JP5015630B2 - 建築用シャッター装置の取り付け方法 - Google Patents
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Description
しかも、前記従来のものは、シャッターユニットの重心を考慮すると、シャッターカーテンが巻装される巻き取りドラム部位が重く、クレーンで吊持したときの自然垂下状態において、固定部材の下端部が上動して傾斜姿勢となることが想定され、図示されているように、固定部材が垂直な姿勢を維持することはできないと考えられる。このように、傾斜姿勢となった状態で吊持された固定部材を躯体垂直面に固定しようとした場合、固定作業の以前の段階で固定部材を躯体垂直面に沿わせるべく固定部材を傾斜姿勢から垂直姿勢に強制的に変姿させなければならず、該変姿作業は、作業者が自力で、しかも、高所で行わなければならないうえ巻き取りユニット自体が重いことから、作業が困難で設置時間の短縮が充分に図れないばかりでなく、多数の作業員による作業が必要になるという問題がある。
さらに、前記従来のものでは、アームに連結されたワイヤを固定部材の長尺方向二箇所に連結して吊持して持ち上げる構成であるため、シャッターユニットの長尺方向の長さが長くなると一層バランスが取りにくく、固定部材を躯体に沿ってセットする高所作業が一層難しくなるという問題があり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、持ち上げ手段はフォークリフトであり、調整手段はチェーンブロックである請求項1に記載の建築用シャッター装置の取り付け方法である。
請求項2の発明とすることにより、簡単に本発明の取り付け方法を実現することができる。
図面において、1は建築物に建付けられる重量シャッターのシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、左右方向長尺状のスラット1aを上下方向に複数連装して構成されている。前記シャッターカーテン1は巻き取りドラム2に巻装されており、該巻き取りドラム2は、開口部上部の左右の躯体側面に一体的に設けられる支持ブラケット3に回転自在に支持されるように設定されている。そして、シャッターカーテン1は、支持ブラケット3に設けられ、巻き取りドラム2に連動連結される開閉機4の正逆駆動に伴い、巻き取りドラム2が正逆回転し、これによって、巻き取りドラム2から巻き出し、巻き取りがなされ、シャッターカーテン1の左右両側部が開口部左右両側部の躯体側に配された左右一対のガイドレール5に移動案内を受ける状態で上下昇降動し、開口部の開閉をするように設定されており、これらの基本構成は従来通りとなっている。
尚、6は巻き取りドラム2を収容するシャッターケースである。
一方、設置現場のシャッターカーテン1を取り付ける部位であって、開口部を構成する躯体(例えば柱)上部の互いに対向する左右両側面には、予め鉄板からなる上下一対の補助プレート7をそれぞれ埋設し、これら補助プレート7に、支持ブラケット3を支持するためのアングル材(本発明の支持部材に相当する)8を設けるように設定されている。前記各アングル材8は、L字形に折曲形成された金属材で構成されており、一方片部8aを溶着等の固定手段を介して補助プレート7に固定することにより、アングル材8の他方片部8bが本発明の係止受け片となって躯体側面から内側(開口部側)に向けて突出するように設けられている。
一方、一対の支持ブラケット3は、それぞれ矩形状のプレート部3aの上下縁部に躯体側面側に向けて延出する上下係止片3b、3cが一体形成されており、プレート部3aの中央部に、軸受けユニット3dが設けられている。前記軸受けユニット3dは、巻き取りドラム2の回転軸2aが連結されることにより、回転軸2aを回転自在に軸承するように構成されており、これによって、支持ブラケット3は、ドラムユニットUに組み込まれた状態では、回転軸2aに対して相対回転自在となるように設定されている。
尚、図1において、図面向かって左側の支持ブラケット3に設けられる軸受けユニット3dには従動スプロケット3eが設けられており、該従動スプロケット3eは、回転軸2aの左端部に対して一体回転する状態で連結されるように設定されている。
まず、ドラムユニットUを、躯体側面(柱の側面)に設けた各アングル材8の直下ではなく、各アングル材8の一方(本実施の形態では、図1の図面向かって手前側)に偏寄した位置にセット(移送)する。そして、図6に示すように、ドラムユニットUの長尺方向略中央部であって、移送用台車10のあいだに位置するドラムユニットUの手前側に本発明の持ち上げ手段に相当するフォークリフト12を用意し、該フォークリフト12の作業部12aをドラムユニットUの下側に差し入れて、該作業部12aを上動させることによりドラムユニットUを持ち上げ状に支持する。このとき、作業部12a上には、移送用台車10の上部にセットした落下防止台11と同様の落下防止台11が載置されており、これによって、ドラムユニットUは安定した状態で作業部12aに支持されるように設定され、後述するように、作業部12aの上動操作に基づいてドラムユニットUの上動作動をする場合に、ドラムユニットUの落下防止がなされて円滑に上動させることができるように設定されている。
また、ドラムユニットUは、前述したように、カーテンユニットC部位をフォークリフト12およびチェーンブロック13とにより姿勢調整しながら持ち上げられることになり、このとき、カーテンユニットCに設けられる支持ブラケット3は巻き取りドラム2に対して相対回転することが考えられるが、支持ブラケット3はカーテンユニットCの重量バランスを崩すような重さではないので、ドラムユニットUの前記支持姿勢を変えることはない。
尚、14はチェーンブロック13の操作チェーン13bを操作する作業員が搭乗する上下移動自在なバケットであって、該バケット14には複数の作業員が搭乗することも可能であり、フォークリフト12の上動位置にあわせて適宜上下動操作することができる。
また、本実施の形態では、調整手段としてチェーンブロックを用いているが、ホイスト等の巻き上げ装置を用いる構成としてもよい。
尚、左右の支持ブラケット3は、巻き取りドラム2の回転軸2aに対して相対回転自在に設けられているので、ドラムユニットUを上動させる状態では、回転軸2aに対して自由に回転して、上下係止片3b、3cが上下に位置する状態が保持されるとは限らないが、この場合では、所定の上動位置に達した状態でドラムユニットU自体の姿勢を変えることなく、支持ブラケット3を回転させることで、上下係止片3b、3cを簡単にアングル材8に対向させることができ、ドラムユニットUの取り付け作業を一層容易に行うことができるように設定されている。
さらに、このものでは、巻き取りドラム2と、該巻き取りドラム2に巻装したシャッターカーテン1と、巻き取りドラム2の左右両端部の支持ブラケット3とによりドラムユニットUを構成し、該ドラムユニットUを、フォークリフト12による持ち上げと、該フォークリフト12による持ち上げ部の左右外側部にそれぞれ配した一対のチェーンブロック13による姿勢調整しながらの吊り上げとにより、持ち上げ作動が補助される状態で上動するようにしたので、従来の吊り下げるだけの状態で上動させる場合よりも、姿勢が安定して位置決めが容易になるばかりでなく、ドラムユニットUが長いものであっても安定した姿勢を保持した状態で、しかも、円滑に上動させることができる。そのうえ、ドラムユニットUは、支持ブラケット3を躯体側面のアングル材8に支持させる構成としたので、躯体への固定作業が容易になり、ドラムユニットUを精度よく躯体に取り付けることができるばかりでなく、取り付けの作業時間を短縮することができる。
しかも、このものにおいて、フォークリフト12によりドラムユニットUを持ち上げた状態において、チェーンブロック13による操作がなされるので、チェーンブロック13の操作に基づくドラムユニットUの姿勢調整を、小さい力で行うことができて、高所作業でありながら少ない作業員でも作業性よく調整することができる。
2 巻き取りドラム
2a 回転軸
3 支持ブラケット
3b 係止片
3d 軸受けユニット
4 開閉機
7 補助プレート
8 アングル材
10 移送用台車
11 落下防止台
12 フォークリフト
13 チェーンブロック
14 バケット
U ドラムユニット
Claims (2)
- シャッターカーテンが巻装される巻き取りドラムを、躯体開口部の上方に回転自在に支持してなる建築用シャッター装置において、躯体開口部の両側面に、巻き取りドラムを支持する左右一対の支持部材を固定する一方、巻き取りドラムにシャッターカーテンを巻装するとともに、巻き取りドラムの左右両端部に、該巻き取りドラムに対して相対回転自在となる支持ブラケットをそれぞれ設けてドラムユニットを形成し、該ドラムユニットの左右の支持ブラケットを躯体開口部両側面の支持部材にそれぞれ仮保持状に支持して固定するにあたり、各支持ブラケットには躯体開口部の側面側に向けて突出する上下一対の係止片がそれぞれ形成され、各支持部材には開口部側に突出する上下一対の係止受け片がそれぞれ形成されたものとし、前記ドラムユニットを、中央部を持ち上げる持ち上げ手段と、該持ち上げ部の左右外側部を吊り上げる調整手段とにより姿勢調整しながら持ち上げて、各支持ブラケットの上下の係止片を、対応する支持部材の上下の係止受け片にそれぞれ上側から載置して仮保持し、固定するようにした建築用シャッター装置の取り付け方法。
- 持ち上げ手段はフォークリフトであり、調整手段はチェーンブロックである請求項1に記載の建築用シャッター装置の取り付け方法。
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