[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP6255648B2 - 無機粒子の連続反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法 - Google Patents

無機粒子の連続反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6255648B2
JP6255648B2 JP2013267998A JP2013267998A JP6255648B2 JP 6255648 B2 JP6255648 B2 JP 6255648B2 JP 2013267998 A JP2013267998 A JP 2013267998A JP 2013267998 A JP2013267998 A JP 2013267998A JP 6255648 B2 JP6255648 B2 JP 6255648B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reactor
pressure
treatment liquid
liquid
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013267998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015123383A (ja
Inventor
陽 銅谷
陽 銅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority to JP2013267998A priority Critical patent/JP6255648B2/ja
Publication of JP2015123383A publication Critical patent/JP2015123383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6255648B2 publication Critical patent/JP6255648B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Description

本発明は、接触処理液を循環させ、反応を行う無機粒子の連続反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法に関する。
液液反応、気液反応又は触媒反応などの反応によって、あるいは晶析処理により粒子を生成させるなど、工業的な処理を経て製品又は中間品を得る操作としては限りなく多くある。
代表的な処理は、たとえば図13に示すように、A成分、B成分あるいはC成分を撹拌接触処理槽1内に投入し、攪拌モータ2付き攪拌羽根3により攪拌し、各成分の反応を促進させるのが一般的である。適宜の時点で、排出口5から成品液を抜き出し、その後、たとえば濾過、洗浄及び乾燥により目的の晶析粒子を得る。4はバッフルである。
しかし、この処理形態では、接触処理槽1として大きなものを必要とし、均一な反応や処理のために攪拌羽根3により攪拌しているが、高い均一性を期待するのに限界がある。
他方、処理方法として、各成分の接触処理槽1内への投入及びその後の撹拌をバッチ式で処理する場合には、生産効率が悪い。したがって、撹拌中に連続的に各成分を投入する連続生産方式が高い効率が得られるが、接触処理の条件設定(対時間での投入量コントロールなど)が難しく、必ずしも均一な製品を効率良く得ることができるものでもない。
これらを改善する試みとして、流路を1mm以下にしたマイクロリアクターが提唱されているが、生産量が乏しく流路の閉塞による連続生産の不具合が指摘されており、工業規模での実用化事例は少ない。
成分をサイクロン方式で移動させる過程で他の成分と接触させる技術は、特許文献1に記載されている。
特開平4−240288
しかし、先行技術は、成分の分離技術であって、反応や処理を目的にしたものではない。
化学工業界をはじめとする接触処理分野において、小型の処理装置でありながら、十分な処理量を発揮し、しかも均一な接触処理性を示す反応装置が求める要望は大きい。
したがって、本発明の主たる課題は、小型の処理装置でありながら、十分な処理量を発揮し、しかも均一な接触処理性を示す無機粒子の反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次の通りである。
〔請求項1記載の発明〕
一方端部及び他方端部を有する反応器と、この反応器内に無機物質を含む反応液を注入する注入手段と、前記反応器の前記他方端部から接触処理液を抜き出して、抜き出した接触処理液の少なくとも一部を前記反応器の前記一方端部へ返送する循環手段とを有し、
前記反応器内の液流れを前記接触処理液の返送により旋回流とし、前記注入手段により反応液を、前記反応器の内表面より中心側位置に注入し、前記旋回流と接触させるよう構成されており、
前記他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整弁、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器、この圧力貯留器内の圧力を指示する圧力計及び循環ポンプをこの順に有し、
前記圧力貯留器にその内部を加圧する加圧手段が連結され、前記圧力計による循環経路の圧力に基づき前記圧力調整弁により圧力調整するようにしたことを特徴とする無機粒子の連続反応装置。
(作用効果)
液流れとして旋回流を示す場においては、竜巻のように中心の渦部分あるいは中心の空洞部分近傍の内周部分の流れは、反応を左右する物質移動・攪拌混合効果が高いなど流れの乱れが大きい。この部分は、注入する反応物質もしくはガスを含む注入液の急激な拡散場となり、均質な反応が可能となる。
さらに、流路の壁面には旋回流の外周部分が接しているので、外周の旋回流が反応物質の供給体となり、物質・熱の急激な変化を和らげている。注入した注入物質(液・ガス・固形物)の反応物質に対してバリヤー(障壁)として機能するために、反応物質の反応器内面及び流路内面への付着が防止され、長時間にわたり安定した運転が可能となるものと考えられる
当初、本発明者は、小型の処理装置でありながら、十分な処理量を発揮する装置として、チューブリアクターを使用する反応処理装置の開発を試みた。しかし、ある種の反応処理材料系では、流路の壁面に微細なシャワー(一次核)が付着し、その後にこれを核として結晶が成長し、流れを阻害し、長時間の安定した運転ができ難いケースが散見された。
その対策として、反応径路を並設し、詰まりが発生したならば、他方の反応経路に切換えて流通させ、その間に詰まりが生じた反応経路は清浄する方策が考えられる。しかし、切換えの僅かな時間においても、接触の場における、不連続運転に起因した粒径の変動を避けるべきであり、長時間にわたり安定した運転に耐えるべく新たな機構が必要と判断した。
これに対し、本発明に従って、反応器内の液流れを、接触処理液の返送による旋回流とし、この旋回流に対して注入手段により注入した反応液と接触させるよう構成したことにより前記課題を解決できることが知見された。
他方、接触処理を常圧で行うことで、目的の凝集粒子を生成できるものの、反応器内の圧力を常圧より高める昇圧手段を設けて、加圧力作用下で反応を行わせると、処理物質によっては、反応がより促進または抑制させることを知見した。これは液体の誘電率が圧力増加と共に高くなるため、イオン性物質は溶媒和しやすくなることが考えられ、この誘電率の変化が核発生や一次粒子の成長といった反応速度に影響を与えるものと考えられる。
本発明によれば、反応器内の圧力分布調整を容易に行うことができ、入口圧力を調整すればその圧力分布が予め判っているため、反応液と接触する反応場の圧力を監視することが可能となる。
〔請求項2記載の発明〕
一方端部及び他方端部を有する反応器と、この反応器内に無機物質を含む反応液を注入する注入手段と、前記反応器の前記他方端部から接触処理液を抜き出して、抜き出した接触処理液の少なくとも一部を前記反応器の前記一方端部へ返送する循環手段とを有し、
前記反応器内の液流れを前記接触処理液の返送により旋回流とし、前記注入手段により反応液を、前記反応器の内表面より中心側位置に注入し、前記旋回流と接触させるよう構成されており、
前記他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整弁、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器、循環ポンプ及び圧力計をこの順に有し、
前記圧力貯留器にその内部を加圧する加圧手段が連結され、前記圧力計による前記圧力貯留器の圧力に基づき、前記循環経路から前記接触処理液を連続又は間欠に抜き出しを行う圧力制御系を設けたことを特徴とする無機粒子の連続反応装置。
(作用効果)
反応器内の圧力を常圧より高める昇圧手段としては、反応器他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整手段及び循環ポンプをこの順に有することにより構成でき、構成として簡素であるとともに、反応器内の圧力調整も可能である。また圧力調整手段と循環ポンプの間に外部処理槽を設置した場合には、循環ポンプを安定して駆動させることが可能となる。
請求項3記載の発明〕
返送された接触処理液と注入した前記反応液との前記反応器内の接触の場を、前記反応器内に生成された旋回流の反応器の内表面より中心側領域とし、この接触の場において前記反応液の接触を行なわせるようにした請求項1又は2記載の無機粒子の連続反応装置。
(作用効果)
反応器に対し液を循環させるとともに、その反応器内に、循環液の返送液を流入させることにより旋回流を生成させると、旋回流の外周部分が反応器内面においてある厚さの筒状体部分を形成する。その結果、筒状体部分が、新たに注入した注入液との反応に対してバリヤー(障壁)として機能する現象が生じ、接触の場を旋回流の反応器の内表面より中心側領域とし、この接触の場において前記反応液の接触を行なわせるようにした。その結果、反応による吸熱・発熱に伴う温度変化の緩和、反応物質の流路内面への付着を防止することができる。
請求項4記載の発明〕
反応器は、その内面が一方端部側から他方端部に向かって先窄まりとなり、接触処理液流入位置が前記反応器の長手方向一方端部である請求項1又は2記載の無機粒子の連続反応装置。
(作用効果)
反応器は内空間が均一な半径をもつ筒状のものでもよいが、長手方向一方端部側から他方端部に向かって内面が先窄まりとなるものが、旋回流の生成に好適である。
また、反応器としては、旋回流の接触の場を長くするために長手方向に沿ったある程度長い空間を確保することが望ましい。そこで、反応器の長手方向一方端部から液を流入させ、長手方向の他方端部から流出させるのが好適な態様である。
請求項5記載の発明〕
前記接触の場を与える反応器が、直列的に配置されている請求項1記載の無機粒子の連続反応装置。
(作用効果)
処理量を多くしたい場合、反応器を直列的に配置することが望ましい。直列配置させることで、循環返送液量を増やすことなく、注入液量を段数分増やすことが可能となり、生産量を増大させると共に、生産量に比した装置内容量を低減することができるため、結果的に省スペース化と装置コストの低減が可能となる。ここで、「生産量に比した装置内容量が低減する」とは、循環ポンプや流路部分の容量は一定のまま、反応器とこれらを連結する管の容量だけが注入となるため、結果として装置全体容量が生産量に比して低減できるという意味である。また、「装置内容量を低減」ということは、装置内における反応物質の滞留時間を短くすることができるという効果も現れ、結果的に小径化に向けた滞留時間制御が可能なものになる。
さらに、かかる構成によれば、前段では高い加圧力で、後段は低い加圧力とすることで、核の発生、粒子の成長といった形態で表される反応速度を調整する操作が可能であり、ある種の反応物質については、きわめて好適な手段となる。
請求項6記載の発明〕
反応液の接触の場に対する注入方向が、旋回流の流線方向下流の方向もしくは前記一方端部側から他方端部に向いている請求項1記載の無機粒子の連続反応装置。
(作用効果)
注入液の接触の場に対する注入方向が、前記液の旋回流の上流方向に向いていてもよいが、液の旋回流の流線方向下流の方向もしくは前記一方端部側から他方端部に向いている方が反応液の注入量がスムーズにコントロールされる。
請求項7記載の発明〕
一方端部及び他方端部を有する反応器と、この反応器内に無機物質を含む反応液を注入する注入手段と、前記反応器の前記他方端部から接触処理液を抜き出して、抜き出した接触処理液の少なくとも一部を前記反応器の前記一方端部へ返送する循環手段とを有し、
さらに前記反応器内の圧力を常圧より高める昇圧手段を有し、
前記反応器内の液流れを前記接触処理液の返送により旋回流とし、前記注入手段により反応液を、前記反応器の内表面より中心側位置に注入し、前記旋回流と接触させて反応を行わせ、無機粒子の反応晶析を行うとともに、
前記他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整弁、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器、この圧力貯留器内の圧力を指示する圧力計及び循環ポンプをこの順に有し、
前記圧力貯留器にその内部を加圧する加圧手段が連結され、前記圧力計による循環経路の圧力に基づき前記圧力調整弁により圧力調整することを特徴とする無機粒子の連続反応晶析方法。
(作用効果)
請求項1と同様の作用効果を奏する。
請求項8記載の発明〕
一方端部及び他方端部を有する反応器と、この反応器内に無機物質を含む反応液を注入する注入手段と、前記反応器の前記他方端部から接触処理液を抜き出して、抜き出した接触処理液の少なくとも一部を前記反応器の前記一方端部へ返送する循環手段とを有し、
さらに前記反応器内の圧力を常圧より高める昇圧手段を有し、
前記反応器内の液流れを前記接触処理液の返送により旋回流とし、前記注入手段により反応液を、前記反応器の内表面より中心側位置に注入し、前記旋回流と接触させて反応を行わせ、無機粒子の反応晶析を行うとともに、
前記他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整弁、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器、循環ポンプ及び圧力計をこの順に有し、
前記圧力貯留器にその内部を加圧する加圧手段が連結され、前記圧力計による前記圧力貯留器の圧力に基づき、前記循環経路から前記接触処理液を連続又は間欠に抜き出しを行うことを特徴とする無機粒子の連続反応晶析方法。
以上のとおり、本発明によれば、小型の処理装置でありながら、十分な処理量を発揮し、しかも均一な接触処理性を示すものとなる等の利点がある。
本発明の第1例の概要図である。 第1例の反応器の概要図である。 反応器の上端部の横断概要図である。 旋回流の生成形態の説明概要図である。 反応器の直列配置例の概要図である。 他の実施の形態の概要図である。 さらに別の実施の形態の概要図である。 他の反応器例の概要図である。 別の反応器の形態例の概要図である。 ブロックユニット反応器例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 55kPaにおけるうず度分布図である。 147kPaにおけるうず度分布図である。 従来例の概要図である。
次に、本発明を実施するための形態を説明する。
後に説明するように、本発明の適用範囲は広範である。しかし、種々の例を総合的に説明すると、混乱の原因になりかねないので、一例を挙げながら装置例を説明し、後に他の適用範囲について説明することとする。
本発明の典型例は、金属粒子の凝集粒子を得るための連続反応装置である。その具体例の一つはNi,Coの遷移金属を用いた凝集粒子を製造することを対象とするものである。
本発明に従って、注入すべき無機物質を含む注入液を、反応器内の旋回流の接触の場において、反応器の内表面より中心側位置において注入し、接触処理を行なわせる方法は、広く一般に無機物質により凝集粒子を得る場合に適用できるものであるから、前記遷移金属以外の金属や他の無機物質を対象にしてもよい。
図1〜図4は、本発明の第1例を示したもので、反応器10内の液流れを旋回流とし、注入すべき無機物質を含む注入液を、反応器内10の接触の場(図2及び図4に概念的に符号Qとして示した)において、反応器10の内表面より中心側位置において注入し、接触処理を行なわせるものである。
図示例では、注入すべき無機物質を含む注入液として、A液、B液及びC液を注入している。図示しないが、併せて並行的にガス(窒素ガスや二酸化炭素ガスなどの不活性ガス)を注入することもできる。
また、本発明の第1例は、注入すべき無機物質を含む注入液の接触の場に対する注入方向が、液の旋回流の下流方向に向いている例である。
図示の反応器10は横向きであるが、原理的に流れに影響はないため竪向きでもよい。
図示の反応器10は、循環ポンプ13により液を循環路11、14(抜き出し路11、返送路14)を介して循環させるとともに、反応器10内に、循環液の返送液を流入させることにより旋回流を生成させるものである。15は、必要により設けられる、液の加温又は冷却の温度調節器である。
図面に示されているように、反応器10はその長手方向一方端部側から他方端部に向かって内面が先窄まりとなり、循環液の返送液の流入口10Xを含む流入位置が反応器10の長手方向一方端部にあり、図3に示されているように、その内周面に沿う形態で、ほぼ接線方向に沿って、返送液を流入させるようにしてある。これによって、旋回流Rが形成されている。
接触処理がなされた後の接触処理液の流出口10Yを含む流出位置は、長手方向他方端部となっている。
接触処理液は、一時貯留器20に導かれ、この一時貯留器20内において接触処理液の安定化や粒子の沈降が図られ、最終接触処理液10Zは、一時貯留器20からオーバーフロー液として、または抜き出しポンプ22により、後続の製品化手段(図示せず)に移送される。21は取出し弁である。23は調整用撹拌機である。
残部の液は、循環ポンプ13により、返送路14を介して反応器10へ返送される。
反応器10の入口部分には、圧力指示計12Aが、出口部分には圧力調整弁12Bが設けられおり、循環ポンプ13の吐出圧力に対し、圧力調整弁12Bの弁開度を絞ることにより、反応器10内の圧力を加圧状態としてある。
そして、圧力指示計12Aによる現圧力に基づき、圧力調整弁12Bの弁開度を調整することにより、反応器10内の圧力調整を行うようにしてある。
反応器10内の圧力としては、反応器10の入口部分で、0.01〜1.0MPa、特に0.05〜0.3MPaが望ましい。
反応器10内の液流れは旋回流Rとなるが、その渦中心部には空洞部分V(図4参照)ができる傾向にある。そして、特に、旋回流Rの渦中心近傍の内周部分の流れは、平均流速に比較して著しく高速であり、かつ、流れの乱れも大きい。
かかる位置において、注入すべき金属を含む注入液A液〜C液を注入すると、注入液が急激に拡散し、均質な反応が可能となる。
そこで、図2に示すように、各注入液A液〜C液は注入管16A、16B…を使用してその先端から吐出されるまで、相互の接触を防止することが望ましい。
さらに、旋回流Rの影響が及ばないように、ガイド管17を挿入するのが望ましい。
ここで、注入すべき無機物質を含む注入液A液〜C液の注入位置は、反応器10内の接触の場において、反応器10の内壁表面より中心側位置において注入すれば足りるが、図4に位置を示すように、中心から半径rの2/3以内、好ましくは1/2以内が好適である。
図5に例を示したように、接触の場を与える反応器10、10…を、直列的に配置することができる。
他方、図6に例を示したように、密閉した圧力貯留器30を設け、これをコンプレッサ24により加圧し、反応器10内を加圧するようにしてある。
この例においても、反応器10の入口部分には、圧力指示計12Aが、出口部分には圧力調整弁12Bが設けられおり、循環ポンプ13の吐出圧力に対し、圧力調整弁12Bの弁開度を絞ることにより、反応器10内の圧力を加圧状態としてある。
また、圧力貯留器30にも圧力指示計30Aが設けられ、圧力指示計30A、圧力指示計12Aによる現圧力に基づき、圧力調整弁12Bの弁開度を調整することにより、反応器10内の圧力調整を行う制御器50が設けられている。
圧力貯留器30の一部の液は、抜き出しポンプ22Aにより、移送路16を介して調整槽20内に送られ、粒径などの調整が行われ、抜き出しポンプ22Aにより、最終的に後続の製品化手段(図示せず)に移送される。
圧力貯留器30の残部の液は、循環ポンプ13により、返送路14を介して反応器10へ返送される。
他方、図7に示すように、循環経路に、圧力調整弁12B、圧力調整弁12B、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器30、この圧力貯留器30内の圧力を指示する圧力計30A及び循環ポンプ13をこの順に有し、前記圧力貯留器30にその内部を加圧するコンプレッサ24又は加圧シリンダが連結され、前記圧力計30Aによる圧力貯留器30の圧力に基づき、循環経路から接触処理液を連続又は間欠に抜き出して、圧力貯留器30内の圧力を一定に制御を行う制御器51を有する圧力制御系を設けることが望ましい。具体的制御の操作は、抜き出しポンプ22A又は抜き出し弁22Cに対して行うことができる。
上記例の反応器10は、長手方向一方端部側から他方端部に向かって内面が先窄まりとなるものが、旋回流の生成に好適であるが、内空間が均一な半径をもつ筒状のものでもよい。
さらに、図8のように、反応器10内に回転筒または固定筒40を設け、注入すべき金属を含む注入液A液、B液を、注入管42、43を介して内壁面の接線方向に注入し、他方の端部の流出管44から、接触処理がなされた後の流出液を流出するようにすることもができる。
図1〜図4に示す、内空間が均一な半径をもつ筒状部分及び先窄まり部分を有する例において、筒状部分から先窄まり部分への変化位置は、適宜選択できる。しかるに、接触処理液の流入口10Xは、筒状部分にあるのが、螺旋流れ生成に好適である。
先に示した図2の形態では、反応器10の比較的下流側において注入液を注入したが、図9のように、ガイド管17を短くし、注入液A液〜C液の注入管16A、16B…を上流側に設けてもよい。もしくはガイド管を無くして端に注入管を設けても良い。また、図2に示すように注入管16A、16B…先端位置を異ならせるほか、注入管16A、16B…先端位置を一致させるようにしてもよい。
図9に示す形態によれば、旋回流場での反応長が稼げるため、下流側での流路内の材料の付着が激減する。
本発明の製造方法によって得られた金属の凝集粒子を、電池用の物質として製造できる。
本発明によって得られた粒子径が小さく粒子径が揃い、かつ優れた球形状である金属の凝集粒子を、たとえば電池用物質に利用すれば電気的特性が向上する。
本発明に係る装置は、適宜の材料で形成できるが、特に反応器10をプラスチック成形品に流路を加工したものなども使用できる。そのブロックユニット反応器例を図10に示す。また、反応器は処理材料や液によって適宜の寸法関係とすることができる。
しかるに、小型の処理装置でありながら、十分な処理量を発揮し、しかも均一な接触処理性を示すものを得る観点から、図10に示す寸法基準で、旋回流を形成する接触の場の直径D2に対する旋回流を形成する主流の注入口径D1の比が、D2/D1=2.5〜10であることが望ましい。この比が小さいと旋回流の生成が十分でなく、過度に大きい場合には、速度が遅くなり、旋回流が不安定となる。
また、旋回流が安定して生成されるためには、旋回流を形成する接触の場の直径D2に対する抜き出し部の口径D3の比が、D2/D3=0.5〜10であるのが望ましい。
さらに、接触反応時間を確保するために、旋回流を形成する接触の場の直径D2に対する流路方向長さHの比が、H/D2=1〜10であるのが望ましい。
ところで本発明は、 反応より物質移動律速となっている反応場において、物質移動と化学反応を効率よく行うものであり、無機反応、有機反応に関わらず利用可能なものである。
また、液液抽出における本装置の適用、水と油のエマルション等、液液の混合装置としても利用可能である。
他にも気液反応、固体粒子表面への反応(コーティング)等、液液反応以外のプロセスにも用途展開可能な装置である。
なお、旋回流を少ない動力にて得るためには液粘性として1000cP以下、特に100cP以下のものが望ましい。
次に実施例及び比較例を示し、本発明の効果を明らかにする。
(実施例1)
図1〜図4の態様の装置において、運転条件として、反応器入口圧力110kPa、流量30L/min、温度45℃、装置全容量5Lとし、硫酸ニッケル1.24mol/Lと硫酸コバルト0.23mol/Lとなるように調整した水溶液を、76g/min、25wt%苛性ソーダを30g/minにて反応器に注入し、25wt%アンモニア水を反応器に5g/minにて追加しながら6hr後に得られたサンプルをSEM写真などで評価した。
(実施例2)
反応器入口圧力50kPaに替えたほか、実施例1と同様とした。
(実施例3)
運転条件として、反応器入口圧力110kPa、流量7L/min、温度45℃、装置全容量1Lとし、硫酸第一鉄を0.55mol/L、硫酸マンガン0.09mol/L, 硫酸亜鉛 0.08mol/Lとなるように調整した水溶液を29g/min、苛性ソーダを8g/minにて反応器に注入し、3hr後に得られたサンプルを評価した。
(実施例4)
反応器入口圧力50kPaに替えたほか、実施例3と同様とした。
<考察>
(1)実施例1及び実施例2のいずれの場合も、粒子径が小さく、好適な凝集粒子を得ることができた。
(2)サンプル評価は凝集粒子の充填密度を評価項目とし、25mlメスシリンダーに24hr,105℃にて乾燥した試料10gを投入し、これを振動板の上に1分間のせ十分に均一になったときの嵩を測定したものである。このとき振動モータの回転数は2500rpmとした。
実施例1の充填密度:1.32g/ml、実施例2の充填密度:1.2g/ml、実施例3の充填密度:0.7g/ml、実施例4の充填密度:0.55g/mlであった。
この結果から、反応器内の圧力により、凝集粒子の充填密度が明確に変り得ることが判明した。
(3)圧力に応じて反応器内のうず度の変化を実測測定したところ、図11及び図12の形態となった。
リチウムイオン電池用正極活物質用のほか各種の用途のものに適用できる。その例を列挙すると次のとおりである。
1)エマルション燃料製造
2)小径粒子製造 ナノ粒子を結晶成長させる等
3)ジアゾ化合物製造
4)触媒反応
5)その他マイクロリアクターでの反応処理例
ア 気液界面反応
フッ素ガスによるフッ素化反応
一酸化炭素ガスによるカルボニル化反応
イ 液液界面反応
ニトロ化反応(有機相/水相)
エステル還元
ジアゾカップリング
ウ 固液界面反応
固体担持触媒利用反応
エ 気・液・固界面反応
水素化反応
10…反応器、10X…流入口、10Y…流出口、11、14…循環路、16A、16B…注入管、17…ガイド管、20…貯留器、40…回転筒、A,B,C…注入液。

Claims (8)

  1. 一方端部及び他方端部を有する反応器と、この反応器内に無機物質を含む反応液を注入する注入手段と、前記反応器の前記他方端部から接触処理液を抜き出して、抜き出した接触処理液の少なくとも一部を前記反応器の前記一方端部へ返送する循環手段とを有し、
    前記反応器内の液流れを前記接触処理液の返送により旋回流とし、前記注入手段により反応液を、前記反応器の内表面より中心側位置に注入し、前記旋回流と接触させるよう構成されており、
    前記他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整弁、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器、この圧力貯留器内の圧力を指示する圧力計及び循環ポンプをこの順に有し、
    前記圧力貯留器にその内部を加圧する加圧手段が連結され、前記圧力計による循環経路の圧力に基づき前記圧力調整弁により圧力調整するようにしたことを特徴とする無機粒子の連続反応装置。
  2. 一方端部及び他方端部を有する反応器と、この反応器内に無機物質を含む反応液を注入する注入手段と、前記反応器の前記他方端部から接触処理液を抜き出して、抜き出した接触処理液の少なくとも一部を前記反応器の前記一方端部へ返送する循環手段とを有し、
    前記反応器内の液流れを前記接触処理液の返送により旋回流とし、前記注入手段により反応液を、前記反応器の内表面より中心側位置に注入し、前記旋回流と接触させるよう構成されており、
    前記他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整弁、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器、循環ポンプ及び圧力計をこの順に有し、
    前記圧力貯留器にその内部を加圧する加圧手段が連結され、前記圧力計による前記圧力貯留器の圧力に基づき、前記循環経路から前記接触処理液を連続又は間欠に抜き出しを行う圧力制御系を設けたことを特徴とする無機粒子の連続反応装置。
  3. 返送された接触処理液と注入した前記反応液との前記反応器内の接触の場を、前記反応器内に生成された旋回流の反応器の内表面より中心側領域とし、この接触の場において前記反応液の接触を行なわせるようにした請求項1又は2記載の無機粒子の連続反応装置。
  4. 反応器は、その内面が一方端部側から他方端部に向かって先窄まりとなり、接触処理液流入位置が前記反応器の長手方向一方端部である請求項1又は2記載の無機粒子の連続反応装置。
  5. 前記接触の場を与える反応器が、直列的に配置されている請求項1又は2記載の無機粒子の連続反応装置。
  6. 反応液の接触の場に対する注入方向が、前記一方端部側から他方端部に向いている請求項1又は2記載の無機粒子の連続反応装置。
  7. 一方端部及び他方端部を有する反応器と、この反応器内に無機物質を含む反応液を注入する注入手段と、前記反応器の前記他方端部から接触処理液を抜き出して、抜き出した接触処理液の少なくとも一部を前記反応器の前記一方端部へ返送する循環手段とを有し、
    さらに前記反応器内の圧力を常圧より高める昇圧手段を有し、
    前記反応器内の液流れを前記接触処理液の返送により旋回流とし、前記注入手段により反応液を、前記反応器の内表面より中心側位置に注入し、前記旋回流と接触させて反応を行わせ、無機粒子の反応晶析を行うとともに、
    前記他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整弁、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器、この圧力貯留器内の圧力を指示する圧力計及び循環ポンプをこの順に有し、
    前記圧力貯留器にその内部を加圧する加圧手段が連結され、前記圧力計による循環経路の圧力に基づき前記圧力調整弁により圧力調整することを特徴とする無機粒子の連続反応晶析方法。
  8. 一方端部及び他方端部を有する反応器と、この反応器内に無機物質を含む反応液を注入する注入手段と、前記反応器の前記他方端部から接触処理液を抜き出して、抜き出した接触処理液の少なくとも一部を前記反応器の前記一方端部へ返送する循環手段とを有し、
    さらに前記反応器内の圧力を常圧より高める昇圧手段を有し、
    前記反応器内の液流れを前記接触処理液の返送により旋回流とし、前記注入手段により反応液を、前記反応器の内表面より中心側位置に注入し、前記旋回流と接触させて反応を行わせ、無機粒子の反応晶析を行うとともに、
    前記他方端部から抜き出された接触処理液が前記一方端部へ返送される循環経路に、圧力調整弁、接触処理液を一時的に貯留する圧力貯留器、循環ポンプ及び圧力計をこの順に有し、
    前記圧力貯留器にその内部を加圧する加圧手段が連結され、前記圧力計による前記圧力貯留器の圧力に基づき、前記循環経路から前記接触処理液を連続又は間欠に抜き出しを行うことを特徴とする無機粒子の連続反応晶析方法。
JP2013267998A 2013-12-25 2013-12-25 無機粒子の連続反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法 Active JP6255648B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013267998A JP6255648B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 無機粒子の連続反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013267998A JP6255648B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 無機粒子の連続反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015123383A JP2015123383A (ja) 2015-07-06
JP6255648B2 true JP6255648B2 (ja) 2018-01-10

Family

ID=53534527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013267998A Active JP6255648B2 (ja) 2013-12-25 2013-12-25 無機粒子の連続反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6255648B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2973062B2 (ja) * 1992-12-25 1999-11-08 花王株式会社 硫酸バリウムの連続製造方法
JP2004047182A (ja) * 2002-07-09 2004-02-12 Sony Corp 負極材料およびその製造方法並びにそれを用いた電池
JP4011442B2 (ja) * 2002-08-30 2007-11-21 住友大阪セメント株式会社 リチウムイオン電池用正極材料の製造方法およびリチウムイオン電池
CA2516505A1 (en) * 2003-01-28 2004-08-12 Enviroscrub Technologies Corporation Oxides of manganese processed in continuous flow reactors
JP2008168168A (ja) * 2007-01-06 2008-07-24 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 連続混合反応装置
JP2011013523A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Canon Inc トナー粒子の製造方法
JP5616729B2 (ja) * 2009-09-18 2014-10-29 日本化学工業株式会社 連続晶析装置
JP5466732B2 (ja) * 2012-06-21 2014-04-09 月島機械株式会社 反応凝集粒子の製造方法、リチウムイオン電池用正極活物質の製造方法、リチウムイオン電池の製造方法及び反応凝集粒子の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015123383A (ja) 2015-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5619837B2 (ja) 無機粒子の連続反応装置
JP5466732B2 (ja) 反応凝集粒子の製造方法、リチウムイオン電池用正極活物質の製造方法、リチウムイオン電池の製造方法及び反応凝集粒子の製造装置
US10894719B2 (en) Graphene material production device and system
KR102571598B1 (ko) 삼차 아민의 산화에 의한 아민 옥사이드의 생산
CN102056659A (zh) 用于执行多相反应的工艺和设备
US20080245184A1 (en) Preparation method of metal nano particle using micro mixer
Sheng et al. Remarkable improvement of gas–liquid mass transfer by modifying the structure of conventional T‐junction microchannel
JP6255648B2 (ja) 無機粒子の連続反応装置及び無機粒子の連続反応晶析方法
CN111233892B (zh) 一种使用连续流反应器合成青霉素g亚砜的方法
JP6255649B2 (ja) 連続反応晶析装置及び無機粒子の連続反応晶析方法
JP2016010774A (ja) テイラー反応装置
CN110582348A (zh) 对被传输通过其中的材料进行处理和调节的设备
CN102897823A (zh) 一种超临界水体系氧化制备纳米CeO2粉末装置及工艺
CN108686593B (zh) 多尺度微结构反应器
CN202849093U (zh) 一种制备稀土化合物微粉的装置
CN216987704U (zh) 一种可使液固混合物料稳定流动的连续反应装置
CN214681412U (zh) 一种制备水质检测用硫磷混酸的微混合装置
CN207680625U (zh) 一种多通道混配器
WO2021103462A1 (zh) 一种由烯烃羰基化制备异构醛的智能强化反应系统及工艺
Lester et al. Scale up production of nanoparticles using hydrothermal synthesis
Edwards et al. The use of a zonal model and multimodal tomography to explore mixing in a concentrated precipitation
Feng et al. Visualization Study on Two-Phase Flow Behaviors in the Gas-Liquid-Solid Microreactor for Hydrogenation of Nitrobenzene
CN108405875A (zh) 用于制备金纳米粒子的方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160311

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170331

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A132

Effective date: 20170908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171025

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6255648

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350