JP5400492B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施形態に係る空気入りタイヤ10の一部正面図である。空気入りタイヤ10は、気柱管共鳴音などのタイヤ騒音の低減に配慮されたタイヤであり、高い静粛性が要求される乗用自動車などに装着される。なお、空気入りタイヤ10には、空気ではなく、窒素ガスなどの不活性ガスを充填してもよい。
(2)リブ状陸部の形状
次に、リブ状陸部の形状について説明する。具体的には、リブ状陸部110及びリブ状陸部210,240の形状について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係るリブ状陸部110の一部斜視図である。図3は、空気入りタイヤ10と路面RSとによって形成される共鳴器R1の形状を示す。具体的には、図3は、トレッド幅方向視における共鳴器R1の形状を示す図である。また、図3の一点鎖線で囲われた領域は、トレッド幅方向視における共鳴器R1の形状を示す。
図4は、本発明の実施形態に係るリブ状陸部210及びリブ状陸部240の一部斜視図である。
上述したリブ状陸部110に形成される第1共鳴器(共鳴器R1、共鳴器R2)と、リブ状陸部210(リブ状陸部240)に形成される第2共鳴器(共鳴器R3乃至R8)とを比較すると、第1共鳴器の容積は、第2共鳴器の容積よりも大きい。具体的には、路面RSと接地する接地面G内に位置する第1共鳴器(共鳴器R1、共鳴器R2)の気室部の合計容積は、接地面G内に位置する第2共鳴器(共鳴器R3乃至R8)の気室部の合計容積よりも大きい。
上述した実施形態では、車両装着外側のリブ状陸部110には、ヘルムホルツ型共鳴器である共鳴器R1及び共鳴器R2が設けられる。同様に、車両装着内側のリブ状陸部210及びリブ状陸部240には、サイドブランチ型共鳴器である共鳴器R3乃至8が設けられる。変形例では、サイドブランチ型共鳴器である共鳴器が設けられるリブ状陸部について、説明する。なお、以下の変形例においては、実施形態と異なる点を主に説明し、重複する説明を省略する。
図5は、本発明の実施形態の変形例に係るタイヤの一部正面図である。具体的には、図5は、本発明の実施形態の変形例に係る接地面Gの一部正面図である。本発明の実施例では、トレッド面視において、共鳴器R5の縦溝184は、タイヤ周方向に沿って延び、横溝182及び横溝186は、トレッド幅方向に沿って延びる。縦溝及び横溝の形状は、これに限らず、例えば、図5(a)に示すように、サイドブランチ型共鳴器は、トレッド幅方向に沿って斜めに延びる横溝182Aと、タイヤ周方向に沿って延びる縦溝184Aとを有し、一部が曲線状になっていてもよい。また、サイドブランチ型共鳴器は、タイヤ周方向に沿って同一の形状であってもよい。
次に、上述した空気入りタイヤ10と類似するパターンを有する実施例に係る空気入りタイヤと、比較例に係る空気入りタイヤとの比較評価の試験方法ならびにその結果について説明する。
試験車両を用いて実施例及び比較例に係る空気入りタイヤの騒音レベルを測定した。比較評価に係る試験条件などは、以下のとおりである。
・使用タイヤサイズ: 215/55R17
・使用リムサイズ: 7J×17
・設定内圧: 210kPa
・設定荷重: 4.41kN
・走行速度: 80km/h
・測定方法: 車内にマイクを設置して騒音を測定
(4.2)試験結果
図6は、上述した比較評価に係る試験の結果を示している。比較例は、共鳴器が設けられていない空気入りタイヤである。実施例1は、空気入りタイヤ10の車両装着時外側の第1共鳴器をトレッド全体に設けた空気入りタイヤである。実施例2は、空気入りタイヤ10の車両装着時内側の第2共鳴器をトレッド全体に設けた空気入りタイヤである。つまり、実施例2は、気室部の容積を実施例1よりも小さく、且つ、気室部の数を実施例1よりも多く設定した空気入りタイヤである。
上述した空気入りタイヤ10によれば、第1共鳴器を構成する共鳴器R1、共鳴器R2は、第2共鳴器を構成する共鳴器R3乃至R8よりも車両装着時外側に位置するため、タイヤが装着された車両から外側に向けて伝わり易い通過騒音などの車外騒音を効果的に低減できる。また、共鳴器R1、共鳴器R2は、ヘルムホルツ型共鳴器である。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
Claims (7)
- タイヤ周方向に沿って延びる複数の周方向溝によって区画された複数のリブ状陸部と、
タイヤ径方向内側に向かって凹み、前記リブ状陸部が路面と接地することによって所定の空間を形成し、前記周方向溝に連通する共鳴器とが設けられたタイヤであって、
前記共鳴器は、
タイヤ周方向に沿って複数設けられる第1共鳴器と、
前記第1共鳴器よりも車両装着時内側に位置し、タイヤ周方向に沿って複数設けられる第2共鳴器と
を含み、
前記第1共鳴器は、タイヤ径方向内側に向かって凹んだ気室部と、前記気室部及び前記周方向溝に連通する狭窄溝部とを有するヘルムホルツ型共鳴器であり、
前記第2共鳴器は、タイヤ周方向に沿って延びる縦溝と、前記縦溝及び前記周方向溝に連通し、トレッド幅方向に沿って延びる横溝とを有するサイドブランチ型共鳴器であり、
前記第1共鳴器の容積は、前記第2共鳴器の容積よりも大きいタイヤ。 - 前記第2共鳴器の数は、前記第1共鳴器の数よりも多い請求項1に記載のタイヤ。
- 前記第1共鳴器のタイヤ周方向に沿った長さは、前記第2共鳴器のタイヤ周方向に沿った長さよりも長い請求項1または請求項2に記載のタイヤ。
- 前記縦溝及び前記横溝の溝幅は、略同一であり、前記周方向溝の溝幅よりも細い請求項1乃至3の何れか一項に記載のタイヤ。
- 前記リブ状陸部が前記路面と接地する接地面から、前記縦溝及び前記横溝の底面までの溝深さは、略同一であり、前記接地面から前記周方向溝の底面までの周方向溝深さよりも浅い請求項1乃至4の何れか一項に記載のタイヤ。
- 前記第1共鳴器は、トレッド幅方向の中心を通るタイヤ赤道線を基準として、車両装着時外側に位置する第1リブ状陸部に設けられ、
前記第2共鳴器は、前記タイヤ赤道線を基準として、車両装着時内側に位置する第2リブ状陸部に設けられることを要旨とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のタイヤ。 - 前記タイヤに正規荷重が付加された状態において、前記接地面に位置する前記第2共鳴器の数は、前記第1共鳴器の数よりも多い請求項1乃至6の何れか一項に記載のタイヤ。
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