[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JP5490438B2 - 血液浄化装置 - Google Patents

血液浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5490438B2
JP5490438B2 JP2009108580A JP2009108580A JP5490438B2 JP 5490438 B2 JP5490438 B2 JP 5490438B2 JP 2009108580 A JP2009108580 A JP 2009108580A JP 2009108580 A JP2009108580 A JP 2009108580A JP 5490438 B2 JP5490438 B2 JP 5490438B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood
circuit
blood circuit
arterial
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009108580A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010253129A (ja
Inventor
将弘 豊田
聡 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikkiso Co Ltd filed Critical Nikkiso Co Ltd
Priority to JP2009108580A priority Critical patent/JP5490438B2/ja
Publication of JP2010253129A publication Critical patent/JP2010253129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5490438B2 publication Critical patent/JP5490438B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Description

本発明は、患者の血液を体外循環させつつ浄化する血液浄化装置に関するものである。
一般に、血液浄化療法、例えば透析治療においては、患者の血液を体外循環させるべく可撓性チューブから成る血液回路が使用されている。この血液回路は、患者から血液を採取する動脈側穿刺針が先端に取り付けられた動脈側血液回路と、患者に血液を戻す静脈側穿刺針が先端に取り付けられた静脈側血液回路とから主に成り、これら動脈側血液回路と静脈側血液回路との間にダイアライザと称される血液浄化手段を介在させ、体外循環する血液の浄化を行っている。
かかるダイアライザは、内部に複数の中空糸が配設されており、それぞれの中空糸の内部を血液が通過するとともに、その外側(中空糸の外周面と筐体の内周面との間)に透析液を流し得る構成とされている。中空糸は、その壁面に微小な孔(ポア)が形成されて血液浄化膜を成しており、中空糸内部を通過する血液の老廃物等が血液浄化膜を透過して透析液内に排出されるとともに、老廃物が排出されて浄化された血液が患者の体内に戻るようになっている。
ところで、従来の血液浄化装置においては、プライミング液を血液回路中に充填させるプライミング処理後、動脈側血液回路先端及び静脈側血液回路先端に穿刺針を取り付けた状態にて、ダイアライザに透析液が導入される前に血液回路に患者からの血液を導入する脱血工程、及びダイアライザに透析液を導入及び排出させつつ血液回路にて患者の血液を体外循環させる血液浄化治療工程を順次行わせ得るよう構成されていた(例えば特許文献1参照)。
即ち、血液浄化治療工程前の血液回路には予めプライミング液(生理食塩水等)が満たされており、穿刺針を患者に穿刺した後、血液ポンプを駆動させると、脱血工程(透析液がダイアライザに導入されない状態)では患者の血液がプライミング液と置換されつつ当該血液回路に導入され、その脱血が良好に行われたことを医療従事者が判断すると、透析液をダイアライザに供給させつつ除水させることにより血液浄化治療工程(透析治療)が行われることとなる。
特開2001−61959号公報
しかしながら、上記従来の血液浄化装置においては、脱血工程が良好に行われたことを医療従事者が目視にて確認した後、血液浄化治療工程(透析治療)が行われることとなるので、脱血工程が終了するまで医療従事者が付き添っていなければならず、多人数に対して一括して治療を行わせる場合、多くの医療従事者を必要としてしまうという問題があった。
また、血液ポンプの駆動状態を参酌して、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることも考えられるが、その場合、例えば患者のシャントが狭窄した状態や穿刺針の先端が患者の血管壁や静脈弁等に当接した状態など、血液を十分に吸引できない場合においても、脱血工程から血液浄化治療工程に移行してしまう虞があり、安全性に問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、より安全に脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることができる血液浄化装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、患者の血液を体外循環可能な動脈側血液回路及び静脈側血液回路から成る血液回路と、前記動脈側血液回路に配設された血液ポンプと、前記動脈側血液回路と静脈側血液回路との間に接続され、当該血液回路を流れる血液を浄化し得るとともに、透析液が供給されつつ排出可能な血液浄化手段と、前記血液浄化手段を流れる血液に対して除水するための除水ポンプとを具備し、プライミング液を前記血液回路中に充填させるとともに前記血液浄化手段内を液充填させるプライミング処理後、前記動脈側血液回路先端及び静脈側血液回路先端に穿刺針を取り付けて患者に穿刺した状態にて、前記血液浄化手段に透析液が供給される前に前記血液回路に患者からの血液を導入する脱血工程、及び前記血液浄化手段に透析液を供給させつつ前記血液回路にて患者の血液を体外循環させる血液浄化治療工程を順次行わせ得る血液浄化装置において、前記血液ポンプ又は除水ポンプを駆動させることにより前記脱血工程及び血液浄化治療工程を順次行わせる制御手段と、前記動脈側血液回路の先端側又は静脈側血液回路の先端側に取り付けられ、当該動脈側血液回路又は静脈側血液回路を流れる液体が血液であるか否かを判別可能な血液判別手段とを備え、前記制御手段は、前記血液ポンプ又は除水ポンプが駆動して所定回転数に達した後であって、且つ、少なくとも前記動脈側血液回路の先端側に取り付けられた前記血液判別手段にて血液が流れていることを判別したことを条件として、前記脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、制御手段は、血液判別手段にて血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行可能とされたので、脱血が不良のまま血液浄化治療工程に移行してしまうのを回避でき、より安全に脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることができる。
さらに、制御手段は、血液ポンプ又は除水ポンプが駆動して所定回転数に達した後であって、且つ、血液判別手段にて血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させるので、更に安全性を向上させつつ脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることができる。
本発明の実施形態に係る血液浄化装置を示す全体模式図 同血液浄化装置における透析装置本体の内部構成を示す模式図 同血液浄化装置におけるプライミング工程時の状態を示す模式図 同血液浄化装置における脱血工程時の状態を示す模式図 同血液浄化装置における血液浄化治療工程時の状態を示す模式図 同血液浄化装置における血液判別手段を示す正面図 図6のVII−VII線断面図 同血液浄化装置における制御内容を示すフローチャート 参考例に係る血液浄化装置における制御内容を示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係る血液浄化装置は、患者の血液を体外循環させつつ浄化するためのもので、透析治療で使用される透析装置に適用されたものである。かかる透析装置は、図1に示すように、血液浄化手段としてのダイアライザ2が接続された血液回路1、ダイアライザ2に透析液を供給しつつ除水する透析装置本体5から主に構成されている。血液回路1は、同図に示すように、可撓性チューブから成る動脈側血液回路1a及び静脈側血液回路1bから主に構成されており、これら動脈側血液回路1aと静脈側血液回路1bの間に血液浄化手段としてのダイアライザ2が接続されている。
動脈側血液回路1aには、その先端に動脈側穿刺針aが接続されているとともに、途中にしごき型の血液ポンプ3が配設されている。かかる動脈側血液回路1aは、その先端にコネクタ1aaが形成されており、動脈側穿刺針aの基端に形成されたコネクタa1と接続可能とされている。すなわち、コネクタ1aaとコネクタa1とを接続することにより、動脈側血液回路1a先端に動脈側穿刺針aを取り付け可能とされているのである。
一方、静脈側血液回路1bには、その先端に静脈側穿刺針bが接続されているとともに、途中に除泡用の静脈側ドリップチャンバ4が接続されている。かかる静脈側血液回路1bは、上述した動脈側血液回路1aと同様、その先端にコネクタ1baが形成されており、静脈側穿刺針bの基端に形成されたコネクタb1と接続可能とされている。すなわち、コネクタ1baとコネクタb1とを接続することにより、静脈側血液回路1b先端に動脈側穿刺針bを取り付け可能とされているのである。
そして、動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bをそれぞれ患者のシャントC(外科手術等により動脈と静脈を短絡させたアクセス血管であって図4、5参照)に穿刺した状態で、血液ポンプ3を駆動させると、患者の血液は、動脈側血液回路1aを通ってダイアライザ2に至り、該ダイアライザ2によって血液浄化が施された後、静脈側血液回路1bを通って患者の体内に戻る。即ち、患者の血液を血液回路1にて体外循環させつつダイアライザ2にて浄化するのである。
ダイアライザ2は、その筐体部に、血液導入ポート2a、血液導出ポート2b、透析液導入ポート2c及び透析液導出ポート2dが形成されており、このうち血液導入ポート2aには動脈側血液回路1aの基端が、血液導出ポート2bには静脈側血液回路1bの基端がそれぞれ接続されている。また、透析液導入ポート2c及び透析液導出ポート2dは、透析装置本体6から延設された透析液導入ラインL1及び透析液排出ラインL2とそれぞれ接続されている。
ダイアライザ2内には、複数の中空糸が収容されており、該中空糸内部が血液の流路とされるとともに、中空糸外周面と筐体部の内周面との間が透析液の流路とされている。中空糸には、その外周面と内周面とを貫通した微少な孔(ポア)が多数形成されて中空糸膜を形成しており、該膜を介して血液中の不純物等が透析液内に透過し得るよう構成されている。
一方、透析装置本体5は、図2に示すように、透析液導入ラインL1及び透析液排出ラインL2に跨って形成された複式ポンプ7と、透析液排出ラインL2において複式ポンプ7を迂回して接続されたバイパスラインL3と、該バイパスラインL3に接続された除水ポンプ8とから主に構成されている。そして、透析液導入ラインL1の一端がダイアライザ2(透析液導入ポート2c)に接続されるとともに、他端が所定濃度の透析液を調製する透析液供給装置13に接続されている。
また、透析液排出ラインL2の一端は、ダイアライザ2(透析液導出ポート2d)に接続されるとともに、他端が図示しない排液手段と接続されており、透析液供給装置13から供給された透析液が透析液導入ラインL1を通ってダイアライザ2に至った後、透析液排出ラインL2及びバイパスラインL3を通って排液手段に送られるようになっている。尚、透析装置本体5内において、透析液導入ラインL1に接続された加温器及び脱気手段を具備させてもよい。
除水ポンプ8は、ダイアライザ2中を流れる患者の血液から水分を除去するためのものである。即ち、かかる除水ポンプ8を駆動させると、複式ポンプ7が定量型であるため、透析液導入ラインL1から導入される透析液量よりも透析液排出ラインL2から排出される液体の容量が多くなり、その多い容量分だけ血液中から水分が除去(除水)されるのである。尚、かかる除水ポンプ8以外の手段(例えば所謂バランシングチャンバ等を利用するもの)にて患者の血液から水分を除去するようにしてもよい。
動脈側血液回路1aの先端側(コネクタ1aa近傍)には、血液判別手段としての血液判別器9と、動脈側血液回路1aがセットされたか否かを検知するチューブ検出器11と、流路を閉塞又は解放可能な電磁弁V1とを有した動脈側セット手段D1が配設されている。また、静脈側血液回路1bの先端側(コネクタ1ba近傍)には、血液判別手段としての血液判別器10と、静脈側血液回路1bがセットされたか否かを検知するチューブ検出器12と、流路を閉塞又は解放可能な電磁弁V2とを有した静脈側セット手段D2が配設されている。
より具体的には、動脈側セット手段D1(静脈側セット手段D2も同様)は、図6、7に示すように、血液判別器9、チューブ検出器11及び電磁弁V1を筐体14内に具備したもので、当該筐体14に形成された溝部14aに動脈側血液回路1aを嵌入させてセットし得るよう構成されている。このうち血液判別器9(血液判別器10も同様)は、血液浄化治療工程(血液透析治療)後に血液回路1内に充填されたプライミング液と血液とが置換して、当該動脈側血液回路1a(又は静脈側血液回路1b)を流れる液体が血液であるか否かを判別可能なものである。
具体的には、血液判別器9は、図7に示すように、溝部14aに臨んだ一対の開口9a、9bと、これら開口9a及び9bを通じて光(赤外線等)を送受し得る発光素子Sa及び受光素子Sbとから主に構成されている。そして、発光素子Saから光を照射すると、溝部14aに嵌入された動脈側血液回路1a及び内部を流れる液体を光が透過して受光素子Sbにて受光し得るので、動脈側血液回路1a内を流れる液体がプライミング液或いは血液の何れであるかを判別することができる。即ち、プライミング液よりも血液の方が光の透過率が低いので、受光素子Sbによる光の受光量の減少を検知すれば、プライミング液から血液に置換されたことが判別できるのである。
血液判別器9、10は、透析装置本体5内に配設された制御手段6と電気的に接続されている。かかる制御手段6は、透析装置本体5内に配設されたマイコン等から成るものであり、血液ポンプ3を任意タイミングで駆動させることによりプライミング工程、脱血工程及び血液浄化治療工程を順次行わせるためのものである。プライミング工程は、プライミング液を血液回路1中に充填させるとともにダイアライザ2内を液充填させる(具体的には、透析液流路を透析液で満たし血液流路をプライミング液で満たす)プライミング処理する工程をいい、図3に示すように、動脈側血液回路1a先端のコネクタ1aaと静脈側血液回路1b先端のコネクタ1baとを接続して閉鎖した血液回路を形成して行われる。かかる状態で鉗子などのクランプ手段Kによる閉塞を解除してプライミング液供給ラインL4を開放させつつ血液ポンプ3を駆動させて、生食バッグB内の生理食塩水(プライミング液)を血液回路1内に充填させる。
脱血工程は、図4に示すように、動脈側血液回路1a先端及び静脈側血液回路1b先端に穿刺針(動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針b)を取り付けた状態にて、当該穿刺針を患者のシャントCに穿刺させ、ダイアライザ2の透析液流路に透析液が供給される前に血液ポンプ3を駆動させて血液回路1に患者からの血液を導入するための工程である。即ち、脱血工程は、血液浄化治療工程前において患者の血液を血液回路1内に導入させる工程をいい、ダイアライザ2内に透析液が供給されていない状態(複式ポンプ7が停止した状態)をいう。
血液浄化治療工程は、図5に示すように、穿刺針(動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針b)を患者に穿刺した状態を維持しつつ血液ポンプ3を駆動させ、且つ、ダイアライザ2に透析液を供給(除水ポンプ8が駆動した状態)させつつ血液回路1にて患者の血液を体外循環させる工程である。即ち、血液浄化治療工程は、患者の血液を血液回路1にて体外循環させつつダイアライザ2にて浄化するとともに除水ポンプ8にて除水する工程をいうのである。
ここで、本実施形態に係る制御手段6は、血液ポンプ3が駆動して所定回転数に達した後であって、且つ、少なくとも血液判別器9にて血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させるよう構成されている。即ち、図8に示すように、脱血工程が開始して血液ポンプ3を制御手段6にて駆動させ(S1)、当該血液ポンプ3が所定回転数駆動したと判別され(S2)、血液判別器9にて血液が流れていると判別される(S3)と、ダイアライザ2に透析液を供給しつつ除水ポンプ8を駆動させることにより血液浄化治療工程が開始される(S4)ようになっているのである。
本実施形態によれば、制御手段6は、血液ポンプ3が駆動して所定回転数に達した後であって、且つ、少なくとも血液判別器9にて血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させるので、単に血液ポンプ3が所定回転数駆動したことを条件として脱血工程から血液浄化治療工程に移行させるものに比べ、更に安全性を向上させつつ脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることができる。
また、参考例として、制御手段6は、血液ポンプ3が所定時間駆動し、且つ、血液判別器9(或いは血液判別器10)にて血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させるよう構成してもよい。この場合、図9に示すように、脱血工程が開始して血液ポンプ3を制御手段6にて駆動させ(S1)、当該血液ポンプ3が所定時間駆動したと判別され(S2’)、血液判別器9(或いは血液判別器10)にて血液が流れていると判別される(S3)と、ダイアライザ2に透析液を供給しつつ除水ポンプ8を駆動させることにより血液浄化治療工程が開始される(S4)ようになっているのである。
このような参考例によれば、制御手段6は、血液ポンプ3が所定時間駆動し、且つ、血液判別器9、10にて血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させるので、単に血液ポンプ3が所定時間駆動したことを条件として脱血工程から血液浄化治療工程に移行させるものに比べ、更に安全性を向上させつつ脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることができる。
参考例においては、制御手段6は、血液判別器9及び10の何れか一方が血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行可能としてもよく、或いは少なくとも血液判別器9が血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行可能としてもよい。
尚、本実施形態において、脱血工程は、動脈側血液回路1aの動脈側穿刺針aから患者の血液を導入するとともに、静脈側血液回路1bの静脈側穿刺針bからプライミング時に充填さたプライミング液を排出するよう構成されているが、脱血工程において除水ポンプ8を駆動させて血液回路1内のプライミング液を濾過(正濾過)させて透析液の排液手段に排出させるよう構成してもよい
本実施形態によれば、制御手段6は、血液判別器9にて血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行可能とされたので、脱血が不良のまま血液浄化治療工程に移行してしまうのを回避でき、より安全に脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることができる
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、例えば血液判別器9、10(血液判別手段)として動脈側血液回路1a又は静脈側血液回路1bを流れる液体が血液であるか否かを判別可能な他の形態のものとしてもよい。また、本実施形態に係る血液判別器9、10は、動脈側セット手段D1及び静脈側セット手段D2内に配設されたものに限定されず、単独で動脈側血液回路1aの先端側又は静脈側血液回路1bの先端側に取り付けられたものであってもよい。
また更に、本実施形態に係るものは、その穿刺針が動脈側穿刺針a及び静脈側穿刺針bとで構成されていた所謂ダブルニードルであるが、1本の穿刺針から動脈側血液回路1a先端及び静脈側血液回路1b先端に接続される所謂シングルニードルのものに適用してもよい。尚、本実施形態においては、透析治療時に用いられる透析装置に適用しているが、患者の血液を体外循環させつつ浄化し得る他の血液浄化装置(例えば血液濾過透析法、血液濾過法、AFBFで使用される血液浄化装置、血漿吸着装置など)に適用してもよい。
血液ポンプ又は除水ポンプを駆動させることにより脱血工程及び血液浄化治療工程を順次行わせる制御手段と、動脈側血液回路の先端側又は静脈側血液回路の先端側に取り付けられ、当該動脈側血液回路又は静脈側血液回路を流れる液体が血液であるか否かを判別可能な血液判別手段とを備え、制御手段は、血液ポンプ又は除水ポンプが駆動して所定回転数に達した後であって、且つ、少なくとも動脈側血液回路の先端側に取り付けられた血液判別手段にて血液が流れていることを判別したことを条件として、脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させる血液浄化装置であれば、外観形状が種々異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
1 血液回路
1a 動脈側血液回路
1b 静脈側血液回路
2 ダイアライザ(血液浄化手段)
3 血液ポンプ
4 静脈側ドリップチャンバ
5 透析装置本体
6 制御手段
7 複式ポンプ
8 除水ポンプ
9、10 血液判別器(血液判別手段)
11、12 チューブ検出器
13 透析液供給装置
B 生食バッグ
L1 透析液導入ライン
L2 透析液排出ライン
L3 バイパスライン
L4 プライミング液供給ライン

Claims (1)

  1. 患者の血液を体外循環可能な動脈側血液回路及び静脈側血液回路から成る血液回路と、
    前記動脈側血液回路に配設された血液ポンプと、
    前記動脈側血液回路と静脈側血液回路との間に接続され、当該血液回路を流れる血液を浄化し得るとともに、透析液が供給されつつ排出可能な血液浄化手段と、
    前記血液浄化手段を流れる血液に対して除水するための除水ポンプと、
    を具備し、プライミング液を前記血液回路中に充填させるとともに前記血液浄化手段内を液充填させるプライミング処理後、前記動脈側血液回路先端及び静脈側血液回路先端に穿刺針を取り付けて患者に穿刺した状態にて、前記血液浄化手段に透析液が供給される前に前記血液回路に患者からの血液を導入する脱血工程、及び前記血液浄化手段に透析液を供給させつつ前記血液回路にて患者の血液を体外循環させる血液浄化治療工程を順次行わせ得る血液浄化装置において、
    前記血液ポンプ又は除水ポンプを駆動させることにより前記脱血工程及び血液浄化治療工程を順次行わせる制御手段と、
    前記動脈側血液回路の先端側又は静脈側血液回路の先端側に取り付けられ、当該動脈側血液回路又は静脈側血液回路を流れる液体が血液であるか否かを判別可能な血液判別手段と、
    を備え、前記制御手段は、前記血液ポンプ又は除水ポンプが駆動して所定回転数に達した後であって、且つ、少なくとも前記動脈側血液回路の先端側に取り付けられた前記血液判別手段にて血液が流れていることを判別したことを条件として、前記脱血工程から血液浄化治療工程に自動的に移行させることを特徴とする血液浄化装置。
JP2009108580A 2009-04-28 2009-04-28 血液浄化装置 Active JP5490438B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009108580A JP5490438B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 血液浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009108580A JP5490438B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 血液浄化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010253129A JP2010253129A (ja) 2010-11-11
JP5490438B2 true JP5490438B2 (ja) 2014-05-14

Family

ID=43314744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009108580A Active JP5490438B2 (ja) 2009-04-28 2009-04-28 血液浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5490438B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5734262B2 (ja) * 2012-11-14 2015-06-17 日機装株式会社 血液浄化システム
DE102013011715A1 (de) * 2013-07-15 2015-01-15 Fresenius Medical Care Deutschland Gmbh Verfahren zum Steuern einer Blutbehandlungsvorrichtung und Vorrichtungen

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6324954A (ja) * 1986-07-18 1988-02-02 株式会社クラレ 血漿採取装置
JP4457235B2 (ja) * 2001-12-18 2010-04-28 株式会社北九州バイオフィジックス研究所 自動血液透析装置および該装置を使用したプライミング方法。
JP4798653B2 (ja) * 2005-11-18 2011-10-19 日機装株式会社 血液浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010253129A (ja) 2010-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4798653B2 (ja) 血液浄化装置
JP6685374B2 (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法
JP5205036B2 (ja) 血液浄化装置
JP5247864B2 (ja) 血液浄化装置
JP5220171B2 (ja) 血液浄化装置
US10751459B2 (en) Blood purification apparatus
WO2016186163A1 (ja) 血液浄化装置
JP6545485B2 (ja) 血液浄化装置
JP4716409B2 (ja) 血液浄化装置
JP6437349B2 (ja) 血液浄化装置
JP5243097B2 (ja) 血液浄化装置及びその血液浄化手段の判別方法
JP6053107B2 (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法
JP5490438B2 (ja) 血液浄化装置
JP2011136003A (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法
JP5222706B2 (ja) 血液浄化装置及びその血液流量演算方法
JP2013106976A (ja) 血液浄化装置
WO2019049968A1 (ja) 体外循環装置及びその気泡の排出方法
EP3369443B1 (en) Blood purification apparatus
JP6501340B2 (ja) 血液浄化装置
JP5404458B2 (ja) 血液浄化装置及び血液浄化装置における血液回路内の液体排出方法
JP6017713B2 (ja) 血液浄化装置
WO2017119333A1 (ja) 体外循環治療装置
WO2023032960A1 (ja) 血液浄化装置
JP2019047853A (ja) 血液浄化装置及びそのプライミング方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120229

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130822

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130926

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20140107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5490438

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250