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JP7434424B2 - 鞍乗型車両のフロントカウル構造 - Google Patents

鞍乗型車両のフロントカウル構造 Download PDF

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Description

本発明は、鞍乗型車両のフロントカウル構造に関する。
特許文献1には、フロントカウルと、翼部とを備える鞍乗型車両が開示されている。フロントカウルは、車体の前部を前方から覆っている。翼部は、フロントカウルの車幅方向の両端部に設けられている。
特開2022-47384号公報
前方から見たときの鞍乗型車両の大きさ(投影面積)が小さい程、鞍乗型車両の空力抵抗(空気抵抗)が小さくなる。しかしながら、投影面積が小さくなれば、鞍乗型車両に作用するダウンフォースが小さくなる。
そこで、特許文献1のように、フロントカウルの両端部に逆翼形状の翼部を設けると、ダウンフォースが大きくなる。しかしながら、空力抵抗は却って大きくなる。
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
本発明の態様は、鞍乗型車両のフロントカウル構造であって、前記フロントカウル構造は、車体を前方から覆う第1フロントカウル部と、前記第1フロントカウル部の下方で前記車体を前方から覆う第2フロントカウル部と、前記鞍乗型車両の前後方向に沿って延び、前記第1フロントカウル部と前記第2フロントカウル部とを連結し、車幅方向の内側に窪む窪み部と、を備え、前記窪み部は、後方に行くにつれて、前記車幅方向の外側に広がると共に、上方に傾斜し、前記第1フロントカウル部の両端部は、前記鞍乗型車両の側面視で、逆翼形状である。
本発明では、第1フロントカウル部を逆翼形状とすることにより、ダウンフォースを大きくすることができる。また、翼部が不要となるため、空力抵抗を低減することができる。これにより、鞍乗型車両の運動性能(最高速、加速性能)が向上し、結果的に、燃費性能を向上することができる。さらに、窪み部に沿って流れる走行風は、後方に行く程、上方且つ外側に向かって流れる。これにより、鞍乗型車両の乗員に走行風が直撃することを緩和することができると共に、空力抵抗を一層低減することができる。また、本発明をスーパースポーツ系の鞍乗型車両に適用すれば、車幅を抑えた先鋭的なデザインを実現することが可能となる。これにより、鞍乗型車両の意匠性を向上することができる。
図1は、自動二輪車の右側面図である。 図2は、自動二輪車の斜視図である。 図3は、自動二輪車の正面図である。 図4は、自動二輪車の前部の平面図である。 図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。
図1は、自動二輪車10(鞍乗型車両)の右側面図である。図2は、自動二輪車10の斜視図である。図3は、自動二輪車10の正面図である。図4は、自動二輪車10の前部の平面図である。以下の説明では、自動二輪車10が前進する方向を前方として、前後、左右及び上下の方向を説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、前輪12と、後輪14と、車体フレーム16(車体)と、カウル18とを備える。
車体フレーム16は、ヘッドパイプ20を備える。ヘッドパイプ20は、車体フレーム16の前端部の一部である。ヘッドパイプ20には、ステアリングシャフト(不図示)が回動可能に支持されている。ステアリングシャフトの上端には、トップブリッジ22(図4参照)が固定されている。トップブリッジ22は、左右一対のフロントフォーク24(図3参照)の上部を連結する。ステアリングシャフトの下端には、ボトムブリッジ(不図示)が固定されている。ボトムブリッジは、左右一対のフロントフォーク24を連結する。左右一対のフロントフォーク24の下端部には、前輪12が回転可能に支持されている。前輪12は、左右一対のフロントフォーク24を介して、車体フレーム16の前端部に操舵可能に支持されている。トップブリッジ22の上部には、ハンドル26が固定されている。左右一対のフロントフォーク24には、フロントフェンダ28が取り付けられている。フロントフェンダ28は、前輪12を上方から覆う。
図1に示すように、後輪14は、車体フレーム16の後部に支持されている。車体フレーム16の上部には、シート30が支持されている。シート30には、自動二輪車10の乗員32が着座する。車体フレーム16の下部には、ステップ34が設けられている。シート30に着座した乗員32は、ステップ34に足36を置くことが可能である。
カウル18は、フロントカウル40(フロントカウル構造)と、左右一対のミドルカウル42、44と、ロアカウル46とを有する。
フロントカウル40は、車体フレーム16の前部を前方から覆う。車体フレーム16の前部には、ヘッドパイプ20等が含まれる。
左右一対のミドルカウル42、44は、フロントカウル40の左右方向(車幅方向)の両端部に連結されている。図3に示すように、左右一対のミドルカウル42、44は、車体フレーム16の前部を左右両側から覆う。
具体的には、左側のミドルカウル42は、フロントカウル40の左端部に連結されている。左側のミドルカウル42は、後方に行くにつれて、フロントカウル40の左端部から斜め下方に延びている。左側のミドルカウル42は、車体フレーム16の前部を左方向から覆う。
図1に示すように、右側のミドルカウル44は、フロントカウル40の右端部に連結されている。右側のミドルカウル44は、後方に行くにつれて、フロントカウル40の右端部から斜め下方に延びている。右側のミドルカウル44は、車体フレーム16の前部を右方向から覆う。
ロアカウル46は、左右一対のミドルカウル42、44の下端部に連結されている。図2に示すように、ロアカウル46は、車体フレーム16の下部を下方から覆う。
フロントカウル40は、第1フロントカウル部50と、第2フロントカウル部52と、窪み部54と、左右一対のサイドパネル部56、58とを有する。
第1フロントカウル部50は、車体フレーム16の前部を前方から覆う。具体的には、第1フロントカウル部50は、ヘッドパイプ20、ハンドル26の中央部、ステアリングシャフト、及び、トップブリッジ22等を、前方から覆う。図4に示すように、第1フロントカウル部50は、後方に行くにつれて、左右方向(車幅方向の外側)に広がる。図1に示すように、第1フロントカウル部50は、後方に行くにつれて、上方に傾斜している。図2に示すように、第1フロントカウル部50の左右方向の中央部には、ウィンドスクリーン60が設けられている。
第2フロントカウル部52は、第1フロントカウル部50の下方で、車体フレーム16の前部を前方から覆う。具体的には、第2フロントカウル部52は、左右一対のフロントフォーク24の上部等を、前方から覆う。第2フロントカウル部52は、後方に行くにつれて、左右方向に広がる。第2フロントカウル部52は、後方に行くにつれて、上方に傾斜している。図3に示すように、第2フロントカウル部52の左端部には、左側のミドルカウル42が連結されている。第2フロントカウル部52の右端部には、右側のミドルカウル44が連結されている。
図1に示すように、窪み部54は、第1フロントカウル部50の下部と第2フロントカウル部52の上部とを連結するように、前後方向に沿って延びている。図3に示すように、窪み部54は、第1フロントカウル部50及び第2フロントカウル部52に対して、車幅方向の内側に窪んでいる。
上記のように、第1フロントカウル部50及び第2フロントカウル部52は、後方に行くにつれて、左右方向に広がると共に、上方に傾斜している。そのため、図2に示すように、窪み部54は、後方に行くにつれて、左右方向に広がる。図1に示すように、窪み部54は、後方に行くにつれて、上方に傾斜している。
図5は、図4のV-V線に沿った断面図である。図5では、第1フロントカウル部50からサイドパネル部56、58(図4参照)を取り外した状態を図示している。図5に示すように、第1フロントカウル部50の左端部57及び右端部59は、側面視で、逆翼形状である。すなわち、第1フロントカウル部50の左端部57及び右端部59は、側面視で、飛行体の翼を上下反転させた形状を有する。従って、第1フロントカウル部50の左端部57及び右端部59の下側部分は、下方に凸となるように湾曲している。
図1に示すように、第1フロントカウル部50の左端部57及び右端部59には、サイドパネル部56、58がそれぞれ設けられている。
図3に示すように、左側のサイドパネル部56は、第1フロントカウル部50の左端部57から下方に延びている。左側のサイドパネル部56は、窪み部54の左側部分の一部を覆うように、第1フロントカウル部50の左端部57を覆っている。図4に示すように、左側のサイドパネル部56は、後方に行くにつれて、左方向に広がる。左側のサイドパネル部56は、後方に行くにつれて、上方に傾斜している。
図2に示すように、右側のサイドパネル部58は、第1フロントカウル部50の右端部59から下方に延びている。右側のサイドパネル部58は、窪み部54の右側部分の一部を覆うように、第1フロントカウル部50の右端部59を覆っている。図4に示すように、右側のサイドパネル部58は、後方に行くにつれて、右方向に広がる。図1に示すように、右側のサイドパネル部58は、後方に行くにつれて、上方に傾斜している。
左右一対のサイドパネル部56、58の各々には、第1スリット部62、64が形成されている。左側のサイドパネル部56には、2つの第1スリット部62が形成されている。左側のサイドパネル部56の2つの第1スリット部62は、窪み部54の左側部分の後部に連通している。右側のサイドパネル部58には、2つの第1スリット部64が形成されている。右側のサイドパネル部58の2つの第1スリット部64は、窪み部54の右側部分の後部に連通している。
図3に示すように、第1フロントカウル部50の左右両側には、第2スリット部66、68がそれぞれ形成されている。左右一対の第2スリット部66、68の各々は、第1フロントカウル部50において、前後方向に形成されている。左側の第2スリット部66は、第1フロントカウル部50において、左側のサイドパネル部56の上方の箇所に形成されている。右側の第2スリット部68は、第1フロントカウル部50において、右側のサイドパネル部58の上方の箇所に形成されている。
第2フロントカウル部52の前部の左右両側には、突出部70、72が設けられている。左右一対の突出部70、72の各々は、第2フロントカウル部52の前部の左右両側から上方に延びている。左側の突出部70は、第2フロントカウル部52の前部の左側部分から後方に行くにつれて、斜め上方に延びている。左側の突出部70は、後方に行くにつれて、左方向に広がると共に、上方に傾斜している。右側の突出部72は、第2フロントカウル部52の前部の右側部分から後方に行くにつれて、斜め上方に延びている。右側の突出部72は、後方に行くにつれて、右方向に広がると共に、上方に傾斜している。
以上のように構成される自動二輪車10のフロントカウル40の作用について説明する。ここでは、シート30に着座した乗員32がステップ34に足36を置いた状態で、自動二輪車10を前方に向かって走行させる場合について説明する。
図1に示すように、シート30に着座した乗員32は、左右の手74でハンドル26の両端部を握り、前屈みの状態で自動二輪車10を運転する。図1に矢印で示すように、自動二輪車10が前方に向かって走行する場合、前方から自動二輪車10に向かって走行風が流れる。
第1フロントカウル部50及び第2フロントカウル部52に到達した走行風の一部は、窪み部54に流入する。窪み部54に流入した走行風は、窪み部54とサイドパネル部56、58と突出部70、72とによって形成された空間76を流れる。第1フロントカウル部50の左端部57及び右端部59が側面視で逆翼形状であるため、この空間76に走行風が流れたときに、第1フロントカウル部50にダウンフォースが発生する。ダウンフォースは、自動二輪車10の前部を下方(路面)に押し付ける力として作用する。この空間76を流れる走行風は、後方に排出される。
窪み部54とサイドパネル部56、58と突出部70、72とによって空間76が形成されているので、該空間76に流入した走行風が車幅方向の外側に拡散することを抑制することができる。これにより、ダウンフォースを大きくすることができる。
また、この空間76を流れる走行風の一部は、第2スリット部66、68から車幅方向の外側に排出される。これにより、自動二輪車10の旋回方向に対する抵抗が大きくなりすぎて、自動二輪車10の車体運動が拘束されることを抑制することができる。
第1フロントカウル部50に到達した走行風の一部は、第1フロントカウル部50の表面に沿って流れる。第1フロントカウル部50の表面に沿って流れる走行風は、第1スリット部62、64を介して後方に排出される。また、第1フロントカウル部50に到達した走行風の他の一部は、第1フロントカウル部50とウィンドスクリーン60とに沿って後方に流れる。これにより、自動二輪車10の旋回方向に対する抵抗が大きくなりすぎて、自動二輪車10の車体運動が拘束されることを抑制することができる。
後方に排出された走行風は、乗員32の左右の肩78の上方、且つ、乗員32よりも車幅方向の外側を流れる。これにより、走行風が乗員32に直撃することを回避することができる。すなわち、乗員32を包み込むように走行風が流れる。従って、後方に排出された走行風は、乗員32を包み込むエアカーテンとして機能する。この結果、乗員32に作用する空力抵抗を低減することができる。
上記の実施形態から把握し得る発明について、以下に記載する。
本発明の態様は、鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)であって、前記フロントカウル構造(40)は、車体(16)を前方から覆う第1フロントカウル部(50)と、前記第1フロントカウル部(50)の下方で前記車体(16)を前方から覆う第2フロントカウル部(52)と、前記鞍乗型車両(10)の前後方向に沿って延び、前記第1フロントカウル部(50)と前記第2フロントカウル部(52)とを連結し、車幅方向の内側に窪む窪み部(54)と、を備え、前記窪み部(54)は、後方に行くにつれて、前記車幅方向の外側に広がると共に、上方に傾斜し、前記第1フロントカウル部(50)の両端部(57、59)は、前記鞍乗型車両(10)の側面視で、逆翼形状である。
本発明では、第1フロントカウル部を逆翼形状とすることにより、ダウンフォースを大きくすることができる。また、翼部が不要となるため、空力抵抗を低減することができる。これにより、鞍乗型車両の運動性能(最高速、加速性能)が向上し、結果的に、燃費性能を向上することができる。さらに、窪み部に沿って流れる走行風は、後方に行く程、上方且つ外側に向かって流れる。これにより、鞍乗型車両の乗員に走行風が直撃することを緩和することができると共に、空力抵抗を一層低減することができる。また、本発明をスーパースポーツ系の鞍乗型車両に適用すれば、車幅を抑えた先鋭的なデザインを実現することが可能となる。これにより、鞍乗型車両の意匠性を向上することができる。
本発明の態様において、前記第1フロントカウル部(50)の両端部(57、59)における前記車幅方向の外側には、前記両端部(57、59)を覆うサイドパネル部(56、58)が設けられ、前記サイドパネル部(56、58)は、前記窪み部(54)の一部を前記車幅方向の外側から覆うように下方に延び、後方に行くにつれて、前記車幅方向の外側に広がると共に、上方に傾斜している。
これにより、窪み部に流入した走行風が車幅方向の外側に拡散することを抑制することができる。この結果、ダウンフォースをより大きくすることができる。
本発明の態様において、前記サイドパネル部(56、58)には、前方から前記窪み部(54)に流入した走行風を前記車幅方向の外側に排出する第1スリット部(62、64)が形成されている。
これにより、窪み部に流入した走行風を車幅方向の外側に適度に逃がすことができる。この結果、走行風に起因して、鞍乗型車両の車体運動が拘束されることを抑制することができる。また、鞍乗型車両の乗員への走行風の直撃を緩和することができる。この結果、空力抵抗をさらに低減することができる。
本発明の態様において、前記第2フロントカウル部(52)の前記車幅方向の外側には、上方に延びる突出部(70、72)が設けられ、前記突出部(70、72)は、後方に行くにつれて、前記車幅方向の外側に広がると共に、上方に傾斜している。
これにより、走行風を窪み部に効率よく流入させることができる。また、窪み部に流入した走行風が車幅方向の外側に拡散することを抑制することができる。この結果、ダウンフォースをより大きくすることができる。さらに、突出部が車幅方向の外側に広がることで、窪み部に流れ込まなかった走行風を車幅方向の外側に逃すことができる。この結果、窪み部に流れ込まなかった走行風が鞍乗型車両の乗員に直撃することを回避することができる。
本発明の態様において、前記第1フロントカウル部(50)には、前記第1フロントカウル部(50)に沿って流れる走行風を後方に排出する第2スリット部(66、68)が形成されている。
これにより、走行風に起因して、鞍乗型車両の車体運動が拘束されることを抑制することができる。また、第2スリット部から後方に排出された走行風は、鞍乗型車両の乗員に沿って流れる。これにより、後方に排出された走行風が乗員を包み込むエアカーテンとして機能し、乗員の防風範囲を小さくすることが可能となる。この結果、空力抵抗を一層低減することができる。
なお、本発明は、上述した開示に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。
10…自動二輪車(鞍乗型車両) 16…車体フレーム(車体)
40…フロントカウル(フロントカウル構造)
50…第1フロントカウル部 52…第2フロントカウル部
54…窪み部

Claims (5)

  1. 鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)であって、
    車体(16)を前方から覆う第1フロントカウル部(50)と、
    前記第1フロントカウル部(50)の下方で前記車体(16)を前方から覆う第2フロントカウル部(52)と、
    前記鞍乗型車両(10)の前後方向に沿って延び、前記第1フロントカウル部(50)と前記第2フロントカウル部(52)とを連結し、車幅方向の内側に窪む窪み部(54)と、
    を備え、
    前記窪み部(54)は、後方に行くにつれて、前記車幅方向の外側に広がると共に、上方に傾斜し、
    前記第1フロントカウル部(50)の両端部(57、59)は、前記鞍乗型車両(10)の側面視で、逆翼形状である、鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)。
  2. 請求項1記載の鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)において、
    前記第1フロントカウル部(50)の両端部(57、59)における前記車幅方向の外側には、前記両端部(57、59)を覆うサイドパネル部(56、58)が設けられ、
    前記サイドパネル部(56、58)は、前記窪み部(54)の一部を前記車幅方向の外側から覆うように下方に延び、後方に行くにつれて、前記車幅方向の外側に広がると共に、上方に傾斜している、鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)。
  3. 請求項2記載の鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)において、
    前記サイドパネル部(56、58)には、前方から前記窪み部(54)に流入した走行風を前記車幅方向の外側に排出する第1スリット部(62、64)が形成されている、鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)において、
    前記第2フロントカウル部(52)の前記車幅方向の外側には、上方に延びる突出部(70、72)が設けられ、
    前記突出部(70、72)は、後方に行くにつれて、前記車幅方向の外側に広がると共に、上方に傾斜している、鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)。
  5. 請求項1~3のいずれか1項に記載の鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)において、
    前記第1フロントカウル部(50)には、前記第1フロントカウル部(50)に沿って流れる走行風を後方に排出する第2スリット部(66、68)が形成されている、鞍乗型車両(10)のフロントカウル構造(40)。
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