JP5823173B2 - 車両用シート - Google Patents
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したがって、上記のように、衝撃荷重が加わった際にシートバックフレーム(シート)が撓み変形して後傾する車両用シートにおいて、撓み量を規制し、シートバックフレーム(シート)の変形量(後傾する角度)を制御することが可能な技術が求められていた。
そして、脆弱部の変形量を規制するように、脆弱部を挟み込む位置に対向する規制部が形成されているので、一定の位置(形状)まで脆弱部が変形すると、対向する規制部が接触し、これにより脆弱部がさらに大きく変形しないように押し止められる。したがって、脆弱部の変形量が一定値よりも大きくなることなく、その結果、シートの変形量が一定値以下になるように規制(制御)することができる。
また、上記のように、衝撃荷重が加わった際、シートの変形量が大きくなりすぎることがないように規制されるため、乗員の着座姿勢に与える影響が軽減される。
また、連結部のように剛性の高い部分に第1の脆弱部を備えるため、その他の部分において第1の脆弱部を形成する場合と比較して、屈曲箇所を第1の脆弱部近傍に限定することができる。
すなわち、上記構成とすることにより、衝撃荷重が加わった際、第1の脆弱部の変形を促進し、第1の脆弱部を起点として第2の脆弱部を変形させることができる。したがって、衝撃荷重が車両用シートに加わった際、第2の脆弱部が変形し、安定して衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、第3の脆弱部は、シートバックフレームの側面において形成されているため、後面衝突時、シートバックに後傾荷重が加わった際、特にシートバックを安定して屈曲させることができる。
したがって、衝撃荷重が加わった際、第1の脆弱部及び第3の脆弱部を起点として安定してシートバックフレームを屈曲させることができ、効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
さらに、連結部のように剛性の高い部分に第1の脆弱部を備えるため、その他の部分において第1の脆弱部を形成する場合と比較して、屈曲箇所を第1の脆弱部近傍に限定することができる。
このように、第1の脆弱部、第2の脆弱部、第3の脆弱部が全て同じ高さにおいて形成されていると、衝撃荷重が加わった際、これら三箇所に備えられる脆弱部が屈曲することによってシートバックフレームが変形するため、安定して屈曲させることができる。したがって、安定して衝撃エネルギーを吸収することが可能である。
そして、これら脆弱部が全て同じ高さに形成されていることにより、少なくとも一つの脆弱部を挟み込む位置に規制部が備えられていればよい。上記の脆弱部の全てが同じ高さに備えられていることにより、衝撃荷重が加わった際、一箇所に備えられた規制部によってその他の脆弱部の変形量を制御することができる。
このように、脆弱部を挟むように対向する第1の規制部及び第2の規制部において、対向する面、すなわち規制面のうち、少なくとも、いずれか一方の規制部の規制面を平面状に形成することにより、脆弱部が変形した際、他方の規制部が当接しやすくなる。その結果、より脆弱部の変形量を正確に制御しやすくなり、安定して脆弱部の変形を規制しやすくなる。
さらに、前記規制部は、前記脆弱部を挟み込む位置に形成される二つの対向部を備え、該二つの対向部間の距離は、前記脆弱部の前記規制部によって挟まれる方向の幅よりも小さく形成されてなり、前記脆弱部は溝からなり、前記規制部の一部は前記溝と重なる位置に配置される構成とすることができる。
このように、規制部において脆弱部を挟み込む位置に形成される二つの対向部間の距離が、脆弱部の幅(規制部によって挟み込まれる方向における幅)よりも小さくなるように形成されることにより、衝撃荷重が加わり、脆弱部が変形した際、規制部の対向部同士が当接しやすくなる。対向部間の距離が脆弱部の幅よりも大きく形成されているか、ほぼ同等の大きさに形成されていると、衝撃荷重が特に大きい場合には、規制部によって脆弱部の変形(屈曲)が押し止められるよりも先に脆弱部が完全に屈曲してしまうことがあり、変形量(屈曲量)を規制することが難しい。しかし、上記構成とすることにより、脆弱部が完全に変形(屈曲)するよりも前に規制部によってその変形が押し止められ、脆弱部の変形量をより正確に一定値以下に規制(制御)することができる。
また、規制部の対向部同士の距離に依存して、規制部同士が接触するタイミングを設定することができる。
本発明によれば、シートバックフレームにおいてフレーム側部とフレーム延出部との連結部に第1の脆弱部を備え、さらに、第1の脆弱部に連結された第3の脆弱部をフレーム側部に備えることにより、後面衝突時、第1の脆弱部及び第3の脆弱部を起点としてシートバックフレームが変形し、安定して衝撃エネルギーを吸収可能な車両用シートとすることができ、また、第3の脆弱部よりも第1の脆弱部を変形しやすく形成することにより、衝撃荷重が加わった際に先に第1の脆弱部を屈曲させ、次に第3の脆弱部を屈曲させることができる。したがって、シートバックフレームの屈曲位置及び屈曲箇所を限定することができ、安定して衝撃エネルギーを吸収することができる。
本発明によれば、三箇所に形成された脆弱部がすべて同じ高さに形成されているため、衝撃荷重が加わった際、シートバックフレームが安定して変形し、その結果、安定して衝撃エネルギーを吸収することができる。
本発明によれば、対向する第1の規制部及び第2の規制部に備えられる対向する面、すなわち対向する規制面の少なくとも一方が平面状に形成されることにより、安定して脆弱部の変形量を制御することができる。
本発明によれば、規制部の対向部同士の幅が、脆弱部の幅よりも小さく形成されているため、脆弱部が完全に変形(屈曲)するよりも先に規制部によって脆弱部の変形が押し止められるため、正確に脆弱部の変形量を制御することができる。
また、左右方向とは、車両前方を向いた状態での左右方向を意味し、後述するシートバックフレーム1の幅方向と一致する方向である。また、前後方向とは、乗員が着座した状態での前後方向を意味する物である。
図1乃至図8を参照して、実施形態に係る車両用シートSについて説明する。
車両用シートSは、図1で示すように、シートバックS1(背部)、着座部S2、ヘッドレストS3より構成されており、シートバックS1(背部)及び着座部S2はシートフレームFにクッションパッド1a,2aを載置して、表皮材1b,2bで被覆されている。なお、ヘッドレストS3は、頭部の芯材(不図示)にパッド材3aを配して、表皮材3bで被覆して形成される。また符号19は、ヘッドレストS3を支持するヘッドレストピラーである。
着座フレーム2は、上述のようにクッションパッド2aを載置して、クッションパッド2aの上から表皮材2bによって覆われており、乗員を下部から支持する構成となっている。着座フレーム2は脚部(不図示)で支持されており、この脚部には、図示しないインナレールが取り付けられ、車体フロアに設置されるアウタレールとの間で、前後に位置調整可能なスライド式に組み立てられている。
また着座フレーム2の後端部は、リクライニング機構11を介してシートバックフレーム1と連結されている。
そして、本実施形態のサイドフレーム15には、後述の移動部材30が係止されている。なお、移動部材30の構成、作用は後述する。
シートバックフレーム1内(両側のサイドフレーム15の間)でシートバックフレーム1の内側領域には、クッションパッド1aを後方から支える受圧部材としての受圧部材20が配設されている。
衝撃低減部材としての移動部材30は、後面衝突等により所定以上の衝撃荷重が受圧部材20に加わったときに、連結部材(ワイヤ22)を介して伝わる衝撃荷重により乗物後方に移動すると共に受圧部材20を後方へ移動させ、乗員を後方へ移動するものである。なお、「移動」とは、水平移動、回動等の動きを指す。本実施形態では、軸部32を回動軸として回動する移動部材30について説明する。この移動部材30の乗物後方への移動により受圧部材20を乗物後方へ大きく移動させることができ、その結果、乗員を後方へ移動させるため、乗員にかかる荷重を効率的に低減することができる。
そして、本実施形態の移動部材30は、回動可能な軸部32によって、サイドフレーム15の内側、より詳細には側板15aの一部がシート内側に膨出して形成された凸部15eに軸支されている。
本実施形態では、移動部材30が、両側のサイドフレーム15に取り付けられており、これら両側に取り付けられた移動部材30は、互いに独立して移動(回動)するように構成されている。このため、荷重が左右方向に偏って生じた場合において、荷重に合わせて両側のサイドフレーム15に取り付けられた移動部材30が、各々独立して移動(回動)することになり、衝撃荷重の大きさに応じて、乗員の身体を後方へ沈み込ませることができる。
以下、受圧部材20と移動部材30の構成及び作用を説明する。
乗員が着座した通常の着座時において、シートバックS1内のクッションパッド1a、受圧部材20、ワイヤ22を介して、移動部材30を後方移動(回動)させる張力が生じる。一方、引張りコイルばね35は、移動部材30をシートバックフレーム1の前方側へ移動(回動)させるように付勢している。ここで、移動部材30に連結されている引張りコイルばね35は、通常の着座時において生じる荷重領域では撓まない荷重特性を有しているため、移動部材30は常に初期位置に制止されている。つまり、移動部材30を移動(回動)させる力に抗して初期状態に復帰させる力が、通常の着座時に最も大きくなるように構成されている。
移動部材30の移動阻止部39は移動部材30を外周方向に延出させて一体に形成されており、その当接面が移動(回動)後においてサイドフレーム15(より詳細には、後縁部15c)と当接するので、後面衝突等により所定以上の衝撃荷重が受圧部材20に加わったときであっても、移動部材30の移動(回動)を安定して停止させることができる。
この移動阻止部39は、付勢手段(引張りコイルばね35)や連結部材(ワイヤ22)と干渉しない位置に形成される。
ここで、移動部材30が移動(回動)を始める力の閾値について、通常着座している状態(ここでは、着座衝撃や乗物の急発進によって生じる小さな衝撃は除いている)でシートバックS1にかかる荷重は150N程度であるので、閾値は150Nより大きい値が好ましい。
このとき、乗員の背部がシートバックS1に沈み込むことで後方に移動しているが、ヘッドレストS3の位置はシートバックS1に対して相対的に変わらないため、ヘッドレストS3と乗員の頭部の隙間が縮まり、ヘッドレストS3で頭部を支持することができるため、頸部へ加わる衝撃を効果的に軽減することができる。
シートバックフレーム1の下部フレームは、下部フレーム基礎部17及び下部フレーム架設部18によって構成されている。下部フレーム架設部18(メンバーセンター)は、左右方向に離間して配設された一対の下部フレーム基礎部17を連結するように形成され、下部フレーム基礎部17に対して当接して配設されている。下部フレーム基礎部17は、サイドフレーム15の側板15aの下側に連結されている。そして、下部フレーム基礎部17は、側板15aの下方を延長するように形成されており、着座フレーム2との関係で、支障のない範囲で延長されている。
なお、本実施形態のシートバックフレーム1は、サイドフレーム15と下部フレーム基礎部17とが別部材で形成されているが、一体の板状フレーム等で形成してもよい。また、下部フレーム基礎部17と下部フレーム架設部18はそれぞれ別部材として形成された例を示すが、一体に形成された構成としても良い。
下部フレームを構成する下部フレーム基礎部17は、上下方向(前後方向)に延びるフレーム側部としての側方板17aと、側方板17aから左右方向の内側に向かって延出するフレーム延出部としての中間板17bとを備えている。そして、下部フレーム基礎部17は、図4に示すように、脆弱部として、側方板17aと中間板17bとを連結する連結部17x上に形成される第1の脆弱部としての孔部17kと、孔部17kと連結され、中間板17b上に形成される第2の脆弱部としての内方脆弱部17eとを有している。
なお、「フレーム側部」はサイドフレーム15の側板15aも含むものであり、さらに、「フレーム延出部」はサイドフレーム15の後縁部15cや、下部フレーム架設部18を含んでいても良いが、本実施形態としては、下部フレーム基礎部17において、脆弱部(孔部17k、内方脆弱部17e、側方脆弱部17m)が形成された例を示す。
さらに、各脆弱部が着座フレーム2とサイドフレーム15との間に形成されているため、衝撃荷重が加わった際、各脆弱部の変形が着座フレーム2やサイドフレーム15により妨げられることがなく、効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
本実施形態では、傾斜部17hがシート内側に向かうに従って上方に傾斜するように屈曲され、中間板17bの傾斜した上端部まで延設された構成を示している。
また、傾斜部17hを中間板17bの上端まで延設することにより、内方脆弱部17eを全体として屈曲させやすくなる。
なお、後面衝突時の衝撃荷重によりサイドフレーム15を特に後傾させやすくするため、中間板17bの上方よりも下方において剛性を向上させる目的から、ハーネス取付部17iは、屈曲部17gの上方ではなく、下方に設けると好適である。
すなわち、第1の規制部41及び第2の規制部42のうち少なくとも一方に備えられた規制面41a(または規制面42a)は、平面状に形成されている。
また、規制部40は、内方脆弱部17eの近傍のみに備えられた例を示したが、他の脆弱部(孔部17k、側方脆弱部17m)の近傍に備えられていても良い。このとき、孔部17k、内方脆弱部17e、側方脆弱部17mのうち、少なくとも一つが規制部40に挟まれる位置に配設されていればよい。
後面衝突時の衝撃荷重が加わった際に下部フレーム基礎部17が変形する様子について、図7、図8を参照して、以下説明する。
図7は、後面衝突時の衝撃荷重が下部フレーム基礎部17にかかった直後の様子である。このとき、シートバックフレーム1に対して、主として後傾する方向の荷重が加わるが、サイドフレーム15の下方、すなわち下部フレーム基礎部17に最も大きな荷重が加わる。
その結果、下部フレーム基礎部17に形成された内方脆弱部17eや側方脆弱部17mを変形させ、さらに効率よく衝撃エネルギーを吸収することができる。
上記規制部40は、下部フレーム基礎部17の中間板17bに固着接合されて取着された例を示したが、規制部の他の実施形態として、図9のように、規制部140を中間板17bと一体に成形した構成としてもよい。規制部140は、中間板17bから後方へ凹むように凹設されるようにして形成される。
このように、規制部140を下部フレーム基礎部17と一体に成形することにより、部品点数を削減することができるだけでなく、溶接等の作業を行う必要がないため、作業工程を短縮することができる。
S1 シートバック
S2 着座部
S3 ヘッドレスト
F シートフレーム
1 シートバックフレーム
2 着座フレーム
1a,2a,3a クッションパッド(パッド材)
1b,2b,3b 表皮材
11 リクライニング機構
11a リクライニングシャフト
15 サイドフレーム
15a 側板(フレーム側部)
15b 前縁部
15c 後縁部(フレーム延出部)
15d 突起部
15e 凸部
16 上部フレーム
16a 側面部
17 下部フレーム基礎部
17a 側方板(フレーム側部)
17b 中間板(フレーム延出部)
17c シャフト挿通孔
17d,17j 取付け孔
17e 内方脆弱部(第2の脆弱部、脆弱部)
17f 水平部
17g 屈曲部
17h 傾斜部
17i ハーネス取付部
17k 孔部(第1の脆弱部、脆弱部)
17m 側方脆弱部(第3の脆弱部、脆弱部)
17x 連結部
18 下部フレーム架設部(フレーム延出部)
19 ヘッドレストピラー
19a ピラー支持部
20 受圧部材
21 ワイヤ(連結部材、上方連結部材)
21a 軸支部
22 ワイヤ(連結部材、下方連結部材)
30 移動部材(衝撃低減部材)
32 軸部
35 引張りコイルばね(付勢手段)
39 移動阻止部
40,140,240,340,440 規制部
240a 開口部
41,141,241,341,441 第1の規制部
41a,141a,241a,341a,441a 規制面(対向部)
341b 締結部
42,142,242,342,442 第2の規制部
42a,142a,242a,342a,442a 規制面(対向部)
342b 締結部
Claims (7)
- シートバックフレームの下方に配設された下部フレームと、
衝撃荷重が加わったときに変形する脆弱部と、
該脆弱部の一部を挟み込む位置に配設されて前記脆弱部の変形量を規制する規制部と、を備え、
前記下部フレームは、左右側方に位置して上下方向に延びるフレーム側部と、該フレーム側部から左右方向の内側に向かって延出するフレーム延出部とを有し、
前記脆弱部は、前記フレーム側部と前記フレーム延出部とを連結する連結部に形成される第1の脆弱部と、該第1の脆弱部と連結されると共に前記フレーム延出部に形成される第2の脆弱部とを有し、
前記第1の脆弱部は、前記第2の脆弱部よりも小さい衝撃荷重により変形するように形成されてなることを特徴とする車両用シート。 - シートバックフレームの下方に配設された下部フレームと、
衝撃荷重が加わったときに変形する脆弱部と、
該脆弱部の一部を挟み込む位置に配設されて前記脆弱部の変形量を規制する規制部と、
を備え、
前記下部フレームは、左右側方に位置して上下方向に延びるフレーム側部と、該フレーム側部から左右方向の内側に向かって延出するフレーム延出部とを有し、
前記脆弱部は、前記フレーム側部と前記フレーム延出部とを連結する連結部に形成される第1の脆弱部と、該第1の脆弱部と連結されると共に前記フレーム側部に形成される第3の脆弱部とを有し、
前記第1の脆弱部は、前記第3の脆弱部よりも小さい衝撃荷重により変形するように形成されてなることを特徴とする車両用シート。 - 前記脆弱部は、前記第1の脆弱部と連結されると共に前記フレーム延出部に形成される第2の脆弱部を有し、
前記第1の脆弱部と、前記第2の脆弱部と、前記第3の脆弱部とのうち、少なくとも一つが前記規制部に挟まれる位置に配設され、
前記第1の脆弱部と、前記第2の脆弱部と、前記第3の脆弱部とが、全て同一高さに形成されてなることを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。 - 前記規制部は、前記脆弱部を挟む位置に対向して配設される規制面をそれぞれ有する第1の規制部及び第2の規制部からなり、
前記第1の規制部及び前記第2の規制部のうち少なくとも一方に備えられた前記規制面は、平面状に形成されてなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。 - 衝撃荷重が加わったときに変形する脆弱部と、
該脆弱部の一部を挟み込む位置に配設されて前記脆弱部の変形量を規制する規制部と、を備え、
前記規制部は、前記脆弱部を挟み込む位置に形成される二つの対向部を備え、
該二つの対向部間の距離は、前記脆弱部の前記規制部によって挟まれる方向の幅よりも小さく形成されてなり、
前記脆弱部は溝からなり、前記規制部の一部は前記溝と重なる位置に配置されることを特徴とする車両用シート。 - 前記規制部のうち、前記脆弱部の上側に配設される部分の一部が前記溝と重なって配置されることを特徴とする請求項5に記載の車両用シート。
- 前記規制部は、前記脆弱部を挟む位置に対向して配設される第1の規制面及び第2の規制面を有し、
該第1の規制面及び第2の規制面は、前記規制部の上端面及び下端面よりも広く形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の車両用シート。
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