JP5399353B2 - 物品搬送装置 - Google Patents
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Description
前記移送コンベヤは、前記積層物品の前側および後側を位置規制して搬送する一対の支持部材を備え、前記搬送路に沿って該支持部材の一方を移動可能な第1の無端索体と、支持部材の他方を移動可能な第2の無端索体と、前記各無端索体を夫々独立して回転する駆動モータとを備え、
前記送出位置において積層物品を、その前後を前記一対の支持部材で支持して送りコンベヤの搬送始端部まで搬送して積層物品を送りコンベヤの搬送速度より低速で前記押送部材へ受け渡し、後側の支持部材を送出位置から搬送される後続の積層物品の前側に臨む位置まで後退すると共に、前側の支持部材を前進して前記押送部材で押送される積層物品の搬送経路から退避し、該前側の支持部材が配設されている無端索体の他の支持部材を次に送出位置に至る積層物品の後側に臨む位置まで移動するよう各駆動モータを駆動制御する構成としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、送りコンベヤの押送部材で押送が開始される位置まで積層物品の前後を支持部材で支持して搬送することができ、移送コンベヤから送りコンベヤへの積層物品の受け渡しを確実に行ない得る。
請求項3に係る発明によれば、送りコンベヤへの積層物品の受け渡しに際し、移送コンベヤの支持部材で積層物品の前側を支持しているので、押送部材が積層物品の後側に当接する際に積層物品が前方に押されて姿勢を乱すのを確実に防止し得る。
請求項4に係る発明によれば、支持部材の後方に位置する押送部材との接触を防止する機構等の複雑な構成を用いる必要がなく、構成を簡略化し得る。
請求項5に係る発明によれば、積層物品の搬送抵抗を低減することができるので、不安定な積層物品においても姿勢を乱すことなく良好に搬送し得る。
請求項6に係る発明によれば、積層物品の最下部の物品底面より下方まで延出した延出端部を備えた支持部材で全ての物品を支持して搬送することができ、搬送不良を生ずることはない。
本発明は実施例の構成に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で、例えば以下のようにも変更可能である。
(1) 実施例では、各支持部材64,68を夫々2本の無端チェン56,58に配設した場合で説明したが、各支持部材64,68を夫々1本の無端索体に配設し、各無端索体を夫々独立して走行するようにしたものであってもよい。
(2) 実施例では支持部材64,68が配設される無端索体として無端チェン56,58を用いた場合で説明したが、歯付ベルト等、その他の無端索体を採用することができる。
(3) 実施例では、搬送路22の載置面をローラ24で構成した場合で説明したが、搬送方向に向けて延びるベッドやレールに載置して搬送される形態としてもよい。すなわち、積層物品Wの載置面は、積層物品Wの重量、形状等の物品の性状や、積層数または搬送姿勢の状態等の搬送条件に応じたものとすればよい。
(4) 実施例では、搬送コンベヤ10の区画部18および搬送路22に設けた各ローラ18b,24を自由回転可能に構成したが、モータ等の駆動力を与えて移送コンベヤ14と同じ搬送速度で搬送し得る搬送ローラや搬送ベルト等を採用するようにしてもよい。
(5) 実施例では、移送コンベヤ14における支持部材64,68の下端を搬送路22の載置面より下方まで延出したが、これは袋詰め品等で各物品の高さが低いものに採用する等、積み重ねられる個々の物品の高さや物品の性状、その他、必要に応じて採用すればよい。
(6) 実施例では、移送コンベヤ14の支持部材64,68を一定速度で前進して搬送する場合で説明したが、積層物品Wを送りコンベヤ12による搬送へ引き継いだ後に、積層物品Wの前側を支持する支持部材64,68を、押送部材32での押送速度より高速で前進するよう設定する。または、積層物品Wを押送部材32による搬送に引き継ぐ際に、積層部品Wの前側を支持する支持部材64,68の動作を一時停止した後に前進するように走行するようにしてもよい。すなわち、移送コンベヤ14の支持部材64,68は、必ずしも一定速度で走行させる必要はなく、必要に応じて変速する構成を採用し得る。また、特に積層状態において安定性を欠く物品等においては、前記区画部18から送り出す際や送りコンベヤ12の押送部材32へ受け渡す際において、積層物品Wの後側を支持する支持部材64,68の移動速度を低速に設定する等の構成を採用し得る。
(7) 移送コンベヤ14から送りコンベヤ12への積層物品Wの受け渡しに際しては、移送コンベヤ14における前後の支持部材64,68で積層物品Wを支持している間に、送りコンベヤ12の押送部材32が積層物品Wの後側に当接し、該押送部材32の搬送に受け継いだ後に支持部材64,68による積層物品Wの前側の支持を解除するよう動作するのが好適である。
(8) 実施例では、移送コンベヤ14の無端チェン56,58における下側軌道部が搬送路22の搬送方向に沿う直線軌道部としたが、例えば下側軌道部における下流側について上方に向けて傾斜する傾斜軌道部とし、積層物品Wの前側を支持して送りコンベヤ12の搬送始端部へ移動した一方の支持部材64,68が積層物品Wの支持を解除する際には前進しつつ上方へ移動する構成を採用し得る。
(9) 実施例では、送りコンベヤ12の上流側の転向部において押送部材32が載置面から上方に回動して突出する構成としたが、上流側の転向部から下流側の所定範囲で押送部材32が前進しつつ載置面より次第に上方に突出する等の各種形態を採用し得る。
18c 空所,22 搬送路,24 ローラ,26 空所,32 押送部材
56 第1無端チェン(第1の無端索体),58 第2無端チェン(第2の無端索体)
64 第1の支持部材,64a 開口部,64b 延出端部,68 第2の支持部材
68a 開口部,68b 延出端部,70 第1の駆動モータ,72 第2の駆動モータ
E 送出位置,L 搬送ライン,W 積層物品
Claims (6)
- 複数の物品を積み重ねた積層物品(W)を、搬送方向と直交する側方に開放する区画部(18)に収容して間欠的に搬送する搬送コンベヤ(10)と、押送部材(32)を所定間隔毎に備え、搬送コンベヤ(10)と直交する搬送路(22)に配設されて連続走行する送りコンベヤ(12)と、前記搬送コンベヤ(10)の送出位置(E)から前記送りコンベヤ(12)の搬送始端部まで前記積層物品(W)を移送する移送コンベヤ(14)とを備え、
前記移送コンベヤ(14)は、前記積層物品(W)の前側および後側を位置規制して搬送する一対の支持部材(64,68)を備え、前記搬送路(22)に沿って該支持部材(64,68)の一方を移動可能な第1の無端索体(56)と、支持部材(64,68)の他方を移動可能な第2の無端索体(58)と、前記各無端索体(56,58)を夫々独立して回転する駆動モータ(70,72)とを備え、
前記送出位置(E)において積層物品(W)を、その前後を前記一対の支持部材(64,68)で支持して送りコンベヤ(12)の搬送始端部まで搬送して積層物品(W)を送りコンベヤ(12)の搬送速度より低速で前記押送部材(32)へ受け渡し、後側の支持部材(64,68)を送出位置(E)から搬送される後続の積層物品(W)の前側に臨む位置まで後退すると共に、前側の支持部材(64,68)を前進して前記押送部材(32)で押送される積層物品(W)の搬送経路から退避し、該前側の支持部材(64,68)が配設されている無端索体(56,58)の他の支持部材(64,68)を次に送出位置(E)に至る積層物品(W)の後側に臨む位置まで移動するよう各駆動モータ(70,72)を駆動制御する構成とした
ことを特徴とする物品搬送装置。 - 前記送りコンベヤ(12)の搬送始端部において前記押送部材(32)が積層物品(W)の後側に至る時期に合わせて、積層物品(W)を挟む前後の支持部材(64,68)の支持を解除するよう各駆動モータ(70,72)を駆動制御する構成とした請求項1記載の物品搬送装置。
- 前記送りコンベヤ(12)の搬送始端部において積層物品(W)の搬送を前記押送部材(32)で引き継いだ後に、支持部材(64,68)による積層物品(W)の前側の支持を解除する構成とした請求項1または2記載の物品搬送装置。
- 前記支持部材(64,68)は、前記押送部材(32)の通過を許容する開口部(64a,68a)を有する請求項1〜3の何れか一項に記載の物品搬送装置。
- 前記搬送路(22)における押送部材(32)の移動経路に沿って、前記積層物品(W)を載置して搬送するローラ(24)を搬送方向に向けて並設した請求項1〜4の何れか一項に記載の物品搬送装置。
- 前記区画部(18)と前記搬送路(22)との夫々の載置面に搬送ライン(L)に沿って空所(18c,26)を設け、前記移送コンベヤ(14)における支持部材(64,68)は、空所(18c,26)から下方に延出して移動する延出端部(64b,68b)を有する請求項1〜5の何れか一項に記載の物品搬送装置。
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