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JP6098160B2 - 出力システム、画像処理装置及び出力方法 - Google Patents

出力システム、画像処理装置及び出力方法 Download PDF

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Description

この発明は、出力データを端末装置から受信してその出力データの出力処理を行う出力システム、出力データを端末装置から受信してその出力データの出力処理を行う画像処理装置、および出力データを端末装置から受信してその出力データの出力処理を行う出力方法に関する。
従来から、ユーザの端末装置を操作し、公共の場に設置された印刷装置を利用して印刷出力を行うパブリックプリントサービスが知られている。また、このパブリックプリントサービスにおいて、印刷料金を精算する手法として、予め印刷装置を管理するショップ等に支払った料金の範囲内で印刷を行えるプリペイド方式や、クレジットカード番号を用いて決済する方式が提案されている。
このようなパブリックプリントサービスに関連する技術については、例えば特許文献1乃至4に記載されている。
このうち特許文献2には、プリペイド方式の一例として、あらかじめ支払った金額に応じて印刷可能な出力回数を管理する課金情報処理装置と、印刷装置が出力可能な印刷データを生成して印刷装置に送信する情報処理装置と、印刷出力を行う印刷装置とを設けたパブリックプリントシステムが記載されている。
そして、情報処理装置が印刷装置に印刷データを送信する際にジョブIDを付加すると共に、ユーザがそのジョブIDを印刷装置に入力した場合にジョブIDと対応する印刷データの印刷を行うことが記載されている。さらに、印刷実行に際し、ユーザが利用料金の入金時に通知されている認証キーを印刷装置に入力し、印刷装置がその認証キーに基づき課金情報処理装置にアクセスして残り印刷可能回数を確認し、残り回数がある場合のみ印刷を実行することも記載されている。
また、上記の他、プリペイド方式のパブリックプリントサービスとしては、支払った料金の情報を含んだ印刷処理プログラムを配布する方法も知られている。
さらに、上記の他、携帯端末からプリンタへ印刷を指示する方式として、プリンタベンダが提供するプリンタ固有のドライバをインストールしなくても印刷指示が可能な、いわゆるドライバレスプリントと呼ばれる技術も知られている。
ところで、上述したパブリックプリントサービスの場合、印刷装置から見れば、どのようなユーザ(又は装置)から印刷を要求されるかわからない。そこで、その要求を受け付けるに当たり、あるいは印刷を実行するに当たり、要求に応じてよいか否か、すなわちユーザに装置を利用する権限があるか否かを確認することが重要となる。
この権限確認の手法については、上述した特許文献をはじめ、種々の手法が知られている。しかし、それら従来の手法は、印刷装置に対して印刷を要求する端末装置の側に、印刷装置固有のドライバ(印刷装置と連携するための特別な機能を付加するドライバ)がインストールされていることが前提となっていた。従って、印刷装置を利用しようとする場合、端末装置に予めドライバをインストールしなければならず、この操作が煩わしいという問題があった。
この点は、印刷装置のベンダ側から見ても、ドライバ配布の仕組みを用意しなければならず、これがコスト増につながるという問題があった。印刷装置を上述のドライバレスプリントに対応させれば、固有ドライバの配布は不要であるが、必ずしも端末装置側にベンダの望む処理を実行させることができるとは限らない。そして、端末装置からドライバレスプリントにより印刷指示を受け付ける場合でもユーザの権限確認を十分に行える手法は、従来知られていない。
また、従来の手法は、ユーザの権限確認に際し、ユーザが印刷装置に対して何らかの情報を入力することを要求するものであった。例えば上述の特許文献2に記載の技術では、ユーザは、印刷装置に印刷を実行させるために、印刷装置にジョブIDと認証キーを入力することが必要である。
上記入力には、印刷物を、印刷を要求したユーザ以外に持ち去られることを防止するという効果もある。しかし、ユーザが印刷装置のすぐ近くで印刷を指示する場合のように、持ち去りを気にする必要がない場合もあり、権限確認のために常にユーザに情報の入力操作を要求するのは、操作性に難があるという問題があった。
なお、以上説明してきた問題は、ユーザが端末装置から要求する出力の内容が、印刷以外の出力、例えば情報の表示や投影等の場合であっても同様に発生する。従って、出力を行う装置が印刷装置でなく、表示装置や投影装置の場合であっても同様に発生する。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、ユーザが端末装置を操作して出力装置を利用しようとする場合に、簡単な操作で、その出力装置に自身の利用権限を確認させることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明の出力システムは、出力対象の出力データの通信とともに、その通信の相手先装置を特定する識別情報を取得可能な第1の通信手段と、上記第1の通信手段によって受信した出力データの出力処理を行う出力手段と、通信に伴ってその通信の相手先装置を特定する識別情報を取得可能な第2の通信手段と、上記第2の通信手段によって端末装置からその端末装置の識別情報の登録要求を受け付けた際に、その端末装置の識別情報を登録する識別情報登録手段と、上記端末装置に対し、上記識別情報登録手段が登録した上記端末装置の識別情報を上記出力データに含めた設定用出力データを送信する送信手段と、上記第1の通信手段によって端末装置から受信した出力データが上記設定用出力データである場合、その受信とともに上記第1の通信手段によって取得したその端末装置の識別情報と、上記設定用出力データに含まれる識別情報とが一致するか判断する判断手段と、上記判断手段が一致すると判断した場合、その端末装置を利用可能な端末装置として登録する利用可能端末装置登録手段と、上記利用可能端末装置登録手段よって利用可能と登録された端末装置から上記第1の通信手段によって受信した出力データを上記出力手段に出力させる出力制御手段とを設けたものである。上記識別情報登録手段は、端末装置から登録要求に加えて決済情報も受け付け、該決済情報を識別情報と対応付けて登録する手段である。上記出力制御手段は、上記第1の通信手段によって出力データを端末装置から受信した場合に、上記識別情報登録手段に該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている決済情報に従った範囲で、受信した出力データを上記出力手段に出力させる。
以上のような構成によれば、ユーザが端末装置を操作して出力装置を利用しようとする場合に、簡単な操作で、その出力装置に自身の利用権限を確認させることができるようにすることができる。
この発明の一実施形態である出力システム及び画像処理装置の利用形態を示す図である。 図1に示した画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 図1に示した登録サーバ、画像処理装置及び携帯端末装置の機能構成を示す図である。 PDF形式の場合の設定用出力データの構成例を示す図である。 図4に示した設定用出力データのうちメタデータの記載例を示す図である。 登録サーバに未登録の携帯端末装置のユーザが画像処理装置に印刷を実行するまでに行うべき操作の流れを示す図である。 図6のステップS11及びS12と対応する、登録サーバへの携帯端末装置の登録時の処理を示すフローチャートである。 図6のステップS13及びS14と対応する、携帯情報端末の画像処理装置への登録及び印刷ジョブの登録に係る処理を示すフローチャートである。 図6のステップS15及びS16と対応する、印刷ジョブの実行に係る処理のフローチャートである。 第2実施形態に係る登録サーバ、画像処理装置および携帯端末装置の機能構成例を示す図である。 第2実施形態において、登録サーバへの携帯端末装置の登録時の処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態において、携帯端末装置の画像処理装置への登録及び印刷ジョブの登録に係る処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態において、画像処理装置からのハイパーテキストを受信した携帯端末装置の利用者が、当該携帯端末装置上のブラウザで「印刷設定の情報を再設定する」を選択した場合における画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。 ジョブ管理部による処理の一例を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
(第1実施形態)
図1は、この発明の一実施形態である出力システム及び画像処理装置の利用形態を示す図である。
図1に示す構成において、登録サーバ10と画像処理装置20とが出力システムを構成する。そして、登録サーバ10と画像処理装置20とは、インターネット50を介して通信可能である。
詳細は後述するが、これらのうち登録サーバ10は、出力システムを利用しようとする端末装置の登録を受け付ける装置である。また、端末装置に対し、登録サーバ10に登録されていることを示すデータとして、少なくとも登録した端末装置の識別情報を含む、設定用出力データを提供する。この設定用出力データは、端末装置から画像処理装置へ画像の出力を要求する際に用いる出力データと同じ形式のデータとして提供する。
画像処理装置20は、ユーザの要求に応じて画像の出力を行う装置である。ここでは、印刷出力を行うプリンタ等の印刷装置であるとして説明するが、表示出力を行うディスプレイ等の表示装置、あるいは投影出力を行うプロジェクタ等の投影装置として構成することも考えられる。そして、上述の設定用出力データを用いて登録サーバ10に登録されていることが確認できた端末装置から要求を受けた場合のみ、その要求に応じた出力を行う。
一方、携帯端末装置30は、出力システムを利用するユーザが操作する端末装置である。そして、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)のアクセスポイント41を介して無線通信でインターネット50に接続し、インターネット50を介して登録サーバ10及び画像処理装置20と通信することができる。さらに、画像処理装置20については、アクセスポイント42を介し、インターネット50を通さずに通信することもできる。なお、アクセスポイント42は、画像処理装置20が備えるものでも、LAN(ローカルエリアネットワーク)を介して画像処理装置20と接続されるものであってもよい。
そして、ユーザは、画像処理装置20に所望の出力を行わせようとする場合、まず携帯端末装置30を操作して登録サーバ10にアクセスして登録を受け、その旨を示す設定用出力データを登録サーバ10から入手する。次に、画像処理装置20へその設定用出力データを送信して自身が登録サーバ10に登録済みであることを確認させる。その状態で、画像処理装置20へ出力を希望する出力データを送信することにより、画像処理装置20にその出力データに従った出力を行わせることができる。
次に、図2に、画像処理装置20のハードウェア構成を示す。
図2に示すように、画像処理装置20は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD(ハードディスクドライブ)204、操作部205、読取部206、表示器207、通信I/F(インタフェース)208、エンジンI/F209を備え、これらがシステムバス211により接続されている。また、エンジンI/F209にはエンジン部210が接続される。
これらのうちCPU201は、画像処理装置20全体を制御する制御手段である。また、ROM202あるいはHDD204に記憶されているプログラムを読み出して実行し、画像処理装置20の各部を制御することにより、後述する第2の通信手段、設定手段、出力手段をはじめとする種々の機能を実現することができる。
ROM202は、CPU201が実行するプログラムを格納している不揮発性記憶手段である。
RAM203は、CPU201が実行するプログラムを展開し、各種処理を行う際のワークエリアとして使用する記憶手段である。
HDD204は、CPU201が実行するプログラムや、CPU201が処理する各種データを記憶する大容量記憶手段である。
操作部205は、ユーザからの操作を受け付ける部分であり、キー、スイッチ、表示器207に積層したタッチパネル等により構成することができる。また、外付けのマウスやキーボード等を操作部205として用いることができるようにしてもよい。
読取部206は、画像読取手段を備え、該画像読取手段の読取エリアにコード記号の画像が置かれた場合に、その画像を読み取ってコード記号をデコードする機能を有する。コード記号の画像は、ディスプレイに表示されたものでも構わない。
表示器207は、ユーザに情報を表示する表示手段であり、表示パネルやランプ等により構成することができる。
通信I/F208は、ネットワークを介して外部装置と通信するためのインタフェースである。通信に使用する規格にあったインタフェースを用意すればよい。なお、アクセスポイント42については、通信I/F208を介して通信するようにしても、画像処理装置20が通信I/F208の一部としてアクセスポイント42を内蔵するようにしてもよい。
エンジンI/F209は、エンジン部210をCPU201から制御できるようにするためのインタフェースである。
エンジン部210は、画像処理装置20の外部に通信以外の物理的な出力を行うための出力手段である。画像処理装置20がプリンタである場合には、エンジン部210は、用紙に画像を形成する画像形成手段を含む。
登録サーバ10は、ハードウェアとしては、CPU、ROM、RAM、HDD、通信I/F等を含む公知のコンピュータを用いることができるので、図示は省略する。
携帯端末装置30も、ハードウェアとしては、CPU、ROM、RAM、HDD、通信I/F、操作部、表示部等を含む公知の通信装置を用いることができるので、図示は省略する。例えば、スマートフォンやタブレット型コンピュータを、携帯端末装置30として用いることが考えられる。ゲーム機や音楽再生装置等、他の機能を備えたものであっても、登録サーバ10及び画像処理装置20と通信し、後述する処理を行うための通信機能を備えた装置であれば、携帯端末装置30として用いることができる。
以上の構成を有する出力システムにおいて特徴的な点の一つは、画像処理装置20が、自身にアクセスしてくる携帯端末装置30が登録サーバ10に登録されている装置であるか否かを確認する手法である。以下、この点に関連して各装置が有する機能及び各装置が行う処理等について説明する。
まず、図3に、図1に示した登録サーバ10、画像処理装置20及び携帯端末装置30の機能構成を示す。なお、この図には、上記の特徴的な点に関連する機能を中心に示した。
図3に示すように、登録サーバ10は、通信部11、登録要求受付部12、登録情報管理部13、出力データ生成部14を備える。画像処理装置20は、通信部21、判定部22、受付設定部23、出力データ管理部24、読取部25、決済情報参照部26、出力部27を備える。携帯端末装置30は、汎用ウェブクライアント31、出力データ記憶部32、ドライバレスプリントアプリ33、表示部34を備える。
これらの各部の機能は、各装置のCPUが所要のプログラムを実行して当該装置が備えるハードウェアの動作を制御することにより実現されるものである。
なお、携帯端末装置30における汎用ウェブクライアント31は、携帯端末装置30が出荷時に既に備えているウェブクライアントアプリケーションであり、例えば一般的なウェブブラウザとすることが考えられる。また、ドライバレスプリントアプリ33も、基本的には出荷時に既に備えているような一般的なアプリケーションであるとする。このようなドライバレスプリントアプリ33としては、例えば、Apple社の提供するAirPrint(登録商標)の機能を実現するアプリケーションが考えられる。
そして、以下に説明する汎用ウェブクライアント31及びドライバレスプリントアプリ33の機能は、アドイン等により機能を追加しなくても、出荷時の状態でこれらのアプリケーションが通常備えていると期待できる機能である。
一方、登録サーバ10の通信部11は、携帯端末装置30の汎用ウェブクライアント31との間で通信を行う機能を備える。また、通信部11は、少なくとも携帯端末装置30と通信する場合には、その通信に伴って通信の相手先装置(携帯端末装置30)から、その相手先装置を特定するアドレス等の識別情報を取得する機能を備える。逆に言えば、通信部11は、このような識別情報の取得が可能な通信プロトコルで通信を行う。
ここで取得する識別情報としては、MAC(Media Access Control)アドレスやUUID(Universally Unique Identifier)が考えられる。これらの識別情報は、一般的に汎用ウェブクライアント31が利用可能なHTTP(HyperText Transfer Protocol)あるいはHTTPS(Hypertext Transfer Protocol over Secure Socket Layer)を用いる場合でも、取得可能である。
次に、登録要求受付部12は、汎用ウェブクライアント31から送信される登録要求を受け付けると共に、必要に応じて、課金のための決済情報、出力システムにおいて利用可能とする機能の範囲(利用可能な出力の制限)、画像処理装置20で出力の際に用いる設定等の入力を受け付ける機能を有する。また、通信部11が汎用ウェブクライアント31との通信(例えば登録要求の受信に係る通信)に伴って取得した携帯端末装置30の識別情報も取得する。登録要求受付部12は、携帯端末装置30を登録する場合、取得し又は受け付けたこれらの情報を、登録情報管理部13及び出力データ生成部14に提供する。
要求に応じて登録を行うか否かにつき、何らかの審査を行うようにしてもよい。
登録情報管理部13は、登録要求受付部12から提供された情報に基づき、携帯端末装置30の識別情報と、決済情報、利用可能な出力の制限を示す利用条件情報、および出力の際に用いる設定を示す設定情報を対応付けて保存する。なお、決済情報としては、プリペイドの支払額(使用された後はその残額)や、クレジット決済のためのカード番号等を登録することが考えられる。
また、登録情報管理部13は、画像処理装置20の決済情報参照部26からの照会に応じて、画像処理装置20で実行しようとする出力が、登録されている決済情報に従って決済可能な範囲で許可できるものかを判断し、判断結果を決済情報参照部26に提供する機能も有する。許可できるか否かは、例えば、プリペイドの残額の範囲の課金で実行できるか、クレジットカードで出力の実行に必要な課金が決済できるか、等に基づき判断できる。
また、許可可否以外にも、利用条件情報や設定情報を提供できるようにしてもよい。
出力データ生成部14は、携帯端末装置30を登録サーバ10に登録する際に、そのことを示すデータとして、少なくとも登録要求受付部12から提供された携帯端末装置30の識別情報を含む設定用出力データを生成し、登録を要求してきた携帯端末装置30に送信する。設定用出力データには、識別情報の他、利用条件情報や設定情報を含めてもよいが、秘密保持の観点から、決済情報(特にクレジット決済のための情報)は含めないことが好ましい。
携帯端末装置30においては、汎用ウェブクライアント31がこの設定用出力データを受信し、出力データ記憶部32に保存する。この保存はユーザが手動で行うものであってもよい。
ここで、設定用出力データは、携帯端末装置30がドライバレスプリントアプリ33を用いて画像処理装置20に印刷を指示する際に送信する、印刷内容(出力内容)を示すデータと同じ形式のデータとして提供する。これは、画像処理装置20が印刷内容を示すデータと認識できる形式のデータであるとも言える。従って、設定用出力データも、画像処理装置20に実行させるべき出力の内容を示す出力データであるということができる。
さらに、設定用出力データ及び出力データは、携帯端末装置30をはじめとする種々の量産品の装置において、出荷時からインストールされていることの多い標準的なアプリケーションで取り扱うことのできる汎用的な形式のデータでもあることが好ましい。これらを考慮すると、設定用出力データ(及び出力データ)は、例えば、PDF(Portable Document Format)形式の文書データや、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の画像データとすることが考えられる。
このことにより、携帯端末装置30のユーザは、単に印刷すべきデータとして設定用出力データを選択するだけで、ドライバレスプリントアプリ33を用いて画像処理装置20に印刷を指示する場合と全く同じ操作で、画像処理装置20へ設定用出力データを送信することができる。
図4に、PDF形式の場合の設定用出力データ(設定用PDFファイル)の構成例を、図5に、そのうちメタデータの記載例を示す。
図4に示すように、設定用PDFファイルは、携帯端末装置30の識別情報を示すコード記号の画像のデータと、携帯端末装置30の識別情報、利用条件情報及び設定情報を含むメタデータを含むものとするとよい。コード記号としては、例えば2次元バーコードを用いることが考えられる。
コード記号の画像データは、携帯端末装置30の表示部34にコード記号の画像を表示させる用途で用いることができる。そして、画像処理装置20の読取部25にそのコード記号の画像を読み取らせることにより、画像処理装置20に、ユーザが持つ携帯端末装置30の識別情報を伝達することができる。
しかし、設定用PDFファイルそのものを携帯端末装置30に送信した際に、携帯端末装置30に画像データを解析させて、そこから識別情報を取得させるという用途で用いることも妨げられない。
PDF形式のデータであれば、図5に符号A及びBで示すようにメタデータ中に識別情報、利用条件情報及び設定情報を含む任意の多量の情報を記載できるが、JPEG形式であるとそれほど自由な記載ができない。そこで、識別情報だけでなく、利用条件情報や設定情報もコード記号化し、そのコード記号により画像処理装置20へ情報を伝達できるようにすることも有用である。
なお、印刷に関するアプリケーションにおいて、印刷前に印刷結果をプレビューする機能を設けることは一般的であるから、ドライバレスプリントアプリ33も、設定用PDFファイルに含まれる画像を画面に表示する機能を備えていることが期待できる。特に、コード記号の画像を1ページ目に配置しておけば、プレビューの開始時にコード記号の画像を画面に表示させることができると考えられ、表示のための操作負荷を抑えることができる。
また、図5に示すメタデータでは、符号A及びBで示す位置にそれぞれ、携帯端末装置30の識別情報としてMACアドレス「00:26:08:AA:AA:AA」が、設定情報として、カラー印刷(Color)、2面集約(2in1)及び両面印刷(Duplex)を設定する旨の情報が、利用制限情報として、印刷を1000枚まで許可する旨の情報(LimitPage=1000)が記載されている。それ以外に、ユーザの氏名及びユーザIDも、参考情報として記載されている。
図3の説明に戻ると、画像処理装置20の通信部21は、携帯端末装置30のドライバレスプリントアプリ33と通信する機能を備える。そして、通信部21も、登録サーバ10の通信部11と同様、少なくとも携帯端末装置30と通信する場合には、その通信に伴って通信の相手先装置(携帯端末装置30)から、その相手先装置を特定する識別情報を取得する機能を備える。逆に言えば、通信部21も、このような識別情報の取得が可能な通信プロトコルで通信を行う。
ここで取得する識別情報は、登録サーバ10の通信部11が取得して設定用出力データに記載した識別情報と同じものである必要がある。すなわち、MACアドレスやUUID等である。
ドライバレスプリントアプリが通信に使用するプロトコルとして一般的なものにはIPP(Internet Printing Protocol)が挙げられるが、このIPPを用いる場合には、相手先装置のMACアドレス及びUUIDを取得可能である。
また、通信部21は、登録サーバ10の通信部11と通信する機能も備えるが、この通信に用いるプロトコルは任意でよい。
次に、判定部22は、ドライバレスプリントアプリ33から出力データを受信した場合に、受信した出力データが、設定用出力データであるか、それ以外の、印刷したい内容を示すデータとして送信されたデータであるかを判定する機能を有する。
この判定は例えば、受信した出力データに、設定用出力データであれば含まれているはずの、携帯端末装置30の識別情報(必要に応じて利用条件情報や設定情報も)が含まれているか否かに基づき行うことができる。この判断に際し、出力データに含まれるコード記号のデコードが必要であればこれも行う。
あるいは、受信した出力データに、設定用出力データであることを示す所定の識別子が含まれているか否かにより判定を行うこともできる。識別子としては例えば、メタデータ中あるいはファイル名中の特定の文字列や、画像データ中の地紋、電子透かしあるいは特定の記号等を用いることが考えられる。
また、判定部22は、受信した出力データが設定用出力データであると判定した場合、その設定用出力データに基づき、設定用出力データの送信元装置が登録サーバ10に登録されている装置であるか否かを判断する機能も有する。
この判断は、通信時に通信部21が取得した携帯端末装置30の識別情報と、設定用出力データに記載された携帯端末装置30の識別情報とを比較し、これらが一致する場合に登録されているとすることにより行うことができる。これ以外に、データの形式、チェック用フラグ、電子署名等により、設定用出力データが偽造、改竄等されたものでないことを確認する処理を含めてもよい。
そして、判定部22は、設定用出力データの送信元装置が登録サーバ10に登録されている装置であると判断した場合、受信した設定用出力データを、送信元装置の識別情報と共に受付設定部23に登録する。この登録は、以後当該識別情報を持つ端末装置から受信した出力データに従った印刷を許可可能とする、すなわちその端末装置から画像処理装置20を利用可能とすることを意味する。また、その印刷の際に、送信元装置と対応する設定用出力データを参照し、それに従って、印刷可否の判断や、印刷設定を行えるようにすることも意味する。なお、受付設定部23へは、設定用出力データそのものを登録するのではなく、設定用出力データから必要な情報を抜き出して登録するようにしてもよい。また、これらの登録において、携帯端末装置30のユーザが誰か、ということは、特に考慮する必要はない。
また、判定部22は、受信した出力データが設定用出力データ以外の出力データであると判定した場合、その出力データの送信元装置が受付設定部23に登録済みの識別情報を持つ装置であれば、受信した出力データを、印刷待機中の印刷ジョブとして、出力データ管理部24に登録する機能も有する。この登録は、送信元装置の識別情報と対応付けて行う。
ここで登録した出力データに基づく印刷は、その後、携帯端末装置30のユーザが画像処理装置20を操作して実行させる。この場合、ユーザは、設定用出力データに基づき携帯端末装置30の表示部34に表示させたコード記号の画像を、画像処理装置20の読取部25にかざして読み取らせ、デコードさせる。このことにより、画像処理装置20の前にいるユーザが、そのコード記号が示す識別情報の携帯端末装置30を持つユーザであることを画像処理装置20に認識させることができる。
そこで、読取部25は、コード記号を読み取って識別情報を取得した場合に、それを出力データ管理部24に渡す。
出力データ管理部24は、読取部25から識別情報を受け取った場合に、その識別情報と対応付けて登録してある印刷待機中の出力データのリストを、図1に示した表示器207に表示させてユーザに提示し、操作部205によりその中から印刷を希望する出力データの選択を受け付ける機能を有する。また、いずれかの出力データが選択され、印刷実行を指示された場合に、出力部27に、その出力データに従った印刷を実行させる機能も有する。
なお、この印刷実行に当たり、出力データ管理部24は、受付設定部23に、読取部25から受け取った識別情報と対応付けて登録されている設定用出力データを参照し、そこに含まれる設定データに従って印刷機能の設定を行ったり、利用条件情報に従って、指示された印刷の実行可否か判断したりする。また、出力データ管理部24は、決済情報参照部26に読取部25から受け取った識別情報を渡し、登録サーバ10の登録情報管理部13に対して、その識別情報の端末装置について実行しようとする印刷に係る課金が可能か否かの問い合わせを行わせる。
そして、その結果に基づき、指示された印刷の実行可否か判断する。そして、以上の条件を考慮した結果、印刷を実行してよいと判断した場合のみ、出力部27に印刷を実行させる。
その結果、携帯端末装置30のユーザは、ドライバレスプリントアプリ33を用いて画像処理装置20に印刷を指示した出力データに基づく印刷物を入手することができる。
次に、以上の機能を備える出力システムを用いて、登録サーバ10に未登録の携帯端末装置30のユーザが画像処理装置20に印刷を実行するまでに行うべき操作の流れについて説明する。
図6は、その操作手順を示すフローチャートである。
この場合、携帯端末装置30のユーザは、まず携帯端末装置30を登録サーバ10に登録すべく、携帯端末装置30を操作して登録サーバ10にアクセスし、決済情報、課金条件及び印刷設定を登録する(S11)。このアクセスは、ブラウザにURLを入力したり、電子メールで送信されたり検索で発見したりしたリンクをクリックしたりして行うことができる。また、携帯端末装置30の識別情報は、アクセス時に登録サーバ10に自動で取得されるため、入力の必要がない。またこのため、嘘の識別情報で登録を受けることも困難である。
また、ユーザは、登録サーバ10への登録が成功すると、携帯端末装置30の識別情報等を含む上述の設定用出力データを登録サーバ10から取得することができるので、これを適当な場所に保存する(S12)。
次に、携帯端末装置30を操作して、ドライバレスプリントアプリ33を用いて先に保存した設定用出力データを画像処理装置20に送信することにより、携帯端末装置30を、印刷許可可能な装置として画像処理装置20に登録することができる(S13)。なお、この送信は、ドライバレスプリントアプリ33を起動し、画像処理装置20に設定用出力データの印刷を指示する操作を行うことにより行うことができる。
次に、ユーザは、携帯端末装置30を操作して、ドライバレスプリントアプリ33を用いて印刷したい出力データを画像処理装置20に送信することにより、その出力データを印刷待機中の印刷ジョブとして登録させることができる(S14)。
ステップS13とステップS14は、操作としては、印刷を指示するデータ(ファイル)が異なるのみである。また、ここまでの操作は、画像処理装置20から離れた場所で行ってもよい。
その後、ユーザは、携帯端末装置30を持って画像処理装置20の近くに移動し、設定用出力データに含まれるコード記号の画像を携帯端末装置30の画面に表示させて、画像処理装置20の読取部25に読み取らせる(S15)。
すると、画像処理装置20は、携帯端末装置30から送信して印刷待機中となっている出力データ(に係る印刷ジョブ)のリストを表示するので、ユーザは、その中から印刷を希望する出力データ(印刷ジョブ)を選択して印刷実行を指示すればよい(S16)。
画像処理装置20は、この指示に応じて、課金や利用条件等を考慮して印刷が可能であれば、印刷を実行し、印刷物を出力する。携帯端末装置30のユーザは、以上により所望の出力結果である印刷物を入手することができる。
なお、印刷に際しては、課金も行われる。また、印刷設定としては、デフォルトではユーザがステップS11で登録した印刷設定が用いられるが、印刷実行までにこれを変更できるようにすることも考えられる。
また、画像処理装置20が課金を行った場合には、画像処理装置20がその旨を登録サーバ10へ通知して課金の履歴を登録させるようにし、ユーザが任意に登録サーバ10へアクセスして携帯端末装置30に対する課金の状況を確認できるようにするとよい(S17)。
次に、図6に示した手順での印刷を実現するために各装置が実行する処理について説明する。なお、以下の処理は、基本的に各装置のCPUが所要の制御プログラムを実行することにより行うものであるが、説明を簡略化するため、装置自体が実行するものとして説明する。
まず図7に、図6のステップS11及びS12と対応する、登録サーバ10への携帯端末装置30の登録時の処理を示す。
図7の処理において、左側のフローチャートは、携帯端末装置30側の処理を示し、これにはユーザの操作も含む。右側のフローチャートは、登録サーバ10が実行する処理を含む。2つのフローチャートの間を結ぶ矢印は、根元側の処理が行われたことをトリガに、先端側の処理が実行されることを示す。
図7の処理において、ユーザが登録サーバ10の登録受付画面へのアクセスを、リンクのクリック等により指示すると、携帯端末装置30は、図7の左側のフローチャートに示す処理を開始する。そしてまず、汎用ウェブクライアント31により登録サーバ10へアクセスする(S21)。
このアクセスがあると、登録サーバ10は、図7の右側のフローチャートに示す処理を開始し、アクセスしてきた装置の識別情報を取得して記憶する(S31)。この識別情報としては、上述のように、単に携帯端末装置30から一般的な通信プロトコルを用いて登録サーバ10にアクセスするだけで登録サーバ10が取得可能な情報を用いる。
登録サーバ10は次に、必要情報の入力フォームを携帯端末装置30に送信する(S32)。
携帯端末装置30は、受信したフォームを画面に表示させ、決済情報、利用条件及び印刷設定をユーザに入力させる(S22,S23)。ユーザがこれらの情報を入力して登録サーバ10への送信を指示すると、携帯端末装置30はその情報を登録サーバ10に送信する。
そして、登録サーバ10は、ステップS31で記憶した携帯端末装置30の識別情報と、フォームに入力された決済情報、利用条件及び印刷設定とを対応付けて登録する(S33)。このとき、登録可否の審査を行ってもよい。また、登録する場合、携帯端末装置30の識別情報と、利用条件及び印刷設定の情報を記載した設定用出力データを作成する(S34)。そして、その設定用出力データを、アクセス元の携帯端末装置30に送信して(S35)、処理を終了する。
また、携帯端末装置30も、登録サーバ10から送信された設定用出力データを保存して(S24)、処理を終了する。
以上の処理において、ステップS33の処理が、識別情報登録手段の機能に対応する処理である。ステップS35の処理が、送信手段の機能に対応する処理である。
そして、以上の処理により、携帯端末装置30を登録サーバ10に登録することができる。この実施形態においては、携帯端末装置30が登録サーバ10に登録されていることをもって、携帯端末装置30のユーザが、(課金等の条件を満たせば)画像処理装置20に印刷を実行させることができる権限を有すると扱うようにしている。従って、登録時には、このことを前提とした審査を行うことが好ましい。その手法については、適宜公知の手法を採用すればよい。
次に、図8に、図6のステップS13及びS14と対応する、携帯情報端末30の画像処理装置20への登録及び印刷ジョブの登録に係る処理を示す。図8の処理は、画像処理装置20が実行するものである。
画像処理装置20は、携帯端末装置30を含め、外部装置からドライバレスプリントアプリ33により送信された出力データを受信すると、図8のフローチャートに示す処理を開始する。
そしてまず、送信元装置の識別情報を取得して記憶する(S41)。この識別情報としても、上述のように、単に携帯端末装置30から一般的なドライバレスプリントアプリ33を用いて画像処理装置20にアクセスするだけで画像処理装置20が取得可能な情報を用いる。
画像処理装置20は次に、受信した出力データに、当該出力データが設定用出力データであることを示す識別子が付されているか否か判断する(S42)。これがYesであれば、受信した出力データ(設定用出力データ)に基づき送信元装置を登録すべく、ステップS43以下に進む。
そして、受信した出力データに記載されている(又はそこに含まれるコード記号等により示される)携帯端末装置の識別情報と、ステップS41で取得した識別情報とを比較する(S43)。この比較は、受信した出力データ(設定用出力データ)に基づき、そのデータの送信元装置が登録サーバ10に登録されている装置であるか否かを判断するためのものである。そして、これらが一致すれば(S44のYes)、出力データの送信元装置が登録サーバ10に登録されていることがわかる。
そこで、受信した出力データに記載されている携帯端末装置の識別情報と、同じく記載されている利用条件及び印刷設定の情報とを対応付けて、利用可能端末情報として登録し(S45)、処理を終了する。
ステップS45での登録は、出力データの送信元装置の識別情報を、該識別情報を持つ端末装置からの印刷要求(出力要求)を受け付けるように設定すること、すなわち、その端末装置を、画像処理装置20を利用可能な端末装置として登録することに該当する。また、この登録を行う場合、受信した出力データに基づく印刷出力は行わない。
また、ステップS44でNoであれば、出力データの送信元装置が登録サーバ10に登録されているとは確認できないため、利用可能端末情報の登録を行わずに処理を終了する。
一方、ステップS42でNoの場合、受信した出力データに基づき印刷ジョブの登録を行うべく、ステップS46以下に進む。
そして、ステップS41で取得した識別情報が、利用可能端末情報として登録済みであるか否か判断する(S46)。ここでYesであれば、今回受信した出力データは、印刷要求を受け付けてよい装置から送信されたものであることがわかる。そこで、受信した出力データを、ステップS41で取得した識別情報と対応付けて、実行待機中の印刷ジョブとして保存し(S47)、処理を終了する。
以上の処理において、ステップS43及びS44の処理が、判断手段の機能に対応する処理であり、ステップS45の処理が、利用可能端末装置登録手段の機能に対応する処理である。ステップS46及びS47の処理が、出力制御手段の機能に対応する処理である。
そして、以上の処理により、登録サーバ10に登録されている携帯端末装置30を選択的に画像処理装置20に登録することができる。また、画像処理装置20に登録済みの携帯端末装置30が画像処理装置20に送信した出力データを、実行待機中の印刷ジョブとして保存させることができる。
次に、図9に、図6のステップS15及びS16と対応する、印刷ジョブの実行に係る処理を示す。図9の処理も、画像処理装置20が実行するものである。
画像処理装置20は、操作部205において、印刷ジョブの実行を行う印刷実行モードの起動操作を検出すると、図9のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理において、画像処理装置20はまず、表示器207に所定の開始画面を表示させる(S61)。そして、この状態でユーザが携帯端末装置30を操作して、設定用出力データ中のコード記号の画像を画面に表示させ(S51)、これを画像処理装置20の読取部206にかざすと(S52)、読取部206がそのコード記号の画像を読み取り、デコードして携帯端末装置30の識別情報を取得する(S62)。
その後、画像処理装置20は、ステップS62で取得した識別情報と対応する実行待機中の印刷ジョブが保存されているか否か判断し(S63)、あれば、該当する印刷ジョブの一覧を表示器207に表示させて、実行するジョブの選択を受け付ける(S64)。
そして、いずれかのジョブが選択されると、図8のステップS45で登録した利用可能端末情報中の、ステップS62で取得した識別情報と対応する設定情報を、印刷に反映させる設定として読み出す(S65)。そして、必要に応じてその印刷に反映させる設定の変更指示を受け付けると共に、指示に従って設定を変更し(S66)、印刷実行の指示があると(S67のYes)、その時点の設定に従って、選択された印刷ジョブに係る印刷を実行すべく、ステップS68以下に進む。
そして、実行しようとする印刷は、利用可能端末情報中の、ステップS62で取得した識別情報と対応する利用条件の範囲内のものであるか否か判断する(S68)。例えば、印刷枚数が制限を超えていたり、利用が禁止されている設定がなされていたりしないか判断する。
そして、ステップS68で利用条件の範囲内であれば、次に、登録サーバ10にアクセスして、ステップS62で取得した識別情報を持つ端末装置に対する課金の可否を確認する(S69)。具体的には例えば、実行しようとする印刷の料金を、プリペイドの残金やクレジットカード決済により徴収できるか否かを問い合わせる。
その結果、課金できる場合には(S70のYes)、ステップS65及びS66で行った設定に従って印刷を実行すると共に、登録サーバ10へ要求して印刷に係る課金を実行する(S71)。その後、印刷完了の旨を表示器207に表示させ(S75)、ステップS61に戻る。
また、ステップS70でNoの場合、印刷を実行せず、課金不能の旨を表示器207に表示させ(S74)、ステップS61に戻る。
ステップS68でNoの場合、印刷を実行せず、指示された印刷が不許可である旨を表示器207に表示させ(S73)、ステップS61に戻る。
ステップS63でNoの場合、実行可能な印刷ジョブがない旨を表示器207に表示させ(S73)、ステップS61に戻る。
そして、図9の処理は、画像処理装置20を他のモードに移行させる処理を検出すると、割り込み処理により終了する。
以上の処理において、ステップS68乃至S70の処理が、出力制御手段の機能に対応する処理である。ステップS71の処理が、出力手段の機能に対応する処理である。
そして、以上の処理により、画像処理装置20に登録済みの携帯端末装置30が画像処理装置20に送信した出力データに基づく印刷を、画像処理装置20に実行させることができる。
以上説明してきたこの実施形態の出力システムによれば、登録サーバ10が、携帯端末装置30から登録要求を受け付けた場合に、その携帯端末装置30から通信に伴って取得した識別情報を示す設定用出力データを携帯端末装置30に提供する。また、画像処理装置20が、携帯端末装置30から設定用出力データを受信した場合に、その設定用出力データが示す識別情報と、携帯端末装置30から通信に伴って取得した識別情報とが一致した場合に、その識別情報を持つ端末装置からの出力要求を受け付ける設定を行う。
これらのことにより、携帯端末装置30のユーザが、画像処理装置20を直接操作して情報を入力することなく、携帯端末装置30が登録サーバ10に登録されていることを画像処理装置20に認識させ、画像処理装置20を利用可能な状態とすることができる。従って、登録に当たってユーザの操作負担を小さいものとすることができる。この場合において、画像処理装置20と登録サーバ10とが通信可能であることも必須ではない。
また、携帯端末装置30の識別情報として、登録サーバ10や画像処理装置20が、携帯端末装置30と通信する際にその通信に伴って取得可能なMACアドレスやUUIDを用いるようにしているため、携帯端末装置30に、画像処理装置20や登録サーバ10に固有のドライバをインストールしなくても、識別情報の取得が可能である。
さらに、設定用出力データを、携帯端末装置30が画像処理装置20に印刷等の出力を指示する際に送信する出力データと同じ形式のデータとしているため、出力データの送信を、出力の指示に用いるものと同じアプリケーションを用いて行うことができる。このアプリケーションには、もちろんドライバレスプリントアプリも含まれる。従って、ユーザは、画像処理装置20や登録サーバ10に固有のドライバを携帯端末装置30にインストールしなくても、ドライバレスの仕組みで画像処理装置20への登録を行うことができる。すなわち、自身の利用権限を確認させることができる。
従って、画像処理装置20を利用したいユーザに、ドライバインストールの労力をかけないようにすることができる。また、画像処理装置20のベンダ側から見た場合、固有ドライバの開発や配布に要するコストをなくすことができる。
また、登録サーバ10が設定用出力データを生成する際に、これを設定用出力データ以外の出力データと区別するための識別子を付すようにすれば、出力データの形式のデータを受信した画像処理装置20は、それが設定用出力データであるのか否かを、容易に識別することができる。
また、登録サーバ10に、登録した携帯端末装置30の識別情報と対応させて決済情報も登録しておき、画像処理装置20が、出力データを送信してきた装置の識別情報をキーに登録サーバ10に課金の可否を問い合わせるようにしている。このことにより、携帯端末装置30の識別情報をキーに、印刷を要求してきたユーザに関する決済情報にアクセスできるため、課金可否確認のために、ユーザに画像処理装置20へ課金用コード等の情報を入力させる必要がない。従って、この点でもユーザの操作負荷を軽減することができる。
さらに、設定用出力データには、携帯端末装置30の識別情報だけでなく、利用条件情報や設定情報も含めておくことができる。また、設定用出力データを画像処理装置20に送信する際に、利用条件情報や設定情報を、携帯端末装置30の識別情報と対応付けて登録し、印刷実行時に参照させることもできる。このことにより、携帯端末装置30毎の画像処理装置20の利用制限や、ユーザ所望の印刷設定を、容易に行うことができる。
また、画像処理装置20に画像読取手段を設け、その画像読取手段により、出力データの送信元である画像処理装置30の識別情報を示すコード画像を読み取った場合にその出力データに係る印刷を行うようにしている。このことにより、出力データに係る印刷物を、他人が持ち去ることを防止し、確実に画像処理装置30のユーザに提供することができる。この場合において、設定用出力データの、特に最初のページに上記コード記号の画像を載せておけば、携帯端末装置30において、特殊なアプリケーションを用いなくても、ドライバレスプリントアプリにおける印刷のプレビュー機能等を利用して、容易にコード記号を表示させることができる。従って、持ち去り防止の効果を得る場合でも、画像処理装置20に固有のドライバは不要である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。具体的な説明の前に、第2実施形態の概要を述べる。第2実施形態では、上述の携帯端末装置の識別情報、利用条件情報および印刷設定の情報に加えて、決済情報と携帯端末装置のメールアドレスとが設定用出力データに含まれる点で上述の第1実施形態と相違する。これにより、画像処理装置において、携帯端末装置から受信した印刷ジョブが、課金条件や利用条件を満たさない場合は、携帯端末装置の利用者にメールで知らせることができる。
例えば携帯端末装置からの印刷ジョブが課金条件を満たさない場合は、画像処理装置は、クレジット(料金)が不足している旨を示す連絡文とともにクレジットを追加するか否かを問い合わせるハイパーテキストを、携帯端末装置のメールアドレス宛にメールで送信する。そして、利用者がクレジットの追加を選択すれば、http等で登録サーバにアクセスする。このアクセスを受け付けた登録サーバは、決済情報の入力フォームの画面を携帯端末装置上のブラウザに表示させる制御を行い、利用者は、必要に応じて、追加のクレジットを入力することができる。登録サーバは、利用者の入力に応じて、決済情報を変更し、その変更後の決済情報が記載された設定用出力データを携帯端末装置へ送信する。そして、携帯端末装置は、変更後の設定用出力データを画像処理装置へ送信し直す。
また、例えば携帯端末装置からの印刷ジョブが利用条件を満たさない場合は、画像処理装置は、印刷設定の情報を再設定するか否かを問い合わせるハイパーテキストを、携帯端末装置のメールアドレス宛にメールで送信する。そして、印刷設定の情報の再設定を選択すれば、http等で画像処理装置にアクセスする。このアクセスを受け付けた画像処理装置は、携帯端末装置から送信された印刷ジョブの一覧や印刷設定用の画面を携帯端末装置上のブラウザに表示させる制御を行う。そして、利用者からの入力に応じて、印刷設定の情報を変更することもできるし、印刷ジョブを消去することもできる。
また、第2実施形態では、画像処理装置は、実行待機中の印刷ジョブの出力が忘れられているか否かを判断し、印刷ジョブの出力が忘れられていると判断した場合は、その印刷ジョブを消去する、または、印刷ジョブの出力を忘れている旨の連絡文を、その印刷ジョブの送信元の携帯端末装置のメールアドレス宛にメールで送信する機能を有する。
以下、第2実施形態の具体的な内容を説明する。なお、上述の第1実施形態と共通する部分については適宜に説明を省略する。
図10は、第2実施形態に係る登録サーバ100、画像処理装置200および携帯端末装置300の機能構成例を示す図である。
まず、登録サーバ100の機能について、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。登録要求受付部120は、第1実施形態で例示した入力に加えて、携帯端末装置300に割り当てられるメールアドレスの入力を受け付ける機能を有する。登録情報管理部130は、登録要求受付部120から提供された情報に基づき、携帯端末装置300の識別情報(MACアドレス)と、決済情報、利用条件情報、印刷設定の情報、および、メールアドレスとを対応付けて保存する。なお、以下の説明では、識別情報と決済情報と利用条件情報と印刷設定の情報とメールアドレスとが対応付けられた情報を、登録情報と呼ぶ場合がある。
設定用出力データ生成部140は、携帯端末装置300を登録サーバ100に登録する際に、そのことを示すデータとして、登録要求受付部120から提供された携帯端末装置300の識別情報と、決済情報と、利用条件情報と、印刷設定の情報と、メールアドレスとが対応付けられた情報(登録情報)を含む設定用出力データを生成し、登録を要求してきた携帯端末装置300に送信する。ここでは、設定用出力データには、決済情報および携帯端末装置300のメールアドレスが含まれる点で第1実施形態と相違する。
次に、画像処理装置200の機能について、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。画像処理装置200は、決済情報参照部26を有しておらず、新たにジョブ管理部280を有している。ジョブ管理部280の機能については後述する。通信部215は、携帯端末装置300と通信する場合には、その通信に伴って通信の相手先である携帯端末装置300から、携帯端末装置300の固有の識別情報であるMACアドレスと、ネットワーク上において当該携帯端末装置300を識別するためのIPアドレスとを取得する機能を有する。
判定部220は、ドライバレスプリントアプリ330から出力データを受信した場合に、受信した出力データが、設定用出力データであるか、それ以外の、印刷を要求する印刷ジョブとして送信されたデータであるかを判定する機能を有する。印刷ジョブには、例えば印刷したい内容を示すデータや、印刷設定の内容を示す情報(例えば、カラー印刷または白黒印刷を指定する情報等)などが含まれている。
判定部220は、携帯端末装置300から受信した出力データが設定用出力データであり、その携帯端末装置300が登録サーバ100に登録されている装置であると判断した場合、受信した設定用出力データを、その携帯端末装置300の識別情報(MACアドレス)とともに受付設定部230に登録する。設定用出力データと識別情報との組を、利用可能端末情報と呼ぶ場合がある。
一方、判定部220は、携帯端末装置300から受信した出力データが印刷ジョブであり、印刷ジョブの送信元の携帯端末装置300が受付設定部230に登録済みの識別情報を持つ装置であれば、受信した印刷ジョブを、その携帯端末装置300のMACアドレスおよびIPアドレスと対応付け、実行待機中の印刷ジョブとして出力データ管理部240へ登録する機能を有する。また、判定部220は、受信した印刷ジョブの送信元の携帯端末装置300の設定用出力データ(受付設定部230に登録済みの設定用出力データ)に含まれる決済情報や利用条件情報を参照して、その受信した印刷ジョブが、利用条件または課金条件を満たすか否かを判断する機能を有する。
そして、受信した印刷ジョブが、利用条件または課金条件を満たさないと判断した場合、判定部220は、通信部215を介して、条件(利用条件または課金条件)を満たさない旨を示す連絡文とともに、課金(クレジット)を追加するか、印刷設定の情報を再設定するか、印刷ジョブを消去するかを問い合わせるハイパーテキストを、印刷ジョブの送信元の携帯端末装置300の設定用出力データに含まれるメールアドレス宛にメールで送信する機能を有する。
上記ハイパーテキストが送信された携帯端末装置300の利用者が、当該携帯端末装置300上のブラウザで「課金を追加する」をURLリンクで選択した場合は、http等で登録サーバ100にアクセスする。このアクセスを受け付けた登録サーバ100は、決済情報の入力フォームの画面を携帯端末装置300上に表示する制御を行い、利用者は、追加のクレジットを入力する。登録サーバ100は、利用者の入力に応じて、決済情報を変更し、その変更後の決済情報を含む設定用出力データを携帯端末装置300へ送信する。そして、携帯端末装置300は、変更後の設定用出力データを画像処理装置200へ送信するので、画像処理装置200においても、受付設定部230に登録されていた当該携帯端末装置300の設定用出力データは、変更後の設定用出力データに更新される。
また、上記ハイパーテキストが送信された携帯端末装置300の利用者が、当該携帯端末装置300上のブラウザで「印刷設定の情報を再設定する」をURLリンクで選択した場合は、http等で画像処理装置200にアクセスする。このアクセスを受け付けた場合、判定部220は、アクセスしてきた携帯端末装置300のMACアドレスが、利用可能端末情報として受付設定部230に登録済みであるか否かを判断する。登録済みであると判断した場合、判定部220は、その携帯端末装置300から送信された印刷ジョブの一覧や印刷設定用の画面を携帯端末装置300上のブラウザに表示させる制御を行い、利用者は、印刷設定の情報の入力あるいは印刷ジョブの消去を指示する入力を行うことができる。判定部220は、利用者の入力に応じて、印刷設定の情報を変更、または、印刷ジョブを消去し、その変更後の内容を示す情報を携帯端末装置300へ送信することができる。
次に、ジョブ管理部280の機能を説明する。ジョブ管理部280は、実行待機中の印刷ジョブの出力が忘れられているか否かを判断し、印刷ジョブの出力が忘れられていると判断した場合は、その印刷ジョブを消去する、または、印刷ジョブの出力を忘れている旨の連絡文を、その印刷ジョブの送信元の携帯端末装置300の設定用出力データに含まれるメールアドレス宛にメールで送信する機能を有する。より具体的には、ジョブ管理部280は、実行待機中の印刷ジョブに対応付けられたIPアドレスからのICMP応答が無い場合や、ICMP応答があったデバイスのMACアドレスが、実行待機中の印刷ジョブに対応するMACアドレスとは異なる場合、利用者は、印刷ジョブの出力を忘れていると判断し、その印刷ジョブを消去する、または、印刷ジョブの出力を忘れている旨の連絡文を、当該印刷ジョブに対応するMACアドレスで識別される携帯端末装置300のメールアドレス宛にメールで送信する。
なお、上述したように、本実施形態では、設定用出力データに決済情報が含まれるので、出力データ管理部240は、印刷の実行にあたり、読取部250で読み取った識別情報と対応付けられて受付設定部230に登録されている設定用出力データを参照すれば、実行しようとする印刷に係る課金が可能か否かを判断することができる。したがって、第1実施形態で説明した決済情報参照部26は不要となり、登録サーバ100に対して、実行しようとする印刷の課金が可能であるか否かを問い合わせる必要は無い。
図11は、登録サーバ100への携帯端末装置300の登録時の処理の一例を示すフローチャートである。図11において、左側のフローチャートは、携帯端末装置300側の処理を示し、これにはユーザの操作も含む。右側のフローチャートは、登録サーバ100側の処理を示す。2つのフローチャートの間を結ぶ矢印は、根元側の処理が行われたことをトリガに、先端側の処理が実行されることを示す。
図11の処理において、ステップS210、ステップS310およびステップS320の処理の内容は、図7のステップS21、ステップS31およびステップS32の内容と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ステップS220およびステップS230において、携帯端末装置300は、登録サーバ100から受信したフォームを画面に表示させ、決済情報、利用条件情報、印刷設定の情報、および、メールアドレスをユーザに入力させる。ユーザがこれらの情報を入力して登録サーバ100への送信を指示すると、携帯端末装置300はその情報を登録サーバ100に送信する。
そして、登録サーバ100は、ステップS310で記憶した携帯端末装置300の識別情報(MACアドレス)と、フォームに入力された決済情報、利用条件情報、印刷設定の情報およびメールアドレスとを対応付けて登録する(S330)。このとき、登録可否の審査を行ってもよい。また、登録する場合、携帯端末装置300の識別情報と、決済情報と、利用条件情報と、印刷設定の情報と、メールアドレスとを対応付けた設定用出力データを作成する(S340)。そして、その設定用出力データを、アクセス元の携帯端末装置300に送信して(S350)、処理を終了する。また、携帯端末装置300も、登録サーバ100から送信された設定用出力データを保存して(S240)、処理を終了する。
図12は、携帯端末装置300の画像処理装置200への登録及び印刷ジョブの登録に係る処理の一例を示すフローチャートである。図8の処理は、画像処理装置20が実行するものである。
図12のステップS410〜ステップS440の処理内容は、図8のステップS41〜ステップS44の処理内容と同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、この例では、ステップS410において、通信部215は、出力データの送信元の携帯端末装置の識別情報とIPアドレスを取得する。ステップS440において、受信した設定用出力データに含まれる識別情報(MACアドレス)と、ステップS410で取得した識別情報とが一致する場合(ステップS440:Yes)、判定部220は、受信した設定用出力データに含まれる識別情報と、同じく設定用出力データに含まれる決済情報、利用条件情報、印刷設定の情報、および、メールアドレスとを対応付けて、利用可能端末情報として登録し(S450)、処理を終了する。
一方、ステップS420でNoの場合、判定部220は、受信した出力データが印刷ジョブであるか否かを判定する(ステップS460)。受信した出力データが印刷ジョブではないと判定した場合(ステップS460:NO)、処理は終了する。一方、受信した出力データが印刷ジョブであると判定した場合(ステップS460:YES)、判定部220は、ステップS410で取得した識別情報が、利用可能端末情報として登録済みであるか否かを判断する(S470)。ステップS410で取得した識別情報が、利用可能端末情報として登録済みであると判断した場合(ステップS470:YES)、判定部220は、受信した印刷ジョブを、ステップS410で取得した識別情報およびIPアドレスと対応付けて、実行待機中の印刷ジョブとして保存する(S480)。一方、ステップS410で取得した識別情報が、利用可能端末情報として登録済みではないと判断した場合(ステップS470:NO)、処理は終了する。
上述のステップS480の後、判定部220は、ステップS410で取得した識別情報を含む利用可能端末情報の中に、メールアドレスが登録されているか否かを判定する(ステップS490)。メールアドレスが登録されていないと判定した場合(ステップS490:NO)、処理は終了する。一方、メールアドレスが登録されていると判定した場合(ステップS490:YES)、判定部220は、ステップS410で取得した識別情報を含む利用可能端末情報を参照しながら、受信した印刷ジョブが、条件(課金条件または利用条件等)を満たすか否かを判断する(ステップS500)。条件を満たすと判断した場合(ステップS500:YES)、処理は終了する。一方、条件を満たさないと判断した場合(ステップS500:NO)、判定部220は、通信部215を介して、条件(利用条件または課金条件)を満たさない旨を示す連絡文とともに、課金(クレジット)を追加するか、印刷設定の情報を再設定するか、印刷ジョブを消去するかを問い合わせるハイパーテキストを、上記メールアドレス宛にメールで送信する(ステップS510)。
上記ハイパーテキストを受信した携帯端末装置300の利用者が、当該携帯端末装置300上のブラウザで「印刷設定の情報を再設定する」をURLリンクで選択した場合は、http等で画像処理装置200にアクセスする。図13は、この場合の画像処理装置の動作例を示すフローチャートである。図13に示すように、まず、通信部215は、webアクセスしてきた携帯端末装置の識別情報を取得する(ステップS600)。次に、判定部220は、ステップS600で取得した識別情報は、利用可能端末情報として登録済みであるか否かを判断する(ステップS610)。ステップS600で取得した識別情報が、利用可能端末情報として登録済みではないと判断した場合(ステップS610:NO)、判定部220は、通信部215を介して、利用不可の旨を示す文書を、アクセスしてきた携帯端末装置のブラウザへ送信し(ステップS620)、処理を終了する。
一方、ステップS600で取得した識別情報が、利用可能端末情報として登録済みであると判断した場合(ステップS610:YES)、判定部220は、実行待機中の印刷ジョブとして、ステップS600で取得した識別情報に対応付けられた印刷ジョブが保存されているか否かを判断する(ステップS630)。判定部220が、実行待機中の印刷ジョブとして、ステップS600で取得した識別情報に対応付けられた印刷ジョブが保存されていないと判断した場合(ステップS630:NO)、処理は、後述のステップS700に移行する。一方、実行待機中の印刷ジョブとして、ステップS600で取得した識別情報に対応付けられた印刷ジョブが保存されていると判断した場合(ステップS630:YES)、判定部220は、ステップS600で取得した識別情報で識別される携帯端末装置の登録情報、および、その携帯端末装置から送信された印刷ジョブの一覧を、当該携帯端末装置のブラウザに送信する(ステップS640)。なお、印刷ジョブの一覧を示す情報については、利用者が、利用範囲外となる印刷ジョブを識別できるよう、所定の目印情報を付加することが好ましい。この情報の送信先の携帯端末装置上には、当該携帯端末装置の登録情報、および、その携帯端末装置から送信された印刷ジョブの一覧が表示されるので、当該携帯端末の利用者は、表示画面を見ながら、印刷設定の情報を変更する入力や何れかの印刷ジョブを消去(キャンセル)する入力を行うことができる。
ステップS640の後、判定部220は、携帯端末装置の利用者から終了選択の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS650)。判定部220が、終了選択の入力を受け付けたと判断した場合(ステップS650:YES)、処理は、後述のステップS700に移行する。一方、終了選択の入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS650:NO)、判定部220は、何れかの印刷ジョブが指定され、印刷設定の情報の変更を選択する入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS660)。何れかの印刷ジョブが指定され、印刷設定の情報の変更を選択する入力を受け付けたと判断した場合(ステップS660:YES)、判定部220は、その後の利用者からの入力に応じて、印刷設定の情報を変更する(ステップS670)。これにより、画像処理装置200側に保持される、当該携帯端末装置の登録情報も随時更新される。
一方、ステップS660でNOの場合、判定部220は、何れかの印刷ジョブが指定され、当該印刷ジョブの消去を選択する入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS680)。何れかの印刷ジョブが指定され、当該印刷ジョブの消去を選択する入力を受け付けたと判断した場合(ステップS680:YES)、判定部220は、消去が選択された印刷ジョブを、出力データ管理部240から消去する(ステップS690)。そして、ステップS640以降の処理が繰り返される。また、ステップS680でNOの場合も、ステップS640以降の処理が繰り返される。
上述のステップS630において、実行待機中の印刷ジョブとして保存されていないと判断された場合(ステップS630:NO)、または、上述のステップS650において、終了選択の入力を受け付けたと判断された場合(ステップS650:YES)、処理はステップS700に移行する。ステップS700においては、判定部220は、通信部215を介して、少なくとも、アクセスしてきた携帯端末装置の登録情報を、当該携帯端末装置のブラウザへ送信する。また、例えば判定部220は、アクセスしてきた携帯端末装置に対して、当該携帯端末装置から送信された印刷ジョブの一覧を示す情報(所定の目印情報を付加してもよい)を送信することもできる。
図14は、ジョブ管理部280による処理の一例を示すフローチャートである。ジョブ管理部280は、所定の周期で、図14に示す処理を実行する。以下、図14に示す処理の具体的な内容を説明する。まず、ジョブ管理部280は、出力データ管理部240に保持された、何れかの実行待機中の印刷ジョブに対応付けられたIPアドレスを抽出し、抽出したIPアドレスにICMP(Internet Control Message Protocol)パケットを送信する(ステップS800)。より具体的には、ジョブ管理部280は、ICMPプロトコルを使用したネットワークの診断プログラムであるpingを実行することにより、抽出したIPアドレスに対してICMPパケットを送信する制御を行う。
次に、ジョブ管理部280は、pingに対する応答があるか否かを判断する(ステップS810)。pingに対する応答が無いと判断した場合(ステップS810:NO)、処理は、後述のステップS860に移行する。一方、pingに対する応答があったと判断した場合(ステップS810:YES)、ジョブ管理部280は、pingに応答したデバイスの識別情報(MACアドレス)は、出力データ管理部240において、ステップS800で抽出したIPアドレスとともに印刷ジョブに対応付けられた識別情報と一致するか否かを判断する(ステップS820)。ステップS820でNOの場合、処理は、後述のステップS860に移行する。
一方、pingに応答したデバイスの識別情報は、ステップS800で抽出したIPアドレスとともに印刷ジョブに対応付けられた識別情報と一致すると判断した場合(ステップS820:YES)、ジョブ管理部280は、ローカルセグメント内にICMPパケットをブロードキャスト送信する(ステップS830)。次に、ジョブ管理部280は、ブロードキャスト送信したICMPパケットに応答した何れかのデバイスの識別情報が、出力データ管理部240において、ステップS800で抽出したIPアドレスとともに印刷ジョブに対応付けられた識別情報と一致するか否かを判断する(ステップS840)。ステップS840でNOの場合、処理は、後述のステップS860に移行する。
一方、ブロードキャスト送信したICMPパケットに応答した何れかのデバイスの識別情報が、出力データ管理部240において、ステップS800で抽出したIPアドレスとともに印刷ジョブに対応付けられた識別情報と一致すると判断した場合(ステップS840:YES)、ジョブ管理部280は、ステップS800で抽出したIPアドレスを、ブロードキャスト送信したICMPパケットに応答したデバイスのIPアドレスに更新し(ステップS850)、処理を終了する。
一方、ステップS840でNOの場合、処理はステップS860に移行する。ステップS860において、ジョブ管理部280は、受付設定部230に登録された利用可能端末情報のうち、ステップS800で抽出したIPアドレスとともに印刷ジョブに対応付けられた識別情報を含む利用可能端末情報を特定し、特定した利用可能端末情報にメールアドレスは登録されているか否かを判断する(ステップS860)。ステップS860でNOの場合、ジョブ管理部280は、ステップS800で抽出したIPアドレスに対応付けられた印刷ジョブを、出力データ管理部240から消去し(ステップS870)、処理を終了する。ステップS860でYESの場合、ジョブ管理部280は、出力し忘れの印刷ジョブがある旨の連絡文とともに、印刷ジョブを消去するかを問い合わせるハイパーテキストを、上記メールアドレス宛にメールで送信し(ステップS880)、処理を終了する。
なお、第2実施形態では、設定用出力データに決済情報が含まれる場合を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば設定用出力データに決済情報が含まれない構成であってもよい。この場合、画像処理装置200は、第1実施形態と同様に、決済情報参照部26を有することになる。
以上で実施形態の説明を終了するが、この発明において、各部の具体的な構成、処理の内容、操作の手順、用いるデータの形式、使用する通信プロトコル等は、実施形態で説明したものに限るものではない。
例えば、上述した実施形態においては、登録サーバ10(100)が画像処理装置20(200)と別体の装置である例について説明したが、これらが一体の装置であっても構わない。逆に、登録サーバ10(100)及び画像処理装置20(200)の機能を、さらに多くの装置に分散して設けても構わない。また、画像処理装置20(200)の読取部25(250)にかざすことは難しくなるが、携帯端末装置30(300)に代えて、据え置き型の端末装置を用いることも妨げられない。
また、端末装置と登録サーバ10(100)及び画像処理装置20(200)との間の通信も、無線通信には限られない。有線で通信を行うようにしてもよい。
また、端末装置が複数あってよいことはもちろんであるし、画像処理装置20(200)が複数あってもよい。この場合、1つの設定用出力データを用いて、複数の画像処理装置20(200)に端末装置を登録できるようにしてもよい。
また、画像処理装置20(200)が端末装置からの要求に応じて行う出力データの出力が、印刷だけでなく、画像の表示や画像の投影でもよいことは上述した通りである。この場合において、端末装置側で出力の要求に用いるアプリは、画像の表示や投影の指示に好適なアプリがあればそれを用いるようにすればよいが、それに限られない。ドライバレスプリントアプリを利用しつつ、出力データを受信した画像処理装置の側で、印刷要求を、表示要求や投影要求と解釈してそれらの動作を実行するようにしてもよい。また、印刷、表示、投影等のうち複数の動作を組み合わせて行うようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、画像処理装置20が、携帯端末装置30から受信した出力データを一旦蓄積してから印刷実行する例について説明した。しかし、図8のステップS46でYesの場合に直ちに図9のS65以下の処理を実行するようにしてもよい。すなわち、受信した出力データに基づく印刷を、コード記号の読み取りによるユーザの確認なしに実行するようにしてもよい。第2実施形態についても同様である。
また、以上説明してきた各実施形態、動作例及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限
り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
10:登録サーバ、11,21:通信部、12:登録要求受付部、13:登録情報管理部、14:出力データ生成部、20:画像処理装置、22:判定部、23:受付設定部、24:出力データ管理部、25:読取部、26:決済情報参照部、27:出力部、30:携帯端末装置、31:汎用ウェブクライアント、32:出力データ記憶部、33:ドライバレスプリントアプリ、34:表示部、41,42:アクセスポイント、50:インターネット、201:CPU、202:ROM、203:RAM、204:HDD、205:操作部、206:読取部、207:表示器、208:通信I/F、209:エンジンI/F、210:エンジン部、211:システムバス
特開2003−167694号公報 特開2006−134046号公報 特開2003−242239号公報 特開2003−242240号公報

Claims (16)

  1. 出力対象の出力データの通信とともに、該通信の相手先装置を特定する識別情報を取得可能な第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段によって受信した出力データの出力処理を行う出力手段と、
    通信に伴って該通信の相手先装置を特定する識別情報を取得可能な第2の通信手段と、
    前記第2の通信手段によって端末装置から該端末装置の識別情報の登録要求を受け付けた際に、該端末装置の識別情報を登録する識別情報登録手段と、
    前記端末装置に対し、前記識別情報登録手段が登録した前記端末装置の識別情報を前記出力データに含めた設定用出力データを送信する送信手段と、
    前記第1の通信手段によって端末装置から受信した出力データが前記設定用出力データである場合、該受信とともに前記第1の通信手段によって取得した該端末装置の識別情報と、前記設定用出力データに含まれる識別情報とが一致するか判断する判断手段と、
    前記判断手段が一致すると判断した場合、該端末装置を利用可能な端末装置として登録する利用可能端末装置登録手段と、
    前記利用可能端末装置登録手段によって利用可能と登録された端末装置から前記第1の通信手段によって受信した出力データを前記出力手段に出力させる出力制御手段と
    を備え
    前記識別情報登録手段は、前記端末装置から登録要求に加えて決済情報も受け付け、該決済情報を前記識別情報と対応付けて登録する手段であり、
    前記出力制御手段は、前記第1の通信手段によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記識別情報登録手段に該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている決済情報に従った範囲で、受信した出力データを前記出力手段に出力させることを特徴とする出力システム。
  2. 請求項1に記載の出力システムであって、
    前記送信手段が前記端末装置に送信する設定用出力データは、所定の識別子を付したものであり、
    前記判断手段は、前記第1の通信手段によって端末装置から受信した出力データに前記所定の識別子が付されていた場合に、該出力データが前記設定用出力データであるとして前記判断を行うことを特徴とする出力システム。
  3. 請求項1記載の出力システムであって、
    前記識別情報登録手段は、前記端末装置から登録要求に加えて利用可能な出力の制限を指定する利用条件情報も受け付け、
    前記送信手段が前記端末装置に送信する設定用出力データは、該受け付けた利用条件情報をも含むものであり、
    前記利用可能端末装置登録手段は、前記端末装置を利用可能な端末装置として登録する場合に、該端末装置の識別情報と対応付けて、該登録に際して受信した設定用出力データに含まれる利用条件情報を登録する手段であり、
    前記出力制御手段は、前記第1の通信手段によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記利用可能端末装置登録手段に該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている利用条件情報に従った範囲で、受信した出力データを前記出力手段に出力させることを特徴とする出力システム。
  4. 請求項1記載の出力システムであって、
    前記識別情報登録手段は、前記端末装置から登録要求に加えて出力時に用いる設定を示す設定情報も受け付け、
    前記送信手段が前記端末装置に送信する設定用出力データは、該受け付けた設定情報をも含むものであり、
    前記利用可能端末装置登録手段は、前記端末装置を利用可能な端末装置として登録する場合に、該端末装置の識別情報と対応付けて、該登録に際して受信した出力データに含まれる設定情報を登録する手段であり、
    前記出力制御手段は、前記第1の通信手段によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記利用可能端末装置登録手段に該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている設定情報が示す設定を用いて、受信した出力データを前記出力手段に出力させることを特徴とする出力システム。
  5. 請求項1記載の出力システムであって、
    画像読取手段を備え、
    前記設定用出力データは、前記端末装置の識別情報を示す画像のデータを含み、
    前記出力制御手段は、前記出力手段に出力させるべき出力データを、送信元の端末装置の識別情報と対応付けて一旦蓄積し、前記画像読取手段が該識別情報を示す画像を読み取った場合に、その識別情報と対応付けて蓄積されている出力データを前記出力手段に出力させることを特徴とする出力システム。
  6. 請求項1記載の出力システムであって、
    前記出力データは、PDF形式あるいはJPEG形式のデータであることを特徴とする出力システム。
  7. 出力対象の出力データの通信とともに、該通信の相手先装置を特定する識別情報を取得可能な第1の通信手段と、
    前記第1の通信手段によって受信した出力データの出力処理を行う出力手段と、
    前記第1の通信手段によって端末装置から受信した出力データが端末装置の識別情報を含む設定用出力データである場合、該受信とともに前記第1の通信手段によって取得した該端末装置の識別情報と、前記設定用出力データに含まれる識別情報とが一致するか判断する判断手段と、
    前記判断手段が一致すると判断した場合、該端末装置を利用可能な端末装置として登録する利用可能端末装置登録手段と、
    前記利用可能端末装置登録手段によって利用可能と登録された端末装置から前記第1の通信手段によって受信した出力データを前記出力手段に出力させる出力制御手段と、を備え
    前記出力制御手段は、前記第1の通信手段によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記端末装置から該端末装置の識別情報の登録要求に加えて決済情報も受け付け、該決済情報を識別情報と対応付けて登録する識別情報登録手段に該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている決済情報に従った範囲で、受信した出力データを前記出力手段に出力させることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記判断手段は、前記第1の通信手段によって端末装置から受信した出力データに所定の識別子が付されていた場合に、該出力データが前記設定用出力データであるとして前記判断を行うことを特徴とする画像処理装置
  9. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記利用可能端末装置登録手段は、前記端末装置を利用可能な端末装置として登録する場合に、該端末装置の識別情報と対応付けて、該登録に際して受信した設定用出力データに含まれる、利用可能な出力の制限を指定する利用条件情報を登録する手段であり、
    前記出力制御手段は、前記第1の通信手段によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記利用可能端末装置登録手段に該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている利用条件情報に従った範囲で、受信した出力データを前記出力手段に出力させることを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    前記利用可能端末装置登録手段は、前記端末装置を利用可能な端末装置として登録する場合に、該端末装置の識別情報と対応付けて、該登録に際して受信した出力データに含まれる、出力時に用いる設定を示す利用条件情報を登録する手段であり、
    前記出力制御手段は、前記第1の通信手段によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記利用可能端末装置登録手段に該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている設定情報が示す設定を用いて、受信した出力データを前記出力手段に出力させることを特徴とする画像処理装置。
  11. 請求項に記載の画像処理装置であって、
    画像読取手段を備え、
    前記設定用出力データは、前記端末装置の識別情報を示す画像のデータを含み、
    前記出力制御手段は、前記出力手段に出力させるべき出力データを、送信元の端末装置の識別情報と対応付けて一旦蓄積し、前記画像読取手段が該識別情報を示す画像を読み取った場合に、その識別情報と対応付けて蓄積されている出力データを前記出力手段に出力させることを特徴とする画像処理装置。
  12. ネットワークを介して通信可能な1の機器が又は複数の機器が協働して、
    出力対象の出力データの通信とともに、該通信の相手先装置を特定する識別情報を取得可能な第1の通信手順と、
    前記第1の通信手順によって受信した出力データの出力処理を行う出力手順と、
    通信に伴って該通信の相手先装置を特定する識別情報を取得可能な第2の通信手順と、
    前記第2の通信手順によって端末装置から該端末装置の識別情報の登録要求を受け付けた際に、該端末装置の識別情報を登録する識別情報登録手順と、
    前記端末装置に対し、前記識別情報登録手順で登録した前記端末装置の識別情報を前記出力データに含めた設定用出力データを送信する送信手順と、
    前記第1の通信手順によって端末装置から受信した出力データが前記設定用出力データである場合、該受信とともに前記第1の通信手順によって取得した該端末装置の識別情報と、前記設定用出力データに含まれる識別情報とが一致するか判断する判断手順と、
    前記判断手順で一致すると判断した場合、該端末装置を利用可能な端末装置として登録する利用可能端末装置登録手順と、
    前記利用可能端末装置登録手順によって利用可能と登録された端末装置から前記第1の通信手順によって受信した出力データを前記出力手順により出力する出力制御手順と
    を備え
    前記識別情報登録手順は、前記端末装置から登録要求に加えて決済情報も受け付け、該決済情報を前記識別情報と対応付けて登録する手順であり、
    前記出力制御手順では、前記第1の通信手順によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記識別情報登録手順で該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている決済情報に従った範囲で、受信した出力データを前記出力手順により出力することを特徴とする出力方法。
  13. 請求項12に記載の出力方法であって、
    前記送信手順で前記端末装置に送信する設定用出力データは、所定の識別子を付したものであり、
    前記判断手順では、前記第1の通信手順によって端末装置から受信した出力データに前記所定の識別子が付されていた場合に、該出力データが前記設定用出力データであるとして前記判断を行うことを特徴とする出力方法。
  14. 請求項12に記載の出力方法であって、
    前記識別情報登録手順では、前記端末装置から登録要求に加えて利用可能な出力の制限を指定する利用条件情報も受け付け、
    前記送信手順で前記端末装置に送信する設定用出力データは、該受け付けた利用条件情報をも含むものであり、
    前記利用可能端末装置登録手順は、前記端末装置を利用可能な端末装置として登録する場合に、該端末装置の識別情報と対応付けて、該登録に際して受信した設定用出力データに含まれる利用条件情報を登録する手順であり、
    前記出力制御手順では、前記第1の通信手順によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記利用可能端末装置登録手順で該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている利用条件情報に従った範囲で、受信した出力データを前記出力手順により出力することを特徴とする出力方法。
  15. 請求項12に記載の出力方法であって、
    前記識別情報登録手順は、前記端末装置から登録要求に加えて出力時に用いる設定を示す設定情報も受け付け、
    前記送信手順で前記端末装置に送信する設定用出力データは、該受け付けた設定情報をも含むものであり、
    前記利用可能端末装置登録手順は、前記端末装置を利用可能な端末装置として登録する場合に、該端末装置の識別情報と対応付けて、該登録に際して受信した出力データに含まれる利用条件情報を登録する手順であり、
    前記出力制御手順では、前記第1の通信手順によって出力データを端末装置から受信した場合に、前記利用可能端末装置登録手順で該端末装置の識別情報と対応付けて登録されている設定情報が示す設定を用いて、受信した出力データを前記出力手順により出力することを特徴とする出力方法。
  16. 請求項12に記載の出力方法であって、
    前記設定用出力データは、前記端末装置の識別情報を示す画像のデータを含み、
    前記出力制御手順では、前記出力手順により出力すべき出力データを、送信元の端末装置の識別情報と対応付けて一旦蓄積し、画像読取手段が該識別情報を示す画像を読み取った場合に、その識別情報と対応付けて蓄積されている出力データを前記出力手順により出力することを特徴とする出力方法。
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