JPH06291406A - 面発光半導体レーザ - Google Patents
面発光半導体レーザInfo
- Publication number
- JPH06291406A JPH06291406A JP5074077A JP7407793A JPH06291406A JP H06291406 A JPH06291406 A JP H06291406A JP 5074077 A JP5074077 A JP 5074077A JP 7407793 A JP7407793 A JP 7407793A JP H06291406 A JPH06291406 A JP H06291406A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- conductivity type
- electrode
- electric field
- mirror
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S5/00—Semiconductor lasers
- H01S5/10—Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
- H01S5/18—Surface-emitting [SE] lasers, e.g. having both horizontal and vertical cavities
- H01S5/183—Surface-emitting [SE] lasers, e.g. having both horizontal and vertical cavities having only vertical cavities, e.g. vertical cavity surface-emitting lasers [VCSEL]
- H01S5/18341—Intra-cavity contacts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S3/00—Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
- H01S3/10—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
- H01S3/105—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating by controlling the mutual position or the reflecting properties of the reflectors of the cavity, e.g. by controlling the cavity length
- H01S3/1055—Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating by controlling the mutual position or the reflecting properties of the reflectors of the cavity, e.g. by controlling the cavity length one of the reflectors being constituted by a diffraction grating
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S5/00—Semiconductor lasers
- H01S5/06—Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
- H01S5/0607—Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium by varying physical parameters other than the potential of the electrodes, e.g. by an electric or magnetic field, mechanical deformation, pressure, light, temperature
- H01S5/0614—Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium by varying physical parameters other than the potential of the electrodes, e.g. by an electric or magnetic field, mechanical deformation, pressure, light, temperature controlled by electric field, i.e. whereby an additional electric field is used to tune the bandgap, e.g. using the Stark-effect
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01S—DEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
- H01S5/00—Semiconductor lasers
- H01S5/10—Construction or shape of the optical resonator, e.g. extended or external cavity, coupled cavities, bent-guide, varying width, thickness or composition of the active region
- H01S5/18—Surface-emitting [SE] lasers, e.g. having both horizontal and vertical cavities
- H01S5/183—Surface-emitting [SE] lasers, e.g. having both horizontal and vertical cavities having only vertical cavities, e.g. vertical cavity surface-emitting lasers [VCSEL]
- H01S5/18302—Surface-emitting [SE] lasers, e.g. having both horizontal and vertical cavities having only vertical cavities, e.g. vertical cavity surface-emitting lasers [VCSEL] comprising an integrated optical modulator
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】光変調器を備えた面発光レーザに関し、共振器
内に流れる電流の影響を受けないで精度良く吸収波長を
制御すること。 【構成】半導体基板と反対側のノンドープ分布反射ミラ
ーの内部に、ワンニエ・シュタルク効果又は量子閉じ込
めシュタルク効果により光吸収波長が変化する量子井戸
構造を含む。
内に流れる電流の影響を受けないで精度良く吸収波長を
制御すること。 【構成】半導体基板と反対側のノンドープ分布反射ミラ
ーの内部に、ワンニエ・シュタルク効果又は量子閉じ込
めシュタルク効果により光吸収波長が変化する量子井戸
構造を含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面発光半導体レーザに
関し、より詳しくは、光変調器を備えた面発光レーザに
関する。
関し、より詳しくは、光変調器を備えた面発光レーザに
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザの光強度を変化させる外部
変調器としては、図8(A) に例示すように、n-InP 基板
1の上に、n-InP クラッド層2、InGaAsP 量子井戸層
3、p-InP クラッド層4を順にエピタキシャル成長し、
そのp-InP クラッド層4の上にp電極5を、基板1の下
にn電極6を形成したものがある。この変調器は、量子
井戸層3内の電界の変化によりその光吸収係数が変わる
といった性質を利用し、量子井戸層3を通る光の吸収波
長を変えて光変調を行うものである。
変調器としては、図8(A) に例示すように、n-InP 基板
1の上に、n-InP クラッド層2、InGaAsP 量子井戸層
3、p-InP クラッド層4を順にエピタキシャル成長し、
そのp-InP クラッド層4の上にp電極5を、基板1の下
にn電極6を形成したものがある。この変調器は、量子
井戸層3内の電界の変化によりその光吸収係数が変わる
といった性質を利用し、量子井戸層3を通る光の吸収波
長を変えて光変調を行うものである。
【0003】このような変調器を面発光半導体レーザの
上に形成すると素子全体の厚みが増し、電界がかかって
いない状態での吸収損失が大きくなって光出力が低下す
る。そのような問題のない面発光半導体レーザが、例え
ば特開平4−247676号公報において提案されてい
る。その装置は、図8(B) に例示するように、n-InP 基
板7の上に、n-InP バッファ層8、n-InGaAs/InP 超格
子構造の可飽吸収層9、n-InP クラッド層10、InGaAs
/InP 超格子構造活性層11、p-InP クラッド層12、
p-InGaAsキャップ層13が順に積層され、そのキャップ
層13の上と半導体基板7の下に高反射膜14,15が
形成され、また、キャップ層13の上の高反射膜14の
周囲には利得領域のp電極16が形成され、可飽和吸収
領域層9の外周部分には利得領域のn電極17が形成さ
れ、さらに、バッファ層8の外周には可飽和吸収領域へ
の電界印加用の電極18が形成されている。 この装置
は、可飽和吸収層9に電界を発生させると量子閉じ込め
シュタルク効果による光吸収波長が変化するという性質
を利用し、可飽和吸収層9により共振器内の光の吸収量
を変えて光変調を行うものである。
上に形成すると素子全体の厚みが増し、電界がかかって
いない状態での吸収損失が大きくなって光出力が低下す
る。そのような問題のない面発光半導体レーザが、例え
ば特開平4−247676号公報において提案されてい
る。その装置は、図8(B) に例示するように、n-InP 基
板7の上に、n-InP バッファ層8、n-InGaAs/InP 超格
子構造の可飽吸収層9、n-InP クラッド層10、InGaAs
/InP 超格子構造活性層11、p-InP クラッド層12、
p-InGaAsキャップ層13が順に積層され、そのキャップ
層13の上と半導体基板7の下に高反射膜14,15が
形成され、また、キャップ層13の上の高反射膜14の
周囲には利得領域のp電極16が形成され、可飽和吸収
領域層9の外周部分には利得領域のn電極17が形成さ
れ、さらに、バッファ層8の外周には可飽和吸収領域へ
の電界印加用の電極18が形成されている。 この装置
は、可飽和吸収層9に電界を発生させると量子閉じ込め
シュタルク効果による光吸収波長が変化するという性質
を利用し、可飽和吸収層9により共振器内の光の吸収量
を変えて光変調を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような共
振器の内部に光変調器を取り付けた構造によれば、p電
極16からn電極17に電流を流す際に可飽和吸収層9
にも電流が流れ、そのエネルギーバンド間では常に遷移
が生じることになるので、可飽和吸収層9での電界によ
る吸収波長の制御が難しい。
振器の内部に光変調器を取り付けた構造によれば、p電
極16からn電極17に電流を流す際に可飽和吸収層9
にも電流が流れ、そのエネルギーバンド間では常に遷移
が生じることになるので、可飽和吸収層9での電界によ
る吸収波長の制御が難しい。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、共振器内に流れる電流の影響を受けない
で精度良く吸収波長を制御することができる提供するこ
とを目的とする。
ものであって、共振器内に流れる電流の影響を受けない
で精度良く吸収波長を制御することができる提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図1に
例示するように、第一導電型の半導体基板21の上に形
成された異種半導体多層膜よりなる第一導電型の第1の
分布反射ミラー22と、前記第1の分布反射ミラー22
の上に形成された第一導電型のクラッド層23と、前記
第一導電型のクラッド層23の上方に形成された単一量
子井戸構造又は多重量子井戸構造の活性層25と、前記
活性層25の上方に形成された第二導電型のクラッド層
27と、前記第二導電型のクラッド層27の上に形成さ
れた第二導電型のコンタクト層28と、前記コンタクト
層28の上の一部に形成され、かつ、電界が印加されて
いない状態では吸収端波長がレーザ発振波長λ0 よりも
長く、電界が印加されている状態では吸収端波長がレー
ザ発振波長λ0 よりも短くなる半導体超格子構造29A
を備えた半導体多層膜よりなるノンドープの第2の分布
反射ミラー29と、前記第2の分布反射ミラー29の上
に形成された光変調信号印加用の第1の電極31と、前
記第2の分布反射ミラー29の周囲の前記コンタクト層
28の上に形成される第2の電極32と、前記半導体基
板21に形成された第3の電極33とを有することを特
徴とする面発光半導体レーザによって達成する。
例示するように、第一導電型の半導体基板21の上に形
成された異種半導体多層膜よりなる第一導電型の第1の
分布反射ミラー22と、前記第1の分布反射ミラー22
の上に形成された第一導電型のクラッド層23と、前記
第一導電型のクラッド層23の上方に形成された単一量
子井戸構造又は多重量子井戸構造の活性層25と、前記
活性層25の上方に形成された第二導電型のクラッド層
27と、前記第二導電型のクラッド層27の上に形成さ
れた第二導電型のコンタクト層28と、前記コンタクト
層28の上の一部に形成され、かつ、電界が印加されて
いない状態では吸収端波長がレーザ発振波長λ0 よりも
長く、電界が印加されている状態では吸収端波長がレー
ザ発振波長λ0 よりも短くなる半導体超格子構造29A
を備えた半導体多層膜よりなるノンドープの第2の分布
反射ミラー29と、前記第2の分布反射ミラー29の上
に形成された光変調信号印加用の第1の電極31と、前
記第2の分布反射ミラー29の周囲の前記コンタクト層
28の上に形成される第2の電極32と、前記半導体基
板21に形成された第3の電極33とを有することを特
徴とする面発光半導体レーザによって達成する。
【0007】または、図4に例示するように、第一導電
型の半導体基板21の上に形成された異種半導体多層膜
よりなる第一導電型の第1の分布反射ミラー22と、前
記第1の分布反射ミラー22の上に形成された第一導電
型のクラッド層23と、前記第一導電型のクラッド層2
3の上方に形成された単一量子井戸構造又は多重量子井
戸構造の活性層25と、前記活性層25の上方に形成さ
れた第二導電型のクラッド層27と、 前記第二導電型
のクラッド層27の上に形成された第二導電型のコンタ
クト層28と、前記コンタクト層28の上の一部に形成
され、かつ、電界がかけられてない状態ではエネルギー
バンドギャップが前記活性層25よりも大きく、電界が
印加された状態では前記活性層25よりもエネルギーバ
ンドギャップが小さくなる量子井戸構造36Cを備えた
半導体多層膜よりなるノンドープの第2の分布反射ミラ
ー36と、前記第2の分布反射ミラー36の上に形成さ
れた光変調信号印加用の第1の電極38と、前記第2の
分布反射ミラー36の周囲の前記コンタクト層28の上
に形成された第2の電極39と、前記半導体基板21に
形成された第3の電極33とを有することを特徴とする
面発光半導体レーザにより達成する。
型の半導体基板21の上に形成された異種半導体多層膜
よりなる第一導電型の第1の分布反射ミラー22と、前
記第1の分布反射ミラー22の上に形成された第一導電
型のクラッド層23と、前記第一導電型のクラッド層2
3の上方に形成された単一量子井戸構造又は多重量子井
戸構造の活性層25と、前記活性層25の上方に形成さ
れた第二導電型のクラッド層27と、 前記第二導電型
のクラッド層27の上に形成された第二導電型のコンタ
クト層28と、前記コンタクト層28の上の一部に形成
され、かつ、電界がかけられてない状態ではエネルギー
バンドギャップが前記活性層25よりも大きく、電界が
印加された状態では前記活性層25よりもエネルギーバ
ンドギャップが小さくなる量子井戸構造36Cを備えた
半導体多層膜よりなるノンドープの第2の分布反射ミラ
ー36と、前記第2の分布反射ミラー36の上に形成さ
れた光変調信号印加用の第1の電極38と、前記第2の
分布反射ミラー36の周囲の前記コンタクト層28の上
に形成された第2の電極39と、前記半導体基板21に
形成された第3の電極33とを有することを特徴とする
面発光半導体レーザにより達成する。
【0008】または、図7に例示するように、前記第2
の分布反射ミラー29、36の下面と前記第二導電型の
コンタクト層28の間に第一導電型のコンタクト層35
を有することを特徴とする面発光半導体レーザによって
達成する。
の分布反射ミラー29、36の下面と前記第二導電型の
コンタクト層28の間に第一導電型のコンタクト層35
を有することを特徴とする面発光半導体レーザによって
達成する。
【0009】
【作 用】本発明によれば、面発光半導体レーザの共振
器の上下に設けた1対の分布反射ミラー22,29のう
ち、基板21と反対側のDBRミラー29内に、電界が
印加されていない状態では吸収端波長がレーザ発振波長
よりも長く、電界が印加されている状態では吸収端波長
がレーザ発振波長よりも短い半導体超格子構造を形成し
ている。
器の上下に設けた1対の分布反射ミラー22,29のう
ち、基板21と反対側のDBRミラー29内に、電界が
印加されていない状態では吸収端波長がレーザ発振波長
よりも長く、電界が印加されている状態では吸収端波長
がレーザ発振波長よりも短い半導体超格子構造を形成し
ている。
【0010】これにより、電界印加時には、ワンニエ・
シュタルク効果により分布反射ミラー29の吸収損失が
小さく、分布反射ミラー29の反射率が大きくなり、低
い閾値でレーザ発振が得られ、かつ、有効に光が取り出
される。一方、電界非印加時には、分布反射ミラー29
の光吸収が著しく大きくなり、かつ、分布反射ミラー2
9での反射率が低下して共振器の反射損失が大幅に増大
し、同時に吸収の増大によって光の取り出し効率が低下
し、光出力が低下する。
シュタルク効果により分布反射ミラー29の吸収損失が
小さく、分布反射ミラー29の反射率が大きくなり、低
い閾値でレーザ発振が得られ、かつ、有効に光が取り出
される。一方、電界非印加時には、分布反射ミラー29
の光吸収が著しく大きくなり、かつ、分布反射ミラー2
9での反射率が低下して共振器の反射損失が大幅に増大
し、同時に吸収の増大によって光の取り出し効率が低下
し、光出力が低下する。
【0011】そこで、このような電界を変えるような変
調信号を分布反射ミラー29に印加すれば、面発光半導
体レーザの出力光は変調される。また、別の本発明によ
れば、面発光半導体レーザの共振器の上下に設けた1対
の分布反射ミラー22,36のうち、基板21と反対側
の分布反射ミラー36内に、活性層25よりもエネルギ
ーバンドギャップの大きな量子井戸構造を設けている。
調信号を分布反射ミラー29に印加すれば、面発光半導
体レーザの出力光は変調される。また、別の本発明によ
れば、面発光半導体レーザの共振器の上下に設けた1対
の分布反射ミラー22,36のうち、基板21と反対側
の分布反射ミラー36内に、活性層25よりもエネルギ
ーバンドギャップの大きな量子井戸構造を設けている。
【0012】その分布反射ミラー36に電界を印加しな
い状態では、分布反射ミラー36内の量子井戸の禁制帯
幅が活性層25よりも大きいので光吸収損失が小さい。
一方、その分布反射ミラー36に電界を印加すると、量
子閉じ込めシュタルク効果によりその分布反射ミラー3
6内の量子井戸の禁制帯幅が小さくなり、光吸収が著し
く増大する。また、同時に屈折率変化も生じるので、分
布反射ミラー36の反射率が最大となる波長が変化す
る。
い状態では、分布反射ミラー36内の量子井戸の禁制帯
幅が活性層25よりも大きいので光吸収損失が小さい。
一方、その分布反射ミラー36に電界を印加すると、量
子閉じ込めシュタルク効果によりその分布反射ミラー3
6内の量子井戸の禁制帯幅が小さくなり、光吸収が著し
く増大する。また、同時に屈折率変化も生じるので、分
布反射ミラー36の反射率が最大となる波長が変化す
る。
【0013】そこで、このような電界を変えるような変
調信号を分布反射ミラー36に印加すれば、面発光半導
体レーザの出力光は変調される。ところで、電界の印加
により光吸収波長が変化するような超格子井戸構造又は
量子井戸構造は、共振器の外側のノンドープ分布反射ミ
ラー29、36の内部に設けられているので、共振器内
に流れる電流の影響を受けずに吸収波長を精度良く制御
できるようになる。
調信号を分布反射ミラー36に印加すれば、面発光半導
体レーザの出力光は変調される。ところで、電界の印加
により光吸収波長が変化するような超格子井戸構造又は
量子井戸構造は、共振器の外側のノンドープ分布反射ミ
ラー29、36の内部に設けられているので、共振器内
に流れる電流の影響を受けずに吸収波長を精度良く制御
できるようになる。
【0014】なお、基板21と反対側の分布反射ミラー
29、36とその下の第二導電型コンタクト層28の間
に第一導電型のコンタクト層35を形成すると、その側
部よりも底面部の接合接合容量を大きくして電界を垂直
方向に一様にかけることができるようになる。
29、36とその下の第二導電型コンタクト層28の間
に第一導電型のコンタクト層35を形成すると、その側
部よりも底面部の接合接合容量を大きくして電界を垂直
方向に一様にかけることができるようになる。
【0015】
【実施例】そこで、以下に本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。 (a)本発明の第1実施例の説明 図1、2は、本発明の一実施例の面発光半導体レーザの
製造工程を示す断面図で、図3はその動作説明図であ
る。この場合の面発光半導体レーザは、発振波長λ0 を
0.98μmとする構造を有している。
いて説明する。 (a)本発明の第1実施例の説明 図1、2は、本発明の一実施例の面発光半導体レーザの
製造工程を示す断面図で、図3はその動作説明図であ
る。この場合の面発光半導体レーザは、発振波長λ0 を
0.98μmとする構造を有している。
【0016】まず、図1に示すように、Si含有量2×10
18cm-3で厚さ100μmのn-GaAs基板21の上に、有機
金属気相成長法によってn-AlAs層を83.1nm、n-GaAs
層を69.6nmの厚さに各々積層し、これを繰り返して
成膜することにより28.5ペアのn-AlAs層とn-GaAs層
からなる下側の分布反射(DBR)ミラー22を形成す
る。この場合のn-AlAs層とn-GaAs層のSi含有量はそれぞ
れ3×1018cm-3である。
18cm-3で厚さ100μmのn-GaAs基板21の上に、有機
金属気相成長法によってn-AlAs層を83.1nm、n-GaAs
層を69.6nmの厚さに各々積層し、これを繰り返して
成膜することにより28.5ペアのn-AlAs層とn-GaAs層
からなる下側の分布反射(DBR)ミラー22を形成す
る。この場合のn-AlAs層とn-GaAs層のSi含有量はそれぞ
れ3×1018cm-3である。
【0017】ついで、Si含有量が2×1018cm-3のn-Al
0.2 Ga0.8 Asクラッド層23を130nm、ノンドープの
GaAsバリア層24を10nm、ノンドープのIn0.2 Ga0.8
As単一量子井戸活性層25を8nm、ノンドープのGaAsバ
リア層26を10nm、Zn含有量3×1018cm-3のp-Al
0.2 Ga0.8 Asクラッド層27を100nm、Zn含有量3×
1018cm-3の第一のp-GaAsコンタクト層28を208.
8nmの厚さにそれぞれ積層する。
0.2 Ga0.8 Asクラッド層23を130nm、ノンドープの
GaAsバリア層24を10nm、ノンドープのIn0.2 Ga0.8
As単一量子井戸活性層25を8nm、ノンドープのGaAsバ
リア層26を10nm、Zn含有量3×1018cm-3のp-Al
0.2 Ga0.8 Asクラッド層27を100nm、Zn含有量3×
1018cm-3の第一のp-GaAsコンタクト層28を208.
8nmの厚さにそれぞれ積層する。
【0018】これにより、n-Al0.2 Ga0.8 Asクラッド層
23から最上の第一のp-GaAsコンタクト層28までの厚
さが半波長λ/2の整数倍Nとなり、また、単一量子井
戸活性層25の膜厚方向の中央位置は、n-Al0.2 Ga0.8
Asクラッド層23の下面から半波長λ/2の整数倍M
(M<N)となり、これにより光定在波の振幅が活性層
25において最も大きくなり、光の最も強いところに活
性層25が位置することになる。
23から最上の第一のp-GaAsコンタクト層28までの厚
さが半波長λ/2の整数倍Nとなり、また、単一量子井
戸活性層25の膜厚方向の中央位置は、n-Al0.2 Ga0.8
Asクラッド層23の下面から半波長λ/2の整数倍M
(M<N)となり、これにより光定在波の振幅が活性層
25において最も大きくなり、光の最も強いところに活
性層25が位置することになる。
【0019】次に、図2に示しているように、1原子層
のAlAsと4原子層のGaAsを交互に20周期繰り返してな
る超格子構造29Aを内部に有するGaAs層29BとAlAs
層29Cとを交互に23ペア積層し、これらにより上側
のDBRミラー29を構成する。また、1ペアの積層構
造において、超格子構造29Aとその上下のGaAs層29
Bとの合計の厚さを70nm、超格子構造29Aを挟む上
下のGaAs層Bの総厚を48.6nmとし、また、AlAs層2
9Cの厚さを83.1nmとする。この場合、GaAs層は低
屈折率層、AlAsは高屈折率層となる。
のAlAsと4原子層のGaAsを交互に20周期繰り返してな
る超格子構造29Aを内部に有するGaAs層29BとAlAs
層29Cとを交互に23ペア積層し、これらにより上側
のDBRミラー29を構成する。また、1ペアの積層構
造において、超格子構造29Aとその上下のGaAs層29
Bとの合計の厚さを70nm、超格子構造29Aを挟む上
下のGaAs層Bの総厚を48.6nmとし、また、AlAs層2
9Cの厚さを83.1nmとする。この場合、GaAs層は低
屈折率層、AlAsは高屈折率層となる。
【0020】なお、上側のDBRミラー29の成長の際
にはノンドープとする。このようなDBRミラー29を
形成した後に、図1(A) に示すように、Zn含有量3×1
018cm-3の第二のp-GaAsコンタクト層30を500nmの
厚さに形成する。ついで、図示しないSiO2パターンをマ
スクに使用し、塩素系のガスを使用するRIBE等のド
ライエッチング法により、第二のp-GaAsコンタクト層3
0と上側のDBRミラー29をパターニングし、それら
の層29,30を図1(B) に示すように共振器の上に残
存させ、その周囲の領域を除去する。
にはノンドープとする。このようなDBRミラー29を
形成した後に、図1(A) に示すように、Zn含有量3×1
018cm-3の第二のp-GaAsコンタクト層30を500nmの
厚さに形成する。ついで、図示しないSiO2パターンをマ
スクに使用し、塩素系のガスを使用するRIBE等のド
ライエッチング法により、第二のp-GaAsコンタクト層3
0と上側のDBRミラー29をパターニングし、それら
の層29,30を図1(B) に示すように共振器の上に残
存させ、その周囲の領域を除去する。
【0021】これに続いて、上側のDBRミラー29の
上のコンタクト層30とその周囲のp-GaAsコンタクト層
28の上にTi/Pt/Auの三層状の金属膜をスパッタによ
り積層して、DBRミラー29の上に光変調用電極31
を形成し、その周囲のコンタクト層28の上にp電極3
2を形成する。さらに、パターニングされた上側のDB
Rミラー29の直下のGaAs基板21の下面に、中央に光
通過穴34を有するAuGe/Auよりなるn電極33を形成
する。
上のコンタクト層30とその周囲のp-GaAsコンタクト層
28の上にTi/Pt/Auの三層状の金属膜をスパッタによ
り積層して、DBRミラー29の上に光変調用電極31
を形成し、その周囲のコンタクト層28の上にp電極3
2を形成する。さらに、パターニングされた上側のDB
Rミラー29の直下のGaAs基板21の下面に、中央に光
通過穴34を有するAuGe/Auよりなるn電極33を形成
する。
【0022】これにより、面発光半導体レーザが完成す
る。以上のような面発光半導体レーザにおいて、p電極
32からn電極33に向けて電流を流すと、誘導放出に
よって発生した光の定在波がDBRミラー22,29の
間に形成される共振器内に発生し、その出力光はn型電
極19の光通過穴18を通して放出される。
る。以上のような面発光半導体レーザにおいて、p電極
32からn電極33に向けて電流を流すと、誘導放出に
よって発生した光の定在波がDBRミラー22,29の
間に形成される共振器内に発生し、その出力光はn型電
極19の光通過穴18を通して放出される。
【0023】その面発光半導体レーザの光変調は、光変
調用電極31に所定の電界変調信号を印加して面発光レ
ーザの出力光を変調するが、その変調は原理は次のよう
になる。上記した構造の半導体超格子構造29Aにおい
ては、電界Fが印加されない状態では隣合う量子井戸間
の波動関数が重なりあい、全体としてはバルク的な振る
舞いをするので、図3(A) に示すように伝導帯端Ec に
近いエネルギーのミニバンドEn1が形成され電子が結晶
内を伝播する。一方、電界Fを印加した時には、電界に
よるポテンシャルの傾斜により量子井戸的な振る舞いと
なり、量子井戸内には図3(B) に示すような高いエネル
ギーのサブバンドEn2が生じる。
調用電極31に所定の電界変調信号を印加して面発光レ
ーザの出力光を変調するが、その変調は原理は次のよう
になる。上記した構造の半導体超格子構造29Aにおい
ては、電界Fが印加されない状態では隣合う量子井戸間
の波動関数が重なりあい、全体としてはバルク的な振る
舞いをするので、図3(A) に示すように伝導帯端Ec に
近いエネルギーのミニバンドEn1が形成され電子が結晶
内を伝播する。一方、電界Fを印加した時には、電界に
よるポテンシャルの傾斜により量子井戸的な振る舞いと
なり、量子井戸内には図3(B) に示すような高いエネル
ギーのサブバンドEn2が生じる。
【0024】この効果は、ワンニエ・シュタルク(Wann
ier-Stark)効果と呼ばれ、超格子構造29Aの吸収端波
長は、図3(C) に示すように電界印加時(F≠0)に短
波長側にシフトする。以上の原理に基づき、半導体基板
21とは反対側のDBRミラー29に変調信号を印加す
ることにより、面発光レーザからの光を変調できる。
ier-Stark)効果と呼ばれ、超格子構造29Aの吸収端波
長は、図3(C) に示すように電界印加時(F≠0)に短
波長側にシフトする。以上の原理に基づき、半導体基板
21とは反対側のDBRミラー29に変調信号を印加す
ることにより、面発光レーザからの光を変調できる。
【0025】そこで、本実施例では、図1(B) に示す上
側のDBRミラー29内部の超格子構造29Aに電界が
印加されないときには、吸収端波長がレーザの発振波長
λ0よりも長くなる一方、電界印加時には吸収端波長が
レーザの発振波長λ0 よりも短くなるような構造にして
いる。以上により、電界印加時には上側のDBRミラー
29の反射率が大きくなり、低閾値レーザ発振が得ら
れ、かつ、有効に光が放出する。また、電界を印加しな
い時には、DBRミラー29の光吸収係数が著しく増大
するために、DBRミラー29の反射率が低下して共振
器の反射損失が大幅に増大し、同時に吸収の増大により
光の取り出し効率が低下して光出力が減少する。
側のDBRミラー29内部の超格子構造29Aに電界が
印加されないときには、吸収端波長がレーザの発振波長
λ0よりも長くなる一方、電界印加時には吸収端波長が
レーザの発振波長λ0 よりも短くなるような構造にして
いる。以上により、電界印加時には上側のDBRミラー
29の反射率が大きくなり、低閾値レーザ発振が得ら
れ、かつ、有効に光が放出する。また、電界を印加しな
い時には、DBRミラー29の光吸収係数が著しく増大
するために、DBRミラー29の反射率が低下して共振
器の反射損失が大幅に増大し、同時に吸収の増大により
光の取り出し効率が低下して光出力が減少する。
【0026】電界の印加は、p電極32と光変調用電極
31の間に電位差を生じさせることにより行うが、上側
のDBRミラー29はノンドープの膜により形成してい
るので、光発振時に、光変調用電極31から共振器への
電流の流出はなく、共振器に何らの悪影響を及ぼすこと
なく変調できる。なお、電界発生のために光変調用電極
31に加える電圧は、p電極32の印加電圧よりも高く
てもよいし、低くてもよい。電界を印加させないために
は、光変調用電極31の印加電圧をp電極32の電圧と
同じにすればよい。
31の間に電位差を生じさせることにより行うが、上側
のDBRミラー29はノンドープの膜により形成してい
るので、光発振時に、光変調用電極31から共振器への
電流の流出はなく、共振器に何らの悪影響を及ぼすこと
なく変調できる。なお、電界発生のために光変調用電極
31に加える電圧は、p電極32の印加電圧よりも高く
てもよいし、低くてもよい。電界を印加させないために
は、光変調用電極31の印加電圧をp電極32の電圧と
同じにすればよい。
【0027】ところで、面発光半導体レーザの発振波長
をλ0 とすると、半導体層の中を進む光の波長λはλ=
λ0 /n(n:半導体層の屈折率)となり、DBRミラ
ー内のGaAs層とAlAs層の膜厚をそれぞれλ/4とすれ
ば、周期がλ/2となり、DBRミラーにより波長λ0
の定在波が形成される。したがって、上記した構造のD
BRミラー22,29によれば980nmの波長選択性を
有することになり、半導体レーザの発振波長は0.98
μmとなる。
をλ0 とすると、半導体層の中を進む光の波長λはλ=
λ0 /n(n:半導体層の屈折率)となり、DBRミラ
ー内のGaAs層とAlAs層の膜厚をそれぞれλ/4とすれ
ば、周期がλ/2となり、DBRミラーにより波長λ0
の定在波が形成される。したがって、上記した構造のD
BRミラー22,29によれば980nmの波長選択性を
有することになり、半導体レーザの発振波長は0.98
μmとなる。
【0028】また、下側のDBRミラー22を構成する
AlAs層とGaAs層を整数倍にせずに28.5ペアとした理
由は、最上層をn-AlAs層にすることによりDBRミラー
22の最上層のエネルギーバリアを高くして位相を調整
するためと、単一量子井戸活性層25の周囲のエネルギ
ーバリアを高くして電子の閉じ込めを良くするためであ
る。
AlAs層とGaAs層を整数倍にせずに28.5ペアとした理
由は、最上層をn-AlAs層にすることによりDBRミラー
22の最上層のエネルギーバリアを高くして位相を調整
するためと、単一量子井戸活性層25の周囲のエネルギ
ーバリアを高くして電子の閉じ込めを良くするためであ
る。
【0029】(b)本発明の第2実施例の説明 図4、5は、本発明の第2実施例の面発光半導体レーザ
を示す断面図、図6は、その動作説明図であり、図1と
同一符号は、同一要素を示している。この実施例の面発
光半導体レーザは、n-GaAs基板21の上に、n-GaAsとAl
Asを28.5ペア形成してなるDBRミラー22、n-Al
GaAsクラッド層23、GaAsバリア層24、In0.20Ga0.80
As単一量子井戸活性層25、GaAsバリア層26、p-AlGa
Asクラッド層27及び第一のp-GaAsコンタクト層28を
積層するまでは、第1実施例と同じである。その膜厚や
不純物濃度も第1実施例と同一とする。
を示す断面図、図6は、その動作説明図であり、図1と
同一符号は、同一要素を示している。この実施例の面発
光半導体レーザは、n-GaAs基板21の上に、n-GaAsとAl
Asを28.5ペア形成してなるDBRミラー22、n-Al
GaAsクラッド層23、GaAsバリア層24、In0.20Ga0.80
As単一量子井戸活性層25、GaAsバリア層26、p-AlGa
Asクラッド層27及び第一のp-GaAsコンタクト層28を
積層するまでは、第1実施例と同じである。その膜厚や
不純物濃度も第1実施例と同一とする。
【0030】また、第一のp-GaAsコンタクト層28の上
には、上側のDBRミラー36が積層され、このDBR
ミラー36は図4に示すように、リソグラフィー技術に
より共振器領域の上にだけ残存されている。このDBR
ミラー36は、図5(A) に示すように、高屈折率のノン
ドープAlAs層36Aと低屈折率のノンドープGaAs層36
Bを交互に23ペア積層して構成されている。そのうち
GaAs層36Bの中には、膜厚7nmのIn0.20Ga0.80As量子
井戸層36Cが3層だけGaAs層を介して形成されてい
る。そのDBRミラー36は、不純物をドープ含まずに
成長される。なお、1ペアの積層構造において、GaAs層
36Bの総厚は69.6nm、そのうちの量子井戸層36
Cは1層で7nmであり、また、AlAs層の厚さは83.1
nmであり、GaAs層とAlAs層は1ペアで152.7nmとす
る。
には、上側のDBRミラー36が積層され、このDBR
ミラー36は図4に示すように、リソグラフィー技術に
より共振器領域の上にだけ残存されている。このDBR
ミラー36は、図5(A) に示すように、高屈折率のノン
ドープAlAs層36Aと低屈折率のノンドープGaAs層36
Bを交互に23ペア積層して構成されている。そのうち
GaAs層36Bの中には、膜厚7nmのIn0.20Ga0.80As量子
井戸層36Cが3層だけGaAs層を介して形成されてい
る。そのDBRミラー36は、不純物をドープ含まずに
成長される。なお、1ペアの積層構造において、GaAs層
36Bの総厚は69.6nm、そのうちの量子井戸層36
Cは1層で7nmであり、また、AlAs層の厚さは83.1
nmであり、GaAs層とAlAs層は1ペアで152.7nmとす
る。
【0031】このようなDBRミラー36の上には、Zn
含有量3×1018cm-3の第二のp-GaAsコンタクト層37
が500nmの厚さに形成されている。また、Ti/Pt/Au
の三層状の金属によって、第二のコンタクト層37の上
に光変調用電極38が形成され、上側のDBRミラー3
6の周囲にp電極39が形成されている。
含有量3×1018cm-3の第二のp-GaAsコンタクト層37
が500nmの厚さに形成されている。また、Ti/Pt/Au
の三層状の金属によって、第二のコンタクト層37の上
に光変調用電極38が形成され、上側のDBRミラー3
6の周囲にp電極39が形成されている。
【0032】また、上側のDBRミラー36の直下のGa
As基板21の下面には、中央に光通過穴34を有するAu
Ge/Auよりなるn電極33が形成されている。以上のよ
うな面発光半導体レーザを駆動する場合には、第1実施
例と同様に、p電極39からn電極33に向けて電流を
流して発振させ、n電極33の光通過穴34を通して光
を放出させる。その発振波長は、第1実施例と同様に、
0.98μmとなる。
As基板21の下面には、中央に光通過穴34を有するAu
Ge/Auよりなるn電極33が形成されている。以上のよ
うな面発光半導体レーザを駆動する場合には、第1実施
例と同様に、p電極39からn電極33に向けて電流を
流して発振させ、n電極33の光通過穴34を通して光
を放出させる。その発振波長は、第1実施例と同様に、
0.98μmとなる。
【0033】光変調用電極38に電圧を印加しない状態
では、上側のDBRミラー36内部のIn0.20Ga0.80As量
子井戸とIn0.20Ga0.80As単一量子井戸活性層25とは組
成が同じであり、そのエネルギーバンドは図6(A) のよ
うになる。この場合、単一量子井戸活性層25の量子井
戸の膜厚の方が1nm厚いので、量子準位間のエネルギー
バンドギャップはDBRミラー36内の量子井戸の方が
大きくなる。これにより、DBRミラー36における吸
収損失は小さく、そこでは光が有効に反射される。
では、上側のDBRミラー36内部のIn0.20Ga0.80As量
子井戸とIn0.20Ga0.80As単一量子井戸活性層25とは組
成が同じであり、そのエネルギーバンドは図6(A) のよ
うになる。この場合、単一量子井戸活性層25の量子井
戸の膜厚の方が1nm厚いので、量子準位間のエネルギー
バンドギャップはDBRミラー36内の量子井戸の方が
大きくなる。これにより、DBRミラー36における吸
収損失は小さく、そこでは光が有効に反射される。
【0034】一方、光変調用電極38とp電極39の間
に電位差を生じさせて、DBRミラー36に電界が印加
されると、DBRミラー36内のIn0.2Ga0.8As量子井戸
層の禁制帯幅が量子閉じ込めシュタルク効果により図6
(B) に示すように小さくなり、波長λ0 の光吸収量が図
6(C) に示すように著しく増大する。また、同時に屈折
率も変化するために、DBRミラー36の反射率が最大
となる波長が発振波長λ0 よりも長波長側にシフトす
る。
に電位差を生じさせて、DBRミラー36に電界が印加
されると、DBRミラー36内のIn0.2Ga0.8As量子井戸
層の禁制帯幅が量子閉じ込めシュタルク効果により図6
(B) に示すように小さくなり、波長λ0 の光吸収量が図
6(C) に示すように著しく増大する。また、同時に屈折
率も変化するために、DBRミラー36の反射率が最大
となる波長が発振波長λ0 よりも長波長側にシフトす
る。
【0035】これらの2つの効果によって、電界印加時
(F≠0)には、面発光半導体レーザの発振波長におけ
るDBRミラー36の反射率が低下し、共振器の反射損
失が大幅に増大し、面発光半導体レーザからの光出力は
低下する一方、無電界時(F=0)にはDBRミラー3
6の反射率が大きくなって光出力が増大する。以上のよ
うな電界の変化を変調信号により与えることによって、
面発光半導体レーザからの出力光を変調できる。
(F≠0)には、面発光半導体レーザの発振波長におけ
るDBRミラー36の反射率が低下し、共振器の反射損
失が大幅に増大し、面発光半導体レーザからの光出力は
低下する一方、無電界時(F=0)にはDBRミラー3
6の反射率が大きくなって光出力が増大する。以上のよ
うな電界の変化を変調信号により与えることによって、
面発光半導体レーザからの出力光を変調できる。
【0036】また、DBRミラー36は不純物を含ませ
ていないので、光変調用電極38に電圧を印加しても、
その下の共振器には電流が殆ど流れないので、発振時に
共振器に何らの悪影響を及ぼすことはなく、光変調が容
易である。なお、DBRミラー36内に電界を発生させ
るためには、光変調用電極38の電圧をp電極39と異
ならせればよく、p電極39よりも高くてもよいし低く
てもよい。
ていないので、光変調用電極38に電圧を印加しても、
その下の共振器には電流が殆ど流れないので、発振時に
共振器に何らの悪影響を及ぼすことはなく、光変調が容
易である。なお、DBRミラー36内に電界を発生させ
るためには、光変調用電極38の電圧をp電極39と異
ならせればよく、p電極39よりも高くてもよいし低く
てもよい。
【0037】また、上記した説明では、上側のDBRミ
ラー36に設けた量子井戸の材料をIn0.20Ga0.80P 、そ
の膜厚を7nmとしているが、その他に、図5(B) に示す
ように、Inx Ga1-x P の組成比xを例えば0.17とし
て膜厚を8nmにすれば、その量子井戸のサブバンド間の
ギャップは、単一量子井戸活性層25よりも大きくなる
ので、同様な変調が可能である。
ラー36に設けた量子井戸の材料をIn0.20Ga0.80P 、そ
の膜厚を7nmとしているが、その他に、図5(B) に示す
ように、Inx Ga1-x P の組成比xを例えば0.17とし
て膜厚を8nmにすれば、その量子井戸のサブバンド間の
ギャップは、単一量子井戸活性層25よりも大きくなる
ので、同様な変調が可能である。
【0038】(b)本発明の第3実施例の説明 図7は、本発明の第3実施例を示す断面図であり、図1
と同一符号は、同一要素を示している。この第3実施例
は、第1実施例、第2実施例の面発光半導体レーザのう
ち上側のDBRミラー29、36の下面と第一のp-GaAs
コンタクト層28との間に、n-GaAsコンタクト層35を
介在させたもので、その他の構造は、第1実施例又は第
2実施例と同じである。
と同一符号は、同一要素を示している。この第3実施例
は、第1実施例、第2実施例の面発光半導体レーザのう
ち上側のDBRミラー29、36の下面と第一のp-GaAs
コンタクト層28との間に、n-GaAsコンタクト層35を
介在させたもので、その他の構造は、第1実施例又は第
2実施例と同じである。
【0039】この構造によれば、光変調用電極31、3
8の電位をp電極32、39よりも大きくしてDBRミ
ラー29、36に電界をかける際に、n-GaAsコンタクト
層35の底面におけるpn接合容量がその側部よりも大
きくなるので、その側部での電界強度を小さくすること
ができる。このため、DBRミラー29、36にかかる
電界が、その層の面に対してほぼ垂直になるので、電界
強度が一様になり、変調が容易になる。 (b)本発明のその他の実施例の説明 なお、上記した活性層25は、単一量子井戸によって構
成しているが、GaAsとInGaAsを交互に複数層形成してな
る多重量子井戸としてもよい。
8の電位をp電極32、39よりも大きくしてDBRミ
ラー29、36に電界をかける際に、n-GaAsコンタクト
層35の底面におけるpn接合容量がその側部よりも大
きくなるので、その側部での電界強度を小さくすること
ができる。このため、DBRミラー29、36にかかる
電界が、その層の面に対してほぼ垂直になるので、電界
強度が一様になり、変調が容易になる。 (b)本発明のその他の実施例の説明 なお、上記した活性層25は、単一量子井戸によって構
成しているが、GaAsとInGaAsを交互に複数層形成してな
る多重量子井戸としてもよい。
【0040】また、上記した上側のDBRミラー29、
36は、28.5ペア、23ペアに限るものではなく、
光出力に最適なペアを選択すればよい。さらに、基板と
反対側のクラッド層内に、特願平4─215233号に
示すような電流狭窄層を設けてもよい。なお、これまで
はInGaAs/GaAsP 系の材料について説明したが、GaAs/
AlGaAs系やInGaAs/InGaAsP 系の材料を用いて実施する
こともできる。
36は、28.5ペア、23ペアに限るものではなく、
光出力に最適なペアを選択すればよい。さらに、基板と
反対側のクラッド層内に、特願平4─215233号に
示すような電流狭窄層を設けてもよい。なお、これまで
はInGaAs/GaAsP 系の材料について説明したが、GaAs/
AlGaAs系やInGaAs/InGaAsP 系の材料を用いて実施する
こともできる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、半導
体基板と反対側の分布反射ミラーの内部に、ワンニエ・
シュタルク効果又は量子閉じ込めシュタルク効果により
光吸収波長が変化する量子井戸構造を設けている。この
ため、その分布反射ミラー内の電界を変化させるような
変調信号を印加すれば、分布反射ミラーの反射損失を変
えて光出力を変調することができる。
体基板と反対側の分布反射ミラーの内部に、ワンニエ・
シュタルク効果又は量子閉じ込めシュタルク効果により
光吸収波長が変化する量子井戸構造を設けている。この
ため、その分布反射ミラー内の電界を変化させるような
変調信号を印加すれば、分布反射ミラーの反射損失を変
えて光出力を変調することができる。
【0042】この場合、その量子井戸構造を共振器の内
部でなく、共振器の外部である分布反射ミラーの内に形
成しているので、共振器内に流れる電流の影響を受けず
に確実に吸収波長を制御することができる。
部でなく、共振器の外部である分布反射ミラーの内に形
成しているので、共振器内に流れる電流の影響を受けず
に確実に吸収波長を制御することができる。
【図1】本発明の第1実施例装置を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例装置の部分拡大断面図であ
る。
る。
【図3】本発明の第1実施例装置を示す動作説明図であ
る。
る。
【図4】本発明の第2実施例装置を示す断面図である。
【図5】本発明の第2実施例装置の部分拡大断面図であ
る。
る。
【図6】本発明の第2実施例装置の動作説明図である。
【図7】本発明の第3実施例装置を示す断面図である。
【図8】従来装置の第1例,第2例を示す断面図であ
る。
る。
21 n-GaAs基板 22 DBRミラー(第1の分布反射ミラー) 23 n-AlGaAsクラッド層 24 GaAsバリア層 25 量子井戸活性層 26 GaAsバリア層 27 p-AlGaAsクラッド層 28 p-GaAsコンタクト層 29A 超格子構造 29B GaAs層 29C AlAs層 29、36 DBRミラー(第2の分布反射ミラー) 30、37 p-GaAsコンタクト層 31、38 光変調用電極 32、39 p電極 33 n電極 34 光通過用穴 35 n-GaAsコンタクト層 36A AlAs層 36B GaAs層 36C InGaAs量子井戸層
Claims (3)
- 【請求項1】第一導電型の半導体基板(21)の上に形
成された異種半導体多層膜よりなる第一導電型の第1の
分布反射ミラー(22)と、 前記第1の分布反射ミラー(22)の上に形成された第
一導電型のクラッド層(23)と、 前記第一導電型のクラッド層(23)の上方に形成され
た単一量子井戸構造又は多重量子井戸構造の活性層(2
5)と、 前記活性層(25)の上方に形成された第二導電型のク
ラッド層(27)と、 前記第二導電型のクラッド層(27)の上に形成された
第二導電型のコンタクト層(28)と、 前記コンタクト層(28)の上の一部に形成され、か
つ、電界が印加されていない状態では吸収端波長がレー
ザ発振波長(λ0 )よりも長く、電界が印加されている
状態では吸収端波長がレーザ発振波長(λ0 )よりも短
くなる半導体超格子構造(29A)を備えた半導体多層
膜よりなるノンドープの第2の分布反射ミラー(29)
と、 前記第2の分布反射ミラー(29)の上に形成された光
変調信号印加用の第1の電極(31)と、 前記第2の分布反射ミラー(29)の周囲の前記コンタ
クト層(28)の上に形成される第2の電極(32)
と、 前記半導体基板(21)に形成された第3の電極(3
3)とを有することを特徴とする面発光半導体レーザ。 - 【請求項2】第一導電型の半導体基板(21)の上に形
成された異種半導体多層膜よりなる第一導電型の第1の
分布反射ミラー(22)と、 前記第1の分布反射ミラー(22)の上に形成された第
一導電型のクラッド層(23)と、 前記第一導電型のクラッド層(23)の上方に形成され
た単一量子井戸構造又は多重量子井戸構造の活性層(2
5)と、 前記活性層(25)の上方に形成された第二導電型のク
ラッド層(27)と、 前記第二導電型のクラッド層(27)の上に形成された
第二導電型のコンタクト層(28)と、 前記コンタクト層(28)の上の一部に形成され、か
つ、電界がかけられてない状態ではエネルギーバンドギ
ャップが前記活性層(25)よりも大きく、電界が印加
された状態では前記活性層(25)よりもエネルギーバ
ンドギャップが小さくなる量子井戸構造(36C)を備
えた半導体多層膜よりなるノンドープの第2の分布反射
ミラー(36)と、 前記第2の分布反射ミラー(36)の上に形成された光
変調信号印加用の第1の電極(38)と、 前記第2の分布反射ミラー(36)の周囲の前記コンタ
クト層(28)の上に形成された第2の電極(39)
と、 前記半導体基板(21)に形成された第3の電極(3
3)とを有することを特徴とする面発光半導体レーザ。 - 【請求項3】前記第2の分布反射ミラー(29、36)
の下面と前記第二導電型のコンタクト層(28)の間に
第一導電型のコンタクト層(35)を有することを特徴
とする請求項1又は2記載の面発光半導体レーザ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5074077A JPH06291406A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 面発光半導体レーザ |
US08/186,465 US5408486A (en) | 1993-03-31 | 1994-01-26 | Surface emitting laser provided with light modulator |
EP94101206A EP0618651A3 (en) | 1993-03-31 | 1994-01-27 | Surface emitting laser with light modulator. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5074077A JPH06291406A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 面発光半導体レーザ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06291406A true JPH06291406A (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=13536753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5074077A Withdrawn JPH06291406A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 面発光半導体レーザ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5408486A (ja) |
EP (1) | EP0618651A3 (ja) |
JP (1) | JPH06291406A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09135051A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Nec Corp | 面発光デバイスおよびその製造方法 |
JP2007219561A (ja) * | 2001-03-13 | 2007-08-30 | Ricoh Co Ltd | 半導体発光装置 |
JP2007294787A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 面発光レーザ素子、面発光レーザアレイ、光走査装置、画像形成装置及び光通信システム |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2121405C (en) * | 1993-04-30 | 1999-03-16 | David Andrew Barclay Miller | Tunable lasers based on absorbers in standing waves |
US5513202A (en) * | 1994-02-25 | 1996-04-30 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Vertical-cavity surface-emitting semiconductor laser |
JPH08181384A (ja) * | 1994-12-21 | 1996-07-12 | Nec Corp | 面発光レーザ及びその作製方法 |
KR0160684B1 (ko) * | 1995-03-23 | 1999-02-01 | 김광호 | 표면광 레이저 |
FR2737942B1 (fr) * | 1995-08-18 | 1997-11-07 | Delorme Franck | Composant d'emission laser accordable en longueur d'onde par variation d'absorption |
JPH0964334A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-07 | Toshiba Corp | 発光素子と外部変調器の集積素子 |
US5757837A (en) * | 1996-10-16 | 1998-05-26 | The Regents Of The University Of California | Intracavity quantum well photodetector integrated within a vertical-cavity surface-emitting laser and method of operating same |
US5835521A (en) * | 1997-02-10 | 1998-11-10 | Motorola, Inc. | Long wavelength light emitting vertical cavity surface emitting laser and method of fabrication |
US5892786A (en) * | 1997-03-26 | 1999-04-06 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force | Output control of vertical microcavity light emitting device |
DE19727233A1 (de) * | 1997-06-26 | 1999-01-07 | Siemens Ag | Strahlungsemittierendes optoelektronisches Bauelement |
WO2002017361A1 (en) * | 2000-08-22 | 2002-02-28 | The Regents Of The University Of California | A method for aperturing vertical-cavity surface-emitting lasers (vscels) |
US6810064B1 (en) * | 2000-08-22 | 2004-10-26 | The Regents Of The University Of California | Heat spreading layers for vertical cavity surface emitting lasers |
US6621836B2 (en) * | 2001-03-29 | 2003-09-16 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Tunable multi-frequency vertical cavity surface emitting laser |
FI114351B (fi) | 2002-08-28 | 2004-09-30 | Epicrystals Oy | Puolijohdemodulaattori |
US7609376B2 (en) * | 2005-01-05 | 2009-10-27 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method and apparatus for pixel display and SERS analysis |
US7391800B2 (en) * | 2005-02-02 | 2008-06-24 | Ricoh Company, Ltd. | Vertical cavity surface-emitting semiconductor laser device, optical transmission module, optical transmission device, and optical switching method |
RU2452067C2 (ru) | 2006-06-16 | 2012-05-27 | Российское общество с ограниченной ответственностью "Коннектор Оптикс" | Оптоэлектронное устройство для высокоскоростной передачи данных, основанное на сдвиге края стоп-зоны распределенного брэгговского отражателя за счет электрооптического эффекта |
US7801197B2 (en) * | 2006-06-16 | 2010-09-21 | Epicrystals Oy | High power laser device |
JP5444994B2 (ja) * | 2009-09-25 | 2014-03-19 | 三菱電機株式会社 | 半導体受光素子 |
KR101598547B1 (ko) * | 2010-12-03 | 2016-03-02 | 삼성전자주식회사 | 광 이미지 변조기 및 그 제조 방법 |
EP2525450B1 (en) | 2011-05-17 | 2017-10-04 | Danmarks Tekniske Universitet | Reflectivity-modulated grating-mirror |
US8948223B2 (en) | 2011-07-04 | 2015-02-03 | Danmarks Tekniske Universitet | Laser device |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0793473B2 (ja) * | 1987-10-06 | 1995-10-09 | 古河電気工業株式会社 | 光半導体素子 |
US4949350A (en) * | 1989-07-17 | 1990-08-14 | Bell Communications Research, Inc. | Surface emitting semiconductor laser |
JPH03290614A (ja) * | 1990-04-09 | 1991-12-20 | Nec Corp | 光変調器 |
US5056098A (en) * | 1990-07-05 | 1991-10-08 | At&T Bell Laboratories | Vertical cavity laser with mirror having controllable reflectivity |
US5208820A (en) * | 1991-01-08 | 1993-05-04 | Nec Corporation | Optical device with low-resistive multi-level reflecting structure |
JPH04247676A (ja) * | 1991-02-01 | 1992-09-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 面発光半導体モードロックレーザ |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5074077A patent/JPH06291406A/ja not_active Withdrawn
-
1994
- 1994-01-26 US US08/186,465 patent/US5408486A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-01-27 EP EP94101206A patent/EP0618651A3/en not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09135051A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Nec Corp | 面発光デバイスおよびその製造方法 |
JP2007219561A (ja) * | 2001-03-13 | 2007-08-30 | Ricoh Co Ltd | 半導体発光装置 |
JP2007294787A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Ricoh Co Ltd | 面発光レーザ素子、面発光レーザアレイ、光走査装置、画像形成装置及び光通信システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0618651A2 (en) | 1994-10-05 |
EP0618651A3 (en) | 1994-12-21 |
US5408486A (en) | 1995-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06291406A (ja) | 面発光半導体レーザ | |
US5491710A (en) | Strain-compensated multiple quantum well laser structures | |
US6320893B1 (en) | Surface emitting semiconductor laser | |
JPH0669585A (ja) | 面発光半導体レーザ及びその製造方法 | |
KR102368946B1 (ko) | 파장 가변 레이저 장치 및 이를 제조하는 방법 | |
JPH10284806A (ja) | フォトニックバンド構造を有する垂直共振器レーザ | |
US20010012307A1 (en) | Laser apparatus including surface-emitting semiconductor excited with semiconductor laser element, and directly modulated | |
JP2746326B2 (ja) | 半導体光素子 | |
JPH05283791A (ja) | 面発光型半導体レーザ | |
JPH09167873A (ja) | 半導体レーザ装置 | |
JP2000164982A (ja) | 面発光レーザ | |
JP2871288B2 (ja) | 面型光半導体素子およびその製造方法 | |
US10243330B2 (en) | Optoelectronic device with resonant suppression of high order optical modes and method of making same | |
JPH05152674A (ja) | 外部変調器付き面発光半導体レーザ | |
JPH0563301A (ja) | 半導体光素子および光通信システム | |
JPH0951142A (ja) | 半導体発光素子 | |
JPH06188518A (ja) | 波長可変面発光レーザ | |
JP2875929B2 (ja) | 半導体レーザ素子およびその製造方法 | |
JP2003158337A (ja) | レーザダイオード | |
JPH04316387A (ja) | 面発光レーザ | |
JP3949704B2 (ja) | 半導体レーザ素子 | |
JPH104239A (ja) | 半導体発光素子 | |
JPH0644662B2 (ja) | 半導体レ−ザ | |
JPH04273492A (ja) | 半導体レーザ装置 | |
JPH098399A (ja) | 面型光スイッチング素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000704 |