JP5304843B2 - 光源駆動方法およびプロジェクタ - Google Patents
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Description
この明るさの不安定さを回避するためには、フォーカスレンズを停止させた状態で複数枚の映像を撮影して平均値を算出する方法も考えられ実行されている。しかし、フォーカスを合せるまでに時間がかかり、手動によるフォーカス調整の方が短時間で行えることになりかねない。
画像データの明るさの不安定さを回避するために、駆動波形の周期の中で定期的に通常の電流に比べ大きな電流を供給する駆動を行わない場合は、上述したように、投写画像にチラツキが発生してしまい、投写画像を見るユーザーにとっては、見づらい画像となる。そのため、駆動波形の周期の中で定期的に通常の電流に比べ大きな電流を供給する駆動を必ず行う必要がある。
このような光源駆動方法によれば、オートフォーカス調整時と通常時において、それぞれ異なった駆動波形で光源を駆動する。
このような光源駆動方法によれば、オートフォーカス調整を行う場合には、第1の駆動波形で光源を駆動する。そして、通常の場合には、第1の駆動波形に対して電流を加算した第2の駆動波形で光源を駆動する。
このようなプロジェクタによれば、オートフォーカス調整時と通常時において、それぞれ異なった駆動波形で光源を駆動する。
このようなプロジェクタによれば、オートフォーカス調整を行う場合には、第1の駆動波形で光源を駆動する。そして、通常の場合には、第1の駆動波形に対して電流を加算した第2の駆動波形で光源を駆動する。
このようなプロジェクタによれば、光源駆動部は、光源を駆動するための第1の駆動波形と第2の駆動波形を出力する。そして、電流制御指示部は、光源駆動部から出力する第1および第2の駆動波形の切替えの制御指示を行う。
このようなプロジェクタによれば、オートフォーカス調整を行うために、画像取得部と画像処理部とを備えている。そして、画像取得部は、投写画像の反射光を受光して画像データとして取得し、画像処理部は、その取得した画像データを処理する。
このような光源駆動装置によれば、光源駆動部は、光源を駆動するための第1および第2の駆動波形を出力し、また、電流制御指示部は、光源駆動部における駆動波形の切替えの制御指示を行う。そして、制御部は、電流制御指示部の制御を行う。
(第1の実施形態)
プロジェクタ1は、光を出射する光源としてのランプ2と、ランプ2の出射光を偏光変換し、色分離し、その光を空間光変調素子により変調し、そして合成を行う光学系(図示省略)と、合成光を拡大投写する投写レンズ4とを備えている。そして、壁などに設置されたスクリーン100に合成光としての画像を投写する。
また、プロジェクタ1は、ランプ2に電力を供給する光源駆動部としてのランプ駆動電力制御部3を備えている。また、ランプ駆動電力制御部3に内蔵され、第1の駆動波形および第1の駆動波形に更に電流を加算して第2の駆動波形を生成する高電流生成回路31に対して、駆動波形の切替えを制御指示する電流制御指示部としての高電流ON/OFF切替部5を備えている。そして、これらの動作などを含めて、プロジェクタ1の動作全体も制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit)6を備えている。
メラを採用し、プロジェクタ本体の投写側前面に設置している。また、フォーカスレンズ位置検出部11として光電式のロータリーエンコーダを採用し、フォーカスレンズ41の位置(移動距離)を検出している。フォーカスレンズ駆動部10は、DC(直流)モータを採用して、フォーカスレンズ41を駆動している。これらの制御は、CPU6が行っている。
なお、図1の構成に基づいたオートフォーカス調整に関しての説明は、図4で詳細に説明する。
図2を用いて、ランプ駆動電力制御部3の駆動電流と、CCDカメラのシャッター開放タイミングに関して説明する。
撮像部7がオートフォーカス調整を開始した場合、例えば、最初はランプ駆動電流の−から+に切替るタイミング(時刻t1)で、CCDカメラのシャッターを時刻t2までの間、開放した場合には、ランプ駆動電流はI1であり、ランプ駆動電流は変化しない。しかし、CCDカメラが、所定の周期で投写画像を撮像していくと、必ずシャッター開放タイミングが、時刻tnからtn+1になる場合が出てくる。この場合のランプ駆動電流は、電流I1と高電流I2の駆動電流部分となる。この場合に、最初の時刻t1からt2のタイミングで撮像した画像データに対して、時刻tnからtn+1のタイミングで撮像した画像データの明るさは、極端に明るく撮像されてしまうことになる。
このように、撮像するタイミングで、対応するランプ駆動電流が異なることが原因となり、画像データ毎に明るさが異なる現象(チラツキ)が発生する。
図2で説明したシャッター開放時間が、駆動電流I1のみランプ2に印加される期間内(例えば、時刻t1からt2の期間内)に位置するときの明るさはL1となる。これに対して、シャッター開放時間が、高電流I2を含む期間内(例えば、時刻tnからtn+1の期間内)に位置するようになると、時間T3部分のように、画像データの明るさがL2まで明るくなってしまう部分が現れる。これにより、明度差を用いるオートフォーカス調整の精度に影響が出ることになる。
ステップS101では、CPU6は、高電流ON/OFF切替部5に対してランプ2を発光させるために、ランプ駆動電力制御部3を駆動する指示を出させるための信号を送る。その信号を受け、高電流ON/OFF切替部5は、ランプ駆動電力制御部3の高電流生成回路31に対して、電流I1及び高電流I2から成る第2の駆動波形の電流を出力するための制御指示信号である「ON」信号を送る。高電流生成回路31は、その「ON」信号を受取り、ランプ駆動電力制御部3から電流I1及び高電流I2から成る第2の駆動波形の電流の出力を開始させる(図2に示す駆動波形と同様)。ランプ2は、ランプ駆動電力制御部3からの出力電流の供給により発光を開始する。
フォーカス用パターンとして、本実施形態では、白色の画像の平面上に、黒色の直線を複数本並べて縞パターンを構成した画像を用いている。
この一連のフローチャートにより、オートフォーカス調整が行われる。
図5を用いて、高電流生成回路31を「ON」及び「OFF」した場合を説明する。
このように、オートフォーカス調整を行う場合には、高電流生成回路31を「ON」から「OFF」に切替えて高電流I2を電流I1に落とす切替え(第2の駆動波形を第1の駆動波形に切替える)を行い駆動することで、図5(b)に示す一様な明度差の変化となり、正確にオートフォーカス調整が行えることになる。
(1)高電流ON/OFF切替部5を備えたことで、オートフォーカス調整時に、高電流生成回路31を「ON」から「OFF」に切替えて高電流I2を電流I1に落とす切替え(第2の駆動波形を第1の駆動波形に切替える)を行い駆動できるため、撮像した画像データが安定した明るさにでき、オートフォーカス調整を正確に行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。
ステップS212では、図4のステップS114と同様に、CPU6は、高電流ON/OFF切替部5に対し、ランプ2に通常の発光(ユーザーが使用する画像を投写するための発光)を行わせるためにランプ駆動電力制御部3を駆動する指示を出させるための信号を送る。その信号を受け、高電流ON/OFF切替部5は、高電流生成回路31に対して、電流I1からなる第1の駆動波形の電流を、再度電流I1及び高電流I2からなる第2の駆動波形の電流として出力させるために、制御指示信号である「ON」信号を送る。高電流生成回路31は、その「ON」信号を受取り、ランプ駆動電力制御部3から電流I1からなる第1の駆動波形の電流を再度電流I1及び高電流I2からなる第2の駆動波形の電流に切替えて出力させる。それにより、ランプ駆動電力制御部3は、図2と同様のランプ駆動電流に切替えられ、第2の駆動波形として出力される。ランプ2は、ランプ駆動電力制御部3からの第2の駆動波形の電流の供給により投写画像にチラツキがない発光に切替えられる。
上述した構成及びフローチャートにより、高電流ON/OFF切替部5を用いたオートズーム調整が行わる。
(1)高電流ON/OFF切替部5を備えたことで、オートズーム調整時に、高電流生成回路31を「ON」から「OFF」に切替えて高電流I2を電流I1に落とす切替え(第2の駆動波形を第1の駆動波形に切替える)を行い駆動できるため、撮像した画像データが安定した明るさにでき、オートズーム調整を正確に行うことができる。
以上説明したように、様々なフォーカス調整方法を用いることができる。
Claims (5)
- 放電方式のランプである光源からの光を空間光変調素子により変調し画像を投写するプロジェクタの光源駆動方法であって、
所定の色を有する画像を投写対象面に投写し、前記投写対象面の色と本来の色との差を検出し、この差に基づいて色補正機能を実行する時と、通常時とで前記光源の駆動波形を異ならせ、
前記色補正機能を実行する時には第1の駆動波形で前記光源を駆動し、前記通常時には前記第1の駆動波形に対し、更に電流を加算した第2の駆動波形で前記光源を駆動することを特徴とする光源駆動方法。 - 放電方式のランプである光源からの光を空間光変調素子により変調し画像を投写するプロジェクタであって、
所定の色を有する画像を投写対象面に投写し、前記投写対象面の色と本来の色との差を検出し、この差に基づいて色補正機能を実行する時と、通常時とで前記光源の駆動波形を異ならせ、
前記色補正機能を実行する時には第1の駆動波形で前記光源を駆動し、前記通常時には前記第1の駆動波形に対し、更に電流を加算した第2の駆動波形で前記光源を駆動することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2に記載のプロジェクタであって、
前記第1の駆動波形と前記第2の駆動波形とを出力する光源駆動部と、
前記光源駆動部から出力する前記第1および第2の駆動波形の切替えの制御指示を行う電流制御指示部とを備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2または請求項3に記載のプロジェクタであって、
前記色補正機能を実行するために、投写画像の反射光を受光して画像データを取得する画像取得部と、
前記画像取得部で取得した画像データに基づき処理を行う画像処理部とを備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3に記載のプロジェクタにおける光源駆動装置であって、
前記光源駆動部と、前記電流制御指示部と、前記電流制御指示部の制御を行う制御部とを備えたことを特徴とする光源駆動装置。
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