JP4837575B2 - 潤滑剤塗布装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
潤滑剤塗布装置は、画像形成装置のクリーニングプロセス、例えば、像転写後の感光体表面に残留したトナーをクリーニングブラシ又はクリーニングブレードで掻き取る工程で生じる諸問題を解消するために用いられる。感光体や中間転写ベルトの寿命は、主にクリーニングブラシ又はクリーニングブレードとの機械的摺擦による摩耗の程度によって決定されるので、感光体及び中間転写ベルト表面に潤滑剤を塗布することにより、その表面の摩擦係数を小さくして摩耗を抑制し、これによって、その長寿命化が図られている。
ところで、近年、重合法によって調製された球形化トナーが好適に用いられるようになったが、球形化トナーは粒径分布が揃っており、かつ、小粒径化も効率良く行えることから、画質を向上させる効果を発現する一方、感光体上からの残留トナーの除去、即ち、クリーニングが難しくなるという問題がある。このような観点からも、潤滑剤塗布装置よって感光体表面に潤滑剤を塗布し、これによって感光体のクリーニング性を向上させる技術は、今後、更に重要になると考えられる。
また、特許文献7には、潤滑剤を無駄なく有効利用し、その適用を像担持体に塗布することができる画像形成装置を提供することを目的として開発された装置であって、トナー像を担持する像担持体と、この像担持体の表面に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置とを有する画像形成装置において、前記潤滑剤塗布装置は、潤滑剤がローラ状に成形され、回転されるよう設けられた潤滑剤ローラよりなる潤滑剤供給部と、この潤滑剤供給部より供給された潤滑剤を前記像担持体の表面に塗布する回転可能な潤滑剤塗布部材とによって構成された画像形成装置が開示されている。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記摩擦抵抗低減部材は、前記潤滑剤保持部材の長手方向の両端部近傍が対向する前記潤滑剤ホルダの内壁面に配置されていることを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記摩擦抵抗低減部材は、前記潤滑剤ホルダにおける前記固形潤滑剤と前記潤滑剤塗布手段との当接部よりも、前記潤滑剤塗布手段の回転方向下流側内壁面に設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記摩擦抵抗低減部材は、前記潤滑剤ホルダにおける前記固形潤滑剤と前記潤滑剤塗布手段との当接部よりも、前記潤滑剤塗布手段の回転方向下流側内壁面と同じ高さに設けられていることを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記潤滑剤塗布手段は、回動するブラシローラであることを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記摩擦抵抗低減部材は、前記固形潤滑剤の摺動方向に直交する断面図上少なくとも一つの折り曲げ部を有し、断面鉤型を呈していることを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記摩擦抵抗低減部材は、前記固形潤滑剤の摺動方向に直交する断面図上、前記折り曲げ部で直交する2辺を有し、1辺が前記潤滑剤ホルダの前記潤滑剤の摺動方向に直交する断面図上の短辺と略等しいことを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記摩擦抵抗低減部材の前記1辺の端部を前記潤滑剤ホルダの内側角部に当接させ、この角部に当接する前記端部を支点として回転させ、前記摩擦抵抗低減部材の前記1辺を潤滑剤ホルダの前記内側幅を規定する辺に当接させることによって前記摩擦抵抗低減部材が前記潤滑剤ホルダの内壁面端部に装着されていることを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記摩擦抵抗低減部材の前記潤滑剤ホルダの内壁面との当接部に接着剤層を設け、前記摩擦抵抗低減部材を前記潤滑剤ホルダの内壁面に貼着させたことを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記シート状金属は、ステンレス板であることを特徴とする。
また、本発明に係る潤滑剤塗布装置は、さらに、前記押圧手段は、一対のカム部材と、このカム部材間に架設され、前記カム部材相互の間隔を狭くする方向に付勢するバネ部材とを有し、前記カム部材を前記潤滑剤ホルダの底部に対して次第に起立させ、このカム部材の端部を前記潤滑剤ホルダの底面に押し付け、その反力によって前記固形潤滑剤を前記潤滑剤塗布手段に押圧するものであることを特徴とする。
また、本発明に係る画像形成装置は、像担持体と、この像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、前記像担持体の表面に画像情報に基づいて露光して静電潜像を形成する露光手段と、前記像担持体表面の静電潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段と、前記像担持体と接触しつつ移動する中間転写体を介して又は直接に、前記可視像を記録媒体上に転写させる転写手段と、転写後の前記像担持体表面に残留したトナーを回収するクリーニング手段と、を備えた画像形成装置において、前記画像形成装置は、上述したいずれか一つの潤滑剤塗布装置又は上記プロセスカートリッジを備えていることを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係る潤滑剤塗布装置を備えたプロセスカートリッジを示す断面図である。図1において、このプロセスカートリッジ100は、感光体10と、この感光体10に付設された潤滑剤塗布装置20の外、クリーニング装置30、帯電装置40及び現像装置50を備えている。クリーニング装置30には、感光体10の表面に当接するクリーニングブレード31が設けられている。クリーニングブレード31は、感光体表面に残留するトナー等を清掃、回収する。潤滑剤塗布装置20は、固形潤滑剤21と、この固形潤滑剤21を支持する潤滑剤保持部材24と、固形潤滑剤21と感光体10との両方に接触して回転する潤滑剤塗布ブラシローラ22と、潤滑剤塗布ブレード23とから主として構成されている。潤滑剤塗布ブラシローラ22は固形潤滑剤21から削り取った粉末状の潤滑剤を感光体10の表面に塗布する。潤滑剤塗布ブレード23は、感光体10の表面に塗布された潤滑剤を均してその厚さを均一にする。
帯電装置40は、感光体10に当接するように配置された帯電ローラ41と、この帯電ローラ41に当接して回転する帯電ローラクリーナ42とから主として構成されている。帯電ローラ41は、感光体10の表面を一様に帯電させるものであり、帯電ローラクリーナ42は、帯電ローラ41の表面を清掃する。
現像装置50は、感光体10の表面に現像剤としてのトナーを供給して静電潜像を可視像化する現像ローラ51と、現像剤収容部に収容された現像剤を攪拌する混合ローラ52、攪拌、混合された現像剤を現像ローラ51に供給する供給ローラ53とから主として構成されている。
図3は、図1の要部拡大図であり、潤滑剤塗布装置の拡大断面図である。図3において、この潤滑剤塗布装置20は、固形潤滑剤21と、この固形潤滑剤21を支持する潤滑剤保持部材24を有し、固形潤滑剤21を潤滑剤保持部材24ごと収容する潤滑剤ホルダ25が設けられている。潤滑剤保持部材24と潤滑剤ホルダ25の底部との間には、所定間隔を置いて一対のカム状の羽根部材(以下、カム部材ともいう)26が設けられており、このカム部材26相互間に、例えばつるまきバネからなるバネ部材(図示省略)が架設されている。このバネ部材による、カム部材26相互間の間隔を狭くするように作用する復元力によってカム部材26を次第に起立させ、これによって潤滑剤ホルダ25の底部を押圧し、その反力を利用して潤滑剤保持部材24に支持された固形潤滑剤21が常時、潤滑剤塗布ブラシローラ22に所定の当接圧で当接するように構成されている。図3において、潤滑剤ホルダ25の潤滑剤塗布ブラシローラ22の回転方向下流側の内壁面27に沿って摩擦抵抗低減部材13が配置されている。摩擦抵抗低減部材13については後述する。
次に、図6及び図7を用いて本発明の特徴部分を詳細に説明する。図6は、本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの枠体の一端を示す拡大図、図7は、本発明の実施形態に係るプロセスカートリッジの枠体の一端であって図6に対向する端部を示す拡大図である。
また、図7において、プロセスカートリッジの枠体11の潤滑剤ホルダ25の図6に対向する一端部の図示省略した潤滑剤保持部材の端部近傍に対向する部分及び端部に対向する部分に、摩擦抵抗低減部材が装着される。即ち、潤滑剤ホルダ25の図6に対向する端部の短辺と、この短辺に連なる潤滑剤塗布ブラシローラの下流側内壁面27の一部分が摩擦抵抗低減部材としてのSUS板13で覆われる。
従って、本実施形態においては、潤滑剤保持部材24と潤滑剤ホルダ25との摺接面に摩擦抵抗低減部材としてSUS板13を介在させる。ここで、摩擦抵抗低減部材とは、潤滑剤保持部材24と潤滑剤ホルダ25の内壁面との摺接面に介在され、摺接時の摩擦抵抗を、ポリアセタール樹脂同志を摺接させた際の摩擦係数よりも小さくする部材をいう。本実施形態において、潤滑剤保持部材24と潤滑剤ホルダ25の内壁面との摩擦係数が0.15以下となるような摩擦係数低減部材を介在させることが好ましい。
図8は、SUS板13を示す説明図であって、図8(a)は、斜視図、図8(b)は、上方向から見た平面図である。図8(a)において、SUS板13は折り曲げ部13aを有しており、この折り曲げ部13aにおいて二つの面が連結している。即ち、図8(b)において、折り曲げ部13aにおいて、長辺側部分13cと短辺側部分13bとが直角に交叉している。長辺側部分13cの平面図上の長さは、潤滑剤ホルダ25の短辺、換言すれば潤滑剤ホルダ25の摺動方向の幅と寸法とほぼ同じ長さを有しており、例えば8mmである。これによって、SUS板13を、ほとんど隙間のない潤滑剤ホルダ25に容易に挿入することができ、潤滑剤21を摺動が妨害されることがなく設置することができる。
一方、短辺側部分13bの平面図上の長さは、潤滑剤ホルダ25の下流側内壁面27の端部を覆う幅に相当し、この幅は、例えば3〜15mm、好ましくは8〜12mmである。SUS板13が潤滑剤ホルダの下流側内壁面27端部を覆う幅が3mm未満であると、摩擦抵抗低減効果が不充分であり、15mmを超えても摩擦抵抗低減効果に大差がない。なお、折り曲げ部13aを有することにより、SUS板13の機械的強度が向上する。
SUS板13の端部切断部における、いわゆるバリ面(BS面)は、潤滑剤ホルダ25の内壁面に対向する側、即ち、図8(b)における接着剤層13e側となるようにする。これによって、バリに起因して潤滑剤保持部材24の摺動が妨害されることがなくなる。なお、バリ面が潤滑剤保持部材24との摺接面側となるように配置した場合は、樹脂からなる潤滑剤保持部材24がSUS板13と摺動する際、前記バリが潤滑剤保持部材24の側面に突き刺さるようになり、円滑な摺動が妨げられる。
図10において、SUS板13の装着は、先ず、図9に示した装着冶具90の粘着性弾性層92をSUS板13の折り曲げ部13aに隣接する長辺部分13cの内壁面に貼着させ、長辺部分13cの端部13dを潤滑剤ホルダ25の内側端部の角部25aに当接させる(図10(a))。
次に、装着冶具90を図10中、左方向に移動させてSUS板13を、潤滑剤ホルダ25の角部25aに当接した長辺部分13cの端部13dを回転の中心として図中左向きに回転させ(図10(b))、長辺部分13cを潤滑剤ホルダ25の端部短辺25bに当接させ、接着剤層13eによって貼着させる(図10c)。このとき、粘着性弾性層92には、図中左方向への押圧力だけでなく、上方向に膨らむように変形して上方向に押圧する力が作用する。従って、SUS板13の長辺部分13c及び短辺部分13bがそれぞれ潤滑剤ホルダ25の所定位置に当接し、接着剤層13eによって貼着される。
図11は、本発明に係るプロセスカートリッジが組みこまれた画像形成装置の概略構成図である。図11において、この画像形成装置200は、フルカラー画像を形成する画像形成装置であって、読み取り部110、画像形成部120、給紙部130とから主として構成されている。
中間転写ベルト122は、各像担持体である感光体10の上方に配置され、この中間転写ベルト122の下側の走行辺が各感光体10の周面に当接している。中間転写ベルト122は、各感光体10の表面にそれぞれ形成された互いに異なる色のトナー像が重ねて転写される転写材として機能する。中間転写ベルト122を挟んで、感光体10と対向する位置に、一次転写ローラ125が配置されている。各感光体10上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト122に転写する構成は、トナー像の色が異なるだけで、各プロセスカートリッジにおいて実質的に全て同一である。プロセスカートリッジ列の下方には、帯電された像担持面に例えば画像情報に基づいてレーザ光を照射して静電潜像を形成する光書き込み装置60が配置されている。また、給紙部130には、記録媒体としての転写紙を収容した給紙カセットが設けられており、この給紙カセットは、所定のタイミングで中間転写ベルト122と、これに対向配置された二次転写ローラ123との間のニップ部に転写紙を給送する。
次いで、一次転写ローラ125に転写電圧を印加して感光体10上の各トナー像を、回転する中間転写ベルト122上に一次転写させ、合成画像としてのカラー画像を形成する
。中間転写ベルト122上に一次転写されたカラー画像を、給紙部130の給紙カセットから所定のタイミングで払い出され、中間転写ベルト122と二次転写ローラ123との間に給送した記録紙に二次転写する。カラー画像が二次転写された記録紙を後流の定着装置126に送り、ここで記録紙上のカラー画像を熱と圧力の作用によって記録紙に定着させる。次いで、カラー画像を定着させた記録紙を、排紙ローラ対によって、画像形成装置本体200の上部の排紙部に排出する。
一方、トナー像転写後の感光体10上に付着する転写残トナーを、図1に示したクリーニング装置30のクリーニングブレード31によって回収、除去する。
感光体10の表面に塗布された潤滑剤は、後流の潤滑剤塗布ブレード23によって均され、その厚さが均一化される。潤滑剤が塗布された感光体10は、帯電装置40の帯電ローラ41によって所定の極性に一様に帯電され、以下、同様の操作を繰り返して画像形成工程が繰り返される。
本実施形態によれば、SUS板13を潤滑剤ホルダ25の下流側内壁面27の上端部を超えて潤滑剤塗布ブラシローラ22の近傍まで延設させたことにより、固形潤滑剤21の塗布ブラシローラ22の回転方向への倒れ現象を確実に防止して固形潤滑剤21の偏り変形を防止し、潤滑剤を最後まで有効利用することができる。なお、本実施形態では、潤滑剤保持部材24の潤滑剤ホルダ25の内壁面に対する傾斜角度を、例えば3度以内に抑えることができる。
更に、摩擦抵抗低減部材としてシート状のSUS板13を用いたことにより、強度を確保できるうえ、摩擦抵抗低減部材の設置スペースが特に必要とならず、既製のプロセスカートリッジの枠体に簡単に装着して潤滑剤保持部材の摺動性を向上させることができる。
更にまた、SUS板13のバリ面を潤滑剤ホルダ25の内壁面に対向させたことにより、バリ部分が潤滑剤保持部材24の摺接面に突き刺さる等の不都合を回避して良好な摺動性を確保することができる。
更にまた、本実施形態によれば、SUS板13に折り曲げ部13aを設けたことにより、SUS板13の機械的強度をより向上させることができる。折り曲げ部は、1ヶ所に限らず、2ヶ所又はそれ以上であってもよいが、製造工程が煩雑にならず、且つSUS板13の強度を高められる範囲にとどめる必要がある。例えば、折り曲げ部13aの外、長辺部分13cの端部13d部分を折り曲げることによって長辺部分12cの機械的強度を高めることができる。
また、本実施形態によれば、潤滑剤塗布装置20をプロセスカートリッジに組みこんだことにより、固形潤滑剤21をはじめとする各構成部材のメンテナンス及び交換が容易となる。
また、このようなプロセスカートリッジを画像形成装置に組みこむことによって、感光体10表面への潤滑剤の塗布量が安定し、隣接する帯電装置等の汚染を防止できると共に、フィルミング現象をなくして高品質の画像を長期間安定に形成することができる。
本実施形態において、潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛(ZnSt)が好適に使用されるが、ステアリン酸カルシウム(CaSt)を使用することもできる。また、潤滑剤塗布手段としてブラシローラ22を使用したが、ブラシローラの外、スポンジローラ、植毛ローラ等を使用してもよい。
本実施形態において、SUS板13のバリ面を潤滑剤ホルダの内壁面側となるようにしたが、SUS板13の端部、特に、潤滑剤塗布ブラシローラ22に近接する端部を潤滑剤ホルダ25の内壁面側に折り曲げて、バリが潤滑剤保持部材24との摺接面に張り出さないようにしてもよい。これによって、バリ面を潤滑剤ホルダ25の内壁面側に配置した場合と同様の効果が得られる。この場合、折り曲げ部形状をヘミング曲げとすることができる。ヘミング曲げとすることにより、SUS板13の端部強度がより向上する。
本実施形態において、摩擦抵抗低減部材であるSUS板13をプロセスカートリッジの枠体11の潤滑剤ホルダ25の端部に装着する際、装着冶具90を用いることが好ましい。装着冶具90を用いることにより、個人差がなくなり、初心者であっても容易に装着できるようになる。
11 枠体
12 側板
13 摩擦抵抗低減部材(SUS板)
13a 折り曲げ部
13b 短辺部分
13c 長辺部分
13d 端部
13e 接着剤層
20 潤滑剤塗布装置
21 固形潤滑剤
22 潤滑剤塗布ブラシローラ
23 潤滑剤塗布ブレード
24 潤滑剤保持部材
25 潤滑剤ホルダ
25a 角部
25b 短辺
26 カム部材
27 下流側内壁面
28 上流側内壁面
30 クリーニング装置
31 クリーニングブレード
40 帯電装置
41 帯電ローラ
42 帯電ローラクリーナ
50 現像装置
51 現像ローラ
52 混合ローラ
53 供給ローラ
60 光書き込み装置
90 装着冶具
91 ブロック本体
92 粘着性弾性層
100 プロセスカートリッジ
110 読み取り部
120 画像形成部
121 プロセスカートリッジ
122 中間転写ベルト
123 二次転写ローラ
124 トナーボトル
125 一次転写ローラ
126 定着装置
130 給紙部
200 画像形成装置
Claims (14)
- 固形潤滑剤と、
前記固形潤滑剤を支持する潤滑剤保持部材と、
前記固形潤滑剤と前記潤滑剤保持部材とを収容する潤滑剤ホルダと、
前記固形潤滑剤を被塗布対象物に塗布する潤滑剤塗布手段と、
前記潤滑剤保持部材と前記潤滑剤ホルダとの間に前記潤滑剤保持部材を押圧する押圧手段と、を備える潤滑剤塗布装置において、
前記潤滑剤ホルダと前記潤滑剤保持部材との摺接面に、シート状金属からなる摩擦抵抗低減部材を介在させた
ことを特徴とする潤滑剤塗布装置。 - 前記摩擦抵抗低減部材は、前記潤滑剤保持部材の長手方向の両端部近傍が対向する前記潤滑剤ホルダの内壁面に配置されている
ことを特徴とする請求項1に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記摩擦抵抗低減部材は、前記潤滑剤ホルダにおける前記固形潤滑剤と前記潤滑剤塗布手段との当接部よりも、前記潤滑剤塗布手段の回転方向下流側内壁面に設けられている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記摩擦抵抗低減部材は、前記潤滑剤ホルダにおける前記固形潤滑剤と前記潤滑剤塗布手段との当接部よりも、前記潤滑剤塗布手段の回転方向下流側内壁面と同じ高さに設けられている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記潤滑剤塗布手段は、回動するブラシローラである
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記シート状金属のバリ面は、前記潤滑剤ホルダの内壁面に対向している
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記摩擦抵抗低減部材は、前記固形潤滑剤の摺動方向に直交する断面図上少なくとも一つの折り曲げ部を有し、断面鉤型を呈している
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記摩擦抵抗低減部材は、前記固形潤滑剤の摺動方向に直交する断面図上、前記折り曲げ部で直交する2辺を有し、1辺が前記潤滑剤ホルダの前記潤滑剤の摺動方向に直交する断面図上の短辺と略等しい
ことを特徴とする請求項7に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記摩擦抵抗低減部材の前記1辺の端部を前記潤滑剤ホルダの内側角部に当接させ、この角部に当接する前記端部を支点として回転させ、前記摩擦抵抗低減部材の前記1辺を潤滑剤ホルダの前記内側幅を規定する辺に当接させることによって前記摩擦抵抗低減部材が前記潤滑剤ホルダの内壁面端部に装着されている
ことを特徴とする請求項8に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記摩擦抵抗低減部材の前記潤滑剤ホルダの内壁面との当接部に接着剤層を設け、前記摩擦抵抗低減部材を前記潤滑剤ホルダの内壁面に貼着させた
ことを特徴とする請求項9に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記シート状金属は、ステンレス板である
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。 - 前記押圧手段は、一対のカム部材と、このカム部材間に架設され、前記カム部材相互の間隔を狭くする方向に付勢するバネ部材とを有し、前記カム部材を前記潤滑剤ホルダの底部に対して次第に起立させ、このカム部材の端部を前記潤滑剤ホルダの底面に押し付け、その反力によって前記固形潤滑剤を前記潤滑剤塗布手段に押圧するものである
ことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置。 - 静電潜像の担持面を有する像担持体と、
帯電手段、現像手段及びクリーニング手段の中から選択された少なくとも一つのプロセス手段を一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に形成されたプロセスカートリッジにおいて、
前記プロセスカートリッジは、請求項1〜12のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置を備えている
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 像担持体と、
この像担持体の表面を帯電させる帯電手段と、
前記像担持体の表面に画像情報に基づいて露光して静電潜像を形成する露光手段と、
前記像担持体表面の静電潜像にトナーを供給して可視像化する現像手段と、
前記像担持体と接触しつつ移動する中間転写体を介して又は直接に、前記可視像を記録媒体上に転写させる転写手段と、
転写後の前記像担持体表面に残留したトナーを回収するクリーニング手段と、を備えた画像形成装置において、
前記画像形成装置は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の潤滑剤塗布装置又は請求項13に記載のプロセスカートリッジを備えている
ことを特徴とする画像形成装置。
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