JP5011773B2 - 低温靭性に優れた低降伏比電縫鋼管の製造方法 - Google Patents
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しかしながら、大地震が発生した場合、これら鋼管の長手方向には引張りおよび圧縮の大きな力が繰り返し加わり、外径/管厚比がある程度大きな鋼管では局部座屈を起こし、場合によっては円周方向のき裂の発生や破断に至ることがある。
降伏比の低い鋼管の製造方法としては、例えば、特許文献1に、耐震性能として降伏応力と引張強さの比である降伏比を小さくするための建築用鋼管の製造方法が開示されているが、熱間圧延後、再加熱したり、焼き入れたり、また造管時に焼き戻したりと熱処理工程が複雑である。
[1]質量%で、C:0.01〜0.09%、Si:0.50%以下、Mn:2.5%以下、Al:0.01〜0.10%、Nb:0.005〜0.10%を含有し、さらに、下記(1)式を満足するようにMo:0.5%以下、Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下、Cr:0.5%以下のうちの1種または2種以上を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなるスラブを熱間圧延し、5℃/s以上の冷却速度で500〜650℃まで冷却して巻き取り、この温度範囲で10分以上滞留させてから500℃未満の温度に冷却して熱延鋼板とし、該熱延鋼板を造管することを特徴とする低温靭性に優れた低降伏比電縫鋼管の製造方法。
Mneq(%)=Mn+0.26Si+3.5P+1.30Cr+0.37Ni+2.67Mo≧2.0% …(1)
[3]上記[1]または[2]の製造方法において、スラブが、質量%で、Mo:0.5%以下、Cr:0.5%以下を含有することを特徴とする低温靭性に優れた低降伏比電縫鋼管の製造方法。
[4]上記[1]〜[3]のいずれかの製造方法において、造管時に、管長手方向に10%以下の圧縮歪み、または5%以下の引張歪みを付与することを特徴とする低温靭性に優れた低降伏比電縫鋼管の製造方法。
すなわち、本発明の電縫鋼管の製造方法は、質量%で、C:0.01〜0.09%、Si:0.50%以下、Mn:2.5%以下、Al:0.01〜0.10%、Nb:0.005〜0.10%を含有し、さらに、下記(1)式を満足するようにMo:0.5%以下、Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下、Cr:0.5%以下のうちの1種または2種以上を含有し、
Mneq(%)=Mn+0.26Si+3.5P+1.30Cr+0.37Ni+2.67Mo≧2.0% …(1)
さらに必要に応じてTi:0.1%以下、V:0.1%以下、Zr:0.1%以下のうちの1種または2種以上を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなるスラブを熱間圧延し、5℃/s以上の冷却速度で500〜650℃まで冷却して巻き取り、この温度範囲で10分以上滞留させてから500℃未満の温度に冷却し、これにより得られた、母相がベイニティック・フェライトであって、かつマルテンサイトの体積率が3%以上、さらに必要に応じて残留オーステナイトの体積率が1%以上である組織を有する熱延鋼板を造管するものである。また、この造管時には、管長手方向に10%以下の圧縮歪み、または5%以下の引張歪みを付与することが好ましい。
本発明の成分組成および製造条件について、以下に具体的に説明する。
以下、成分組成の限定理由について説明する。なお、成分組成における各元素の含有量は、全て質量%を意味する。
(C:0.01〜0.09%)
C量が0.01%未満では、結晶粒が粗大化することによって固溶C量が増大し、降伏比が高くなる。一方、0.09%を超えると、鋼の組織において粗大なパーライトが生成しやすくなり、低温靭性が劣化する。このためC量は0.01〜0.09%とする。
(Si:0.5%以下)
Si量が0.5%を超えると電縫溶接時に酸化物が生成しやすくなり、溶接熱影響部靭性が劣化する。このためSi量は0.5%以下、好ましくは0.3%以下とする。
Mnは鋼の強度確保に有効な元素であるが、2.5%を超えて添加すると溶接熱影響部靭性が劣化する。このためMn量は2.5%以下とする。なお、低温変態相をより安定して生成させるには、Mn量を1.15%超とすることが好ましい。
(Al:0.01〜0.10%)
Alは製鋼段階での脱酸剤として用いられる他、歪み時効の原因であるNを固定するのに有効な元素であり、0.01%以上含有するように添加する必要がある。但し、0.10%超の含有量になるような添加は、溶鋼コストを不必要に上昇させるので好ましくなく、また、鋼中酸化物を増加させて母材および電縫溶接部の靭性を低下させたり、加熱炉中で表層に窒化を引き起こし降伏比の増加をもたらすおそれもある。このためAl量は0.01〜0.10%、好ましくは0.02〜0.05%とする。
Nbは、熱延中もしくは熱延終了後にNbCを析出させ、かつ鋼の再結晶挙動、粒成長を抑制して、結晶粒を微細化、ベイニティック・フェライト化し、強度上昇を促すとともに、靭性を確保するのに有効な元素であることから必須元素とした。その効果を出すためには0.005%以上含有する必要がある。但し、0.10%超の含有は溶鋼コストを上昇させるとともに、熱延の変形抵抗が大きくなるため好ましくない。また、溶接時の析出物の粗大化を招き、溶接熱影響部靭性を損なうおそれもある。このためNb量は0.005〜0.10%、好ましくは0.02〜0.07%とする。
Mo、Cu、Ni、Crは、鋼板の強度上昇に有効な元素である。いずれも0.5%を超える添加は、溶接性および溶接熱影響部靭性の劣化を招く。このためMo:0.5%以下、Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下、Cr:0.5%以下のうちの1種以上を添加する。
また、上記元素群のなかで、Crはγ相安定化に寄与し、低温変態生成物を生成しやすくし、低降伏比化に有効な元素である。また、Moも低温変態生成物の生成と低降伏比化に寄与する元素である。したがって、Mo:0.5%以下、Cr:0.5%以下を複合添加することが特に好ましく、より好ましい添加量はMo:0.3%以下、Cr:0.3%以下である。また、これらの含有量は、Moについては0.05%以上、特に好ましくは0.10%以上、Crについては0.10%以上、特に好ましくは0.15%以上とすることが望ましい。
(Mneq(%)=Mn+0.26Si+3.5P+1.30Cr+0.37Ni+2.67Mo:2.0%以上)
Mneq(%)を2.0%以上としたのは、2.0%未満では熱延後にマルテンサイトを生成し、85%以下の低降伏比化を図ることができないからである。従って、本発明ではMneq(%)を2.0%以上とした。また、より確実に降伏比を85%以下としたい場合には2.2%以上とするのが望ましい。
(Ti:0.1%以下、V:0.1%以下、Zr:0.1%以下)
Ti、V、Zrは微細な炭窒化物を形成し、鋼の靭性および強度を上昇させる元素である。しかし、Ti:0.1%、V:0.1%、Zr:0.1%を超える添加は、溶接熱影響部靭性を劣化させる。したがって、Ti:0.1%以下、V:0.1%以下、Zr:0.1%以下のうちの1種以上を添加する。また、好ましくはそれぞれ0.05%以下とするのがよい。
以下に望ましい製造条件について説明する。
(熱延後の冷却速度:5℃/s以上)
熱延後の冷却速度を5℃/s以上としたのは、冷却速度が5℃/s未満では、γ→α変態が高温で開始するため、生成するフェライト組織がポリゴナルフェライトとなり、強度および靭性の確保が難しくなるからである。したがって、母相組織をベイニティック・フェライトにして強度と靭性を確保するためには、5℃/s以上の冷却速度とする必要がある。
但し、冷却速度が45℃/sを超えると冷却過程でγ/αの二相分離が十分に行われず、所望の低温変態生成物が得られにくくなる。このため低温変態生成物の生成の観点からは、冷却速度は45℃/s以下が望ましい。
熱延後の巻取り温度を500〜650℃としたのは、500℃未満で巻取ると低温変態生成物のほとんどがベイナイト組織となり、強度確保と低降伏比化が困難になるからである。一方、650℃を超えると靭性によくないパーライト組織が生成してしまう。したがって、ベイナイト、パーライトの生成ノーズを回避し、主な低温変態生成物をマルテンサイトにするためには、熱延後の巻取り温度を500〜650℃とする必要がある。また、より好ましい巻取り温度は520〜630℃である。
(巻取り後の冷却条件:巻取り後、10分以上滞留させてから500℃未満に冷却)
巻取り後、10分以上滞留させてから500℃未満の温度に冷却する理由は、10分未満の滞留では、ベイナイトの生成ノーズを通過し、低温変態生成物のほとんどがベイナイト組織となってしまい、低降伏比化に有利なマルテンサイト、残留オーステナイトが得られなくなってしまうからである。
本発明において得られる熱延板組織は、母相(体積率で50%超の相)がベイニティック・フェライトで、残部が低温変態相からなり、この低温変態相としてマルテンサイトの体積率が3%以上、さらに必要に応じて残留オーステナイトの体積率が1%以上の組織である。
ここで、ベイニティック・フェライトは、ベイナイト組織が転位密度の高いラス状組織を持った下部組織を有しており、組織内に鉄の炭化物を有していない点で、ベイナイト組織とは明らかに異なる。また、転位密度がないか或いは極めて少ない下部組織を有するポリゴナル・フェライト組織、或いは細かいサブグレイン等の下部組織を持った準ポリゴナル・フェライト組織とも異なっている。
電縫鋼管は、基本的に通常の方法で製造する。すなわち、例えば、鋼帯をケージロールフォーミングで成形し、電気抵抗溶接を行い、内外面のビード研削を施した後、ポストアニーラにて熱処理を付与し、サイジングを行う。
造管時、降伏比の増大を防止する目的から圧縮予歪みを付与することは、バウシンガー効果を利用して低降伏比化を図る上で有効な手段であるが、無理に10%超の圧縮歪み或いは5%超の引張歪を付与すると、加工硬化によって降伏比が上昇してしまうので、そのような圧縮歪みまたは引張歪の付与は避けることが好ましい。このため造管時に管長手方向に付与する圧縮歪みは10%以下、好ましくは5%以下とすることが望ましい。同じく引張歪みは5%以下とするのが望ましい。
なお、本発明の製造方法は電縫鋼管に限らず、UOE鋼管やスパイラル鋼管、プレスベンド鋼管など種々の素材の方法にも採用することもできる。
引張特性は小型丸棒引張試験片を用いて測定した。ここで降伏比とは、0.5%歪み時の応力/引張強さの比を言い、降伏比が85%以下のものを“良好”、85%超のものを“不良”とする。
また、残留オーステナイト量は、鋼板を板厚方向の中心面まで研磨し、板厚中心面での回折X線強度測定により求めた。入射X線にはMoKα線を使用し、残留オーステナイト相の{111}、{200}、{220}、{311}各面の回折X線強度比を求め、これらの平均値を残留オーステナイトの体積率とした。
表1〜表3から明らかなように、本発明条件を満足する鋼管は降伏比が低く、かつ良好な溶接熱影響部靭性を有している。
これに対して比較例は、降伏比と溶接熱影響部靭性の少なくとも一方が劣っている。
Claims (4)
- 質量%で、C:0.01〜0.09%、Si:0.50%以下、Mn:2.5%以下、Al:0.01〜0.10%、Nb:0.005〜0.10%を含有し、さらに、下記(1)式を満足するようにMo:0.5%以下、Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下、Cr:0.5%以下のうちの1種または2種以上を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなるスラブを熱間圧延し、5℃/s以上の冷却速度で500〜650℃まで冷却して巻き取り、この温度範囲で10分以上滞留させてから500℃未満の温度に冷却して熱延鋼板とし、該熱延鋼板を造管することを特徴とする低温靭性に優れた低降伏比電縫鋼管の製造方法。
Mneq(%)=Mn+0.26Si+3.5P+1.30Cr+0.37Ni+2.67Mo≧2.0% …(1) - スラブがさらに、質量%で、Ti:0.1%以下、V:0.1%以下、Zr:0.1%以下のうちの1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1に記載の低温靭性に優れた低降伏比電縫鋼管の製造方法。
- スラブが、質量%で、Mo:0.5%以下、Cr:0.5%以下を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の低温靭性に優れた低降伏比電縫鋼管の製造方法。
- 造管時に、管長手方向に10%以下の圧縮歪み、または5%以下の引張歪みを付与することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の低温靭性に優れた低降伏比電縫鋼管の製造方法。
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