JP6596706B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の吸収性物品1の展開図を示す図面であり、図2は、図1におけるX1−X1線による断面図を示す図面であり、図3は、図1におけるY1−Y1線による断面図を示す図面である。本発明の実施形態に係る吸収性物品1としては、図1に示すような軽失禁パッドが例示されるが、本発明はこれに限定されるものではなく、軽失禁ライナー、生理用ナプキン、その他の吸収性物品であってもよい。図1から図3に示すように、吸収性物品1は、身体接触側表面に配置された液透過性のトップシート10と、トップシート10に対向し、衣類接触側表面に配置された液不透過性のバックシート30と、トップシート10及びバックシート30の間に配置された吸収体20と、を備え、これにより、吸収体20は、トップシート10とバックシート30との間に挟まれた構造となっている。吸収性物品1は、個別包装に際して幅方向に延びる折り線40によって長手方向に折り畳まれるものであり、好ましくは、2本の折り線40を有し、長手方向に3つ折りにされる。吸収性物品1は、着用者の前側に位置する前部1aと、着用者の股間に位置する股部1bと、着用者の後側に位置する後部1cとを有する。
トップシート10は、吸収体20に向けて体液を速やかに通過させるものであり、吸収体20を挟んで、バックシート30と対向して配置されている。トップシート10は、肌と当接するシートとなることから、柔らかな感触で、肌に刺激を与えないような基材、例えば、エアスルー不織布を代表とするサーマルボンド不織布等の不織布、サーマルボンド/スパンボンドを積層した複合不織布、開口ポリエチレンフィルム等の開口性フィルム、ポリエチレンフォーム、ウレタンフォーム等の発泡フィルム、あるいはこれらを積層した複合シートといった材料から形成される。トップシート10は、単層であっても、複数層積層していてもよく、ドライタッチ性を付与するために多数の透孔が形成されていてもよい。
バックシート30は、吸収性物品1の外部に体液が漏れないよう、液不透過性を有し、遮水性を有するシート材が用いられるが、ムレ防止のために透湿性を有していてもよい。このような特性を有するバックシート30の材料としては、例えば、ポリエチレンシートやポリエチレンラミネート不織布等の厚みの薄いプラスチックシートを挙げることができる。バックシート30は、着用者の股部が位置づけられる長手方向中央に括れ部を有する砂時計形状、略矩形形状等の形状を有していてもよく、吸収体20の側縁より若干外方に延在して設けられていてもよい。バックシート30の衣類接触側表面には、着用時に下着等に吸収性物品1を固着するための粘着剤層60が設けられていてもよい。吸収性物品1が粘着剤層60を有する場合、粘着剤層60を保護するための剥離シート65を有していてもよく、この剥離シート65は、吸収性物品1の包装シートと一体となっていてもよい。トップシート10及びバックシート30は、長手方向端部等の端部の少なくとも一部において、吸収体20を挟まずに、ホットメルト接着剤やヒートシール等により固着されるフラップを形成していてもよい。
本発明において、吸収体20は、吸収性繊維及び高吸水性ポリマーを主体として構成されるものであり、折り線40が形成された領域の近傍において長手方向に分割されている。すなわち、本発明の吸収性物品1は、折り線40の近傍には、吸収体20が存在しておらず、この折り線を谷として折り曲げることにより、吸収性物品1を展開した後においても、折り癖や折りじわが残りにくくなるようになっている。上述のとおり、本発明の吸収性物品1は、好ましくは、2本の折り線40を有し、長手方向に3つ折りにされるが、吸収体20は、この2本の折り線の両方の近傍において(2箇所において)分割されていることが好ましい。分割された吸収体20のうち、互いに隣接する2つの吸収体20の離間距離は、3mm以上15mm以下であることが好ましい。分割された吸収体20がこのような距離で離間していることにより、吸収性物品1の折り癖や折りじわを低減しつつも、吸収性物品1から体液が漏れる可能性をより低減することができ、着用感も良好に維持することができる。
吸収性シート部材21は、親水性不織布(上層親水性不織布及び下層親水性不織布)の間に高吸水性ポリマーを含む吸水層が挟持されたものであり、吸収体20が分割された部分において、吸収体20のバックシート30側に配置されて分割された吸収体20を架橋し、かつ吸収体20と重複する部位において、吸収体20の幅方向に亘って固着されている。吸収性物品1の折り線40が形成される領域の近傍となる、吸収体20が分割された領域に吸収性シート部材21を配置することにより、この部位の吸収性物品1の厚みを薄くすることができ、個別包装に当たって吸収性物品を3つ折り等にする場合においても、折り癖や折りじわを形成されにくくすることができる。また、図3に示すように、吸収性シート部材21が吸収体20のバックシート側に配置されていることにより、個別包装に際して吸収性シート部材21を折り曲げるとしても、トップシート10側に折りじわが形成されにくく、使用時の不快感を低減することができる。吸収性シート部材21が有する吸水層は、高吸水性ポリマー及びホットメルト接着剤を含み、このホットメルト接着剤によって、上記上層親水性不織布、吸水層、及び下層親水性不織布は、相互に接着されている。
吸収性物品1の身体接触側表面には、立体ギャザー50が設けられていてもよい。この立体ギャザー50は、トップシート10とともに体液の閉じ込め空間を形成し、体液の横漏れを防止できるようになっている。立体ギャザー50は、立体ギャザーシート51と、立体ギャザーシート51の自由端部に沿って配された伸縮性弾性部材52と、を備えていることが好ましい。伸縮性弾性部材52としては、天然ゴム、合成ゴム、及びポリウレタン等からなる、糸状、紐状、平型形状のものを適宜使用することができる。
吸収性物品1の製造方法としては、特に限定はなく、従来公知の方法を採用することができ、例えば、吸収体20と吸収性シート部材21とにホットメルト接着剤を塗布して一体化し、これを、適宜、拡散性シート11及び立体ギャザー50をあらかじめ、トップシート10に配置したトップシート10とバックシート30との間に挟持し、トップシート10とバックシート30とを一部あるいは全周に亘ってホットメルト接着剤やヒートエンボス、超音波エンボス、高周波エンボス等を用いて固定することで製造することができる。そして、これを包装体に個別包装した後、長手方向に3つ折り等にして折り畳めばよい。
1a 前部
1b 股部
1c 後部
10 トップシート
11 液拡散性シート
20 吸収体
21 吸収性シート部材
30 バックシート
40 折り線
50 立体ギャザー
51 立体ギャザーシート
52 伸縮性弾性部材
60 粘着剤層
65 剥離シート
Claims (5)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、前記トップシート及び前記バックシートの間に配置される吸収体と、を有し、個別包装に際して幅方向に延びる折り線によって長手方向に折り畳まれる吸収性物品であって、
前記吸収体は、吸収性繊維及び高吸水性ポリマーを主体として構成されるとともに、前記折り線が形成された領域の近傍において長手方向に分割されており、
前記吸収体が分割された部分には、親水性不織布に高吸水性ポリマーが挟持された構造を有する、吸収性シート部材が、前記吸収体のバックシート側に配置されて分割された吸収体を架橋し、かつ吸収体と重複する部位において、吸収体の幅方向に亘って固着されている吸収性物品。 - 分割された前記吸収体のうち、互いに隣接する前記吸収体の離間距離が3mm以上15mm以下である、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、長手方向に3つ折りにされて、2本の折り線を有し、前記吸収体が2箇所において分割されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性シート部材の高吸水性ポリマーの含有量が100g/m2以上1000g/m2以下である、請求項1から3のいずれかに記載の吸収性物品。
- 前記吸収性シート部材の幅方向の寸法は、前記吸収体の幅方向の寸法の少なくとも50%以上であり、前記吸収性シート部材の長手方向の寸法は、隣接する前記吸収体の離間距離より大きい、請求項1から4のいずれかに記載の吸収性物品。
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