JP6686417B2 - エンジン - Google Patents
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Description
(3)前記支持部材は、前記左右の固定部の高さ寸法が同一に形成されていることが好ましい。
(4)前記シリンダヘッドは、前記ヘッドボルトの軸心の延長線と前記吸気カムシャフト及び前記排気カムシャフトの各軸心とが交差するように設けられていることが好ましい。
(6)前記支持部材は、前記ジャーナル部を軸支する軸受部に内蔵された転がり軸受を有することが好ましい。
(8)あるいは、前記支持部材は、前記ジャーナル部を下方から支持するホールド部と、前記ジャーナル部を上方から支持するキャップ部とが一体で設けられていることが好ましい。
本実施形態のエンジン1を図1に分解して示す。このエンジン1は、直列三気筒のダブルオーバーヘッドカム式(DOHC)ガソリンエンジンである。エンジン1のフロント側(図1中の左下方向)には、エンジン1の補機類や動力伝達用の伝達部材(クランクプーリ,タイミングプーリ,スプロケット等、図示略)が設けられる。シリンダヘッド2及びシリンダブロック3のフロント側にはチェーンカバー(図示略)が取り付けられる。伝達部材は、シリンダヘッド2及びシリンダブロック3とチェーンカバーとの間の空間に収納される。なお、エンジン1のリア側(図1中の右上方向)にはドライブプレート,フライホイールが設けられ、パワートレーンの下流側の各種装置(例えば、変速機,回転電機等)に接続される。
図1,図3及び図4に示すように、本実施形態のシリンダヘッド2は、上面2aのうちフロント壁21の上面2aが切り欠かれ、他の側壁と比べてその高さ寸法が小さくなるように形成される。このフロント壁21の切り欠かれた上面には、支持部材10が載置されてボルト締結される。また、シリンダヘッド2は、複数(本実施形態では二本)のヘッドボルト25がフロント壁21をその立設方向に貫通して締結されることで、シリンダブロック3に固定される。なお、図3及び図4では動弁室4内の構造を便宜上省略している。
(1)上述のエンジン1では、支持部材10が、左右の固定部12の高さ寸法Ha,Hbが中間の固定部12の高さ寸法Hcよりも大きく形成されている。このため、支持部材10の支持剛性を二つのジャーナル部53のそれぞれの外側で高めることができ、バルブ反力が大きい外側においても適切に支持剛性を確保することができる。これにより、エンジン1の燃焼起振力によって発生しうる騒音や振動を抑制することができ、エンジン1の信頼性を高めることができる。さらに、ヘッドボルト25がフロント壁21を貫通して締結されるため、最もフロント側のヘッドボルト25を、他のヘッドボルト25と同様に動弁室4の底面(下面部20)で締結する構造と比較して、シリンダヘッド2の全長を短縮することができる。
(4)また、シリンダヘッド2は、ヘッドボルト25の軸心25cの延長線とカムシャフト5の各軸心5cとが交差するように設けられるため、バルブ反力によるモーメントがヘッドボルト25に作用せず、応力集中を回避することができる。
(7)上述の支持部材10は、ホールド部10Hとキャップ部10Cとが別体で設けられることから、製造が簡単であり、製造コストを低減することができる。また、転がり軸受14を内蔵する場合にも、簡単に組み立てることができる。
上述した支持部材10の形状は一例であって、上述したものに限られない。例えば、支持部材10は、ホールド部10Hとキャップ部10Cとが一体で設けられたものであってもよい。支持部材10が一体ものの場合、支持部材10の各軸受部11に吸気カムシャフト5A及び排気カムシャフト5Bを挿入し、これらをアッセンブリ化した状態でシリンダヘッド2に組み付ければよい。このような構成であれば、カムシャフト5A,5Bの芯出しが容易となり、カムシャフト5A,5Bの位置ずれを防止することができ、フリクションをより低減することができる。
2 シリンダヘッド
2a 上面
3 シリンダブロック
5 カムシャフト
5A 吸気カムシャフト
5B 排気カムシャフト
10 支持部材
10IN 吸気支持部
10EX 排気支持部
10C キャップ部
10H ホールド部
11 軸受部
12 固定部
12d 下面
12e 上面
13 ボルト孔
14 転がり軸受
15 締結ボルト
20 下面部
21 フロント壁(フロント側の側壁)
21a 載置面
21b 凹部
21c 底面
21d 穴部
21e 座面
21h 取付穴
23 ヘッドボルト孔
23f フロントヘッドボルト孔
25 ヘッドボルト
25c 軸心
26 すべり軸受部分
50 カム
53 ジャーナル部
E 軸心5c同士を結んだ直線
L ボルト孔13の中心同士を結んだ直線
Ha,Hb 左右の固定部12の高さ寸法
Hc 中間の固定部12の高さ寸法
Claims (8)
- エンジンの吸気カムシャフト及び排気カムシャフトが配置されるシリンダヘッドと、
前記シリンダヘッドと別設され、前記吸気カムシャフトの最もフロント側のジャーナル部及び前記排気カムシャフトの最もフロント側のジャーナル部のそれぞれを回転自在に支持する支持部材と、を備え、
前記シリンダヘッドは、上面が切り欠かれるとともに前記支持部材が載置されるフロント側の側壁を有し、複数のヘッドボルトが前記側壁をその立設方向に貫通して締結されることでシリンダブロックに固定され、
前記側壁には、前記支持部材が載置される載置面が形成されており、
前記支持部材は、前記ヘッドボルトの上方において二つの前記ジャーナル部を挟んだ三箇所のそれぞれが前記載置面に載置された状態で締結ボルトによって前記側壁に固定されるものであり、前記二つのジャーナル部のそれぞれの外側に位置する左右の固定部の高さ寸法が、前記二つのジャーナル部の間に位置する中間の固定部の高さ寸法よりも大きく形成された
ことを特徴とする、エンジン。 - 前記支持部材は、前記中間の固定部の下面が前記左右の固定部の各下面よりも上方に位置するように形成された
ことを特徴とする、請求項1記載のエンジン。 - 前記支持部材は、前記左右の固定部の高さ寸法が同一に形成された
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のエンジン。 - 前記シリンダヘッドは、前記ヘッドボルトの軸心の延長線と前記吸気カムシャフト及び前記排気カムシャフトの各軸心とが交差するように設けられた
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のエンジン。 - 前記側壁は、前記載置面よりも下方へ凹設されるとともに前記吸気カムシャフト及び前記排気カムシャフトの軸方向に貫通して形成された凹部を有し、
前記凹部の底面には、前記ヘッドボルトが締結される
ことを特徴とする、請求項1〜4の何れか1項に記載のエンジン。 - 前記支持部材は、前記ジャーナル部を軸支する軸受部に内蔵された転がり軸受を有する
ことを特徴とする、請求項1〜5の何れか1項に記載のエンジン。 - 前記支持部材は、前記ジャーナル部を下方から支持するホールド部と、前記ジャーナル部を上方から支持するキャップ部とが別体で設けられた
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載のエンジン。 - 前記支持部材は、前記ジャーナル部を下方から支持するホールド部と、前記ジャーナル部を上方から支持するキャップ部とが一体で設けられた
ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載のエンジン。
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JP2015246092A JP6686417B2 (ja) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | エンジン |
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JP2015246092A JP6686417B2 (ja) | 2015-12-17 | 2015-12-17 | エンジン |
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JP2017110579A JP2017110579A (ja) | 2017-06-22 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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- 2015-12-17 JP JP2015246092A patent/JP6686417B2/ja active Active
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