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JP5089185B2 - コラーゲン産生抑制剤。 - Google Patents

コラーゲン産生抑制剤。 Download PDF

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JP5089185B2
JP5089185B2 JP2007021396A JP2007021396A JP5089185B2 JP 5089185 B2 JP5089185 B2 JP 5089185B2 JP 2007021396 A JP2007021396 A JP 2007021396A JP 2007021396 A JP2007021396 A JP 2007021396A JP 5089185 B2 JP5089185 B2 JP 5089185B2
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多恵 福島
憲昭 武村
国憲 田井
仁 永尾
展明 伊藤
崇 中川
英樹 高須
研二 渡邊
修二 松村
卓也 志津田
誠 坂元
慶三 菅
啓介 宮嶋
理紀 田中
英昭 佐藤
啓徳 筒井
敏 山田
裕 小島
貢一 安村
直人 大井
貢広 奥野
和久 杉山
邦彦 清野
敬 鈴木
聖司 赤松
健志 児玉
康夫 柳原
卓美 住田
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Description

本発明は、コラーゲン産生抑制剤に関する。
現在、線維症と呼ばれる疾患には、まれな疾患を含むと130種以上存在するといわれており、斯かる線維症の代表的な疾患としては、例えば、肺線維症、肝線維症、糸球体硬化症等が挙げられる。
肺線維症とは、一般に、炎症反応によって肺胞構築が破壊され、その結果、線維芽細胞の増殖と、コラーゲンを主とする細胞外マトリックスの過剰な増加とが起こり、肺が硬化する、肺胞領域の再構築病変のために、肺の機能が失われる疾患群をいう。
また肝線維症とは、慢性ウイルス性肝炎、アルコール性肝障害等の種々の肝障害等の種々の肝障害による肝細胞の壊死のあと、その部位を補充するために細胞外マトリックスが増加し、肝線維化がおこる病態をいい、この病態の終末像としては、肝線維全体が萎縮し、硬化する肝硬変に至るものである。
上記肝線維化を抑制するために、例えば、銅の代謝異常により銅が肝臓に蓄積されて発病するウイルキンソン病の治療薬として知られているペニシラミン、プロリン水素化酵素阻害剤として検討されているルフィロニル(Lufironil)等の薬剤が使用されている。
しかしながら、上記薬剤は、副作用等の面及び有効性の面から、肝線維化を防止する薬剤としては十分でない。そのため、現時点では、肝線維化等を代表とする線維症に有効な治療薬及び線維症の治療方法は、未だ確立されていないのが実情であり、線維化をきたす過程をいかに特異的に阻止するかということに研究の関心が集まっている。
上述したように、肺組織や肝細胞において線維化をきたす過程では、コラーゲンを主とする細胞外マトリックスの過剰な増加が生じることが知られている。また肝細胞における細胞外マトリックスの増加は、主として類洞壁ディッセ(Disse)腔内でおこり、肝臓の間葉系細胞である伊藤細胞がその産生源の中心であることも知られている。
従って、肝臓や肺等における線維化を抑制するには、細胞外マトリックス(すなわちコラーゲン)の過剰な増加を抑制することが重要である。
特許文献1及び特許文献2には、ある種のピリジン誘導体が、特許文献3には、ある種のベンゼン誘導体が、コラーゲンの産生を抑制する効果を有し、線維症の疾患に有用であることが開示されている。
しかしながら、特許文献1〜3に記載の化合物は、コラーゲンの産生を抑制する効果が不充分であるか、又は重大な副作用を有している。そのため、コラーゲンの産生を抑制する効果が一段と優れ且つ副作用が少なく安全性に優れた化合物の開発が切望されている。
特表2002−507601 特開2001−89450 特開2001−89412
本発明は、コラーゲンの産生を抑制する効果が著しく優れた新規なコラーゲン産生抑制剤を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記一般式(1)で表される芳香族化合物及びその塩が、コラーゲン産生を抑制する効果が格段と優れており、例えば肺線維症、肝線維症、糸球体硬化症等の線維症の予防及び治療剤として有用であり、しかも副作用が少なく安全性に優れているという知見を得た。本発明は、斯かる知見に基づき完成されたものである。
本発明は、下記に示すコラーゲン産生抑制剤を提供する。
項1.下記一般式(1)に記載の化合物又はその塩を有効成分として含有するコラーゲン産生抑制剤:
Figure 0005089185
[式中、Xは、窒素原子又は基−CH=を示す。
は、基−Z−Rを示す。
Zは、基−N(R)−B−、基−B−N(R)−、基−B−O−、基
Figure 0005089185
、基−CO−、基−CH(OH)−、基−N(R9a)−CO−N(R9b)−、基−N=CH−、基−N(R10a)−SO−(B22a)e−、低級アルケニレン基、基−NHCO−B−、基−NHCO−B−(W)u−、基−Bo−O−B19a−、基
Figure 0005089185
、基
Figure 0005089185
、基−SO−N(R10b)−、基−S−、低級アルキニレン基、低級アルキレン基、基−N(R8d)−又は基−CO−NH−B18a−を示す。
は、水素原子、置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基又はフェニル低級アルキル基を示す。
Bは、基−CO−又は低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、置換基としてフェニル基を有することのある低級アルケニレン基を示す。
は、低級アルコキシ基及びフェニル基なる群から選ばれた基が置換していてもよい低級アルキレン基を示す。
9aは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
9bは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
10aは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
22aは、低級アルキレン基又は低級アルケニレン基を示す。
eは、0又は1を示す
18aは、低級アルキレン基を示す。
19aは、低級アルキレン基を示す。
20aは、低級アルキレン基を示す。
21aは、低級アルキレン基を示す。
kは、2又は3を示す。
cは0又は1を示す。
d’は0又は1を示す。
10bは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
8dは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
Wは、酸素原子、基−NH−又は硫黄原子を示す。
uは、0又は1を示す。
は、窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜15員の単環、二項環又は三項環の飽和又は不飽和複素環基(該複素環上には、オキソ基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基;ハロゲン原子;低級アルキルスルホニル基;フェニル環上にハロゲン原子を有することのある低級アルキル基が置換していてもよいフェニル基;低級アルキルチオ基;ピロリル基;ベンゾイル基;低級アルカノイル基;低級アルコキシカルボニル基;並びに置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい)、アダマンチル基、ナフチル基(ナフタレン環上に低級アルキル基、ハロゲン原子並びに置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい)、置換基として低級アルコキシ基を有することのあるアルキル基、シクロアルキル環上に低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していてもよいシクロアルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルケニル基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基(フェニル環上には、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及びハロゲン原子なる群から選ばれた基が1〜3個有していてもよい)、ハロゲン原子置換低級アルキル基、シクロアルキル低級アルキル基又は基
Figure 0005089185
を示す。
は、水素原子、フェニル基、カルボキシ基、水酸基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、フェノキシ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、置換基として低級アルキル基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基及びシクロアルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基、シアノ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、アミノスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基或いは窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜6員の飽和又は不飽和複素環基(該複素環上にはオキソ基が置換していてもよい)を示す。
mは、1〜5の整数を示す。mが2〜5を示す場合、2〜5個のRは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
は、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を示す。
Yは、基−O−、基−N(R)−、基−CO−、基−CH(OH)−、低級アルキレン基、基−S(O)n−又は基−C(=N−OH)−を示す。
は、水素原子、低級アルキル基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基、フェニル低級アルキル基又はシクロアルキル基を示す。
nは、0、1又は2を示す。
Aは、基
Figure 0005089185
又は基
Figure 0005089185
を示す。
pは、1又は2を示す。
は、水素原子、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、基−CONR1112又はシアノ基を示す。
11及びR12は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基又はフェニル基を示す。また、R11とR12とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、硫黄原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。
は、イミダゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,3−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,5−トリアゾリル低級アルキル基、ピラゾリル低級アルキル基、ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニル低級アルキル基、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデン低級アルキル基、1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基、基
Figure 0005089185
、基
Figure 0005089185
又は基−(T)−N(R14)R15を示す。
13は、水素原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、ベンゾイル基、モルホリノ置換低級アルカノイル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニルカルボニル低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル低級アルカノイル基、モルホリノカルボニル置換低級アルキル基又はイミダゾリル低級アルカノイル基を示す。
13aは、水素原子又は水酸基を示す。
Tは、低級アルキレン基、基−N(R17)−B−CO−,基−B19−N(R18)−CO−,基−B−CO−,基−Q−B−CO−、基−B−N(R19)−B−CO−、基−CO−B−、基−CH(OH)−B−、基−CO−B10−CO−、基−CH(OH)−B11−CO−、基−CO−、基−SO−又は基−B23a−CO−CO−を示す。
17は、水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルカルボニル基、置換基としてハロゲン原子を有することある低級アルカノイル基、低級アルケニル基、置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルカノイル基又は低級アルキルスルホニル基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
19は、低級アルキレン基を示す。
18は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
は、低級アルケニレン基又は置換基として水酸基を有することのある低級アルキレン基を示す。
Qは、酸素原子又は基−S(O)n−(nは前記に同じ)を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
19は、水素原子又は低級アルカノイル基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
10は、低級アルキレン基を示す。
11は、低級アルキレン基を示す。
23aは、低級アルキレン基を示す。
lは、0又は1を示す。
14は、水素原子又は置換基として水酸基を有することのあるアルキル基を示す。R15は、(2)水酸基置換アルキル基、(3)置換基として水酸基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるシクロアルキル基、(4)フェノキシ低級アルキル基、(5)フェニル環上に低級アルキル基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ低級アルコキシ基;水酸基置換低級アルキル基;フェニル低級アルキル基;低級アルキニル基;置換基として低級アルキルスルホニル基を有することのあるアミノ基;低級アルキルチオ基;シクロアルキル基;フェニルチオ基;アダマンチル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるアニリノ基;低級アルコキシカルボニル基;ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペラジニル基;ピロリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピロリジニル基;低級アルカノイルアミノ基;シアノ基;及びフェノキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、(6)フェノキシ基、(7)フェニル環上にハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル低級アルキル基、(8)フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル低級アルキル基、(10)低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、(11)カルボキシ置換低級アルキル基、(12)置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、(13)テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基、低級アルコキシ基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、(14)シクロアルキル低級アルキル基、(15)フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル低級アルカノイル基、(16)ピリジル低級アルキル基、(17)置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有することのあるアミノ基置換低級アルキル基、(18)低級アルコキシ低級アルキル基、(19)イミダゾリル基、(20)イミダゾリル低級アルキル基、(21)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル置換低級アルキル基、(22)ピペリジン環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキル基及びフリル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるピペリジニルカルボニル基、(23)チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルカノイル基、(24)ピペリジン環上に低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキル基、低級アルキル基、ベンゾイル基及びフリル低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していてもよいピペリジニル基、(25)基
Figure 0005089185
が置換したカルボニル低級アルキル基、(26)基
Figure 0005089185
が置換したカルボニル低級アルキル基、(27)基−CO−B20−N(R36)R37、(26a)ピロリジニル低級アルキル基、(27a)モルホリノ低級アルキル基、(28a)フェニル低級アルケニル基、(29a)フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるアニリノカルボニル低級アルキル基、(30a)インドリル基、(31a)ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるピペラジニル低級アルキル基、(32a)置換基として低級アルキル基を有することのあるアミジノ低級アルキル基、(33a)フルオレニル基、(34a)カルバゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるカルバゾリル基、(35a)置換基として低級アルキル基を有することのあるアミジノ基、(36a)ピペラジン環上に置換基としてフェニル低級アルキル基(フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基1〜3個有していてもよい)及びピリジル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル置換オキサリル基又は(37a)シアノ置換低級アルキル基を示す。
34は、オキソ基又はフェニル基を示す。
dは、0〜3の整数を示す。
20は、低級アルキレン基を示す。
36及びR37は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環基を示す。該複素環基上には、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基が1〜3個置換していてもよい。
14とR15とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜10員の飽和又は不飽和複素環;或いは基
Figure 0005089185
を形成してもよい。該複素環上には、(28)フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を1〜2個有し、低級アルキル基上にピリジル基を有することのあるフェニル置換低級アルキル基、(29)カルバモイル基、(30)ピリジン環上に置換基として水酸基及び置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジル低級アルキル基、(31)ピロール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリル低級アルキル基、(32)ベンゾオキサゾリル低級アルキル基、(33)ベンゾチアゾリル低級アルキル基、(34)フリル低級アルキル基、(35)フェニル環上にシアノ基、置換基として低級アルキルスルホニル基を有することのあるアミノ基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニリデン低級アルキル基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいベンゾイル基、(36)ピリミジニル基、(37)ピラジニル基、(38)ピリジル基、(39)低級アルコキシカルボニル基、(40)チアゾリジン環上にオキソ基及び基
Figure 0005089185
(R及びRは、それぞれ低級アルキル基を示す。)なる群より選ばれた基が置換していてもよいチアゾリジニル低級アルカノイル基、(41)置換基として水酸基及びハロゲン原子なる群より選ばれた基を有することのある低級アルキル基、(42)置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、(43)フェニル環上に低級アルコキシ低級アルキル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるカルバモイル基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、シアノ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるベンゾイル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキル基及び水酸基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、(44)フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル基、(45)ナフチル低級アルキル基、(46)フェニル環上にシアノ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェノキシ基、(47)フェノキシ低級アルキル基、(48)フェニル環上にハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル低級アルコキシ基、(49)基−(B12CO)t−N(R20)R21、(50)基−(CO)o−B13−N(R22)R23、(51)1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基、(52)置換基として水酸基を有することのあるシクロアルキル基、(53)ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有していてもよいピペリジニル基、(54)キノリル低級アルキル基、(55)テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基、(56)チアゾール環上に置換基としてフェニル基を有することのあるチアゾリル低級アルキル基、(57)フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基及びハロゲン原子なる群から選ばれる基を1〜3個有することのあるベンゾイル低級アルキル基、(58)ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペリジニル低級アルキル基、(59)イミダゾール環上に置換基としてフェニル基を1〜3個有することのあるイミダゾリル基、(60)ベンズイミダゾール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるベンズイミダゾリル基、(61)ピリジル低級アルコキシ基、(62)テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル低級アルキル基、(63)1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、(64)シクロアルキル低級アルキル基、(65)テトラヒドロピラニル基、(66)チエニル低級アルキル基、(67)ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニルカルボニル基、(68)水酸基、(69)カルボキシ基、(70)低級アルコキシ低級アルキル基、(71)低級アルコキシ低級アルコキシ基、(72)ベンゾイルオキシ基、(73)低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、(74)カルボキシ低級アルコキシ基、(75)フェノキシ低級アルカノイル基、(76)テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル基、(77)フェニルスルホニル基、(78)イミダゾリル低級アルカノイル基、(79)イミダゾリル低級アルキル基、(80)ピリジルカルボニル基、(81)イミダゾリルカルボニル基、(82)低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、(83)カルボキシ低級アルキル基、(84)基−(O−B15)s−CO−N(R26)R27、(85)基−N(R28)−CO−B16−N(R29)R30、(86)基−N(R31)−B17−CO−N(R32)R33、(87)ベンゾオキサゾリル基、(88a)ベンゾチエニル基、(89a)オキソ基及び(90a)テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
12は、低級アルキレン基を示す。
tは、0又は1を示す。
20及びR21は、同一又は異なって、水素原子;置換基として低級アルコキシカルボニル基を有することのあるアミノ基;フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基;低級アルキル基;フェニル環上に低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキルチオ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を1〜2個有する低級アルキル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基;低級アルコキシカルボニル基;シクロアルキル低級アルキル基;ピロリジン環上に置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリジニル低級アルキル基;置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基;1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基;ナフチル低級アルキル基;ピリジル低級アルキル基;キノリル低級アルキル基;テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基;1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基;低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することのあるテトラヒドロフリル低級アルキル基;フェニル環上に置換基として低級アルキル基及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシ低級アルキル基;フェニル低級アルカノイル基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基;イミダゾリル低級アルカノイル基;低級アルコキシカルボニル低級アルキル基;ピリジル基;カルボキシ低級アルキル基又はシクロアルキル基を示す。また、R20とR21とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。該複素環上には、低級アルキル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子及びハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェニル基並びにフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
oは、0又は1を示す。
13は、低級アルキレン基を示す。
22及びR23は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるフェノキシ低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はフェニル基を示す。また、R22とR23とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。該複素環上には、低級アルキル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
15は、低級アルキレン基を示す。
sは、0又は1を示す。
26及びR27は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はイミダゾリル低級アルキル基を示す。また、R26とR27とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。該複素環上には、置換基としてフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基を1〜3個有していてもよい。
28は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
16は、低級アルキレン基を示す。
29及びR30は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環基を示す。該複素環上には、低級アルキル基、フェニル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
31は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
17は、低級アルキレン基を示す。
32及びR33は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環基を示す。該複素環上には、低級アルキル基、フェニル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい。
但し、下記(i)〜(v)の要件を満たしているものとする。
(i)Xが基−CH=を示すとき、Rは水素原子を示す。
(ii)Xが基−CH=を示し、lが1を示し、Tが−CO−を示し、かつR14が水素原子又は置換基として水酸基を有することのあるアルキル基を示すとき、R15は基(24)を示す。
(iii)Xが基−CH=を示し、lが1を示し、かつTが−N(R17)−B−CO−を示すとき、R14及びR15は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜10員の飽和又は不飽和複素環を形成し、かつ該複素環上には、基(28)が1〜3個置換されている。
(iv)Xが窒素原子を示しかつlが0であるとき、又はXが窒素原子を示し、lが1であり、かつTが−CO−もしくは−SOを示すとき、R15は、基(5)、(7)、(19)及び(20)ではない。
(v)Rがシクロアルキル環上に低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していてもよいシクロアルキル基を示すとき、Rは基−(T)−N(R14)R15を示すものとする。(T及びlは、前記に同じ。R14及びR15は、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜10員の飽和複素環;或いは基
Figure 0005089185
を形成する。)]
項2.線維化抑制のために用いられる、項1に記載のコラーゲン産生抑制剤。
項3.肺線維症の予防及び/または治療に用いられる、項2に記載のコラーゲン産生抑制剤。
項4.肝線維症の予防及び/または治療に用いられる、項2に記載のコラーゲン産生抑制剤。
項5.糸球体硬化症の予防及び/または治療に用いられる、項2に記載のコラーゲン産生抑制剤。
本発明のコラーゲン産生抑制剤に、有効成分として含有される上記一般式(1)の化合物又はその塩(この化合物を以下、「化合物(1-i)」という場合がある)としては、下記(1-ii)〜(1-xlvii)に示される芳香族化合物又はその塩が好ましく、下記(1-xlviii)〜(1-l)に示される芳香族化合物又はその塩がより好ましく、下記(1-li)に規定される芳香族化合物又はその塩が特に好ましい。
(1-ii) 下記一般式(1−1)〜一般式(1−7)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−1)〜一般式(1−7)において、R、B、R、R、R、n、X及びAは、上記に同じ。Yは、低級アルキレン基を示す。]
(1-iii) 下記一般式(1−8)〜一般式(1−14)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−8)〜一般式(1−14)において、R、B、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-iv) 下記一般式(1−15)〜一般式(1−21)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−15)〜一般式(1−21)において、R、B、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-v) 下記一般式(1−22)〜一般式(1−28)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−22)〜一般式(1−28)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-vi) 下記一般式(1−29)〜一般式(1−35)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−29)〜一般式(1−35)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-vii) 下記一般式(1−36)〜一般式(1−42)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−36)〜一般式(1−42)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-viii) 下記一般式(1−43)〜一般式(1−49)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−43)〜一般式(1−49)において、R、R9a、R9b、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-ix) 下記一般式(1−50)〜一般式(1−56)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−50)〜一般式(1−56)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-x) 下記一般式(1−57)〜一般式(1−63)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−57)〜一般式(1−63)において、R、R10a、B22a、e、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xi) 下記一般式(1−64)〜一般式(1−70)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−64)〜一般式(1−70)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。Zは、低級アルケニレン基を示す。]
(1-xii) 下記一般式(1−71)〜一般式(1−77)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−71)〜一般式(1−77)において、R、R、B、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xiii) 下記一般式(1−78)〜一般式(1−84)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−78)〜一般式(1−84)において、R、W、u、B、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xiv) 下記一般式(1−85)〜一般式(1−91)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−85)〜一般式(1−91)において、R、W、u、B、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xv) 下記一般式(1−92)〜一般式(1−98)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−92)〜一般式(1−98)において、R、B20a、k、d’,R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xvi) 下記一般式(1−99)〜一般式(1−105)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−99)〜一般式(1−105)において、R、B21a、c、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xvii) 下記一般式(1−106)〜一般式(1−112)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−106)〜一般式(1−112)において、R、R10b、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xviii) 下記一般式(1−113)〜一般式(1−119)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−113)〜一般式(1−119)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xix) 下記一般式(1−120)〜一般式(1−126)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−120)〜一般式(1−126)において、R、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。Zは、低級アルキニレン基を示す。]
(1-xx) 下記一般式(1−127)〜一般式(1−133)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−127)〜一般式(1−133)において、R、B18a、R、R、n、X、A及びYは、上記に同じ。]
(1-xxi) 下記一般式(1−134)〜一般式(1−140)で表される芳香族化合物又はその塩。
Figure 0005089185
[一般式(1−134)〜一般式(1−140)において、R、R、R、n、X、A、R8d及びYは、上記に同じ。Zは、低級アルキレン基又は基−N(R8d)−を示す。]
(1-xxii) Yが基−O−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxiii) Yが基−N(R)−(Rは、上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxiv) Yが基−CO−、基−CH(OH)−,低級アルキレン基、基−S(O)n−(nは、上記に同じ)又は基−C(=N−OH)−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxv) Aが基
Figure 0005089185
(R,R及びpは上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxvi) Aが基
Figure 0005089185
(Rは、上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxvii) Rがイミダゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,3−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,5−トリアゾリル低級アルキル基、ピラゾリル低級アルキル基、ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニル低級アルキル基、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデン低級アルキル基、1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基、基
Figure 0005089185
又は基
Figure 0005089185
(R13及びR13aは上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxviii) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが0を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxix) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxx) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−N(R17)−B−CO−(R17及びBは上記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxi) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−B19−N(R18)−CO−(B19及びR18は前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxii) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−B−CO−(Bは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxiii) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−Q−B−CO−(Q及びBは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxiv) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−B−N(R19)−B−(B、R19及びBは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxv) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CO−B−(Bは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxvi) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CH(OH)−B−(Bは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxvii) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CO−B10−CO−(B10は前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxviii) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CH(OH)−B11−CO−(B11は前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xxxix) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−CO−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xl) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−SO−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xli) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが基−B23a−CO−CO−(B23aは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xlii) Rが基−(T)−N(R14)R15(T、R14及びR15は上記に同じ)を示し、lが1を示し、Tが低級アルキレン基を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-i)〜(1-xxi)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xliii) 一般式(1)の化合物が一般式(1−1)、(1−2)、(1−8)、(1−9)、(1−15)、(1−16)、(1−29)、(1−30)、(1−43)、(1−44)、(1−57)、(1−58)、(1−64)及び(1−65)なる群から選ばれた化合物であり、Yが基−O−又は基−N(R)−(Rは前記に同じ)、Aが基
Figure 0005089185
(R,R及びpは前記に同じ)を示し、Rが基−(T)−N(R14)R15(T,l、R14及びR15は上記に同じ)を示す上記(1-i)記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xliv) lが1を示し、Tが基−N(R17)−B−CO−(R17及びBは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-xliii)記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xlv) lが1を示し、Tが基−B−CO−(Bは前記に同じ)を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-xliii)記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xlvi) lが1を示し、Tが基−CO−を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-xliii)記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xlvii) lが0を示す一般式(1)で表される芳香族化合物又はその塩である上記(1-xliii) 記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xlviii) R14及びR15が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される6員の飽和複素環基であり、該飽和複素環上に、フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が置換していてもよいフェニル置換低級アルキル基が置換している上記(1-xliv)〜(1-xlvii)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-xlix) 飽和複素環基であるピペラジニル基上に、低級アルキレンジオキシ基が置換しているフェニル置換低級アルキル基が置換している(1-xlviii)に記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-l) Xが窒素原子であり、且つYが酸素原子である上記(1-xliv)〜(1-xlix)のいずれかに記載の芳香族化合物又はその塩。
(1-li) N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペラジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−{6−[(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェニル)メチルアミノ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−{6−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−{6−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−({4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェニル}メチルアミノ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、1−(6−{4− [3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−エチル尿素、N−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、N−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−{6−[(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェニル)メチルアミノ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−(6−{4−[(2−{4−[4−(4−フルオロベンゾイル)フェニル]ピペラジン−1−イル}−2−オキソエチル)メチルアミノ]−2−メトキシフェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミド、2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−N−{3−メチル−4−[5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}−2−オキソアセトアミド、N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−2−フルオロ−4−トリフルオロメチルベンズアミド、N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド及び4−(3−{3−メチル−4−[5−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}−2−オキソヘキサヒドロピリミジン−1−イル)安息香酸エチルエステルからなる群から選ばれた芳香族化合物又はその塩。
前記一般式(1)において示される各基は、具体的には次の通りである。
低級アルケニレン基としては、例えば、ビニレン、1−プロペニレン、1−メチル−1−プロペニレン、2−メチル−1−プロペニレン、2−プロペニレン、2−ブテニレン、1−ブテニレン、3−ブテニレン、2−ペンテニレン、1−ペンテニレン、3−ペンテニレン、4−ペンテニレン、1,3−ブタジエニレン、1,3−ペンタジエニレン、2−ペンテン−4−イニレン、2−ヘキセニレン、1−ヘキセニレン、5−へキセニレン、3−ヘキセニレン、4−へキセニレン、3,3−ジメチル−1−プロペニレン、2−エチル−1−プロペニレン、1,3,5−ヘキサトリエニレン、1,3−ヘキサジエニレン、1,4−ヘキサジエニレン基等の二重結合を1〜3個有する炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルケニレン基を例示できる。
低級アルキニレン基としては、例えば、エチニレン、1−プロピニレン、1−メチル−1−プロピニレン、2−メチル−1−プロピニレン、2−プロピニレン、2−ブチニレン、1−ブチニレン、3−ブチニレン、2−ペンチニレン、1−ペンチニレン、3−ペンチニレン、4−ペンチニレン、2−ペンチン−4−イニレン、2−ヘキシニレン、1−ヘキシニレン、5−ヘキシニレン、3−ヘキシニレン、4−ヘキシニレン、3,3−ジエチル−1−プロピニレン、2−エチル−1−プロピニレン基等の三重結合を1〜3個有する炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキニレン基を例示できる。
低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシル、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を挙げることができる。
低級アルキル基としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ブチル、イソブチル、tert−ブチル、イソペンチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を挙げることができる。
置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基としては、例えば、前記低級アルキル基に加えて、メトキシメチル、1−エトキシエチル、2−メトキシエチル、2−プロポキシエチル、3−イソプロポキシプロピル、4−ブトキシブチル、5−ペンチルオキシペンチル、6−ヘキシルオキシヘキシル、1,1−ジメチル−2−メトキシエチル、2−メチル−3−エトキシプロピル、3−メトキシプロピル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
低級アルカノイル基としては、例えば、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペンタノイル、tert−ブチルカルボニル、ヘキサノイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基が挙げられる。
フェニル低級アルキル基としては、例えば、ベンジル、2−フェニルエチル、1−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル、6−フェニルヘキシル、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル、2−メチル−3−フェニルプロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基を挙げることができる。
低級アルキレン基としては、例えば、メチレン、エチレン、トリメチレン、2−メチルトリメチレン、2,2−ジメチルエチレン、2,2−ジメチルトリメチレン、1−メチルトリメチレン、メチルメチレン、エチルメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキレン基を例示できる。
置換基としてフェニル基を有することのある低級アルケニレン基としては、例えば、ビニレン、1−プロペニレン、1−メチル−1−プロペニレン、2−メチル−1−プロペニレン、2−プロペニレン、2−ブテニレン、1−ブテニレン、3−ブテニレン、2−ペンテニレン、1−ペンテニレン、3−ペンテニレン、4−ペンテニレン、1,3−ブタジエニレン、1,3−ペンタジエニレン、2−ペンテン−4−イニレン、2−ヘキセニレン、1−ヘキセニレン、5−へキセニレン、3−ヘキセニレン、4−へキセニレン、3,3−ジメチル−1−プロペニレン、2−エチル−1−プロペニレン、1,3,5−ヘキサトリエニレン、1,3−ヘキサジエニレン、1,4−ヘキサジエニレン、1−フェニルビニレン、3−フェニル−1−プロペニレン、3−フェニル−1−メチル−1−プロぺニレン、3−フェニル−2−メチル−1−プロペニレン、1−フェニル−2−プロペニレン、1−フェニル−2−ブテニレン、3−フェニル−1−ブテニレン、1−フェニル−3−ブテニレン、5−フェニル−2−ペンテニレン、4−フェニル−1−ペンテニレン、2−フェニル−3−ペンテニレン、1−フェニル−4−ペンテニレン、1−フェニル−1,3−ブタジエニレン、1−フェニル−1,3−ペンタジエニレン、1−フェニル−2−ペンテン−4−イニレン、1−フェニル−2−ヘキセニレン、3−フェニル−1−ヘキセニレン、4−フェニル−5−へキセニレン、6−フェニル−3−ヘキセニレン、5−フェニル−4−へキセニレン、1−フェニル−3,3−ジメチル−1−プロペニレン、1−フェニル−2−エチル−1−プロペニレン、6−フェニル−1,3,5−ヘキサトリエニレン、1−フェニル−1,3−ヘキサジエニレン、2−フェニル−1,4−ヘキサジエニレン基等の二重結合を1〜3個有する置換基としてフェニル基を有することのある炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルケニレン基を例示できる。
低級アルコキシ基及びフェニル基なる群から選ばれた基が置換していてもよい低級アルキレン基としては、例えば前記低級アルキレン基に加えて、メトキシメチレン、2−フェニルエチレン、3−エトキシトリメチレン、1−プロポキシ−2−メチルトリメチレン、1−フェニル−2,2−ジメチルエチレン、3−フェニル−2,2−ジメチルトリメチレン、2−ブトキシ−1−メチルトリメチレン、フェニルメチルメチレン、2−ペンチルオキシエチルメチレン、4−フェニル−2−ヘキシルオキシテトラメチレン、3−フェニルペンタメチレン、5−フェニルヘキサメチレン、エトキシメチレン、1−フェニルエチレン基、3−フェニルトリメチレン、2−フェニル−1−メトキシエチレン基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基及びフェニル基なる群から選ばれた基が1〜2個置換していてもよい炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキレン基を例示できる。
窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜15員の単環、二項環又は三項環の飽和又は不飽和複素環基としては、例えば、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、ピリジル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、チアゾリジニル、1,2,3,4−テトラゾリル、チエニル、キノリル、1,4−ジヒドロキノリル、ベンゾチアゾリル、ピラジル、ピリミジル、ピリダジル、2H−ピロリル、ピロリル、1,3,4−オキサジアゾリル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフリル、フラザニル、カルボスチリル、3,4−ジヒドロカルボスチリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、イミダゾリジニル、イソキノリル、キナゾリジニル、キノキサリニル、シンノリニル、フタラジニル、カルバゾイル、アクリジニル、クロマニル、イソインドリニル、イソクロマニル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピラゾリジニル、フェノチアジニル、ベンゾフリル、2,3−ジヒドロベンゾ[b]フリル、ベンゾチエニル、フェノキサチイニル、フェノキサジニル、4H−クロメニル、1H−インダゾリル、フェナジニル、キサンテニル、チアントレニル、2−イミダゾリニル、2−ピロリニル、フリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イソオキサゾリジニル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラニル、2−チアゾリニル、2−ピラゾリニル、キヌクリジニル、1,4−ベンゾオキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンチアジニル、1,4−ベンゾチアジニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリニル、1,3−ジチア−2,4−ジヒドロナフタレニル、フェナントリジニル、1,4−ジチアナフタレニル、ジベンズ[b,e]アゼピン、6,11−ジヒドロ−5H−ジベンズ[b,e]アゼピン基等が挙げられる。
ハロゲン原子としては、弗素原子、塩素原子、臭素原子及び沃素原子が挙げられる。
置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、フルオロメトキシ、ヨードメトキシ、ジフルオロメトキシ、ジブロモメトキシ、2−クロロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、3−クロロプロポキシ、2,3−ジクロロプロポキシ、4,4,4−トリクロロブトキシ、4−フルオロブトキシ、5−クロロペンチルオキシ、3−クロロ−2−メチルプロポキシ、6−ブロモヘキシルオキシ、5,6−ジクロロヘキシルオキシ基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基としては、前記低級アルキル基に加えて、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロメチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨードメチル、ジフルオロメチル、ジブロモメチル、ジクロロメチル、2−クロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、3−クロロプロピル、2,3−ジクロロプロピル、4,4,4−トリクロロブチル、4−フルオロブチル、5−クロロペンチル、3−クロロ−2−メチルプロピル、5−ブロモヘキシル、5,6−ジブロモヘキシル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
低級アルキルスルホニル基としては、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルスルホニル基を挙げることができる。
フェニル環上にハロゲン原子を有することのある低級アルキル基が置換していてもよいフェニル基としては、例えば、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニル、4−イソプロピルフェニル、3−ブチルフェニル、4−ペンチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,4−ジエチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、2−(ブロモメチル)フェニル、3−(2−クロロエチル)フェニル、4−(2,3−ジクロロプロピル)フェニル、4−(4−フルオロブチル)フェニル、3−(5−クロロペンチル)フェニル、4−(5−ブロモヘキシル)フェニル、4−(5,6−ジブロモヘキシル)フェニル、3,4−ジ(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブチル)フェニル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メチルプロピル)フェニル、2,5−ジ(3−クロロプロピル)フェニル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル、3,4,5−トリ(トリフルオロメチル)フェニル、4−(2,2,2−トリクロロエチル)フェニル、2−メチル−4−トリフルオロメチルフェニル、3−エチル−4−トリクロロメチル基等のフェニル環上にハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を例示できる。
低級アルキルチオ基としては、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、tert−ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルチオ基を挙げることができる。
置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有することのあるアミノ基としては、例えば、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、N−エチル−N−プロピルアミノ、N−メチル−N−ブチルアミノ、N−メチル−N−ヘキシルアミノ、N−アセチルアミノ、N−ホルミルアミノ、N−プロピオニルアミノ、N−ブチリルアミノ、N−イソブチリルアミノ、N−ペンタノイルアミノ、N−tert−ブチルカルボニルアミノ、N−ヘキサノイルアミノ、ジアセチルアミノ、N−アセチル−N−メチルアミノ、N−アセチル−N−エチルアミノ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基を例示できる。
ナフタレン環上に低級アルキル基、ハロゲン原子並びに置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいナフチル基としては、例えば、(1−又は2−)ナフチル、1−メチル−(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、2−エチル−(1−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、3−n−プロピル−(1−、2−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、4−n−ブチル−(1−、2−、3−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、4−メチル−(1−、2−、3−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、5−n−ペンチル−(1−、2−、3−、4−、6−、7−又は8−)ナフチル、6−n−ヘキシル−(1−、2−、3−、4−、5−、7−又は8−)ナフチル、1,7−ジメチル−(2−、3−、4−、5−、6−又は8−)ナフチル、1,2,8−トリメチル−(3−、4−、5−、6−又は7−)ナフチル、1−ジメチルアミノ−(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、2−ジメチルアミノ−(1−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、3−メチルアミノ−(1−、2−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、5−アミノ−(1−、2−、3−、4−、6−、7−又は8−)ナフチル、5−ジメチルアミノ−(1−、2−、3−、4−、6−、7−又は8−)ナフチル、4−(N−メチル−N−エチルアミノ)−(1−、2−、3−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、1−メチル−2−ジメチルアミノ−(3−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、1−クロロ−(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル、1−アセチルアミノ−(2−、3−、4−、5−、6−、7−又は8−)ナフチル基等のナフタレン環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、ハロゲン原子並びに置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基なる群から選ばれた基を1〜3個有していてもよいナフチル基を例示できる。
置換基として低級アルコキシ基を有することのあるアルキル基としては、前記置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基に加えて、ヘプチル、1−エチルペンチル、オクチル、7−メトキシヘプチル、1−エトキシヘプチル、2−プロポキシ−1−エチルペンチル、3−イソプロポキシオクチル、7−ブトキシヘプチル、8−ペンチルオキシオクチル、5−ヘキシルオキシ−1−エチルペンチル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を有することのある炭素数1〜8の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基としては、例えば、アミノメチル、2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−アミノプロピル、4−アミノブチル、5−アミノペンチル、6−アミノヘキシル、1,1−ジメチル−2−アミノエチル、2−メチル−3−アミノプロピル、メチルアミノメチル、1−エチルアミノエチル、2−プロピルアミノエチル、3−イソプロピルアミノプロピル、4−ブチルアミノブチル、5−ペンチルアミノペンチル、6−ヘキシルアミノヘキシル、ジメチルアミノメチル、2−ジエチルアミノエチル、2−ジイソプロピルアミノエチル、(N−エチル−N−プロピルアミノ)メチル、2−(N−メチル−N−ヘキシルアミノ)エチル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるアミノ基が置換した炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル、シクロドデシル、シクロトリデシル、シクロテトラデシル、シクロペンタデシル、シクロヘキサデシル基等の炭素数3〜16のシクロアルキル基を挙げることができる。
シクロアルキル環上に低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していてもよいシクロアルキル基としては、前記シクロアルキル基に加えて、4−ジメチルアミノメチルシクロヘキシル、2−(アミノメチル)シクロプロピル、3−(2−アミノメチル)シクロブチル、2−(1−アミノエチル)シクロペンチル、3−(3−アミノプロピル)シクロヘキシル、3−(4−アミノブチル)シクロヘプチル、4−(5−アミノペンチル)シクロオクチル、4−(6−アミノヘキシル)シクロヘキシル、2−(1,1−ジメチル−2−アミノエチル)シクロヘプチル、3−(2−メチル−3−アミノプロピル)シクロペンチル、3−(メチルアミノメチル)シクロヘキシル、2−(1−エチルアミノエチル)シクロオクチル、2−(2−プロピルアミノエチル)シクロヘキシル、3−(3−イソプロピルアミノプロピル)シクロペンチル、4−(4−ブチルアミノブチル)シクロヘプチル、2−(5−ペンチルアミノペンチル)シクロヘキシル、2−(6−ヘキシルアミノヘキシル)シクロペンチル、3−(ジメチルアミノメチル)シクロヘキシル、3−[(N−エチル−N−プロピルアミノ)メチル]シクロヘプチル、4−[2−(N−メチル−N−ヘキシルアミノ)エチル]シクロオクチル、4−ジメチルアミノメチルシクロノニル、2−(アミノメチル)シクロデシル、3−(2−アミノメチル)シクロウンデシル、2−(1−アミノエチル)シクロドデシル、3−(3−アミノプロピル)シクロトリデシル、3−(4−アミノブチル)シクロテトラデシル、4−(5−アミノペンチル)シクロペンタデシル、4−(6−アミノヘキシル)シクロヘキサデシル、2−(1,1−ジメチル−2−アミノエチル)シクロノニル、3−(2−メチル−3−アミノプロピル)シクロデシル、3−(メチルアミノメチル)シクロウンデシル、2−(1−エチルアミノエチル)シクロドデシル、2−(2−プロピルアミノエチル)シクロトリデシル、3−(3−イソプロピルアミノプロピル)シクロテトラデシル、4−(4−ブチルアミノブチル)シクロペンタデシル、2−(5−ペンチルアミノペンチル)シクロヘキサデシル、2−(6−ヘキシルアミノヘキシル)シクロノニル、3−(ジメチルアミノメチル)シクロドデシル、3−[(N−エチル−N−プロピルアミノ)メチル]シクロデシル、4−[2−(N−メチル−N−ヘキシルアミノ)エチル]シクロヘキサデシル、2,2−ジメチルシクロプロピル、2−トリフルオロメチルシクロプロピル基等のシクロアルキル環上に炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるアミノ基が置換した炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい炭素数3〜16のシクロアルキル基を例示できる。
低級アルケニル基としては、例えば、ビニル、1−プロペニル、1−メチル−1−プロぺニル、2−メチル−1−プロペニル、2−プロペニル、2−ブテニル、1−ブテニル、3−ブテニル、2−ペンテニル、1−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1,3−ブタジエニル、1,3−ペンタジエニル、2−ペンテン−4−イニル、2−ヘキセニル、1−ヘキセニル、5−へキセニル、3−ヘキセニル、4−へキセニル、3,3−ジメチル−1−プロペニル、2−エチル−1−プロペニル、1,3,5−ヘキサトリエニル、1,3−ヘキサジエニル、1,4−ヘキサジエニル基等の二重結合を1〜3個有する炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルケニル基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルケニル基としては、前記低級アルケニル基に加えて、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル、2−ブロモビニル、3−クロロ−1−プロペニル、3−ヨード−1−メチル−1−プロぺニル、3−フルオロ−2−メチル−1−プロペニル、2−ブテニル、4,4,3−トリクロロ−1−ブテニル、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル、5−フルオロー2−ペンテニル、5,5,3−トリブロモ−1−ペンテニル、5−クロロ−3−ペンテニル、5,5,5−トリフルオロ−4−ペンテニル、4−クロロ−1,3−ブタジエニル、5−フルオロ−1,3−ペンタジエニル、5−ブロモ−2−ペンテン−4−イニル、6−フルオロ−2−ヘキセニル、6,6,5−トリフルオロ−1−ヘキセニル、6−クロロ−5−へキセニル、5−ブロモ−3−ヘキセニル、6−クロロ−4−へキセニル、3,3−ジメチル−2−クロロー1−プロペニル、3−フルオロ−2−エチル−1−プロペニル、6−クロロ−1,3,5−ヘキサトリエニル、6−ブロモ−1,3−ヘキサジエニル、6−フルオロ−1,4−ヘキサジエニル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、二重結合を1〜3個有する炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルケニル基を例示できる。
ベンゾイル基(フェニル環上には、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及びハロゲン原子なる群から選ばれた基が1〜3個有していてもよい)としては、例えば、ベンゾイル、3,4−ジフルオロベンゾイル、2−フルオロベンゾイル、3−ブロモベンゾイル、4−ヨードベンゾイル、4−メチルベンゾイル、2−メチルベンゾイル、3−メチルベンゾイル、2−エチルベンゾイル、3−エチルベンゾイル、4−エチルベンゾイル、4−イソプロピルベンゾイル、3−ブチルベンゾイル、4−ペンチルベンゾイル、4−ヘキシルベンゾイル、3,4−ジメチルベンゾイル、3,4−ジエチルベンゾイル、2,4−ジメチルベンゾイル、2,5−ジメチルベンゾイル、2,6−ジメチルベンゾイル、3,4,5−トリメチルベンゾイル、2−トリフルオロメチルベンゾイル、3−トリフルオロメチルベンゾイル、4−トリフルオロメチルベンゾイル、2−(ブロモメチル)ベンゾイル、3−(2−クロロエチル)ベンゾイル、4−(2,3−ジクロロプロピル)ベンゾイル、4−(4−フルオロブチル)ベンゾイル、3−(5−クロロペンチル)ベンゾイル、4−(5−ブロモヘキシル)ベンゾイル、4−(5,6−ジブロモヘキシル)ベンゾイル、3,4−ジ(トリフルオロメチル)ベンゾイル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブチル)ベンゾイル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メチルプロピル)ベンゾイル、2,5−ジ(3−クロロプロピル)ベンゾイル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾイル、3,4,5−トリ(トリフルオロメチル)ベンゾイル、4−(2,2,2−トリクロロエチル)ベンゾイル、2−メチル−4−トリフルオロメチルベンゾイル、3−エチル−4−トリクロロメチルベンゾイル、2−クロロ−4−トリフルオロメチルベンゾイル、3−エチル−4−フルオロベンゾイル、3−フルオロ−4−トリクロロメチルベンゾイル、2−メチル−3−トリフルオロメチル−4−トリフルオロメチルベンゾイル、3−フルオロベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、2−ブロモベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、2−ヨードベンゾイル、3−ヨードベンゾイル、2,3−ジブロモベンゾイル、2,4−ジヨードベンゾイル、2,5−ジフルオロベンゾイル、2,6−ジクロロベンゾイル、2,4,6−トリクロロベンゾイル、2,4−ジフルオロベンゾイル、3,5−ジフルオロベンゾイル、2,6−ジフルオロベンゾイル、2−クロロベンゾイル、3−クロロベンゾイル、4−クロロベンゾイル、2,3−ジクロロベンゾイル、2,4−ジクロロベンゾイル、2,5−ジクロロベンゾイル、3,4−ジクロロベンゾイル、2,6−ジクロロベンゾイル、3,5−ジクロロベンゾイル、2,4,6−トリフルオロベンゾイル、2,4−ジフルオロベンゾイル基等ベンゾイル基(フェニル環上には、置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基及びハロゲン原子なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよい)を例示できる。
ハロゲン置換低級アルキル基としては、例えば、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロメチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨードメチル、ジフルオロメチル、ジブロモメチル、2−クロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、3−クロロプロピル、2,3−ジクロロプロピル、4,4,4−トリクロロブチル、4−フルオロブチル、5−クロロペンチル、3−クロロ−2−メチルプロピル、5−ブロモヘキシル、5,6−ジブロモヘキシル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
低級アルキレンジオキシ基としては、例えば、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ、トリメチレンジオキシ、テトラメチレンジオキシ基等の炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状のアルキレン基を例示できる。
置換基として低級アルキル基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基及びシクロアルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基としては、例えば、アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、ペンチルアミノ、ヘキシルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、ジペンチルアミノ、ジヘキシルアミノ、N−メチル−N−エチルアミノ、N−エチル−N−プロピルアミノ、N−メチル−N−ブチルアミノ、N−メチル−N−ヘキシルアミノ、N−メチル−N−アセチルアミノ、N−アセチルアミノ、N−ホルミルアミノ、N−プロピオニルアミノ、N−ブチリルアミノ、N−イソブチリルアミノ、N−ペンタノイルアミノ、N−tert−ブチルカルボニルアミノ、N−ヘキサノイルアミノ、N−エチル−N−アセチルアミノ、N−ベンゾイルアミノ、N−エチル−N−ベンゾイルアミノ、N−メチル−N−ベンゾイルアミノ、N−アセチル−N−ベンゾイルアミノ、シクロプロピルアミノ、シクロブチルアミノ、シクロペンチルアミノ、シクロヘキシルアミノ、シクロヘプチルアミノ、シクロオクチルアミノ、N−メチル−N−シクロヘキシルアミノ、N−メチル−N−シクロペンチルアミノ、N−メチル−N−シクロヘプチルアミノ、N−シクロヘキシル−N−アセチルアミノ、N−シクロペンチル−N−ベンゾイルアミノ、シクロノニルアミノ、シクロデシルアミノ、シクロドデシルアミノ、シクロトリデシルアミノ、シクロテトラデシルアミノ、シクロペンタデシルアミノ、N−メチル−N−シクロヘキサデシルアミノ、N−メチル−N−シクロノニルアミノ、N−メチル−N−シクロデシルアミノ、N−シクロウンデシル−N−アセチルアミノ、N−シクロヘキサデシル−N−ベンゾイルアミノ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基、ベンゾイル基及び炭素数3〜16のシクロアルキル基なる群から選ばれた基1〜2個を有することのあるアミノ基を例示できる。
置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基としては、例えば前記低級アルカノイル基に加えて、2,2,2−トリフルオロアセチル、2,2,2−トリクロロアセチル、2−クロロアセチル、2−ブロモアセチル、2−フルオロアセチル、2−ヨードアセチル、2,2−ジフルオロアセチル、2,2−ジブロモアセチル、3,3,3−トリフルオロプロピオニル、3,3,3−トリクロロプロピオニル、3−クロロプロピオニル、2,3−ジクロロプロピオニル、4,4,4−トリクロロブチリル、4−フルオロブチリル、5−クロロペンタノイル、3−クロロ−2−メチルプロピオニル、6−ブロモヘキサノイル、5,6−ジブロモヘキサノイル基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を例示できる。
低級アルコキシカルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ペンチルオキシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基を挙げることができる。
低級アルカノイルオキシ基としては、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチリオキシ、ペンタノイルオキシ、tert−ブチルカルボニルオキシ、ヘキサノイルオキシ基等の炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルオキシ基が挙げられる。
窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜6員の飽和又は不飽和複素環基としては、例えば、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ピリジル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジル、チエニル、ピラジル、ピリミジル、ピリダジル、ピロリル、2H−ピロリル、イミダゾリジニル、ピラゾリル、イミダゾリル、ピラゾリジニル、フラザニル、2−イミダゾリニル、イミダゾリジニル、2−ピロリニル、フリル、オキサゾリル、イソオキサジリジニル、イソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、ピラニル、2−ピラゾリジニル、1,2,4−トリアゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,5−トリアゾリル、チアゾリジニル、2−チアゾリニル、1,2,3,4−テトラゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロフリル基等を例示できる。
11とR12とが結合する窒素原子と共に、窒素原子、硫黄原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互いに結合して形成する5〜7員の飽和複素環としては、例えば、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ホモピペラジニル基等を例示できる。
イミダゾリル低級アルキル基としては、例えば、(1,2,4又は5−)イミダゾリルメチル、2−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]エチル、1−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]エチル、3−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]プロピル、4−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]ブチル、5−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]ペンチル、6−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]エチル、2−メチル−3−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるイミダゾリルアルキル基を挙げることができる。
1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基としては、例えば、(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリルメチル、2−[(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリル]エチル、1−[(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリル]エチル、3−[(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリル]プロピル、4−[(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリル]ブチル、5−[(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリル]ペンチル、6−[(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリル]エチル、2−メチル−3−[(1,3又は5−)1,2,4−トリアゾリル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,2,4−トリアゾリルアルキル基を挙げることができる。
1,2,3−トリアゾリル低級アルキル基としては、例えば、(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリルメチル、2−[(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリル]エチル、1−[(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリル]エチル、3−[(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリル]プロピル、4−[(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリル]ブチル、5−[(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリル]ペンチル、6−[(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリル]エチル、2−メチル−3−[(1,4又は5−)1,2,3−トリアゾリル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,2,3−トリアゾリルアルキル基を挙げることができる。
1,2,5−トリアゾリル低級アルキル基としては、例えば、(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリルメチル、2−[(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリル]エチル、1−[(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリル]エチル、3−[(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリル]プロピル、4−[(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリル]ブチル、5−[(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリル]ペンチル、6−[(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリル]エチル、2−メチル−3−[(1,3又は4−)1,2,5−トリアゾリル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,2,5−トリアゾリルアルキル基を挙げることができる。
ピラゾリル低級アルキル基としては、例えば、(1,3,4又は5−)ピラゾリルメチル、2−[(1,3,4又は5−)ピラゾリル]エチル、1−[(1,3,4又は5−)ピラゾリル]エチル、3−[(1,3,4又は5−)ピラゾリル]プロピル、4−[(1,3,4又は5−)ピラゾリル]ブチル、5−[(1,3,4又は5−)ピラゾリル]ペンチル、6−[(1,3,4又は5−)ピラゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,3,4又は5−)ピラゾリル]エチル、2−メチル−3−[(1,3,4又は5−)ピラゾリル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピラゾリルアルキル基を挙げることができる。
ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニル低級アルキル基としては、例えば、(2,4,5又は6−)ピリミジニルメチル、2−[(2,4,5又は6−)ピリミジニル]エチル、1−[(2,4,5又は6−)ピリミジニル]エチル、3−[(2,4,5又は6−)ピリミジニル]プロピル、4−[(2,4,5又は6−)ピリミジニル]ブチル、5−[(2,4,5又は6−)ピリミジニル]ペンチル、6−[(2,4,5又は6−)ピリミジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2,4,5又は6−)ピリミジニル]エチル、2−メチル−3−[(2,4,5又は6−)ピリミジニル]プロピル、[(1,3,4又は5−)2,6−ジオキソピリミジニル]メチル、[(1,3,4,5又は6−)2−オキソピリミジニル]メチル、[(1,2,4又は5−)6−オキソピリミジニル]メチル、[(1,2,5又は6−)4−オキソピリミジニル]メチル、[(1,3,5又は6−)2,4−ジオキソピリミジニル]メチル、2−[(4又は6−)2,5−ジオキソピリミジニル]エチル、1−[(1,3,4又は5−)2,6−ジオキソピリミジニル]エチル、3−[(1,3又は5−)2,4,6−トリオキソピリミジニル]プロピル、4−[(1,3,4又は5−)2,6−ジオキソピリミジニル]ブチル、5−[(4又は6−)2,5−ジオキソピリミジニル]ペンチル、6−[(1,3,5又は6−)2,4−ジオキソピリミジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,3,4又は5−)2,6−ジオキソピリミジニル]エチル、2−メチル−3−[(1,3,4又は5−)2,6−ジオキソピリミジニル]プロピル基等のピリミジン環上に置換基としてオキソ基1〜3個を有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピリミジニルアルキル基を例示できる。
3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデン低級アルキル基としては、例えば、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデンメチル、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデンエチル、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデンプロピル、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデンイソプロピル、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデンブチル、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデンペンチル、3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデンヘキシル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である3,5−ジオキソイソキサゾリジン−4−イリデンアルキル基を例示できる。
1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルキル基としては、例えば、(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリルメチル、2−[(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]エチル、1−[(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]エチル、3−[(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]プロピル、4−[(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]ブチル、5−[(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]ペンチル、6−[(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]エチル、2−メチル−3−[(3又は5−)1,2,4−オキサジアゾリル]プロピル、5−メチル−3−(1,2,4−オキサジアゾリル)メチル、3−エチル−2−[5−(1,2,4−オキサジアゾリル)]エチル、1−[3−プロピル−5−(1,2,4−オキサジアゾリル)]エチル、3−[5−ブチル−3−(1,2,4−オキサジアゾリル)]プロピル、4−[3−ペンチル−5−(1,2,4−オキサジアゾリル)]ブチル、5−[5−ヘキシル−3−(1,2,4−オキサジアゾリル)]ペンチル、6−[3−メチル−5−(1,2,4−オキサジアゾリル)]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[5−イソプロピル−3−(1,2,4−オキサジアゾリル)]エチル、2−メチル−3−[3−イソブチル−5−(1,2,4−オキサジアゾリル)]プロピル基等の1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,2,4−オキサジアゾリルアルキル基を例示できる。
チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基としては、例えば、(2,3,4又は5−)チアゾリジニルメチル、2−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]エチル、1−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]エチル、3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピル、4−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ブチル、5−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ペンチル、6−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]エチル、2−メチル−3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピル、2,4−ジオキソ−5−チアゾリジニルメチル、2−[2−オキソ−(3,4又は5−)チアゾリジニル]エチル、1−[4−オキソ−(2,3又は5−)チアゾリジニル]エチル、3−[5−オキソ−(2,3又は4−)チアゾリジニル]プロピル、4−[2,5−ジオキソ−(3又は4−)チアゾリジニル]ブチル、5−[2,4,5−トリオキソ−3−チアゾリジニル]ペンチル、6−[4,5−ジオキソ−(2又は3−)チアゾリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]エチル、2−メチル−3−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]プロピル、3−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]プロピル基等のチアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるチアゾリジニルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基としては、例えば、前記フェニル低級アルキル基に加えて、3,4−メチレンジオキシベンジル、3,4−トリメチレンジオキシベンジル、2−(2,3−エチレンジオキシフェニル)エチル、1−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)エチル、3−(2,3−テトラメチレンジオキシフェニル)プロピル、4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ブチル、5−(2,3−エチレンジオキシフェニル)ペンチル、6−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,3−メチレンジオキシフェニル)エチル、2−メチル−3−(3,4−エチレンジオキシフェニル)プロピル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基を有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基を例示できる。
低級アルコキシカルボニル低級アルキル基としては、例えば、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、2−メトキシカルボニルエチル、2−エトキシカルボニルエチル、1−エトキシカルボニルエチル、3−メトキシカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニルプロピル、4−エトキシカルボニルブチル、5−イソプロポキシカルボニルペンチル、6−プロポキシカルボニルヘキシル、1,1−ジメチル−2−ブトキシカルボニルエチル、2−メチル−3−tert−ブトキシカルボニルプロピル、2−ペンチルオキシカルボニルエチル、ヘキシルオキシカルボニルメチル基等のアルコキシ部分が炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるアルコキシカルボニルアルキル基を例示できる。
カルボキシ低級アルキル基としては、例えば、カルボキシメチル、2−カルボキシエチル、1−カルボキシエチル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチル、5−カルボキシペンチル、6−カルボキシヘキシル、1,1−ジメチル−2−カルボキシエチル、2−メチル−3−カルボキシプロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるカルボキシアルキル基を例示できる。
モルホリノ置換低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(2,3又は4−)モルホリノ]アセチル、3−[(2,3又は4−)モルホリノ]プロピオニル、2−[(2,3又は4−)モルホリノ]プロピオニル、4−[(2,3又は4−)モルホリノ]ブチリル、5−[(2,3又は4−)モルホリノ]ペンタノイル、6−[(2,3又は4−)モルホリノ]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−2−[(2,3又は4−)モルホリノ]プロピオニル、2−メチル−3−[(2,3又は4−)モルホリノ]プロピオニル基等のアルカノイル部分が炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基であるモルホリノ置換アルカノイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニルカルボニル低級アルキル基としては、例えば、[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルメチル、2−[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルエチル、1−[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルエチル、3−[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルプロピル、4−[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルブチル、5−[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルペンチル、6−[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルエチル、2−メチル−3−[(1,2又は3−)ピペラジニル]カルボニルプロピル、(4−ベンジル−1−ピペラジニルカルボニル)メチル、2−[4−(2−フェニルエチル)−1−ピペラジニルカルボニル]エチル、1−[4−(3−フェニルプロピル)−1−ピペラジニルカルボニル]エチル、3−[4−(4−フェニルブチル)−1−ピペラジニルカルボニル]プロピル、4−[4−(5−フェニルペンチル)−1−ピペラジニルカルボニル]ブチル、5−[4−(6−フェニルプロピル)−1−ピペラジニルカルボニル]ペンチル、6−(4−ベンジル−1−ピペラジニルカルボニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(4−ベンジル−1−ピペラジニルカルボニル)エチル、2−メチル−3−(4−ベンジル−1−ピペラジニルカルボニル)プロピル、[4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニルカルボニル]メチル、2−{4−[2−(2,3−エチレンジオキシフェニル)エチル]−1−ピペラジニルカルボニル}エチル、1−{4−[3−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)プロピル]−1−ピペラジニルカルボニル}エチル、3−{4−[4−(2,3−テトラメチレンジオキシフェニル)ブチル]−1−ピペラジニルカルボニル}プロピル、4−{4−[5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ペンチル]−1−ピペラジニルカルボニル}ブチル、5−{4−[3−(2,3−エチレンジオキシフェニル)プロピル]−1−ピペラジニルカルボニル}ペンチル、6−[4−(3,4−トリメチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニルカルボニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[4−(2,3−テトラメチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニルカルボニル]エチル、2−メチル−3−[4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニルカルボニル]プロピル、(3,4−ジベンジル−1−ピペラジニルカルボニル)メチル、(3,4,5−トリベンジル−1−ピペラジニルカルボニル)メチル、[2,4−ジ(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニルカルボニル])メチル、[2,4,6−トリ(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニルカルボニル]メチル、[3−ベンジル−4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニルカルボニル]メチル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキリデンジオキシ基を有することのあるアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基がピペラジン環上に1〜3個置換していてもよく且つアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピペラジニルカルボニルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(1,2又は3−)ピペラジニル]アセチル、3−[(1,2又は3−)ピペラジニル]プロピオニル、2−[(1,2又は3−)ピペラジニル]プロピオニル、4−[(1,2又は3−)ピペラジニル]ブチリル、5−[(1,2又は3−)ピペラジニル]ペンタノイル、6−[(1,2又は3−)ピペラジニル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(1,2又は3−)ピペラジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[(1,2又は3−)ピペラジニル]プロピオニル、2−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)アセチル、3−[4−(2−フェニルエチル)−1−ピペラジニル]プロピオニル、2−[4−(3−フェニルプロピル)−1−ピペラジニル]プロピオニル、4−[4−(4−フェニルブチル)−1−ピペラジニル]ブチリル、5−[4−(5−フェニルペンチル)−1−ピペラジニル]ペンタノイル、6−[4−(6−フェニルプロピル)−1−ピペラジニル]ヘキサノイル、6−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)プロピオニル、2−メチル−3−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)プロピオニル、2−[4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニル])アセチル、3−{4−[2−(2,3−エチレンジオキシフェニル)エチル]−1−ピペラジニル}プロピオニル、2−{4−[3−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)プロピル]−1−ピペラジニル}プロピオニル、4−{4−[4−(2,3−テトラメチレンジオキシフェニル)ブチル]−1−ピペラジニル}ブチリル、5−{4−[5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ペンチル]−1−ピペラジニル}ペンタノイル、5−{4−[3−(2,3−エチレンジオキシフェニル)プロピル]−1−ピペラジニル}ペンタノイル、6−[4−(3,4−トリメチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニル])ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[4−(2,3−テトラメチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニル]プロピオニル、2−(3,4−ジベンジル−1−ピペラジニル)アセチル、2−(3,4,5−トリベンジル−1−ピペラジニル)アセチル、2−[2,4−ジ(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニル])アセチル、2−[2,4,6−トリ(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニル])アセチル、2−[3−ベンジル−4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−1−ピペラジニル])アセチル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基を有することのあるアルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基がピペラジン環上に1〜3個置換していてもよく且つアルカノイル部分が炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基であるピペラジニルアルカノイル基を例示できる。
モルホリノカルボニル置換低級アルキル基としては、例えば、[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルメチル、2−[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルエチル、1−[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルエチル、3−[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルプロピル、4−[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルブチル、5−[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルペンチル、6−[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルエチル、2−メチル−3−[(2,3又は4−)モルホリノ]カルボニルプロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるモルホリノカルボニルアルキル基を例示できる。
イミダゾリル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]アセチル、3−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]プロピオニル、2−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]プロピオニル、4−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]ブチリル、5−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]ペンタノイル、6−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]プロピオニル、2−メチル−3−[(1,2,4又は5−)イミダゾリル]プロピオニル基等のアルカノイル部分が炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基であるイミダゾリルアルカノイル基を例示できる。
シクロアルキルカルボニル基としては、例えばシクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘプチルカルボニル、シクロオクチルカルボニル、シクロノニルカルボニル、シクロデシルカルボニル、シクロウンデシルカルボニル、シクロドデシルカルボニル、シクロトリデシルカルボニル、シクロテトラデシルカルボニル、シクロペンタデシルカルボニル、シクロヘキサデシルカルボニル基等のシクロアルキル部分が炭素数3〜16のシクロアルキル基であるシクロアルキルカルボニル基を挙げることができる。
置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルカノイル基としては、例えば、アミノアセチル、2−アミノプロピオニル、3−アミノプロピオニル、4−アミノブチリル、5−アミノペンタノイル、6−アミノヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−アミノプロピオニル、2−メチル−3−アミノプロピオニル、メチルアミノアセチル、2−エチルアミノプロピオニル、3−プロピルアミノプロピオニル、3−イソプロピルアミノプロピオニル、4−ブチルアミノブチリル、5−ペンチルアミノペンタノイル、6−ヘキシルアミノヘキサノイル、ジメチルアミノアセチル、3−ジイソプロピルアミノプロピオニル、(N−エチル−N−プロピルアミノ)アセチル、2−(N−メチル−N−ヘキシルアミノ)アセチル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるアミノ基が置換した炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を例示できる。
置換基として水酸基を有することのある低級アルキレン基としては、例えば、前記低級アルキレン基に加えて、1−ヒドロキシメチレン、2−ヒドロキシエチレン、1−ヒドロキシエチレン、2−ヒドロキシトリメチレン、3−ヒドロキシトリメチレン、1−ヒドロキシトリメチレン、3−ヒドロキシ−2−メチルトリメチレン、1−ヒドロキシ−2−メチルトリメチレン、3−ヒドロキシ−2,2−ジメチルトリメチレン、1−ヒドロキシ−2,2−ジメチルトリメチレン、3−ヒドロキシ−1−メチルトリメチレン、2−ヒドロキシ−1−メチルトリメチレン、1−ヒドロキシメチルメチレン、ヒドロキシメチルメチレン、2−ヒドロキシメチルトリメチレン、2−ヒドロキシメチル−2−メチルトリメチレン、(2−ヒドロキシエチル)メチレン、(1−ヒドロキシエチル)メチレン、4−ヒドロキシテトラメチレン、2−ヒドロキシテトラメチレン、3−ヒドロキテトラメチレン、1−ヒドロキシテトラメチレン、5−ヒドロキシペンタメチレン、4−ヒドロキシペンタメチレン、3−ヒドロキシペンタメチレン、2−ヒドロキシペンタメチレン、1−ヒドロキシペンタメチレン、6−ヒドロキシヘキサメチレン、5−ヒドロキシヘキサメチレン、4−ヒドロキシヘキサメチレン、3−ヒドロキシヘキサメチレン、2−ヒドロキシヘキサメチレン、1−ヒドロキシヘキサメチレン、1,2−ジヒドロキシトリメチレン、2,2,4−トリヒドロキシテトラメチレン、1,2,6−トリヒドロキシヘキサメチレン、3,4,5−トリヒドロキシペンタメチレン基等の置換基として水酸基を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルキレン基を例示できる。
置換基として水酸基を有することのあるアルキル基としては、例えば、前記低級アルキル基に加えて、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、1−メチルヘキシル、ヘキサデシル、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、5,5,4−トリヒドロキシペンチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、1−ヒドロキシイソプロピル、2−メチル−3−ヒドロキシプロピル基等の置換基として水酸基を1〜3個有することのある炭素数1〜16の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
水酸基置換アルキル基としては、例えば、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、5,5,4−トリヒドロキシペンチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、1−ヒドロキシイソプロピル、2−メチル−3−ヒドロキシプロピル基等の置換基として水酸基を1〜3個有する炭素数1〜16の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
置換基として水酸基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるシクロアルキル基としては、例えば、前記シクロアルキル基に加えて、2−ヒドロキシシクロプロピル、3−ヒドロキシシクロブチル、3−ヒドロキシシクロペンチル、2−ヒドロキシシクロヘキシル、4−ヒドロキシシクロヘキシル、3−ヒドロキシシクロヘプチル、4−ヒドロキシシクロオクチル、5−ヒドロキシシクロノニル、3−ヒドロキシシクロデシル、4−ヒドロキシシクロウンデシル、5−ヒドロキシシクロドデシル、6−ヒドロキシシクロトリデシル、7−ヒドロキシシクロテトラデシル、6−ヒドロキシシクロペンタデシル、8−ヒドロキシシクロヘキサデシル、2,4−ジヒドロキシシクロヘキシル、2,4,6−トリヒドロキシシクロヘキシル、1−メチルシクロペンチル、2−エチルシクロプロピル、3−n−プロピルシクロブチル、2−n−ブチルシクロヘキシル、4−n−ペンチルシクロヘプチル、4−n−ヘキシルシクロオクチル、2,3−ジメチルシクロヘキシル、2,3,4−トリメチルシクロヘキシル、2−メチル−4−ヒドロキシシクロヘキシル基等の置換基として水酸基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群から選ばれる基を1〜3個有することのある炭素数3〜16のシクロアルキル基を挙げることができる。
フェノキシ低級アルキル基としては、例えば、フェノキシメチル、2−フェノキシエチル、1−フェノキシエチル、3−フェノキシプロピル、4−フェノキシブチル、1,1−ジメチル−2−フェノキシエチル、5−フェノキシペンチル、6−フェノキシヘキシル、1−フェノキシイソプロピル、2−メチル−3−フェノキシプロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェノキシアルキル基を例示できる。
置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ低級アルコキシ基としては、例えば、アミノメトキシ、2−アミノエトキシ、1−アミノエトキシ、3−アミノプロポキシ、4−アミノブトキシ、5−アミノペンチルオキシ、6−アミノヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−アミノエトキシ、2−メチル−3−アミノプロポキシ、メチルアミノメトキシ、1−エチルアミノエトキシ、2−プロピルアミノエトキシ、3−イソプロピルアミノプロポキシ、4−ブチルアミノブトキシ、5−ペンチルアミノペンチルオキシ、6−ヘキシルアミノヘキシルオキシ、ジメチルアミノメトキシ、2−ジエチルアミノエトキシ、2−ジイソプロピルアミノエトキシ、(N−エチル−N−プロピルアミノ)メトキシ、2−(N−メチル−N−ヘキシルアミノ)エトキシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるアミノ基が置換した炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を例示できる。
水酸基置換低級アルキル基としては、例えば、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、5,5,4−トリヒドロキシペンチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、1−ヒドロキシイソプロピル、2−メチル−3−ヒドロキシプロピル基等の置換基として水酸基を1〜3個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
置換基として低級アルキルスルホニルを有することのあるアミノ基としては、アミノ、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、ブチルスルホニルアミノ、tert−ブチルスルホニルアミノ、ペンチルスルホニルアミノ、ヘキシルスルホニルアミノ、ジメチルスルホニルアミノ、ジエチルスルホニルアミノ、ジプロピルスルホニルアミノ、ジブチルスルホニルアミノ、ジペンチルスルホニルアミノ、ジヘキシルスルホニルアミノ、N−メチルスルホニル−N−エチルスルホニルアミノ、N−エチルスルホニル−N−プロピルスルホニルアミノ、N−メチルスルホニル−N−ブチルスルホニルアミノ、N−メチルスルホニル−N−ヘキシルスルホニルアミノ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルスルホニル基を1〜2個有することのあるアミノ基を例示できる。
低級アルキニル基としては、例えば、エチニル、2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、2−ヘキシニル基等の炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるアニリノ基としては、例えば、アニリノ、2−フルオロアニリノ、3−フルオロアニリノ、4−フルオロアニリノ、2−ブロモアニリノ、3−ブロモアニリノ、4−ブロモアニリノ、2−ヨードアニリノ、3−ヨードアニリノ、4−ヨードアニリノ、2,3−ジブロモアニリノ、2,4−ジヨードアニリノ、2,5−ジフルオロアニリノ、2,6−ジクロロアニリノ、2,4,6−トリクロロアニリノ、2,6−ジフルオロアニリノ、3,5−ジフルオロアニリノ、2,6−ジフルオロアニリノ、2−クロロアニリノ、3−クロロアニリノ、4−クロロアニリノ、2,3−ジクロロアニリノ、2,4−ジクロロアニリノ、2,5−ジクロロアニリノ、3,4−ジクロロアニリノ、2,6−ジクロロアニリノ、3,5−ジクロロアニリノ、2,4,6−トリフルオロアニリノ、2,4−ジフルオロアニリノ、3,4−ジフルオロアニリノ基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのあるアニリノ基を例示できる。
ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペラジニル基としては、例えば、(1−、2−又は3−)ピペラジニル、4−メチル−(1−、2−、又は3−)ピペラジニル、2,3−ジメチル−(1−又は5−)ピペラジニル、2,3,4−トリメチル−(1−、5−又は6−)ピペラジニル基等のピペラジン環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することのあるピペラジニル基を例示できる。
ピロリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピロリジニル基としては、例えば、(1−、2−又は3−)ピロリジニル、2−オキソ−(1−、3−、4−又は5−)ピロリジニル、3−オキソ−(1−、2−、4−又は5−)ピロリジニル、2,3−ジオキソ−(1−、4−又は5−)ピロリジニル、2,5−ジオキソ−(1−、3−又は4−)ピロリジニル基等のピロリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することのあるピロリジニル基を例示できる。
低級アルカノイルアミノ基としては、例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、ペンタノイルアミノ、2−メチルプロピオニルアミノ、ヘキサノイルアミノ基等の置換基としてハロゲン原子を1〜3個有する炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイルアミノ基を例示できる。
フェニル環上に低級アルキル基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基;ハロゲン原子;置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ低級アルコキシ基;水酸基置換低級アルキル基;フェニル低級アルキル基;低級アルキニル基;置換基として低級アルキルスルホニル基を有することのあるアミノ基;低級アルキルチオ基;シクロアルキル基;フェニルチオ基;アダマンチル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるアニリノ基;低級アルコキシカルボニル基;ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペラジニル基;低級アルカノイルアミノ基;シアノ基;ピロリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピロリジニル基;及びフェノキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基としては、例えば、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニル、2−イソプロピルフェニル、4−イソプロピルフェニル、3−ブチルフェニル、4−ペンチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,4−ジエチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−エトキシフェニル、3−エトキシフェニル、4−エトキシフェニル、4−イソプロポキシフェニル、3−ブトキシフェニル、4−ペンチルオキシフェニル、4−ヘキシルオキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,4−ジエトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、2−(ブロモメトキシ)フェニル、3−(2−クロロエトキシ)フェニル、4−(2,3−ジクロロプロポキシ)フェニル、4−(4−フルオロブトキシ)フェニル、3−(5−クロロペンチルオキシ)フェニル、4−(5−ブロモヘキシルオキシ)フェニル、4−(5,6−ジブロモヘキシルオキシ)フェニル、3,4−ジ(トリフルオロメトキシ)フェニル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブトキシ)フェニル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メトキシプロピル)フェニル、2,5−ジ(3−クロロプロポキシ)フェニル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル、3,4,5−トリ(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−(2,2,2−トリクロロエトキシ)フェニル、2−メチル−4−トリフルオロメトキシフェニル、3−エチル−4−トリクロロメトキシフェニル、2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシフェニル、3−エトキシ−4−トリクロロメトキシフェニル、2−メチル−3−トリフルオロメトキシ−4−トリフルオロメトキシフェニル、2−フェノキシフェニル、3−フェノキシフェニル、4−フェノキシフェニル、2,3−ジフェノキシフェニル、3,4−ジフェノキシフェニル、2,6−ジフェノキシフェニル、3,4,5−トリフェノキシフェニル、2−メチル−4−フェノキシフェニル、3−エチル−4−フェノキシフェニル、2−メトキシ−4−フェノキシフェニル、3−エトキシ−4−フェノキシフェニル、2−メチル−3−フェノキシ−4−トリフルオロメトキシフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,5−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、2−ヨードフェニル、3−ヨードフェニル、4−ヨードフェニル、2,3−ジブロモフェニル、2,4−ジヨードフェニル、4−メチルチオフェニル、4−シクロヘキシルフェニル、4−クロロ−2−アニリノフェニル、2−(4−クロロアニリノ)−5−エトキシカルボニルフェニル、4−[2−(N,N−ジエチルアミノ)エトキシ]フェニル、4−(4−メチル−1−ピペラジニル)フェニル、4−(2−オキソ−1−ピロリジニル)フェニル、4−メチルスルホニルアミノフェニル、4−(2−ヒドロキシエチル)フェニル、4−ベンジルフェニル、4−エチニルフェニル、4−フェニルチオフェニル、4−(1−アダマンチル)フェニル、5−アセチルアミノ−2−クロロフェニル、2−プロパノイルアミノフェニル、3−シアノフェニル、2−シアノフェニル、4−シアノフェニル、3,4−ジシアノフェニル、3,4,5−トリシアノフェニル基等のフェニル環上に炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、ハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基、ハロゲン原子、アルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であり、置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるアミノアルコキシ基、置換基として水酸基を1〜3個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基、炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキニル基、置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルスルホニル基を1〜2個有することのあるアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルチオ基、炭素数3〜16のシクロアルキル基、フェニルチオ基、アダマンチル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのあるアニリノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基、炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を1〜2個有するアミノ基、シアノ基、ピペラジン環上に置換基として炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することのあるピペラジニル基、ピロリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することのあるピロリジニル基及びフェノキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を例示できる。
フェニル環上にハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル低級アルキル基としては、例えば、前記フェニル低級アルキル基に加えて、4−フルオロベンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、4−クロロベンジル、2−(2−フルオロフェニル)エチル、2−(4−フルオロフェニル)エチル、2−(4−クロロフェニル)エチル、3,4−ジブロモベンジル、3,4−ジヨードベンジル、2,4−ジフルオロベンジル、2,5−ジクロロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、3,4,5−トリフルオロベンジル、3−(4−クロロフェニル)プロピル、1−(2−ブロモフェニル)エチル、4−(3−フルオロフェニル)ブチル、5−(4−ヨードフェニル)ペンチル、6−(4−クロロフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(3−フルオロフェニル)エチル、2−メチル−3−(4−クロロフェニル)プロピル、2−メチルベンジル、2−(3−メチルフェニル)エチル、3−(4−メチルフェニル)プロピル、1−(2−エチルフェニル)エチル、4−(3−エチルフェニル)ブチル、5−(4−エチルフェニル)ペンチル、6−(4−イソプロピルフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(3−ブチルフェニル)エチル、2−メチル−3−(4−ペンチルフェニル)プロピル、4−ヘキシルベンジル、3,4−ジメチルベンジル、3,4−ジエチルベンジル、2,4−ジメチルベンジル、2,5−ジメチルベンジル、2,6−ジメチルベンジル、3,4,5−トリメチルベンジル、2−メトキシベンジル、2−(2−メトキシフェニル)エチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(4−メトキシフェニル)エチル、4−メトキシベンジル、1−(2−エトキシフェニル)エチル、3−(3−エトキシフェニル)プロピル、4−(4−エトキシフェニル)ブチル、5−(4−イソプロポキシフェニル)ペンチル、6−(3−ブトキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(4−ペンチルオキシフェニル)エチル、2−メチル−3−(4−ヘキシルオキシフェニル)プロピル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4−ジエトキシベンジル、2,4−ジメトキシベンジル、2,5−ジメトキシベンジル、2,6−ジメトキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル、2−トリフルオロメトキシベンジル、3−トリフルオロメトキシベンジル、4−トリフルオロメトキシベンジル、2−[2−(ブロモメトキシ)フェニル]エチル、1−[3−(2−クロロエトキシ)フェニル]エチル、3−[4−(2,3−ジクロロプロポキシ)フェニル]プロピル、4−[4−(4−フルオロブトキシ)フェニル]ブチル、5−[3−(5−クロロペンチルオキシ)フェニル]ペンチル、6−[4−(5−ブロモヘキシルオキシ)フェニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[4−(5,6−ジブロモヘキシルオキシ)フェニル]エチル、3,4−ジ(トリフルオロメトキシ)ベンジル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブトキシ)ベンジル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メトキシプロピル)ベンジル、2,5−ジ(3−クロロプロポキシ)ベンジル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエトキシ)ベンジル、3,4,5−トリ(トリフルオロメトキシ)ベンジル、4−(2,2,2−トリクロロエトキシ)ベンジル、2−メチル−4−トリフルオロメトキシベンジル、3−エチル−4−トリクロロメトキシベンジル、2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシベンジル、3−エトキシ−4−トリクロロメトキシベンジル、2−メチル−3−トリフルオロメトキシ−4−トリフルオロメトキシベンジル、2−クロロ−3−メチルベンジル、4−フルオロ−2−トリフルオロメトキシベンジル、3−クロロ−2−メチル−4−メトキシベンジル基等のフェニル環上にハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよく且つアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル低級アルキル基としては、例えば、3,4−メチレンジオキシベンジル、3,4−トリメチレンジオキシベンジル、2−(2,3−エチレンジオキシフェニル)エチル、1−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)エチル、3−(2,3−テトラメチレンジオキシフェニル)プロピル、4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ブチル、5−(2,3−エチレンジオキシフェニル)ペンチル、6−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,3−メチレンジオキシフェニル)エチル、2−メチル−3−(3,4−エチレンジオキシフェニル)プロピル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基を有し、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基を例示できる。
置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基としては、例えば、アミノ、N−アセチルアミノ、N−ホルミルアミノ、N−プロピオニルアミノ、N−ブチリルアミノ、N−イソブチリルアミノ、N−ペンタノイルアミノ、N−tert−ブチルカルボニルアミノ、N−ヘキサノイルアミノ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を有することのあるアミノ基を例示できる。
テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基、低級アルコキシ基、及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基としては、例えば、(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2−オキソ−(1,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2−オキソ−6,7−メチレンジオキシ−(1,3,4,5又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、4−オキソ−(1,2,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2,4−ジオキソ−(1,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2,4−ジオキソ−6,7−メチレンジオキシ−(1,3,5又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、5,6−エチレンジオキシ−(1,2,3,4,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、7,8−トリメチレンジオキシ−(1,2,3,4,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、6,7−テトラメチレンジオキシ−(1,2,3,4,5又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、5−メトキシ−2−オキソ−(1,3,4,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2−オキソ−6,7−エチレンジオキシ−(1,3,4,5又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基等のテトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基及び炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基を例示できる。
シクロアルキル低級アルキル基としては、例えば、シクロプロピルメチル、シクロヘキシルメチル、2−シクロプロピルエチル、1−シクロブチルエチル、3−シクロペンチルプロピル、4−シクロヘキシルブチル、5−シクロヘプチルペンチル、6−シクロオクチルヘキシル、1,1−ジメチル−2−シクロノニルエチル、2−メチル−3−シクロデシルプロピル、シクロウンデシルメチル、2−シクロドデシルエチル、1−シクロトリデシルエチル、3−シクロテトラデシルプロピル、4−シクロペンタデシルブチル、5−シクロヘキサデシルペンチル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である炭素数3〜16のシクロアルキルアルキル基を挙げることができる。
ピリジル低級アルキル基としては、例えば、(2,3又は4−)ピリジルメチル、2−[(2,3又は4−)ピリジル]エチル、1−[(2,3又は4−)ピリジル]エチル、3−[(2,3又は4−)ピリジル]プロピル、4−[(2,3又は4−)ピリジル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(2,3又は4−)ピリジル]エチル、5−[(2,3又は4−)ピリジル]ペンチル、6−[(2,3又は4−)ピリジル]ヘキシル、1−[(2,3又は4−)ピリジル]イソプロピル、2−メチル−3−[(2,3又は4−)ピリジル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピリジルアルキル基を例示できる。
置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有することのあるアミノ基置換低級アルキル基としては、例えば、アミノメチル、2−アミノエチル、1−アミノエチル、3−アミノプロピル、4−アミノブチル、5−アミノペンチル、6−アミノヘキシル、1,1−ジメチル−2−アミノエチル、2−メチル−3−アミノプロピル、メチルアミノメチル、1−エチルアミノエチル、2−プロピルアミノエチル、3−イソプロピルアミノプロピル、4−ブチルアミノブチル、5−ペンチルアミノペンチル、6−ヘキシルアミノヘキシル、ジメチルアミノメチル、2−ジイソプロピルアミノエチル、(N−エチル−N−プロピルアミノ)メチル、2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル、2−(N−メチル−N−ヘキシルアミノ)エチル、ホルミルアミノメチル、アセチルアミノメチル、1−プロピオニルアミノエチル、2−アセチルアミノエチル、3−ブチリルアミノプロピル、4−ペンタノイルアミノブチル、5−ヘキサノイルアミノペンチル、6−アセチルアミノヘキシル、N−メチル−N−アセチルアミノメチル、2−(N−エチル−N−プロパノイルアミノ)エチル、(N−エチル−N−ブチリルアミノ)メチル、2−(N−メチル−N−ヘキサノイルアミノ)エチル、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基なる群より選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
低級アルコキシ低級アルキル基としては、例えば、メトキシメチル、1−エトキシエチル、2−メトキシエチル、2−プロポキシエチル、3−イソプロポキシプロピル、4−ブトキシブチル、5−ペンチルオキシペンチル、6−ヘキシルオキシヘキシル、1,1−ジメチル−2−メトキシエチル、2−メチル−3−エトキシプロピル、3−メトキシプロピル基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル置換低級アルキル基としては、例えば、(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニルメチル、2−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]エチル、1−[((1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]エチル、3−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]プロピル、4−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]エチル、5−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]ペンチル、6−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]ヘキシル、1−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]イソプロピル、2−メチル−3−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニルアルキル基を例示できる。
ピペリジン環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキル基及びフリル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるピペリジニルカルボニル基としては、例えば、(1,2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−ベンジル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−(2又は3−)フリルメチル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−(2−フェニルエチル)−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−{2−[(1又は2−)フリル]エチル}−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−(1−フェニルエチル)−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−{3−[(1又は2−)フリル]プロピル]}−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−(3−フェニルプロピル)−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−{1−[(1又は2−)フリル]エチル]}−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−(4−フェニルブチル)−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−{4−[(1又は2−)フリル]ブチル]}−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−(5−フェニルペンチル)−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−{5−[(1又は2−)フリル]ペンチル]}−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−(6−フェニルヘキシル)−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−{6−[(1又は2−)フリル]ヘキシル]}−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1,2−ジベンジル−(3,4,5又は6−)ピペリジニルカルボニル、1,3−ジ(1又は2−)フリルメチル−(2,4,5又は6−)ピペリジニルカルボニル、1,3,5−トリベンジル−(2,4又は6−)ピペリジニルカルボニル、1,2,6−トリ(1又は2−)フリルメチル−(3,4又は5−)ピペリジニルカルボニル、1−ベンジル−3−(1又は2−)フリルメチル−(2,4,5又は6−)ピペリジニルカルボニル、1−{1−[(1又は2−)フリル]エチル]}−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−メトキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−エトキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−プロポキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−ブトキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−tert−ブトキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−ペンチルオキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1−ヘキシルオキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニルカルボニル、1,2−ジメトキシカルボニル−(3,4,5又は6−)ピペリジニルカルボニル、1,2,6−トリエトキシカルボニル−(3,4又は5−)ピペリジニルカルボニル、1−(1又は2−)フリルメチル−3−tert−ブトキシカルボニル−(3,4,5又は6−)ピペリジニルカルボニル、1−ベンジル−2−メトキシカルボニル−(2,4,5又は6−)ピペリジニルカルボニル、1−(1又は2−)フリルメチル−2,4−ジメトキシカルボニル−(3,5又は6−)ピペリジニルカルボニル基等のピペリジン環上に置換基としてアルコキシ部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシル基であるアルコキシカルボニル基、アルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基及びアルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフリルアルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペリジニルカルボニル基を例示できる。
チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]アセチル、3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、4−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ブチリル、5−[(2,3,4又は5−)1,2,4−チアゾリジニル]ペンタノイル、6−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニルアセチル、3−[2−オキソ−(3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−[4−オキソ−(2,3又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、4−[5−オキソ−(2,3又は4−)チアゾリジニル]ブチリル、5−[2,5−ジオキソ−(3又は4−)チアゾリジニル]ペンタノイル、6−[2,4,5−トリオキソ−3−チアゾリジニル]ヘキサノイル、2−[4,5−ジオキソ−(2又は3−)チアゾリジニル]アセチル、2,2−ジメチル−3−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル基等のチアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜3個有することがあり、アルカノイル部分が炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基であるチアゾリジニルアルカノイル基を例示できる。
ピペリジン環上に低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキル基、低級アルキル基、ベンゾイル基及びフリル低級アルキル基なる群から選ばれた基が置換していてもよいピペリジニル基としては、例えば、(1,2,3又は4−)ピペリジニル、1−ベンジル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−(2又は3−)フリルメチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−(2−フェニルエチル)−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−{2−[(1又は2−)フリル]エチル}−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−(1−フェニルエチル)−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−{3−[(1又は2−)フリル]プロピル]}−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−(3−フェニルプロピル)−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−{1−[(1又は2−)フリル]エチル]}−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−(4−フェニルブチル)−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−{4−[(1又は2−)フリル]ブチル]}−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−(5−フェニルペンチル)−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−{5−[(1又は2−)フリル]ペンチル]}−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−(6−フェニルヘキシル)−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−{6−[(1又は2−)フリル]ヘキシル]}−(2,3又は4−)ピペリジニル、1,2−ジベンジル−(3,4,5又は6−)ピペリジニル、1,3−ジ(1又は2−)フリルメチル−(2,4,5又は6−)ピペリジニル、1,3,5−トリベンジル−(2,4又は6−)ピペリジニル、1,2,6−トリ(1又は2−)フリルメチル−(3,4又は5−)ピペリジニル、1−ベンジル−3−(1又は2−)フリルメチル−(2,4,5又は6−)ピペリジニル、1−{1−[(1又は2−)フリル]エチル]}−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ベンゾイル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1,2−ジベンゾイル−(3,4,5又は6−)ピペリジニル、1,3,5−トリベンゾイル−(2,4又は6−)ピペリジニル、1−メチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−エチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−プロピル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−イソプロピル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ブチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−イソブチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−tert−ブチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ペンチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ヘキシル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1,2−ジメチル−(3,4,5又は6−)ピペリジニル、1,2,6−トリメチル−(3,4又は5−)ピペリジニル、1−メチル−3−ベンジル−(3,4,5又は6−)ピペリジニル、1−ベンゾイル−2−メチル−(2,4,5又は6−)ピペリジニル、1−(1又は2−)フリルメチル−2,4−ジメチル−(3,5又は6−)ピペリジニル、1−メトキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−エトキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−プロポキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ブトキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−tert−ブトキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ペンチルオキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ヘキシルオキシカルボニル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1,2−ジメトキシカルボニル−(3,4,5又は6−)ピペリジニル、1,2,6−トリエトキシカルボニル−(3,4又は5−)ピペリジニル、1−メチル−3−tert−ブトキシカルボニル−(3,4,5又は6−)ピペリジニル、1−ベンゾイル−2−メトキシカルボニル−(2,4,5又は6−)ピペリジニル、1−(1又は2−)フリルメチル−2,4−ジメトキシカルボニル−(3,5又は6−)ピペリジニル、1−ベンジル−2,4−ジメトキシカルボニル−(3,5又は6−)ピペリジニル基等のピペリジン環上にアルコキシ部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシル基であるアルコキシカルボニル基、アルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基、炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、ベンゾイル基及びアルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフリルアルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいピペリジニル基を例示できる。
Figure 0005089185
(以下、この基を「A基」という)が置換したカルボニル低級アルキル基としては、例えば、A基置換カルボニルメチル、2−A基置換カルボニルエチル、1−A基置換カルボニルエチル、3−A基置換カルボニルプロピル、4−A基置換カルボニルブチル、1,1−ジメチル−2−A基置換カルボニルエチル、5−A基置換カルボニルペンチル、6−A基置換カルボニルヘキシル、1−A基置換カルボニルイソプロピル、2−メチル−3−A基置換カルボニルプロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるA基置換カルボニルアルキル基を例示できる。
Figure 0005089185
(R34はオキソ基又はフェニル基を示す。dは0〜3の整数を示す。)(以下、この基を「B基」という)が置換したカルボニル低級アルキル基としては、例えば、B基置換カルボニルメチル、2−B基置換カルボニルエチル、1−B基置換カルボニルエチル、3−B基置換カルボニルプロピル、4−B基置換カルボニルブチル、1,1−ジメチル−2−B基置換カルボニルエチル、5−B基置換カルボニルペンチル、6−B基置換カルボニルヘキシル、1−B基置換カルボニルイソプロピル、2−メチル−3−B基置換カルボニルプロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるB基置換カルボニルアルキル基を例示できる。
ピロリジニル低級アルキル基としては、例えば、(1−、2−又は3−)ピロリジニルメチル、2−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]エチル、1−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]エチル、3−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]プロピル、4−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]ブチル、5−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]ペンチル、6−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]エチル、2−メチル−3−[(1−、2−又は3−)ピロリジニル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピロリジニルアルキル基を挙げることができる。
モルホリノ低級アルキル基としては、例えば、(2−、3−又は4−)モルホリノメチル、2−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]エチル、1−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]エチル、3−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]プロピル、4−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]ブチル、5−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]ペンチル、6−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]エチル、2−メチル−3−[(2−、3−又は4−)モルホリノ]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるモルホリノアルキル基を挙げることができる。
フェニル低級アルケニル基としては、例えば、スチリル、3−フェニル−2−プロペニル基(慣用名:シンナミル基)、4−フェニル−2−ブテニル基、4−フェニル−3−ブテニル基、5−フェニル−4−ペンテニル基、5−フェニル−3−ペンテニル基、6−フェニル−5−ヘキセニル基、6−フェニル−4−ヘキセニル基、6−フェニル−3−ヘキセニル基、4−フェニル−1,3−ブタジエニル基、6−フェニル−1,3,5−ヘキサトリエニル基等のアルケニル部分が炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルケニル基であり、二重結合を1〜3個有するフェニルアルケニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるアニリノカルボニル低級アルキル基としては、アニリノカルボニルメチル、2−アニリノカルボニルエチル、1−アニリノカルボニルエチル、3−アニリノカルボニルプロピル、4−アニリノカルボニルブチル、5−アニリノカルボニルペンチル、6−アニリノカルボニルヘキシル、1,1−ジメチル−2−アニリノカルボニルエチル、2−メチル−3−アニリノカルボニルプロピル、(4−メチルアニリノカルボニル)メチル、2−(3−メチルアニリノカルボニル)エチル、3−(4−メチルアニリノカルボニル)プロピル、1−(2−エチルアニリノカルボニル)エチル、4−(3−エチルアニリノカルボニル)ブチル、5−(4−エチルアニリノカルボニル)ペンチル、6−(4−イソプロピルアニリノカルボニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(3−ブチルアニリノカルボニル)エチル、2−メチル−3−(4−ペンチルアニリノカルボニル)プロピル、4−ヘキシルアニリノカルボニルメチル、3,4−ジメチルアニリノカルボニルメチル、3,4−ジエチルアニリノカルボニルメチル、2,4−ジメチルアニリノカルボニルメチル、2,5−ジメチルアニリノカルボニルメチル、2,6−ジメチルアニリノカルボニルメチル、3,4,5−トリメチルアニリノカルボニルメチル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であり、フェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することのあるアニリノカルボニルアルキル基を例示できる。
ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるピペラジニル低級アルキル基としては、例えば、[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]メチル、2−[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]エチル、1−[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]エチル、3−[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]プロピル、4−[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]ブチル、5−[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]ペンチル、6−[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]エチル、2−メチル−3−[(1−、2−又は3−)ピペラジニル]プロピル、[1−メチル−(2−、3−又は4−)ピペラジニル]メチル、2−[1−エチル−(2−、3−又は4−)ピペラジニル]エチル、1−[4−プロピル−(1−、2−、又は3−)ピペラジニル]エチル、3−[3−イソプロピル−(1−、2−、4−、5−又は6−)ピペラジニル]プロピル、4−[2−ブチル−(1−、3−、4−、5−又は6−)ピペラジニル]ブチル、5−[1−イソブチル−(2−、3−又は4−)ピペラジニル]ペンチル、3−[4−メチル−(1−、2−、又は3−)ピペラジニル]プロピル、6−[1−tert−ブチル−(2−、3−又は4−)ピペラジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[4−ペンチル−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]エチル、[1,2−ジメチル−(3−、4−、5−又は6−)ピペラジニル]メチル、[1,2,6−トリメチル−(3−、4−又は5−)ピペラジニル]メチル、2−[4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニル]エチル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であり、ピペラジン環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及びフェニル環上に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基を有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニルアルキル基を例示できる。
置換基として低級アルキル基を有することのあるアミジノ低級アルキル基としては、例えばアミジノメチル、2−アミジノエチル、1−アミジノエチル、3−アミジノプロピル、4−アミジノブチル、5−アミジノペンチル、6−アミジノヘキシル、1,1−ジメチル−2−アミジノエチル、2−メチル−3−アミジノプロピル、N,N−ジメチルアミジノメチル、2−(N,N−ジメチルアミジノ)エチル、1−(N−メチルアミジノ)エチル、3−(N−エチルアミジノ)プロピル、4−(N−n−プロピルアミジノ)プロピル、5−(N−n−ペンチルアミジノ)ペンチル、6−(N−n−ヘキシルアミジノ)ヘキシル、(N−メチル−N−エチルアミジノ)メチル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であり、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるアミジノアルキル基を例示できる。
カルバゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるカルバゾリル基としては、例えば、(1−、2−、3−又は4−)カルバゾリル、9−メチル−(1−、2−、3−又は4−)カルバゾリル、9−エチル−(1−、2−、3−又は4−)カルバゾリル、1−エチル−(2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−又は9−)カルバゾリル、2−n−プロピル−(1−、3−、4−、5−、6−、8−又は9−)カルバゾリル、3−n−ブチル−(1−、2−、4−、5−、6−、7−、8−又は9−)カルバゾリル、4−n−ペンチル−(1−、2−、3−、5−、6−、7−、8−又は9−)カルバゾリル、5−n−ヘキシル−(1−、2−、3−、4−、6−、7−、8−又は9−)カルバゾリル、6,9−ジメチル−(1−、2−、3−、4−、5−、7−又は8−)カルバゾリル、1,7,8−トリチル−(2−、3−、4−、5−、6−、7−、8−又は9−)カルバゾリル基等のカルバゾール環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することのあるカルバゾリル基を例示できる。
置換基として低級アルキル基を有することのあるアミジノ基としては、例えば、アミジノ基、N,N−ジメチルアミジノ基、N−メチルアミジノ基、N−エチルアミジノ基、N−n−プロピルアミジノ基、N−n−ブチルアミジノ基、N−n−ペンチルアミジノ基、N−n−ヘキシルアミジノ基、N,N−ジエチルアミジノ基、N−メチル−N−エチルアミジノ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜2個有することのあるアミジノ基を例示できる。
フェニル低級アルキル基(フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基1〜3個有していてもよい)としては、例えば、前記フェニル低級アルキル基に加えて、3,4−メチレンジオキシベンジル、3,4−トリメチレンジオキシベンジル、2−(2,3−エチレンジオキシフェニル)エチル、1−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)エチル、3−(2,3−テトラメチレンジオキシフェニル)プロピル、4−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ブチル、5−(2,3−エチレンジオキシフェニル)ペンチル、6−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,3−メチレンジオキシフェニル)エチル、2−メチル−3−(3,4−エチレンジオキシフェニル)プロピル、2−メトキシベンジル、2−(2−メトキシフェニル)エチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(4−メトキシフェニル)エチル、4−メトキシベンジル、1−(2−エトキシフェニル)エチル、3−(3−エトキシフェニル)プロピル、4−(4−エトキシフェニル)ブチル、5−(4−イソプロポキシフェニル)ペンチル、6−(3−ブトキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(4−ペンチルオキシフェニル)エチル、2−メチル−3−(4−ヘキシルオキシフェニル)プロピル、3,4−ジメトキシベンジル、3,4−ジエトキシベンジル、2,4−ジメトキシベンジル、2,5−ジメトキシベンジル、2,6−ジメトキシベンジル、3,4,5−トリメトキシベンジル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基(フェニル環上に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基なる群から選ばれた基1〜3個有していてもよい)を例示できる。
ピペラジン環上に置換基としてフェニル低級アルキル基(フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基1〜3個有していてもよい)及びピリジル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル置換オキサリル基としては、例えば、4−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、4−(2−、3−又は4−ピリジルメチル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、4−(3,4−ジメトキシベンジル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、4−(2,3−メチレンジオキシベンジル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、4−(3,4−エチレンジオキシベンジル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、4−[2−(2−、3−又は4−ピリジル)エチル]−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、4−[3−(2−、3−又は4−ピリジル)プロピル−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、2,4−ビス(2−、3−又は4−ピリジルメチル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、2−(3,4−メチレンジオキシベンジル)−4−(2−、3−又は4−ピリジルメチル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル、2,3,4−トリ(2−、3−又は4−ピリジルメチル)−(1−、2−又は3−)ピペラジニルオキサリル基等のピペラジン環上に置換基としてアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基(フェニル環状に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基なる群から選ばれた基1〜3個有していてもよい)及びアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピリジルアルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル置換オキサリル基を例示できる。
シアノ置換低級アルキル基としては、シアノメチル、2−シアノエチル、1−シアノエチル、3−シアノプロピル、4−シアノブチル、5−シアノペンチル、6−シアノヘキシル、1,1−ジメチル−2−シアノエチル、2−メチル−3−シアノプロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるシアノアルキル基を挙げることができる。
36及びR37が結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環基としては、例えば、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ホモピペラジニル基等を例示できる。
14とR15とが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜10員の飽和又は不飽和複素環基としては、例えば、1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロピリミジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ホモピペラジニル、ホモピペリジニル、チアゾリジニル、1,2,5,6−テトラヒドロピリジル、ピロリル、ピラゾリル、イミダゾリル、2−ピロリニル、2−イミダゾリニル、イミダゾリジニル、2−ピラゾリニル、ピラゾリジニル、1,2−ジヒドロピリジル、1,2−ジヒドロキノリル、1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリル、1,2−ジヒドロイソキノリル、インドリル、イソインドリル、インドリニル、イソインドリニル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾオキサジニル、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンゾチアゾリジニル、1,4−ベンゾチアジニル、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリニル、1,2,3,4−テトラヒドロシンノリニル、1,2,3,4−テトラヒドロフタラジニル、1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリニル、1,2−ジヒドロキノキサリニル、3,4−ジヒドロキノキサリニル、1,4−ジヒドロキノキサリニル、1,2−ジヒドロシンノリニル、1,2−ジヒドロフタラジニル、3,4−ジヒドロフタラジニル、1,2−ジヒドロキナゾリニル、3,4−ジヒドロキナゾリニル、インダゾリル、インダゾリニル、6−アザビシクロ[3,2,1]オクチル、3−アザ−スピロ[5,5]ウンデシル、チアゾリジニル基等を例示できる。好ましくは、R14及びR15が、それらが結合する窒素原子と共に、窒素原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される6員の飽和複素環基であり、最も好ましくは、ピペリジニル基、ピペラジニル基等を挙げることができる。
フェニル低級アルコキシ基としては、例えば、ベンジルオキシ、2−フェニルエトキシ、1−フェニルエトキシ、3−フェニルプロポキシ、4−フェニルブトキシ、5−フェニルペンチルオキシ、6−フェニルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−フェニルエトキシ、2−メチル−3−フェニルプロポキシ基等のアルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシル基であるフェニルアルコキシ基を挙げることができる。
フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニルを1〜2個有し、低級アルキル基上にピリジル基を有することのあるフェニル置換低級アルキル基としては、例えば、前記フェニル低級アルキル基に加え、1−フェニル−1−(2,3又は4−)ピリジルメチル、1,1−ジフェニルメチル、1,1−ジ(4−フルオロフェニル)メチル、1−フェニル−1−(4−メトキシフェニル)メチル、3,4−メチレンジオキシベンジル、3,4−エチレンジオキシベンジル、3,4−トリメチレンジオキシベンジル、2,5−ジフルオロベンジル、2,4−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、3−トリフルオロメチルベンジル、2−トリフルオロメチルベンジル、4−トリフルオロメチルベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、3,5−ジメトキシベンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、4−クロロベンジル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、3,4−ジメチルベンジル、2,3−ジメチルベンジル、2−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、4−シアノベンジル、2−シアノベンジル、3−シアノベンジル、4−メトキシベンジル、2,3−ジクロロベンジル、2,4−ジクロロベンジル、2,5−ジクロロベンジル、3,4−ジクロロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、4−フルオロベンジル、3−フルオロベンジル、2−フルオロベンジル、4−ニトロベンジル、3−ニトロベンジル、2−ニトロベンジル、3−トリフルオロメトキシベンジル、4−トリフルオロメトキシベンジル、2−トリフルオロメトキシベンジル、4−メトキシカルボニルベンジル、3−メトキシカルボニルベンジル、4−tert−ブチルベンジル、4−エチルベンジル、4−イソプロピルベンジル、4−メトキシ−3−クロロベンジル、2−(4−メトキシフェニル)エチル、2−(4−フルオロフェニル)エチル、2−(4−クロロフェニル)エチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(4−メチルフェニル)エチル、4−フェニルベンジル、3,3−ジフェニルプロピル、3−メチル−4−ニトロベンジル、4−(4−メトキシフェニル)ブチル、2−(4−メチルフェニル)エチル、4−tert−ブトキシカルボニルベンジル、3−クロロ−6−メトキシベンジル、4−アセチルアミノベンジル、4−ニトロ−3−メチルベンジル、4−ヒドロキシベンジル、3−ヒドロキシベンジル、2−ヒドロキシベンジル、4−tert−ブチリルベンジル、4−ベンジルオキシベンジル、4−ピバロイルベンジル、2−(4−アセチルフェニル)エチル、1−(3−プロピオニルフェニル)エチル、3−(2−ブチリルフェニル)プロピル、4−(4−ペンタノイルフェニル)ブチル、5−(3−ヘキサノイルフェニル)ペンチル、6−(2,4−ジアセチルフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4,6−トリアセチルフェニル)エチル、2−メチル−3−(3,4−ジアセチルフェニル)プロピル、2−(4−アミノフェニル)エチル、1−(3−プロピオニルアミノフェニル)エチル、3−(2−ブチリルアミノフェニル)プロピル、4−(4−ペンタノイルアミノ)フェニルブチル、5−(ヘキサノイルアミノフェニル)ペンチル、6−(N−アセチル−N−プロピオニルアミノフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(3,4−ジアミノフェニル)エチル、2−メチル−3−(3,4,5−トリアセチルアミノフェニル)プロピル、2−(2−エトキシカルボニルフェニル)エチル、1−(3−プロポキシカルボニルフェニル)エチル、3−(4−ペンチルオキシカルボニルフェニル)プロピル、4−(3−ヘキシロオキシカルボニルフェニル)ブチル、5−(3,4−ジメトキシカルボニルフェニル)ペンチル、6−(3,4,5−トリエトキシカルボニルフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(4−ブトキシカルボニルフェニル)エチル、2−メチル−3−(4−メトキシカルボニルフェニル)プロピル、2−(2−シアノフェニル)エチル、1−(3−シアノフェニル)エチル、3−(4−シアノフェニル)プロピル、4−(2−シアノフェニル)ブチル、5−(3−シアノフェニル)ペンチル、6−(4−シアノフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジシアノフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリシアノフェニル)プロピル、2−(2−ニトロフェニル)エチル、1−(3−ニトロフェニル)エチル、3−(4−ニトロフェニル)プロピル、4−(2−ニトロフェニル)ブチル、5−(3−ニトロフェニル)ペンチル、6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジニトロフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリニトロフェニル)プロピル、2−(2−フェニルフェニル)エチル、1−(3−フェニルフェニル)エチル、3−(4−フェニルフェニル)プロピル、4−(2−フェニルフェニル)ブチル、5−(3−フェニルフェニル)ペンチル、6−(4−フェニルフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジフェニルフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリフェニルフェニル)プロピル、2−(2−フルオロフェニル)エチル、1−(3−ブロモフェニル)エチル、3−(4−ヨードフェニル)プロピル、4−(2−ブロモフェニル)ブチル、5−(3−クロロフェニル)ペンチル、6−(4−ブロモフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリフルオロフェニル)プロピル、2−(2−エチルフェニル)エチル、1−(3−プロピルフェニル)エチル、3−(4−ブチルフェニル)プロピル、4−(2−ペンチルフェニル)ブチル、5−(3−ヘキシルフェニル)ペンチル、6−(4−トリフルオロメチルフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメチルフェニル)エチル、2−メチル−3−[2,4,6−トリ(トリフルオロメチル)フェニル]プロピル、2−(2−エトキシフェニル)エチル、1−(3−プロポキシフェニル)エチル、3−(4−ブトキシフェニル)プロピル、4−(2−ペンチルオキシフェニル)ブチル、5−(3−ヘキシルオキシフェニル)ペンチル、6−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメトキシフェニル)エチル、2−メチル−3−[2,4,6−トリ(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロピル、2−(2−ベンジルオキシフェニル)エチル、1−[3−(2−フェニルエトキシ)フェニル]エチル、3−[4−(3−フェニルプロポキシ)フェニル]プロピル、4−[2−(4−フェニルブトキシ)フェニル]ブチル、5−[3−(5−フェニルペンチルオキシ)フェニル]ペンチル、6−[4−(6−フェニルヘキシルオキシ)フェニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジベンジルオキシフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリベンジルオキシフェニル)プロピル、2−(2−ヒドロキシフェニル)エチル、1−(3−ヒドロキシフェニル)エチル、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピル、4−(2−ヒドロキシフェニル)ブチル、5−(3−ヒドロキシフェニル)ペンチル、6−(4−ヒドロキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリヒドロキシフェニル)プロピル、2−(3,4−メチレンジオキシフェニル)エチル、1−(2,3−エチレンジオキシフェニル)エチル、3−(3,4−トリメチレンジオキシフェニル)プロピル、4−(3,4−テトラメチレンジオキシフェニル)ブチル、5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)ペンチル、6−(3,4−エチレンジオキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(3,4−メチレンジオキシ)エチル、2−メチル−3−(3,4−メチレンジオキシフェニル)プロピル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基、置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基を1〜2個有すことのあるアミノ基、炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基、アルコキシ部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシル基であるフェニルアルコキシ基、水酸基及び炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニルを1〜2個有し、アルキル基上にピリジル基を有することのあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニル置換アルキル基を例示できる。好ましくは、フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が置換していてもよいフェニル置換低級アルキル基を挙げることができる。
ピリジン環上に置換基として水酸基及び置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジル低級アルキル基としては、例えば、前記ピリジル低級アルキル基に加えて、[2−メチル−(3,4,5又は6−)ピリジル]メチル、[2−メチル−3−ヒドロキシ−5−ヒドロキシメチル−(4又は6−)ピリジル]メチル、2−[3−エチル−(2,4,5又は6−)ピリジル]エチル、1−[4−プロピル−(2,3,5又は6−)ピリジル]エチル、3−[2−ブチル−(3,4,5又は6−)ピリジル]プロピル、4−[3−ペンチル−(2,4,5又は6−)ピリジル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[4−ヘキシル−(2,3,5又は6−)ピリジル]エチル、5−[2,3−ジメチル−(4,5又は6−)ピリジル]ペンチル、6−[2,4,6−トリメチル−(3又は5−)ピリジル]ヘキシル、1−[2−ヒドロキシ−(2,3,5又は6−)ピリジル]イソプロピル、2−メチル−3−[3−ヒドロキシ−(2,4,5又は6−)ピリジル]プロピル、[2−ヒドロキシ−(3,4,5又は6−)ピリジル]メチル、2−[3−ヒドロキシ−(2,4,5又は6−)ピリジル]エチル、1−[4−ヒドロキシ−(2,3,5又は6−)ピリジル]エチル、3−[2−ヒドロキシ−(3,4,5又は6−)ピリジル]プロピル、4−[3−ヒドロキシ−(2,4,5又は6−)ピリジル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[4−ヒドロキシ−(2,3,5又は6−)ピリジル]エチル、5−[2,3−ジヒドロキシ−(4,5又は6−)ピリジル]ペンチル、6−[2,4,6−トリヒドロキシ−(3又は5−)ピリジル]ヘキシル、[2−ヒドロキシメチル−(3,4,5又は6−)ピリジル]メチル、2−[3−(2−ヒドロキシエチル)−(2,4,5又は6−)ピリジル]エチル、1−[4−(3−ヒドロキシプロピル)−(2,3,5又は6−)ピリジル]エチル、3−[2−(4−ヒドロキシブチル)−(3,4,5又は6−)ピリジル]プロピル、4−[3−(5−ヒドロキシペンチル)−(2,4,5又は6−)ピリジル]ブチル、1,1−ジメチル−2−[4−(6−ヒドロキシヘキシル)−(2,3,5又は6−)ピリジル]エチル、5−[2,3−ジ(ヒドロキシメチル)−(4,5又は6−)ピリジル]ペンチル、6−[2,4,6−トリ(ヒドロキシメチル)−(3又は5−)ピリジル]ヘキシル、1−[2−ヒドロキシメチル−(2,3,5又は6−)ピリジル]イソプロピル、2−メチル−3−[3−(2,3−ジヒドロキシプロピル)−(2,4,5又は6−)ピリジル]プロピル、[2−メチル−3−(2,2,4−トリヒドロキシブチル)−(4,5又は6−)ピリジル]メチル、[2−メチル−5−ヒドロキシメチル−(3,4又は6−)ピリジル]メチル基等のピリジン環上に置換基として水酸基及び置換基として水酸基を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピリジルアルキル基を例示できる。
ピロール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリル低級アルキル基としては、例えば、[(1,2又は3−)ピロリル]メチル、2−[(1,2又は3−)ピロリル]エチル、1−[(1,2又は3−)ピロリル]エチル、3−[(1,2又は3−)ピロリル]プロピル、4−[(1,2又は3−)ピロリル]ブチル、5−[(1,2又は3−)ピロリル]ペンチル、6−[(1,2又は3−)ピロリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,2又は3−)ピロリル]エチル、2−メチル−3−[(1,2又は3−)ピロリル]プロピル、[1−メチル−(2又は3−)ピロリル]メチル、2−[2−エチル−(1,3,4又は5−)ピロリル]エチル、1−[3−プロピル−(1,2,4又は5−)ピロリル]エチル、3−[1−ブチル−(2,3又は4−)ピロリル]プロピル、4−[2−ペンチル−(1,3,4又は5−)ピロリル]ブチル、5−[3−ヘキシル−(1,2,4又は5−)ピロリル]ペンチル、6−[1,2−ジメチル−(3,4又は5−)ピロリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[1,2,3−トリメチル−(4又は5−)ピロリル]エチル、2−メチル−3−[1−エチル−2−メチル−(3,4又は5−)ピロリル]プロピル基等のピロール環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピロリルアルキル基を例示できる。
ベンゾオキサゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]メチル、2−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]エチル、1−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]エチル、3−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]プロピル、4−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]ブチル、5−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]ペンチル、6−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]エチル、2−メチル−3−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾオキサゾリル]プロピル等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるベンゾオキサゾリルアルキル基を例示できる。
ベンゾチアゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]メチル、2−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]エチル、1−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]エチル、3−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]プロピル、4−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]ブチル、5−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]ペンチル、6−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]エチル、2−メチル−3−[(2,4,5,6又は7−)ベンゾチアゾリル]プロピル等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるベンゾチアゾリルアルキル基を例示できる。
フリル低級アルキル基としては、例えば、[(2又は3−)フリル]メチル、2−[(2又は3−)フリル]エチル、1−[(2又は3−)フリル]エチル、3−[(2又は3−)フリル]プロピル、4−[(2又は3−)フリル]ブチル、5−[(2又は3−)フリル]ペンチル、6−[(2又は3−)フリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2又は3−)フリル]エチル、2−メチル−3−[(2又は3−)フリル]プロピル等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフリルアルキル基を例示できる。
チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基としては、例えば、(2,3,4又は5−)チアゾリジニルメチル、2−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]エチル、1−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]エチル、3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピル、4−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ブチル、5−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ペンチル、6−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]エチル、2−メチル−3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピル、[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]メチル、2−[2−オキソ−(3,4又は5−)チアゾリジニル]エチル、1−[4−オキソ−(2,3又は5−)チアゾリジニル]エチル、3−[2−オキソ−(3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピル、4−[5−オキソ−(2,3又は4−)チアゾリジニル]ブチル、5−[2,5−ジオキソ−(3又は4−)チアゾリジニル]ペンチル、6−[2,4,5−トリオキソ−3−チアゾリジニル]ヘキシル、1−[4,5−ジオキソ−(2又は3−)チアゾリジニル]エチル、2−[4,5−ジオキソ−(2−又は3−)チアゾリジニル]エチル、1,1−ジメチル−2−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]エチル、2−メチル−3−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]プロピル基等のチアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるチアゾリジニルアルキル基を例示できる。
チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニリデン低級アルキル基としては、例えば、(2,4又は5−)チアゾリジニリデンメチル、(2,4又は5−)チアゾリジニリデンエチル、(2,4又は5−)チアゾリジニリデンプロピル、(2,4又は5−)チアゾリジニリデンイソプロピル、(2,4又は5−)チアゾリジニリデンブチル、(2,4又は5−)チアゾリジニリデンペンチル、(2,4又は5−)チアゾリジニリデンルヘキシル、4,5−ジオキソ−2−チアゾリジニリデンメチル、2,5−ジオキソ−4−チアゾリジニリデンメチル、2,4−ジオキソ−5−チアゾリジニリデンメチル、4−オキソ−(2又は5−)チアゾリジニリデンエチル、5−オキソ−(2又は4−)チアゾリジニリデンプロピル、2−オキソ−(4又は5−)チアゾリジニリデンブチル基等のチアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるチアゾリジニリデンアルキル基を例示できる。
フェニル環上にシアノ基、置換基として低級アルキルスルホニル基を有することのあるアミノ基、ハロゲン原子、低級アルコキシ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニリデン低級アルキル基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいベンゾイル基としては、例えば、ベンゾイル、4−シアノベンゾイル、3,4−メチレンジオキシベンゾイル、2−アミノベンゾイル、3−アミノベンゾイル、4−アミノベンゾイル、3,4−ジアミノベンゾイル、2,4,6−トリアミノベンゾイル、4−メトキシベンゾイル、4−トリフルオロメチルベンゾイル、4−クロロベンゾイル、3,4−ジフルオロベンゾイル、2−フルオロベンゾイル、3−ブロモベンゾイル、4−ヨードベンゾイル、3,4−ジメトキシベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、3−シアノベンゾイル、2−シアノベンゾイル、2,3−ジシアノベンゾイル、3,4,5−トリシアノベンゾイル、4−メチルベンゾイル、4−(2,4−ジオキソチアゾリジニルメチル)ベンゾイル、4−(2,4−ジオキソチアゾリジニリデンメチル)ベンゾイル、2−メチルベンゾイル、3−メチルベンゾイル、2−エチルベンゾイル、3−エチルベンゾイル、4−エチルベンゾイル、4−イソプロピルベンゾイル、3−ブチルベンゾイル、4−ペンチルベンゾイル、4−ヘキシルベンゾイル、3,4−ジメチルベンゾイル、3,4−ジエチルベンゾイル、2,4−ジメチルベンゾイル、2,5−ジメチルベンゾイル、2,6−ジメチルベンゾイル、3,4,5−トリメチルベンゾイル、2−メトキシベンゾイル、3−メトキシベンゾイル、2−エトキシベンゾイル、3−エトキシベンゾイル、4−エトキシベンゾイル、4−イソプロポキシベンゾイル、3−ブトキシベンゾイル、4−ペンチルオキシベンゾイル、4−ヘキシルオキシベンゾイル、3,4−ジエトキシベンゾイル、2,4−ジメトキシベンゾイル、2,5−ジメトキシベンゾイル、2,6−ジメトキシベンゾイル、3,4,5−トリメトキシベンゾイル、2−トリフルオロメチルベンゾイル、3−トリフルオロメチルベンゾイル、4−トリフルオロメチルベンゾイル、2−(ブロモメチル)ベンゾイル、3−(2−クロロエチル)ベンゾイル、4−(2,3−ジクロロプロピル)ベンゾイル、4−(4−フルオロブチル)ベンゾイル、3−(5−クロロペンチル)ベンゾイル、4−(5−ブロモヘキシル)ベンゾイル、4−(5,6−ジブロモヘキシル)ベンゾイル、3,4−ジ(トリフルオロメチル)ベンゾイル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブチル)ベンゾイル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メチルプロピル)ベンゾイル、2,5−ジ(3−クロロプロピル)ベンゾイル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンゾイル、3,4,5−トリ(トリフルオロメチル)ベンゾイル、4−(2,2,2−トリクロロエチル)ベンゾイル、2−メチル−4−トリフルオロメチルベンゾイル、3−エチル−4−トリクロロメチルベンゾイル、2−メトキシ−4−トリフルオロメチルベンゾイル、3−エチル−4−フルオロベンゾイル、3−エトキシ−4−トリクロロメチルベンゾイル、2−メチル−3−トリフルオロメチル−4−トリフルオロメチルベンゾイル、3−フルオロベンゾイル、4−フルオロベンゾイル、2−ブロモベンゾイル、4−ブロモベンゾイル、2−ヨードベンゾイル、3−ヨードベンゾイル、2,3−ジブロモベンゾイル、2,4−ジヨードベンゾイル、2,5−ジフルオロベンゾイル、2,6−ジクロロベンゾイル、2,4,6−トリクロロベンゾイル、2,4−ジフルオロベンゾイル、3,4−ジフルオロベンゾイル、3,5−ジフルオロベンゾイル、2,6−ジフルオロベンゾイル、2−クロロベンゾイル、3−クロロベンゾイル、4−クロロベンゾイル、2,3−ジクロロベンゾイル、2,4−ジクロロベンゾイル、2,5−ジクロロベンゾイル、3,4−ジクロロベンゾイル、2,6−ジクロロベンゾイル、3,5−ジクロロベンゾイル、2,4,6−トリフルオロベンゾイル、2,4−ジフルオロベンゾイル、3,4−ジフルオロベンゾイル、3,4−メチレンジオキシベンゾイル、3,4−トリメチレンジオキシベンゾイル、2,3−エチレンジオキシベンゾイル、3,4−トリメチレンジオキシベンゾイル、2,3−テトラメチレンジオキシベンゾイル、2,3−メチレンジオキシベンゾイル、3,4−エチレンジオキシベンゾイル、2−メタンスルホニルアミノベンゾイル基等のフェニル環上にシアノ基;置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルスルホニル基を1〜2個有することのあるアミノ基;ハロゲン原子;炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルコキシ基;置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基;チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるチアゾリジニルアルキル基;チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるチアゾリジニリデンアルキル基及び炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいベンゾイル基を例示できる。
チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基及び基
Figure 0005089185
(R及びRは、それぞれ低級アルキル基を示す。)なる群より選ばれた基が置換していてもよいチアゾリジニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]アセチル、3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、4−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ブチリル、5−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ペンタノイル、6−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]ヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[(2,3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]アセチル、3−[2−オキソ−(3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−[4−オキソ−(2,3又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、4−[5−オキソ−(2,3又は4−)チアゾリジニル]ブチリル、5−[2,5−ジオキソ−(3又は4−)チアゾリジニル]ペンタノイル、6−[2,4,5−トリオキソ−3−チアゾリジニル]ヘキサノイル、2−[4,5−ジオキソ−(2又は3−)チアゾリジニル]アセチル、2,2−ジメチル−3−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[2,4−ジオキソ−(3又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−[4−オキソ−2−イソプロピリデンヒドラゾノ−(3又は5−)チアゾリジニル]アセチル、2−[2−オキソ−5−イソプロピリデンヒドラゾノ−(3又は4−)チアゾリジニル]アセチル、2−[2,4−ジ(イソプロピリデンヒドラゾノ)−(3又は5−)チアゾリジニル]アセチル、3−[2−メチリデンヒドラゾノ−(3,4又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−[4−エチリデンヒドラゾノ−(2,3又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、4−[5−プロピリデンヒドラゾノ−(2,3又は4−)チアゾリジニル]ブチリル、5−[2,5−ジ(イソプロピリデンヒドラゾノ)−(3又は4−)チアゾリジニル]ペンタノイル、6−[2,4,5−トリ(イソプロピリデンヒドラゾノ)−3−チアゾリジニル]ヘキサノイル、2−[4,5−ジ(イソプロピリデンヒドラゾノ)−(2又は3−)チアゾリジニル]アセチル、2,2−ジメチル−3−[4−ブチリデンヒドラゾノ−(2,3又は5−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−メチル−3−[5−ペンチリデン−(2,3又は4−)チアゾリジニル]プロピオニル、2−(ヘキシリデンヒドラゾノ)−(3,4又は5−)チアゾリジニルアセチル基等のチアゾリジン環上に置換基としてオキソ基及び基
Figure 0005089185
(R及びRは、それぞれ炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を示す。)なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよく、アルカノイル部分が炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基であるチアゾリジニルアルカノイル基を例示できる。
置換基として水酸基及びハロゲン原子なる群より選ばれた基を有することのある低級アルキル基としては、例えば、前記低級アルキル基に加えて、ヒドロキシメチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピル、4−ヒドロキシブチル、1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル、5,5,4−トリヒドロキシペンチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキシル、1−ヒドロキシイソプロピル、2−メチル−3−ヒドロキシプロピル、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、クロロメチル、ブロモメチル、フルオロメチル、ヨードメチル、ジフルオロメチル、ジブロモメチル、2−クロロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、3−クロロプロピル、2,3−ジクロロプロピル、4,4,4−トリクロロブチル、4−フルオロブチル、5−クロロペンチル、3−クロロ−2−メチルプロピル、5−ブロモヘキシル、5,6−ジブロモヘキシル、2−ヒドロキシ−3−フルオロプロピル、2,2−ジクロロ−3−ヒドロキシブチル基等の置換基として水酸基及びハロゲン原子なる群より選ばれた基を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
低級アルコキシ低級アルキル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるカルバモイル基としては、例えば、カルバモイル、N−(2−メトキシエチル)カルバモイル、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモイル、イソプロピルカルバモイル、ブチルカルバモイル、tert−ブチルカルバモイル、ペンチルカルバモイル、ヘキシルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、ジプロピルカルバモイル、ジブチルカルバモイル、ジペンチルカルバモイル、ジヘキシルカルバモイル、N−メチル−N−エチルカルバモイル、N−エチル−N−プロピルカルバモイル、N−メチル−N−ブチルカルバモイル、N−メチル−N−ヘキシルカルバモイル、N−(メトキシメチル)カルバモイル、N−(3−プロポキシプロピル)カルバモイル、N−(4−ブトキシブチル)カルバモイル、N−(4−エトキシイブチル)カルバモイル、N−(5−ペンチルオキシペンチル)カルバモイル、N−(5−メトキシペンチル)カルバモイル、N−(6−ヘキシルオキシヘキシル)カルバモイル、ジ(2−メトキシエチル)カルバモイル、N−(2−メトキシエチル)−N−メチルカルバモイル、N−(2−メトキシエチル)−N−エチルカルバモイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することのあるカルバモイル基を例示できる。
フェニル環上に低級アルコキシ低級アルキル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるカルバモイル基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、シアノ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるベンゾイル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのあるフェニル低級アルキル基及び水酸基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基としては、例えば、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニル、4−イソプロピルフェニル、3−ブチルフェニル、4−ペンチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,4−ジエチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,3−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−エトキシフェニル、3−エトキシフェニル、4−エトキシフェニル、4−イソプロポキシフェニル、3−ブトキシフェニル、4−ペンチルオキシフェニル、4−ヘキシルオキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,4−ジエトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、2−(ブロモメトキシ)フェニル、3−(2−クロロエトキシ)フェニル、4−(2,3−ジクロロプロポキシ)フェニル、4−(4−フルオロブトキシ)フェニル、3−(5−クロロペンチルオキシ)フェニル、4−(5−ブロモヘキシルオキシ)フェニル、4−(5,6−ジブロモヘキシルオキシ)フェニル、3,4−ジ(トリフルオロメトキシ)フェニル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブトキシ)フェニル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メトキシプロピル)フェニル、2,5−ジ(3−クロロプロポキシ)フェニル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル、3,4,5−トリ(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−(2,2,2−トリクロロエトキシ)フェニル、2−メチル−4−トリフルオロメトキシフェニル、3−エチル−4−トリクロロメトキシフェニル、2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシフェニル、3−エトキシ−4−トリクロロメトキシフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、2−(ブロモメチル)フェニル、3−(2−クロロエチル)フェニル、4−(2,3−ジクロロプロピル)フェニル、4−(4−フルオロブチル)フェニル、3−(5−クロロペンチル)フェニル、4−(5−ブロモヘキシル)フェニル、4−(5,6−ジブロモヘキシル)フェニル、3,4−ジ(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブチル)フェニル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メチルプロピル)フェニル、2,5−ジ(3−クロロプロピル)フェニル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル、3,4,5−トリ(トリフルオロメチル)フェニル、4−(2,2,2−トリクロロエチル)フェニル、2−メチル−4−トリフルオロメチルフェニル、3−エチル−4−トリクロロメチルフェニル、2−メトキシカルボニルフェニル、3−メトキシカルボニルフェニル、4−メトキシカルボニルフェニル、2−エトキシカルボニルフェニル、3−エトキシカルボニルフェニル、4−エトキシカルボニルフェニル、4−イソプロポキシカルボニルフェニル、3−ブトキシカルボニルフェニル、4−tert−ブトキシカルボニルフェニル、4−ペンチルオキシカルボニルフェニル、4−ヘキシルオキシカルボニルフェニル、3,4−ジメトキシカルボニルフェニル、3,4−ジエトキシカルボニルフェニル、2,4−ジメトキシカルボニルフェニル、2,5−ジエトキシカルボニルフェニル、2,6−ジメトキシカルボニルフェニル、3,4,5−トリエトキシカルボニルフェニル、2−シアノフェニル、3−シアノフェニル、4−シアノフェニル、3,4−ジシアノフェニル、3,5−ジシアノフェニル、2,4−ジシアノフェニル、2,5−ジシアノフェニル、2,6−ジシアノフェニル、3,4,5−トリシアノフェニル、2−フェニルフェニル、3−フェニルフェニル、4−フェニルフェニル、3,4−ジフェニルフェニル、3,5−ジフェニルフェニル、2,4−ジフェニルフェニル、2,5−ジフェニルフェニル、2,6−ジフェニルフェニル、3,4,5−トリフェニルフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,5−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2−ブロモフェニル、3−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、2−ヨードフェニル、3−ヨードフェニル、4−ヨードフェニル、2,3−ジブロモフェニル、2,4−ジヨードフェニル、2−ヒドロキシフェニル、3−ヒドロキシフェニル、4−ヒドロキシフェニル、3,4−ジヒドロキシフェニル、3,5−ジヒドロキシフェニル、2,4−ジヒドロキシフェニル、2,5−ジヒドロキシフェニル、2,6−ジヒドロキシフェニル、3,4,5−トリヒドロキシフェニル、3−ベンジルフェニル、2−(2−フェニルエチル)フェニル、4−(1−フェニルエチル)フェニル、2−(3−フェニルプロピル)フェニル、3−(4−フェニルブチル)フェニル、4−(5−フェニルペンチル)フェニル、2−(6−フェニルヘキシル)フェニル、4−(1,1−ジメチル−2−フェニルエチル)フェニル、3−(2−メチル−3−フェニルプロピル)フェニル、2−(4−フルオロベンジル)フェニル、2−メチル−5−クロロフェニル、2−メトキシ−5−クロロフェニル、4−(4−フルオロベンゾイル)フェニル、4−(4−フルオロベンジル)フェニル、3−(2−クロロベンジル)フェニル、4−(3−クロロベンジル)フェニル、2−(4−クロロベンジル)フェニル、3−[2−(4−フルオロフェニル)エチル]フェニル、4−[2−(4−クロロフェニル)エチル]フェニル、2−(3,4−ジブロモベンジル)フェニル、3−(3,4−ジヨードベンジル)フェニル、4−(2,4−ジフルオロベンジル)フェニル、2−(2,5−ジクロロベンジル)フェニル、3−(2,6−ジクロロベンジル)フェニル、4−(3,4,5−トリフルオロベンジル)フェニル、2−[3−(4−クロロフェニル)プロピル]フェニル、3−[1−(2−ブロモフェニル)エチル]フェニル、4−[4−(3−フルオロフェニル)ブチル]フェニル、2−[5−(4−ヨードフェニル)ペンチル]フェニル、3−[6−(4−クロロフェニル)ヘキシル]フェニル、2−[1,1−ジメチル−2−(3−フルオロフェニル)エチル]フェニル、4−[2−メチル−3−(4−クロロフェニル)プロピル]フェニル、2,4−ジベンジルフェニル、2,4,6−トリベンジルフェニル、2−クロロ−4−シアノフェニル、3−ヒドロキシ−4−フェニルフェニル、3−エトキシカルボニル−2−ベンゾイルフェニル、2−ベンジル−4−メチル−6−メトキシフェニル、4−[(2−メトキシエチル)カルバモイル]フェニル、3−(N−エチル−N−イソプロピルカルバモイル)フェニル、4−ジメチルカルバモイルフェニル、2−カルボキシフェニル、3−カルボキシフェニル、4−カルボキシフェニル基等のフェニル環上にアルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるアルコキシアルキル基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群から選ばれた基を1〜2個有することのあるカルバモイル基;炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基;カルボキシ基;シアノ基;フェニル基;ハロゲン原子;置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基;置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子1〜3個を有することのあるベンゾイル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基及び水酸基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル基としては、例えば、3,4−メチレンジオキシフェニル、3,4−トリメチレンジオキシフェニル、2,3−エチレンジオキシフェニル、2,3−テトラメチレンジオキシフェニル、2,3−メチレンジオキシフェニル、3,4−エチレンジオキシフェニル、2,3−トリメチレンジオキシフェニル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜4の直鎖又は分枝鎖状アルキレンジオキシ基を有するフェニル基を例示できる。
ナフチル低級アルキル基としては、例えば、(1又は2−)ナフチルメチル、2−[(1又は2−)ナフチル]エチル、1−[(1又は2−)ナフチル]エチル、3−[(1又は2−)ナフチル]プロピル、4−[(1又は2−)ナフチル]ブチル、5−[(1又は2−)ナフチル]ペンチル、6−[(1又は2−)ナフチル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1又は2−)ナフチル]エチル、2−メチル−3−[(1又は2−)ナフチル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるナフチルアルキル基を例示できる。
フェニル環上にシアノ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェノキシ基としては、例えば、フェノキシ、2−メチルフェノキシ、3−メチルフェニル、4−メチルフェノキシ、2−エチルフェノキシ、3−エチルフェノキシ、4−エチルフェノキシ、4−イソプロピルフェノキシ、3−ブチルフェノキシ、4−ペンチルフェノキシ、4−ヘキシルフェノキシ、3,4−ジメチルフェノキシ、3,4−ジエチルフェノキシ、2,4−ジメチルフェノキシ、2,5−ジメチルフェノキシ、2,6−ジメチルフェノキシ、3,4,5−トリメチルフェノキシ、2−メトキシフェノキシ、3−メトキシフェノキシ、4−メトキシフェノキシ、2−エトキシフェノキシ、3−エトキシフェノキシ、4−エトキシフェノキシ、4−イソプロポキシフェノキシ、3−ブトキシフェノキシ、4−ペンチルオキシフェノキシ、4−ヘキシルオキシフェノキシ、3,4−ジメトキシフェノキシ、3,4−ジエトキシフェノキシ、2,4−ジメトキシフェノキシ、2,5−ジメトキシフェノキシ、2,6−ジメトキシフェノキシ、3,4,5−トリメトキシフェノキシ、2−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−トリフルオロメトキシフェノキシ、4−トリフルオロメトキシフェノキシ、2−(ブロモメトキシ)フェノキシ、3−(2−クロロエトキシ)フェノキシ、4−(2,3−ジクロロプロポキシ)フェノキシ、4−(4−フルオロブトキシ)フェノキシ、3−(5−クロロペンチルオキシ)フェノキシ、4−(5−ブロモヘキシルオキシ)フェノキシ、4−(5,6−ジブロモヘキシルオキシ)フェノキシ、3,4−ジ(トリフルオロメトキシ)フェノキシ、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブトキシ)フェノキシ、2,4−ジ(3−クロロ−2−メトキシプロピル)フェノキシ、2,5−ジ(3−クロロプロポキシ)フェノキシ、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェノキシ、3,4,5−トリ(トリフルオロメトキシ)フェノキシ、4−(2,2,2−トリクロロエトキシ)フェノキシ、2−メチル−4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−エチル−4−トリクロロメトキシフェノキシ、2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシフェノキシ、3−エトキシ−4−トリクロロメトキシフェノキシ、2−トリフルオロメチルフェノキシ、3−トリフルオロメチルフェノキシ、4−トリフルオロメチルフェノキシ、2−(ブロモメチル)フェノキシ、3−(2−クロロエチル)フェノキシ、4−(2,3−ジクロロプロピル)フェノキシ、4−(4−フルオロブチル)フェノキシ、3−(5−クロロペンチル)フェノキシ、4−(5−ブロモヘキシル)フェノキシ、4−(5,6−ジブロモヘキシル)フェノキシ、3,4−ジ(トリフルオロメチル)フェノキシ、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブチル)フェノキシ、2,4−ジ(3−クロロ−2−メチルプロピル)フェノキシ、2,5−ジ(3−クロロプロピル)フェノキシ、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)フェノキシ、3,4,5−トリ(トリフルオロメチル)フェノキシ、4−(2,2,2−トリクロロエチル)フェノキシ、2−メチル−4−トリフルオロメチルフェノキシ、3−エチル−4−トリクロロメチルフェノキシ、2−シアノフェノキシ、3−シアノフェノキシ、4−シアノフェノキシ、3,4−ジシアノフェノキシ、3,5−ジシアノフェノキシ、2,3−ジシアノフェノキシ、2,4−ジシアノフェノキシ、2,5−ジシアノフェノキシ、2,6−ジシアノフェノキシ、3,4,5−トリシアノフェノキシ、2−シアノ−4−メチルフェノキシ、3−シアノ−4−メトキシフェノキシ、3−シアノ−5−トリフルオロメチルフェノキシ、4−シアノ−3−トリフルオロメトキシフェノキシ基等のフェニル環上にシアノ基、置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び置換基としてハロゲン原子1〜3個を有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェノキシ基を例示できる。
フェニル環上にハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル低級アルコキシ基としては、例えば、前記フェニル低級アルコキシ基に加えて、2,5−ジフルオロベンジルオキシ、2,4−ジフルオロベンジルオキシ、3,4−ジフルオロベンジルオキシ、3,5−ジフルオロベンジルオキシ、2,6−ジフルオロベンジルオキシ、3−トリフルオロメチルベンジルオキシ、2−トリフルオロメチルベンジルオキシ、4−トリフルオロメチルベンジルオキシ、3,4−ジメトキシベンジルオキシ、3,5−ジメトキシベンジルオキシ、2−クロロベンジルオキシ、3−クロロベンジルオキシ、4−クロロベンジルオキシ、2−メチルベンジルオキシ、3−メチルベンジルオキシ、4−メチルベンジルオキシ、3,4−ジメチルベンジルオキシ、2,3−ジメチルベンジルオキシ、2−メトキシベンジルオキシ、3−メトキシベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオキシ、2,3−ジクロロベンジルオキシ、2,4−ジクロロベンジルオキシ、2,5−ジクロロベンジルオキシ、3,4−ジクロロベンジルオキシ、2,6−ジクロロベンジルオキシ、4−フルオロベンジルオキシ、3−フルオロベンジルオキシ、2−フルオロベンジルオキシ、3−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、2−トリフルオロメトキシベンジルオキシ、4−tert−ブチルベンジルオキシ、4−エチルベンジルオキシ、4−イソプロピルベンジルオキシ、4−メトキシ−3−クロロベンジルオキシ、2−(4−メトキシフェニル)エトキシ、2−(4−フルオロフェニル)エトキシ、2−(4−クロロフェニル)エトキシ、2−(3−メトキシフェニル)エトキシ、2−(4−メチルフェニル)エトキシ、3−メチル−4−クロロベンジルオキシ、4−(4−メトキシフェニル)ブトキシ、2−(4−メチルフェニル)エトキシ、4−tert−ブトキシベンジルオキシ、3−クロロ−6−メトキシベンジルオキシ、4−メトキシ−3−メチルベンジルオキシ、2−(2−フルオロフェニル)エトキシ、1−(3−ブロモフェニル)エトキシ、3−(4−ヨードフェニル)プロポキシ、4−(2−ブロモフェニル)ブトキシ、5−(3−クロロフェニル)ペンチルオキシ、6−(4−ブロモフェニル)ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジクロロフェニル)エトキシ、2−メチル−3−(2,4,6−トリフルオロフェニル)プロポキシ、2−(2−エチルフェニル)エトキシ、1−(3−プロピルフェニル)エトキシ、3−(4−ブチルフェニル)プロポキシ、4−(2−ペンチルフェニル)ブトキシ、5−(3−ヘキシルフェニル)ペンチルオキシ、6−(4−トリフルオロメチルフェニル)ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメチルフェニル)エトキシ、2−メチル−3−[2,4,6−トリ(トリフルオロメチル)フェニル]プロポキシ、2−(2−エトキシフェニル)エトキシ、1−(3−プロポキシフェニル)エトキシ、3−(4−ブトキシフェニル)プロポキシ、4−(2−ペンチルオキシフェニル)ブトキシ、5−(3−ヘキシルオキシフェニル)ペンチルオキシ、6−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメトキシフェニル)エトキシ、2−メチル−3−[2,4,6−トリ(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロポキシ基等のフェニル環上にハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子1〜3個を有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよく、アルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるフェニルアルコキシ基を例示できる。
1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基としては、例えば、(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチルメチル、2−[(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]エチル、1−[(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]エチル、3−[(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]プロピル、4−[(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]ブチル、5−[(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]ペンチル、6−[(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]エチル、2−メチル−3−[(1,2,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]プロピル、1,1,4,4−テトラメチル(2,3,5又は6−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチルメチル、1,1,4,4,5−ペンタメチル(2,3,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチルメチル、1,4,4−トリメチル(2,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチルメチル、5,6−ジメチル(2,3,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチルメチル、2−[1−メチル−(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]エチル、1−[2−エチル−(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]エチル、3−[3−プロピル−(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]プロピル、4−[(4−ブチル−1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]ブチル、5−[5−ペンチル−(1,2,3,4,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]ペンチル、6−[6−ヘキシル−(1,2,3,4,5,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[1,7−ジメチル−(1,2,3,4,5,6又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]エチル、2−メチル−3−[1,1,4−トリメチル−(2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロナフチル]プロピル基等の1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜5個有していてもよく、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換アルキル基を例示できる。
ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有していてもよいピペリジニル基としては、例えば、(1,2,3又は4−)ピペリジニル、1−メチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−エチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−プロピル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−イソプロピル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ブチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−イソブチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−tert−ブチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ペンチル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1−ヘキシル−(2,3又は4−)ピペリジニル、1,2−ジメチル−(3,4,5又は6−)ピペリジニル、1,2,6−トリメチル−(3,4又は5−)ピペリジニル基等のピペリジン環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有していてもよいピペリジニル基を例示できる。
キノリル低級アルキル基としては、例えば、(2,3,4,5,6,7又は8−)キノリルメチル、2−[(2,3,4,5,6,7又は8−)キノリル]エチル、1−[(2,3,4,5,6,7又は8−)キノリル]エチル、3−[(2,3,4,5,6,7又は8−)キノリル]プロピル、4−[(2,3,4,5,6,7又は8−)キノリル]ブチル、5−[(2,3,4,5,6,7又は8−)キノリルペンチル、6−[(2,3,4,5,6,7又は8−)キノリルヘキシル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるキノリルアルキル基を挙げることができる。
テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル]メチル、2−[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル]エチル、1−[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル]エチル、3−[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル]プロピル、4−[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル]ブチル、5−[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル]ペンチル、6−[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル]ヘキシル、5−[1−メチル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ペンチル、6−[1−メチル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ヘキシル、5−メチル−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)メチル、2−[5−エチル−1−(1,2,3,4−テトラゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル)]エチル、2−メチル−3−[(1又は5−)1,2,3,4−テトラゾリル]プロピル、[1−メチル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]メチル、[1−エチル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]メチル、2−[1−プロピル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]エチル、1−[1−ブチル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]エチル、3−[1−ペンチル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]プロピル、3−[5−プロピル−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]プロピル、4−[5−ブチル−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ブチル、5−[5−ペンチル−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ペンチル、6−[5−ヘキシル−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ヘキシル、[1−エチル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]メチル、[1−ベンジル−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]メチル、1−[(2−フェニルエチル)−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]メチル、2−[1−(3−フェニルプロピル)−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]エチル、1−[1−(4−フェニルブチル)−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]エチル、3−[1−(5−フェニルペンチル)−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]プロピル、4−[1−(6−フェニルヘキシル)−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ブチル、5−[1−(1,1−ジメチル−2−フェニルエチル)−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]メチル、6−[1−(2−メチル−3−フェニルプロピル)−5−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ヘキシル、5−ベンジル−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)メチル、2−[5−(1−フェニルエチル)−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]エチル、3−[5−(3−フェニルプロピル)−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]プロピル、4−[5−(4−フェニルブチル)−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ブチル、5−[5−(5−フェニルペンチル)−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ペンチル、6−[5−(6−フェニルヘキシル)−1−(1,2,3,4−テトラゾリル)]ヘキシル基等のテトラゾール環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基及びアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基なる群から選ばれた基を有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,2,3,4−テトラゾリルアルキル基を例示できる。
チアゾール環上に置換基としてフェニル基を有することのあるチアゾリル低級アルキル基としては、例えば、[(2,4又は5−)チアゾリル]メチル、2−[(2,4又は5−)チアゾリル]エチル、1−[(2,4又は5−)チアゾリル]エチル、3−[(2,4又は5−)チアゾリル]プロピル、4−[(2,4又は5−)チアゾリル]ブチル、5−[(2,4又は5−)チアゾリル]ペンチル、6−[(2,4又は5−)チアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2,4又は5−)チアゾリル]エチル、2−メチル−3−[(2,4又は5−)チアゾリル]プロピル、[2−フェニル−(4又は5−)チアゾリル]メチル、2−[4−フェニル−(2又は5−)チアゾリル]エチル、1−[5−フェニル−(2又は4−)チアゾリル]エチル、3−[2−フェニル−(2又は5−)チアゾリル]プロピル、4−(2,4−ジフェニル−5−チアゾリル)ブチル、5−(2,5−ジフェニル−4−チアゾリル)ペンチル、6−(4,5−ジフェニル−2−チアゾリル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[2−フェニル−(4又は5−)チアゾリル]エチル、2−メチル−3−[4−フェニル−(2又は5−)チアゾリル]プロピル、[4−フェニル−(2又は5−)チアゾリル]メチル、[5−フェニル−(2又は4−)チアゾリル]メチル、(2,4−ジフェニル−5−チアゾリル)メチル、(2,5−ジフェニル−4−チアゾリル)メチル、(4,5−ジフェニル−2−チアゾリル)メチル基等のチアゾール環上に置換基としてフェニル基を1〜2個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるチアゾリルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基及びハロゲン原子なる群から選ばれる基を1〜3個有することのあるベンゾイル低級アルキル基としては、例えば、ベンゾイルメチル、2−ベンゾイルエチル、1−ベンゾイルエチル、3−ベンゾイルプロピル、4−ベンゾイルブチル、5−ベンゾイルペンチル、6−ベンゾイルヘキシル、1,1−ジメチル−2−ベンゾイルエチル、2−メチル−3−ベンゾイルプロピル、4−フルオロベンゾイルメチル、2−クロロベンゾイルメチル、3−クロロベンゾイルメチル、4−クロロベンゾイルメチル、2−(4−フルオロベンゾイル)エチル、2−(4−クロロベンゾイル)エチル、3,4−ジブロモベンゾイルメチル、3,4−ジヨードベンゾイルメチル、2,4−ジフルオロベンゾイルメチル、2,5−ジクロロベンゾイルメチル、2,6−ジクロロベンゾイルメチル、3,4,5−トリフルオロベンゾイルメチル、3−(4−クロロベンゾイル)プロピル、1−(2−ブロモベンゾイル)エチル、4−(3−フルオロベンゾイル)ブチル、5−(4−ヨードベンゾイル)ペンチル、6−(4−クロロベンゾイル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(3−フルオロベンゾイル)エチル、2−メチル−3−(4−クロロベンゾイル)プロピル、2−メトキシベンゾイルメチル、2−(3−メトキシベンゾイル)エチル、2−(4−メトキシベンゾイル)エチル、4−メトキシベンゾイルメチル、1−(2−エトキシベンゾイル)エチル、3−(3−エトキシベンゾイル)プロピル、4−(4−エトキシベンゾイル)ブチル、5−(4−イソプロポキシベンゾイル)ペンチル、6−(3−ブトキシベンゾイル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(4−ペンチルオキシベンゾイル)エチル、2−メチル−3−(4−ヘキシルオキシベンゾイル)プロピル、3,4−ジメトキシベンゾイルメチル、3,4−ジエトキシベンゾイルメチル、2,4−ジメトキシベンゾイルメチル、2,5−ジメトキシベンゾイルメチル、2,6−ジメトキシベンゾイルメチル、3,4,5−トリメトキシベンゾイルメチル、2−クロロ−4−メトキシベンゾイルメチル、3−フルオロ−5−エトキシベンゾイルメチル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基及びハロゲン原子なる群から選ばれる基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるベンゾイルアルキル基を例示できる。
ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペリジニル低級アルキル基としては、例えば、[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]メチル、2−[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]エチル、1−[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]エチル、3−[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]プロピル、4−[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]ブチル、5−[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]ペンチル、6−[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]エチル、2−メチル−3−[(1,2,3又は4−)ピペリジニル]プロピル、[1−メチル−(2,3又は4−)ピペリジニル]メチル、2−[1−エチル−(2,3又は4−)ピペリジニル]エチル、1−[4−プロピル−(1,2又は3−)ピペリジニル]エチル、3−[3−イソプロピル−(1,2,4,5又は6−)ピペリジニル]プロピル、4−[2−ブチル−(1,3,4,5又は6−)ピペリジニル]ブチル、5−[1−イソブチル−(2,3又は4−)ピペリジニル]ペンチル、6−[1−tert−ブチル−(2,3又は4−)ピペリジニル]へキシル、1,1−ジメチル−2−[4−ペンチル−(1,2又は3−)ピペリジニル]エチル、2−メチル−3−[1−ヘキシル−(2,3又は4−)ピペリジニル]プロピル、[1,2−ジメチル−(3,4,5又は6−)ピペリジニル]メチル、[1,2,6−トリメチル−(3,4又は5−)ピペリジニル]メチル基等のピペリジン環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピペリジニルアルキル基を例示できる。
イミダゾール環上に置換基としてフェニル基を1〜3個有することのあるイミダゾリル基としては、例えば、(1,2,4又は5−)イミダゾリル、1−フェニル−(2,4又は5−)イミダゾリル、2−フェニル−(1,4又は5−)イミダゾリル、4−フェニル−(1,2又は5−)イミダゾリル、5−フェニル−(1,2又は4−)イミダゾリル、1,2−ジフェニル−(4又は5−)イミダゾリル、2,4−ジフェニル−(1又は5−)イミダゾリル、4,5−ジフェニル−(1又は2−)イミダゾリル、2,5−ジフェニル−(1又は4−)イミダゾリル、2,4,5−トリフェニル−1−イミダゾリル基等のイミダゾール環上に置換基としてフェニル基を1〜3個有することのあるイミダゾリル基を例示できる。
ベンズイミダゾール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるベンズイミダゾリル基としては、例えば、(1,2,4,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル、1−メチル−(2,4,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル、2−エチル−(1,4,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル、4−プロピル−(1,2,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル、5−ブチル−(1,2,4,6又は7−)ベンズイミダゾリル、6−ペンチル−(1,2,4,5又は7−)ベンズイミダゾリル、7−ヘキシル−(1,2,4,5又は6−)ベンズイミダゾリル、1−エチル−(2,4,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル]ヘキシル、1−ブチル−(2,4,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル、1−イソプロピル−(1,2,4,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル、1,2−ジメチル−(4,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル、1−メチル−4−エチル−(2,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル、1−プロピル−5−メチル−(2,4,6又は7−)ベンズイミダゾリル、1,2,5−トリメチル−(2,4,5,6又は7−)ベンズイミダゾリル基等のベンズイミダゾール環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することのあるベンズイミダゾリル基を例示できる。
ピリジル低級アルコキシ基としては、例えば、(2,3又は4−)ピリジルメトキシ、2−[(2,3又は4−)ピリジル]エトキシ、1−[(2,3又は4−)ピリジル]エトキシ、3−[(2,3又は4−)ピリジル]プロポキシ、4−[(2,3又は4−)ピリジル]ブトキシ、1,1−ジメチル−2−[(2,3又は4−)ピリジル]エトキシ、5−[(2,3又は4−)ピリジル]ペンチルオキシ、6−[(2,3又は4−)ピリジル]ヘキシルオキシ、1−[(2,3又は4−)ピリジル]イソプロポキシ、2−メチル−3−[(2,3又は4−)ピリジル]プロポキシ基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピリジルアルコキシ基を例示できる。
テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル低級アルキル基としては、例えば、(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリルメチル、2−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]エチル、1−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]エチル、3−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]プロピル、4−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]ブチル、5−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]ペンチル、6−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]エチル、2−メチル−3−[(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]プロピル、[2−オキソ−(1,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]メチル、[4−オキソ−(1,2,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]メチル、[2,4−ジオキソ−(1,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]メチル、2−[2−オキソ−(1,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]エチル、3−[4−オキソ−(1,2,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]プロピル、4−[2,4−ジオキソ−(1,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]ブチル、5−[2−オキソ−(1,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]ペンチル、6−[4−オキソ−(1,2,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]ヘキシル基等のテトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基1〜2個を有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,2,3,4−テトラヒドロキノリルアルキル基を例示できる。
1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル低級アルキル基としては、例えば、(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリルメチル、2−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]エチル、1−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]エチル、3−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]プロピル、4−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]ブチル、5−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]ペンチル、6−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]エチル、2−メチル−3−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]プロピル、2−オキソ−[(3又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]メチル、5−オキソ−[(2又は3−)1,3,4−オキサジアゾリル]メチル、2−[2−オキソ−(3又は5−)(1,3,4−オキサジアゾリル)]エチル、1−[5−オキソ−(2又は3−)1,3,4−オキサジアゾリル]エチル、3−[(2又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]プロピル、4−[2−オキソ(3又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]ブチル、5−[5−オキソ(2又は3−)1,3,4−オキサジアゾリル]ペンチル、6−[2−オキソ(3又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[5−オキソ(2又は3−)1,3,4−オキサジアゾリル]エチル、2−メチル−3−[2−オキソ(3又は5−)1,3,4−オキサジアゾリル]プロピル基等の1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてオキソ基を有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基である1,3,4−オキサジアゾリルアルキル基を例示できる。
チエニル低級アルキル基としては、例えば、(2又は3−)チエニルメチル、2−[(2又は3−)チエニル]エチル、1−[(2又は3−)チエニル]エチル、3−[(2又は3−)チエニル]プロピル、4−[(2又は3−)チエニル]ブチル、5−[(2又は3−)チエニル]ペンチル、6−[(2又は3−)チエニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2又は3−)チエニル]エチル、2−メチル−3−[(2又は3−)チエニル]プロピル基等のアルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるチエニルアルキル基を例示できる。
ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニルカルボニル基としては、例えば、(2,3,4又は6−)ピリミジニルカルボニル、2,6−ジオキソ−(1,3,4又は5−)ピリミジニルカルボニル、2−オキソ−(1,3,4,5又は6−)ピリミジニルカルボニル、6−オキソ−(1,2,3,4又は5−)ピリミジニルカルボニル、4−オキソ−(1,2,3,5又は6−)ピリミジニルカルボニル、2,4−ジオキソ−(1,3,4又は6−)ピリミジニルカルボニル、2,4,6−トリオキソ−(1,3又5−)ピリミジニルカルボニル基等のピリミジン環上に置換基としてオキソ基を1〜3個有することのあるピリミジニルカルボニル基を例示できる。
低級アルコキシ低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシメトキシ、1−エトキシエトキシ、2−メトキシエトキシ、2−プロポキシエトキシ、3−イソプロポキシプロポキシ、4−ブトキシブトキシ、5−ペンチルオキシペンチルオキシ、6−ヘキシルオキシヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−メトキシエトキシ、2−メチル−3−エトキシプロポキシ、3−メトキシプロポキシ基等の置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基を例示できる。
低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基としては、例えば、メトキシカルボニルメトキシ、エトキシカルボニルメトキシ、2−メトキシカルボニルエトキシ、2−エトキシカルボニルエトキシ、1−エトキシカルボニルエトキシ、3−メトキシカルボニルプロポキシ、3−エトキシカルボニルプロポキシ、4−エトキシカルボニルブトキシ、5−イソプロポキシカルボニルペンチルオキシ、6−プロポキシカルボニルヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−ブトキシカルボニルエトキシ、2−メチル−3−tert−ブトキシカルボニルプロポキシ、2−ペンチルオキシカルボニルエトキシ、ヘキシルオキシカルボニルメトキシ基等の2つのアルコキシ部分が共に炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるアルコキシカルボニルアルコキシ基を例示できる。
カルボキシ低級アルコキシ基としては、例えば、カルボキシメトキシ、2−カルボキシエトキシ、1−カルボキシエトキシ、3−カルボキシプロポキシ、4−カルボキシブトキシ、5−カルボキシペンチルオキシ、6−カルボキシヘキシルオキシ、1,1−ジメチル−2−カルボキシエトキシ、2−メチル−3−カルボキシプロポキシ基等のアルコキシ部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基であるカルボキシアルコキシ基を例示できる。
フェノキシ低級アルカノイル基としては、例えば、2−フェノキシアセチル、3−フェノキシプロピオニル、2−フェノキシプロピオニル、4−フェノキシブチリル、5−フェノキシペンタノイル、6−フェノキシヘキサノイル、2,2−ジメチル−2−フェノキシプロピオニル、2−メチル−3−フェノキシプロピオニル基等のアルカノイル部分が炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基であるフェノキシアルカノイル基を例示できる。
テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル基としては、例えば、[(1,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]カルボニル、[2−オキソ−(1,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]カルボニル、[4−オキソ−(1,2,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]カルボニル、[2,4−ジオキソ−(1,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル]カルボニル基等のテトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリルカルボニル基を例示できる。
テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基としては、例えば、(1,2,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2−オキソ−(1,3,4,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、4−オキソ−(1,2,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル、2,4−ジオキソ−(1,3,5,6,7又は8−)1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基等のテトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を1〜2個有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基を例示できる。
置換基として低級アルコキシカルボニル基を有することのあるアミノ基としては、例えば、アミノ、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカルボニルアミノ、イソプロポキシカルボニルアミノ、ブトキシカルボニルアミノ、tert−ブトキシカルボニルアミノ、ペンチルオキシカルボニルアミノ、ヘキシルオキシカルボニルアミノ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基を有することのあるアミノ基を挙げることができる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基としては、例えば、ベンゾイル、2−メトキシベンゾイル、3−メトキシベンゾイル、4−メトキシルベンゾイル、2−エトキシベンゾイル、3−エトキシベンゾイル、4−エトキシベンゾイル、4−イソプロポキシベンゾイル、3−ブトキシベンゾイル、4−ペンチルオキシベンゾイル、4−ヘキシルオキシベンゾイル、3,4−ジメトキシベンゾイル、3,4−ジエトキシベンゾイル、2,4−ジメトキシベンゾイル、2,5−ジメトキシベンゾイル、2,6−ジメトキシベンゾイル、3,4,5−トリメトキシベンゾイル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキルチオ基なる群から選ばれた基を1〜3個有していてもよいフェニルを1〜2個有する低級アルキル基としては、例えば、前記フェニル低級アルキル基に加え、1,1−ジフェニルメチル、1,1−ジ(4−フルオロフェニル)メチル、1−フェニル−1−(4−メトキシフェニル)メチル、3,3−ジフェニルプロピル、2,5−ジフルオロベンジル、2,4−ジフルオロベンジル、3,4−ジフルオロベンジル、3,5−ジフルオロベンジル、2,6−ジフルオロベンジル、3−トリフルオロメチルベンジル、2−トリフルオロメチルベンジル、4−トリフルオロメチルベンジル、3,4−ジメトキシベンジル、3,5−ジメトキシベンジル、2−クロロベンジル、3−クロロベンジル、4−クロロベンジル、2−メチルベンジル、3−メチルベンジル、4−メチルベンジル、3,4−ジメチルベンジル、2,3−ジメチルベンジル、2−メトキシベンジル、3−メトキシベンジル、4−シアノベンジル、2−シアノベンジル、3−シアノベンジル、4−メトキシベンジル、2,3−ジクロロベンジル、2,4−ジクロロベンジル、2,5−ジクロロベンジル、3,4−ジクロロベンジル、2,6−ジクロロベンジル、4−フルオロベンジル、3−フルオロベンジル、2−フルオロベンジル、4−ニトロベンジル、3−ニトロベンジル、2−ニトロベンジル、3−トリフルオロメトキシベンジル、4−トリフルオロメトキシベンジル、2−トリフルオロメトキシベンジル、4−メトキシカルボニルベンジル、3−メトキシカルボニルベンジル、4−tert−ブチルベンジル、4−エチルベンジル、4−イソプロピルベンジル、4−メトキシ−3−クロロベンジル、2−(4−メトキシフェニル)エチル、2−(4−フルオロフェニル)エチル、2−(4−クロロフェニル)エチル、2−(3−メトキシフェニル)エチル、2−(4−メチルフェニル)エチル、4−フェニルベンジル、3,3−ジフェニルプロピル、3−メチル−4−ニトロベンジル、4−(4−メトキシフェニル)ブチル、2−(4−メチルフェニル)エチル、4−tert−ブトキシカルボニルベンジル、3−クロロ−6−メトキシベンジル、4−ニトロ−3−メチルベンジル、4−tert−ブチリルベンジル、2−(2−エトキシカルボニルフェニル)エチル、1−(3−プロポキシカルボニルフェニル)エチル、3−(4−ペンチルオキシカルボニルフェニル)プロピル、4−(3−ヘキシロオキシカルボニルフェニル)ブチル、5−(3,4−ジメトキシカルボニルフェニル)ペンチル、6−(3,4,5−ジエトキシカルボニルフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(4−ブトキシカルボニルフェニル)エチル、2−メチル−3−(4−メトキシカルボニルフェニル)プロピル、2−(2−シアノフェニル)エチル、1−(3−シアノフェニル)エチル、3−(4−シアノフェニル)プロピル、4−(2−シアノフェニル)ブチル、5−(3−シアノフェニル)ペンチル、6−(4−シアノフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジシアノフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリシアノフェニル)プロピル、2−(2−ニトロフェニル)エチル、1−(3−ニトロフェニル)エチル、3−(4−ニトロフェニル)プロピル、4−(2−ニトロフェニル)ブチル、5−(3−ニトロフェニル)ペンチル、6−(4−ニトロフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジニトロフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリニトロフェニル)プロピル、2−(2−フェニルフェニル)エチル、1−(3−フェニルフェニル)エチル、3−(4−フェニルフェニル)プロピル、4−(2−フェニルフェニル)ブチル、5−(3−フェニルフェニル)ペンチル、6−(4−フェニルフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジフェニルフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリフェニルフェニル)プロピル、2−(2−フルオロフェニル)エチル、1−(3−ブロモフェニル)エチル、3−(4−ヨードフェニル)プロピル、4−(2−ブロモフェニル)ブチル、5−(3−クロロフェニル)ペンチル、6−(4−ブロモフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジクロロフェニル)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリフルオロフェニル)プロピル、2−(2−エチルフェニル)エチル、1−(3−プロピルフェニル)エチル、3−(4−ブチルフェニル)プロピル、4−(2−ペンチルフェニル)ブチル、5−(3−ヘキシルフェニル)ペンチル、6−(4−トリフルオロメチルフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメチルフェニル)エチル、2−メチル−3−[2,4,6−トリ(トリフルオロメチル)フェニル]プロピル、2−(2−エトキシフェニル)エチル、1−(3−プロポキシフェニル)エチル、3−(4−ブトキシフェニル)プロピル、4−(2−ペンチルオキシフェニル)ブチル、5−(3−ヘキシルオキシフェニル)ペンチル、6−(4−トリフルオロメトキシフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメトキシフェニル)エチル、2−メチル−3−[2,4,6−トリ(トリフルオロメトキシ)フェニル]プロピル、2−メチルチオベンジル、3−メチルチオベンジル、4−メチルチオベンジル、3,4−ジメチルチオベンジル、2,3−ジメチルチオベンジル、2−(2−エチルチオフェニル)エチル、2−(4−メチルチオフェニル)エチル、1−(3−プロピルチオフェニル)エチル、3−(4−ブチルチオフェニル)プロピル、4−(2−ペンチルチオフェニル)ブチル、5−(3−ヘキシルチオフェニル)ペンチル、6−(4−メチルチオフェニル)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメチルチオフェニル)エチル、2−メチル−3−[2,4,6−トリメチルチオフェニル]プロピル、2−メチル−4−シアノベンジル、3−エトキシ−4−エトキシカルボニルベンジル、4−フェニル−3−ニトロベンジル、3−フルオロ−4−メトキシベンジル、4−トリフルオロメチル−3−シアノベンジル、3−トリフルオロメトキシ−3−フルオロベンジル基等の置換基としてフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基、置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルコキシ基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキルチオ基なる群から選ばれた基を1〜3個有していてもよいフェニルを1〜2個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基としては、例えば、フェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、4−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニル、4−イソプロピルフェニル、3−ブチルフェニル、4−ペンチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,4−ジエチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル、2−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、4−メトキシフェニル、2−エトキシフェニル、3−エトキシフェニル、4−エトキシフェニル、4−イソプロポキシフェニル、3−ブトキシフェニル、4−ペンチルオキシフェニル、4−ヘキシルオキシフェニル、3,4−ジメトキシフェニル、3,4−ジエトキシフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、2,6−ジメトキシフェニル、3,4,5−トリメトキシフェニル、2−トリフルオロメトキシフェニル、3−トリフルオロメトキシフェニル、4−トリフルオロメトキシフェニル、2−(ブロモメトキシ)フェニル、3−(2−クロロエトキシ)フェニル、4−(2,3−ジクロロプロポキシ)フェニル、4−(4−フルオロブトキシ)フェニル、3−(5−クロロペンチルオキシ)フェニル、4−(5−ブロモヘキシルオキシ)フェニル、4−(5,6−ジブロモヘキシルオキシ)フェニル、3,4−ジ(トリフルオロメトキシ)フェニル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブトキシ)フェニル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メトキシプロピル)フェニル、2,5−ジ(3−クロロプロポキシ)フェニル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フェニル、3,4,5−トリ(トリフルオロメトキシ)フェニル、4−(2,2,2−トリクロロエトキシ)フェニル、2−メチル−4−トリフルオロメトキシフェニル、3−エチル−4−トリクロロメトキシフェニル、2−メトキシ−4−トリフルオロメトキシフェニル、3−エトキシ−4−トリクロロメトキシフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、2−(ブロモメチル)フェニル、3−(2−クロロエチル)フェニル、4−(2,3−ジクロロプロピル)フェニル、4−(4−フルオロブチル)フェニル、3−(5−クロロペンチル)フェニル、4−(5−ブロモヘキシル)フェニル、4−(5,6−ジブロモヘキシル)フェニル、3,4−ジ(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブチル)フェニル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メチルプロピル)フェニル、2,5−ジ(3−クロロプロピル)フェニル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル、3,4,5−トリ(トリフルオロメチル)フェニル、4−(2,2,2−トリクロロエチル)フェニル、2−メチル−4−トリフルオロメチルフェニル、3−エチル−4−トリクロロメチルフェニル基等のフェニル環上に置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルコキシ基及び置換基としてハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を例示できる。
ピロリジン環上に置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリジニル低級アルキル基としては、例えば、[(1,2又は3−)ピロリジニル]メチル、2−[(1,2又は3−)ピロリジニル]エチル、1−[(1,2又は3−)ピロリジニル]エチル、3−[(1,2又は3−)ピロリジニル]プロピル、4−[(1,2又は3−)ピロリジニル]ブチル、5−[(1,2又は3−)ピロリジニル]ペンチル、6−[(1,2又は3−)ピロリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(1,2又は3−)ピロリジニル]エチル、2−メチル−3−[(1,2又は3−)ピロリジニル]プロピル、[1−メチル−(2又は3−)ピロリジニル]メチル、2−[2−エチル−(1,3,4又は5−)ピロリジニル]エチル、1−[3−プロピル−(1,2,4又は5−)ピロリジニル]エチル、3−[1−ブチル−(2又は3−)ピロリジニル]プロピル、4−[2−ペンチル−(1,3,4又は5−)ピロリジニル]ブチル、5−[3−ヘキシル−(1,2,4又は5−)ピロリジニル]ペンチル、6−[1,2−ジメチル−(3,4又は5−)ピロリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[1,2,3−トリメチル−(4又は5−)ピロリジニル]エチル、2−メチル−3−[1−エチル−2−メチル−(3,4又は5−)ピロリジニル]プロピル、[1−(2−ヒドロキシエチル)−(2又は3−)ピロリジニル]メチル、[2−ヒドロキシメチル−(1,3,4又は5−)ピロリジニル]メチル、2−[2−ヒドロキシメチル−(1,3,4又は5−)ピロリジニル]エチル、1−[3−(3−ヒドロキシプロピル)−(1,2,4又は5−)ピロリジニル]エチル、3−[1−(4−ヒドロキシブチル)−(2又は3−)ピロリジニル]プロピル、4−[2−(5−ヒドロキシペンチル)−(1,3,4又は5−)ピロリジニル]ブチル、5−[3−(6−ヒドロキシヘキシル)−(1,2,4又は5−)ピロリジニル]ペンチル、6−[1,2−ジヒドロキシメチル−(3,4又は5−)ピロリジニル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[1,2,3−トリヒドロキシメチル−(4又は5−)ピロリジニル]エチル、2−メチル−3−[2−(1,2−ヒドロキシエチル)−(1,3,4又は5−)ピロリジニル]プロピル、[2−(2,3,4−トリヒドロキシブチル)−(1,3,4又は5−)ピロリジニル]メチル基等のピロリジン環上に置換基として水酸基を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるピロリジニルアルキル基を例示できる。
置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基としては、例えば、アミノメチル、2−アミノメチル、1−アミノエチル、3−アミノプロピル、4−アミノブチル、5−アミノペンチル、6−アミノヘキシル、1,1−ジメチル−2−アミノエチル、N,N−ジエチル−2−アミノエチル、2−メチル−3−アミノプロピル、メチルアミノメチル、1−エチルアミノエチル、2−プロピルアミノエチル、3−イソプロピルアミノプロピル、4−ブチルアミノブチル、5−ペンチルアミノペンチル、6−ヘキシルアミノヘキシル、ジメチルアミノメチル、2−ジイソプロピルアミノエチル、(N−エチル−N−プロピルアミノ)メチル、2−(N−メチル−N−ヘキシルアミノ)エチル、フェニルアミノメチル、1−フェニルアミノエチル、2−フェニルアミノエチル、3−フェニルアミノプロピル、4−フェニルアミノブチル、5−フェニルアミノペンチル、6−フェニルアミノヘキシル、N−メチル−N−フェニルアミノメチル、2−(N−エチル−N−フェニルアミノ)エチル、(N−エチル−N−フェニルアミノ)メチル、2−(N−メチル−N−フェニルアミノ)エチル基等の置換基としてフェニル基及び炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基なる群より選ばれた基を1〜2個有することのあるアミノ基が置換した炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を例示できる。
低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することのあるテトラヒドロフリル低級アルキル基としては、例えば、[(2又は3−)テトラヒドロフリル]メチル、2−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]エチル、1−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]エチル、3−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]プロピル、4−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]ブチル、5−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]ペンチル、6−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]ヘキシル、1,1−ジメチル−2−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]エチル、2−メチル−3−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]プロピル、1−ヒドロキシ−1−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]メチル、2−ヒドロキシ−2−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]エチル、2−ヒドロキシ−1−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]エチル、3−ヒドロキシ−3−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]プロピル、4−ヒドロキシ−4−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]ブチル、5−ヒドロキシ−5−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]ペンチル、6−ヒドロキシ−6−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]ヘキシル、2−ヒドロキシ−1,1−ジメチル−2−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]エチル、3−ヒドロキシ−2−メチル−3−[(2又は3−)テトラヒドロフリル]プロピル基等の低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるテトラヒドロフリルアルキル基を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキル基及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシ低級アルキル基としては、例えば、前記フェノキシ低級アルキル基に加えて、2−メチルフェノキシメチル、3−メチルフェノキシメチル、4−メチルフェノキシメチル、3,4−ジメチルフェノキシメチル、2,3−ジメチルフェノキシメチル、3,4,5−トリメチルフェノキシメチル、2−(2−エチルフェノキシ)エチル、2−(3−メチルフェノキシ)エチル、2−(4−メチルフェノキシ)エチル、1−(3−プロピルフェノキシ)エチル、3−(4−ブチルフェノキシ)プロピル、4−(2−ペンチルフェノキシ)ブチル、5−(3−ヘキシルフェノキシ)ペンチル、6−(4−メチルフェノキシ)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメチルフェノキシ)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリメチルフェノキシ)プロピル、2−(4−ニトロ−3−メチルフェノキシ)エチル、4−ニトロフェノキシメチル、3−ニトロフェノキシメチル、2−ニトロフェノキシメチル、2−(2−ニトロフェノキシ)エチル、2−(4−ニトロフェノキシ)エチル、1−(3−ニトロフェノキシ)エチル、3−(4−ニトロフェノキシ)プロピル、4−(2−ニトロフェノキシ)ブチル、5−(3−ニトロフェノキシ)ペンチル、6−(4−ニトロフェノキシ)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジニトロフェノキシ)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリニトロフェノキシ)プロピル等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェノキシアルキル基を例示できる。
フェニル低級アルカノイル基としては、例えば、2−フェニルアセチル、3−フェニルプロピオニル、2−フェニルプロピオニル、4−フェニルブチリル、5−フェニルペンタノイル、6−フェニルヘキサノイル、2,2−ジメチル−3−フェニルプロピオニル、2−メチル−3−フェニルプロピオニル基等のアルカノイル部分が炭素数2〜6の直鎖又は分枝鎖状アルカノイル基であるフェニルアルカノイル基を例示できる。
フェニル環上に、置換基としてハロゲン原子及びハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個有することのあるフェニル基としては、例えば、フェニル、3,4−ジフルオロフェニル、2−フルオロフェニル、3−ブロモフェニル、4−ヨードフェニル、4−メチルフェニル、2−メチルフェニル、3−メチルフェニル、2−エチルフェニル、3−エチルフェニル、4−エチルフェニル、4−イソプロピルフェニル、3−ブチルフェニル、4−ペンチルフェニル、4−ヘキシルフェニル、3,4−ジメチルフェニル、3,4−ジエチルフェニル、2,4−ジメチルフェニル、2,5−ジメチルフェニル、2,6−ジメチルフェニル、3,4,5−トリメチルフェニル、2−トリフルオロメチルフェニル、3−トリフルオロメチルフェニル、4−トリフルオロメチルフェニル、2−(ブロモメチル)フェニル、3−(2−クロロエチル)フェニル、4−(2,3−ジクロロプロピル)フェニル、4−(4−フルオロブチル)フェニル、3−(5−クロロペンチル)フェニル、4−(5−ブロモヘキシル)フェニル、4−(5,6−ジブロモヘキシル)フェニル、3,4−ジ(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジ(4,4,4−トリクロロブチル)フェニル、2,4−ジ(3−クロロ−2−メチルプロピル)フェニル、2,5−ジ(3−クロロプロピル)フェニル、2,6−ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)フェニル、3,4,5−トリ(トリフルオロメチル)フェニル、4−(2,2,2−トリクロロエチル)フェニル、2−メチル−4−トリフルオロメチルフェニル、3−エチル−4−トリクロロメチルフェニル、2−クロロ−4−トリフルオロメチルフェニル、3−エチル−4−フルオロフェニル、3−フルオロ−4−トリクロロメチルフェニル、2−メチル−3−トリフルオロメチル−4−トリフルオロメチルフェニル、3−フルオロフェニル、4−フルオロフェニル、2−ブロモフェニル、4−ブロモフェニル、2−ヨードフェニル、3−ヨードフェニル、2,3−ジブロモフェニル、2,4−ジヨードフェニル、2,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、2,4,6−トリクロロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、3,5−ジフルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、2,3−ジクロロフェニル、2,4−ジクロロフェニル、2,5−ジクロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2,6−ジクロロフェニル、3,5−ジクロロフェニル、2,4,6−トリフルオロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル基等フェニル環上に、置換基としてハロゲン原子及びハロゲン原子を1〜3個有することのある炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基及びなる群から選ばれた基が1〜3個有することのあるフェニル基を例示できる。
20及びR21、R22及びR23、R26及びR27、R29及びR30又はR32及びR33が結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して形成される5〜7員の飽和複素環基としては、例えば、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ、ホモピペラジニル基等を例示できる。
フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるフェノキシ低級アルキル基としては、例えば、前記フェノキシ低級アルキル基に加えて、2−メチルフェノキシメチル、3−メチルフェノキシメチル、4−メチルフェノキシメチル、3,4−ジメチルフェノキシメチル、2,3−ジメチルフェノキシメチル、3,4,5−トリメチルフェノキシメチル、2−(2−エチルフェノキシ)エチル、2−(4−メチルフェノキシ)エチル、1−(3−プロピルフェノキシ)エチル、3−(4−ブチルフェノキシ)プロピル、4−(2−ペンチルフェノキシ)ブチル、5−(3−ヘキシルフェノキシ)ペンチル、6−(4−メチルフェノキシ)ヘキシル、1,1−ジメチル−2−(2,4−ジメチルフェノキシ)エチル、2−メチル−3−(2,4,6−トリメチルフェノキシ)プロピル基等のフェニル環上に置換基として炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状のアルキルを1〜3個有することがあり、アルキル部分が炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェノキシアルキル基を例示できる。
一般式(1)の化合物うち、下記の化合物又はその塩がより好ましい。
Figure 0005089185
は、窒素原子又は基−CH=を示す。
は、基−Z−Rを示す。
Zは、基−N(R)−B−、基−B−N(R)−、基−B−O−、又は基−N(R9a)−CO−N(R9b)−を示す。
は、水素原子、置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基又はフェニル低級アルキル基を示す。
Bは、基−CO−又は低級アルキレン基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
9aは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
9bは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
は、基
Figure 0005089185
を示す。
は、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基を示す。
mは、1又は2の整数を示す。mが2を示す場合、2個のRは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
は、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を示す。
Yは、基−O−、又は基−N(R)−を示す。
は、水素原子、又は低級アルキル基を示す。
Aは、基
Figure 0005089185
を示す。
pは、1又は2を示す。
は、水素原子、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、又は置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基を示す。
は、基−(T)−N(R14)R15を示す。
Tは、基−N(R17)−B−CO−、基−B−CO−、又は基−CO−を示す。
17は、水素原子、又は低級アルキル基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、低級アルケニレン基又は置換基として水酸基を有することのある低級アルキレン基を示す。
lは、0又は1を示す。
14は、水素原子又は置換基として水酸基を有することのあるアルキル基を示す。
15は、(36a)ピペラジン環上に置換基としてフェニル低級アルキル基(フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基を1〜3個有していてもよい)及びピリジル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル置換オキサリル基を示す。
14とR15とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペラジニル基又はピペリジニル基である複素環基を形成してもよい。
該複素環上には、(28)フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が置換していてもよいフェニル置換低級アルキル基、(49)基−(B12CO)t−N(R20)R21、ならびに(84)基−(O−B15)s−CO−N(R26)R27なる群から選ばれた基が置換していてもよい。
12は、低級アルキレン基を示す。
tは、0又は1を示す。
20とR21とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペラジニル基、ピペリジニル基である飽和複素環を形成する。該複素環上には、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基が置換していてもよい。
15は、低級アルキレン基を示す。
sは、0又は1を示す。
26及びR27は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はイミダゾリル低級アルキル基を示す。また、R26とR27とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、酸素原子もしくは硫黄原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい。該複素環上には、置換基としてフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基を1〜3個有していてもよい。
例えば、更に好ましい化合物(1)は、下記の化合物又はその塩である。
Figure 0005089185
は、窒素原子を示す。
は、基−Z−Rを示す。
Zは、基−N(R)−B−を示す。
は、水素原子、又は置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基を示す。
Bは、基−CO−を示す。
は、基
Figure 0005089185
を示す。
は、ハロゲン原子、又は置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基を示す。
mは、1又は2の整数を示す。mが2を示す場合、2個のRは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
は、水素原子を示す。
Yは、基−O−、又は基−N(R)−を示す。
は、水素原子、又は低級アルキル基を示す。
Aは、基
Figure 0005089185
を示す。
pは、1又は2を示す。
は、水素原子、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、又は置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基を示す。
は、基−(T)−N(R14)R15を示す。
Tは、基−N(R17)−B−CO−、基−B−CO−、又は基−CO−を示す。
17は、水素原子、又は低級アルキル基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、置換基として水酸基を有することのある低級アルキレン基を示す。
lは、0又は1を示す。
14とR15とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペラジニル基又はピペリジニル基である複素環基を形成する。
該複素環上には、(28)フェニル環上に低級アルキレンジオキシ基が置換していてもよいフェニル置換低級アルキル基が置換していてもよい。
別のより好ましい化合物(1)としては、例えば下記の化合物又はその塩である。
Figure 0005089185
は、窒素原子を示す。
は、基−Z−Rを示す。
Zは、基−N(R)−B−を示す。
は、水素原子、又は置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基を示す。
Bは、基−CO−を示す。
は、基
Figure 0005089185
・ を示す。
は、ハロゲン原子、又は置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基を示す。
mは、1又は2の整数を示す。mが2を示す場合、2個のRは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
は、水素原子を示す。
Yは、基−O−、又は基−N(R)−を示す。
は、水素原子、又は低級アルキル基を示す。
Aは、基
Figure 0005089185
を示す。
pは、1又は2を示す。
は、水素原子、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、又は置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基を示す。
は、基−(T)−N(R14)R15を示す。
17は、水素原子、又は低級アルキル基を示す。
は、低級アルキレン基を示す。
は、置換基として水酸基を有することのある低級アルキレン基を示す。
lは、0を示す。
14とR15とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペラジニル基又はピペリジニル基である複素環基を形成する。
該複素環上には、(49)基−(B12CO)t−N(R20)R21、及び(84)基−(O−B15)s−CO−N(R26)R27なる群から選ばれた基が1個置換していてもよい。
12は、低級アルキレン基を示す。
tは、0又は1を示す。
20とR21とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペラジン又はピペリジンである飽和複素環を形成する。該複素環上には、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基が1個置換していてもよい。
15は、低級アルキレン基を示す。
sは、0又は1を示す。
26及びR27は、これらが結合する窒素原子と共に、酸素原子又は窒素原子を介し又は介することなく互いに結合して6員の飽和複素環を形成する。該複素環上には、置換基としてフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基を1〜3個有していてもよい。
本発明化合物の製造方法につき、以下に説明する。
一般式(1)において、種々のYを示す本発明化合物は、例えば、下記反応式−1〜反応式−4に示すようにして製造される。
[反応式−1]
Figure 0005089185
[式中R、R、X及びAは前記に同じ。Yは、基−O−、基−S−又は基−NH−を示す。Xはハロゲン原子を示す。]
化合物(2)と化合物(3)との反応は、一般に適当な溶媒中又は無溶媒下、塩基性化合物の存在下又は非存在下にて行われる。
用いられる不活性溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
塩基性化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウム n−ブトキシド等の金属アルコラート類、ピリジン、イミダゾール、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3,0]ノネン−5(DBN),1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)等の有機塩基又はこれらの混合物を挙げることができる。
塩基性化合物の存在下で反応を行う場合、塩基性化合物は、化合物(2)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜10倍モル量使用するのがよい。
化合物(3)は、化合物(2)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜10倍モル量用いられる。
該反応は、通常−30〜200℃、好ましくは−30〜150℃程度にて行われ、一般に5分〜80時間程度にて反応は終了する。
この反応の反応系内には、沃化ナトリウム、沃化カリウム等のアルカリ金属ハロゲン化合物等を添加してもよいし、相間移動触媒を添加してもよい。
相間移動触媒としては、例えば、テトラブチルアンモニウムクロリド、テトラブチルアンモニウムブロミド、テトラブチルアンモニウムフルオリド、テトラブチルアンモニウムアイオダイド、テトラブチルアンモニウムヒドロキシド、亜硫酸水素テトラブチルアンモニウム、トリブチルメチルアンモニウムクロリド、トリブチルベンジルアンモニウムクロリド、テトラペンチルアンモニウムクロリド、テトラペンチルアンモニウムブロミド、テトラヘキシルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルオクチルアンモニウムクロリド、メチルトリヘキシルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルオクタデカニルアンモニウムクロリド、メチルトリデカニルアンモニウムクロリド、ベンジルトリプロピルアンモニウムクロリド、ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド、フェニルトリエチルアンモニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、テトラメチルアンモニウムクロリド等の炭素数1〜18の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基、アルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるフェニルアルキル基及びフェニル基なる群より選ばれた基が置換した4級アンモニウム塩、テトラブチルホスホニウムクロリド等の炭素数1〜18の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基が置換したホスホニウム塩、1−ドデカニルピリジニウムクロリド等の炭素数1〜18の直鎖又は分枝鎖状のアルキル基が置換したピリジニウム塩等を例示できる。これらの相間移動触媒は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
相間移動触媒は、化合物(2)に対して、通常0.1倍モル〜等モル量、好ましくは0.1〜0.5倍モル量用いられる。
化合物(1a)においてYが基−NH−を示す化合物は、塩基性化合物の代わりに酸の存在下に化合物(2)と化合物(3)とを反応させることによっても製造できる。ここで使用される酸としては、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸等の有機酸を挙げることができる。これらの酸は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
化合物(1)においてYが基−N(R)−を示し、Rが水素原子以外のRを示す化合物は、下記反応式−2に示すようにして、対応する化合物(1)においてYが基−NH−を示す化合物から製造される。
[反応式−2]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、A及びXは前記に同じ。R5aは、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はシクロアルキル基を示す。R5bは、水素原子、低級アルキル基、フェニル基又はフェニル低級アルキル基を示す。R5cは、低級アルカノイル基又はベンゾイル基を示す。Rは、水素原子又は低級アルキル基を示す。R5bとRとは、これらが結合する炭素原子と共に互いに結合してシクロアルキル環を形成してもよい。但し、化合物(1d)中の−CHRB5b基におけるアルキル部分の炭素数は1〜6とする。]
化合物(1b)と化合物(4)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1b)と化合物(5)との反応は、例えば、無溶媒又は適当な溶媒中、還元剤の存在下に行われる。この方法を、以下「A法」という。
ここで使用される溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、アセトニトリル、蟻酸、酢酸等の脂肪酸、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類又はこれらの混合溶媒等を例示できる。
還元剤としては、例えば、蟻酸、蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等の脂肪酸又はそのアルカリ金属塩、水素化硼素ナトリウム、水素化シアノ硼素ナトリウム、水素化トリアセチルオキシ硼素ナトリウム、水素化アルミニウムリチウム等の水素化還元剤又はこれらの水素化還元剤の混合物、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、酸化白金、白金黒、ラネーニッケル等の接触水素還元剤等を例示できる。
還元剤として蟻酸、蟻酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等の脂肪酸又はそのアルカリ金属塩を使用する場合、反応温度は、通常室温〜200℃程度、好ましくは50〜150℃程度付近が適当であり、該反応は一般に10分〜10時間程度にて終了する。脂肪酸又はそのアルカリ金属塩は、化合物(1b)に対して大過剰量使用するのがよい。
水素化還元剤を使用する場合、反応温度は、通常−80〜100℃程度、好ましくは−80〜70℃程度が適当であり、該反応は一般に30分〜60時間程度で終了する。水素化還元剤は、化合物(1b)に対して、通常等モル〜20倍モル量程度、好ましくは等モル〜6倍モル程度用いられる。特に水素化還元剤として水素化アルミニウムリチウムを使用する場合、溶媒はジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類を使用するのが好ましい。該反応の反応系内に、トリメチルアミン、トリエチルアミン、N−エチルジイソプロピルアミン等のアミン類、又はモレキュラーシーヴス 3A(MS−3A)、モレキュラーシーヴス 4A(MS−4A)等のモレキュラーシーヴスを添加してもよい。
接触水素還元剤を使用する場合、通常常圧〜20気圧程度、好ましくは常圧〜10気圧程度の水素雰囲気中で、又は蟻酸、蟻酸アンモニウム、シクロへキセン、抱水ヒドラジン等の水素供与剤の存在下で、通常−30〜100℃程度、好ましくは0〜60℃程度の温度で反応を行なうのがよい。該反応は、一般に1〜12時間程度で終了する。接触水素還元剤は、化合物(1b)に対して、通常0.1〜40重量%、好ましくは1〜20重量%程度用いられる。
化合物(1b)と化合物(5)との反応において、化合物(5)は、化合物(1b)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜大過剰量用いられる。
化合物(5)でR及びR5bが、これらが結合する炭素原子と共に互いに結合してシクロアルキル環を形成する化合物を出発物質として用いて、水素化還元剤を使用する条件下で反応を行なう場合、化合物(5)に代えて、出発物質として[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン等のシクロアルキルオキシトリアルキルシランを用い、反応系内に前述の化合物(5)を生成させてもよい。
化合物(1d)は、化合物(1b)と化合物(5)とを後記反応式−3における化合物(1f)とヒドロキシアミンとの反応と同様の反応条件下に反応させた後、得られた一般式
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、R及びR5bは前記に同じ。]
で表される化合物を還元することによっても製造することができる。この還元反応には、前記A法の還元反応と同様の反応条件を適用できる。
化合物(1b)と化合物(6)との反応は、化合物(1b)と化合物(6)のカルボン酸とを通常のアミド結合生成反応にて反応させる方法である。このアミド結合生成反応には、公知のアミド結合生成反応を広く適用することができる。具体的には、(イ)混合酸無水物法、即ちカルボン酸(6)にアルキルハロカルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これにアミン(1b)を反応させる方法、(ロ)活性エステル法、即ちカルボン酸(6)をフェニルエステル、p−ニトロフェニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸イミドエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル等の活性エステル、又はベンズオキサゾリン−2−チオンとの活性アミドとし、これにアミン(1b)を反応させる方法、(ハ)カルボジイミド法、即ちカルボン酸(6)にアミン(1b)をジシクロヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(WSC)、カルボニルジイミダゾール等の活性化剤の存在下に縮合反応させる方法、(ニ)その他の方法、例えばカルボン酸(6)を無水酢酸等の脱水剤によりカルボン酸無水物とし、これにアミン(1b)を反応させる方法、カルボン酸(6)と低級アルコールとのエステルにアミン(1b)を高圧高温下に反応させる方法、カルボン酸(6)の酸ハロゲン化物、即ちカルボン酸ハライドにアミン(1b)を反応させる方法等を挙げることができる。
上記混合無水物法(イ)において用いられる混合酸無水物は、通常のショッテン−バウマン反応により得られ、これを通常単離することなくアミン(2)と反応させることにより一般式(1e)の本発明化合物が製造される。
上記ショッテン−バウマン反応は、塩基性化合物の存在下に行われる。
用いられる塩基性化合物としては、ショッテン−バウマン反応に慣用の化合物、例えば、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)等の有機塩基、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、水素化カリウム、水素化ナトリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート等の金属アルコラート類等の無機塩基等が挙げられる。これらの塩基性化合物は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。該反応は、通常−20〜100℃程度、好ましくは0〜50℃程度において行われ、反応時間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜2時間程度である。
得られた混合酸無水物とアミン(1b)との反応は、通常−20〜150℃程度、好ましくは10〜50℃程度にて行われ、反応時間は5分〜10時間程度、好ましくは5分〜5時間程度である。
混合酸無水物法は一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒としては混合酸無水物法に慣用されている溶媒がいずれも使用可能であり、具体的には、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル燐酸トリアミド等の非プロトン性極性溶媒又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。
混合酸無水物法において使用されるアルキルハロカルボン酸としては、例えば、クロロ蟻酸メチル、ブロモ蟻酸メチル、クロロ蟻酸エチル、ブロモ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソブチル等が挙げられる。
混合酸無水物法におけるカルボン酸(6)とアルキルハロカルボン酸とアミン(1b)の使用割合は、通常等モルずつとするのがよいが、アミン(6)に対してアルキルハロカルボン酸及びカルボン酸(6)をそれぞれ等モル〜1.5倍モル量程度の範囲内で使用することができる。
前記活性化剤の存在下に縮合反応させる方法(ハ)においては、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下に行われる。ここで使用される溶媒及び塩基性化合物としては、後記その他の方法(ニ)のカルボン酸ハライドにアミン(1b)を反応させる方法で用いた溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用することができる。活性化剤の使用量は、化合物(1b)に対して通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。活性化剤としてWSCを使用する場合は、反応系内に1−ヒドロキシベンゾトリアゾール及び/又は塩酸等の酸を添加することにより、反応を有利に進行させることができる。該反応は、通常−20〜180℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて行われ、一般に5分〜90時間程度で反応は完結する。
また前記その他の方法(ニ)の内で、カルボン酸ハライドにアミン(1b)を反応させる方法を採用する場合、該反応は塩基性化合物の存在下に、適当な溶媒中で行われる。用いられる塩基性化合物としては、公知のものを広く使用でき、例えば上記ショッテン−バウマン反応に用いられる塩基性化合物をいずれも使用することができる。溶媒としては、例えば上記混合酸無水物法に用いられる溶媒の他に、メタノール、エタノール、イソプロパノール、プロパノール、ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、エチルセロソルブ、メチルセロソルブ等のアルコール類、アセトニトリル、ピリジン、アセトン、水等を挙げることができる。アミン(1b)とカルボン酸ハライドとの使用割合としては、特に限定がなく広い範囲内で適宜選択すればよいが、通常前者に対して後者を少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜5倍モル量程度とするのがよい。該反応は通常−20〜180℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて行われ、一般に5分〜50時間程度で反応は完結する。
更に上記反応式−2に示すアミド結合生成反応は、カルボン酸(6)とアミン(1b)とを、トリフェニルホスフィン、ジフェニルホスフィニルクロリド、フェニル−N−フェニルホスホラミドクロリデート、ジエチルクロロホスフェート、シアノリン酸ジエチル、ジフェニルリン酸アジド、ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロリド等の燐化合物の縮合剤の存在下に反応させる方法によっても行うことができる。前記縮合剤は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
該反応は、上記カルボン酸ハライドにアミン(1b)を反応させる方法において用いられる溶媒及び塩基性化合物の存在下に、通常−20〜150℃程度、好ましくは0〜100℃程度付近にて行われ、一般に5分〜30時間程度にて反応は終了する。縮合剤及びカルボン酸(6)は、アミン(1b)に対してそれぞれ少なくとも等モル量程度、好ましくは等モル〜2倍モル量程度使用するのがよい。
化合物(1)において、Yが基−CH(OH)−又は基−C(=N−OH)を示す化合物は、反応式−3に示すようにして、対応するYが基−CO−を示す化合物から製造される。
[反応式−3]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X及びAは前記に同じ。]

化合物(1g)は、化合物(1f)を還元することにより製造される。
上記還元反応には、水素化還元剤を用いる還元法が好適に利用される。用いられる水素化還元剤としては、例えば、水素化アルミニウムリチウム、水素化硼素ナトリウム、ボラン、ジボラン、水素化硼素リチウム−トリメトキシボラン等が挙げられる。これらの還元剤は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。水素化還元剤の使用量は、化合物(1f)に対して通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜15倍モルの範囲である。この還元反応は、通常、適当な溶媒、例えば水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類又はこれらの混合物等を用い、約−60〜150℃、好ましくは−30〜100℃にて、一般に10分〜40時間程度で行われる。尚、還元剤として水素化アルミニウムリチウム又はボランを用いる場合、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジグライム等の溶媒は、無水溶媒であるのがよい。
化合物(1h)は、適当な不活性溶媒中、塩基性化合物の存在下又は非存在下に、化合物(1f)とヒドロキシルアミンと反応させることにより製造される。
ここで使用される塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基性化合物、酢酸ナトリウム等の脂肪酸アルカリ金属塩、ピペリジン、ピペリジニウムアセテート、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)等の有機塩基を例示できる。これらの塩基性化合物は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
不活性溶媒としては、反応に悪影響を及ぼさないものであればいずれでもよいが、例えば、水、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
ヒドロキシルアミンは、化合物(1f)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量程度用いられる。反応温度は、通常室温〜200℃、好ましくは50〜150℃程度とするのがよく、一般に5分〜30時間程度で反応は終了する。
化合物(1)において、Yが基−S(O)n−(nは1又は2)を示す化合物は、反応式−4に示すようにして、対応するYが基−S−を示す化合物から製造される。
[反応式−4]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X及びAは前記に同じ。A16は、基−A又は基−A10−T−COOR59aを示す。Tは、基−N(R17)−B−、基−B19−N(R18)−、基−B−、基−Q−B−、基−B−N(R19)−B−、基−CO−B10−、基−CH(OH)−B11−、基−B23a−CO−又は直接結合を示す。ここで、R17、B、B19、R18、B、B、B、R19、B、B10及びB11は前記に同じ。
10は、
Figure 0005089185
(R及びpは前記に同じ。但し、aは基−S又は基−S(O)jに、bは基−Tに結合するものとする。)を示す。
59aは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
jは1又は2を示す。]
化合物(1zzzz)を化合物(1aaaaa)に導く反応は、適当な溶媒中、酸化剤の存在下に行われる。
溶媒としては、例えば、水、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸等の脂肪酸類、メタノール、エタノール等のアルコール類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類又はこれらの混合溶媒等を例示できる。
酸化剤としては、例えば、過蟻酸、過酢酸、過トリフルオロ酢酸、過安息香酸、m−クロロ過安息香酸、o−カルボキシ過安息香酸等の過酸、過酸化水素、メタ過沃素酸ナトリウム、重クロム酸、重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウム等の重クロム酸塩、過マンガン酸、過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム等の過マンガン酸塩、四酢酸鉛等の鉛塩等が挙げられる。これら酸化剤は、1種単独で又は2種以上混合して使用される。
酸化剤は、通常化合物(1zzzz)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜2倍モル量使用するのがよい。尚、硫黄原子をスルホニル基(j=2)に導く酸化反応の場合には、酸化剤を化合物(1zzzz)に対して、通常少なくとも2倍モル、好ましくは2〜4倍モル使用するのがよい。
該反応は、通常−10〜150℃、好ましくは−10〜100℃付近にて行われ、一般に1〜100時間程度で終了する。
一般式(1)において、種々のAを示す本発明化合物は、例えば、下記反応式−5〜反応式−36に示すようにして製造される。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、Rがイミダゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,3−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,5−トリアゾリル低級アルキル基、ピラゾリル低級アルキル基、ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニル低級アルキル基、1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基又は基−(T)−NR1415(ここでTは低級アルキレン基、lは1)を示す化合物は、反応式−5に示すように化合物(7)に化合物(8)を反応させることにより製造される。
[反応式−5]
Figure 0005089185
[式中、R、R、Y及びXは前記に同じ。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R37aは、基−B21−Xを示す。B21は低級アルキレン基を示す。Xは前記に同じ。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R38は、基−B21−R4aを示す。B21は前記に同じ。R4aは、イミダゾリル基、1,2,4−トリアゾリル基、1,2,3−トリアゾリル基、1,2,5−トリアゾリル基、ピラゾリル基、ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有するピリミジニル基、1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル基又は基−NR1415を示す。R14及びR15は前記に同じ。]
化合物(7)と化合物(8)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、Rがイミダゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,3−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,5−トリアゾリル低級アルキル基、ピラゾリル低級アルキル基、ピリミジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるピリミジニル低級アルキル基、1,2,4−オキサジアゾール環上に置換基として低級アルキル基を有することのある1,2,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基又は基−(T)−NR1415(ここでTは低級アルキレン基、lは1)を示す化合物は、反応式−6に示すように化合物(9)に化合物(8)を反応させることによっても製造される。
[反応式−6]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y及びR4aは前記に同じ。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R39は、基−(B21CORを示す。B21は前記に同じ。Rは、水素原子又は低級アルキル基を示す。fは0又は1を示す。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R40は、基−(B21CHR4aを示す。B21、R、f及びR4aは前記に同じ。但し、基−(B21CHR4aのアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(9)と化合物(8)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、Rが3,5−ジオキソイソオキサゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのある3,5−ジオキソイソオキサゾリジニル低級アルキリデン基を示す化合物は、反応式−7に示すように化合物(10)に化合物(11)を反応させることにより製造される。
[反応式−7]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X及びYは前記に同じ。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R41は、基−B22(CO43)(CO44)を示す。B22は低級アルキリデン基、R43及びR44は、各々低級アルキル基を示す。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R42は、基
Figure 0005089185
を示す。B22は前記に同じ。]
化合物(10)と化合物(11)との反応は、反応式−3における化合物(1f)を化合物(1h)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、R
Figure 0005089185
を示す化合物は、反応式−8に示すように化合物(13)から製造される。
[反応式−8]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y及びR13は前記に同じ。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R45は、ハロゲン原子を示す。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R46は、基
Figure 0005089185
を示す。R13は前記に同じ。
は、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R47は、基
Figure 0005089185
を示す。R13は前記に同じ。
8aは、
Figure 0005089185
を示す。ここで、R及びpは前記に同じ。R46’は、基
Figure 0005089185
を示す。R13は前記に同じ。]
化合物(13)と化合物(12)との反応は、適当な不活性溶媒中、塩基性化合物の存在下に行われる。
ここで用いられる塩基性化合物としては、例えば、金属ナトリウム、金属カリウム、金属マグネシウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコラート類、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、フェニルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド等のアルキル及びアリールリチウム又はリチウムアミド類を例示できる。これらの塩基性化合物は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
塩基性の使用量は、化合物(13)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。
用いられる不活性溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、n−ヘキサン、へプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド等又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
該反応は、通常−90〜150℃、好ましくは−90〜120℃付近にて行われ、一般に10分〜10時間程度にて反応は終了する。
化合物(12)の使用量は、化合物(13)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。
化合物(1l)を化合物(1m)に導く反応は、適当な不活性溶媒中、酸の存在下に行われる。
ここで、使用される酸としては、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸等の有機酸等を挙げることができる。これらの酸は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
酸の使用量としては、化合物(1l)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは、等モル〜大過剰量とするのがよい。
使用される不活性溶媒としては、前記化合物(13)と化合物(12)との反応で用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
この反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて好適に進行し、一般に1〜20時間程度で反応は終了する。
化合物(1l)を化合物(1l’)に導く反応は、適当な溶媒中、酸及び触媒の存在下に行われる。
溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、アセトン、メタルエチルケトン等のケトン類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、ジグライム、1,4−ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
酸としては、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の無機酸、ボロントリフルオライドジエチルエーテレイト、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸等が挙げられる。
触媒としては、例えば、トリエチルシラン等のアルキルシラン化合物等が挙げられる。
上記酸及び触媒は、化合物(1l)に対して、各々、通常0.01〜5倍モル程度、好ましくは0.01倍モル〜等モル程度用いられる。
上記反応は、通常室温〜200℃程度、好ましくは室温〜150℃程度にて好適に進行し、一般に1〜10時間程度で終了する。
化合物(1l)を化合物(1l’)に導く反応は、適当な溶媒中、接触水素還元剤の存在下でも行うことができる。
溶媒としては、例えば、水、酢酸等の脂肪酸、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、モノグライム、ジグライム、1,4−ジオキサン等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
接触水素還元剤としては、例えば、パラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、水酸化パラジウム−炭素、ロジウム−アルミナ、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル、酢酸パラジウム等が挙げられる。
上記接触水素還元剤は、化合物(1l)に対して、通常0.01倍〜等重量程度用いられる。
上記反応は、通常−20〜100℃程度、好ましくは0〜80℃程度にて好適に進行し、一般に0.5〜20時間程度で終了する。水素圧は、通常1〜10気圧程度でよい。
この反応系内には、塩酸等の鉱酸を添加するのがよい。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、R
Figure 0005089185
を示し、R13が水素原子以外の基を示す化合物は、対応するR13が水素原子を示す化合物から、下記反応式−9に示すようにして製造される。
[反応式−9]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、R、R13a及びXは前記に同じ。但し、A10のaはYに、bはピペリジニル基に結合するものとする。
13bは、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニルカルボニル低級アルキル基又はモルホリノカルボニル置換低級アルキル基を示す。
13cは、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル基、ベンゾイル基、モルホリノ置換低級アルカノイル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル低級アルカノイル基又はイミダゾリル低級アルカノイル基を示す。
13dは、水素原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル基、イミダゾリル基、イミダゾリル低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニルカルボニル低級アルキル基又はモルホリノカルボニル置換低級アルキル基を示す。
但し、化合物(1q)における側鎖(基−CHR13d)のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1n−1)と化合物(13’)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1n−1)と化合物(14)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1n−1)と化合物(15)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
また、化合物(1n−2)と化合物(13’)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に、化合物(1n−2)と化合物(14)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)の反応と同様の反応条件下に、化合物(1n−2)と化合物(15)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に、それぞれ行われる。
反応式−9において、R13bが低級アルコキシカルボニル低級アルキル基を示す化合物(1o−1)及び化合物(1o−2)を加水分解することにより、対応するR13bがカルボキシ低級アルキル基を示す化合物(1o−1)及び化合物(1o−2)に導くことができる。
反応式−9において、R13cが低級アルコキシカルボニル基を示す化合物(1p−1)及び化合物(1p−2)を加水分解することにより、対応するR13cが水素原子を示す化合物(1p−1)及び化合物(1p−2)に導くことができる。
加水分解反応(この加水分解反応を、以下「加水分解B」という)は、適当な溶媒中又は無溶媒で、酸又は塩基性化合物の存在下に行うことができる。
用いられる溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノール等の低級アルコール類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、酢酸、蟻酸等の脂肪族類、酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
酸としては、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸等の有機酸、三臭化ホウ素、三塩化ホウ素等のルイス酸等を挙げることができる。これらの酸は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
塩基性化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウム等の金属水酸化物等を挙げることができる。これらの塩基性化合物は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
加水分解反応は、通常0〜200℃程度、好ましくは0〜150℃程度にて好適に進行し、一般に10分〜50時間程度で終了する。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、R
Figure 0005089185
を示し、R13がイミダゾリル低級アルキル基を示す化合物は、下記反応式−10に示すようにして製造される。
[反応式−10]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、R13a、B21及びXは前記に同じ。但し、A10のaはYに、bはピペリジニル基に結合するものとする。]
化合物(1r−1)と化合物(16)との反応及び化合物(1r−2)と化合物(16)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、R
Figure 0005089185
を示し、R13がモルホリノ置換低級アルカノイル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル低級アルカノイル基又はイミダゾリル低級アルカノイル基を示す化合物は、対応するR13が置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基を示す化合物から、下記反応式−11に示すようにして製造される。
[反応式−11]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、R13a、B21及びXは前記に同じ。R47’は、モルホリノ基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル基又はイミダゾリル基を示す。但し、A10のaはYに、bはピペリジニル基に結合するものとする。]
化合物(1t−1)と化合物(17)との反応及び化合物(1t−2)と化合物(17)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、R
Figure 0005089185
を示し、R13がフェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニルカルボニル低級アルキル基又はモルホリノカルボニル置換低級アルキル基を示す化合物は、対応するR13がカルボキシ基を示す化合物から、下記反応式−12に示すようにして製造される。
[反応式−12]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、R13a及びB21は前記に同じ。R48は、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基がピペラジン環上に置換していてもよいピペラジニル基又はモルホリノ基を示す。但し、A10のaはYに、bはピペリジニル基に結合するものとする。]
化合物(1v−1)と化合物(18)との反応及び化合物(1v−2)と化合物(18)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、Rが基−(T)−NR1415を示す化合物は、下記反応式−13及び反応式−14に示すようにして製造される。
[反応式−13]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、X、l、R14及びR15は前記に同じ。Tは、低級アルキレン基、基−COB−,基−SO−又は基−CH(OH)−B−を示す。B及びBは前記に同じ。但し、化合物(35)及び(1pp)におけるA10のaはYに、bは−(Tにそれぞれ結合するものとする。]
化合物(35)と化合物(36)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(35)において、lが0を示す化合物は、対応する化合物(35)を、適当な溶媒中、塩基性化合物及び触媒の存在下に、化合物(36)と反応させることによっても製造される。
ここで使用される溶媒及び塩基性化合物としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いられる溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用することができる。
触媒としては、種々の金属錯体又は金属錯体と配位子の組み合わせが用いられる。金属錯体としては、例えば、酢酸パラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)等が例示できる。配位子としては、例えば、R−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(R−BINAP),S−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(S−BINAP),RAC−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(RAC−BINAP),t−ブチルホスフィン、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン等が例示できる。
触媒の使用量は、化合物(35)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量程度とするのがよい。
該反応は、通常0〜200℃、好ましくは、0〜150℃程度にて行われ、一般に1〜60時間程度にて反応は終了する。この反応を以下「反応C」という。
[反応式−14]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、T、R14及びR15は前記に同じ。但し、化合物(37)と(1qq)におけるA10のaはYに、bはTにそれぞれ結合するものとする。R95は、基−R又はハロゲン原子を示す。ここでRは前記に同じ。]
化合物(37)と化合物(36)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、Rが基−(T)NR1415を示し、lが0を示す化合物は、下記反応式−15に示す方法によっても製造される。
[反応式−15]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、R、X、T、l及びA10は前記に同じ。
49は、R15の(15)、(22)、(23)、(27)及び(36a)で定義されている基と同じ。
49aは、R15の(2)〜(5)、(7)、(8)、 (10)、(11)、(13)、(14)、(16)〜(21)、(24)、(25)、(26)、(26a)、(27a)、(28a)、(29a)、(30a)、(31a)、(32a)、(33a)、(34a)、(35a)又は(37a)で定義されている基、フェノキシカルボニル基又は低級アルキルスルホニル基を示す。
49bは、水素原子、置換基として水酸基を有することのあるアルキル基、フェノキシ低級アルキル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル低級アルキル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基を有するフェニル基、低級アルコキシカルボニル置換低級アルキル基、カルボキシ置換低級アルキル基、シクロアルキル低級アルキル基、シクロアルキル基、ピリジル低級アルキル基、ピリジル基、置換基として低級アルキル基及び低級アルカノイル基なる群より選ばれた基を有することのあるアミノ基置換低級アルキル基、低級アルコキシ低級アルキル基、イミダゾリル基、イミダゾリル低級アルキル基、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリルカルボニル置換低級アルキル基、A基置換カルボニル低級アルキル基、ピロリジニル基、ピロリジニル低級アルキル基、モルホリノ基、モルホリノ低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるアニリノカルボニル低級アルキル基、ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル環上に低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるピペラジニル基、ピペラジン環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル環上に低級アルキレンジオキシ基を有することのあるフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるピペラジニル低級アルキル基、置換基として低級アルキル基を有することのあるアミジノ基、置換基として低級アルキル基を有することのあるアミジノ低級アルキル基、B基置換カルボニル低級アルキル基又はシアノ置換低級アルキル基を示す。
14aは、水素原子又は置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を示す。
34、d、R36、R37及びB20は前記に同じ。
化合物(1rr)、(1ss)、(1ss’)及び(1ss")において、A10のaはYに、bはNに結合するものとする。また、化合物(1ss")における側鎖(−Y−A10N(R14a)(CHR49b)中のCHR49b部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1rr)と化合物(38a)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1rr)と化合物(38)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1rr)と化合物(38b)の反応とは、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、Rが基−(T)NR1415を示し、lが1を示し、Tが基−CH(OH)−B−を示す化合物は、下記反応式−16に示す方法によっても製造される。
[反応式−16]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、A10、Y、B、B、R14及びR15は前記に同じ。化合物(1tt)及び(1uu)におけるA10のaはYに、bはB又はBにそれぞれ結合するものとする。]
化合物(1tt)を化合物(1uu)に導く反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1g)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1)において、Aが
Figure 0005089185
を示し、Rが基−(T)NR1415を示し、lが1を示し、Tが基−CH(OH)−B11−CO−を示す化合物は、下記反応式−17に示す方法によっても製造される。
[反応式−17]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、A10、Y、B10、B11、R14及びR15は前記に同じ。化合物(1vv)及び(1ww)におけるA10のaはYに、bは−COB10又は−CH(OH)B11−にそれぞれ結合するものとする。]
化合物(1vv)を化合物(1ww)に導く反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1g)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
Aが
Figure 0005089185
を示し、Rが基−(T)NR1415を示し、R14及びR15が互いに結合して形成される5〜10員の飽和もしくは不飽和複素環基上に各種置換基を有する化合物(1)は、下記反応式−18〜反応式−20、反応式−22、反応式−24〜反応式−31、反応式34〜反応式−36に示すようにして製造される。
[反応式−18]
Figure 0005089185
[式中、R、R、R、X、Y、T、l、A10及びXは前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14b及びR15aは、複素環基上に二級アミンを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14c及びR15bは、複素環基上に基R50が置換した三級アミンを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14d及びR15cは、複素環基上に基R51が置換した三級アミンを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14e及びR15dは、複素環基上に基R52(R)CH−が置換した三級アミンを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14f及びR15eは、複素環基上に基
Figure 0005089185
が置換した三級アミンを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
50は、R14及びR15が結合して形成される複素環基の置換基である前記(28)、(30)、(31)、(32)、(33)、(34)、(36)、(37)、(38)、(41)、(43)、(44)、(45)、(47)、(49)(但しtが1である)、(50)(但しoが0である)、(51)、(52)、(53)、(54)、(55)、(56)、(57)、(58)、(59)、(60)、(62)、(63)、(64)、(65)、(66)、(70)、(77)、(79)、(82)、(83)、(87)、(88a)又は(90a)と同じ基である。
51は、R14及びR15が結合して形成される複素環基の置換基である前記(35)、(39)、(40)、(42)、(50)(但しoが1である)、(67)、(75)、(76)、(77)、(78)、(80)、(81)又は(84)(但しsが0である)と同じ基である。
52は、水素原子、フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有すことのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニルを1〜2個有し、低級アルキル基上にピリジル基を有することのある低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有すことのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、ピリジン環上に置換基として水酸基及び置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジル低級アルキル基、ピリジン環上に置換基として水酸基及び置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジル基、ピロール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリル低級アルキル基、ピロール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリル基、ベンゾオキサゾリル低級アルキル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾチアゾリル低級アルキル基、ベンゾチアゾリル基、フリル低級アルキル基、フリル基、置換基として水酸基及びハロゲン原子なる群より選ばれた基を有することのある低級アルキル基、ナフチル低級アルキル基、ナフチル基、フェノキシ低級アルキル基、基−B12CO−NR2021、基−B13−NR2223、1,2,3、4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基、1,2,3、4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、キノリル低級アルキル基、キノリル基、テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基、テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのある1,2,3,4−テトラゾリル基、チアゾール環上に置換基としてフェニル基を有することのあるチアゾリル低級アルキル基、チアゾール環上に置換基としてフェニル基を有することのあるチアゾリル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基及びハロゲン原子なる群から選ばれる基を1〜3個有することのあるベンゾイル低級アルキル基、ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペリジニル低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基及びハロゲン原子なる群から選ばれる基を1〜3個有することのあるベンゾイル低級アルキル基、ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基、テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル低級アルキル基、テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基、1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル低級アルキル基、1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル基、シクロアルキル低級アルキル基、シクロアルキル基、チエニル低級アルキル基、チエニル基、低級アルコキシ低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、イミダゾリル低級アルキル基又はイミダゾリル基を示す。

また、R及びR52は、これらが結合する炭素原子と共にシクロアルキル基又はテトラヒドロ−4H−ピラニル基を形成してもよい。
化合物(1aaa)における基R52(R)CH−のアルキル部分の炭素数は、6を超えないものとする。]
化合物(35’)と化合物(39)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(35’)と化合物(40)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(35’)と化合物(41)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(41)において、R及びR52が、これらが結合する炭素原子と共にシクロアルキル環又はテトラヒドロ−4H−ピラン環を形成する化合物を出発物質として用いて、水素化還元剤を使用する条件下で反応を行う場合、化合物(41)に代えて、出発物質として[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン等のシクロアルキルオキシトリアルキルシランを用い、反応系内に前述の化合物(41)を生成させてもよい。
化合物(35’)と化合物(42)の反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)の反応と同様の反応条件下に行われる。
また、化合物(35’)は、後記反応式−24における化合物(1iii’)を化合物(1hhh’)に導く反応と同様の反応条件下に、化合物(1yy)、(1zz)又は(1aaa)から製造することができる。
[反応式−19]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l、A10及びXは前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14g及びR15fは、複素環基上に低級アルコキシカルボニル基が置換した三級アミンを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14h及びR15gは、複素環基上に二級アミンを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。]
化合物(1ccc)を化合物(1ddd)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
[反応式−20]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。R74aは、ニトロ基又は基−Rを示す。
14i及びR15hは、複素環基上に低級アルコキシカルボニル低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基又は基−(B12CO)t−N(R20a)R51’を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14j及びR15iは、複素環基上にカルボキシ低級アルコキシ基、カルボキシ基、カルボキシ低級アルキル基又は基−(B12CO)t−N(R20a)R52’を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
12及びtは、前記に同じ。
20aは、水素原子、シクロアルキル基、置換基として低級アルコキシカルボニル基を有することのあるアミノ基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基、低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、及び低級アルキルチオ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニルを1〜2個有する低級アルキル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、低級アルコキシカルボニル基、シクロアルキル低級アルキル基、ピロリジン環上に置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリジニル低級アルキル基、置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基、1,2,3、4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基、ナフチル低級アルキル基、ピリジル低級アルキル基、キノリル低級アルキル基、テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することのあるテトラヒドロフリル低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシ低級アルキル基、フェニル低級アルカノイル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、イミダゾリル低級アルカノイル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、ピリジル基又はカルボキシ低級アルキル基を示す。
51’は、低級アルコキシカルボニル基又は低級アルコキシカルボニル低級アルキル基を示す。
52’は、水素原子又はカルボキシ低級アルキル基を示す。
53は、低級アルキル基を示す。]
化合物(1eee)を化合物(1fff)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
化合物(1fff)と化合物(43)との反応は、通常のエステル化反応条件をいずれも使用することができる。例えば、該反応は、塩酸、硫酸等の鉱酸、チオニルクロリド、オキシ塩化燐、五塩化燐、三塩化燐等のハロゲン化剤の存在下で行われる。化合物(43)は、化合物(1fff)に対して、大過剰量使用される。該反応は、通常0〜150℃、好ましくは50〜100℃程度にて好適に進行し、一般に1〜10時間程度で終了する。
上記エステル化反応は、ジメチルアミノピリジン等の塩基性化合物の存在下、カルボジイミド等の縮合剤を用いて行ってもよいし、反応式−2における化合物(1b)とか(6)との反応で用いられる通常のアミド結合生成反応条件を適用して行ってもよい。
また、化合物(1fff)と化合物(43)との反応は、反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いられる塩基性化合物及び溶媒と同じ塩基性化合物及び溶媒中でも行われる。この反応の反応温度は、通常0〜100℃、好ましくは0〜70℃付近であり、該反応は一般に1〜30時間程度で完了する。
化合物(43)に代えて沃化メチル等のハロゲン化低級アルキルを用い、反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様にして、化合物(1eee)を製造することもできる。
[反応式−21]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、R13a、B21及びR53は前記に同じ。R54は、低級アルキル基を示す。但しA10のaは基Yに、bはピペリジニル基に結合するものとする。]
化合物(1ggg−1)を化合物(1v−1)に導く反応及び化合物(1ggg−2)を化合物(1v−2)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
化合物(1v−1)と化合物(43)との反応及び化合物(1v−2)と化合物(43)との反応は、前記反応式−20における化合物(1fff)と化合物(43)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(43)に代えて沃化メチル等のハロゲン化低級アルキルを用い、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様にして、化合物(1ggg−1)を製造することもできる。
同様に、化合物(43)に代えて沃化メチル等のハロゲン化低級アルキルを用い、前記反応式1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様にして、化合物(1ggg−2)を製造することもできる。
[反応式−22]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14k及びR15jは、複素環基上に基−B21CONHNH(ここで、B21は前記に同じ)を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14l及びR15kは、複素環基上に基
Figure 0005089185
を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。]
化合物(1hhh)を化合物(1iii)に導く反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−23]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、B21及びXは前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。R55は低級アルカノイル基を示す。R55aは、低級アルキル基を示す。]
化合物(44)と化合物(45)との反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1h)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(44a)と化合物(46)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(47)を化合物(1rrr)に導く反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1h)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−24]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l、A10及びXは前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14m及びR15lは、複素環基上に水酸基又は水酸基置換低級アルキル基を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14n及びR15mは、複素環基上に基−OR56を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
56は、フェニル環上に置換基としてシアノ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル低級アルキル基、ピリジル低級アルキル基、低級アルキル基、低級アルコキシ低級アルキル基、ベンゾイル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、カルボキシ低級アルキル基又は基−B15−CO−NR2627(ここで、B15、R26及びR27は、前記に同じ)を示す。
但し、化合物(1hhh’)において水酸基置換低級アルキル基が少なくとも1個置換した前記複素環基と反応する化合物(48)のR56は、無置換のフェニル基又は低級アルキル基であるものとする。]
化合物(1hhh’)と化合物(48)の反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1iii’)を化合物(1hhh’)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
また、化合物(1iii’)を還元して化合物(1hhh’)に導くこともできる。この還元反応は、例えば、適当な溶媒中、接触水素還元剤の存在下に行われる。
溶媒としては、例えば、水、酢酸等の脂肪酸、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、モノライム、ジグライム等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、N.N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒又はこれらの混合溶媒等を用いることができる。
接触水素還元剤としては、例えば、パラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等が使用される。斯かる還元剤は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。
接触水素還元剤の使用量は、化合物(1iii’)に対して、一般に0.02〜1倍重量程度とするのがよい。
反応温度は、通常−20〜100℃付近、好ましくは0〜80℃付近、水素圧は通常1〜10気圧とするのがよく、該反応は一般に0.5〜20時間程度で終了する。
[反応式−25]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l、A10、R及びXは前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14o及びR15nは、複素環基上に基−(B12CO)tNHR20aを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14p及びR15oは、複素環基上に基−(B12CO)tN(R20a)R21bを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14q及びR15pは、複素環基上に基−(B12CO)tN(R20a)R21cを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14r及びR15qは、複素環基上に基−(B12CO)tN(R20a)(CHR21d)を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、B12、t及びR20aは前記に同じ。
21bは、低級アルキル基、シクロアルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、及び低級アルキルチオ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニルを1〜2個有する低級アルキル基、フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、シクロアルキル低級アルキル基、ピロリジン環上に置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリジニル低級アルキル基、置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基、1,2,3、4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基、ナフチル低級アルキル基、ピリジル低級アルキル基、キノリル低級アルキル基、テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することのあるテトラヒドロフリル低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基、ピリジル基又はカルボキシ低級アルキル基を示す。
21cは、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基、低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルカノイル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基又はイミダゾリル低級アルカノイル基を示す。
21dは、水素原子、低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキルチオ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニルを1〜2個有する低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、及び低級アルキルチオ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基、シクロアルキル低級アルキル基、シクロアルキル基、ピロリジン環上に置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリジニル低級アルキル基、ピロリジン環上に置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリジニル基、置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基、1,2,3、4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基、1,2,3、4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基、ナフチル低級アルキル基、ナフチル基、ピリジル低級アルキル基、ピリジル基、キノリル低級アルキル基、キノリル基、テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基、テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラゾリル基、1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基、1,2,4−トリアゾリル基、低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することのあるテトラヒドロフリル低級アルキル基、低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することのあるテトラヒドロフリル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシ低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基又はカルボキシ低級アルキル基を示す。
但し、側鎖(−(B21CO)tN(R20a)(CHR21d))中の基CHR21dのアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1uuu)と化合物(49)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1uuu)と化合物(51)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1uuu)と化合物(50)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−26]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14s及びR15rは、複素環基上に基−(CO)oB13を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14t及びR15sは、複素環基上に基−(CO)oB1384を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
84は、基−NR2223又はイミダゾリル基を示す。
ここで、B13、o、X、R22及びR23は前記に同じ。]
化合物(1yyy)と化合物(52)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−27]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14s’及びR15r’は、複素環基上に基−N(R28)−CO−B16を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14u及びR15tは、複素環基上に基−N(R28)−CO−B16NR2930を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、R28、B16、X、R29及びR30は前記に同じ。]
化合物(1aaaa)と化合物(53)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−28]
Figure 0005089185
[式中、R74a、R、X、Y、T、l及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14v及びR15uは、複素環基上に基−B12COOHを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14w及びR15vは、複素環基上に基−B12CONR2021を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、B12、R20及びR21は前記に同じ。]
化合物(1cccc)と化合物(54)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−29]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14x及びR15wは、複素環基上に基−O−B15COOHを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14y及びR15xは、複素環基上に基−O−B15CONR2627を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、B15、R26及びR27は前記に同じ。]
化合物(1eeee)と化合物(55)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−30]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14z及びR15yは、複素環基上に基−N(R31)−B17−COOHを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14aa及びR15zは、複素環基上に基−N(R31)−B17−CONR3233を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、R31、B17、R32及びR33は前記に同じ。]
化合物(1gggg)と化合物(56)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−31]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14bb及びR15aaは、複素環基上に基−COOHを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14cc及びR15bbは、複素環基上に基−CONR2627を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、R26及びR27は前記に同じ。]
化合物(1iiii)と化合物(57)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−32]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l、R14a及びA10は前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
hは0又は1を示す。
57は、低級アルコキシカルボニル基を示す。]
化合物(1kkkk)を化合物(1llll)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
[反応式−33]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、R、R、Y、R11及びR12は前記に同じ。R58は、低級アルキル基を示す。gは、0又は1を示す。]
化合物(1mmmm)を化合物(1nnnn)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
化合物(1nnnn)と化合物(58)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−34]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l、A10及びXは前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14hh及びR15ggは、複素環基上に基−(CO)o−B13NH(R22a)を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14ii及びR15hhは、複素環基上に基−(CO)o−B13N(R22a)R23aを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14jj及びR15iiは、複素環基上に基−(CO)o−B13N(R22a)R23bを少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14kk及びR15jjは、複素環基上に基−(CO)o−B13N(R22a)(CHR23c)を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、R、B13及びoは前記に同じ。
22aは、水素原子、低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるフェノキシ低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はフェニル基を示す。
23aは、低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるフェノキシ低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はフェニル基を示す。
23bは、フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基を示す。
23cは、水素原子、低級アルキル基、フェニル環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるフェノキシ低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はフェニル基を示す。但し、化合物(1ssss)における側鎖(−(CO)o−B13−N(R22a)(CHR23c))中の基−CHR23cのアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1pppp)と化合物(59)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1pppp)と化合物(61)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1pppp)と化合物(60)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−35]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l、A10及びXは前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
14ll及びR15kkは、複素環基上に基−(O−B15)s−CONH(R26a)を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14mm及びR15llは、複素環基上に基−(O−B15)s−CON(R26a)(R27a)を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14nn及びR15mmは、複素環基上に基−(O−B15)s−CON(R26a)(CHR27b)を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、B15、s及びRは前記に同じ。
26aは、水素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はイミダゾリル低級アルキル基を示す。
27aは、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基又はイミダゾリル低級アルキル基を示す。
27bは、水素原子、低級アルキル基、フェニル低級アルキル基、フェニル基、イミダゾリル基又はイミダゾリル低級アルキル基を示す。
但し、化合物(1vvvv)における側鎖(−(O−B15)s−CO(R26a)(CHR27b))中の基−CHR27bのアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1tttt)と化合物(62)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1tttt)と化合物(63)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−36]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、T、l、A10、R14v、R15u、R14k及びR14jは前記に同じ。但しA10のaは基Yに、bは基(T)lに結合するものとする。
59は、低級アルキル基を示す。
14oo及びR15nnは、複素環基上に基−B21CONHNHCOOR59を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
ここで、B21は前記に同じ。]
化合物(1cccc’)と化合物(102)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1yyyy)を化合物(1hhh)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
一般式(1)において、種々のRを示す本発明化合物は、例えば、下記反応式−37〜反応式−46に示すようにして製造される。
[反応式−37]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A16、R、R、B21、R及びXは前記に同じ。但し化合物(1y)における基(R−B21CHR−)中のB21CHR部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(19)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(19)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(19)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−38]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A、R、B、R及びXは前記に同じ。R8aは、置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基、低級アルキルスルホニル基又はフェニル低級アルキル基を示す。R8bは、水素原子、フェニル基、フェニル低級アルキル基又は置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基を示す。R8cは、低級アルカノイル基を示す。但し、化合物(1cc)における基−CHR8bのアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1aa)と化合物(23)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1aa)と化合物(24)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1aa)と化合物(25)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−39]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A、B21、f、R及びRは前記に同じ。但し、化合物(1ee)における側鎖(−(B21)fCHRNHR)中の(B21)fCHR部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(26)と化合物(27)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−40]
Figure 0005089185
[式中、R88は基−Y−A又はハロゲン原子を示す。R、X、Y、A及びRは前記に同じ。]
化合物(28)と化合物(27)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−41]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A、R、R8a、R8b、R8c、R及びXは前記に同じ。但し、化合物(1hh)における基−CHR8bのアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1ff’)と化合物(23)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1ff’)と化合物(24)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1ff’)と化合物(25)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−42]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A、R及びXは前記に同じ。]
化合物(30)を化合物(1jj)に導く反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1h)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1jj)を化合物(1kk)に導く反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(30)と化合物(32)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−43]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A、X及びRは前記に同じ。B23は低級アルキレン基又は低級アルケニレン基を示す。化合物(1mm)における側鎖(R23−HC=CH−)中のB23−HC=CH−部分は、二重結合を1〜3個有し、炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(33)と化合物(34)との反応は、適当な不活性溶媒中、縮合剤の存在下に行われる。
この反応で用いられる不活性溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、α−ジメチルアミノ酢酸、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、1−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
縮合剤としては、例えば、ビス(ベンゾニトリル)ジクロロパラジウム(II)等のパラジウム錯体等を挙げることができる。
縮合剤の使用量は、化合物(33)に対して、通常0.01〜等モル量、好ましくは0.01モル〜0.5倍モル量とするのがよい。
該反応は、通常、0〜200℃、好ましくは室温〜150℃程度にて好適に進行し、一般に10分〜20時間程度で終了する。
該反応の反応系内に、酢酸ナトリウム等の脂肪酸アルカリ金属塩等を添加すると、反応が有利に進行する。
[反応式−44]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A及びRは前記に同じ。]
化合物(1nn)を化合物(1oo)に導く反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1g)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−45]
Figure 0005089185
[式中、A17は、
Figure 0005089185
を示す。R、R、p、X、Y、A、B及びRは前記に同じ。]
化合物(64)と化合物(65)との反応は、適当な溶媒中、縮合剤の存在下に行われる。
溶媒としては、例えば、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応(アミド結合生成反応)のうち、方法(ニ)のカルボン酸ハライドにアミン(1b)を反応させる際に用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
縮合剤としては、例えば、アゾカルボキシレート類(ジエチルアゾジカルボキシレート等)と燐化合物(トリフェニルホスフィン等)との混合物等を用いることができる。
縮合剤の使用量は、化合物(64)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜2倍モル量とするのがよい。
化合物(65)の使用量は、化合物(64)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜2倍モル量とするのがよい。
該反応は、通常0〜200℃、好ましくは0〜150℃程度にて好適に進行し、一般に1〜10時間程度で終了する。
[反応式−46]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A及びRは前記に同じ。]
化合物(30)と化合物(66)との反応は、塩基性化合物の存在下又は非存在下、好ましくは非存在下に適当な不活性溶媒又は無溶媒下で行われる。
不活性溶媒及び塩基性化合物は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応(アミド結合生成反応)のうち、方法(ニ)のカルボン酸ハライドにアミン(1b)を反応させる際に用いられる溶媒及び塩基性化合物をいずれも使用することができる。
化合物(66)の使用量は、化合物(30)に対して、通常等モル〜5倍モル量程度、好ましくは等モル〜3倍モル量程度とするのがよい。
該反応は、通常0〜200℃程度、好ましくは室温〜150℃程度付近で好適に進行し、通常5分〜50時間程度で終了する。
該反応の反応系内には、三弗化硼素ジエチルエーテル錯体等の硼素化合物を添加してもよい。
[反応式−47]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、T、A10、R14、R15、B21、R、X、R及びR59は前記に同じ。但し、A10のaは基Yと、bは基Tと結合するものとする。]
化合物(68)を化合物(71)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
化合物(71)と化合物(100)との反応は、前記反応式−20における化合物(1fff)と化合物(43)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(100)に代えて沃化メチル等のハロゲン化低級アルキルを用い、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様にして、化合物(68)を製造することもできる。
化合物(68)を化合物(69)に導く反応は、例えば、(1)適当な溶媒中、接触水素還元剤を用いて化合物(68)を還元するか、又は(2)適当な不活性溶媒中、金属もしくは金属塩と酸又は金属もしくは金属塩とアルカリ金属水酸化物、硫化物、アンモニウム塩等との混合物を還元剤として用いて化合物(68)を還元することにより行われる。
上記(1)の方法を採用する場合、溶媒としては、例えば、水、酢酸、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、n−ヘキサン、シクロヘキサン等の炭化水素類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒等又はこれらの混合溶媒等を使用できる。接触水素還元剤としては、例えば、パラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、白金−炭素、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル等を使用できる。これらの還元剤は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。還元剤は、化合物(68)に対して、一般に0.02〜1倍重量程度用いるのがよい。反応温度は、通常−20〜150℃付近、好ましくは0〜100℃付近、水素圧は通常1〜10気圧とするのがよく、該反応は一般に0.5〜100時間程度で終了する。該反応の反応系内には塩酸等の酸を添加してもよい。
(2)の方法を採用する場合、鉄、亜鉛、錫もしくは塩化第一錫と塩酸、硫酸等の鉱酸、又は鉄、硫酸第一鉄、亜鉛もしくは錫と水酸化ナトリウム等のアルカリ金属水酸化物、硫化アンモニウム等の硫化物、アンモニア水、塩化アンモニウム等のアンモニウム塩との混合物が還元剤として用いられる。不活性溶媒としては、例えば、水、酢酸、メタノール、エタノール等のアルコール類、ジオキサン等のエーテル類等又はこれらの混合溶媒等を例示できる。還元反応の条件としては、用いられる還元剤によって適宜選択すればよく、例えば塩化第一錫と塩酸とを還元剤として用いる場合、有利には0℃〜150℃付近、0.5〜10時間程度反応を行なうのがよい。上記還元剤は、化合物(68)に対して、少なくとも等モル量、通常は等モル〜5倍モル量用いられる。
化合物(69)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(69)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(69)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(69)を化合物(37a)に導く反応、化合物(70a)を化合物(37d)に導く反応、化合物(70b)を化合物(37c)に導く反応及び化合物(70c)を化合物(37b)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
化合物(71)と化合物(36)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(69)と化合物(32)との反応は、前記反応式−42における化合物(30)と化合物(32)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−48]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、B、R14、R15、R、R74a、及びXは前記に同じ。
は、基−CONR1415又は基−COOR59bを示す。R59bは、低級アルキル基又はフェニル低級アルキル基を示す。
17aは、低級アルキル基、シクロアルキル基、低級アルキルスルホニル基又は低級アルケニル基を示す。
17bは、水素原子又は低級アルキル基を示す。
17cは、シクロアルキルカルボニル基、置換基としてハロゲン原子を有することある低級アルカノイル基又は置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルカノイル基を示す。
但し、A10のaは基Yと、bは基−NHB−Rc、基−N(R17a)B−Rc、基−N(CH(R)(R17b))B−Rc又は基−N(R17c)B−Rcと結合するものとする。]
化合物(72a)と化合物(73)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(72a)と化合物(75)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(72a)と化合物(74)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−49]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、B、R14及びR15は前記に同じ。R17dは、置換基としてハロゲン原子を有する低級アルカノイル基を示す。R60は、置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ基を示す。R61は、置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルカノイル基を示す。但し、A10のaは基Yと、bは基−N(R17d)B−CONR1415又は基−NR61−CONR1415と結合するものとする。]
化合物(72e)と化合物(76)の反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−50]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、R、B21、R及びXは前記に同じ。A11は、
Figure 0005089185
を示す。R及びpは前記に同じ。化合物(78b)における側鎖(基−NHCH(R)(B21))のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(77a)を化合物(77b)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(77b)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(77b)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(77b)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−51]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y及びA11は前記に同じ。iは、2〜4の整数を示す。]
化合物(77c)と化合物(79)の反応は、一般にフリーデルクラフツ反応と呼ばれる反応であり、適当な溶媒中ルイス酸の存在下に行われる。
ここで使用されるルイス酸としては、フリーデルクラフツ反応において通常用いられるルイス酸をいずれも使用できる。このようなルイス酸としては、例えば、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化錫、三臭化硼素、濃硫酸等を挙げることができる。このようなルイス酸は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。ルイス酸は、化合物(77c)に対して、通常2〜6倍モル量程度使用するのがよい。
使用される溶媒としては、例えば、二硫化炭素、ニトロベンゼン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類、又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。
化合物(79)は、化合物(77c)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用するのがよい。
該反応は、通常0〜120℃、好ましくは0〜70℃程度で好適に進行し、一般に0.5〜24時間程度にて反応は終了する。
[反応式−52]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、R、X、B21及びRは前記に同じ。A12は、
Figure 0005089185
を示す。R及びpは前記に同じ。
62は、低級アルカノイル基又は水酸基置換低級アルキル基を示す。化合物(81b)における側鎖(基−NHCH(R)(B21))のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(80a)を化合物(80b)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(80b)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(80b)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(80b)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−53]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X及びYは前記に同じ。
13は、
Figure 0005089185
を示す。R及びpは前記に同じ。
63aは、低級アルカノイル基又は低級アルキル基を示す。
14は、基
Figure 0005089185
を示す。
63bは、α位にハロゲン原子が置換した低級アルカノイル基又は低級アルキル基の2位にハロゲン原子が置換した低級アルキル基を示す。]
化合物(80b’)を化合物(35a)に導く反応は、適当な溶媒中、ハロゲン化剤の存在下に行われる。
ハロゲン化剤としては、例えば、臭素、塩素等のハロゲン分子、塩化沃素、スルフリルクロリド、臭化第二銅等の銅化合物、N−ブロモ琥珀酸イミド、N−クロロ琥珀酸イミド等のN−ハロゲン化琥珀酸イミド等を挙げることができる。
使用される溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、酢酸、プロピオン酸等の脂肪酸、二硫化炭素等が挙げられる。
ハロゲン化剤の使用量は、化合物(80b’)に対して、通常等モル〜10倍モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量使用するのがよい。
該反応は、通常0〜溶媒の沸点温度、好ましくは0〜100℃付近にて通常5分〜30時間程度にて終了する。
ハロゲン化剤としてN−ハロゲン化琥珀酸イミド類を用いる場合には、反応系内にベンゾイルパーオキシド等の過酸化物をラジカル反応開始剤として添加してもよい。
[反応式−54]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、T、R59、R8a、R8b、R8c、X及びRは前記に同じ。
64は、フェニル低級アルコキシカルボニル基を示す。
化合物(84b)における側鎖(基−N(CHR8b)(R64))及び化合物(84e)における側鎖(基−NH(CHR8b))のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。A10のaは基Yと、bは基Tと結合するものとする。]
化合物(83)と化合物(23)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(69)と化合物(82)との反応及び化合物(83)と化合物(25)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(83)と化合物(24)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(84a)を化合物(84d)に導く反応、化合物(84b)を化合物(84e)に導く反応及び化合物(84c)を化合物(84f)に導く反応は、前記反応式−24のところで述べた化合物(1iii’)を還元して化合物(1hhh’)に導く反応と同様の反応条件下で行われる。
[反応式−55]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、B21、R74a及びXは前記に同じ。A10のaは基Yと、bは基B21と結合するものとする。]
化合物(85)を化合物(7’)に導く反応は、適当な溶媒中又は無溶媒下、化合物(85)にハロゲン化剤と反応させることにより行われる。
ハロゲン化剤としては、塩酸、臭化水素酸等の鉱酸、N,N−ジエチル−1,2,2−トリクロロビニルアジド、五塩化燐、五臭化燐、オキシ塩化燐、チオニルクロリド、メシルクロリド、トシルクロリド等のスルホニルハライド化合物、四臭化炭素とトリフェニルホスフィンとの混合物等を例示できる。スルホニルハライド化合物は、塩基性化合物と併用される。
塩基性化合物としては、前記反応式−1の化合物(2)と化合物(3)の反応で用いた塩基性化合物をいずれも使用することができる。
使用される溶媒としては、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等エーテル類、クロロホルム、塩化メチレン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ジメチルホルムアミド等又はこれらの混合溶媒等を例示できる。
ハロゲン化剤の使用量としては、ハロゲン化剤としてスルホニルハライド化合物と塩基性化合物を用いる場合には、スルホニルハライド化合物は、化合物(85)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜2倍モル量使用するのがよい。塩基性化合物は、化合物(85)に対して、通常触媒量、好ましくは触媒量〜等モル量使用するのがよい。その他のハロゲン化剤を用いる場合には、該ハロゲン化剤を、化合物(85)に対して、少なくとも等モル、通常は大過剰量使用するのがよい。
該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃にて好適に進行し、一般に1〜80時間程度にて終了する。
[反応式−56]
Figure 0005089185
[式中、R74a、R、X、Y、A10及びB21は前記に同じ。R65は、トリ低級アルキルシリル基を示す。A10のaは基Yと、bは基B21と結合するものとする。]
ここで、トリ低級アルキルシリル基としては、例えば、tert−ブチル ジメチルシリル、トリメチルシリル、ジエチル メチルシリル基等のアルキル部分の炭素数が1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基であるトリアルキルシリル基を例示できる。
化合物(86)を化合物(85)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
[反応式−57]
Figure 0005089185
[式中、R74a、R、X、Y、A10、B21、R65及びXは前記に同じ。R66は、水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキシカルボニル基を示す。 A10のaは基Yと、bは基B21と結合するものとする。化合物(85a)における側鎖(−Y−A10−B21CHOH)のアルキル部分の炭素数及び化合物(86a)における側鎖(−Y−A10−B21CHOR65)のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(69a)を化合物(85a)に導く反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1g)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(85a)と化合物(101)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)を化合物(3)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−58]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、B21、R、R、f、R43、R44及びXは前記に同じ。B21’は低級アルキレン基を示す。A10のaは基Yと、bは基B21’と結合するものとする。化合物(90c)における側鎖(−Y−A10−(B21’)f−CH=C(COOR43)(COOR44)中の(B21’)f−CH=C部分の炭素数及び化合物(90b)における側鎖(−NHCH(R)(B21))のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(87)と化合物(88)との反応は、前記反応式−3における化合物(1f)とヒドロキシルアミンとの反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(89a)を化合物(89b)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(89b)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(89b)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(89b)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−59]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、B21’、R65、R、B21、R及びXは前記に同じ。A10のaは基Yと、bは基B21’と結合するものとする。化合物(91b)における側鎖(−NHCH(R)(B21)のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(86a’)を化合物(86b)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(86b)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(86b)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(86b)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−60]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、B21、B21’、R、R及びXは前記に同じ。A10のaは基Yと、bは基B21’と結合するものとする。化合物(44c)における側鎖(−NHCH(R)(B21))のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(92a)を化合物(92b)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(92b)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(92b)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(92b)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−61]
Figure 0005089185
[式中、R、X及びXは前記に同じ。R67は、基−A1021CN、基−A10−R59d、基−A10−T−COOR59a又は基−Aを示す。R59dは低級アルキル基を示す。A10、B21、T及びR59aは前記に同じ。R68は、ニトロ基又はハロゲン原子を示す。]
化合物(93)と化合物(94)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−62]
Figure 0005089185
[式中、R、R67及びXは前記に同じ。]
化合物(95a)を化合物(95b)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−63]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A、R、B21、R及びXは前記に同じ。化合物(13b)における側鎖(−NHCH(R)(B21))のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(96)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(96)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(96)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−64]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、B21、f、i、R、B21、A10、R及びXは前記に同じ。RA’は、水素原子又は低級アルキル基を示す。 化合物(98b)における側鎖(−NHCH(R)(B21))のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。 A10のaは基Yと、bは基(B21)fと結合するものとする。]
化合物(97a)を化合物(97b)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(97b)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(97b)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(97b)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−65]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、B21、f、RA’及びAは前記に同じ。A10のaは基Yと、bは基(B21)fと結合するものとする。]
化合物(98d)を化合物(9’)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
[反応式−66]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A、R59、A10、B21及びfは前記に同じ。Tは、直接結合又は基Bを示す。Bは前記に同じ。 A10のaは基Yと、bは基(B21)fと結合するものとする。]
化合物(9’)と化合物(99)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−67]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、R14a、R49a、R49、R49b、T、l、R及びXは前記に同じ。化合物(104c)における側鎖(−N(R14a)(CHR49b))中のCHR部分の炭素数は6を超えないものとする。A10のaは基Yと、bは基−NR14aH、基−NR14a49a、基−NR14a49又は基−NR14a(CHR49b)と結合するものとする。]
化合物(103)と化合物(38a)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(103)と化合物(38)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(103)と化合物(38b)との反応は、前記反応式−2における化合物 (1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−68]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y及びAは前記に同じ。]
化合物(105)を化合物(19a)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。該反応で得られる化合物(19a)は、単離することなく、次の反応に供することができる。
[反応式−69]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y及びA10は前記に同じ。R69aはチアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル基を示す。R69は、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニリデン低級アルキル基を示す。R70は、チアゾリジン環上に置換基としてオキソ基を有することのあるチアゾリジニル低級アルキル基を示す。A10のaは基Yと、bは基−R69又は基−R70と結合するものとする。]
化合物(106a)と化合物(160)との反応は、前記反応式−58における化合物(87)と化合物(88)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(106)を化合物(19b)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−70]
Figure 0005089185
[式中、R、X、X、A、Y、A10、T、R59及びR59aは前記に同じ。R71は、基−R(Rは前記に同じ)、ニトロ基又は低級アルコキシカルボニル基を示す。Xは、ハロゲン原子を示す。R72は、置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基、ニトロ基、低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、カルボキシ低級アルキル基、基−(B21)fC(=O)R(B21、f及びRは前記に同じ)、低級アルカノイル基、低級アルコキシ基又は水素原子を示す。 A10のaは基Yと、bは基−T又基−R72と結合するものとする。]
化合物(94a)と化合物(107)との反応及び化合物(94a)と化合物(107a)との反応は、適当な溶媒中、触媒の存在下に行われる。
ここで使用される溶媒としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
触媒としては、種々の金属錯体又は金属錯体と配位子の組み合わせが用いられる。金属錯体としては、例えば、酢酸パラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)等が例示できる。配位子としては、例えば、R−2,2‘−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(R−BINAP),S−2,2‘−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(S−BINAP),RAC−2,2‘−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(RAC−BINAP),t−ブチルホスフィン、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン等が例示できる。
斯かる触媒は、化合物(94a)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量程度使用するのがよい。
該反応は、通常0〜200℃、好ましくは、0〜150℃程度にて行われ、一般に30分〜10時間程度にて反応は終了する。
該反応系内に、モレキュラーシーヴス3A(MS3A)、モレキュラーシーヴス4A(MS4A)等のモレキュラーシーヴス及びトリフェニルホスフィン、トリ(2−フリル)ホスフィン等の燐化合物を添加すると、反応は有利に進行する。
化合物(94a)と化合物(108)、化合物(3)又は化合物(110)との反応は、それぞれ前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
71が低級アルコキシカルボニル基を示す化合物(109c)は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で加水分解して、対応するR71がカルボキシ基である化合物(109c)に導くことができる。
[反応式−71]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、X、Y、A10及びTは前記に同じ。R59cは、水素原子、低級アルキル基又はフェニル低級アルキル基を示す。A10のaは基Yと、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(2)と化合物(108’)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−72]
Figure 0005089185
[式中、R、X、R5a、R5b、R、R5c及びXは前記に同じ。R73aは、基−A10−T−COOR59(A10、T及びR59は前記に同じ)又は基−A(Aは前記に同じ)を示す。 A10のaは基−NH−、基−NR5a−、基−N(CHR5b)−又は基−NR5c−と、bは基−Tと結合するものとする。化合物(68d)における側鎖(−N(R73a)(CHR5b)のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(111)と化合物(4)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(111)と化合物(6)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(111)と化合物(5)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−73]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、X、R17、B、R74a及びRは前記に同じ。A10のaは基−Yと、bは基−NHR17又は基−NR17と結合するものとする。]
化合物(112)と化合物(113)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−74]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、T、l、R14及びR15は前記に同じ。A10のaは基−Yと、bは基−(T)lと結合するものとする。]
化合物(114)と化合物(36)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(109e)において、lが0を示す化合物は、対応する化合物(114)を、適当な溶媒中、塩基性化合物及び触媒の存在下、化合物(36)と反応させることによっても製造される。
この反応は、前記反応式−13のところで述べた反応Cと同様の反応条件下で行われる。
[反応式−75]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、R、B21、R、A10、T、R59、R及びXは前記に同じ。化合物(84i)における側鎖(−N(R)(CH(R)B21))中のCHR21部分の炭素数は6を超えないものとする。A10のaは基−Yと、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(84g)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(84g)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(84g)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−76]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、R8a、R8b、R8c、B、R、A10、T、R59、R及びXは前記に同じ。化合物(116b)における側鎖(−NB(R)(CH(R)R8b))中のCHR部分の炭素数は6を超えないものとする。A10のaは基−Yと、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(115)と化合物(23)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(115)と化合物(25)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(115)と化合物(24)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−77]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A、R14及びR15は前記に同じ。A15は、
Figure 0005089185
を示す。
73は、基−(B21)fCH(R)(NR1415)を示す。B21、f及びRは前記に同じ。但し、(B21)fCH(R)部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(117)と化合物(36)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−78]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、T、R、R9a及びR59は前記に同じ。A10のaは基−Yと、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(69’)と化合物(66)との反応は、前記反応式−46における化合物(30)と化合物(66)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−79]
Figure 0005089185
[式中、R95、R、X、Y、A10、T及びR59bは前記に同じ。A10のaは基−Yと、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(120a)を化合物(120b)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
化合物(120b)と化合物(100’)との反応は、前記反応式−20における化合物(1fff)と化合物(43)との反応と同様の反応条件下に行われる。
上記と同様に、化合物(100’)に代えて沃化メチル等のハロゲン化低級アルキルを用い、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に反応させることによっても、化合物(120a)を製造することができる。
[反応式−80]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、B、R59a及びjは前記に同じ。A10のaは基−Yと、bは−Sと結合するものとする。]
化合物(120c)を化合物(120d)に導く反応は、前記反応式−4における化合物(1zzzz)を化合物(1aaaaa)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−81]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、T、l、R、X、R、B21及びR14aは前記に同じ。R49cは、低級アルコキシカルボニル基を示す。A10のaは基−Yと、bは基−(T)lと結合するものとする。]
化合物(103)と化合物(38c)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(104d)を化合物(104e)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(104e)と化合物(20)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(104e)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(104e)と化合物(21)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−82]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A、A10、B21、f、R及びiは前記に同じ。A10のaは基−Yと、bは基−(B21)fと結合するものとする。化合物(123a)における側鎖中の(B21)fC(R)の総炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(121)と化合物(122)との反応は、適当な溶媒中、酸の存在下に行うことができる。
溶媒としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
酸としては、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸等の有機酸等を使用できる。これらの酸は、1種単独で又は2種以上混合して用いられる。酸は、化合物(121)に対して、通常少なくとも0.01〜5倍モル量、好ましくは0.01〜2倍モル量使用するのがよい。化合物(122)は、化合物(121)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜10倍モル量使用するのがよい。
該反応は、通常0〜200℃、好ましくは0〜150℃程度にて行われ、一般に30分〜10時間程度にて反応は終了する。
[反応式−83]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y及びA10は前記に同じ。R72aは低級アルコキシ基を示す。 A10のaは基−Yと、bは基−R72a又は水酸基と結合するものとする。]
化合物(109f)を化合物(124)に導く反応は、適当な溶媒中、酸の存在下に行うことができる。
溶媒としては、水に加えて、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いられる溶媒をいずれも使用することができる。
酸としては、例えば、臭化水素酸、塩酸、濃硫酸等の鉱酸、蟻酸、酢酸等の脂肪酸、p−トルエンスルホン酸等の有機酸、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化錫、三弗化硼素、三臭化硼素等ルイス酸、沃化ナトリウム、沃化カリウム等の沃化物、上記ルイス酸と沃化物の混合物等が使用される。酸は、化合物(109f)に対して、通常0.1〜5倍モル量、好ましくは0.5〜3倍モル量使用するのがよい。
該反応は、通常0〜150℃、好ましくは0〜100℃程度にて行われ、一般に0.5〜15時間程度で終了する。
[反応式−84]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、B、X、R14及びR15は前記に同じ。Qは、酸素原子又は硫黄原子を示す。A10のaは基−Yと、bは基−Qと結合するものとする。]
化合物(124a)と化合物(125)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−85]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、R14a、R74a、T及びlは前記に同じ。R74bは、低級アルカノイル基又は低級アルコキシカルボニル基を示す。A10のaは基−Yと、bは基−(T)lと結合するものとする。]
化合物(109g)を化合物(109h)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
[反応式−86]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、T、X、R59a、B23及びRは前記に同じ。A10のaは基−Yと、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(126)と化合物(34)との反応は、前記反応式−43における化合物(33)と化合物(34)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−87]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、R74a及びA10は、前記に同じ。R74cは、アミノ基又は基−R(Rは前記に同じ。)を示す。R75は、低級アルカノイル基を示す。R76は、低級アルコキシカルボニル基を示す。R77及びR78は、それぞれ低級アルコキシ基を示す。R79は、水素原子又は低級アルキル基を示す。A10のaは基−Yと、bは基−R75、基−C(R79)=CHR76又は基−CH(R79)CH76と結合するものとする。ここで、C(R79)=CH部分の炭素数及びCH(R79)CH部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(128)と化合物(129)との反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下に行われる。
溶媒としては、反応に影響を与えないものであれば公知のものをいずれも使用することができる。このような溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、n−ヘキサン、へプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素類、ピリジン、N,N−ジメチルアニリン等のアミン類、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチル燐酸トリアミド等の非プロトン性極性溶媒、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。
塩基性化合物としては、例えば、金属ナトリウム、金属カリウム、水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の炭酸塩、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウム tert−ブトキシド等の金属アルコラート類、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、フェニルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド等のアルキル及びアリールリチウム又はリチウムアミド類、ピリジン、ピペリジン、キノリン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン等の有機塩基等が挙げられる。これらの塩基性化合物は、1種単独で又は2種以上混合して使用される。塩基性化合物は、化合物(128)に対して、通常0.1〜10倍モル量、好ましくは0.5〜5倍モル量使用するのがよい。
化合物(129)の使用量は、化合物(128)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モルとするのがよい。
該反応は、通常−80〜150℃、好ましくは−80〜120℃付近とするのがよく、一般に0.5〜40時間程度で反応は終了する。
塩基性化合物として有機塩基を用いる場合、反応系内に塩化リチウム等のリチウム塩を添加すると反応は有利に進行する。
化合物(130)を化合物(131)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−88]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、R66及びA17は前記に同じ。]
化合物(28’)を化合物(64a)に導く反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1g)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−89]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y及びAは前記に同じ。]
化合物(64b)を化合物(26a)に導く反応は、適当な溶媒中、酸化剤の存在下に行われる。
溶媒としては、例えば、水、蟻酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸等の脂肪酸類、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、キシレン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類、ヘキサメチル燐酸トリアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ピリジン等又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。
酸化剤としては、例えば、過蟻酸、過酢酸、過トリフルオロ酢酸、過安息香酸、m−クロロ過安息香酸、o−カルボキシ過安息香酸等の過酸、過酸化水素、メタ過沃素酸ナトリウム、重クロム酸、重クロム酸ナトリウム、重クロム酸カリウム等の重クロム酸塩、二酸化マンガン、過マンガン酸、過マンガン酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム等の過マンガン酸塩、四酢酸鉛等の鉛塩、酸化銀、デス−マーチン試薬(Dess-Martin periodinane)等が挙げられる。酸化剤は、化合物(64b)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜3倍モル量使用される。
該反応は、通常−10〜100℃、好ましくは0〜50℃付近にて行われ、30分〜24時間程度で終了する。
[反応式−90]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A10、B19、R18、X、R14、R74a及びR15は前記に同じ。A10のaは基−Yと、bは基−B19と結合するものとする。]
化合物(133)と化合物(134)との反応及び化合物(135)と化合物(36)との反応は、いずれも前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−91]
Figure 0005089185
[式中、A10、B、R17a、R17b、R、R17、Y、R及びXは前記に同じ。R80は、基−YH又は基−OR81を示す。R81は、水酸基の保護基を示す。化合物(108c)における側鎖(−N(B)(CHR17b))中のCHR部分の炭素数は6を超えないものとする。A10のaは基−R80と、bは基−NHB、基−N(R17a)B、基−N(CHR17b)B又は基−N(R17)Bと結合するものとする。]
ここで水酸基の保護基としては、前記で例示したフェニル低級アルキル基、低級アルコキシ低級アルキル基、テトラヒドロピラニル基、トリ低級アルキルシリル基、低級アルカノイル基、低級アルキル基等を挙げることができる。
化合物(108a)と化合物(73)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(108a)と化合物(75’)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(108a)と化合物(74)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(74)でR及びR17bが、これらが結合する炭素原子と共に互いに結合してシクロアルキル環を形成する化合物を出発物質として用いて、水素化還元剤を使用する条件下で反応を行う場合、化合物(74)に代えて、出発物質として[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン等のシクロアルキルオキシトリアルキルシランを用い、反応系内に前述の化合物(74)を生成させてもよい。
[反応式−92]
Figure 0005089185
[式中、R80、A10、R17、B、R、X及びR59bは前記に同じ。A10のaは基−R80と、bは基−NHR17、基−N(R17)B又は基−N(R17)CHCHCOOR59と結合するものとする。]
化合物(108e)と化合物(113)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(108e)と化合物(137)との反応は、適当な溶媒中、酸の存在下に行われる。
溶媒としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で使用される溶媒をいずれも使用することができる。
酸としては、例えば、塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸等の有機酸、塩化アルミニウム、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化錫、三臭化硼素、三弗化硼素・ジエチルエーテル錯体等のルイス酸等が使用される。これらの酸は、1種単独で又は2種以上混合して使用される。これらの酸は、化合物(108e)に対して、通常0.01〜5倍モル量、好ましくは0.1〜2倍モル量使用するのがよい。化合物(137)は、化合物(108e)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜10倍モル量使用するのがよい。
該反応は、通常0〜200℃、好ましくは0〜150℃程度にて行われ、一般に30分〜80時間程度にて反応は終了する。
[反応式−93]
Figure 0005089185
[式中、R81は前記に同じ。R73bは、基−A10−T−COOR59a又は基−Aを示す。A10、T、R59a及びAは前記に同じ。A10のaは基−OR81又は水酸基と、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(138)を化合物(139)に導く反応は、原料の化合物(138)がR81がフェニル低級アルキル基を示す化合物である場合、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応のうち、(1)の還元反応(接触水素還元剤を用いる方法)と同様の反応条件下に行うことができる。
化合物(138)を化合物(139)に導く反応は、原料の化合物(138)がR81がテトラヒドロピラニル基又はトリ低級アルキルシリル基を示す化合物である場合には、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。化合物(138)を化合物(139)に導く反応では、酸を用いて加水分解するのがよく、酸の使用量は、化合物(138)に対して、通常1〜10倍モル程度、好ましくは1〜2倍モル程度とするのがよい。
またR81がトリ低級アルキルシリル基を示す化合物(138)の場合は、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド、弗化水素、弗化セシウム等の弗素化合物を用いて化合物(138)を処理してもよい。
原料の化合物(138)がR81が低級アルコキシ低級アルキル基又は低級アルキル基を示す化合物である場合、化合物(138)を適当な溶媒中酸の存在下で処理してもよい。溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、アセトニトリル等の極性溶媒、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。酸としては、例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸等の鉱酸、蟻酸、酢酸等の脂肪酸、p−トルエンスルホン酸等のスルホン酸等、弗化硼素、塩化アルミニウム、三臭化硼素等のルイス酸、沃化ナトリウム、沃化カリウム等の沃化物、上記沃化物とルイス酸の混合物等を挙げることができる。該反応は、通常0〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて、一般に0.5〜25時間程度で終了する。
また、この加水分解は、塩基性化合物を用い、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。この際、塩基性化合物としては、加水分解Bで例示されている塩基性化合物の他、トリエチルアミン等のアミンを用いてもよい。
原料の化合物(138)がR81が低級アルカノイル基を示す化合物である場合、化合物(138)を化合物(139)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
73aが基
Figure 0005089185
を示す化合物(138)の場合、前記加水分解条件下に脱水反応がおこり、対応するR73aが基
Figure 0005089185
を示す化合物(138)が得られることがある。
[反応式−94]
Figure 0005089185
[式中、R80、A10、T、R14及びR15は前記に同じ。A10のaは基−R80と、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(140)と化合物(36)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−95]
Figure 0005089185
[式中、Y、A、R13及びAは前記に同じ。]
化合物(141)と化合物(12)との反応は、前記反応式−8における化合物(13)と化合物(12)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−96]
Figure 0005089185
[式中、R80、A10、B21及びfは前記に同じ。化合物(144)における側鎖(−(B21)f−CHNH)のアルキル部分の炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(143)を化合物(144)に導く反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応のうち、水素化還元剤を用いる反応条件と同様の条件下に行われる。
[反応式−97]
Figure 0005089185
[式中、R80、A10、B19、X、R18、R14及びR15は前記に同じ。A10のaは基−R80と、bは基−B19と結合するものとする。]
化合物(145)と化合物(134)との反応は、前記反応式−90における化合物(133)と化合物(134)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(146)と化合物(36)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−98]
Figure 0005089185
[式中、A10、B19、R14、R15、R80及びXは前記に同じ。R18aは、低級アルキル基を示す。A10のaは基−R80と、bは基−B19と結合するものとする。]
化合物(108j)と化合物(147)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−99]
Figure 0005089185
[式中、R、X、X、X及びRは前記に同じ。R82は、低級アルキル基を示す。R83は低級アルコキシ基を示す。]
化合物(148)と化合物(149)との反応は、適当な溶媒中、触媒の存在下に行われる。
溶媒としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いた溶媒をいずれも使用することができる。
触媒としては、例えば、マグネシウムを挙げることができる。触媒の使用量は、化合物(148)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。
該反応は、通常0〜200℃、好ましくは0〜150℃程度にて行われ、一般に30分〜10時間程度にて反応は終了する。
[反応式−100]
Figure 0005089185
[式中、A18は、基−A又は基−A10−T−COOR59bを示す。A、A10、T、R59b及びXは前記に同じ。]
化合物(150)を化合物(107‘)に導く反応は、前記反応式−55における化合物(85)を化合物(7’)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−101]
Figure 0005089185
[式中、R、X、A10、T及びRは前記に同じ。A10のaは基−CO、基−CH(OH)又は基−CHと、bは基−Tと結合するものとする。]
化合物(109a’)を化合物(151)に導く反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応のうち水素化還元剤を用いる反応条件と同様の条件下に行われる。
化合物(151)を化合物(152)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(152)と化合物(22)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(153)を化合物(154)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
[反応式−102]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、B、B又はR59は前記に同じ。R19aは、低級アルカノイル基を示す。A10のaは基−Yと、bは基−Bと結合するものとする。]
化合物(155)と化合物(156)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−103]
Figure 0005089185
[式中、R80、A10、X、R14及びR15は前記に同じ。]
化合物(158)と化合物(36)との反応は、前記反応式−74における化合物(114)と化合物(36)との反応のうち、lが0を示す場合の反応条件と同様の条件下に行われる。
[反応式−104]
Figure 0005089185
[式中、R、R、Y、A10、R14a、h、T、l、R、X及びXは前記に同じ。R85aは、ベンゾイル基を示す。R85bは、低級アルコキシカルボニル基、フェニル低級アルキル基、低級アルキル基又はフリル低級アルキル基を示す。R85cは、水素原子、低級アルキル基、フェニル基、フェニル低級アルキル基、フリル基又はフリル低級アルキル基を示す。化合物(1bbbbb)における基−CH(R)R85cの炭素数は6を超えないものとする。]
化合物(1yyyy’)と化合物(160’)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1yyyy’)と化合物(161)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1yyyy’)と化合物(162)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−105]
Figure 0005089185
[式中、R、B、Y、X、A17、R、X、X及びRは前記に同じ。R86は、低級アルキルスルホニル基を示す。R87は、酸素原子又は基−N(R)−を示す。]
化合物(165)と化合物(163)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(165)を化合物(167)に導く反応は、前記反応式−55における化合物(85)を化合物(7’)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(166)又は化合物(167)と化合物(164)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−106]
Figure 0005089185
[式中、R80及びA10は、前記に同じ。R15’は、前記R15における(5)と同じ基を示す。]
化合物(168)と化合物(170)との反応は、前記反応式−46における化合物(30)と化合物(66)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−107]
Figure 0005089185
[式中、R80、A10、T、l、R14bb、R15aa、R14cc、R15bb、R26及びR27は前記に同じ。]
化合物(171)と化合物(57)との反応は、前記反応式−31における化合物(1iiii)と化合物(57)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−108]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、R15’及びXは前記に同じ。R89は、低級アルキル基を示す。]
化合物(173)と化合物(170)との反応は、前記反応式−46における化合物(30)と化合物(66)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1ddddd)と化合物(173’)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−109]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、X、B、R14及びR15は前記に同じ。
19は、
Figure 0005089185
を示す。
20は、
Figure 0005089185
を示す。
ここで、R、p、R17、B、R14及びR15は前記に同じ。]
化合物(174)と化合物(175)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−110]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X及びYは、前記に同じ。
21は、
Figure 0005089185
を示す。
22は、
Figure 0005089185
を示す。
ここで、R、p、R17、B、R14及びR15は前記に同じ。]
化合物(1ggggg)を化合物(1hhhhh)に導く反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応のうち水素化還元剤を用いる反応条件と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−111]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X及びYは前記に同じ。
23は、
Figure 0005089185
を示す。
24は、
Figure 0005089185
を示す。
ここでR及びpは前記に同じ。]
化合物(1iiiii)を化合物(1jjjjj)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−112]
Figure 0005089185
[式中、R、X及びYは前記に同じ。
25は、
Figure 0005089185
を示す。
26は、
Figure 0005089185
を示す。
ここで、B4aは、低級アルケニレン基を示す。B4bは、低級アルキレン基を示す。R、p、R14及びR15は前記に同じ]
化合物(1kkkkk)を化合物(1lllll)に導く反応は、前記反応式−47における化合物(68)を化合物(69)に導く反応のうち(1)の方法と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−113]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y及びR59bは前記に同じ。
28は、
Figure 0005089185
を示す。
27は、
Figure 0005089185
を示す。
ここで、R、p及びR59bは前記に同じ。]
化合物(1mmmmm)を化合物(1nnnnn)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下に行われる。
化合物(1nnnnn)と化合物(100‘)との反応は、前記反応式−20における化合物(1fff)と化合物(43)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−114]
Figure 0005089185
[式中、R、X、X及びYは前記に同じ。
29は、
Figure 0005089185
を示す。
30は、
Figure 0005089185
を示す。
ここで、R90は、置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を示す。R、p及びR59bは前記に同じ]
化合物(1ooooo)と化合物(176)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−115]
Figure 0005089185
[式中、R、X、X及びYは前記に同じ。
31は、
Figure 0005089185
を示す。
32は、
Figure 0005089185
を示す。
ここで、R、p、R59b及びR89は前記に同じ。]
化合物(1qqqqq)と化合物(173)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−116]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、T、l、R90及びXは前記に同じ。
15’’は、前記R15で定義される基(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)、(10)、(11)、(12)、(13)、(14)、(15)、(16)、(17)、(18)、(19)、(20)、(21)、(22)、(23)、(24)、(25)、(26)、(27)、(26a)、(27a)、(28a)、(29a)、(30a)、(31a)、(32a)、(33a)、(34a)、(35a)(36a)又は(37a)を示す。]
化合物(1sssss)と化合物(176)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−117]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、T及びlは前記に同じ。
14AA及びR15BBは、複素環上に基−(B12CO)−N(R20’)−CO−B16を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14CC及びR15DDは、複素環上に基−(B12CO)−N(R20’)−CO−B1691を少なくとも1個有している以外は、前記R14及びR15で定義されている5〜10員環の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。ここで、B12、t、B16及びXは前記に同じ。
91はイミダゾリル基を示す。
20’は、水素原子;シクロアルキル基;置換基として低級アルコキシカルボニル基を有することのあるアミノ基;フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基を1〜3個有することのあるベンゾイル基;低級アルキル基;フェニル環上に低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び低級アルキルチオ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を1〜2個有する低級アルキル基;フェニル環上に置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基及び置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基なる群より選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基;低級アルコキシカルボニル基;シクロアルキル低級アルキル基;ピロリジン環上に置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリジニル低級アルキル基;置換基としてフェニル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ置換低級アルキル基;1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル置換低級アルキル基;ナフチル低級アルキル基;ピリジル低級アルキル基;キノリル低級アルキル基;テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのある1,2,3,4−テトラゾリル低級アルキル基;1,2,4−トリアゾリル低級アルキル基;低級アルキル基上に置換基として水酸基を有することのあるテトラヒドロフリル低級アルキル基;フェニル環上に置換基として低級アルキル基及びニトロ基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるフェノキシ低級アルキル基;フェニル低級アルカノイル基;置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基;イミダゾリル低級アルカノイル基;低級アルコキシカルボニル低級アルキル基;ピリジル基又はカルボキシ低級アルキル基を示す。]
化合物(1uuuuu)と化合物(177)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。

[反応式−118]
Figure 0005089185
[式中、X、X、R、Y、A及びRは前記に同じ。R91は、水素原子又は低級アルキル基を示す。]
化合物(33)と化合物(178)との反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物及び触媒の存在下で行われる。
溶媒としては、反応に不活性な溶媒を広く使用でき、例えば、水、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、2−メトキシエタノール、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、ピリジン、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
塩基性化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、リン酸カリウム、リン酸ナトリウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウムn−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコラート類、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド等のアルキルシリルアミドアルカリ金属塩類、ピリジン、イミダゾール、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)等の有機塩基又はこれらの混合物を挙げることができる。
触媒としては、例えば、酢酸パラジウム、ビス(トリブチル錫)/ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、ヨウ化銅/2,2’−ビピリジル、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム、ヨウ化銅/ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウムジクロリド、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、R−トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、S−トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム、パラジウム(II)アセテート、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルフォスフィン)パラジウム等のパラジウム化合物、R−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(R−BINAP),S−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(S−BINAP)、RAC−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(RAC−BINAP)、2,2−ビス(ジフェニルイミダゾリデイニリデン)等の化合物、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン等のキサンテン化合物、トリtert−ブチルホスフィンテトラフルオロ硼酸塩等の硼酸塩等又はこれらの混合物等を挙げることができる。
塩基性化合物の使用量は、化合物(33)に対して、少なくとも0.5倍モル、好ましくは0.5倍モル〜40倍モル量とするのがよい。触媒の使用量としては、化合物(33)に対して、通常の触媒量とするのがよい。
化合物(178)の使用量は、化合物(33)に対して、少なくとも0.5倍モル、好ましくは0.5倍モル〜3倍モル量とするのがよい。
該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは、室温〜150℃付近にて、0.5〜20時間程度にて終了する。
[反応式−119]
Figure 0005089185
[式中、B、X、R、Y、A17、R及びXは前記に同じ。R92は、基R−Z−又は基R−を示す。Zは低級アルキレン基を示す。]
化合物(64)と化合物(179)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)の反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−120]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、A及びRは前記に同じ。]
化合物(30)を化合物(1bbbbbb)に導く反応は、まず、化合物(30)をジアゾ化反応に付し、次に得られたジアゾニウム塩と化合物(180)とを反応することにより行われる。
1)のジアゾ化反応は、適当な溶媒中、酸及びジアゾ化剤の存在下に行われる。ここで使用される溶媒としては、例えば、水、アセトニトリル等を例示できる。酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、テトラフルオロ硼酸、ヘキサフルオロリン酸等を例示できる。ジアゾ化剤としては、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等の亜硝酸金属塩、t−ブチルナイトライト、イソアミルナイトライト等の低級アルキルナイトライト等を例示できる。
酸は、化合物(30)に対して、通常等モル〜10倍モル程度、好ましくは等モル〜5倍モル程度使用される。ジアゾ化剤は、化合物(30)に対して、通常少なくとも等モル程度、好ましくは等モル〜3倍モル程度使用される。
該反応は、通常0〜70℃、好ましくは0℃〜室温付近にて行われ、一般に数分〜5時間程度にて終了する。
上記ジアゾ化で得られたジアゾニウム塩と化合物(180)との反応は、1)のジアゾ化反応で用いられた溶媒と同様の溶媒中、塩基性化合物の存在下に行われる。
塩基性化合物としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で使用される塩基性化合物をいずれも使用することができる。
塩基性化合物の使用量は、化合物(30)に対して、少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。
化合物(180)の使用量は、化合物(30)に対して、少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。
該反応は、通常0〜70℃、好ましくは、0℃〜室温付近にて行われ、一般に数分〜5時間程度にて終了する。
[反応式−121]
Figure 0005089185
[式中、X、R8d、Y、A、R及びRは、前記に同じ。]
化合物(30a)と化合物(181)との反応は、適当な溶媒中、塩基性化合物及び触媒の存在下に行われる。
用いられる溶媒としては、例えば、水、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、2−メトキシエタノール、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、tert−ブタノール、エチレングリコール等の低級アルコール類、酢酸等の脂肪酸、酢酸エチル、酢酸メチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリル、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル燐酸トリアミド又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
塩基性化合物としては、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸セシウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム等の金属水酸化物、水素化ナトリウム、水素化カリウム、カリウム、ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、ナトリウムn−ブトキシド、ナトリウムtert−ブトキシド、カリウムtert−ブトキシド等の金属アルコラート類、ピリジン、イミダゾール、N−エチルジイソプロピルアミン、ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3,0]ノネン−5(DBN)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−7(DBU)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)等の有機塩基又はこれらの混合物を挙げることができる。
触媒としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、ジクロロビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等のパラジウム化合物、酢酸銅(II)等の銅化合物等を挙げることができる。
塩基性化合物の使用量は、化合物(30a)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。
触媒の使用量としては、化合物(30a)に対して、通常0.001〜等モル量、好ましくは0.01〜0.5倍モル量とするのがよい。
化合物(181)の使用量は、化合物(30a)に対して、通常少なくとも等モル、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。
該反応は、通常−30〜200℃、好ましくは0〜150℃付近にて行われ、一般に0.5〜30時間程度にて終了する。該反応の反応系内には、モレキュラーシーヴス 3A(MS−3A)、モレキュラーシーヴス 4A(MS−4A)等のモレキュラーシーヴスを添加してもよい。
[反応式−122]
Figure 0005089185
[式中、R、Z、X、R、Y、Z及びAは前記に同じ。]
化合物(1dddddd)を化合物(1eeeeee)に導く反応は、適当な溶媒中、接触水素還元剤の存在下に行われる。
溶媒としては、例えば、水、酢酸等の脂肪酸、メタノール、エタノール、イソプロパノール等のアルコール類、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン等の脂環式炭化水素類、ジエチルエーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、モノグライム、ジグライム、1,4−ジオキサン等のエーテル類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等の非プロトン性極性溶媒又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。
接触水素還元剤としては、例えば、パラジウム、パラジウム−黒、パラジウム−炭素、水酸化パラジウム−炭素、ロジウム−アルミナ、白金、酸化白金、亜クロム酸銅、ラネーニッケル、酢酸パラジウム等が挙げられる。
上記接触水素還元剤は、化合物(1dddddd)に対して、通常0.01倍〜等重量程度用いられる。
上記反応は、通常−20〜150℃程度、好ましくは0〜100℃程度にて好適に進行し、一般に0.5〜20時間程度で終了する。水素圧は、通常1〜10気圧程度でよい。
[反応式−123]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、T及びlは、前記に同じ。
14II及びR15JJは、複素環上に低級アルコキシカルボニル基を有しているフェニル基を少なくとも1個有している以外は前記R14及びR15で定義されている5〜10員の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14EE及びR15FFは、複素環上にカルボキシ基を有しているフェニル基を少なくとも1個有している以外は前記R14及びR15で定義されている5〜10員の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
14GG及びR15HHは、複素環上に低級アルコキシ低級アルキル基及び低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるカルバモイル基を有しているフェニル基を少なくとも1個有している以外は前記R14及びR15で定義されている5〜10員の飽和又は不飽和の複素環基と同じである。
93及びR94は、水素原子、低級アルキル基又は低級アルコキシ低級アルキル基を示す。]
化合物(1hhhhhh)を化合物(1ffffff)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
化合物(1ffffff)と化合物(182)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−124]
Figure 0005089185
[式中、X、R、Y、A、X、k、X、R,B20a及びd’は前記に同じ。]
化合物(30)と化合物(183)との反応は、前記反応式−46における化合物(30)と化合物(66)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(184)を化合物(1jjjjjj)に導く反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)の反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1jjjjjj)と化合物(185)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
d’が0を示す化合物(185)を使用する場合、化合物(1jjjjjj)を化合物(1kkkkkk)に導く反応は、適当な溶媒中、ヨウ化銅等のハロゲン化銅、N、N−ジメチルグリシン等のアルキルグリシン等又はリン酸カリウム等のリン酸アルカリ金属塩の存在下に行うことができる。
ここで使用される溶媒としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いた溶媒をいずれも使用することができる。
ハロゲン化銅及びアルキルグリシンは、通常の触媒量で使用される。リン酸アルカリ金属塩の使用量は、化合物(1jjjjjj)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。化合物(185)の使用量は、化合物(1jjjjjj)に対して、通常0.5〜5倍モル量、好ましくは0.5モル〜3倍モル量とするのがよい。該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われ、一般に1〜30時間程度で終了する。
[反応式−125]
Figure 0005089185
[式中、X、R、X、Y、A及びRは前記に同じ。]
化合物(33)と化合物(186)との反応は、前記反応式−118における化合物(33)と化合物(178)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−126]
Figure 0005089185
[式中、X、X、R、Y、A、B21a、R及びcは前記に同じ。]
化合物(33)と化合物(187)との反応は、前記反応式−118における化合物(33)と化合物(178)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−127]
Figure 0005089185
[式中、R9a、R、R、X、Y、A16、X及びR9bは前記に同じ。]
化合物(188)と化合物(189)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)の反応のうち、(ニ)のカルボン酸ハライドにアミンを反応させる方法と同様の反応条件下に行われる。
化合物(190)と化合物(191)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−128]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y及びA16は前記に同じ。Xaは、ハロゲン原子を示す。]
化合物(1oooooo)を化合物(1pppppp)に導く反応は、適当な溶媒中、接触水素還元剤及び蟻酸、蟻酸アンモニウム、シクロへキセン、抱水ヒドラジン等の水素供与剤の存在下で行われる。
使用される溶媒及び接触水素還元剤は、前記反応式−122における化合物(1dddddd)を化合物(1eeeeee)に導く反応で用いられる溶媒及び接触水素還元剤をいずれも使用することができる。
接触水素還元剤は、化合物(1oooooo)に対して、通常0.01〜40重量%、好ましくは0.01〜20重量%程度用いられる。
水素化供与剤の使用量は、化合物(1oooooo)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜10倍モル量とするのがよい。
該反応は、通常常圧〜20気圧程度、好ましくは常圧〜10気圧程度の水素雰囲気中で、通常−30〜150℃程度、好ましくは0〜100℃程度の温度で行われ、一般に1〜12時間程度で終了する。
[反応式−129]
Figure 0005089185
[式中、A10、X、k、X、、R80及びRは前記に同じ。
94aは、前記R14及びR15が互いに結合して形成される複素環基上の置換基であって、前記(35)、(40)、(42)、(67)、(75)〜(76)、(78)もしくは(80)〜(81)で示される置換基、(50)で示される基であって且つoが1を示す置換基、又は(84)で示される基であって且つsが0を示す置換基を示す。
94bは、前記R14及びR15が互いに結合して形成される複素環上の置換基であって、前記(28)、(30)〜(34)、(36)〜(39)、(41)、(43)〜(45)、(47)、(52)〜(60)、(62)〜(66)、(70)、(77)、(79)、(82)〜(83)、(87)、(88a)もしくは(90a)で示される置換基、(49)で示される基であって且つtが1を示す置換基、又は(50)で示される基であって且つoが0を示す置換基を示す。
94cは、前記R14及びR15が互いに結合して形成される複素環上の置換基であって、前記(28)、(30)〜(34)、(39)、(41)、(45)、(47)、(54)〜(58)、(62)〜(64)、(66)、(70)、(79)もしくは(82)〜(83)で示される置換基;(49)で示される基であって且つtが1を示す置換基;(50)で示される基であって且つoが0を示す置換基;フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基;ピリジン環上に置換基として水酸基及び置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピリジル基;ピロール環上に置換基として低級アルキル基を1〜3個有することのあるピロリル基;ベンゾオキサゾリル基;ベンゾチアゾリル基;フリル基;置換基として水酸基及びハロゲン原子なる群より選ばれた基を有することのある低級アルキル基;ナフチル基;1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン環上に置換基として低級アルキル基を1〜5個有していてもよい1,2,3,4−テトラヒドロナフチル基;キノリル基;テトラゾール環上に置換基として低級アルキル基及びフェニル低級アルキル基なる群から選ばれた基を有することのある1,2,3,4−テトラゾリル基;チアゾール環上に置換基としてフェニル基を有することのあるチアゾリル基;フェニル環上に置換基として低級アルコキシ基及びハロゲン原子なる群から選ばれる基を1〜3個有することのあるベンゾイル基;ピペリジン環上に置換基として低級アルキル基を有することのあるピペリジニル基;テトラヒドロキノリン環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,2,3,4−テトラヒドロキノリル基;1,3,4−オキサジアゾール環上に置換基としてオキソ基を有することのある1,3,4−オキサジアゾリル基;シクロアルキル基;チエニル基又はイミダゾリル基を示す。]
化合物(192)と化合物(183)との反応は、前記反応式−124における化合物(30)と化合物(183)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(193)を化合物(1qqqqqq)に導く反応は、前記反応式−124における化合物(184)を化合物(1jjjjjj)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1qqqqqq)と化合物(195)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(195)において、R94bが前記(36)〜(38),(43)、(44)、(53)、(59)〜(60)、(87),(88a)又は(90a)で示される基である場合、化合物(1qqqqqq)と化合物(195)との反応は、適当な溶媒中、ヨウ化銅等のハロゲン化銅、N、N−ジメチルグリシン等のアルキルグリシン等及びリン酸カリウム等のリン酸アルカリ金属塩の存在下に行われる。
ここで使用される溶媒としては、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応で用いた溶媒をいずれも使用可能である。ハロゲン化銅及びアルキルグリシンの使用量は、通常の触媒量である。リン酸アルカリ金属塩の使用量は、化合物(1qqqqqq)に対して、通常少なくとも等モル量、好ましくは等モル〜5倍モル量とするのがよい。化合物(195)の使用量は、化合物(1qqqqqq)に対して、通常0.5〜5倍モル量、好ましくは0.5モル〜3倍モル量とするのがよい。該反応は、通常室温〜200℃、好ましくは室温〜150℃付近にて行われ、一般に1〜30時間程度で終了する。
化合物(1qqqqqq)と化合物(194)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(1qqqqqq)と化合物(196)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(5)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−130]
Figure 0005089185
[式中、X、Y、A、R、R、B22a、e及びXは前記に同じ。R10a’は、低級アルキル基を示す]
化合物(1uuuuuu)と化合物(197)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−131]
Figure 0005089185
[式中、X、Y、A、R、R及びXは前記に同じ。R10b’は、低級アルキル基を示す。]
化合物(1wwwwww)と化合物(197a)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(4)との反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−132]
Figure 0005089185
[式中、R、X、Y、X、R、A10、R14a及びR59bは、前記に同じ。R96は、ピペラジン環上に置換基としてフェニル低級アルキル基(フェニル環上に置換基として低級アルキレンジオキシ基及び低級アルコキシ基なる群から選ばれた基1〜3個有していてもよい)及びピリジル低級アルキル基なる群から選ばれた基を1〜3個有することのあるピペラジニル基を示す。]
化合物(198)と化合物(199)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(200)を化合物(201)に導く反応は、前記反応式−9のところで述べた加水分解Bと同様の反応条件下で行うことができる。
化合物(201)と化合物(100’)との反応は、前記反応式−79における化合物(120b)と化合物(100’)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(201)と化合物(202)との反応は、前記反応式−2における化合物(1b)と化合物(6)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(200)は、下記反応式−133に示す方法によっても製造することができる。
[反応式−133]
Figure 0005089185
[式中、R74a、R、X、Y、A10、R59b及びXは、前記に同じ。R14a’は、置換基として水酸基を有することのある低級アルキル基を示す。]
化合物(200a)と化合物(203)との反応は、前記反応式−1における化合物(2)と化合物(3)との反応と同様の反応条件下に行われる。
化合物(3)は、下記反応式−134に示す方法によっても製造することができる。
[反応式−134]
Figure 0005089185
[式中、R80、A10、B23a、14及びR15は前記に同じ。]
化合物(108l)を化合物(108m)に導く反応は、前記反応式−3における化合物(1f)を化合物(1g)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
[反応式−135]
Figure 0005089185
[式中、R、R、X、Y、A10、B23a、R14及びR15は前記に同じ。]
化合物(1zzzzzz)を化合物(1AAAAAA)に導く反応は、前記反応式−89における化合物(64b)を化合物(26a)に導く反応と同様の反応条件下に行われる。
上記に示す各反応式で得られる各々の目的化合物は、反応混合物を、例えば、冷却した後、濾過、濃縮、抽出等の単離操作によって粗反応生成物を分離し、カラムクロマトグラフィー、再結晶等の通常の精製操作によって、反応混合物から単離精製することができる。
本発明の一般式(1)で表される化合物は、立体異性体、光学異性体及び溶媒和物(水和物、エタノレート等)を包含する。
本発明化合物のうち塩基性基を有する化合物は、通常の薬理的に許容される酸と容易に塩を形成し得る。斯かる酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸等の無機酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、酢酸、クエン酸、酒石酸、マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、乳酸等の有機酸等が挙げられる。
また本発明化合物のうち酸性基を有する化合物は、医薬的に許容される塩基性化合物を作用させることにより容易に塩を形成させることができる。斯かる塩基性化合物としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等を挙げることができる。
次に、本発明化合物を有効成分として含有する医療製剤について説明する。
上記医療製剤は、本発明化合物を通常の医療製剤の形態に製剤したものであって、通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あるいは賦形剤を用いて調製される。
このような医療製剤としては、治療目的に応じて種々の形態の中から選択でき、その代表的なものとして錠剤、丸剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)等が挙げられる。
錠剤の形態に成形する際に用いられる担体としては、公知のものを広く使用でき、例えば、乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロース等の賦形剤、水、エタノール、プロパノール、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液、カルボキシメチルセルロース、セラック、メチルセルロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等の結合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、寒天末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカオバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グリセリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオリン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、ポリエチレングリコール等の滑沢剤等が挙げられる。
更に、錠剤は、必要に応じて通常の錠皮を施した錠剤、例えば、糖衣剤、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティング錠あるいは二重錠、多層錠とすることができる。
丸剤の形態に成形する際に用いられる担体としては、公知のものを広く使用でき、例えば、ブドウ糖、乳糖、デンプン、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノール等の結合剤、ラミナラン、寒天等の崩壊剤等が挙げられる。
坐剤の形態に成形する際に用いられる担体としては、公知のものを広く使用でき、例えば、ポリエチレングリコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコールのエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等が挙げられる。
注射剤として調製される場合は、液剤、乳剤及び懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが好ましい。これらの液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に成形する際に用いられる希釈剤としては、公知のものを広く用いられているものを使用することができ、例えば、水、エタノール、プロピレングリコール、エトキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルアルコール、ポリオキシエチレンソルベタン脂肪酸エステル類等が挙げられる。なお、この場合、等張性の溶液を調製するのに十分な量の食塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを医薬製剤中に含有させてもよく、また通常の溶解補助剤、緩衝剤、無痛化剤等を、更に必要に応じて着色剤、保存剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を含有させてもよい。
医療製剤中に含有される本発明化合物の量は、特に限定されず広い範囲内から適宜選択することができるが、通常、医療製剤中に本発明化合物を1〜70重量%含有させるのが好ましい。
本発明に係る医療製剤の投与方法としては特に制限はなく、各種製剤形態、患者の年齢、性別、疾患の状態、その他の条件に応じた方法で投与される。例えば、錠剤、丸剤、液剤、懸濁剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場合には経口投与される。また、注射剤の場合には、単独であるいはブドウ糖、アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内に投与したり、更には必要に応じて単独で筋肉内、皮内、皮下もしくは腹腔内に投与することができる。坐剤の場合には、直腸内に投与される。
上記医療製剤の投与量は、用法、患者の年齢、性別、疾患の程度、その他の条件に応じて適宜選択すればよく、通常、1日あたり体重1kgに対して0.001〜100mg、好ましくは0.001〜50mgを1回〜数回に分けて投与される。
上記投与量は、種々の条件で変動するので、上記範囲より少ない投与量で充分な場合もあるし、また上記範囲を超えた投与量が必要な場合もある。
本発明の化合物は、コラーゲンの産生を抑制する効果が著しく優れている。
従って、本発明の化合物は、コラーゲン産生抑制剤、線維化抑制剤として有用である。より具体的には、コラーゲンの過剰な産生によって生じる線維化を伴う疾患、例えば(i)突発性及び間質性肺線維症、塵肺、ARDS、肝線維症、新生児肝線維症、肝硬変、膵膿疱性線維症、骨髄線維症等の臓器疾患、(ii)強皮症、象皮病、モルフエア、外傷や術後の肥厚瘢痕、火傷後のケロイド等の皮膚疾患、(iii)粥状硬化症、動脈硬化症等の血管性の疾患、(iv)糖尿病網膜症、水晶体後部線維症増殖症、角膜移植に伴う血管新生、緑内障、増殖性硝子体網膜症、術後の角膜瘢痕等の眼科疾患、(v)萎縮腎症、腎硬化症、腎線維症、間質性腎症、IgA腎症、糸球体硬化症、膜増殖性腎炎、糖尿病性腎症、慢性間質性腎炎、慢性糸球体腎炎等の腎疾患、(vi)慢性関節リューマチ、慢性関節炎、骨関節炎等の、軟骨または骨における疾患の予防薬又は治療薬に有効である。中でも、上記(i)で例示した臓器疾患に伴う線維化を抑制する効果に優れており、特に肺線維症、肝線維症、糸球体硬化症の予防、治療に有用である。
本発明の化合物を前記疾患治療剤として使用する際には、他のコラーゲン産生抑制作用を有する薬剤、線維化抑制作用を有する薬剤、抗ウィルス剤等のC型慢性肝炎治療剤、抗炎症剤等と同時に又は連続して使用することができる。ここで、他のコラーゲン産生抑制作用を有する薬剤、線維化抑制作用を有する薬剤、抗ウィルス剤等のC型慢性肝炎治療剤、及び抗炎症剤としては、例えば、パーフェニドン(pirfenidone)、リラクシン(relaxin)、ミボチラート(mivotilate)、CW−209286、FG−0041、CAT−192、デコリン(decorin)、ルフィロニル(lufironil)、サフィロニル(safironil)、アクティミューン(actimmune)、IL−10、ボセンタン(bosentan)、エタネルセプト(etanercept)、anti−CTGF Ab、CTGF−アンタゴニスト、TA−510、ペニシラミン(penicillamine)、PEG−IFN、リバビリン(ribavirin)、インファゲン(Infergen)、レベトロン(rebetron)、ペガシス(pegasys)、ザダキシン(Zadaxin)、VX−497、マキサミン(maxamine)、ヒペリシン(hypericin)、R848、HCVプロテアーゼインヒビター、HCV NS5Aプロテインインヒビター、HCVワクチン、リボザイム(ribozyme)、N−アセチルシステイン(NAC)、小柴胡湯、ウルソデオキシコール酸(ウルソ)等が挙げられる。
本発明の化合物は、副作用が少なく、安全性に優れている。
以下に参考例、実施例、製剤例及び薬理試験例を掲げて、本発明をより一層明らかにする。
参考例1
1−(t−ブトキシカルボニル)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2,5,6−テトラヒドロピリジンの製造
工程1:1−(t−ブトキシカルボニル)−4−[(4−メトキシメトキシ)フェニル]−4−ヒドロキシピペリジンの製造
1−ブロモ−4−メトキシメトキシベンゼン(5.43g,25.0mmol)のテトラヒドロフラン(THF)(100ml)溶液を−85℃で攪拌し、ここに2.46M n−ブチルリチウムへキサン溶液(10.2ml,25.0mmol)を10分かけて滴下し、同温で40分攪拌した。この反応液に1−(t−ブトキシカルボニル)−4−ピペリドン(5.20g,26.0mmol)のTHF(30ml)溶液を10分かけて滴下し、4時間かけて−25℃まで昇温し、同温で2時間攪拌したのち、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた。反応液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−へキサン=2:3,容量比を示す。以下同じ)で精製して、7.63gの標題化合物を得た。
性状:無色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.49(9H,s),1.73(2H,d,J=12.0Hz),1.97(2H,brs),3.24(2H,brs),3.48(3H,s),4.00(2H,brs),5.17(2H,s),7.03(2H,d,J=9.0Hz),7.39(2H,d,J=9.0Hz)。
工程2:1−(t−ブトキシカルボニル)−4−(4−ヒドロキシフェニル)−1,2,5,6−テトラヒドロピリジンの製造
1−(t−ブトキシカルボニル)−4−[(4−メトキシメトキシ)フェニル]−4−ヒドロキシピペリジン(5.32g,15.8mmol)のトルエン(100ml)溶液に、p−トルエンスルホン酸・一水和物(0.56g,2.95mmol)を加え、21時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却し、溶媒を減圧留去した。粗生成物にエタノール(60ml)及び2M塩酸(40ml,80mmol)を加え、60℃で2時間攪拌した。再び、反応液を室温まで冷却し、溶媒を減圧留去した。残渣にメタノール(100ml)、トリエチルアミン(9.0ml,64.6mmol)及び二炭酸ジ−t−ブチル(5.20g,23.8mmol)を加え、室温で24時間攪拌した。溶媒を減圧留去した後、酢酸エチル100mlを加え、不溶物を濾去し、再び溶媒を減圧留去した。残渣に1,4−ジオキサン(50ml)及び1M水酸化ナトリウム水溶液(50ml,50mmol)を加え、60℃で14時間攪拌した。室温で反応液に2M塩酸(25ml,50mmol)を加え、中和した後に酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して4.10gの標題化合物を得た。
性状:褐色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.49(9H,s),2.47(2H,brs),3.62(2H,t,J=5.5Hz),4.05(2H,brs),5.91(1H,brs),6.81(2H,d,J=9.0Hz),7.25(2H,d,J=9.0Hz)。
参考例2
5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−メトキシメトキシ安息香酸メチルの製造
5−クロロ−2−メトキシメトキシ安息香酸メチル(1.45g,6.29mmol)及び1‐ベンジルピペラジン(1.66g,9.43mmol)のトルエン(50ml)溶液に、酢酸パラジウム(28mg,0.126mmol)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(157mg,0.252mmol)及び炭酸セシウム(3.07g,9.43mmol)を加え3時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)で精製して400mgの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
2.59−2.62(4H,m),3.12−3.16(4H,m),3.51(3H,s),3.57(2H,s),3.88(3H,s),5.16(2H,s),7.01(1H,dd,J=9.1Hz,3.1Hz),7.10(1H,d,J=9.1Hz),7.28−7.35(6H,m)。
参考例2と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例14
5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシ安息香酸メチルの製造
5−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−メトキシメトキシ安息香酸メチル(400mg,1.1mmol)の1,4−ジオキサン(20ml)溶液に、4N塩化水素の1,4−ジオキサン溶液(4ml,16mmol)を加え、100℃で2時間攪拌した。反応液を減圧下留去して得られた残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=30:1)に付して精製し、353mgの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(CDOD)δppm:
3.29−3.40(8H,m),3.94(3H,s),4.39(2H,s),6.91(1H,d,J=8.9Hz),7.28(1H,dd,J=8.9Hz,3.0Hz),7.42(1H,d,J=3.0Hz),7.49−7.60(5H,m)。
参考例14と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例20
N−(4−ヒドロキシフェニル)イソニペコチン酸エチルの製造
N−(4−メトキシフェニル)イソニペコチン酸エチル(2.63g,10mmol)のジクロロメタン(100ml)溶液に、三臭化ホウ素の2Mジクロロメタン溶液(20ml,40mmol)を加え、室温で0.5時間攪拌した。反応後、反応液を氷水に注ぎ込み、さらに1M水酸化ナトリウム水溶液(110ml)を加え、攪拌の後、分液を行った。有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧留去し、2.43gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.27(3H,t,J=7.0Hz),1.91(2H,m),2.02(2H,brd,J=11.5Hz),2.38(1H,m),2.68(2H,dt,J=2.0Hz,11.5Hz),3.46(2H,dt,J=12.0Hz,3.0Hz),4.16(2H,q,J=7.0Hz),4.45(1H,brs),6.75(2H,d,J=9.0Hz),6.86(2H,d,J=9.0Hz)。
参考例20と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例21
4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェノール
H−NMR(DMSO−d)δppm:
6.80−7.10(5H,m),8.04(1H,ddd,J=1.4Hz,2.7Hz,9.2Hz),8.29(1H,dd,J=2.7Hz,10.9Hz),9.59(1H,s)。
参考例22
1−ベンジル−3−(4−ヒドロキシフェニル)イミダゾリジン−2−オン
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.18−3.40(2H,m),3.61−3.80(2H,m),4.35(2H,s),6.71(2H,d,J=8.8Hz),7.15−7.48(7H,m),9.10(1H,s)。
参考例23
2−(4−ヒドロキシフェニルアミノ)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノンの製造
N−(4−ヒドロキシフェニル)グリシン(11.38g,68.1mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)(150ml)溶液に、氷冷下、1−ピペロニルピペラジン(15.0g,68.1mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(10.43g,68.1mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(15.66g,81.7mmol)を加え、氷冷下30分間、室温にて、4.5時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に飽和重曹水(400ml)を加え、酢酸エチル(400ml)にて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去すると粉末状に固化した。酢酸エチルを加え、濾過後、酢酸エチルにて洗浄することにより、18.58gの標題化合物を得た。
性状:茶色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.30(2H,brs),2.36(2H,brs),3.40(2H,s),3.47(4H,t,J=14.5Hz),4.03(2H,d,J=7.0Hz),4.90(1H,brs),5.99(2H,s),6.49(2H,d,J=8.9Hz),6.54(2H,d,J=8.9Hz),6.75(1H,dd,J=8.0Hz,1.1Hz),6.85(1H,d,J=8.0Hz),6.87(1H,s),8.42(1H,s)。
参考例23と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例24
6−クロロ−N−(3,4−ジクロロフェニル)ニコチンアミド
H−NMR(CDCl)δppm:
7.64(1H,d,J=8.9Hz),7.72(1H,dd,J=8.7Hz,2.3Hz),7.73(1H,dd,J=8.3Hz,0.7Hz),8.12(1H,d,J=2.3Hz),8.35(1H,dd,J=8.3Hz,2.5 Hz),8.95(1H,dd,J=2.5Hz,0.7Hz),10.71(1H,brs)。
参考例25
4−(4−ピペロニルピペラジン−1−カルボニル)−1−(4−ヒドロキシフェニル)ピロリジン−2−オン
H−NMR(CDCl)δppm:
2.43−2.45(4H,m),2.73−2.95(2H,m),3.45(2H,s),3.49−3.54(4H,m),3.65−3.72(1H,m),3.78−3.87(1H,m),4.17−4.23(1H,m),5.96(2H,s),6.71−6.80(4H,m),6.84−6.85(1H,m),7.29(2H,d,J=8.9Hz)。
Figure 0005089185
参考例35
(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニルアミノ)酢酸エチルの製造
4−アミノ−o−クレゾール(3.00g,24.4mmol)及びエチルブロモアセテート(2.70ml,24.4mmol)のDMF(30ml)溶液に室温で炭酸カリウム(5.04g,36.5mmol)を加え、同温1.5時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製して5.10gの標題化合物を得た。
性状:黄色固体
H−NMR(CDCl)δppm:
1.28(3H,t,J=7.1Hz),2.19(3H,s),3.84(2H,s),3.95(1H,brs),4.22(2H,q,J=7.1Hz),4.59(1H,brs),6.36(1H,dd,J=8.4Hz,2.9Hz),6.44(1H,d,J=2.9Hz),6.63(1H,d,J=8.4Hz)。
参考例35と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例36
(3−ヒドロキシフェニルアミノ)酢酸エチル
H−NMR(CDCl)δppm:
1.30(3H,t,J=7.1Hz),3.88(2H,s),4.25(2H,q,J=7.1Hz),4.29(1H,brs),4.85(1H,s),6.08−6.10(1H,m),6.18−6.24(2H,m),7.01−7.07(1H,m)。
参考例37
(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニルアミノ)酢酸ベンジル
H−NMR(CDCl)δppm:
3.81(3H,s),3.92(2H,brs),4.01(1H,brs),5.09(1H,brs),5.20(2H,s),6.11(1H,dd,J=8.4Hz,2.6Hz),6.23(1H,d,J=2.6Hz),6.76(1H,d,J=8.4Hz),7.31−7.38(5H,m)。
参考例38
[3−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェニル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1−イル]酢酸t−ブチル
H−NMR(CDCl)δppm:
1.47(9H,s),2.04−2.21(2H,m),2.25(3H,s),3.45(2H,t,J=5.9Hz),3.67(2H,t,J=5.9Hz),4.04(2H,s),5.06(2H,s),6.82(1H,d,J=8.6Hz),7.01(1H,dd,J=2.6Hz,8.6Hz),7.06−7.12(1H,m),7.26−7.48(5H,m)。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例58
(3−シアノ−4−ヒドロキシフェニルアミノ)酢酸t−ブチル
MS:248(M)。
参考例59
2−[4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェノキシ]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノンの製造
4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェノール(0.420g,1.69mmol)及び1−クロロアセチル−4−ピペロニルピペラジン(0.500g,1.70mmol)のDMF(8ml)溶液に炭酸カリウム(0.350g,2.53mmol)を加え、反応液を100℃にて40分加熱攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し0.860gの標題化合物を得た。
性状:褐色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
2.50−2.60(4H,m),3.43(2H,s),3.50−3.70(4H,m),4.71(2H,s),5.95(2H,s),6.65−6.75(2H,m),6.80−7.05(6H,m),7.94(1H,dd,J=2.3Hz,9.1Hz),8.06(1H,dd,J=2.3Hz,10.4Hz)。
参考例59と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例60
2−[4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェニルアミノ]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.25−2.40(4H,m),3.43(2H,s),3.45−3.50(4H,m),3.90(2H,d,J=5.1Hz),5.75(1H,t,J=5.1Hz),5.99(2H,s),6.70−6.75(3H,m),6.80−7.00(5H,m),8.05(1H,ddd,J=1.4Hz,2.7Hz,10.5Hz),8.27(1H,dd,J=2.7Hz,11.0Hz)。
参考例61
3−(4−ベンジルオキシフェニルアミノ)プロピオン酸メチルの製造
4−ベンジルオキシアニリン(13.0g,65mmol)を窒素気流下、70℃にて加熱溶解し、同温にて三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体(0.82ml,6.5mmol)を滴下した後、アクリル酸メチル(5.85ml,65mmol)を徐々に滴下し、70℃にて10時間加熱攪拌した。反応液を氷冷した後、酢酸エチルを加え、1N水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して17.5gの標題化合物を得た。
性状:褐色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.60(2H,t,J=6.4Hz),3.39(2H,t,J=6.4Hz),3.69(3H,s),3.77(1H,brs),4.98(2H,s),6.58(2H,d,J=8.9Hz),6.85(2H,d,J=8.9Hz),7.30−7.44(5H,m)。
参考例62
3−(4−ヒドロキシフェニルアミノ)プロピオン酸エチルの製造
3−(4−メトキシフェニルアミノ)プロピオン酸(4.00g,20.5mmol)を48%臭化水素酸(50ml)に加え、100℃にて2.5時間加熱攪拌した。減圧濃縮した後、エタノール(10ml)を加え、減圧濃縮し、得られた残渣に飽和重曹水を加え、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=2:1)で精製して1.27gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.27(3H,t,J=7.2Hz),2.59(2H,t,J=6.4Hz),3.38(2H,t,J=6.4Hz),4.15(2H,q,J=7.2Hz),6.55(2H,d,J=8.8Hz),6.70(2H,d,J=8.8Hz)。
参考例63
[(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)メチルアミノ]酢酸エチルの製造
(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニルアミノ)酢酸エチル(1.06g,5.1mmol)をメタノール(150ml)に溶かし、氷冷した。この溶液に37%ホルムアルデヒド水溶液(1.5ml)、トリアセチルオキシ水素化ほう素ナトリウム(1g,16mmol)及び酢酸(0.9ml,15mmol)を加え、窒素雰囲気下、室温下攪拌した。14時間後溶媒を減圧下留去して得られた残留物に水を加え、飽和重曹水を加えて中和後、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)に付して精製し、0.93gの標題化合物を得た。
性状:淡褐色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.24(3H,t,J=7.1Hz),3.00(3H,s),3.98(2H,s),4.17(2H,q,J=7.1Hz),4.68(1H,brs),6.31−6.52(2H,m),6.87(1H,t,J=8.9Hz)。
参考例63と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例64
(メチル{4−[5−(4−トリフルオロメチルベンジル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}アミノ)酢酸エチル
H−NMR(CDCl)δppm:
1.25(3H,t,J=7.1Hz),3.07(3H,s),3.95(2H,s),4.04(2H,s),4.18(2H,q,J=7.1Hz),6.69(2H,d,J=9.1Hz),6.75(1H,d,J=8.5Hz),7.00(2H,d,J=9.1Hz),7.27(2H,d,J=8. 1Hz),7.39(1H,dd,J=8.5Hz,2.5Hz),7.54(2H,d,J=8.1Hz),8.04(1H,d,J=2.5Hz)。
参考例65
[(4−ヒドロキシ−2−トリフルオロメチルフェニル)メチルアミノ]酢酸エチル
MS:277(M)。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例77
1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−[シクロプロピル(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]エタノンの製造
1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−(4−ヒドロキシフェニルアミノ)エタノン(1.00g,2.7mmol)のメタノール(10ml)溶液に酢酸(1.55ml,27mmol)、モレキュラシーブス3A1/16(1.00g)、[(1−エトキシシクロプロピル)オキシ]トリメチルシラン(0.653ml,3.2mmol)及び水素化シアノほう素ナトリウム(770mg,12mmol)を加え60℃で16時間攪拌した。反応溶液を濾過濃縮し、残渣に酢酸エチル及び水を加えた。6N水酸化ナトリウム水溶液で水層をpH10とし、暫く攪拌して不溶物が溶解した後、酢酸エチル層をとり、2N水酸化ナトリウム水溶液、飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して770mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
0.54−0.59(2H,m),0.72−0.79(2H,m),2.39−2.45(4H,m),2.70−2.77(1H,m),3.44(2H,s),3.48−3.51(2H,m),3.57−3.60(2H,m),4.12(2H,s),5.95(2H,s),6.62−6.67(2H,m),6.74−6.85(5H,m)。
参考例77と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例78
{シクロプロピル[3−メチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}酢酸エチル
H−NMR(CDCl)δppm:
0.66−0.72(2H,m),0.83−0.89(2H,m),1.26(3H,t,J=7.3Hz),2.10(3H,s),2.71−2.79(1H,m),4.08−4.22(4H,m),6.77−6.82(2H,m),6.91−6.95(2H,m),8.40−8.45(1H,m),9.05(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例79
[(3−ヒドロキシフェニル)メチルアミノ]酢酸エチルの製造
(3−ヒドロキシフェニルアミノ)酢酸エチル(2.77g,14.19mmol)のDMF(15ml)溶液に炭酸水素カリウム(1.42ml,14.19mmol)、次いでよう化メチル(1.77ml,28.38mmol)を加え、室温で攪拌した。18時間後、反応液に飽和食塩水(150ml)を加え、得られた混合物を酢酸エチル(150ml)で抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧下留去して、2.48gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.24(3H,t,J=7.1Hz),3.04(3H,s),4.03(2H,s),4.18(2H,q,J=7.1Hz),5.17(1H,brs),6.17−6.27(3H,m),7.04−7.10(1H,m)。
参考例79と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例100
[アセチル(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)アミノ]酢酸エチルの製造
(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニルアミノ)酢酸エチル(0.84g,4mmol)をN,N−ジメチルアセトアミド(4ml)に溶かした。この溶液に塩化アセチル(0.6ml,10mmol)を加え、室温下攪拌した。1時間後水(1ml)、メタノール(10ml)、飽和炭酸ナトリウム(10ml)を加え室温下攪拌した。1時間後水を加え、10%塩酸で液性を酸性としたのち酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄した後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた残留物を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=2:1)に付して精製し、0.84gの標題化合物を得た。
性状:無色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.28(3H,t,J=7.3Hz),1.94(3H,s),4.20(2H,q,J=7.3Hz),4.32(2H,s),6.02(1H,brs),6.99−7.07(2H,m),7.13−7.18(1H,m)。
参考例100と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例110
(6−クロロピリジン−3−イル)(4−トリフルオロメチルフェニル)メタノンの製造
アルゴン気流下、マグネシウム(156mg,6.41mmol)に、4−ブロモベンゾトリフルオリド(1.20g,5.33mmol)のTHF(6ml)溶液を半分加え、攪拌し、1,2−ジブロモエタン(3滴)を加えた。反応が始まった後、残りの4−ブロモベンゾトリフルオリドのTHF溶液を滴下し、滴下終了後、60℃にて30分間攪拌した。上記とは別の反応容器に6−クロロ−N−メトキシ−N−メチルニコチンアミド(990mg,5.36mmol)のTHF(3ml)の溶液を入れ、アルゴン気流下氷冷し、上記の反応溶液を滴下し、滴下終了後、室温にて30分間攪拌した後、1時間加熱還流した。反応溶液を氷冷した後、塩化アンモニウム水、次に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1)にて精製して、610mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
7.52(1H,d,J=8.3Hz),7.80(2H,d,J=8.0Hz),7.90(2H,d,J=8.0Hz),8.11(1H,dd,J=8.3Hz,2.0Hz),8.77(1H,d,J=2.0Hz)。
参考例111
3−[4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル]プロピオン酸エチルの製造
3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸エチル(6.00g,30.9mmol)のDMF(60ml)溶液に4−フルオロニトロベンゼン(6.54g,46.3mmol)及び炭酸カリウム(5.12g,37.1mmol)を加え、反応液を80℃にて1時間加熱攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水洗後、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して9.64gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.23(3H,t,J=7.1Hz),2.62(2H,t,J=7.7Hz),2.96(2H,t,J=7.7Hz),4.12(2H,q,J=7.1Hz),6.93−7.06(4H,m),7.24(2H,d,J=8.5Hz),8.17(2H,d,J=9.2Hz)。
参考例111と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例247
4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニルアミンの製造
水酸化ナトリウム(730mg,18.25mmol)のメタノール溶液に、4−アミノフェノール(2.00g,18.32mmol)を加え、溶解させた後、メタノールを減圧留去した。得られた残渣にDMF(20ml)を加え、次に、2−クロロ−5−ニトロピリジン(2.91g,18.35mmol)を加え、反応溶液を70℃にて1.5時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製して、3.37gの標題化合物を得た。
性状:黒赤色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
5.10(2H,s),6.61(2H,d,J=8.9Hz),6.85(2H,d,J=8.9Hz),7.08(1H,d,J=9.0Hz),8.55(1H,dd,J=9.0Hz,3.0Hz),9.01(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例247と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例254
3−[4−(3−ニトロフェノキシ)フェニル]プロピオン酸エチルの製造
3−ヨードニトロベンゼン(3.00g,12.0mmol)のピリジン(15ml)溶液にアルゴン雰囲気下、3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸エチル(2.81g,14.5mmol)、酸化銅(3.35g,42.2mmol)及び炭酸カリウム(4.16g,30.1mmol)を加え、40時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水及び酢酸エチルを加え、不溶物を濾別後、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を1M塩酸で洗浄、水洗、飽和重曹水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=9:1→6:1)で精製して1.12gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.23(3H,t,J=7.1Hz),2.62(2H,t,J=7.7Hz),2.95(2H,t,J=7.7Hz),4.12(2H,q,J=7.1Hz),6.96(2H,d,J=8.6Hz),7.22(2H,d,J=8.6Hz),7.29(1H,dd,J=8.2Hz,2.3Hz),7.43(1H,t,J=8.2Hz),7.74(1H,s),7.90(1H,dd,J=8.2Hz,2.3Hz)。
参考例255
1−(t−ブトキシカルボニル)−4−[4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル]ピペラジンの製造
2−クロロ−5−ニトロピリジン(4.50g,28.4mmol)及び1−(4−ヒドロキシフェニル)ピペラジン・二塩酸塩(7.13g,28.4mmol)のDMF(80ml)溶液に、炭酸カリウム(15.7g,114mmol)を加え、室温で8時間攪拌した。反応液に二炭酸ジ−t−ブチル(6.81g,31.2mmol)を加え、室温で2.5日間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−へキサン=1:3)で精製して、7.05gの標題化合物を得た。
性状:黄色針状晶
H−NMR(CDCl)δppm:
1.49(9H,s),3.15(4H,t,J=5.0Hz),3.59(4H,t,J=5.0Hz),6.98(2H,d,J=9.0Hz),7.00(1H,d,J=9.0Hz),7.07(2H,d,J=9.0Hz),8.45(1H,dd,J=9.0Hz,2.5Hz),9.05(1H,d,J=2.5Hz)。
参考例256
(エチル{3−メトキシ−4−[5−(4−トリフルオロメチルフェニルカルバモイル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}アミノ)酢酸の製造
[エチル(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)アミノ]酢酸ベンジル(9.46g,30mmol)及び6−クロロ−N−(4−トリフルオロメチルフェニル)ニコチンアミド(9.02g,30mmol)をDMF(100ml)に溶解し、炭酸カリウム(6.22g,45mmol)を加え、120℃にて12時間加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水にて抽出した。水層を1M塩酸にてpH3から4へ調整した後、酢酸エチルにて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して4.2gの標題化合物を得た。
性状:褐色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.19(3H,t,J=7.1Hz),3.40(2H,q,J=7.1Hz),3.63(3H,s),4.01(2H,s),6.17(1H,d,J=8.9Hz),6.22(1H,brs),6.25(1H,d,J=2.5Hz),6.87−6.90(2H,m),7.53(2H,d,J=8.6Hz),7.76(2H,d,J=8.4Hz),8.18(1H,dd,J=8.7Hz,2.3Hz),8.67(1H,d,J=2.1Hz),8.88(1H,brs)。
参考例257
メチル[2,5−ジフルオロ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ酢酸エチルの製造
(2,5−ジフルオロ−4−ヒドロキシフェニル)アミノ酢酸エチル(1.1g,4.8mmol)のDMF(25ml)溶液に炭酸水素ナトリウム(0.44g,5.2mmol)及びよう化メチル(1.69ml,28.6mmol)を加え、反応液を室温にて2日間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水洗後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をDMF(30ml)に溶解し、炭酸カリウム(0.72g,5.2mmol)及び2−クロロ−5−ニトロピリジン(0.79g,5.0mmol)を加え、反応液を室温にて2.5日攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水洗後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製して1.41gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.27(3H,t,J=7.1Hz),3.01(3H,s),4.05(2H,s),4.19(2H,q,J=7.1Hz),6.77(1H,dd,J=8.2Hz,12.2Hz),6.92(1H,dd,J=7.2Hz,12.8Hz),8.49(1H,dd,J=2.8Hz,9.0Hz),9.02(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例257と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例260
4−{3−[3−メチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1−イル}安息香酸エチルの製造
4−[3−(4−ベンジルオキシ−3−メチル)フェニル−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1−イル]安息香酸エチル(1.82g,3.1mmol)のエタノール−DMF(70ml−30ml)溶液に窒素雰囲気下、10%パラジウム−炭素(0.4g)を加え、水素雰囲気下室温にて4時間攪拌後、セライト濾過し、エタノールを減圧留去して、DMF(30ml)溶液とし、2−クロロ−5−ニトロピリジン(0.52g,3.3mmol)を加え、窒素雰囲気下室温にて14時間攪拌後、40℃ にて3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製して1.8gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.39(3H,t,J=7.1Hz),2.14(3H,s),2.21−2.40(2H,m),3.75−3.97(4H,m),4.36(2H,q,J=7.1Hz),7.01(1H,d,J=9.1Hz),7.06(1H,d,J=8.6Hz),7.23(1H,dd,J=2.6Hz,8.6Hz),7.32(1H,d,J=2.6Hz),7.40−7.49(2H,m),7.97−8.07(2H,m),8.46(1H,dd,J=2.8Hz,9.1Hz),9.04(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例261
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルスルファニル)フェニル]プロピオン酸の製造
2−クロロ−5−ニトロピリジン(1.74g,11.0mmol)及び4−メルカプトヒドロけい皮酸(2.00g,11.0mmol)のDMF(30ml)溶液に、炭酸カリウム(4.55g,32.9mmol)を加え、80℃にて1時間加熱攪拌した。反応液に水,濃塩酸を加えたのち氷冷し、析出した固体を濾取して3.29gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.60(2H,t,J=7.5Hz),2.91(2H,t,J=7.5Hz),7.07(1H,d,J=9.0Hz),7.43(2H,d,J=8.2Hz),7.57(2H,d,J=8.2Hz),8.39(1H,dd,J=2.8Hz,9.0Hz),9.17(1H,d,J=2.8Hz),12.19(1H,s)。
参考例262
3−[3−メトキシ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルアミノ)フェニル]プロピオン酸エチルの製造
2−クロロ−5−ニトロピリジン(3.11g,20mmol)に3−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル(4.38g,20mmol)及び酢酸(10ml)を加え100℃で13時間攪拌した。反応溶液に酢酸エチル及び水を加えた。酢酸エチル層をとり水、飽和食塩水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製して3.78gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.26(3H,t,J=7.1Hz),2.61−2.67(2H,m),2.93−2.99(2H,m),3.89(3H,s),4.15(2H,q,J=7.1Hz),6.73(1H,d,J=9.2Hz),6.81−6.87(2H,m),7.43(1H,brs),7.92(1H,d,J=8.1Hz),8.23(1H,dd,J=9.2Hz,2.8Hz),9.11(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例262と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例267
4−[(5−ニトロ−2−ピリジル)オキシ]ベンズアルデヒドエチレンアセタールの製造
4−[(5−ニトロ−2−ピリジル)オキシ]ベンズアルデヒド(5.00g,20.5mmol)のベンゼン(100ml)溶液にエチレングリコール(2.28ml,41.0mmol)及びp−トルエンスルホン酸(0.50g)を加え、ディーンスタークを用いて水を留去しながら3時間加熱還流した。反応液を飽和重曹水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄した。ベンゼン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して5.88gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
4.00−4.19(4H,m),5.83(1H,s),7.00(1H,d,J=9.0Hz),7.15(2H,d,J=8.5Hz),7.55(2H,d,J=8.5Hz),8.45(1H,dd,J=9.0Hz,2.0Hz),9.01(1H,d,J=2.0Hz)。
参考例267と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例268
4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)ベンズアルデヒドエチレンアセタール
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.90−4.10(4H,m),5.76(1H,s),7.15−7.25(3H,m),7.54(2H,d,J=8.7Hz),8.10(1H,ddd,J=1.3Hz,2.7Hz,9.1Hz),8.35(1H,dd,J=2.7Hz,10.8Hz)。
参考例269
[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]カルバミン酸t−ブチルの製造
4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニルアミン(2.97g,12.85mmol)のTHF溶液に、二炭酸ジ−t−ブチル(5.60g,25.66mmol)を加え、4時間、還流攪拌し、反応溶液を減圧濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、ジエチルエーテルを加えた。得られた白色粉末を濾過、ジエチルエーテルにて洗浄することにより、3.04gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.53(9H,s),6.53(1H,brs),7.00(1H,d,J=9.2Hz),7.09(2H,d,J=8.9Hz),7.45(2H,d,J=8.9Hz),8.46(1H,dd,J=9.2Hz,3.0Hz),9.03(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例270
5−[3−メチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)ベンジリデン]チアゾリジン−2,4−ジオンの製造
3−メチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)ベンズアルデヒド(600mg,2.32mmol)のトルエン(35ml)溶液に、2,4−チアゾリジンジオン(270mg,2.31mmol)及びピペリジン−酢酸塩(135mg,0.93mmol)を加え、ディーンスタークを取り付け、1.5時間還流攪拌した。17時間、室温にて放置した後、析出した黄色粉末を濾過することにより、600mgの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.15(3H,s),7.33(1H,d,J=8.4Hz),7.35(1H,d,J=9.1Hz),7.52(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),7.59(1H,d,J=2.0Hz),7.79(1H,s),8.65(1H,dd,J=9.1Hz,3.0Hz),9.02(1H,d,J=3.0Hz),12.63(1H,brs)。
参考例270と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例273
N−[4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェニル]−N−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]アセトアミドの製造
N−[4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェニル]アセトアミド(0.800g,2.76mmol)のDMF(5ml)溶液に60%水素化ナトリウム(0.118g,2.95mmol)を加え、室温で10分間攪拌した後1−クロロアセチル−4−ピペロニルピペラジン(0.870g,2.96mmol)のDMF(4ml)溶液を反応液に滴下した。反応液を60℃にて2時間、100℃にて1時間加熱攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=5:1)で精製して0.730gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.82(3H,s),2.20−2.40(4H,m),3.30−3.50(6H,m),4.43(2H,s),5.98(2H,s),6.70−6.85(3H,m),7.20−7.30(3H,m),7.48(2H,d,J=8.8Hz),8.12(1H,ddd,J=1.4Hz,2.7Hz,10.5Hz),8.36(1H,dd,J=2.7Hz,10.7Hz)。
参考例273と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例274
3−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェニル)−1−[2−オキソ−2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エチル]テトラヒドロピリミジン−2−オン
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.92−2.08(2H,m),2.15(3H,s),2.22−2.40(4H,m),3.25−3.49(8H,m),3.56(2H,d,J=5.6Hz),4.08(2H,s),5.09(2H,s),5.97(2H,s),6.74(1H,dd J=1.3Hz,7.9Hz),6.84(1H,d,J=7.9Hz),6.85(1H,d,J=1.3Hz),6.91(1H,d,J=8.7Hz),6.95(1H,dd,J=2.5Hz,8.6Hz),7.01(1H,d,J=2.5Hz),7.28−7.34(1H,m),7.36−7.41(2H,m),7.42−7.48(2H,m)。
参考例275
2−ジメチルアミノ−N−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−N−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]アセトアミドの製造
2−クロロ−N−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−N−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]アセトアミド(0.300g,0.528mmol)のアセトニトリル(3ml)溶液に室温でジメチルアミン(0.150ml,1.63mmol)を加え、50℃にて2時間加熱攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製して0.270gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.29(6H,s),2.40−2.45(4H,m),3.02(2H,s),3.40−3.46(4H,m),3.61(2H,s),4.48(2H,s),5.95(2H,s),6.70−6.77(2H,m),6.84(1H,s),7.09(1H,d,J=9.0Hz),7.19(2H,d,J=8.7Hz),7.51(2H,d,J=8.7Hz),8.51(1H,dd,J=2.8Hz,9.0Hz),9.04(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例276
2−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸メチルの製造
2−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]酢酸メチル(0.50g,1.7mmol)のDMF(10ml)溶液に60%水素化ナトリウム(0.153g,3.8mmol)及びよう化メチル(0.13ml,2.1mmol)を加え、反応液を0℃で一時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水,飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製して0.32gの標題化合物を得た。
性状:無色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.54(3H,d,J=7.4Hz),3.69(3H,s),3.78(1H,q,J=7.2Hz),7.03(1H,d,J=9.1Hz),7.09−7.15(2H,m),7.36−7.41(2H,m),8.48(1H,dd,J=9.1,2.8Hz),9.05(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例277
3−{3−メトキシ−4−[メチル(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]フェニル}プロピオン酸エチルの製造
3−[3−メトキシ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルアミノ)フェニル]プロピオン酸エチル(3.70g,11mmol)のDMF(60ml)溶液に氷冷下水素化ナトリウム(60%,490mg,12mmol)及びよう化メチル(0.77ml,12mmol)を加え、徐々に室温に戻しながら2時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して4.27gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.27(3H,t,J=7.1Hz),2.66−2.71(2H,m),2.98−3.04(2H,m),3.46(3H,s),3.78(3H,s),4.17(2H,q,J=7.1Hz),6.12(1H,brd,J=9.5Hz),6.87−6.90(2H,m),7.11−7.14(1H,m),7.97−8.02(1H,m),9.11(1H,d,J=2.7Hz)。
参考例277と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例291
N−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)アセトアミドの製造
(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)酢酸(13.9g,50mmol)をDMF(400ml)に懸濁し、氷冷下、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(8.42g,55mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(10.5g,55mmol)及び4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニルアミン(11.6g,50mmol)を加え、室温にて6時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を室温にて一晩放置後析出した結晶を吸引濾取して、12.8gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.53(4H,brs),2.64−2.65(4H,m),3.15(2H,s),3.46(2H,s),5.95(2H,s),6.76(2H,brs),6.86(1H,s),7.04(1H,d,J=9.1Hz),7.14(2H,d,J=8.7Hz),7.67(2H,d,J=8.9Hz),8.47(1H,dd,J=9.1Hz,2.8Hz),9.03(1H,d,J=2.8Hz),9.24(1H,brs)。
参考例292
{メタンスルホニル[3−メトキシ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}酢酸エチルの製造
[3−メトキシ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニルアミノ]酢酸エチル(2.43g,7.00mmol)をTHF(15ml)、ジクロロメタン(20ml)及びDMF(10ml)に溶解し、氷冷下、トリエチルアミン(1.95ml,13.99mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(0.86g,7.00mmol)及びメタンスルホニルクロリド(1.08ml,13.99mmol)を加え、3O℃にて14時間攪拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出し、ジクロロメタン層を水洗後、飽和食塩水で洗浄した。ジクロロメタン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:2)で精製して1.10gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.32(3H,t,J=7.3Hz),3.18(3H,s),3.75(3H,s),4.26(2H,q,J=7.3Hz),4.49(2H,s),7.09(1H,d,J=9.1Hz),7.15(2H,d,J=1.2Hz),7.25(1H,s),8.48(1H,dd,J=9.1Hz,2.8Hz),8.98(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例292と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例296
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−n−プロパノールの製造
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸(2.64g,9.2mmol)のTHF(50ml)溶液に氷冷下、1Mボラン−THF錯体THF溶液(38.4ml,38.4mmol)を滴下した。反応溶液を室温下2時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水洗後、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製して1.17gの標題化合物を得た。
性状:緑色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.90−1.96(2H,m),2.73−2.79(2H,m),3.69−3.74(2H,m),7.00−7.09(3H,m),7.26−7.30(2H,m),8.44−8.49(1H,m),9.05(1H,d,J=2.6Hz)。
参考例297
2−{4−[3−(t−ブチルジメチルシラニルオキシ)プロピル]フェノキシ}−5−ニトロピリジンの製造
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−n−プロパノール(1.17g,4.3mmol)のDMF(10ml)溶液にイミダゾール(580mg,8.5mmol)及びt−ブチルクロロジメチルシラン(640mg,4.2mmol)を加え、室温下13時間攪拌した。反応溶液に水を加え、ジエチルエーテルで抽出し、ジエチルエーテル層を水洗後、飽和食塩水で洗浄した。ジエチルエーテル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して1.14gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
0.07(6H,s),0.92(9H,s),1.84−1.89(2H,m),2.69−2.75(2H,m),3.66(2H,t,J=6.3Hz),6.99−7.08(3H,m),7.27(2H,d,J=7.6Hz),8.46(1H,dd,J=8.9Hz,3.0Hz),9.05(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例297と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例298
2−{4−[2−(t−ブチルジメチルシラニルオキシ)エチル]フェノキシ}−5−ニトロピリジン
H−NMR(CDCl)δppm:
0.00(6H,s),0.88(9H,s),2.86(2H,t,J=6.9Hz),3.84(2H,t,J=6.9Hz),7.00(1H,d,J=9.2Hz),7.05−7.08(2H,m),7.26−7.31(2H,m),8.46(1H,dd,J=9.2Hz,3.0Hz),9.05(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例299
4−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]ブタン酸エチルの合成
4−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]ブタン酸(9.98g,33.01mmol)のジクロロメタン溶液に、氷冷下、エタノール(5.59ml,99.01mmol)、4−ジメチルアミノピリジン(400mg,3.27mmol)、トリエチルアミン(13.81ml,99.08mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(7.6g,39.65mmol)を加え、氷冷下20分間、室温にて1時間、攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を1N塩酸、飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)にて精製して、6.77gの標題化合物を得た。
性状:無色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.27(3H,t,J=7.0Hz),1.99(2H,dt,J=15.0Hz,7.5Hz),2.36(2H,t,J=7.5Hz),2.70(2H,t,J=7.5Hz),4.14(2H,q,J=7.0Hz),7.01(1H,d,J=9.0Hz),7.08(2H,d,J=8.5Hz),7.26(2H,d,J=8.5Hz),8.46(1H,dd,J=9.0Hz,3.0Hz),9.04(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例300
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルスルファニル)フェニル]プロピオン酸メチルの製造
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルスルファニル)フェニル]プロピオン酸(86.0mg,0.283mmol)のDMF(1ml)溶液に、炭酸カリウム(59.0mg,0.424mmol)及びよう化メチル(0.0260ml,0.424mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水を加え氷冷し、析出した固体を濾取して76.9mgの標題化合物を得た。
性状:淡褐色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.70(2H,t,J=7.6Hz),2.94(2H,t,J=7.6Hz),3.60(3H,s),7.07(1H,d,J=8.9Hz),7.43(2H,d,J=8.1Hz),7.57(2H,d,J=8.1Hz),8.39(1H,dd,J=2.7Hz,8.9Hz),9.17(1H,d,J=2.7Hz)。
参考例301
(Z)−3−[4−(5−ニトロ−2−ピリジルオキシ)フェニル]−2−ブテン酸エチルの製造
60%水素化ナトリウム(1.28g,32.0mmol)のTHF(80ml)懸濁液に氷冷下、ホスホノ酢酸トリエチル(8.71g,38.8mmol)のTHF(40ml)溶液を滴下し、同温10分間攪拌した。反応液に4−[(5−ニトロ−2−ピリジル)オキシ]アセトフェノン(5.90g,22.8mmol)を加え、同温10分間攪拌後、室温で60時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して1.17gの標題化合物を得た。
性状:無色針状晶
H−NMR(CDCl)δppm:
1.13(3H,t,J=7.1Hz),2.20(3H,d,J=1.4Hz),4.02(2H,q,J=7.1Hz),5.93(1H,q,J=1.4Hz),7.02(1H,d,J=9.0Hz),7.12(2H,d,J=8.6Hz),7.29(2H,d,J=8.6Hz),8.45(1H,dd,J=9.0Hz,2.8Hz),9.03(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例301と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例302
(E)−3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−フルオロフェノキシ]フェニル}アクリル酸エチル
融点:166−167℃
Figure 0005089185
参考例306
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−カルボニル)フェニル]プロピオン酸エチルの製造
2−クロロ−5−ニトロピリジン(0.325g,2.05mmol)、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(18.1mg,0.0315mmol)、トリ(2−フリル)ホスフィン(29.3mg,0.126mmol)及びモレキュラーシーヴス4A(1.90g)にアルゴン雰囲気下、ビス(トリブチルスズ)(1.37g,2.36mmol)のトルエン(7ml)溶液を加え、1時間加熱還流した。反応液にビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(27.2mg,0.0472mmol)及びトリ(2−フリル)ホスフィン(43.9mg,0.189mmol)を加え、次いで4−[2−(エトキシカルボニル)エチル]ベンゾイルクロリド(0.379g,1.57mmol)のトルエン(5ml)溶液を加え、反応液を80℃にて4時間加熱攪拌した。反応液に飽和フッ化カリウム水溶液を加え、室温で0.5時間攪拌後、不溶物を濾別した。濾液を酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン→n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して0.323gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.22(3H,t,J=7.1Hz),2.65(2H,t,J=7.7Hz),3.03(2H,t,J=7.7Hz),4.12(2H,q,J=7.1Hz),7.34(2H,d,J=8.3Hz),8.00(2H,d,J=8.3Hz),8.18(1H,d,J=8.5Hz),8.65(1H,dd,J=8.5Hz,2.6Hz),9.49(1H,d,J=2.6Hz)。
参考例307
3−[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロピオン酸エチルの製造
5%パラジウム−炭素(0.50g)のエタノール(50ml)懸濁液に3−[4−(4−ニトロフェノキシ)フェニル]プロピオン酸エチル(5.00g,15.9mmol)を加え、常温常圧下で接触還元した。水素の吸収停止後、触媒を濾去し、濾液を減圧濃縮して4.52gの標題化合物を得た。
性状:淡褐色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.22(3H,t,J=7.1Hz),2.57(2H,t,J=7.8Hz),2.88(2H,t,J=7.8Hz),3.55(2H,brs),4.10(2H,q,J=7.1Hz),6.64(2H,d,J=8.8Hz),6.78−6.86(4H,m),7.08(2H,d,J=8.6Hz)。
参考例307と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例404
3−[(4−ヒドロキシフェニル)メチルアミノ]プロピオン酸メチルの製造
3−[(4−ベンジルオキシフェニル)メチルアミノ]プロピオン酸メチル(27.3g,91.1mmol)をエタノール(300ml)に溶解し氷冷下、10%パラジウム−炭素(3.0g)を加え、水素雰囲気下、室温にて4.5時間攪拌した。反応液をセライト濾過して不溶物を除き、濾液を減圧濃縮して19.1gの標題化合物を得た。
性状:赤色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
2.51−2.56(2H,m),2.83(3H,brs),3.57(2H,brs),3.66(3H,s),4.99(1H,brs),6.71−6.74(4H,m)。
参考例404と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例405
[アセチル(4−ヒドロキシフェニル)アミノ]酢酸エチル
H−NMR(CDCl)δppm:
1.26(3H,t,J=7.1Hz),1.92(3H,s),4.19(2H,q,J=7.1Hz),4.34(2H,s),6.16(1H,s),6.87(2H,d,J=8.8Hz),7.21(2H,d,J=8.8Hz)。
Figure 0005089185
参考例411
[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル](4−ピペロニルピペラジン−1−イル)メタノンの製造
[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル](4−ピペロニルピペラジン−1−イル)メタノン(0.36g,0.78mmol)をエタノール(5ml)及びTHF(5ml)の混合溶媒に溶かした。この溶液に5%白金−炭素(0.06g)を加え、水素雰囲気下、室温下攪拌した。2時間後5%白金−炭素を濾過で除き、溶媒を減圧下留去することにより、0.32gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.43(4H,brs),3.44(2H,s),3.58(6H,brs),5.95(2H,s),6.74(2H,s),6.80(1H,d,J=8.6Hz),6.85(1H,s),7.05(2H,d,J=8.6Hz),7.10(1H,dd,J=8.6Hz,3.0Hz),7.40(2H,d,J=8.7Hz),7.74(1H,d,J=2.6Hz)。
参考例411と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例412
4−[5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルアミン
H−NMR(CDCl)δppm:
3.63(2H,brs),5.02(2H,s),6.70(2H,d,J=8.9Hz),6.88(1H,d,J=8.4Hz),6.94(2H,d,J=8.9Hz),7.01(2H,d,J=8.6Hz),7.55(2H,d,J=8.4Hz),7.72(1H,dd,J=8.4Hz,2.5Hz),8.22(1H,d,J=2.3Hz)。
参考例413
3−メチル−4−[5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルアミン
H−NMR(CDCl)δppm:
2.08(3H,s),3.58(2H,brs),5.02(2H,s),6.65(1H,dd,J=8.2Hz,2.8Hz),6.60(1H,d,J=2.8Hz),6.83−6.87(2H,m),7.02(2H,d,J=8.9Hz),7.56(2H,d,J=9.1Hz),7.72(1H,dd,J=8.6Hz,2.5Hz),8.21(1H,d,J=2.5Hz)。
参考例414
2−{[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]メチルアミノ}−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン
H−NMR(CDCl)δppm:
2.41(4H,t,J=5.1Hz),2.99(3H,s),3.42(2H,s),3.48(2H,t,J=4.8Hz),3.50(2H,brs),3.62(2H,t,J=4.8Hz),4.04(2H,s),5.95(2H,s),6.61−6.68(4H,m),6.73−6.88(7H,m)。
参考例415
2−{[3−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]メチルアミノ}−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン
H−NMR(CDCl)δppm:
2.40(4H,t,J=4.9Hz),3.00(3H,s),3.41(2H,s),3.44−3.46(2H,m),3.51(2H,brs),3.59−3.61(2H,m),4.06(2H,s),5.95(2H,s),6.35−6.45(3H,m),6.70−6.74(3H,m),6.85(1H,s),7.05(1H,dd,J=8.6Hz,3.1Hz),7.12−7.18(1H,m),7.73(1H,d,J=3.1Hz)。
参考例415と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例488
[4−(4−アミノ−2−フルオロフェノキシ)フェニルスルファニル]酢酸エチルの製造
[4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェニルスルファニル]酢酸エチル(4.93g,14.0mmol)のエタノール(100ml)溶液に、塩化スズニ水和物(9.50g,42.1mmol)を加え、50℃にて8時間加熱攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を1M塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し3.45gの標題化合物を得た。
性状:褐色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.20(3H,t,J=7.1Hz),3.53(2H,s),3.80−4.20(4H,m),6.37−6.45(1H,m),6.49(1H,dd,J=2.6Hz,12.0Hz),6.80−7.00(3H,m),7.38(2H,d,J=8.9Hz)。
参考例488と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例489
2−{アリル[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]アミノ}−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン
H−NMR(CDCl)δppm:
2.44−2.46(4H,m),3.44(4H,brs),3.44(2H,s),3.83(2H,brs),3.98(2H,d,J=4.8Hz),4.03(2H,s),5.16−5.30(2H,m),5.82−5.95(1H,m),5.95(2H,s),6.35−6.46(2H,m),6.71−6.74(3H,m),6.85−6.87(1H,m),6.96−7.07(2H,m),7.63−7.64(1H,m)。
参考例490
(E)−3−[3−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロペノン
MS:458(M)。
参考例491
3−[4−(5−アミノピリジン−2−イルスルファニル)フェニル]プロピオン酸メチルの製造
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルスルファニル)フェニル]プロピオン酸メチル(2.97g,9.33mmol)のメタノール(50ml)溶液に水素化ホウ素ナトリウム(0.590g,15.6mmol)及び10%パラジウム−炭素(1.80g)を加え、常圧水素雰囲気下、室温で24時間攪拌した。反応液をセライト濾過後、濃塩酸(1.5ml)を加え減圧濃縮した。残渣に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し2.49gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.62(2H,t,J=7.6Hz),2.93(2H,t,J=7.6Hz),3.67(3H,s),6.87(1H,dd,J=2.9Hz,8.4Hz),6.98(1H,d,J=8.4Hz),7.15(2H,d,J=8.2Hz),7.35(2H,d,J=8.2Hz),8.01(1H,d,J=2.9Hz)。
参考例492
3−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アクリル酸エチルの製造
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アクリル酸エチル(2.02g,6.43mmol)のメタノール(100ml)溶液に亜鉛(6.3g,96.3mmol)及び塩化アンモニウム(710mg,13.27mmol)を加えた。反応液を加熱還流下、2.5時間攪拌した後、酢酸(5ml)を加え、20分間、加熱還流下攪拌した。不溶物をセライト濾過後、濾液を減圧下濃縮した。残渣に5%硫酸水素カリウム(150ml)を加え、ジクロロエタンにて抽出し、ジクロロエタン層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。ジクロロエタン層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去することにより1.78gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.34(3H,t,J=7.1Hz),3.58(2H,brs),4.26(2H,q,J=7.1Hz),6.35(1H,dd,J=16.0Hz,2.0Hz),6.81(1H,d,J=8.6Hz),7.05(2H,d,J=8.6Hz),7.10(1H,dd,J=8.6Hz,3.0Hz),7.50(2H,d,J=8.6Hz),7.66(1H,dd,J=16.0Hz,3.0Hz),7.73(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例493
3−(4−(5−アミノ−4−メチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンの製造
3−(4−ヒドロキシフェニル)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン(0.38g,1.0mmol)をDMF(6ml)に溶解し、60%水素化ナトリウム(0.05g,1.2mmol)及び2−クロロ−4−メチル−5−ニトロピリジン(0.196g,1.1mmol)を加え、反応液を室温にて終夜攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水,飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して中間体である3−(4−(4−メチル−5−ニトロピリジン−2−イルオキシフェニル)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンを得た。
得られた3−(4−(4−メチル−5−ニトロピリジン−2−イルオキシフェニル)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンをエタノール(4ml)及びジオキサン(1ml)混合溶媒に溶かし、10%パラジウム−炭素(0.034g)を加え、常温常圧下で8時間接触還元した。触媒を濾去し、濾液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製して0.22gの標題化合物を得た。
性状:微黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
2.18(3H,s),2.30−2.45(4H,m),2.56−2.63(2H,m),2.91−2.97(2H,m),3.30−3.50(6H,m),3.55−3.70(2H,m),5.95(2H,s),6.65−6.80(3H,m),6.84(1H,s),6.95−7.05(2H,m),7.15−7.20(2H,m),7.64(1H,s)。
参考例494
3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオン酸エチルの製造
3−[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロピオン酸エチル(4.52g,15.9mmol)及びトリエチルアミン(2.65ml,19.0mmol)のTHF(80ml)溶液に氷冷下、3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(3.65g,17.4mmol)のTHF(20ml)溶液を滴下し、同温1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られた固体を含水エタノールから再結晶して6.67gの標題化合物を得た。
性状:無色針状晶
融点:139−141℃。
参考例494と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例495
3−[4−(5−フェノキシカルボニルアミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸エチル
MS:406(M)。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例580
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]−3−メトキシフェニル}プロピオン酸エチルの製造
氷冷下、3−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)−3−メトキシフェニル]プロピオン酸エチル(1.43g,4.5mmol)のジクロロメタン(30ml)溶液にピリジン(0.44ml,5.4mmol)を加えた後、3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(0.99g,4.7mmol)を加えた。氷冷下1時間攪拌後、室温にて10時間攪拌し、反応液に10%塩酸を加え酸性とし、ジクロロメタンにて抽出した。ジクロロメタン層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し、残渣にジエチルエーテルを加え攪拌した。結晶を濾取し、水及びジエチルエーテルにて洗浄後、60℃で風乾して0.52gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.26(3H,t,J=7.1Hz),2.56−2.79(2H,m),2.91−3.09(2H,m),3.75(3H,s),4.15(2H,q,J=7.1Hz),6.75(3H,m),7.10(1H,d,J=8.0Hz),7.56(1H,d,J=8.2Hz),7.99(1H,d,J=8.1Hz),8.17(1H,s),8.69(1H,d,J=9.2Hz),8.79(1H,s),9.52(1H,brs)。
参考例580と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例589
4−[5−(3,4−ジメチルベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]安息香酸エチルの製造
4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)安息香酸エチル(14.15g,54.8mmol)のDMF(100ml)溶液に、氷冷下、3,4−ジメチル安息香酸(8.23g,54.8mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(8.4g,54.8mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(12.6g,65.7mmol)を加え、氷冷下30分間、室温にて、17時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水(200ml)を加え、酢酸エチル(250ml)にて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製して、16.15gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.39(3H,t,J=7.1Hz),2.33(6H,s),4.37(2H,q,J=7.1Hz),6.99(1H,d,J=9.7Hz),7.15(2H,d,J=8.7Hz),7.24(1H,d,J=7.7Hz),7.59(1H,dd,J=7.7Hz,2.0Hz),7.65(1H,d,J=2.0Hz),7.90(1H,brs),8.07(2H,d,J=8.7Hz),8.25−8.35(2H,m)。
参考例589と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例592
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]−3−エトキシフェニル}プロピオン酸エチルの製造
3−[3−エトキシ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸エチル(0.82g,2.3mmol)のエタノール(40ml)溶液に窒素雰囲気下 10%パラジウム−炭素(0.15g)加え、水素1気圧雰囲気下1時間攪拌した。パラジウム−炭素をセライト濾去し、濾液を濃縮した。得られた残渣(0.58g)をジクロロメタン(30ml)に溶解し、氷冷下ピリジン(0.17ml,2.1mmol)及び3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(0.39g,1.84mmol)を加え氷冷下1時間攪拌後、室温12時間攪拌した。反応液に10%塩酸を加え酸性としジクロロメタンにて抽出した。ジクロロメタン層を飽和重曹水にて洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去して0.94gの標題化合物を得た。
性状:黄色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.18(3H,t,J=7.0Hz),1.26(3H,t,J=7.1Hz),2.53−2.71(2H,m),2.86−3.01(2H,m),3.98(2H,q,J=7.0Hz),4.15(2H,q,J=7.1Hz),6.78−6.88(2H,m),6.95(1H,d,J=8.8Hz),7.06(1H,d,J=7.9Hz),7.58(1H,d,J=8.3Hz),7.65−7.77(2H,m),7.98(1H,d,J=2.1Hz),8.14(1H,dd,J=8.8Hz,2.7Hz),8.19(1H,d,J=2.3Hz)。
参考例592と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例593
N−{6−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド
H−NMR(CDCl)δppm:
1.86−1.97(2H,m),2.70−2.75(2H,m),3.68−3.73(2H,m),6.95(1H,d,J=8.7Hz),7.03−7.08(2H,m),7.23(2H,d,J=8.4Hz),7.77(2H,d,J=8.2Hz),7.84(1H,brs),7.99(2H,d,J=8.2Hz),8.20−8.23(1H,m),8.26(1H,d,J=2.6Hz)。
参考例594
2−(4−{5−[3−(3,4−ジクロロフェニル)ウレイド]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)酢酸メチルの製造
2−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]酢酸メチル(0.44g,1.7mmol)のジクロロメタン(7ml)溶液に3,4−ジクロロフェニルイソシアネート(0.353g,1.9mmol)を加え、反応液を室温にて1時間攪拌した。反応液にジイソプロピルエーテルを加え、不溶物を濾取して0.60gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.63(3H,s),3.69(2H,s),6.99−7.05(3H,m),7.26−7.30(2H,m),7.35(1H,dd,J=8.8,2.4Hz),7.52(1H,d,J=8.8Hz),7.86(1H,d,J=2.4Hz),7.98(1H,dd,J=8.8,2.8Hz),8.18(1H,d,J=2.7Hz),8.91(1H,s),9.10(1H,s)。
参考例594と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例606
3−(4−{5−[3−(4−トリフルオロメチルフェニル)ウレイド]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)プロピオン酸メチルの製造
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸メチル(1.00g,3.3mmol)をTHF(1ml)及びエタノール(120ml)の混合溶媒に溶解し、これに10%塩酸パラジウム−炭素(100mg)を加え、水素雰囲気下室温で23時間攪拌した。反応溶液を濾過濃縮し、残渣にTHF(20ml)、トリエチルアミン(0.917ml,6.6mmol)及びイソシアン酸4−トリフルオロメチルフェニル(0.61ml,4.3mmol)を加え、室温下20時間攪拌した。反応溶液を減圧下留去し、残渣を酢酸エチルで洗浄して850mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.62−2.68(2H,m),2.83−2.88(2H,m),3.60(3H,s),6.97−7.02(3H,m),7.24(2H,d,J=8.4Hz),7.65−7.69(4H,m),7.99(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),8.19(1H,d,J=2.8Hz),8.88(1H,s),9.20(1H,s)。
参考例607
3−フルオロ−4−{5−[(4−トリフルオロメチルベンジリデン)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}安息香酸メチルの製造
4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)−3−フルオロ安息香酸メチル(2.0g,7.63mmol)をメタノール(50ml)に溶解し、4−トリフルオロメチルベンズアルデヒド(1.04ml,7.63mmol)を加え、6時間加熱還流した。反応液を室温まで冷却後、析出した結晶を吸引濾過した。メタノールにて洗浄して、2.81gの標題化合物を得た。
性状:淡灰色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.89(3H,s),7.32(1H,d,J=8.7Hz),7.48−7.54(1H,m),7.85−7.92(4H,m),8.01(1H,dd,J=8.7Hz,2.6Hz),8.13−8.16(3H,m),8.86(1H,s)。
参考例607と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例612
4−{5−[1−(4−トリフルオロメチルフェニル)エチリデンアミノ]ピリジン−2−イルオキシ}安息香酸エチルの製造
4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)安息香酸エチル(16.0g,62mmol)をトルエン(300ml)に溶解し、4−トリフルオロメチルアセトフェノン(11.7g,62mmol)及び(±)−ショウノウ−10−スルホン酸(1.08g,4.65mmol)を加え、一晩加熱還流した。反応液を減圧濃縮して、26.5gの標題化合物を得た。
性状:濃緑色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.35−1.41(3H,m),2.34(3H,s),4.36(2H,d,J=7.1Hz),7.01−7.31(4H,m),7.70−7.77(3H,m),8.01−8.11(4H,m)。
参考例613
4−[5−(4−トリフルオロメチルベンジルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]安息香酸メチルの製造
4−{5−[(4−トリフルオロメチルベンジリデン)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}安息香酸メチル(2.64g,6.59mmol)をメタノール(25ml)に懸濁し水素化ホウ素ナトリウム(1.25g,33.0mmol)を徐々に加え室温にて3日間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をジエチルエーテルで洗浄して2.65gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
3.89(3H,s),4.16(1H,brs),4.42(2H,s),6.84(1H,d,J=8.7Hz),7.01(1H,dd,J=8.6Hz,3.0Hz),7.05(2H,d,J=8.4Hz),7.49(2H,d,J=8.4Hz),7.62(2H,d,J=8.3Hz),7.67(1H,d,J=3.1Hz),8.01(2H,d,J=8.6Hz)。
参考例613と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例618
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンジルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}プロピオン酸エチルの製造
3−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸エチル(2.1g,7.3mmol)のエタノール(20ml)溶液に3,4−ジクロロベンズアルデヒド(1.28g,7.3mmol)を加え、40℃にて2時間攪拌し、その後氷冷下で水素化ホウ素ナトリウム(0.55g,15.7mmol)を加え同温で攪拌した。1時間後、水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して2.71gの標題化合物を得た。
性状:無色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.24(3H,t,J=7.1Hz),2.50−2.68(2H,m),2.81−3.01(2H,m),3.71−4.20(3H,m),4.28(2H,s),6.76(1H,d,J=8.7Hz),6.88−7.02(3H,m),7.06−7.23(3H,m),7.41(1H,d,J=8.2Hz),7.46(1H,d,J=2.0Hz),7.60(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例618と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例628
3−(4−{5−[ベンジルオキシカルボニル(2−メトキシエチル)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)プロピオン酸エチルの製造
窒素雰囲気、氷冷下、3−[4−(5−ベンジルオキシカルボニルアミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸エチル(1.7g,4.0mmol)のDMF(50ml)溶液に60%水素化ナトリウム(0.19g,4.9mmol)を加えた後、同温で35分攪拌し、2−ブロモエチルメチルエーテル(0.4ml,4.2mmol)を滴下した。反応溶液を氷冷下2時間攪拌後、室温で2日攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して1.6gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.25(3H,t,J=7.1Hz),2.57−2.70(2H,m),2.89−3.02(2H,m),3.52(2H,t,J=5.4Hz),3.79(2H,t,J=5.4Hz),4.14(2H,q,J=7.1Hz),5.14(2H,brs),6.87(1H,d,J=8.7Hz),6.89−7.10(2H,m),7.11−7.41(7H,m),7.47−7.69(1H,m),8.10(1H,brs)。
参考例628と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例629
[(4−{5−[(3,4−ジクロロフェニル)メチルアミノ]ピリジン−2−イルオキシ}−2−トリフルオロメチルフェニル)エチルアミノ]酢酸エチル
MS:541(M)。
Figure 0005089185
参考例636
3−{4−[5−(2−メトキシエチルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}プロピオン酸エチルの製造
3−(4−{5−[ベンジルオキシカルボニル(2−メトキシエチル)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)プロピオン酸エチル(1.82g,3.8mmol)のエタノール−酢酸エチル(10ml−10ml)溶液へ、窒素雰囲気下、10%パラジウム−炭素(0.2g)加え、その後1気圧水素雰囲気下にて3時間攪拌した。パラジウム−炭素をセライトで濾別後、濾液を減圧下濃縮して1.23gの標題化合物を得た。
性状:青色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.24(3H,t,J=7.1Hz),2.55−2.68(2H,m),2.87−2.98(2H,m),3.20−3.31(2H,m),3.56−3.66(2H,m),4.13(2H,q,J=7.1Hz),6.77(1H,d,J=8.7Hz),6.93−7.01(2H,m),7.03(1H,dd,J=8.7Hz,3.0Hz),7.13−7.22(2H,m),7.66(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例636と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例637
3−[4−(5−エチルアミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸エチル
H−NMR(CDCl)δppm:
1.29−1.32(6H,m),2.55−2.67(2H,m),2.87−2.99(2H,m),3.14(2H,q,J=7.1Hz),4.13(2H,q,J=7.1Hz),6.77(1H,d,J=8.7Hz),6.89−7.02(3H,m),7.09−7.25(3H,m),7.63(1H,d,J=3.0Hz)。
参考例638
3−(3−メトキシ−4−{5−[メチル−(4−トリフルオロメチルベンジル)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)プロピオン酸エチルの製造
3−{3−メトキシ−4−[5−(4−トリフルオロメチルベンジルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}プロピオン酸エチル(0.8g,1.7mmol)のメタノール(15ml)溶液に37%ホルムアルデヒド水溶液(0.38ml,5.1mmol)及び酢酸(0.1ml,1.7mmol)を加え、反応液を室温にて30分攪拌した後、氷冷下水素化シアノほう素ナトリウム(0.24g,3.4mmol)を反応液に加え、氷冷下40分攪拌した。水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して0.62gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.25(3H,t,J=7.1Hz),2.52−2.70(2H,m),2.87−3.02(5H,m),3.77(3H,s),4.14(2H,q,J=7.1Hz),4.40−4.50(2H,m),6.74−6.86((3H,m),6.97(1H,d,J=8.0Hz),7.11(1H,dd,J=8.9Hz,3.2Hz),7.34(2H,d,J=8.1Hz),7.57(2H,d,J=8.1Hz),7.65(1H,d,J=3.2Hz)。
参考例638と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例656
3−(4−(5−(3,4−ジクロロフェニルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ)フェニル)プロピオン酸エチルの製造
3−(4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル)プロピオン酸エチル(1.2g,4.2mmol)、3,4−ジクロロフェニルボロン酸(1.6g,8.4mmol)、無水酢酸銅(0.762g,4.2mmol)及びモレキュラシーブス4A(5g)のジクロロメタン(24ml)懸濁液にトリエチルアミン(1.2ml,8.4mmol)を加え、反応液を室温にて終夜攪拌した。セライト濾過後、濾液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して1.5gの標題化合物を得た。
性状:微茶色固体
H−NMR(CDCl)δppm:
1.25(3H,t,J=7.1Hz),2.60−2.66(2H,m),2.93−2.99(2H,m),4.14(2H,q,J=7.1Hz),5.52(1H,brs),6.71(1H,dd,J=8.7Hz,2.7Hz),6.90(1H,d,J=8.7Hz),6.97(1H,d,J=2.7Hz),7.04−7.08(2H,m),7.21−7.26(3H,m),7.49(1H,dd,J=8.7Hz,2.9Hz),8.01(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例656と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例657
({4−[5−(3,4−ジクロロフェニルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]−2−トリフルオロメチルフェニル}エチルアミノ)酢酸エチル
MS:527(M)。
参考例658
4−[3−(4−ベンジルオキシ−3−メチル)フェニル−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1−イル]安息香酸エチルの製造
1−(4−ベンジルオキシ−3−メチル)フェニルテトラヒドロピリミジン−2−オン(0.5g,1.7mmol)のジオキサン(5ml)溶液に窒素雰囲気下、よう化第一銅(16mg,0.08mmol)及びN,N−ジメチルグリシン塩酸塩(47mg,0.34mmol)を加え、5分攪拌後、4−ヨード安息香酸エチル(0.39g,1.4mmol)及びリン酸三カリウム(1.04g,4.9mmol)を加え、100℃にて20時間攪拌後、反応液にシリカゲルをまぶし、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1→ジクロロメタン:メタノール=40:1)で精製して0.43gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.30(3H,t,J=7.1Hz),2.08−2.22(5H,m),3.66(2H,t,J=5.9Hz),3.81(2H,t,J=5.9Hz),4.28(2H,q,J=7.1Hz),5.10(2H,s),6.86−7.14(3H,m),7.26−7.51(7H,m),7.82−7.92(2H,m)。
参考例659
(E)−3−(3−メトキシ−4−{5−[2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ビニル]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)プロピオン酸エチルの製造
3−[4−(5−ブロモピリジン−2−イルオキシ)−3−メトキシフェニル]プロピオン酸エチル(610mg,1.6mmol)にアルゴン気流下4−トリフルオロメチルスチレン(0.332ml,2.2mmol)、ジクロロビス(ベンゾニトリル)パラジウム(II)(33mg,0.082mmol)、N,N−ジメチルグリシン(17mg,0.16mmol)、酢酸ナトリウム(263mg,3.2mmol)及びN−メチルピロリドン(5ml)を加え、アルゴン気流下130℃で17時間攪拌した。反応溶液に酢酸エチルを加え濾過した。濾液を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=3:1)で精製して500mgの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.27(3H,t,J=7.1Hz),2.64−2.69(2H,m),2.95−3.01(2H,m),3.76(3H,s),4.05(2H,q,J=7.1Hz),6.71−6.88(2H,m),6.95(1H,d,J=8.6Hz),6.98−7.08(2H,m),7.11(1H,d,J=16.5Hz),7.56−7.63(4H,m),7.87−7.91(1H,m),8.23(1H,d,J=2.3Hz)。
参考例659と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例660
3−(4−{5−[(E)−2−(3,4−ジクロロフェニル)ビニル]ピリジン−2−イルオキシ}−3−メトキシフェニル)プロピオン酸エチル
H−NMR(CDCl)δppm:
1.26(3H,t,J=7.1Hz),2.63−2.69(2H,m),2.94−3.00(2H,m),3.76(3H,s),4.15(2H,q,J=7.1Hz),6.81−6.90(3H,m),6.93(1H,d,J=8.6Hz),6.99(1H,d,J=15.3Hz),7.06(1H,d,J=9.1Hz),7.27−7.31(1H,m),7.40(1H,d,J=8.2Hz),7.55(1H,d,J=2.0Hz),7.82−7.86(1H,m),8.19(1H,d,J=2.5Hz)。
参考例661
{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−フルオロフェノキシ]ベンゼンスルホニル}酢酸エチルの製造
{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−フルオロフェノキシ]フェニルスルファニル}酢酸エチル(1.20g,2.43mmol)のジクロロメタン(20ml)溶液を氷冷し、m−クロロ過安息香酸(1.45g,6.06mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液にメタノールを加え、しばらく攪拌した後、水を加えジクロロメタンで抽出し、ジクロロメタン層を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。ジクロロメタン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製して1.28gの標題化合物を得た。
性状:黄色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.22(3H,t,J=7.1Hz),4.11(2H,s),4.16(2H,q,J=7.1Hz),7.06(2H,d,J=8.9Hz),7.19(1H,t,J=8.7Hz),7.30(1H,d,J=8.7Hz),7.59(1H,d,J=8.3Hz),7.71(1H,dd,J=2.0Hz,8.3Hz),7.75−7.85(1H,m),7.86−7.95(3H,m),7.98(1H,d,J=2.0Hz)。
参考例662
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−スルフィニル]フェニル}プロピオン酸メチルの製造
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルスルファニル]フェニル}プロピオン酸メチル(1.00g,2.17mmol)のジクロロメタン(20ml)溶液を氷冷し、m−クロロ過安息香酸(0.620g,2.60mmol)を加え、同温下1時間攪拌した。反応液にメタノールを加え、しばらく攪拌した後、水を加えジクロロメタンで抽出し、ジクロロメタン層を水、飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄した。ジクロロメタン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られた残渣をエタノールを用いて3回再結晶し0.790gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:164−166℃。
参考例663
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−スルホニル]フェニル}プロピオン酸メチルの製造
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルスルファニル]フェニル}プロピオン酸メチル(1.00g,2.17mmol)のジクロロメタン(20ml)溶液を氷冷し、m−クロロ過安息香酸(1.29g,5.42mmol)を加え、同温で1.5時間攪拌した。反応液にメタノールを加え、しばらく攪拌した後、水を加えジクロロメタンで抽出し、ジクロロメタン層を飽和食塩水で洗浄した。ジクロロメタン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られた残渣をエタノールにて再結晶し0.890gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:165−166℃。
参考例664
{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−フルオロフェノキシ]ベンゼンスルフェニル}酢酸エチルの製造
{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−フルオロフェノキシ]フェニルスルファニル}酢酸エチル(0.800g,1.61mmol)のメタノール(20ml)溶液に31%過酸化水素水(2.08ml,18.5mmol)を加え、16時間加熱還流させた。反応液を氷冷し、析出した固体を濾取して0.651gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.13(3H,t,J=7.1Hz),3.90−4.10(4H,m),7.14(2H,d,J=8.8Hz),7.34(1H,t,J=9.0Hz),7.55−7.65(1H,m),7.72(2H,d,J=8.8Hz),7.84(1H,d,J=8.4Hz),7.90−8.00(2H,m),8.22(1H,d,J=2.0Hz),10.63(1H,s)。
参考例665
3−(4−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)酪酸エチルの製造
60%水素化ナトリウム(0.133g,3.3mmol)のTHF(6ml)懸濁液に氷冷下、ホスホノ酢酸トリエチル(0.53ml,2.7mmol)を滴下し、室温にて一時間攪拌した。反応液に6−(4−アセチルフェノキシ)−N−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]ニコチンアミド(0.53g,1.3mmol)のTHF(6ml)溶液を加え、60℃にて10時間加熱攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して中間体である3−(4−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)−2−ブテン酸エチル0.57gを得た。
10%パラジウム−炭素(0.057g)をエタノール(8ml)及びジオキサン(2ml)混合溶媒に懸濁し、3−(4−{5−[4−(トリフルオロメチル)フェニルカルバモイル]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)−2−ブテン酸エチル(0.57g,1.2mmol)を加え、常温常圧下で接触還元した。水素の吸収停止後、触媒を濾去し、濾液を減圧濃縮して0.56gの標題化合物を得た。
性状:白色固体
H−NMR(CDCl)δppm:
1.21(3H,t,J=7.1Hz),1.33(3H,d,J=7.0Hz),2.51−2.67(2H,m),3.28−3.37(1H,m),4.10(2H,q,J=7.1Hz),7.00(1H,d,J=8.6Hz),7.07−7.12(2H,m),7.26−7.31(2H,m),7.60−7.65(2H,m),7.73−7.77(2H,m),7.81(1H,brs),8.21(1H,dd,J=8.6,2.6Hz),8.68(1H,d,J=2.3Hz)。
参考例665と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例666
2−メチル−3−{4−[5−(4−トリフルオロメチルフェニルカルバモイル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}プロピオン酸エチル
MS:472(M)。
参考例667
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイルメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミドの製造
3,4−ジクロロ−N−[6−(4−シアノメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミド(700mg,1.76mmol)のエタノール(30ml)溶液に、水(2ml)、ヒドロキシルアミン(420mg,12.71mmol)、炭酸カリウム(1.76g,12.73mmol)を順次加え、アルゴン下、4時間、加熱還流下攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)にて精製して、510mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.27(2H,s),5.41(2H,brs),7.03(2H,d,J=8.4Hz),7.05(1H,d,J=8.8Hz),7.31(2H,d,J=8.4Hz),7.84(1H,d,J=8.4Hz),7.94(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),8.18(1H,dd,J=8.8Hz,2.6Hz),8.22(1H,d,J=2.0Hz),8.46(1H,d,J=2.6Hz),8.88(1H,s),10.53(1H,s)。
参考例668
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(N−アセトキシカルバミミドイルメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミドの製造
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(N−ヒドロキシカルバミミドイルメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド(510mg,1.18mmol)のジオキサン(8ml)溶液に炭酸カリウム(163mg,1.18mmol)を加え、氷冷攪拌下、塩化アセチル(0.084ml,1.18mmol)を滴下した後、室温にて15分間攪拌した。反応溶液にTHF(10ml)、次に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、得られた残渣に酢酸エチルを加え、濾過、酢酸エチルにて洗浄することにより、340mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.05(3H,s),3.35(2H,s),6.43(2H,brs),7.06(1H,d,J=9.0Hz),7.06(2H,d,J=8.6Hz),7.36(2H,d,J=8.6Hz),7.84(1H,d,J=8.3Hz),7.94(1H,dd,J=8.3Hz,2.0Hz),8.18(1H,dd,J=9.0Hz,2.5Hz),8.22(1H,d,J=2.0Hz),8.47(1H,d,J=2.5Hz),10.54(1H,s)。
参考例669
4−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−フルオロフェノキシ]フェニル}−4−オキソ酪酸の製造
3,4−ジクロロ−3’−フルオロ−4’−フェノキシベンズアニリド(5.05g,13.4mmol)及び無水コハク酸(1.48g,14.8mmol)の1,2−ジクロロエタン(25ml)懸濁液に、氷冷下塩化アルミニウム(6.26g,47.0mmol)を加え、同温下5分間攪拌後、室温で1.5時間攪拌した。反応液を氷水中に加え、析出した固体を濾取した。固体に50%含水アセトン(200ml)を加え、0.5時間加熱還流後、冷却し、得られた固体を濾取して6.30gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:205−208℃。
参考例670
3−{4−[ヒドロキシ(5−ニトロ−2−ピリジル)メチル]フェニル}プロピオン酸エチルの製造
3−[4−(5−ニトロピリジン−2−カルボニル)フェニル]プロピオン酸エチル(1.52g,4.63mmol)のジクロロメタン(15ml)及びエタノール(15ml)溶液に氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(0.175g,4.63mmol)を加え、同温下1時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣を水及び酢酸エチルに溶解後酢酸を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和重曹水で洗浄し、飽和食塩水で洗浄後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製して0.264gの標題化合物を得た。
性状:褐色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.19(3H,t,J=7.2Hz),2.56(2H,t,J=7.8Hz),2.91(2H,t,J=7.8Hz),4.09(2H,q,J=7.2Hz),4.35(1H,brs),5.84(1H,s),7.17(2H,d,J=8.1Hz),7.26(2H,d,J=8.1Hz),7.46(1H,d,J=8.7Hz),8.40(1H,dd,J=8.7Hz,2.5Hz),9.36(1H,d,J=2.5Hz)。
参考例670と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例671
4−[2−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル]ピペラジン−1−カルボン酸t−ブチル
H−NMR(CDCl)δppm:
1.47(9H,s),1.62(1H,brs),2.85(2H,d,J=6.0Hz),3.00−3.80(8H,m),4.56(1H,t,J=6.0Hz),5.35(1H,brs),6.74(2H,d,J=8.4Hz),7.06(2H,d,J=8.4Hz)。
参考例672
3−(4−{5−[ビス(3,4−ジクロロベンゾイル)アミノ]−2−ピリジルメチル}フェニル)プロピオン酸エチルの製造
10%パラジウム−炭素(27mg)のエタノール(5ml)懸濁液に3−{4−[ヒドロキシ−(5−ニトロ−2−ピリジル)−メチル]フェニル}プロピオン酸エチル(0.264g,0.799mmol)及び0.5M塩化水素のエタノール溶液(2ml)を加え、50℃にて常圧下で接触還元した。水素の吸収停止後、触媒を濾去し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をTHF(5ml)に懸濁し、トリエチルアミン(0.267ml,2.40mmol)を加え、氷冷下3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(0.255g,0.879mmol)のTHF(1ml)溶液を滴下し、同温下1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して0.177gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.20(3H,t,J=7.2Hz),2.56(2H,t,J=7.8Hz),2.89(2H,t,J=7.8Hz),4.09(2H,q,J=7.2Hz),6.99(1H,s),7.17(2H,d,J=8.2Hz),7.35(2H,d,J=8.2Hz),7.42(1H,d,J=8.6Hz),7.43−7.56(2H,m),7.63(1H,dd,J=8.6Hz,2.1Hz),7.85−7.94(2H,m),8.15(1H,d,J=2.0Hz),8.20−8.32(2H,m),8.57(1H,d,J=2.5Hz)。
参考例673
3−(4−(5−(N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルファモイル)ピリジン−2−イルオキシ)フェニル)プロピオン酸エチルの製造
3−(4−(3−ブロモ−5−(N−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)スルファモイル)ピリジン−2−イルオキシ)フェニル)プロピオン酸エチル(0.41g,0.7mmol)のエタノール(10ml)溶液に10%パラジウム−炭素(0.041g),及びギ酸アンモニウム(0.226g,3.6mmol)を加え、2時間加熱還流した。触媒を濾去し、濾液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製して0.28gの標題化合物を得た。
性状:白色固体
H−NMR(CDCl)δppm:
1.24(3H,t,J=7.1Hz),2.60−2.66(2H,m),2.93−2.99(2H,m),4.14(2H,q,J=7.1Hz),6.95(1H,d,J=8.8Hz),7.01−7.05(2H,m),7.20−7.26(3H,m),7.50−7.54(3H,m),8.03(1H,dd,J=8.8Hz,2.6Hz),8.59(1H,d,J=2.6Hz)。
参考例674
1−(4−メトキシフェニル)イミダゾリン−2−オンの製造
1−(2−クロロエチル)−3−(4−メトキシフェニル)ウレア(7.0g,30.6mmol)のt−ブタノール(120ml)懸濁液に窒素雰囲気下、t−ブトキシカリウム(6.4g,57.0mmol)を加え、10分攪拌後、t−ブトキシカリウム(3.0g,26.7mmol)を加え、10分攪拌後、t−ブトキシカリウム(4.3g,38.3mmol)を加え、室温にて16時間攪拌した。10%塩酸にてpH 2−3 とし、t−ブタノールを減圧留去し、水(100ml)、酢酸エチル(100ml)を加え室温にて一時間攪拌した。結晶を濾取し、ジエチルエーテルにて洗浄後、減圧乾燥して5.1gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.29−3.44(2H,m),3.70(3H,s),3.71−3.88(2H,m),6.77(1H,s),6.81−6.95(2H,m),7.35−7.50(2H,m)。
参考例674と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例675
1−(4−ベンジルオキシ−3−メチルフェニル)テトラヒドロピリミジン−2−オン
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.81−1.96(2H,m),2.16(3H,s),3.11−3.25(2H,m),3.51(2H,t,J=5.6Hz),5.09(2H,s),6.42(1H,s),6.91(1H,d,J=8.7Hz),6.98(1H,dd,J=2.6Hz,8.7Hz),7.04(1H,d,J=2.6Hz),7.28−7.34(1H,m),7.36−7.41(2H,m),7.42−7.48(2H,m)。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例682
3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオン酸の製造
3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオン酸エチル(6.00g,13.1mmol)のTHF(60ml)及びエタノール(30ml)溶液に、5M水酸化ナトリウム水溶液(3.14ml,15.7mmol)及び水(30ml)を加え、1時間加熱還流した。反応液を氷冷し、反応液に5M塩酸(4.0ml,20.0mmol)及び水(100ml)を加え、得られた固体を濾取し、含水アセトンから再結晶して5.60gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:188−190℃。
参考例682と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
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Figure 0005089185
Figure 0005089185
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Figure 0005089185
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参考例857
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンジルメチルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルプロピオン酸の製造
3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンジルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}プロピオン酸エチル(1.63g,3.7mmol)のエタノール(30ml)溶液に、37%ホルムアルデヒド水溶液(2.0ml,22mmol)及び酢酸(0.21ml,3.7mmol)を加え、室温下1時間半攪拌後、0℃にて水素化シアノほう素ナトリウム(0.46g,7.3mmol)を加え同温にて1時間攪拌した。水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して1.55gの3−{4[5−(3,4−ジクロロベンジルメチルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルプロピオン酸エチルを得た。
得られた3−{4[5−(3,4−ジクロロベンジルメチルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルプロピオン酸エチルをエタノール(40ml)溶液とし、10%水酸化ナトリウム水溶液(2.7ml,6.7mmol)を加え室温にて2時間攪拌後、10%塩酸を加え、酸性とし酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して1.44gの標題化合物を得た。
性状:無色油状物
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.38−2.60(2H,m),2.78(2H,t,J=7.6Hz),4.52(2H,s),6.81−6.92(3H,m),7.12−7.23(3H,m),7.28(1H,dd,J=8.9Hz,3.3Hz),7.48(1H,d,J=1.9Hz),7.57(1H,d,J=8.2Hz),7.63(1H,d,J=3.3Hz),11.70−12.40(1H,m)。
参考例857と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例858
3−(4−{5−[(3,4−ジクロロベンジル)エチルアミノ]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)プロピオン酸
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.09(3H,t,J=6.9Hz),2.37−2.59(2H,m),2.64−2.83(2H,m),3.45(2H,q,J=6.9Hz),4.48(2H,s),6.82(1H,d,J=8.9Hz),6.85−6.92(2H,m),7.12−7.25(4H,m),7.48(1H,d,J=1.8Hz),7.54−7.61(2H,m),11.77−12.38(1H,m)。
参考例859
N−[2−(4−ホルミルフェノキシ)−5−ピリジル]−3,4−ジクロロベンズアミドの製造
4−[(5−アミノ−2−ピリジル)オキシ]ベンズアルデヒドエチレンアセタール(5.27g,20.4mmol)及びトリエチルアミン(3.41ml,24.5mmol)のTHF(80ml)溶液に氷冷下、3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(4.49g,21.4mmol)のTHF(30ml)溶液を滴下し、同温下2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮後、残渣に80%酢酸(55ml)を加え、80℃で1時間加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られた固体をイソプロパノールから再結晶して5.63gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
7.05(1H,d,J=8.7Hz),7.24(2H,d,J=8.7Hz),7.57(1H,d,J=8.4Hz),7.70(1H,dd,J=8.4Hz,2.1Hz),7.82−7.93(3H,m),7.97(1H,d,J=2.1Hz),8.25(1H,dd,J=8.7Hz,2.7Hz),8.29(1H,d,J=2.7Hz),9.96(1H,s)。
参考例860
{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]ベンジルアミノ}酢酸エチルの製造
N−[2−(4−ホルミルフェノキシ)−5−ピリジル]−3,4−ジクロロベンズアミド(1.00g,2.58mmol)、グリシンエチルエステル塩酸塩(0.400g,2.84mmol)及び酢酸ナトリウム(0.230g,2.84mmol)のメタノール(20ml)溶液を60℃にて30分攪拌した。反応液を氷冷し、水素化シアノほう素ナトリウム(0.180g,2.84mmol)を加え、同温にて1時間攪拌した。反応液に5M塩酸(2ml)を加え、減圧濃縮し得られた残渣に飽和重曹水を加え、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を飽和食塩水で洗浄した。ジクロロメタン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=1:2)で精製して0.752gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.27(3H,t,J=7.1Hz),3.43(2H,s),3.81(2H,s),4.20(2H,q,J=7.1Hz),6.95(1H,d,J=8.8Hz),7.09(2H,d,J=8.5Hz),7.36(2H,d,J=8.5Hz),7.57(1H,d,J=8.3Hz),7.71(1H,dd,J=2.1Hz,8.3Hz),7.84(1H,s),7.98(1H,d,J=2.1Hz),8.18(1H,dd,J=2.7Hz,8.8Hz),8.24(1H,d,J=2.7Hz)。
参考例861
(アセチル−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]ベンジル}アミノ)酢酸の製造
{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]ベンジルアミノ}酢酸エチル(0.811g,1.59mmol)のジクロロメタン(5ml)溶液に室温でトリエチルアミン(0.332ml,2.39mmol)及び塩化アセチル(0.136ml,1.91mmol)を加え、同温下1時間攪拌した。反応液に水を加え、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を飽和食塩水で洗浄した。ジクロロメタン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して0.785gの残渣を得た。この残渣をエタノール(5ml)に溶かし、室温で5M水酸化ナトリウム水溶液(0.350ml,1.75mmol)を加え、同温で14時間攪拌した。反応液に5M塩酸(0.400ml)、水を加え、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を飽和食塩水で洗浄した。ジクロロメタン層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し0.776gの標題化合物を得た。
性状:白色無定形粉末
H−NMR(DMSO−d at 375K)δppm:
2.10(3H,s),4.02(2H,s),4.60(2H,s),7.03(1H,d,J=8.8Hz),7.11(2H,d,J=8.2Hz),7.32(2H,d,J=8.2Hz),7.78(1H,d,J=8.4Hz),7.97(1H,dd,J=2.1Hz,8.4Hz),8.10−8.30(2H,m),8.53(1H,d,J=2.6Hz),10.23(1H,s)。
参考例862
1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−{メチル[3−メチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}エタノンの製造
{メチル[3−メチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}酢酸(0.93g,2.9mmol)のDMF(40ml)溶液に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.67g,3.5mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(0.54g,3.5mmol)を加えた後、1−ピペロニルピペラジン(0.68g,3.08mmol)を加え、窒素雰囲気下室温で15時間攪拌した。水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1→ジクロロメタン:メタノール=100:1)で精製して1.2gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
融点:142−143℃。
参考例862と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例909
(4−ベンジルピペラジン−1−イル){4−[メチル(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]フェニル}メタノンの製造
4−[メチル−(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]安息香酸(0.800g,2.93mmol)及び1−ベンジルピペラジン(0.542g,3.08mmol)のDMF(15ml)溶液にトリエチルアミン(1.02ml,7.32mmol)及びシアノホスホン酸ジエチル(0.593ml,3.52mmol)を加え、3時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して1.25gの標題化合物を得た。
性状:黄色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.25−2.65(4H,m),3.49(2H,brs),3.56(2H,s),3.57(3H,s),3.81(2H,brs),6.43(1H,d,J=9.5Hz),7.25−7.35(7H,m),7.53(2H,d,J=8.4Hz),8.06(1H,dd,J=2.8Hz,9.5Hz),9.12(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例909と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例913
N−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−N−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]アセトアミドの製造
{アセチル−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}酢酸エチル(2.30g,6.40mmol)のエタノール(50ml)溶液に5M水酸化ナトリウム水溶液(1.92ml,9.60mmol)を加え、室温にて30分攪拌した。反応液に5M塩酸(2ml)及び水を加え酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−へキサン:酢酸エチル=1:1)で精製し、1.68gの油状物を得た。この油状物のDMF(10ml)溶液に1−ピペロニルピペラジン(1.29g,5.86mmol)、トリエチルアミン(1.85ml,13.3mmol)及びシアノホスホン酸ジエチル(1.07g,6.36mmol)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=30:1)で精製して2.21gの標題化合物を得た。
性状:黄色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.98(3H,s),2.40−2.50(4H,m),3.40−3.45(4H,m),3.62(2H,brs),4.48(2H,s),5.94(2H,s),6.70−6.76(2H,m),6.85(1H,s),7.09(1H,d,J=9.1Hz),7.20(2H,d,J=8.7Hz),7.51(2H,d,J=8.7Hz),8.51(1H,dd,J=2.8Hz,9.1Hz),9.04(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例913と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例916
3−[3−メトキシ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンの合成
3−[3−メトキシ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロピオン酸(3.18g,10mmol)をジクロロメタン(30ml)に溶解し、チオニルクロリド(0.88ml,12mmol)及びDMF(1滴)を加え、2時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣をジクロロメタン(20ml)に溶解し氷冷下、トリエチルアミン(1.67ml,12mmol)及び1−ピペロニルピペラジン(2.20g,10mmol)のジクロロメタン溶液(30ml)に加え、0℃にて1時間攪拌した。反応液を水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルにて結晶化した後、吸引濾取して4.95gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.33−2.42(4H,m),2.63−2.69(2H,m),2.97−3.03(2H,m),3.42(4H,brs),3.62−3.66(2H,m),3.74(3H,s),5.95(2H,s),6.73−6.75(2H,m),6.85−6.90(3H,m),7.04(1H,d,J=9.1Hz),7.06(1H,d,J=7.9Hz),8.45(1H,dd,J=9.1Hz,2.8Hz),9.01(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例916と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例917
6−クロロ−N−(4−トリフルオロメチルフェニル)ニコチンアミド
H−NMR(DMSO−d)δppm:
7.74(1H,d,J=8.4Hz),7.76(2H,d,J=8.7Hz),8.00(2H,d,J=8.7Hz),8.38(1H,dd,J=8.7Hz,2.5Hz),8.97(1H,d,J=2.5Hz),10.80(1H,brs)。
参考例918
3−{3−メトキシ−4−[メチル(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]フェニル}−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンの製造
3−{3−メトキシ−4−[メチル−(5−ニトロピリジン−2−イル)アミノ]フェニル}プロピオン酸エチル(3.85g,11mmol)のエタノール(80ml)溶液に2N水酸化ナトリウム水溶液(6.4ml,13mmol)を加え室温下2.5時間攪拌した。反応溶液に6N塩酸(2.2ml,13mmol)を加え溶媒を減圧下留去した。残渣にTHF(80ml)及びN,N’−カルボニルジイミダゾール(2.08g,13mmol)を加え室温下3時間攪拌した。反応溶液に1−ピペロニルピペラジン(2.60g,12mmol)及びDMF(40ml)を加え室温下21時間攪拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣に酢酸エチルを加え飽和重曹水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して4.59gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.36−2.43(4H,m),2.64−2.70(2H,m),2.99−3.05(2H,m),3.42−3.46(7H,m),3.63−3.67(2H,m),3.77(3H,s),5.95(2H,s),6.12(1H,brd,J=9.1Hz),6.70−6.77(2H,m),6.85−6.90(3H,m),7.12(1H,d,J=8.1Hz),7.97−8.01(1H,m),9.11(1H,d,J=2.6Hz)。
参考例919
5−{メチル[2−オキソ−2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エチル]アミノ}−2−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)ベンゾニトリルの製造
t−ブチル 2−((3−シアノ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル)(メチル)アミノ)アセテート(1.2g,3.1mmol)のジクロロメタン(12ml)溶液に、トリフルオロ酢酸(12ml)を加え、反応液を室温にて5時間攪拌した。溶媒留去後、残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、粗2−((3−シアノ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル)(メチル)アミノ)酢酸を得た。これのDMF(24ml)溶液に1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(659mg,3.4mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(526mg,3.4mmol)及び1−ピペロニルピペラジン(757mg,3.4mmol)を加え、反応液を室温にて8時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出後、酢酸エチル層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して412mgの標題化合物を得た。
性状:黄色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.40−2.55(4H,m),3.09(3H,s),3.45−3.50(4H,m),3.55−3.70(2H,m),4.14(2H,s),5.95(2H,s),6.70−6.80(2H,m),6.80−6.95(3H,m),7.10−7.20(2H,m),8.50(1H,dd,J=9.1Hz,2.8Hz),8.99(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例920
2−{(2,3−ジフルオロ−4−t−ブトキシカルボニルアミノ)フェノキシ}−5−ニトロピリジンの製造
{2,3−ジフルオロ−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)}安息香酸(1.22g,4.1mmol)のt−ブタノール(50ml)溶液に、ジフェニルフォスフォリルアジド(0.98ml,4.5mmol)及びトリエチルアミン(0.63ml,4.5mmol)を加え、窒素雰囲気下4時間還流した。冷後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水洗後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=6:1)で精製して1.2gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.54(9H,s),6.59−6.78(1H,m),6.90−7.04(1H,m),7.13(1H,d,J=9.0Hz),7.84−8.02(1H,m),8.51(1H,dd,J=2.8Hz,9.0Hz),8.99(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例921
3,4−ジクロロ−N−[3−フルオロ−4−(4−ホルミルフェノキシ)フェニル]ベンズアミドの製造
3,4−ジクロロ−N−[4−(4−[1,3]ジオキソラン−2−イルフェノキシ)−3−フルオロフェニル]ベンズアミド(17.4g,38.9mmol)を80%酢酸中に加え、80℃にて1.5時間加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、得られた残渣を80%エタノールから再結晶して12.8gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
7.13(2H,d,J=8.6Hz),3.40(1H,t,J=9.0Hz),7.63(1H,d,J=9.0Hz),7.85(1H,d,J=8.4Hz),7.90−8.00(4H,m),8.22(1H,d,J=1.9Hz),9.93(1H,s),10.67(1H,s)。
参考例922
N−[6−(4−アミノフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド ニ塩酸塩の製造
{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}カルバミン酸t−ブチル(4.31g,9.09mmol)をクロロホルム−メタノール−酢酸エチルの混合溶媒に溶解させ、20mlくらいになるまで減圧下濃縮した。残渣の溶液に4N塩化水素の酢酸エチル溶液(70ml)を加え、室温下2時間放置した。析出した白色粉末を濾過し、酢酸エチルにて洗浄することにより、4.04gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
5.20(2H,brs),7.14(1H,d,J=8.5Hz),7.25(2H,d,J=8.9Hz),7.42(2H,d,J=8.9Hz),7.84(1H,d,J=8.5Hz),7.97(1H,dd,J=8.5Hz,2.0Hz),8.24(1H,dd,J=8.5Hz,2.6Hz),8.25(1H,d,J=2.0Hz),8.51(1H,d,J=2.6Hz),10.65(1H,s)。
参考例922と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例926
4−(テロラヒドロピラン−2−イルオキシ)ベンジルアミンの製造
水酸化リチウムアルミニウム(2.66g,70mmol)のTHF(200ml)溶液に、氷冷下、4−(テロラヒドロピラン−2−イルオキシ)ベンゾニトリルのTHF(70ml)溶液を滴下した後、1時間加熱還流下攪拌した。反応溶液を再び氷冷し、水(2.66ml)、1N水酸化ナトリウム水溶液(2.66ml)及び水(7.98ml)を順に滴下した後、不溶物を濾過した。濾液を減圧下濃縮したのち、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=7:1)にて精製することにより、11.41gの標題化合物を得た。
性状:無色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.56(2H,s),1.45−1.78(3H,m),1.78−2.12(3H,m),3.53−3.66(1H,m),3.80(2H,s),3.84−3.99(1H,m),5.41(1H,t,J=3.2Hz),7.02(2H,d,J=8.7Hz),7.22(2H,d,J=8.7Hz)。
参考例927
4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェニルアミン塩酸塩の製造
N−[4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェニル]アセトアミド(1.00g,3.45mmol)を6M塩酸(10ml)に加え、2時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮して0.910gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.40−4.00(2H,m),7.18(1H,t,J=8.7Hz),7.24(2H,d,J=8.9Hz),7.32(2H,d,J=8.9Hz),8.10(1H,ddd,J=1.4Hz,2.6Hz,8.9Hz),8.35(1H,dd,J=2.6Hz,10.8Hz)。
参考例928
{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}カルバミン酸フェニルエステルの製造
N−[6−(4−アミノフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド ニ塩酸塩(700mg,1.57mmol)のTHF(20ml)懸濁液にトリエチルアミン(1.1ml,7.89mmol)を加えた後、氷冷下、クロロ炭酸フェニル(0.39ml,3.14mmol)を滴下した。反応溶液を室温下1時間攪拌した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去すると粉末状に固化したので、濾過、ジエチルエーテルにて洗浄することにより、470mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
7.04(1H,d,J=8.9Hz),7.11(2H,d,J=8.9Hz),7.19−7.31(3H,m),7.38−7.49(2H,m),7.53(2H,d,J=8.0Hz),7.84(1H,d,J=8.4Hz),7.95(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),8.18(1H,dd,J=8.9Hz,2.2Hz),8.22(1H,d,J=2.0Hz),8.47(1H,d,J=2.2Hz),10.26(1H,s),10.54(1H,s)。
参考例928と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例932
4−ピペロニルピペラジン−1−カルボン酸 [4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェニル]アミドの製造
[4−(2−フルオロ−4−ニトロフェノキシ)フェニル]カルバミン酸フェニルエステル(0.700g,1.90mmol)のDMF(15ml)溶液に1−ピペロニルピペラジン(0.460g,2.09mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去して0.939gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.30−2.40(4H,m),3.35−3.50(6H,m),6.00(2H,s),6.70−6.90(2H,m),7.00−7.15(2H,m),7.55(2H,d,J=9.1Hz),8.05−8.10(1H,m),8.30(1H,dd,J=2.8Hz,10.9Hz),9.31(1H,s)。
参考例932と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例933
3−(4−{5−[3−(3,4−ジクロロフェニル)−3−エチルウレイド]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)プロピオン酸エチル
MS:501(M)。
Figure 0005089185
参考例936
4−ピペロニルピペラジン−1−カルボン酸 4−ヒドロキシベンジルアミドの製造
4−ピペロニルピペラジン−1−カルボン酸 4−(テトラヒドロピラン−2−イルオキシ)ベンジルアミド(1.1g,2.43mmol)のメタノール(50ml)溶液に、p−トルエンスルホン酸一水和物(1.0g,5.26mmol)を加え、室温下1時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去することにより、330mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.41(4H,t,J=5.0Hz),3.37(4H,t,J=5.0Hz),3.42(2H,s),4.32(2H,d,J=5.2Hz),4.68(1H,t,J=5.2Hz),5.94(2H,s),6.15(1H,brs),6.70−6.80(2H,m),6.75(2H,d,J=8.6Hz),6.84(1H,s),7.13(2H,d,J=8.6Hz)。
参考例936と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例937
4−ベンジルピペラジン−1−カルボン酸(4−ヒドロキシフェニル)メチルアミド塩酸塩
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.69−2.91(2H,m),3.03(3H,s),2.92−3.23(4H,m),3.68(2H,d,J=13.7Hz),4.26(2H,s),6.75(2H,d,J=8.7Hz),6.98(2H,d,J=8.7Hz),7.45(3H,brs),7.54(2H,brs),9.52(1H,s)。
参考例938
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミドの製造
2−{4−[3−(t−ブチルジメチルシラニルオキシ)プロピル]フェノキシ}−5−ニトロピリジン(950mg,1.8mmol)に酢酸(10ml)及び水(5ml)を加え、室温下1時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣を酢酸エチルから再結晶して520mgの標題化合物を得た。
性状:白色プリズム晶
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.70−1.78(2H,m),2.59−2.65(2H,m),3.32−3.47(2H,m),4.46−4.49(1H,m),7.00−7.05(3H,m),7.23(2H,d,J=8.2Hz),7.84(1H,d,J=8.2Hz),7.95(1H,dd,J=8.3Hz,2.0Hz),8.16−8.22(2H,m),8.48(1H,d,J=2.6Hz),10.54(1H,s)。
参考例938と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例939
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.73(2H,t,J=6.9Hz),3.59−3.66(2H,m),4.65(1H,t,J=5.3Hz),7.00−7.06(3H,m),7.25(2H,d,J=8.3Hz),7.84(1H,d,J=8.3Hz),7.95(1H,dd,J=8.3Hz,2.0Hz),8.16−8.23(2H,m),8.47(1H,d,J=2.6Hz),10.54(1H,s)。
参考例940
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(5−ヒドロキシペンチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミドの製造
5−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}ペンタン酸エチル(8.79g,18.0mmol)のTHF(140ml)の溶液に、水素化ほう素リチウム(3.14g,144mmol)を加え、窒素気流下、3時間加熱還流下攪拌した。反応溶液を氷冷し、1N塩酸にて処理後、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2)にて精製して、7.07gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.25−1.75(7H,m),2.62(2H,t,J=7.6Hz),3.65(2H,t,J=6.6Hz),6.92(1H,d,J=8.5Hz),7.02(2H,d,J=8.5Hz),7.19(2H,d,J=8.5Hz),7.56(1H,d,J=8.5Hz),7.69(1H,dd,J=8.5Hz,2.0Hz),7.93(1H,s),7.97(1H,d,J=2.0Hz),8.15(1H,dd,J=8.5Hz,2.5Hz),8.22(1H,d,J=2.5Hz)。
参考例940と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例948
4−シアノ−N−[6−(4−ヒドロキシメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミドの製造
4−[5−(4−シアノベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]安息香酸(1.80g,5.01mmol)のTHF(20ml)懸濁液を氷−食塩で冷却し、トリエチルアミン(0.77ml,5.51mmol)、次いでクロル蟻酸エチル(0.53ml,5.51mmol)を加え、同温で攪拌した。30分後、反応液を濾過して不溶物を除き、濾液を水素化ほう素ナトリウム(0.95g,25.05mmol)の80%メタノール(40ml)水溶液に氷冷攪拌下、注加した。室温で30分間攪拌した後、反応液に水(200ml)を加え、得られた混合物を酢酸エチル(200ml)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸エチル−n−ヘキサンの混合液から再結晶して1.26gの標題化合物を得た。
性状:微黄色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
4.50(2H,d,J=5.3Hz),5.19(1H,t,J=5.6Hz),7.04−7.09(3H,m),7.35(2H,d,J=8.6Hz),8.04(2H,d,J=8.9Hz),8.12(2H,d,J=8.6Hz),8.21(1H,dd,J=8.9Hz,2.6Hz),8.49(1H,d,J=2.3Hz),11.63(1H,s)。
参考例948と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例949
4−クロロ−N−[6−(4−ヒドロキシメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミド
H−NMR(DMSO−d)δppm:
4.50(2H,d,J=5.3Hz),5.18(1H,t,J=5.6Hz),7.03−7.08(3H,m),7.35(2H,d,J=8.6Hz),7.63(2H,d,J=8.6Hz),8.00(2H,d,J=8.6Hz),8.20(1H,dd,J=8.9Hz,2.6Hz),8.48(1H,d,J=2.3Hz),10.46(1H,s)。
Figure 0005089185
参考例955
2−[4−(1−ブロモエチル)フェノキシ]−5−ニトロピリジンの製造
2−(4−エチルフェノキシ)−5−ニトロピリジン(7.33g,30mmol)を四塩化炭素(100ml)に溶解し、N−ブロモスクシイミド(5.34g,30mmol)及びベンゾイルパーオキサイド(0.73g,3mmol)を加え、窒素気流下一晩加熱還流した。反応液を放冷後、不溶物を濾過し、濾液を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=10:1)で精製して1.34gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.08(3H,d,J=6.9Hz),5.26(1H,q,J=6.9Hz),7.05(1H,d,J=9.1Hz),7.15(2H,d,J=8.6Hz),7.53(2H,d,J=8.7Hz),8.49(1H,dd,J=9.1Hz,2.8Hz),9.04(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例956
N−[6−(4−クロロメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
N−[6−(4−ヒドロキシメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド(3.06g,7.9mmol)のジクロロメタン(90ml)溶液にチオニルクロリド(1.7ml,23.3mmol)を加え、室温下4時間攪拌した。残渣に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をジエチルエーテルで洗浄して2.95gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
4.61(2H,s),7.00(1H,d,J=8.9Hz),7.11−7.14(2H,m),7.41−7.44(2H,m),7.77(2H,d,J=8.4Hz),7.89(1H,brs),8.00(2H,d,J=8.4Hz),8.22−8.28(2H,m)。
参考例956と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例957
3,4−ジクロロ−N−[4−(4−クロロメチルフェノキシ)−3−フルオロフェニル]ベンズアミド
H−NMR(CDCl)δppm:
4.58(2H,s),6.95(2H,d,J=8.6Hz),7.10(1H,t,J=8.6Hz),7.20−7.30(1H,m),7.30−7.40(3H,m),7.59(1H,d,J=8.3Hz),7.65−7.78(2H,m),7.96(1H,d,J=2.1Hz)。
Figure 0005089185
参考例963
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(5−クロロペンチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド塩酸塩の製造
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(5−ヒドロキシペンチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド(6.83g,15.34mmol)に、チオニルクロリド(35ml)を加え、室温にて20分間攪拌した後、50℃にて1時間攪拌した。過剰のチオニルクロリドを留去した後、酢酸エチル(100ml)を加え、得られた白色粉末を、濾過、酢酸エチルにて洗浄することにより、6.98gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.33−1.50(2H,m),1.50−1.68(2H,m),1.68−1.85(2H,m),2.59(2H,t,J=7.6Hz),3.64(2H,t,J=6.6Hz),7.02(2H,d,J=8.5Hz),7.03(1H,d,J=9.0Hz),7.23(2H,d,J=8.5Hz),7.83(1H,d,J=8.5Hz),7.97(1H,dd,J=8.5Hz,2.0Hz),8.20(1H,dd,J=9.0Hz,2.5Hz),8.25(1H,d,J=2.0Hz),8.50(1H,d,J=2.5Hz),10.63(1H,s)。
参考例963と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例968
N−{6−[4−(2−ブロモアセチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−3,4−ジクロロベンズアミドの製造
N−[6−(4−アセチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド(4.0g,10mmol)をクロロホルム(200ml)に溶解し、臭化銅(5.76g,25mmol)を加え、一晩加熱還流した。反応液を濾過し、濾液を飽和チオ硫酸ナトリウム水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。先程の濾過物に酢酸エチルを加え、飽和チオ硫酸ナトリウム水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を合わせシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製して1.86gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
4.43(2H,s),7.06(1H,d,J=8.7Hz),7.21(2H,d,J=8.9Hz),7.57(1H,d,J=8.4Hz),7.72(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),7.99(1H,d,J=2.0Hz),8.03(2H,d,J=8.9Hz),8.09(1H,brs),8.27(1H,dd,J=8.7Hz,2.8Hz),8.32(1H,d,J=2.2Hz)。
参考例968と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例969
N−{4−[4−(2−ブロモアセチル)フェノキシ]−3−フルオロフェニル}−3,4−ジクロロベンズアミド
H−NMR(DMSO−d)δppm:
4.88(2H,s),7.06(2H,d,J=8.9Hz),7.30−7.50(1H,m),7.60−7.70(1H,m),7.80−8.20(5H,m),8.22(1H,d,J=2.0Hz),10.67(1H,brs)。
参考例970
4’−[4−(3−ブロモプロピル)フェノキシ]−3,4−ジクロロ−3’−フルオロベンズアニリドの製造
3,4−ジクロロ−3’−フルオロ−4’−[4−(3−ヒドロキシプロピル)フェノキシ]ベンズアニリド(2.32g,5.34mmol)のジクロロメタン(46ml)懸濁液に、四臭化炭素(2.13g,6.41mmol)及びトリフェニルホスフィン(1.54g,5.88mmol)を加え、室温で12時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で精製して2.41gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.08−2.11(2H,m),2.73(2H,t,J=7.3Hz),3.38(2H,t,J=6.5Hz),6.88(2H,d,J=8.5Hz),7.02(1H,dd,J=9.0Hz,8.0Hz),7.13(2H,d,J=8.5Hz),7.17−7.28(1H,m),7.54(1H,d,J=8.3Hz),7.60−7.74(2H,m),7.85(1H,brs),7.93(1H,d,J=2.0Hz)。
参考例970と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例973
4−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)ベンジル]ピペラジン−1−カルボン酸 t−ブチルの製造
2−(4−クロロメチルフェノキシ)−5−ニトロピリジン(12.32g,47mmol)のDMF(120ml)溶液にトリエチルアミン(19.4ml,140mmoL)及びピペラジン−1−カルボン酸t−ブチル(11.27g,61mmol)を加え50℃で3時間攪拌した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水及び飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)で精製して11.26gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.46(9H,s),2.40−2.44(4H,m),3.43−3.46(4H,m),3.54(2H,s),7.04(1H,d,J=8.9Hz),7.09−7.14(2H,m),7.38−7.44(2H,m),8.48(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),9.05(1H,d,J=2.8Hz)。
参考例973と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例974
4−{1−[4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]エチル}モルホリン
H−NMR(CDCl)δppm:
1.38(3H,d,J=6.8Hz),2.36−2.54(4H,m),3.37(1H,q,J=6.8Hz),3.69−3.72(4H,m),7.02(1H,dd,J=9.1Hz,0.5Hz),7.11(2H,d,J=8.6Hz),7.40(2H,d,J=8.5Hz),8.47(1H,dd,J=9.1Hz,2.8Hz),9.06(1H,dd,J=2.8Hz,0.5Hz)。
参考例975
メタンスルホン酸 6−(4−ニトロ−フェノキシ)ピリジン−3−イルメチルエステルの製造
[6−(4−ニトロフェノキシ)ピリジン−3−イル]メタノール(6.1g,24.8mmol)をジクロロメタン(150ml)に溶解し、氷冷下、トリエチルアミン(4.15ml,29.8mmol)を加え、メタンスルホン酸クロリド(2.11ml,27.3mmol)を滴下し窒素雰囲気下、0℃にて30分攪拌した。反応液を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣にn−ヘキサン:酢酸エチル=1:1の混合溶媒(50ml)を加え、析出した結晶を吸引濾過し7.9gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
3.04(3H,s),5.23(2H,s),7.09(1H,d,J=8.4Hz),7.29(2H,d,J=9.1Hz),7.88(1H,dd,J=8.4Hz,2.5Hz),8.23(1H,d,J=2.3Hz),8.28(2H,d,J=9.1Hz)。
参考例975と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例978
2−(4−ニトロフェノキシ)−5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジンの製造
メタンスルホン酸 6−(4−ニトロフェノキシ)ピリジン−3−イルメチルエステル(4.86g,15mmol)をDMF(250ml)に溶解し、4−ヒドロキシベンゾトリフルオロライド(2.92g,18mmol)及び炭酸カリウム(3.11g,22.5mmol)を加え、窒素雰囲気下50℃にて1時間加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=80:1)で精製して5.8gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
5.09(2H,s),7.02−7.10(3H,m),7.26−7.31(2H,m),7.56−7.59(2H,m),7.88(1H,dd,J=8.4Hz,2.5Hz),8.25−8.31(3H,m)。
参考例978と同様にして以下の化合物を製造した。
参考例979
2−(2−メチル−4−ニトロフェノキシ)−5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジン
H−NMR(CDCl)δppm:
2.31(3H,s),5.07(2H,s),7.03(2H,d,J=8.6Hz),7.08(1H,d,J=8.4Hz),7.17(1H,d,J=8.9Hz),7.57(2H,d,J=8.4Hz),7.87(1H,dd,J=8.4Hz,2.5Hz),8.10(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),8.18(1H,d,J=2.6Hz),8.21(1H,d,J=2.5Hz)。
実施例1
N−{6−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
4−[5−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]安息香酸(1.19g,2.3mmol)のDMF(30ml)溶液に、氷冷下1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(530mg,2.8mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(370mg,2.7mmol)及びベンジルピペラジン(0.475ml,2.7mmol)を加え、徐々に室温まで昇温しながら1日攪拌した。残渣に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム=1:19)で精製して800mgの標題化合物を得た。
性状:白色針状晶
H−NMR(CDCl)δppm:
2.46(4H,brs),3.55(2H,s),3.72(4H,brs),6.96(1H,d,J=8.9Hz),7.10−7.13(2H,m),7.28−7.40(7H,m),7.74(2H,d,J=8.3Hz),8.02(2H,d,J=8.3Hz),8.16−8.21(1H,m),8.32(1H,d,J=2.6Hz),8.53(1H,brs)。
実施例1と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
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参考例918と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
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実施例950
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(4−フェネチルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミドの製造
4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)安息香酸エチル(690mg,2.7mmol)のTHF(10ml)溶液にトリエチルアミン(0.73ml,5.3mmol)及び3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(570mg,2.7mmol)を加え、氷冷下1時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え水、1N塩酸、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣を熱時n−へキサン:ジクロロメタン=1:2で洗浄した。これをTHF(20ml)に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶液(2.9ml,2.9mmol)を加え、100℃で5時間攪拌した。THFを留去し、水層を1N塩酸でpH3とした。析出物を濾取し乾燥した。これをDMF(10ml)に溶解し、1−フェネチルピペラジン(200mg,1.1mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(240mg,1.3mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(170mg,1.3mmol)を加え、室温下1日攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣にクロロホルムを加え水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム=1:99)で精製して310mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.54(4H,brs),2.62−2.68(2H,m),2.79−2.85(2H,m),3.60−3.73(4H,m),6.95(1H,d,J=8.9Hz),7.09−7.23(5H,m),7.27−7.33(2H,m),7.37−7.41(2H,m),7.55(1H,d,J=8.3Hz),7.74−7.78(1H,m),8.04(1H,d,J=2.0Hz),8.11−8.15(1H,m),8.31(1H,d,J=2.6Hz),8.57(1H,brs)。
実施例950と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
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実施例1036
2−{3−メチル−4−[5−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルアミノ}−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノンの製造
2−クロロ−5−(4−トリフルオロメチルベンゾイル)ピリジン(1.00g,3.5mmol)のDMF(30ml)溶液にN−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)グリシンエチルエステル(0.81g,3.9mmol)、炭酸セシウム(1.71g,5.2mmol)及びよう化第一銅(200mg,1.05mmol)を加え、アルゴン気流下60℃で3.5時間攪拌した。反応溶液を濾過、濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製して1.20gの黄色油状物を得た。これをTHF(23ml)に溶解し、1 M水酸化リチウム水溶液(3.9ml,3.9mmol)を加え室温下3時間攪拌した。反応溶液を氷冷し、6M塩酸でpH1とした。これを酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して1.04gの黄色油状物を得た。これをDMF(20ml)に溶解し、1−ピペロニルピペラジン(530mg,2.4mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(560mg,2.9mmol)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(390mg,2.6mmol)を加え、室温下15時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を水洗後無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:2→酢酸エチル)にて精製して280mgの黄色油状物を得た。これにジエチルエーテルを加えて放置した。析出物を濾取して220mgの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.11(3H,s),2.43−2.48(4H,m),3.45−3.48(4H,m),3.67−3.71(2H,m),3.86(2H,d,J=4.1Hz),4.90(1H,t,J=4.1Hz),5.96(2H,s),6.49−6.53(2H,m),6.71−6.78(2H,m),6.86−6.97(3H,m),7.75(2H,d,J=8.1Hz),7.87(2H,d,J=8.1Hz),8.18(1H,dd,J=8.7Hz,2.5Hz),8.58(1H,d,J=2.1Hz)。
実施例1036と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例1037
6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2,5−ジフルオロフェノキシ)−N−(4−トリフルオロメチルフェニル)ニコチンアミド臭化水素酸塩
融点224.5−226.0℃。
実施例1038
N−(6−{2−メチル−4−[メチル(2−オキソ−2−ピペラジン−1−イルエチル)アミノ]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンズアミドの製造
メチル{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−ピリジン−2−イルオキシ]−3−メチルフェニル}アミノ酢酸(1.59g,3.5mmol)のDMF(60ml)溶液に、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.79g,4.1mmol)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(0.63g,4.1mmol)を加えた後、1−t−ブチルオキシカルボニルピペラジン(0.68g,3.6mmol)を加え、窒素雰囲気下室温で15時間攪拌した。水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水にて洗浄後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1→3:2)にて精製して得たアミド体にTHF(20ml)を加え溶液とした後、10%塩酸(10ml)を加え、室温で14時間攪拌した。反応液に飽和重曹水を加え中和し酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=50:1→20:1)で精製し、0.38gの標題化合物を得た。
性状:無色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.10(3H,s),2.75−2.94(4H,m),2.99(3H,s),3.40−3.70(4H,m),4.08(2H,s),6.46−6.59(2H,m),6.79(1H,d,J=8.9Hz),6.89(1H,d,J=8.6Hz),7.55(1H,d,J=8.4Hz),7.71(1H,dd,J=8.4Hz,2.1Hz),7.98(1H,d,J=2.1Hz),8.03−8.14(2H,m),8.23(1H,d,J=2.6Hz)。
実施例1039
N−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
3−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン・三塩酸塩(200mg,0.35mmol)のTHF(4ml)溶液にトリエチルアミン(0.243ml,1.8mmol)及び4−トリフルオロメチルベンゾイルクロリド(0.055ml,0.37mmol)を加え、室温下1時間攪拌した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水及び飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をジエチルエーテルから再結晶して170mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:140−141℃
H−NMR(CDCl)δppm:
2.32−2.40(4H,m),2.59−2.65(2H,m),2.93−2.99(2H,m),3.41(4H,brs),3.60−3.64(2H,m),5.94(2H,s),6.71−6.77(2H,m),6.85(1H,s),6.96(1H,d,J=8.9Hz),7.05(2H,d,J=8.4Hz),7.22(2H,d,J=8.4Hz),7.76(2H,d,J=8.4Hz),8.01(2H,d,J=8.4Hz),8.11−8.14(1H,m),8.23(1H,dd,J=8.9Hz,2.7Hz),8.28(1H,d,J=2.7Hz)
上記と同様の操作により得られた粗標題化合物(77.4g)を酢酸エチル(400ml)から再結晶することにより49.66gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:142−144℃。
実施例1039と同様にして以下の化合物を製造した。
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実施例1217
1H−インドール−2−カルボン酸{6−[4−(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イルメチル)−2−メチルフェノキシ]ピリジン−3−イル}アミドの製造
5−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)−3−メチルベンジル]チアゾリジン−2,4−ジオン(150mg,0.46mmol)のDMF(5ml)溶液に、インドール−2−カルボン酸(74mg,0.46mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(70mg,0.46mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(110mg,0.57mmol)を加え、室温にて、5日間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出した後、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去したのち、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=30:1)にて精製した。得られた粉末状物質にエタノールを加え、濾過し、エタノールにて洗浄することにより100mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.10(3H,s),3.09(1H,dd,J=14.2Hz,9.7Hz),3.40(1H,dd,J=14.2Hz,4.2Hz),4.94(1H,dd,J=9.7Hz,4.2Hz),6.99(1H,d,J=8.2Hz),7.04(1H,d,J=8.9Hz),7.05−7.16(2H,m),7.20(1H,s),7.24(1H,dd,J=7.0Hz,1.0Hz),7.39(1H,d,J=1.6Hz),7.46(1H,d,J=8.2Hz),7.68(1H,d,J=7.7Hz),8.21(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),8.49(1H,d,J=2.8Hz),10.37(1H,s),11.80(1H,s),12.09(1H,s)。
実施例1217と同様にして以下の化合物を製造した。
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実施例1503
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−{メチル−[3−メチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}エタノン(2.65g,5.10mmol)の酢酸エチル(50ml)懸濁液に、窒素雰囲気下、5%白金−炭素(0.20g)を加えた後、水素雰囲気下11時間攪拌した。白金−炭素をセライト濾別し、濾液の酢酸エチル溶液に氷冷下、トリエチルアミン(0.78ml,5.61mmol)を加えた後、4−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド(0.80ml,5.36mmol)を滴下した。反応溶液を16時間攪拌後、飽和重曹水を加え室温下攪拌した。20分後酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を留去し、残渣をアセトン−ジエチルエーテルにて結晶化して3.03gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
融点:153.0−154.5℃
H−NMR(CDCl)δppm:
2.12(3H,s),2.31−2.52(4H,m),3.01(3H,s),3.38−3.72(6H,m),4.07(2H,s),5.95(2H,s),6.49−6.61(2H,m),6.69−6.78(2H,m),6.79−6.88(2H,m),6.92(1H,d,J=8.6Hz),7.76(2H,d,J=8.3Hz),7.81−7.90(1H,m),7.99(2H,d,J=8.3Hz),8.13(1H,dd,J=8.8Hz,2.6Hz),8.23(1H,d,J=2.6Hz)
上記と同様の操作により得られた粗標題化合物(5.00g,7.6mmol)をエタノール(15ml)から再結晶することにより3.90gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
融点:156−158℃。
実施例1503と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例1504
N−{6−[2−メチル−4−(2−オキソ−3−ピペロニルイミダゾリジン−1−イル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド
融点:188.0−189.0℃。
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実施例1615
3,4−ジクロロ−N−[6−(2−フルオロ−4−{メチル[2−オキソ−2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エチル]アミノ}フェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンゼンスルホンアミドの製造
2−{[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)−3−フルオロフェニル]メチルアミノ}−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン(15.85g,1.9mmol)のジクロロメタン(150ml)溶液に、3,4−ジクロロベンゼンスルホニルクロリド(12.92g,1.9mmol)及びピリジン(11ml,12.4mmol)を加え、室温下1時間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を、水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して得られた残渣を、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付して精製し、エタノールより再結晶して標題化合物5.6gを得た。
性状:白色粉末
融点:185.6−187.0℃
H−NMR(CDCl)δppm:
2.45(4H,t,J=4.6Hz),3.01(3H,s),3.44(2H,s),3.47(2H,brs),3.64(2H,brs),4.07(2H,s),5.95(2H,s),6.33−6.44(2H,m),6.71−6.78(2H,m),6.84−6.87(2H,m),6.98(1H,t,J=9.1Hz),7.47(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),7.51(2H,dd,J=8.4Hz,2.8Hz),7.68(1H,d,J=2.1Hz),7.83(1H,d,J=1.8Hz)MS:701(M)。
実施例1615と同様にして以下の化合物を製造した。
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実施例2031
N−{4−[4−(4−ベンゼンスルホニルピペラジン−1−イル)フェノキシ]フェニル}−3,4−ジクロロベンズアミド
融点:191−192℃。
参考例292と同様にして以下の化合物を製造した。
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実施例2034
4−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルカルバモイル}ピペリジン−1−カルボン酸t−ブチルの製造
N−[6−(4−アミノフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド・二塩酸塩(1.0g,2.24mmol)のDMF(15ml)溶液に、氷冷下、ピペリジン−1,4−ジカルボン酸モノ−t−ブチルエステル(510mg,2.22mmol)、トリエチルアミン(0.94ml,6.74mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(350mg,2.29mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(514mg,2.68mmol)を順次加えたのち、氷冷下1時間、室温にて17時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、次に酢酸エチルを加えると白色粉末が析出したので、濾過後、水、次いで酢酸エチルにて洗浄することにより、1.04gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.41(9H,s),1.35−1.50(2H,m),1.70−1.85(2H,m),2.40−2.60(1H,m),2.65−2.90(2H,m),3.90−4.11(2H,m),7.03(1H,d,J=8.9Hz),7.06(2H,d,J=8.9Hz),7.62(2H,d,J=8.9Hz),7.84(1H,d,J=8.5Hz),7.94(1H,dd,J=8.5Hz,2.0Hz),8.17(1H,dd,J=8.9Hz,2.6Hz),8.22(1H,d,J=2.0Hz),8.46(1H,d,J=2.6Hz),9.96(1H,s),10.54(1H,s)。
実施例2034と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2035
3,4−ジクロロ−N−(6−{4−[2−(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)−アセチルアミノ]フェノキシ}ピリジン−3−イル)ベンズアミド
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.07(1H,dd,J=16.5Hz,8.9Hz),3.24(1H,dd,J=16.5Hz,4.0Hz),4.73(1H,dd,J=9.0Hz,4.0Hz),7.04(1H,d,J=8.9Hz),7.08(2H,d,J=8.9Hz),7.58(2H,d,J=8.9Hz),7.84(1H,d,J=8.2Hz),7.94(1H,dd,J=8.2Hz,2.0Hz),8.18(1H,dd,J=8.9Hz,2.6Hz),8.22(1H,d,J=2.0Hz),8.46(1H,d,J=2.6Hz),10.21(1H,s),10.53(1H,s),12.00(1H,s)。
実施例2036
3,4−ジクロロ−N−(6−{4−[4−ピペロニロイルピペラジン−1−イルメチル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)ベンズアミドの製造
3,4−ジクロロ−N−[6−(4−ピペラジン−1−イルメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミド(300mg,0.66mmol)のDMF(10ml)溶液に、氷冷下ピペロニル酸(120mg,0.72mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(140mg,0.73mmol)及び1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(100mg,0.74mmol)を加えた。反応溶液を室温下一晩攪拌した。残渣に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して110mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.46(4H,brs),3.53(2H,s),3.60(4H,brs),5.99(2H,s),6.79(1H,d,J=7.9Hz),6.85−6.96(3H,m),7.08(2H,d,J=8.6Hz),7.33(2H,d,J=8.3Hz),7.54(1H,d,J=8.3Hz),7.69−7.73(1H,m),7.99(1H,d,J=2.3Hz),8.16−8.21(1H,m),8.27−8.30(2H,m)。
実施例2036と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
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実施例2056
N−{6−[4−(4−クロロアセチルピペラジノ)フェノキシ]−3−ピリジル}−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミドの製造
N−[6−(4−ピペラジノフェノキシ)−3−ピリジル]−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(885mg,2.00mmol)のDMF(20ml)溶液にトリエチルアミン(0.418ml,3.00mmol)及び塩化クロロアセチル(0.191ml,2.40mmol)を加え、反応液を室温にて10分間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去して、1.00gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
3.17(2H,t,J=5.0Hz),3.22(2H,t,J=5.0Hz),3.70(2H,t,J=5.0Hz),3.80(2H,t,J=5.0Hz),6.95(1H,d,J=9.0Hz),6.97(2H,d,J=9.0Hz),7.08(2H,d,J=9.0Hz),7.77(1H,brs),7.78(2H,d,J=8.0Hz),7.99(2H,d,J=8.0Hz),8.20(1H,dd,J=9.0Hz,2.5Hz),8.26(1H,d,J=2.5Hz)。
実施例2056と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
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実施例2095
1−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}−4−ベンゾイルオキシピペリジンの製造
1−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}−4−ヒドロキシピペリジン(200mg,0.44mmol)のジクロロメタン(8ml)溶液に、トリエチルアミン(0.091ml,0.65mmol)、ベンゾイルクロリド(74mg,0.53mmol)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(3mg,0.025mmol)を加え、室温下2.5日間攪拌した。反応液をそのままシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=7:93)で精製して、80mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末;融点:188−190℃。
実施例2096
3,4−ジクロロ−N−(6−{4−[[2−オキソ−2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エチル](2,2,2−トリフルオロアセチル)アミノ]フェノキシ}ピリジン−3−イル)ベンズアミドの製造
3,4−ジクロロ−N−(6−{4−[2−オキソ−2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エチルアミノ]フェノキシ}ピリジン−3−イル)ベンズアミド(0.152g,0.239mmol)のTHF(5ml)溶液にトリエチルアミン(0.0500ml,0.359mmol)及びトリフルオロ酢酸無水物(0.0410ml,0.287mmol)を加え、6時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製して得られた固体をメタノールから再結晶して28.8mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:211−213℃。
実施例2096と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2097
N−[6−(4−{アセチル[2−オキソ−2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エチル]アミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド
H−NMR(CDCl)δppm:
1.90(3H,s),2.28(2H,brs),2.38(2H,brs),3.37(4H,brs),3.49(2H,brs),3.67(3H,s),4.43(2H,s),5.93(2H,s),6.68−6.75(2H,m),6.82(1H,s),6.91−6.97(2H,m),7.07−7.10(2H,m),7.53(1H,d,J=8.4Hz),7.76(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),8.05(1H,d,J=2.0Hz),8.20(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),8.37(1H,d,J=2.6Hz),9.26(1H,s)。
実施例2098
N−[6−(ベンゾイル{4−[3−オキソ−3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロピル]フェニル}アミノ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド・一シュウ酸塩の製造
3,4−ジクロロ−N−(6−{4−[3−オキソ−3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロピル]フェニルアミノ}ピリジン−3−イル)ベンズアミド(250mg,0.395mmol)のTHF(5ml)溶液に、トリエチルアミン(0.132ml,0.949mmol)及びベンゾイルクロリド(0.0550ml,0.474mmol)を加え、室温で7時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製し、0.300gのフリー体を得た。得られたフリー体にイソプロパノール(5ml)及びシュウ酸二水和物(100mg,0.793mmol)を加え、加熱溶解後、溶媒を留去し、得られた固体をイソプロパノールから再結晶して80.0mgの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
融点:140−143℃。
実施例2098と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2099
N−[6−(アセチル{4−[3−オキソ−3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロピル]フェニル}アミノ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド
融点:150−165℃
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.98(3H,s),2.62−2.98(7H,m),3.04(1H,t,J=12.1Hz),3.26(2H,t,J=14.7Hz),3.35−3.50(2H,m),4.06(1H,d,J=13.8Hz),4.13−4.26(2H,m),4.44(1H,d,J=13.8Hz),6.07(2H,s),6.95−7.02(2H,m),7.20−7.24(3H,m),7.28(2H,d,J=8.3Hz),7.52(1H,d,J=8.9Hz),7.85(1H,d,J=8.4Hz),7.96(1H,dd,J=2.0Hz,8.4Hz),8.23−8.26(2H,m),8.77(1H,s),10.77(1H,s),11.10(1H,brs)。
実施例2100
6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}−N−(3,4−ジクロロフェニル)ニコチンアミドの製造
6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ニコチン酸(1.23g,2.5mmol)のTHF(35ml)溶液にN,N’−カルボニルジイミダゾール(540mg,3.3mmol)を加え、室温下30分間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣に3,4−ジクロロアニリン(4.07g,25mmol)を加え、室温下3日間攪拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製後、ジエチルエーテルから再結晶して510mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.33(4H,brs),2.59−2.65(2H,m),2.91−2.97(2H,m),3.40(4H,brs),3.59(2H,s),5.94(2H,s),6.70−6.76(2H,m),6.83(1H,s),6.96−7.06(3H,m),7.20−7.26(2H,m),7.40(1H,d,J=8.6Hz),7.50−7.54(1H,m),7.86(1H,d,J=1.8Hz),8.18−8.22(1H,m),8.44(1H,brs),8.66(1H,brs)。
実施例2100と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
実施例2106
(4−ベンジルピペラジン−1−イル){4−[5−(3,4−ジクロロフェニルスルファニル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}メタノンの製造
3,4−ジクロロベンゼンチオール(0.24ml,1.88mmol)の2N水酸化ナトリウム水溶液(2ml)を氷冷し、[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル](4−ベンジルピペラジン−1−イル)メタノン(0.73g,1.88mmol)の濃硫酸(0.38ml)−水(1.1ml)溶液に、氷冷下、亜硝酸ナトリウム(0.13g,1.88mmol)の水(0.6ml)溶液を滴下し、10分間攪拌した反応溶液を加えた。反応溶液に水を加え、ジクロロメタンにて抽出し、ジクロロメタン層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=80:1)にて精製することにより、0.1gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
2.49(4H,brs),3.56(2H,s),3.56(2H,brs),3.78(2H,brs),6.99(1H,d,J=8.9Hz),7.20(2H,d,J=8.7Hz),7.25−7.39(5H,m),7.46(1H,dd,J=8.2Hz,2.0Hz),7.47(2H,d,J=8.7Hz),7.56(1H,d,J=8.2Hz),7.76(1H,d,J=2.0Hz),7.86(1H,dd,J=8.9Hz,2.5Hz),8.50(1H,d,J=2.5Hz)。
実施例2106と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2107
2−({4−[5−(3,4−ジクロロフェニルスルファニル)ピリジン−2−イルオキシ]−3−メトキシフェニル}エチルアミノ)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン
H−NMR(CDCl)δppm:
1.20(3H,t,J=7.0Hz),2.43(4H,t,J=4.9Hz),3.43(2H,s),3.35−3.50(2H,m),3.49−3.60(2H,m),3.60−3.70(2H,m),3.73(3H,s),4.05(2H,s),5.95(2H,s),6.22(1H,dd,J=8.9Hz,2. 7Hz),6.35(1H,d,J=2.7Hz),6.70−6.76(2H,m),6.85(1H,s),6.90(1H,d,J=9.0Hz),6.98(1H,d,J=8.8Hz),7.46(1H,dd,J=8.2Hz,2.0Hz),7.55(1H,d,J=8.2Hz),7.75(1H,d,J=2.0Hz),7.78(1H,dd,J=9.0Hz,2.5Hz),8.49(1H,d,J=2.5Hz)。
実施例2108
1−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3−(3,4−ジクロロフェニル)尿素の合成
3−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン(600mg,1.3mmol)のトルエン(20ml)溶液に、エチルジイソプロピルアミン(0.454ml,2.6mmol)及びイソシアン酸3,4−ジクロロフェニル(270mg,1.4mmol)を加え、加熱還流下1日攪拌した。反応溶液を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム=1:19)で精製後、酢酸エチルから再結晶して280mgの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.37−2.39(4H,m),2.61−2.67(2H,m),2.89−2.94(2H,m),3.41−3.47(4H,m),3.61−3.65(2H,m),5.94(2H,s),6.69−6.83(4H,m),6.95(2H,d,J=8.4Hz),7.10−7.26(4H,m),7.49(1H,d,J=2.3Hz),7.93−7.96(2H,m),8.15(1H,s),8.21(1H,s)。
実施例2108と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
実施例2113
4−ピペロニルピペラジン−1−カルボン酸{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}アミド塩酸塩の製造
{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}カルバミン酸フェニルエステル(320mg,0.65mmol)のDMF(4ml)溶液に、1−ピペロニルピペラジン(285mg,1.29mmol)を加え、室温下17時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去したのち、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=25:1)にて精製した。得られた残渣をエタノール−酢酸エチルの混合溶媒に溶解させ、4N塩化水素の酢酸エチル溶液をpH3になるまで加えた後、析出した白色粉末を濾過し、エタノールにて洗浄することにより、330mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.85−3.09(2H,m),3.20−3.50(4H,m),4.12−4.38(4H,m),6.08(2H,s),7.02(2H,d,J=9.0Hz),6.93−7.12(3H,m),7.28(1H,d,J=1.5Hz),7.49(2H,d,J=9.0Hz),7.83(1H,d,J=8.5Hz),7.97(1H,dd,J=8.5Hz,2.0Hz),8.19(1H,dd,J=8.8Hz,2.6Hz),8.25(1H,d,J=2.0Hz),8.50(1H,d,J=2.6Hz),8.92(1H,s),10.63(1H,s)。
実施例2113と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2114
4−ベンジルピペラジン−1−カルボン酸 {4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}アミド塩酸塩
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.90−3.20(2H,m),3.22−3.45(4H,m),4.27(2H,d,J=13.6Hz),4.35(2H,d,J=5.0Hz),7.02(1H,d,J=8.9Hz),7.03(2H,d,J=8.9Hz),7.41−7.52(3H,m),7.48(2H,d,J=8.9Hz),7.55−7.69(2H,m),7.84(1H,d,J=8.4Hz),7.97(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),8.19(1H,dd,J=8.9Hz,2.6Hz),8.25(1H,d,J=2.0Hz),8.49(1H,d,J=2.6Hz),8.90(1H,s),10.62(1H,s)。
実施例2115
2−[(4−{5−[(3,4−ジクロロベンジリデン)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)メチルアミノ]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノンの製造
2−{[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]メチルアミノ}−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン(7.80g,16.4mmol)をメタノール(400ml)に溶解し、3,4−ジクロロベンズアルデヒド(2.87g,16.4mmol)を加え、16時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮して、10.4gの標題化合物を得た。
性状:褐色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
2.44(4H,brs),3.03(3H,s),3.44−3.45(2H,m),3.50(2H,brs),3.63(2H,brs),4.09(2H,s),5.94(2H,s),6.65−6.77(4H,m),6.84−6.88(2H,m),7.03(2H,d,J=9.1Hz),7.54(1H,d,J=8.3Hz),7.58(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),7.70(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),8.00(1H,d,J=2.0Hz),8.10(1H,d,J=2.8Hz),8.39(1H,s)。
実施例2115と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2133
3−({4−[5−(3,4−ジクロロベンジルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}メチルアミノ)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンの製造
3−[(4−{5−[(3,4−ジクロロベンジリデン)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)メチルアミノ]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン(3.88g,6.0mmol)をメタノール(150ml)及びTHF(50ml)の混合溶媒に溶解し、水素化ほう素ナトリウム(1.13g,30.0mmol)を徐々に加え、室温にて13時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=40:1)で精製して3.60gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.32−2.39(4H,m),2.52−2.57(2H,m),2.91(3H,s),3.36−3.40(4H,m),3.59−3.63(2H,m),3.66−3.71(2H,m),3.97(1H,brs),4.27(2H,d,J=5.0Hz),5.94(2H,s),6.65−6.76(5H,m),6.83(1H,d,J=1.0Hz),6.94(1H,dd,J=8.9Hz,3.0Hz),6.97(2H,d,J=9.2Hz),7.18(1H,dd,J=8.3Hz,2.0Hz),7.40(1H,d,J=8.4Hz),7.45(1H,d,J=2.0Hz),7.56(1H,d,J=2.5Hz)
MS:647(M)。
実施例2133と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2150
1−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3−(4−{5−(ピペロニルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)プロパン−1−オンの製造
3−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−1−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン(1.04g,2.5mmol)をメタノール(25ml)に溶解し、ピペロナール(0.39g,2.63mmol)を加え、一晩加熱還流した。反応液を氷冷した後、水素化ほう素ナトリウム(0.28g,7.50mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して0.80gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.28(4H,brs),2.57(2H,t,J=7.9Hz),2.76(2H,t,J=7.9Hz),3.40−3.46(6H,m),4.15(2H,d,J=6.1Hz),5.97(2H,s),6.21(1H,t,J=6.1Hz),6.76(1H,d,J=8.6Hz),6.82−6.86(4H,m),6.92(1H,brs),7.08(1H,dd,J=8.7Hz,3.0Hz),7.17(2H,d,J=8.4Hz),7.24−7.32(5H,m),7.51(1H,d,J=3.0Hz)。
実施例2150と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2171
1−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−3−[4−(5−ジベンジルアミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]プロパン−1−オンの製造
3−[4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−1−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン(1.0g,2.4mmol)をDMF(30ml)に溶解し、炭酸カリウム(0.73g,5.28mmol)、よう化ナトリウム(0.76g,5.04mmol)及び臭化ベンジル(0.60ml,5.04mmol)を加え、室温にて一晩攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣にクロロホルムを加え、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=80:1)で精製して0.67gの標題化合物を得た。
性状:黄色油状物
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.27(4H,brs),2.50−2.59(2H,m),2.73−2.78(2H,m),3.37−3.45(6H,m),4.68(4H,s),6.78(1H,d,J=8.9Hz),6.85(2H,d,J=8.4Hz),7.17(2H,d,J=8.6Hz),7.20−7.36(16H,m),7.54(1H,d,J=3.1Hz)。
実施例2172
2−[(4−{5−[(3,4−ジクロロベンジル)エチルアミノ]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)メチルアミノ]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノンの製造
2−({4−[5−(3,4−ジクロロベンジルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}メチルアミノ)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン(1.59g,2.5mmol)をジクロロエタン(80ml)に溶解し、氷冷下、アセトアルデヒド(1.40ml,25.0mmol)及びトリアセチルオキシ水素化ほう素ナトリウム(1.59g,7.5mmol)を加え、酢酸(0.43ml,7.5mmol)を滴下し、室温にて16時間攪拌した。反応液を飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=50:1)で精製した。得られた固体をエタノールから再結晶して0.65gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.17(3H,t,J=7.1Hz),2.41(4H,brs),2.99(3H,s),3.36−3.44(4H,m),3.48(2H,brs),3.62(2H,brs),4.04(2H,s),4.35(2H,s),5.95(2H,s),6.67−6.77(5H,m),6.85(1H,brs),6.97(2H,d,J=9.1Hz),7.01(1H,dd,J=8.9Hz,3.1Hz),7.07(1H,dd,J=8.2Hz,2.0Hz),7.32(1H,d,J=2.0Hz),7.37(1H,d,J=8.3Hz),7.63(1H,d,J=3.0Hz)
MS:661(M)。
実施例2172と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2235
(4−{5−[ベンジル−(3,4−ジクロロベンジル)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}(4−ベンジルピペラジン−1−イル)メタノンの製造
(4−ベンジルピペラジン−1−イル){4−[5−(3,4−ジクロロベンジルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}メタノン(1.09g,2.0mmol)をDMF(30ml)に溶解し、炭酸カリウム(0.28g,2.0mmol)及びベンジルブロマイド(0.24ml,2.0mmol)を加え、室温にて2時間攪拌した後、70℃にて1時間加熱攪拌した。炭酸カリウム(0.03g,0.2mmol)及びベンジルブロマイド(0.02ml,0.2mmol)を追加し、70℃にて3時間加熱攪拌した。さらに炭酸カリウム(0.03g,0.2mmol)、ベンジルブロマイド(0.02ml,0.2mmol)及びよう化ナトリウム(0.15g,1.0mmol)を加え、70℃にて一晩加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣にクロロホルムを加え、水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)で精製して0.64gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
2.37(4H,brs),3.28−3.50(6H,m),4.71(2H,s),4.73(2H,s),6.90(1H,d,J=8.9Hz),6.99(2H,d,J=8.6Hz),7.22−7.37(14H,m),7.52(1H,d,J=2.0Hz),7.58−7.61(2H,m)。
実施例2235と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2270
1−(t−ブトキシカルボニル)−4−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}−4−ヒドロキシピペリジンの製造
N−[4−(4−ブロモフェノキシ)フェニル]−3,4−ジクロロベンズアミド(4.94g,11.3mmol)のTHF(100ml)溶液を−85℃で攪拌し、ここに2.46M n−ブチルリチウムへキサン溶液(9.65ml,23.7mmol)を10分かけて滴下した。同温で20分攪拌すると結晶が析出した。この反応液に1−(t−ブトキシカルボニル)−4−ピペリドン(2.48g,12.4mmol)のTHF(20ml)溶液を加え、3時間かけて−40℃まで昇温したのち、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた。反応液を酢酸エチルで抽出し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−へキサン=2:3〜1:1)で精製して、2.30gの白色粉末を得た。この結晶をジエチルエーテルで洗浄して1.80gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:208−209℃。
実施例2271
1−(t−ブトキシカルボニル)−4−(4−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}−1,2,5,6−テトラヒドロピリジンの製造
1−(t−ブトキシカルボニル)−4−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}−4−ヒドロキシピペリジン(1.56g,2.80mmol)のトルエン(32ml)溶液にp−トルエンスルホン酸水和物(53mg,0.28mmol)を加え、18時間加熱還流した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製して、1.35gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:173−174℃。
実施例2272
1−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}−4−ヒドロキシピペリジンの製造
1−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}−4−(メトキシメトキシ)ピペリジン(5.50g,11.0mmol)のエタノール(110ml)溶液に2M塩酸(55ml,110mmol)を加え、反応液を60℃にて8時間攪拌した。反応液に室温で炭酸カリウム(16g)を加え、溶媒を減圧留去した。ここに水(200ml)を加え、析出晶を濾取して5.0gの標題化合物を得た。
性状:淡褐色粉末
融点:178−180℃。
実施例2273
1−(3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオニル)ピペラジン・一塩酸塩の製造
1−(t−ブトキシカルボニル)−4−(3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオニル)ピペラジン(2.40g,4.01mmol)のジクロロメタン(24ml)溶液に、氷冷下トリフルオロ酢酸(12ml)を加え、同温下3時間攪拌した。反応液を留去し、残渣にアセトン(5ml)を加え、飽和重曹水を加えて塩基性とした後、生じた固体を濾取し、乾燥して白色粉末である2.00gのフリー体を得た。得られたフリー体(0.500g)にエタノール(10ml)及び5M塩酸(0.4ml)を加え、加熱溶解後溶媒を留去し、得られた固体をイソプロパノールから再結晶して0.388gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:127−130℃。
実施例2273と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2291
[3−(4−{5−[3−(3,4−ジクロロフェニル)ウレイド]ピリジン−2−イルオキシ}−3−メチルフェニル)−2−オキソテトラヒドロピリミジン−1−イル]酢酸
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.87−2.15(5H,m),3.25−3.47(2H,m),3.58−3.75(2H,m),3.95(2H,s),6.82−7.00(2H,m),7.01−7.12(1H,m),7.17(1H,d,J=2.4Hz),7.29−7.32(1H,m),7.50(1H,d,J=8.8Hz),7.85(1H,d,J=2.4Hz),7.89−8.02(1H,m),8.11(1H,d,J=2.7Hz),8.95(1H,s),9.17(1H,s),12.50(1H,s)。
参考例922と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2299
1−(3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオニル)−4−ピペロニルピペラジン・一塩酸塩の製造
1−(3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオニル)ピペラジン(0.500g,1.00mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.262ml,1.50mmol)のアセトニトリル(12ml)懸濁液に、塩化ピペロニル(0.188g,1.10mmol)を加え、1.5時間加熱還流した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=30:1)で精製して、0.486gのフリー体を得た。得られたフリー体にエタノール(10ml)及び5M塩酸(0.3ml)を加え、加熱溶解後溶媒を留去し、得られた固体を90%エタノール(17.5ml)から再結晶して0.322gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:221−224℃
上記と同様の操作により得られた粗標題化合物(9.95g,14.9mmol)を80%エタノール(350ml)から再結晶することにより9.37gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:232−234℃。
実施例2299と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
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Figure 0005089185
実施例2357
3,4−ジクロロ−N−[6−(4−{4−[(3,4−ジフルオロベンジル)メチルアミノ]ピペリジン−1−カルボニル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミド の製造
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(4−メチルアミノピペリジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド・二塩酸塩(114mg,0.2mmol)をDMF(3ml)に溶解し、4−ブロモメチル−1,2−ジフルオロベンゼン(31 μl,0.24mmol)及び炭酸カリウム(111mg,0.8mmol)を加え、室温にて4日間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=50:1)で精製して60mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.64(4H,brs),1.84(2H,brs),2.20(3H,s),2.65−2.90(3H,m),3.54(2H,s),6.95−7.08(4H,m),7.13(2H,d,J=9.3Hz),7.41(2H,d,J=9.2Hz),7.57(1H,d,J=8.4Hz),7.75(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),8.03(1H,d,J=2.0Hz),8.15(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),8.30(1H,brs),8.31(1H,d,J=2.2Hz)。
実施例2357と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
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実施例2444
1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−{4−[5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルアミノ}エタノンの製造
4−[5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニルアミン(4.50g,12.5mmol)をDMF(150ml)に溶解し、炭酸カリウム(2.60g,18.8mmol)及びよう化ナトリウム(1.87g,12.5mmol)を加え、2−クロロ−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン(4.21g,12.5mmol)を加え、窒素雰囲気下、80℃にて11時間加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=80:1)で精製して5.2gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.44−2.46(4H,m),3.43−3.47(4H,m),3.69(2H,t,J=5.0Hz),3.86(2H,s),4.91(1H,brs),5.02(2H,s),5.94(2H,s),6.64(2H,d,J=8.9Hz),6.74−6.75(2H,m),6.85−6.89(2H,m),6.96−7.03(4H,m),7.55(2H,d,J=8.4Hz),7.72(1H,dd,J=8.4Hz,2.5Hz),8.22(1H,d,J=2.0Hz)。
実施例2445
N−{6−[4−(4−チアゾール−2−イルメチルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
N−{6−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド・二塩酸塩(400mg,0.74mmol)の1,2−ジクロロエタン(20ml)縣濁液に、2−ホルミルチアゾール(125mg,1.10mmol)及びトリエチルアミン(0.21ml,1.50mmol)を加え、室温下30分間攪拌した後、氷冷下、トリアセチルオキシ水素化ほう素ナトリウム(312mg,1.47mmol)を加えた。氷冷下30分間、室温にて1時間攪拌した後、酢酸(0.085ml,1.48mmol)を加え、室温にて17時間攪拌した。残渣に氷水を加え、クロロホルムにて抽出し、クロロホルム層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去したのち、析出した白色沈殿を濾過、酢酸エチルにて洗浄することにより、293mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.55(4H,brs),3.55(4H,brs),3.90(2H,s),7.15(1H,d,J=8.7Hz),7.16(2H,d,J=8.6Hz),7.45(2H,d,J=8.6Hz),7.68(1H,d,J=3.2Hz),7.73(1H,d,J=3.2Hz),7.94(2H,d,J=8.1Hz),8.17(2H,d,J=8.1Hz),8.26(1H,dd,J=8.7Hz,2.3Hz),8.55(1H,d,J=2.3Hz),10.68(1H,s)。
実施例2445と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
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実施例2482
N−(6−{4−[4−((1S,2S)−2−ヒドロキシシクロヘキシル)ピペラジン−1−カルボニル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
N−{6−[4−(ピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]−ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド(430mg,0.91mmol)のメタノール溶液に、1,2−エポキシシクロヘキサン(180mg,1.83mmol)を加え、加熱還流下1日間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=35:1)にて精製した後、酢酸エチルを加えた。析出した白色粉末を濾過、酢酸エチルにて洗浄することにより、284mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.03−1.38(4H,m),1.42−1.88(3H,m),2.06−2.35(2H,m),2.31(2H,brs),2.74(2H,brs),3.30−4.00(6H,m),7.00(1H,d,J=8.9Hz),7.15(2H,d,J=8.7Hz),7.43(2H,d,J=8.7Hz),7.77(2H,d,J=8.1Hz),8.02(2H,d,J=8.1Hz),8.21(1H,brs),8.22(1H,dd,J=8.9Hz,2.7Hz),8.33(1H,d,J=2.7Hz)。
実施例2483
3,4−ジクロロ−N−[6−({4−[3−オキソ−3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロピル]フェニル}メチルアミノ)ピリジン−3−イル]ベンズアミド・二シュウ酸塩の製造
3,4−ジクロロ−N−(6−{4−[3−オキソ−3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロピル]フェニルアミノ}ピリジン−3−イル)ベンズアミド(250mg,0.395mmol)のメタノール(3ml)溶液に酢酸(0.500ml)及び37%ホルムアルデヒド(0.640ml,7.89mmol)を加え、50℃にて30分攪拌した。室温にて反応液に水素化シアノほう素ナトリウム(0.160g,2.55mmol)を加え、50℃にて8時間加熱攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製してフリー体を得た。得られたフリー体にイソプロパノール(5ml)およびシュウ酸二水和物(70.0mg,0.555mmol)を加え、加熱溶解後溶媒を留去し、得られた固体をイソプロパノールから再結晶して0.193gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
融点:127−129℃。
実施例2483と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2484
2−(エチル{4−[5−(4−トリフルオロメチルフェノキシメチル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}アミノ)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン
H−NMR(CDCl)δppm:
1.18(3H,t,J=7.1Hz),2.41−2.44(4H,m),3.39−3.47(4H,m),3.51(2H,brs),3.64(2H,brs),4.03(2H,s),5.03(2H,s),5.94(2H,s),6.68(2H,d,J=9.1Hz),6.73−6.74(2H,m),6.85−6.88(2H,m),6.99(2H,d,J=9.1Hz),7.01(2H,d,J=8.4Hz),7.55(2H,d,J=8.7Hz),7.71(1H,dd,J=8.6Hz,2.5Hz),8.22(1H,d,J=2.3Hz)。
実施例2485
3,4−ジクロロ−N−[6−(4−チオモルホリン−4−イルメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミド・一塩酸塩の製造
3,4−ジクロロ−N−[6−(4−クロロメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミド(0.61g,1.5mmol)をDMF(5ml)に溶解し、トリエチルアミン(0.84ml,6.0mmol)及びチオモルホリン(0.15ml,1.5mmol)を加え、40℃にて一晩加熱攪拌した。反応液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=80:1)で精製した。得られた固体(0.56g,1.18mmol)を酢酸エチル(50ml)に溶解し、4N塩化水素の酢酸エチル溶液(0.295ml,1.18mmol)を加え室温にて1時間攪拌した。析出した結晶を吸引濾取し、メタノールにて再結晶して0.38gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.80−2.83(2H,m),3.09−3.17(4H,m),3.61(2H,m),4.35(2H,s),7.14(1H,d,J=8.9Hz),7.21(2H,d,J=8.3Hz),7.60(2H,d,J=8.3Hz),7.85(1H,d,J=8.6Hz),7.96(1H,dd,J=8.3Hz,2.0Hz),8.23(1H,dd,J=8.9Hz,2.6Hz),8.24(1H,d,J=2.0Hz),8.53(1H,d,J=2.6Hz),10.45(1H,brs),10.62(1H,brs)。
実施例2485と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2486
3,4−ジクロロ−N−(4−{4−[1−(3−イミダゾール−1−イルプロピル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル]フェノキシ}フェニル)ベンズアミド
融点:169−171℃。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
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Figure 0005089185
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Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2551
1−(3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオニル)−4−[2−(モルホリノ)アセチル]ピペラジンの製造
1−クロロアセチル−4−(3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオニル)ピペラジン(0.515g,0.896mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.234ml,1.34mmol)のアセトニトリル(11ml)溶液に、モルホリン(0.117ml,1.34mmol)を加え、1時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮し、残渣に飽和食塩水を加え、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、得られた固体を含水アセトンから再結晶して0.441gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:187−190℃。
実施例2551と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例860と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2582
1−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]ベンジル}ピペラジン−4−カルボン酸エチルエステル
性状:淡黄色油状物
H−NMR(CDCl)δppm:
1.25(3H,t,J=7.0Hz),1.76(2H,m),1.77(2H,m),2.03(2H,t,J=11.5Hz),2.28(1H,m),2.87(2H,brd,J=11.5Hz),3.48(2H,s),4.13(2H,q,J=7.0Hz),6.94(1H,d,J=9.0Hz),7.06(2H,d,J=8.5Hz),7.33(2H,d,J=9.0Hz),7.57(1H,d,J=8.5Hz),7.70(1H,dd,J=8.5Hz,2.0Hz),7.88(1H,brs),7.97(1H,d,J=2.0Hz),8.17(1H,dd,J=9.0Hz,3.0Hz),8.24(1H,d,J=3.0Hz)。
実施例2583
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(2,4−ジオキソ−3,4−ジヒドロ−2H−ピリミジン−1−イルメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミドの製造
ウラシル(200mg,1.8mmol)にヘキサメチルジシラザン(5ml)を加え、150℃で5.5時間攪拌した。不溶物を濾去し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をアセトニトリル(10ml)−THF(5ml)に溶解し、これに3,4−ジクロロ−N−[6−(4−クロロメチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]ベンズアミド(500mg,1.2mmol)及び四塩化スズ(3滴)を加え2.5時間加熱還流下攪拌した。反応溶液にメタノール(1ml)を加え室温下30分間攪拌後、反応溶液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(メタノール:クロロホルム=1:99→3:97)で精製して20mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
4.88(2H,s),5.61(1H,dd,J=7.9Hz,2.3Hz),7.07−7.13(3H,m),7.35(2H,d,J=8.6Hz),7.79−7.85(2H,m),7.95(1H,dd,J=8.6Hz,2.0Hz),8.18(1H,d,J=2.6Hz),8.22(1H,d,J=2.0Hz),8.47(1H,d,J=2.6Hz),10.55(1H,s),11.33(1H,s)
MS:m/z 482(M)。
実施例2584
N−{6−[4−(4−ベンジル−2−オキソピペラジン−1−イルメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−3,4−ジクロロベンズアミド・二塩酸塩の製造
4−ベンジルピペラジン−2−オン(0.56g,2.95mmol)をDMF(10ml)に溶かし、60%水素化ナトリウム(0.12g,2.95mmol)を加えて、室温で攪拌した。30分後、2−(4−クロロメチルフェノキシ)−5−ニトロピリジン(0.78g,2.95mmol)を加えて、室温で1時間攪拌した。反応液に飽和食塩水(50ml)を加え、得られた混合物を酢酸エチル(50ml)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残留した油状物を酢酸(5ml)に溶かし、鉄粉(0.33g,5.89mmol)を加えて、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧濃縮し、飽和重曹水(50ml)を加え、得られた混合物を酢酸エチル(50ml)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留した油状物をTHF(10ml)に溶かし、トリエチルアミン(0.21ml,1.47mmol)、3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(0.31ml,1.47mmol)を加え、室温で攪拌した。2時間後、反応液に飽和重曹水(50ml)を加え、得られた混合物を酢酸エチル(50ml)で抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留した油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=40:1)に付して精製した。得られた油状物を酢酸エチル(5ml)に溶かし、4N塩化水素の酢酸エチル溶液(1.5ml,6mmol)を加え、生成した白色粉末を濾取して0.045gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
3.54(4H,m),3.86(2H,brs),4.42(2H,s),4.59(2H,brs),7.06−7.12(3H,m),7.34(2H,d,J=8.6Hz),7.48−7.51(3H,m),7.57−7.60(2H,m),7.84(1H,d,J=8.6Hz),7.97(1H,dd,J=2.0Hz,8.3Hz),8.18−8.24(2H,m),8.49(1H,d,J=2.6Hz),10.61(1H,s)。
参考例656と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2585
2−({4−[5−(3,4−ジクロロフェニルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]−2−トリフルオロメチルフェニル}エチルアミノ)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン
H−NMR(CDCl)δppm:
1.02(3H,t,J=7.1Hz),2.30−2.45(4H,m),3.22(2H,q,J=7.1Hz),3.40(2H,s),3.45−3.65(4H,m),3.85(2H,s),5.57(1H,brs),5.94(2H,s),6.65−6.80(3H,m),6.85(1H,s),6.95(1H,d,J=8.7Hz),7.00(1H,d,J=2.7Hz),7.29−7.31(2H,m),7.39(1H,d,J=2.7Hz),7.53(1H,dd,J=8.7Hz,2.9Hz),7.64(1H,d,J=8.8Hz),7.99(1H,d,J=2.7Hz)。
参考例658と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2596
3−(4−{5−[4−(3,4−ジクロロフェニル)ピペラジン−1−イル]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オンの製造
3−[4−(5−ブロモピリジン−2−イルオキシ)フェニル]−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)プロパン−1−オン(359mg,0.69mmol)及び1−(3,4−ジクロロフェニル)ピペラジン(206mg,0.89mmol)のトルエン(16ml)溶液に、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(以下「Pd2(dba)3」という)(25mg,0.027mmol)、4,5−ビス(ジフェニルホスフィノ)−9,9−ジメチルキサンテン(以下、「Xantphos」という)(32mg,0.055mmol)及びナトリウムt−ブトキシド(99mg,1.03mmol)を加え、アルゴン雰囲気下、3時間加熱還流した。放冷後、反応液に水を加えジクロロメタンで抽出し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ−(ジクロロメタン:メタノール=30:1)に付して精製し、236mgの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.31−2.40(4H,m),2.58−2.64(2H,m),2.92−2.98(2H,m),3.23−3.38(8H,m),3.41(4H,brs),3.63(2H,t,J=4.9Hz),5.94(2H,s),6.72−6.73(2H,m),6.78(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),6.84−6.90(2H,m),6.99−7.06(3H,m),7.19−7.24(3H,m),7.32(1H,dd,J=9.4Hz,3.1Hz),7.88(1H,d,J=3.0Hz)。
実施例2596と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
参考例659と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2608
1−(3,4−ジメトキシベンジル)−3−{3−メチル−4−[5−(4−トリフルオロメチルフェニルエチニル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}テトラヒドロピリミジン−2−オンの製造
1−[4−(5−ブロモピリジン−2−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−3−(3,4−ジメトキシベンジル)テトラヒドロピリミジン−2−オン(0.3g,0.59mmol)のN−メチルピロリドン(10ml)溶液に窒素雰囲気下、ビス(トリフェニルフォスフィン)パラジウムジクロリド(20mg,0.03mmol)及びヨウ化銅(11mg,0.059mmol)、を加え、4−エチニル−α,α,α−トリフルオロトルエン(0.14ml,0.88mmol)及びトリエチルアミン(0.14ml,10mmol)を加え、110−120℃にて3時間攪拌した。放冷後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1→1:1)で精製して0.28gの標題化合物を得た。
性状:淡褐色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.97−2.15(2H,m),2.16(3H,s),3.31(2H,t,J=6.0Hz),3.72(2H,t,J=6.0Hz),3.88(3H,s),3.89(3H,s),4.57(2H,s),6.72−6.95(5H,m),7.04(1H,d,J=8.6Hz),7.17(1H,dd,J=2.6Hz,8.6Hz),7.55−7.68(4H,m),7.78(1H,dd,J=2.3Hz,8.6Hz),8.36(1H,d,J=2.3Hz)。
実施例2609
3−(3−メチル−4−{5−[2−オキソ−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)エチル]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)−1−ピペロニルテトラヒドロピリミジン−2−オン臭化水素酸塩の製造
3−[4−(5−ブロモピリジン−2−イルオキシ)−3−メチルフェニル]−1−ピペロニルテトラヒドロピリミジン−2−オン(0.11g,0.22mmol)のトルエン(10ml)溶液に窒素雰囲気下、Pd2(dba)3(10mg,0.01mmol)及びXantphos(15mg,0.03mmol)を加え 5分攪拌後、4’−(トリフルオロメチル)アセトフェノン(63mg,0.33mmol)、カリウムビス(トリメチルシリル)アミド(66mg,0.33mmol)を加え、70−80℃にて30分攪拌した。放冷後反応溶液に水を加え酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1→1:1)で精製して、50mgのフリ−体を得て、等量の臭化水素酸を加え50mgの標題化合物を得た。
性状:無色無定形粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.85−2.10(2H,m),2.06(3H,s),3.14−3.47(2H,m),3.50−3.76(2H,m),4.40(2H,s),4.49(2H,s),4.70−5.40(1H,m),5.98(2H,s),6.70−6.80(1H,m),6.81−6.90(2H,m),6.90−7.04(2H,m),7. 12(1H,d,J=2.2Hz,8.6Hz),7.18−7.26(1H,m),7.72(1H,dd,J=2.2Hz,8.5Hz),7.93(2H,d,J=8.2Hz),7.95−8.02(1H,m),8.24(2H,d,J=8.2Hz)。
実施例2609と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
参考例111と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2623
2−[4−(3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオニル)ピペラジン−1−イル]酢酸塩酸塩の製造
2−[4−(3−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)フェノキシ]フェニル}プロピオニル)ピペラジン−1−イル]酢酸エチルエステル(0.493g,0.843mmol)のTHF(5ml)及びエタノール(5ml)溶液に5M水酸化ナトリウム水溶液(0.253ml,1.27mmol)及び水(1ml)を加え、1時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮後、50%含水エタノールに溶解し、5M塩酸(0.253ml,1.27mmol)を加え、得られた固体を濾取した。固体にエタノール(10ml)及び5M塩酸(0.3ml)を加え、加熱溶解後溶媒を留去し、得られた固体をエタノール−ジエチルエーテルから再結晶して0.381gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:215−218℃。
実施例2623と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2664
(4−{5−[(4−トリフルオロメチルフェニルアミノ)メチル]−ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)メタノンの製造
メタンスルホン酸 6−[4−(4−ピペロニルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル エステル(0.433g,0.824mmol)及び4−トリフルオロメチルフェニルアミン(0.310ml,2.47mmol)を混合し、100℃で2時間攪拌した。生成した黄色塊を飽和重曹水、酢酸エチル及びTHF(各20ml)と共に攪拌した。有機層を採り、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留した油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=50:1)に付して精製して、0.236gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.44(4H,brs),3.45(2H,s),3.57(2H,brs),3.75(2H,brs),4.30−4.35(1H,m),4.36(2H,s),5.95(2H,s),6.63(2H,d,J=8.7Hz),6.74−6.77(2H,m),6.85(1H,s),6.93(1H,d,J=8.4Hz),7.15(2H,d,J=8.4Hz),7.39−7.47(4H,m),7.71(1H,dd,J=2.5Hz,8.4Hz),8.18(1H,d,J=2.3Hz)。
実施例2664と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
実施例2668
2−(メチル−{4−[5−(5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルオキシメチル)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}アミノ)−1−(−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノンの製造
2−{[4−(5−ヒドロキシメチルピリジン−2−イルオキシ)フェニル]メチルアミノ}−1−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エタノン(0.98g,2.0mml)をDMF(30ml)に溶かし、氷冷下、60%水素化ナトリウム(60%,88mg,2.2mmol)を加え、0℃にて30分攪拌した。反応溶液に2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(0.36g,2.0mol)を加え、窒素雰囲気下、60℃にて3時間加熱攪拌した。反応溶液を減圧濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=1:5)で精製して0.68gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.41−2.44(4H,m),3.02(3H,s),3.43(2H,s),3.48(2H,brs),3.63(2H,brs),4.08(2H,s),5.37(2H,s),5.94(2H,s),6.68−6.77(4H,m),6.81−6.84(3H,m),7.00(2H,d,J=9.1Hz),7.72−7.79(2H,m),8.27(1H,d,J=2.3Hz),8.44(1H,brs)。
実施例2668と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
実施例2672
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(3,5−ジオキソイソオキサゾリジン−4−イリデンメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミドの製造
ヒドロキシルアミン塩酸塩(500mg,1.0mmol)の水(0.2ml)溶液に、炭酸ナトリウム(1.05g,9.91mmol)を加え、2−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]ベンジリデン}マロン酸ジメチルエステル(500mg,1.0mmol)のTHF(5ml)を加えた後、メタノール(5ml)を加え、60℃にて8時間攪拌した。反応溶液を濃縮後残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=30:1)にて精製した。残渣の白色析出物に酢酸エチルを加え濾過し、ジエチルエーテルで洗浄することにより105mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
7.12(1H,d,J=8.9Hz),7.14(2H,d,J=8.8Hz),7.63(2H,d,J=8.8Hz),7.84(1H,d,J=8.4Hz),7.95(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),8.15(1H,s),8.22(1H,dd,J=8.9Hz,2.6Hz),8.22(1H,d,J=2.0Hz),8.51(1H,d,J=2.6Hz),10.57(1H,s),11.16(1H,s)。
実施例2673
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(5−メチル−[1,2,4]オキサジアゾール−3−イルメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド・一塩酸塩の製造
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−(N−アセトキシカルバミミドイルメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド(340mg,0.788mmol)に酢酸(4ml)を加え、10分間、還流攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=40:1)にて精製した。得られた残渣を酢酸エチル(5ml)に溶解させ、4N塩化水素の酢酸エチル溶液をさらに化合物が析出しなくなるまで加え、得られた白色粉末を濾過し、酢酸エチルにて洗浄することにより、154mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.55(3H,s),4.05(2H,s),7.07(1H,d,J=8.7Hz),7.07(2H,d,J=8.6Hz),7.33(2H,d,J=8.6Hz),7.83(1H,d,J=8.4Hz),7.96(1H,dd,J=8.4Hz,2.0Hz),8.21(1H,dd,J=8.7Hz,2.6Hz),8.24(1H,d,J=2.0Hz),8.48(1H,d,J=2.6Hz),10.62(1H,s)。
実施例2674
1−(3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−ピリジルメチル]フェニル}プロピオニル)−4−ピペロニルピペラジン・一塩酸塩の製造
3−(4−{5−[ビス(3,4−ジクロロベンゾイル)アミノ]−2−ピリジルメチル}フェニル)プロピオン酸エチル(177mg,0.281mmol)のTHF(5ml)及びエタノール(5ml)溶液に5M水酸化ナトリウム水溶液(0.0929ml,0.463mmol)及び水(1ml)を加え、1時間加熱還流した。反応液に水及び5M塩酸(0.12ml)を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄後、酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し、残渣をDMF(3ml)に溶解後、1−ピペロニルピペラジン(102mg,0.463mmol),トリエチルアミン(0.137ml,0.983mmol)及びシアノホスホン酸ジエチル(0.0703ml,463mmol)を加え、室温で1.5時間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水で洗浄後、飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=70:1→40:1→20:1)で精製して、44.1mgのフリー体を得た。得られたフリー体にエタノール(5ml)及び5M塩酸(0.03ml)を加え、加熱溶解後、溶媒を留去し、得られた固体を含水イソプロパノールから再結晶して19.6mgの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
融点:181−183℃。
実施例2675
N−(6−{4−[4−(5−オキソ−4,5−ジヒドロ−[1,3,4]オキサジアゾール−2−イルメチル)ピペラジン−1−カルボニル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミド・一シュウ酸塩の製造
N−{6−[4−(4−ヒドラジノカルボニルメチルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド・三塩酸塩(300mg,0.46mmol)のTHF(7ml)懸濁液に、トリエチルアミン(0.29ml,2.08mmol)を加え、室温にて10分間攪拌後、氷冷下、N,N’−カルボジイミダゾール(97mg,0.60mmol)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去したのち、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=15:1)にて精製した。得られた残渣をエタノールに溶解させ、シュウ酸を加え、減圧下エタノールを留去した後、固化した白色物を濾過し、ジエチルエーテルにて洗浄することにより、140mgの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
2.31−2.69(4H,m),3.53(2H,s),3.53(4H,brs),7.16(1H,d,J=8.9Hz),7.17(2H,d,J=8.5Hz),7.45(2H,d,J=8.5Hz),7.94(2H,d,J=8.1Hz),8.17(2H,d,J=8.1Hz),8.26(1H,dd,J=8.9Hz,2.7Hz),8.55(1H,d,J=2.7Hz),10.67(1H,s),12.27(1H,s)。
実施例2676
4−(4−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−フルオロフェノキシ]フェニル}−4−ヒドロキシブチリル)モルホリンの製造
4−(4−{4−[4−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−フルオロフェノキシ]フェニル}−4−オキソブチリル)モルホリン(1.00g,1.83mmol)のTHF(20ml)及びメタノール(5ml)懸濁液に、水素化ほう素ナトリウム(0.0694g,1.83mmol)を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に水及び飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=30:1)で精製し、得られた固体を含水イソプロパノールから再結晶して0.850gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:108−111℃。
実施例2676と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
Figure 0005089185
Figure 0005089185
実施例2685
{6−[4−(4−ピペロニルピペラジン−1−イルメチル)フェノキシ]ピリジン−3−イルメチル}−(4−トリフルオロメチルフェニル)アミンの製造
水素化リチウムアルミニウム(0.106g,2.80mmol)をTHF(10ml)に懸濁し、氷冷攪拌下、6−[4−(4−ピペロニルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]−N−(4−トリフルオロメチルフェニル)ニコチンアミド(0.423g,0.700mmol)のTHF(10ml)溶液を滴下した。全量を滴下後、徐々に昇温し、加熱還流下2時間攪拌した。放冷後、反応溶液に氷水(50ml)を注ぎ、得られた混合物を酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥後、溶媒を減圧留去した。残留した油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=40:1)に付して精製して、0.125gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色油状物
MS:576(M)。
実施例2685と同様にして以下の化合物を製造した。
実施例2686
N−[6−(2−フルオロ−4−{メチル[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)エチル]アミノ}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド
H−NMR(CDCl)δppm:
2.50−2.55(10H,m),2.92(3H,s),3.41−3.45(4H,m),5.93(2H,s),6.39−6.49(2H,m),6.73−6.74(2H,m),6.84−6.89(2H,m),6.99(1H,t,J=9.1Hz),7.42−7.70(4H,m),7.81(1H,brs)。
実施例2687
3−(3−メチル−4−{5−[2−(4−トリフルオロメチルフェニル)エチル]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)−1−ピペロニルテトラヒドロピリミジン−2−オン臭化水素酸塩の製造
3−(3−メチル−4−{5−[(E)−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)ビニル]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)−1−ピペロニルテトラヒドロピリミジン−2−オン(0.16g,0.27mmol)の酢酸エチル(15ml)溶液に窒素雰囲気下5%白金−炭素(0.05g)加えた後、水素雰囲気下室温にて4.5時間攪拌した。反応液をセライト濾過し、濾液を減圧濃縮後、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル:n−ヘキサン=1:4→1:2)で精製し、臭化水素酸を加え50mgの標題化合物を得た。
性状:無色無定形粉末
H−NMR(DMSO−d)δppm:
1.85−2.09(5H,m),2.77−3.02(4H,m),3.15−3.33(2H,m),3.55−3.70(2H,m),3.75−4.15(1H,m),4.40(2H,s),5.99(2H,s),6.76(1H,dd,J=1.5Hz,7.8Hz),6.80−6.98(4H,m),7.10(1H,dd,J=2.6Hz,8.5Hz),7.19(1H,d,J=2.6Hz),7.44(2H,d,J=8.1Hz),7.62(2H,d,J=8.1Hz),7.71(1H,dd,J=2.4Hz,8.4Hz),7.91(1H,d,J=2.4Hz)。
参考例673と同様にして以下の化合物を製造した。
Figure 0005089185
実施例2692
1−[3−(4−{1−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)−2−ピリジル]−1−ヒドロキシイミノ}メチルフェニル)プロピオニル]−4−ピペロニルピペラジンの製造
1−(3−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−カルボニル]フェニル}プロピオニル)−4−ピペロニルピペラジン(0.330g,0.511mmol)のピリジン(7ml)溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩(53.3mg,0.767mmol)を加え、0.5時間加熱還流した。反応液を減圧濃縮後、残渣に飽和食塩水を加え、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=15:1)で精製して0.225gの標題化合物をオキシムのシン体:アンチ体の1:1の混合物として得た。
性状:無色無定形粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
2.21−2.39(4H,m),2.49−2.60(2H,m),2.78−2.90(2H,m),3.29−3.44(4H,m),3.55(2H,s),5.90(2H,s),6.62−6.73(2H,m),6.80(1H,s),7.07(1H,d,J=7.7Hz),7.12(1H,d,J=7.7Hz),7.15−7.30(2.5H,m),7.39(0.5H,d,J=8.4Hz),7.42(0.5H,d,J=8.4Hz),7.45−7.51(0.5H,m),7.62−7.74(1H,m),7.94(0.5H,d,J=2.0Hz),7.99(0.5H,d,J=2.0Hz),8.09−8.28(1H,m),8.62(0.5H,s),8.85(0.5H,s),9.40(0.5H,brs),9.62(0.5H,brs),10.21(0.5H,brs),13.85(0.5H,brs)。
実施例2693
4−(2−オキソ−3−{4−[5−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}プロピオニル)ピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステルの製造
4−(2−ヒドロキシ−3−{4−[5−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}プロピオニル)ピペラジン−1−カルボン酸t−ブチルエステル(0.58g,0.94mmol)のジクロロメタン(4ml)溶液に、デス−マーチン試薬(0.8g,1.89mmol)を加え、窒素気流下室温にて4時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に1N水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで、乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=50:1)にて精製して、0.31gの標題化合物を得た。
性状:黄色粉末
H−NMR(CDCl)δppm:
1.41(9H,s),2.99−3.22(4H,m),3.25−3.41(2H,m),3.42−3.60(2H,m),4.04(2H,s),6.97(1H,d,J=8.9Hz),7.10(2H,d,J=8.4Hz),7.27(2H,d,J=8.4Hz),7.73(2H,d,J=8.0Hz),7. 99(2H,d,J=8.0Hz),8.13(1H,d,J=2.8Hz),8.30(1H,dd,J=8.9Hz,2.8Hz),8.45(1H,brs)。
実施例2694
3,4−ジクロロ−N−{3−フルオロ−4−[4−(1−ヒドロキシ−2−モルホリン−4−イルエチル)フェノキシ]フェニル}ベンズアミドの製造
3,4−ジクロロ−N−{3−フルオロ−4−[4−(1−ヒドロキシ−2−モルホリン−4−イルエチル)フェノキシ]フェニル}ベンズアミド(37.4g)をエタノール(700ml)から再結晶することにより34.34gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:175−176℃。
実施例2695
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミドの製造
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド(8.15g)をエタノール(60ml)より再結晶して標題化合物7.78gを得た。
性状:白色粉末
融点:163−166℃。
実施例2696
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド(5.1g,7.7mmol)をアセトン(15ml)から再結晶することにより3.7gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:128−131℃。
実施例2697
N−{6−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
N−{6−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)フェノキシ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミド(108.86g)をエタノール(530ml)から再結晶して96.66gの標題化合物を得た。
性状:白色針状晶
融点:177.6−179.2℃。
実施例2698
N−(6−{4−[4−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルメチル)ピペラジン−1−カルボニル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
4−[5−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]安息香酸(4.30g,10.7mmol)のDMF(150ml)溶液に、氷冷下、1−(2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−6−イルメチル)ピペラジン(2.6g,10.7mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(1.64g,10.7mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.46g,12.8mmol)を加え、氷冷下1時間、室温にて、17時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣を酢酸エチルで再結晶して5.24gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:250.5−252.5℃。
実施例2699
N−(6−{4−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンズアミドの製造
1−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]ベンゾイル}ピペリジン−4−カルボン酸(4.5g,8.8mmol)のDMF(88ml)溶液に、氷冷下、1−ベンジルピペラジン(1.83ml,10.5mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(1.61g,10.5mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(2.02g,10.5mmol)を加え、室温にて1晩攪拌した。反応溶液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をイソプロピルアルコール(700ml)から再結晶して3.2gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:223−225℃。
実施例2700
N−[6−(4−{[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
1−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−{メチル[3−メチル−4−(5−ニトロピリジン−2−イルオキシ)フェニル]アミノ}エタノン(2.85g,6.0mmol)の酢酸エチル(30ml)懸濁液に、窒素雰囲気下5%白金−炭素(0.30g)を加えた後、水素雰囲気下40℃で3時間攪拌した。白金−炭素をセライト濾別し濾液を濃縮した。残渣をTHF(30ml)に溶解し氷冷下、トリエチルアミン(1.26ml,9.1mmol)を加えた後、4−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド(1.16ml,7.8mmol)を滴下した。反応溶液を1晩攪拌後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルにて抽出した。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製後、ジイソプロピルエーテル−アセトン混合溶媒から再結晶して1.37gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:112−113℃。
実施例2701
(4−ベンジルピペラジン−1−イル)(4−{5−[メチル(4−トリフルオロメチルベンジル)アミノ]ピリジン−2−イルオキシ}フェニル)メタノンの製造
(4−ベンジルピペラジン−1−イル){4−[5−(4−トリフルオロメチルベンジルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}メタノン(5.40g,9.88mmol)をメタノール(150ml)に溶解し氷冷下、37%ホルムアルデヒド水溶液(2.8ml)、水素化シアノほう素ナトリウム(1.86g,29.6mmol)及び酢酸(1.7ml)を加え、室温下攪拌した。2時間後溶媒を減圧下留去して得られた残留物に水を加え、飽和重曹水を加えて中和後、クロロホルムで抽出した。有機層を水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール=60:1)で精製後、4M塩化水素の酢酸エチル溶液をpH1になるまで加えた。析出物をエタノール(80ml)より再結晶して標題化合物2.5gを得た。
性状:白色粉末
融点:180−183.5℃。
実施例2702
4−ピペロニルピペラジン−1−カルボン酸4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]ベンジルアミド塩酸塩の製造
4−ピペロニルピペラジン−1−カルボン酸4−(5−アミノピリジン−2−イルオキシ)ベンジルアミド(2.48g,5.4mmol)のTHF(50ml)溶液に氷冷下トリエチルアミン(0.9ml,6.5mmol)及び3,4−ジクロロベンゾイルクロリド(1.13g,5.4mmol)を加え、氷冷下10分間攪拌した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を水及び飽和食塩水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=25:1)で精製して2.97gの白色粉末を得た。これをエタノール(45ml)に溶解し、4M塩化水素の酢酸エチル溶液をpH1になるまで加えた。析出物を濾取し83%エタノール(36ml)より再結晶して標題化合物2.72gを得た。
性状:白色粉末
融点:243.5−246.5℃。
実施例2703
N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドの製造
N−[6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド(1.35g)をエタノール(20ml)から再結晶して1.23gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:156−158℃。
実施例2704
N−(6−{4−[4−(4−ピペロニルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミドの製造
N−(6−{4−[4−(4−ピペロニルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド( 1.95g)をエタノール(35ml)から再結晶して1.70gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:130−133℃。
実施例2705
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド(0.86g,1.30mmol)をアセトン(3ml)、ジエチルエーテル(4ml)及びn−ヘキサン(1ml)の混合溶媒から再結晶することにより0.72gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
融点:154−155℃。
実施例2706
N−(6−{4−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドの製造
N−(6−{4−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド(1.55g)をエタノール(60ml)から再結晶して1.41gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:199−201℃。
実施例2707
N−[6−(4−{4−[2−(4−ベンジルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミドの製造
(1−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゼンスルホニルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]−3−メチルフェニル}ピペリジン−4−イル)酢酸(1.70g,3.1mmol)、1−ベンジルピペラジン(0.71g,4.0mmol)のDMF(40ml)溶液に、氷冷下トリエチルアミン(1.08ml,7.8mmol)及びシアノホスホン酸ジエチル(0.76g,4.3mmol)を加え、氷冷下1時間攪拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=40:1)で精製後、エタノールから再結晶して1.61gの標題化合物を得た。
性状:白色針状晶
融点:151−155℃。
実施例2708
N−[6−(4−{[2−(4−ベンゾチアゾール−6−イルメチルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド・二塩酸塩の製造
({4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}メチルアミノ)酢酸(1.02g,2.3mmol)、1−(ベンゾチアゾール−6−イルメチル)ピペラジン(0.58g,2.5mmol)のDMF(15ml)溶液に、氷冷下トリエチルアミン(0.95ml,6.9mmol)及びシアノホスホン酸ジエチル(0.447ml,2.7mmol)を加え、氷冷下30分間、室温にて、45分間攪拌した。反応液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=30:1)で精製して1.28gの白色粉末を得た。これをエタノール(15ml)に溶解し、4M塩化水素の酢酸エチル溶液をpH1になるまで加えた。析出物を濾取し、85%エタノール(30ml)より再結晶して標題化合物1.06gを得た。
性状:白色粉末
融点:202−223℃。
実施例2709
3,4−ジクロロ−N−{6−[4−({2−[4−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)ピペラジン−1−イル]−2−オキソエチル}メチルアミノ)フェノキシ]ピリジン−3−イル}ベンズアミド・マレイン酸塩の製造
({4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]フェニル}メチルアミノ)酢酸(2.50g,5.6mmol)のDMF(55ml)溶液に、氷冷下、1−(2,3−ジヒドロベンゾ[1,4]ジオキシン−6−イルメチル)ピペラジン(1.7g,7.3mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(0.86g,5.6mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(1.29g,6.7mmol)を加え、氷冷下30分間、室温にて、17時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、酢酸エチル層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をエタノール(30ml)に溶かし、マレイン酸(0.32g,2.7mmol)を加え放置した。析出物を濾取して1.45gの標題化合物を得た。
性状:淡黄色粉末
融点:188−190℃。
実施例2710
N−(6−{4−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミドの製造
N−(6−{4−[4−(4−ベンジルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−イル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンゼンスルホンアミド(0.79g)をエタノール(15ml)から再結晶して0.67gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:185−189℃。
実施例2711
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−ピロール−1−イルベンズアミドの製造
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−ピロール−1−イルベンズアミド(2.49g)をアセトン(20ml)及びジエチルエーテル(30ml)の混合溶媒より再結晶して標題化合物2.26gを得た。
性状:淡黄色粉末
融点:163.1−166.5℃。
実施例2712
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミドの製造
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−フルオロフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホンアミド(8.18g)を酢酸エチル(70ml)及びn−ヘキサン(20ml)の混合溶媒より再結晶して標題化合物6.93gを得た。
性状:白色粉末
融点:177.8−180.1℃。
実施例2713
6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−スルホン酸(4−トリフルオロメチルフェニル)アミドの製造
6−(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−スルホン酸(4−トリフルオロメチルフェニル)アミド(1.50g)をエタノール(20ml)から再結晶して1.40gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:156−160℃。
実施例2714
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド(2.1g,3.2mmol)をアセトン(5ml)に加熱溶解後、ジエチルエーテル(10ml)を加え、再結晶することにより2.0gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:113−116℃。
実施例2715
3,4−ジクロロ−N−{3−フルオロ−4−[4−(1−ヒドロキシ−2−モルホリン−4−イルエチル)フェノキシ]フェニル}ベンズアミドの製造
3,4−ジクロロ−N−{3−フルオロ−4−[4−(1−ヒドロキシ−2−モルホリン−4−イルエチル)フェノキシ]フェニル}ベンズアミド(5g)を酢酸エチル−n−ヘキサンから再結晶することにより4.73gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:169−170℃。
実施例2716
N−(6−{4−[4−(4−ピペロニルピペラジン−1−カルボニル)ピペリジン−1−カルボニル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−3,4−ジクロロベンズアミドの製造
1−{4−[5−(3,4−ジクロロベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イルオキシ]ベンゾイル}ピペリジン−4−カルボン酸(7.96g,15.5mmol)のDMF(160ml)溶液に、氷冷下、1−ピペロニルピペラジン(3.75g,17.6mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(2.85g,18.6mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(3.56g,18.6mmol)を加え、室温にて1晩攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に水及び酢酸エチルを加え激しく攪拌した。析出物を濾取しジクロロメタン−メタノール混合溶媒から再結晶して7.36gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:236−238℃。
実施例2717
N−{6−[(4−{4−[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]ピペリジン−1−イル}フェニル)メチルアミノ]ピリジン−3−イル}−4−トリフルオロメチルベンズアミドの製造
[1−(4−{メチル[5−(4−トリフルオロメチルベンゾイルアミノ)ピリジン−2−イル]アミノ}フェニル)ピペリジン−4−イル]酢酸(0.80g,1.6mmol)のDMF(10ml)溶液に、氷冷下、1−ピペロニルピペラジン(0.41g,1.9mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール・一水和物(0.24g,1.6mmol)及び1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(0.39g,2.0mmol)を加え、室温にて3時間攪拌した。反応溶液を減圧下濃縮した。残渣に飽和重曹水を加え、ジクロロメタンにて抽出し、ジクロロメタン層を飽和重曹水及び飽和食塩水にて洗浄した。ジクロロメタン層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=20:1)で精製後、95%エタノール−ジクロロメタン混合溶媒から再結晶して1.05gの標題化合物を得た。
性状:白色粉末
融点:210−212℃。
製剤例1
実施例319で得られたN−[6−(4−{4−[2−オキソ−2−(ピペロニルピペラジン−1−イル)エチル]ピペリジン−1−イル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド100g、アビセル(商標名、旭化成(株)製)40g、コーンスターチ30g及びステアリン酸マグネシウム2gを混合研磨後、糖衣R10mmのキネで打錠した。得られた錠剤をTC−5(商標名、信越化学工業(株)製、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース)10g、ポリエチレングリコール−6000 3g、ひまし油40g及びエタノール適量からなるフィルムコーティング剤で被膜し、フィルムコーティング錠を製造した。
薬理試験
ヒト肝星細胞株(LI90)を、10%の牛胎児血清を含むDMEM(Dulbecco’s modified eagle medium)で12穴プレートに播種し、COインキュベーター(設定温度:37℃,CO濃度:5%)で24時間培養した。培養した細胞をD−PBS(Dulbecco’s Phosphate Buffered Saline)で洗浄し、0.1%牛胎児血清を含むMEM(Eagle’s minimum essential medium)で、さらに3日間培養した。再び、培養した細胞をD−PBSで洗浄して、供試化合物と共に10pM h−TGF−β1(ヒト−トランスフォーミンググロースファクター−β1)と0.1%牛胎児血清を含むMEMで16時間培養した。次いで、培養した細胞をD−PBSで洗浄し、放射性標識化合物であるH-プロリンと0.25mMのアスコルビン酸を含むMEMで24時間培養し、産生されるコラーゲンをRI(放射性同位体)で標識した。この培養上清から酸可溶性画分を抽出し、放射活性を測定して、得られた測定値をコラーゲン合成活性とした。
供試化合物存在下で培養した上清中の放射活性を、供試化合物非存在下で培養した上清中の放射活性(コントロール)と比較して、コラーゲン合成を50%阻害する濃度[IC50値 (μM)]を求めた。
これらの結果を次表に示す。
Figure 0005089185

Claims (18)

  1. 下記一般式(1)に記載の化合物またはその塩を有効成分として含有するコラーゲン産生抑制剤:
    Figure 0005089185
    [式中、Xは、窒素原子又は基−CH=を示す
    は、水素原子、置換基として低級アルコキシ基を有することのある低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基又はフェニル低級アルキル基を示す。
    Bは、基−CO−又は低級アルキレン基を示す
    は、水素原子、フェニル基、カルボキシ基、水酸基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、フェノキシ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、低級アルキレンジオキシ基、置換基として低級アルキル基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基及びシクロアルキル基なる群から選ばれた基を有することのあるアミノ基、シアノ基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルカノイル基、低級アルキルスルホニル基、アミノスルホニル基、低級アルコキシカルボニル基、低級アルカノイルオキシ基、低級アルコキシカルボニル低級アルキル基或いは窒素原子、酸素原子又は硫黄原子を1〜4個有する5〜6員の飽和又は不飽和複素環基(該複素環上にはオキソ基が置換していてもよい)を示す。
    mは、1〜5の整数を示す。mが2〜5を示す場合、2〜5個のRは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
    は、水素原子、ハロゲン原子又は低級アルキル基を示す
    は、1又は2を示す。
    は、水素原子、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、低級アルコキシカルボニル基、カルボキシ基、基−CONR1112又はシアノ基を示す。
    11及びR12は、同一又は異なって、水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基又はフェニル基を示す。また、R11とR12とは、これらが結合する窒素原子と共に、窒素原子、硫黄原子もしくは酸素原子を介し又は介することなく互いに結合して5〜7員の飽和複素環を形成してもよい
    は、低級アルキレン基、基−N(R17)−B−CO−,基−B19−N(R18)−CO−,基−B−CO−,基−Q−B−CO−、基−B−N(R19)−B−CO−、基−CO−B−、基−CH(OH)−B−、基−CO−B10−CO−、基−CH(OH)−B11−CO−、基−CO−、基−SO−又は基−B23a−CO−CO−を示す。
    17は、水素原子、低級アルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルカルボニル基、置換基としてハロゲン原子を有することある低級アルカノイル基、低級アルケニル基、置換基として低級アルキル基を有することのあるアミノ置換低級アルカノイル基又は低級アルキルスルホニル基を示す。
    は、低級アルキレン基を示す。
    19は、低級アルキレン基を示す。
    18は、水素原子又は低級アルキル基を示す。
    は、低級アルケニレン基又は置換基として水酸基を有することのある低級アルキレン基を示す。
    Qは、酸素原子又は基−S(O)n−(nは前記に同じ)を示す。
    は、低級アルキレン基を示す。
    は、低級アルキレン基を示す。
    19は、水素原子又は低級アルカノイル基を示す。
    は、低級アルキレン基を示す。
    は、低級アルキレン基を示す。
    は、低級アルキレン基を示す。
    10は、低級アルキレン基を示す。
    11は、低級アルキレン基を示す。
    23aは、低級アルキレン基を示す。
    lは、0又は1を示す
    14 とR15とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペリジニル基又はピペラジニル基を形成し、ピペリジニル基又はピペラジニル基に置換している置換基が、フェニル環上に置換基として低級アルカノイル基、置換基として低級アルカノイル基を有することのあるアミノ基、低級アルコキシカルボニル基、シアノ基、ニトロ基、フェニル基、ハロゲン原子、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基、置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、水酸基及び低級アルキレンジオキシ基なる群から選ばれた基が1〜3個置換していてもよいフェニル基を1〜2個有し、低級アルキル基上にピリジル基を有することのあるフェニル置換低級アルキル基を示す。]
  2. 一般式(1)におけるR 14 とR 15 とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペリジニル基を形成し、ピペリジニル基に置換している置換基が請求項1と同じである芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤
  3. 一般式(1)におけるlが1を示し、Tが基−N(R17)−B−CO−(R17及びB請求項1と同じ)を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  4. 一般式(1)におけるlが1を示し、Tが基−B−CO−(B請求項1と同じ)を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  5. 一般式(1)におけるlが1を示し、Tが基−CO−を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  6. 一般式(1)におけるlが0を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  7. 一般式(1)におけるR 14 とR 15 とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペラジニル基を形成し、ピペラジニル基に置換している置換基が請求項1と同じである芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  8. 一般式(1)におけるlが1を示し、Tが基−N(R 17 )−B 3 −CO−(R 17 及びB 3 は請求項1と同じ)を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  9. 一般式(1)におけるlが1を示し、Tが基−B 4 −CO−(B 4 は請求項1に同じ)を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  10. 一般式(1)におけるlが1を示し、Tが基−CO−を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項7に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  11. 一般式(1)におけるlが0を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項7に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  12. 一般式(1)におけるR 14 とR 15 とは、これらが結合する窒素原子と共に、ピペロニル基置換又はベンジル基置換ピペラジニル基を形成する芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項8〜11のいずれかに記載のコラーゲン産生抑制剤。
  13. 一般式(1)におけるR 7 がハロゲン原子又は置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基を示し、mが1又は2を示し、R 8 が水素原子を示し、Bが基−CO−を示し、R 2 が水素原子を示し、X 1 が窒素原子を示し、R 3 が水素原子、低級アルコキシ基、ハロゲン原子又は置換基としてハロゲン原子を有することのある低級アルキル基を示し、Tが基−N(R 17 )−B 3 −CO−、基−B 4 −CO−又は基−CO−を示し、R 17 が水素原子又は低級アルキル基を示し、B 4 が低級アルキレン基を示す芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  14. 一般式(1)で表される芳香族化合物が、
    (1) N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミド、
    (2) N−メチル−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]アセチルアミノ}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−アミン、
    (3) N−(6−{4−[3−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−3−オキソプロピル]フェノキシ}ピリジン−3−イル)−4−トリフルオロメチルベンズアミド、
    (4) N−[4−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}フェノキシ)フェニル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、
    (5) N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]エチルアミノ}−2−メトキシフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、
    (6) N−[6−(4−{[2−(4−ピペロニルピペラジン−1−イル)−2−オキソエチル]メチルアミノ}−2−メチルフェノキシ)ピリジン−3−イル]−4−トリフルオロメチルベンズアミド、
    (7) N−[6−(4−{[4−(4−ピバロイルベンジル)ピペラジン−1−イル]オキソメチル}フェノキシ)ピリジン−3−イル]−3,4−ジクロロベンズアミドからなる群から選ばれた芳香族化合物又はその塩を有効成分として含有する請求項1に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  15. 線維化抑制のために用いられる、請求項1〜14のいずれか一項に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  16. 肺線維症の予防及び/または治療に用いられる、請求項15に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  17. 肝線維症の予防及び/または治療に用いられる、請求項15に記載のコラーゲン産生抑制剤。
  18. 糸球体硬化症の予防及び/または治療に用いられる、請求項15に記載のコラーゲン産生抑制剤。
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