JP7331996B2 - ワイヤハーネス用固定部材 - Google Patents
ワイヤハーネス用固定部材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7331996B2 JP7331996B2 JP2022104608A JP2022104608A JP7331996B2 JP 7331996 B2 JP7331996 B2 JP 7331996B2 JP 2022104608 A JP2022104608 A JP 2022104608A JP 2022104608 A JP2022104608 A JP 2022104608A JP 7331996 B2 JP7331996 B2 JP 7331996B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- rotating member
- wire harness
- fixing portion
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Description
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネス用固定部材は、
[1]ワイヤハーネスを車体に固定するためのワイヤハーネス用固定部材であって、前記車体側の第1被固定部に固定される第1固定部と、前記車体側の第2被固定部に固定される第2固定部と、前記ワイヤハーネスを支持する支持部を有する本体部と、前記本体部に回動可能に設けられた回動部材と、を備え、前記第1固定部は、前記本体部に対して相対移動不能に設けられ、前記第2固定部は、前記回動部材に設けられ、前記回動部材の回動に伴い、前記第2固定部と前記第1固定部との間隔が変化する。
本開示のワイヤハーネス用固定部材の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。なお、本開示における平行とは、厳密な意味での平行を意味するものではなく、平行とみなされる範囲であれば本発明の効果を奏する範囲で幅を持つ意味である。また、本開示における垂直とは、厳密な意味での垂直を意味するものではなく、垂直とみなされる範囲であれば本発明の効果を奏する範囲で幅を持つ意味である。
(ブラケット本体部11の構成)
ブラケット本体部11は、合成樹脂材からなる射出成形品である。ブラケット本体部11は、前記コネクタが取り付けられるコネクタ取付部13と、回動部材12が組み付けられた組付部14とを有している。コネクタ取付部13は、Y軸方向から見て略長方形の枠状をなしている。コネクタ取付部13の枠内に前記コネクタが装着されることで、ワイヤハーネスがブラケット10に支持される。
第1固定部16は、延出部15の先端面からX軸方向に突出する態様で設けられている。第1固定部16は、延出部15に対して一体形成または別体として構成される。また、第1固定部16は、ブラケット本体部11に対して相対移動不能に設けられている。第1固定部16は、車体パネルPに貫通形成された第1固定孔Paに挿入された状態で車体パネルPに固定される。詳しくは、第1固定部16は、傘状の付勢部16aと、付勢部16aに対向する一対の係止部16bとを有している。そして、付勢部16aと各係止部16bとで車体パネルPを厚さ方向に挟むことで、第1固定部16が車体パネルPに固定されるようになっている。なお、傘状の付勢部16aの外周縁全体が、車体パネルPの一側面における第1固定孔Paの周囲と接触することが好ましい。
図3に示すように、組付部14に組み付けられる回動部材12は、合成樹脂材からなる射出成形品である。回動部材12は、ブラケット本体部11の幅方向(X軸方向)に沿って配置される長尺状の部材である。回動部材12は、円柱状をなす軸部21と、軸部21の外周面から径方向外側に延びる本体部22と、本体部22の先端部に設けられた第2固定部23とを備えている。軸部21の中心軸線は、Y軸方向に対して平行をなしている。この軸部21の中心軸線は、回動部材12の回動軸L1となっている。また、回動軸L1は、後述する第1固定部16及び第2固定部23の車体パネルPに対する組付方向(第1固定部16及び第2固定部23の突出方向)に対して垂直をなしている。また、回動軸L1は、ブラケット10の正面(Y軸方向)から見たときの第1固定部16と第2固定部23とを結ぶ直線と平行な方向(Z軸方向)に対して垂直をなしている。すなわち、回動軸L1の方向は、回動軸L1を軸として回動部材12が回動したときに、回動部材12と一体に回動する第2固定部23が第1固定部16に対して接近又は離間するように設定されている。
第2固定部23は、回動部材12の本体部22の先端面からX軸方向に突出する態様で設けられている。第2固定部23は、第1固定部16の突出方向と略同方向に突出している。なお、第2固定部23は、本体部22に対して一体形成または別体として構成される。
ブラケット本体部11の組付部14は、回動部材12を収容する回動部材収容部31を有している。回動部材収容部31は、回動部材12の軸部21を軸支する軸受部32と、回動部材12の本体部22を収容する本体部収容部33と、回動部材12の先端部を回動部材収容部31の外部に突出させるための開口部34とを有している。
回動部材12は、軸受部32に軸支された軸部21の回動軸L1を中心として、各規制壁37で規定される回動範囲内において回動する。回動部材12が回動することで、第2固定部23の高さ方向(Z軸方向)の位置が変化する。第2固定部23は、高さ方向(Z軸方向)において第1固定部16と対向している。すなわち、回動部材12が回動軸L1を中心として回動することで、第1固定部16と第2固定部23との間隔が変化するようになっている。
(1)ブラケット10は、車体パネルPに固定される第1固定部16及び第2固定部23と、ブラケット本体部11に回動可能に設けられた回動部材12とを備え、第2固定部23は回動部材12に設けられている。回動部材12の回動軸L1は、第2固定部23の組付方向(X軸方向)、及びブラケット10の高さ方向(Z軸方向)に対してそれぞれ垂直に設定されている(すなわち、ブラケット10のY軸方向に沿って設定されている)。そして、回動部材12の回動軸L1を軸とする回動に伴い、第2固定部23と第1固定部16との間隔が変化するように構成されている。この態様によれば、回動部材12を回動させることで、第1固定部16に対する第2固定部23の位置を調整できる。これにより、車体側の第1固定孔Paと第2固定孔Pbとの間の寸法誤差に対応できる。
・上記実施形態では、第1固定部16及び第2固定部23がブラケット本体部11から幅方向(X軸方向)に突出する構成としたが、これに限らず、第1固定部16及び第2固定部23がブラケット本体部11から奥行方向(Y軸方向であって、回動軸L1と平行な方向)に突出する構成としてもよい。
・蓋41をブラケット本体部11とは別体で構成してもよい。
・上記実施形態では、車体パネルPにブラケット10が固定される構成したが、これ以外に例えば、車体パネルPなどに取り付けられたブラケットなどの介在部材を固定対象とし、その介在部材にブラケット10が固定される構成としてもよい。
A2…第2領域
L1…回動軸
L2…幅方向の中心線
P…車体パネル
Pa…第1固定孔(第1被固定部)
Pb…第2固定孔(第2被固定部)
10…ブラケット(ワイヤハーネス用固定部材)
11…ブラケット本体部(本体部)
11a…幅方向一側面
12…回動部材
13…コネクタ取付部(支持部)
14…組付部
14a…被係止部
15…延出部
16…第1固定部
16a…付勢部
16b…係止部
21…軸部
22…本体部
23…第2固定部
23a…付勢部
23b…係止部
23c…延出部
24…根元部
25…中間部
26…フランジ部
31…回動部材収容部
32…軸受部
33…本体部収容部
34…開口部
35…支持壁部
35a…支持面
36…外壁
37…規制壁
41…蓋
42…ヒンジ部
43…係止部
Claims (5)
- ワイヤハーネスを車体に固定するためのワイヤハーネス用固定部材であって、
前記車体側の第1被固定部に固定される第1固定部と、
前記車体側の第2被固定部に固定される第2固定部と、
前記ワイヤハーネスを支持する支持部を有する本体部と、
前記本体部に回動可能に設けられた回動部材と、を備え、
前記第1固定部は、前記本体部に対して相対移動不能に設けられ、
前記第2固定部は、前記回動部材に設けられ、
前記回動部材の回動に伴い、前記第2固定部と前記第1固定部との間隔が変化し、
前記回動部材は、前記車体側の第2被固定部から離間して配置されるフランジ部を備え、前記フランジ部が前記本体部に形成された開口部の外部であって前記本体部の側面と対向するように、前記回動部材は、前記本体部に収容されているワイヤハーネス用固定部材。 - 前記第1固定部及び前記第2固定部は、前記本体部の幅方向の中心線に対する幅方向一方側の領域に設けられ、
前記回動部材の回動軸は、前記中心線に対する幅方向他方側の領域に設けられている、請求項1に記載のワイヤハーネス用固定部材。 - 前記回動部材は、前記回動軸を構成する断面円形の軸部を備え、
前記軸部が、前記本体部の幅方向一側面を構成する外壁に接する、請求項2に記載のワイヤハーネス用固定部材。 - 前記第2被固定部は孔であり、
前記第2固定部は、前記第2被固定部に挿入可能となるように前記本体部から突出する態様で設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用固定部材。 - 前記本体部は、前記回動部材を収容する回動部材収容部と、前記回動部材収容部の開口を覆う蓋とを備えた、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス用固定部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022104608A JP7331996B2 (ja) | 2019-04-08 | 2022-06-29 | ワイヤハーネス用固定部材 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019073567A JP7172811B2 (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | ワイヤハーネス用固定部材 |
JP2022104608A JP7331996B2 (ja) | 2019-04-08 | 2022-06-29 | ワイヤハーネス用固定部材 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019073567A Division JP7172811B2 (ja) | 2019-04-08 | 2019-04-08 | ワイヤハーネス用固定部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022136094A JP2022136094A (ja) | 2022-09-15 |
JP7331996B2 true JP7331996B2 (ja) | 2023-08-23 |
Family
ID=87576944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022104608A Active JP7331996B2 (ja) | 2019-04-08 | 2022-06-29 | ワイヤハーネス用固定部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7331996B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014128072A (ja) | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス用クランプ |
JP2015136236A (ja) | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 住友電装株式会社 | 電線の取付構造及び電線モジュール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08251775A (ja) * | 1995-03-15 | 1996-09-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス用クランプ |
-
2022
- 2022-06-29 JP JP2022104608A patent/JP7331996B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014128072A (ja) | 2012-12-25 | 2014-07-07 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ワイヤハーネス用クランプ |
JP2015136236A (ja) | 2014-01-17 | 2015-07-27 | 住友電装株式会社 | 電線の取付構造及び電線モジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2022136094A (ja) | 2022-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20090279195A1 (en) | Outer mirror | |
JP5236082B2 (ja) | 一体型センサーを備える回転ベアリング | |
JP5892604B2 (ja) | アーム給電装置 | |
JP7172811B2 (ja) | ワイヤハーネス用固定部材 | |
JP7331996B2 (ja) | ワイヤハーネス用固定部材 | |
US20190023188A1 (en) | Vehicle interior component | |
JP6951588B2 (ja) | ヒンジ装置 | |
JP7368151B2 (ja) | フラップ開閉機構 | |
CN110962589A (zh) | 用于车辆的加油口盒组件及车辆 | |
JP5700399B2 (ja) | 回動軸部構造 | |
KR101758890B1 (ko) | 슬라이딩 도어용 하부 롤러 지지구조 | |
JP2004332423A (ja) | 家具等の扉の蝶番機構 | |
JP7354866B2 (ja) | ワイヤハーネス用支持部材及びワイヤハーネス | |
JP5704991B2 (ja) | レジスタ | |
JP7113392B2 (ja) | 蓋開閉構造 | |
JP7179606B2 (ja) | 電動アクチュエータおよびドアラッチ装置 | |
JP6566436B2 (ja) | サンバイザ用サポート部材及びサンバイザ | |
CN110939645B (zh) | 螺母紧固件 | |
JP7068611B2 (ja) | 車両用収納装置 | |
JP6868457B2 (ja) | グロメット及びワイヤーハーネス | |
JPH0134034Y2 (ja) | ||
JP2903374B2 (ja) | 灰皿装置 | |
US20200190868A1 (en) | Vehicle door lock structure | |
JP2012061051A (ja) | カーテンホルダ | |
JP6828353B2 (ja) | 車両用グローブボックス周辺構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220629 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230301 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230414 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230711 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230724 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7331996 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |