JP6946857B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、前記表示制御部は、検知された加速度の大きさに応じて前記オブジェクトに与える変化の大きさを変える、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、オブジェクトの画像を三次元的に表示する表示部と、加速度を検知する特定の位置に配列された複数の検知部とを有する情報処理装置におけるコンピュータに、前記特定の位置に配列された複数の前記検知部の出力に応じ、前記表示部に表示されるオブジェクトの特定の部位の表示に変化を加える機能と、複数の前記検知部が検知した、前記表示部に対する操作を除く、装置本体に対する衝撃の加速度の方向に基づいて、前記表示部に表示されている前記オブジェクトのうち表示に変化を加える部位を特定する機能と、複数回の衝撃の累積強度に応じて前記オブジェクトに継続的な変化を与える機能と、を実現させるためのプログラムである。
請求項2記載の発明によれば、特定の部位に与える変化の大きさを容易に調整できる。
請求項3記載の発明によれば、ユーザに提供できる表現を増やすことができる。
以下で説明する実施の形態で、対象物(以下「オブジェクト」という)を三次元的に表示するという場合、1つの表示画面、立体的に配置された複数の表示画面、いわゆる三次元ディスプレイなどを用いて、奥行情報を含む形態で表示する意味で使用する。
このうち、1つの表示画面を用いる方法には、実空間に存在するオブジェクトを実際に撮影して得た二次元画像(遠近情報を含む画像)を表示する場合、三次元空間で定義されたオブジェクトを1つの視点方向から表現した二次元画像を表示する場合などが含まれる。ここで、三次元空間で定義されたオブジェクトの例には、仮想空間上のキャラクター、断層画像から再構成された三次元画像などが含まれる。
また、三次元ディスプレイを用いる方法には、観察者に特別な光学特性を有する眼鏡の着用を要求する眼鏡式、特別な眼鏡の着用を必要としない裸眼式、ヘッドマウントディスプレイを観察者の頭部に装着させる方式などが含まれる。裸眼式の例には、収束されたレーザー光の焦点に位置する空気がプラズマ化して発光する現象を利用する手法がある。
もっとも、オブジェクトを三次元的に表現できればよいので、オブジェクトに対応する情報は、内部情報(ボリュームデータを定義するボクセル)の存在を必須とするものではなく、例えば多面形状で定義された表面(ポリゴンメッシュ)の集合体として与えられてもよい。
本実施の形態では、三次元空間で定義されたオブジェクトを三次元オブジェクトといい、二次元空間で定義されたオブジェクトを二次元オブジェクトという。
三次元的な表示は、立体的に配置された複数の表示装置にそれぞれ対応する二次元オブジェクトを表示することによっても可能である。
本実施の形態におけるオブジェクトは静止画像として表示される場合だけでなく動画像として表示されてもよい。
<装置構成>
図1は、実施の形態1に係る情報処理装置1の外観例を示す図である。
実施の形態1における情報処理装置1は、例えばタブレット型のコンピュータやスマートフォンなどの携帯型の情報端末を想定する。
図1に示す情報処理装置1は、6つの面の全てが平面であり、そのうちの1つの面に表示部2が配置されている。ただし、情報処理装置1は、必ずしも全ての面が平面であるとは限らない。換言すると、一部の面は曲面でも構わない。
図1の例では、表示部2が設けられている面を正面といい、表示部2の左右に位置する面を側面といい、表示部2と反対側の面を背面又は裏面という。また、表示部2の上側に位置する面を上面といい、下側に位置する面を底面という。
表示部2は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの薄膜ディスプレイで構成される。なお、液晶ディスプレイの場合には、不図示の光源も配置される。
情報処理装置1の筐体内には、表示部2を含む各部の動作を制御する制御部3や不図示の部品が内蔵されている。
図2には、位置検知センサ4、圧力検知センサ5、捻じれ検知センサ6が示されている。
位置検知センサ4は、ユーザによる操作入力の位置を検知するセンサであり、表示部2の上面に積層される。位置検知センサ4に表示部2を組み合わせた電子デバイスはタッチパネルと呼ばれる。
位置検知センサ4は検知部の一例であり、検知に用いる方式により検知可能な対象物が異なる。例えば検知に静電容量式を用いる場合には人体の一部(例えば指先)が検知可能な対象物となる。例えば検知に赤外線方式を用いる場合には、指先だけでなくペンその他の物体が検知可能な対象物となる。
位置検知センサ4は、検知した対象物の座標を出力する。実施の形態1に係る位置検知センサ4は、複数の操作位置を一度に検知することができる。
本実施の形態における圧力検知センサ5は容量性の圧力センサであり、フィルム状に形成されたセンサ本体に生じた撓みの大きさを圧力の大きさとして検知する。本実施の形態の場合、圧力検知センサ5は、数段階の圧力の違いを検知できる。
捻じれ検知センサ6は、センサ本体に生じた捻じれの大きさを検知するセンサであり、表示部2の裏面側に配置される。
本実施の形態における捻じれ検知センサ6には、例えば株式会社村田製作所により開発されている、ポリ乳酸のずり圧電性を応用した変位センサを使用する。本実施の形態の場合、捻じれ検知センサ6は、捻じれの方向と大きさを検知できる。捻じれは、一般的には直接的な部位の特定を伴わない物理量の一例である。
ここでの位置検知センサ4、圧力検知センサ5、捻じれ検知センサ6は、いずれも検知部の一例である。
図3に示す情報処理装置1の場合、筐体内部には、側面の下部に局所的に加わった圧力の大きさを検知する圧力検知センサ7A、7B、本体に加わった加速度の向きと大きさを検知する加速度検知センサ8、温度を検知する温度検知センサ9A、9B、9C、湿度を検知する湿度検知センサ10A、10B、10Cを有している。
温度検知センサと湿度検知センサはいずれも1つであってもよい。
本実施の形態における圧力検知センサ7A、7Bは、情報処理装置1の側面に加えられた圧力の大きさを数段階で検知することができる。
湿度検知センサ10A、10B、10Cは、情報処理装置1が使用される空間の湿度だけでなく、局所的な湿度の検知にも使用される。湿度は、一般的には直接的な部位の特定を伴わない物理量の一例である。
ここでの圧力検知センサ7A、7B、加速度検知センサ8、温度検知センサ9A、9B、9C、湿度検知センサ10A、10B、10Cは、いずれも検知部の一例である。
本実施の形態における情報処理装置1は、前述したデバイスに加え、データの保存に使用される不揮発性の主記憶装置14と通信部15を有している。これらのデバイスは、バス16を通じてデータを受け渡しする。
なお、制御部3は、データ処理を実行するCPU(Central Processing Unit)11と、BIOS(Basic Input / Output System)やファームウェアなどのプログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)12と、作業エリアとして用いられるRAM(Random Access Memory)13を有している。
通信部15は、外部装置との通信に使用される通信手段である。通信に使用する方式は様々である。なお、通信経路は、有線路でも無線路でも構わない。
図5に示す機能構成は、プログラムの実行を通じて実現される。
実施の形態1における制御部3は、圧力の強度を特定する圧力強度特定部21と、圧力が加えられた部位を特定する圧力部位特定部22と、操作位置を特定する操作位置特定部23と、温度を特定する温度特定部24と、湿度を特定する湿度特定部25と、加速度の方向を特定する加速度方向特定部26と、加速度の強度を特定する加速度強度特定部27と、捻じれの方向と強度を特定する捻じれ特定部28と、特定された情報を用いて表示内容を決定する表示内容決定部29として機能する。
ここでの表示内容決定部29は表示制御部の一例である。
圧力部位特定部22は、側面側に配置された圧力検知センサ7A、7Bから圧力値が入力されている場合、ユーザの操作によって圧力が加えられている位置は側面であると特定する。一方、圧力部位特定部22は、位置検知センサ4から操作座標が入力されている場合、ユーザの操作によって圧力が加えられている位置は正面であると特定する。本実施の形態の場合、圧力部位特定部22を操作位置特定部23とは別に設けているが、操作位置特定部23と兼用してもよい。
湿度特定部25は、湿度検知センサ10A、10B、10Cから入力される湿度値に基づいて、各部位の湿度、湿度の分布、時間変化などを特定する。
加速度方向特定部26は、加速度検知センサ8から入力される加速度情報に基づいて、筐体に作用した加速度の方向やその時間変化を特定する。
加速度強度特定部27は、加速度検知センサ8から入力される加速度情報に基づいて、筐体に作用した加速度の大きさ(強度)やその時間変化を特定する。
捻じれ特定部28は、捻じれ検知センサ6の出力に基づいて、筐体に生じた捻じれの向きや大きさを特定する。
なお、筐体に設けられるセンサの種類や配置により、検知対象とする物理量は異なる。
因みに、前述したセンサを全て筐体に設ける必要はない。
以下では、実施の形態1に係る表示内容決定部29がセンサ入力を用いて実行する制御動作の例を説明する。
図6に示す三次元オブジェクトはヒト型のキャラクター30を表しており、三次元的な表示の一例である。
図7は、三次元オブジェクトとしてキャラクター30が表示されている場合において、情報処理装置1の上面に加速度(衝撃)が加えられた場合の表示の変化を説明する図である。ここでの加速度(衝撃)は、一般的には直接的な部位の特定を伴わない物理量の一例である。
図7に示す例では、時刻t1において、情報処理装置1に対して下向き(−Z方向)に加速度が加えられた場合を示している。この事象は、例えば情報処理装置1の上面に衝撃が与えられた場合に、加速度方向特定部26(図5参照)により特定される。
図7の例では、キャラクター30の頭部の位置が他の部位よりも高い。このため、表示内容決定部29は、キャラクター30の頭部に外力が作用すると特定する。
なお、時刻t1では、加速度の大きさも加速度強度特定部27(図5参照)により特定される。加速度強度特定部27は、加速度検知センサ8(図4参照)から入力される数値と閾値とを比較し、情報処理装置1に作用した外力の強度を特定する。
一方、特定された加速度の強度が強い場合、表示内容決定部29は、時刻t2(>t1)における表示内容を、加速度の強度が弱い場合よりも多くの血32が頭部から流れる内容に変化させる。
この他、外力が作用した部位にたんこぶを表示してもよい。この際、作用した外力の強度に応じてたんこぶの大きさを変化させてもよい。
また、図7の例では、情報処理装置1に作用した加速度の向きに対して位置が高い部位の例としてキャラクター30の頭が特定されているが、加速度の向きが表示部2の左右方向である場合には表示に変化を与える部位としてキャラクター30の腕が特定されてもよい。
また、図7の例では、三次元オブジェクトの例としてヒト型のキャラクターを30を想定しているが、例えば構造体でもよい。構造体の場合、特定された強度の大きさに応じた傷やヒビ割れが生じる表示に変化させてもよい。
継続的に加速度(衝撃)を加える方法には、情報処理装置1で他の物体を叩く、他の物体で情報処理装置1を叩く、情報処理装置1を把持したまま振るなどの方法がある。図8に示す例では、ユーザが、情報処理装置1の端面(上面)を指などで継続的に叩く場合を想定している。
このため、図8に示す棒グラフの横軸は時間を示し、縦軸は各時刻に与えられた衝撃の回数を示している。
なお、図8に示す例とは異なり、表示されている画像の一部分を指先で叩くことで、特定の部位に対して加速度(衝撃)を加えてもよい。この場合、加速度(衝撃)が加えられる位置は、位置検知センサ4(図4参照)によって特定されることになる。加速度の大きさについては、加速度検知センサ8(図4参照)が検知する。
このため、図8の例では、時刻t1からt2にかけて血33が流れる面積が増加し、衝撃の回数が減少に転じた時刻t2以降はキャラクター30の頭部に流れる血33の面積も縮小し(時刻t3)、やがて無くなっている(時刻t4)。
なお、ここでの累積強度は複数回の検知結果の累積値の一例である。
図9では、構造体34が円柱である場合について表している。
図9に示す例の場合も、時刻t1において、情報処理装置1に対して下向き(−Z方向)に加速度が加えられている。この時刻で、情報処理装置1の表示は、円柱の上面に傷35が形成され、円柱の内部にひび割れ36が成長する内容に変化する。なお、図9では説明のために内部に生じたひび割れ36を破線で記しているが、情報処理装置1には外部から観察可能な傷35だけを表示してもよい。
時刻t2の表示では、時刻t1の表示よりも傷35の幅が広がり、ひび割れ36が深さ方向に成長している。
さらに、時刻t3(t3>t2)でも、情報処理装置1の上面に引き続き加速度(衝撃)が加えられている。時刻t3に加えられた加速度の大きさは、時刻t1や時刻t2に加えられた加速度と同じ大きさでも異なる大きさでもよい。
時刻t3の表示では、時刻t2の表示よりも更に傷35の幅が広がり、ひび割れ36も更に深くなっている。
図10に示す例では、時刻t1において、情報処理装置1の正面側から背面側(Y方向)に圧力が加えられた場合を示している。
このときの圧力が作用した位置は、位置検知センサ4(図4参照)からの出力信号を入力する圧力部位特定部22(図5参照)により特定される。圧力が加えられる位置と指先37が接触している位置は同じであるためである。
特定された圧力の強度が弱い場合、表示内容決定部29は、時刻t2(t2>t1)における表示内容を、頭部から少量の血31が流れる内容に変化させる。
一方、特定された圧力の強度が強い場合、表示内容決定部29は、時刻t2における表示内容を、加速度の強度が弱い場合よりも多くの血32が頭部から流れる内容に変化させる。
この例の場合、表示に変化を与える部位をユーザが直接特定することができる。また、この例の場合、圧力の大きさに応じて特定の部位に与える変化の量を調整できる。
例えば情報処理装置1の左右側面の下部に位置する圧力検知センサ7A、7Bで圧力が検知された場合、検知された圧力の強度に応じて、図10と同じく、頭部から血を流してもよいし、他の部位、例えば手、足、胸などの表示に変化を与えてもよい。
このように圧力検知センサ7A、7Bの出力値を用いる場合、変化を与える部位を予め表示内容決定部29に設定してもよい。
勿論、圧力は指先以外の物体、例えばペン先を用いて加えてもよい。また、指先37は、表示部2の表面に接触し続ける必要はなく、加速度(衝撃)を加える例の場合のように、特定の部位を断続的に叩いてもよい。
図11に示す例では、時刻t1〜t3の間、キャラクター30の頭部が指先37で押さえ付けられたままである。この場合、表示内容決定部29は、頭部からの出血が続いているものとして判断し、時刻t2では血31の画像を頭部に追加し、時刻t3では血32の面積を拡大している。
ここで、出血量は圧力の大きさに比例してもよい。例えば圧力が大きい場合には出血量が多いと判定し、圧力が小さい場合には出血量が小さいと判定してもよい。もっとも、圧力の大きさとは関係なく、予め定めた閾値を超える圧力が加えられている時間の長さに比例して出血量を増減してもよい。
図12は、三次元オブジェクトとしてキャラクター30が表示されている場合において、キャラクター30の胸部に圧力が加えられた場合の表示の変化を説明する図である。
図12に示す例では、時刻t1において、頭部ではなく胸部が指先37で押されている。この例では、胸部に加えられた圧力の強度の違いにより衣服に変化を与えている。
特定された圧力の強度が弱い場合、表示内容決定部29は、時刻t2(t2>t1)におけるキャラクター30の衣服がめくれた画像やよじれた画像に変化させる。
一方、特定された圧力の強度が強い場合、表示内容決定部29は、時刻t2におけるキャラクター30の衣服が破れた画像に変化させる。
また例えば特定された圧力の強弱によって、着せ替える衣服の種類や内容を変化させてもよい。
図13では、構造体34として円柱を示している。円柱の外周面には縦縞を付している。縦縞は、回転対称である円柱の軸方向に対して平行である。
図13に示す例では、平板状の情報処理装置1の上部に反時計回りの力を作用させる一方、情報処理装置1の下部には時計回りの力を作用させている。すなわち、図13では、情報処理装置1の上部側と下部側とで逆向きの力を作用させている。
このとき、情報処理装置1に作用する捻じれの向きと大きさは、捻じれ特定部28(図5参照)から表示内容決定部29に与えられる。
表示内容決定部29は、時刻t1で特定された捻じれの向きと大きさに応じて構造体34に捻じりを加えた画像を生成し、表示部2に表示する。
なお、図13の例では、変化の内容を情報処理装置1に加えられた捻じりの操作と連動させているが、特定された捻じりの方向と大きさの情報を用いて表示対象である三次元オブジェクトに他の変化を与えてもよい。例えば表示部2に表示されているキャラクターを出血させたり、傷を与えたり、衣服を変化させたりしてもよい。
この例の場合、表示内容決定部29は、特定された温度を予め定めた閾値と比較した結果や複数の温度検知センサ9A、9B、9Cで検出された温度の分布の情報に基づいて、表示されているキャラクター30の特定の部位に変化を与える。
例えば時刻t1で検出された情報処理装置1の周囲の気温が予め定めた閾値より高い場合、表示内容決定部29は、時刻t2における表示の内容をキャラクター30の額に汗39が流れる状態に変化させる。ここでのキャラクター30の額は特定の部位の一例である。
この例の場合、表示内容決定部29は、特定された温度を予め定めた閾値と比較した結果や複数の温度検知センサ9A、9B、9Cで検出された温度の分布の情報に基づいて、表示されているキャラクター30の特定の部位に変化を与える。
図15の例は、情報処理装置1の周囲の気温が予め定めた閾値より高い場合の例である。この場合、表示内容決定部29は、氷40が溶けて小さくなり、氷40の周囲に溶けた水41が溜まった状態に表示を変化させる。ここでの氷40は特定の部位の一例である。
この例の場合、表示内容決定部29は、特定された湿度を予め定めた閾値と比較した結果や複数の湿度検知センサ10A、10B、10Cで検出された湿度の分布の情報に基づいて、表示されているキャラクター30の特定の部位に変化を与える。
図16の例は、情報処理装置1の周囲の湿度が予め定めた閾値より高い場合の例である。この場合、表示内容決定部29は、キャラクター30の衣服をレインコート43に変化させると共に、履物をレインブーツ42に変化させる。
ここでのキャラクター30の胴体や脚部は特定の部位の一例である。また、レインコート43やレインブーツ42への変化は雨天仕様の変化である。なお、衣服や履物の変化には川、海などの水辺仕様への変化があってもよい。
各種のセンサが出力する情報に基づいて三次元的に表示されるオブジェクトの特定の部位に変化が生じる情報処理装置1を用いれば、ユーザに提供できる表現を増やすことができる。
例えば情報処理装置1に衝撃(加速度)を加える、圧力を加える、捻じりを加えるといった直感的な操作やその際の大きさに連動して、三次元的に表示されるオブジェクトの特定の部位の表示が変化するので、ユーザの年齢や性別、障害の有無を問わない、操作と表示上の効果との新しい関係を提供できる。
また例えば情報処理装置1が使用される環境や使用中の情報処理装置1の状態に連動して、三次元的に表示されるオブジェクトの特定の部位の表示が変化するので、環境や使用の状態と表示上の効果との新しい関係を提供できる。
実施の形態1においては、1つの加速度検知センサ8を用いて表示部2(図1参照)に加えられた加速度の大きさを検知しているが、図17に示すように、複数の加速度検知センサ8を表示部2の面内に配置してもよい。
図17は、加速度検知センサ8が表示部2の面内にM行N列に配置された例を説明する図である。図17に示す加速度検知センサ8の配置例の場合には、局所的な加速度の大きさの分布を加速度検知センサ8の位置情報から特定できる。
図18の場合、時刻t1は衝撃が加えられていない状態を示す。時刻t1の場合、いずれの加速度検知センサ8においても検知回数は0(ゼロ)である。時刻t2は、1行目の2列目と3列目に位置する2つの加速度検知センサ8に衝撃が1回加えられた状態を示している。時刻t3は、1行目の2列目と3列目に位置する2つの加速度検知センサ8に衝撃が10回加えられ、その過程で振動の伝搬により同列にある2行目と3行目の加速度検知センサ8の出力に変化が表れている様子を表している。図18では、濃度の濃い加速度検知センサ8ほど累積された衝撃の検知回数が多いことを示している。
時刻t3の例では、予め定めた期間内に複数の加速度検知センサ8で検知された衝撃の回数の分布から1行目から2行目、3行目の方向に加速度が伝搬したことが分かる。この伝搬の方向の情報を用いて特定の部位に与える変化の内容を制御することもできる。
時刻t4は、衝撃がなくなってから5分経過した状態を示す。この状態では、衝撃の検知回数がいずれも0(ゼロ)にリセットされている。
また、各圧力検知センサ5で検知された圧力の大きさの変化や分布に基づいて表示を変化させる部位を特定してもよい。
図19は、正面、側面及び背面の4つの面に表示部2A〜2Dを有する情報処理装置1Aの外観例を示す図である。
なお、表示部は、正面と背面の2面に配置されてもよいし、上面や底面に配置されてもよい。
このように、立体的に複数の表示部2を配置することによりオブジェクトを三次元的に表示する場合にも、センサ出力に基づいてオブジェクトの特定の部位の表示に変化を加えることで、ユーザに対して新たな表現を提供することが可能になる。
<装置構成>
図20は、実施の形態2に係る情報処理装置1Bの外観例を示す図である。
図20には図1との対応部分に対応する符号を付して示している。
情報処理装置1Bは、実施の形態1に係る情報処理装置1と同じく、概略板状の外観を有している。
ただし、実施の形態2に係る情報処理装置1Bは、任意の位置で筐体を変形することが可能であり、筐体が変形した位置を検知する変形検知センサ51を有する点で、実施の形態1に係る情報処理装置1と相違する。
変形検知センサ51は、筐体の外縁に沿うように複数配置される。変形検知センサ51の配置箇所や配置間隔(配置密度)は、変形検知センサ51のサイズや仕様に応じて決まる。なお、変形検知センサ51は、表示部2と重なるように配置してもよい。
なお、実施の形態2では、情報処理装置1Bの筐体が平面形状にある状態を変形前の状態又は初期状態という。
また、本実施の形態では、変形検知センサ51は、筐体の片面側(例えば表示部2を配置した面)に配置する。もっとも、変形検知センサ51を筐体の両面に配置してもよい。
ここでの曲げ位置は変形位置の一例である。
図21は、情報処理装置1Bのハードウェア構成例を説明する図である。
図21には図4との対応部分に対応する符号を付している。情報処理装置1Bでは、複数の変形検知センサ51がバス16に接続されている点で、実施の形態1の情報処理装置1と相違する。
図22には図5との対応部分に対応する符号を付して示している。情報処理装置1Bは、複数の変形検知センサ51からの出力を入力して筐体に生じた曲げ位置を特定する曲げ位置特定部52を有する点で実施の形態1で説明した情報処理装置1と相違する。
本実施の形態における表示内容決定部29は、曲げ位置特定部52で特定された筐体の曲げ位置の情報を用い、三次元的に表示されているオブジェクトの特定の位置に変化を与えたり、表示の内容を変化させたりする。
(a)は、情報処理装置1Bにおける短辺の中点付近に位置する2つの変形検知センサ51で変形が検知された場合に、曲げ位置特定部52が特定する曲げ位置を説明する図である。(a)の場合、曲げ位置特定部52は、情報処理装置1Bの長辺と平行な線L1が折り目となるように表示部2が曲げられていると判定する。なお、図における折り目は説明のためであり、折り目は必要としない。
以下では、実施の形態2に係る表示内容決定部29がセンサ入力を用いて実行する制御動作の例を説明する。
図24は、特定された曲げ位置の情報を用いて三次元オブジェクトに画像編集を加える例を説明する図である。
図24では、情報処理装置1Bが変形される前の時刻t1において、表示部2に三次元オブジェクトの立体像53が表示されている。ここでの立体像53はりんごである。また、時刻t1における情報処理装置1Bの形状は第1の形状の一例である。
次の時刻t2において、情報処理装置1Bは、画面中央に対してやや右側の位置で表示面2が内側になるように折り曲げられる。この時刻でも、三次元オブジェクトの立体像53の表示に変化はない。ここで、時刻t2における情報処理装置1Bの形状は第2の形状の一例である。
図24の場合、ユーザによる情報処理装置1Bを曲げる操作は、表示内容決定部29による線分54の追加のために使用される。なお、図24の例では、線分54の表示は、情報処理装置1Bが元の平坦な状態に戻った後(時刻t3以降)に開始されているが、情報処理装置1Bが曲げられている状態(時刻t2)に開始されてもよい。この場合、線分54の表示は情報処理装置1Bが曲げられている間に限ってもよい。
ここでは、曲げ位置に対応する破線と三次元オブジェクトの立体像53とが交差する部位が、特定の部位に当たる。
図25においても、時刻t1、t2では、情報処理装置1Bの曲げ状態によらず、表示部2に表示される三次元オブジェクトの立体像53の表示に変化はない。
ただし、図25の場合、情報処理装置1Bが元の平坦な状態に戻った後に、三次元オブジェクトの立体像53には時刻t2の曲げ位置に相当する部位で三次元オブジェクトの立体像53を切断した画像が表示される。すなわち、切断面55が追加されている。
切断面が表示されることで、画像処理の臨場感が高まる。本実施の形態の場合、実行される特殊効果処理の内容は、予め利用者によって指定される。
なお、画像処理の際には、処理の内容に応じた効果音を付加してもよい。例えば図25の例であれば、不図示のスピーカを通じてリンゴが切断される音(例えば「ザクッ」)という効果音を付加してもよい。効果音の付加により、画像処理の臨場感が高まる。
本実施の形態によれば、任意の位置で変形可能な情報処理装置1Bの変形操作を通じ、表示部2に表示されている三次元オブジェクトの立体像53の特定の部位に変化を加えることができる。
これにより、情報処理装置1Bを用いてユーザに提供できる表現や操作入力の手法を増やすことができる。また、効果音を組み合わせれば、表示の変化に対して臨場感を高めることができる。
情報処理装置1Bの変形は、他の情報処理装置における処理動作の制御に用いることもできる。
図26は、情報処理装置1Bの変形操作を、他の情報処理装置56が表示制御する表示装置57の表示動作の制御に用いる使用例を説明する図である。
図26の場合、任意の位置で変形可能な情報処理装置1Bにおいて検知された変形の情報は、通信手段を通じて情報処理装置56に伝達され、情報処理装置56に設けられた又は接続された表示装置57に表示される画面の制御に用いられる。
図26の場合には、時刻t1から時刻t2の間に情報処理装置1Bで検知された変形の情報に基づいて、表示装置57に表示される三次元オブジェクトの立体像53の一部に切断面55が表示されている。換言すると、立体像53の一部が削除されている。
図27は、操作入力手段としての情報処理装置1Bの変形を検知した情報処理装置56は表示装置57に表示されるスライドショーの開始や頁めくりの指示に用いられる例を示している。図27の場合、時刻t1から時刻t2の間に情報処理装置1Bで検知された変形の情報に基づいて、スライドショーの画面が1頁目から2頁目に切り替わっている。換言すると、表示画像が差し替えられている。
本実施の形態では、オブジェクトの三次元的な表示に三次元ディスプレイを用いる場合について説明する。
図28は、三次元ディスプレイによる三次元オブジェクトの表示例を示す図である。
図28に示す情報処理システム61は、ユーザを撮影する撮像装置64と、情報処理装置65と、三次元空間描画装置66とを有している。
情報処理装置65は、表示対象である三次元オブジェクトのデータを三次元空間描画装置66に出力する処理、撮像された画像を処理してユーザ63の動きを判定する処理、判定結果に応じた画像処理を三次元オブジェクトに加える処理などを実行する装置である。情報処理装置65は、いわゆるコンピュータによって構成され、前述した各種の処理はプログラムの実行を通じて実現される。
なお、本実施の形態では、画像処理を通じてユーザ63の動きを検知しているが、空気の動きを検知するセンサの出力を用いてユーザ63の動きを検知してもよい。なお、ユーザの動きではなく、サーモグラフィを通じてユーザ63の体温やその変化、ユーザ63の周囲の気温や湿度やその変化を検知してもよい。
図29には図28との対応部分に対応する符号を付して示している。
図29では、ユーザが立体像62の特定の部位を縦方向に切るような動作を行った場合を描いている。ユーザの動きを検知した情報処理装置65は、ユーザの動きを通じて立体像62の表示に変化を与える位置を特定し、変化の内容を決定する。図29の場合、特定された位置を境にリンゴの立体像62を切断する場合の各体積を三次元オブジェクトのデータから計算し、体積が大きい方を空間中に描画するように描画データを生成する。
このため、図27では、リンゴの立体像62のうち体積の大きい方が残るように切断面67が描画されている。
この例では、切断面67を描画しているが、実施の形態1の場合のように、描画されている三次元オブジェクトに応じて変化の内容を制御すればよい。
図30には図28との対応部分に対応する符号を付して示している。
図30に示す情報処理システム61Aは、三次元空間描画装置66に代えて投影装置68を用いる点で、情報処理システム61と異なる。
図30の場合、投影装置68は、2次元空間である壁面に三次元オブジェクトの立体像69を投影している。図30に示すユーザは、投影面である壁面に沿うように右手を上から下に(−Z方向)に動かしている。情報処理装置65は、不図示の赤外線センサや画像処理を通じてユーザの動きを検知して、投影される立体像69に変化を与える。図30の場合には、切断面70を表示させている。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば三次元的に表示されるオブジェクトの特定の部位の色を変化させてもよい。
また例えば情報処理装置1を使用している場所の気圧を測定するセンサ、照度を測定するセンサ、水圧を測定するセンサ、水深を測定するセンサなどを用いてもよい。
この他、センサにはGPSセンサを用いてもよい。例えばオブジェクトとして機器の操作マニュアルが表示される場合において、その記述言語が検知された国や地域における第1言語に変化させるようにしてもよい。
例えば情報処理装置1が高温多湿な地点で使用されていると判定される場合には、オブジェクトとして表示される操作マニュアルの上位箇所に高温多湿な環境下に対応する注意事項が配置されるように表示を変化させてもよい。
また例えば操作マニュアルで用いられる挿絵の内容を高温多湿な環境に応じてローカライズ(カスタマイズ)してもよい。
また、情報処理装置1は、外部から取得される環境情報に基づいてオブジェクトの表示を変化させてもよい。ここでの環境情報とは、情報処理装置1の位置情報に関連する外部から取得可能な情報をいい、例えば天気予報などの気象に関する情報、犯罪の発生などの防犯に関する情報、事故や渋滞などの交通に関する情報が含まれる。
例えば交通事故の発生が通知された場合も同様の表示を用いてもよい。
なお、複数の環境情報が重複して取得された場合には、表示の変化も、これら複数の環境情報に対応する変化を組み合わせた内容としてもよい。例えば前述した高温注意情報と犯罪の発生とが重複して取得された場合には、キャラクターの画像を薄着に変化させ、かつ、汗を流し、かつ、おびえる様子の画像に変化させてもよい。
また、センサによって取得された情報と環境情報とを組み合わせてオブジェクトの表示に変化を与えてもよい。
例えば時刻の情報と、標高値と、温度値と、照度値の4つを組み合わせて情報処理装置1の使用環境を特定し、特定された使用環境(例えば夏山)に応じてオブジェクトの一部や画面に変化を与えてもよい。
また例えばオブジェクトとしてのキャラクターを避暑地の服装や夏山登山の服装に変更してもよいし、表示部2に表示される画像を夏の空の画像に変化させてもよい。
また、水深と、温度値とを組み合わせて表示部2に特定された水深と水温を満たす水域に生息する生物を表示してもよいし、オブジェクトの表示形態に変化を与えてもよい。
また、表示対象としての三次元オブジェクトは、ファームウェア等のソフトウェアに基づいて動作する組み込み機器、器具や機械等の製品であってもよい。この場合において、製品の設計情報(例えばCADデータ、構成する部品の性能情報等)の利用が可能であれば、これらの情報とセンサの出力値とを組み合わせた表示も可能になる。
この表示機能を用いれば、情報処理装置1の周囲が高温であれば、一部の部品の形状を膨張させた表示に変化させることができる。この表示は、現在の環境下で製品がどのようになるかをシミュレーションするのと同じである。一般的なシミュレーションでは、温度条件などの入力を必要とするが、この表示機能により、現地や現場で対象製品を画面に表示するだけで、製品に生じる変化を確認することができる。
また、この表示機能を用いれば、情報処理装置1の周囲が低温の場合における潤滑油の硬化を予測して画面に表示される製品の動きにハードウェア上の変化を与えることもできる。
図31は、変化の対象とするオブジェクトとセンサ値の次元数の組み合わせと変化後の画像との対応関係を示す対応表60の例を説明する図である。
対応表60では、変化の対象とするオブジェクトが3次元の画像(3次元画像)として表示される場合だけでなく、1次元の画像(1次元画像)や2次元の画像(2次元画像)として表示される場合にも備えた構成となっている。すなわち、前述の実施例では、3次元オブジェクトの表示を変化させる場合を主に説明しているが、表示対象とするオブジェクトの次元は表示部が対応できる次元であれば任意であり、各次元に応じた変化画像が用意されていれば、各種のセンサの出力等に基づいて表示上の画像を変化させることができる。
ここでの1次元センサ値62、2次元センサ値63、3次元センサ値64の区分は、例えば3次元空間上の次元の数を基準に行ってもよい。
例えば1つのセンサが検知する物理量が3次元空間内の1つの次元(例えばX軸方向)に対応する場合、このセンサの出力値は1次元センサ値62である。なお、2つのセンサがそれぞれ異なる物理量を検知する場合でも、各物理量が共通の次元(例えばX軸方向)に対応する場合、これら2つのセンサの出力値は1次元センサ値62である。
同様に、例えば1つのセンサが検知する物理量が3次元空間内の3つの次元(例えばX軸方向とY軸方向とZ軸方向)に対応する場合、このセンサの出力値は3次元センサ値64である。また、3つのセンサがそれぞれ検知する1次元の物理量の方向が異なる場合(例えば1つはX軸方向であり、1つはY軸方向であり、1つはZ軸方向である場合)、これら3つのセンサの出力値は3次元センサ値64である。
例えば1つの値を出力するセンサが2つ存在する場合、オブジェクトの表示がそれら2つのセンサの出力値の組み合わせで変化するのであれば、これら2つのセンサ値は2次元センサ値63である。また、1つのセンサが2つの値を出力する場合、1つのセンサから出力される2つのセンサ値は2次元センサ値63である。ここでの複数の出力値は、いずれも同じ物理量に対応するものでもよいし、異なる物理量に対応するものでもよい。
また、1次元センサ値62、2次元センサ値63、3次元センサ値64の区分は、例えば3次元空間上の次元の数と情報の次元の数との組み合わせを基準に行ってもよい。
例えば1次元センサ値62については、大きさの違いに応じ、N個の変化画像1が1次元画像に対応付けられており、N個の変化画像4が2次元画像に対応付けられており、N個の変化画像7が3次元画像に対応付けられている。
例えば2次元センサ値63については、大きさの組み合わせの違いに応じ、M個の変化画像2が1次元画像に対応付けられており、M個の変化画像5が2次元画像に対応付けられており、M個の変化画像8が3次元画像に対応付けられている。
同様に、3次元センサ値64については、大きさの組み合わせの違いに応じ、L個の変化画像3が1次元画像に対応付けられており、L個の変化画像6が2次元画像に対応付けられており、L個の変化画像9が3次元画像に対応付けられている。
なお、図31の例では、センサ値の次元数ごとに、同じ数の変化画像が画像の次元数によらず対応付けられているが、各組み合わせに応じて異なる数の変化画像が割り当てられていてもよい。また、センサ値の次元数ではなく、画像の次元数に応じて各変化画像の数が定められていてもよい。
この場合、各画像には、個々の画像の描画に用いられている次元に応じた変化を与えてもよい。
また、センサ値に応じた変化は、複数のオブジェクトに対応する個々の画像に与えることも可能であるが、複数のオブジェクトのうちユーザによって指定された特定のオブジェクトや特定の次元に対応する画像につてのみ変化を与えるようにしてもよい。例えば3次元で描画されるオブジェクトの画像と2次元で描画されるオブジェクトの画像が混在する場合に、ユーザの指定した3次元で描画されるオブジェクトの画像に対してのみ変化を与えてもよい。
ここでのユーザインタフェースは、設定画面として用意されてもよいし、印刷が指示されるたびにポップアップ表示される確認画面の一部として用意されてもよい。
なお、いわゆるプリンターは用紙などの記録材に二次元像を印刷する装置の他、立体像(三次元像)を形成する三次元プリンターであってもよい。出力先が三次元プリンターである場合、三次元オブジェクトを二次元情報に変換することなく、立体物で出力する。
Claims (3)
- オブジェクトの画像を三次元的に表示する表示部と、
加速度を検知する特定の位置に配列された複数の検知部と、
前記特定の位置に配列された複数の前記検知部の出力に応じ、前記表示部に表示されるオブジェクトの特定の部位の表示に変化を加える表示制御部と
を有し、
前記表示制御部は、
複数の前記検知部が検知した、前記表示部に対する操作を除く、装置本体に対する衝撃の加速度の方向に基づいて、前記表示部に表示されている前記オブジェクトのうち表示に変化を加える部位を特定し、
複数回の衝撃の累積強度に応じて前記オブジェクトに継続的な変化を与える、
情報処理装置。 - 前記表示制御部は、検知された加速度の大きさに応じて前記オブジェクトに与える変化の大きさを変える、請求項1に記載の情報処理装置。
- オブジェクトの画像を三次元的に表示する表示部と、加速度を検知する特定の位置に配列された複数の検知部とを有する情報処理装置におけるコンピュータに、
前記特定の位置に配列された複数の前記検知部の出力に応じ、前記表示部に表示されるオブジェクトの特定の部位の表示に変化を加える機能と、
複数の前記検知部が検知した、前記表示部に対する操作を除く、装置本体に対する衝撃の加速度の方向に基づいて、前記表示部に表示されている前記オブジェクトのうち表示に変化を加える部位を特定する機能と、
複数回の衝撃の累積強度に応じて前記オブジェクトに継続的な変化を与える機能と、
を実現させるためのプログラム。
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