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JP5444994B2 - 半導体受光素子 - Google Patents

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JP5444994B2 JP2009220018A JP2009220018A JP5444994B2 JP 5444994 B2 JP5444994 B2 JP 5444994B2 JP 2009220018 A JP2009220018 A JP 2009220018A JP 2009220018 A JP2009220018 A JP 2009220018A JP 5444994 B2 JP5444994 B2 JP 5444994B2
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Description

本発明は、分布ブラッグ反射層を有する半導体受光素子に関し、特に1.3μm帯近傍の入射光に対する受光感度が高い半導体受光素子に関するものである。
光吸収層と半導体基板の間に分布ブラッグ反射(DBR: Distributed Bragg Reflector)層を有するフォトダイオードが提案されている。光吸収層で吸収されずに透過した光は、DBR層で反射されて再び光吸収層で吸収される。これにより、DBR層を有するフォトダイオードでは高い量子効率が得られる。
特開平05−304279号公報
InGaAsP層とInP層とを交互に複数ペア積層した分布ブラッグ反射層において、InGaAsP層のバンドギャップ波長を1.2μmにした場合の反射率Rを計算で求めた。なお、分布ブラッグ反射層以外からの反射を抑制するため、装置の表面にARコートを行った。計算は、「光学の原理I、著者:Max Born, Emil Wolf、発行所:東海大学出版会」の第I章を参考にした。
計算の結果、例えば反射率70%以上を得るためには、InGaAsP層とInP層のペアを17ペア以上にする必要があり、分布ブラッグ反射層の合計層厚が3.3μm以上も必要になることが分かった。従って、分布ブラッグ反射層の層厚や材料組成をウェハ面内で均一に制御し難く、設計どおりの反射率を得ることが難しく、再現性が悪いという問題があった。
少ないペア数で高い反射率を実現するためには、多層反射膜層に用いる材料の屈折率差を大きくする手法が一般的に知られている。例えば、屈折率の低い材料としてInPを用い、屈折率の大きい材料としてAsとPの構成比が9:1のInGaAsP(バンドギャップ波長:1615nm)を用いた分布ブラッグ反射層が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この分布ブラッグ反射層において屈折率差が最大となるような材料組成にした場合に、1.3μm帯近傍の入射光に対する反射率を計算した。10ペアぐらいまでは急激に反射率が向上するが、15ペア程度で反射率が飽和し、40%以上の反射率が得られなかった。このため、1.3μm帯近傍の入射光に対する受光感度が低かった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、1.3μm帯近傍の入射光に対する受光感度が高い半導体受光素子を得るものである。
本発明は、半導体基板と、前記半導体基板上に順次形成された、第1導電型の分布ブラッグ反射層、光吸収層、及び第2導電型の半導体層とを備え、前記分布ブラッグ反射層は、バンドギャップ波長が入射光の波長より大きい第1半導体層と、バンドギャップ波長が前記入射光の波長より小さい第2半導体層とを交互に複数ペア積層したものであり、前記入射光の波長は1.3μm帯であり、前記分布ブラッグ反射層の反射率ピーク波長は1.20μm〜1.35μmであり、1層の前記第1半導体層の光学層厚と1層の前記第2半導体層の光学層厚の和は、前記入射光の波長の概ね半分であり、前記第1半導体層のバンドギャップ波長は1.30μm〜1.55μmであることを特徴とする半導体受光素子である。
本発明により、1.3μm帯近傍の入射光に対する受光感度が高い半導体受光素子を得ることができる。
実施の形態1に係る半導体受光素子を示す断面図である。 第1比較例に係る半導体受光素子を示す断面図である。 実施の形態1に係る半導体受光素子の感度をInGaAsP層のバンドギャップ波長を変化させて計算した結果を示す図である。 実施の形態3に係る半導体受光素子を示す断面図である。 実施の形態4に係る半導体受光素子を示す断面図である。 実施の形態5に係る半導体受光素子を示す断面図である。 実施の形態6に係る半導体受光素子を示す断面図である。 実施の形態7に係る半導体受光素子を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る半導体受光素子を示す断面図である。この半導体受光素子は、分布ブラッグ反射層を有するフォトダイオードである。
n型InP基板10(半導体基板)上に、n型DBR層12(第1導電型の分布ブラッグ反射層)、低キャリア濃度のi−InGaAs光吸収層14(光吸収層)、及びp型InP窓層16(第2導電型の半導体層)が順次形成されている。p型InP窓層16上には、反射防止膜と表面保護膜を兼ねたSiNなどの絶縁膜18とアノード(p型)電極20が形成されている。n型InP基板10の裏面にはカソード(n型)電極22が形成されている。
n型DBR層12は、屈折率が低いn型InP層12a(第2半導体層)と屈折率が高いn型InGaAsP層12b(第1半導体層)を交互に15ペア積層したものである。n型InP層12aのバンドギャップ波長は、入射光の波長λより小さい。一方、n型InGaAsP層12bのバンドギャップ波長は、入射光の波長λより大きい。
入射光の波長λは1.3μm帯近傍である。n型DBR層12の反射率ピーク波長は1.20μm〜1.35μmである。n型InGaAsP層12bのバンドギャップ波長は1.30μm〜1.55μmである。
i−InGaAs光吸収層14の層厚は1μmである。1層のn型InP層12aの光学層厚と1層のn型InGaAsP層12bの光学層厚は、それぞれ入射光波長λの約1/4である。例えば、λが1.30μmである場合、InPの屈折率を3.2とするとn型InP層12aの層厚は0.099μm、InGaAsPの屈折率を3.38とするとn型InGaAsP層12bの層厚は0.094μmである。
ただし、これに限らず、1層のn型InP層12a(層厚:d1、屈折率:n1)の光学層厚(=層厚×屈折率)と1層のn型InGaAsP層12b(層厚:d2、屈折率:n2)の光学層厚の和(d1×n1+d2×n2)が、入射光の波長λの概ね半分(=λ/2)、即ち反射率ピーク波長の概ね半分であればよい。本実施の形態では、この和は0.60μm〜0.675μmとなる。これにより、n型DBR層12は、入射光に対して効率良く反射層として働く。
本実施の形態に係る半導体受光素子の動作について説明する。アノード電極20の電位がカソード電極22の電位に比べて低くなるように0.5〜3Vの逆バイアスが印加される。入射光は、図の上側から絶縁膜18とp型InP窓層16を通ってi−InGaAs光吸収層14へ入射される。そして、入射光はi−InGaAs光吸収層14で吸収される。
i−InGaAs光吸収層14の層厚をt、i−InGaAs光吸収層14の入射光に対する吸収係数をαとすると、i−InGaAs光吸収層14に吸収された入射光の割合(=量子効率)は以下の式(1)で表される。
1−exp(−α・t)・・・(1)
i−InGaAs光吸収層14で吸収されずに透過した光は、n型DBR層12で反射されて、再びi−InGaAs光吸収層14で吸収される。n型DBR層12における光の反射率をRとすると、n型DBR層12による戻り光を考慮した場合の量子効率は以下の式(2)で表される。
1−exp(−α・t)+R・exp(−α・t)・(1−exp(−α・t))・・・(2)
式(1)と式(2)の差がn型DBR層12による量子効率の増加分である。i−InGaAs光吸収層14の中は、逆バイアスのために空乏層化している。空乏層中は電界がかかっており、電子と正孔は、それぞれカソード電極22とアノード電極20側に流れて電流として取り出される。
本実施の形態に係る半導体受光素子の効果について比較例と比較しながら説明する。図2は、第1比較例に係る半導体受光素子を示す断面図である。n型DBR層100は、屈折率が異なるn型InP層100aとn型InGaAsP層100bを交互に15ペア積層したものである。n型InP層100aとn型InGaAsP層100bの両方ともバンドギャップが大きく、入射光を吸収しない。n型InGaAsP層100bのバンドギャップ波長は1.2μmである。第2比較例は、n型InGaAsP層100bの代わりにInGaAs層を用いている。n型DBR層100の各層の光学層厚は、入射光の波長1.3μmの1/4である。DBR層以外は本実施の形態に係る半導体受光素子と同様である。
n型InGaAsP層12bのバンドギャップ波長を1.35μmとした本実施の形態に係る半導体受光素子と、第1及び第2比較例に係る半導体受光素子についてそれぞれ感度を測定した。その結果、本実施の形態の感度は0.9A/W以上であり、最も高かった。その理由は、本実施の形態では、n型DBR層12におけるn型InP層12aとn型InGaAsP層12bの屈折率差も十分に取れ、かつn型DBR層12で光吸収の影響も少ないため大きな反射率が得られるからである。一方、第1比較例では、15ペア程度ではn型DBR層の十分な反射率が得られない。また、第2比較例では、n型DBR層での光吸収が大きくなり十分な反射率が得られない。
図3は、実施の形態1に係る半導体受光素子の感度をInGaAsP層のバンドギャップ波長を変化させて計算した結果を示す図である。入射光の波長を1.3μm、i−InGaAs光吸収層14の層厚を1μm、n型DBR層12のペア数を15ペアとした。n型InGaAsP層12bのバンドギャップ波長が1.30μm〜1.55μmの間で感度が極大となり、それよりもバンドギャップ波長が長くても短くても感度が低下することが分かる。
また、n型DBR層12が有するn型InP層12aとn型InGaAsP層12bのペアを20ペア以下にすることが好ましい。これにより、n型DBR層12の層厚や材料組成をウェハ面内で均一に制御し易く、設計どおりの反射率を得ることができ、再現性に優れている。また、本実施の形態であれば、20ペア以下でも1.3μm帯近傍の入射光に対するn型DBR層12の反射率を高くすることができる。
なお、n型InP層12aの代わりに、バンドギャップ波長が入射光の波長より小さいInGaAsP層、AlGaInAs層、GaInNAs層などを用いてもよい。n型InGaAsP層12bの代わりに、バンドギャップ波長が入射光の波長より大きいAlGaInAs層などを用いてもよい。
実施の形態2.
実施の形態2では、n型DBR層12が有する複数のn型InGaAsP層12bのバンドギャップ波長は、i−InGaAs光吸収層14に近いものほど小さく、i−InGaAs光吸収層14から離れるにつれて大きくなる。そして、複数のn型InGaAsP層12bのバンドギャップ波長の平均は1.35μm〜1.55μmである。1層のn型InP層12aの光学層厚と1層のn型InGaAsP層12bの光学層厚の和は、入射光の波長λの概ね半分、即ち反射率ピーク波長の概ね半分である。その他の構成は実施の形態1と同様である。この構成でも、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3に係る半導体受光素子を示す断面図である。この半導体受光素子は、p型領域を選択拡散で形成したプレーナ型pinフォトダイオードである。
i−InGaAs光吸収層14上に低キャリア濃度のn型InP層24が形成され、n型InP層24の一部に選択拡散等によりp型InP層26(第2導電型の半導体層)が形成されている。n型DBR層12の構成は実施の形態1又は実施の形態2と同様である。これにより実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図5は、実施の形態4に係る半導体受光素子を示す断面図である。この半導体受光素子はプレーナ型InPアバランシェフォトダイオードである。
i−InGaAs光吸収層14上にn型InP増倍層28(キャリア増倍層)が形成され、n型InP増倍層28の一部に選択拡散等によりp型InP層26(第2導電型の半導体層)が形成されている。p型InP層26の外周にBeのイオン注入などによりガードリング30が形成されている。n型InP増倍層28は、i−InGaAs光吸収層14で発生した光キャリアをアバランシェ増倍する。n型DBR層12の構成は実施の形態1又は実施の形態2と同様である。これにより実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
図6は、実施の形態5に係る半導体受光素子を示す断面図である。この半導体受光素子はプレーナ型AlInAsアバランシェフォトダイオードである。
n型DBR層12とi−InGaAs光吸収層14の間に、n型AlInAs増倍層32(キャリア増倍層)と電界緩和層34が形成されている。n型AlInAs増倍層32は、i−InGaAs光吸収層14で発生した光キャリアをアバランシェ増倍する。その他の構成は実施の形態3と同様である。
発熱源となるn型AlInAs増倍層32の近くに、熱抵抗が低いn型InP層12aが存在するため、効率良く放熱を行うことができる。また、n型DBR層12の屈折率が低い層として、n型InP層12aの代わりに、n型AlInAs増倍層32と同じAlInAs層を用いれば、材料が同じなので結晶成長を安定に行うことができる。
実施の形態6.
図7は、実施の形態6に係る半導体受光素子を示す断面図である。この半導体受光素子は実施の形態5と同様にプレーナ型AlInAsアバランシェフォトダイオードである。
n型DBR層12のn型InP層12aとn型AlInAs増倍層32の間にキャリア濃度の高いn型AlInAs層36を挿入している。その他の構成は実施の形態5と同様である。これにより、n型AlInAs増倍層32の電界がn型InP層12aにかからないため、n型InP層12aでの正孔の増倍が抑制され、低雑音のアバランシェフォトダイオードを実現することができる。
実施の形態7.
図8は、実施の形態7に係る半導体受光素子を示す断面図である。この半導体受光素子は基板側から光を入射する裏面入射共振型フォトダイオードである。
n型InP基板10(第1導電型の半導体基板)上に、低キャリア濃度のi−InGaAs光吸収層14(光吸収層)、及びp型DBR層38(第2導電型の分布ブラッグ反射層)が順次形成されている。p型DBR層38上には、反射防止膜と表面保護膜を兼ねたSiNなどの絶縁膜18とアノード(p型)電極20が形成されている。n型InP基板10の裏面にはカソード(n型)電極22と反射防止膜40が形成されている。そして、入射光はn型InP基板10の裏面側から入射される。
p型DBR層38は、屈折率が低いp型InP層38a(第2半導体層)と屈折率が高いp型InGaAsP層38b(第1半導体層)を交互に15ペア積層したものである。p型InP層38aのバンドギャップ波長は、入射光の波長λより小さい。一方、p型InGaAsP層38bのバンドギャップ波長は、入射光の波長λより大きい。
入射光の波長λは1.3μm帯近傍である。p型DBR層38の反射率ピーク波長は1.20μm〜1.35μmである。p型InGaAsP層38bのバンドギャップ波長は1.30μm〜1.55μmである。
i−InGaAs光吸収層14の層厚は1μmである。1層のp型InP層38aの光学層厚と1層のp型InGaAsP層38bの光学層厚は、それぞれ入射光波長λの約1/4である。ただし、これに限らず、1層のp型InP層38aの光学層厚と1層のp型InGaAsP層38bの光学層厚の和が、入射光の波長λの概ね半分、即ち反射率ピーク波長の概ね半分であればよい。これにより、p型DBR層38は、入射光に対して効率良く反射層として働く。
上記の構成により実施の形態1と同様の効果を得ることができる。さらに、屈折率の高いp型InGaAsP層38bの吸収係数が小さいので、入射光の損失が少ない。また、アノード電極20が高反射率ミラーとなるので、p型DBR層38を透過した光がさらに反射され吸収に寄与できるため更に高感度化が期待できる。
実施の形態8.
実施の形態8では、p型DBR層38が有する複数のp型InGaAsP層38bのバンドギャップ波長は、i−InGaAs光吸収層14に近いものほど小さく、i−InGaAs光吸収層14から離れるにつれて大きくなる。そして、複数のp型InGaAsP層38bのバンドギャップ波長の平均は1.35μm〜1.55μmである。その他の構成は実施の形態7と同様である。この構成でも、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
10 n型InP基板(第1導電型の半導体基板)
12 n型DBR層(第1導電型の分布ブラッグ反射層)
12a n型InP層(第2半導体層)
12b n型InGaAsP層(第1半導体層)
14 i−InGaAs光吸収層(光吸収層)
16 p型InP窓層(第2導電型の半導体層)
26 p型InP層(第2導電型の半導体層)
28 n型InP増倍層(キャリア増倍層)
32 n型AlInAs増倍層(キャリア増倍層)
38 p型DBR層(第2導電型の分布ブラッグ反射層)
38a p型InP層(第2半導体層)
38b p型InGaAsP層(第1半導体層)

Claims (8)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に順次形成された、第1導電型の分布ブラッグ反射層、光吸収層、及び第2導電型の半導体層とを備え、
    前記分布ブラッグ反射層は、バンドギャップ波長が入射光の波長より大きい第1半導体層と、バンドギャップ波長が前記入射光の波長より小さい第2半導体層とを交互に複数ペア積層したものであり、
    前記入射光の波長は1.3μm帯であり、
    前記分布ブラッグ反射層の反射率ピーク波長は1.20μm〜1.35μmであり、
    1層の前記第1半導体層の光学層厚と1層の前記第2半導体層の光学層厚の和は、前記入射光の波長の概ね半分であり、
    前記第1半導体層のバンドギャップ波長は1.30μm〜1.55μmであることを特徴とする半導体受光素子。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に順次形成された、第1導電型の分布ブラッグ反射層、光吸収層、及び第2導電型の半導体層とを備え、
    前記分布ブラッグ反射層は、バンドギャップ波長が入射光の波長より大きい第1半導体層と、バンドギャップ波長が前記入射光の波長より小さい第2半導体層とを交互に複数ペア積層したものであり、
    前記入射光の波長は1.3μm帯であり、
    前記分布ブラッグ反射層の反射率ピーク波長は1.20μm〜1.35μmであり、
    前記分布ブラッグ反射層が有する複数の前記第1半導体層のバンドギャップ波長は、前記光吸収層に近いものほど小さく、前記光吸収層から離れるにつれて大きくなり、
    複数の前記第1半導体層のバンドギャップ波長の平均は1.35μm〜1.55μmであることを特徴とする半導体受光素子。
  3. 1層の前記第1半導体層の光学層厚と1層の前記第2半導体層の光学層厚の和は、前記入射光の波長の概ね半分であることを特徴とする請求項2記載の半導体受光素子。
  4. 前記分布ブラッグ反射層が有する前記第1半導体層と前記第2半導体層のペアは20ペア以下であることを特徴とする請求項1−3の何れか1項に記載の半導体受光素子。
  5. 前記光吸収層で発生した光キャリアをアバランシェ増倍するキャリア増倍層が、前記光吸収層と前記第2導電型の半導体層の間に形成されていることを特徴とする請求項1−4の何れか1項に記載の半導体受光素子。
  6. 前記光吸収層で発生した光キャリアをアバランシェ増倍するキャリア増倍層が、前記分布ブラッグ反射層と前記光吸収層の間に形成されていることを特徴とする請求項1−4の何れか1項に記載の半導体受光素子。
  7. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に順次形成された光吸収層及び第2導電型の分布ブラッグ反射層とを備え、
    入射光は前記半導体基板の裏面側から入射され、
    前記分布ブラッグ反射層は、バンドギャップ波長が入射光の波長より大きい第1半導体層と、バンドギャップ波長が前記入射光の波長より小さい第2半導体層とを交互に複数ペア積層したものであり、
    前記入射光の波長は1.3μm帯であり、
    前記分布ブラッグ反射層の反射率ピーク波長は1.20μm〜1.35μmであり、
    1層の前記第1半導体層の光学層厚と1層の前記第2半導体層の光学層厚の和は、前記入射光の波長の概ね半分であり、
    前記第1半導体層のバンドギャップ波長は1.30μm〜1.55μmであることを特徴とする半導体受光素子。
  8. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板上に順次形成された光吸収層及び第2導電型の分布ブラッグ反射層とを備え、
    入射光は前記半導体基板の裏面側から入射され、
    前記分布ブラッグ反射層は、バンドギャップ波長が入射光の波長より大きい第1半導体層と、バンドギャップ波長が前記入射光の波長より小さい第2半導体層とを交互に複数ペア積層したものであり、
    前記入射光の波長は1.3μm帯であり、
    前記分布ブラッグ反射層の反射率ピーク波長は1.20μm〜1.35μmであり、
    前記分布ブラッグ反射層が有する複数の前記第1半導体層のバンドギャップ波長は、前記光吸収層に近いものほど小さく、前記光吸収層から離れるにつれて大きくなり、
    複数の前記第1半導体層のバンドギャップ波長の平均は1.35μm〜1.55μmであることを特徴とする半導体受光素子。
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