JP7415191B2 - 車両装備操作装置 - Google Patents
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Description
また、例えばユーザーが操作パネルに指先等で触れることにより、被操作装備を動作させることができるので、簡単な操作により被操作装備を動作させることができ、車両装備操作装置の操作性を向上できる。
また、操作パネルは、車両のドアに設けられたアームレストの前後方向における中間部よりも前方に設けられているので、例えばユーザーがアームレストに肘を載置した状態で、指先だけを動かすことにより、操作パネルに対して簡単に操作入力を行って被操作装備を動作させることができる。
したがって、小型化できるとともに操作性に優れた車両装備操作装置を提供できる。
また、従来技術では、複数の被操作装備に対応して複数の車両装備操作装置が設けられるとともに、各々の車両装備操作装置の設置位置が異なるため、異なる被操作装備に切り換えて操作する際に煩雑となるおそれがあった。これに対して、本発明によれば、操作パネルに対して所定の操作入力を行うことにより、複数の被操作装備の情報のうち、一の被操作装備の情報と他の被操作装備の情報とが切り替え表示されるので、簡単な操作により被操作装備の切り替えを行うことができる。このため、例えばユーザーが指先で操作パネルに接触した後、操作パネル上で所定方向に操作パネルを弾くように高速移動させる、いわゆるフリック等の操作入力方法により、一の被操作装備の情報と他の被操作装備の情報とを切り替え表示させることができる。したがって、操作性に優れ、簡単に被操作装備を切り換えることができる車両装備操作装置とすることができる。
また、例えばユーザーが操作パネルに指先等で触れることにより、被操作装備を動作させることができるので、簡単な操作により被操作装備を動作させることができ、車両装備操作装置の操作性を向上できる。
また、操作パネルは、車両のドアに設けられたアームレストの前後方向における中間部よりも前方に取り付けられているので、例えばユーザーがアームレストに肘を載置した状態で、指先だけを動かすことにより、操作パネルに対して簡単に操作入力を行って被操作装備を動作させることができる。
したがって、小型化できるとともに操作性に優れた車両装備操作装置を提供できる。
図1は、車両装備操作装置5を備えた車両1の車室内2を示す斜視図である。
以下に、本発明の第一実施形態に係る車両装備操作装置5について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における前後左右方向は、特に記載が無ければ、図1に示す車両1における前後左右方向と同一とする。また、各図中の矢印Tは車両1の前方を、矢印LBは車両1の左方を、矢印Hは車両1の上方をそれぞれ示す。また、以下では、右側に運転席のシート10が配置された、いわゆる右ハンドルの車両1を例に説明する。また、分かりやすくするために、図1においては、助手席のシートの図示を省略している。
ナビゲーションディスプレイ43は、例えば液晶ディスプレイであって、車両1のインストルメントパネル4内に、運転者が視認可能なように設置される。ナビゲーションディスプレイ43には、ナビゲーション制御部41に格納された地図データに基づく画像等が表示される。
ドア3は、車室外側に配置された不図示のドアスキンと車室内2側に配置されたドアインナパネル31aとを接合して閉断面形状に形成されたドアパネル31と、ドアパネル31に開口する窓32の下方に配置され、ドアインナパネル31aの車室内2側に固定された例えば樹脂材料からなるドアライニング34(請求項の「内装部材」に相当。)と、窓32を開閉するウインドウガラス33と、を備えている。
ウインドウガラス33は、ドアスキンとドアインナパネル31aとの間に収納された不図示の電動ウインドウレギュレータによって昇降されることにより、窓32を開閉している。
アームレスト38の後端部は、運転者の肘が載置される肘置き38aとなっている。また、アームレスト38の前後方向における中間部分は、上方に開口したアームレストポケット38bとなっている。
車両装備操作装置5は、車両1に設けられた種々の装備を操作するためのものである。なお、第一実施形態では、上述したドア3のウインドウガラス33が車両装備操作装置5によって操作される装備(以下、「被操作装備E1」という。)となっており、車両装備操作装置5を操作することによりドア3のウインドウガラス33を昇降できるように構成されている。
図3に示すように、車両装備操作装置5は、主にカバー部材51と、操作パネル53と、ベース板55と、により構成されている。
カバー部材51は、例えば樹脂材料等により形成された部材であり、外表面51aがアームレスト38の前端部38c(図2参照)の外装を構成している。カバー部材51は、操作パネル53を覆うとともに、アームレスト38の前端部38cを装飾する意匠部材としても機能している。
カバー部材51の中央部には、開口51bが設けられている。カバー部材51の開口51bからは、操作パネル53が外部に露出している。
カバー部材51の開口51bよりも後方の領域は、載置部51cとなっている。載置部51cは、例えば上方に凸の曲面状に形成されており、後述するようにユーザーの掌を載置可能となっている。
操作入力部53aは、操作パネル53の主面に設けられており、例えば静電容量センサ等のタッチセンサを備える、いわゆるタッチパッドである。なお、タッチセンサは、静電容量センサに限定されることはなく、例えばピエゾ素子等を用いた圧力センサであってもよい。また、操作パネル53の電源は、操作パネル53に内蔵された電池から供給されてもよいし、車両1(図1参照)に搭載されるバッテリーから供給されてもよい。
図4に示すように、操作入力部53aは、ユーザーの操作物、例えば、ユーザーの指先と接触することにより、操作入力を受け付けるようになっている。このとき、ユーザーの掌は、載置部51cに載置されている。
ここで、ドア3のドアライニング34における操作パネル53に対応した部分には、車室外側に凹む凹部34aが形成されている。凹部34aは、上方から見て車室外側に湾曲するように凹み形成されている。凹部34aは、例えば操作パネル53の後端部に対応した位置が最も深くなっている。なお、操作パネル53の後端部に対応した領域は、ユーザーが掌を載置部51cに載置しつつ、指先を左右方向へ動かして操作入力部53aへの操作入力を行った時に、手の左右方向への移動量が最も大きくなる領域となっている。
操作入力部53aへの操作入力方法は、例えばタッチやロングタッチ、リリース、タップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、ピンチアウト等と呼ばれる各操作入力方法を含む。
タッチは、操作入力部53aに指先を接触させる操作入力方法である。
ロングタッチは、操作入力部53aに指先を一定時間以上接触させる操作入力方法である。
リリースは、操作入力部53aに接触している指先を操作入力部53aから離間させる操作入力方法である。
タップは、操作入力部53aに指先を接触させた後、指先を操作入力部53aから離間させる操作入力方法である。
フリックは、操作入力部53aに指先を接触させた後、指先を所定方向へ所定速度以上で移動させつつ操作入力部53aから離間させる操作入力方法である。
ピンチインは、操作入力部53aに複数の指先を接触させつつ、互いに近接するように移動させる操作入力方法である。
ピンチアウトは、操作入力部53aに複数の指先を接触させつつ、互いに離間するように移動させる操作入力方法である。
また、操作入力部53a上でユーザーが指先を後方から前方に向かってフリックしたとき、ウインドウガラス33が上方に移動して窓32を全閉する。また、操作入力部53a上でユーザーが指先を前方から後方に向かってフリックしたとき、ウインドウガラス33が下方に移動して窓32を全開する。
このように、ユーザーが操作入力部53a上において、指先Fにより所定の操作入力を行うことにより、簡単にウインドウガラス33の開閉を行うことができる。
また、ユーザーが操作パネル53に指先Fで触れることにより、被操作装備E1であるドア3のウインドウガラス33を動作させることができるので、簡単な操作によりドア3のウインドウガラス33を動作させることができ、車両装備操作装置5の操作性を向上できる。
また、操作パネル53は、車両1のドア3に設けられたアームレスト38の前端部38cに設けられているので、例えばユーザーがアームレスト38の肘置き38aに肘を載置した状態で、指先Fだけを動かすことにより、操作パネル53に対して簡単に操作入力を行って被操作装備E1であるドア3のウインドウガラス33を動作させることができる。
したがって、小型化できるとともに操作性に優れた車両装備操作装置5を提供できる。
図5は、ウインドウガラス33を操作する際の第二実施形態に係る操作パネル53の説明図である。
図6は、シート10を操作する際の第二実施形態に係る操作パネル53の説明図である。
第一実施形態に係る車両装備操作装置5は、操作パネル53がいわゆるタッチパッドであり(図4参照)、ドア3のウインドウガラス33が車両装備操作装置5によって操作される被操作装備E1(図1参照)となっていた。
これに対して、第二実施形態に係る車両装備操作装置5は、図5および図6に示すように、操作パネル53が画像表示部54を備えたいわゆるタッチパネルディスプレイであり、ドア3のウインドウガラス33(図5参照)およびシート10(図6参照)がそれぞれ車両装備操作装置5によって操作される被操作装備E1,E2となっている点で第一実施形態とは異なっている。なお、以下では、第一実施形態と同様の構成部分については説明を省略する。
操作パネル53の画像表示部54には、被操作装備E1,E2の情報として画像のモデルが表示される。図5においては、第一の被操作装備E1であるドア3のウインドウガラス33のモデルM1が表示されている。図6においては、第二の被操作装備E2であるシート10のモデルM2が表示されている。
被操作装備E1としてドア3のウインドウガラス33が選択された場合、ユーザーは、操作パネル53の操作入力部53a上で指先をドラッグすることにより、ドア3のウインドウガラス33を昇降できるように構成されている。
例えば、ドア3のモデルM1において、被操作部位であるウインドウガラス33の上部に対応するポイントP1に触れた後、操作入力部53a上で後方(図5における下方)に向かって、ポイントP2の位置までドラッグしたとき、ウインドウガラス33が下方に所定距離だけ移動して窓32の開放面積を増加させる。
このように、ドア3のモデルM1におけるウインドウガラス33に対応した部位に指先が接触することにより、被操作装備E1の被操作部位としてウインドウガラス33が選択される。また、指先を画像表示部54に接触させたまま移動させる(すなわちドラッグする)ことにより、指先の移動方向に対応して、ウインドウガラス33が移動する。
例えば、シート10のモデルM2において、被操作部位であるシートバック12の上部に対応するポイントP3に触れた後、操作入力部53a上で右方に向かって、ポイントP4の位置までドラッグしたとき、シートバック12が後方に傾動する。
このように、シート10のモデルM2におけるシートバック12に対応した部位に指先が接触することにより、被操作装備E2の被操作部位としてシートバック12が選択される。また、指先を画像表示部54に接触させたまま移動させる(すなわちドラッグする)ことにより、指先の移動方向に対応して、シートバック12が傾動する。なお、ここでは、シートバック12の操作を例に説明をしているが、シートクッション14およびヘッドレスト16についても同様に操作することができる。
図7は、第二実施形態の変形例に係る操作パネル53の説明図である。
第二実施形態に係る車両装備操作装置5は、操作パネル53が画像表示部54を備えたいわゆるタッチパネルディスプレイであり、ドア3のウインドウガラス33およびシート10がそれぞれ車両装備操作装置5によって操作される被操作装備E1,E2となっていた(図5および図6参照)。
これに対して、例えば、図7に示す第二実施形態の変形例に係る車両装備操作装置5のように、多機能携帯情報端末58により操作パネル53および画像表示部54が構成されていてもよい。なお、以下では、第二実施形態と同様の構成部分については説明を省略する。
カバー部材51は、下方に凹み形成された有底の収容凹部52を有している。収容凹部52は、多機能携帯情報端末58の外形状よりも若干大きくなっている。収容凹部52の前後両方向における一対の壁部52a,52aは、下方から上方に向かって互いの離間距離が広がるテーパ面となっている。多機能携帯情報端末58は、アームレスト38の前端部38cに設けられたカバー部材51の収容凹部52に収容可能となっている。
また、多機能携帯情報端末58は、接続先の基地局に設けられたアプリケーションサーバに接続し、車両1(図1参照)の各装備を操作するための専用アプリケーションをダウンロードすることにより、車両装備操作装置5として機能するようになっている。
第一実施形態では、操作パネル53は、平板状のタッチパッドであった(図3参照)。これに対して、図8に示すように、例えばフィルム状の可撓性を有するタッチパッドを操作パネル53として採用してもよい。これにより、湾曲したデザインのカバー部材51に対しても操作パネル53を設けることができる。したがって、意匠性に優れた車両装備操作装置5とすることができる。このとき、操作パネル53は、例えば前端部53cが上方に反りあがるように湾曲形成されていてもよい。この構成によれば、湾曲形成された操作パネル53の前端部53cに指先F(図4参照)を接触させ、指先Fのみ動かして操作パネル53を操作できる。したがって、操作性に優れた車両装備操作装置5とすることができる。
第一実施形態では、操作パネル53は、平面視で長方形状に形成されており、左右方向における幅が前後方向にわたって一定となっていた。これに対して、例えば図9に示すように、操作パネル53は、平面視で前方に長辺を有し、後方に短辺を有する台形状に形成されており、左右方向の幅が後方から前方に向かって広くなるように形成されていてもよい。また、操作パネル53は、平面視で前方に円弧を有する扇形状に形成されており、左右方向の幅が後方から前方に向かって広くなるように形成されていてもよい。この構成によれば、操作パネル53の前方部分において指先Fをより広範囲に動かすことができる。したがって、操作パネル53の後方の載置部51cに掌を載置した状態で、指先Fのみ動かして操作パネル53を操作する際に好適である。
各実施形態では、操作パネル53の操作入力部53aが上方に面していた。これに対して、図10に示すように、アームレスト38の前端部38cに、操作入力部53aが後方に面するように操作パネル53を設けてもよい。この構成によれば、後方から例えばユーザーの指先F等の操作物を操作入力部53aに接触させて操作パネル53を操作する場合に好適である。
3 ドア
5 車両装備操作装置
34 ドアライニング(内装部材)
38 アームレスト
40 ナビゲーションシステム(内装品)
53 操作パネル
54 画像表示部
54a タッチパネルディスプレイ
58 多機能携帯情報端末
E1,E2 被操作装備
F 指先(操作物)
M1,M2 モデル
Claims (10)
- 車両の装備を操作するための車両装備操作装置であって、
操作物の接触による操作入力を認識するとともに、操作される被操作装備に対して前記操作入力の情報を伝達して前記被操作装備を動作させる操作パネルを備え、
前記車両装備操作装置は、前記車両のシート側部に配置されたアームレストに設けられた収容凹部に収容可能であり、
前記収容凹部は、前記車両装備操作装置の外形状よりも大きく、
前記収容凹部の前後両方向における一対の壁部は、下方から上方に向かって互いの離間距離が広がるテーパ面となっている、
ことを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項1に記載の車両装備操作装置であって、
前記アームレストの後端部は、ユーザーの肘が載置される肘置きとなっており、
前記収容凹部は、前記アームレストの肘置き部より前方部分に設けられている、
ことを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項1または2に記載の車両装備操作装置であって、
前記操作パネルは、前記被操作装備の情報を表示する画像表示部を有し、
複数の前記被操作装備を操作可能とされ、
前記画像表示部には、前記操作パネルに対して所定の操作入力を行うことにより、複数の前記被操作装備の情報のうち、一の前記被操作装備の情報と他の前記被操作装備の情報とが切り替え表示されることを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項1または2に記載の車両装備操作装置であって、
前記操作パネルは、多機能携帯情報端末のタッチパネルディスプレイであり、
前記多機能携帯情報端末は、専用アプリケーションソフトをダウンロードすることにより、前記操作パネルとして機能することを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項4に記載の車両装備操作装置であって、
前記多機能携帯情報端末は、前記車両のアームレストに対し着脱可能に形成されていることを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の車両装備操作装置であって、
前記操作パネルは、前記操作物としてユーザーの指によって操作され、
前記操作パネルよりも後方には、前記ユーザーの掌を載置可能な載置部が設けられていることを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の車両装備操作装置であって、
前記収容凹部の開口縁部に、車両装備操作装置に対して係止可能な爪部が設けられていることを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項1から7のいずれか1項に記載の車両装備操作装置であって、
前記操作パネルは、左右方向の幅が後方から前方に向かって広くなるように形成されていることを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の車両装備操作装置であって、
前記操作パネルを覆う蓋部材を有することを特徴とする車両装備操作装置。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の車両装備操作装置であって、
所定の信号を認識することにより、前記操作パネルのロックおよびロック解除を行うロック機構を備えたことを特徴とする車両装備操作装置。
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