JP5968612B2 - タイヤ - Google Patents
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本発明に係るタイヤは、トレッド踏面部に、該トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に各別に開口する溝部が、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配設されたタイヤであって、複数の前記溝部は、タイヤ周方向の一方側から他方側に向けて延在しながら、互いにタイヤ幅方向に沿って同一方向に向けて延在することで、前記トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に各別に至るとともに、タイヤ周方向に隣り合う前記溝部同士の間に陸部を区画し、該溝部には、当該溝部において他の部分よりも幅狭の狭窄部が設けられ、前記狭窄部は、当該溝部のうち、前記トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に位置するタイヤ周方向の両端部と、タイヤ赤道部上に位置するタイヤ周方向の中央部と、の間に位置するように一対配設され、前記陸部は、前記トレッド踏面部のタイヤ幅方向の全長にわたって連続して延在していることを特徴とする。
また溝部に、前記狭窄部が設けられているので、トレッド踏面部における溝部の占有面積を小さく抑え、該溝部によりトレッド踏面部に区画される陸部の大きさを確保して剛性の高い陸部とすることが可能になり、当該タイヤのコーナリングフォースを確保し易くすることができる。
以上より、当該タイヤによれば、コーナリングフォースを確保しつつ、排水性を向上させることができる。
この非空気入りタイヤ1は、図示されない車軸に取り付けられる取り付け体11と、取り付け体11をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体13と、取り付け体11とリング状体13との間にタイヤ周方向に沿って複数配設されるとともに、これらの取り付け体11とリング状体13とを相対的に弾性変位自在に連結する連結部材15と、リング状体13の外周面側にその全周にわたって配設されたトレッド部材16と、を備えている。
装着筒部17、外リング部18、およびリブ19は例えばアルミニウム合金等の金属材料で一体に形成されている。装着筒部17および外リング部18はそれぞれ、円筒状に形成され前記軸線Oと同軸に配設されている。複数のリブ19は、前記軸線Oを基準とする点対称に配置されている。
なお、外リング部18において、タイヤ周方向で隣り合うキー溝部18a同士の間に位置する部分には、タイヤ径方向に貫通する肉抜き孔がタイヤ幅方向Hに間隔をあけて複数配置されてなる孔列18cが、タイヤ周方向に間隔をあけて複数形成されている。また、リブ19にも、タイヤ幅方向Hに貫通する肉抜き孔19aが形成されている。
また、リング状体13は外装体12よりもタイヤ幅方向Hの大きさ、つまり幅が大きくなっており、図示の例では、リング状体13は円筒状に形成されている。
連結部材15は、第1弾性連結板21が一のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置され、かつ第2弾性連結板22が前記一のタイヤ幅方向Hの位置とは異なる他のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されるように、タイヤ周方向に沿って複数(図示の例では60個)設けられている。
すなわち、複数の第1弾性連結板21は、タイヤ幅方向Hにおける同一の位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されるとともに、複数の第2弾性連結板22は、第1弾性連結板21からタイヤ幅方向Hに離れた同一のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されている。
そして、タイヤ周方向で隣り合う第1弾性連結板21同士は互いに非接触とされ、タイヤ周方向で隣り合う第2弾性連結板22同士も互いに非接触となっている。さらに、タイヤ幅方向Hで隣り合う第1弾性連結板21および第2弾性連結板22同士も互いに非接触となっている。
なお、第1弾性連結板21および第2弾性連結板22それぞれの幅は互いに同等になっている。また、第1弾性連結板21および第2弾性連結板22それぞれの厚さも互いに同等になっている。
また、1つの連結部材15における第1弾性連結板21および第2弾性連結板22の各一端部21a、22aは、リング状体13の内周面において、タイヤ幅方向Hの位置を互いに異ならせて、タイヤ周方向における同一の位置に連結されている。
第2弾性連結板22に形成された複数の湾曲部22d〜22fは、タイヤ周方向の一方側に向けて突となるように湾曲した第1湾曲部22dと、第1湾曲部22dと一端部22aとの間に位置しかつタイヤ周方向の他方側に向けて突となるように湾曲した第2湾曲部22eと、第1湾曲部22dと他端部22bとの間に位置しかつタイヤ周方向の他方側に向けて突となるように湾曲した第3湾曲部22fと、を有している。
図示の例では、第1湾曲部21d、22dは、第2湾曲部21e、22eおよび第3湾曲部21f、22fよりも、前記タイヤ側面視の曲率半径が大きくなっている。なお、第1湾曲部21d、22dは、第1弾性連結板21および第2弾性連結板22の前記延びる方向における中央部に配置されている。
また、両弾性連結板21、22それぞれにおいて、前述した延びる方向の中央部から前記一端部21a、22aにわたる一端側部分は、該中央部から前記他端部21b、22bにわたる他端側部分よりも厚さが大きくなっている。これにより、連結部材15の重量の増大を抑えたり、連結部材15の柔軟性を確保したりしながら、第1、第2弾性連結板21、22において大きな負荷がかかり易い一端側部分の強度を高めることができる。なお、これらの一端側部分と他端側部分とは段差なく滑らかに連なっている。
さらに本実施形態では、外装体12は、タイヤ幅方向Hの一方側に位置する一方側分割外装体25と、タイヤ幅方向Hの他方側に位置する他方側分割外装体26と、に分割されている。また、リング状体13は、図1に示されるように、タイヤ幅方向Hの一方側に位置する一方側分割リング状体23と、タイヤ幅方向Hの他方側に位置する他方側分割リング状体24と、に分割されている。なお図示の例では、外装体12およびリング状体13はそれぞれ、タイヤ幅方向Hの中央部で分割されている。
さらに本実施形態では、一方側分割外装体25、一方側分割リング状体23および第1弾性連結板21、並びに他方側分割外装体26、他方側分割リング状体24および第2弾性連結板22はそれぞれ、鋳造若しくは射出成形により一体に形成されている。
以下、一方側分割外装体25、一方側分割リング状体23および第1弾性連結板21が一体に形成されたものを第1分割ケース体31といい、他方側分割外装体26、他方側分割リング状体24および第2弾性連結板22が一体に形成されたものを第2分割ケース体32という。
また、第1、第2分割ケース体31、32それぞれにおいて、一方側、他方側分割外装体25、26と、一方側、他方側分割リング状体23、24と、第1、第2弾性連結板21、22と、は、互いに異なる材質で形成してもよいし、同一の材質で形成してもよい。なお、この材質としては、金属材料や樹脂材料等が挙げられるが、軽量化の観点から樹脂材料、特に熱可塑性樹脂が好ましい。
なお、第1、第2分割ケース体31、32それぞれの全体を各別に同時に射出成形する場合には、外装体12に形成された複数の突条部12aをゲート部分としてもよい。
また、一方側分割外装体25、および他方側分割外装体26それぞれのタイヤ幅方向Hの端縁同士は、タイヤ幅方向Hに離れている。これにより、取り付け体11に外嵌される外装体12の内周面にバリが生ずることが防止されている。
そして、前述のように連結するに際し、各連結部材15が前記タイヤ側面視で前述のように線対称となるように、第1分割ケース体31および第2分割ケース体32それぞれのタイヤ周方向の位置を合わせつつ、これらの両分割ケース体31、32のタイヤ幅方向Hの向きを互いに逆向きにした状態で、第1分割ケース体31および第2分割ケース体32の各リング状体13のタイヤ幅方向Hの端縁同士を突き合わせて連結する。
そして本実施形態では、溝部41は、図5に示されるように、タイヤ周方向の一方側から他方側に向けて延在しながら、トレッド踏面部16aのタイヤ幅方向Hの両端に各別に至っている。なお図示の例では、溝部41は、タイヤ周方向の一方側から他方側に向けて延在しながら、タイヤ幅方向Hの他方側から一方側に向けて延在している。
一対の接続部41d、41eのうち、溝部41におけるタイヤ周方向の端部41bと狭窄部41aとを接続する第1接続部41dは、前記端部41bから狭窄部41aに向かうに従い漸次、幅狭になっている。ここで、第1接続部41dを画成する壁面のうち、タイヤ径方向の外側を向く底壁面からタイヤ径方向の外側に向けて延設された一対の側壁面は、タイヤ幅方向Hの外側または内側を向いている。そして、これらの一対の側壁面のうち、タイヤ幅方向Hの外側を向く側壁面が、タイヤ幅方向Hの外側に向けて張り出すことにより、第1接続部41dが、前記端部41bから狭窄部41aに向かうに従い漸次、幅狭になっている。
そして前記タイヤ平面視において、溝部41のうち、狭窄部41aにおける溝幅中心線Laは、タイヤ周方向の端部41bおよび中央部41cにおける各溝幅中心線Lb、Lcよりも、タイヤ周方向に沿って延在する基準線Lsに対してなす傾斜角度θが小さくなっている。さらに図示の例では、溝部41のうち、タイヤ周方向の端部41bの溝幅中心線Lbは、タイヤ周方向の中央部41cの溝幅中心線Lcよりも、前記傾斜角度θが大きくなっている。
そして、溝部41におけるタイヤ周方向の中央部41cが、当該溝部41に対してタイヤ周方向の一方側に位置する溝部41における狭窄部41aと、当該溝部41に対してタイヤ周方向の他方側に位置する溝部41における狭窄部41aと、にタイヤ幅方向Hに挟み込まれるように、複数の溝部41が、トレッド踏面部16aに配設されている。
陸部42は、タイヤ周方向に隣り合う溝部41同士のうち、タイヤ周方向の両端部41b同士の間に各別に配設された一対の周端小陸部42aと、タイヤ周方向の中央部41c同士の間に配設された中央小陸部42bと、一対の周端小陸部42aと中央小陸部42bとを各別に接続するとともに、周端小陸部42aおよび中央小陸部42bよりも幅狭の一対の接続小陸部42cと、が一体に連設されてなる。
なお図示の例では、溝部41の一対の狭窄部31aのうち、タイヤ周方向の一方側に位置する狭窄部41aは、当該溝部41を間に挟んでタイヤ周方向に隣り合う陸部42同士のうち、タイヤ周方向の一方側に位置する陸部42における中央小陸部42bと、タイヤ周方向の他方側に位置する陸部42における周端小陸部42aと、の間に位置している。また、前記一対の狭窄部41aのうち、タイヤ周方向の他方側に位置する狭窄部41aは、当該溝部41を間に挟んでタイヤ周方向に隣り合う陸部42同士のうち、タイヤ周方向の一方側に位置する陸部42における周端小陸部42aと、タイヤ周方向の他方側に位置する陸部42における中央小陸部42bと、の間に位置している。
なお被視認体43は、前記タイヤ平面視においてタイヤ赤道部CLに対して傾斜するようにタイヤ周方向に延在しており、被視認体43のタイヤ周方向に沿った長さLは、例えばトレッド踏面部16aのタイヤ周方向に沿った全長の約35%以下などとなっていてもよい。
また被視認体43は、前記底壁面に形成されタイヤ径方向の外側(配置凹部の開口方向)に向けて開口する配置凹部44内に配置されており、図示の例では、被視認体43は、表面と反対の裏面が、配置凹部44を画成する壁面のうち、タイヤ径方向の外側を向く図示しない底面に固着されるシート状に形成されている。そして被視認体43は、前記タイヤ平面視(開口方向から見た正面視)において、配置凹部44と同形同大に形成されており、被視認体43の外周縁と配置凹部44の内周縁とは、互いの全周にわたって当接している。
そして被視認体43の表面は、トレッド踏面部16aよりも反射輝度が高くなっている。
また溝部41に、前記狭窄部41aが設けられているので、トレッド踏面部16aにおける溝部41の占有面積を小さく抑えることが可能になり、該溝部41によりトレッド踏面部16aに区画される陸部42の大きさを確保して剛性の高い陸部42とすることが可能になり、当該非空気入りタイヤ1のコーナリングフォースを確保し易くすることができる。
以上より、当該非空気入りタイヤ1によれば、コーナリングフォースを確保しつつ、排水性を向上させることができる。
またトレッド部材16が、リング状体13の外周面側にその全周にわたって配設されているので、トレッド踏面部16aに配設される被視認体43の表面積を確保し易くすることが可能になり、視認性を向上させ易くすることができる。
さらに前述のように、トレッド部材16の変形量が抑えられるので、被視認体43をトレッド踏面部16aから離脱させ難くすることが可能になり、視認性を確実に向上させることができる。
さらに、当該非空気入りタイヤ1が、例えば前記小型車両のような低重量の車両に装着され低速度で走行する場合などには、走行時にトレッド部材16が歪み変形し難いことから、被視認体43をトレッド踏面部16aから一層離脱させ難くすることができる。
ここで前記底壁面は、溝部41の側壁面に比べて、走行時に歪み変形し難いことから、前述のように、被視認体43が前記底壁面に配設されることにより、該被視認体43をトレッド踏面部16aからより一層離脱させ難くすることができる。
さらに、被視認体43が、前記配置凹部44と同形同大に形成されているので、例えば、溝部41内を水が流動するときに、被視認体43がその外周縁から水圧を受けるのを抑え易くすること等が可能になり、被視認体43をトレッド踏面部16aからより一層離脱させ難くすることができる。
また、被視認体43が、トレッド踏面部16aにタイヤ周方向に複数配設されているので、複数の被視認体43のうちの一部が離脱した場合であっても、他の被視認体43により視認性を確保し易くすることが可能になり、例えばこれらの複数の被視認体43と同等の範囲にわたって、1つの被視認体がタイヤ周方向に連続して配設されている場合に比べて、視認性を確保し易くすることができる。
さらに、第1弾性連結板21が、一のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されるとともに、第2弾性連結板22が、他のタイヤ幅方向Hの位置にタイヤ周方向に沿って複数配置されているので、タイヤ周方向で隣り合う連結部材15同士が干渉し合うのを抑えることが可能になり、その配設個数に制限が生ずるのを抑制することができる。
しかも、前述のように、各分割ケース体31、32において、リング状体13と外装体12との間には、両弾性連結板21、22のうちの一方だけが配設されていることから、各分割ケース体31、32を鋳造若しくは射出成形により一体に形成するに際し、溶湯や溶融樹脂を、型の内部の隅々にまで確実に到達させ易くすることが可能になるとともに、型の構造が複雑になるのを抑えることも可能になり、この非空気入りタイヤ1をより一層容易かつ確実に形成することができる。
例えば、前記実施形態では、被視認体43は、溝部41の中央部41cおよび第2接続部41eにおける底壁面に配設されているものとしたが、これに限られるものではなく、溝部41のタイヤ周方向の端部41bにおける底壁面などに配設されていてもよい。
また、前記実施形態では、被視認体43は、溝部41の底壁面に配設されているものとしたが、これに代えて溝部41の側壁面に配設されていてもよい。
さらに前記実施形態では、被視認体43が、タイヤ周方向に複数配設されるものとしたが、1つであってもよい。
さらにまた、前記実施形態では、被視認体43は、タイヤ周方向の全長にわたって連続的に配設されているものとしたが、これに限られるものではない。例えば、被視認体が、トレッド踏面部にタイヤ周方向の全長にわたって間欠的に配設されていてもよい。
また被視認体43はなくてもよい。
さらに前記実施形態では、狭窄部41aを画成する一対の側壁面は、陸部42が弾性変形したときに、互いに当接するように構成されているものとしたが、これに限られない。
さらにまた、前記実施形態では、前記タイヤ平面視において、溝部41のうち、狭窄部41aにおける溝幅中心線Laは、タイヤ周方向の端部41bおよび中央部41cにおける各溝幅中心線Lb、Lcよりも、前記傾斜角度θが小さくなっているものとしたが、これに限られない。さらに、狭窄部の溝幅中心線が、前記基準線に対して傾斜しておらず、タイヤ周方向に沿って延在していてもよい。
また、前記実施形態では、連結部材15として第1弾性連結板21および第2弾性連結板22をそれぞれ1つずつ備えた構成を示したが、これに代えて、1つの連結部材15に第1弾性連結板21および第2弾性連結板22がそれぞれ複数ずつ、互いのタイヤ幅方向Hの位置を異ならせて備えられた構成を採用してもよい。
また、連結部材15を、外装体12とリング状体13との間にタイヤ幅方向Hに沿って複数設けてもよい。
また、前記実施形態に代えて、両連結板21、22の各一端部21a、22aを、リング状体13の内周面にタイヤ周方向位置を互いに異ならせて連結してもよい。
また、外装体12およびリング状体13をタイヤ幅方向Hに3個以上分割してもよいし、分割しなくてもよい。
さらに、第1、第2分割ケース体31、32は、前記実施形態に限らず例えば、切削加工等で形成してもよい。
また前記実施形態では、連結部材15は、外装体12の外周面とリング状体13の内周面とを互いに連結するものとしたが、取り付け体11の外周面側とリング状体13の内周面側とを連結する他の構成に適宜変更してもよい。例えば、外装体12を備えない構成において、連結部材15が、取り付け体11の外周面とリング状体13の内周面とを互いに連結してもよい。
11 取り付け体
13 リング状体
15 連結部材
16 トレッド部材
16a トレッド踏面部
41 溝部
41a 狭窄部
41b 端部
41c 中央部
43 被視認体
CL タイヤ赤道部
H タイヤ幅方向
La、Lb、Lc 溝幅中心線
Ls 基準線
θ 傾斜角度
Claims (4)
- トレッド踏面部に、該トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に各別に開口する溝部が、タイヤ周方向に間隔をあけて複数配設されたタイヤであって、
複数の前記溝部は、タイヤ周方向の一方側から他方側に向けて延在しながら、互いにタイヤ幅方向に沿って同一方向に向けて延在することで、前記トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に各別に至るとともに、タイヤ周方向に隣り合う前記溝部同士の間に陸部を区画し、
該溝部には、当該溝部において他の部分よりも幅狭の狭窄部が設けられ、
前記狭窄部は、当該溝部のうち、前記トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に位置するタイヤ周方向の両端部と、タイヤ赤道部上に位置するタイヤ周方向の中央部と、の間に位置するように一対配設され、
前記陸部は、前記トレッド踏面部のタイヤ幅方向の全長にわたって連続して延在していることを特徴とするタイヤ。 - トレッド踏面部に、該トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に各別に開口する溝部が配設されたタイヤであって、
前記溝部は、タイヤ周方向の一方側から他方側に向けて延在しながら、前記トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に各別に至り、
該溝部には、当該溝部において他の部分よりも幅狭の狭窄部が設けられ、
前記狭窄部は、当該溝部のうち、前記トレッド踏面部のタイヤ幅方向の両端に位置するタイヤ周方向の両端部と、タイヤ赤道部上に位置するタイヤ周方向の中央部と、の間に位置するように一対配設され、
当該タイヤをタイヤ径方向の外側から見たタイヤ平面視において、前記溝部のうち、前記狭窄部における溝幅中心線は、タイヤ周方向の端部および中央部における各溝幅中心線よりも、タイヤ周方向に沿って延在する基準線に対してなす傾斜角度が小さく、
前記狭窄部を画成する壁面のうち、タイヤ径方向の外側を向く底壁面からタイヤ径方向の外側に向けて延設された一対の側壁面は、当該溝部により前記トレッド踏面部に区画される陸部が弾性変形したときに、互いに当接するように構成されていることを特徴とするタイヤ。 - 請求項1または2に記載のタイヤであって、
車軸に取り付けられる取り付け体と、
該取り付け体をタイヤ径方向の外側から囲繞するリング状体と、
前記取り付け体と前記リング状体との間にタイヤ周方向に沿って複数配設されるとともに、これらの取り付け体とリング状体とを相対的に弾性変位自在に連結する連結部材と、
前記リング状体の外周面側にその全周にわたって配設され、外周面に前記トレッド踏面部が設けられたトレッド部材と、を備えることを特徴とするタイヤ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のタイヤであって、
前記溝部を画成する壁面には、表面が外部に露出する被視認体が配設され、
前記被視認体の表面は、前記トレッド踏面部よりも反射輝度が高いことを特徴とするタイヤ。
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