JP5862057B2 - コンバインの原動部構造 - Google Patents
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Description
請求項1に記載の発明は、走行装置(45)を備えた機体フレーム(46)の前方に刈取装置(40)を設け、機体フレーム(46)の上部一側には脱穀装置(41)を設け、機体フレーム(46)の上部他側には操縦部(42)を設け、該操縦部(42)の後側には貯留装置(43)を設け、該貯留装置(43)の前側下部にエンジン(1)を設けたコンバインの原動部構造であって、前記エンジン(1)の前側に設けられた操縦部(42)の下方にメインラジエータ(6)を配置すると共に、エンジン(1)の機体外側の位置には、前記メインラジエータ(6)よりも容量の小さいサブラジエータ(4)を配置し、前記メインラジエータ(6)の内側に正逆回転に切換可能なメインファン(7)を設け、該メインファン(7)を油圧変速装置(9)の出力軸(8)に固定し、該油圧変速装置(9)を支持フレーム(26)によって機体フレーム(46)に支持すると共に、前記メインファン(7)の外周を覆うシュラウド(24)を支持脚(24b)によって機体フレーム(46)側に固定し、前記出力軸(8)が内部に軸受けされた筒体(8a)を、前記シュラウド(24)から機体内側へ延出する支持杆(24a)によって支持し、前記メインファン(7)の逆転駆動で内気を吹き出してメインラジエータ(6)とその外側に設けるメインフィルタ(12)の除塵を行なう構成とし、前記サブラジエータ(4)とエンジン(1)の間には、前記エンジン(1)の出力軸から電磁クラッチ(2)を介して駆動されると共に駆動・停止切換可能なサブファン(3)を設け、該サブファン(3)の停止によって外気の吸入が停止することで、サブラジエータ(4)の外側に設けるサブフィルタ(5)に吸着されていた塵埃が落下する構成としたことを特徴とするコンバインの原動部構造とする。
請求項4に記載の発明は、前記メインラジエータ(6)或いはサブラジエータ(4)に冷却水の温度を検出するラジエータ水温センサ(21)を設け、該ラジエータ水温センサ(21)で検出される冷却水の温度が所定温度以下の場合に前記サブファン(3)が停止され、このサブファン(3)の停止によっても冷却水の温度が所定温度以下にある場合には、前記メインファン(7)の正転回転速度が所定回転速度以下に減速される構成とした請求項1に記載のコンバインの原動部構造とする。
請求項3ないし請求項4に記載の発明によれば、上記請求項1に記載の発明の効果に加え、メインラジエータ(6)とサブラジエータ(4)の冷却水温度を早く適正な温度にしてエンジン(1)の回転を安定して維持することができる。
特に請求項4に記載の発明によれば、ラジエータ水温センサ(21)で検出される冷却水の温度が所定温度以下の場合に、サブファン(3)を停止し、このサブファン(3)の停止によっても冷却水の温度が所定温度以下にある場合には、メインファン(7)の正転駆動速度を所定回転速度以下に減速することで、騒音の低減を図ることができる。
図6及び図7にはコンバインの全体図を示す。機体フレーム46の下側に走行装置45を設け、機体フレーム46の前方には穀稈を刈取る刈取装置40を設けている。そして、機体フレーム46の上部一側には脱穀装置41、他側には前側の操縦部42と後側の貯留装置43を設けている。操縦部42の下方にはメインラジエータ6等を収納し、外則面にはメインラジエータカバー23を備える。また、貯留装置43の前側下部は、エンジン1を収納している。
エンジン1の側部に容量の小さいサブラジエータ4を設け、このサブラジエータ4のエンジン1側にエンジン1の出力軸から電磁クラッチ2を介して設けたサブファン3を駆動し、サブラジエータ4の外側をサブフィルタ5を設けたサブラジエータカバー22で覆っている。
このトラニオン軸27は、変速用モータ29により回転させる。変速用モータ29の出力回転は、ギアボックス30に内装したウォームギアとピニオンギアによりピニオン軸31に伝達され、このピニオン軸31のフランジ部31aと圧縮スプリング32とに挟まれた伝達ギア33が、圧縮スプリング32の押圧力によりピニオン軸31と一体回転する。そして、前記トラニオン軸と一体の扇形ギア34がトラニオン軸27と一体回転し、油圧変速装置9の出力回転が変速される。
また、メインラジエータ6の内側にはファンの外周を覆うシュラウド24を設けており、このシュラウド24は機体フレーム46側に支持脚24bによって固定している。
エンジン1を循環する冷却水は、エンジン排水管18からサブ流入管13とメイン流入管14に分岐して、それぞれサブラジエータ4とメインラジエータ6に流入し、サブラジエータ4とメインラジエータ6で冷却された冷却水がサブ流出管15とメイン流出管16からエンジン流入管17に合流してエンジン1内に流入する。
電磁クラッチ2と油圧変速装置9の制御は、例えば、メインファン7を正転して外気を吸入してメインラジエータ6を冷却する際に電磁クラッチ2をオフにしてサブファン3を駆動してサブラジエータ4を冷却し、メインファン7を所定時間毎に逆回転して内気を吹き出してメインラジエータ6やサブラジエータカバー5に付着する塵埃を吹き落とす際に電磁クラッチ2をオンしてサブファン3を停止する。この制御で、メインファン7を逆回転した際にメインラジエータ6の塵埃が吹き飛ばされて冷却効率を良くし、サブラジエータカバー5に付着する藁屑が落下するので、メインラジエータ6やサブラジエータ4の掃除頻度を少なく出来る。
さらに、外気温センサ20が検出する外気温度が一定以下の場合及びラジエータ水温センサ21が一定以下の場合には、サブファン3を停止してメインファン7の回転を低下させて、騒音の低減を図る。
ラジエータ水温センサ21の冷却水温度が一定以上になるとメインファン7の回転を所定の回転数まで上昇させ、それでも冷却水の温度が上昇すればサブファン3を駆動するようにする。
2 電磁クラッチ
3 サブファン
4 サブラジエータ
5 サブフィルタ
6 メインラジエータ
7 メインファン
8 出力軸
8a 筒体
9 油圧変速装置
12 メインフィルタ
21 ラジエータ水温センサ
24 シュラウド
24a 支持杆
24b 支持脚
26 支持フレーム
40 刈取装置
41 脱穀装置
42 操縦部
43 貯留装置
45 走行装置
46 機体フレーム
Claims (4)
- 走行装置(45)を備えた機体フレーム(46)の前方に刈取装置(40)を設け、機体フレーム(46)の上部一側には脱穀装置(41)を設け、機体フレーム(46)の上部他側には操縦部(42)を設け、該操縦部(42)の後側には貯留装置(43)を設け、該貯留装置(43)の前側下部にエンジン(1)を設けたコンバインの原動部構造であって、前記エンジン(1)の前側に設けられた操縦部(42)の下方にメインラジエータ(6)を配置すると共に、エンジン(1)の機体外側の位置には、前記メインラジエータ(6)よりも容量の小さいサブラジエータ(4)を配置し、前記メインラジエータ(6)の内側に正逆回転に切換可能なメインファン(7)を設け、該メインファン(7)を油圧変速装置(9)の出力軸(8)に固定し、該油圧変速装置(9)を支持フレーム(26)によって機体フレーム(46)に支持すると共に、前記メインファン(7)の外周を覆うシュラウド(24)を支持脚(24b)によって機体フレーム(46)側に固定し、前記出力軸(8)が内部に軸受けされた筒体(8a)を、前記シュラウド(24)から機体内側へ延出する支持杆(24a)によって支持し、前記メインファン(7)の逆転駆動で内気を吹き出してメインラジエータ(6)とその外側に設けるメインフィルタ(12)の除塵を行なう構成とし、前記サブラジエータ(4)とエンジン(1)の間には、前記エンジン(1)の出力軸から電磁クラッチ(2)を介して駆動されると共に駆動・停止切換可能なサブファン(3)を設け、該サブファン(3)の停止によって外気の吸入が停止することで、サブラジエータ(4)の外側に設けるサブフィルタ(5)に吸着されていた塵埃が落下する構成としたことを特徴とするコンバインの原動部構造。
- 前記メインファン(7)の正転駆動による外気の吸入とサブファン(3)の駆動とが同期されると共に、メインファン(7)の逆転による内気の吹き出しとサブファン(3)の停止とが所定時間毎に繰り返される構成とした請求項1に記載のコンバインの原動部構造。
- 前記メインラジエータ(6)或いはサブラジエータ(4)に冷却水の温度を検出するラジエータ水温センサ(21)を設け、該ラジエータ水温センサ(21)で検出される冷却水の温度が所定温度以上の場合にメインファン(7)の正転駆動速度が増速される構成とした請求項1に記載のコンバインの原動部構造。
- 前記メインラジエータ(6)或いはサブラジエータ(4)に冷却水の温度を検出するラジエータ水温センサ(21)を設け、該ラジエータ水温センサ(21)で検出される冷却水の温度が所定温度以下の場合に前記サブファン(3)が停止され、このサブファン(3)の停止によっても冷却水の温度が所定温度以下にある場合には、前記メインファン(7)の正転回転速度が所定回転速度以下に減速される構成とした請求項1に記載のコンバインの原動部構造。
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