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JP5246670B2 - 特に複数の枝管を備えた内燃機関の冷却水循環経路用の回転滑り弁および電気機械組立品 - Google Patents

特に複数の枝管を備えた内燃機関の冷却水循環経路用の回転滑り弁および電気機械組立品 Download PDF

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Description

本発明は特に複数の枝管と複数の断面調節部材を備えた内燃機関の冷却水循環経路用の回転滑り弁に関する。
また、本発明は回転自在に支承された少なくとも1つの断面調節部材と、少なくとも1つのシール手段を介して断面調節部材に密着する基本部材とを備えた回転滑り弁に関する。
さらに、本発明は基本部材に回転自在に支承された断面調節部材を備えた回転滑り弁に関する。
最後に、本発明は電気機械組立品に関する。
技術の現状で知られる回転滑り弁においては、複数の断面調節部材を使用して異なった通過のために異なった通過開口を調節し、断面調節部材が互いに固定結合され、その結果、それぞれの断面調節部材が同一の回転運動を行い、その際に1つまたは複数の通過断面が調節されるか、または、それぞれの断面調節部材が1つのサーボモータで駆動および制御される。回転滑り弁は液状またはガス状の容積流量を調節するために、特にいずれの断面調節部材の外面にも少なくとも1つの通過開口を備え、この開口は断面調節部材の回転角度位置に応じて回転滑り弁のハウジングに形成された媒体用の接続管と協働することができる。その場合、回転角度位置に応じて通過断面はそれぞれの通過開口との重なりによって接続管に対して調節される。断面調節部材の固定結合に基づいて、異なった通過断面は互いに独立して調節することはできない。複数の調節部材を使用することは確かに容易であるが、しかしこの手段は大きな構造スペースを必要とし、かつコストがかかる。
流体媒体の不本意な流出を阻止するために、断面調節部材と基本部材との間にシール手段を挿入することは知られている。その場合、通常、弾性変形可能なシール要素が問題となる。その場合、シール要素は断面調節部材が回転運動しても常に断面調節部材および基本部材に密着する。しかし断面調節部材に対しシール手段を均一な力で押し付けることは回転滑り弁の形状の理由で調節が難しい。そのことから、断面調節部材・通過断面は通過の際に引っ掛かりおよび裏返しによって損傷するので、断面調節部材・通過断面の通過の際にシール要素に問題が生じる。
さらに、回転滑り弁では知られているように、少なくとも1つの断面調節部材が基本部材内に回転自在に支承される。その場合、通常、滑り軸受が断面調節部材の外面と基本部材の内面とによって形成される。それによって断面調節部材は基本部材内の少なくとも半径方向で支承あるいは案内される。滑り軸受によって確かに局部的な摩擦が発生するが、しかし適切に良好な材料の組合せによって摩擦を少なく保持することができる。しかしこの場合、冷却水循環経路に存在する固形体あるいは塵が断面調節部材と基本部材との間に挟まるという欠点が生じる。その結果、回転滑り弁が機能しなくなる。通常、この欠点は、滑り軸受の間隔を、断面調節部材と基本部材との間にできるだけ固形体が入らないように小さく選択することによって阻止される。しかし、これは高い製造経費と高い製造コストにつながる。それに代えて、間隔を、固形体が回転滑り弁の断面調節部材と基本部材との間を通過して送られるように大きく選択することも知られている。しかし、この場合、断面調節部材が基本部材内で傾斜し、それによって引っ掛かって動かなくなる事態となる。
したがって、本発明の課題は、個々の通過断面・開放が可能で前記欠点が回避できる、複数の断面調節部材を備えた回転滑り弁を創造することにある。
本発明のさらなる課題は、簡単な方法で前記欠点を回避し、耐久性と信頼性のあるシール手段を保証する、少なくとも1つの断面調節部材と1つの基本部材とを備えた回転滑り弁を創造することにある。
本発明のさらに別の課題は、基本部材内に断面調節部材が引っ掛かって動かなくなることが簡単で安価な方法で阻止される、基本部材に回転自在に支承された少なくとも1つの断面調節部材を備えた回転滑り弁を創造することにある。
発明の基礎をなす課題は、断面調節部材を互いに連結し、断面調節部材間で回転角度の相違を生じさせる少なくとも1つの装置によって解決される。つまり、発明による回転滑り弁は、例えば断面調節部材の運動が隣接断面調節部材に伝達されるよう断面調節部材を互いに連結する装置を備える。その場合、装置は断面調節部材間で回転角度の相違を生じさせるように形成される。回転角度の相違を発生する装置を備えた2つの断面調節部材の連結によって、例えば、1:1でない断面調節部材の回転が、装置で連結された断面調節部材に伝達されることが達成される。このことは、異なった断面調節部材の回転角度位置が互いに直接依存するものでなく、断面調節部材および通過断面の個々の調節が互いに可能となる利点につながる。
発明の形態によると、装置は回転歯車装置である。
さらに、断面調節部材はそれぞれが回転歯車装置を介して互いに作用結合され異なった回転要素に配属される。その場合、回転歯車装置は、回転要素が異なった回転数で動かされる場合に有利となる。この場合は1つの回転要素のみが駆動される。それによって、断面調節部材の回転位置が互いに直接依存されずに個々の調節が可能になるという利点が生まれる。
回転歯車装置は減速歯車装置として形成されるのが有利である。これは、最初に駆動回転要素が、その回転歯車装置あるいは減速歯車装置を介して作用結合された第2の回転要素よりも単位時間当り大きい回転数で回転することを意味する。減速歯車装置の場合、回転要素は伝達歯車装置に比べて確かにさらにより速く回転させる必要があるが、したし回転トルクは小さく済み、その結果、駆動するための投入力は比較的少なくて済む。その場合、減速歯車装置は任意の伝達比(減速比)にすることができる。
回転歯車装置は2:1の回転減速にするのが有利であり、その結果、2つの回転要素によって1方の駆動回転要素は他方の回転要素の2倍で回転される。例えば、1方の回転要素を360°回転すると、他方の回転要素は180°しか回転しない。その結果、前記1方の回転要素は再び出口位置に戻ってきて、前記他方の回転要素は新しい位置にくる。それぞれの回転要素に配属された断面調節部材はそれぞれの回転要素の回転位置に依存して、ガス状および/または液状物質用のそれぞれ少なくとも1つの通過断面を開放する。断面調節部材の運動はそれぞれの回転要素の運動に対応するのが有利である。いずれの断面調節部材も例えば通過開口のある円筒状本体を備え、回転要素あるいは断面調節部材の一定の回転位置において、例えば冷却水系統の導管のように、通過開口が直接重なって最大の通過断面が開放されるように一致するさらなる構造部分の対応する通過開口を備える。回転要素を回転させると断面調節部材は(同様に)動き、その結果、両方の通過開口および、したがって通過断面の重なる領域は小さくなる。2つの断面調節部材および2つの対応する回転要素を備えた回転滑り弁の場合、これらは回転歯車装置あるいは減速比2:1で減速する減速歯車装置によって作用結合される。その場合、両方の断面調節部材は、例えば2つの異なった冷却水循環経路用にそれぞれ1つの通過開口を備え、以下のように調節できる。ある出口位置においてそれぞれの通過開口は、それぞれ最大の通過断面が開放されるような位置にある。1つの回転要素を180°回転させると、配属された通過断面は対応する断面調節部材によって閉鎖され、これに対して、別の回転要素は減速のため90°しか回転せず、通過開口の形態に応じて依然通過断面が与えられる。これを完全に閉鎖するためには、前記1つの回転要素は360°回転しなければならず、その結果、配属される断面調節部材は再び同じ位置となり、前記1つの回転要素の調節が変わり、別の回転要素に配属された断面調節部材は180°回転し、その結果、配属された通過断面は閉鎖される。そのように、それぞれの通過断面は個々に開放または閉鎖あるいは調節することができる。当然、すでに述べたように、例えば4:1または6:1のように別の任意の伝達比にすることも考えられる。
これに代えて、回転歯車装置は例えば伝達比が1:2、1:4または1:6の伝達歯車装置として形成することも有利となる。ここでは、基本的にいずれの伝達比(伝達)も考えられる。
発明のさらなる形態によると、2つまたは3つの異なった回転要素が設けられ、その結果、2つまたは3つの通過断面を開放することができ、それによって2つまたは3つの流路、例えば異なった冷却水循環経路が調節可能になる。
第1の回転要素の断面調節部材が自動車のサーモスタットであるのが有利であり、このサーモスタットは回転位置に応じて内燃機関の小冷却水循環経路または大冷却水循環経路を開放する。この場合、大冷却水循環経路はラジエータおよび内燃機関に通じる冷却水循環経路を意味し、小冷却水循環経路は内燃機関のみに通じる冷却水循環経路を意味する。内燃機関の暖機運転の間は断面調節部材の対応する調節によって小冷却水循環路のみを開放するのが有利であり、その結果、内燃機関内の冷却水は急速に暖まる。第1の回転要素の断面調節部材の対応する調節によって、ラジエータに通じる冷却水循環経路の容積流量の計量が可能となり、その結果、特に有利な温度制御が実施できる。
発明のさらなる形態によると、第2の回転要素は暖房熱交換器・調節器として形成される。第2の回転要素の回転によって、暖房熱交換器・調節器は暖房熱交換器用の冷却水循環経路の接続管が開放または閉鎖されるように調節される。それによって、暖房熱交換器に通じる冷却水循環経路は開閉切り換えできる。
発明のさらなる形態によると、第3の回転要素の断面調節部材はオイルクーラ・調節器として形成される。これを使って自動車もしくは内燃機関のオイルクーラの冷却水循環経路は開放または閉鎖される。3つの回転要素間の減速歯車装置に基づいて、自動車の冷却系統の関連部品、すなわち暖房熱交換器、内燃機関の小冷却水循環経路あるいは大冷却水循環経路および/またはオイルクーラは互いに独立して調節される。この場合、サーモスタットは無段階に調節可能であり、暖房熱交換器・調節器およびオイルクーラ・調節器はサーモスタットなどの調節を変更しなくても完全に開放および/または閉鎖が可能であるように形成される。言い換えると、暖房熱交換器・調節器およびオイルクーラ・調節器が対応通過断面を完全に開放および/または閉鎖している間にも、サーモスタットの調節は有利に変更できる。サーモスタット、つまり第1の回転要素の断面調節部材が回転角度領域90°に対応する通過断面に調節されると、第2の回転要素の断面調節部材、つまり暖房熱交換器・調節器は、45°の回転角度に回転でき、この角度領域を超えると通過断面を完全に開放するかまたは閉鎖するように形成されなければならない。第3の回転要素の断面調節部材あるいはオイルクーラ・調節器の形成についても同じことが言える。
回転滑り弁の断面調節部材は流体力学的に互いに結合されるのが有利であり、その結果、異なった冷却水循環経路は共通の冷却水循環経路に有利に組み入れることができる。
第1の回転要素はサーボモータを使って駆動されるのが有利であり、その場合、サーボモータは減速歯車装置に基づいて小型でコンパクトにすることが可能となり、これで構造スペースおよびコスト面で有利となる。その場合、全部の断面調節部材を個々に調節するのに1つのサーボモータで十分である。その場合、サーボモータと回転滑り弁は共に電気機械組立品を形成する。
発明のさらなる形態によると、回転歯車装置は遊星歯車装置、傘歯車装置または平歯車装置として形成される。断面調節部材は、ある位置において全部の通過断面が閉鎖されて冷却水の容積流量が止まるように形成されるのが有利となる。それによって切り換えあるいは調節できるウォータポンプが節約できる。
断面調節部材は回転要素と一体に形成するのが有利とあり、それによって特に簡単な回転滑り弁が実現でき、これは一方ではスペースの節約となり、他方では組立てコストおよび製造コストが低くなる。
発明のさらなる形態によると、回転滑り弁は少なくとも1つの駆動断面調節部材と、歯車装置として形成された装置を介して前記駆動断面調節部材によって駆動される少なくとも1つの断面調節部材とを備え、前記歯車装置はいずれの断面調節部材の案内要素とも協働する少なくとも1つの歯車を備える。この場合、回転角度の違いが歯車装置を使って生じる。
被駆動断面調節部材の案内要素は全周にわたって、駆動断面調節部材の案内要素は少なくとも一部の周囲角度領域のみにわたって分配配置することが有利となる。つまり、被駆動断面調節部材は全周に分配して案内要素を備え、その結果、断面調節部材の運動は常に歯車の運動に直接連結され、あるいは被駆動断面調節部材は歯車の運動あるいは回転のみに依存して調節される。これに対し、駆動断面調節部材は少なくとも一部の周囲角度領域のみに分配配置された案内要素を備える。言い換えると、駆動断面調節部材は少なくとも案内要素の存在しない周囲角度領域を備える。これは、駆動断面調節部材は歯車と協働しない回転角度調節領域を備えることを意味する。これによって、駆動断面調節部材は回転運動を歯車または被駆動断面調節部材に伝達することなく、言うならば案内要素の存在しない周囲角度領域を通過して回転することができる。駆動断面調節部材はこの案内要素の存在しない周囲角度領域の周りを、被駆動断面調節部材から開放されて運動、調節あるいは回転できる。この場合、自由な回転角度が案内要素によって、特に案内要素の数によって構造的に決定される。被駆動断面調節部材を調節するためには、駆動断面調節部材をその案内要素が歯車と協働するように回転させ、その結果、歯車および被駆動断面調節部材が回転する。その場合、被駆動断面調節部材は、駆動断面調節部材の回転当り、駆動断面調節部材の案内要素を備えた周囲角度領域の周りで適切に調節される。駆動および被駆動断面調節部材の案内要素は周方向に見てそれぞれ互いに同一の間隔を適切に備える。
案内要素は断面調節部材の互いに向かい合う端部に配置されるのが有利となる。断面調節部材は円筒状の断面を適切に備え、少なくとも軸方向の領域に媒体が流れることができる。その場合、断面調節部材は互いに同軸に整列し、断面調節部材の2つの端部は向かい合う。歯車は簡単な方法で両方の断面調節部材と協働できるので、案内要素をこの端部に配置することによって歯車装置は特に小さいスペースで可能となる。
発明のさらなる形態において、断面調節部材の案内要素は半径方向案内突出部としてそれぞれの断面調節部材の外面に形成される。発明の好ましい実施形態では軸方向案内突出部として、特にそれぞれの断面調節部材の端面に形成される。この場合、案内要素は断面調節部材の間に、または断面調節部材の外面の内側または外側に配置されるように形成することができる。案内要素が軸方向および/または半径方向案内突出部として断面調節部材の外面の内側または外側に配置される場合は、断面調節部材はそれぞれ平面状端面を備えるのが有利であり、この平面状端面は隣接する断面調節部材の平面状端面に密着してシールを形成する。この場合、例えばOリングなどのさらなるシール要素を追加して断面調節部材間に配置することができる。この場合、断面調節部材および平面状端面の案内要素は異なった半径上に適切に配置される。
歯車の回転軸は断面調節部材の回転軸に平行に延びるのが有利である。それによって第1に、狭い構造形状が保証され、第2に、駆動断面調節部材の回転運動が直接に、つまり回転方向が逆転することなく伝達され、これによって断面調節部材間にわずかな相対運動が発生するが、このことは特に前記シール手段では有利になる。
発明のさらなる形態によると、歯車装置は回転安全装置を備える。駆動断面調節部材あるいは駆動断面調節部材の案内要素は案内要素の存在しない周囲角度領域において歯車と結合しなく、そのため被駆動断面調節部材は自由に回転できるので、被駆動断面調節部材は不本意に調節されることが起こり得る。歯車の歯が駆動断面調節部材の案内要素の存在しない周囲角度領域にあれば、歯車の回転安全装置によって、被駆動断面調節部材のこのような調節あるいは回転は阻止される。
回転安全装置は歯車と駆動断面調節部材で形成されるのが特に好ましく、その結果、余分の要素の必要がなくなる。この場合、回転安全装置は直接、歯車に作用し、さらに歯車を介して被駆動断面調節部材に作用する。これによって特に簡単で費用のかからない回転安全装置が保証される。
駆動断面調節部材は少なくとも案内要素の存在しない周囲角度領域に、適切に案内要素と同じ半径上にある部分環状の安全軸方向突出部を備える。部分環状の安全軸方向突出部は、最初および/または最後の案内要素に、あるいは最も外側の案内要素を備えた断面調節部材の周囲角度領域に直接接続するのが好ましい。
案内軸方向突出部は安全軸方向突出部よりも軸方向にさらに突出することがさらに有利となる。これは、案内要素の存在しない周囲角度領域において安全軸方向突出部は案内軸方向突出部より後方にあることを意味する。この場合、安全軸方向突出部は案内要素の存在しない周囲角度領域にのみ設けられ、その結果、案内要素を備えた周囲角度領域の案内要素あるいは案内軸方向突出部の間に適切に深い空所が形成される。
歯車のいくつかの歯は、駆動断面調節部材と協働する歯車の側を軸方向に短く形成されることが好ましい。被駆動断面調節部材に向く側では全部の歯が軸方向に同一平面上で回転軸に垂直と考えられる平面で終わるので、その結果、被駆動断面調節部材の案内軸方向突出部と歯車との間で常にほぼ同一の接触が存在する。
駆動断面調節部材と協働する側では広幅の歯が一定の回転位置で安全軸方向突出部と協働する。歯車が駆動断面調節部材の案内要素の存在しない周囲角度領域にあるときは、特に広幅の歯は安全軸方向突出部と協働する。回転安全のために2つの広幅の歯の側面は安全軸方向突出部の外の外面で支持される。断面調節部材の別の回転位置では歯車の1つの広幅の歯が最も外側の案内軸方向突出部の外面で支持され、別の1つの広幅の歯が安全軸方向突出部の外面で支持される。
これに対し、狭幅の歯は安全軸方向突出部から軸方向に間隔を保つように形成あるいは配置されることが有利である。それによって、歯車の狭幅の歯は回転の際、回転安全位置の安全軸方向突出部を通過して運動あるいは回転することができる。回転安全位置において例えば2つの広幅の歯は安全軸方向突出部の外側の外面に支持され、その間にある歯車の1つまたは複数の狭幅の歯は安全軸方向突出部から離れている。
発明のさらなる形態によると、歯車装置は断面調節部材の流れ断面の外側に配置される。それによって、歯車装置およびしたがって全回転滑り弁の停止につながることになる、媒体で運ばれた例えば塵のような妨害要素が歯車装置に達せず媒体に残るので、機能の耐久性が保証される。この場合、回転滑り弁の前記形態は特に有利となり、歯車装置への媒体の侵入あるいは媒体を介した歯車装置の流動リンクを阻止するために、断面調節部材はより小さい半径で案内要素に配置された平面上でシールを形成する端面を備える。その上から歯車装置を有利な配置によって簡単な方法で覆うことができる。
歯車装置は適切に1:1の伝達装置を備え、断面調節部材間の回転角度相違は案内要素を備えた駆動断面部材の周囲角度領域の大きさだけで決まる。これによって特に簡単な解決手段が得られる。これに代えて、歯車装置は伝達歯車装置または減速歯車装置として形成することもでき、その結果、駆動断面調節部材の回転運動は一定の伝達比i(i≠1)で伝達される。これによって回転滑り弁のさらに異なった調節が達成できる。
発明に基づくさらなる課題は、シール手段はパッキン溝壁と、そこに隣接配置されたリップパッキンとを備え、パッキン溝壁はリップパッキンよりも硬く形成されることによって解決される。つまり、シール手段はリップパッキンとリップパッキンよりも硬いパッキン溝壁とを備えることになる。シール手段は、基本部材の通過断面あるいは通過開口を全周で取り囲むように基本部材に固定するのが好ましい。この場合、パッキン溝壁か同様に断面調節部材に有利に接してシール作用が達成される。つまり、これによって2重シールが実現され、より大きい硬度に形成されたパッキン溝壁が粗大シールとして、より小さい硬度に形成されたリップパッキンが微細シールとして作用する。その場合、パッキン溝壁はリップパッキンを例えば塵から保護する。断面調節部材・通過断面を通過するに際し、リップパッキンは技術の現状で知られるように弾性に形成されるが、リップパッキンの変形あるいは偏りがパッキン溝壁で制限され、その結果、リップパッキンは高い負荷を受けて動かなくなったり裏返しになったりはしない。
パッキン溝壁はリップパッキンよりも硬いあるいは弾性の少ない材料で構成されるのが有利である。つまり、パッキン溝壁およびリップパッキンは材料特性の異なった機能に基づいて、例えば粗大シール/微細シールのように前もって定められる。これに代えて、または追加して、パッキン溝壁および/またはリップパッキンの硬度はその形状で影響を与えるのが有利である。パッキン溝壁には例えば硬度を高める補強リブを備えることができる。同様に、リップパッキンおよび/またはパッキン溝壁の断面形状によって硬度を調節することが考えられる。
発明のさらなる形態によると、リップパッキンの両側にパッキン溝壁が隣接する。これによって、リップパッキンが動かなくなったり裏返しになったりすることから特に有利に保護するために、リップパッキンの両側への変形が制限される。リップパッキンの一方向または反対方向への変形の際にリップパッキンは一方または他方のパッキン溝壁に有利に押し付けられる。それによってパッキン溝壁はリップパッキンを支持し、過大負荷あるいは過大回転や引っ掛かって動かなくなったり裏返しになることを阻止する。
パッキン溝壁はU型パッキン溝の辺で形成され、リップパッキンはU型パッキン溝の内側にあることが好ましい。好ましくは一体に形成され、パッキン溝壁を形成するU型パッキン溝は取り扱いが簡単で組立てが容易である。その場合、辺はU型パッキン溝の溝底で互いに結合される。リップパッキンは既に述べたようにU型パッキン溝の内側にあるのが好ましく、その結果、リップパッキンは2つのパッキン溝壁によって、すなわち両側で取り囲まれる。リップパッキンはU型パッキン溝の溝底に配置され、そこに固定されるのが有利である。リップパッキンの溝底への固定は、例えば加硫、貼付けまたは専門家に知られた別の結合技術によって実現される。
パッキン溝壁を1つだけ設ける場合は、これはL型パッキン溝の実体部分であるのが好ましく、この場合、1辺がパッキン溝壁を、1辺がパッキン溝底を形成し、この溝底に、U型パッキン溝で上述したように、リップパッキンが取り付けられる。パッキン溝をL型またはU型に形成することで、リップパッキンの安定した信頼性のある案内が保証される。発明のさらなる形態によると、パッキン溝(U型またはL型)は、パッキン溝と回転滑り弁の基本部材との間に配置されたばね要素によって付勢される。それによってシール手段は断面調節部材に押し付けられ、パッキン溝に基づいて均一な押付け力が保証され実現される。
力が加わらない、つまり無荷重の状態において、リップパッキンは1つまたは複数のパッキン溝壁と1つあるいは複数の横間隔を保つ。それによって、リップパッキンは1つのパッキン溝壁に対して、あるいは両パッキン溝壁の間でリップパッキンが変形できる一定の運動遊び間隔が前もって与えられあるいは可能になる。横間隔を適当な大きさに選択すると、リップパッキンのパッキン溝から「外への垂れ下がり」が阻止される。
発明のさらに有利な形態によると、1つおよび/または複数のパッキン溝壁はテフロン(登録商標)で構成される。リップパッキンはエラストマー材料で構成されるのが好ましい。
前述の回転滑り弁の場合と同様に複数の断面調節部材には前述のように少なくともシール手段が設けられる。その場合、各断面調節部材および対応する断面調節部材と協働する各基本部材に対し、前述の実施形態の1つにより形成された少なくとも1つのシール手段が適切に介在する。
基本部材に回転自在に支承された少なくとも1つの断面調節部材を有する発明による回転滑り弁は、断面調節部材が少なくとも半径方向において基本部材から間隔を保って配置されることを特徴とする。断面調節部材を基本部材から一定の半径方向間隔を保って配置することによって、第1に断面調節部材の傾斜が阻止され、第2に間隔に対応する断面調節部材と基本部材との間の隙間を適切に選択することができる。前述した基本部材に対する断面調節部材の半径方向間隔の他にも、例えば断面調節部材の端面と基本部材の端面との間の軸方向間隔を設けることもできる。
間隔の寸法は、冷却水循環経路内に入り込んで存在する固形体で決まる寸法が断面調節部材と基本部材との間に挟まらないように選択される。つまり、この場合、断面調節部材と基本部材との間隔は、特に冷却水循環経路に入り込んで存在する最大寸法の固形体が断面調節部材と基本部材との間に挟まる、および/または集まることのないように選択される。間隔を有利に選択することによって、固形体はむしろ断面調節部材と基本部材との間を通過して送られる。
発明のさらなる形態によると、断面調節部材は少なくとも1つのシャフト部分を備え、それを使って断面調節部材が基本部材に回転自在に支承される。断面調節部材には、基本部材に回転自在に支承され、好ましくは基本部材に断面調節部材の一定の支承を生じさせる2つのシャフト部分を備えるのが特に好ましい。1つまたは2つのシャフト部分は基本部材の対応する部分とともに回転滑り弁の軸受を形成する。軸受は滑り軸受であるのが有利である。その上に、少なくとも1つのシャフト部分と基本部材との間に少なくとも1つの転がり軸受を挿入することも考えられる。
シャフト部分は断面調節部材の端面に適切に配置される。両方のシャフト部分は断面調節部材のそれぞれの端面に配置されるのが好ましく、その結果、断面調節部材はシャフト部分の間に配置され両側が基本部材で支承される。両側を支承することで断面調節部材の傾斜が永久に阻止される。シャフト部分の直径は断面調節部材あるいは断面調節部材の外面の直径よりも小さくするのが有利となる。
発明のさらなる形態によると、回転滑り弁は、断面調節部材と基本部材との間に、特に前述したような少なくとも1つのシール手段を備える。互いに連結された複数の断面調節部材を有する前述の回転滑り弁の場合、前述したように基本部材内に断面調節部材が有利に支承され、その結果、いずれの断面調節部材も引っ掛かって動かなくなることから保護される。
電気機械組立品は回転滑り弁あるいは断面調節部材を駆動する少なくとも1つの電気駆動装置を設けることを特徴とする。駆動装置を使って1つあるいは複数の断面調節部材は独立して調節することができる。その場合、回転滑り弁と駆動装置との電気機械組立品は、内燃機関の、特に自動車の冷却水循環経路に簡単な方法で組み込まれたコンパクトなユニットを形成する。電気機械組立品は内燃機関あるいは自動車の全体温度管理の調節あるいは制御に使用することができる。
以下に本発明を複数の図面に基づいて詳細に説明する。
発明による3段式回転滑り弁を概略図で示す。 発明による回転滑り弁の作用原理を概略図で示す。 発明による回転滑り弁の作用原理を概略図で示す。 発明による回転滑り弁の作用原理を概略図で示す。 発明による回転滑り弁の作用原理を概略図で示す。 発明による3段式回転滑り弁の実施形態を示す。 周辺部を付けた3段式回転滑り弁を示す。 発明による回転滑り弁の別の実施形態を斜視図で示す。 回転滑り弁の被駆動断面調節部材を示す。 回転滑り弁の駆動断面調節部材を示す。 パッキンを設けた回転滑り弁の実施形態を示す。 U型パッキン溝を示す。 リップパッキンを付けたU型パッキン溝を示す。 有利なパッキンを断面で示す。 発明による回転滑り弁の別の実施形態を概略図で示す。 図12の回転滑り弁を上面図で示す。
図1はそれぞれ回転要素5,6および7と一体に形成された3つの断面調節部材2,3および4を有する発明による3段式回転滑り弁1を概略図で示す。その場合、それぞれ2つの断面調節部材2,3および3,4は減速歯車装置8および9の形の回転歯車装置によって互いに作用結合される。第1の断面調節部材2はサーボモータ10で駆動される。断面調節部材2は大冷却水循環経路12の接続口11および小冷却水循環経路14の接続口13と協働する。その際、断面調節部材2はここで図示しない開口を備え、この開口は断面調節部材2あるいは回転要素5の回転位置に応じて接続口11または13に一致し、その結果、両冷却水循環経路12,14の通過断面は開放または閉鎖あるいは調節される。ここで図示する3段式回転滑り弁1は自動車の温度管理用の制御ユニットを表す。その場合、小冷却水循環経路14は自動車の内燃機関を通って導かれる冷却水循環経路であり、大冷却水循環経路12は小冷却水循環経路14と、追加して自動車のラジエータを通って配設される冷却水循環経路とから構成される。したがって、この場合サーモスタット15を表す第1の断面調節部材2が調節でき、冷却水循環経路12,14が調節あるいは活性化でき、これによって冷却水温度が調節できる。その場合、通過断面は無段階に調節できるのが有利であり、その結果、それぞれの冷却水循環経路12,14の循環水流量を計量することができ有利となる。
第2の断面調節部材3は暖房熱交換器17の接続口16と協働し、同様に、ここで図示しない通過開口を備え、この開口は断面調節部材3あるいは回転要素6の回転位置に応じて通過断面が開放されるように接続口に一致する。それによって、暖房熱交換器17の冷却水循環経路は同様に断面調節部材2で調節された冷却水循環経路に結合される。そのために断面調節部材2および3は流体力学的に互いに作用結合される。
断面調節部材3と流体力学的に有利な方法で結合される第3の断面調節部材4はオイルクーラ19の冷却水循環経路の接続口18と協働し、そのためここでは同様に図示しない通過開口を備え、この開口は、回転要素7あるいは断面調節部材4の回転位置に応じて開放されるように接続口18に一致し、その結果、オイルクーラ19の冷却水循環経路19は同様に全冷却水循環経路20に取り込まれる。第3の断面調節部材4はここで図示しない冷却水を供給するウォーターポンプに有利な方法で接続される。減速歯車装置8および9に基づき、異なった冷却水循環経路12,14,17および19は互いに独立して全冷却水循環経路20に接続される。その場合、減速歯車装置8および9の減速比は2:1にするのが有利である。
断面調節部材3および4の通過開口は、一定の回転角度でそれぞれの通過断面を完全に開放または閉鎖するように形成されるのが有利である。例えば第1の断面調節部材2が90°の領域を超えて対応する通過断面を調節するように形成される場合は、第2の断面調節部材3のこの通過開口は、断面調節部材3の回転が45°のときに断面調節部材3に属する最大の通過断面が完全に開放または閉鎖されるように形成されなければならない。減速を考慮して、対応して断面調節部材3に当てはまる。
回転滑り弁の作用については図2aから図2dに示す図解に基づいて詳細に説明する。図2aは、互いに角度90°で配置された大冷却水循環経路12および小冷却水循環経路14の接続口11および13を備えた図1の第1の断面調節部材2を概略断面で示す。その場合、矢印21は断面調節部材2の通過開口の出口位置を意味する。この出口位置21で通過開口は大冷却循環経路の接続口11に一致し、その結果、この冷却循環経路が「活性化」する。図2aから2dに示す矢印はそれぞれ通過開口または接続口の位置を表すことに注目されたい。断面調節部材2が位置21’に回転することによって、つまり断面調節部材2の通過開口が位置21’に90°回転することによって、最初に開放された通過断面は閉鎖され、小冷却水循環経路14の接続口13を開放する新しい通過断面が開放される。通過開口および接続口11および13の形成に応じて、通過断面を完全に開放または閉鎖するために断面調節部材2を多かれ少なかれ回転しなければならない。
図2bには、ここで図示しない減速歯車装置8を介して断面調節部材2で駆動される断面調節部材3を概略断面図で示す。断面調節部材3の通過開口の出口位置は矢印22で表し、また暖房熱交換器17の冷却水循環経路の接続口16の位置は矢印22’で表す。断面調節部材2が図2aに示す出口位置21に位置するときは、断面調節部材3は出口位置22に位置する。
断面調節部材を位置21’まで90°回転させると、暗面調節部材3は減速歯車装置に基づいて2:1の減速比で半分、つまり45°回転し位置22’にくる。このとき暖房熱交換器17の冷却水循環経路用には通過断面は開放されない。そのために断面調節部材2あるいは回転要素5は減速歯車装置8の2:1の減速比に基づいて360°回転しなければならず、その結果、図2cに示す位置21’に対応した位置21”となり、その結果、流れ状態においては断面調節部材2には何も変化はない。これに対し、図2dに示すように、断面調節部材3は位置22’から180°回転して位置22”に至り、その結果、断面調節部材3の通過開口は暖房熱交換器17の接続口16に一致する。したがって、この場合、断面調節部材2で開放された通過断面を変化させずに暖房熱交換器17を「活性化」することが可能となる。断面調節部材3の通過開口の有利な形成に基づいて、断面調節部材3によって開放される通過断面を変えることなく、断面調節部材2は通過断面の調節によって流量を調節することができる。同じ原理が、減速歯車装置9を介して互いに作用結合される断面調節部材3および4あるいは回転要素6および7に転用される。ここでは同様に減速が2:1に設定されるので、断面調節部材4は断面調節部材2の回転の1/4しか回転しない。断面調節部材4あるいは回転要素7を例えば180°回転させて、オイルクーラ19を同様に全冷却水循環経路20に接続する必要があるときは、断面調節部材1あるいは回転要素5は720°回転させなければならない。
したがって、自動車の冷却装置の異なった構成部品を互いに独立して冷却水循環経路に接続できるという利点が得られる。この場合、サーボ部材、すなわちサーボモータ10は単に接続するだけでよい。それによって、必要スペースおよび費用に関して利点が得られる。減速歯車装置8および9はその場合、遊星歯車装置、傘歯車装置または平歯車装置として形成されるのが有利である。減速歯車装置8,9を使用することによって、サーボモータ10は確かにより速く回転させる必要があるものの、わずかなトルクしか必要なくなり、その結果、サーボモータ10は同様に有利に小型にすることができる。この場合、サーボモータ10および回転滑り弁1はコンパクトな電気機械組立品を形成する。
図3には発明による3段式回転滑り弁23を斜視図で示す。3段式回転滑り弁23は略球状に形成された2つの断面調節部材24および25を備える。断面調節部材24は円形状の通過開口26を、また断面調節部材25は円形状の通過開口27および別の円形状の通過開口28を備え、これらは上記実施例で述べたように、断面調節部材24,25の回転位置に応じて、ここでは図示しない接続口に一致する。その場合、断面調節部材24および25は回転要素として形成されるのが有利であり、遊星歯車装置29を使用して2:1の減速比で互いに作用結合される。その場合、遊星歯車装置29は断面調節部材24および25に少なくとも部分的に組み込まれるのが有利である。断面調節部材24および25はその端面においてそれぞれ通過開口30,31および32、33を備え、これらは断面調節部材を流体力学的に共通の冷却水循環経路に形成するために、それぞれ回転軸に垂直に配置される。その場合、遊星歯車装置29の内歯車34は通過開口32に形成され、太陽歯車35は遊星歯車36を介してその内歯車34と協働し、その遊星歯車フレームは断面調節部材24に作用結合される。断面調節部材25には、冷却水を適切に流すためウォーターポンプ37が接続される。
断面調節部材24には、接続口に一致する通過開口39を備えた円板状の断面調節部材38が軸方向に接続され、その結果、例えば内燃機関の小冷却水循環経路の冷却水が流れ込む。接続要素38の裏側にはさらにサーボモータ40が配置される。サーボモータ40は断面調節部材38の回転位置を調節し、ここでは見えない遊星歯車装置を介して2:1の減速で断面調節部材24の回転位置を、さらに遊星歯車装置29を介して断面調節部材25の回転位置を調節する。
図4は図3の3段式回転滑り弁23をさらに斜視図で示すが、接続装置41も共に記入する。接続装置41は3つの接続管42,43および44を備え、接続管42および43は直接に断面調節部材24および5に通じ、接続管44からは接続管42,43および44よりも小さい断面の別の接続管45が同様に断面調節部材25に通じる。接続管42,43および45は断面調節部材24,25および38とウォーターポンプ37の一部とを取り囲む流れハウジング46に接続する。ハウジング46の形状は流れが好都合になるよう断面調節部材24,25および38に適合する。接続装置41は取付け要素47を備え、それを使用して接続装置41は例えば内燃機関ハウジングに固定することができる。
サーボモータ40および遊星歯車装置29を使用して断面調節部材24,25および38は回転し、接続管42、43および45の1つおよび通過開口26,28および27の1つによって形成された少なくとも1つの通過断面が開放または閉鎖あるいは調節される。そのとき、図1および2に記入したように調節が行われる。当然、断面調節部材24,25および38の別の形態、例えば発明による回転滑り弁23の領域内で円筒状の断面調節部材24,25および38のような形態も考えられる。図3および4に示す球状の断面調節部材24および25と円板状の断面調節部材38との組合せによって発明による回転調節部材23の有利でコンパクトな実施形態につながる。
図5に発明による回転滑り弁101の別の実施形態を斜視図で示す。回転滑り弁101は駆動面調節部材102および被駆動断面調節部材103を備え、これらはほぼ円筒状に形成され、それぞれ回転軸104の回りに回転自在に支承されて配置されている。言い換えると、断面調節部材102,103は互いに同軸上に整列される。断面調節部材102および103はその端部105あるいは106が近くに隣接して向かい合って配置される。駆動断面調節部材102はその外面107に互いにほぼ向かい合う2つの通過開口108および109を備え、この通過開口はここには図示しない内燃機関の冷却水循環経路の枝管の接続部と協働する。断面調節部材102の回転位置およびそれに伴い通過開口108あるいは109が接続口の1つと重なることによって、通過断面が開放される。断面調節部材102は、回転軸104の回りに断面調節部材102を回転させる、同様にここには図示しないサーボモータに作用結合される。断面調節部材103の外面110は同様に2つの通過開口111,112を備え、これらの開口は上記したように1つ以上の冷却水循環経路の対応する接続口と協働する。媒体、例えば内燃機関の冷却水循環経路の冷却水は例えば回転軸104に沿って断面調節部材に流れ込み、断面調節部材102および103の回転位置に応じて冷却水循環経路の対応する技管に分配される。被駆動断面調節部材103は歯車装置113を介して駆動断面調節部材102によって駆動される。歯車装置113は、回転軸104に平行に延びる回転軸115のまわりに回転自在に支承された歯車114を備える。歯車114は断面調節部材102および103のほぼ外側において向かい合う端部105および106に配置される。歯車装置は本実施形態では1:1の減速比を備える。
図6は端部105を見た斜視図で断面調節部材102および歯車114を示す。断面調節部材102は、その端部105の端面116の周囲領域において、案内軸方向突出部118として形成された複数の案内要素117を備える。案内軸方向突出部118はほぼ円柱状に形成され、その回転軸は回転軸104に平行に配置される。残りの案内要素のない周囲領域には断面調節部材102は部分環状の1つの安全軸方向突出部119を備え、この安全軸方向突出部119は案内軸方向突出部118の最も外側の案内軸方向突出部120に直接接続する。案内軸方向突出部118は断面調節部材102の端面116から安全軸方向突出部119よりもさらに突出する。
図7は端部106を見たさらなる斜視図で断面調節部材103および歯車114を示す。断面調節部材103はその端部106において端面121から突出し全周にわたって分配配置され案内軸方向突出部123として形成された案内要素122を備える。明瞭にする理由から、この場合、案内要素122/案内軸方向突出部123のすべてには符号を付けてはいない。
歯車114のいずれの第2の歯124も図5から7の本実施形態では、駆動断面調節部材102と協働する歯車114側125では軸方向に短かく形成される。断面調節部材103と協働する歯車114側126では歯車114の全歯は同一に形成され、その結果、いずれの歯も断面調節部材103の案内要素122あるいは案内軸方向突出部123と協働できる。したがって、断面調節部材103は常に歯車114に噛み合い、それによって断面調節部材103は歯車114と無関係には回転できない。
案内軸方向突出部118を備えた周囲角度領域に歯車が位置するように駆動断面調節部材102が回転すると、歯車の全歯は案内軸方向突出部118と協働し、その結果、回転運動あるいは力が歯車114に、したがって断面調節部材103にも伝達される。断面調節部材102が案内軸方向突出部118を備えた周囲角度領域外に回転すると、歯車114の短くあるいは狭幅に形成された歯124は軸方向に見て安全軸方向突出部119を外れて噛み合わないが、それに反し、広幅あるいは通常に形成された歯車114の歯127は図6に示すように安全軸方向突出部119と協働する。断面調節部材の回転運動によって広幅の歯127の1つが安全軸方向突出部119の外側の外面128に位置し、その結果、歯車114はこれ以上に回転しない。図6に示す回転位置において広幅の歯127の1つは安全軸方向突出部119の外面128上に位置し、広幅の歯127の別の1つは最も外側の案内軸方向突出部120上に位置する。この場合、その中間にある狭幅歯124は安全軸方向突出部119には軸方向に外れて噛み合わない。短くあるいは狭幅に形成された歯124は安全軸方向突出部119から軸方向に適切な間隔を有する。断面調節部材102が矢印129方向にさらに回転すると、案内軸方向突出部120の外面は好ましくは直接、外面128に移行するので、2番目の広幅の歯127が安全軸方向突出部119の外面128上に位置する。この有利な形成によって断面調節部材102は力が歯車114に伝達されることなく矢印129の方向にさらに回転される。したがって、安全軸方向突出部119および有利に形成された歯車114の歯124、127によって歯車114あるいは断面調節部材103の回転安全装置130が形成される。歯車114は断面調節部材103のいずれの回転位置においても断面調節部材103あるいは断面支持部材の案内要素122に噛み合っているので、歯車114が回転安全装置130で停止しているときは、断面調節部材103は回転しない。
図5ないし7に示すように回転滑り弁101を有利に形成することによって、断面調節部材102および103あるいは断面調節部材102および103で調節可能な通過断面を独自に調節/切り替えることが可能となる。駆動断面調節部材102を1回転させると、案内要素117を備えた周囲領域にほぼ対応する断面調節部材103が作動して回転する。断面調節部材103を1回転させるためには、断面調節部材102は360°回転を数回行わなければならない。特に案内要素117の数によって断面調節部材103の回転角度が決定される。断面調節部材102の案内要素のない周囲領域では断面調節部材102は断面調節部材103に無関係に回転できるので、その結果、通過断面は通過開口108および109を使用して独自に調節することができる。断面調節部材102の案内要素117が歯車114に噛み合っていないときは、断面調節部材103が自動あるいは不本意に回転あるいは切り替えられることが回転安全装置130によって可能になる。断面調節部材102および103あるいは断面調節部材102および103の通過断面の外側に歯車装置113あるいは歯車114を配置することによって、歯車装置113は回転滑り弁101内を流れる媒体/冷却剤で運ばれる塵から有利に保護される。
ここには図示しないさらに好ましい実施形態において、断面調節部材103に接続し、歯車装置113に相当する歯車装置を介して断面調節部材103に作用結合される少なくとも1つの別の断面調節部材が設けられる。この場合、断面調節部材103は別の断面調節部材に対しては駆動断面調節部材となり、したがって端部106に向かい合う端部が断面調節部材102の端部105に対応して形成され、この場合、また断面調節部材102の案内要素を備える周囲角度領域は当然変えることができる。歯車装置113は伝達または減速歯車装置として形成することも当然考えられる。基本的には上記したように多数の任意の断面調節部材は互いに作用結合されるが、この場合、通過断面の個々の調節には1つのサーボモータで十分である。ここに示す案内軸方向突出部118あるいは123に代えて案内要素117,122を歯車として形成することもできる。
図8に回転自在に支承された滑り部材202と基本部材203とを備えた回転滑り弁201を示す。この場合、滑り部材202は軸205の回りに回転自在に支承されるほぼ筒状の断面調節部材204として形成される。基本部材203は断面調節部材204の半径方向に向かうほぼ円筒状の短管206によって形成される。断面調節部材204に向く端部207において短管206あるいは基本部材203は断面調節部材204に適合した形状を備える。その際、短管206と断面調節部材204との間に設けたばね要素208およびシール手段209は、シール手段209のパッキン溝210がばね要素208で付勢されて断面調節部材204に押し付けられるように配置される。ばね要素208およびシール手段209あるいはパッキン溝210は環状に形成され、ここでは図示しない基本部材203の通過断面を取り囲む。図8ですでに述べた要素には図9ないし11において同一の符号を付す。
図9はパッキン溝210を斜視図で示す。この場合、パッキン溝210はテフロン(登録商標)で構成されたU型のパッキン溝210で形成され、その場合、内側のパッキン溝壁211を作る辺212および外側のパッキン溝壁213を作る辺214はパッキン溝底215と一体に結合される。その場合、U型パッキン溝210はテフロン(登録商標)で作るのが好ましい。
図10は別の斜視図でシール手段209の一部を示すが、U型パッキン溝210には例えばリップパッキン216が挿入される。その場合、リップパッキン216およびU型パッキン溝210はシール手段209を形成する。リップパッキン216はエラストマー材料で作るのが有利である。図10ではリップパッキン216は切断状態で示されるので、その断面がよく分かる。異なった材料(エラストマー/テフロン(登録商標))によってパッキン溝壁211および213はリップパッキン216よりも硬く形成される。その場合、ここでは図示しない無負荷あるいは力のかからない状態では、リップパッキンとパッキン溝壁211および213との間に横間隔が示される。
図11はシール手段209の一部を示し、図10に示すようにリップパッキン216のほかに、パッキン溝210も断面で示される。リップパッキン216が運動、移動あるいは変形できるように、パッキン溝壁211および213に対するリップパッキン216の横間隔によってリップパッキン216は両方向に運動遊び間隔が与えられる。パッキン溝壁211および213の先端217および218は回転滑り弁201に組み立てられた状態で同様に図8に示すように断面調節部材204に密着するのが有利である。
滑り部材202あるいは断面調節部材204は外面に形成された複数の断面調節部材・通過断面219,220および221を備える。断面調節部材204はその端面に流れ媒体の接続管用の開口222および223を備える。断面調節部材・通過断面219,220および221は矢印224の方向に回転運動させることによって、短管206に形成された基本部材・通過断面に重なる位置に持ってこられる。基本部材・通過断面を通り短管206あるいは基本部材203を通って液体状または気体状の媒体は流れる。その場合、重なる断面は回転滑り弁201の調節された通過断面を形成する。この実施形態において回転角度が約90°になるとシール手段209は断面調節部材204の外面に形成された開口220に来る。シール手段209を有利に形成することによってリップパッキン216の引っ掛かりおよび/または裏返しが阻止される。パッキン溝壁211および213はリップパッキン216よりも硬く形成されているので、断面調節部材204の回転運動によってリップパッキン216がパッキン溝壁211または213の1つに押し付けられてもリップパッキン216は対応するパッキン溝壁(211または213)によって支持される。有利なシール手段209によって媒体の漏洩は簡単な方法で阻止され、リップパッキン216の引っ掛かりおよび/または裏返しが阻止される。図示した短管206に代えて基本部材203は断面調節部材204を取り巻く、あるいは備える回転滑り弁・ハウジングとして形成することもできる。圧縮ばねとして適切に形成されたばね要素207によってパッキン溝210および、したがってリップパッキン216も同様に断面調節部材204に押し付けられ、その結果、全周で均一にシール作用が達成される。
リップパッキン216およびパッキン溝210の硬度を調節するための材料選択に代えて、リップパッキン216あるいはパッキン溝210の形状によってそれぞれの硬度に影響を与えることも同様に考えられる。
以上に記載したシール手段209は、図示しない別の実施形態において、図1ないし7に記載した少なくとも1つの回転滑り弁のシール手段として設けるのが有利である。
図12は発明による回転滑り弁301の別の実施形態を概略断面で示す。回転滑り弁301は基本部材302とその中に回転自在に支承された断面調節部材303とを備える。断面調節部材303は前述の諸図面の断面調節部材のように空洞に形成され、その外面には通過開口304を備え、この通過開口304は断面調節部材303の一定の回転角度位置において基本部材302の通過開口305と重なる領域を作る。しかし、ここに図示する断面調節部材303の回転角度位置においては断面調節部材303の通過開口304が通過開口305に通じていない位置となっている。回転滑り弁301の作動において、例えば冷却水は、開口307を備えた断面調節部材303の端面308を通って矢印306の方向から断面調節部材303内に流れ込み、通過開口304と305とが対応する重なる領域となるときに矢印309の方向に流出する。不本意に冷却水が回転滑り弁から流出しないように、通過開口305の領域において断面調節部材303と基本部材302との間にシール手段310が挿入される。この場合、シール手段310は前述の諸図面のシール手段209に従って形成するのが有利である。
さらに断面調節部材303は2つのシャフト部分311および312を備え、シャフト部分311は端面308に配置され、シャフト部分312は端面308に向かい合う断面調節部材303の端面313に配置される。シャフト部分311および312の直径は断面調節部材303の外面314の直径よりも小さい。基本部材302は、シャフト部分311および312と共にそれぞれ滑り軸受317あるいは318を形成する2つの軸受を備える。したがって、断面調節部材303は基本部材302の両側において滑り軸受317,318で回転自在に支承される。
その場合、断面調節部材303は基本部材302と半径方向に間隔を保つように基本部材内に配置される。これは、断面調節部材303の周囲にわたって、断面調節部材303の外面314と基本部材302の内面との間に間隔aが存在することを意味する。間隔aは、冷却水循環経路に入り込んで存在する固形体で定まる寸法が断面調節部材303と基本部材302との間に挟まらないように選択するのが有利となる。間隔aの寸法に応じてシール手段310の高さが選択され、その結果、シール手段310は常に断面調節部材303および基本部材302に密着する。断面調節部材303の両側の軸受によって、作動中に一方では断面調節部材303が引っ掛かって動かなくなったり傾いたりせず、他方では固形体が断面調節部材303と基本部材302との間に集まり、および/または挟まらないことが保証される。言い換えると、断面調節部材303は基本部材302内のシャフトによってこのために少なくとも半径方向に間隔を保って配置される。
基本部材302に対する断面調節部材303の軸方向の間隔は例えば、シャフト部分312上のシャフト肩319および/または基本部材302の当り止め320,321によって形成することができる。
図13は図12の断面A−Aに対応する断面調節部材303の端面308の上面図で回転滑り弁301を示す。この場合、断面調節部材303と基本部材302との間の全周にわたって間隔aがあることが明瞭に分かる。
図12および13に記入した基本部材302内の断面調節部材303の収容あるいは配置は当然、図1ないし11に示した回転滑り弁に対応して使用することができる。
1 3段式回転滑り弁
2 断面調節部材
3 断面調節部材
4 断面調節部材
5 回転要素
6 回転要素
7 回転要素
8 減速歯車装置
9 減速歯車装置
10 サーボモータ
11 接続口
12 大冷却水循環経路
13 接続口
14 小冷却水循環経路
15 サーモスタット
16 接続口
17 暖房熱交換器
18 接続口
19 オイルクーラ
20 全冷却水循環経路
21 出口位置
21’ 位置
21” 位置
22 出口位置
22’ 位置
22” 位置
23 3段式回転滑り弁
24 断面調節部材
25 断面調節部材
26 開口
27 開口
28 開口
29 遊星歯車装置
30 通過開口
31 通過開口
32 通過開口
33 通過開口
34 内歯車
35 太陽歯車
36 遊星歯車
37 ウォーターポンプ
38 断面調節部材
39 通過開口
40 サーボモータ
41 接続装置
42 接続管
43 接続管
44 接続管
45 接続管
46 ハウジング
47 取付け要素
101 回転滑り弁
102 断面調節部材
103 断面調節部材
104 回転軸
105 端部
106 端部
107 外面
108 通過開口
109 通過開口
110 外面
111 通過開口
112 通過開口
113 歯車装置
114 歯車
115 回転軸
116 端面
117 案内要素
118 案内軸方向突出部
119 安全軸方向突出部
120 最外部の案内軸方向突出部
121 端面
122 案内要素
123 案内軸方向突出部
124 歯
125 面
126 面
127 歯
128 外面
129 矢印
130 回転安全装置
201 回転滑り弁
202 滑り部材
203 基本部材
204 断面調節部材
205 軸
206 短管
207 端部
208 ばね要素
209 シール手段
210 U型パッキン溝
211 パッキン溝壁
212 辺
213 パッキン溝壁
214 辺
215 パッキン溝底
216 リップパッキン
217 先端
218 端
219 断面調節部材・通過断面
220 断面調節部材・通過断面
221 断面調節部材・通過断面
222 開口
223 開口
301 回転滑り弁
302 基本部材
303 断面調節部材
304 通過開口
305 通過開口
306 矢印
307 開口
308 端面
309 矢印
310 パッキン
311 シャフト部分
312 シャフト部分
313 端面
314 外面
315 軸受
316 軸受
317 滑り軸受
318 滑り軸受
319 シャフト肩
320 当り止め
321 当り止め
a 間隔

Claims (43)

  1. 燃機関の複数の枝管を備えた冷却水循環経路用の複数の断面調節部材を有する回転滑り弁において、
    断面調節部材(2,3,4;24,25,38;102,103)で互いに連結された少なくとも1つの装置によって断面調節部材(2,3,4;24,25,38;102,103)間で異なった回転角度が生じ
    少なくとも1つの駆動断面調節部材(102)と、歯車装置(113)として形成された装置を介して前記駆動断面調節部材(102)によって駆動される少なくとも1つの断面調節部材(103)とを備え、前記歯車装置(113)はいずれの断面調節部材(102,103)の案内要素(117,122)とも協働する少なくとも1つの歯車(114)を備え、
    被駆動断面調節部材(103)の案内要素(122)は全周にわたって、駆動断面調節部材(102)の案内要素(117)は少なくとも一部の周囲角度領域のみにわたって分配配置される
    ことを特徴とする回転滑り弁。
  2. 前記装置は回転歯車装置であることを特徴とする請求項1に記載の回転滑り弁。
  3. 断面調節部材(2,3,4;24,25,38)はそれぞれ前記回転歯車装置を介して互いに作用結合され異なった回転要素(5,6,7)に配属されることを特徴とする請求項2に記載の回転滑り弁。
  4. 前記回転歯車装置は減速歯車装置(8,9)として形成されることを特徴とする請求項2または3に記載の回転滑り弁。
  5. 前記回転歯車装置は伝達歯車装置として形成されることを特徴とする請求項2ないし4のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  6. 2つまたは3つの前記回転要素(5,6,7)が存在することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  7. 回転滑り弁(1,23)は自動車の空気調和要素であることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  8. 第1の回転要素(5)の断面調節部材(2)はサーモスタットとして形成されることを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  9. 第2の回転要素(6)の断面調節部材(3)は暖房熱交換器・調節器として形成されることを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  10. 第3の回転要素(7)はオイルクーラ循環経路・調節器として形成されることを特徴とする請求項3ないし7のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  11. 少なくとも2つの断面調節部材(2,3,4;24,25,38)は流体力学的に互いに結合されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  12. 第1の回転要素(5;24)はサーボモータ(10;40)を使って駆動されることを特徴とする請求項3ないし11のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  13. 前記回転歯車装置は遊星歯車装置(29)、傘歯車装置または平歯車装置として形成されることを特徴とする請求項2ないし12のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  14. 断面調節部材(2,3,4)は回転要素(5,6,7)と一体に形成されることを特徴とする請求項3ないし13のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  15. 案内要素(117,122)は断面調節部材(102,103)の互いに向かい合う端部(105,106)に配置されることを特徴とする請求項に記載の回転滑り弁。
  16. 案内要素(117,122)は案内軸方向突出部(118,123)として形成されることを特徴とする請求項1ないし15のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  17. 歯車(114)の回転軸(115)は断面調節部材(102,103)の回転軸(104)に平行に延びることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  18. 歯車装置(113)は回転安全装置(130)を備えることを特徴とする請求項1ないし17のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  19. 回転安全装置(130)は少なくとも1つの歯車(114)と駆動断面調節部材(102)とによって形成されることを特徴とする請求項18に記載の回転滑り弁。
  20. 駆動断面調節部材(102)は少なくとも1つの案内しない周囲角度領域において環状の安全軸方向突出部(119)を備えることを特徴とする請求項1ないし19のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  21. 案内軸方向突出部(118)は安全軸方向突出部(119)よりも軸方向にさらに突出することを特徴とする請求項16ないし20のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  22. 歯車(114)のいくつかの歯(124)は、駆動断面調節部材(102)と協働する歯車(114)の側(125)を軸方向に短かく形成されることを特徴とする請求項1ないし21のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  23. 広幅の歯(127)は一定の回転位置において安全軸方向突出部(119)と協働することを特徴とする請求項1ないし22のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  24. 狭幅の歯(124)は安全軸方向突出部(119)から軸方向に間隔を保つことを特徴とする請求項1ないし22のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  25. 歯車装置(113)は断面調節部材(102,103)の流れ断面の外側に配置されることを特徴とする請求項1ないし24のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  26. 歯車装置(113)は1:1の伝達装置を備えることを特徴とする請求項1ないし25のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  27. 歯車装置(113)は伝達歯車装置または減速歯車装置であることを特徴とする請求項1ないし26のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  28. 求項1に記載の回転滑り弁であって、回転自在に支承された少なくとも1つの断面調節部材と、少なくとも1つのシール手段を中間に取り付けて断面調節部材に密着する基本部材とを備え、
    シール手段(209)は少なくとも1つのパッキン溝壁(211,213)と、そこに隣接配置されたリップパッキン(216)とを備え、パッキン溝壁(211,213)はリップパッキン(216)よりも硬く形成される
    ことを特徴とする回転滑り弁。
  29. パッキン溝壁(211,213)はリップパッキン(216)よりも硬い、あるいは弾性の少ない材料で構成されることを特徴とする請求項28に記載の回転滑り弁。
  30. リップパッキン(216)の両側にパッキン溝壁(211,213)が隣接することを特徴とする請求項28または29に記載の回転滑り弁。
  31. パッキン溝壁(211,213)はU型パッキン溝(210)の辺(212,214)で形成され、かつ、U型パッキン溝(210)の内側にリップパッキン(216)があることを特徴とする請求項28ないし30のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  32. パッキン溝壁(211,213)はL型パッキン溝(210)の辺(212,214)で形成され、かつ、リップパッキン(216)は別の辺(212,214)に配置されることを特徴とする請求項28ないし30のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  33. パッキン溝(219)と基本部材(203)との間にばね要素(208)が配置されることを特徴とする請求項28ないし32のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  34. リップパッキン(216)は荷重のない状態で1つまたは複数のパッキン溝壁(211,213)と1つあるいは複数の横間隔を保つことを特徴とする請求項28ないし33のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  35. 1つおよび/または複数のパッキン溝壁(211,213)はテフロン(登録商標)で構成されることを特徴とする請求項28ないし34のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  36. リップパッキン(216)はエラストマー材料で構成されることを特徴とする請求項28ないし35のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  37. 燃機関の冷却水循環経路用の、請求項1に記載され、基本部材内で回転自在に支承された少なくとも1つの断面調節部材を備えた回転滑り弁において、
    断面調節部材(303)は少なくとも半径方向において基本部材(302)から間隔を保って配置されることを特徴とする回転滑り弁。
  38. 間隔(a)の寸法は、冷却水循環経路内に入り込んで存在する固形体で決まる寸法が断面調節部材(303)と基本部材(302)との間に挟まらないように選択されることを特徴とする請求項37に記載の回転滑り弁。
  39. 断面調節部材(303)は少なくとも1つのシャフト部分(311,312)、2つのシャフト部分(311,312)を備え、それを使って断面調節部材(303)が基本部材(302)に回転自在に支承されることを特徴とする請求項37または38に記載の回転滑り弁。
  40. シャフト部分(311,312)は断面調節部材(303)の端面(308,313)に配置されることを特徴とする請求項39に記載の回転滑り弁。
  41. シャフト部分(311,312)の直径は断面調節部材(303)の直径よりも小さいことを特徴とする請求項39または40に記載の回転滑り弁。
  42. 断面調節部材(303)と基本部材(302)との間に、請求項28に記載された少なくとも1つのシール手段(310)を介在することを特徴とする請求項37ないし41のいずれか1項に記載の回転滑り弁。
  43. 回転滑り弁(1,23,101,201,301)を駆動する電気駆動装置を設けることを特徴とする請求項1ないし42のいずれか1項に記載の回転滑り弁を備えた電気機械組立品。
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