JP5806285B2 - ブレーカウェイを有するねじおよびそれを使用する方法 - Google Patents

Description

本発明は、一般にはファスナに関する。より詳細には、本発明は、ねじおよび継手にねじを使用することに関する。

機械工業および建設業において、小型のハンドヘルド型締付具が使用される。

そのような小型のハンドヘルド型締付具の操作を容易にする適応例に対する需要が高まっている。

本発明の第１の態様は、ねじを提供し、このねじは、ねじ切りされた中空チャンネルを有するシリンダと、前記シリンダに枢動可能に結合された第１および第２のストラップとを備えるヒンジに挿入されるハンドヘルド型のねじであって、ドライバスロットをその上に有する第１の表面、および、前記第１の表面と反対方向を向いた第２の表面を有する頭部と、細長い軸と、を備え、前記細長い軸は、前記頭部の前記第２の表面に機械的かつ物理的に結合されるとともに、前記シリンダに螺入可能にねじ切りされた第１の部分と、前記ねじ切りされた第１の部分の遠位端から延び、前記中空チャンネルを貫通可能であるとともに、ねじ切りされていない第２の部分である手動操作部と、前記第２の部分を前記第１の部分の遠位端に解除可能に結合し、前記第１および第２の部分と比較して、細くかつ短いブレーカウェイと、を備え、前記第２の部分が、前記第１の部分の直径よりも小さい直径を有し、前記シリンダへの前記第１の部分の螺入に先立つ前記シリンダからの前記第２の部分の伸長部分をユーザが道具を使用せずに操作し、前記第１の部分と前記シリンダのねじ山と位置合わせを行うことができる長さを有するとともに、前記シリンダへの前記第１の部分の螺入中又は完全な螺入後における前記シリンダからの前記手動操作部の伸長部分をユーザが道具を使用せずに操作することにより、前記ブレーカウェイを利用して、前記第１の部分から外すことができる長さを有し、前記ブレーカウェイの直径が、前記シリンダへの前記第１の部分の螺入中又は完全な螺入後における前記シリンダからの前記手動操作部の伸長部分をユーザが道具を使用せずに操作することにより、前記手動操作部を前記第１の部分から分離できる大きさである、ことを特徴とするねじである。

本発明の第２の態様は、上記のねじをヒンジ内に挿入する方法を提供し、この方法は、シリンダと、前記シリンダに枢動可能に結合された第１および第２のストラップとを備え、前記シリンダが、その中にねじ切りされた中空チャンネルを有するヒンジに、請求項１から５のいずれかに記載のねじを挿入する方法であって、前記ヒンジを用意するステップと、前記ねじを用意するステップと、前記ねじの細長い軸におけるねじ切りされていない第２の部分である手動操作部が、前記シリンダにおける前記手動操作部の挿入側とは反対側から外に延びるように、前記手動操作部を前記中空チャンネル中に挿入するステップと、前記シリンダから伸長している前記手動操作部を、ユーザが道具を使用せずに手で操作することにより、前記細長い軸におけるねじ切りされた第１の部分を、前記シリンダのねじ山と位置合わせするステップと、前記第１の部分を、前記シリンダに螺入するステップと、ユーザが道具を使用せずに手で前記手動操作部を操作することにより、前記細長い軸におけるブレーカウェイを利用して、前記手動操作部を前記第１の部分から分離するステップと、を備える。

本発明の第３の態様は、キットを提供し、このキットは、シリンダに枢動可能に結合された第１および第２のストラップを備えるヒンジであって、シリンダは、その中にねじ切りされた中空チャネルを有するヒンジと、ねじと、を備えるキットであって、ねじは、頭部および細長い軸を備え、細長い軸は、頭部に隣接するねじ切りされた第１の部分、ねじ切りされた第１の部分から延びるねじ切りされていない第２の部分、およびそれらの間の第１のブレーカウェイを備え、第１のブレーカウェイは、細長い軸の第１のねじ切りされた部分を、細長い軸のねじ切りされていない第２の部分に解除可能に結合し、細長い軸のねじ切りされていない第２の部分は、ヒンジ内の中空のねじ切りされたチャネルと位置合わせされており、細長い軸のねじ切りされた第１の部分が、ヒンジの中空のねじ切りされたチャネルの少なくとも１つのねじ山を捕捉するように、細長い軸のねじ切りされていない第２の部分が、ヒンジ内の中空のねじ切りされたチャネル中に挿入されている、あるいは、細長い軸は、ねじ頭部の第２の表面に物理的かつ機械的に、解除不可能に結合されたねじ切りされた第１の部分、および第２のブレーカウェイを備えるが、ねじ切りされた第１の部分から延びるねじ切りされていない第２の部分は備えず、第２のブレーカウェイは、ねじ頭部の第１の表面を、ブレーカウェイタブに、解除可能に結合し、ねじ切りされた部分の近位端とねじ頭部の第２の表面は、解除可能に結合され、細長い軸の第１の部分のねじ山を中空のねじ切りされたチャネルのねじ山と螺合することによって、細長い軸のねじ切りされた第１の部分は、ヒンジの中空のねじ切りされたチャネルの少なくとも１つを捕捉している。

本発明の第４の態様は、ヒンジ中にネジを案内するためのシステムを提供し、このシステムは、中空のチャネルを有するヒンジと、ねじであって、ねじが、頭部および細長い軸を備え、細長い軸が、頭部に隣接するねじ切りされた第１の部分、およびねじ切りされた第１の部分から延びるねじ切りされていない第２の部分を備えるねじと、ブレーカウェイと、を備えるシステムであって、ブレーカウェイが、それらの間に取外し可能に接続される、または、ねじ頭部の第１の表面に取外し可能に接続されるが、ブレーカウェイは、細長い軸のねじ切りされた第１の部分とねじの頭部との間で取外し可能には接続されず、細長い軸のねじ切りされていない第２の部分が、ヒンジ中の中空のねじ切りされたチャネルと位置合わせされており、細長い軸のねじ切りされた第１の部分が、ヒンジの中空のねじ切りされたチャネルのねじ山と連節するように、細長い軸のねじ切りされていない第２の部分が、ヒンジ内のねじ切りされた孔中へと操作して入れ、細長い軸の第１の部分のねじ山をねじ切りされた孔のねじ山と螺合することによって、ねじが、細長い軸のねじ切りされた第１の部分中に挿入されている。

本発明の諸実施形態による、ねじのねじ頭部の第１の表面の上面図である。 本発明の諸実施形態による、図１Ａに示されたねじの長手方向断面図である。 本発明の諸実施形態による、ねじの長手方向の前面図である。 本発明の諸実施形態による、図２Ａに示されたねじのねじ頭部の第１の表面の上面図である。 本発明の諸実施形態による、図２Ａおよび図２Ｂに示されたねじねじの側面図である。 本発明の諸実施形態による、図２Ａ、図２Ｂおよび図３Ａに示されたねじのねじ頭部の第１の表面の上面図である。 本発明の諸実施形態による、キットの長手方向断面図である。 本発明の諸実施形態による、ねじ頭部を有するねじの上面図である。 本発明の諸実施形態による、図４に示されたキットのヒンジ内のねじを交換する方法のフロー図である。 本発明の諸実施形態による、図４に示されたキットのヒンジ内のねじを交換する方法のフロー図である。 本発明の諸実施形態による、図４に示されたキットのヒンジ内のねじを交換する方法のフロー図である。

図１Ａは、ねじ１０のねじ頭部１５の第１の表面１９の上面図である。ねじ頭部１５は、ドライバスロット１７を含む。ねじ１０は、ステンレス鋼、真鍮、ニッケル／銀、炭素鋼、チタニウム、あるいはその他の適当な金属または金属合金で作製された丸い頭部１５としてよい。ドライバスロット１７は、すりわり、Ｐｈｉｌｌｉｐｓ（登録商標）形の十字穴、六角レンチで回すための六角穴としてよい。

図１Ｂは、ねじ１０の長手方向断面図である。ねじ１０は、ドライバスロット１７をその上に有する第１の表面１９と第２の表面１８とを備えるねじ頭部１５を備え、ねじ頭部１５の第２の表面１８は、第１の表面１９から離隔して第１の表面１９と反対方向を向いている。ねじ１０は、細長い軸１１を備える。細長い軸１１は、ねじ切りされた第１の部分２０を備える。ねじ切りされた第１の部分２０の近位端Ａは、ねじ頭部１５の第２の表面１８に機械的かつ物理的に結合される。ねじ頭部１５の第２の表面１８とねじ切りされた第１の部分２０の近位端Ａとの機械的かつ物理的な結合は、ブレーカウェイ２５、４３ではない。細長い軸１１は、ねじ切りされた第１の部分２０の遠位端Ｃから延びるねじ切りされていない第２の部分３０と、その間のブレーカウェイ２５とを備える。

以下、「ブレーカウェイ」とは、ねじ切りされていない第２の部分２０の近位端１２およびねじ切りされた第１の部分２０の遠位端Ｃのような解除可能な部品として定義される。以下、「遠位端」とは、細長い軸１１に沿ってねじ頭部１５の第２の表面１８を基準にして遠い方の地点として定義され、「近位」とは、細長い軸１１に沿ってねじ頭部１５の第２の表面１８を基準にして近い方の地点として定義される。

以下、「解除可能に結合する」とは、ねじ切りされていない第２の部分２０の近位端１２のような取外し可能な部品とねじ切りされた第１の部分２０の遠位端Ｃとの間の機械的かつ物理的な結合を形成する、または外す、または壁開する、または切断することとして定義される。

以下、「ねじ１０、１３を、ねじ孔５９、１００またはヒンジのねじ切りされた中空チャネル６４中に螺合させる」とは、ねじ１０、１３をその長手方向軸を中心にして時計回りに回転させることによって、ねじ孔５９、１００またはヒンジ６６の中空のねじ切りされたチャネル６４内のねじ山６３に係合さ、その結果、ねじ１０、１３が、本質的には、ねじ孔５９、１００またはヒンジ６６の中空のねじ切りされたチャネル６４中に完全に挿入することとして定義される。ねじ孔または中空のねじ切りされたチャネル６４内のねじ山６３のそのような係合は、ねじ１０、１３が、本質的には、ねじ孔５９、１００中に完全に挿入されて、完全に終了する。

一実施形態では、ねじ１０は、ねじ１０の取り扱いをより簡単にするためのねじ切りされていない第１の部分３０を備える。まず、ねじ１０のねじ切りされていない第１の部分３０をねじ孔１００内に挿入し、次いで、ねじ切りされていない第２の部分３０をねじ孔１００から取り除きながら、ねじ１０のねじ切りされた第２の部分２０をねじ孔１００中へ引くことができる。これにより、ユーザがねじ１０を手でより簡単に操作できるようになる。

一実施形態では、ねじ切りされた第１の部分２０の近位端Ａとねじ切りされた第１の部分２０の遠位端Ｃとは、約０．３３７５インチから約０．４１２５インチの長さＬ_１だけ離隔することができる。

一実施形態では、細長い軸１１のねじ切りされた第１の部分２０の近位端Ａとねじ切りされていない第２の部分３０の遠位端Ｂとは、約０．６９７３インチから約０．８５２５インチの長さＬ_２だけ離隔することができる。

一実施形態では、ねじ切りされていない第２の部分の直径Ｗ_３は、細長い軸１１のねじ切りされた第１の部分２０の直径Ｗ_２より小さいのが好ましい。一実施形態では、直径Ｗ_３は、約０．０３６インチから約０．０４４インチである。

図２Ａは、ねじ１３の長手方向の前面図である。ねじ１３は、ねじ頭部５０と、細長い軸１４とを備える。ねじ頭部５０は、ドライバスロット５１をその上に有する第１の表面４４を備える。ねじ頭部５０は、図３Ａに示され、関連する本文中に記載される、第２の表面４８を備える。ねじ頭部５０の第２の表面４８は、第１の表面４４から離隔して第１の表面４４と反対方向を向いている。細長い軸１４は、ねじ切りされた第１の部分２０と、ねじ切りされた第１の部分２０の遠位端Ｃから延びるねじ切りされていない第２の部分３０と、図１Ｂに示されるそれらの間の第１のブレーカウェイ２５とを備える、あるいは、細長い軸１４は、ねじ切りされた第１の部分４２と第２のブレーカウェイ４３とを備えるが、図１Ｂに示される第１の部分４２から延びる第２の部分３０は備えない。ねじ切りされた第１の部分４２の近位端Ｅは、ねじ頭部５０の第２の表面４８に解除不可能に結合される。ねじ頭部５０の第２の表面４８とねじ切りされた第１の部分４２の近位端Ｅとの間の機械的かつ物理的な結合は、ブレーカウェイ２５、４３ではない。この実施形態では、第１のブレーカウェイ２５により、ねじ切りされていない第２の部分３０がねじ切りされた第１の部分２０の遠位端Ｃに解除可能に結合される。

代替実施形態では、ねじ切りされた第１の部分２０は、ねじ切りされていない第２の部分３０なしに、ねじ切りされた第１の部分２０および第２のブレーカウェイ４３から延びる。この実施形態では、ねじ切りされた第１の部分２０の近位端Ｅは、ねじ頭部５０の第２の表面４８に解除不可能に、機械的かつ物理的に結合される。この実施形態では、ねじ頭部５０の第２の表面４８とねじ切りされた第１の部分２０の近位端Ｅとの間の機械的かつ物理的な結合は、ブレーカウェイ２５、４３ではない。さらに、第２のブレーカウェイ４３は、ねじ頭部５０の第１の表面４８をブレーカウェイタブ４５に解除可能に結合する。

一実施形態では、ねじ頭部５０上にブレーカウェイタブ４５を有するねじ１３は、操作を簡単にするために、ねじ１３をねじ孔中に案内する。任意のサイズのねじ１３またはブレーカウェイタブ４５は、ねじ１３の頭部５０上のいずれの場所にも置くことができる。ねじ１３をねじ孔５９中に挿入し、ブレーカウェイタブ４５を回して螺合操作を開始し、次いで、ブレーカウェイタブ４５を外す。

一実施形態では、第２の表面４８からブレーカウェイタブ４５に解放可能に結合する第２のブレーカウェイ４３までの長さＬ_５は、約０．１インチから約０．２１インチとすることができる。

一実施形態では、ブレーカウェイタブ４５の幅Ｗ_７は、約０．２２５インチから約０．２７５インチとすることができ、ブレーカウェイタブ４５の長さＬ_３は、約０．４５インチから約０．５５インチとすることができる。

図２Ｂは、ねじ１３のねじ頭部５０の第１の表面４４の上面図である。ねじ頭部５０は、ドライバスロット５１を含む。ねじ１３は、ステンレス鋼、真鍮、ニッケル／銀、炭素鋼、チタニウム、あるいはその他の適当な金属または金属合金で作製することができる。ドライバスロット５１は、すりわり、Ｐｈｉｌｌｉｐｓ（登録商標）の十字穴、六角レンチで回すための六角穴としてよい。

図３Ａは、ねじ１３の側面図である。一実施形態では、細長い軸１４のねじ切りされた第１の部分２０の近位端Ｅからねじ切りされた第１の部分の遠位端Ｆまでの長さＬ_４は、約０．３９４２インチから約０．４８１８インチとすることができる。

一実施形態では、ブレーカウェイタブ４５のフェース４９とドライバスロット５１の長手方向の平面とは平行である。ドライバスロット５１の幅Ｗ_８は、約０．０４５インチから約０．０５５インチとすることができる。ねじ１３のブレーカウェイタブ４５の厚みＬ_９とドライバスロット５１の幅Ｗ_８との比は、約０．３：１．０から約０．４：０．９である。

一実施形態では、ねじ１０のねじ切りされた第１の部分２０の長さＬ_１とねじ切りされていない第２の部分３０との比は、約１：１から約０．７７５：１である。

一実施形態では、細長い軸１１の直径が本質的には０．０４０インチと等しいとき、ねじ１０の第１のブレーカウェイ２５の直径は、０．０１５インチ以下である。

一実施形態では、ブレーカウェイタブ４５の幅Ｗ_１とブレーカウェイタブ４５の長さＬ_３の比は、約１：２から約１：１０である。

一実施形態では、ねじ頭部５０は、スロットが付けられ下部が切り取られた丸皿頭部である。

一実施形態では、ねじ切りされた第１の部分４２は、６−３２のＵＮＦねじ山を有し、従来のＵＮＣまたはＵＮＦねじのねじ山の角度は、６０度である。

一実施形態では、ねじ１０のねじ切りされた第１の部分４２の長さＬ_４とブレーカウェイタブ４５の長さＬ_３との比は、約１：１から約０．８７６：１である。

図３Ｂは、ねじ５０のねじ頭部５１の第１の表面４４の上面図である。一実施形態では、図２Ｂに示されるねじ頭部５０の第１の表面４４にわたる第２のブレーカウェイ４３の幅Ｗ_１は、第一の表面上のドライバスロット５１の長さＬ_１０の約７５％から約９５％である。

図４は、キット６５の長手方向断面図である。一実施形態では、キット６５はヒンジ６６を含み、ヒンジ６６は、シリンダ６２に枢動可能に結合された第１のストラップ６０および第２のストラップ６１を備える。シリンダ６２は、その中に中空のねじ切りされたチャネル６４を有する。キット６５は、頭部１９および細長い軸１１を備えるねじ１０を含む。細長い軸１１は、頭部１５に隣接するねじ切りされた第１の部分２０と、ねじ切りされた第１の部分２０から延びるねじ切りされていない第２の部分３０と、それらの間の第１のブレーカウェイ２５とをいずれも備える。第１のブレーカウェイ２５により、細長い軸１１のねじ切りされた第１の部分２０は、細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０に解除可能に結合される。細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０は、ヒンジ６６内の中空のねじ切りされたチャネル６４と位置合わせされている。細長い軸１１のねじ切りされた第１の部分２０が、ヒンジ６６内の中空のねじ切りされたチャネル６４のねじ山６３のうち少なくとも１つを捕捉するように、細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０は、ヒンジ６６内の中空のねじ切りされたチャネル６４中に挿入されている。

代替的には、キット６５は、図２Ａ、２Ｂ、及び図３Ａ、３Ｂに記載されるねじ１３を含む。ねじ１３は、ねじ頭部５０と細長い軸１４とを備える。

細長い軸１４は、ねじ頭部５０の第２の表面４８に物理的かつ機械的に、解除不可能に結合されるねじ切りされた第１の部分４２と、第２のブレーカウェイ４３とを備えが、図１Ａ図１Ｂに記載されるねじ切りされた第１の部分４２から延びるねじ切りされていない第２の部分３０は備えない。第２のブレーカウェイ４３により、ねじ頭部５０の第１の表面４４は、ブレーカウェイタブ４５に解除可能に結合される。細長い軸１１のねじ切りされた第１の部分２０のねじ山６７を中空のねじ切りされたチャネル６４のねじ山６３と螺合させることによって、細長い軸１１のねじ切りされた第１の部分４２は、ヒンジ６６の中空のねじ切りされたチャネル６４の少なくとも１つのねじ山６３を捕捉している。

全ての好ましい実施形態では、ねじ切りされた第１の部分４２の近位端Ｅとねじ頭部５０の第２の表面４８とは、機械的かつ物理的に、解除不可能に結合される。

一実施形態では、ブレーカウェイタブ４５は、ねじ１３の長手方向軸に沿って、ねじ頭部５０の第１の表面４４から離れて延びる。

図５は、ねじ頭部８６を有するねじ８５の上面図である。ねじ頭部８６は、第１の表面８０と、第１の表面内にドライバスロット８１とを有する。ねじ頭部８６は、ブレーカウェイタブ８４に解除可能に結合し、その間にブレーカウェイ８３を有する。ブレーカウェイタブ８４は、第１の表面７９を有し、第１の表面７９は、ねじ頭部８６の第１の表面８０と同一平面上とすることができる。

図６Ａ〜図６Ｃは、図４に示され関連する本文に記載される、かつ図２Ａ〜図３Ｂに示され関連する本文に記載される、ヒンジ６６内のねじ１０、１３を交換する方法９０のフロー図である。方法９０のステップ９２において、ヒンジ６６を用意する。ヒンジ６６を用意するステップ９２において、第１のストラップ６０および第２のストラップ６１は、シリンダ６２に枢動可能に結合され得る。シリンダ６２は、その中に中空のねじ切りされたチャネル６４を有する。

ステップ９６およびステップ９８において、ねじ１０、１３を用意する。ねじ１０、１３は、頭部１５、５０と、細長い軸１１、１４とを備える。

ステップ９６およびステップ９８において、細長い軸１１、１４は、頭部１５、５０に隣接するねじ切りされた第１の部分２０、４２と、ねじ切りされた第１の部分２０、４２から延びるねじ切りされていない第２の部分３０と、その間の第１のブレーカウェイ２５とを備え、第１のブレーカウェイ２５により、ねじ切りされていない第２の部分３０がねじ切りされた第１の部分２０の遠位端Ｃに解除可能に結合される、あるいは、細長い軸１１、１４は、頭部５０に隣接するねじ切りされた第１の部分４２と第２のブレーカウェイ４３とを備えるが、ねじ切りされた第１の部分４２から延びるねじ切りされていない第２の部分３０は備えず、第２のブレーカウェイ４３により、ねじ頭部５０の第１の表面４４がブレーカウェイタブ４５に解除可能に結合される。

方法９０のステップ１００において、細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０がヒンジ６６の中空のねじ切りされたチャネル６４から外に延びるように、細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０を、ヒンジ６６内の中空のねじ切りされたチャネル６４中に挿入することができる。

代替的には、方法９０のステップ１０２において、ユーザがブレーカウェイタブ４５を使用して挿入操作を行うことによって、細長い軸１４のねじ切りされた第１の部分４２を、ヒンジ６６内の中空のねじ切りされたチャネル６４中に挿入することができる。

方法９０のステップ１０４において、細長い軸１１、１４のねじ切りされた第１の部分２０、４２を、ヒンジ６６の中空のねじ切りされたチャネル６４のねじ山６３と位置合わせすることができる。

方法９０のステップ１０６において、ヒンジ６６のねじ切りされた中空チャネル６４のねじ山６３と位置合わせされた細長い軸１１、１４のねじ切りされた第１の部分２０、４２を回転させることによって、細長い軸１１、１４の第１のねじ切りされた部分２０、４２を、ヒンジ６６の中空のねじ切りされたチャネル６４に螺入することができる。

方法９０のステップ１０２の一実施形態では、ブレーカウェイタブ４５は、ねじ１３の長手方向軸に沿って、ねじ頭部５０の第１の表面４４から離れて延びる。

方法９０のステップ１０２の一実施形態では、図５に示され関連する本文に記載されるブレーカウェイタブ８４の第１の表面７９およびねじ頭部８６の第１の表面８０は、同一平面上とすることができる。

方法９０のステップ１０６の一実施形態では、ユーザは、ブレーカウェイタブ４５をその長手方向軸を中心に回して、ねじ１３を回転させることができ、このブレーカウェイタブ４５は、第２のブレーカウェイ４３によってねじ頭部５０の第１の表面４４に解除可能に結合される。

方法９０のステップ１０６の一実施形態では、細長い軸１４のねじ切りされた第１の部分４２が、ヒンジ６６のねじ切りされた中空チャネル６４の少なくとも１つのねじ山６３を捕捉した後に、ブレーカウェイタブ４５、８４は、第２のブレーカウェイ４３で、または第２のブレーカウェイ８３で、ねじ頭部５０の第１の表面４４から外れる。

方法９０のステップ１０６の一実施形態では、細長い軸のねじ切りされた第１の部分２０が、本質的には、ヒンジ６６のねじ切りされた中空チャネル６４中に完全に螺入された後に、細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０は、第１のブレーカウェイ２５で、細長い軸１１のねじ切りされた第１の部分２０から外れる。

方法９０のステップ１０２の一実施形態では、細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０をユーザが引くことによって、細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０が、ヒンジ６６の中空のねじ切りされたチャネル６４から外に延びるように、細長い軸１１のねじ切りされていない第２の部分３０をヒンジ６６内の中空のねじ切りされたチャネル６４中に挿入する。

方法９０のステップ１０６の一実施形態では、ユーザは、ヒンジ６６の中空のねじ切りされたチャネル６４の少なくとも１つのねじ山６３を捕捉した後に、ねじ１０の細長い軸１１からねじ切りされていない第２の部分３０を取り除く。

方法９０のステップ１０６の一実施形態では、細長い軸１４のねじ切りされた第１の部分４２が、ヒンジ６６のねじ切りされた中空チャネル６４の少なくとも１つのねじ山６３を捕捉した後に、ブレーカウェイタブ４５は、第２のブレーカウェイ４３においてねじ頭部５０の第１の表面４４から外れると、ブレーカウェイタブ４５は、ねじ１３の長手方向軸に沿って、ねじ頭部５０の第１の表面４４から離れて延びる。

本発明を理解するために、本発明の諸実施形態が上述されている。本発明は、本明細書に記載された特定の諸実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく当業者に以下明らかになるであろう様々な修正形態、再編成形態および置換形態が可能であることを理解されたい。したがって、以下の特許請求の範囲は、本発明の主旨および範囲に含まれる全てのそのような修正形態および変更形態を網羅することが意図される。

Claims (9)

1. ねじ切りされた中空チャンネルを有するシリンダと、前記シリンダに枢動可能に結合された第１および第２のストラップとを備えるヒンジに挿入されるハンドヘルド型のねじであって、
   ドライバスロットをその上に有する第１の表面、および、前記第１の表面と反対方向を向いた第２の表面を有する頭部と、
   細長い軸と、を備え、
   前記細長い軸は、
   前記頭部の前記第２の表面に機械的かつ物理的に結合されるとともに、前記シリンダに螺入可能にねじ切りされた第１の部分と、
   前記ねじ切りされた第１の部分の遠位端から延び、前記中空チャンネルを貫通可能であるとともに、ねじ切りされていない第２の部分である手動操作部と、
   前記第２の部分を前記第１の部分の遠位端に解除可能に結合し、前記第１および第２の部分と比較して、細くかつ短いブレーカウェイと、を備え、
   前記第２の部分が、
   前記第１の部分の直径よりも小さい直径を有し、
   前記シリンダへの前記第１の部分の螺入に先立つ前記シリンダからの前記第２の部分の伸長部分をユーザが道具を使用せずに操作し、前記第１の部分と前記シリンダのねじ山と位置合わせを行うことができる長さを有するとともに、前記シリンダへの前記第１の部分の螺入中又は完全な螺入後における前記シリンダからの前記手動操作部の伸長部分をユーザが道具を使用せずに操作することにより、前記ブレーカウェイを利用して、前記第１の部分から外すことができる長さを有し、
   前記ブレーカウェイの直径が、前記シリンダへの前記第１の部分の螺入中又は完全な螺入後における前記シリンダからの前記手動操作部の伸長部分をユーザが道具を使用せずに操作することにより、前記手動操作部を前記第１の部分から分離できる大きさである、
   ことを特徴とするねじ。
2. 前記第１の部分の長さと前記第２の部分の長さとの比が、１：１から０．７７５：１である、ことを特徴とする請求項１に記載のねじ。
3. 前記細長い軸の直径が０．０４０インチ（０．１０１６センチメートル）と等しいとき、前記第１のブレーカウェイの直径が、０．０１５インチ（０．０３８１センチメートル）以下である、ことを特徴とする請求項１に記載のねじ。
4. 前記頭部が、スロットが付けられ下部が切り取られた丸皿頭部である、ことを特徴とする請求項１に記載のねじ。
5. 前記第１の部分が、ＵＮＣのねじ山または６−３２のＵＮＦねじ山を有し、前記ＵＮＣまたはＵＮＦねじのねじ山の角度は、６０度である、ことを特徴とする請求項１に記載のねじ。
6. シリンダと、前記シリンダに枢動可能に結合された第１および第２のストラップとを備え、前記シリンダが、その中にねじ切りされた中空チャンネルを有するヒンジに、請求項１から５のいずれかに記載のねじを挿入する方法であって、
   前記ヒンジを用意するステップと、
   前記ねじを用意するステップと、
   前記ねじの細長い軸におけるねじ切りされていない第２の部分である手動操作部が、前記シリンダにおける前記手動操作部の挿入側とは反対側から外に延びるように、前記手動操作部を前記中空チャンネル中に挿入するステップと、
   前記シリンダから伸長している前記手動操作部を、ユーザが道具を使用せずに手で操作することにより、前記細長い軸におけるねじ切りされた第１の部分を、前記シリンダのねじ山と位置合わせするステップと、
   前記第１の部分を、前記シリンダに螺入するステップと、
   ユーザが道具を使用せずに手で前記手動操作部を操作することにより、前記細長い軸におけるブレーカウェイを利用して、前記手動操作部を前記第１の部分から分離するステップと、
   を備えることを特徴とする方法。
7. 前記第１の部分を前記シリンダに螺入するステップにおける操作には、前記シリンダから伸長している前記第２の部分を、ユーザが道具を使用せずに手で操作することが含まれる、ことを特徴とする請求項６に記載の方法。
8. 前記第２の部分を前記第１の部分から分離するステップは、前記第１の部分が前記シリンダに完全に螺入された後に行われる、ことを特徴とする請求項６に記載の方法。
9. 前記第２の部分を前記第１の部分から分離するステップは、前記第１の部分が、前記シリンダの少なくとも１つのねじ山を捕捉した後に行われる、ことを特徴とする請求項６に記載の方法。

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