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JP7385637B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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JP7385637B2 JP2021159498A JP2021159498A JP7385637B2 JP 7385637 B2 JP7385637 B2 JP 7385637B2 JP 2021159498 A JP2021159498 A JP 2021159498A JP 2021159498 A JP2021159498 A JP 2021159498A JP 7385637 B2 JP7385637 B2 JP 7385637B2
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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、前後方向に延びる足載せ部が設けられた鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1または2を参照)。
特許文献1には、前後方向に延びるステップフロアが開示されている。特許文献1では、運転席の下方付近に、ステップフロアの中間部としての弯曲部が上方に膨出しており、弯曲部の前方に運転者用の足置き面が設けられている。特許文献1では、弯曲部の前部よりも運転者用の足置き面が長くなっている。また、足置き面の後端と弯曲部の前端との接続部が、車両側面視で、ハンドルの後端よりも前側に位置する。
特許文献2には、前後方向に延びる足載せフロアにおけるフロアマットが開示されている。特許文献2では、前上がりに延びるフロアマットの前部と後部の屈曲部は、車両側面視でハンドルの後端よりも前側に位置する。
特開2003-118672号公報 特開2000-313380号公報
一般に、鞍乗り型車両の設計自由度が増すため、足載せ部の下方にスペースを生じさせることが望まれている。しかしながら、特許文献1-2に記載のように、前上がりに傾斜する足載せ部の傾斜部位がハンドルよりも前側にある場合には、傾斜部位の後端の高さが低いために、足載せ部全体ではハンドルよりも前側から高さが低くなり易く、足載せ部の下方にスペースを生じさせ難いという課題がある。また、前上がりに傾斜する足載せ部の傾斜部位がハンドルよりも前側にある場合には、傾斜部位がシートから遠くなり易く、運転者によっては足載せ部の前上がりの傾斜を利用し難いという課題もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、足載せ部の下方にスペースを生じさせ易くすると共に、足載せ部の前上がりの傾斜を利用し易い鞍乗り型車両を提供することを目的とする。
鞍乗り型車両は、シートと車体前部を覆うフロントカウルとの間の足載せ部と、前記足載せ部の上方に配置されたハンドルと、を備え、前記足載せ部が前後方向に延びるように設けられた鞍乗り型車両において、前記足載せ部は、前記シートの下方に設けられて略水平又は前下がりに延びる足載せ部後部と、前記足載せ部後部の前方で前上がりに延びる足載せ部前部と、を備え、前記足載せ部後部は、前記足載せ部前部と同様の左右幅を有する本体部と、前記本体部の車幅方向内端から後方に延び前記本体部に比べて左右幅が狭い幅狭部と、を備え、前記足載せ部後部は、クランクケースのケースカバー円筒部の下方に進入するように前記ケースカバー円筒部まで後方に延びて終端し、前記ケースカバー円筒部の車幅方向への突出量は、前記本体部の後端の半分の幅よりも小さく形成され、前記足載せ部後部と前記足載せ部前部とは屈曲部で接続され、前記屈曲部は、車両側面視で前記ハンドルよりも後方に位置し、前記足載せ部前部の上面に沿った前記足載せ部前部の前後方向の長さは、前記足載せ部後部の上面に沿った前記足載せ部後部の前後方向の長さよりも長い、ことを特徴とする。
足載せ部の下方にスペースを生じさせ易くすると共に、足載せ部の前上がりの傾斜を利用し易い鞍乗り型車両を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 図1とは異なる運転姿勢の運転者を示す図である。 鞍乗り型車両の右側側部の平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
鞍乗り型車両10は、自動二輪車である。
フロントフレーム19は、ヘッドパイプ18から後下方に延びる左右一対のメインフレーム31と、メインフレーム31の後端部から下方に延びる左右一対のセンターフレーム32と、ヘッドパイプ18からメインフレーム31の下方を後下方に延びる左右一対のダウンフレーム33とを備える。
リアフレーム20は、センターフレーム32の上部から後上方に延びる。
ピボット軸22は、センターフレーム32に取り付けられる。
スイングアーム16は、ピボット軸22から、リアフレーム20の下方を後方に延びる。
排気装置25の後端部は、排気音を低減するマフラー25aによって構成される。マフラー25aは、後輪15の前部に車幅方向外側から重なる。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11及びパワーユニット12等によって構成される車体を覆う車体カバー40を備える。
車体カバー40は、フロントカバー42と、フロントカバー42の後方に配置されるフロントインナーカバー(レッグシールド)43と、フロントインナーカバー43の後方に配置されるセンターカバー45と、センターカバー45の下方において後方に延びる左右別体のボディサイドカバー46と、ボディサイドカバー46の後方に配置される左右別体のリアサイドカバー47と、左右別体のステップカバー48と、を備える。
フロントカバー42は、フロントフォーク14およびヘッドパイプ18の前部および側方を前方および側方から覆う。
フロントインナーカバー43は、フロントフォーク14の上部およびヘッドパイプ18を後方から覆う。フロントインナーカバー43は、フロントカバー42の左右の後縁に接続される。
フロントカバー42と、フロントインナーカバー43とにより、本実施の形態のフロントカウル41が構成される。フロントカウル41は、フロントフォーク14の周囲を覆う。
センターカバー45は、フロントインナーカバー43の左右方向中央部から後方に延びる。センターカバー45は、シート17の前端下方まで延びている。センターカバー45は、左右一対のメインフレーム31を上方から覆う。
フロントインナーカバー43とセンターカバー45とシート17とにより、下方に凹んだ形状の跨ぎ空間S0が形成される。跨ぎ空間S0は運転者R0がメインフレーム31を左右に跨ぐ際に足R1を通すことが可能な空間である。フロントインナーカバー43は、跨ぎ空間S0の上方に後端43Aを有する。後端43Aは、後方に突出する。後端43Aは、ハンドル21の後端21Aよりも後方に位置する。フロントインナーカバー43は、センターカバー45から後上がりに傾斜している。
左右一対のボディサイドカバー46は、フロントカバー42の左右の後縁から、センターカバー45の下方に沿って後方に延びてシート17の下方を後方に延びる。左右一対のボディサイドカバー46は、メインフレーム31、センターフレーム32、ダウンフレーム33を側方から覆う。
センターカバー45と左右一対のボディサイドカバー46とにより、本実施の形態のセンタートンネル部44が形成される。センタートンネル部44は、断面逆U字状であり前後方向に延びている。センタートンネル部44の内側には、メインフレーム31が配置される。
左右一対のリアサイドカバー47は、シート17の下方でリアフレーム20を車幅方向外側から覆う。
左右一対のステップカバー48は、センタートンネル部44の下方に配置される。ステップカバー48の上部には、運転者R0が足R1を載せるステップ28が設けられる。
シート17は、運転者が座る運転者用シート17Aと、同乗者が座る同乗者用シート17Bとを一体に備える。運転者用シート17Aは、前後方向において、燃料タンク29、クランクケース23と重複する。同乗者用シート17Bは、マフラー25aの前端よりも後方に位置する。
車体の前部にはラジエータ35が配置される。ラジエータ35の下方には、バッテリ36が配置されている。
図2は、図1とは異なる運転姿勢の運転者R0を示す図である。
図1-2に示すように、本実施の形態のステップ(以下、「メインステップボード」という)28は、跨ぎ空間S0の下方に位置する。メインステップボード28は、左右幅を有して前後方向に延びる。メインステップボード28は、車両側面視で、シート17とフロントインナーカバー43との間に配置される部分を有する。本実施の形態のメインステップボード28は、シート17の前端よりも後方まで延び、フロントインナーカバー43よりも前方まで延びている。本実施形態のメインステップボード28は、センタートンネル部44の左右両側に形成される。よって、運転者R0がメインステップボード28に足R1を載せる際に、センタートンネル部44の左右の側壁により、運転者R0の足が車幅方向内側に移動するのを規制できる。
メインステップボード28は、後下がり(前上がり)に延びる上方傾斜部51(前部足載せ部)と、上方傾斜部51の後端から後上がり(前下がり)に延びる第一傾斜部52とを有する。上方傾斜部51の上面に沿った上方傾斜部51の前後方向の長さL1(図1参照)は、第一傾斜部52の上面に沿った第一傾斜部52の前後方向の長さL2(図1参照)よりも長くなっている。上方傾斜部51と第一傾斜部52とは屈曲部53で接続される。換言すれば、上方傾斜部51と、第一傾斜部52との接続箇所には傾斜角度が変化する位置部分としての屈曲部53が形成される。
屈曲部53は、車両側面視でハンドル21よりも後方に位置する。詳細には、屈曲部53は、ハンドル21の後端21Aよりも後方に位置する。つまり、屈曲部53は、後端21Aを上下方向に通過する線A0よりも後方に位置する。よって、屈曲部53が、ハンドル21の後端21Aよりも前側に形成されている場合に比べて、屈曲部53は運転者用シート17Aに近い位置に設けられる。ここで、屈曲部53の位置が前側であると、高さを高くし易い上方傾斜部が前側にのみ形成されるため、足載せ部の下方にスペースを生じさせ難い。これに対して、本実施の形態では、屈曲部53がハンドル21よりも後方に設けられており、前後方向に長い上方傾斜部51が運転者用シート17Aに近い位置から前方に形成される。したがって、上方傾斜部51の下方のスペースS1を大きくし易くなっている。本実施形態のスペースS1には、部品の一例としてのバッテリ36が配置される。バッテリ36に代えて、ラジエータ35などをスペースS1に配置してもよい。
特に、本実施の形態では、屈曲部53は、フロントカウル41の後端43A、すなわち、フロントインナーカバー43の後端43Aよりも後方に位置する。つまり、屈曲部53は、後端43Aを上下方向に通過する線A1よりも後方に位置する。したがって、メインステップボード28の上方傾斜部51が、より後方位置から形成できるため、上方傾斜部51を、運転者R0の利便性が確保された適切な傾斜角度、例えば、緩やかな傾斜角度としつつ、上方傾斜部51の下方に大きいスペースS1を設けることができる。
上方傾斜部51には、図1に示すように、運転者R0が脚を延ばすようにして足R1を載せることができる。屈曲部53が運転者用シート17Aに近く、ハンドル21よりも後方の位置でも、前上がりに傾斜する上方傾斜部に足R1を載せることができる。よって、運転者R0の脚の長さに関わらず、足R1が上方傾斜部51に届き易く、上方傾斜部51を利用し易くなっている。
図3は、鞍乗り型車両10の右側側部の平面図である。
図1-図3に示すように、上方傾斜部51のステップ前端51Aは、フロントフォーク14のフォークチューブ14Aに車両側面視で重複する。上方傾斜部51は、ブレーキキャリパ37の上方に位置する。
第一傾斜部52は、クランクケース23のケースカバー円筒部23Aまで後方に延びている。本実施の形態では、第一傾斜部52は、ケースカバー円筒部23Aの下方に進入するようにケースカバー円筒部23Aまで延びている。
第一傾斜部52は、上方傾斜部51から連続的に延びて、上方傾斜部51と同様の左右幅を有する本体部52Aと、本体部52Aの車幅方向内端から後方に延び本体部52Aに比べて左右幅が狭い幅狭部52Bとを備える。
第一傾斜部52には、図2に示すように、運転者R0が脚に力を入れるように足R1を載せることができる。よって、メインステップボード28を、運転者R0は、運転者R0の多様な運転姿勢に応じて利用できる。
幅狭部52Bがあることにより運転者R0はメインステップボード28の後端を足R1で感じ取り易くなっている。また、ケースカバー円筒部23Aの車幅方向への突出量が本体部52Aの後端の半分の幅W0よりも小さく形成されている。これにより、運転者R0は、かかと部分をメインステップボード28よりも後方にして、第一傾斜部52の幅狭部52Bに足R1を載せることも可能になっている。よって、メインステップボード28を、運転者R0の多様な運転姿勢に対応させ易くなっている。
車両側面視において、第一傾斜部52の後方に延びる延長線上には、第二の足載せ部に対応するピリオンステップボード55が設けられる。ピリオンステップボード55には、同乗者P0が足P1を載せることが可能である。ピリオンステップボード55は運転者用シート17Aの下方に設けられている。
ピリオンステップボード55は、メインステップボード28から前後方向で分離されている。ピリオンステップボード55とメインステップボード28との間には、ケースカバー円筒部23Aが位置する。ピリオンステップボード55は、ケースカバー円筒部23Aの下部から後方に延びている。メインステップボード28とピリオンステップボード55とを連続した一体形状とするのに比べて、メインステップボード28を、運転者R0の運転姿勢に合わせた必要十分な長さにできる。また、運転者R0が足R1を下げても、同乗者P0の足P1と干渉しないので、運転者R0が適切な位置に足R1を載せることができる。
ピリオンステップボード55は、左右幅を有し上面が後上がりに延びている。ピリオンステップボード55は、車両側面視では、マフラー25aの上縁に沿って延びている。ピリオンステップボード55は、クランクケース23のケースカバー円筒部23Aの下方からケースカバー円筒部23Aの突出量に応じた左右幅で、後上がりに延びる前端部55Aと、前端部55Aの後方から前端部55Aよりも大きい左右幅で、後上がりに延びる後部55Bとを有する。後部55Bは前端部55Aよりも左右方向外側に突出する。
ピリオンステップボード55は、メインステップボード28よりも車幅方向内側に位置する。つまり、ピリオンステップボード55は、メインステップボード28の車幅方向外端を通過する線A2よりも車幅方向内側に位置する。右側のピリオンステップボード55はマフラー25aと同程度に車幅方向に突出している。メインステップボード28の方がピリオンステップボード55よりも車幅方向外側に突出する形状であるため、車幅方向外側に位置するフロントカウル41や、車幅方向外側に位置し易い運転者R0の足R1により、ピリオンステップボード55への走行風を抑制し易くできる。
以上説明したように、本発明を適用した本実施の形態によれば、鞍乗り型車両10は、シート17と車体前部を覆うフロントカウル41との間のメインステップボード28と、メインステップボード28の上方に配置されたハンドル21と、を備え、メインステップボード28が前後方向に延びるように設けられた鞍乗り型車両である。この鞍乗り型車両10において、メインステップボード28は、シート17の下方に設けられて略水平又は前下がりに延びる第一傾斜部52と、第一傾斜部52の前方で前上がりに延びる上方傾斜部51と、を備える。第一傾斜部52と上方傾斜部51とは屈曲部53で接続され、屈曲部53は、車両側面視でハンドル21よりも後方に位置し、上方傾斜部51の上面に沿った上方傾斜部51の前後方向の長さL1は、第一傾斜部52の上面に沿った第一傾斜部52の前後方向の長さL2よりも長い。
この構成によれば、メインステップボード28の下方にスペースS1を生じさせ易くすると共に、屈曲部53が運転者R0に近い位置となるため、メインステップボード28の前上がりの傾斜を利用し易い鞍乗り型車両10を提供することができる。
より具体的には、上方傾斜部51がハンドル21よりも後方の位置から前上がりに傾斜するため、上方傾斜部51の下方のスペースS1を広くできて、各種部品、例えば、バッテリ36などを配置し易い。また、ハンドル21よりも後方の位置でも、第一傾斜部52よりも前上がりに傾斜する上方傾斜部51に足R1を載せることができる。よって、運転者R0の脚が短くても上方傾斜部51の前上がりの傾斜形状を利用し易くできる。さらに、屈曲部53の後方には第一傾斜部52も備えるため、メインステップボード28に力をかけて操作する運転姿勢に適応できる。よって、第一傾斜部52の傾斜形状を利用し易くできる。
本実施の形態では、シート17とフロントカウル41との間にセンタートンネル部44を備え、センタートンネル部44の左右両側にメインステップボード28を備える。
この構成によれば、センタートンネル部44の左右の側壁により、運転者R0の足R1が車幅方向内側に移動するのを規制できる。
また、本実施の形態では、屈曲部53は、フロントカウル41の後端43Aよりも後方に位置する。
この構成によれば、メインステップボード28が、より後方位置から形成できるため、メインステップボード28の下方のスペースS1を大きくしつつ、運転者R0の利用性が確保された適切な傾斜角度とすることができる。
また、本実施の形態では、運転者R0が足R1を載せるメインステップボード28と、同乗者P0が足P1を載せるピリオンステップボード55と、を備え、ピリオンステップボード55は、車両側面視で、メインステップボード28の後方延長上に形成され、メインステップボード28は、ピリオンステップボード55から分離している。
この構成によれば、メインステップボード28とピリオンステップボード55とに外観上の一体感を持たせつつ、メインステップボード28とピリオンステップボード55とが実際に一体的に連続する構成に比べて、メインステップボード28を、運転者R0の運転姿勢に合わせた必要十分な長さにできる。また、運転者R0が足R1を下げても、同乗者P0の足P1と干渉しないので、運転者R0が適切な位置に足R1を載せることができる。
また、本実施の形態では、車幅方向で上方傾斜部51よりも内側にピリオンステップボード55が位置する。
この構成によれば、ピリオンステップボード55への走行風を抑制し易くできる。
[他の実施の形態]
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
上述した実施の形態では、足載せ部後部としての第一傾斜部52は、前下がりに延びる構成を説明したが、第一傾斜部52は、略水平であれば前上がりに延びてもよい。また、足載せ部後部は、水平でもよい。
上記実施の形態では、内燃機関を有する鞍乗り型車両10を説明したが、本実施形態の構成を電動二輪車に適用してもよい。
上記実施の形態では、足載せ部としてのステップ28はセンタートンネル部44により左右一対設けられる構成を説明したが、センタートンネル部44が無い鞍乗り型車両に適用してもよい。すなわち、いわゆる、フラットフロア型の足載せ部に上述の実施形態の構成を適用しても良い。
上記実施の形態では、鞍乗り型車両10として前輪13と後輪15とを有する自動二輪車を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備えた3輪の鞍乗り型車両や4輪以上を備えた鞍乗り型車両に適用可能である。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)シートと車体前部を覆うフロントカウルとの間の足載せ部と、前記足載せ部の上方に配置されたハンドルと、を備え、前記足載せ部が前後方向に延びるように設けられた鞍乗り型車両において、前記足載せ部は、前記シートの下方に設けられて略水平又は前下がりに延びる足載せ部後部と、前記足載せ部後部の前方で前上がりに延びる足載せ部前部と、を備え、前記足載せ部後部と前記足載せ部前部とは屈曲部で接続され、前記屈曲部は、車両側面視で前記ハンドルよりも後方に位置し、前記足載せ部前部の上面に沿った前記足載せ部前部の前後方向の長さは、前記足載せ部後部の上面に沿った前記足載せ部後部の前後方向の長さよりも長い、ことを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、足載せ部の下方にスペースを生じさせ易くすると共に、足載せ部の前上がりの傾斜を利用し易い鞍乗り型車両を提供することができる。
(構成2)前記シートと前記フロントカウルとの間にセンタートンネル部を備え、前記センタートンネル部の左右両側に前記足載せ部を備える、ことを特徴とする構成1に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、センタートンネル部の左右の側壁により、運転者の足が車幅方向内側に移動するのを規制できる。
(構成3)前記屈曲部は、前記フロントカウルの後端よりも後方に位置する、ことを特徴とする構成1または2に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、足載せ部が、より後方位置から形成できるため、足載せ部の下方のスペースを大きくしつつ、運転者の利用性が確保された適切な傾斜角度とすることができる。
(構成4)運転者が足を載せる前記足載せ部と、同乗者が足を載せる第二足載せ部と、を備え、車幅方向で前記足載せ部前部よりも内側に前記第二足載せ部が位置する、ことを特徴とする構成1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、第二足載せ部への走行風を抑制し易くできる。
10 鞍乗り型車両
17 シート
21 ハンドル
28 メインステップボード(ステップ、足載せ部)
41 フロントカウル
43A フロントカウルの後端
44 センタートンネル部
51 上方傾斜部(足載せ部前部)
52 第一傾斜部(足載せ部後部)
53 屈曲部
55 ピリオンステップボード(第二足載せ部)
L1 足載せ部前部の長さ
L2 足載せ部後部の長さ
R0 運転者
R1 運転者の足
P0 同乗者
P1 同乗者の足

Claims (4)

  1. シート(17)と車体前部を覆うフロントカウル(41)との間の足載せ部(28)と、前記足載せ部(28)の上方に配置されたハンドル(21)と、を備え、前記足載せ部(28)が前後方向に延びるように設けられた鞍乗り型車両において、
    前記足載せ部(28)は、前記シート(17)の下方に設けられて略水平又は前下がりに延びる足載せ部後部(52)と、前記足載せ部後部(52)の前方で前上がりに延びる足載せ部前部(51)と、を備え、
    前記足載せ部後部(52)は、前記足載せ部前部(51)と同様の左右幅を有する本体部(52A)と、前記本体部(52A)の車幅方向内端から後方に延び前記本体部(52A)に比べて左右幅が狭い幅狭部(52B)と、を備え、
    前記足載せ部後部(52)は、クランクケース(23)のケースカバー円筒部(23A)の下方に進入するように前記ケースカバー円筒部(23A)まで後方に延びて終端し、前記ケースカバー円筒部(23A)の車幅方向への突出量は、前記本体部(52A)の後端の半分の幅(W0)よりも小さく形成され、
    前記足載せ部後部(52)と前記足載せ部前部(51)とは屈曲部(53)で接続され、
    前記屈曲部(53)は、車両側面視で前記ハンドル(21)よりも後方に位置し、
    前記足載せ部前部(51)の上面に沿った前記足載せ部前部(51)の前後方向の長さ(L1)は、前記足載せ部後部(52)の上面に沿った前記足載せ部後部(52)の前後方向の長さ(L2)よりも長い、
    ことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記シート(17)と前記フロントカウル(41)との間にセンタートンネル部(44)を備え、
    前記センタートンネル部(44)の左右両側に前記足載せ部(28)を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記屈曲部(53)は、前記フロントカウル(41)の後端(43A)よりも後方に位置する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 運転者(R0)が足(R1)を載せる前記足載せ部(28)と、
    同乗者(P0)が足(P1)を載せる第二足載せ部(55)と、を備え、
    車幅方向で前記足載せ部前部(51)よりも内側に前記第二足載せ部(55)が位置する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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