JP5281977B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態であるテープ型使い捨ておむつ100を示しており、図2は、図1のテープ型使い捨ておむつ100(吸収性物品)のA−A’断面を示す拡大断面図である。また、図3は、図1のテープ型使い捨ておむつ100のA−A’断面における各構成要素の積層関係を示す拡大断面図である。なお、図3に示すように、各構成要素の間には、ホットメルトからなる接着層47が形成されている。
トップシートは、少なくとも一部が液透過性材料からなるものであり、おむつの装着時において着用者の肌側に位置するシートである。
バックシートは、トップシートの一方の面側に積層された液不透過性材料からなるものであり、おむつの装着時において着用者の着衣側に位置するシートである。
複数の吸収体は、トップシートとバックシートとの間に配置され、第一の吸収層とこの第一の吸収層よりもバックシート側に配置される第二の吸収層からなる積層構造を構成するものである。そして、このような吸収体は、着用者の尿を吸収し、保持するための部材である。例えば、図3は、第一の吸収層31とこの第一の吸収層31よりもバックシート20側に配置される第二の吸収層33からなる積層構造を構成する複数の吸収体30(図2参照)を備えるテープ型使い捨ておむつ100を示す例である。このような構成の複数の吸収体は、各吸収体の幅方向の長さが短いため、使用時に生じるよれを防止することが可能である。また、吸収体の幅方向の長さが短いため、仮に高吸水性ポリマー(SAP)が移動した場合であっても移動距離が短くなる。従って、高吸水性ポリマーの移動が抑制されるという利点がある。
第一の吸収層は、幅方向に相互に離間して配列される複数の第一の吸収体を有するものである。このような構成によると、各吸収体の幅方向の長さが短いため、使用時に生じるよれを防止することが可能である。また、吸収体の幅方向の長さが短いため、仮に高吸水性ポリマー(SAP)が移動した場合であっても移動距離が短くなる。更に、吸収性物品が、その長手方向に沿って折り曲げられた場合、隣り合う第一の吸収体の間の領域で容易に折り曲げられるため、吸収体に過剰な力が掛かり、破損してしまうことを防止することができるという利点がある。
第二の吸収層は、幅方向に相互に離間して配列される複数の第二の吸収体を有するものである。このような構成によると、各吸収体の幅方向の長さが短いため、使用時に生じるよれを防止することが可能である。また、吸収体の幅方向の長さが短いため、仮に高吸水性ポリマー(SAP)が移動した場合であっても移動距離が短くなる。また、吸収性物品が、その長手方向に沿って折り曲げられた場合、隣り合う第二の吸収体の間の領域で容易に折り曲げられるため、吸収体に過剰な力が掛かり、破損してしまうことを防止することができるという利点がある。
中間液透過性シートは、第一の吸収層と第二の吸収層との間に配置されるものであり、複数の吸収体は、それぞれ、この中間液透過性シートによって仕切られた空間内に配置されている。そして、中間液透過性シートを上記のように配置すると、第一の吸収層で吸収しきれなかった尿などの排泄物を拡散させることができ、拡散された排泄物を第二の吸収体によって吸収することができるため、第二の吸収体を有効に利用することができるとともに、排泄物の吸収速度が良好になるという利点がある。また、中間液透過性シートによって、複数の吸収体のそれぞれを仕切ると、仕切られていない場合に比べて、吸収体の移動が規制されるため、吸収体のよれを防止することができ、SAPの移動を抑制することができる。
本発明の吸収性物品は、第二の吸収層とバックシートとの間に、下側液透過性シートを更に備えることが好ましい。この下側液透過性シートを更に備えることによって、複数の吸収体に吸収されなかった尿などの排泄物を素早く拡散させることができるため、吸収速度が向上するという利点がある。
本発明の吸収性物品は、第一の吸収層とトップシートとの間に、上側液透過性シートを更に備えることが好ましい。この上側液透過性シートを更に備えることによって、トップシートを透過した尿や体液等の排泄物が拡散されるため、吸収速度が向上するという利点がある。また、着用者の姿勢等に起因して、トップシートの裏面側の空間が十分に形成されないような場合であっても、排泄物が拡散されるため、着用者の姿勢などに起因して排泄物の吸収速度が低下することを抑制することができる。そのため、吸収速度の低下に起因する排泄物の漏れを防止することができる。
本発明の吸収性物品のうち、テープ型使い捨ておむつとしては、後身頃と前身頃とを固定するためのテープ状のファスナーである止着テープを更に備えることができる。テープ型使い捨ておむつは、止着テープを、前身頃に形成された止着領域に止め付けることによって、おむつ全体をパンツ型とすることができ、着用者に対しておむつを装着させることが可能となる。通常、この止着テープは、おむつの後身頃の左右の各側縁に少なくとも1つずつ配置されるとともに、各側縁から延出するように配置される。
本発明の吸収性物品を、使い捨ておむつとして用いる場合、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するため、立体ギャザーを備えていてもよい。立体ギャザーは、着用者の排泄した尿の横漏れを防止するための部材であり、立体的に起立可能なように構成された防漏壁である。このような立体ギャザーを形成することにより、立体ギャザーが防波堤となり、おむつの脚周り開口部等からの漏れ(いわゆる「横漏れ」)を有効に防止することができる。
本発明の吸収性物品を、使い捨ておむつとして用いる場合、脚周り伸縮材及びウエスト周り伸縮材を配置することが好ましい。
本発明の吸収性物品のうち、テープ型使い捨ておむつの製造方法を以下に説明する。
Claims (6)
- 少なくとも一部が液透過性材料からなるトップシートと、
前記トップシートの一方の面側に積層された液不透過性材料からなるバックシートと、
前記トップシートと前記バックシートとの間に配置され、第一の吸収層と前記第一の吸収層よりも前記バックシート側に配置される第二の吸収層からなる積層構造を構成する複数の吸収体と、
前記第一の吸収層と前記第二の吸収層との間に配置される中間液透過性シートと、を備え、
前記第一の吸収層は、幅方向に相互に離間して配列される複数の第一の吸収体を有し、前記第二の吸収層は、幅方向に相互に離間して配列される複数の第二の吸収体を有するとともに、複数の前記第二の吸収体のそれぞれは、複数の前記第一の吸収体のうち隣り合うものの両方に重なるように配置されており、
前記複数の吸収体は、前記中間液透過性シートによって仕切られた空間内に配置されることにより、前記中間液透過性シートによって前記複数の吸収体のそれぞれが仕切られている吸収性物品。 - 前記第二の吸収層と前記バックシートとの間に、下側液透過性シートを更に備え、
前記中間液透過性シートが、隣り合う前記第二の吸収体の間において、前記下側液透過性シートまたは前記バックシートに接合されることによって、前記第二の吸収体は、それぞれ、相互に仕切られている請求項1に記載の吸収性物品。 - 前記第一の吸収層と前記トップシートとの間に、上側液透過性シートを更に備え、
前記中間液透過性シートが、隣り合う前記第一の吸収体の間において、前記上側液透過性シートまたは前記トップシートに接合されることによって、前記第一の吸収体は、それぞれ、相互に仕切られている請求項1または2に記載の吸収性物品。 - 前記中間液透過性シートは、前記第二の吸収層の両側縁部の外側において、前記下側液透過性シートまたは前記バックシートに接合される請求項2または3に記載の吸収性物品。
- 前記中間液透過性シートが、隣り合う前記第一の吸収体の間において、前記トップシートに接合されるとともに、隣り合う前記第二の吸収体の間において、前記バックシートに接合されることによって、前記複数の吸収体は、それぞれ、相互に仕切られている請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記中間液透過性シートが、前記第二の吸収層の両側縁部の外側において、前記バックシートに接合される請求項5に記載の吸収性物品。
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