JP4949799B2 - 作業支援装置および方法 - Google Patents
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Description
図1(a)は作業対象物(以下、ワークと呼ぶ)1およびこのワーク1の目標位置に設けられたガイド2を含む作業環境をZ軸方向からカメラで捉えたモニタ画面上の画像を示す図である。
作業者は、先ず、ワーク1の姿勢を修正する。この場合、ロボットを遠隔操作し、ワーク1を支点PMを中心として、ガイドラインL1の位置まで回転させる。ワーク1をガイドラインL1の位置まで回転させると、ガイドラインL1と支点PMが消える(図1(b))。このガイドラインL1と支点PMの消失により、作業者は、ワーク1のZ軸回りの姿勢の修正が完了したことを知る。作業者は、この姿勢の修正作業中、ワーク1のZ軸回りの回転だけが許可され、他の方向への動きが拘束されているので、簡単かつ短時間にワーク1をガイドラインL1の位置に合わせることができる。
ガイドラインL1と支点PMが消失すると、モニタ画面には、図1(c)に示すように、ワーク1の現在の拘束状態を示す指標として2本のガイドラインL2が表示される。この場合、ワーク1は、ガイドラインL2に沿う方向への動きだけが許可される。作業者は、ロボットを遠隔操作し、ガイドラインL2に沿ってワーク1を目標位置(X−Y平面内の目標位置)へ移動させる(図1(d))。ワーク1が目標位置に達すると、ガイドラインL2が消える(図1(e))。このガイドラインL2の消失により、作業者は、ワーク1のX軸方向およびY軸方向への位置決め作業が完了し、ワーク1がX−Y平面内の目標位置に達したことを知る。
作業者は、ワーク1をX−Y平面内の目標位置に位置させた後、ワーク1をZ軸方向へ移動させる。この場合、モニタ画面に、作業環境をX軸方向からカメラで捉えた画像を表示させる。この画像には、図2(a)に示すように、拘束状態を示す指標として2本のガイドラインL3が表示される。作業者は、ロボットを遠隔操作し、ガイドラインL3に沿ってワーク1を目標位置(Y−Z平面内の目標位置)へ移動させる(図2(b))。ワーク1が目標位置に達すると、ガイドラインL3が消える(図2(c))。このガイドラインL3の消失により、作業者は、ワーク1のZ軸方向への位置決め作業が完了し、ワーク1がY−Z平面内の目標位置に達したことを知る。
図8は本発明に係る作業支援装置の一実施の形態を用いた遠隔操作型システムのシステム構成図である。同図において、4はロボット、5はロボット4に指令を与えるための操縦デバイス、6は作業モニタ、7はロボット4と操縦デバイス5および作業モニタ6との間に設けられた処理装置、8はワーク1が載置されたトレイ、9はワーク1の組み付け位置に設けられた組立治具(ステージ)である。ステージ9にはガイド2が設けられている。
先ず、作業支援機能の初期設定として、実画像とモデルとの位置合わせを行う。処理装置7のメモリには、トレイ8の配置状態を示すトレイモデルとステージ9の配置状態を示すステージモデルが事前に作成され、作業環境のモデルとして記憶されている。
作業者は、このようにして実画像とモデルとの位置合わせを終えた後、トレイ8に載置されたワーク1のステージ9への位置決め作業を開始する。なお、この実施の形態では、説明を簡単とするために、ワーク1はZ軸回りの姿勢にのみ傾きが生じており、他の方向には傾きは生じていないものとする。
作業者は、このモニタ画面を見ながら、ロボット4を遠隔操作し、ハンド45でワーク1を持ち上げ、支点PMを中心としてワーク1を回転させる(ステップ207:図16(b))。この回転によって、ワーク1の実画像に対して表示されている強調ライン1aがガイドラインL1に一致すると、ガイドラインL1が消える(図16(c))。これにより、作業者に、ワーク1のZ軸回りの姿勢の修正が完了したことが知らされる。
ガイドラインL1が消えると(ステップ208のYES)、処理装置7は、ワーク1の目標位置(X−Y平面内の目標位置)と現在の位置とからワーク1の移動方向および移動量を算出し、ワーク1の実画像に対してXY軸方向移動用のガイド壁S2を表示する(図16(c):ステップ209)。また、ハンド45によるワーク1のガイド壁S2で囲まれた範囲の動きだけを許可し、他の方向への動きを全て拘束する(ステップ210(図11))。
ガイド壁S2が消えると(ステップ212のYES)、処理装置7は、モニタ画面に表示する画像をカメラ46からカメラ10へ切り替える(ステップ213)。そして、ワーク1の目標位置(Y−Z平面内の目標位置)と現在の位置とからワーク1の移動方向および移動量を算出し、ワーク1の実画像に対してZ軸方向移動用のガイド壁S3を表示する(図17(a):ステップ214)。また、ハンド45によるワーク1のガイド壁S3で囲まれた範囲の動きだけを許可し、他の方向への動きを全て拘束する(ステップ215)。
ワーク1のガイド壁S3に沿っての移動中、ワーク1がガイド2に当たり、ワーク1を目標位置まで移動させることができないことがある。この場合、処理装置7は、力センサ44からの検出信号によりハンド45に加わる力を察知し、この力の方向および大きさを示す矢印YF(力ベクトル)をワーク1の実画像に対して表示する(図17(c))。
処理装置7は、ガイド壁S3が消えると(ステップ219(図12)のYES)、ワーク1からハンド45を離す(ステップ220)。そして、モニタ画面に表示する画像をカメラ10からカメラ46へ切り替える(ステップ221)。これにより、モニタ画面には、図18に示すように、ワーク1の実画像に対して、ハンド45を操作することが可能な範囲を示す指標として模範軌道SMが表示される(ステップ222)。
遠隔操作型のロボットを用いた作業では、コンピュータ制御技術によりロボットに対して様々な運動特性を持たせることができる。それにより、例えば、作業に適した座標系や運動特性をロボットに設定して、人間の作業を効果的に支援することが可能となる。このコンピュータ制御技術では、運動や力の空間を制御によって歪めて作業支援を行うものであるため、現在どのような支援特性が機能しているかを視覚的にも操作者に直感的に伝える必要がある。
Claims (8)
- 遠隔操作型の機構を利用して作業対象物の位置及び姿勢を目標位置及び目標姿勢へ一致させる位置決め作業を支援する作業支援装置において、
前記作業対象物の実画像をモニタ画面上に表示する実画像表示手段と、
前記作業対象物の前記目標姿勢と現在の姿勢とから演算された前記作業対象物の姿勢の修正方向あるいは前記作業対象物の前記目標位置と現在の位置とから演算された前記作業対象物の前記目標位置への移動方向から前記機構による前記作業対象物の少なくとも一方向への動きを拘束する拘束手段と、
前記モニタ画面上に表示された前記作業対象物の実画像に対してその作業対象物の現在の拘束状態を示す指標を前記モニタ画面に表示する拘束状態表示手段と
を備えることを特徴とする作業支援装置。 - 請求項1に記載された作業支援装置において、
前記拘束状態表示手段は、前記指標として前記作業対象物を動かすことが可能な方向を示すラインを表示する
ことを特徴とする作業支援装置。 - 請求項1に記載された作業支援装置において、
前記拘束状態表示手段は、前記指標として前記作業対象物を動かすことが可能な範囲を囲む壁を表示する
ことを特徴とする作業支援装置。 - 請求項1に記載された作業支援装置において、
前記拘束状態表示手段は、前記指標として前記機構を操作することが可能な範囲を塗り潰した軌道を表示する
ことを特徴とする作業支援装置。 - 遠隔操作型の機構を利用して作業対象物の位置及び姿勢を目標位置及び目標姿勢へ一致させる位置決め作業を支援する作業支援方法において、
前記作業対象物の実画像を前記モニタ画面上に表示する第1ステップと、
前記作業対象物の前記目標姿勢と現在の姿勢とから演算された前記作業対象物の姿勢の修正方向あるいは前記作業対象物の前記目標位置と現在の位置とから演算された前記作業対象物の前記目標位置への移動方向から前記機構による前記機構による前記作業対象物の少なくとも一方向への動きを拘束する第2ステップと、
前記モニタ画面上に表示された前記作業対象物の実画像に対してその作業対象物の現在の拘束状態を示す指標を前記モニタ画面に表示する第3ステップと
を備えることを特徴とする作業支援方法。 - 請求項5に記載された作業支援方法において、
前記第3ステップは、前記指標として前記作業対象物の操作可能な方向を示すラインを表示する
ことを特徴とする作業支援方法。 - 請求項5に記載された作業支援方法において、
前記第3ステップは、前記指標として前記作業対象物を動かすことが可能な範囲を囲む壁を表示する
ことを特徴とする作業支援方法。 - 請求項5に記載された作業支援方法において、
前記第3ステップは、前記指標として前記機構を操作することが可能な範囲を塗り潰した軌道を表示する
ことを特徴とする作業支援方法。
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