JP5494944B2 - 可変動弁装置付エンジン - Google Patents
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Description
また、請求項2の発明は、請求項1において、ベーン式油圧アクチュエータは、油室に連通する油孔を有し、フランジに固定される板状部材を備え、フランジ面に設けられた油溝は、油孔に接続するように円環状に形成されることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項3において、エンジンのシリンダヘッドにカムシャフトを回動可能に支持するカムホルダを備え、フランジ面に設けられた油溝は、アウタカムシャフトに設けられた油孔、及び、カムホルダに形成された油溝を介して、シリンダヘッドに形成された進角油路及び遅角油路のいずれか他方の油路を構成することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項2から4のいずれか1項において、フランジ面に設けられた油溝は、ベーン式油圧アクチュエータのベーンロータの回動を規制するロックピンの先端が挿入される、板状部材に設けられた穴に連通することを特徴とする。
本発明の請求項2の可変動弁装置付エンジンによれば、フランジ面に円環状に形成された油溝によって、ブーム式油圧アクチュエータの複数の油室への油路を分岐することができる。
本発明の請求項4の可変動弁装置付エンジンによれば、カムホルダに形成された油溝、アウタカムシャフトに設けられた油孔、フランジ面に設けられた油溝により、ベーン式油圧アクチュエータ内の油室への進角油路または遅角油路を構成することができる。
本発明の請求項5の可変動弁装置付エンジンによれば、フランジ面に設けられた油溝に油が供給されると、板状部材に設けられた穴に油が供給されて、ロックピンの先端を押し戻し、ベーンロータの回動の規制を解除することができる。
図1は本実施形態の可変動弁装置付エンジン(以下、単にエンジン1という)のシリンダヘッド2内の構造を示す上面図である。図2は、吸気カムシャフト4の後端部の構造を示す断面図である。
本実施形態のエンジン1は、DOHC式の動弁機構を有する直列3気筒のエンジンである。図1に示すように、シリンダヘッド2の内部に回転自在に支持された排気カムシャフト3及び吸気カムシャフト4(本願のカムシャフトに該当する)には、夫々カムスプロケット5、6が接続され、これらのカムスプロケット5、6はチェーン7を介して図示しないクランクシャフトに連結されている。
第2のカム位相可変機構31は、吸気カムシャフト4の後端部に設けられている。詳しくは、第2のカム位相可変機構31のハウジング40とアウタカムシャフト21が固定されているとともに、第2のカム位相可変機構31のベーンロータ41にはインナカムシャフト22が固定されている。
シリンダヘッド2の後部には、第2のカム位相可変機構31への作動油を制御する第2のOCV34と、第2のカム位相可変機構31のベーンロータ41と固定されるインナカムシャフト22の回転角を検出する第2のカムセンサ35とが取り付けられている。
したがって、第2のカムセンサ35により、第1のカムセンサ32によって検出されたアウタカムシャフト21の回転角との差に基づいて、アウタカムシャフト21とインナカムシャフト22との実回転角差を検出することが可能となり、この実回転角差が第2のOCV34の制御、即ち第2のカム位相可変機構31の作動制御に用いられる。
図3は、第2のカム位相可変機構31の組み立て、及び吸気カムシャフト4への取付要領を示す斜視図である。
図2及び図3に示すように、第2のカム位相可変機構31は、ハウジング40、ベーンロータ41、カバー42、進角付勢スプリング43、ロックピン44を備えて構成されている。ハウジング40は、両端が開口し筒状部材である本体部45と、この両端を覆う2枚のプレート46、47とをボルト48によって固定して構成されており、内部にベーンロータ41を収納する空間が形成されている。ベーンロータ41は、3個の扇形状の羽根部41aを備えており、ハウジング40内で左右に所定の角度回転可能なように羽根部41aの大きさが設定されている。ベーンロータ41の3つの羽根部41aの両脇に夫々作動油が供給される空間である油室が形成されており、羽根部41aの右側の空間が遅角油室49、左側の空間が進角油室50である。遅角油室49に作動油が供給されるとベーンロータ41は図3に示すように左方向に回転し、インナカムシャフト22が遅角方向に回転する。また、進角油室50に作動油が供給されるとベーンロータ41は図3に示すように右方向に回転しインナカムシャフト22が進角方向に回転する。
ロックピン44は、ベーンロータ41に設けられた収納穴41bに収納され、プレート46に向かって付勢されている。そして、ベーンロータ41が最進角位置であるときにプレート46に設けられた穴52に先端が挿入され、ベーンロータ41の回転を規制する機能を有している。
4 吸気カムシャフト
21 アウタカムシャフト
21a カムジャーナル部
31 第2のカム位相可変機構
46 プレート
60 進角油路
61 遅角油路
62 フランジ
62a フランジ面
65 油溝
Claims (6)
- 中空のアウタカムシャフトと該アウタカムシャフトに挿入されたインナカムシャフトとを有する2重構造のカムシャフトを備え、前記カムシャフトの一端側に固定されたベーン式油圧アクチュエータにより、前記カムシャフトに支持されるバルブ駆動用カムの位相を可変させる可変動弁装置付エンジンにおいて、
前記カムシャフトの一端側に設けられたカムジャーナルの端面に、前記ベーン式油圧アクチュエータを固定するフランジが一体化して形成されるとともに、
前記フランジのフランジ面に、前記ベーン式油圧アクチュエータ内の油室への油路を分岐する油溝が設けられていることを特徴とする可変動弁装置付エンジン。 - 前記ベーン式油圧アクチュエータは、前記油室に連通する油孔を有し、前記フランジに固定される板状部材を備え、
前記フランジ面に設けられた油溝は、前記油孔に接続するように円環状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の可変動弁装置付エンジン。 - 前記板状部材の前記フランジ面との当接面とは反対側の面に円環状に形成された油溝が設けられ、該油溝が前記ベーン式油圧アクチュエータへの進角油路及び遅角油路のいずれか一方の一部を構成し、
前記フランジ面に設けられた油溝が前記進角油路及び遅角油路の他方の一部を構成することを特徴とする請求項1又は2に記載の可変動弁装置付エンジン。 - 前記エンジンのシリンダヘッドに前記カムシャフトを回動可能に支持するカムホルダを備え、
前記フランジ面に設けられた油溝は、前記アウタカムシャフトに設けられた油孔、及び、前記カムホルダに形成された油溝を介して、前記シリンダヘッドに形成された前記進角油路及び遅角油路のいずれか前記他方の油路を構成することを特徴とする請求項3に記載の可変動弁装置付エンジン。 - 前記フランジ面に設けられた油溝は、前記ベーン式油圧アクチュエータのベーンロータの回動を規制するロックピンの先端が挿入される、前記板状部材に設けられた穴に連通することを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の可変動弁装置付エンジン。
- 前記進角油路は、前記遅角油路よりも圧損が少なくなるように形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の可変動弁装置付エンジン。
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