JP6198696B2 - 車両用制動システム - Google Patents
車両用制動システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6198696B2 JP6198696B2 JP2014162733A JP2014162733A JP6198696B2 JP 6198696 B2 JP6198696 B2 JP 6198696B2 JP 2014162733 A JP2014162733 A JP 2014162733A JP 2014162733 A JP2014162733 A JP 2014162733A JP 6198696 B2 JP6198696 B2 JP 6198696B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braking force
- vehicle
- friction braking
- generation
- friction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Regulating Braking Force (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Description
しかし、路面の摩擦状態(路面μ)が低い状態で、かつ、回生制動力に代えて比較的大きな摩擦制動力が発生している際には、車両においてアンチロック制御(ABS:Antilock Brake System)が作動しやすくなる。
本発明の課題は、回生制動力に代えて摩擦制動力を発生させても、アンチロック制御を動作しにくくすることである。
本発明によれば、アンチロック制御のための車輪のスリップを判定して、摩擦制動力の発生を低減するので、回生制動力に代えて摩擦制動力を発生させても、アンチロック制御を作動しにくくすることができる。
本発明によれば、不用意にアンチロック制御が作動することを防止することができる。
本発明によれば、第2のレンジにある場合に摩擦制動力の発生を低減させるときに、ドライブレンジである第1のレンジのエンジンブレーキ相当の制動力に近づけるように低減させるので、運転者に違和感を与えにくくすることができる。
図1は、本実施形態にかかる車両用制動システムを備えた車両100の要部系統図である。この車両100は、例えば、電気自動車であり、車両100の前側に設けられた左右一対の前輪2aR、2aLと、車両100の後側に設けられた左右一対の後輪2bR、2bLと、を有する。左右の前輪2aR、2aLに連結された前輪車軸4には、モータ・ジェネレータ3がトルク伝達機構で連結されている。また、車両100は、4輪駆動、後輪駆動でもよく、モータ・ジェネレータ3を備えたハイブリッド車などとして構成してもよい。なお、前輪車軸4に設けられる差動機構は図示を省略する。
また、バッテリ5には、バッテリ5の充電量(SOC:State Of Charge)を検出する充電量検出センサ8(電圧センサおよび/または電流センサ)が設けられている。
制御装置7は、各部を集中的に制御する制御装置である(詳細は後述)。
摩擦制動装置10は、ブレーキペダル12の操作により運転者が入力した踏力をブレーキ液圧に変換するマスタシリンダ34等を備えた入力装置14、マスタシリンダ34で発生したブレーキ液圧に応じて、または、そのブレーキ液圧とは無関係にブレーキ液圧を発生させるモータシリンダ装置16、車両挙動安定化装置(VSA(登録商標)装置など)18、ディスクブレーキ機構30a〜30dなどを備える。モータシリンダ装置16は、電動モータ72の駆動力を受けてブレーキ液圧を発生させる第1及び第2スレーブピストン77a,77bを備える。
なお、配管22a〜22fには、各部のブレーキ液圧を検出するブレーキ液圧センサPm,Pp,Phが設けられている。また、車両挙動安定化装置18は、ブレーキ液加圧用のポンプ73を備える。
次に、摩擦制動装置10の基本動作について説明する。
制御装置7は、モータ・ジェネレータ3などによる回生制動力の発生、及び、摩擦制動装置10による摩擦制動力の発生を制御する。
制御装置7には、前記の充電量検出センサ8と、ブレーキペダル12の操作量(操作速度)を検出するブレーキペダルストロークセンサ101とが接続されている。制御装置7は、ブレーキペダル12が操作されていないのをブレーキペダルストロークセンサ101で検出したときには、通常のガソリン車におけるエンジンブレーキ相当の制動力を回生制動力により発生するように制御する。また、この場合に、バッテリ5が所定の状態となったとき、例えば、充電量検出センサ8で検出したバッテリ5の充電量があらかじめ定められた基準値を超えたときには、エンジンブレーキ相当の制動力を、モータ・ジェネレータ3などによる回生制動力から摩擦制動装置10による摩擦制動力に移行させて制動力を発生させるように制御する。これは、制御装置7の移行部111が実行する。
シフト制御部103は、車両100の図示しないセレクトレバー(シフトレバー)の操作に関する制御を行う制御装置である。制御装置7は、シフト制御部103から、現在のセレクトレバー(シフトレバー)のポジションがどの位置であるかの情報を取得する。
制御装置7の制動制御部113は、セレクトレバー(シフトレバー)で選択されているポジションに応じて、前記のエンジンブレーキ相当の制動力を制御する。次に、この制動制御部113が実行するエンジンブレーキ相当の制動力の具体的な制御内容について説明する。
すなわち、路面の摩擦状態(路面μ)が低い状態で、かつ、回生制動力に代えて比較的大きな摩擦制動力が発生している際には、車両100においてはアンチロック制御が作動しやすくなる。
そして、アンチロック制御が頻繁に作動すると、ブレーキペダル12を操作していないにもかかわらずアンチロック制御が作動することになるので、その作動音により運転者に違和感を与えるという不具合がある。
よって、ブレーキペダル12を操作していないにもかかわらずアンチロック制御が作動するのを防止して、アンチロック制御の作動音により運転者に違和感を与えるのを防ぐことができる。
10 摩擦制動装置(摩擦制動力発生部)
111 移行部
112 スリップ判定部
113 制動制御部
Claims (6)
- 回生制動力を発生する回生制動力発生部と、
摩擦制動力を発生する摩擦制動力発生部と、
前記回生制動力の発生で生じた電力を蓄積するバッテリが所定の状態となったときに、前記回生制動力から前記摩擦制動力に車両の制動力を移行させる移行部と、
車両のアンチロック制御のために当該車両の車輪でのスリップを判定するスリップ判定部と、
前記摩擦制動力発生部によって前記回生制動力の不足分を前記摩擦制動力で発生させる場合に、前記スリップ判定部でスリップが判定されたときは、そうでないときに比べて前記摩擦制動力発生部による摩擦制動力の発生を低減する制動制御部とを備えることを特徴とする車両用制動システム。 - 前記制動制御部は、前記アンチロック制御が作動する前に発生したスリップを判定して前記摩擦制動力の発生の低減を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両用制動システム。
- 前記制動制御部は、前記車両がドライブレンジとなる第1のレンジにあるときよりエンジンブレーキ相当の制動力を高める第2のレンジにある場合に、前記スリップ判定部でスリップが判定されたときは、前記第1のレンジの際に発生させる摩擦制動力に近づけるように前記摩擦制動力発生部による摩擦制動力の発生を低減することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用制動システム。
- 前記制動制御部は、前記摩擦制動力の発生を低減した場合に、次のイグニッションスイッチがONになるまで当該摩擦制動力を低減した状態を維持することを特徴とする請求項1〜3の何れかの一項に記載の車両用制動システム。
- 前記制動制御部は、前記摩擦制動力の発生を低減した後、前記第2のレンジから前記第1のレンジに変更された段階で、当該摩擦制動力の発生を低減する設定を解除することを特徴とする請求項3に記載の車両用制動システム。
- 前記制動制御部は、前記摩擦制動力の発生を低減した後、所定の時間が経過してから、当該摩擦制動力の発生を低減する設定を解除することを特徴とする請求項1〜5の何れかの一項に記載の車両用制動システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162733A JP6198696B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 車両用制動システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014162733A JP6198696B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 車両用制動システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016037226A JP2016037226A (ja) | 2016-03-22 |
JP6198696B2 true JP6198696B2 (ja) | 2017-09-20 |
Family
ID=55528687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014162733A Expired - Fee Related JP6198696B2 (ja) | 2014-08-08 | 2014-08-08 | 車両用制動システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6198696B2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3353390B2 (ja) * | 1993-06-25 | 2002-12-03 | 日産自動車株式会社 | 自動変速機の変速制御装置 |
JPH10271605A (ja) * | 1997-03-27 | 1998-10-09 | Mitsubishi Motors Corp | 電気自動車の制動制御装置 |
JP5747525B2 (ja) * | 2011-01-28 | 2015-07-15 | 日産自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
JP6056340B2 (ja) * | 2012-10-03 | 2017-01-11 | 日産自動車株式会社 | 制動制御装置 |
-
2014
- 2014-08-08 JP JP2014162733A patent/JP6198696B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016037226A (ja) | 2016-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5302749B2 (ja) | 電気自動車の制御装置 | |
US9707944B2 (en) | Braking force control system | |
CN111601731B (zh) | 电动车辆的控制装置、控制系统以及控制方法 | |
JP6818481B2 (ja) | 車両用回生制動協調制御システムの制動制御方法 | |
CN102745181B (zh) | 车辆制动系统及其控制方法 | |
CN102892651B (zh) | 制动装置 | |
CN107428324B (zh) | 用于运行车辆的回收制动系统的方法以及用于车辆的回收制动系统的控制装置 | |
US20150375726A1 (en) | Method for operating a brake system, brake system in which the method is performed, and uses of the brake system | |
JP2015110419A (ja) | ブレーキ入力エレメントをマスタブレーキシリンダに接続するための連結装置およびこのような連結装置を運転するための方法 | |
US9302661B2 (en) | Braking system for hybrid vehicle and control method for the same | |
KR20110128288A (ko) | 브레이크 시스템, 브레이크 시스템 작동 방법 및 브레이크 시스템용 제조 방법 | |
JP2015093571A (ja) | 車両制御装置及び車両制御システム | |
JP2013035509A (ja) | 車両用制動力制御装置 | |
JP6153857B2 (ja) | 車両用制動装置 | |
JP2015030427A (ja) | 車両の制動装置 | |
JP2011166996A (ja) | モータ走行車両制御装置、モータ走行車両制御方法 | |
JP2014213628A (ja) | 車両の制動システム | |
JP5766240B2 (ja) | 車両用制動装置 | |
JP2019041538A (ja) | 電動車両の制御装置 | |
JP2007131093A (ja) | 車両用減速制御装置 | |
JP6198696B2 (ja) | 車両用制動システム | |
JP6194290B2 (ja) | 車両用制動システム | |
JP2015030426A (ja) | 車両の制動装置 | |
JP6184373B2 (ja) | 車両用制動システム | |
JP2012126307A (ja) | 車両用ブレーキ装置のエア抜き方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160226 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161213 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170815 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170822 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6198696 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |