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JP4197325B2 - 作業装置及び機械式駐車設備の製造方法 - Google Patents

作業装置及び機械式駐車設備の製造方法 Download PDF

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JP4197325B2 JP2005192964A JP2005192964A JP4197325B2 JP 4197325 B2 JP4197325 B2 JP 4197325B2 JP 2005192964 A JP2005192964 A JP 2005192964A JP 2005192964 A JP2005192964 A JP 2005192964A JP 4197325 B2 JP4197325 B2 JP 4197325B2
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Description

本発明は、機械式駐車設備の施工に関するものである。
近年、機械装置を用いて車両を搬送、駐車させる機械式駐車設備が普及している。特に、車両を格納する車両格納庫を複数の階層に設ける、いわゆる立体式の機械式駐車設備は、敷地面積に対して多くの車両を格納できるので、都市部では多く用いられている。特許文献1には、垂直循環式立体駐車場等の建築工事用の足場として用いる立体駐車場建設用作業ゴンドラが開示されている。
特許第2934567号公報
しかし、特許文献1に開示されている技術では、専用かつ床面積の大きいゴンドラを使用するため、ゴンドラの搬入、組み立てに手間を要する。また、ゴンドラは駐車設備に応じた専用品となるため、作業性、汎用性が悪くなる。このため、汎用のゴンドラを用いるという方法もあるが、汎用ゆえに、揺れの発生、車両格納庫とゴンドラとの隙間が大きい等、機械式駐車設備の施工には適さず、作業性を低下させる。一方、特許文献1には、車載ゲージを用いて施工する方法も開示されている。この方法では、車載ゲージの質量と釣り合わせるためカウンターウェイトが必要であるが、このカウンターウェイトの取り扱いが困難であり、作業性を低下させる。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、機械式駐車設備の施工において、作業効率を向上させることのできる作業装置及び機械式駐車設備の製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る作業装置は、機械式駐車設備に備えられて、車両の搬送に用いられる搬器と、前記搬器に取り付けられて、鉛直方向上方から吊り下げられた懸吊索を引き込み、また送り出すことにより、前記搬器を昇降させる昇降装置と、を含んで構成されることを特徴とする。
この作業装置は、機械式駐車設備が備える搬器に昇降装置を搭載して構成される。機械式駐車設備が備える搬器は、機械式駐車設備に合わせて設計されているので、車両格納庫と作業装置との隙間を最小限に設定できる。また、搬器は、これをガイドするための部材によって、その昇降がガイドされる。これによって、機械式駐車設備の構造物を組み付ける作業時においては、作業装置の揺れを極小にできる。これらの作用によって、この作業装置は、機械式駐車設備の構造物を組み付ける際の作業効率を向上させることができる。
次の本発明に係る作業装置は、前記作業装置において、前記昇降装置は、前記搬器が車両を搬送する際に用いる昇降用索の前記搬器に対する取り付け位置よりも、前記搬器の内側に配置されることを特徴とする。
この作業装置は、前記作業装置の構成を備えるので、前記作業装置の奏する作用、効果を奏する。さらに、この作業装置は、搬器に取り付けられる昇降用索の取り付け位置よりも内側に昇降装置が配置される。これによって、昇降装置と機械式駐車設備の構造物との干渉を防止して、作業装置は施工途中の機械式駐車設備の内部を円滑に移動できるので、作業効率が向上する。
次の本発明に係る作業装置は、前記作業装置において、前記搬器と前記昇降装置とは、昇降装置取付部材を介して取り付けられるとともに、前記搬器は、前記昇降装置取付部材に対して回動可能に取り付けられることを特徴とする。
この作業装置は、前記作業装置の構成を備えるので、前記作業装置の奏する作用、効果を奏する。さらに、この作業装置は、搬器に取り付けられる接続部材に対して、回動可能に取り付けられる。これによって、作業装置と、搬器をガイドするための部材とのずれを許容できる。
次の本発明に係る作業装置は、前記作業装置において、安全索を支持する安全索支持部材が、前記搬器に取り付けられることを特徴とする。
この作業装置は、前記作業装置の構成を備えるので、前記作業装置の奏する作用、効果を奏する。さらに、この作業装置は、作業装置を構成する搬器に安全索支持部材を取り付けるので、安全索支持部材を強固に固定することができる。その結果、極めて高い安全性を確保できる。
次の本発明に係る作業装置は、前記作業装置において、前記安全索支持部材は、複数の安全索を交差させないで取り付けることを特徴とする。
この作業装置は、前記作業装置の構成を備えるので、前記作業装置の奏する作用、効果を奏する。さらに、この作業装置では、安全索支持部材に、複数の安全索が互いに交差しないで取り付けられる。これによって、作業者が作業装置の作業床上を往来する際においては、当該作業者が装着する命綱と、他の作業者が装着する命綱との干渉を最小限に抑えることができるので、作業効率がより向上する。
次の本発明に係る作業装置は、前記作業装置において、作業用の床板と前記搬器とを固定する床板支持部材を介して前記床板を前記搬器に取り付けるとともに、前記床板支持部材が、前記床板に設けられる手すりのうち少なくとも一部の支持を兼ねることを特徴とする。
この作業装置は、前記作業装置の構成を備えるので、前記作業装置の奏する作用、効果を奏する。さらに、この作業装置では、床板支持部材が、作業者が搭乗する床板に設けられる手すりのうち少なくとも一部の支持を兼ねる。これによって、パレットに取り付けられる手すりは、床板支持部材を介して搬器に支持される。その結果、搬器によって手すりを強固に支持することができるので、安全性が向上する。
次の本発明に係る作業装置は、前記作業装置において、前記搬器に搭載され、前記搬器によって搬送されるパレットを、前記作業用の床板とすることを特徴とする。
この作業装置は、前記作業装置の構成を備えるので、前記作業装置の奏する作用、効果を奏する。さらに、この作業装置では、車両を搬送するパレットを、前記作業装置の床板とする。これによって、パレット式の機械式駐車設備においては、作業装置の床板を別個に容易する必要はないので、輸送コストの低減、及び搬器及びパレットの利用による資源の有効活用を図ることができる。
次の本発明に係る機械式駐車設備の製造方法は、機械式駐車設備を製造するにあたり、前記機械式駐車設備で車両を搬送するために用いる搬器に、鉛直方向上方から吊り下げられた懸吊索を介して前記搬器を昇降させる昇降装置を取り付けた作業装置を組み立てる手順と、前記作業装置を用いて、機械式駐車設備の構造物を取り付ける手順と、を含むことを特徴とする。
この機械式駐車設備の製造方法は、機械式駐車設備が備える搬器に昇降装置を搭載して構成される作業装置を用いて、機械式駐車設備を施工する。機械式駐車設備が備える搬器は、機械式駐車設備に合わせて設計されているので、車両格納庫と作業装置との隙間を最小限に設定できる。また、搬器は、これをガイドするための部材によって、その昇降がガイドされる。これによって、機械式駐車設備の構造物を組み付ける作業時においては、作業装置の揺れを極小にできる。これらの作用によって、この作業装置は、機械式駐車設備の構造物を組み付ける際の作業効率を向上させることができる。
次の本発明に係る機械式駐車設備の製造方法は、機械式駐車設備を製造するにあたり、前記機械式駐車設備で車両を搬送するために用いる搬器のガイドとなる搬器ガイド用部材を据え付けるとともに、前記機械式駐車設備の天井部分を設ける手順と、前記天井部分から吊り下げられた懸吊索を介して前記搬器を昇降させる昇降装置を前記搬器に取り付けて構成される作業装置を、前記懸吊索に取り付ける手順と、前記作業装置を用いて、前記機械式駐車設備の車両格納庫に設けられて、直接又は間接的に前記車両の出し入れをガイドするガイド装置を取り付け、また前記ガイド装置の位置を調整する手順と、前記機械式駐車設備の外装を取り付ける手順と、を含むことを特徴とする。
この機械式駐車設備の製造方法は、機械式駐車設備が備える搬器に昇降装置を搭載して構成される作業装置を用いて、機械式駐車設備を施工する。機械式駐車設備が備える搬器は、機械式駐車設備に合わせて設計されているので、車両格納庫と作業装置との隙間を最小限に設定できる。また、搬器は、これをガイドするための部材によって、その昇降がガイドされる。これによって、機械式駐車設備の構造物を組み付ける作業時においては、作業装置の揺れを極小にできる。これらの作用によって、この作業装置は、機械式駐車設備の構造物を組み付ける際の作業効率を向上させることができる。また、車両格納庫が備えるガイド装置を組み付け、調整する際には、作業装置を構成する搬器を基準体として利用できるので、作業性が向上する。さらに、搬器を利用した作業装置を用いることにより、機械式駐車設備の外装を施工する前に、前記ガイド装置の組み付け、調整ができるので、前記組み付け等の作業効率は極めて高くなる。
この発明に係る作業装置及び機械式駐車設備の製造方法は、機械式駐車設備の施工において、作業効率を向上させることができる。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この発明を実施するための最良の形態(以下実施形態という)によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
(実施形態1)
実施形態1に係る作業装置は、車両を搭載して所定の車両格納庫まで前記車両を搬送する搬器に、懸吊索を巻き上げ、あるいは送り出す昇降装置を取り付けて構成されて、機械式駐車設備の施工に用いる点に特徴がある。まず、機械式駐車設備の構成を説明する。
図1は、機械式駐車設備の一例を示す正面図である。この機械式駐車設備1は、上下移動する搬器3によって、車両6が搭載されたパレット5を車両格納庫4PRまで搬送し、複数の階に振り分けて格納する、いわゆるエレベータ式の機械式駐車設備である。機械式駐車設備1は、建屋1T内が複数階に分かれており、各階に車両6を格納するための車両格納庫PRが設けられる。各車両格納庫PRには、パレット5を載置するローラーレール4Rが備えられている。そして、車両6を搭載したパレット5が前記ローラーレール4R上に載置される。
車両6を搭載したパレット5は、搬器3によって各車両格納庫PRへ搬送される。ここで、搬器とは、車両を搭載し、昇降する受台をいう。搬器3は、これに接続された昇降用索である昇降用ワイヤ9が搬器昇降駆動装置2によって巻き取られたり送り出されたりすることによって、車両乗り入れ位置LPと各車両格納庫PRとの間を移動する。車両6は、機械式駐車設備1の車両乗り入れ位置LPでパレット5上に乗り入れる。搬器3は、車両6を搭載したパレット5を支持しながら、搬器昇降駆動装置2によって所定の車両格納庫PRまで搬送される。なお、昇降用ワイヤ9の代わりにチェーン等を使用してもよい。
昇降用ワイヤ9の一端には搬器3が取り付けられるが、搬器3が取り付けられていない昇降用ワイヤ9の一端には、カウンターウェイト2Wが取り付けられる。カウンターウェイト2Wの質量は、搬器3の質量とパレット5の質量との和とほぼ釣り合っている。そして、車両6の質量に相当するエネルギーを搬器昇降駆動装置2によって与える。
この機械式駐車設備1では、車両格納庫PRが車両6を搭載していないパレット5の格納場所としても使用される。搬器3は、車両6を搭載していないパレット5を車両格納庫PRから取り出し、車両乗り入れ位置LPまで移動させる。また、搬器3は、車両6を搭載したパレット5を、車両乗り入れ位置LPから車両格納庫PRまで搬送する。
車両乗り入れ位置LPには、車両乗り入れ面PPよりも掘り下げられたピットHが形成されている。ピットH内には、パレット昇降・旋回装置7が設けられている。パレット昇降・旋回装置7は、車両6の搭載されたパレット5を車両乗り入れ位置LPで回転させたり、車両6の乗り入れ、乗り出し時には、パレット5を車両乗り入れ面PPまで降ろしたりする。次に、この実施形態に係る作業装置について説明する。なお、以下の説明においては、適宜図1を参照されたい。
図2は、この実施形態に係る作業装置を用いて機械式駐車設備を施工している状態を示す概念図である。図2は、機械式駐車場の施工途中の状態を示している。図3は、この実施形態に係る作業装置の全体構成を示す斜視図である。図4は、この実施形態に係る作業装置を示す側面図である。図5は、搬器の構成を示す平面図である。
この実施形態に係る作業装置100は、いわゆる作業用のゴンドラとして構成される。そして、この作業装置は、車両乗り入れ位置LPと車両格納庫4PRとの間で車両を搬送する搬器を備える機械式駐車設備を施工するときに用いられる。図2、図3に示すように、この作業装置100は、機械式駐車設備1が備える搬器3と、搬器3に搭載される搬器上構造物10とで構成される。このように、この実施形態に係る作業装置100は、機械式駐車設備1に備えられて車両を搬送する搬器3を利用して構成される。
ここで、搬器上構造物10は、搬器3に搭載されて作業装置100の機能を発揮させるために必要な構造物である。搬器上構造物10は、少なくとも昇降装置12である。この実施形態に係る作業装置100では、搬器上構造物10として、さらに、作業用の床板(以下作業床)として用いるパレット5を備え、安全設備として手すり14及び安全索支持部材である安全索用支柱15を備える。また、昇降装置12の動作を制御するため、搬器上構造物10として制御装置17を備える。
図2に示すように、機械式駐車設備1の鉛直方向上方、すなわち、機械式駐車設備1の天井部分1Uからは、懸吊索である吊りワイヤ18が吊り下げられている。そして、図2、図3に示すように、作業装置100は、搬器上構造物10を構成する昇降装置12が吊りワイヤ18を取り込み、係止している。これによって、作業装置100は、吊りワイヤ18によって、施工途中の機械式駐車設備1の天井部分1Uから吊り下げられる。ここで、鉛直方向とは重力の作用方向をいい、鉛直方向上方とは、重力の作用方向とは反対方向側をいう。
昇降装置12は、往復牽引形式のものである。すなわち、吊りワイヤ18を引き込み、また送り出すことができる。昇降装置12は、吊りワイヤ18を引き込むことによって作業装置100を上昇させ、また、吊りワイヤ18を送り出すことによって作業装置100を下降させる。昇降装置12は、制動機能を備えており、制動機能を働かせると、吊りワイヤ18をその位置で係止して、搬器3をその位置で停止させることができる。また、昇降装置12は、前記制動機能を利用した非常停止ブレーキ等の安全装置も備えられている。ここで、上昇とは、重力の作用方向(図2中矢印G方向)に対して反対方向に向かって移動することをいい、下降とは、重力の作用方向に向かって移動することをいう。
図3に示すように、この実施形態に係る作業装置100は、機械式駐車設備1が備える搬器3に、機械式駐車設備1で用いるパレット5を搭載し、固定してある。搬器3は、本来、車両6を搭載して搬送するものであるため、作業者が搭乗して作業をするためには十分以上の強度、剛性を備えている。これにより、機械式駐車設備施工時における作業時の安全性は十分に確保できる。
図4に示すように、パレット5は、その長手方向(車両の前後方向)両端近傍で、搬器3が備えるパレット支持レール3Rのパレット支持ローラー3Rr(図5)によって両持ちで支持される。また、パレット5を両持ちで支持することによるパレット5のたわみを抑制するため、パレット支持レール3Rの間に設けられる床板支持部材であるパレット支持部材13によって、パレット5と搬器3とは固定される。これによって、パレット5のたわみを抑制するとともに、パレット5と搬器3とを確実に固定する。
搬器3に搭載され、固定されたパレット5は、作業装置100の作業床となる。パレット5の周囲には、手すり14が取り付けられる。また、搬器3の長手方向両端部には、安全索16を取り付ける安全索用支柱15が取り付けられる。このように、搬器3に安全索用支柱15を固定することで、強固に安全索用支柱15を固定することができるので、極めて高い安全性を確保できる。
機械式駐車設備1(図1、図2)が完成し、搬器3が車両6を搬送するために用いられる場合には、搬器3の昇降用ワイヤ取付位置3hに昇降用ワイヤ9が取り付けられる。図3、図5に示すように、昇降用ワイヤ取付位置3hは、搬器3の長手方向(車両の前後方向)と平行に配置される第1フレーム3Xに直交し、かつ第1フレーム3Xの長手方向両端に設けられる第2フレーム3Yの両端部である。すなわち、昇降用ワイヤ取付位置3hは、搬器3の計4箇所に設けられる。これによって、搬器3に搭載されたパレット5へ車両6が乗り入れ、乗り出しするとき、及び搬器3と車両格納庫PRとの間をパレット5が移動するときにおいて、昇降用ワイヤ9とパレット5や車両6が干渉しないようになっている。
図3に示すように、昇降装置12は、昇降装置取付部材11を介して搬器3に固定される。昇降装置12は、搬器3の昇降用ワイヤ取付位置3hよりも搬器3の内側に、計4個設けられる。この実施形態に係る作業装置100では、パレット5に取り付けられる手すり14の内側に配置される。これによって、昇降装置12と機械式駐車設備1の構造物(設備の支柱等)との干渉を防止して、施工途中の機械式駐車設備1の内部を円滑に作業装置100が移動できるので、作業効率が向上する。
4台の昇降装置12の動作は、作業装置100に搭載される制御装置17によって同調制御される。このように、作業装置100の昇降は、これに搭載される制御装置17によって制御されるので、作業装置100に搭乗している作業者が制御装置17を操作できる。これによって、緊急時においては、作業装置100に搭乗した作業者が迅速に制御装置17を操作して、作業装置100を停止させることができるので、安全性が向上する。
上述したように、この実施形態に係る作業装置100は、搬器3及びパレット5を利用する作業用ゴンドラとして構成される。搬器3やパレット5は、機械式駐車設備1に合わせて設計されているので、車両格納庫4PRと作業装置100が備えるパレット5との隙間を最小限に設定できる。このため、機械式駐車設備1の構造物を組み付ける作業においては作業効率が向上し、また、前記作業時における安全性を極めて高くすることができる。
また、図5に示すように、作業装置100を構成する搬器3は、第2フレーム3Yの両端部に設けられるガイド部材3G及び当接部材3Sと、搬器ガイド用部材である搬器ガイド1Fとによって昇降がガイドされる。これによって、機械式駐車設備1の構造物を組み付ける作業時における作業装置100の揺れを極めて低減でき、前記作業時の安全性を極めて向上させることができるとともに、作業効率も向上させることができる。次に、この実施形態に係る作業装置100の各構成を説明する。
図6は、パレット支持部材によるパレットと搬器との固定構造を示す説明図である。図6に示すように、パレット支持部材13は、略L字形状であり、搬器3を構成する第1フレーム3Xに取り付けられる。この実施形態においては、第1フレーム3Xの長手方向中央近傍における2箇所にパレット支持部材13が取り付けられる。そして、第1フレーム3Xに取り付けられたパレット支持部材13に、パレット5を取り付ける。なお、第1フレーム3Xの長手方向中央近傍における少なくとも1箇所で、搬器3とパレット5とを固定すればよい。
図6に示すように、パレット5は、パレット支持部材13と手すり取付座19とで挟持される。これによって、パレット支持部材13は、パレット5を搬器3に取り付け、支持するとともに。前記手すり14のうち少なくとも一部の支持を兼ねるように構成される。このようにすることで、手すり取付座19は、パレット支持部材13とほぼ一体となる。これによって、手すり14は、手すり取付座19及びパレット支持部材13を介して搬器3に支持される。その結果、搬器3によって手すり14を強固に支持することができるので、安全性が向上する。
図7は、この実施形態に係る作業装置が備える手すりの構造を示す説明図である。この実施形態に係る作業装置100では、複数の手すり14が、パレット5の外周を囲むように配置される。図7に示すように、手すり14は、パレット5の外周に設けられた手すり取付座19にはめ込まれ、固定される。
機械式駐車設備に種類によって、パレット5の長手方向における寸法が変更される。例えば、小型車から大型車まで利用可能な機械式駐車設備(大型車対応型)では、大型車の利用が不可能なもの(小型車専用型)と比較してパレット5の長手方向における寸法が大きくなる。この場合、大型車対応型用の作業装置と小型車専用型の作業装置とで、パレット支持部材13の間隔L1、及びパレット5の長手方向中央部に配置する中央部用手すり14Cの支柱距離L2を変更する(L1、L2に関しては、図4も参照)。このようにすれば、中央部用手すり14C以外の手すりは大型車対応型用の作業装置と小型車専用型の作業装置とで共用できるので、部品の共通化によるコストの低減を図ることができる。
図8は、この実施形態に係る作業装置を吊るすための吊りワイヤを取り付ける部分の構造を示す説明図である。吊りワイヤ18は、天井部分1U側の端部に端部処理部材21が取り付けられる。そして、端部処理部材21を、機械式駐車設備1の天井部分1Uに設けられる吊りワイヤ取付部材20に、ボルト22で回動可能に取り付ける。ボルト22の貫通方向は、作業装置100が備える搬器3の第1フレーム3X(図4)と平行、すなわち、車両6の前後方向と平行である。したがって、端部処理部材21は、搬器3の第1フレーム3Xと直交する方向、すなわち第2フレーム3Yと平行に回動する(矢印I方向)。これにより、当該方向に対する作業装置100のずれを許容できる。
図9は、この作業装置が備える昇降装置の取り付け構造を示す説明図である。図10は、昇降装置取り付け部材の構成を示す説明図である。図9に示すように、昇降装置12は、昇降装置取付部材11を介して搬器3に固定される。昇降装置取付部材11は、搬器3に固定される搬器側部材11Mと、昇降装置12に昇降装置側部材11Wとで構成される。搬器側部材11Mと昇降装置側部材11Wとは、ボルト11Bで接続される。
ボルト11Bの貫通方向は、作業装置100が備える搬器3の第2フレーム3Yと平行、すなわち、車両の前後方向(矢印D)と直交する方向である。これによって、昇降装置側部材11Wは、搬器3の第2フレーム3Yと直交する方向、すなわち、第1フレーム3Xと平行に回動する(矢印J方向)。これにより、昇降装置12も、搬器3の第1フレーム3Xと平行に回動するので、当該方向に対する作業装置100のずれを許容できる。
このように、この実施形態に係る作業装置100では、搬器3に取り付けられる昇降装置取付部材11と、天井部分1Uに設けられる吊りワイヤ取付部材20とによって、搬器3の第1及び第2フレーム3X、3Yと平行な方向におけるずれを許容できる。これによって、昇降装置取付部材11とワイヤ取り付け部材20とで、ずれを許容する方向を分担できるので、構造や強度上有利になる。なお、搬器3に取り付けられる昇降装置取付部材11、又は天井部分1Uに設けられる吊りワイヤ取付部材20のいずれか一方で、搬器3の第1及び第2フレーム3X、3Yと平行な方向におけるずれを許容してもよい。
図11−1、図11−2は、この実施形態に係る作業装置が備える安全索用支柱の構成を示す説明図である。上述したように、安全索用支柱15は、搬器3の長手方向両端部に配置される第2フレーム3Yに取り付けられる(図4等参照)。図11−1、図11−2に示すように、安全索用支柱15は、支柱15Pと、これに取り付けられるハンガー15Aと、ハンガー15Aを補強するリブ15Rとで構成される。ハンガー15Aには、2個の安全索取り付け孔15Hが設けられる。また、図11−2に示すように、リブ15Rには、1個の安全索取り付け孔15Hが設けられる。
このような構成により、図11に示すように、安全索用支柱15には、3本の安全索16が交差しないで取り付けられる。それぞれの安全索16には、作業者が装着する命綱16Lが移動可能に取り付けられる。3本の安全索16は、互いに交差しないで取り付けられるので、作業者が作業装置100の作業床(パレット5、図3)上を往来する際においては、当該作業者の命綱16Lと、他の作業者の命綱16Lとの干渉を最小限に抑えることができる。その結果、作業効率がより向上する。
(変形例)
この変形例に係る作業装置は、上記実施形態に係る作業装置とほぼ同様の構成であるが、いわゆるコンベア式の搬器を用いる点が異なる。他の構成は、上記実施形態と同様である。
図12は、この実施形態の変形例に係る作業装置を示す平面図である。図13は、この実施形態の変形例に係る作業装置を示す側面図である。この作業装置100aは、コンベア式の搬器3aと、搬器3aに搭載される搬器上構造物10aとで構成される。搬器3aは、フレーム3afと、コンベア23とを含んで構成される。車両を車両格納庫へ出し入れするためのコンベア23は、車両の前輪及び後輪の位置に設けられる。いわゆるコンベア式の搬器3aを用いる機械式駐車設備では、搬器3aと入出庫スペースと各中車室に備えられる、車両の前後方向に対して直交する方向に動作するコンベアによって、車両の入出庫を行う。
この変形例に係る作業装置100aは、上記実施形態に係る作業装置100とは異なり、搬器3a上に、直接手すり取付座19が取り付けられ、これに手すり14が取り付けられる。すなわち、搬器3aのフレーム3afとコンベア23とが、作業床となる。なお、上記実施形態に係る作業装置100のように、手すり取付座19及び手すり14を取り付けた作業床をフレーム3afに搭載してもよい。安全索用支柱15は、搬器3aの長手方向(車両の前後方向、図中矢印D)両端部に取り付けられる。
図12に示すように、昇降用ワイヤ取付位置3hは、搬器3aの長手方向(車両の前後方向、矢印D)の両端部、かつ搬器3aの長手方向と直交する方向の両端部である。すなわち、昇降用ワイヤ取付位置3hは、搬器3の計4箇所に設けられる。これによって、搬器3aに車両6が乗り入れ、乗り出しするとき、及び搬器3と車両格納庫PRとの間を車両6が移動するときにおいて、昇降用ワイヤ9と搬器3aや車両6が干渉しないようになっている。
図12、図13に示すように、昇降装置12は、昇降装置取付部材11を介して搬器3aに固定される。昇降装置12は、搬器3aの昇降用ワイヤ取付位置3hよりも搬器3の内側に、計4個設けられる。この実施形態に係る作業装置100aでは、フレーム3afに取り付けられる手すり14の内側に配置される。これによって、昇降装置12と機械式駐車設備の構造物(支柱等)との干渉を防止して、施工途中の機械式駐車設備の内部を円滑に作業装置100aが移動できる。
以上、実施形態1及びその変形例では、機械式駐車設備が備える搬器を利用した作業装置(作業用ゴンドラ)を用いて、機械式駐車設備を施工する。搬器は、機械式駐車設備に合わせて設計されているので、車両格納庫と作業装置との隙間を最小限に設定できる。このため、機械式駐車設備の構造物を組み付ける際の作業効率を向上させることができ、またそのときの安全性を極めて高くすることができる。
また、この実施形態及びその変形例に係る作業装置を構成する搬器は、これをガイドするための部材(例えば、搬器ガイド)によって、その昇降がガイドされる。これによって、機械式駐車設備の構造物を組み付ける作業時においては、作業装置の揺れを極小にできる。その結果、作業効率を向上させることができ、また、前記作業時の安全性を極めて向上させることができる。
また、実施形態1及びその変形例に係る作業装置は、車両を搬送する搬器を利用するので、機械式駐車設備が完成した後、昇降装置や手すり等を前記搬器に取り付けることにより、機械式駐車設備の保守、点検等にも利用することができる。また、機械式駐車設備に備えられる搬器を利用するため、汎用のゴンドラ等の搬入は不要であり、昇降装置や手すり等の搬入で済む。これにより、輸送コストが低減でき、また、搬器利用による資源の有効活用によって、環境改善にも効果的である。
なお、上記実施形態1及びその変形例では、パレット式及びコンベア式の機械式駐車設備を例として説明したが、車両を搬送する搬器を備える機械式駐車設備であれば、これらに限られず(例えば櫛歯式)、本発明を適用できる。また、上記実施形態1及びその変形例の構成と同様の構成を備えるものは、上記実施形態1及びその変形例と同様の作用、効果を奏する。
(実施形態2)
実施形態2では、実施形態1で説明した作業装置を用いて、機械式駐車設備を製造する手順について説明する。図14は、実施形態2に係る機械式駐車設備の製造方法の手順を示すフローチャートである。図15−1〜図15−5は、実施形態2に係る機械式駐車設備の製造方法を示す説明図である。次の説明においては、上記実施形態1で説明した作業装置100(図3等参照)を用いて、パレット式の機械式駐車設備を施工、製造する場合を説明する。なお、次の説明においては、適宜図1や図3等を参照されたい。
機械式駐車設備を施工するにあたり、まず、図15−1に示すように、機械式駐車設備の基礎を施工するとともに、鉄骨1Pや搬器ガイド用部材である搬器ガイド1Fを据え付ける(ステップS101)。また、車両格納庫内でパレット5をガイドし、かつ支持するローラーレール(ガイド装置)4Rが取り付けられ、パレット5がその上に搭載される(ステップS101)。このとき、天井部分1U及びピットHも形成される。次に、天井部分1Uから作業装置100(図3等参照)を吊り下げるため、天井部分1Uに吊りワイヤ取付部材20を取り付け、これに吊りワイヤ18を取り付ける(ステップS102、図15−2)。
そして、搬器3に昇降装置12や手すり14等の搬器上構造物10を取り付けて(図3等参照)、作業装置100を組み立てる(ステップS103、図15−3)。そして、組み立てた作業装置100を吊りワイヤ18に取り付け(ステップS103、図15−3)。天井部分1Uから吊り下げる。次に、作業装置100を用いて、機械式駐車設備の構造物を組み付ける。
この作業装置100は、搬器3を利用する作業用ゴンドラとして構成される。搬器3は、機械式駐車設備1に合わせて設計されているので、車両格納庫4PRと作業装置100との隙間を最小限に設定できる。このため、構造物を組み付ける作業時の安全性が極めて高い。また、作業装置100を構成する搬器3は、昇降時においては、搬器ガイド1Fによってガイドされる。これによって、前記作業時における作業装置100の揺れを極めて低減でき、作業時の安全性を極めて向上させることができるとともに、作業効率も向上させることができる。このように、この作業装置100を用いれば、汎用のゴンドラを用いる場合と比較して、安全性及び作業効率の向上という点で、極めて優れた効果が得られる。
機械式駐車設備の構造物を組み付けるにあたっては、機械式駐車設備の外装を取り付ける前に、ステップS101で各車両格納庫PRに取り付けたローラーレール4Rの位置を調整する(ステップS104、図15−3)。なお、コンベア式の機械式駐車設備においては、ガイド装置は各車両格納庫PR内に備えられて、車両を車両格納庫PRに出し入れする車両格納庫内コンベアがガイド装置に相当する。ここで、パレット式においては、前記ローラーレール4Rがパレット5を支持し、ガイドすることにより、車両の出し入れをガイドする。また、コンベア式においては、前記車両格納庫内コンベアが、車両の出し入れを直接ガイドする。
ローラーレール4R等のガイド装置の位置を調整する際には、作業装置100を構成する搬器3を基準として用いることができるので、作業効率が向上する。コンベア式の機械式駐車設備においても、前記車両格納庫内コンベアを取り付け、調整するにあたっては、コンベア式の搬器が備える搬器側コンベアを基準とするとして用いることができるので、作業効率が向上する。
また、外装を取り付ける前にローラーレール4Rの位置を調整できるので、調整のために十分なスペースを確保でき、また、外装がないため、明るい環境下で作業できる。これにより、作業効率がさらに向上し、また、ローラーレール4Rの位置精度の向上、確実な組み付けが実現できる。また、作業装置100は、昇降装置12によって昇降する、いわゆる作業用ゴンドラなので、搬器昇降駆動装置2で搬器3を昇降させるときに用いるカウンターウェイト2Wは必要ない。これによって、作業中の安全性が十分に確保できる。
ローラーレール4Rの位置を調整したら(ステップS104)、その他の構造物を取り付ける。そして、作業装置100を用いて、電気配線、消火設備、耐火被覆、外装1E等を施工する(ステップS105、図15−4)。これらが終了すると、機械式駐車設備1はほぼ完成する。電気配線や外装1Eの施工が終了したら、吊りワイヤ18(図15−2参照)及び作業装置100を構成する搬器上構造物(昇降装置12等)を撤去する(ステップS106)。そして、搬器3と昇降用ワイヤ9の一端とを取り付けるとともに、昇降用ワイヤ9の他端をカウンターウェイト2Wに取り付ける(ステップS106)。これによって、搬器昇降駆動装置2で搬器3を昇降できるようにして、機械式駐車設備1が完成する。
以上、実施形態2では、機械式駐車設備が備える搬器を利用した作業装置(作業用ゴンドラ)を用いて、機械式駐車設備を施工する。搬器は、機械式駐車設備に合わせて設計されているので、車両格納庫と作業装置との隙間を最小限に設定できる。このため、機械式駐車設備の構造物を組み付ける作業時の安全性を極めて高くすることができる。
また、作業装置は搬器を利用した作業用ゴンドラとして構成されるので、搬器を駆動するためのカウンターウェイトが不要になる。その結果、作業装置が昇降する際にカウンターウェイトが移動することはないので、作業中の安全性を十分に確保できる。また、カウンターウェイトが不要になることにより、カウンターウェイトの動作中には作業を停止するということがなくなるため、作業効率も著しく向上する。
さらに、作業装置を構成する搬器は、機械式駐車設備が備える搬器をガイドするための部材(ガイドレール)によって、その昇降がガイドされる。これによって、機械式駐車設備の構造物を組み付ける作業時においては、作業装置の揺れを極小にできる。その結果、作業効率を向上させることができ、また、前記作業時の安全性を極めて向上させることができる。
また、いわゆるパレット式の機械式駐車設備においては、車両格納庫内にパレットをガイド及び支持するガイド装置(ローラーレール)を取り付ける。この実施形態では、ガイド装置の位置を調整する際には、作業装置を構成する搬器を基準として用いることができるので、作業効率が向上する。また、外装を取り付ける前にガイド装置の位置を調整できるので、調整のために十分なスペースを確保でき、また、外装がないため、明るい環境下で作業できる。これにより、作業効率がさらに向上し、また、ガイド装置の位置精度の向上、確実な組み付けが実現できる。
以上のように、本発明に係る作業装置及び機械式駐車設備の製造方法は、機械式駐車設備の施工に有用であり、特に、機械式駐車設備の施工において、作業効率を向上させることに適している。
機械式駐車設備の一例を示す正面図である。 この実施形態に係る作業装置を用いて機械式駐車設備を施工している状態を示す概念図である。 この実施形態に係る作業装置の全体構成を示す斜視図である。 この実施形態に係る作業装置を示す側面図である。 搬器の構成を示す平面図である。 パレット支持部材によるパレットと搬器との固定構造を示す説明図である。 この実施形態に係る作業装置が備える手すりの構造を示す説明図である。 この実施形態に係る作業装置を吊るすための吊りワイヤを取り付ける部分の構造を示す説明図である。 この作業装置が備える昇降装置の取り付け構造を示す説明図である。 昇降装置取り付け部材の構成を示す説明図である。 この実施形態に係る作業装置が備える安全索用支柱の構成を示す説明図である。 この実施形態に係る作業装置が備える安全索用支柱の構成を示す説明図である。 この実施形態の変形例に係る作業装置を示す平面図である。 実施形態の変形例に係る作業装置を示す側面図である。 実施形態2に係る機械式駐車設備の製造方法の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る機械式駐車設備の製造方法を示す説明図である。 実施形態2に係る機械式駐車設備の製造方法を示す説明図である。 実施形態2に係る機械式駐車設備の製造方法を示す説明図である。 実施形態2に係る機械式駐車設備の製造方法を示す説明図である。 実施形態2に係る機械式駐車設備の製造方法を示す説明図である。
符号の説明
11 機械式駐車設備
1E 外装
1F 搬器ガイド
1P 支柱
1U 天井部分
2 搬器昇降駆動装置
2W カウンターウェイト
3、3a 搬器
3af フレーム
3G ガイド部材
3R パレット支持レール
3X 第1フレーム
3Y 第2フレーム
3S 当接部材
3h 昇降用ワイヤ取付位置
4R ローラーレール
5 パレット
6 車両
9 昇降用ワイヤ
10、10a 搬器上構造物
11 昇降装置取付部材
12 昇降装置
13 パレット支持部材
15 安全索用支柱
16 安全索
17 制御装置
18 吊りワイヤ
20 吊りワイヤ取付部材
23 コンベア
100、100a 作業装置
PR 車両格納庫

Claims (15)

  1. 機械式駐車設備に備えられ、搬器昇降駆動装置によって昇降させられて、車両の搬送に用いられる搬器と、
    前記搬器に取り付けられて、鉛直方向上方から吊り下げられた懸吊索を引き込み、また送り出すことにより、前記搬器を昇降させる昇降装置と、
    を含み、前記昇降装置は、前記機械式駐車設備の施工に用いるものであり、前記搬器昇降駆動装置によって前記搬器を昇降させる際には、前記昇降装置が前記搬器から撤去されることを特徴とする作業装置。
  2. 前記昇降装置は、前記搬器が車両を搬送する際に用いる昇降用索の前記搬器に対する取り付け位置よりも、前記搬器の内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の作業装置。
  3. 前記搬器と前記昇降装置とは、昇降装置取付部材を介して取り付けられるとともに、前記搬器は、前記昇降装置取付部材に対して回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業装置。
  4. 安全索を支持する安全索支持部材が、前記搬器に取り付けられることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の作業装置。
  5. 前記安全索支持部材は、複数の安全索を交差させないで取り付けることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の作業装置。
  6. 作業用の床板と前記搬器とを固定する床板支持部材を介して前記床板を前記搬器に取り付けるとともに、前記床板支持部材が、前記床板に設けられる手すりのうち少なくとも一部の支持を兼ねることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の作業装置。
  7. 前記搬器に搭載され、前記搬器によって搬送されるパレットを、前記作業用の床板とすることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか項に記載の作業装置。
  8. 機械式駐車設備に備えられて、車両の搬送に用いられる搬器と、
    前記搬器に取り付けられて、鉛直方向上方から吊り下げられた懸吊索を引き込み、また送り出すことにより、前記搬器を昇降させる昇降装置と、
    を含み、
    前記昇降装置は、前記搬器が車両を搬送する際に用いる昇降用索の前記搬器に対する取り付け位置よりも、前記搬器の内側に配置されることを特徴とする作業装置。
  9. 前記搬器と前記昇降装置とは、昇降装置取付部材を介して取り付けられるとともに、前記搬器は、前記昇降装置取付部材に対して回動可能に取り付けられることを特徴とする請求項8に記載の作業装置。
  10. 安全索を支持する安全索支持部材が、前記搬器に取り付けられることを特徴とする請求項8又は請求項9のいずれか1項に記載の作業装置。
  11. 前記安全索支持部材は、複数の安全索を交差させないで取り付けることを特徴とする請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の作業装置。
  12. 作業用の床板と前記搬器とを固定する床板支持部材を介して前記床板を前記搬器に取り付けるとともに、前記床板支持部材が、前記床板に設けられる手すりのうち少なくとも一部の支持を兼ねることを特徴とする請求項8〜請求項11のいずれか1項に記載の作業装置。
  13. 前記搬器に搭載され、前記搬器によって搬送されるパレットを、前記作業用の床板とすることを特徴とする請求項8〜請求項12のいずれか1項に記載の作業装置。
  14. 機械式駐車設備を製造するにあたり、
    前記機械式駐車設備で車両を搬送するために搬器昇降駆動装置で昇降させられる搬器に、鉛直方向上方から吊り下げられた懸吊索を介して前記搬器を昇降させる、昇降装置を取り付けた作業装置を組み立てる手順と、
    前記作業装置を用いて、機械式駐車設備の構造物を取り付ける手順と、
    を含み、前記昇降装置は、前記機械式駐車設備の施工に用いるものであり、前記搬器昇降駆動装置によって前記搬器を昇降させる際には、前記昇降装置が前記搬器から撤去されることを特徴とする機械式駐車設備の製造方法。
  15. 機械式駐車設備を製造するにあたり、
    前記機械式駐車設備で車両を搬送するために搬器昇降駆動装置で昇降させられる搬器のガイドとなる搬器ガイド用部材を据え付けるとともに、前記機械式駐車設備の天井部分を設ける手順と、
    前記天井部分から吊り下げられた懸吊索を介して前記搬器を昇降させる昇降装置を前記搬器に取り付けて構成される作業装置を、前記懸吊索に取り付ける手順と、
    前記作業装置を用いて、前記機械式駐車設備の車両格納庫に設けられて、前記車両の出し入れをガイドするガイド装置を取り付け、また前記ガイド装置の位置を調整する手順と、
    前記機械式駐車設備の外装を取り付ける手順と、
    を含み、前記昇降装置は、前記機械式駐車設備の施工に用いるものであり、前記搬器昇降駆動装置によって前記搬器を昇降させる際には、前記昇降装置が前記搬器から撤去されることを特徴とする機械式駐車設備の製造方法。
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