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JP5363049B2 - 拡幅型改札機及び拡幅型改札機の制御方法 - Google Patents

拡幅型改札機及び拡幅型改札機の制御方法 Download PDF

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JP5363049B2
JP5363049B2 JP2008219569A JP2008219569A JP5363049B2 JP 5363049 B2 JP5363049 B2 JP 5363049B2 JP 2008219569 A JP2008219569 A JP 2008219569A JP 2008219569 A JP2008219569 A JP 2008219569A JP 5363049 B2 JP5363049 B2 JP 5363049B2
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Description

本発明は、拡幅型改札機及びその制御方法に関する。
バスや路面電車、鉄道車両等の乗降口に配置される車載改札機の研究・開発が行われている。
特開2007−133462号公報
車載改札機を車両の乗降口に配置するに当たっては、乗降時の利便性を極力損なわないこと、乗降時間をできる限り短時間で実現可能とすること、乗車中の旅客の邪魔にならないこと、車載改札機を配置することによる車両の内部空間の減少を抑えて乗車定員をなるべく減少させないこと、といった要望がある。これらの要望を満たすためには、旅客の改札通過方向(入場/出場方向)の長さを可及的に短くし、乗降口の全幅を有効利用して改札機の有効通行可能幅を可及的に広くした拡幅型の改札機を開発する必要がある。
しかし、車載改札機に限らず、拡幅型の改札機を実用化する際の最大の問題点の1つが、改札機内で改札を通過する旅客のすれ違いが生じ得る点である。本発明はかかる課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、入場/出場する旅客の改札機内でのすれ違いを考慮した適切な処理を実現可能な拡幅型改札機を実現することである。
以上の課題を解決するための第1の発明は、
入場用乗車券受付部(例えば、図1,図3の入場用乗車券受付部22)が設けられた入場用起立部(例えば、図1の入場用起立部12)と出場用乗車券受付部(例えば、図1,図3の出場用乗車券受付部21)が設けられた出場用起立部(例えば、図1の出場用起立部11)とでなり、開閉する通行ドア(例えば、図1の通行ドア61,62)を有する一対の起立部と、
透過型センサの発光部(例えば図2の発光部31a,32a,33a)及び受光部(例えば図2の受光部31b、32b、33b)が、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれの対向位置に少なくとも3組設けられてなる透過型センサ部(例えば、図3の透過センサ部30)と、
反射型センサが、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれに少なくとも3組設けられ、それぞれの起立部の最も場内方寄り及び場外方寄りの反射型センサが、当該起立部近傍に位置する旅客を検知可能に取付位置及び取付角度が調整されてなる反射型センサ部(例えば、図3の出場側反射センサ部510、入場側反射センサ部520)と、
前記透過型センサ部の各透過型センサによる検知有無と前記反射型センサ部の各反射型センサによる検知有無とに基づいて、片側通行検出モード及びすれ違い検出モードのどちらかのモードに切り替えて旅客の改札通過状況を判定し、前記通行ドアの制御及び改札処理の制御を行う制御部(例えば、図3の処理部100)と、
を備えた拡幅型改札機である。
この第1の発明によれば、透過型センサ部の透過型センサによって、一対の起立部間の旅客の通過が検知される。透過型センサの検知順序が出場方向の順序であるのか、入場方向の順序であるのかによって、旅客が出場したのか、入場したのかを判定することが可能である。しかし、出場する旅客と入場する旅客との“すれ違い”が生じた場合には、透過型センサの検知順序は、出場方向や入場方向といった一定の順序にはならない。
ここで、“すれ違い”が生じる場合であっても、第1の発明の拡幅型改札機であれば、改札機内で旅客の通過方向が交差する可能性は極めて低い。何故ならば、入場用乗車券受付部は入場用起立部に設けられ、出場用乗車券受付部は出場用起立部に設けられているからである。入場する旅客は入場用起立部側に位置し、出場する旅客は出場用起立部側に位置するため、必然的に出場方向と入場方向とが決まり、旅客の改札通過方向が交差するケースが生じることは極めて稀であると考えられるからである。
反射型センサ部の反射型センサによっても、旅客の通過が検知される。但し、反射型センサは、一対の起立部それぞれに、改札通過方向に沿って3個以上設けられている。従って、入場用起立部に設けられた反射型センサの検知順序でもって、旅客の入場状況を判定でき、出場用起立部に設けられた反射型センサの検知順序でもって、旅客の出場状況を判定できる。
よって、第1の発明によれば、入場/出場する旅客の改札機内でのすれ違いを考慮した適切な拡幅型改札機を実現することができる。
また、他の発明として、
入場用乗車券受付部が設けられた入場用起立部と出場用乗車券受付部が設けられた出場用起立部とでなり、開閉する通行ドアを有する一対の起立部と、透過型センサの発光部及び受光部が、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれの対向位置に少なくとも3組設けられてなる透過型センサ部と、反射型センサが、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれに少なくとも3組設けられ、それぞれの起立部の最も場内方寄り及び場外方寄りの反射型センサが、当該起立部近傍に位置する旅客を検知可能に取付位置及び取付角度が調整されてなる反射型センサ部とを備えた拡幅型改札機の制御方法であって、
前記透過型センサ部の各透過型センサの検知有無と前記反射型センサ部の各反射型センサの検知有無とに基づいて、片側通行検出モード及びすれ違い検出モードのどちらかのモードに切り替えて旅客の改札通過状況を判定し、前記通行ドアの制御及び改札処理の制御を行う拡幅型改札機の制御方法を構成することとしてもよい。
また、第2の発明は、車両の乗降口に配置される第1の発明の拡幅型改札機であって、
前記一対の起立部は、通行ドアを1つずつ備えてなり、
前記制御部は、ノーマルクローズ制御により前記通行ドアを制御する拡幅型改札機である。
この第2の発明によれば、車両の乗降口に配置されて、ノーマルクローズ制御により一対の起立部に設けられた一対の通行ドアが制御される。ノーマルクローズ制御とは、通常時(待機時)には通行ドアが閉じられており、乗車券受付部に乗車券が受け付けられた際に通行ドアが開かれ、通過後に通行ドアが閉じられる制御である。この制御によれば、乗車券受付部で乗車券が受け付けられなければ通行ドアが開くことはない。従って、乗車券受付部で乗車券の受け付けがなされずに改札通過しようとする旅客を検知したり、その際に通行ドアを閉じるといったノーマルオープン制御のような制御を必要としない。この結果、拡幅型改札機の制御の簡便化と、“すれ違い”が生じ得る拡幅型改札機を通過する旅客の流動の円滑化を図ることができる。
この第2の発明をより具体化した第3の発明として、例えば、
前記制御部は、前記一対の起立部の双方の通行ドアが閉じている際に、1)前記入場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときは、前記出場用起立部に設けられた最も場内方寄りの反射型センサの検知有無に応じて前記一対の起立部の双方の通行ドアを開くか、前記入場用起立部の通行ドアを開くかを制御し、2)前記出場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときは、前記入場用起立部に設けられた最も場外方寄りの反射型センサの検知有無に応じて前記一対の起立部の双方の通行ドアを開くか、前記出場用起立部の通行ドアを開くかを制御する拡幅型改札機を構成することとしてもよい。
本発明によれば、入場/出場する旅客の改札機内でのすれ違いを考慮した適切な拡幅型改札機及びその制御方法を実現することができる。
以下、図面を参照して、本発明の拡幅型改札機を、列車の乗降口に配置した車載改札機に適用した実施形態について説明する。但し、本発明を適用可能な実施形態がこれに限定されるわけではない。
図1(a)は、乗降扉DR,DRが全閉の場合の車載改札機1を車内側から見た様子を示す図であり、図1(b)は、乗降扉DR,DRが全開の場合の車載改札機1を車外側から見た様子を示す図である。また、図2は、各センサの取付位置を説明するための車載改札機1上方から俯瞰した図であり、図3は、車載改札機1の機能構成を示すブロック図である。
車載改札機1は、列車の乗降口の車内側であって、乗降口の左右端部付近に開閉する通行ドア61,62を有する一対の起立部11,12が立設された外観を有して構成された拡幅型の改札機である。起立部は、機能的な側面から出場用起立部11と入場用起立部12とからなり、出場用起立部11と入場用起立部12間は客室の床下でケーブルCによって接続されている。そして、出場用起立部11及び入場用起立部12の一方の起立部(図1では出場用起立部側)にCPUやメモリ等が搭載された統括処理部110をなすコンピュータ基板が内蔵されており、双方の起立部11,12が統括して制御される。
外観的には、出場用起立部11と入場用起立部12とは略同一の形状を有しており、通行ドア60としては、図1では、大きさ違いの扇形状の板状体を入れ子状に構成して、下端を回転軸として上方から倒すようにしてドアを閉じる、いわゆるリトラクタブル式の通行ドアとしているが、他の方式の通行ドアであってもよい。例えば、フラップ式としてもよいし、上端を回転軸として下方から腕木を上げるようにして通行を阻止する腕木式のドアであってもよい。
出場用起立部11は、出場側通行ドア61の他、この出場側通行ドア61を開閉駆動する出場側駆動部691や、出場側報知部41、出場用乗車券処理部121、出場用乗車券受付部21等を備える。出場側報知部41は、赤色ランプ41SRと、青色ランプ41SBと、スピーカ41SPと、表示装置41DSとを有して構成される。赤色ランプ41SR及び青色ランプ41SBは、旅客が出場中であるか否かを示す出場中フラグがOFFの場合(出場(降車)許可)に青色ランプ41SBが点灯制御され、出場中フラグがONの場合(出場(降車)抑止)に赤色ランプ41SRが点灯制御される。また、スピーカ41SP及び表示装置41DSも同様に、出場許可か、出場抑止かに応じた報知制御がなされる。また、出場用乗車券受付部21は、ICカードでなる乗車券(以下「ICカード乗車券」という。)のリーダライタであり、出場用乗車券処理部121は、出場用乗車券受付部21にICカード乗車券のデータの読み書きを制御して出場改札処理を実行する。この出場改札処理は公知の処理であるため、詳細な説明は省略する。出場用乗車券処理部121がICカード乗車券を正しく出場改札処理できたか否かによって、スピーカ41SPから報知音を発生させたりする処理も従来公知の処理と同様である。
また、同様に、入場用起立部12は、入場側通行ドア62の他、この入場側通行ドア62を開閉駆動する入場側駆動部692や、入場側報知部42、入場用乗車券処理部122、入場用乗車券受付部22等を備える。入場側報知部42は、赤色ランプ42SRと、青色ランプ42SBと、スピーカ42SPと、表示装置42DSとを有して構成される。赤色ランプ42SR及び青色ランプ42SBは、旅客が入場中であるか否かを示す入場中フラグがOFFの場合(入場(乗車)許可)に青色ランプ42SBが点灯制御され、入場中フラグがONの場合(入場(乗車)抑止)に赤色ランプ42SRが点灯制御される。また、スピーカ42SP及び表示装置42DSも同様に、入場許可か、入場抑止かに応じた報知制御がなされる。また、入場用乗車券受付部22は、ICカード乗車券のリーダライタであり、入場用乗車券処理部122は、入場用乗車券受付部22にICカード乗車券のデータの読み書きを制御して入場改札処理を実行する。この入場改札処理は公知の処理であるため、詳細な説明は省略する。入場用乗車券処理部122がICカード乗車券を正しく入場改札処理できたか否かによって、スピーカ42SPから報知音を発生させたりする処理も従来公知の処理と同様である。
また、出場用起立部11及び入場用起立部12には、複数の透過型のセンサ(以下「透過センサ」という。)と、複数の反射型のセンサ(以下「反射センサ」という。)とが設けられている。図1及び図2を参照して詳細に説明する。
先ず、透過センサについて説明する。図2(b)に示すように、出場用起立部11と入場用起立部12との対向面に、改札通過方向に沿って3組の透過センサ31,32,33が設置されている。各透過センサ31,32,33は、発光部31a,32a,33aと受光部31b,32b,33bとでなり、発光部と受光部との対応する組が、それぞれ対向する向きに設けられている。図2(b)においては、車内方側(場内方)より車外方向側(場外方)に順に、透過センサ31、透過センサ32、透過センサ33の発光部と受光部との組が設置されている。なお、本実施形態では3組の透過センサとしたが、3以上の透過センサを設けてもよいことは勿論である。
次に、反射センサについて説明する。図2(a)に示すように、出場用起立部11及び入場用起立部12それぞれの対向側に、改札通過方向に沿って3つの反射センサ(計6つの反射センサ)が設置されている。各反射センサの主たる検知範囲となる範囲を図2(a)に破線で示す。反射センサの符号の末尾に「S」のついた破線範囲が、当該反射センサの主たる検知範囲である。
出場用起立部11に設置された反射センサ511,512,513のうち、中央の反射センサ512は、主たる検知範囲512Sを入場用起立部12に向けた姿勢に配置される。最も車内方側(場内方)に位置する反射センサ511は、出場(降車)しようとしている旅客の存否を検知すべく取付位置及び取付角度が調整されて、主たる検知範囲511Sを車内方側(場内方)に向けた姿勢に配置される。最も車外方側(場外方)に位置する反射センサ513は、出場(降車)する旅客が確実に出場(降車)したことを検知すべく取付位置及び取付角度が調整されて、主たる検知範囲513Sを車外方側(場外方)に向けた姿勢に配置される。
同様に、入場用起立部12に設置された反射センサ521,522,523のうち、中央の反射センサ522は、主たる検知範囲522Sを出場用起立部11に向けた姿勢に配置される。最も車外方側(場外方)に位置する反射センサ521は、入場(乗車)しようとしている旅客の存否を検知すべく取付位置及び取付角度が調整されて、主たる検知範囲521Sを車外方側(場外方)に向けた姿勢に配置される。最も車内方側(場内方)に位置する反射センサ523は、入場(乗車)する旅客が確実に入場(乗車)したことを検知すべく取付位置及び取付角度が調整されて、主たる検知範囲523Sを車内方側(場内方)に向けた姿勢に配置される。
以上の各センサの配置構成によって、旅客の出場(降車)及び入場(乗車)の完了を適確に検出することが可能となる。具体的には統括処理部110が、「片側通行検出モード」と「すれ違い検出モード」との2つの検出モードを切り替えて、旅客の出場及び入場の完了を適確に検出する。また、この2つの検出モードと相俟った通行ドアの制御として、車載改札機1は、所謂ノーマルクローズ制御によって出場側通行ドア61及び入場側通行ドア62を制御する。ノーマルクローズ制御とは、通常時(待機時)には通行ドアが閉じられており、出場用乗車券受付部21又は入場用乗車券受付部22にICカード乗車券が受け付けられた際に通行ドアが開かれ、通過後に通行ドアが閉じられる制御である。この制御によれば、出場用乗車券受付部21又は入場用乗車券受付部22でICカード乗車券が受け付けられなければ通行ドアが開くことはない。
このノーマルクローズ制御の下、まず片側通行検出モードについて説明する。図2(b)のように透過センサ31,32,33が配置される結果、“すれ違い”が生じていなければ、透過センサ31,32,33の検知順序が入場方向の順序であるのか、出場方向の順序であるのかによって、旅客が出場したのか、入場したのかを検出できる。この検出方法が片側通行検出モードである。
仮に、透過センサ31,32,33の検知順序が、入場方向或いは出場方向の一定方向でない場合には、“すれ違い”が生じていると検出することも可能ではある。しかし、ノーマルクローズ制御であるため、旅客は車載改札機1に進入する前にICカード乗車券を乗車券受付部20に提示する必要がある。このため、出場及び入場の一方側から旅客が進入して片側通行検出モードである場合に、他方側の乗車券受付部に乗車券が提示されたことをもって“すれ違い”発生と検出することができる。
“すれ違い”が発生した場合にはすれ違い検出モードに移行する。ここで、出場用乗車券受付部21と入場用乗車券受付部22の設置位置を確認する。出場用乗車券受付部21は出場用起立部11に設けられており、入場用乗車券受付部22は入場用起立部12に設けられている。従って、“すれ違い”が発生した場合であっても、入場する旅客は入場用起立部12側に位置し、出場する旅客は出場用起立部側11に位置するため、必然的に出場方向と入場方向とが決まる。
よって、出場用起立部11に設けられた反射センサ511,512,513の検知順序が、出場方向の順であれば、“すれ違い”中の旅客のうち、出場する旅客の出場完了を検出できる。また、入場用起立部12に設けられた反射センサ521,522,523の検知順序が、入場方向の順であれば、“すれ違い”中の旅客のうち、入場する旅客の入場完了を検出できる。この検出方法がすれ違い検出モードである。また、このすれ違い検出モード中、出場の完了検出がなされない状態であれば、出場中と判定でき、入場の完了検出がなされない状態であれば入場中と判定でき、旅客の改札通過状況を適切に判定できる。
統括処理部110は、上述した通り出場用起立部11と入場用起立部12とを含む車載改札機1全体を統括して処理するためのコンピュータでなる。出場用乗車券処理部121及び入場用乗車券処理部122と、統括処理部110とは別体の装置(コンピュータ)で構成されるとして図示しているが、勿論一体のコンピュータで構成してもよい。
また、車載改札機1は、通信部70と、操作部80と、記憶部900とを備える。通信部70は、乗務員室の制御装置や自動運行装置等と通信接続され、車載改札機1の制御状態を通知するとともに、乗降扉DR,DRの扉開閉信号(車掌による扉開閉の指示信号であってもよいし、現在の扉の開閉状態に係る信号であってもよい。)を受信する。また、操作部80は、スイッチやキーボード等を有して構成され、主にメンテナンス用に使用される。記憶部900は、フラッシュメモリやハードディスクといった記憶媒体及びその読み書き装置でなり、車載改札機1の制御プログラム910の他、プログラム実行中に用いられるフラグ等の各種のデータや、他のプログラムを記憶する。
統括処理部110は、乗車券受付部20によるICカード乗車券の受け付けに応じて乗車券処理部120に改札処理を行わせるとともに、透過センサ部30、出場側反射センサ部510及び入場側反射センサ部520の検知結果に基づいて、片側通行検出モード又はすれ違い検出モードで旅客の入場又は出場の改札通過状況を検出して、通行ドア60を制御する。
以上の処理をフローチャートを参照してより詳細に説明する。統括処理部110は、記憶部900に記憶された制御プログラム910に従って、改札機制御処理を実行する。尚、本実施形態において、改札機の通行ドア60の制御は所謂ノーマルクローズの制御である。
図4,図5は、改札機制御処理の流れを示すフローチャートである。先ず、統括処理部110は、通信部70による乗降扉開信号の受信を待機する(ステップS1)。この間は、ノーマルクローズであるため出場側通行ドア61及び入場側通行ドア62は閉じた状態である。そして、乗降扉開信号を受信したら(ステップS1:Yes)、出場用乗車券受付部21へのICカード乗車券の提示入力があるか否かの判定に移行する(ステップS3)。
ICカード乗車券の提示入力が無ければ(ステップS3:No)、さらに統括処理部110は、入場用乗車券受付部22へのICカード乗車券の提示入力があるか否か判定する(ステップS61)。ここでもICカード乗車券の提示入力が無い場合には(ステップS61:No)、乗降扉閉信号の受信が有るか否かを判定する(ステップS121)。そして、乗降扉閉信号の受信が無ければ(ステップS121:No)。ステップS3の出場用乗車券受付部21へのICカード乗車券の提示入力の判定へ処理を戻す。また、乗降扉閉信号の受信が有った場合(ステップS121:Yes)、統括処理部110は、終点到着後の車庫への入庫といった改札機制御処理の終了判定をするまで(ステップS123:No)、ステップS1に処理を移行して改札機制御処理を続行する。乗車券受付部20へのICカード乗車券の提示入力がなされない間は、統括処理部110は以上の処理を繰り返し実行する。
ステップS3において、出場用乗車券受付部21が、ICカード乗車券がかざされることによる提示入力がなされたことを検知すると(ステップS3:Yes)、統括処理部110は、出場用乗車券処理部121に出場改札処理を行わせ(ステップS5)、出場中フラグをONに設定する。次いで、入場側反射センサ部520の第1反射センサ521による検知結果がON(=旅客検知有り)であるか否かを判定する(ステップS9)。この判定は、出場しようとする旅客がICカード乗車券をかざして出場中であるときに、入場用起立部12近傍に旅客がいるか否かの判定である。第1反射センサ521による検知結果がONの場合には、入場しようとしている旅客がいると判断し(ステップS9:Yes)、出場側駆動部691のみを駆動して出場側通行ドア61のみを開扉させる(ステップS11)。一方、第1反射センサ521による検知結果がONでなければ、入場しようとしている旅客がいないと判断し(ステップS9:No)、出場側駆動部691及び入場側駆動部692を駆動して出場側通行ドア61及び入場側通行ドア62の両側を開扉させる(ステップS13)。なお、ステップS9の判定及びステップS13の処理を省略し、第1反射センサ521による検知結果に関わらず、出場側通行ドア61のみを開扉させる(ステップS13)こととしてもよい。
次いで、入場側反射センサ部520の第1反射センサ521による検知結果がONであるか否かを再度判定する(ステップS15)。第1反射センサ521の検知結果がONで無ければ(ステップS15:No)、統括処理部110は、片側通行検出モードによる出場の完了検出を行い、検出がなされない場合には(ステップS17:No)、旅客の改札通過状況を通過中(出場中)と判定してステップS15へ戻る。検出がなされた場合には(ステップS17:Yes)、旅客の改札通過状況を出場完了と判定して出場中フラグをOFFし(ステップS19)、出場側駆動部691及び入場側駆動部692を駆動させて出場側通行ドア61及び入場側通行ドア62を閉じる(ステップS21)。そして、ステップS121へ処理を移行する。
一方、ステップS15において、第1反射センサ521の検知結果がONの場合(ステップS15:Yes)、統括処理部110は、入場用乗車券受付部22にICカード乗車券の提示入力が有るか否かを判定する(ステップS23)。乗車券の提示入力が無ければ(ステップS23:No)、入場側の第1反射センサ521がONになっており(ステップS15:Yes)、入場用起立部12近傍に旅客がいることが検知されているため、統括処理部110は、入場側報知部42にICカード乗車券の提示入力を促す報知を行って(ステップS25)、処理をステップS15へ戻す。
また、ステップS23において、入場用乗車券受付部22が、ICカード乗車券がかざされることによる提示入力がなされたことを検知すると(ステップS23:Yes)、統括処理部110は、入場用乗車券処理部122に入場改札処理を行わせ(ステップS27)、入場中フラグをONに設定する。そして、入場側通行ドア62が閉まっているのであれば(ステップS31:Yes)、入場側駆動部692を駆動させて入場側通行ドア62を開扉させる(ステップS33)。
次いで、統括処理部110は、すれ違い検出モードによる出場の完了検出を行い、検出がなされた場合には(ステップS35:Yes)、出場中フラグをOFFする(ステップS37)。そして、入場中フラグがONであれば(ステップS39:Yes)、出場側駆動部691を駆動させて出場側通行ドア61のみを閉じて(ステップS41)ステップS73へ処理を移行し、入場中フラグがONでなければ(ステップS39:No)、ステップS21へ処理を移行する。
また、すれ違い検出モードによる出場の完了検出がなされない場合には(ステップS35:No)、すれ違い検出モードによる入場の完了検出を行って、検出がなされたか否かを判定する(ステップS43)。入場完了検出がなされなければ(ステップS43:No)、統括処理部110は、改札通過状況として出場する旅客と入場する旅客とがすれ違い中であると判定してステップS35へ処理を移行する。
入場完了検出がなされた場合(ステップS43:Yes)、統括処理部110は、入場中フラグをOFFする(ステップS45)。そして、出場中フラグがONであれば(ステップS47:Yes)、入場側駆動部692を駆動させて入場側通行ドア62のみを閉じて(ステップS49)ステップS15へ処理を移行し、出場中フラグがONでなければ(ステップS47:No)、ステップS21へ処理を移行する。
このステップS35〜S49の処理は、“すれ違い”中に出場或いは入場の完了が検出された場合に、検出した方の通行ドアを閉じる処理である。
ステップS3において、出場用乗車券受付部21が乗車券の提示入力を検知しない場合(ステップS3:No)、統括処理部110は、入場用乗車券受付部22がICカード乗車券の提示入力を検知したか否かを判定する(ステップS61)。ここで、入場用乗車券受付部22が、ICカード乗車券がかざされることによる提示入力がなされたことを検知すると(ステップS61:Yes)、統括処理部110は、入場用乗車券処理部122に入場改札処理を行わせ(ステップS63)、入場中フラグをONに設定する。
次いで、出場側反射センサ部510の第1反射センサ511による検知結果がON(=旅客検知有り)であるか否かを判定する(ステップS67)。この判定は、入場しようとする旅客がICカード乗車券をかざして入場中であるときに、出場用起立部11近傍に旅客がいるか否かを判定することに相当する。第1反射センサ511による検知結果がONの場合には、出場しようとしている旅客がいると判断し(ステップS67:Yes)、入場側駆動部692のみを駆動して入場側通行ドア62のみを開扉させる(ステップS69)。
一方、第1反射センサ511による検知結果がONでなければ、出場しようとしている旅客がいないと判断し(ステップS67:No)、出場側駆動部691及び入場側駆動部692を駆動して出場側通行ドア61及び入場側通行ドア62の両側を開扉させる(ステップS71)。なお、ステップS67の判定及びステップS71の処理を省略し、第1反射センサ511による検知結果に関わらず、入場側通行ドア62のみを開扉させる(ステップS69)こととしてもよい。
次いで、出場側反射センサ部510の第1反射センサ511による検知結果がONであるか否かを再度判定する(ステップS73)。第1反射センサ511の検知結果がONでなければ(ステップS73:No)、統括処理部110は、片側通行検出モードによる出場の完了検出を行い、検出がなされない場合には(ステップS75:No)、ステップS73へ処理を戻す。検出がなされた場合には(ステップS7:Yes)、入場中フラグをOFFし(ステップS77)、出場側駆動部691及び入場側駆動部692を駆動させて出場側通行ドア61及び入場側通行ドア62を閉じる(ステップS79)。そして、ステップS121へ処理を移行する。
ステップS73において、第1反射センサ511の検知結果がONの場合(ステップS73:Yes)、統括処理部110は、出場用乗車券受付部21に乗車券の提示入力が有るか否かを判定する(ステップS81)。乗車券の提示入力が無ければ(ステップS81:No)、出場側の第1反射センサ511がONになっており(ステップS73:Yes)、出場用起立部11近傍に旅客がいることが検知されているため、統括処理部110は、出場側報知部41に乗車券の提示入力を促す報知を行って(ステップS83)、処理をステップS73へ戻す。
また、ステップS81において、出場用乗車券受付部21が、ICカード乗車券がかざされることによる提示入力がなされたことを検知すると(ステップS81:Yes)、統括処理部110は、出場用乗車券処理部121に出場改札処理を行わせ(ステップS85)、出場中フラグをONに設定する。そして、出場側通行ドア61が閉まっているのであれば(ステップS89:Yes)、出場側駆動部691を駆動させて出場側通行ドア61を開扉させる(ステップS91)。
次いで、統括処理部110は、すれ違い検出モードによる入場の完了検出を行い、検出がなされた場合には(ステップS93:Yes)、入場中フラグをOFFし(ステップS95)、出場中フラグがONであれば(ステップS97:Yes)、入場側駆動部692を駆動させて入場側通行ドア62のみを閉じて(ステップS99)ステップS15へ処理を移行し、出場中フラグがONでなければ(ステップS97:No)、ステップS79へ処理を移行する。
また、すれ違い検出モードによる入場の完了検出がなされない場合には(ステップS93:No)、すれ違い検出モードによる出場の完了検出を行って、検出がなされたか否かを判定する(ステップS101)。出場完了検出がなされなければ(ステップS101:No)、統括処理部110は、改札通過状況として入場する旅客と出場する旅客とがすれ違い中であると判定してステップS93へ処理を移行する。
出場完了検出がなされた場合(ステップS101:Yes)、統括処理部110は、出場中フラグをOFFする(ステップS103)。そして、入場中フラグがONであれば(ステップS105:Yes)、出場側駆動部691を駆動させて出場側通行ドア61のみを閉じて(ステップS107)ステップS73へ処理を移行し、入場中フラグがONでなければ(ステップS105:No)、ステップS79へ処理を移行する。
このステップS93〜S107の処理は、“すれ違い”中に入場或いは出場の完了が検出された場合に、検出した方の通行ドアを閉じる処理である。
以上の車載改札機1によれば、旅客が改札機1を通行する前に乗車券の受け付けを要するノーマルクローズ制御がなされる。そして、乗車券の受け付けがなされると、受け付けがなされた乗車券受付部20が出場用乗車券受付部21か入場用乗車券受付部22かによって、フラグにより出場中の旅客がいるか入場中の旅客がいるかが管理され、片側通行検出モードにより、当該旅客の出場或いは入場の完了が監視されて、出場或いは入場が完了した場合に、通行ドアが閉じられる。
また、出場中の旅客及び入場中の旅客のうちの一方の旅客がいる際に、他方の乗車券受付部で乗車券が受け付けられた場合には、“すれ違い”が発生することとなる。しかし、この“すれ違い”中は、検出モードがすれ違い検出モードに移行されて、出場側反射センサ部510の各反射センサの検知順序によって出場する旅客の出場完了を検出することができ、また、入場側反射センサ部520の各反射センサの検知順序によって入場する旅客の入場完了を検出することができる。
以上の車載改札機1は、列車の車両に設置・適用するものとして説明したが、列車以外の車両へも適用可能である。例えば、路線バスや、LRT(Light Rail Transit)等である。また、上述した実施形態では、車載用の改札機に本発明の拡幅型改札機を適用した場合について説明したが、車載用ではなく、駅に設置される一般の改札機に適用することとしてもよい。その場合には、通行ドア61,62をノーマルクローズ制御で制御する必要はなく、所謂ノーマルオープン制御で制御することとしてもよい。すなわち、旅客通過方向に一定の距離がある改札機であれば、旅客が改札機を通過する際に一定の時間がかかるため、ノーマルオープン制御としても、不正利用を検出した場合にはゲート内で抑止することが可能だからである。
また、上述した実施形態では、乗車券をICカード型の乗車券として説明したが、紙製の旧来の乗車券として、車載改札機1に投入口と取り出し口とを設ける構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、透過センサ部30を片側通行検出モードで使用し、出場側反射センサ部510及び入場側反射センサ部520をすれ違い検出モードで使用することとして説明したが、本発明が適用可能な実施形態はこれに限られるものではない。
また、上述した実施形態では、透過センサ及び反射センサを用いて旅客の流れを検知することとしたが、これらのセンサに加えて他の検知手段を設けて併用することで旅客の流れ検知の精度を向上させることとしてもよい。他の検知手段としては例えばカメラを設けて、カメラの撮像画像から旅客の流れを検知したり、MEMS(Micro Electro Mechanical systems)等の技術を応用して開発された3次元センサや視覚センサといった検知手段を設けて旅客の流れを検知する手法が考えられる。
車載改札機の外観の一例を示す図。 各センサの取付位置を説明するための図。 車載改札機の機能構成を示す図。 改札機制御処理のフローチャート。 改札機制御処理のフローチャート。
符号の説明
1 車載改札機
110 統括処理部
121 出場用乗車券処理部
122 入場用乗車券処理部
21 出場用乗車券受付部
22 入場用乗車券受付部
61 出場側通行ドア
62 入場側通行ドア
30 透過センサ部
510 出場側反射センサ部
520 入場側反射センサ部

Claims (4)

  1. 入場用乗車券受付部が設けられた入場用起立部と出場用乗車券受付部が設けられた出場用起立部とでなり、開閉する通行ドアを有する一対の起立部と、
    透過型センサの発光部及び受光部が、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれの対向位置に少なくとも3組設けられてなる透過型センサ部と、
    反射型センサが、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれに少なくとも3組設けられ、それぞれの起立部の最も場内方寄り及び場外方寄りの反射型センサが、当該起立部近傍に位置する旅客を検知可能に取付位置及び取付角度が調整されてなる反射型センサ部と、
    前記透過型センサ部の各透過型センサによる検知有無と前記反射型センサ部の各反射型センサによる検知有無と、前記入場用乗車券受付部及び前記出場用乗車券受付部それぞれの乗車券受付の有無とを用いて、片側通行検出モード及びすれ違い検出モードのどちらかのモードに切り替えて旅客の改札通過状況判定、ノーマルクローズ制御による前記通行ドアの制御及び改札処理の制御を行う制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記一対の起立部の双方の通行ドアが閉じている際に、1)前記入場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときは、前記出場用起立部に設けられた最も場内方寄りの反射型センサの検知有無に応じて前記一対の起立部の双方の通行ドアを開くか、前記入場用起立部の通行ドアを開くかを制御し、2)前記出場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときは、前記入場用起立部に設けられた最も場外方寄りの反射型センサの検知有無に応じて前記一対の起立部の双方の通行ドアを開くか、前記出場用起立部の通行ドアを開くかを制御する、
    拡幅型改札機。
  2. 入場用乗車券受付部が設けられた入場用起立部と出場用乗車券受付部が設けられた出場用起立部とでなり、開閉する通行ドアを有する一対の起立部と、
    透過型センサの発光部及び受光部が、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれの対向位置に少なくとも3組設けられてなる透過型センサ部と、
    反射型センサが、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれに少なくとも3組設けられ、それぞれの起立部の最も場内方寄り及び場外方寄りの反射型センサが、当該起立部近傍に位置する旅客を検知可能に取付位置及び取付角度が調整されてなる反射型センサ部と、
    前記透過型センサ部の各透過型センサによる検知有無と、前記反射型センサ部の各反射型センサによる検知有無と、前記入場用乗車券受付部及び前記出場用乗車券受付部それぞれの乗車券受付の有無とを用いて、片側通行検出モード及びすれ違い検出モードのどちらかのモードに切り替えて、旅客の改札通過状況の判定、前記通行ドアの制御及び改札処理の制御を行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記すれ違い検出モードにおいて前記一対の起立部の双方の通行ドアが開いている際に、a)前記出場用起立部に設けられた前記反射型センサの検知順序が出場方向の順に検知完了した場合に旅客の出場完了を検出し、前記出場用起立部の通行ドアを閉じる制御をし、更に、前記出場用起立部に設けられた最も場内方寄りの反射型センサの検知が無ければ前記片側通行検出モードに移行し、検知が有れば前記すれ違い検出モードのままとして前記出場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときに前記出場用起立部の通行ドアを開ける制御をし、b)前記入場用起立部に設けられた前記反射型センサの検知順序が入場方向の順に検知完了した場合に旅客の入場完了を検出し、前記入場用起立部の通行ドアを閉じる制御をし、更に、前記入場用起立部に設けられた最も場外方寄りの反射型センサの検知が無ければ前記片側通行検出モードに移行し、検知が有れば前記すれ違い検出モードのままとして前記入場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときに前記入場用起立部の通行ドアを開ける制御をする、
    拡幅型改札機。
  3. 入場用乗車券受付部が設けられた入場用起立部と出場用乗車券受付部が設けられた出場用起立部とでなり、開閉する通行ドアを有する一対の起立部と、透過型センサの発光部及び受光部が、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれの対向位置に少なくとも3組設けられてなる透過型センサ部と、反射型センサが、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれに少なくとも3組設けられ、それぞれの起立部の最も場内方寄り及び場外方寄りの反射型センサが、当該起立部近傍に位置する旅客を検知可能に取付位置及び取付角度が調整されてなる反射型センサ部とを備えた拡幅型改札機が、
    前記透過型センサ部の各透過型センサの検知有無と前記反射型センサ部の各反射型センサの検知有無と、前記入場用乗車券受付部及び前記出場用乗車券受付部それぞれの乗車券受付の有無とを用いて、片側通行検出モード及びすれ違い検出モードのどちらかのモードに切り替えて旅客の改札通過状況判定、ノーマルクローズ制御による前記通行ドアの制御及び改札処理の制御を行う
    拡幅型改札機の制御方法であって、
    前記一対の起立部の双方の通行ドアが閉じている際に、1)前記入場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときは、前記出場用起立部に設けられた最も場内方寄りの反射型センサの検知有無に応じて前記一対の起立部の双方の通行ドアを開くか、前記入場用起立部の通行ドアを開くかを制御し、2)前記出場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときは、前記入場用起立部に設けられた最も場外方寄りの反射型センサの検知有無に応じて前記一対の起立部の双方の通行ドアを開くか、前記出場用起立部の通行ドアを開くかを制御する、
    拡幅型改札機の制御方法。
  4. 入場用乗車券受付部が設けられた入場用起立部と出場用乗車券受付部が設けられた出場用起立部とでなり、開閉する通行ドアを有する一対の起立部と、透過型センサの発光部及び受光部が、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれの対向位置に少なくとも3組設けられてなる透過型センサ部と、反射型センサが、旅客の改札通過方向に沿って前記一対の起立部それぞれに少なくとも3組設けられ、それぞれの起立部の最も場内方寄り及び場外方寄りの反射型センサが、当該起立部近傍に位置する旅客を検知可能に取付位置及び取付角度が調整されてなる反射型センサ部とを備えた拡幅型改札機が、
    前記透過型センサ部の各透過型センサの検知有無と、前記反射型センサ部の各反射型センサの検知有無と、前記入場用乗車券受付部及び前記出場用乗車券受付部それぞれの乗車券受付の有無とを用いて、片側通行検出モード及びすれ違い検出モードのどちらかのモードに切り替えて、旅客の改札通過状況の判定、前記通行ドアの制御及び改札処理の制御を行う、
    拡幅型改札機の制御方法であって、
    前記すれ違い検出モードにおいて前記一対の起立部の双方の通行ドアが開いている際に、a)前記出場用起立部に設けられた前記反射型センサの検知順序が出場方向の順に検知完了した場合に旅客の出場完了を検出し、前記出場用起立部の通行ドアを閉じる制御をし、更に、前記出場用起立部に設けられた最も場内方寄りの反射型センサの検知が無ければ前記片側通行検出モードに移行し、検知が有れば前記すれ違い検出モードのままとして前記出場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときに前記出場用起立部の通行ドアを開ける制御をし、b)前記入場用起立部に設けられた前記反射型センサの検知順序が入場方向の順に検知完了した場合に旅客の入場完了を検出し、前記入場用起立部の通行ドアを閉じる制御をし、更に、前記入場用起立部に設けられた最も場外方寄りの反射型センサの検知が無ければ前記片側通行検出モードに移行し、検知が有れば前記すれ違い検出モードのままとして前記入場用乗車券受付部により乗車券受付がなされたときに前記入場用起立部の通行ドアを開ける制御をする、
    拡幅型改札機の制御方法。
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