また、Yアダプタ106は、ベルト掴み部104aを介して無端ベルト104に結合され固定されている。
Z方向移送部111では、駆動プーリ112、従動プーリ113及び無端ベルト114がX方向の両側にそれぞれ設けられているが、Z方向移送モータ115は一方の駆動プーリ112にのみ設けられている。
各Zアダプタ116には、3個のローラ118がZガイド部材117を挟み付ける状態で転動可能にそれぞれ取付けられている。また、各Zアダプタ116は、各ベルト掴み部114aを介して各無端ベルト114に結合され固定されている。
上記構成により、Yガイド部材107の先端部107a側が自重により撓むことを防止することができる。これにより、取出し部50と格納部10との、又は配薬トレー30との各配置距離のばらつきが少なくなるため、安定したパック2の取り出しや配薬トレー30へのパック2の挿入ないしは差込みが可能となる。
CPUの入力ポートにはまた、取出し部50におけるX方向移送部91のホームポジション(以下、「HP」と略記する)を検出する移送部HPセンサ99、取出し部50におけるY方向移送部101のHPを検出する移送部HPセンサ109、取出し部50におけるZ方向移送部111のHPを検出する移送部HPセンサ119が電気的に接続されている。
CPUの入力ポートにはまた、取出し部50における吸着部51(特には吸着パッド52)のHPを検出する吸着部HPセンサ158が電気的に接続されている。
CPUの出力ポートに報知部を電気的に接続してもよい。この報知部は、LED等の光、音声を含む音や振動によって、上記装置・各部がどのような状態にあるのかを報知したりするものである。スタッフ等が装置から離れていても服薬タイミングなどを知らせるためのスピーカやライト等を備えている。
CPUは、後述する説明や制御フローチャートに示されている制御動作を実行させる機能を有する。
図22(a1)~図22(a6)に示すように、図13(a)~図13(f)を参照して説明した通りの詳細動作が行われる。図22(a6)に示す動作状態は、格納部10から取り出したパック2を吸着し保持している吸着パッド52の姿勢を略90度回転させた状態を示している。図22(b)に示すように、図22(a6)と同様の姿勢状態で取出し部50の吸着パッド52に保持される。
そして、図22(b)に示すように、パック2を保持した状態の吸着パッド52を備える取出し部50が移送部90によって、配薬トレー30が設置されている配薬部29まで太い破線で示すルート上を移送される。取出し部50が配薬部29の配薬トレー30の略真上に運ばれると、吸引ポンプ48の駆動が停止される。これにより、吸着パッド52によるパック2の吸着保持が解除され、パック2が配薬トレー30の所定の位置である所定の区画33に差し込まれる。
図23のステップS10において、配薬すべきパック2を格納している対象の格納部10のNoを確認すると共に、パック2が受け渡される対象の配薬トレー30の位置を確認しておく。
次いで、対象の格納部10まで取出し部50を移送部90の移送動作によって移動する(ステップS11)。次いで、吸引ポンプ48を駆動しながら、吸着部上下移動モータ63を駆動することによって吸着部51を上方向に移動する(ステップS12~ステップS13)。吸着パッド52によって格納部10内の最下部のパック2が吸着保持される一定時間後に、吸着部上下移動モータ63を逆転駆動することによって吸着部51を下方向に移動する(ステップS14)。この後、取出し部50をX方向に移動させて、格納部10からパック2を完全に取り出し、吸着部上下移動モータ63をさらに逆転駆動させて吸着部51を下方向に移動させ、パック2を吸着保持している吸着パッド52の姿勢を略90度の略垂直状態にする(ステップS15~ステップS16)。
一方、ステップS19において、配薬するパック2が他にあるときにはステップS10に戻って、上記同様の動作が繰り返される。
即ち、第1の態様は、薬剤3などの薬剤が一包化されたパック2などの薬剤一包化パックを格納する格納部10などの格納手段と、特定の前記薬剤一包化パックを前記格納手段から取り出す取出し部50などの取出し手段と、前記取出し手段により取り出した前記薬剤一包化パックを移送する移送部90などの移送手段と、前記移送手段により移送された前記薬剤一包化パックを配置する配薬トレー30などの配薬手段と、を備え、前記取出し手段により前記格納手段から取り出される前記薬剤一包化パックの被取出し部20などの被取出し部が、前記格納手段内の下部に有する服薬支援装置200などの服薬支援装置である。
かかる構成により、第2の態様によれば、薬剤一包化パックを格納手段内に支持し保持することが可能となると共に、格納手段内からの薬剤一包化パックの取り出しやすさと落ちにくさとを両立することが可能となる。
かかる構成により、第4の態様によれば、薬剤一包化パックの取り出しをスムーズに行うことが可能となる。
かかる構成により、第5の態様によれば、薬剤一包化パックの取り出しをスムーズに行うことが可能となると共に、機構の簡略化が可能となる。
かかる構成により、第6の態様によれば、取出し手段の吸着部51(吸着パッド52)などの逃げを確保することが容易になり、凸形状により支持されている薬剤一包化パックの両側の部分の外形寸法が近くなることで、薬剤一包化パックの取り出し吸着時に薬剤一包化パックが変形しにくくなる。
かかる構成により、第7の態様によれば、支持部の凸形状の両端側において実質的に2つの取出し手段で取り出すことになるので、薬剤一包化パックの取り出しをさらにスムーズに行うことが可能となる。
かかる構成により、第8の態様によれば、取出し手段が通過する側の支持部が開閉することでさらにスムーズな薬剤一包化パックの取り出しが可能となる。
3 薬剤
5 ミシン目
10 格納部
12、12A、12’ 支持部左(支持部の一例)
12a 回転軸
12b 凸形状部(凸形状の一例)
13、13A 支持部右(支持部の一例)
13a 回転軸
13b 凸形状部(凸形状の一例)
17 パック取出し開口部
18 単一の支持部(支持部の一例)
19 単一の支持部(支持部の一例)
20 被取出し部
21 引出し部
29 配薬部
30 配薬トレー(配薬手段、配薬台の一例)
31 仕切り壁(仕切り一例)
33 区画(所定の位置の一例)
50 取出し部(取出し手段の一例)
51 吸着部
52 吸着パッド(吸着手段、吸着部材)
90 移送部(移送手段の一例)
150 制御部
200 服薬支援装置
Claims (4)
- 薬剤が一包化された薬剤一包化パックを段積みで格納する格納手段と、
特定の前記薬剤一包化パックを前記格納手段から取り出す取出し手段と、
前記取出し手段により取り出した前記薬剤一包化パックを移送する移送手段と、
前記移送手段により移送された前記薬剤一包化パックを配置する配薬手段と、
を備え、
前記取出し手段により前記格納手段から取り出される前記薬剤一包化パックの被取出し部が、前記格納手段内の下部に有する服薬支援装置であって、
前記被取出し部が、前記薬剤一包化パックを複数個所で支持する支持部を有し、
前記被取出し部が、前記支持部を複数有し、
複数の前記支持部の少なくとも一方が、弾性部材であることにより、前記薬剤一包化パックを前記格納手段内に保持することが可能であると共に、前記薬剤一包化パックの取り出しやすさと落ちにくさを両立することが可能となり、また弾性変形することにより、前記薬剤一包化パックの取り出しをスムーズに行うことが可能となる構成であり、
前記取出し手段は、前記薬剤一包化パックをエア吸引により吸着する吸着部材と、前記吸着部材を前記取出し手段の上下方向に移動する吸着部上下移動部とを有し、
前記被取出し部は、前記支持部の他に、前記格納手段内の前記薬剤一包化パックを取り出すためのパック取出し開口部を有し、
前記取出し手段により前記格納手段から前記薬剤一包化パックを取り出すときには、前記移送手段によって前記取出し手段を前記格納手段の下側に移動した状態にしておき、前記吸着部上下移動部によって、前記取出し手段から前記吸着部材を上方向に移動し、前記吸着部材を前記パック取出し開口部から前記格納手段の前記下部に進入させ、前記支持部によって支持されている前記薬剤一包化パックを前記吸着部材で吸着し、その後、前記吸着部上下移動部によって前記薬剤一包化パックを吸着した前記吸着部材を前記パック取出し開口部から下方向に移動させて、前記吸着部材が前記取出し手段に戻ることを特徴とする服薬支援装置。 - 複数の前記支持部の少なくとも一方が、可動することにより、前記取出し手段で前記格納手段から前記薬剤一包化パックを取り出しするときには、前記薬剤一包化パックの通過を許容するように構成され、前記格納手段から前記薬剤一包化パックを取り出ししないときには、前記格納手段内に前記薬剤一包化パックを格納保持しておくように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の服薬支援装置。
- 複数の前記支持部の少なくとも一方が、平面視で見て前記薬剤一包化パックと重なる凸形状をなし、
前記取出し手段は、互いに隣合って設けられた2つの前記吸着部材を有し、
前記取出し手段により前記格納手段から前記薬剤一包化パックを取り出すときに、2つの前記吸着部材は前記支持部の前記凸形状の各端を通過し、2つの前記吸着部材が前記支持部の前記凸形状の各端に跨る状態で前記薬剤一包化パックを吸着することを特徴とする請求項1記載の服薬支援装置。 - 前記2つの前記吸着部材が通過する側の前記支持部が、可動することを特徴とする請求項3に記載の服薬支援装置。
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-
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