JP5900598B1 - 二次電池保護回路、二次電池保護装置及び電池パック、並びにデータ書き込み方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源電圧入力とメモリ書込み電圧入力を一つの端子で共用できること。【解決手段】二次電池を保護する二次電池保護回路であって、前記二次電池保護回路の電源端子と、前記二次電池の状態を監視して、前記二次電池の状態に基づいて前記二次電池と負荷の間の電流経路をオンオフ制御する信号を生成する保護動作回路と、前記電源端子に入力される書き込み電圧によって、前記二次電池保護回路の仕様を定めるパラメータデータを書き込み可能な不揮発性のメモリと、前記電源端子に入力される入力電圧に基づいて、前記書き込み電圧が供給される高耐圧回路よりも耐圧が低い低耐圧回路に供給する供給電圧を生成する電圧生成回路と、前記電源端子に入力される入力電圧と、前記電源端子を介して前記二次電池の状態を検出する前記保護動作回路の保護状態とに基づいて、前記メモリへの書き込みを可能にする制御回路とを備える、二次電池保護回路。【選択図】図1
Description
本発明は、二次電池保護回路、二次電池保護装置及び電池パック、並びにデータ書き込み方法に関する。
従来、二次電池を保護する二次電池保護回路が知られている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の図2に、フラッシュROM及びフラッシュROMの書き込み電圧を生成するための昇圧回路を含む構成の電池パックが開示されている。特許文献1によれば、フラッシュROMは通常動作の電源電圧よりも高い書き込み電圧が必要とされるため、電源電圧を書き込み電圧まで昇圧する昇圧回路を内部に設けているが、昇圧回路によりチップ面積が大きくなるとの問題が提起され、これを改善する方法が記載されている。
二次電池保護回路の仕様は、二次電池の種類又は二次電池保護回路が搭載される製品の種類に応じて、カスタマイズされる必要がある。そのため、複数の異なる仕様に対応できるように、二次電池保護回路の構成を二次電池又は製品の種類毎に開発すると、開発のリードタイムやコストが増大しやすい。
そこで、複数の異なる仕様に共通の回路構成で対応できるように、仕様を定める各種のパラメータ等のデータが書き込まれるメモリを備え、そのメモリから読み出されるパラメータデータに基づいて仕様を設定する構成が考えられる。この構成によれば、メモリに記憶されるパラメータデータの内容を変えることで、仕様を共通の回路構成で変更することができる。例えば、仕様の一つである過充電検出電圧に設定される設定電圧値がメモリに記憶される場合、その設定電圧値を変えることで、過充電検出電圧の電圧値を共通の回路構成で変更することができる。
各種のパラメータは、過充電検出閾値電圧、過放電検出閾値電圧、過電流検出閾値電圧、短絡検出閾値電圧、及びこれらを検出する場合の各検出に対応する遅延時間等である。また、設定された各種の閾値電圧の各個体差(製造ばらつき)を吸収するためにトリミングした場合、そのトリミングデータ等も同じメモリに書き込まれる。
一方、二次電池保護回路の仕様を定めるパラメータデータを不揮発性メモリに書き込むためには、二次電池保護回路及び不揮発性メモリの通常の動作電圧(通常の電源電圧)よりも高い書き込み電圧を不揮発性メモリに供給する必要がある。このため、電源電圧を昇圧して書き込み電圧を生成するか、或いは専用端子を設けて外部から書き込み電圧の供給を受けるかの何れかの方法がある。ただし、前者の方法では昇圧回路の実装面積分チップ面積が大きくなる問題があり、さらに、二次電池保護回路の電源端子とは別に、書き込み電圧を入力するための専用の書き込み端子が二次電池保護回路に追加されると、二次電池保護回路の総端子数が増えてしまう。
そこで、回路面積を増加させず、且つ追加の端子も設けずにメモリへの書き込みを可能とする技術の提供を目的とする。
一つの案では、
二次電池を保護する二次電池保護回路であって、
前記二次電池保護回路の電源端子と、
前記二次電池の状態を監視して、前記二次電池の状態に基づいて前記二次電池と負荷の間の電流経路をオンオフ制御する信号を生成する保護動作回路と、
前記電源端子に入力される書き込み電圧によって、前記二次電池保護回路の動作を制御するデータを書き込み可能な不揮発性のメモリと、
前記電源端子に入力される入力電圧に基づいて、前記書き込み電圧が供給される高耐圧回路よりも耐圧が低い低耐圧回路に供給する供給電圧を生成する電圧生成回路と、
前記電源端子に入力される入力電圧が前記書き込み電圧の判定が可能な判定電圧よりも高いとき、前記電源端子を介して前記二次電池の状態を検出する前記保護動作回路の保護状態に基づいて、前記メモリへの書き込みを可能にする制御回路とを備える、二次電池保護回路が提供される。
二次電池を保護する二次電池保護回路であって、
前記二次電池保護回路の電源端子と、
前記二次電池の状態を監視して、前記二次電池の状態に基づいて前記二次電池と負荷の間の電流経路をオンオフ制御する信号を生成する保護動作回路と、
前記電源端子に入力される書き込み電圧によって、前記二次電池保護回路の動作を制御するデータを書き込み可能な不揮発性のメモリと、
前記電源端子に入力される入力電圧に基づいて、前記書き込み電圧が供給される高耐圧回路よりも耐圧が低い低耐圧回路に供給する供給電圧を生成する電圧生成回路と、
前記電源端子に入力される入力電圧が前記書き込み電圧の判定が可能な判定電圧よりも高いとき、前記電源端子を介して前記二次電池の状態を検出する前記保護動作回路の保護状態に基づいて、前記メモリへの書き込みを可能にする制御回路とを備える、二次電池保護回路が提供される。
一態様によれば、電源電圧入力とメモリ書き込み電圧入力を一つの端子で共用できる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、保護回路120の一例を示す構成図である。保護回路120は、二次電池を保護する二次電池保護回路の一例である。
保護回路120は、例えば、メモリ60と、保護動作回路98とを備える。メモリ60は、保護回路120の電源端子91に入力される書き込み電圧によって、保護回路120の仕様を定めるパラメータデータを書き込み可能な不揮発性メモリの一例である。電源端子91は、保護回路120の電源電圧が入力される端子であるとともに、パラメータデータをメモリ60に書き込むのに必要な書き込み電圧が入力される端子でもある。
メモリ60の具体例として、OTPROM(One Time Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)などが挙げられる。保護動作回路98は、メモリ60から読み出されるパラメータデータに基づいて、二次電池の保護動作を行う保護動作回路の一例である。保護動作回路98は、例えば、二次電池の状態を監視して、二次電池の状態に基づいて二次電池と負荷の間の電流経路(電源経路)をオンオフ制御する信号を生成することにより、二次電池の保護動作を行う。
パラメータデータの具体例として、過充電検出電圧Vdet1、過充電復帰電圧Vrel1、過放電検出電圧Vdet2、過放電復帰電圧Vrel2、放電過電流検出電圧Vdet3、充電過電流検出電圧Vdet4、短絡検出電圧Vshort、スタンバイ閾値電圧Vstbなどの設定用の閾値電圧データが挙げられる。また、パラメータの具体例として、過充電検出遅延時間tVdet1、過充電復帰遅延時間tVrel1、過放電検出遅延時間tVdet2、過放電復帰遅延時間tVrel2、放電過電流検出遅延時間tVdet3、放電過電流復帰遅延時間tVrel3、放電過電流検出遅延リセット時間tVd3rst、充電過電流検出遅延時間tVdet4、充電過電流復帰遅延時間tVrel4、短絡検出遅延時間tshortなどの設定用の遅延時間データが挙げられる。
したがって、メモリ60に書き込まれるパラメータデータが変われば、二次電池の保護動作を変えることができるので、複数の異なる仕様に共通の回路構成で対応できる。例えば、二次電池200の種類や保護回路120が搭載される製品の種類が異なっても、保護動作回路98の共通化ができる。
また、保護回路120は、パラメータデータを書き込み可能なメモリ60を備えるので、例えば、仕様をカスタマイズするために、ICチップのメタル配線変更やフューズのレーザートリミングが不要になる。その結果、開発や製造のリードタイムやコストの低減が可能である。
メモリ60は、メモリセル回路62と、メモリセル回路62の周辺に位置する周辺回路63とを備える。メモリセル回路62は、所定の書き込み用端子から入力されるパラメータデータをメモリ素子に書き込む書き込み回路64と、メモリ素子からパラメータデータを読み出す読み出し回路65とを備える。周辺回路63は、書き込み回路64の書き込み動作又は読み出し回路65の読み出し動作を制御する論理回路を含む回路である。
保護回路120は、レギュレータ99を備える。レギュレータ99は、入力電圧VDDが所定の定電圧VREG未満である場合、出力電圧Voutとして入力電圧VDDをほぼそのまま出力し、入力電圧VDDが所定の定電圧VREGを超えている場合、出力電圧Voutとして定電圧VREGを出力する。
出力電圧Voutは、高電圧を必要としない回路部(例えば、書き込み回路64や書き込み電圧検出回路220などの回路部以外の回路部)に供給される。これにより、必要以上に高耐圧の素子を用いないで済むので、回路面積の増加が抑えられる。そして、入力電圧VDDが所定の定電圧VREG未満の時(例えば、保護回路120の通常動作時)には入力電圧VDDがそのまま出力され、入力電圧VDDが所定の定電圧VREGを超えていると定電圧VREGが出力される。したがって、電源端子91に導通可能に接続される二次電池の電池電圧の低下による保護回路120としての動作電圧範囲の低下は生じない一方で、電源端子91に書き込み電圧が入力された時には所定の定電圧VREGにクランプされるので特別に高耐圧の素子を用いる必要が無い。例えば、書き込み電圧は、9Vであり、所定の定電圧VREGは、電源端子91に導通可能に接続される二次電池の公称電圧(例えば、3.6V)である。
読み出し回路65及び周辺回路63は、保護回路120の通常の動作電圧で動作するため、レギュレータ99による出力電圧Voutが、読み出し回路65及び周辺回路63に供給される。出力電圧Voutは、読み書き制御回路80及び保護動作回路98にも供給される。
一方、パラメータデータの書き込み動作時、メモリ素子をブレイクダウンさせて書き込みを行うため、書き込み回路64内のメモリ素子には、保護回路120及びメモリ60の通常の動作電圧よりも高い電圧の印加が必要である。そこで、書き込み回路64は、定電圧VREGよりも高い書き込み電圧が供給されることによって、書き込み用端子から入力されるパラメータデータをメモリ素子に書き込む。
レギュレータ99は、電源端子91からの入力電圧VDDを定電圧VREGにレギュレートするので、保護回路120及びメモリ60の通常の動作電圧よりも高い書き込み電圧が、電源端子91から入力されてもよい。書き込み電圧が電源端子91に入力されても、レギュレータ99は、電源端子91から入力される書き込み電圧をレギュレートして定電圧VREGを出力する。これにより、電源端子91から入力される書き込み電圧を、書き込み回路64に供給することが可能になり、電源端子91から入力される書き込み電圧よりも低い定電圧VREGを、読み出し回路65及び周辺回路63に供給することが可能になる。また、レギュレータ99が配置されることにより、書き込み電圧が入力される書き込み専用端子を、電源端子91とは別に設ける必要がなくなるため、端子数の増加による保護回路120の回路規模の拡大を抑えることができる。
保護回路120は、書き込み電圧検出回路220を備える。書き込み電圧検出回路220は、入力電圧VDDを監視し、入力電圧VDDが書き込み電圧の判定用の判定電圧VRthよりも高いか否かを検出する回路である。書き込み電圧検出回路220は、入力電圧VDDが判定電圧VRthよりも高い場合、入力電圧VDDは通常の電源電圧ではなく書き込み電圧であると判定し、検出信号VRのレベルをアクティブレベル(例えば、ハイレベル)とする。一方、書き込み電圧検出回路220は、入力電圧VDDが判定電圧VRth以下である場合、入力電圧VDDは書き込み電圧ではなく通常の電源電圧であると判定し、検出信号VRのレベルを非アクティブレベル(例えば、ローレベル)とする。
保護回路120は、電源端子91を介して二次電池の状態を検出する保護動作回路98を備える。保護動作回路98は、メモリ60から読み出されるパラメータデータに基づいて、電源端子91を介して検出された二次電池の状態に応じた適切な保護動作を当該二次電池に対して行う。
保護回路120は、書き込み許可回路210を備える。書き込み許可回路210は、書き込み電圧検出回路220の検出信号VRと保護動作回路98の保護状態信号に基づいて、メモリ60への書き込みを可能にする制御回路の一例である。入力電圧VDDが通常の電源電圧から書き込み電圧に変われば、書き込み電圧検出回路220から出力される検出信号VRがアクティブになる。保護回路120の検出状態は、過充電保護状態に変わる。したがって、書き込み許可回路210は、メモリ60への書き込みを可能にするか否かの判定に、検出信号VRの変化と保護動作回路98の保護状態信号との論理積によってメモリ60を書き込み可能な状態に設定することで、書き込み電圧よりも低い電源電圧でメモリ60への書き込みが誤って可能となることを防止できる。
保護回路120の保護状態とは、例えば、保護回路120の保護動作回路98が二次電池の過充電を過充電検出電圧Vdet1に基づき検出して、所定の遅延時間を経過し過充電保護を行っている状態(過充電保護状態)である。過充電検出電圧Vdet1は、二次電池の過充電の検出用の閾値電圧の一例であり、書き込み電圧よりも低く設定される。保護回路120の保護動作回路98は、入力電圧VDDと過充電検出電圧Vdet1との大小関係に基づいて、二次電池の過充電を検出する。
よって、書き込み電圧が電源端子91から入力されれば、書き込み電圧は過充電検出電圧Vdet1よりも高いため、保護動作回路98は、二次電池の過充電を検出し、保護回路120の保護状態は、過充電保護状態に移行する。一方、通常の電源電圧が電源端子91から入力されれば、通常の電源電圧は過充電検出電圧Vdet1よりも低いため、保護動作回路98は、二次電池の過充電を検出せず、保護回路120の保護状態は、過充電保護状態に移行しない。
したがって、書き込み許可回路210は、メモリ60への書き込みを可能にするか否かの判定に、書き込み電圧検出回路220から出力される検出信号VRだけでなく過充電保護状態も利用することで、書き込み電圧よりも低い電源電圧でメモリ60への書き込みが誤って可能となることをより一層防止できる。
例えば、書き込み許可回路210は、書き込み電圧検出回路220から出力される検出信号VRがアクティブ状態であり、且つ、保護回路120の保護動作回路98の状態が過充電保護状態である場合、保護動作回路98から出力される過充電保護信号がアクティブとなり、メモリ60への書き込みを可能にするライトイネーブル信号WRENABLEのレベルをアクティブレベル(例えば、ハイレベル)にする。これにより、パラメータデータ等のデータをメモリ60に書き込むことが許可され、読み書き制御回路80は、パラメータデータ等のデータをメモリ60に書き込みできる。
図2は、保護回路120の動作の一例を示すタイミングチャートである。書き込み電圧検出回路220は、判定電圧VRthを超える入力電圧VDDがタイミングt1で検出された場合、検出信号VRのレベルをローレベルからハイレベルに切り替える。一方、保護動作回路98は、過充電検出電圧Vdet1以上の入力電圧VDDが検知された場合、二次電池が過充電であると判定する。保護動作回路98は、二次電池が過充電であると検出されてから遅延時間Tdの経過後に、二次電池の過充電が検出され二次電池を過充電から保護する動作を実行することを示すアクティブレベルの過充電保護信号VOCを出力する。例えば、保護動作回路98は、過充電保護信号VOCのレベルを非アクティブレベル(例えば、ローレベル)からアクティブレベル(例えば、ハイレベル)にタイミングt2で切り替える。遅延時間Tdは、例えば、後述の過充電検出遅延時間tVdet1である。
書き込み許可回路210は、検出信号VRと過充電保護信号VOCのいずれのレベルもアクティブレベルであることが検出されるタイミングt2で、ライトイネーブル信号WRENABLEのレベルを非アクティブレベルからアクティブレベルに切り替える。ライトイネーブル信号WRENABLEのレベルがアクティブレベルであるタイミングt2以降の状態では、保護動作回路98は二次電池を過充電から保護する動作を実行するとともに、メモリ60へのデータの書き込みが可能となる。つまり、保護動作回路98は、メモリ60への書き込みが可能である場合、二次電池を過充電から保護するように動作する。
図3は、保護回路120の動作の一例を示すフローチャートである。ステップS10の処理とステップS20の処理の順番は入れ替わってもよい。
ステップS10で、書き込み許可回路210は、書き込み電圧検出回路220から出力される検出信号VRに基づいて、入力電圧VDDが判定電圧VRthよりも高いか否かを判定する。書き込み許可回路210は、検出信号VRのレベルがハイレベルのとき、入力電圧VDDは判定電圧VRthよりも高い書き込み電圧であると判定し、検出信号VRのレベルがローレベルのとき、入力電圧VDDは判定電圧VRthよりも低い通常の電源電圧(書き込み電圧よりも低い電源電圧)であると判定する。
ステップS20で、書き込み許可回路210は、保護動作回路98から出力される過充電保護信号VOCに基づいて、保護回路120の状態が過充電検出状態であるか否かを判定する。書き込み許可回路210は、過充電保護信号VOCのレベルがハイレベルのとき、保護回路120の状態が過充電検出状態であると判定し、過充電保護信号VOCのレベルがローレベルであるとき、保護回路120の状態が過充電検出状態ではないと判定する。
書き込み許可回路210は、入力電圧VDDが判定電圧VRthよりも高いことと、保護回路120の状態が過充電状態であることとのいずれもが検出される場合、ステップS30で、ライトイネーブル信号をアクティブレベル(例えば、1)とする。一方、書き込み許可回路210は、入力電圧VDDが判定電圧VRth以下であることと、保護回路120の状態が過充電検出状態ではないこととのいずれかが検出される場合、ステップS40で、ライトイネーブル信号を非アクティブレベル(例えば、0)とする。
図4は、レギュレータ99の一例であるレギュレータ99Aを示す構成図である。レギュレータ99Aは、入力電圧VDDが所定の定電圧VREG未満の場合には入力電圧VDDを略そのまま出力し、入力電圧VDDが所定の定電圧VREGを超えている場合には定電圧VREGを生成して出力する電圧生成回路の一例である。レギュレータ99Aは、定電圧VREGを書き込み電圧よりも低い電圧でクランプする。レギュレータ99Aは、例えば、演算増幅器190と、出力トランジスタ191と、抵抗192,193とを備える。
出力トランジスタ191と抵抗192,193との直列回路は、入力電圧VDDの電位とグランド電位との間に直列に挿入される。演算増幅器190は、所定の基準電圧Vrefが入力される反転入力部と、抵抗192と抵抗193との間の分圧出力点からの分圧電圧が入力される非反転入力部と、出力トランジスタ191のゲートを駆動する出力信号を出力部とを有する。出力トランジスタ191は、定電圧VREGをドレインから出力するエンハンスメント型のPチャネルMOSトランジスタである。
図5は、レギュレータ99の他の一例であるレギュレータ99Bを示す構成図である。レギュレータ99Bは、入力電圧VDDが所定の定電圧VREG未満の場合には入力電圧VDDを略そのまま出力し、入力電圧VDDが所定の定電圧VREGを超えている場合には定電圧VREGを生成して出力する電圧生成回路の一例である。レギュレータ99Bは,定電圧VREGを書き込み電圧よりも低い電圧でクランプする。レギュレータ99Bは、例えば、演算増幅器194と、出力トランジスタ195と、抵抗196,197とを備える。
出力トランジスタ195と抵抗196,197との直列回路は、入力電圧VDDの電位とグランド電位との間に直列に挿入される。演算増幅器194は、所定の基準電圧Vrefが入力される反転入力部と、抵抗196と抵抗197との間の分圧出力点からの分圧電圧が入力される非反転入力部と、出力トランジスタ195のゲートを駆動する出力信号を出力部とを有する。出力トランジスタ195は、定電圧VREGをソースから出力するデプレッション型のNチャネルMOSトランジスタである。
図6は、レギュレータ99Aとレギュレータ99Bにおいて、入力電圧VDDと、入力電圧VDDから生成される定電圧VREGとの関係の一例を示す図である。レギュレータ99Aは、入力電圧VDDが出力トランジスタ191の閾値電圧Vth以下の場合、動作しない。これに対し、レギュレータ99Bは、出力トランジスタ195の閾値電圧Vthが0V以下であるデプレッション型であるので、入力電圧VDDが0Vのときから動作可能である。よって、入力電圧VDDが0V以上で所定の定電圧VREG未満の範囲で、入力電圧VDDにほぼ等しい出力電圧Voutが出力される。これにより、例えば、入力電圧VDDが極めて低い状態でも保護動作回路98の動作電源を確保可能なため、保護動作回路98は、電池電圧が極めて低い二次電池への充電の禁止と許可を制御できる。
図7は、メモリ60の一例を示す構成図である。メモリ60は、書き込み電圧が供給される複数の書き込み回路64と、定電圧VREGが供給される複数の読み出し回路65と、NORゲート(ノアゲート)73と、シフトレジスタ66とを有する。ノアゲート73及びシフトレジスタ66は、上述の周辺回路63に含まれる回路である。シフトレジスタ66は、複数のフリップフロップ(FF)74が直列に接続された順序回路を有する。図7では、一つの書き込み回路64と一つの読み出し回路65とが一点鎖線で囲まれている。
複数の書き込み回路64は、それぞれ、スイッチ68と、メモリ素子69と、スイッチ70とが直列に接続される回路を有する。スイッチ68は、書き込み電圧の供給経路とメモリ素子69との間に配置され、スイッチ70は、シフトレジスタ66のフリップフロップ74の出力部とメモリ素子69との間に配置される。例えば、スイッチ68は、PチャネルMOSFETであり、メモリ素子69は、OTP(One Time Programmable)素子であり、スイッチ70は、NチャネルMOSFETである。
複数の読み出し回路65は、それぞれ、センスラッチ回路67と、スイッチ71と、定電流源72とを有する。例えば、センスラッチ回路67は、フリップフロップであり、スイッチ71は、NチャネルMOSFETである。
読み書き制御回路80は、パラメータデータを搬送するパラメータデータ信号DATを、パラメータデータ内部信号DATAに変換し、外部からのクロック信号CLを、クロック内部信号CLKに変換する。また、読み書き制御回路80は、パラメータデータ信号DATとクロック信号CLとに基づいて、パラメータデータをメモリ素子69に書き込むことを指令するライト信号(WRITE)を生成する。また、読み書き制御回路80は、入力電圧VDDが所定の起動電圧を超えた時に、メモリ素子69からパラメータデータを読み出すことを指令するリード信号(READ)を生成する。
書き込み回路64は、定電圧VREGよりも高い書き込み電圧が印加(供給)されるため、例えば、読み出し回路65の構造よりも高い耐圧構造を有する高耐圧回路である。この場合、読み出し回路65及び周辺回路63は、書き込み回路64よりも耐圧が低い低耐圧回路であり、定電圧VREGが印加(供給)される。
図8は、書き込み回路64において、高耐圧構造を有するスイッチ70の一例を示す構成図である。スイッチ70は、MOSFET75とMOSFET76とが段積みされた直列回路である。MOSFET75,76の各ゲートには、読み書き制御回路80からのWRITEが入力される。図示のように、MOSFET75のバックゲートの接続先とMOSFET76のバックゲートの接続先とが異なるため、図示のD−B間に印加される高電圧を、MOSFET75のソース−ドレイン間とMOSFET76のソース−ドレイン間とに分圧することができる。
次に、図7の構成での書き込み動作の一例を、図9を参照して説明する。図9は、図1,7の構成での書き込み動作の一例を示すタイミングチャートである。
初期状態では、READとWRITEのレベルがいずれもローレベルである(READ=WRITE=L)。この場合、スイッチ68のゲート電位Aは、ハイレベルであるため、スイッチ68はオフする。シフトレジスタ66の各フリップフロップ74の出力電位Bは、ハイレベルであるため、スイッチ70はオフする。したがって、初期状態では、メモリ素子69の状態は、パラメータデータが書き込まれていない未書き込み状態である。
書き込み動作が行われる場合、入力電圧VDDは、通常の動作電圧(例えば3.6V)から書き込み電圧(例えば9V)に上昇する。入力電圧VDDが書き込み電圧に上昇すると、過充電が過充電検出回路22によって検出される。これにより、充電制御端子93からトランジスタ11のゲートに対して出力される制御信号は、トランジスタ11をオンさせるハイレベルからトランジスタ11をオフさせるローレベルに変化する。一方、放電制御端子94からトランジスタ12のゲートに対して出力される制御信号は、ハイレベルのままである。
パラメータデータ内部信号DATAとクロック内部信号CLKとが、読み書き制御回路80からシフトレジスタ66に入力されると、各フリップフロップ74は、入力されるパラメータデータ内部信号DATAに応じて、ローレベルを出力する。
メモリ素子69へのパラメータデータの書き込み許可期間では、READのレベルがローレベル(READ=L)であり、WRITEのレベルがハイレベル(WRITE=H)であるため、スイッチ68のゲート電位Aは、ローレベルである。書き込み許可期間では、スイッチ68はオン、スイッチ71はオフ、スイッチ70はオンする。
書き込み許可期間においてシフトレジスタ66の出力電位Bがローレベルである場合、メモリ素子69に書き込み電圧が印加され、オフ状態のメモリ素子69に電流が流れる。これにより、電子がメモリ素子69の浮遊ゲートにトラップされ、メモリ素子69がオン状態となる(パラメータデータがメモリ素子69に書き込まれる)。
これに対し、書き込み許可期間においてシフトレジスタ66の出力電位Bがハイレベルである場合、スイッチ68,70はオンしているが、メモリ素子69のドレイン−ソース間の電圧はほぼ零ボルトであるため、電流はメモリ素子69には流れない。つまり、メモリ素子69のオフ状態が維持される(パラメータデータがメモリ素子69に書き込まれない)。
読み書き制御回路80は、WRITEのレベルをローレベルに切り替えることにより、スイッチ70をオフさせる。これにより、書き込み許可期間が終了する。
次に、図7の構成での読み出し動作の一例を説明する。
読み出し動作が行われる場合、入力電圧VDDは、通常の動作電圧(例えば3.6V)である。読み書き制御回路80は、READのレベルをハイレベルに切り替えることにより、スイッチ68のゲート電位Aを、ローレベルにする。つまり、メモリ素子69からのパラメータデータの読み出し許可期間では、スイッチ68はオン、スイッチ71はオン、スイッチ70はオフする。
読み出し許可期間においてパラメータデータがメモリ素子69に書き込まれていない場合、センスラッチ回路67は、ローレベルのメモリ出力電位Dをラッチする。読み出し許可期間においてパラメータデータがメモリ素子69に書き込まれている場合、センスラッチ回路67は、ハイレベルのメモリ出力電位Dをラッチする。
読み書き制御回路80は、READのレベルをローレベルに切り替えることにより、ゲート電位Aをハイレベルに切り替え、スイッチ68をオフさせる。これにより、読み出し許可期間が終了する。
なお、読み書き制御回路80は、ライトイネーブル信号WRENABLEがアクティブレベル(本実施形態では、ハイレベル)の期間を、書き込み許可期間とする。
図7に示されるように、メモリ60は、パラメータデータの書き込み後に書き込みを防止する書き込み防止回路61を有してもよい。書き込み防止回路61による書込み防止動作によって、メモリ60に格納されるパラメータデータの書き換えを防止することができる。また、全メモリ素子69のうち、一部のメモリ素子69にパラメータデータが書き込まれ、残りのメモリ素子69にパラメータデータが書き込まれていない場合、パラメータデータが書き込まれていない残りのメモリ素子69に書き込まれることを防止することができる。
例えば図7に示されるように、書き込み防止回路61は、書き込み回路64及び読み出し回路65と同じ回路構成を有し、保護ビット77を有する。読み書き制御回路80からのWRITEに基づいて、メモリ素子69へのパラメータデータの書き込みの最後に、保護ビット77にデータが書き込まれる。書き込み防止回路61は、保護ビット77にデータが書き込まれた後、メモリ素子69へのパラメータデータの書き込みを不能にするライトロック信号を読み書き制御回路80に対して出力する。読み書き制御回路80は、ライトロック信号が入力されると、例えばWRITEのレベルをローレベルに固定する。これにより、パラメータデータのメモリ素子69への書き込みが不能になる。読み書き制御回路80は、ライトロック信号が入力されると、WRITEのレベルをローレベルに固定するとともに、パラメータデータ信号DATとクロック信号CLの少なくとも一方を含む書き込み信号を無効化してもよい。
図10は、読み書き制御回路80の一例を示す構成図である。ライトロック信号(WRLOCK)は、書き込み防止回路61のセンスラッチ回路67の出力点C(図7参照)から出力される。ライトイネーブル信号WRENABLEは、入力電圧VDDが通常の動作電圧のときにはローレベルとなり、入力電圧VDDが書き込み電圧であり且つ保護回路120の状態が過充電検出状態であるときにはハイレベルとなる。
読み書き制御回路80は、パラメータデータ信号DATが入力されるコンパレータ81と、クロック信号CLが入力されるコンパレータ82とを有する。また、読み書き制御回路80は、パラメータデータ信号DATとクロック信号CLとライトロック信号WRLOCKとライトイネーブル信号WRENABLEとに基づいて、パラメータデータ内部信号DATAとクロック内部信号CLKとライト信号WRITEとを生成する読み書き論理回路を有する。この読み書き論理回路は、例えば、インバータ83,84,87,88と、NANDゲート85,86,89と、フリップフロップ90とを有する。
入力電圧VDDが書き込み電圧に等しく且つデータが保護ビット77に書き込まれていない場合、WRLOCKのレベルは出力点Cのローレベルによってローレベルになり、WRENABLEのレベルはハイレベルになる。この場合、インバータ84及びNANDゲート89によってフリップフロップ90のリセット端子Rにはローレベルの信号が入力されるので、フリップフロップ90は動作する。パラメータデータ信号DATとクロック信号CLとの組み合わせに基づいてハイレベルのWRITEが上述の通り出力される。これにより、メモリ素子69への書き込みが可能となる。
一方、入力電圧VDDが書き込み電圧に等しく且つデータが保護ビット77に書き込まれている場合、WRLOCKのレベルは出力点Cのハイレベルによってハイレベルになり、WRENABLEのレベルはハイレベルになる。この場合、インバータ84及びNANDゲート89によってフリップフロップ90のリセット端子Rにはハイレベルの信号が入力されるので、フリップフロップ90は動作しない。つまり、フリップフロップ90のQ端子から出力されるWRITEはローレベルに固定される。また、NANDゲート85,86にローレベルの信号が入力されるため、インバータ87から出力されるパラメータデータ内部信号DATAもインバータ88から出力されるクロック内部信号CLKもローレベルで固定される。よって、フリップフロップ90のQ端子から出力されるWRITEはローレベルに固定される。これにより、メモリ素子69への書き込みが禁止される。
図11は、電池パック100の一例を示す構成図である。電池パック100は、負荷接続端子5,6に接続される不図示の外部負荷に電力を供給可能な二次電池200と、二次電池200を保護する保護装置110とを内蔵して備える。電池パック100は、外部負荷に内蔵されてもよいし、外付けされてもよい。外部負荷の具体例として、携帯可能な携帯端末装置などが挙げられる。携帯端末装置の具体例として、携帯電話、スマートフォン、タブレット型コンピュータ、ゲーム機、テレビ、音楽や映像のプレーヤー、カメラなどの電子機器が挙げられる。
二次電池200は、負荷接続端子5,6に接続される不図示の充電器によって充電可能である。二次電池200の具体例として、リチウムイオン電池やリチウムポリマ電池などが挙げられる。
保護装置110は、負荷接続端子5と、負荷接続端子6と、セル接続端子3,4とを備え、セル接続端子3,4に接続された二次電池200を過電流等から保護する二次電池保護装置の一例である。セル接続端子3は、負荷接続端子5に電源経路8を介して繋がる。セル接続端子4は、負荷接続端子6に電源経路7を介して繋がる。セル接続端子3は、二次電池200の正極に接続される。セル接続端子4は、二次電池200の負極に接続される。
保護装置110は、トランジスタ11,12を備える。トランジスタ11は、二次電池200の充電経路を遮断可能な充電経路遮断部の一例であり、トランジスタ12は、二次電池200の放電経路を遮断可能な放電経路遮断部の一例である。図示の場合、トランジスタ11は、二次電池200の充電電流が流れる電源経路7を遮断でき、トランジスタ12は、二次電池200の放電電流が流れる電源経路7を遮断できる。トランジスタ11,12は、電源経路7の導通/遮断を切り替え可能なスイッチング素子であり、電源経路7に直列に挿入される。
トランジスタ11,12は、例えば、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。トランジスタ11は、トランジスタ11の寄生ダイオードの順方向が二次電池200の放電方向に一致するように電源経路7に挿入される。トランジスタ12は、トランジスタ12の寄生ダイオードの順方向が二次電池200の充電方向に一致するように電源経路7に挿入される。トランジスタ11,12のドレイン−ソース間にダイオードが追加されてもよい。
保護装置110は、キャパシタ10,13を備えてもよい。キャパシタ10は、トランジスタ11とトランジスタ12との直列回路に並列に接続される。キャパシタ13は、負荷接続端子5に接続される一端と、負荷接続端子6に接続される他端とを有する。キャパシタ10又はキャパシタ13を備えることで、電圧変動や外来ノイズに対する耐量を向上させることができる。
保護装置110は、保護回路120を備える。保護回路120は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)を備えずに、二次電池200を保護する二次電池保護回路の一例であり、例えば、二次電池200から給電されて二次電池200を保護する集積回路である。CPUが無いため、当然、保護回路120は、保護回路120自身のCPUの処理結果に基づいて二次電池200を保護する機能を有してない。また、CPUが無いため、保護回路120は、二次電池200の残量検知機能を有してない。
保護回路120は、例えば、電源端子91と、グランド端子92と、充電制御端子93と、放電制御端子94と、電流検出端子95とを備える。
電源端子91は、抵抗1を介して、セル接続端子3又は電源経路8に接続される正極側電源端子であり、VDD端子と呼ばれることがある。電源端子91は、例えば、電源経路8に一端が接続される抵抗1の他端と、電源経路7に一端が接続されるキャパシタ2の他端との接続点に接続される。キャパシタ2の一端は、セル接続端子4とトランジスタ12との間の電源経路7に接続される。
グランド端子92は、セル接続端子4とトランジスタ12との間の電源経路7に接続される負側電源端子であり、VSS端子と呼ばれることがある。
充電制御端子93は、二次電池200の充電を禁止する信号を出力する端子であり、COUT端子と呼ばれることがある。充電制御端子93は、トランジスタ11の制御電極(例えばMOSFETの場合、ゲート)に接続される。
放電制御端子94は、二次電池200の放電を禁止する信号を出力する端子であり、DOUT端子と呼ばれることがある。放電制御端子94は、トランジスタ12の制御電極(例えば、MOSFETの場合、ゲート)に接続される。
電流検出端子95は、二次電池200に流れる電流に応じた検出電圧が入力される端子であり、V−端子と呼ばれることがある。電流検出端子95は、負荷接続端子6とトランジスタ11との間の電源経路7に抵抗9を介して接続される。
保護回路120は、メモリ60にパラメータデータを書き込むため、データ端子96と、クロック端子97と、読み書き制御回路80とを備える。
データ端子96及びクロック端子97は、パラメータデータの書き込みに使用される入力端子である。データ端子96は、メモリ60に書き込まれるパラメータデータを搬送するパラメータデータ信号DATを入力可能な端子であり、クロック端子97は、クロック信号CLを入力可能な端子である。
読み書き制御回路80は、パラメータデータ信号DATとクロック信号CLとに基づいて、メモリ60に記憶させるパラメータデータの書き込みを制御する。また、読み書き制御回路80は、メモリ60に書き込まれたパラメータデータの読み出しを制御する。
保護回路120は、データ端子96と、クロック端子97と、読み書き制御回路80とを備えることにより、例えば、保護回路120のモールドパッケージ後の出荷前検査で、パラメータデータをメモリ60に書き込むことができる。そして、パッケージングしてからパラメータデータをメモリ60に書き込むことができるので、パッケージングによって生ずる仕様の変動を抑制することができる。
また、保護装置110は、メモリ60にパラメータデータを書き込むため、データ入力端子14と、クロック入力端子15とを備えてもよい。データ入力端子14及びクロック入力端子15は、パラメータデータの書き込みに使用される入力端子である。データ入力端子14は、パラメータデータ信号DATを入力可能な端子であり、データ端子96に保護回路120の外側から接続される。クロック入力端子15は、クロック信号CLを入力可能な端子であり、クロック端子97に保護回路120の外側から接続される。
保護装置110は、データ入力端子14とクロック入力端子15とを備えるので、例えば、保護回路120とトランジスタ11,12とが基板に実装された後の保護装置110の出荷前検査で、パラメータデータをメモリ60に書き込むことができる。そして、基板実装してからパラメータデータをメモリ60に書き込むことができるので、基板実装によって生ずる仕様の変動を抑制することができる。
保護動作回路98は、二次電池200の電流又は電圧の異常を検出する異常検出回路21と、異常検出回路21による異常検出結果に基づいてトランジスタ11,12のオンオフを制御する論理回路44とを備える。異常検出回路21は、例えば、過充電検出回路22と、過放電検出回路27と、放電過電流検出回路32と、充電過電流検出回路35と、短絡検出回路38とを備える。
保護動作回路98は、例えば、二次電池200を過充電から保護する動作(過充電保護動作)を行う。例えば、過充電検出回路22は、電源端子91とグランド端子92との間の電圧を抵抗23,24により検出することによって、二次電池200の電池電圧(セル電圧)を監視する。過充電検出回路22は、メモリ60から読み出される閾値電圧データに応じて設定される過充電検出電圧Vdet1以上のセル電圧を検知することにより、二次電池200の過充電が検出されたとして、過充電検出信号を出力する。過充電検出電圧Vdet1以上のセル電圧の検知及び過充電検出信号の出力は、基準電圧26及び比較器25によって行われる。
過充電検出信号を検知した論理回路44は、メモリ60から読み出される遅延時間データに応じて設定される過充電検出遅延時間tVdet1の経過を待って、トランジスタ11をオフさせるローレベルの制御信号を充電制御端子93から出力する過充電保護動作を実行する。トランジスタ11がオフされることにより、トランジスタ12のオンオフ状態にかかわらず、二次電池200が過充電されることを防止することができる。論理回路44は、トランジスタ46をオフし且つトランジスタ47をオンすることによって、トランジスタ11をオフさせる。
一方、過充電検出回路22は、メモリ60から読み出される閾値電圧データに応じて設定される過充電復帰電圧Vrel1以下のセル電圧を検知することにより、二次電池200が過充電状態から通常状態に復帰したとして、過充電復帰信号を出力する(「過充電検出信号の出力を停止する」としてもよい)。過充電復帰電圧Vrel1は、過充電検出電圧Vdet1よりも低い。
過充電復帰信号を検知した論理回路44は(あるいは、過充電検出信号の出力の停止を検知した論理回路44は)、トランジスタ11をオンさせるハイレベルの制御信号を充電制御端子93から出力する。トランジスタ11のオンにより、過充電保護動作が終了する。論理回路44は、トランジスタ46をオンし且つトランジスタ47をオフすることによって、トランジスタ11をオンさせる。
書き込み電圧検出回路220は、例えば、抵抗23,24によって監視される入力電圧VDDが書き込み電圧の判定用の判定電圧VRthよりも高いか否かを検出する比較器201とを有する。比較器201は、入力電圧VDDが判定電圧VRthよりも高いと検出される場合、ハイレベルの検出信号VRを出力し、入力電圧VDDが判定電圧VRth以下と検出される場合、ローレベルの検出信号VRを出力する。
書き込み電圧検出回路220が過充電検出電圧Vdet1よりも高い入力電圧VDDを書き込み電圧と特定できれば、書き込み電圧検出回路220の比較器201が抵抗23,24により検出する入力電圧VDDの検出値と、過充電検出回路22の比較器25が抵抗23,24により検出する入力電圧VDDの検出値とは、同じでも異なってもよい。書き込み電圧検出回路220が過充電検出電圧Vdet1よりも高い入力電圧VDDを書き込み電圧と特定できるように、抵抗23,24の抵抗値、判定電圧VRthの電圧値、基準電圧26の電圧値の少なくともいずれかが調整される。
書き込み許可回路210は、例えば、検出信号VRと過充電保護信号VOCが入力されるAND(論理積)ゲート211を有する。書き込み許可回路210は、検出信号VRと過充電保護信号VOCのいずれのレベルもハイレベルであることが検出される場合、ライトイネーブル信号WRENABLEのレベルをローレベルからハイレベルに切り替える。これにより、読み書き制御回路80は、メモリ60への書き込みが可能となる。
保護動作回路98は、例えば、二次電池200を過放電から保護する動作(過放電保護動作)を行う。例えば、過放電検出回路27は、電源端子91とグランド端子92との間の電圧を抵抗28,29により検出することによって、二次電池200の電池電圧(セル電圧)を監視する。過放電検出回路27は、メモリ60から読み出される閾値電圧データに応じて設定される過放電検出電圧Vdet2以下のセル電圧を検知することにより、二次電池200の過放電が検出されたとして、過放電検出信号を出力する。過放電検出電圧Vdet2以下のセル電圧の検知及び過放電検出信号の出力は、基準電圧31及び比較器30によって行われる。
過放電検出信号を検知した論理回路44は、メモリ60から読み出される遅延時間データに応じて設定される過放電検出遅延時間tVdet2の経過を待って、トランジスタ12をオフさせるローレベルの制御信号を放電制御端子94から出力する過放電保護動作を実行する。トランジスタ12がオフされることにより、トランジスタ11のオンオフ状態にかかわらず、二次電池200が過放電されることを防止することができる。論理回路44は、トランジスタ48をオフし且つトランジスタ49をオンすることによって、トランジスタ12をオフさせる。
一方、過放電検出回路27は、メモリ60から読み出される閾値電圧データに応じて設定される過放電復帰電圧Vrel2以上のセル電圧を検知することにより、二次電池200が過放電状態から通常状態に復帰したとして、過放電復帰信号を出力する(「過放電検出信号の出力を停止する」としてもよい)。過放電復帰電圧Vrel2は、過放電検出電圧Vdet2よりも高い。
過放電復帰信号を検知した論理回路44は(あるいは、過放電検出信号の出力の停止を検知した論理回路44は)、トランジスタ12をオンさせるハイレベルの制御信号を放電制御端子94から出力する。トランジスタ12のオンにより、過放電保護動作が終了する。論理回路44は、トランジスタ48をオンし且つトランジスタ49をオフすることによって、トランジスタ12をオンさせる。
保護動作回路98は、例えば、二次電池200を放電過電流から保護する動作(放電過電流保護動作)を行う。例えば、放電過電流検出回路32は、電流検出端子95とグランド端子92との間の電圧を検出することによって、負荷接続端子6とセル接続端子4との間の電圧P−を監視する。放電過電流検出回路32は、メモリ60から読み出される閾値電圧データに応じて設定される放電過電流検出電圧Vdet3以上の電圧P−を検知することにより、負荷接続端子6に流れる異常電流として放電過電流が検出されたとして、放電過電流検出信号を出力する。放電過電流検出電圧Vdet3以上の電圧P−の検知及び放電過電流検出信号の出力は、基準電圧34及び比較器33によって行われる。
放電過電流検出信号を検知した論理回路44は、メモリ60から読み出される遅延時間データに応じて設定される放電過電流検出遅延時間tVdet3の経過を待って、トランジスタ12をオフさせるローレベルの制御信号を放電制御端子94から出力する放電過電流保護動作を実行する。トランジスタ12がオフされることにより、トランジスタ11のオンオフ状態にかかわらず、二次電池200を放電する方向に過電流が流れることを防止することができる。
ここで、トランジスタ12が少なくともオンしている状態で、二次電池200を放電する放電電流が流れることにより電圧P−が上昇するのは、トランジスタ12のオン抵抗による電圧上昇が生ずるからである。
保護動作回路98は、例えば、二次電池200を充電過電流から保護する動作(充電過電流保護動作)を行う。例えば、充電過電流検出回路35は、電流検出端子95とグランド端子92との間の電圧を検出することによって、負荷接続端子6とセル接続端子4との間の電圧P−を監視する。充電過電流検出回路35は、メモリ60から読み出される閾値電圧データに応じて設定される充電過電流検出電圧Vdet4以下の電圧P−を検知することにより、負荷接続端子6に流れる異常電流として充電過電流が検出されたとして、充電過電流検出信号を出力する。充電過電流検出電圧Vdet4以下の電圧P−の検知及び充電過電流検出信号の出力は、基準電圧37及び比較器36によって行われる。
充電過電流検出信号を検知した論理回路44は、メモリ60から読み出される遅延時間データに応じて設定される充電過電流検出遅延時間tVdet4の経過を待って、トランジスタ11をオフさせるローレベルの制御信号を充電制御端子93から出力する充電過電流保護動作を実行する。トランジスタ11がオフされることにより、トランジスタ12のオンオフ状態にかかわらず、二次電池200を充電する方向に過電流が流れることを防止することができる。
ここで、トランジスタ11が少なくともオンしている状態で、二次電池200を充電する充電電流が流れることにより電圧P−が低下するのは、トランジスタ11のオン抵抗による電圧低下が生ずるからである。
保護動作回路98は、例えば、二次電池200を短絡電流から保護する動作(短絡保護動作)を行う。例えば、短絡検出回路38は、電流検出端子95とグランド端子92との間の電圧を検出することによって、負荷接続端子6とセル接続端子4との間の電圧P−を監視する。短絡検出回路38は、メモリ60から読み出される閾値電圧データに応じて設定される短絡検出電圧Vshort以上の電圧P−を検知することにより、負荷接続端子5と負荷接続端子6との間の短絡が検出されたとして、短絡検出信号を出力する。短絡検出電圧Vshort以上の電圧P−の検知及び短絡検出信号の出力は、基準電圧40及び比較器39によって行われる。
短絡検出信号は、遅延回路41に入力されてから短絡検出遅延時間tshortの経過後に遅延回路41から出力される。短絡検出遅延時間tshortは、メモリ60から読み出される遅延時間データに応じて設定される時間である。
遅延回路41を介して短絡検出信号を検知した論理回路44は、トランジスタ12をオフさせるローレベルの制御信号を放電制御端子94から出力する短絡保護動作を実行する。トランジスタ12がオフされることにより、トランジスタ11のオンオフ状態にかかわらず、二次電池200を放電する方向に短絡電流が流れることを防止することができる。
保護動作回路98は、保護回路120の動作モードを、通常動作モードから過放電保護モードを経由してスタンバイモードに切り替え、スタンバイモードから過放電保護モードを経由して通常動作モードに切り替える機能を備えてもよい。
論理回路44は、通常動作モードにおいて、トランジスタ11をオンさせるハイレベルの制御信号を充電制御端子93から出力し、且つ、トランジスタ12をオンさせるハイレベルの制御信号を放電制御端子94から出力する。また、論理回路44は、通常動作モードにおいて、トランジスタ50とトランジスタ53の両方をオフさせる。
過放電保護モードは、上述の過放電保護動作が行われるモードである。論理回路44は、過放電保護モードにおいて、トランジスタ12をオフさせる制御信号を放電制御端子94から出力するとともに、トランジスタ50をオンさせ且つトランジスタ53をオフさせる。トランジスタ50のオンにより、電流検出端子95は抵抗51を介して電源端子91の電源電圧にプルアップされる。電流検出端子95が電源端子91の電源電圧にプルアップされることにより、負荷接続端子5と負荷接続端子6との間の電圧がほぼ零ボルトになる。よって、負荷接続端子5,6に接続される不図示の負荷の動作を停止させることができ、二次電池200から当該負荷に流れる放電電流を抑制することができる。
また、論理回路44は、過放電保護モードにおいて電流検出端子95とグランド端子92との間の電圧を検出することにより、負荷接続端子6とセル接続端子4との間の電圧P−の検知することによって、負荷接続端子5,6への充電器の接続有無を判定できる。
論理回路44は、過放電保護モードにおいてスタンバイ閾値電圧Vstbよりも高い電圧P−が検知された場合、充電器は接続されていないと判定し、保護回路120の動作モードを過放電保護モードからスタンバイモードに切り替える。一方、論理回路44は、過放電保護モードにおいてスタンバイ閾値電圧Vstbよりも低い電圧P−が検出された場合、充電器は接続されていると判定し、保護回路120の動作モードを過電流保護モードからスタンバイモードに切り替えない。スタンバイ閾値電圧Vstbは、例えば、(VDD−0.9)又は1/2×VDDに設定される。VDDは、電源端子91の入力電圧を表す。
保護回路120の動作モードが過放電保護モードからスタンバイモードに遷移することにより、過放電状態の二次電池200が保護回路120の消費電流により更に放電されることを防止することができる。
例えば、充電器が接続されていない状態で過放電が検出されると、過放電検出とほぼ同時に電流検出端子95が電源端子91の電源電圧にプルアップされ、保護回路120の動作モードはスタンバイモードに切り替わる。充電器がスタンバイモードで接続されると、保護回路120の動作モードは過放電保護モードに切り替わり、二次電池200が充電器により充電される。そして、過放電復帰電圧Vrel2以上のセル電圧が過放電検出回路27により検知された場合、論理回路44は、トランジスタ12をオンさせる制御信号を放電制御端子94から出力し、且つ、トランジスタ50をオンからオフに切り替える。つまり、保護回路120の動作モードは通常動作モードに切り替わる。
また、放電過電流検出信号又は短絡検出信号を検知した論理回路44は、トランジスタ12をオフさせるローレベルの制御信号を放電制御端子94から出力するとともに、トランジスタ50をオフさせ且つトランジスタ53をオンさせてもよい。トランジスタ53のオンにより、電流検出端子95は抵抗52を介してグランド端子92のグランド電圧にプルダウンされる。しかし、放電過電流又は短絡電流が発生するほどの負荷が負荷接続端子5,6に接続されているので、電圧P−は負荷接続端子5の電圧に引き上げられる。
そして、放電過電流又は短絡電流が発生するほどの負荷が負荷接続端子5,6から取り外される等によって放電過電流又は短絡電流の流れが解消すると、電圧P−はトランジスタ53のオンによりグランド端子92のグランド電圧に引き下げられる。これにより、論理回路44は、放電過電流保護動作又は短絡保護動作の実行を解除する。つまり、トランジスタ53が設けられることにより、放電過電流保護動作又は短絡保護動作からの自動復帰が可能となる。
上述の過充電検出電圧Vdet1又は過充電復帰電圧Vrel1は、過充電保護動作の要否判定に使用される閾値電圧の一例である。過充電検出電圧Vdet1又は過充電復帰電圧Vrel1の設定用の閾値電圧データは、メモリ60に予め書き込まれるパラメータデータの一例であり、読み書き制御回路80によってメモリ60から過充電検出回路22に読み出される。過放電検出電圧Vdet2、過放電復帰電圧Vrel2、放電過電流検出電圧Vdet3、充電過電流検出電圧Vdet4、短絡検出電圧Vshort、スタンバイ閾値電圧Vstbの設定用の閾値電圧データについても同様である。
したがって、過充電検出電圧Vdet1の設定用にメモリ60に書き込まれる閾値電圧データの内容を変えることによって、過充電検出電圧Vdet1を当該内容に応じた保護電圧値に変更することができる。例えば、過充電検出回路22又は読み書き制御回路80は、メモリ60から読み出される過充電検出電圧Vdet1の閾値電圧データに基づいて、抵抗23の抵抗値、抵抗24の抵抗値、基準電圧26の電圧値の少なくとも一つを変更することにより、過充電検出電圧Vdet1を過充電検出電圧Vdet1の閾値電圧データによって決まる値に設定する閾値電圧設定回路を有する。過充電復帰電圧Vrel1、過放電検出電圧Vdet2、過放電復帰電圧Vrel2、放電過電流検出電圧Vdet3、充電過電流検出電圧Vdet4、短絡検出電圧Vshort、スタンバイ閾値電圧Vstbについても同様である。
上述の過充電検出遅延時間tVdet1は、メモリ60から読み出される遅延時間データに基づいて、発振器43とカウンタ42によって生成される。過充電検出遅延時間tVdet1は、過充電検出電圧Vdet1以上のセル電圧が過充電検出回路22によって検出されてから過充電保護動作が実行されるまでの時間である。過充電検出遅延時間tVdet1の設定用の遅延時間データは、メモリ60に書き込まれるパラメータデータの一例であり、読み書き制御回路80によってメモリ60から論理回路44又はカウンタ42に読み出される。過放電検出遅延時間tVdet2、放電過電流検出遅延時間tVdet3、充電過電流検出遅延時間tVdet4、短絡検出遅延時間tshortの設定用の遅延時間データについても同様である。
なお、短絡検出遅延時間tshortの設定用の遅延時間データは、読み書き制御回路80によってメモリ60から遅延回路41に読み出されてもよい。
したがって、過充電検出遅延時間tVdet1の設定用にメモリ60に書き込まれる遅延時間データの内容を変えることによって、過充電検出遅延時間tVdet1を当該内容に応じた時間に変更することができる。例えば、論理回路44又はカウンタ42は、メモリ60から読み出される過充電検出遅延時間tVdet1の遅延時間データに基づいて、カウンタ42により生成される遅延時間を変更することにより、過充電検出遅延時間tVdet1を過充電検出遅延時間tVdet1の遅延時間データによって決まる値に設定する遅延時間設定回路を有する。過放電検出遅延時間tVdet2、放電過電流検出遅延時間tVdet3、充電過電流検出遅延時間tVdet4、短絡検出遅延時間tshortについても同様である。
カウンタ42は、例えば、複数のフリップフロップが直列に接続された回路を有し、メモリ60から読み出した遅延時間データに基づいて各フリップフロップの出力点が選択されることによって、複数の異なる遅延時間を生成することができる。カウンタ42は、発振器43からのクロックに従って動作する。
なお、遅延回路41は、メモリ60から読み出される短絡検出遅延時間tshortの遅延時間データに基づいて、遅延回路41内の一次遅れ回路の時定数を変更することにより、短絡検出遅延時間tshortを短絡検出遅延時間tshortの遅延時間データによって決まる値に設定する遅延時間設定回路を有してもよい。
保護動作回路98は、メモリ60から読み出されるオプション選択データに基づいて、二次電池200の保護動作を行ってもよい。二次電池200の保護動作のオプション機能を定めるオプション選択データは、メモリ60に書き込まれるパラメータデータの一例である。オプション選択データは、読み書き制御回路80によってメモリ60から論理回路44に読み出される。
したがって、論理回路44は、所定のオプション機能を選択するか否かを、メモリ60から読み出されるオプション選択データの内容に基づいて、決定することができる。例えば、論理回路44は、充電許否選択回路45を有効にするか無効にするかを、メモリ60から読み出されるオプション選択データの内容に基づいて、決定することができる。
充電許否選択回路45は、セル電圧が所定値よりも低い二次電池200に対しての充電の許否を選択するオプション回路の一例である。充電許否選択回路45は、トランジスタ11をオフすることによって、二次電池200に対する充電を禁止し、トランジスタ11をオンすることによって、二次電池200に対する充電を許可する。
なお、保護動作回路98の論理回路44は、メモリ60から読み出されるオプション選択データに基づいて、充電許否選択回路45の充電許否選択機能以外の他のオプション機能を選択するか否かを決定してもよい。例えば、論理回路44は、メモリ60から読み出されるオプション選択データに基づいて、パルス充電対応機能を有効にするか無効にするかを決定してもよい。
図12は、電池パック101の一例を示す構成図である。電池パック101は、二次電池200と、二次電池200を保護する保護装置111とを備える。保護装置111は、トランジスタ11,12と、保護回路121とを備える。図11の構成及び効果と同様の図12の構成及び効果については、図11の構成及び効果についての上述説明を援用する。
メモリ60へのパラメータデータの書き込み用端子は、充電制御端子93と放電制御端子94と電流検出端子95とを含む複数の保護用端子うち、少なくとも一つの端子と兼用されてもよい。書き込み用端子が二次電池200の保護用端子と兼用されることにより、保護回路の面積を縮小することができる。
図12の場合、電流検出端子95は、二次電池200に流れる電流に応じた検出電圧を入力できるだけでなく、パラメータデータ信号DATも入力でき、放電制御端子94は、二次電池200の放電を禁止する信号を出力できるだけでなく、クロック信号CLも入力できる。
電流検出端子95は、電流検出端子95に入力される電圧を検出する検出部を有するので、当該検出部の一部をパラメータデータ信号DATの検出に流用することができ、保護回路の面積を効率的に縮小することができる。放電制御端子94は、充電制御端子93よりも低耐圧な端子であるため、放電禁止信号の出力とクロック信号CLの入力とが兼用されても、回路規模の増大を抑えることができる。
なお、メモリ60へのパラメータデータの書き込みに兼用される保護用端子は、図示の組み合わせ形態に限られず、他の組み合わせ形態でもよい。例えば、パラメータデータ信号DATが充電制御端子93に入力され、クロック信号CLが電流検出端子95に入力されてもよい。
以上、二次電池保護回路、二次電池保護装置及び電池パック、並びにデータ書き換え方法を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、二次電池保護回路又は電池保護装置は、電池パック以外の他の使用形態で使用されてもよい。例えば、二次電池保護回路又は電池保護装置は、電池パックに内蔵されずに、対象製品に取り付けられてもよい。
また、パラメータデータをメモリに書き込むための書き込み方式は、上述のような二線式に限られず、二線式以外(例えば、一線式又は三線式)でもよい。したがって、パラメータデータの書き込みに兼用される保護用端子の個数は、二つに限られず、一つでも三つでもよい。
14 データ入力端子
15 クロック入力端子
21 異常検出回路
22 過充電検出回路
27 過放電検出回路
32 放電過電流検出回路
35 充電過電流検出回路
38 短絡検出回路
44 論理回路
60 メモリ
61 書き込み防止回路
62 メモリセル回路
63 周辺回路
64 書き込み回路
65 読み出し回路
66 シフトレジスタ
69 メモリ素子
74 フリップフロップ
77 保護ビット
80 読み書き制御回路
98 保護動作回路
99,99A,99B レギュレータ
100,101 電池パック
110,111 二次電池保護装置
120,121 二次電池保護回路
191,195 出力トランジスタ
210 書き込み許可回路
220 書き込み電圧検出回路
15 クロック入力端子
21 異常検出回路
22 過充電検出回路
27 過放電検出回路
32 放電過電流検出回路
35 充電過電流検出回路
38 短絡検出回路
44 論理回路
60 メモリ
61 書き込み防止回路
62 メモリセル回路
63 周辺回路
64 書き込み回路
65 読み出し回路
66 シフトレジスタ
69 メモリ素子
74 フリップフロップ
77 保護ビット
80 読み書き制御回路
98 保護動作回路
99,99A,99B レギュレータ
100,101 電池パック
110,111 二次電池保護装置
120,121 二次電池保護回路
191,195 出力トランジスタ
210 書き込み許可回路
220 書き込み電圧検出回路
Claims (10)
- 二次電池を保護する二次電池保護回路であって、
前記二次電池保護回路の電源端子と、
前記二次電池の状態を監視して、前記二次電池の状態に基づいて前記二次電池と負荷の間の電流経路をオンオフ制御する信号を生成する保護動作回路と、
前記電源端子に入力される書き込み電圧によって、前記二次電池保護回路の動作を制御するデータを書き込み可能な不揮発性のメモリと、
前記電源端子に入力される入力電圧に基づいて、前記書き込み電圧が供給される高耐圧回路よりも耐圧が低い低耐圧回路に供給する供給電圧を生成する電圧生成回路と、
前記電源端子に入力される入力電圧が前記書き込み電圧の判定が可能な判定電圧よりも高いとき、前記電源端子を介して前記二次電池の状態を検出する前記保護動作回路の保護状態に基づいて、前記メモリへの書き込みを可能にする制御回路とを備える、二次電池保護回路。 - 前記二次電池の過充電の検出用の閾値電圧は、前記書き込み電圧よりも低く設定され、
前記二次電池の過充電保護状態は、前記保護動作回路が前記二次電池の過充電を前記閾値電圧に基づき検出し、所定の遅延時間経過後に保護状態信号を出力し、前記二次電池と前記負荷の間の電流経路をオフして前記二次電池の過充電保護を行っている状態である、請求項1に記載の二次電池保護回路。 - 前記制御回路は、前記入力電圧が前記書き込み電圧の判定が可能な判定電圧よりも高く、且つ、前記保護動作回路が前記過充電保護状態である場合、前記メモリへの書き込みを可能にする、請求項2に記載の二次電池保護回路。
- 前記メモリへの書き込みが可能である場合、前記二次電池を過充電から保護するように動作する、請求項1から3のいずれか一項に記載の二次電池保護回路。
- 前記電圧生成回路は、前記供給電圧を前記書き込み電圧よりも低い電圧でクランプする、請求項1から4のいずれか一項に記載の二次電池保護回路。
- 前記電圧生成回路は、前記供給電圧を出力する出力トランジスタを有するレギュレータである、請求項5に記載の二次電池保護回路。
- 前記出力トランジスタは、デプレッション型のNチャネルMOSトランジスタである、請求項6に記載の二次電池保護回路。
- 請求項1から7のいずれか一項に記載の二次電池保護回路と、
前記二次電池の充電経路を遮断可能な充電経路遮断部と、
前記二次電池の放電経路を遮断可能な放電経路遮断部とを備える、二次電池保護装置。 - 請求項8に記載の二次電池保護装置と、前記二次電池とを備える、電池パック。
- 二次電池を保護する二次電池保護回路に備えられる不揮発性のメモリにデータを書き込むデータ書き込み方法であって、
前記二次電池保護回路は、前記二次電池の状態を監視して、前記二次電池の状態に基づいて前記二次電池と負荷の間の電流経路をオンオフ制御する信号を生成する保護動作回路を有し、
前記メモリは、前記二次電池保護回路の電源端子に入力される書き込み電圧によって、前記二次電池保護回路の動作を制御するデータを書き込み可能であり、
前記電源端子に入力される入力電圧が前記書き込み電圧の判定が可能な判定電圧よりも高いとき、前記電源端子を介して前記二次電池の状態を検出する前記保護動作回路の保護状態に基づいて、前記メモリへの書き込みを可能にする、データ書き込み方法。
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