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JP5826423B1 - 紐留具 - Google Patents

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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】紐を片手で簡単に緩めたり締めたりすることができる紐留具を提供する。【解決手段】基盤部11に第1連通孔10A、第2連通孔10B、第3連通孔10C、及び、第4連通孔10Dを設け、紐M1を、基盤部11の他方側から第1連通孔10Aに通し、次に、一方側から第2連通孔10Bに通す。また、基盤部11の他方側から第3連通孔10Cに通し、次に、一方側から第4連通孔10Dに通す。一対の押込み部21と、基盤部11に設けた分割経路部30との間に、第1連通孔10Aと第2連通孔10Bとの間に通した紐M1を挟み、一対の押込み部21を分割経路部30に対して押し込むことにより、第1連通孔10A、第2連通孔10B、一対の押込み部21の先端部、及び、分割経路部30の間で紐M1を蛇行させる。【選択図】図7

Description

本発明は、紐の締付け状態を簡単に調節することができる紐留具に関する。
一般に、紐締めタイプの靴は、靴胛部に沿って設けられた紐孔又は掛け具に靴紐を順次掛け通してその両端部相互を結ぶようになっている。しかし、このようない紐締めタイプの靴では、歩行しやすいようにきつめに紐を結ぶ場合には、靴を履くたびに紐を結びなおさなければならず、手間がかかり煩わしいという問題があった。また、履きやすさを優先して緩めに紐を結ぶ場合には、このような煩わしさはないものの、歩行しやすさが低下してしまうという問題があった。特に、体に障害がある者や要介護者においては、安全性の面からも紐をきつめに結ぶことが好ましいが、片手が使えない場合もあり、煩わしさはより顕著である。そこで、片手でもワンタッチで簡単に紐を緩めたり締めたりする紐留具が望まれていた。
特開2011−92665号公報
なお、特許文献1には、靴紐が挿通される2つの紐通し穴を持つ係止部材と、この係止部材を収容して係止部材の紐通し穴と整合して紐が挿通できる2つの横穴を持つ係止受け部と、係止部材と係止受け部との間に配設されて紐通し穴が整合しないように機能するスプリングとを有する靴紐締め付け補助具が記載されている。この靴紐締め付け補助具は、係止部材の紐通し穴及び係止受け部の横穴に靴紐をループ状に通し、係止部材を押して紐通し穴と横穴とを整合させて、靴紐のループ状に引き出した部分の長さを調整することにより、靴紐を緩めたり締めたりするようになっている。しかしながら、本願発明は、特許文献1とは具体的な構成が異なっており、本願発明によれば片手で簡単に紐を緩めたり締めたりすることができるのに対して、特許文献1では、片手で係止部材を押して紐通し穴と横穴とを整合させ、もう片方の手で靴紐のループ状に引き出した部分の長さを調整するので、片手では難しいという問題がある。
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、紐を片手で簡単に緩めたり締めたりすることができる紐留具を提供することを目的とする。
本発明の紐留具は、一方側と他方側とを連通する第1連通孔、第2連通孔、第3連通孔、及び、第4連通孔を有し、紐を、第1連通孔に他方側から通し次に第2連通孔に一方側から通し、また、第3連通孔に他方側から通し次に第4連通孔に一方側から通して配設する支持部材と、支持部材の一方側において、第1連通孔と第2連通孔とを結ぶ方向に対して交差する方向に、支持部材から突出して設けられた分割経路部と、間隔を開けて一方向に伸長して設けられた一対の押込み部と、この一対の押込み部を一方の端部側で連結する連結部とを有し、支持部材の一方側において、一対の押込み部の伸長方向に移動可能に配設され、一対の押込み部と分割経路部との間に紐の一部を挟み、分割経路部が一対の押込み部の間において連結部側に位置するように移動させることにより、第1連通孔、第2連通孔、一対の押込み部の先端部、及び、分割経路部の間で紐を蛇行させる移動部材とを備えたものである。
本発明によれば、第1連通孔、第2連通孔、第3連通孔、及び、第4連通孔が形成された支持部材に分割経路部を設け、連結部により連結された一対の押込み部を伸長方向に移動可能に配設して、一対の押込み部と分割経路部との間に紐の一部を挟み、分割経路部が一対の押込み部の間において連結部側に位置するように移動させることにより、第1連通孔、第2連通孔、一対の押込み部の先端部、及び、分割経路部の間で紐を蛇行させるようにしたので、一対の押込み部を分割経路部に対して押し込む方向に移動させることにより、第1連通孔と第2連通孔との間に引き込まれる紐の長さを長くし、逆に引き出す方向に移動させることにより、第1連通孔と第2連通孔との間に引き込まれる紐の長さを短くすることができる。よって、一対の押込み部を移動させることにより、片手で簡単に紐を緩めたり締めたりすることができる。
また、分割経路部が連結部側に位置するように移動部材を移動させた状態に係止する移動係止爪を有するようにすれば、更には、移動係止爪は、分割経路部を押圧することにより、移動部材から離間する方向に移動可能とするようにすれば、安定して動作させることができる。
加えて、一対の押込み部に、支持部材から引き出す方向に移動させた時に、挿入口に係止して挿入口から先端部が抜けないようにする先端係止爪を設けるようにすれば、移動部材と支持部材とが分離されず、取扱いを容易とすることができる。
更にまた、一対の押込み部の先端部を基盤部に対して傾斜して形成し、一対の押込み部の先端面を基盤部及びカバー部の側よりも中央部が窪むように形成するようにすれば、紐を引掛けて容易に引き込むことができる。また、傾斜させることにより、支持部材の内部のスペースを確保し、紐の種類が丸状や太い平板状等のように異なるものであっても、容易に挿入することができる。
本発明の一実施の形態に係る紐留具の外観構成を表す図である。 図1に示した紐留具を分解して表す図である。 図1に示した紐留具のIII−III線に沿った断面構造を表す図である。 図1に示した紐留具のIV−IV線に沿った端面構造を表す図である。 図1に示した紐留具のV−V線に沿った端面構造を表す図である。 図1に示した紐留具を靴に取り付けた状態を表す図である。 図1に示した紐留具の動作を表す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る紐留具1の外観構成を表すものであり、図2は紐留具1を分解して表すもの、図3から図5は紐留具1の断面構造又は端面構造を表すものである。図6は、紐留具1を靴Mに取り付けた状態を表すものである。図7は、紐留具1の動作を表すものである。この紐留具1は、例えば、靴Mの紐M1に取り付けて、紐M1を緩めたり締めたりするものである。この紐留具1は、例えば、紐M1を通す第1連通孔10A、第2連通孔10B、第3連通孔10C、及び、第4連通孔10Dが設けられた支持部材10と、この第1連通孔10Aと第2連通孔10Bとの間で紐M1を押圧し、紐M1を引き込むための移動部材20とを備えている。
支持部材10は、例えば、基盤部11と、この基盤部11との間に移動部材20を挿入するための空間を形成して基盤部11を覆うように設けられたカバー部12とを有している。なお、図2では、基盤部11及び移動部材20はカバー部12の側から見た構成、カバー部12は基盤部11の側から見た構成を表している。基盤部11は、例えば、移動部材20の挿入方向において、中央がカバー部12の側に突出するように湾曲された板状に形成されている。カバー部12は、例えば、基盤部11と間隔を開けて対向するように設けられた上部と、この上部と基盤部11とを接続するように設けられた側部とを有している。基盤部11のカバー部12の側の側部周縁部には、例えば、カバー部12を取り付けるための嵌合孔11Aが複数設けられている。カバー部12の側部の下側には、例えば、基盤部11の嵌合孔11に対応する位置に嵌合凸部12Aが複数形成されている。カバー部12は、例えば、嵌合凸部12Aを嵌合孔11Aに嵌合させることにより、基盤部11に対して着脱可能に配設されている。支持部材10の側部、具体的には、カバー部12の側部には、例えば、移動部材20の挿入方向における一方の側に、移動部材20を挿入するための挿入口13が設けられている。
第1連通孔10A、第2連通孔10B、第3連通孔10C、及び、第4連通孔10Dは、基盤部11とカバー部12との間の内側を一方側、その外側を他方側とし、一方側と他方側とを連通するように設けられている。具体的には、第1連通孔10A、第2連通孔10B、第3連通孔10C、及び、第4連通孔10Dは、例えば、基盤部11の一方側と他方側とを連通するように設けられている。第1連通孔10Aと第2連通孔10B、又は、第3連通孔10Cと第4連通孔10Dは、例えば、それぞれ対になっており、移動部材20の挿入方向に対して垂直方向において対向するように配置されている。また、第1連通孔10A及び第2連通孔10Bと、第3連通孔10C及び第4連通孔10Dとは、例えば、移動部材20の挿入方向において対向するように配置されており、第1連通孔10A及び第2連通孔10Bは挿入口13の側に設けられ、第3連通孔10C及び第4連通孔10Dは反対側に設けられている。
支持部材10は、例えば、紐M1を、他方から第1連通孔10Aに通し次に一方側から第2連通孔10Bに通し、また、他方から第3連通孔10Cに通し次に一方側から第4連通孔10Dに通すことにより配設して用いられるようになっている。
支持部材10の一方側には、第1連通孔10Aと第2連通孔10Bとを結ぶ方向に対して交差する方向に、支持部材10から突出して分割経路部30が設けられている。具体的には、分割経路部30は、例えば、基盤部11の一方側に、カバー部12の上部の方に突出して設けられている。分割経路部30は、第1連通孔10A及び第2連通孔10Bと、第3連通孔10C及び第4連通孔10Dとの間の領域において、第1連通孔10A及び第2連通孔10Bの側に寄って設けられていることが好ましい。
また、基盤部11には、例えば、移動部材20の挿入方向に、挿入口13の側から一対の切込み11Bが入っている。分離経路部30は、この一対の切込み11Bにより分離された分離部11Cに配設されていることが好ましい。分離部11Cの挿入口13の側には、例えば、一方側に、移動部材20を挿入した状態に係止する移動係止爪11Dがカバー部12の上部の方に突出して設けられていることが好ましい。カバー部12の上部には、例えば、分離経路部30に対応して、分離経路部30を露出させるための開口部12Bが設けられていることが好ましい。これにより、移動係止爪11Dは、例えば、分割経路部30を押圧することにより、移動部材20から離間する方向に移動可能とされており、それにより、移動部材20の係止を解除できるようになっている。
移動部材20は、間隔を開けて一方向に伸長して設けられた一対の押込み部21と、この一対の押込み部21を一方の端部側で連結する連結部22とを有している。移動部材20は、支持部材10の一方側、例えば、基盤部11とカバー部12との間において、一対の押込み部21の伸長方向に移動可能に配設されている。移動部材20は、一対の押込み部21と分割経路部30との間に紐M1の一部を挟み、分割経路部30が一対の押込み部21の間において連結部22の側に位置するように移動されることにより、第1連通孔10A、第2連通孔10B、一対の押込み部21の先端部、及び、分割経路部30の間で紐M1を蛇行させるようになっている。
一対の押込み部21の先端部は、基盤部11に対して傾斜して形成されていることが好ましい。傾斜させることにより、支持部材10の内部のスペースを確保し、紐M1の種類が丸状や太い平板状等のように異なるものであっても、容易に挿入することができるようにするためである。一対の押込み部21の先端面は、基盤部11の側及びカバー部12の側よりも中央部が窪んで形成されていることが好ましい。一対の押込み部21には、例えば、支持部材10から引き出す方向に移動させた時に、挿入口13に係止して挿入口13から先端部が抜けないようにする先端係止爪23が設けられ得いることが好ましい。
この紐留具1は、例えば、図6に示したように、紐締めタイプの靴Mに取り付けて用いることができる。具体的には、まず、例えば、1本の紐M1により、爪先から履口部に向かい、左右の甲被部に設けられた複数の紐孔M2を交互に通して編む。その際、例えば、任意の位置において、左右どちらか一方の甲被部の紐孔M2から引き出した紐M1を、基盤部11の第1連通孔10Aに他方側から通し、次に、一方側から第2連通孔10Bに通し、続いて、同一列の紐孔M2に通したのち、再び、交互に通して編む。また、左右どちらか他方の甲被部の紐孔M2から引き出した紐M1を、基盤部11の第3連通孔10Cに他方側から通し、次に、一方側から第4連通孔10Dに通し、続いて、同一列の紐孔M2に通したのち、再び、交互に通して編む。
その後、例えば、履口部において、第1連通孔10A及び第2連通孔10Bに通した方の紐M1に靴Mを楽に履いたり脱いだりできる程度の緩みを持たせて、左右の紐M1を結ぶ。次いで、例えば、図7(A)に示したように、第1連通孔10Aと第2連通孔10Bとの間に通した紐M1を分割経路部30との間に挟むように、一対の押込み部21を挿入口13に配置する。続いて、例えば、一対の押込み部21に設けられた先端係止爪23を挿入口13の内側に入れて、基盤部11にカバー部12を配設する。なお、図7では、カバー部12を省略し、紐M1には網掛けを付して表している。
次に、例えば、紐M1が緩んでいる状態で靴Mを履き、移動部材20を押圧して、一対の押込み部21を分割経路部30に対して押し込む方向に移動させる。これにより、例えば、図7(B)に示したように、移動部材20は、分割経路部30が一対の押込み部21の間において連結部22の側に位置するように移動し、第1連通孔10Aと第2連通孔10Bとの間の紐M1は一対の押込み部21の先端部に引掛けられて押され、第1連通孔10A、第2連通孔10B、一対の押込み部21の先端部、及び、分割経路部30の間で蛇行して配置される。つまり、緩んでいた紐M1は、支持部材10の他方側から一方側に引き込まれて、締まった状態となる。また、移動部材20は、移動係止爪11Dにより係止され、挿入した状態、すなわち、分割経路部30が連結部22の側に位置するように移動された状態に保持される。
また、靴Mを脱ぐ際には、例えば、分割経路部30を押し、移動係止爪11Dを移動部材20から離間させて、移動部材20の係止を解除し、移動部材20を引き出す方向に移動させる。これにより、例えば、図7(A)に示したように、移動部材20は、分割経路部30が一対の押込み部21の先端側に位置するように移動し、第1連通孔10Aと第2連通孔10Bとの間の紐M1は、支持部材10の一方側から他方側に引き出すことが可能となり、緩んだ状態となる。従って、紐M1を結び直さなくても、容易に靴Mを履いたり脱いだりすることができる。
このように、本実施の形態によれば、第1連通孔10A、第2連通孔10B、第3連通孔10C、及び、第4連通孔10Dが形成された支持部材10に分割経路部30を設け、連結部22により連結された一対の押込み部21を伸長方向に移動可能に配設して、一対の押込み部21と分割経路部30との間に紐M1の一部を挟み、分割経路部30が一対の押込み部21の間において連結部22の側に位置するように移動させることにより、第1連通孔10A、第2連通孔10B、一対の押込み部21の先端部、及び、分割経路部33の間で紐M1を蛇行させるようにしたので、一対の押込み部21を分割経路部30に対して押し込む方向に移動させることにより、第1連通孔10Aと第2連通孔10Bとの間に引き込まれる紐M1の長さを長くし、逆に引き出す方向に移動させることにより、第1連通孔10Aと第2連通孔10Bとの間に引き込まれる紐M1の長さを短くすることができる。よって、一対の押込み部21を移動させることにより、片手で簡単に紐M1を緩めたり締めたりすることができる。
また、分割経路部30が連結部22の側に位置するように移動部材20を移動させた状態に係止する移動係止爪11Dを有するようにすれば、更には、移動係止爪11Dは、分割経路部30を押圧することにより、移動部材20から離間する方向に移動可能とするようにすれば、安定して動作させることができる。
加えて、一対の押込み部21に、支持部材10から引き出す方向に移動させた時に、挿入口13に係止して挿入口13から先端部が抜けないようにする先端係止爪23を設けるようにすれば、移動部材20と支持部材10とが分離されず、取扱いを容易とすることができる。
更にまた、一対の押込み部21の先端部を基盤部11に対して傾斜して形成し、一対の押込み部21の先端面を基盤部11及びカバー部12の側よりも中央部が窪むように形成するようにすれば、紐M1を引掛けて容易に引き込むことができる。また、傾斜させることにより、支持部材10の内部のスペースを確保し、紐M1の種類が丸状や太い平板状等のように異なるものであっても、容易に挿入することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、本発明の紐留具1を靴Mの紐M1に取り付ける場合について説明したが、紐を締めたり緩めたりする場合について広く適用することができる。例えば、紐状のベルトや先端をひもで加工されたベルトが挙げられる。
また、上記実施の形態では、各構成要素について具体的に説明したが、全ての構成要素を備えている必要はなく、また、他の構成要素を備えていてもよい。
靴の紐等に取り付けて用いることができる。
1…紐留具、10…支持部材、10A…第1連通孔、10B…第2連通孔、10C…第3連通孔、10D…第4連通孔、11…基盤部、11A…嵌合孔、11B…切込み、11C…分離部、11D…移動係止爪、12…カバー部、12A…嵌合凸部、12B…開口部、13…挿入口、20…移動部材、21…押込み部、22…連結部、23…先端係止爪、30…分割経路部、M…靴、M2…紐、M2…紐孔

Claims (4)

  1. 一方側と他方側とを連通する第1連通孔、第2連通孔、第3連通孔、及び、第4連通孔を有し、紐を、前記第1連通孔に他方側から通し次に前記第2連通孔に一方側から通し、また、前記第3連通孔に他方側から通し次に前記第4連通孔に一方側から通して配設する支持部材と、
    前記支持部材の一方側において、前記第1連通孔と前記第2連通孔とを結ぶ方向に対して交差する方向に、前記支持部材から突出して設けられた分割経路部と、
    間隔を開けて一方向に伸長して設けられた一対の押込み部と、この一対の押込み部を一方の端部側で連結する連結部とを有し、前記支持部材の一方側において、前記一対の押込み部の伸長方向に移動可能に配設され、前記一対の押込み部と前記分割経路部との間に前記紐の一部を挟み、前記分割経路部が前記一対の押込み部の間において前記連結部側に位置するように移動させることにより、前記第1連通孔、前記第2連通孔、前記一対の押込み部の先端部、及び、前記分割経路部の間で前記紐を蛇行させる移動部材と
    を備えたことを特徴とする紐留具。
  2. 前記支持部材は、前記分割経路部が前記連結部側に位置するように前記移動部材を移動させた状態に係止する移動係止爪を有することを特徴とする請求項1記載の紐留具。
  3. 前記移動係止爪は、前記分割経路部を押圧することにより、前記移動部材から離間する方向に移動可能とされたことを特徴とする請求項2記載の紐留具。
  4. 前記支持部材は、基盤部と、この基盤部との間に前記移動部材を挿入するための空間を形成して前記基盤部を覆うように設けられたカバー部とを有し、
    前記支持部材の側部には前記一対の押込み部を挿入するための挿入口が設けられ、
    前記一対の押込み部には、前記支持部材から引き出す方向に移動させた時に、前記挿入口に係止して前記挿入口から先端部が抜けないようにする先端係止爪が設けられた
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1に記載の紐留具。
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