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JP5134337B2 - 音声出力集約装置、及び、音声連動システム - Google Patents

音声出力集約装置、及び、音声連動システム Download PDF

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JP5134337B2 JP2007284857A JP2007284857A JP5134337B2 JP 5134337 B2 JP5134337 B2 JP 5134337B2 JP 2007284857 A JP2007284857 A JP 2007284857A JP 2007284857 A JP2007284857 A JP 2007284857A JP 5134337 B2 JP5134337 B2 JP 5134337B2
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Description

自己の動作に係る音声を出力する音声出力集約装置、及び、その音声出力集約装置を備えた音声連動システムに関する。
タクシーメータやETC車載器等の車載装置においては、走行中に運転者の注意がそれないようにするため、又は、利便性向上のため、それら車載装置の動作を案内する音声を出力する機能が実装されている。
特に、不特定多数の乗客を輸送するタクシー車両においては、高齢者や視覚障害者などの視覚情報の取得が困難な乗客を輸送する場合があり、それら乗客に対して運賃等を案内するために、音声案内機能の搭載要請がある。一例として、国土交通省の定める公共交通機関の車両等に関する移動等円滑化整備ガイドラインでは、音声によって運賃が確認できるような装置をタクシー車両に設置することが推奨されている。そして、この要請に対応すべく、タクシー車両への搭載が必須であるタクシーメータにおいて、運賃の音声案内を実現する提案が特許文献1にて開示されている。
また、近年、ETC(Electronic Toll Collection System;自動料金収受システム)の普及に伴い、ETC車載器を搭載するタクシー車両が増加している。このETC車載器は、車両の走行中に自動で通行料金の収受を行うものであり、運転者が走行方向への注意を保ちつつETC動作を認識できるように、音声によってその動作を案内するようになっている。例えば、料金所を通過した際に支払われた通行料金について「通行料金は○○○円です」等の音声によって運転者に通知する。そして、ETC車載器において、この音声案内を実現する提案が特許文献2にて開示されている。
特開昭57−788号公報 特開2007−115284公報
しかしながら、タクシーメータとETC車載器とを両方搭載したタクシー車両においては、タクシーメータとETC車載器とが互いに連動せず、それぞれが非同期に案内音声を出力するため、案内音声の出力が同時に行われたときに、それぞれの案内音声が重なってしまい乗客が音声を聞き取れなくなるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、複数の装置から出力される音声の重複を防ぐことができる音声出力集約装置、及び、音声連動システムを提供することにある。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1に記載の音声出力集約装置は、図1の基本構成図に示すように、自己の動作に係る自装置音声を出力する音声出力集約装置であって、前記自装置音声とは異なる他装置音声を出力する1又は複数の音声出力装置20が置かれた所定空間内に配設される音声出力集約装置10において、前記音声出力装置20と接続され、前記音声出力装置20との間で各種信号を送受信するための通信手段16と、前記通信手段16を介して、前記音声出力装置20によって出力される前記他装置音声に係る他装置音声情報を収集する音声情報収集手段12aと、前記自装置音声及び前記音声情報収集手段12aによって収集された前記他装置音声情報に対応した前記他装置音声を、それぞれが重ならないように予め定められた優先順序で出力する音声出力手段12bと、前記音声出力手段12bによって出力された前記自装置音声及び前記他装置音声の出力異常を検出する異常検出手段12cと、前記異常検出手段12cによって前記出力異常が検出されたとき、前記音声出力手段12bによる前記自装置音声及び前記他装置音声の出力を停止させる異常時音声出力停止手段12dと、前記異常時音声出力停止手段12dによって前記自装置音声及び前記他装置音声の出力が停止されたとき、前記通信手段16を介して、前記自装置音声を代替出力することが予め定められた前記音声出力装置20に対し、前記出力が停止された前記自装置音声を出力することを要求する前記自装置音声に係る自装置音声情報を送信する異常時音声情報送信手段12eと、を有し、前記異常検出手段12cが、マイクから入力された前記自装置音声又は前記他装置音声の変換された音声データに当該自装置音声又は当該他装置音声が正常に出力されたときの音声パターンが含まれるか否かによって、前記自装置音声及び前記他装置音声の出力異常を検出するように構成されていることを特徴とするものである。
上記請求項1に記載した本発明の音声出力集約装置10によれば、通信手段16を介して接続された音声出力装置20から、音声出力装置20によって出力されることになっていた他装置音声に係る他装置音声情報を収集して、音声出力手段12bから自装置音声及び他装置音声を予め定められた優先順序にしたがって出力する。また、音声出力手段12bの音声出力に異常が検出されると、音声出力手段12bからの自装置音声及び他装置音声の出力を停止し、音声出力集約装置10に代替して出力することが定められた音声出力装置20に対して、出力を停止した自装置音声に係る自装置音声情報を送信する。また、音声出力の異常は、マイクから入力された自装置音声又は他装置音声の変換された音声データに当該自装置音声又は当該他装置音声が正常に出力されたときの音声パターンが含まれるか否かによって検出する。
請求項2に記載の音声出力集約装置は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の音声出力集約装置において、前記自装置音声情報及び前記他装置音声情報が転送されることが予め定められた前記音声出力装置20を示す転送先音声出力装置情報を格納するための記憶手段13と、前記記憶手段13に格納された前記転送先音声出力装置情報に基づいて、前記自装置音声情報及び前記他装置音声情報の転送先となる前記音声出力装置20を判定する転送先音声出力装置判定手段12fと、前記異常検出手段12cによって前記出力異常が検出されない場合に前記転送先音声出力装置判定手段12fによって前記自装置音声情報及び前記他装置音声情報の転送先となる前記音声出力装置20が判定されたとき、前記音声出力手段12bによる前記自装置音声及び前記他装置音声の出力を停止させる転送時音声出力停止手段12gと、前記転送時音声出力停止手段12gによって前記自装置音声及び前記他装置音声の出力が停止されたとき、前記通信手段16を介して、前記転送先と判定された前記音声出力装置20に対し、前記自装置音声情報及び前記他装置音声情報を送信する転送時音声情報送信手段12hと、を有することを特徴とするものである。
上記請求項2に記載した本発明の音声出力集約装置10によれば、記憶手段13に格納された転送先音声出力装置情報に基づいて自装置音声情報の転送先となる音声出力装置20が判定されると、音声出力手段12bからの自装置音声及び他装置音声の出力を停止し、転送先となる音声出力装置20に対して、出力を停止した自装置音声に係る自装置音声情報及び他装置音声にかかる他装置音声情報を送信する。
請求項に記載の音声連動システムは、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載された音声出力集約装置10と、前記音声出力集約装置10が出力する前記自装置音声とは異なる他装置音声を出力する音声出力装置側音声出力手段22aを有し且つ前記音声出力集約装置10が配設された所定空間内に位置づけられた1又は複数の音声出力装置20と、を有し、前記音声出力装置20が、前記音声出力集約装置10と接続され且つ前記音声出力集約装置10との間で各種情報を送受信する音声出力装置側通信手段26と、前記音声出力集約装置10との接続を検出する接続検出手段22bと、前記接続検出手段22bによって前記音声出力集約装置10との接続が検出されたときに前記音声出力装置側音声出力手段22aによる前記他装置音声の出力を停止する音声出力装置側音声出力停止手段22cと、前記音声出力装置側音声出力停止手段22cによって前記他装置音声の出力が停止されたときに前記停止された前記他装置音声に係る他装置音声情報を、前記音声出力装置側通信手段26を介して、前記音声出力集約装置10に送信する他装置音声情報送信手段22dと、前記音声出力集約装置10からの前記自装置音声情報を受信する自装置音声情報受信手段と、前記自装置音声情報受信手段によって前記自装置音声情報が受信されたとき、前記音声出力装置側音声出力手段22aの出力を再開する出力再開手段と、を有し、前記音声出力装置側音声出力手段22aが、前記他装置音声及び前記自装置音声情報受信手段によって受信された前記自装置音声情報に応じた前記自装置音声を出力するように構成されていることを特徴とするものである。
上記請求項に記載した本発明の音声連動システム1によれば、音声出力装置20において、音声出力集約装置10との接続が検出されると、音声出力装置側音声出力手段22aからの他装置音声の出力を停止し、音声出力集約装置10に対して、出力を停止した他装置音声に係る他装置音声情報を送信する。そして、音声出力集約装置10において、通信手段16を介して接続された音声出力装置20から、音声出力装置20によって出力される他装置音声に係る他装置音声情報を収集して、音声出力手段12bから自装置音声及び他装置音声を優先順序にしたがって出力する。
請求項1に記載した本発明の音声出力集約装置によれば、自装置音声とともに音声出力装置側の他装置音声も出力することから、音声出力集約装置及び音声出力装置から出力される各音声を一カ所に集約して出力することができるので、自装置音声と他装置音声とが同時に出力されて重なってしまう状況を回避することができる。そのため、利用者に対して確実に音声を聞かせることができる。また、自装置音声と他装置音声とを所定の優先順序にしたがって出力することから、より重要度の高い音声を優先的に出力することができる。そのため、利用者に対して重要な音声を確実に聞かせることができる。
また、音声出力集約装置の音声出力に異常が生じた場合に、音声出力集約装置に接続された音声出力装置に対して自装置音声情報を送信することから、音声出力集約装置の音声出力が故障したときでも、音声出力装置から自装置音声を出力させることができる。そのため、利用者に対して確実に音声を聞かせることができる。
請求項2に記載した本発明の音声出力集約装置によれば、転送先音声出力装置情報に設定された音声出力装置に対して自装置音声情報及び他装置音声情報を送信することから、例えば、音声出力集約装置及び音声出力装置の配置に応じて、利用者に最も近い位置にある音声出力装置を転送先音声出力装置情報として適宜設定することによって、利用者に近い位置から自装置音声及び他装置音声を出力することができる。そのため、利用者に対して、より確実に音声を聞かせることができる。
請求項に記載した本発明の音声連動システムによれば、音声出力装置にて出力されることになっていた他装置音声を音声出力集約装置に集約し、音声出力集約装置において自装置音声とともに音声出力装置側の他装置音声も出力することから、音声出力集約装置及び音声出力装置から出力される各音声を一カ所に集約して出力することができるので、自装置音声と他装置音声とが同時に出力されて重なってしまう状況を回避することができる。そのため、利用者に対して確実に音声を聞かせることができる。また、自装置音声と他装置音声とを所定の優先順序にしたがって出力することから、より重要度の高い音声を優先的に出力することができる。そのため、利用者に対して重要な音声を確実に聞かせることができる。また、音声出力集約装置の音声出力に異常が生じた場合に、音声出力集約装置に接続された音声出力装置に対して自装置音声情報を送信することから、音声出力集約装置の音声出力が故障したときでも、音声出力装置から自装置音声を出力させることができる。そのため、利用者に対して確実に音声を聞かせることができる。
以下、本発明に係る音声連動システムの一実施形態について、図2〜図8を参照して説明する。
音声連動システム1は、図2に示すように、タクシー車両内(所定空間内)のセンタパネルに配設されたタクシーメータ10と、センタパネルの右側面に配設されたETC車載器20と、を備えている。また、ETC車載器20には、フロントウインドウの上部中央に配設されたスピーカ25a内蔵のETC無線部29が、図示しないケーブルによって接続されている。
タクシーメータ10は、請求項の音声出力集約装置に相当し、図3に示すように、ROM11、中央演算処理装置(CPU)12、EEPROM13、RAM14、音声IC15、スピーカ15a、マイク15b、外部I/F部16、表示部17、及び、操作部18、を備えている。また、タクシーメータ10は、運行に必要な周辺機器として、乗務員カードやクレジットカードから情報を読み込むためのカードリーダ/ライタ(図示なし)、運賃の領収書等を発行するためのプリンタ(図示なし)、及び、乗車料金の決済等のためのハンディテンキー(図示なし)を備えているが、これら周辺機器については、本発明と直接関係しないため説明は省略する。
ROM11は、CPU12をタクシーメータとして機能させるためのプログラム及び各種制御データ等を格納した読み出し専用のメモリである。
CPU12は、周知の中央演算処理装置であって、ROM11に格納されたプログラムに基づいて、タクシー料金制情報及び走行距離等に基づいた運賃計算、並びに、運行状態に係る情報表示等のタクシーメータとしての機能を実現すると共に、請求項に示す、音声情報収集手段、音声出力手段、異常検出手段、異常時音声出力停止手段、異常時音声情報送信手段、転送先音声出力装置判定手段、転送時音声出力停止手段、及び、転送時音声情報送信手段、として動作するものである。
EEPROM13は、電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリであり、タクシー会社特有のタクシーメータ関連情報や、タクシー料金制に関する情報等が格納されている。また、EEPROM13は、請求項の記憶手段に相当し、運行案内音声情報及びETC案内音声情報(即ち、自装置音声情報及び他装置音声情報)の転送先となる装置の識別情報(即ち、転送先音声出力装置情報)が格納される音声出力装置識別情報領域が設けられている。本実施形態においては、この音声出力装置識別情報領域に転送先となる装置の識別情報が格納されていたとき、転送設定がなされているものとして動作する。また、EEPROM13には、タクシーメータ10の案内音声に出力異常が生じたときに、代替して案内音声を出力する装置を示す識別情報を格納する領域が設けられており、その領域にはETC車載器20を示す情報が予め格納されている。
RAM14は、各種のデータを格納するとともにCPU12の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリである。また、RAM14には、音声出力の異常有無を示す情報が格納されるタクシーメータ音声出力異常情報領域が設けられている。
音声IC15は、タクシーメータ筐体の前面に配設されたスピーカ15a及びマイク15bが接続されており、それらから音声を出力・入力するための既存のICである。例えば、「ご乗車ありがとうございます。」、「ご乗車ありがとうございました。運賃は△△△円です。」等のタクシーの運行に係る運行案内音声(請求項の自装置音声に相当)の音声データ、「ETCカードを挿入してください。」、「カードを確認しました。」、「通行料金は○○○円です。」等のETC動作に係るETC動作案内音声(請求項の他装置音声に相当)の音声データ、及び、操作部18のキーを操作したとき等に鳴動させる「ピッ」、「ピピッ」等の入力確認音、エラー音などの効果音データ、を保持しており、CPU12からの出力要求に基づいて、スピーカ15aからこれらの案内音声及び効果音を出力する。また、音声IC15は、音声出力の異常を検知するために、スピーカ15aから出力された音を、マイク15bから入力して、CPU12にて処理可能な音声データに変換するものである。
外部I/F部16は、請求項の通信手段に相当し、シリアルインタフェース、パラレルインタフェース等の既存のインタフェース群を備える部位であり、図示しないカードリーダ/ライタ、プリンタ、及び、ハンディキー等が接続されている。また、タクシー車両の走行距離を算出するための走行パルスを発生する図示しない走行パルスユニットも接続されている。さらに、ETC車載器20がシリアルインタフェースを介して接続され、タクシーメータ10とETC車載器20との双方向通信を実現している。
表示部17は、空車、実車、支払、合計、迎車、高速等のタリフ、運賃、及び、時刻情報、などが表示される、LCDパネル及びその表示制御部からなる既存のLCD表示ユニットである。
操作部18は、表示部17に表示されているタリフの変更や表示情報の切替等を行う際に運転者が押下する図示しない複数のボタンからなり、例えば、実車/空車タリフボタン、高速タリフボタン、支払タリフボタン、表示切替ボタン等を備えており、それらはタクシー運転手により操作しやすいようにタクシーメータ10の前面に配設されている。
ETC車載器20は、請求項の音声出力装置に相当し、ROM21、中央演算処理装置(CPU)22、EEPROM23、RAM24、音声IC25、スピーカ25a、外部I/F部26、カードスロット27、操作部28、及び、ETC無線部29、を備えている。
ROM21は、CPU22をETC車載器としての機能させるためのプログラム及び各種制御データ等を格納した読み出し専用のメモリである。
CPU22は、周知の中央演算処理装置であって、ROM21に格納されたプログラムに基づいて、ETCゲートに設置された無線式の料金処理装置との間で通信を行うことにより通行料金の自動収受に関する処理等を行うETC車載器としての機能を実現すると共に、請求項に示す、音声出力装置側音声出力手段、接続検出手段、音声出力装置側音声出力停止手段、及び、他装置音声情報送信手段、として動作するものである。
EEPROM23は、電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリであり、ETC車載器20が搭載されたタクシー車両固有の情報等が格納されている。
RAM24は、各種のデータを格納するとともにCPU12の処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリである。また、RAM24には、タクシーメータ10から運行案内音声に係る運行案内音声情報を受信したことを示す情報が格納される既受信情報領域が設けられている。
音声IC25は、各種音声及び効果音を出力するための既存のICであり、ETC無線部29に内蔵されるスピーカ25aが接続されている。また、タクシーメータ10の音声IC15と同一の音声データ及び効果音データを保持しており、CPU22からの出力要求に基づいて案内音声及び効果音を出力する。
外部I/F部26は、請求項の音声出力装置側通信手段に相当し、シリアルインタフェース等の既存のインタフェース群を備える部位であり、タクシーメータ10がシリアルインタフェースを介して接続され、タクシーメータ10とETC車載器20との双方向通信を実現している。
カードスロット27は、通行料金の自動収受を可能とするためのETCカードが挿入される部位であり、ETCカードの情報にアクセスするためのリード/ライト部、ETCカードの情報を暗号化/暗号解除するための暗号ICなどで構成されている。
操作部28は、カードスロット27からETCカードを排出するための排出スイッチ、及び、EEPROM23に格納されたタクシー車両固有の情報等を書き換えるためのスイッチ等で構成されている。
ETC無線部29は、ETCゲートに設置された無線式の料金処理装置との間で通信を行うためのユニットであり、ETC車載器20本体とは分離され、その間を図示しない同軸ケーブル等で接続されている。また、ETC無線部29は、無線通信アンテナ、通信制御部、及び、音声IC25に接続されたスピーカ25aを内蔵して構成されており、図2に示すように、ETC無線部29のケース表面には小径の穴が設けられており、その内側にスピーカ25aが配設され、その対向する面の内側に無線通信アンテナが配設されており、スピーカ25aを車内側に向け、無線通信アンテナを車外側に向けて、タクシー車両のフロントウインドウ上部中央に取り付けられている。
次に、タクシーメータ10のCPU12が実行する本発明に係る処理概要の一例を、図4のフローチャートを参照して説明する。
タクシーメータ10への電源投入によりCPU12が起動し、RAM14に設けられたタクシーメータ音声出力異常情報領域に「異常なし」を示す情報を設定する等の所定の初期化処理を実行したのち、ステップS110に進む。
ステップS110では、運行状態の変化に伴って通知される、運行案内音声の出力を要求する運行案内音声情報(請求項の自装置音声情報に相当)、または、ETC車載器20から受信する、ETC案内音声の出力を要求するETC案内音声情報(請求項の他装置音声情報に相当)、の有無を判定し、いずれかの案内音声情報が「あり」と判定したときは、ステップS120に進み(S110でY)、案内音声情報が「なし」と判定したときは、該案内音声情報が通知されるまで、ステップS110を繰り返し実行する(S110でN)。
ステップS120では、タクシーメータ10の音声出力機能に異常が生じているか否かを判定する。詳細には、RAM14に設けられたタクシーメータ音声出力異常情報領域を参照し、「異常あり」を示す情報が格納されていたときは、ステップS150に進み(S120でY)、「異常なし」を示す情報が格納されていたときは、ステップS130に進む(S120でN)。
ステップS130では、ETC車載器20に対して案内音声情報を転送する設定がされているかを判定する。詳細には、EEPROM13に設けられた音声出力装置識別情報領域を参照し、ETC車載器20を示す識別情報が格納されていたときは、転送設定ありとして、つまり、ETC車載器にて案内音声を出力するものとしてステップS150に進み(S130でY)、ETC車載器20を示す識別情報が格納されていないときは、転送設定なしとして、つまり、タクシーメータにて案内音声を出力するものとしてステップS160に進む(S130でN)。
ステップS150では、タクシーメータ10に代替してETC車載器20において各案内音声を出力するために、ステップS110で「あり」と判定した運行案内音声情報及びETC案内音声情報を予め定められた送信先に対して運行案内音声情報として送信する。即ち、案内音声に出力異常が生じた場合、又は、転送設定されている場合、それぞれ送信先(転送先)としてEEPROM13に格納されている情報に基づいて送信を行う。本実施形態においては、一対一接続であるため、常に送信先はETC車載器20となる。そして、ステップS110に進み、次の案内音声情報に係る処理を行う。
ステップS160では、音声IC15の動作状態等により運行案内音声が出力中であるか否かを判定する。運行案内音声が出力中であるときは、現在出力中の運行案内音声を優先し、その出力を中断しないように、運行案内音声の出力が終了するまで待ち(S160でY)、運行案内音声の出力がないときは、ステップS170に進む(S160でN)。
ステップS170では、案内音声情報に対応した案内音声を出力することを音声IC15に要求する。そして、ステップS180に進む。
ステップS180では、ステップS170で出力した案内音声が正常に出力されているか確認する。詳細には、マイク15bから入力され、音声IC15において変換された案内音声のデータを解析し、案内音声が正常に出力されたときに含まれる音声パターンが、該データに含まれるか判定を行い、含まれなかったときは、タクシーメータ音声出力異常情報領域に「異常有り」を示す情報を格納する。そして、出力異常が生じた案内音声をETC車載器20において出力するために、ETC車載器20に対して出力異常の有った案内音声に係る案内音声情報がステップS110で再度処理されるように、該案内音声情報を自身に通知する。そして、ステップS110に進み、次の案内音声情報に係る処理を行う。
なお、本フローチャートのステップS110が、請求項の音声情報収集手段に相当し、ステップS160、S170が、請求項の音声出力手段に相当し、ステップS180が、請求項の異常検出手段に相当し、ステップS120が、請求項の異常時音声出力停止手段に相当し、ステップS130が、請求項の転送先音声出力装置判定手段及び転送時音声出力停止手段に相当し、ステップS150が、請求項の請求項の異常時音声情報送信手段及び転送時音声情報送信手段に相当する、ものである。
次に、ETC車載器20のCPU22が実行する本発明に係る処理概要の一例を、図5のフローチャートを参照して説明する。
ETC車載器20への電源投入によりCPU22が起動し、RAM24に設けられた既受信情報領域に「受信なし」を示す情報を設定する等の所定の初期化処理を実行したのち、ステップS210に進む。
ステップS210では、ETC動作状態の変化に伴って通知される、ETC案内音声の出力を要求するETC案内音声情報、または、タクシーメータ10から受信する、運行案内音声の出力を要求する運行案内音声情報、の有無を判定し、いずれかの案内音声情報が「あり」と判定したときは、ステップS220に進み(S210でY)、案内音声情報が「なし」と判定したときは、該案内音声情報が通知されるまで、ステップS210を繰り返し実行する(S210でN)。
ステップS220では、ステップS210で「あり」と判定した案内音声情報が、タクシーメータ10から受信した運行案内音声情報であるか否かを判定する。運行案内音声情報のときは、既受信情報領域に「受信有り」を示す情報を格納したのち、ステップS260に進み(S220でY)、運行案内音声情報でないときは、ステップS230に進む(S220でN)。
ステップS230では、タクシーメータ10が接続されているかを確認する。詳細には、タクシーメータ10が接続された外部I/F部26のシリアルインタフェースにおける端子電圧又はタクシーメータ10からの接続確認要求信号の受信等により接続を判定し、「接続あり」と判定したときは、ステップS240に進み(S230でY)、「接続なし」と判定したときは、ステップS260に進む(S230でN)。
ステップS240では、タクシーメータ10から送信される運行案内音声情報を以前に受信しているか否かを判定し、運行案内音声情報を以前に受信していたときは、タクシーメータ10の案内音声の出力に異常が生じているか、または、ETC車載器20への転送設定がされているか、のいずれかであるため、その受信以降は、ETC車載器20にて運行案内音声及びETC案内音声の出力を行うものと判定する。詳細には、既受信情報領域に「受信あり」を示す情報が格納されていたときは、ETC車載器20で案内音声を出力するものとして、ステップS260に進み(S240でY)、「受信なし」を示す情報が格納されていたときは、タクシーメータ10で案内音声を出力するものとして、ステップS250に進む(S240でN)。
ステップS250では、タクシーメータ10にてETC案内音声を出力するために、タクシーメータ10に対し、ステップS210で「有り」と判定したETC案内音声情報を送信する。そして、ステップS210に進み、次の案内音声情報に係る処理を行う。
ステップS260では、音声IC15の動作状態等により運行案内音声が出力中であるか否かを判定する。運行案内音声が出力中であるときは、現在出力中の運行案内音声を優先し、その出力を中断しないように、運行案内音声の出力が終了するまで待ち(S260でY)、運行案内音声の出力がないときは、ステップS270に進む(S260でN)。
ステップS270では、案内音声情報に対応した案内音声を出力することを音声IC25に要求する。そして、ステップS210に進み、次の案内音声情報に係る処理を行う。
なお、本フローチャートのステップS260、S270が、請求項の音声出力装置側音声出力手段に相当し、ステップS230が、請求項の接続検出手段及び音声出力装置側音声出力停止手段に相当し、ステップS250が、請求項の他装置音声情報送信手段に相当する、ものである。また、ステップS210が、タクシーメータ10(即ち、音声出力収集装置)からの運行案内音声情報(即ち、自装置音声情報)を受信する自装置音声情報受信手段として機能し、ステップS220、S240が、出力が停止された音声出力装置側音声出力手段の出力を再開させる出力再開手段として機能する、ものである。
次に、上述した音声連動システム1における、本発明に係る音声連動処理(動作)の一例を、図6〜図8に示すシーケンス図を参照して説明する。
図6はタクシーメータ10の音声出力正常時のシーケンス動作例を示している。また、ETC車載器20への転送設定はされていない。
(処理1)タクシーメータ10及びETC車載器20が共に電源ONされると、タクシーメータ10からETC車載器20に対して、ETC車載器20が正常に接続されていることを確認するための、「ETC接続確認要求」信号が送信される。そして、ETC車載器20からタクシーメータ10に対して、この信号に対する応答として、「ETC接続確認応答」信号が送信される。これら信号の送受信により、タクシーメータ10及びETC車載器20は、互いに正常に接続されていることを認識する。
(処理2)次に、タクシーメータ10からETC車載器20に対して、利用者にETCカード挿入を促すための案内音声情報を要求する「ETCカード挿入案内音声情報要求」信号が送信される。そして、ETC車載器20から、この信号に対する応答として、「ETCカード挿入案内音声情報」信号が送信される。
(処理3a)次に、タクシーメータ10において、ETC車載器20から受信したETCカード挿入案内音声情報に対応した案内音声(「ETCカードを挿入してください。」)が出力される(このとき、案内音声の出力は正常と判定されたものとする)。
(処理4a)次に、ETC車載器20のカードスロット27に、ETCカードが挿入されると、ETC車載器20からタクシーメータ10に対して「ETCカード認識案内音声情報」信号が送信される。そして、タクシーメータ10において、ETCカード認識案内音声情報に対応する案内音声(「カードを確認しました。」)が出力される。そして、タクシー車両が、順に、ETC入口ゲート及びETC出口ゲートを通過すると、ETC車載器20から「ETC通行料金案内音声情報」信号が送信される。そして、タクシーメータ10において、ETC通行料金案内音声情報に対応する案内音声(「通行料金は○○○円です。」)が出力される。そして、タクシー車両から乗客が降車するとき、タクシーメータ10において、運賃案内音声(「ご乗車ありがとうございました。運賃は△△△円です。」)が出力される。
図7はタクシーメータ10の音声出力異常時のシーケンス動作例を示している。また、ETC車載器20への転送設定はされていない。なお、処理1及び処理2については、図6と同様であるため、説明を省略する。
(処理3b)タクシーメータ10において、ETC車載器20から受信したETCカード挿入案内音声情報に対応する案内音声(「ETCカードを挿入してください。」)が出力される。このとき、例えば、スピーカ15aから音声が出力されない等、案内音声の出力に異常が検出されると、タクシーメータ10からETC車載器20に対して、処理2で受信した「ETCカード挿入案内音声情報」信号が送信される。そして、ETC車載器20において、ETCカード挿入案内音声情報に対応する案内音声(「ETCカードを挿入してください」)が出力される。
(処理4b)次に、ETC車載器20のカードスロット27に、ETCカードが挿入されると、ETC車載器20において、ETCカード認識案内音声(「カードを確認しました。」)が出力される。そして、タクシー車両が、順に、ETC入口ゲート及びETC出口ゲートを通過すると、ETC車載器20において、ETC通行料金案内音声(「通行料金は○○○円です。」)が出力される。そして、タクシー車両から乗客が降車するとき、タクシーメータ10の音声出力に異常が検出されていることにより、タクシーメータ10からETC車載器20に対して「運賃案内音声情報」信号が送信される。そして、ETC車載器20において、運賃案内音声情報に対応した案内音声(「ご乗車ありがとうございました。運賃は△△△円です。」)が出力される。
図8はタクシーメータ10の音声出力正常時のシーケンス動作例を示しており、ETC車載器20への転送設定がされている。なお、処理1、処理2、については、図6と同様であるため、説明を省略する。
(処理3c)ETC車載器20への転送設定がされているとき、タクシーメータ10において、ETC車載器20からETCカード挿入案内音声情報を受信すると、タクシーメータ10からETC車載器20に対して、処理2で受信した「ETCカード挿入案内音声情報」信号が送り返される。そして、ETC車載器20において、ETCカード挿入案内音声情報に対応する案内音声(「ETCカードを挿入してください」)が出力される。
(処理4c)次に、ETC車載器20のカードスロット27に、ETCカードが挿入されると、ETC車載器20において、ETCカード認識案内音声(「カードを確認しました。」)が出力される。そして、タクシー車両が、順に、ETC入口ゲート及びETC出口ゲートを通過すると、ETC車載器20において、ETC通行料金案内音声(「通行料金は○○○円です。」)が出力される。そして、タクシー車両から乗客が降車するとき、ETC車載器20への転送設定がされていることから、タクシーメータ10からETC車載器20に対して「運賃案内音声情報」信号が送信される。そして、ETC車載器20において、運賃案内音声情報に対応した案内音声として(「ご乗車ありがとうございました。運賃は△△△円です。」)を出力する。
なお、ETC車載器20から送信される「ETCカード挿入案内音声情報」、「ETCカード認識案内音声情報」、及び、「ETC通行料金案内音声情報」はETC案内音声情報に相当する。また、タクシーメータ10から送信される「ETCカード挿入案内音声情報」、及び、「運賃案内音声情報」は運行案内音声情報に相当する。
以上より、本実施形態によれば、タクシーメータ10において、運行案内音声とともにETC車載器20のETC案内音声も出力することから、タクシーメータ10及びETC車載器20から出力される各案内音声を一カ所に集約して出力することができるので、運行案内音声とETC案内音声とが同時に出力されて重なってしまう状況を回避することができる。そのため、乗客(利用者)に対して確実に音声を聞かせることができる。また、運行案内音声をETC案内音声より優先して出力することから、運賃案内音声等のより重要度の高い案内音声を優先的に出力することができる。そのため、乗客に対して重要な音声を確実に聞かせることができる。
また、タクシーメータ10の音声出力に異常が生じた場合に、タクシーメータ10に接続されたETC車載器20に対して運行案内音声情報を送信し、ETC車載器20において、該運行案内音声情報に対応した運行案内音声を出力することから、通常、タクシーメータの音声出力機構が故障してしまったときは、音声案内ができなくなってしまうが、本実施形態では、タクシーメータ10の音声出力が故障したときに、それに代替してETC車載器20から運行案内音声を出力させることができる。そのため、乗客に対して確実に音声を聞かせることができる。
また、タクシーメータ10が、転送先として設定されたETC車載器20に対して運行案内音声情報を送信し、ETC車載器20において運行案内音声情報を出力することから、例えば、ETC車載器20が乗客により近い位置にあるときに、ETC車載器20への転送設定をすることで、乗客者に近い位置から運行案内音声を出力することができる。そのため、乗客に対して、より確実に音声を聞かせることができる。
なお、本実施形態においては、タクシーメータ10を音声出力集約装置、ETC車載器20を音声出力装置とする音声連動システムを示すものであったが、これに限らず、例えば、ETCのスピーカが利用者により聞こえやすい位置に配設されることが予め判明している場合などは、ETC車載器を音声出力集約装置、タクシーメータを音声出力装置とする、本実施形態とは逆の構成の音声連動システムとしてもよい。
また、本実施形態においては、タクシーメータ10とETC車載器20とが、一対一で接続された構成であったが、例えば、タクシーメータを音声出力集約装置、ETC車載器及びカーオーディオ装置を音声出力装置とするなどして、一対多の構成としてもよい。その場合において、例えば、カーオーディオ装置を転送先とする転送設定がされていたときは、一旦タクシーメータに各案内音声情報を集約して、改めてカーオーディオ装置に転送する動作、または、各音声出力装置が相互に接続されているのであれば、音声出力集約装置から各音声出力装置に対して転送先となる音声出力装置を示す情報を通知し、音声出力装置間で直接転送する動作とするなど、実装は任意である。
また、本実施形態においては、運行案内音声が出力中であるときは、現在出力中の運行案内音声を優先し、その出力を中断しないように、運行案内音声の出力が終了するまで待ち、運行案内音声の出力がないとき(ETC案内音声出力中も含まれる)は、現在処理中の案内音声情報に対応した案内音声を出力するが、これに限らず、例えば、運行案内音声情報及びETC案内音声情報を入れる優先度付き待ち行列を実装し、案内音声の種別にかかわらずその出力終了を待ち、出力終了時点で優先度の高いものが待ち行列に入っているときはそれを優先し、優先度が同じであれば先入れ先出しする処理としてもよい。このようにすることで、案内音声情報を連続して処理するときに、出力中の案内音声を中断することなく、優先度の高い案内音声(例えば、運行案内音声)を優先して処理することが可能となる。
また、本実施形態においては、タクシーメータ10から送信される運行案内音声出力要求を受信したときに、ETC車載器20が、タクシーメータ10の出力異常、又は、転送設定を認識するものであったが、これに限らず、タクシーメータから音声出力異常を示す異常通知情報、又は、転送設定を示す転送設定情報を送信するなどして、ETC車載器に上記出力異常、又は、転送設定を認識させるようにしてもよい。このようにすることで、ETC車載器20(即ち、音声出力装置)が確実にタクシーメータ10の状態を認識することができる。
また、本実施形態においては、EEPROM13に予め転送設定(転送先音声出力装置情報)を記憶しておくものであったが、これに限定するものではなく、例えば、乗客の有無及び乗車位置を判定するなどして、転送先となる音声出力装置を動的に変更する構成としてもよい。その場合は、乗客の乗車位置を判定するための利用者位置検出センサ(椅子の下に配設される荷重センサ、天井に配設される超音波センサ等)などを設ける必要がある。
また、本実施形態においては、タクシーメータ10に案内音声を集約して出力させることで、案内音声が重なることによる不都合を回避するものであったが、これ以外にも、案内音声を集約せずに、タクシーメータ10及びETC車載器20、並びに、乗客、のそれぞれの位置関係を認識し、タクシーメータ10及びETC車載器20が出力する案内音声の音量を調整して、前記不都合を回避する構成も考えられる。例えば、支払いを行う乗客がETC車載器20の近くに座っている場合等の状況を判断して、より重要な運行案内音声を出力するタクシーメータ10の音量を上げ、ETC車載器20の音量を下げて、運行案内音声をより聞こえやすくする構成などがある。
また、本実施形態においては、タクシー車両に搭載される装置で構成される音声連動システムについて記載したが、これに限定するものではなく、例えば、屋内に置かれた複数のAV装置からなるAVシステム等に適用してもよい。
なお、上述した各実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係る音声出力集約装置、音声連動システムの基本構成を示す図である。 本発明の一実施形態の音声連動システムの配設位置を示す図である。 本発明の一実施形態の音声連動システムの構成図である。 図2のCPU12が実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートである。 図2のCPU22が実行する本発明に係る処理概要の一例を示すフローチャートである。 音声連動システムにおける、本発明の音声出力正常時(転送設定なし)のシーケンスの一例を示す図である。 音声連動システムにおける、本発明の音声出力異常時(転送設定なし)のシーケンスの一例を示す図である。 音声連動システムにおける、本発明の音声出力正常時(転送設定あり)のシーケンスの一例を示す図である。
符号の説明
1 音声連動システム
10 音声出力集約装置(タクシーメータ)
12a 音声情報収集手段(CPU)
12b 音声出力手段(CPU)
16 通信手段(外部I/F部)
20 音声出力装置(ETC車載器)
22a 音声出力装置側音声出力手段(CPU)
22b 接続検出手段(CPU)
22c 音声出力装置側音声出力停止手段(CPU)
22d 他装置音声情報送信手段(CPU)
26 音声出力装置側通信手段(外部I/F部)

Claims (3)

  1. 自己の動作に係る自装置音声を出力する音声出力集約装置であって、前記自装置音声とは異なる他装置音声を出力する1又は複数の音声出力装置が置かれた所定空間内に配設される音声出力集約装置において、
    前記音声出力装置と接続され、前記音声出力装置との間で各種信号を送受信するための通信手段と、
    前記通信手段を介して、前記音声出力装置によって出力される前記他装置音声に係る他装置音声情報を収集する音声情報収集手段と、
    前記自装置音声及び前記音声情報収集手段によって収集された前記他装置音声情報に対応した前記他装置音声を、それぞれが重ならないように予め定められた優先順序で出力する音声出力手段と、
    前記音声出力手段によって出力された前記自装置音声及び前記他装置音声の出力異常を検出する異常検出手段と、
    前記異常検出手段によって前記出力異常が検出されたとき、前記音声出力手段による前記自装置音声及び前記他装置音声の出力を停止させる異常時音声出力停止手段と、
    前記異常時音声出力停止手段によって前記自装置音声及び前記他装置音声の出力が停止されたとき、前記通信手段を介して、前記自装置音声を代替出力することが予め定められた前記音声出力装置に対し、前記出力が停止された前記自装置音声を出力することを要求する前記自装置音声に係る自装置音声情報を送信する異常時音声情報送信手段と、を有し、
    前記異常検出手段が、マイクから入力された前記自装置音声又は前記他装置音声の変換された音声データに当該自装置音声又は当該他装置音声が正常に出力されたときの音声パターンが含まれるか否かによって、前記自装置音声及び前記他装置音声の出力異常を検出するように構成されている
    ことを特徴とする音声出力集約装置。
  2. 前記自装置音声情報及び前記他装置音声情報が転送されることが予め定められた前記音声出力装置を示す転送先音声出力装置情報を格納するための記憶手段と、
    前記記憶手段に格納された前記転送先音声出力装置情報に基づいて、前記自装置音声情報及び前記他装置音声情報の転送先となる前記音声出力装置を判定する転送先音声出力装置判定手段と、
    前記異常検出手段によって前記出力異常が検出されない場合に前記転送先音声出力装置判定手段によって前記自装置音声情報及び前記他装置音声情報の転送先となる前記音声出力装置が判定されたとき、前記音声出力手段による前記自装置音声及び前記他装置音声の出力を停止させる転送時音声出力停止手段と、
    前記転送時音声出力停止手段によって前記自装置音声及び前記他装置音声の出力が停止されたとき、前記通信手段を介して、前記転送先と判定された前記音声出力装置に対し、前記自装置音声情報及び前記他装置音声情報を送信する転送時音声情報送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の音声出力集約装置。
  3. 請求項1に記載された音声出力集約装置と、
    前記音声出力集約装置が出力する前記自装置音声とは異なる他装置音声を出力する音声出力装置側音声出力手段を有し且つ前記音声出力集約装置が配設された所定空間内に位置づけられた1又は複数の音声出力装置と、を有する音声連動システムあって、
    前記音声出力装置が、前記音声出力集約装置と接続され且つ前記音声出力集約装置との間で各種情報を送受信する音声出力装置側通信手段と、前記音声出力集約装置との接続を検出する接続検出手段と、前記接続検出手段によって前記音声出力集約装置との接続が検出されたときに前記音声出力装置側音声出力手段による前記他装置音声の出力を停止する音声出力装置側音声出力停止手段と、前記音声出力装置側音声出力停止手段によって前記他装置音声の出力が停止されたときに前記停止された前記他装置音声に係る他装置音声情報を、前記音声出力装置側通信手段を介して、前記音声出力集約装置に送信する他装置音声情報送信手段と、前記音声出力集約装置からの前記自装置音声情報を受信する自装置音声情報受信手段と、前記自装置音声情報受信手段によって前記自装置音声情報が受信されたとき、前記音声出力装置側音声出力手段の出力を再開する出力再開手段と、を有し
    前記音声出力装置側音声出力手段が、前記他装置音声及び前記自装置音声情報受信手段によって受信された前記自装置音声情報に応じた前記自装置音声を出力するように構成されている
    ことを特徴とする音声連動システム。
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