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JP6254041B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置 Download PDF

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JP6254041B2
JP6254041B2 JP2014081705A JP2014081705A JP6254041B2 JP 6254041 B2 JP6254041 B2 JP 6254041B2 JP 2014081705 A JP2014081705 A JP 2014081705A JP 2014081705 A JP2014081705 A JP 2014081705A JP 6254041 B2 JP6254041 B2 JP 6254041B2
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本発明は、パウチ等の柔軟な物品を箱詰め装置等の下流側機器へ供給する物品搬送装置に係り、特に、物品を箱詰めに適した姿勢で供給するために、交差して配置された2つのコンベヤ間で物品の受け渡しを行う物品搬送装置に関するものである。
液体、固体、粉体等の内容物が充填された物品(パウチ等の袋状の柔軟な容器)を下流側の箱詰め装置に送って箱詰めを行う際に、箱詰めに適した姿勢に物品を整列させて供給することが好ましい。そこで、上流側の充填包装機から供給コンベヤによって搬送されてきた物品を、この供給コンベヤと直交する方向を向き、かつ、供給コンベヤの下流端の下方に配置した搬送コンベヤに受け渡して、下流側に配置された箱詰め装置に送る物品搬送装置が従来から知られている(例えば、特許文献1または特許文献2参照)。
前記特許文献1に記載された扁平状物品の搬送装置は、スタンディングパウチ(扁平状物品)の搬入用コンベアの下流位置に、搬入用コンベアと同じ方向を向けた高速ジャンプコンベアを配置し、この高速ジャンプコンベアの下流位置に、高速ジャンプコンベアよりも所定の高さだけ低くなるように段差を設けた状態で、搬出用コンベアを高速ジャンプコンベアと直交する方向に配置し、さらに、搬出用コンベアの高速ジャンプコンベアと対向する位置に、高速ジャンプコンベアから投げ落とされるスタンディングパウチを定位置で係止する位置決め板を設けている。
この特許文献1に記載された発明では、搬入用コンベアによって一列縦隊で送られてくるスタンディングパウチは、高速回転する高速ジャンプコンベアによって大きな投入力(慣性力)を与えられ、搬出用コンベアに向けて投げ落とされる。搬出用コンベアに向けて投げ落とされたスタンディングパウチは、この搬出用コンベア上を滑って位置決め板に衝突して定位置で止まり、90度方向を変換された状態で搬出用コンベアによって搬出される。
また、特許文献2に記載された装置は、パウチ充填包装機の出口側に接続された排出コンベヤの下流端に、この排出コンベヤと直交する方向を向けてパウチ供給コンベヤが配置されている。パウチ供給コンベヤは、無端状搬送帯に等間隔で複数の係合部材(桟)が設けられており、排出コンベヤによって搬送されてきたパウチは、パウチ供給コンベヤの桟の間に投入され、各桟に係合し後方側を押されて搬送される。
特開2004−196389号公報 特開2013−216342号公報
前記各特許文献に記載された発明では、いずれも、上流側コンベヤの下流端から、この上流側コンベヤの下方に直交する方向を向けて配置された下流側コンベヤへと物品を投げ落とすようにしているので、処理能力(搬送速度)を上げると物品に加わる衝撃が増加し、物品の姿勢が乱れたり、破損する可能性があるという問題があった。また、柔軟な袋状容器の場合には、衝撃により容器が変形して、その後の箱詰めに不良が生じるという問題も発生する。
本発明は、物品を搬送する搬送コンベヤと、下流端が前記搬送コンベヤよりも上方に位置するように配置された供給コンベヤと、この供給コンベヤの下流端から排出された物品を受け取って、前記搬送コンベヤの所定位置に落下させる中継手段とを備えた物品搬送装置において、前記中継手段は、平行して配置された複数本の回転可能なローラを有し、前記供給コンベヤから排出された物品を受け取る載置部材と、この載置部材上の物品を、前記搬送コンベヤの上方に停止させるストッパと、前記ローラを有する載置部材を、前記供給コンベヤから物品を受け取る位置から、搬送コンベヤの物品を落下させる所定位置の上方を通過させるように移動させる載置部材移動手段とを備え、前記供給コンベヤと同期して移動させた載置部材によって、供給コンベヤによって搬送された物品を受け取り、この物品を前記ストッパに係合させた後、載置部材を前記搬送コンベヤの所定位置の上方を通過させることにより落下させるものであり、さらに前記載置部材の各ローラを回転させるローラ駆動手段を設け、載置部材に載置された物品が前記ストッパに係合する前に、各ローラを載置部材の移動方向と逆方向に回転させることを特徴とするものである。
また、第2の発明は、前記請求項1において、前記供給コンベヤは、前記搬送方向と交差する方向を向いており、前記載置部材移動手段は、前記各ローラが取り付けられた一対の無端帯を、前記搬送コンベヤを囲繞して配置した移動経路に沿って移動させ、前記ローラ駆動手段は、駆動プーリと従動プーリに掛け回され、前記搬送コンベヤの所定位置の上方を通過する前記ローラに当接可能な無端状の当接ベルトを有し、前記物品が前記載置部材上に載置されるまでの間は前記当接ベルトを前記各ローラの移動速度に同期した速度で走行させ、前記物品が前記載置部材上に載置された後は、前記当接ベルトを各ローラの移動速度よりも遅い速度で走行させることにより、前記各ローラを載置部材の移動方向と逆方向に回転させることを特徴とするものである。
さらに、第3の発明は、前記請求項1または請求項2において、前記物品は、スパウトが取り付けられた上部と、自立するための底部とを有する袋状容器であり、前記供給コンベヤは、この袋状容器の底部を搬送方向前方に向けた状態で搬送することを特徴とするものである。
前記第1の発明によれば、物品に過度の衝撃を与えることなく、物品の姿勢を良好に変更することができる。また、第2の発明によれば、当接ベルトの減速により物品の搬送速度を遅くすることができ、装置構成を簡素化することができる。さらに、第3の発明によれば、スタンディングパウチ(自立する袋状容器)のように、重心が安定しにくい物品でも、変形等生じさせることなく搬送することができる。
図1は本発明の一実施例に係る物品搬送装置の平面図である。(実施例1) 図2は前記物品搬送装置の要部を拡大して示す平面図である。 図3は図2のIII−III方向矢視図である。 図4は中継手段と供給コンベヤの側面図であり、物品の搬送状態を説明する図である。 図5は中継手段と供給コンベヤの側面図であり、図4の次の状態を示す。 図6は中継手段と供給コンベヤの側面図であり、図5の次の状態を示す。 図7は中継手段と供給コンベヤの側面図であり、図6の次の状態を示す。 図8は中継手段と供給コンベヤの側面図であり、図7の次の状態を示す。 図9は中継手段と供給コンベヤの側面図であり、図8の次の状態を示す。
上流側の機器(例えば、充填包装機)から排出されたパウチ等の物品を、供給コンベヤによって搬送し、中継手段を介して搬送コンベヤに受け渡し、ケーサ等の下流側機器へ供給する。供給コンベヤは、直列に配置された第1ベルトコンベヤ、第2ベルトコンベヤおよび第3ベルトコンベヤを備えている。第2ベルトコンベヤおよび第3ベルトコンベヤは変速可能であり、定速運転される搬送コンベヤの各桟の間にパウチを投入できるように供給タイミングを調整する。
中継手段は、供給コンベヤの下流側に連続して配置され、両側の無端チェーンに複数本の平行なローラが回転自在に支持されたローラ付きチェーンコンベヤを備えている。無端チェーンの長さのほぼ4分の1の長さに亘って取り付けられた複数本のローラのグループによって1つの載置部材が構成されている。ローラ付きチェーンコンベヤは、2箇所の載置部材とこれら載置部材の間のローラがない空間部とを有している。ローラ付きチェーンコンベヤの上部区間の下流寄りに、載置部材に載せられて搬送されてきたパウチを停止させるストッパが設けられている。供給コンベヤから載置部材上に供給されたパウチがこのストッパに当たって停止し、ストッパの下方を載置部材が通過すると、パウチは前記チェーンコンベヤのローラのない部分から下方の搬送コンベヤ上に落下する。また、ストッパは、開閉可能であり、開放したときにはパウチを搬送コンベヤに供給せずリジェクトすることができる。
チェーンコンベヤのパウチを搬送する上部区間の上方に、ローラをチェーンコンベヤの走行方向と逆方向に回転させるローラ駆動手段が設けられている。このローラ駆動手段は、チェーンコンベヤの上部区間と同方向に走行する減速ベルトを有しており、供給コンベヤからチェーンコンベヤの載置部材上へパウチが供給される際には、減速ベルトを載置部材と同じ速度で同方向へ走行させる。また、パウチが完全に載置部材上に乗り移ったことをセンサにより確認した後、減速ベルトの走行速度を載置部材の移動速度よりも遅くすることにより、ローラを載置部材の移動方向と逆方向に回転させ、パウチの搬送速度を遅くする。
搬送コンベヤは、直列に配置されている供給コンベヤと中継手段のローラ付きチェーンコンベヤに対し直行する方向を向けて配置され、上流端が中継手段のローラ付きチェーンコンベヤによって囲繞される位置に配置されており、ローラ付きチェーンコンベヤから投下されたパウチを受け取って搬送し下流側機器であるケーサに送る。搬送コンベヤには、一定の間隔で桟が設けられており、中継手段から落下するパウチは各桟の間に投入され、桟に後方から押されて搬送される。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。この物品搬送装置は、上流側の機器(例えば充填包装機)から排出された物品2(この実施例では上部2aにスパウト4が取り付けられ底部2b側が自立可能なパウチ)を供給コンベヤ6によって搬送し、その下流端に連続して設けられている中継手段8を介して、搬送コンベヤ10に所定間隔で取り付けられている桟12の間に1個ずつ投入し、下流側の機器(この実施例では2台のケーサ14、16)に供給する。
供給コンベヤ6は、複数のベルトコンベヤ(上流側から順に第1ベルトコンベヤ18、第2ベルトコンベヤ20および第3ベルトコンベヤ22)を直列に接続して構成されている。上流側の第1ベルトコンベヤ18は定速で運転され、上流側機器の排出ピッチを維持したままパウチ2を搬送する。また、下流側の第2ベルトコンベヤ20および第3ベルトコンベヤ22は、変速運転できるようになっており、図示しないセンサで検出されるパウチ2の位置に応じて加減速し、定速運転されている搬送コンベヤ10の各桟12の間にパウチ2を投入できるように供給タイミングを調整する。この実施例では、パウチ2は底部2bを供給コンベヤ6の下流側に向け、スパウト4が取り付けられている上部2aを上流側に向けた状態で搬送される。
搬送コンベヤ10は、前記供給コンベヤ6の下流端付近から、この供給コンベヤ6と直交する方向を向けて配置されている。また、搬送コンベヤ10の搬送面10aは、前記供給コンベヤ6の搬送面6aよりも少なくとも寝かした状態のパウチ2の高さよりも大きい高さだけ低い位置に配置されている(図4参照)。この搬送コンベヤ10には、投入されたパウチ2の後端(一方の側部)に係合して搬送するための桟12が等間隔で取り付けられている。
搬送コンベヤ10は、所定の間隔を開けて平行に配置された4本の細ベルト(10A、10B、10C、10D)から構成されている。4本の細ベルト10A、10B、10C、10Dは、搬送コンベヤ10の両側フレーム24A、24B間に回転可能に支持された駆動軸26および従動軸27(図4参照)に等間隔で取り付けられたプーリ(図示せず)にそれぞれ掛け回されており、搬送コンベヤ駆動モータ28の駆動によって駆動軸26が回転され、4本の細ベルト10A、10B、10C、10Dからなる搬送コンベヤ10が図1の矢印方向Aに走行する。搬送コンベヤ10を構成する4本の細ベルト10A、10B、10C、10Dにそれぞれ桟12を構成する角ブロック12A、12B、12C、12Dが等間隔で取り付けられている。これら4本の細ベルト10A、10B、10C、10Dに取り付けられた4個の角ブロック12A、12B、12C、12Dにより、搬送コンベヤ10の搬送方向を横断する方向の1本の桟12が構成されている。
搬送コンベヤ10の上流端、つまり、後に説明する中継手段8からパウチ2が供給される位置に、各細ベルト10A、10B、10C、10Dの上面よりも上方に位置するように支持プレート29が配置されている。この支持プレート29は、4本の細ベルト10A、10B、10C、10Dの間にそれぞれ位置している3個の部材29A、29B、29Cにより構成されている(図4参照)。従って、中継手段8から搬送コンベヤ10に投入されたパウチ2は、最初にこの支持プレート29によって支持され、その後、搬送コンベヤ10の桟12が後端側に係合して下流側へと搬送される。また、搬送コンベヤ10のやや上方の側部寄りに、中継手段8から搬送コンベヤ10に落下してくるパウチ2の底部2bをガイドする底部ガイド31が設けられている。
搬送コンベヤ10の下流側には、中継コンベヤ30および投入コンベヤ32が連続して直列に配置されている。これら中継コンベヤ30と投入コンベヤ32はいずれも1本のベルトコンベヤから構成されている。
搬送コンベヤ10の下流端には、この搬送コンベヤ10によって搬送されてきたパウチ2を中継コンベヤ30に引き渡す受け渡しコンベヤ34が設けられている。受け渡しコンベヤ34は、搬送コンベヤ10の4本の細ベルト10A、10B、10C、10Dのそれぞれ中間に配置された3本の細ベルト34A、34B、34Cから構成されている。前記搬送コンベヤ10の両側フレーム24A、24B間に受け渡しコンベヤ34の駆動軸36と従動軸38が回転可能に支持されている。これら両軸36、38に取り付けられたプーリに3本の細ベルト34A、34B、34Cが掛け回されており、受け渡しコンベヤ駆動モータ40の駆動により受け渡しコンベヤ駆動軸36が回転して、3本の細ベルト34A、34B、34Cからなる受け渡しコンベヤ34が前記搬送コンベヤ10と同方向に走行する。
3本の細ベルト34A、34B、34Cからなる受け渡しコンベヤ34の従動軸38が搬送コンベヤ10の駆動軸26よりも上流側(図1の左側)に位置し、受け渡しコンベヤ34の駆動軸36が搬送コンベヤ10の駆動軸26よりも下流側に位置しており、受け渡しコンベヤ34の3本の細ベルト34A、34B、34Cの上流部が、搬送コンベヤ10の4本の細ベルト10A、10B、10C、10Dの下流部とオーバーラップしているので、搬送コンベヤ10によって搬送されてきたパウチ2を、スムーズに中継コンベヤ30へ受け渡すことができる。
搬送コンベヤ10の上方には、上流側の撮像手段42と、その下流側に設置された付属品取り付け手段(ロボット44)が配置されており、撮像手段42により搬送コンベヤ10上のパウチ2の位置および方向を確認し、ロボット44によってパウチ2の所定の位置に付属品46を装着する。
中継手段8は、供給コンベヤ6によって搬送されてきたパウチ2を受け取って、その下方を走行している搬送コンベヤ10上に落下させて供給するようになっている。中継手段8は、供給コンベヤ6の下流端に連続して配置されたローラ付きチェーンコンベヤ48と、このチェーンコンベヤ48の下流端側の上方に設けられたストッパ50と、このストッパ50を開閉させるストッパ開閉手段52と、各ローラ54をチェーンコンベヤ48の走行方向と逆方向に回転させるローラ駆動手段56とを備えている。
ローラ付きチェーンコンベヤ48は、一対の無端帯(無端チェーン)58A、58Bが、図4に示すように、下流側の上部に配置された駆動スプロケット60と、上流側の上部に配置された従動スプロケット62と、これら上部側の各スプロケット60、62の下方にそれぞれ配置された2個の従動スプロケット64、66に掛け回されてほぼ四角形状の経路を走行する。これら各スプロケット60、62、64、66は、このローラ付きチェーンコンベヤ48の両側に配置されたフレーム68A、68B間に支持された回転軸70、72、74、76にそれぞれ連結されている。駆動スプロケット60が連結された回転軸(駆動軸70)がチェーン駆動モータ78によって回転されることにより、各スプロケット60、62、64、66に掛け回された両側のチェーン58A、58Bが走行する。
無端チェーン58A、58Bは、図4に示すように、搬送コンベヤ10の上流端の周囲を囲んで配置されている。この両側の無端チェーン58A、58B間に、複数本のローラ54が回転自在に支持されている。これら複数本のフリーローラ54からなる一組のローラ54のグループによってパウチ2を載置する載置部材80が構成されている。この実施例では、処理能力を向上させるために、無端チェーン58A、58Bの対称位置に2箇所の載置部材80(80A、80B)が設けられている。これら2箇所の載置部材80A、80Bの間は、両側の無端チェーン58A、58B間にローラ54が取り付けられていない空間になっている。このローラ付きチェーンコンベヤ48は、前記供給コンベヤ6の最も下流側に位置する第3ベルトコンベヤ22の速度に同期して運転される。チェーンコンベヤ48の上部の従動スプロケット62と駆動スプロケット60の間の上部区間に位置しているローラ54の上面(搬送面)が、前記供給コンベヤ6の搬送面6aとほぼ同じ高さになっており、供給コンベヤ6からチェーンコンベヤ48へスムーズにパウチ2を受け渡せるようになっている。
ローラ付きチェーンコンベヤ48の上部区間(上方の従動スプロケット62と駆動スプロケット60の間の区間)の上流部寄りの搬送面よりもやや上方に、パウチ2が供給コンベヤ6から載置部材80上に乗り移ったことを検出する乗り移り検出センサ82が設けられている。この乗り移り検出センサ82によってパウチ2全体が載置部材80上に乗ったことを検出して、後に説明するローラ駆動手段56を減速させる。
ローラ付きチェーンコンベヤ48の上部区間の下流部寄りの上方に、このローラ付きチェーンコンベヤ48の載置部材80上に載せられて搬送されているパウチ2を停止させるストッパ50が設けられている。このストッパ50は、載置部材80上のパウチ2が、下方の搬送コンベヤ10の上方の位置に停止するように配置されている(図1および図2参照)。ローラ付きチェーンコンベヤ48の両側フレーム68A、68Bの一方(図3の右側のフレーム68A)に、このローラ付きチェーンコンベヤ48の下流端からさらに下流方向(図2の下方向)に伸びる水平なブラケット86(図2および図3参照)が固定されており、このブラケット86上にストッパ50を開閉させるエアシリンダ88が固定されている。また、前記ブラケット86上の、ローラ付きチェーンコンベヤ48の下流端付近にフリーローラ54と平行してスリーブ90が固定されている。このスリーブ90内に回転自在に支持されたロッド92の一端に前記ストッパ50が固定され、ロッド92の他端が前記エアシリンダ88のピストンロッド88aに回動アーム94を介して連結されている。通常の運転中は、各図に示すように、ストッパ50が直立した状態で載置部材80上を搬送されてきたパウチ2に係合して停止させるようになっている。また、エアシリンダ88の作動によって、ストッパ50を図4の状態から反時計回り方向に回転させると、載置部材80上に載置されているパウチ2をそのまま搬送してリジェクトすることができる。
ローラ付きチェーンコンベヤ48の一方(図2の左側)の側部上方に、ローラ付きチェーンコンベヤ48の各ローラ54を無端チェーン58A、58Bの走行方向と逆方向に回転させるローラ駆動手段56が配置されている。ローラ付きチェーンコンベヤ48の、前記ストッパ開閉用エアシリンダ88と逆側のフレーム68B上に固定されている水平なブラケット96に、ローラ付きチェーンコンベヤ48の上部区間のほぼ全長に亘る長さを有する直立したプレート98が固定されている(図2および図3参照)。このプレート98に、それぞれ回転軸100、102、104、106を介して駆動プーリ108および従動プーリ110、112、114が回転自在に支持されている。これら各プーリ108、110、114に、減速ベルト(当接ベルト)116が掛け回されており、減速ベルト駆動モータ118(図2参照)により駆動プーリ108の回転軸(駆動軸100)が回転することにより減速ベルト116が走行する。
減速ベルト116は、ローラ54が取り付けられている無端チェーン58A、58Bの走行方向と同方向に走行するようになっており、ローラ54がチェーンコンベヤ48の上部区間を走行しているときに、その減速ベルト116の下面側がローラ54の上面に当接するようになっている(図4参照)。この実施例では、供給コンベヤ6からチェーンコンベヤ48の載置部材80にパウチ2が供給されるときには、減速ベルト116はチェーンコンベヤ48の走行速度と同じ速度で走行し、前記乗り移り検出センサ82がパウチ2全体が載置部材80上に乗り移ったことを検出すると、減速ベルト116を減速する。
この実施例に係る物品搬送装置は、上流側機器(充填包装機)から送られてきた物品(パウチ2)を搬送して、下流側に配置されている機器(ケーサ14、16)に供給するものであり、前記搬送コンベヤ10および中継コンベヤ30と投入コンベヤ32の下流側に、ケーサ14、16にパウチ2を供給するバケットコンベヤ120が配置されている。このバケットコンベヤ120は、詳細は説明しないが、前記特開2013−216342号公報に開示したコンベヤ(この公報では、パウチ集合コンベヤ8)と同様のダブルサーボ方式であり、第1駆動モータ122Aよって駆動される第1系統のバケットコンベヤ120Aと、第2駆動モータ122Bによって駆動される第2系統のバケットコンベヤ120Bが独立して走行できるようになっている。各系統のバケットコンベヤ120A、120Bを、投入コンベヤ32からのパウチ2の排出タイミングに応じて移動させて、2つのバケット集積群(この実施例では6個のパウチ2を集合させる)をそれぞれ第1ケーサ14と第2ケーサ16の前方に位置させることができる。
以上の構成に係る物品搬送装置の作動について説明する。上流側の充填包装機で内容物が充填され、スパウト4が取り付けられたパウチ2が、供給コンベヤ6によって一定の間隔で搬送される。供給コンベヤ6の最も上流側の第1ベルトコンベヤ18は定速で運転されており、上流側の充填包装機の排出ピッチを維持しながらパウチ2を搬送している。また、第2ベルトコンベヤ20および第3ベルトコンベヤ22は、変速運転できるようになっており、図示しないセンサによって検出されるパウチ2の位置に応じて加減速し、定速運転される搬送コンベヤ10の各桟12の間にパウチ2を投入できるように供給タイミングを調整する。
供給コンベヤ6によって搬送されてきたパウチ2は、供給コンベヤ6の下流側に直列に配置され、載置部材80がチェーンコンベヤ48の上部区間を通るときに、その載置部材80の上面が供給コンベヤ6の搬送面6aとほぼ同じ高さになるように配置されている中継手段8に受け渡される。この実施例では、中継手段8のローラ付きチェーンコンベヤ48は、無端チェーン58A、58Bに2箇所の載置部材80を有している。また、このチェーンコンベヤ48は供給コンベヤ6の第3ベルトコンベヤ22に同期して運転されており、第3ベルトコンベヤ22上のパウチ2が一方の載置部材80(80Aまたは80B)上に乗せられる。第3ベルトコンベヤ22からローラ付きチェーンコンベヤ48へのパウチ2の受け渡し時の、各コンベヤ(第3ベルトコンベヤ22、チェーンコンベヤ48および減速ベルト116)の速度は、同一の速度で走行するように設定されている。
VS=VC=VD(VD1)
VS:供給コンベヤ6の第3ベルトコンベヤ22の速度
VC:ローラ付きチェーンコンベヤ48の速度
VD:減速ベルト116の速度であり、受け渡し時はVD1とする
前記のように、第3ベルトコンベヤ22からローラ付きチェーンコンベヤ48の載置部材80上へパウチ2が乗り移る時点では(図5に示す状態)、ローラ54の前進速度と減速ベルト116の走行速度が一致しているので、ローラ54は回転せず、パウチ2はチェーンコンベヤ48の走行速度で搬送される。その後、パウチ2全体が載置部材80のローラ54上に乗ったことを乗り移り検出センサ82によって確認すると(図6に示す状態)減速ベルト駆動モータ118によってローラ駆動手段56の減速ベルト116の速度を遅くする。
VS=VC>VD(VD2)
VD:減速ベルト116の速度であり、パウチ2が載置部材80上に乗り移った後 はVD2とする
ローラ54の前進速度よりも減速ベルト116の走行速度が遅いので、各ローラ54は図6の反時計回り方向に回転する。その結果、チェーンコンベヤ48の載置部材80上で搬送されているパウチ2の搬送速度は、チェーンコンベヤ48の移動速度よりも小さくなり、載置部材80に対し相対的に後退する(図7参照)。
ローラ付きチェーンコンベヤ48の載置部材80(80Aまたは80B)上に乗せられたパウチ2は、載置部材80の移動速度よりも遅い速度で前進し、ストッパ50に当たって停止する。パウチ2は遅い速度で前進しているので、ストッパ50に当たる際の衝撃が小さく、パウチ2の姿勢が乱れてしまうことがない。また、パウチ2が変形したり破損するおそれもない。パウチ2がストッパ50に当たって停止した後も、チェーンコンベヤ48の載置部材80は前進しており、パウチ2はストッパ50に前方(底部2b)を抑えられて次第に載置部材80上から押し出されていく(図8参照)。このパウチ2を載せていた載置部材80がストッパ50の下方を通過すると、パウチ2はチェーンコンベヤ48の載置部材80が設けられていない空間(2箇所の載置部材80A、80Bの間)から落下し、下方の搬送コンベヤ10の桟12と桟12の間に投入される(図9に破線で示すパウチ2参照)。
中継手段8から落下したパウチ2は、搬送コンベヤ10の支持プレート29に受け止められて支持される。その後、パウチ2は側部を後方の桟12によって押されて搬送される。搬送コンベヤ10によって搬送されたパウチ2は、搬送コンベヤ10の下流端にオーバーラップして設けられている受け渡しコンベヤ34を介して中継コンベヤ30および投入コンベヤ32に受け渡され、バケットコンベヤ120に送られる。バケットコンベヤ120は、2系統のバケットコンベヤ120A、120Bを有しており、各系統のバケットコンベヤ120A、120Bにそれぞれ複数個(図1に示すようにこの実施例では6個)で一組となるバケットが設けられており、各系統のバケットコンベヤ120A、120Bのバケットによってパウチ2が集積状態となり、第1ケーサ14および第2ケーサ16にそれぞれ供給される。
前記実施例では、搬送コンベヤ10によってパウチ2を搬送するようにしたが、その他の物品を搬送するようにしてもよい。例えば、搬送コンベヤ10の各桟12の間にケースを載置して搬送することでケーサとして使用するようにしてもよい。その場合には、前記実施例において、供給コンベヤ6の下流端と搬送コンベヤ10の上流端を突き合わせて接続し、全体としてL字状になるようなレイアウトにしたが、この配置に代えて搬送コンベヤ10の上流端側を延長してT字状のレイアウトとし、供給コンベヤ6との接続部よりも上流位置でケースを供給するようにすればよい。
また、前記実施例では、乗り移り検出センサ82をトリガとして減速ベルト116の減速を開始しているが、供給コンベヤ6の第3ベルトコンベヤ22とローラ付きチェーンコンベヤ48の駆動モータ78に設けたエンコーダにより、パウチ2が移載されるタイミングに合わせて減速ベルト116を減速させるようにしてもよい。なお、前記実施例では、スパウト4付きのパウチ2を受け渡す場合について説明したが、取り扱う物品としてこのようなパウチ2に限定されるものではなく、その他各種物品に適用可能である。さらに、前記実施例では、供給コンベヤ6の下方に直交する方向を向けて搬送コンベヤ10を配置したが、必ずしも直角に配置する構成に限定されるものではなく、直角以外の各種角度に交差させてもよく、また、供給コンベヤ6と搬送コンベヤ10の搬送方向をほぼ一致させて配置することも可能である。
2 物品(パウチ)
6 供給コンベヤ
8 中継手段
10 搬送コンベヤ
48 載置部材移動手段(ローラ付きチェーンコンベヤ)
50 ストッパ
54 ローラ
56 ローラ駆動手段
80 載置部材

Claims (3)

  1. 物品を搬送する搬送コンベヤと、下流端が前記搬送コンベヤよりも上方に位置するように配置された供給コンベヤと、この供給コンベヤの下流端から排出された物品を受け取って、前記搬送コンベヤの所定位置に落下させる中継手段とを備えた物品搬送装置において、
    前記中継手段は、平行して配置された複数本の回転可能なローラを有し、前記供給コンベヤから排出された物品を受け取る載置部材と、この載置部材上の物品を、前記搬送コンベヤの上方に停止させるストッパと、前記ローラを有する載置部材を、前記供給コンベヤから物品を受け取る位置から、搬送コンベヤの物品を落下させる所定位置の上方を通過させるように移動させる載置部材移動手段とを備え、
    前記供給コンベヤと同期して移動させた載置部材によって、供給コンベヤによって搬送された物品を受け取り、この物品を前記ストッパに係合させた後、載置部材を前記搬送コンベヤの所定位置の上方を通過させることにより落下させるものであり、
    さらに前記載置部材の各ローラを回転させるローラ駆動手段を設け、載置部材に載置された物品が前記ストッパに係合する前に、各ローラを載置部材の移動方向と逆方向に回転させることを特徴とする物品搬送装置。
  2. 前記供給コンベヤは、前記搬送方向と交差する方向を向いており、
    前記載置部材移動手段は、前記各ローラが取り付けられた一対の無端帯を、前記搬送コンベヤを囲繞して配置した移動経路に沿って移動させ、
    前記ローラ駆動手段は、駆動プーリと従動プーリに掛け回され、前記搬送コンベヤの所定位置の上方を通過する前記ローラに当接可能な無端状の当接ベルトを有し、
    前記物品が前記載置部材上に載置されるまでの間は前記当接ベルトを前記各ローラの移動速度に同期した速度で走行させ、
    前記物品が前記載置部材上に載置された後は、前記当接ベルトを各ローラの移動速度よりも遅い速度で走行させることにより、前記各ローラを載置部材の移動方向と逆方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載の物品搬送装置。
  3. 前記物品は、スパウトが取り付けられた上部と、自立するための底部とを有する袋状容器であり、前記供給コンベヤは、この袋状容器の底部を搬送方向前方に向けた状態で搬送することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の物品搬送装置。
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