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JP5044999B2 - パーフルオロエラストマー組成物およびパーフルオロゴム成形品 - Google Patents

パーフルオロエラストマー組成物およびパーフルオロゴム成形品 Download PDF

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Description

本発明は、圧縮永久歪み特性に優れたパーフルオロゴム成形品およびその製造に用いるパーフルオロエラストマー組成物に関する。
フッ素ゴムとして、フッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体や四フッ化エチエレン/プロピレン系共重合体、四フッ化エチエレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)系共重合体等が知られている。
なかでも、四フッ化エチエレン/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)系共重合体は、パーフルオロエラストマーと呼ばれ、耐熱性や耐薬品性、さらには耐プラズマ性に著しく優れている。
パーフルオロエラストマーの架橋方法としては、ヨウ素原子、臭素原子等を含有するパーフルオロエラストマーを過酸化物架橋させる方法が知られている(例えば特許文献1を参照)。これらのうち、ヨウ素含有パーフルオロエラストマーは架橋時間が短いことや架橋のために金属酸化物を添加しなくてよいことなどから広く用いられている。
ヨウ素含有パーフルオロエラストマーの製造方法としては、一般式RI(式中、Rは炭素数1〜16の飽和のフルオロ炭化水素基またはクロロフルオロ炭化水素基もしくは炭素数1〜3の炭化水素基である。)で表されるジヨード化合物の存在下に、パーフルオロモノマーを共重合させることで、高分子末端にヨウ素原子を持つパーフルオロエラストマーを製造する方法がある(例えば特許文献1を参照)。しかしながら、該方法で製造したパーフルオロエラストマーは、ヨウ素含有量をゴムとして必要な架橋密度に調整するとヨウ素含有量が多すぎて架橋が急激に進行し、スコーチしやすい。一方、ヨウ素含有量をスコーチしない量まで低下させると架橋密度が低くゴム物性に劣るという問題があった。
また、該方法で製造したパーフルオロエラストマーを架橋させてなるゴム成形品はフッ化ビニリデン/ヘキサフルオロプロピレン系共重合体や四フッ化エチエレン/プロピレン系共重合体などの他のフッ素ゴムの成形品と比較して、引っ張り破断強度が低いという欠点があった。特にパーフルオロエラストマーを半導体製造装置用シール材などに使用する場合には、ゴムを成形する際の配合物を極力少なくしたいという要求がある。たとえば、ゴムの補強剤として広く一般に使用されているカーボンブラックはシール材からの発塵源となることから、配合量を少なくしたいという要求があった。しかしながら、補強剤のカーボンブラックの配合量を減らすとパーフルオロエラストマー成形品の引張強度は著しく低下するという問題が起こりやすい。
このため、高分子末端のヨウ素含有量を低くし、CF=CF−Rf1−X(式中、Rf1は飽和ポリフルオロアルキレン基またはポリフルオロオキシアルキレン基であり、XはIまたはBrである。)で表されるようなヨウ素または臭素含有モノマーを共重合させることで、架橋密度を調整する方法が報告されている(例えば特許文献1、2を参照)。
この方法で架橋密度を上げると、他の重要な物性である引張破断伸びや圧縮永久歪み特性が悪化する場合があった。
混練作業がしやすく、引張強度が十分高く、かつ引張破断伸びや圧縮永久歪み特性に優れるパーフルオロゴム成形品を与える、パーフルオロエラストマー組成物は知られていない。
エラストマーの架橋工程において、架橋反応速度を調整する目的でキノン類やフェノール類をスコーチ遅延剤として添加することが、炭化水素系ゴムやパーフルオロでない含フッ素ゴムでは知られている(例えば特許文献3、4を参照)。
しかし、パーフルオロエラストマーの過酸化物架橋時にスコーチ遅延剤を添加することは知られておらず、また、その効果として、スコーチの防止に加えて、得られる成形品の物性を改良できることは全く知られていない。
このような状況の下、加工性が良好で、かつスコーチしにくく、かつ架橋して得られるパーフルオロゴム成形品が引張強度、引張破断伸び等のゴム物性および圧縮永久歪み特性に優れるパーフルオロエラストマー組成物が求められていた。
特許第3508136号公報 特許第2888972号公報 特開平5−271478号公報 特開平10−101879号公報
本発明の目的は、加工性が良好で、かつスコーチしにくく、かつゴム物性および圧縮永久歪み特性に優れたパーフルオロゴム成形品を与えることができるパーフルオロエラストマー組成物を提供することである。また、本発明の目的は、引張強度、引張破断伸び、および圧縮永久歪み特性に優れたパーフルオロゴム成形品を与えることができるパーフルオロエラストマー組成物、およびその組成物を架橋して得られるパーフルオロゴム成形品を提供することにある。本明細書において、パーフルオロエラストマーに架橋剤等の種々の配合剤を混練したものをパーフルオロエラストマー組成物という。また、該組成物を架橋させて得た成形品をパーフルオロゴム成形品という。
本発明は、(a)パーフルオロエラストマー、(b)有機過酸化物、および(c)スコーチ遅延剤を含有することを特徴とするパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物において、(a)成分100質量部あたり、(b)成分の含有量が0.05〜10質量部であり、(c)成分の含有量が0.01〜5質量部であるパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物において、(a)成分のパーフルオロエラストマーが、四フッ化エチレンに基づく繰り返し単位とCF=CF−O−R(式中、Rはエーテル性の酸素原子を有してもよい炭素原子数1〜20のパーフルオロアルキル基である。)に基づく繰り返し単位を有する共重合体であるパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物において、(a)成分のパーフルオロエラストマーが、ヨウ素原子および/または臭素原子を含むパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物において、(a)成分のパーフルオロエラストマーのムーニー粘度(JIS K6300に準じて、直径38.1mm、厚さ5.54mmの大ローターを用い、100℃で、予熱時間を1分、ローター回転時間を4分に設定して測定されたムーニー粘度)が50〜100であるパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物において、(b)成分の有機過酸化物の1分間半減期温度が150〜250℃であるパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物において、(c)成分のスコーチ遅延剤が、フェノール性水酸基含有化合物類、キノン類およびα−メチルスチレンダイマー類からなる群から選ばれる少なくとも1種であるパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物において、(a)成分のパーフルオロエラストマーが、四フッ化エチレンに基づく繰り返し単位とパーフルオロ(メチルビニルエーテル)に基づく繰り返し単位を有する共重合体であるパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物において、(a)成分のパーフルオロエラストマーが、四フッ化エチレンに基づく繰り返し単位とパーフルオロ(メチルビニルエーテル)に基づく繰り返し単位を有する共重合体であり、(b)成分の有機過酸化物が2,5−ジメチル−2,5(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサンであり、(c)成分のスコーチ遅延剤が、o−フェニルフェノール、ハイドロキノンおよび2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンからなる群から選ばれる少なくとも1種であるパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロエラストマー組成物においてさらに、(d)ステアリン酸ナトリウムを含有するパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、前記(d)成分が、(a)成分100質量部あたり、0.1〜10質量部であるパーフルオロエラストマー組成物を提供する。
また、本発明は、上記記載のパーフルオロエラストマー組成物を熱架橋することにより得られるパーフルオロゴム成形品を提供する。
また、本発明は、上記パーフルオロゴム成形品において、前記パーフルオロエラストマー組成物における(a)成分のパーフルオロエラストマーのムーニー粘度が30以上でありパーフルオロエラストマー組成物を熱架橋させてなるパーフルオロゴム成形品JIS K6251に準じて測定した引張強度が25MPa以上であるパーフルオロゴム成形品を提供する。
本発明のパーフルオロエラストマー組成物は、架橋性に優れ、加工性が良好で、かつスコーチしにくい。また、本発明のパーフルオロゴム成形品は、耐プラズマ性、耐熱性および耐薬品性に優れ、特に圧縮永久歪み特性に優れている。さらに、本発明の特定のパーフルオロゴム成形品は、引張強度、引張破断伸び、および圧縮永久歪み特性に優れている。
本発明のパーフルオロエラストマー組成物に用いるパーフルオロエラストマーとしては、四フッ化エチレン(以下TFEと記す。)に基づく繰り返し単位とCF=CF−O−R(式中、Rはエーテル性の酸素原子を有してもよい炭素原子数1〜20のパーフルオロアルキル基である。)に基づく繰り返し単位を有する共重合体を好ましく用いることができる。CF=CF−O−Rは1種または2種以上を用いることができる。好ましいものは、CF=CF−O−CF、CF=CF−O−CFCF、CF=CF−O−CFCFCF、CF=CF−O−CFCF(CF)OCFCFCF、CF=CF−O−CFCF−O−CFCF等であり、より好ましいものはCF=CF−O−CFである。また、Rの炭素原子数の好ましい範囲は1〜20であり、より好ましい範囲は1〜8である。
該共重合体における共重合比率は、TFEに基づく繰り返し単位/CF=CF−O−Rに基づく繰り返し単位=30〜80/70〜20(モル比)が好ましい。この範囲にあるとゴム物性に優れる。
該パーフルオロエラストマーとしては、実質的に水素原子を含まないものを用いることが好ましいが、連鎖移動剤やコモノマー中に少量の水素原子を含むものを使用して得たパーフルオロエラストマーを用いることもできる。水素原子を含む連鎖移動剤としては、メタン、エタン、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサンなどの鎖状または環状の飽和炭化水素類、メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール類、tert−ドデシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、n−オクタデシルメルカプタンなどのメルカプタン類などを例示できる。連鎖移動剤は、1種または2種以上を用いることができる。
また、水素原子を含むコモノマーとしては、CF=CF−O−CHCF、CF=CF−O−CHCFCFCF、CF=CF−O−CH(CFCFH、CF=CF−O−CFCFCH−I、CF=CF−O−CFCFCH−Br、CF=CF−O−CFCF(CF)−O−CFCFCH−I、CF=CF−O−CFCF(CF)−O−CFCFCH−Brなどを例示できる。水素原子を含むコモノマーは、1種または2種以上を用いることができる。ただし、水素原子の含有量が多くなると耐熱性や耐薬品性などのパーフルオロゴムの性能が悪化するため、本発明に用いるパーフルオロエラストマー中の水素原子は0.5質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましく、0.1質量%以下が特に好ましい。
さらに、本発明に用いるパーフルオロエラストマーはヨウ素および/または臭素含有パーフルオロエラストマーが好ましく、ヨウ素含有パーフルオロエラストマーがより好ましい。該ヨウ素および/または臭素含有パーフルオロエラストマーの例は、特開昭53−125491号公報および特公昭53−4115号公報、特開昭59−20310号公報に記載されている。例えば、TFEとCF=CF−O−Rからなる群から選ばれる1種以上のパーフルオロモノマーに加えて、ヨウ素および/または臭素含有モノマーを用いて重合したり、I−Rf2−I(式中、Rf2はエーテル性の酸素原子を有してもよい炭素数1〜8のパーフルオロアルキレン基である。)で表される化合物の存在下に上記モノマーを共重合させることで得たヨウ素および/または臭素含有パーフルオロエラストマーを用いることができる。
前記ヨウ素および/または臭素含有モノマーとしては、CF=CFBr、CH=CHCFCFBr、CF=CF−O−CFCF−I、CF=CF−O−CFCF−Br、CF=CF−O−CFCFCH−I、CF=CF−O−CFCFCH−Br、CF=CF−O−CFCF(CF)−O−CFCFCH−I、CF=CF−O−CFCF(CF)−O−CFCFCH−Brなどを例示できる。
また、前記I−Rf2−Iの具体例としては、ジヨードジフルオロメタン、1,2−ジヨードパーフルオロエタン、1,3−ジヨードパーフルオロプロパン、1,4−ジヨードパーフルオロブタン、1,5−ジヨードパーフルオロペンタン、1,6−ジヨードパーフルオロヘキサン、1,7−ジヨードパーフルオロヘプタン、1,8−ジヨードパーフルオロオクタン等を挙げることができ、このうち1,4−ジヨードパーフルオロブタン、1,6−ジヨードパーフルオロヘキサンが好ましく、1,4−ジヨードパーフルオロブタンが特に好ましい。
パーフルオロエラストマー中のヨウ素および/または臭素は、高分子末端に結合していることが好ましい。
本発明に用いるパーフルオロエラストマー中のヨウ素含有量は特に限定されないが、0.1〜1.5質量%が好ましく、0.2〜1.0質量%がより好ましく、0.25〜1.0質量%が特に好ましい。この範囲にあると、ゴム物性と圧縮永久歪みに優れた架橋ゴムを与える組成物が得られる。
また、本発明に用いるパーフルオロエラストマーのJIS K6300に準じた100℃でのムーニー粘度は、配合作業を良好にするためには、1〜100が好ましく、5〜50がより好ましく、5〜30がさらに好ましく、5以上20未満が特に好ましい。また、引張強度、引張破断伸び、および圧縮永久歪み特性に優れたものにするためには、そのムーニー粘度は、30以上が好ましく、40〜100がより好ましく、50〜100が特に好ましい。ムーニー粘度は、各種の平均分子量の目安であり、大きいと分子量が高いことを示し、小さいと分子量が低いことを示す。ムーニー粘度が高いと配合作業が困難になる傾向にあるが、この範囲にあると配合が容易でさらに架橋後のゴム物性が良好である。
本発明に用いるパーフルオロエラストマーのガラス転移温度(以下、Tgという。)は、−50〜25℃が好ましく、−50〜0℃がより好ましく、−50〜−3℃が最も好ましい。
本発明に用いる架橋剤である有機過酸化物(b)は特に限定されないが、有機過酸化物の半分量が1分間で分解する温度である1分間半減期温度が150〜250℃の有機過酸化物が好ましく、150〜200℃がより好ましい。具体例としては、ジtert−ブチルパーオキシド、tert−ブチルクミルパーオキシド、ジクミルパーオキシド、α,α−ビス(tert−ブチルパーオキシ)−p−ジイソプロピルベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン−3等のジアルキルパーオキシド類、1,1−ジ(tert−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチルへキサン−2,5−ジヒドロキシパーオキシド、ベンゾイルパーオキシド、tert−ブチルパーオキシベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、tert−ブチルパーオキシマレイン酸、tert−ブチルパーオキシイソプロピルカーボネート等が挙げられる。有機過酸化物(b)は、1種または2種以上を用いることができる。
有機過酸化物(b)の含有量は、パーフルオロエラストマーの100質量部に対して、0.05〜10質量部が好ましく、0.3〜5質量部がより好ましく、0.5〜3質量部が最も好ましい。この範囲にあると、ゴム物性と圧縮永久歪みに優れた架橋ゴムを与える組成物が得られる。
スコーチ遅延剤(c)としては、ビスフェノールA、ビスフェノールAF、フェノール、クレゾール、p−フェニルフェノール、m−フェニルフェノール、o−フェニルフェノール、アリルフェノール、p−ヒドロキシ安息香酸、p−ヒドロキシ安息香酸エチル等のフェノール性水酸基含有化合物類、ハイドロキノン、ヒドロキノンモノエチルエーテル、ハイドロキノンモノメチルエーテルなどのキノン類、2,4−ジ(3−イソプロピルフェニル)−4−メチル−1−ペンテン、2,4−ジ(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−1−ペンテン、2−(3−イソプロピルフェニル)−4−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−1−ペンテン、2−(4−イソプロピルフェニル)−4−(3−イソプロピルフェニル)−4−メチル−1−ペンテン、2,4−ジ(3−メチルフェニル)−4−メチル−1−ペンテン、2,4−ジ(4−メチルフェニル)−4−メチル−1−ペンテン、2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンなどのα−メチルスチレンダイマー類などを例示することができる。
スコーチ遅延剤(c)としては、フェノール性水酸基含有化合物類、キノン類およびα−メチルスチレンダイマー類からなる群から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
スコーチ遅延剤(c)としては、o−フェニルフェノール、ハイドロキノンおよび2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンからなる群から選ばれる少なくとも1種がより好ましい。
スコーチ遅延剤(c)としては、o−フェニルフェノールまたは2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンがさらに好ましく、o−フェニルフェノールが特に好ましい。スコーチ遅延剤(c)は1種または2種以上を用いることができる。
スコーチ遅延剤(c)の含有量は、パーフルオロエラストマーの100質量部に対して、0.05〜3質量部が好ましく、0.05〜1質量部がより好ましい。
本発明のパーフルオロエラストマー組成物を架橋する時に、架橋助剤を含有することが好ましい。架橋助剤を含有すると、架橋効率が高い。架橋助剤の具体例としては、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリメタリルイソシアヌレート、1,3,5−トリアクリロイルヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、トリアリルトリメリテート、m−フェニレンジアミンビスマレイミド、p−キノンジオキシム、p,p’−ジベンゾイルキノンジオキシム、ジプロパルギルテレフタレート、ジアリルフタレート、N,N′,N′′,N′′′−テトラアリルテレフタールアミド、ポリメチルビニルシロキサン、ポリメチルフェニルビニルシロキサン等のビニル基含有シロキサンオリゴマー等が挙げられる。特に、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリメタリルイソシアヌレートが好ましく、トリアリルイソシアヌレートがより好ましい。架橋助剤の含有量は、パーフルオロエラストマー100質量部に対して0.1〜10質量部が好ましく、0.5〜5質量部がより好ましい。この範囲にあると強度と伸びのバランスのとれた架橋物性が得られる。
本発明のパーフルオロエラストマー組成物は(d)ステアリン酸ナトリウムを含有すると、引張り強度、破断伸びなどの優れた物性を保持し、かつ、圧縮永久歪みを極めて低くすることができる。(d)成分であるステアリン酸ナトリウムの含有量は、パーフルオロエラストマーの100質量部に対して、0.1〜10質量部が好ましく、0.1〜5質量部がより好ましく、0.1〜3質量部がもっとも好ましい。
さらに、本発明のパーフルオロエラストマー組成物を架橋させるときに、必要に応じて金属酸化物を含有させてもよい。特にパーフルオロエラストマーが臭素含有パーフルオロエラストマーの場合には金属酸化物を含有させることで、架橋反応を速やかにかつ確実に進行させることができる。金属酸化物の具体例としては、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化鉛等の2価金属の酸化物が好ましい。金属酸化物の含有量は、パーフルオロエラストマーの100質量部に対して0.1〜10質量部が好ましく、0.5〜5質量部がより好ましい。この範囲にあるとゴム物性と圧縮永久歪み特性に優れる架橋ゴム成形品が得られる。
さらに、本発明のパーフルオロエラストマー組成物を架橋させる際には、着色させるための顔料、充填剤、補強剤などを含有させてもよい。通常よく用いられる顔料、充填剤または補強剤としては、カーボンブラック、酸化チタン、二酸化珪素、クレー、タルク、ポリ四フッ化エチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、ポリクロロトリフルオロエチレン、四フッ化エチレン/エチレン共重合体、四フッ化エチレン/プロピレン共重合体、四フッ化エチレン/フッ化ビニリデン共重合体等が挙げられる。顔料の含有量は、パーフルオロエラストマー100質量部に対して0.1〜50質量部が好ましい。充填剤の含有量は、パーフルオロエラストマー100質量部に対して1〜100質量部が好ましい。補強剤の含有量は、パーフルオロエラストマー100質量部に対して1〜100質量部が好ましい。
本発明のパーフルオロエラストマー組成物は、上記各成分を混合することにより得られる。混合方法は、種々の混合方法が適用できるが、2本ロールやニーダー、バンバリーミキサーなどで混練すればよい。混練する際に発熱が激しい場合は、ロール等の混練機を冷却することが好ましい。混練温度は、60℃以下が好ましく、50℃以下がより好ましい。また、混練温度の下限値は、特に制限ないが、通常は20℃以上である。
本発明のパーフルオロゴム成形品は、(a)パーフルオロエラストマーと(b)有機過酸化物と(c)スコーチ遅延剤とを必須成分とするパーフルオロエラストマー組成物を架橋及び成形させることにより得られる。
また、本発明のパーフルオロゴム成形品は、(a)ムーニー粘度30以上のパーフルオロエラストマー、(b)有機過酸化物及び(c)スコーチ遅延剤を必須成分とし含有するパーフルオロエラストマー組成物を熱架橋させることにより得られ、JIS K6251に準じて測定した引張強度が25MPa以上、好ましくは27MPa以上にすることができる
成形は、架橋と同時に行ってもよいし、架橋の前に行ってもよい。成形方法は、特に制限されるものではなく、例えば、加圧成形、圧縮成形、押出し成形、射出成形など種々の成形方法が挙げられる。
架橋反応は、150〜300℃で行なうことが好ましい。この温度範囲で架橋させるとゴム物性と圧縮永久歪み特性に優れるパーフルオロゴム成形品が得られる。架橋反応は、通常、比較的低温での一次架橋反応と、比較的高温での二次架橋反応を組合せて行なわれる。
一次架橋反応温度は、通常150〜200℃が好ましい。二次架橋反応温度は、通常200〜300℃が好ましく、220〜290℃がより好ましく、230〜280℃が特に好ましい。架橋時間は、適宜選定すればよい。一次架橋反応と二次架橋反応の組合せの具体例としては、例えば、150〜200℃の熱プレスで3〜60分間一次架橋を実施し、200〜300℃のオーブン内で1〜24時間の二次架橋を行うことが好ましい。
以下に実施例をあげて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
ムーニー粘度および物性の測定は下記の方法を用いた。
[ムーニー粘度]JIS K6300に準じて、直径38.1mm、厚さ5.54mmの大ローターを用い、100℃で、予熱時間を1分、ローター回転時間を4分に設定して測定された粘度を示す。値が大きい程、間接的に高分子量であることを示す。
[物性の測定]厚さ2mmの架橋ゴムシートを3号ダンベルで打ち抜き試料を作成し、JIS K6251に準じて引張強さおよび破断伸びを測定した。また、JIS K6253に準じて硬度を測定した。
[圧縮永久歪み]JIS K6301に準じて測定した。
[スコーチ性の評価]Alpha Technologies社製ゴムプロセス試験機RPA2000を用いて、177℃で12分間、角度3°で架橋試験を行なった際のt90(架橋試験中示す最大トルクの90%に達するまでの時間)を測定し、スコーチ性を評価した。t90が1分未満ならスコーチ発生、1分以上ならスコーチ発生なしとした。t90が小さいとゴム組成物をプレス機の金型にセットしてから架橋が始まるまでの時間が短く、加工時の操作性に劣る。
[実施例1]
1,4−ジヨード−パーフルオロブタンの存在下、TFEとパーフルオロ(メチルビニルエーテル)(以下、PMVEという。)を乳化重合により共重合させて得たTFEに基づく繰り返し単位/PMVEに基づく繰り返し単位=65/35(モル比)であるパーフルオロエラストマー(ムーニー粘度19.9、Tg=−5.0℃、ヨウ素含有量=0.52質量%)の100質量部、補強剤としてカーボンブラックの20質量部、架橋助剤としてトリアリルイソシアヌレート(以下TAICと記す。)の3質量部、有機過酸化物として2,5−ジメチル−2,5(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン(日本油脂社製、商品名「パーヘキサ25B」)の1質量部、スコーチ遅延剤としてo−フェニルフェノールの0.3質量部を2本ロールで混練し、合計124.3質量部のパーフルオロエラストマー組成物を得た。該組成物のスコーチ性を評価した。また、このパーフルオロエラストマー組成物を170℃で20分間熱プレスにより一次架橋させ、さらに250℃で4時間二次架橋させ、厚さ2mmの架橋ゴムシートを得た。このゴムシートの物性および圧縮永久歪み測定を行った。結果を表1に示す。
[実施例2]
実施例1で得たパーフルオロエラストマー組成物を170℃で20分間熱プレスにより一次架橋させ、200℃で4時間二次架橋させ、厚さ2mmの架橋ゴムシートを得た。このゴムシートの物性および圧縮永久歪み測定を行った。結果を表1に示す。
[実施例3]
スコーチ遅延剤としてハイドロキノンの0.5質量部を用いる以外は、実施例1と同様にしてパーフルオロエラストマー組成物を得た。該組成物のスコーチ性を評価した。また、該組成物から実施例1と同様にして厚さ2mmの架橋ゴムシートを得た。このゴムシートの物性および圧縮永久歪み測定を行った。結果を表1に示す。
[実施例4]
スコーチ遅延剤として2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン(日本油脂社製、商品名「ノフマーMSD」)の0.15質量部を用いる以外は、実施例1と同様にしてパーフルオロエラストマー組成物を得た。該組成物のスコーチ性を評価した。また、該組成物から実施例1と同様にして厚さ2mmの架橋ゴムシートを得た。このゴムシートの物性および圧縮永久歪み測定を行った。結果を表1に示す。
[実施例5]
1,4−ジヨード−パーフルオロブタンの存在下、TFEとパーフルオロ(メチルビニルエーテル)(以下、PMVEという。)を乳化重合により共重合させて得たTFEに基づく繰り返し単位/PMVEに基づく繰り返し単位=65/35(モル比)であるパーフルオロエラストマー(ムーニー粘度59.3、Tg=−5.0℃、ヨウ素含有量=0.36質量%)の100質量部、補強剤としてカーボンブラックの20質量部、架橋助剤としてトリアリルイソシアヌレート(以下TAICと記す。)の3質量部、有機過酸化物として2,5−ジメチル−2,5(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン(日本油脂社製、商品名「パーヘキサ25B」)の1質量部、スコーチ遅延剤としてo−フェニルフェノールの0.2質量部を2本ロールで混練し、合計124.2質量部のパーフルオロエラストマー組成物を得た。このパーフルオロエラストマー組成物を170℃で20分間熱プレスにより一次架橋させ、さらに250℃で4時間二次架橋させ、厚さ2mmの架橋ゴムシートを得た。このゴムシートの物性および圧縮永久歪み測定を行った。結果を表1に示す。
実施例1〜5で得た架橋パーフルオロゴムは、耐プラズマ性、耐薬品性、耐熱性に優れていた。
[実施例6]
1,4−ジヨード−パーフルオロブタンの存在下、TFEとパーフルオロ(メチルビニルエーテル)(以下、PMVEという。)を乳化重合により共重合させて得たTFEに基づく繰り返し単位/PMVEに基づく繰り返し単位=65/35(モル比)であるパーフルオロエラストマー(ムーニー粘度19.9、Tg=−5.0℃、ヨウ素含有量=0.52質量%)の100質量部、補強剤としてカーボンブラックの20質量部、架橋助剤としてトリアリルイソシアヌレート(以下TAICと記す。)の3質量部、有機過酸化物として2,5−ジメチル−2,5(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサン(日本油脂社製、商品名「パーヘキサ25B」)の1質量部、スコーチ遅延剤としてo−フェニルフェノールの0.3質量部、ステアリン酸ナトリウムの1質量部を2本ロールで混練し、合計125.3質量部のパーフルオロエラストマー組成物を得た。該組成物のスコーチ性を評価した。また、このパーフルオロエラストマー組成物を170℃で20分間熱プレスにより一次架橋させ、さらに250℃で4時間二次架橋させ、厚さ2mmの架橋ゴムシートを得た。このゴムシートの物性および圧縮永久歪み測定を行った。結果を表1に示す。
[比較例1]
スコーチ遅延剤を使用しないこと以外は、実施例1と同様にしてパーフルオロエラストマー組成物を得た。該組成物のスコーチ性を評価した。また、該組成物から実施例1と同様にして厚さ2mmの架橋ゴムシートを得た。このゴムシートの物性および圧縮永久歪み測定を行った。結果を表1に示す。
Figure 0005044999
本発明のパーフルオロエラストマー組成物およびパーフルオロゴム成形品は、Oリング、シート、ガスケット、オイルシール、ダイヤフラム、V−リングに用いられる。また、半導体装置用シール材、耐薬品性シール材、塗料、電線被覆材等の用途に適用できる。

Claims (13)

  1. (a)パーフルオロエラストマー、(b)有機過酸化物、および(c)スコーチ遅延剤を含有するパーフルオロエラストマー組成物。
  2. (a)成分100質量部あたり(b)成分の含有量が0.05〜10質量部であり、(c)成分の含有量が0.01〜5質量部である請求項1に記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  3. (a)成分のパーフルオロエラストマーが、四フッ化エチレンに基づく繰り返し単位とCF=CF−O−R(式中、Rはエーテル性の酸素原子を有してもよい炭素原子数1〜20のパーフルオロアルキル基である。)に基づく繰り返し単位を有する共重合体である請求項1または2に記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  4. (a)成分のパーフルオロエラストマーが、ヨウ素原子および/または臭素原子を含む請求項1〜3のいずれかに記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  5. (a)成分のパーフルオロエラストマーのムーニー粘度(JIS K6300に準じて、直径38.1mm、厚さ5.54mmの大ローターを用い、100℃で、予熱時間を1分、ローター回転時間を4分に設定して測定されたムーニー粘度)が50〜100である請求項1〜4のいずれかに記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  6. (b)成分の有機過酸化物の1分間半減期温度が150〜250℃である請求項1〜5のいずれかに記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  7. (c)成分のスコーチ遅延剤が、フェノール性水酸基含有化合物類、キノン類およびα−メチルスチレンダイマー類からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜6のいずれかに記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  8. (a)成分のパーフルオロエラストマーが、四フッ化エチレンに基づく繰り返し単位とパーフルオロ(メチルビニルエーテル)に基づく繰り返し単位を有する共重合体である請求項1〜7のいずれかに記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  9. (a)成分のパーフルオロエラストマーが、四フッ化エチレンに基づく繰り返し単位とパーフルオロ(メチルビニルエーテル)に基づく繰り返し単位を有する共重合体であり、(b)成分の有機過酸化物が2,5−ジメチル−2,5(tert−ブチルパーオキシ)ヘキサンであり、(c)成分のスコーチ遅延剤が、o−フェニルフェノール、ハイドロキノンおよび2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテンからなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜8のいずれかに記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  10. さらに、(d)ステアリン酸ナトリウムを、含有する請求項1〜9のいずれかに記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  11. 前記(d)成分の含有量が、(a)成分100質量部あたり、0.1〜10質量部である請求項10に記載のパーフルオロエラストマー組成物。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載のパーフルオロエラストマー組成物を熱架橋することにより得られるパーフルオロゴム成形品。
  13. 前記パーフルオロエラストマー組成物における(a)成分のパーフルオロエラストマーのムーニー粘度が30以上であり、該パーフルオロエラストマー組成物を熱架橋させてなるパーフルオロゴム成形品のJIS K6251に準じて測定した引張強度が25MPa以上である請求項12に記載のパーフルオロゴム成形品。
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